JP2005351824A - 配管の流体漏れ検査プラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明の目的は、流体漏れ検査を行う場合に、エアー抜き作業を極めて容易に行える流体漏れ検査用プラグを提供することにある。
【解決手段】 本発明は、樹脂製の配水管19の端末にワンタッチで装着される流体漏れ検査プラグ20において、流体漏れ検査プラグ20は配水管端末に装着可能なプラグ本体25と、プラグ本体25と同軸に位置決めされ軸方向に移動可能なプッシュピン21であってプラグ本体25に内接しながら軸方向に移動可能でかつエアー抜き通路36が設けられているプッシュピン押部23をその後端部に有するプッシュピン21と、プッシュピン21の先端部外周に装着されプラグ本体内面との間で液密に接触可能なパッキン22と、プラグ本体25内に収納されていてプッシュピン21を配水管19の開口側に付勢している弦巻バネ42とを有している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば戸建住宅や集合住宅等の建築構造物内に配管された、例えば給水給湯管の水漏れ検査等に使用する配管の流体漏れ検査プラグに関するものである。
例えば戸建住宅や集合住宅内において、その床下に、例えば給水給湯用の配管を行った場合、床面を貼る前に予め前記給水給湯管の水漏れ検査を行う。この検査は配管された多数の配管の先の開口部に止水プラグを各々に嵌め込み、所定の水圧を掛けて放置し、配管系全体にわたって、特に継手部分に水漏れがないかチェックするものである。
因みに、昨今においては、配管は従来の金属製のものから樹脂製のものに大きく変わりつつある。
さて、この配管、具体的には例えば配水管の流体漏れ検査に使用する止水プラグとして、例えば特許文献1に開示されたものがある。これは図4が示すように、建物の壁W内に配管された配水管Pの水漏れ検査をする場合の例を示したもので、配水管Pの端部を塞ぐ止水プラグ1は、回転操作用の把手部2と、該把手部2の端面中心に突設された配水管Pの端部の内側に設けられている雌ネジ部Sに螺合するネジ軸部3と、把手部2の端面と配水管Pの端面との間に配設され配水管Pの雌ネジ部Sより外側で止水するようにしたリングパッキン4とからなるものである。
しかしながらこの図4に示す止水プラグ1の場合、エアー抜き構造を有していないために、工事が完了した配水管Pに水を流し配水管P内の空気を追い出した後でないと止水プラグ1を配水管Pの端部に装着できない、という問題がある。
この問題は、配水管が数本しかない場合には、各配水管端末に作業者がそれぞれバケツ等を用意して待機し、配水管内の空気が抜けるまで流れ出す水をバケツで受けていれば済む問題であるかも知れないが、最近の集合住宅のように、部屋数が多くなると配水管数も極めて多くなり、前述のように各配水管の端末に作業者を配置するようなことは現実的ではない。
そこで図4が示す止水プラグ1に代えてエアー抜きが可能な止水プラグも幾つか市販されている。
図5が示すように、この種の止水プラグ10は、止水プラグ本体11と、止水プラグ本体11の中心軸と同軸にこの止水プラグ本体11内に配されたネジ棹12と、このネジ棹12の後端に図示しないパッキンを介して螺合せしめたエアー抜きナット13と、このネジ棹12の先端部に装着されている弾性ゴム等からなる円筒状の止水パッキン15を、ネジ棹12を止水プラグ本体11に対して後方、すなわち図5において右上方にネジ操作で移動させることにより、止水パッキン15を軸方向につぶすことにより拡径させ、配水管Pの内側にこれを液密に接触させる蝶ナット14とを有している。また、前記ネジ棹12の中心軸部分には先端から後端に亘ってエアー抜き用貫通孔16が設けられている。
そして符合17はストッパーである。このストッパー17は、基端がプラグ本体11に固定されていて、輪になった部分に配水管Pを潜らせてある。このようにストッパー17を設けておくと、配水管P内部の水圧が何らかの理由で大きくなったり、あるいは止水パッキン15が緩んでしまった場合でも、止水プラグ10が水圧で、後方に勢いよく飛されることがなくなる。
前述したように止水パッキン15を配水管Pの端末部内面に液密に押し当て、止水プラグ10を配水管Pの端末部に装着し終えたら、配水管P内に漏水検査用の水を送り込む。適宜、ネジ棹12の端部に螺合されているエアー抜きナット13を緩めると、送水により圧縮された空気が、ネジ棹12内のエアー抜き用貫通孔16を通って、緩められたエアー抜きナット13とネジ棹12のネジとで構成される隙間から抜ける。再度、エアー抜きナット13を締め込み、他の端末で同じ作業を繰り返す。これを幾度か繰り返すうちに、配水管P内の空気が全て押し出され、エアー抜き部から水が出てくるようになる。
しかしながら、配水管P内がいつ満水になるか判らないため、エアー抜きナット13を緩める際にはバケツ等で水を受ける準備をしながら行うのが一般的である。
このようにすれば各端末のエアー抜きを個別に行うことができるため、少ない作業人員で確実なエアー抜きを行うことができる。
特開平7−120348号公報
前述した従来のものにあっては、エアー抜きナット13を緩めることで、ネジ棹12の後端とエアー抜きナット13との間に介在せしめてあるパッキンの押し付けを弱めて、エアーを抜いている。しかしながら、通常、配水管Pの端末の数は少なくとも10から15系統あるのが一般的であり、配水管Pの各端末をめぐりながら、エアー抜きナット13を締めたり緩めたりしながらエアー抜き作業を行うのは極めて面倒である。
そこで本発明の目的は、配管における流体の漏れ検査を行う場合に、エアー抜き作業が極めて容易に行える流体漏れ検査用プラグを提供することにある。
前記目的を達成すべく請求項1記載の配管の流体漏れ検査プラグは、樹脂からなる配管の端末に装着される配管の流体漏れ検査プラグにおいて、該流体漏れ検査プラグは前記配管端末に装着可能なプラグ本体と、該プラグ本体の中心軸と同軸に位置決めされ前記プラグ本体に対して軸方向に移動可能なプッシュピンであって前記プラグ本体に内接しながら軸方向に移動可能でかつエアー抜き通路が設けられているプッシュピン押部をその後端部に有するプッシュピンと、該プッシュピンの先端部外周に装着されていて前記プラグ本体内面との間で液密に接触可能で前記配管側からの流体の漏れを防止するパッキンと、前記プラグ本体内に収納されていて前記プッシュピンを前記配管の開口側に付勢しているバネ状体と、を有することを特徴とするものである。
このようにしてなる請求項1記載の流体漏れ検査プラグによれば、エアー抜き作業に際して、単にプッシュピンの後部に設けられているプッシュピン押部を押すだけでエアー抜きが行える。すなわち極めて簡単にエアー抜き作業が行える。
また、請求項2記載の配管の流体漏れ検査プラグは、請求項1記載の配管の流体漏れ検査プラグにおいて、前記パッキンはリング形状をしていて、その下面と前記プラグ本体内面との間で液密に接触可能になっていることを特徴とするものである。
このようにしてなる請求項2記載の配管の流体漏れ検査プラグによれば、前記パッキンはリング形状をしていて、その下面と前記プラグ本体内面との間で液密に接触可能になっているため、構造が極めて簡単であり、それ故流体漏れ検査プラグの製作が容易になり、コストを下げることもできる。
さらに請求項3記載の配管の流体漏れ検査プラグは、請求項1記載の配管の流体漏れ検査プラグにおいて、前記パッキンはその側面が前記配管上流側に向かってテーパー状に拡径するリング形状をしていて、そのテーパー状の側面と前記プラグ本体内面との間で液密に接触可能になっていることを特徴とするものである。
このようにしてなる請求項3記載の配管の流体漏れ検査プラグによれば、前記パッキンはその側面が前記配管上流側に向かってテーパー状に拡径するリング形状をしていて、そのテーパー状の側面と前記プラグ本体内面との間で液密に接触可能になっているため、プラグ本体側の前記パッキンを受ける部分もテーパー状のすり鉢型になっており、このすり鉢状のテーパー部が案内となって前記パッキンのテーパー状の側面を受ける。そのためプッシュピンが傾き難くなり、パッキンとプラグ本体の内面とはより確実に液密状態を作り易い。すなわち、より確実に流体の漏れを止めることのできる流体漏れ検査プラグを提供することができる。
以上のように本発明によれば、配管における流体の漏れ検査を行う場合に、エアー抜き作業を極めて容易に行える流体漏れ検査用プラグを提供することができる。
以下に本発明の配管の流体漏れ検査プラグの一実施例を図1、図2を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の配管の流体漏れ検査プラグ20(以下単に検査プラグ20という)を配管、ここでは例えば配水管19の端末に装着した状態の縦断面図であり、図2は配水管19の流体漏れ検査に先立ってエアー抜きをしている状態を示す縦断面図である。
因みに、図1及び図2においては、エアー抜きの操作をわかり易く説明するために、プッシュピン21の先端部の外周に装着されている流体の流れを止めるためのパッキン、この実施例では止水用のパッキン22(以下単にパッキン22という)と、プッシュピン21の後端に装着されているプッシュピン押部23の2つの部材のみ、図においてハッチングを入れてある。
図1が示すように本発明の検査プラグ20のプラグ本体25は、例えば内部が透けて見える透明または半透明の樹脂からなっていて、さらに樹脂からなる配水管19の端末にワンタッチで装着できる構造を有している。すなわち、プラグ本体25の配管挿入部26に配水管19の端末が差し込まれると、周方向にスリットが設けられた略環状のグリップリング27に埋め込まれている、例えばステンレス製の係止爪28が樹脂製の配水管19の外面に食い込んで配水管19を係止する。
ここで前記係止爪28は、検査プラグ20に挿入された配水管19が抜けようとすると、より配水管19の外面に食い込む方向に傾けられてグリップリング27に埋め込まれている。
そのため検査プラグ20に差し込まれ、係止された配水管19を検査プラグ20から抜こうとする力が作用すると、前記係止爪28は、配水管19の外面により食い込み、配水管19はより一層検査プラグ20から抜け難くなる。
このように本発明の検査プラグ20は、配水管19にワンタッチで装着できると共に、一度装着したら専用の工具や冶具類がない限り、簡単には外せない構造を有している。
ところで図1において、符号29は検査プラグ20と配水管19の外面との液密性を確保するためのOリング、符号30はワッシャ、符号31はサポートカラー、そして符号32はキャップで、このキャップ32は前記Oリング29、ワッシャ30、グリップリング27及びサポートカラー31が検査プラグ20から抜け出さないように検査プラグ20の先端部に加締められて装着されている。
尚、前記サポートカラー31の内面、すなわちグリップリング27との接触面33は、検査プラグ20の配水管19の差し込み側に向けて縮径するテーパー面になっていて、検査プラグ20に装着された配水管19に、配水管19を検査プラグ20から抜き取るような外力が作用すると、周方向にスリットを有するグリップリング27がこのテーパー状の接触面33により内向き方向の力を受け縮径する。その結果、係止爪28も内側に力を受け、配水管19の外面により一層食い込むことになり、配水管19はますます抜け難くなるようになっている。
次にこの検査プラグ20の止水部分について説明する。この検査プラグ20のプラグ本体25の中心軸と同軸に位置決めされているプッシュピン21は、プラグ本体25に対して軸方向に移動可能になっている。このプッシュピン21の後端にはプッシュピン押部23が設けられていて、このプッシュピン押部23はプラグ本体25の後部に設けられているプッシュピン押部案内部35に内接しながら案内されて、軸方向に移動可能になっている。
さらにこのプッシュピン押部23にはエアー抜き通路36が設けられていて、図2が示すようにプッシュピン押部23を押して弦巻バネ42に抗してプッシュピン21を配水管19側に押し込むと、プッシュピン21の先端部外周に装着されていてプラグ本体25の内面、具体的にはパッキン受け部38との間で液密状態で接触していた弾性体からなるパッキン22がパッキン受け部38から離れ、プラグ本体25の内面とプッシュピン21との間に隙間ができる。具体的にはプッシュピン21とプラグ本体25に設けられたプッシュピン21の案内孔41との間の隙間が配水管19の上流側と連通するようになる。その結果、配水管19内の空気や水はこの隙間を通り、かつプッシュピン押部23に設けられたエアー抜き通路36を通って検査プラグ20の外部へと漏れ出る。図2における矢印はこの空気や水の流れを示すものである。
ところで前記エアー抜き通路36は、プッシュピン21と案内孔41との隙間を通って来た空気や水が検査プラグ20の外部へと漏れ出せる程度のものでよい。それ故、例えば、プラグ本体25の後部に設けられているプッシュピン押部案内部35とプッシュピン押部23との間に、空気や水が検査プラグ20の外部へと漏れ出せる隙間が存在する場合には、この隙間をもってエアー抜き通路36とするものである。
ところでプッシュピン押部23の押込力は2kgf以上、10kgf以下であることが望ましい。2kgf以下であるとプッシュピン押部23を押す必要がないときに誤って押してしまう恐れがあり、逆に10kgf以上であると、例えば作業者が体重を掛けないと押し込むことができなくなる可能性があるからである。
尚、この押込力は流体の検査圧力の大きさに応じて、弦巻バネ42のバネ定数あるいはパッキン22の流体の圧力を受ける部分の面積を変更することで適切な値に調整することができる。
図1及び図2において、符号40は略C型の形状をした金属製のストップリングで、仮に配水管19内の水圧が異常に高まったり、パッキン22が壊れたりした場合に、プッシュピン21が後方に飛び出さないようプッシュピン21の先端部に装着されたものである。それ故、この目的からストップリング40はパッキン22よりさらにプッシュピン21の先端側に装着されていて、その外径はプラグ本体25のパッキン受け部38に穿たれているプッシュピン21の案内孔41の内径より大きな外径を有している。
ところで、パッキン22の強度が充分あって、かつパッキン受け部38との接触面が充分あって、パッキン22が配水管19の水圧で破壊されたり、プッシュピン21の案内孔41から抜ける恐れがないのであれば、このストップリング40は不要である。但し、作業の安全面から判断して、ストップリング40を設けておく方が好ましい。
また図中X印で示されている弦巻バネ42は、先端をプラグ本体20の内面の一部で、後端をプッシュピン押部23の一部に係止されてプッシュピン21を配水管19の開口側方向、すなわちプッシュピン21の後端方向にバネ付勢している。換言すると、パッキン22をプラグ本体25のパッキン受け部38に液密に押付ける方向にプッシュピン21を付勢している。
さらに符号43はプッシュピン21の表面の一部を削り取ったプッシュピン研削部で、前記案内孔41とプッシュピン21との隙間をより大きくして配水管19内のエアー抜きに際して、空気をより抜き易くするために設けたものである。尚、プッシュピン21と案内孔41との間に充分な隙間が確保できる場合には、あえて設ける必要はない。
ところで、現場でこの検査プラグ20を使用する場合には、パッキン22にゴミが付着する可能性もある。このような場合、プッシュピン研削部43を設けておくと、エアー抜きに際し、付着しているゴミも一緒に押し流すことができるという利点もある。
以下にこの検査プラグ20の操作方法を説明する。
まず床下等への給水給湯用配水管の布設が完了したら、各給水給湯用の配水管19の端末部に前述した本発明の検査プラグ20をワンタッチで装着する。この状態を図1に示す。図1が示すように、この状態ではプッシュピン21の先端部外周の装着されているパッキン22の一端面は、弦巻バネ42の付勢力でパッキン受け部38の面に液密に押付けられている。各給水給湯用の配水管19の端末全数に検査プラグ20を装着したら、例えばヘッダー方式の場合ならヘッダー側から配水管19内に水を流し入れる。
各配水管19内に水が入ったら、各配水管19の端末に装着されている各検査プラグ20において、図2が示すようにプッシュピン押部23を指で押して、プッシュピン21を配水管19側に押し込む。プッシュピン21が押し込まれると、それまで弦巻バネ42の付勢力でパッキン受け部38の面をその下面で液密に押付けていたパッキン22がパッキン受け部38から離れ、配水管19の内部と外気の間に空気や水が流れる通路が形成される。
その結果、配水管19の端末部に滞留していた空気は、図2の矢印が示すようにプッシュピン21と案内孔41との間の隙間を通り、プッシュピン押部23に設けられたエアー抜き通路36を経由して外部に逃げていく。
配水管19内の空気が逃げ、エアー抜き通路36から水が漏れ出したらプッシュピン押部23を押していた指を離せば、プッシュピン21は弦巻バネ42の力で図1が示す状態に戻り、パッキン22の下面とプラグ本体25のパッキン受け部38との間は液密状態に戻る。
このようにしてエアー抜きを行った後、検査プラグ20で各配水管19の端末を止水したら、このまま加圧保持して、各配水管19の、例えば管継手等の水漏れの有無をチェックする。
ところで、プッシュピン21の軸方向への有効稼動距離は2mm〜10mmとするのが望ましい。2mmより短いと、プッシュピン21を押し込めたか否かの確認が難しくなり、逆に10mm以上の場合には押込み量が大き過ぎ、挿入作業がやり難くなる。
配水管19の水漏れ検査が完了したら配水管19内の水を抜き、しかる後各検査プラグ20を配水管19の端末の一部と共に切り落とす。尚、このワンタッチタイプの検査プラグ20は、専用工具や冶具がない限り配水管19の端末から簡単に抜き取ることはできない。そのため通常は切断具で配水管19の端末部と共に切り落とさざるを得ない。
このように配水管19の端末の検査プラグ20が装着されていた部分を切り落とした場合には、この端末に蛇口等の水栓器具を装着すべく管継手を取り付ける際、検査プラグ20を装着したことによって生じた膨らみや傷が配水管Pの表面の存在しないため、管継手を配水管19表面に対して確実に液密状態を確保した状態で装着できる利点がある。
その後配水管19の端末と共に切り落とした検査プラグ20を専用の冶具等を用いて配水管19の端末部から抜く。この抜いた検査プラグ20は再使用できることはいうまでもない。
図3は本発明の検査プラグの別の実施例を示す縦断面図である。尚、図3では図1、図2で示すものと同じものについては同一符号を付して、詳細な説明は省略する。
図3が示す検査プラグ20の特徴は、パッキン22の形状にある。すなわち、パッキン22はその側面が配水管19の上流側に向かってテーパー状に拡径するリング形状をしていて、そのテーパー状の側面45とプラグ本体25のテーパー状の内面との間で液密接触するようになっている点にある。このようにテーパー状の側面45とプラグ本体25の内面との間で液密に接触可能になっているため、プラグ本体25側の前記パッキン22を受ける部分もテーパー状のすり鉢型になっており、このすり鉢状のテーパー部でパッキン22のテーパー状の側面45を受ける。そのためプッシュピン21が軸方向に動く際、より傾き難くなるので、パッキン22とプラグ本体25の内面とはより確実に液密状態を作り易い。
このようにプラグ本体25とパッキン22とがテーパー状の側面45で液密状態が保たれるため、より確実、容易に配水管19の止水が可能になる。
前記各実施例では、給水給湯用の配水管19における水漏れ検査に、本発明の流体漏れ検査プラグを適用した例のみ説明しているが、本発明の検査プラグ20は他の液体の流体漏れ検査プラグにも使用できることはいうまでもない。
また、気体の配管類における気密試験用としても使用可能である。気密試験に用いる場合には、被検査体である配管の一端に圧力測定用のバルブを装着し、他端に本発明の検査プラグ20を装着する。しかる後ガス封入口から規定の気圧よりやや高めの気圧になるまでガスを封入する。その後本発明の検査プラグ20のプッシュピン押部23を小刻みに押しながら少しずつエアーを抜いていって、配水管19内の圧力を規定の試験気圧にする。以上のように本発明の検査プラグ20を用いれば、規定気圧での気密試験を容易に実施することができる。
また前述した各実施例における検査プラグ20は、すべて樹脂製のもので説明しているが、本発明の検査プラグ20は樹脂製のものに限定されるものではない。
しかしながら樹脂製にすると、浸水性をより高めることができ、上記のように気密試験を行うような場合に、配管端末からの気体の漏れがないことを確認したいとき、検査プラグ20の端部を水の中に入れて、内部の気体が漏れていないかどうかの確認もでき好ましい。
また前記各実施例において、樹脂製のプラグ本体25を透明または半透明なものにすれば、検査プラグ20を配水管19に装着した際、配水管19の端末がプラグ本体25の配管挿入部26に適切な量だけ挿入されているかを検査プラグ20の外側から確認でき好ましい。またプッシュピン21を配水管19と異なる色にすれば、プッシュピン21と配水管19の判別が容易になるためさらに好ましい。例えば、配水管19の色が白い場合には、プッシュピン21の色を黒にすればよい。
さらにまた前記各実施例では、プラグ本体25だけでなく、プッシュピン21やプッシュピン押部23も樹脂製のものを使用した。より具体的には弦巻バネ42と係止爪28以外は樹脂で形成している。それ故、金属性の検査プラグ20に比較して重量が極めて軽くなっており、作業者がこの検査プラグ20を複数個持って運ぶ際、運搬が容易で好ましい。加えて、例えばプラグ本体25が樹脂製であれば、樹脂を透明または半透明にして、前述したように配水管19の検査プラグ20に対する挿入量を外部から確認できるようにすることもできるが、プラグ本体25が金属製の場合には、この挿入量を外から確認できず、流体漏れ検査作業がやり難くなる。
以上の理由から、本発明の検査プラグ20は樹脂製のものに限定されるものではないが、樹脂製にした方が前述したようにより多くの利便性が期待できる。
また前記各実施例では弦巻バネ42でプッシュピン21を配水管19の開口側、すなわちプッシュピン21の後端側にバネ付勢しているが、弦巻バネ42以外のバネ状体も使用できる。例えば、舌片状の板バネをプラグ本体25に埋め込んでおいて、プッシュピン21を配水管19の開口側方向に付勢することもできる。それ故、バネ状体としては弦巻バネ42に限定されるものではない。
さらに前記各実施例ではプラグ本体25にワンタッチ機能を持たせているが、通常のネジ込み式のプラグ本体を使用することもできる。但し、ワンタッチ機能を有するものの方が検査作業を容易に行うことができる。しかも前述したように、ワンタッチ機能を有するものの場合は、通常の手順によれば、検査後配水管19の端末を検査プラグ20を装着したまま切り落とすことになり、この配水管19の端末に管継手等を装着する際、傷のない端末に装着できるので、管継手と配水管端末間で水漏れをより起こり難くできる、という効果も期待できる。
以上のようにしてなる本発明の流体漏れ検査プラグによれば、配管における流体の漏れ検査を行う場合に、エアー抜き作業を極めて容易に行える流体漏れ検査用プラグを提供することができる。
本発明の流体漏れ検査プラグの一実施例を示すもので、配水管の端末部に流体漏れ検査プラグを装着した状態を示す縦断面図である。 図1に示す流体漏れ検査プラグでエアー抜きをしている状態を示す縦断面図である。 本発明の流体漏れ検査プラグの別の実施例を示す縦断面図である。 従来の止水プラグの使用例を示す縦断面図である。 従来の別の止水プラグを示す斜視図である。
符号の説明
19 配水管
20 検査プラグ
21 プッシュピン
22 パッキン
23 プッシュピン押部
25 プラグ本体
36 エアー抜き通路
38 パッキン受け部
40 ストップリング
41 案内孔
42 弦巻バネ
43 プッシュピン研削部
45 テーパー状の側面

Claims (3)

  1. 樹脂からなる配管の端末に装着される配管の流体漏れ検査プラグにおいて、該流体漏れ検査プラグは前記配管端末に装着可能なプラグ本体と、該プラグ本体の中心軸と同軸に位置決めされ前記プラグ本体に対して軸方向に移動可能なプッシュピンであって前記プラグ本体に内接しながら軸方向に移動可能でかつエアー抜き通路が設けられているプッシュピン押部をその後端部に有するプッシュピンと、該プッシュピンの先端部外周に装着されていて前記プラグ本体内面との間で液密に接触可能で前記配管側からの流体の漏れを防止するパッキンと、前記プラグ本体内に収納されていて前記プッシュピンを前記配管の開口側に付勢しているバネ状体と、を有することを特徴とする配管の流体漏れ検査プラグ。
  2. 前記パッキンはリング形状をしていて、その下面と前記プラグ本体内面との間で液密に接触可能になっていることを特徴とする請求項1記載の配管の流体漏れ検査プラグ。
  3. 前記パッキンはその側面が前記配管上流側に向かってテーパー状に拡径するリング形状をしていて、そのテーパー状の側面と前記プラグ本体内面との間で液密に接触可能になっていることを特徴とする請求項1記載の配管の流体漏れ検査プラグ。
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