JP2005351872A - 磁歪式荷重センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡便で且つ、低コストで製造できるとともに、大量生産された場合でも、別途部材を必要とせず、使用時における感度再現性を確保すること。
【解決手段】 コイル110は、コイル110の軸心に配置された棒状受圧部120の受感部122を励磁する。棒状受圧部120は、先端面125で荷重を受ける。ヨーク130は、棒状受圧部120の先端部124を突出させて、コイル110を囲み、受感部122の磁路を形成する。貫通孔161、テーパ部163は、ヨーク130から突出する棒状受圧部120の磁路外部分である先端部124に設けられ、先端面125で受けた荷重が受感部122に伝搬する経路を規制し、受感部122内での応力分布を同じ割合で再現させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、荷重を検出する荷重センサに関し、特に、磁歪効果によって、磁性体に作用する荷重を電磁気的に検出する磁歪式荷重センサに関する。
従来、弾性体に作用する荷重を検出する荷重センサとしては、歪ゲージ式ロードセルが知られている。歪ゲージ式ロードセルは、荷重を受けて弾性変形する弾性体の歪を検出し、この検出した歪に基づいて弾性体に作用する荷重を算出する。しかし、この歪ゲージ式ロードセルは、ゼロ補正なしに長期使用不可、或いは直接弾性体にゲージの貼り付けが必要なため、ゲージが剥がれる可能性が高く、長期使用或いは回数使用に対応できない。また、出力信号が微弱であるために信号処理回路が複雑になり、制作コストがかかる。
これに対して、近年、例えば、特許文献1に示す、逆磁歪効果を利用する磁歪式荷重センサが注目されている。
この磁歪式荷重センサは、荷重を受ける磁性体と、磁性体の周囲に配置されたコイルと、更にそのコイルを取り囲み、荷重を受ける磁性体を磁路の一部として使用する構成のヨークとからなり、受けた荷重に応じて起こる磁性体の透磁率変化をセンサのインピーダンス変化として検出することによって荷重を測定する。
特開平11−241955号公報
ところで、特許文献1に示す従来の磁歪式荷重センサでは、磁性体に加わる荷重の方向、位置により、インピーダンスの変化量が変動することが知られている。
詳細には、磁性体が受ける荷重が斜めであったり、中心からずれている場合、検出可能な方向の荷重が分力となる。この分力は、斜めから受ける荷重の傾きの変化や、荷重負荷点の移動により変動する。これにより、磁性体でのインダクタンスが変動し、斜め荷重の傾き変化や、荷重負荷点の移動によってコイルのインピーダンス変化量の変動が生じる。
さらに、磁性体が受ける荷重が斜めであったり、中心からずれている場合、磁路内において検出したい方向以外の圧縮または引っ張りの応力がかかり、検出したい方向以外の方向で磁歪効果が生じる。この現象は、検出方向の磁歪効果を軽減させるため、検出できる荷重が小さくなる。これにより、斜め荷重の傾き変化や、荷重負荷点の移動によって、マイナスになる磁歪効果の程度が変化し、検出する磁歪効果量が減少する。
このように、磁性体が同じ大きさの力を受けた場合でも、磁性体に加わる力の向き、位置の違いによって、コイルのインピーダンスの変化量(センサの感度)が異なり、異なる荷重値として検出してしまう。
このため、インピーダンスの変化量を変動させ難くする方法、つまり、インピーダンスの変化量(センサの感度)の再現性を確保するため、磁性体に対して、常に同じ角度、同じ位置に荷重をかける方法が考えられる。
しかしながら、この方法では、磁歪式荷重センサにおけるセンサ感度の再現性を確保するために、磁歪式荷重センサとともに、磁歪式荷重センサの磁性体に荷重をかける部材を精度良く製造する必要が生じるため、その製造に手間が掛かるという問題がある。加えて、磁歪式荷重センサと、磁性体に荷重をかける部材とを精度良く配置する煩雑な作業が生じるため、大量生産に向かずコストがかさむという問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、簡便で且つ、低コストで製造できるとともに、大量生産された場合でも、別部材を必要とせず、使用時における感度再現性を確保できる磁歪式荷重センサを提供することを目的とする。
本発明の磁歪式荷重センサは、コイルと、前記コイルの軸心に配置され、前記コイルにより励磁される磁性部を備えるとともに、一端で荷重を受ける棒状受圧部と、前記棒状受圧部の前記一端側を突出させて、前記コイルを囲み、前記磁性部とともに磁路を形成するヨークとを有し、前記棒状受圧部は、前記ヨークから突出する磁路外部分に、前記一端で受けた荷重が前記磁性部に伝搬する経路を規制し、前記磁性部内での応力分布を同じ割合で再現させる経路規制部を備える構成を採る。なお、前記磁性部とは、磁化率(χs)が1以上(1≦χs)のものをいう。
この構成によれば、棒状受圧部の一端で受けた荷重は、経路規制部によって磁性部に伝搬する経路が規制され、磁性部内での応力分布の再現性が向上するため、コイルにより磁化される磁性部内における透磁率の分布も同じ割合で再現される。よって、透磁率の分布が同じ割合で再現されることによって、透磁率の変化に左右されるセンサのインピーダンス変化量、つまり、センサの感度が変動しにくくなり、一端で受ける荷重の位置が異なったり、また、斜めに負荷された場合でも、センサの感度が変動しにくく、センサの再現性を確保することができ、荷重を正確に検出できる。
これにより、従来と異なり、センサのインピーダンス変化量の再現性を確保するために、別部材を必要とすることがない。したがって、簡便で且つ、低コストで製造できるとともに、大量生産された場合でも、使用時における感度再現性を確保できる。
以上説明したように、本発明によれば、簡便で且つ、低コストで製造できるとともに、大量生産された場合でも、別部材を必要とせず、使用時における感度再現性を確保できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る磁歪式荷重センサの要部構成を示す概略断面図である。図1に示す磁歪式荷重センサ100は、コイル110と、コイル110の軸心に配置され、コイル110により励磁される受感部(磁性部)122を備える棒状受圧部120と、棒状受圧部120の一端部側を突出させて、コイル110を囲むヨーク130とを有する。
コイル110は、電流が流れることによって受感部122を磁化する励磁コイルと、励磁コイルと電気的に絶縁されるとともに、磁化した受感部122の磁気特性の変化を検出する検出コイルとの両方の機能を有する。
図2は、本発明の一実施の形態に係る磁歪式荷重センサ100を示す斜視図である。
図2に示すように、コイル110は検出コイルを兼ねる励磁コイルを有し、ボビン112に巻き付けることにより、棒状受圧部120(詳細には、受感部122)の周囲に所定間隔をあけて巻装された状態となっている。よって、棒状受圧部120とコイル110との間には、ギャップGが形成されている。なお、図示しないが、コイルは、リード線110a(図2参照)を介して接続される発振回路により駆動される。また、図示しないが、コイル110には、リード線110aを介してインピーダンス変化を検出する電子回路に接続される。
棒状受圧部120は、ヨーク130の底部を構成する平板部131と一体的に形成され、この平板部131の略中央部から略垂直に立った状態で設けられている。
なお、本実施の形態1における平板部131は、図2に示すように、円盤状をなすが、これに限らず、磁歪式荷重センサ100のヨーク130の形状に対応するものであれば、どのような形状をなしてもよい。例えば、ヨーク130が角柱状であれば、矩形板状の平板部131となる。この棒状受圧部120は、平板部131とともにコア150を形成している。
この棒状受圧部120の一端部124は、ヨーク130の平板部131と対向する面、ここでは蓋部133の略中央部に形成された開口部135を挿通して外部に突出し、その端面125(以下、「先端面」という)で荷重を受ける。先端面125で受けた荷重は、棒状受圧部120を他端部126側、つまり、平板部131側に伝達され、受感部122に伝達される。以下では、ヨーク130から突出する棒状受圧部120の一端部124を、先端部若しくは磁路外部分という。
また、この棒状受圧部120において磁路外部分である先端部124には、棒状受圧部120の軸心と直交する方向に貫通する貫通孔(経路規制部)161と、先端面125に向かって狭窄するテーパ部(経路規制部)163が設けられている。
これら貫通孔161及びテーパ部163により、先端面125で受けた荷重は、受感部122に至るまでに、荷重の伝搬経路が規制される。
詳細には、棒状受圧部120に負荷される荷重は、まず、テーパ部163により狭窄され、棒状受圧部120の径よりも小さい径の先端面125で受け、この先端面125から基端部側に伝搬する。
次いで、先端面125が受けた荷重は、貫通孔161によって、貫通孔161の無い箇所へと伝搬されて、棒状受圧部120の磁路内部分に至る。つまり、荷重の伝搬経路は、テーパ部163及び貫通孔161により狭くなる。
これにより、受感部122では、常に同じ割合で応力が分布する、つまり、受感部122における応力分布の再現性の向上が図られる。
言い換えれば、棒状受圧部120の磁路外部分、つまり、先端部124は、貫通孔161及びテーパ部163を有することによって、受感部122における応力分布を常に一定の割合で分布させる構成を備えている。受感部122は、磁化率(χs)が1以上(1≦χs)の磁性体により形成され、常磁性体(0<χs<<1)とは異なる。
この棒状受圧部120は、本実施の形態では、平板部131とともに磁性体からなる。これら棒状受圧部120及び平板部131は、例えば、鉄系、鉄クロム系、鉄ニッケル系、鉄コバルト系、純鉄、鉄ケイ素系、鉄アルミニウム系、パーマロイ材、超磁歪材料等の磁性材料が挙げられる。
また、カバー137も同様に磁性体(ここでは、強磁性体)からなり、カバー137は、平板部131とともにヨーク130となり、受感部122をその一部として含む磁気通路(以下、「磁路」という)を形成する。言い換えれば、このヨーク130は、棒状受圧部120の受感部122とともに磁路を形成している。
なお、棒状受圧部120は、少なくともコイル110にギャップGを介して周囲を囲まれた受感部122を、1以上の磁化率(χs)を有する磁性体(詳細には磁歪材料)で形成すればよい。そして、磁路内に配置される受感部122に磁気が通る構成であれば、その他の部分については、非磁性体であってもよい。例えば、平板部131から立ち上がる棒状受圧部120自体を非磁性体で形成し、そして、棒状受圧部120においてヨーク130内部に配置される部分、詳細には、コイル110に囲まれる外周部分に磁性膜を設ける構成としてもよい。
この棒状受圧部120では、受ける荷重は磁路外部分(具体的には、ヨーク130から突出する先端部124)によって規制された状態で受感部122に伝達されるため、受感部122において、荷重に対する応力が常に略同じ割合で分布する。
これにより、受感部122における透磁率も常に略同じ割合で分布することとなる。よって、受感部122は、応力分布と同様に分布する透磁率を有するものとして構成されている。この受感部122における透磁率の分布は、磁束が透磁率の高い所を通るため、センサのインピーダンス変化量を左右する。
なお、図2では、コイル110の外周部分にはほぐれを防止するため、防止テープ110bが貼着されている。
ヨーク130は、平板部131とカバー137により形成される。
カバー137は、蓋部133と、蓋部133の周縁部133aから略直交する方向に突出して設けられる周壁部136とで形成される。
このカバー137の周壁部136の開口端部136aを平板部131の外周縁部131aに接合することによって、受感部122の磁路が形成されている。
このように構成される磁歪式荷重センサ100では、コイル110に流れる電流によって磁化された棒状受圧部120の先端面125に外部荷重P(図1参照)が印加されると、外部荷重Pは棒状受圧部120の磁路外部分を伝わり、受感部122に圧縮力として作用する。
この圧縮力の作用により、受感部122では、棒状受圧部120の軸方向の荷重を受けることよって生じる磁歪効果によって、透磁率が減少してセンサのインピーダンス変化が発生し、このインピーダンス変化に基づいて外部荷重Pを電磁気的に検出する。
詳細には、図示しない発振回路によって励磁コイルを駆動し、この励磁コイルの駆動によって棒状受圧部120を磁化する。この磁化された棒状受圧部120の先端面125に荷重Pが軸方向に作用すると、棒状受圧部120に対して圧縮力が働く。つまり、棒状受圧部120では、荷重が磁路外部分(先端部124)を通ることにより、受感部122に規制された状態で伝搬する。
受感部122では、磁路外部分にて伝搬経路が規制された荷重を受けることにより、その応力分布が、常に同じ割合で一定に分布する。これにより透磁率も同様に分布することとなる。よって、受感部122では、透磁率の変化量が常に一定の割合で生じ、これに対応してセンサのインピーダンス変化が発生する。
この受感部122の透磁率変化によりセンサのインピーダンス変化が生じる。このインピーダンス変化に基づく信号をリード線110aを介して検出回路(例えばブリッジ回路)に出力し、この検出回路によって、荷重に応じた出力信号を得ることができる。尚、磁歪効果は、棒状受圧部120が超磁歪材により構成される場合、数100〜数1000ppm、その他は数10ppm以下となる。
このような磁歪式荷重センサ100では、斜め荷重を受けた場合や棒状受圧部120の中心からずれた荷重を受けた場合でも、磁路内の応力分布は再現されやすく、センサのインピーダンス変化量の変動が少ない。
よって、本実施の形態によれば、簡便で且つ、低コストで製造できるとともに、大量生産された場合でも、別部材を必要とせず、使用時における感度再現性を確保できる。
なお、本実施の形態では、棒状受圧部120において、先端部124に貫通孔161及びテーパ部163を形成することによって、棒状受圧部120の磁路外部分を加工したが、これに限らない。
つまり、先端面125で受ける荷重を、受感部122において常に同じ割合で応力を分布させるために、磁路外部分での荷重の伝搬経路を規制する構成であれば、棒状受圧部120の磁路外部分はどのように加工されてもよい。なお、以下では、端面で荷重を受ける棒状受圧部120において受感部122に伝搬する荷重の伝搬経路を規制する部分を加工部という。
また、棒状受圧部120がヨークから外部に突出し、荷重が負荷される部分(磁路外部分)の長さ、つまり、ヨーク130の蓋部133の上面からの長さを棒状受圧部120の直径と同じ長さ以上とし、このように形成された磁路外部分を加工部としてもよい。
また、突出部分に表面処理を行ったり、表面改質を行う等して、受感部122よりも硬度を上げて加工部を形成してもよい。さらに、荷重が負荷される側の磁路外部分に、荷重負荷方向に沿ってスリットを形成してもよい。
このように棒状受圧部120の磁路外部分を加工することにより、棒状受圧部120の磁路外部分の構造を変更してなる磁歪式荷重センサの例を、変形例として説明する。以下の変形例では、加工部を、テーパ部、貫通孔、孔部、切欠部としている。なお、図3〜図7を参照して示す各変形例は、図1及び図2でしめす磁歪式荷重センサ100と同様の基本的構成を有し、コイルと、棒状受圧部との間に形成されるギャップGを有する。
(変形例1)
図3は、本実施の形態の変形例1に係る磁歪式荷重センサの要部構成を示す図である。図3(a)は同磁歪式荷重センサの構成を示す概略断面図、図3(b)は同磁歪式荷重センサの先端面を示す平面図である。
なお、図3に示す変形例1としての磁歪式荷重センサ200は、図1に示す実施の形態1に対応する磁歪式荷重センサ100と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
詳細には、磁歪式荷重センサ200は、磁歪式荷重センサ100の構成において、磁路外部分の構成を変更したものである。ここでは、磁歪式荷重センサ200は、コア150に替えて、コア250を備える。つまり、磁歪式荷重センサ200は、コイル110、カバー137及びコア250を有する。
コア250は、平板部131と、平板部131から立ち上がり、先端部224がヨーク130から外部に突出する棒状受圧部220とを有する。棒状受圧部220は、ヨーク130内において、周囲をコイル110で囲まれる部位に、実施の形態1の棒状受圧部120と同様の受感部122を備える。
そして、棒状受圧部220においてヨーク130から外部に突出する先端部224、つまり、磁路外部分には、4つの孔部165が棒状受圧部220の軸心を中心に直交する2辺の延長線上にそれぞれ側方に開口して設けられている。
孔部165は、受感部122における応力分布を常に一定の割合で分布させるものであり、先端面225で受ける荷重の伝搬経路を棒状受圧部220の磁路内部分に至るまでに、狭くしている。この孔部165によって、受感部122における応力分布の再現性の向上が図られる。
(変形例2)
図4は、本実施の形態の変形例2に係る磁歪式荷重センサの要部構成を示す概略断面図である。なお、図4に示す変形例2としての磁歪式荷重センサ300は、図1に示す実施の形態1に対応する磁歪式荷重センサ100と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
詳細には、磁歪式荷重センサ300は、磁歪式荷重センサ100の構成において、磁路外部分の構成を変更したものである。ここでは、磁歪式荷重センサ300は、コア150に替えて、コア350を備える。つまり、磁歪式荷重センサ300は、コイル110、カバー137及びコア350を有する。
コア350は、平板部131と、平板部131から立ち上がり、先端部324がヨーク130から外部に突出する円柱状の棒状受圧部320とを有する。棒状受圧部320は、ヨーク130内において、周囲をコイル110で囲まれる部位に、実施の形態1の棒状受圧部120と同様の受感部122を備える。
そして、棒状受圧部320においてヨーク130から外部に突出する先端部324、つまり、磁路外部分には、受感部122における応力分布を常に一定の割合で分布させる貫通孔167が設けられている。
貫通孔167は、磁路外部分に、複数(ここでは4つ)設けられ、先端面325側からそれぞれ軸心を通るとともに、所定間隔を空けて互い違いに交差させて配置されている。
4つの貫通孔167によって、先端面325で受けた荷重は、磁路内部分、つまり、受感部122に至るまでに、伝搬経路が規制される。つまり、荷重の伝搬経路は、4つの貫通孔167により基端部に向かって狭くなる。これにより、受感部122では、常に同じ割合で応力が分布する、つまり、受感部122における応力分布の再現性の向上が図られる。
(変形例3)
図5は、本実施の形態の変形例3に係る磁歪式荷重センサの要部構成を示す概略断面図である。なお、図5に示す変形例3としての磁歪式荷重センサ400は、図1に示す実施の形態1に対応する磁歪式荷重センサ100と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
詳細には、磁歪式荷重センサ400は、磁歪式荷重センサ100の構成において、磁路外部分の構成を変更したものである。ここでは、磁歪式荷重センサ400は、コア150に替えて、コア450を備える。つまり、磁歪式荷重センサ400は、コイル110、カバー137及びコア450を有する。
コア450は、平板部131と、平板部131から立ち上がり、先端部がヨーク130から外部に突出する円柱状の棒状受圧部420とを有する。棒状受圧部420は、ヨーク130内において、周囲をコイル110で囲まれる部位に、磁歪式荷重センサ100と同様の受感部122を備える。
そして、棒状受圧部420においてヨーク130から外部に突出する先端部(磁路外部分)424には、軸方向に並ぶ複数のくびれ部168が設けられている。
これらくびれ部168は、棒状受圧部420の磁路外部分において、棒状受圧部420の直径より径が小さい部位を複数形成している。
これらくびれ部168によって、先端面425で受けた荷重は、磁路内部分、つまり、受感部122に至るまでの伝搬経路が規制され、ここでは、複数のくびれ部168により狭くなっている。
これにより、棒状受圧部420における磁路内部分の受感部122では、常に同じ割合で応力が分布する、つまり、受感部122における応力分布の再現性の向上が図られる。言い換えれば、磁歪式荷重センサ400では、棒状受圧部420の磁路外部分である先端部424に、受感部122における応力分布を常に一定の割合で分布させるくびれ部168を備える構成を有する。
(変形例4)
図6は、本実施の形態の変形例4に係る磁歪式荷重センサの要部構成を示す概略断面図である。なお、図6に示す変形例3としての磁歪式荷重センサ500は、図1に示す実施の形態1に対応する磁歪式荷重センサ100と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
磁歪式荷重センサ500は、磁歪式荷重センサ100の構成において、ヨーク130から外部に突出する磁路外部分である先端部524を短くするとともに、貫通孔161を設けず、テーパ部163のみを構成を変更したものである。
詳細には、磁歪式荷重センサ500は、コイル110、カバー137及びコア550を有する。
コア550は、平板部131と、平板部131から立ち上がり、先端部がヨーク130から外部に突出する円柱状の棒状受圧部520とを有する。棒状受圧部520は、棒状受圧部120と同様にヨーク130内において、周囲をコイル110で囲まれる部位に受感部122を備える。
そして、この棒状受圧部520の先端部(磁路外部分)524には、荷重が印加される先端面525に向かって狭窄するテーパ部163が設けられている。
このテーパ部163の磁路側端部は、ヨーク130の蓋部133の上面近傍に位置している。また、このテーパ部163は、受感部122における応力分布を常に一定の割合で分布させるものであり、先端面525で受ける荷重の伝搬経路を棒状受圧部520の磁路内部分に至るまでに狭くすることにより規制している。このテーパ部163によって、受感部122は、応力分布の再現性を確保できる。
(変形例5)
図7は、本実施の形態の変形例5に係る磁歪式荷重センサの要部構成を示す概略断面図である。なお、図7に示す変形例5としての磁歪式荷重センサ600は、図1に示す実施の形態1に対応する磁歪式荷重センサ100と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
詳細には、磁歪式荷重センサ600は、磁歪式荷重センサ100の構成において、磁路外部分の構成を変更したものである。ここでは、磁歪式荷重センサ600は、コア150に替えて、コア650を備える。つまり、磁歪式荷重センサ600は、コイル110、カバー137及びコア650を有する。
コア650は、平板部131から立ち上がり、先端部624がヨーク130から外部に突出する円柱状の棒状受圧部620を有する。
棒状受圧部620は、棒状受圧部120と同様に、ヨーク130内において、周囲をコイル110で囲まれる部位に受感部122を備える。
この棒状受圧部620においてヨーク130から外部に突出する磁路外部分(先端部)624の外周面には、先端面625から基端側に向かって延びる切欠部169が形成されている。なお、切欠部169は、直線状、円弧状等どのような形状をなしていてもよい。
この磁歪式荷重センサ600では、切欠部169は複数形成され、それぞれの切欠部169は溝状で且つ外周面上においてそれぞれ同方向に湾曲した形状を有する。
これら切欠部169は、受感部122における応力分布を常に一定の割合で分布させるものであり、先端面625で受ける荷重の伝搬経路を棒状受圧部620の磁路内部分に至るまで狭くすることによって規制している。この切欠部169によって、受感部122は、応力分布の再現性を確保できる。
なお、図1及び図2に示す本実施の形態の磁歪式荷重センサ100は、受感部122において、負荷された荷重の応力分布に再現性を確保するために、棒状受圧部120の磁路外部分を貫通孔161、テーパ部163等を形成する加工を施している。
この構成によって、棒状受圧部120の磁路外部分の長さを所定長にする必要が生じる。ヨーク130及びコア150自体を磁性体とした場合、棒状受圧部120の磁路外部分を長くした際には、ヨーク130内から磁束が漏れる原因となる場合が生じる。
磁束漏れは、外乱を受けやすくなる恐れがあるため、磁束漏れを防ぐためにヨーク130外に磁束漏れを防ぐ部材を設けてもよい。
この磁歪式荷重センサは、コイルと、前記コイルの軸心に配置され、前記コイルにより励磁される磁性部を備えるとともに、一端で荷重を受ける棒状受圧部と、前記棒状受圧部の前記一端側を突出させて、前記コイルを囲み、前記磁性部とともに磁路を形成するヨークとを有し、前記棒状受圧部は、前記ヨークから突出する磁路外部分に、前記一端で受けた荷重が前記磁性部に伝搬する経路を規制し、前記磁性部内での応力分布を同じ割合で再現させる経路規制部を備え、前記棒状受圧部は、前記ヨークに形成された開口部に挿通され、前記棒状受圧部の前記磁路外部分の外周には、前記開口部の開口縁と前記棒状受圧部との間のギャップに所定間隔を空けて対向する非磁性部材が設けられている構成を採る。この非磁性部材によって、開口縁と棒状受圧部との間のギャップからの磁束漏れを防止できる。この構成を変形例として図8に示す。
図8は、磁歪式荷重センサ100の変形例の要部構成を示す図であり、図8(a)は磁歪式荷重センサ100の変形例6の要部構成を示す概略側断面、図8(b)は同磁歪式荷重センサ100の変形例7の要部構成を示す概略側断面である。なお、図8において、符号Gは、磁歪式荷重センサ100と同様、コイルと棒状受圧部間に形成されたギャップを示す。
図8(a)に示す変形例6としての磁歪式荷重センサ700は、磁歪式荷重センサ100の構成において、磁束漏れを防止する非磁性体リング180を設けてなる。
非磁性体リング180は、ヨーク130の蓋部133上面近傍において、棒状受圧部120に外嵌され、開口部135の環状部分の上側に配置され、磁路からの磁束漏れを防止する。つまり、非磁性体リング180は、ヨーク130の開口部135の環状部分から離間し、この環状部分の全体と対向する位置に配置されている。この非磁性体リング180は、例えば、アルミ、銅などの低抵抗率を有する金属をリング状に加工することにより形成される。
この非磁性体リング180は、開口部135(ギャップG)から漏れる磁束を遮断する。このリング180に平行な磁界をかけると、金属表面に渦電流が発生し、かけた磁界を打ち消す方向の磁界が発生する。これを用いて、ヨーク130上面(蓋部133上面)より上側に突出している棒状受圧部120に低抵抗な非磁性体リング180を嵌めることによって、リング近傍の磁界がキャンセルされ、磁束がリングより上側には流れなくなる。これにより、磁束漏れが防止できる。前記棒状受圧部120における非磁性体リング180の外嵌位置、つまり開口部135の環状部分からの距離(所定間隔)は、その位置に配置することによって開口部135から漏れる磁束をキャンセルできる位置である。
磁歪式荷重センサ700では、非磁性体リング180により磁束漏れを防いだが、図8(b)の変形例7に示すように、キャップ状の非磁性体を、ヨーク130から外部に突出する部分に被せる構成としてもよい。
図8(b)に示す変形例7としての磁歪式荷重センサ800は、コイル110、カバー137とともに、平板部131から円柱状の棒状受圧部820が立ち上がるコア850を有する。
磁歪式荷重センサ800は、この棒状受圧部820において、開口部135をヨーク130から突出する部分に、非磁性体キャップ部182を被せてなる。なお、この非磁性体キャップ182は、例えば、アルミ、銅などの低抵抗率を有する金属をキャップ状に加工することにより形成される。
棒状受圧部820が内嵌する、非磁性体キャップ部182の平板部131側の端部は、開口部135近傍に配置される。
これにより、開口部135からの磁束漏れを防止、つまりは、外乱を防止して、ヨーク130内部の受感部122における応力分布に生じる再現性の向上を図ることができる。
次に、磁歪式荷重センサ100のように、磁路内の受感部に荷重を伝達する磁路外部分を加工した場合の効果について説明する。
図9は、効果実験に用いたコアの概略構成を示す図である。図9(a)は、標準型のコアを有する磁歪式荷重センサ900を示す。なお、この図9(a)では、磁歪式荷重センサ900を便宜上、模式図で示す。
図9(a)に示す磁歪式荷重センサ900のコア950は、磁歪式荷重センサ100の構成において、平板部131と、棒状受圧部120を開口部135近傍で水平に切断した円柱状の棒状受圧部920とを有する。なお、図9ではコア950を便宜上STDで示す。
また、図9(b)は、磁歪式荷重センサ100のコア150と同様のコアAを示す。
また、図9(c)は、磁歪式荷重センサ500において、棒状受圧部520の長さを磁歪式荷重センサ100の棒状受圧部120の長さと略同一にしたコアBを示す。
この効果実験では、ヨーク130、コイル110等コア以外、詳細には、棒状受圧部においてヨークから突出する磁路外部分以外は全て同一とする。
図9(a)に示すコアSTD、A、Bをそれぞれ備える磁歪式荷重センサにおいて、棒状受圧部の先端面に対して荷重を加える位置を偏心させた場合の偏心時出力と、荷重を加える角度を傾斜させた傾斜時出力を測定する。
図10は、図9で示すコアを備える磁歪式荷重センサを用いて行う偏心試験条件を示す図である。
偏心試験は、図10(a)に示すように、回転軸を中心に水平方向に回転する回転板1001の上面に、図9に示す各コアを備えた磁歪式荷重センサ1002を配置する。そして、図10(d)に示すように先端がアールの押し棒1003を回転板1001の軸心上に軸方向に移動自在に配置し、この押し棒1003によって各コアの棒状受圧部の先端面1005に荷重を負荷して行う。
所定のコアを備えた磁歪式荷重センサ1002を図10(a)に示すようにセットし、コアの中心部に押し棒1003により荷重を負荷し、コアの受感部122のインピーダンス変化量の測定を行った(偏心試験工程1)。
この偏心試験工程1を3回繰り返し、3回のインピーダンス変化量の平均値を求め、この平均値を偏心ナシ100%とした(偏心試験工程2)。
図10(b)及び図10(c)に示すように、各コアを備えた磁歪式荷重センサ1002毎に、その先端面において、中心部MからX離れた場所に荷重を負荷し、インピーダンスを測定した(偏心試験工程3)。
偏心試験工程3を3回繰り返し、3回のインピーダンスの変化量の平均を求めた(偏心試験工程4)。次いで、回転板1001を矢印方向(図10(a)参照)に90度ずつ回転させ、計4方向(0度、90度、180度、270度)での偏心した場所に荷重を負荷した際のインピーダンスの変化量を測定した。これを3回繰り返し、それぞれ4方向でのインピーダンスの平均を測定した(偏心試験工程5)。
4方向でのインピーダンス変化量の平均値に対し、更に平均値を算出した(偏心試験工程6)。
偏心試験工程2での平均値を100%として、偏心試験工程6の平均値の割合を算出した(偏心試験工程7)。
これら偏心試験工程1から7を各コア毎に行い算出した割合を、図12(a)に示した。
図11は、図9で示すコアを備える磁歪式荷重センサを用いて行う傾斜試験条件を示す図である。
傾斜試験は、図11(a)、(b)に示すように、水平面に対して、θ角傾斜する傾斜板1021の上面に、図9に示す各コアを備えた磁歪式荷重センサ1002を配置する。そして、図11(c)に示すように先端がアールの押し棒1003を鉛直方向に移動自在に設置し、この押し棒1003により、各コアの棒状受圧部の先端面1005に荷重Wを負荷して行う。
まず、上述した偏心試験工程1から2を行い、磁歪式荷重センサ1002に用いた各コアの平均値を傾斜ナシ100%の値として算出した(傾斜試験工程1)。
次いで、図11(a)及び図11(b)に示すように、コアを備えた磁歪式荷重センサ1002をセットし、コアの中心部に押し棒1003により荷重を負荷し、コアの受感部122のインピーダンス変化量の測定を行った(傾斜試験工程2)。
傾斜試験工程2を3回繰り返し、3回のインピーダンス変化量の平均値を求めた(傾斜試験工程3)。次いで、上面が傾斜する傾斜板1021を矢印方向(図11(a)参照)に90度ずつ回転させ、計4方向(0度、90度、180度、270度)の位置で、傾斜工程1から2を繰り返し、それぞれの位置での荷重を負荷した際のインピーダンス変化量の平均値を測定した。(傾斜試験工程4)。
4方向でのインピーダンス変化量の平均値に対し、更に平均値を算出した(傾斜試験工程5)。
傾斜試験工程1で算出した傾斜ナシ100平均値に対して、傾斜試験工程5の平均値の割合を算出した(傾斜試験工程6)。
これら偏心試験工程1から6を各コア毎に行い算出した割合を、図12(b)に示した。
図12は、図9に示す各コアを用いた効果実験結果を示す図であり、図12(a)は偏心試験での結果を示す図、12(b)は傾斜試験での感度結果を示す図である。図12(a)では、偏心ナシで先端面の中央に荷重を負荷した場合の感度を100%とし、図12(b)では、傾斜ナシで先端面の中央部に荷重を負荷した場合の感度を100%としている。
図12に示すように、偏心試験及び傾斜試験のいずれの場合においても、磁路外部分を加工したコアを用いた磁歪式荷重センサでは、標準型コアSTDを用いた磁歪式荷重センサよりも受感部122における感度は優れている。
偏心試験では、図12(a)に示すように、本実施の形態の磁歪式荷重センサ100と同様の構成では、感度が96.9%となっており、偏心がある場合でも、偏心ナシで先端面の中央に荷重を負荷した場合と略同様な感度を有することが判る。
また、傾斜試験では、図12(b)に示すように、標準型のコアSTDを用いた磁歪式荷重センサの感度が80.2%に対し、コアAを用いた場合は93%、コアBを用いた場合は91.4%とかなりの差が生じることが判る。
なお、本実施の形態の磁歪式荷重センサ100及び各変形例において、磁路内部分(若しくは受感部)と磁路外部分(棒状受圧部の先端部)とを一体のものとして説明したが、これに限らず、同軸上に配置される別体としてもよい。別体とした場合の磁歪式荷重センサでも本実施の形態で説明した各磁歪式荷重センサと同様の作用効果を得ることができる。
本発明に係る磁歪式荷重センサは、コストがかからず、簡便に製造できるととともに、使用時に感度のバラツキが少ない効果を有するものとして有用である。
本発明の実施の形態に係る磁歪式荷重センサの要部構成を示す概略断面図 本発明の実施の形態に係る磁歪式荷重センサを示す斜視図 本実施の形態の変形例1に係る磁歪式荷重センサの要部構成を示す図 本実施の形態の変形例2に係る磁歪式荷重センサの要部構成を示す概略断面図 本実施の形態の変形例3に係る磁歪式荷重センサの要部構成を示す概略断面図 本実施の形態の変形例4に係る磁歪式荷重センサの要部構成を示す概略断面図 本実施の形態の変形例5に係る磁歪式荷重センサの要部構成を示す概略断面図 本発明の実施の形態に係る磁歪式荷重センサの変形例を示す要部構成を示す図 効果実験に用いたコアの概略構成を示す図 図9で示すコアを備える磁歪式荷重センサを用いて行う偏心試験条件を示す図 図9で示すコアを備える磁歪式荷重センサを用いて行う傾斜試験条件を示す図 図9に示す各コアを用いた効果実験結果を示す図
符号の説明
100、200、300、400、500、600、700、800 磁歪式荷重センサ
110 コイル
112 ボビン
120、220,320、420、520、620 棒状受圧部
122 受感部
124、224、324、424、524、624 先端部
125、225、325、425、525、625 先端面
130 ヨーク
131 平板部
135 開口部
136 周壁部
137 カバー
161 貫通孔
163 テーパ部
165 孔部
167 貫通孔
168 くびれ部
169 切欠部
180 非磁性体リング
182 非磁性体キャップ部

Claims (9)

  1. コイルと、
    前記コイルの軸心に配置され、前記コイルにより励磁される磁性部を備えるとともに、一端で荷重を受ける棒状受圧部と、
    前記棒状受圧部の前記一端側を突出させて、前記コイルを囲み、前記磁性部とともに磁路を形成するヨークとを有し、
    前記棒状受圧部は、前記ヨークから突出する磁路外部分に、前記一端で受けた荷重が前記磁性部に伝搬する経路を規制し、前記磁性部内での応力分布を同じ割合で再現させる経路規制部を備えることを特徴とする磁歪式荷重センサ。
  2. 前記経路規制部は、くびれ部であることを特徴とする請求項1記載の磁歪式荷重センサ。
  3. 前記経路規制部は、孔部であることを特徴とする請求項1記載の磁歪式荷重センサ。
  4. 前記経路規制部は、テーパ部であることを特徴とする請求項1記載の磁歪式荷重センサ。
  5. 前記経路規制部は、スリットであることを特徴とする請求項1記載の磁歪式荷重センサ。
  6. 前記経路規制部は、前記磁性部より硬度が高いことを特徴とする請求項1記載の磁歪式荷重センサ。
  7. 前記経路規制部は切欠部であることを特徴とする請求項1記載の磁歪式荷重センサ。
  8. 前記磁路外部分と前記磁性部とは別体により構成されていることを特徴とする請求項1記載の磁歪式荷重センサ。
  9. 前記棒状受圧部は、前記ヨークに形成された開口部に挿通され、
    前記棒状受圧部の前記磁路外部分の外周には、前記開口部と前記棒状受圧部との間のギャップに所定間隔を空けて対向する非磁性部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の磁歪式荷重センサ。
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