JP2005351474A - ホース接続具 - Google Patents

ホース接続具 Download PDF

Info

Publication number
JP2005351474A
JP2005351474A JP2005122408A JP2005122408A JP2005351474A JP 2005351474 A JP2005351474 A JP 2005351474A JP 2005122408 A JP2005122408 A JP 2005122408A JP 2005122408 A JP2005122408 A JP 2005122408A JP 2005351474 A JP2005351474 A JP 2005351474A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hose
diameter
cylinder
connection
presser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2005122408A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Horiichi
耕二 堀一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyox Co Ltd
Original Assignee
Toyox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyox Co Ltd filed Critical Toyox Co Ltd
Priority to JP2005122408A priority Critical patent/JP2005351474A/ja
Publication of JP2005351474A publication Critical patent/JP2005351474A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)

Abstract

【課題】 ホースへの押え筒の挿着と接続筒体への組み付けとを分離して別工程で行う。
【解決手段】 押え筒2の外面にホース挿入方向へ向け外径が拡大して接続筒体3の最内径より大きい拡径部2aを形成し、この拡径部2aに縮径用空間部2bを設けることにより、接続筒体3内へホース接続端部H1及び押え筒2を挿入するだけで、拡径部2aが接続筒体3の内周面3aに当接して弾性的に縮径し、そのまま内周面3a沿いに移動して、環状凹部3bに到達した時点で拡径部2aが弾性的に拡径して、該環状凹部3bとホース軸方向へ回転自在に当接係合する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばシャワーヘッドなどの吐水器具や、給水栓又は湯水混合栓などの給水金具にホースを接続する際に用いられるホース接続具に関する。
詳しくは、ホースの接続端部に装着される押え筒と、これらホース接続端部及び押え筒が挿入される接続筒体とを備え、この接続筒体の内面に該押え筒をホース軸方向へ当接係合させて回転自在に抜け止めしたホース接続具に関する。
従来、この種のホース接続具として、ホースに接続筒体(器具接続用ナット)と押え筒(カシメ筒)を順次挿通し、この突出したホース接続端部の内周にニップルの竹の子状部を挿入してから、その外周に押え筒(カシメ筒)を嵌挿することにより、該ホース接続端部を挟んで押え筒が一体的に挿着され、その後、この押え筒の外側を接続筒体で覆うようにホース又は接続筒体を移動して、該接続筒体の基端内周面に突設された環状突起と、押え筒の基端面とを当接係合させることにより、これらホース接続端部及び押え筒を、吐水器具(シャワーヘッド)が螺着される接続筒体に対して回転自在に抜け止めしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、ホースに接続筒体(器具接続用ナット)と押え筒(カシメ筒)を順次挿通し、この突出したホース接続端部の内周にニップルの竹の子状部を挿入してから、その外周に押え筒(カシメ筒)を嵌挿することにより、該ホース接続端部を挟んで押え筒が一体的に挿着され、その後、この押え筒の外側を接続筒体で覆うようにホース又は接続筒体を移動して、該接続筒体の基端内周面に突設された環状突起と、押え筒の基端面とを当接係合させることにより、これらホース接続端部及び押え筒を、給水金具(水栓金具)が螺着される接続筒体に対して回転自在に抜け止めしたものがある(例えば、特許文献2参照)。
実公平2−13832号公報(第1頁、第5図、第6図) 実公平1−40397号公報(第1頁)
しかし乍ら、このような従来のホース接続具では、ホースを接続筒体に通した状態で押え筒の挿着を行うが、この挿着作業はホースから押え筒が簡単に外れないように押え筒を強制的にホース軸方向へ移動させるなど力の必要であるのに、接続筒体が邪魔となって押え筒の挿着作業が行い難いと共に、この装着後にはホース又は接続筒体を移動して押え筒を接続筒体内に挿入する作業が必要となるため、作業性が悪くて製造コストのアップ要因となるという問題があった。
特に、シャワーヘッドなどのような吐水器具は、例えば色違いや長さ及び機能毎などで複数種類あり、これらに接続するシャワーヘッド用掛け具(接続筒体)やホースも夫々複数種類あるため、これらの組み合わせは膨大な数となるが、従来のホース接続具では、ホースと接続筒体が組み付けられてしまうため、多種類の組み付け品を多量に貯蔵しなければ多様な注文に素早く対応できず、そのために在庫管理や在庫スペースが必要になって、コストアップの要因になるという問題もあった。
また、外国で製造されたシャワーヘッドには、その末端面とシャワーヘッド用掛け具(接続筒体)との間に平パッキンを挟み込んで水漏れ防止した構造のものがあるが、従来のホース接続具では、シャワーヘッド用掛け具(接続筒体)が貫通して平パッキンの受け面が無いために接続できず、このような外国のシャワーヘッドを国内で製造された既設のホース接続具では使用することができないという問題もあった。
本発明のうち請求項1記載の発明は、ホースへの押え筒の挿着と接続筒体への組み付けとを分離して別工程で行うことを目的としたものである。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の発明の目的に加えて、拡径部及び縮径用空間部の加工を簡単でしかも精度良く行うことを目的としたものである。
請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載の発明の目的に加えて、押え筒の軸方向長さを短縮化してもホースへの締め付け力を強く維持しながら接続筒体への挿入を容易にすることを目的としたものである。
請求項4記載の発明は、請求項1、2または3に記載の発明の目的に加えて、シャワーヘッドの末端面との間にパッキンを挟み込んで水漏れ防止することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、押え筒の外面に、ホース挿入方向へ向け外径が拡大して接続筒体の最内径より大きい拡径部を弾性変形自在に形成し、この拡径部に縮径用空間部を設けて、該拡径部を上記接続筒体の内周面との当接により弾性的に縮径変形させると共に、この接続筒体の内周面に凹設される環状凹部へ向け拡径させてホース軸方向へ回転自在に当接係合したことを特徴とするものである。
上述した押え筒の挿着方法としては、ホース接続端部の内周にニップルの一部又は全部を挿入して、該ホース接続端部を部分的に膨張させ、その後に、この膨張部分の外周に押え筒を嵌挿して該ホース接続端部を挟み込むことにより、その外周に押え筒が一体的に挿着される。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に、前記押え筒の端部に拡径部を配置し、この拡径部の端縁に縮径用空間部を周方向へ複数個設けた構成を加えたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明の構成に、前記押え筒が、ホースの外周面と圧接する円筒部の径方向外側に、拡径部及び縮径用空間部が形成される弾性係止部を配置固定した構成を加えたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1、2または3記載の発明の構成に、前記接続筒体がシャワーヘッド用掛け具であり、その内周にパッキン受け用の突起を突設した構成を加えたことを特徴とする。
本発明のうち請求項1記載の発明は、押え筒の外面にホース挿入方向へ向け外径が拡大して接続筒体の最内径より大きい拡径部を形成し、この拡径部に縮径用空間部を設けることにより、接続筒体内へホース接続端部及び押え筒を挿入するだけで、拡径部が接続筒体の内周面に当接して弾性的に縮径し、そのまま内周面沿いに移動して、環状凹部に到達した時点で拡径部が弾性的に拡径して、該環状凹部とホース軸方向へ回転自在に当接係合する。
従って、ホースへの押え筒の挿着と接続筒体への組み付けとを分離して別工程で行うことができる。
その結果、ホースを接続筒体に通した状態で押え筒の挿着作業を行う従来のものに比べ、装置全体の組み立てを簡単に行え、作業性が向上して、製造コストの低減化が図れる。
更に、ホースと押え筒が接続された中間部品を予め用意しておけば、接続筒体への組み付けは瞬時に行えるため、多様な注文に素早く対応でき、それにより在庫管理や在庫スペースを減少できて、コストダウンが図れる。
請求項2の発明は、請求項1の発明の効果に加えて、押え筒の端部に拡径部を配置し、この拡径部の端縁にスリット状の縮径用空間部を周方向へ複数個設けることにより、これら拡径部及び縮径用空間部をプレス加工などで後加工する際に、無理な力をかけることなく正確に成形される。
従って、拡径部及び縮径用空間部の加工を簡単でしかも精度良く行うことができる。
請求項3の発明は、請求項1または2の発明の効果に加えて、押え筒が、ホースの外周面と圧接する押え筒の径方向外側に、拡径部及び縮径用空間部が形成される弾性係止部を配置固定することにより、押え筒の軸方向全長に亘って円筒部が形成可能になって、ホース外周面との接触面積が広く確保される共に、縮径用空間部が軸方向へ延長可能になって、拡径部が弾性変形し易くなる。
従って、押え筒の軸方向長さを短縮化してもホースへの締め付け力を強く維持しながら接続筒体への挿入を容易にするとができる。
その結果、ホース接続具のコンパクト化が図れると共にデザインの自由度を増大できる。
請求項4記載の発明は、請求項1、2または3に記載の発明の効果に加えて、シャワーヘッド用掛け具の内周にパッキン受け用の突起を突設することにより、該突起との間にパッキンが挟持可能となる。
従って、シャワーヘッドの末端面との間にパッキンを挟み込んで水漏れ防止できる。
その結果、外国で製造されたシャワーヘッドを国内で製造された既設のハンガーに掛けて使用することができる。
本発明のホース接続具は、図1〜図7に示す如く、ホースHの両接続端部H1,H1を、ニップル1、押え筒2及び接続筒体3を介して、シャワーヘッドなどの吐水器具Aと、給水栓や湯水混合栓などの給水金具Bに夫々接続するか、又は吐水器具Aと給水金具Bのどちらか一方のみにホース接続端部H1を接続して使用するのに適したものである。
上記ニップル1は、例えばステンレスなどの金属や硬質合成樹脂などで円筒状に形成され、例えば実公平2−13832号公報に開示される如く、その軸方向一端(以下「基端」という)側には、上記ホース接続端部H1の内径より若干大径な竹の子状部1aが一体形成され、この竹の子状部1aを挿入することで、該ホース接続端部H1が膨張してその内周面と当接係合させるようにし、また軸方向中間部には、後述する押え筒2と軸方向へ移動不能に係合する環状の凸部1bを突設している。
上記凸部1bよりも軸方向他端(以下「先端」という)側の外周面には、UパッキンP1を収納するための凹部1cが凹設され、更に必要に応じて該凹部1cの先端側には、後述する接続筒体3のパッキン受け用突起3dの内端部と回転自在に係合する係合部1dを連設することが好ましい。
上記押え筒2は、例えばステンレスなどの金属又は弾性変形可能な硬質構成樹脂で肉厚の薄い円筒状に形成され、前記ホース接続端部H1の外周面H2に圧接してホース軸方向へ移動不能に装着される円筒部2′と、後述する拡径部2a及び縮径用空間部2bが形成される弾性係止部2″とで構成し、それにより円筒部2′に拡径部2aを弾性変形自在に連設している。
そして、少なくとも上記円筒部2′の内径を、上記ニップル1の竹の子状部1aが挿入される前のホース接続端部H1の外径と略同じか又はそれより若干大径に設定し、上記竹の子状部1aの挿入で膨張したホース接続端部H1の外周面H2に、該円筒部2′の内周面を圧接してホース軸方向へ移動不能に係合させる。
上記弾性係止部2″の外周面には、後述する接続筒体3内への挿入方向下流側へ向け外径が徐々に拡大する拡径部2aを、プレス加工などで弾性変形自在に膨出形成し、この拡径部2aの最大外径は、後述する接続筒体3の最内径より大きくなるように設定される。
この拡径部2aには、縮径用空間部2bを設けることにより、後述する接続筒体3内への挿入時にその内周面3aとの当接で該拡径部2aが弾性的に縮径するようにしている。
この拡径部2aの具体的な形状としては、図2〜図3又は図4又は図6に示す如く、弾性係止部2″の軸方向同じ位置から全周に亘って直線的な略円錐台状(スカート状)に拡開するように形成し、この拡径部2aの基端縁2cには、軸方向へ延びるスリット状の縮径用空間部2bを周方向へ複数個夫々適宜間隔毎に配置している。
それ以外の形状としては、例えば弾性係止部2″の周方向の一部のみをスカート状に拡開させるか、又は略円弧状に拡開させたり、縮径用空間部2bの形状や数を変えるなど、図示例以外の形状に変更するとも可能である。
前記接続筒体3は、例えば硬質合成樹脂や金属などの材料で適宜肉厚寸法の円筒状に形成され、その内径を上記押え筒2より若干大径でしかも上記拡径部2aの最大径より小径に設定し、この内周面3aには、上記拡径部2aが侵入可能な環状凹部3bを凹設し、この環状凹部3bに、上記拡径部2aの基端縁2cと対向する係止段部3cを形成している。
この環状凹部3bの具体的な形状としては、図2〜図3又は図4又は図6に示す如く、上記接続筒体3の基端側内周面3aに、その基端側へ向けて内径が徐々に拡大する傾斜状に形成し、この環状凹部3bの基端面に係止段部3cを軸方向と垂直な面に形成している。
それ以外の形状としては、例えば係止段部3cを、接続筒体3の基端側へ向けて内径が徐々に拡大するように若干傾斜させることも可能である。
更に、前記接続筒体3の先端側内周面には、平パッキンP2が載置されるパッキン受け用突起3dを突設すると共に、上述したシャワーヘッドなどの吐水器具Aの端部外周面に刻設された外ネジ部A1か又は給水栓や湯水混合栓などの給水金具Bの端部外周面に刻設された外ネジ部B1と螺合する内ネジ3eを刻設している。
一方、前記ホースHは、図示した単層構造のものに限定されず、内層と外層との間に補強層としてブレード(補強糸)を螺旋状に巻き付け一体化した積層ホース(ブレードホース)や、不透明な内層と透明な外層との間に補強材として、少なくとも表面が金属色に光る断面矩形の帯状補強材と、断面円形の線状補強材を螺旋状に巻き付けて一体化した螺旋補強ホース(フォーランホース)であることが好ましい。
それ以外に外層と内層との間に、断面矩形の帯状補強材及び断面円形の線状補強材のどちらか一方のみを巻き付けて一体化したり、例えばガラス繊維や難燃性繊維などの糸状補強材を編組したり、螺旋状に巻き付けて一体化した従来周知の軟質ホースか、或いは単層構造のものでも良い。
以下、本発明の各実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例1は、図1〜図3に示す如く、前記押え筒2が、円筒部2′と弾性係止部2″とを軸方向へ連続形成した一体成形品であり、これら押え筒部2′及び弾性係止部2″の最も基端側に拡径部2aが一体成形される場合を示すものである。
図示例の場合には、図2に示す如く、上記拡径部2aの基端縁2cに複数(6本)のスリット状縮径用空間部2bを周方向へ等間隔毎に設けている。
更に、前記接続筒体3のパッキン受け用突起3dの内周面と、前記ニップル1の係合部1dの外周面とを回転自在に挿通させることで、接続筒体3に対する回転ニップル1のガタ付きを防止している。
次に、斯かるホース接続具の接続方法を工程順に従って説明するが、ホース接続端部H1を上述したシャワーヘッドなどの吐水器具Aに接続する場合と、給水栓や湯水混合栓などの給水金具Bとは同様であるため、吐水器具Aへの接続を図面に基づいて説明し、給水金具Bへの接続は省略する。
先ず、図2に示す如く、ホースHに押え筒2を通してから、ホース接続端部H1の内周にニップル1の竹の子状部1aを挿入して、該ホース接続端部H1を部分的に膨張させ、その後に、この膨張部分の外周へ押え筒2を強制的に移動して嵌挿させ、該ホース接続端部H1を挟み込んで、その外周に押え筒2の円筒部2′を一体的に挿着する。
その後、図3(a)(b)に示す如く、これらホース接続端部H1及び押え筒2を接続筒体3内へ挿入すると、弾性係止部2″の拡径部2aが接続筒体3の内周面3aに当接して、スリット状の縮径用空間部2bが弾性的に狭くなることにより縮径し、そのまま該内周面3aに沿って移動可能となる。
そのまま押し込まれた弾性係止部2″の拡径部2aが環状凹部3bに到達すると、内周面3aから開放された拡径部2aは、図1に示す如く、スリット状の縮径用空間部2bが弾性的に広がることにより拡径して環状凹部3b内に嵌入する。
それにより、これら拡径部2aの基端縁2cと、環状凹部3bの係止段部3cとがホース軸方向へ当接して回転自在に係合し、この状態ではニップル1の先端に連設した係合部1dが接続筒体3のパッキン受け用突起3dの先端面と回転自在に挿通しているため、接続筒体3に対してホース接続端部H1及び押え筒2が回転自在に抜け止め保持される。
これで、接続筒体3へのホースHの組み付けが完了する。
その結果、ホースHへの押え筒2の挿着と接続筒体3への組み付けとを分離して別工程で行える。
そして、組み付けられた接続筒体3のパッキン受け用突起3dに平パッキンP2を載せた状態でその内ネジ3eに、シャワーヘッドなどの吐水器具Aの端部外周面に刻設された外ネジ部A1を螺着すれば、吐水器具Aの末端面A2との間に平パッキンP2を挟み込んで水漏れが防止され、これで吐水器具Aと接続筒体3であるシャワーヘッド用掛け具とのホース接続が完了する。
更にもう一方のホース接続端部H1に組み付けられた接続筒体3の内ネジ3eに、給水栓や湯水混合栓などの給水金具Bの端部外周面に刻設された外ネジ部B1を螺着すれば、給水金具Bと接続筒体3とのホース接続が完了する。
この実施例2は、図4〜図5に示す如く、前記押え筒2が、円筒形の円筒部2′と、円筒部から拡径部2aのみが突出する略円筒形の弾性係止部2″を別々に成形し、この円筒部2′の外側に弾性係止部2″を軸方向へ移動不能に固定することで、円筒部2′の径方向外側に弾性係止部2″を配置固定した組立成形品である構成が、前記図1〜図3に示した実施例1とは異なり、それ以外の構成は図1〜図3に示した実施例1と同じものである。
このような押え筒2の製造方法としては、図5(a)(b)に示す如く、先ず、円筒部2′の両開口部のうち一方のみを拡径加工し、他方の開口側から、予め拡径部2a及びスリット状縮径用空間部2bが形成された弾性係止部2″を、円筒部2′の外周面に沿って挿通した後に、他方開口を拡径加工して該弾性係止部2″を軸方向へ移動不能に固定するか、又は溶接などの接着手段によって固定する。
なお、図示例の場合には、上記拡径部2aの基端縁2cに複数(9本)のスリット状縮径用空間部2bを周方向へ等間隔毎に設けて、弾性係止部2″の軸方向同じ位置から全周に亘って直線的な略円錐台状(スカート状)に拡開させているが、これに限定されず、それ以外の形状に変更するとが可能であることは上述した通りである。
従って、図4〜図5に示す実施例2は、上述した実施例1と同様な作用効果が得られ、更に加えて、円筒部2′と弾性係止部2″とが軸方向へ並ぶ実施例1より、押え筒2の軸方向長さを短縮化しても、その軸方向全長に亘って円筒部2′が形成可能になって、ホース外周面H2との接触面積を広く確保できるから、ホースHへの締め付け力を強く維持できると共に、縮径用空間部2bが軸方向へ延長可能になって、拡径部2aを弾性変形し易くできるから、接続筒体3への挿入を容易にできるという利点がある。
また、図示例の場合には、前記接続筒体3のパッキン受け用突起3dの内端面を内方へ延長して、基端側へ折れ曲がる支持筒部3fを連設し、この支持筒部3fの外周面と前記ニップル1の係合部1dの内周面とを回転自在に当接するように係合させるか、或いは該支持筒部3fの内周面と係合部1dの外周面とを回転自在に当接するように係合させることで、接続筒体3に対する回転ニップル1のガタ付きを防止している。
それにより、ニップル1の係合部1dの先端が、該パッキン受け用突起3dを挿通して平パッキンP2側に突出しないため、これら両者の接触を防止して、接続筒体3に対するニップル1の回転に障害とならないという利点もある。
この実施例3は、図6〜図7に示す如く、前記押え筒2が、円筒形の円筒部2′の基端側を折り返して該円筒部2′の径方向外側に弾性係止部2″を配置固定した一体成形品である構成が、前記図1〜図3に示した実施例1とは異なり、それ以外の構成は図1〜図3に示した実施例1と同じものである。
このような押え筒2の製造方法としては、図7(a)〜(c)に示す如く、先ず、円筒部2′の基端部分を例えばプレス加工などで打ち抜いてスリット状縮径用空間部2bを形成した後に、この基端部分を折り返し加工で該円筒部2′の外周面に沿って折り返すと共に、拡開加工することにより、弾性係止部2″の拡径部2aが円筒部2′の径方向外側に重ねて一体形成される。
なお、図示例の場合には、上記拡径部2aの基端縁2cに複数(9本)のスリット状縮径用空間部2bを周方向へ等間隔毎に設けて、弾性係止部2″の軸方向同じ位置から全周に亘って直線的な略円錐台状(スカート状)に拡開させているが、これに限定されず、それ以外の形状に変更するとが可能であることは上述した通りである。
また、図示例の場合には、前記係合部1dを設けずにニップル1が接続筒体3に対して回転自在に支持される場合を示したが、上述した実施例1や実施例2のように係合部1dを設けて、接続筒体3のパッキン受け用突起3dの内端部と回転自在に係合させても良い。
従って、図6〜図7に示すに示す実施例3は、上述した実施例1及び実施例2と同様な作用効果が得られ、更に加えて、円筒部2′と弾性係止部2″が一体成形されるため、別々に成形される別部品の円筒部2′と弾性係止部2″を正確に組み立てる必要がある
実施例2よりも、押え筒2の全体構造が簡素化して製造コストの低減化が図れるという利点がある。
尚、前示実施例では、ホースHの両接続端部H1,H1が、ニップル1、押え筒2及び接続筒体3を介して、シャワーヘッドなどの吐水器具Aと、給水栓や湯水混合栓などの給水金具Bとに夫々接続されるシャワーホース用のホース接続具である場合を示したが、これに限定されず、それ以外の産業用のホースなどを接続するのに使用しても良い。
更に、接続筒体3のパッキン受け用突起3dと吐水器具Aの末端面A2との間に平パッキンP2を挟み込んで水漏れ防止したが、これに限定されず、それ以外の公知手段で止水しても良い。
また、実施例2及び実施例3では、ホース接続端部H1の一方をシャワーヘッドなどの吐水器具Aに接続した状態のみを図示し、ホース接続端部H1の他方が給水栓や湯水混合栓などの給水金具Bに接続された図面を省略したが、実施例2及び実施例3も図1〜図3に示した実施例1と同様に、ホース接続端部H1の他方と、給水栓や湯水混合栓などの給水金具Bとが本発明のホース接続具によって接続されることに変わりない。
本発明のホース接続具の実施例1を示す縦断正面図である。 分解状態を示す部分的な一部切欠正面図である。 (a)がホースとの組み付け途中を示す縦断正面図であり、(b)がホースとの組み付け後の状態を示す縦断正面図である。 本発明のホース接続具の実施例2を示す縦断正面図であり、(a)がホースとの組み付け途中を示し、(b)がホースとの組み付け後の状態を示している。 (a)(b)がホース接続具の製造過程を示す一部切欠正面図である。 本発明のホース接続具の実施例3を示す縦断正面図であり、(a)がホースとの組み付け途中を示し、(b)がホースとの組み付け後の状態を示している。 (a)〜(c)がホース接続具の製造過程を示す一部切欠正面図である。
符号の説明
A 吐水器具 A1 外ネジ部
A2 末端面 B 給水金具
B1 外ネジ部 H ホース
H1 ホース接続端部 H2 外周面
P1 Uパッキン P2 平パッキン
1 ニップル 1a 竹の子状部
1b 凸部 1c 凹部
1d 係合部 2 押え筒
2′ 円筒部 2″ 弾性係止部
2a 拡径部 2b 縮径用空間部
2c 基端縁 3 接続筒体
3a 内周面 3b 環状凹部
3c 係止段部 3d 突起
3e 内ネジ

Claims (4)

  1. ホース(H)の接続端部(H1)に装着される押え筒(2)と、これらホース接続端部(H1)及び押え筒(2)が挿入される接続筒体(3)とを備え、この接続筒体(3)の内面に該押え筒(2)をホース軸方向へ当接係合させて回転自在に抜け止めしたホース接続具において、
    前記押え筒(2)の外面に、ホース挿入方向へ向け外径が拡大して接続筒体(3)の最内径より大きい拡径部(2a)を弾性変形自在に形成し、この拡径部(2a)に縮径用空間部(2b)を設けて、該拡径部(2a)を上記接続筒体(3)の内周面(3a)との当接により弾性的に縮径変形させると共に、この接続筒体(3)の内周面(3a)に凹設される環状凹部(3b)へ向け拡径させてホース軸方向へ回転自在に当接係合したことを特徴とするホース接続具。
  2. 前記押え筒(2)の端部に拡径部(2a)を配置し、この拡径部(2a)の端縁に縮径用空間部(2b)を周方向へ複数個設けた請求項1記載のホース接続具。
  3. 前記押え筒(2)が、ホース(H)の外周面(H2)と圧接する円筒部(2′)の径方向外側に、拡径部(2a)及び縮径用空間部(2b)が形成される弾性係止部(2″)を配置固定した請求項1または2記載のホース接続具。
  4. 前記接続筒体(3)がシャワーヘッド用掛け具であり、その内周にパッキン受け用の突起(3d)を突設した請求項1、2または3記載のホース接続具。
JP2005122408A 2004-05-14 2005-04-20 ホース接続具 Ceased JP2005351474A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005122408A JP2005351474A (ja) 2004-05-14 2005-04-20 ホース接続具

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004144977 2004-05-14
JP2005122408A JP2005351474A (ja) 2004-05-14 2005-04-20 ホース接続具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005351474A true JP2005351474A (ja) 2005-12-22

Family

ID=35586106

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005122408A Ceased JP2005351474A (ja) 2004-05-14 2005-04-20 ホース接続具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005351474A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012077549A1 (ja) * 2010-12-07 2012-06-14 株式会社トヨックス ホース接続具及びシャワーホース用継手構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012077549A1 (ja) * 2010-12-07 2012-06-14 株式会社トヨックス ホース接続具及びシャワーホース用継手構造
JP2012122533A (ja) * 2010-12-07 2012-06-28 Toyox Co Ltd ホース接続具及びシャワーホース用継手構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2015029815A1 (ja) 管継手
JP3178198U (ja) ホース接続用のコネクタ
JP5518408B2 (ja) 配管用継手
WO2011058871A1 (ja) ホース継手
JP3660592B2 (ja) 管取付け具、及びこのためのスリーブ
JP2008128367A (ja) ホース継手
JP2008095765A (ja) ホース継手
JP6078857B2 (ja) 管継手
TW201447158A (zh) 管固定構造
JP2012122533A (ja) ホース接続具及びシャワーホース用継手構造
JP2005351474A (ja) ホース接続具
JP5849261B2 (ja) 管継手
JP2006077949A (ja) ホース接続構造
JP2007016942A (ja) ホース継手
JP2017214992A (ja) ホース継手
JP5366904B2 (ja) 継手金具
JP2006308083A (ja) ホース継手
WO2016088831A1 (ja) 管継手及びシャワーホース接続構造
JP5799326B2 (ja) 管継手
JP2007051774A (ja) 給水・給湯用ホース口金具構造
JP4660790B2 (ja) ホース接続構造
JP4032406B2 (ja) 管継手
JP6624587B2 (ja) 管締結構造及び管締め付け具
JP7401936B1 (ja) 管継手
JP6770753B2 (ja) 管継手

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051028

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080331

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090330

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090414

A045 Written measure of dismissal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20090825