JP2005354478A - 動き検出装置および動き検出方法、画像処理装置 - Google Patents

動き検出装置および動き検出方法、画像処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 動き探索範囲を制御する際に、動きベクトルの発生頻度が最も高い範囲を選び出して動き探索範囲とすると、動きの大きい動画像について大きな動きを持つ部分の動き検出が不十分である。
【解決手段】 動きベクトル検出手段101は所定の処理単位で動きベクトルを検出する。動きベクトル計数手段102により動きベクトル数をカウントする。探索範囲決定手段103は動きベクトル数の分布に応じて、動きベクトル検出手段101における動き探索範囲を決定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像通信、画像記録等に利用される画像のデジタル圧縮符号化技術に関し、特に、予測符号化処理のために動画像の動きを検出する動き検出技術に関する。
近年、広帯域の通信手段や、大容量の記録メディアが普及するにつれ、動画像データの利用が盛んになっている。通信手段の広帯域化や記録メディアの大容量化が進んでいるものの、動画像データはデータ量が膨大なため、動画像データを利用するためには、例えば符号化によるデータ量の圧縮が必要不可欠である。
動画像の符号化方式としては、国際標準であるMPEG−2やMPEG−4などが知られている。これらの符号化方式では、動画像データの1フレームを符号化するに当たり、予測のために、時間的に前後するフレームを参照し、参照フレームとの差分(以下、「予測誤差」と称する。)を用いることにより情報量を少なくし、圧縮効率を上げる予測符号化方式が用いられている。
このような予測符号化方式においては、予測誤差が小さいほど符号化効率が向上する。したがって、予測誤差が小さくなるようにフレーム間の動きを検出するのが好ましい。
一般的な動き検出処理の概要について図5を参照しつつ説明を行う。図5(A)において、符号500は動き検出処理の対象となる処理フレーム、符号501は処理フレームを分割した処理単位(以下、「ブロック」と称する。)である。図5(B)において、符号502は処理フレーム500よりも時間的に前又は後に存在する予測のための参照フレームであり、符号503はフレーム502に設定された所定のサイズを有する動き探索範囲であり、符号504は動き検出処理によって決められた予測ブロックである。動き検出処理では、ブロック501に対応させて参照フレーム502内に動き探索範囲503を設定し、動き探索範囲503中の所定位置での予測誤差を計算する。このようにして計算した予測誤差が小さくなる位置のブロックを予測ブロック504として決定する。予測ブロック504とブロック501(図5(B)では破線で示されている。)との位置の変化量を矢印で示す動きベクトルにより表す。
この際、動き探索範囲503を狭く設定することにより予測誤差を計算する位置の数が少なくなるため動きベクトルを算出するための演算量も少なくなる。しかしながら、動きベクトルの大きさが制限されるため実際の動きの大きさに対して予測効率の良い動きベクトルを検出することできず、十分な予測誤差が得られない。
一方、動き探索範囲503を広く設定することにより、実際の動きにあった動きベクトルを算出しやすくなるが、その分だけ動きベクトルを算出するための演算量が多くなる。このように、予測効率の良い動きベクトルを検出するためには、動き探索範囲を適切に設定する必要がある。例えば、下記特許文献1に記載の技術は、ブロック毎に決定された動きベクトルの大きさ(ベクトル長)の分布から、最も動きベクトルが集中するベクトル長の範囲を計測するものである。その計測結果から、動きベクトルの発生頻度が最も高い範囲を選び出し、動き探索範囲を制御することにより予測効率を上げている。
特開2003−219428号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、動画像におけるフレーム間の動きが大きい画像に関しては十分な動き検出が行われず、かえって予測効率を悪くするという問題点がある。すなわち、動画像におけるフレーム間の動きが大きく、設定した動き探索範囲を超えるような動き量が含まれる場合には、動きベクトルの大きさは動き探索範囲で制限されるために、動画像の動きに十分見合った動きベクトルを検出することができない。この点について図6を参照しつつ説明する。図6は、動きベクトルの分布の一例を示す図であり、例として水平方向のベクトル長の分布を示したものである。図6に示す例では、80≦|MV|<96のベクトル数の割合が相対的に大きくなっており、この範囲を超える動きベクトルが存在することを示唆している。このような場合に予測効率を上げるためには、動き探索範囲を広くする必要がある。上記特許文献1に記載の技術を用いると、動きベクトルの集中する範囲(例えば、16≦|MV|<32及び32≦|MV|<48)に合わせて動き探索範囲を変更するために、本来大きな動きを持つ80≦|MV|<96の部分の動きベクトルの検出処理が十分でなく、かえって予測率を悪くしてしまう場合がありうる。本発明は、予測符号化における符号化効率をさらに向上させることを目的とする。
本発明に係る動き検出装置は、動画像の動きに応じて適応的に動き探索範囲を調整することを特徴とする。これにより予測符号化における符号化効率を向上させることができる。
本発明に係る動き検出装置は、動画像のフレームを所定の処理単位に分割し、時間的に前のフレーム又は後のフレームの少なくともいずれか一方からの動きを示す動きベクトルを前記処理単位ごとに検出する動きベクトル検出手段と、前記動きベクトルをその大きさによりN個(ここでNは自然数である)のグループに分類し、各グループの動きベクトル数を数える動きベクトル計数手段と、前記動きベクトル数の分布に応じて、前記動きベクトル検出手段における動き探索範囲を決定する探索範囲決定手段とを備えることを特徴とする。本発明によれば、動きベクトル数の分布に基づいて動き探索範囲を決定するため、動きの変化への追従性が良く、例えば動きが大きく変化することがあるケースにも対応可能である。加えて、無駄な処理をなくすことができるため処理効率も良くなる。
前記探索範囲決定手段は、前記N個のグループのうち動きベクトルの大きさが最大のグループに含まれる動きベクトル数に応じて、動き探索範囲を決定することもできるし、動きベクトルの大きさが最大のグループのベクトル数が所定の閾値よりも大きい場合に、動き探索範囲が広くなるように決定することもできる。また、動きベクトルの大きさが最大のグループのベクトル数が所定の閾値よりも小さい場合に、動き探索範囲が狭くなるように決定することも可能であり、前記N個のグループそれぞれに含まれる動きベクト数の分布に応じて、動き探索範囲を決定することも、前記N個のグループのうち、動きベクトルの大きさが最大のグループのベクトル数が、動きベクトルの大きさが所定サイズだけ小さいグループのベクトル数よりも多い場合に、動き探索範囲を広くなるように決定することを特徴とする。
また前記探索範囲決定手段は、前記N個のグループのうち、動きベクトルの大きさが最大のグループから動きベクトルの大きさが小さくなる順にベクトル数の和を算出する手段を備え、前記ベクトル数の和が所定の閾値を越えない範囲で動き探索範囲を狭くするようにすることも可能である。それぞれ、処理対象の特徴に応じて、追従性の良い、かつ、効率の良い処理方法を選択すれば良い。
また、動画像のフレームを所定の処理単位に分割し、時間的に前又は後の少なくともいずれかのフレームからの動きを示す動きベクトルを前記処理単位毎に検出する動きベクトル検出手段と、該動きベクトル検出手段により検出された前記動画像の動きに応じて動き探索範囲を演算し決定する探索範囲決定手段とを備えることを特徴とする動き検出装置が提供される。これにより予測符号化における符号化効率を向上させることができる。
また、本発明に係る動き検出方法は、動画像のフレームを所定の処理単位に分割し、時間的に前および後のフレームからの動きを示す動きベクトルを前記処理単位ごとに検出する動きベクトル検出ステップと、前記動きベクトルをその大きさによりN個(ここでNは自然数である)のグループに分類し、各グループの動きベクトル数を数える動きベクトル計数ステップと、前記動きベクトル数の分布に応じて、前記動きベクトル検出ステップにおける動き探索範囲を決定する探索範囲決定ステップとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、動き検出処理によって検出された動きベクトルの大きさに関する分布をとって分析することにより、動画像の動きに対して適応的に動き探索範囲を設定するので、フレーム間の予測効率を向上させることができ、予測符号化における符号化効率を向上させることができる。従って、動きの激しい動画像に関しても適切な画像処理を行うことができるという利点がある。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。適宜、図5(A)、(B)を参照しつつ説明を行う。図1は、本発明の実施の形態による動き検出装置の一構成例を示すブロック図である。図1に示すように、動き検出装置100は、動きベクトル検出手段101と、動きベクトル計数手段102と、探索範囲決定手段103と、を含んで構成される。
動きベクトル検出手段101は、動き探索範囲のサイズをパラメータとして持ち、動き検出処理の対象となる処理フレーム500と予測のための参照フレーム520との少なくとも2つのフレームにおける信号を入力とし、パラメータにより予め決められた動き探索範囲503からフレーム間の動きベクトル(図5)を検出する。動きベクトル計数手段102は、動きベクトル検出手段101により検出された動きベクトルをその大きさに基づいてグループ分けを行い、グループ分けされた動きベクトルのグループ毎に、そのグループに含まれる動きベクトルの数をカウントする。探索範囲決定手段103は、動きベクトル計数手段102によってカウントされた動きベクトル数に応じて、次の動き検出処理で用いるのに適した動き探索範囲を演算により決定し、決定された動き探索範囲を動きベクトル検出手段101に対して出力し、動きベクトル検出手段101に設定する。
以下においては、図1に示す動き検出装置100の動作について図面を参照しつつ説明を行う。図2は、動き検出装置100により1フレームの動き検出処理を行う際の処理の流れを示すフローチャート図である。図2に示すように、まず、ステップST200において、動き検出装置100内の動きベクトル検出手段101が、1ブロックの動き検出処理を行なう。動きベクトル検出手段101は図示しないメモリに格納されている処理フレームのデータのうち、動き検出処理の対象となるブロックデータを読み込み、次いでメモリに格納されている参照フレームのデータのうち、動き探索範囲の画素データを読み込む。これらのデータに基づいて動きベクトルを決定する。動きベクトルの決定法としては、動き探索範囲中の全部の位置について予測誤差を計算する全探索法など、従来から提案されている様々な手法を用いることが可能であり、動きベクトルの決定法については限定されるものではない。
ステップST201において、動きベクトル計数手段102が、動きベクトルの大きさに関してグループ分けする場合のグループ数の基準となる所定サイズS単位でN個のグループに分類し、入力された動きベクトルの大きさに応じて、その動きベクトルが含まれるグループn(ここでnは1からNまでの整数であり、動きベクトルの小さいグループから動きベクトルの大きい順に向けてnが1からNまで変化する。)のベクトル数C(n)をカウントする。ここで動きベクトルの大きさとは、いわゆるベクトル長のみを指すのではなく、水平成分又は垂直成分の大きさ成分も含まれる。例えば、水平方向の動き探索範囲が−96〜+95画素の場合では、所定サイズSを16とすると、グループ1(0〜15と−16〜−1)からグループ6(80〜95と−96〜−81)までの6つのグループに分割されるため、Nは6となる。動きベクトル計数手段102は、入力された動きベクトルの総数Tもカウントする。
ステップST202において、全てのブロックについて動き検出処理を行ったか否かを判定する。全てのブロックについて動き検出済みである場合には処理をステップST203に進める。動き検出を行っていないブロックが存在する場合には、ステップST200に戻る。
ステップST203においては、動きベクトル計数手段102が、各グループのベクトル数C(n)を動きベクトルの総数Tで除算し、グループnに属する動きベクトル数の全体数に対する比率R(n)を算出する。R(1)からR(N)までを算出するとステップST204に進む。
ステップST204において、探索範囲決定手段103により次のフレームの動き検出に用いる動き探索範囲が決定される。ここで探索範囲決定手段103は、動きベクトル計数手段102により計測された比率R(1)からR(N)に基づいて以下のように動き探索範囲を決定する。
2つの閾値T1、T2と、動きベクトルの大きさが最大であるグループにおける比率R(N)とを比較する。その結果、次のように動き探索範囲を決定する。
a.R(N)<T1のとき、動き探索範囲を例えば所定サイズSだけ狭くする。
b.R(N)>T2のとき、動き探索範囲を例えば所定サイズSだけ広くする。
c.上記aおよびb以外のとき、動き探索範囲は変更しない。
ここで、閾値T1およびT2は、例えばT1=0.01、T2=0.05というように、予め定められた定数であってもよい。または、T1=1/(10×N)、T2=1/(2×N)というように、グループ数Nの値に応じて変化する変数であってもよい。グループ数Nが大きいほど、あるグループに属する動きベクトル数が減りしきい値も小さい値にする必要があるからである。さらに動き探索範囲の決定の仕方としては、所定サイズSと無関係に任意の値を設定してもよいし、任意の値ではなく狭い範囲・中程度の範囲・広い範囲などのように予め定められた動き探索範囲の選択肢の中から適した範囲を選択するようにしてもよい。
動きベクトルの大きさ分布が変化する様子を図3および図4を参照しつつ説明する。図3及び図4は、動きベクトルの水平成分の大きさが分布する様子を示す図である。
図3(A)は、R(N)<T1の場合を示している(N=6)。N=6におけるRがT1よりも小さいことがわかる。このとき動き探索範囲を所定サイズSだけ狭くしたときの分布は図3(B)のようになる。動き探索範囲を所定サイズSだけ狭くするのでNの値は例えば6から5となるが、図3(B)に示すように、各グループの割合は若干増えるものの、その量は微小であるため、全体的な予測効率にはあまり影響を及ぼさずに動き検出処理における演算量を減らすことができるという利点がある。
図4は、R(N)>T2の場合を示している(N=6)。N=6におけるRがT2よりも大きいことがわかる。このとき、動き探索範囲を所定サイズSだけ広くしたときの分布は図4(B)のようになる。この場合には、動き探索範囲を所定サイズSだけ広くするのでNの値は6から7となる。図4(B)に示すように、動き探索範囲よりも大きいにもかかわらず、動き探索範囲のサイズによって制限されていたR(6)の動きベクトルが、本来の動きに合致した大きさを有するR(7)として検出される。従って、動画像のうち特に動きの大きいシーンの予測効率を向上することができるという利点がある。
探索範囲決定手段103は、このようにして決定した動き探索範囲を動きベクトル検出手段101に設定する。動きベクトル検出手段101は次のフレームを処理する際に、設定された動き探索範囲を使用する。
次に、本発明の第2の実施の形態による動き検出技術について説明する。本実施の形態による動き検出技術は、動き検索範囲を広くしたり狭くしたりする際の処理が、第1の実施の形態と異なる。
本実施の形態による動き検出技術においては、動き探索範囲を狭くする際には、以下のようにする。すなわち、R(N)<T1のとき、さらに、R(N)+R(N−1)とT1との大小を比較する。R(N)+R(N−1)<T1である場合には、さらにR(N)+R(N−1)+R(N−2)をT1と比較する。これらの処理を繰り返し実行し、R(N)からR(N−k)までのk+1グループの比率がT1以上となった場合に比較処理を終了し、動き探索範囲を所定サイズSのk倍だけ狭くする。
動き探索範囲を広くする際には、以下のようにする。すなわちR(N)とR(N−1)との大小を比較する。一般に、動き探索範囲が十分に広い場合には、動きベクトル数の分布は図 3(A)に示したようになる。一方、動き探索範囲の広さが不十分な場合には、動きベクトル数の分布は図4(B)に示したようになる。図 3(A)と図 4(B)とを比較すると、動き探索範囲が十分に広い場合にはR(N−1)>R(N)の関係が成り立ち、動き探索範囲の広さが不十分な場合にはR(N−1)≦R(N)となっていることがわかる。このことから、R(N−1)とR(N)との大きさを比較し、R(N−1)≦R(N)である場合に動き探索範囲を広くするようにしても同様の効果が得られる。
次に、本発明の第3の実施の形態による動き検出技術について説明を行う。本発明の第1の実施の形態による動き検出技術は、処理単位毎に1本の動きベクトルを検出する処理を行うものである。これに対して、本実施の形態による動き検出技術においては、処理単位毎に複数本の動きベクトルを検出する処理を行うことを特徴とする。この場合には、複数本の動きベクトルのそれぞれについて分布を計測しても良いし、複数本の動きベクトルのうちの1本の動きベクトルのみを計測の対象としてもよい。本実施の形態による動き検出技術においては、処理単位毎に複数本の動きベクトルを検出する処理を行うため、動きベクトルの検出処理が簡単化されるという利点がある。
次に、本発明の第4の実施の形態による動き検出技術について説明を行う。上記の実施の形態では、正負の区別をなく動きベクトルの大きさのみを考慮していた。本実施の形態による動き検出技術においては、正と負とを区別して動きベクトルの向きを考慮し、正と負とで別々に動きベクトル数をカウントする処理を行う。例えば、水平方向の動き探索範囲が−96〜+95画素の場合では、所定サイズSを8の2倍の16とするとNは6の2倍の12となる。このようにすると、動き探索範囲を変更する際に、上下左右のそれぞれの方向において、別々に広さを設定することが可能となる。動画像における動き(被写体の動きやカメラの動き)は、その動きが完結するまでは1つの方向性を持っている。例えばカメラがパンしている場合には、動画像全体が1つの動きを持っている。このような場合には、動画像の動きに応じて、動きのある方向の探索範囲を広くし、その反対方向の探索範囲を狭くすることで、より効率的に動き検出を行うことができる。したがって、動画像の動きに適応して探索範囲を設定することができ、フレーム間の予測効率をさらに向上することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の動き検出装置および動き検出方法は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更を加えうることは勿論である。
本発明の動き検出装置は、動画処理を行う画像処理回路又は画像処理装置に適用可能である。また、画像処理技術を用いた画像再生装置又は画像記録装置にも応用することができる。
本発明の実施の形態による動き検出装置の一構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態による動き検出装置における処理の流れを示すフローチャート図である。 図3(A)及び(B)は、動きベクトルの水平成分の大きさの分布を示す図である。図3(A)はR(N)<T1の場合を示している(N=6)。図3(B)は、動き探索範囲を所定サイズSだけ狭くしたときの分布を示す図である。 図4(A)は、R(N)>T2の場合を示す図である(N=6)。図4(B9は、動き探索範囲を所定サイズSだけ広くしたときの分布を示す図である。 図5(A)、(B)は、一般的な動き検出処理の概要を示す図である。 動きベクトル数の分布の例を示す図である。
符号の説明
100…動き検出装置、101…動きベクトル検出手段、102…動きベクトル計数手段、103…探索範囲決定手段。

Claims (16)

  1. 動画像のフレームを所定の処理単位に分割し、時間的に前又は後の少なくともいずれかのフレームからの動きを示す動きベクトルを前記処理単位毎に検出する動きベクトル検出手段と、
    前記動きベクトルを、該動きベクトルの大きさを基準にN個(ここでNは自然数である)のグループに分類し、分類された各グループの動きベクトルの数を数える動きベクトル計数手段と、
    該動きベクトル計数手段により分類されたグループ毎の前記動きベクトル数の分布に応じて、前記動きベクトル検出手段における動き探索範囲を決定する探索範囲決定手段と
    を備えることを特徴とする動き検出装置。
  2. 前記探索範囲決定手段は、前記N個のグループのうち動きベクトルの大きさが最大のグループに含まれる動きベクトル数に応じて、前記動き探索範囲を決定することを特徴とする請求項1に記載の動き検出装置。
  3. 前記探索範囲決定手段は、動きベクトルの大きさが最大のグループのベクトル数が所定の閾値よりも大きい場合に、前記動き探索範囲が広くなる方向に前記動き探索範囲を変更することを特徴とする請求項2に記載の動き検出装置。
  4. 前記探索範囲決定手段は、動きベクトルの大きさが最大のグループのベクトル数が所定の閾値よりも小さい場合に、前記動き探索範囲が狭くなる方向に前記動き探索範囲を変更することを特徴とする請求項2又は3に記載の動き検出装置。
  5. 前記探索範囲決定手段は、前記N個のグループのそれぞれに含まれる動きベクト数の分布に応じて、前記動き探索範囲を決定することを特徴とする請求項1に記載の動き検出装置。
  6. 前記探索範囲決定手段は、前記N個のグループのうち、動きベクトルの大きさが最大のグループのベクトル数が、動きベクトルの大きさが所定サイズだけ小さいグループのベクトル数よりも多い場合に、前記動き探索範囲を広くなる方向に変更することを特徴とする請求項5に記載の動き検出装置。
  7. 前記探索範囲決定手段は、前記N個のグループのうち、動きベクトルの大きさが最大のグループから動きベクトルの大きさが小さくなる順にベクトル数の和を算出し、該ベクトル数の和が所定の閾値を越えない範囲で前記動き探索範囲を狭くすることを特徴とする請求項5に記載の動き検出装置。
  8. 動画像のフレームを所定の処理単位に分割し、時間的に前又は後の少なくともいずれかのフレームからの動きを示す動きベクトルを前記処理単位毎に検出する動きベクトル検出手段と、
    該動きベクトル検出手段により検出された前記動画像の動きに応じて動き探索範囲を演算し決定する探索範囲決定手段とを備えることを特徴とする動き検出装置。
  9. 請求項1から8までのいずれか1項に記載の動き検出装置を備える画像処理装置。
  10. 動画像のフレームを所定の処理単位に分割し、時間的に前又は後の少なくともいずれかのフレームからの動きを示す動きベクトルを前記処理単位毎に検出する動きベクトル検出ステップと、
    前記動きベクトルを該動きベクトルの大きさを基準にN個(ここでNは自然数である)のグループに分類し、分類された各グループの動きベクトルの数を数える動きベクトル計数ステップと、
    該動きベクトル計数ステップにより分類されたグループ毎の前記動きベクトル数の分布に応じて、前記動きベクトル検出ステップにおける動き探索範囲を決定する探索範囲決定ステップとを備えることを特徴とする動き検出方法。
  11. 前記探索範囲決定ステップは、前記N個のグループのうち動きベクトルの大きさが最大のグループに含まれる動きベクトル数に応じて、前記動き探索範囲を決定することを特徴とする請求項10に記載の動き検出方法。
  12. 前記探索範囲決定ステップは、動きベクトルの大きさが最大のグループのベクトル数が所定の閾値よりも大きい場合に、前記動き探索範囲が広くなる方向に変更することを特徴とする請求項10に記載の動き検出方法。
  13. 前記探索範囲決定ステップは、動きベクトルの大きさが最大のグループのベクトル数が所定の閾値よりも小さい場合に、前記動き探索範囲が狭くなる方向に変更することを特徴とする請求項10に記載の動き検出方法。
  14. 前記探索範囲決定ステップは、前記N個のグループのそれぞれに含まれる動きベクト数の分布に応じて、前記動き探索範囲を決定することを特徴とする請求項10に記載の動き検出方法。
  15. 前記探索範囲決定ステップは、前記N個のグループのうち、動きベクトルの大きさが最大のグループのベクトル数が、動きベクトルの大きさが所定サイズだけ小さいグループのベクトル数よりも多い場合に、前記動き探索範囲を広くなるように決定することを特徴とする請求項10に記載の動き検出方法。
  16. 前記探索範囲決定ステップは、前記N個のグループのうち、動きベクトルの大きさが最大のグループから動きベクトルの大きさが小さくなる順にベクトル数の和を算出し、該ベクトル数の和が所定の閾値を越えない範囲で前記動き探索範囲を狭くすることを特徴とする請求項10に記載の動き検出方法。
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