JP2005351315A - 既設管路を更新するための仮設管路 - Google Patents
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Abstract
【課題】 道路交通などの邪魔にならずに既設管路をバイパスすることができる仮設管路を敷設して、既設管路が幹線道路下に敷設された樹枝状の管路などであっても、この既設管路を断水させることなく、しかも断水の発生の危険性を低減させた状態で、新管に更新できるようにする。
【解決手段】 更新すべき既設管路3に沿って設けられることで、既設管路3の更新中に流体を通すために用いられる仮設管路5である。既設管路3よりも小径の複数の小径管路7、7、…が配置されるとともに、各小径管路7ごとに遮断弁8が設けられている。かつこれら複数の小径管路7、7、…が、敷設場所の状況に応じた任意の結束断面で互いに結束されている。
【選択図】 図3
【解決手段】 更新すべき既設管路3に沿って設けられることで、既設管路3の更新中に流体を通すために用いられる仮設管路5である。既設管路3よりも小径の複数の小径管路7、7、…が配置されるとともに、各小径管路7ごとに遮断弁8が設けられている。かつこれら複数の小径管路7、7、…が、敷設場所の状況に応じた任意の結束断面で互いに結束されている。
【選択図】 図3
Description
本発明は、既設管路を更新するための仮設管路に関する。
鋳鉄製の水道管路が老朽化した場合には、これを新管に敷設替えすることが行われている(たとえば特許文献1)。
しかしながら、一般に樹枝状に配管された水道管路の更新は困難である。なぜなら、樹枝状の管路とは樹木の枝状に複雑に分岐した管路のことをいうが、その根本に近いところで断水すると、その影響範囲が思いがけなく広範囲に拡がってしまう。そのため、その敷設替えは、不断水で工事することが強く求められ、不断水で工事を行うには、バイパス管路を仮設することが不可欠である。しかし、特に幹線道路下に埋設されている水道管路の場合は、バイパス管路を設けることは、交通事情や道路の状況などによって非常に大きな制約を受ける。このため、老朽化した管路の更新工事が手つかずの状態となっているケースが見受けられる。
特開2002−98260号公報
しかしながら、一般に樹枝状に配管された水道管路の更新は困難である。なぜなら、樹枝状の管路とは樹木の枝状に複雑に分岐した管路のことをいうが、その根本に近いところで断水すると、その影響範囲が思いがけなく広範囲に拡がってしまう。そのため、その敷設替えは、不断水で工事することが強く求められ、不断水で工事を行うには、バイパス管路を仮設することが不可欠である。しかし、特に幹線道路下に埋設されている水道管路の場合は、バイパス管路を設けることは、交通事情や道路の状況などによって非常に大きな制約を受ける。このため、老朽化した管路の更新工事が手つかずの状態となっているケースが見受けられる。
そこで本発明は、道路交通などの邪魔にならずに既設管路をバイパスすることができる仮設管路を敷設して、既設管路が幹線道路下に敷設された樹枝状の管路などであっても、この既設管路を断水させることなく、しかも断水の発生の危険性を低減させた状態で、新管に更新できるようにすることを目的とする。
この目的を達成するため本発明は、更新すべき既設管路に沿って設けられることで、前記既設管路の更新中に流体を通すために用いられる仮設管路であって、既設管路よりも小径の複数の小径管路が配置されるとともに、各小径管路ごとに遮断弁が設けられ、かつこれら複数の小径管路が敷設場所の状況に応じた任意の結束断面で互いに結束されているようにしたものである。
したがって本発明によれば、仮設管路を設けることによって不断水で既設管路を更新することができるのみならず、仮設管路を構成する複数の小径管路が敷設場所の状況に応じた、たとえばフラット状やその他の任意の結束断面で互いに結束されているため、たとえばこの仮設管路を道路に敷設する場合には、歩道の部分では歩行者の邪魔になりにくく、また車道の場合は車の邪魔になりにくいように敷設することができる。また、仮設管路として、既設管路よりも小径の複数の管路を用いたため、仮設管路の破損時における断水の危険性を低減させることができ、しかも各小径管路ごとに遮断弁が設けられていることによって、仮設管路の破損時における断水の危険性をいっそう低減させることができる。
図1は幹線道路の平面図を示し、1は車道、2は歩道である。車道1の下の地中には、樹脂製の水道管路3が、既設管路として埋設されている。
この既設の水道管路3が老朽化したために新管に更新する場合には、まず図示のように管路3の一定区間ごとに公知の不断水分岐部4、4、…を設ける。そして、水道管路3における隣り合う不断水分岐部4、4どうしの間を一つの区間として、各区間ごとに既設の水道管路3を新管に更新する。
この既設の水道管路3が老朽化したために新管に更新する場合には、まず図示のように管路3の一定区間ごとに公知の不断水分岐部4、4、…を設ける。そして、水道管路3における隣り合う不断水分岐部4、4どうしの間を一つの区間として、各区間ごとに既設の水道管路3を新管に更新する。
詳細には、まず、図2に示すように、新管に更新しようとする水道管路3の区間に対応した隣り合う不断水分岐部4、4どうしを、仮設管路5によって接続する。この仮設管路5は、図3に示すように、不断水分岐部4、4にそれぞれ接続される一対のマニホールド6、6と、これらマニホールド6、6どうしの間にわたされる複数の小径管路7、7、…とを備えている。各小径管路7、7、…は、可撓性を有する布管などによって構成されるとともに、その通水断面積の合計が、既設の水道管路3の通水断面積と同等程度となるように構成されている。仮設管路5には、各小径管路7、7、…ごとに、たとえば図3に示すように各小径管7、7、…とマニホールド6、6とを接続する部分において、緊急遮断弁8、8、…が、それぞれ設けられている。各小径管路7、7、…どうしは、水平方向の向きや、鉛直方向の向きや、その敷設場所に合せた任意の配置断面形状となるように並列に配置されたうえで、固定部材9によって相互に結束された状態となるようにされている。すなわち、敷設場所の状況に応じた任意の結束断面となるように、固定部材9によって互いに結束されている。固定部材9は、小径管7、7、…の長さ方向に沿った複数または単数の位置に設けられている。
図4は、固定部材9の一例を示す。ここでは、固定部材9は、樹脂や金属などにより形成された、剛性を有する枠体によって構成されている。詳細には、固定部材9は、小径管7、7、…をはめ込み可能な複数の凹部10をそれぞれ有した一対の枠部材11、11を締結要素12によって互いに締結することで、これら小径管7、7、…を並列状態で互いに結束できるように構成されている。
図5は、固定部材9の他の例を示す。ここでは、固定部材9は、繊維や樹脂などにより形成された袋体(ただし樹脂の場合は成形品)によって構成され、この袋体が、各小径管7、7、…を通すための貫通孔13を有することで、同様に小径管7、7、…を並列状態で互いに結束できるように構成されている。
図4、図5では、固定部材9として、小径管7、7、…を水平方向に並べて結束するものを例示したが、上述のように仮設管路5の敷設場所の状況に応じた任意の結束断面となるように、それに対応した構成の固定部材9を用いることができる。
図6は、仮設管路5の敷設例を示す。仮設管路5は、歩道2に敷設する場合は、小径管7、7、…が水平方向に並列に設けられかつ結束された状態とするのが適当である。図示のように、仮設管路5を歩道2に露出状態で敷設したうえで、鋼板などの板材にて構成されたカバー14をかぶせ、このカバー14の上を人15が歩けるようにする。
図7は、交差点の横断部での仮設管路5の敷設例を示す。3は、更新対象の老朽化した水道管路で、地中に埋設されている。ここでは、図示のように交差点横断部16を掘削して形成した凹部17に仮設管路5を浅埋設するとともに、この埋設部をカバーするための、敷き鋼板などの板材18を敷設する。
このように構成したうえで、不断水分岐部4、4を用いて仮設管路5に通水するとともに、この仮設管路5に通水した部分における水道管路3を断水して、これを新管に敷設替えする。
このようにすれば、仮設管路5を設けることによって、不断水で既設の水道管路3を更新することができる。これによって、たとえば上記のように仮設管路5を道路に敷設する場合には、歩道2の部分では歩行する人15の邪魔になりにくく、また車道の場合は車の邪魔になりにくいように、敷設することができる。また、仮設管路5として、水道管路3よりも小径の複数の管路7、7、…を並列に配置したため、水道管路3と同等の通水断面積を確保しても管路がかさ張らずコンパクトに構成することができる。しかも、仮設管路5として水道管路3よりも小径の複数の管路7、7、…を用いたため、仮設管路5の破損時には各小径管路7ごとの破損となり、このため、管路5の全体における断水の危険性を低減させることができる。しかも各小径管路7ごとに緊急遮断弁8が設けられていることによって、仮設管路5の破損時における断水の危険性をいっそう低減させることができる。
新管への敷設替えが完了したなら、不断水分岐部4によって、この新管への通水を行うとともに、仮設管路5への通水を停止する。そして、仮設管路5を撤去することで、その区間において既設の水道管路3を新管へ敷設替えする工事が完了する。
3 水道管路
4 不断水分岐部
5 仮設管路
7 小径管路
8 緊急遮断弁
9 固定部材
4 不断水分岐部
5 仮設管路
7 小径管路
8 緊急遮断弁
9 固定部材
Claims (1)
- 更新すべき既設管路に沿って敷設されることで、前記既設管路の更新中に流体を通すために用いられる仮設管路であって、既設管路よりも小径の複数の小径管路が配置されるとともに、各小径管路ごとに遮断弁が設けられ、かつこれら複数の小径管路が敷設場所の状況に応じた任意の結束断面で互いに結束されていることを特徴とする既設管路を更新するための仮設管路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004170594A JP2005351315A (ja) | 2004-06-09 | 2004-06-09 | 既設管路を更新するための仮設管路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004170594A JP2005351315A (ja) | 2004-06-09 | 2004-06-09 | 既設管路を更新するための仮設管路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005351315A true JP2005351315A (ja) | 2005-12-22 |
Family
ID=35585960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004170594A Pending JP2005351315A (ja) | 2004-06-09 | 2004-06-09 | 既設管路を更新するための仮設管路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005351315A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101045111B1 (ko) * | 2010-05-27 | 2011-06-30 | (주)경동기술공사 | 수계전환용 관세척점검장치 및 이를 이용한 상수도 관로 교체 시공방법 |
-
2004
- 2004-06-09 JP JP2004170594A patent/JP2005351315A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101045111B1 (ko) * | 2010-05-27 | 2011-06-30 | (주)경동기술공사 | 수계전환용 관세척점검장치 및 이를 이용한 상수도 관로 교체 시공방법 |
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