JP2005351197A - 液化ガス燃料の供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 液化ガス燃料中に含まれるアミン化合物を除去することのできる、液化ガス燃料の供給装置を提供する。
【解決手段】 燃料タンク12に貯留されている液化ガス燃料を内燃機関に供給するための供給経路を備える液化ガス燃料の供給装置10であって、前記供給経路を流れる液化ガス燃料からアミン化合物を除去するためのアミン化合物除去手段50が設けられていることを特徴とする液化ガス燃料の供給装置10。前記供給経路は、内燃機関に液化ガス燃料を噴射するためのインジェクタ18と、前記インジェクタ18が取付けられるデリバリパイプ20と、前記デリバリパイプ20と燃料タンク12とを接続する接続配管22とから構成されており、前記接続配管22に対してアミン化合物除去手段50が設けられている。
【選択図】 図1
【解決手段】 燃料タンク12に貯留されている液化ガス燃料を内燃機関に供給するための供給経路を備える液化ガス燃料の供給装置10であって、前記供給経路を流れる液化ガス燃料からアミン化合物を除去するためのアミン化合物除去手段50が設けられていることを特徴とする液化ガス燃料の供給装置10。前記供給経路は、内燃機関に液化ガス燃料を噴射するためのインジェクタ18と、前記インジェクタ18が取付けられるデリバリパイプ20と、前記デリバリパイプ20と燃料タンク12とを接続する接続配管22とから構成されており、前記接続配管22に対してアミン化合物除去手段50が設けられている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、自動車用エンジンなどの内燃機関に対して、液化石油ガス(LPG)などの液化ガス燃料を供給するための装置に関する。
従来、自動車用エンジンにLPG(液化石油ガス)などの液化ガス燃料を供給する装置として、非特許文献1に記載の液化ガス燃料供給装置が公知である。非特許文献1に記載の液化ガス燃料供給装置では、エンジンの吸気経路内に液化ガス燃料を噴射するインジェクタと、前記エンジンの各気筒に対応したインジェクタが取付けられるとともに燃料ポンプにより昇圧された液化ガス燃料が送り込まれるデリバリパイプとを備え、前記デリバリパイプと燃料タンクは配管を介して接続されており、この配管の途中にはガス漏れ検出時などに液化ガス燃料の供給を停止させるための遮断弁などが取付けられている。
発明協会公開技報公技番号2003−500704号
ところで、LPGの精製工程では、そのLPG中に存在している硫黄分を除去するために、アミン化合物が使用される場合がある。また、LPGを貯留する貯留タンクのメンテナンス時には、洗浄剤としてアミン化合物が使用される場合がある。したがって、燃料として使用されるLPG中には、アミン化合物が不純物として混入している場合があり、このアミン化合物が原因となって、燃料供給系統に用いられているパッキンなどのゴム部品の劣化が促進されるという問題があった。
そこで本発明は、液化ガス燃料中に含まれるアミン化合物を除去することのできる、液化ガス燃料の供給装置を提供することを目的とする。
そこで本発明は、液化ガス燃料中に含まれるアミン化合物を除去することのできる、液化ガス燃料の供給装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段は、以下の(1)〜(6)に記載した発明である。
(1)燃料タンクに貯留されている液化ガス燃料を内燃機関に供給するための供給経路を備える液化ガス燃料の供給装置であって、前記供給経路を流れる液化ガス燃料からアミン化合物を除去するためのアミン化合物除去手段が設けられていることを特徴とする液化ガス燃料の供給装置。
(2)燃料タンクに貯留されている液化ガス燃料を内燃機関に供給するための供給経路と、前記燃料タンクに液化ガス燃料を補充するための補充経路とを備える液化ガス燃料の供給装置であって、前記供給経路及び前記補充経路のうち少なくとも一方の経路を流れる液化ガス燃料からアミン化合物を除去するためのアミン化合物除去手段が設けられていることを特徴とする液化ガス燃料の供給装置。
(3)上記(1)または上記(2)に記載の液化ガス燃料の供給装置であって、供給経路は、内燃機関に液化ガス燃料を噴射するためのインジェクタと、前記インジェクタが取付けられるデリバリパイプと、前記デリバリパイプと燃料タンクとを接続する接続配管とから構成されており、前記接続配管に対してアミン化合物除去手段が設けられていることを特徴とする液化ガス燃料の供給装置。
(4)上記(1)または上記(2)に記載の液化ガス燃料の供給装置であって、供給経路は、液化ガス燃料を気化させるためのベーパーライザーと、気化した液化ガス燃料を燃焼用空気と混合して内燃機関に送り込むためのミキサーと、前記ベーパーライザーと燃料タンクとを接続する接続配管とから構成されており、前記接続配管に対してアミン化合物除去手段が設けられていることを特徴とする液化ガス燃料の供給装置。
(5)上記(1)から上記(4)のうちいずれかに記載の液化ガス燃料の供給装置であって、アミン化合物除去手段は、アミン化合物を吸着するための吸着剤と、その吸着剤を収容するハウジングとから構成されていることを特徴とする液化ガス燃料の供給装置。
(6)上記(5)に記載の液化ガス燃料の供給装置であって、吸着剤は活性炭であることを特徴とする液化ガス燃料の供給装置。
(1)燃料タンクに貯留されている液化ガス燃料を内燃機関に供給するための供給経路を備える液化ガス燃料の供給装置であって、前記供給経路を流れる液化ガス燃料からアミン化合物を除去するためのアミン化合物除去手段が設けられていることを特徴とする液化ガス燃料の供給装置。
(2)燃料タンクに貯留されている液化ガス燃料を内燃機関に供給するための供給経路と、前記燃料タンクに液化ガス燃料を補充するための補充経路とを備える液化ガス燃料の供給装置であって、前記供給経路及び前記補充経路のうち少なくとも一方の経路を流れる液化ガス燃料からアミン化合物を除去するためのアミン化合物除去手段が設けられていることを特徴とする液化ガス燃料の供給装置。
(3)上記(1)または上記(2)に記載の液化ガス燃料の供給装置であって、供給経路は、内燃機関に液化ガス燃料を噴射するためのインジェクタと、前記インジェクタが取付けられるデリバリパイプと、前記デリバリパイプと燃料タンクとを接続する接続配管とから構成されており、前記接続配管に対してアミン化合物除去手段が設けられていることを特徴とする液化ガス燃料の供給装置。
(4)上記(1)または上記(2)に記載の液化ガス燃料の供給装置であって、供給経路は、液化ガス燃料を気化させるためのベーパーライザーと、気化した液化ガス燃料を燃焼用空気と混合して内燃機関に送り込むためのミキサーと、前記ベーパーライザーと燃料タンクとを接続する接続配管とから構成されており、前記接続配管に対してアミン化合物除去手段が設けられていることを特徴とする液化ガス燃料の供給装置。
(5)上記(1)から上記(4)のうちいずれかに記載の液化ガス燃料の供給装置であって、アミン化合物除去手段は、アミン化合物を吸着するための吸着剤と、その吸着剤を収容するハウジングとから構成されていることを特徴とする液化ガス燃料の供給装置。
(6)上記(5)に記載の液化ガス燃料の供給装置であって、吸着剤は活性炭であることを特徴とする液化ガス燃料の供給装置。
本発明によれば、液化ガス燃料中に含まれるアミン化合物を除去することのできる、液化ガス燃料の供給装置を提供することができる。
〔第1の実施の形態〕
本発明の第1の実施の形態では、自動車用エンジンの気筒上部に対してLPG(液化石油ガス)を供給するLPGの供給装置の例について説明する。すなわち、自動車用エンジンが本発明における「内燃機関」に対応しており、LPGが本発明における「液化ガス燃料」に対応している。
本発明の第1の実施の形態では、自動車用エンジンの気筒上部に対してLPG(液化石油ガス)を供給するLPGの供給装置の例について説明する。すなわち、自動車用エンジンが本発明における「内燃機関」に対応しており、LPGが本発明における「液化ガス燃料」に対応している。
図1は、LPGの供給装置10の構成例を示している。図1に示すように、第1の実施の形態におけるLPGの供給装置10は、燃料としてのLPGを貯留しておくための燃料タンク12と、エンジン14の吸気経路15内にLPGを噴射するためのインジェクタ18と、エンジン14の各気筒に対応して設けられる複数のインジェクタ18が集合的に取付けられるデリバリパイプ20と、燃料タンク12とデリバリパイプ20とを接続する接続配管22によって構成されている。この供給装置10では、燃料タンク12に貯留されているLPGが、燃料ポンプ16によって昇圧されてデリバリパイプ20に送り込まれる。そして、インジェクタ18の先端に設けられている弁体の開閉動作によって、エンジン14の吸気経路15内に適宜のタイミングでLPGが噴射されるようになっている。つまり、インジェクタ18、デリバリパイプ20、及び接続配管22を合わせたものが、LPGを供給するための「供給経路」に対応している。
また、デリバリパイプ20及び接続配管22の内部は、プレッシャレギュレータ23によりほぼ一定圧力に制御されており、一定圧力を保持するために過剰となったLPGは、返送配管25及びプレッシャレギュレータ23を介して燃料タンク12に返送されるようになっている。
また、デリバリパイプ20及び接続配管22の内部は、プレッシャレギュレータ23によりほぼ一定圧力に制御されており、一定圧力を保持するために過剰となったLPGは、返送配管25及びプレッシャレギュレータ23を介して燃料タンク12に返送されるようになっている。
燃料タンク12は、燃料としてのLPGを高圧下で貯留しておくためのタンクである。この燃料タンク12の下部には、外部に設置されているLPG補充設備(例えばガスステーション等)からLPGを補充するための補充配管24が接続されている。この補充配管24の端部には、クイックカップリング28が設けられており、LPG補充設備からの燃料配管がこのクイックカップリング28を介してワンタッチで接続される。また、補充配管24と燃料タンク12との接続部には充填バルブ26が設けられており、燃料タンク12にLPGを補充するときには、この充填バルブ26が開かれる。つまり、クイックカップリング28、充填バルブ26、及び補充配管24を合わせたものが、燃料タンク12に燃料を補充するための「補充経路」に対応している。
また、燃料タンク12の内部には液面センサ27が設けられており、この液面センサ27が車両に搭載されているECU30(電子制御ユニット)に電気的に接続されている。この液面センサ27により、燃料タンク12内におけるLPGの貯留量が監視されている。
また、燃料タンク12の内部には液面センサ27が設けられており、この液面センサ27が車両に搭載されているECU30(電子制御ユニット)に電気的に接続されている。この液面センサ27により、燃料タンク12内におけるLPGの貯留量が監視されている。
燃料タンク12とデリバリパイプ20とを接続する接続配管22の途中には、図1に示すように、液取り出しバルブ32、アミン化合物除去装置50、燃料フィルタ34、緊急遮断弁36、遮断弁38などの各種の部品や装置類が取付けられている。液取り出しバルブ32が開かれることによって、接続配管22及びデリバリパイプ20の内部に燃料タンク12内のLPGが送り込まれる。接続配管22内を流れるLPGは、燃料フィルタ34を通過することによってゴミや塵などの不純物が除去される。接続配管22及びデリバリパイプ20等で構成される供給経路に燃料洩れ等の不具合が発見された場合には、緊急遮断弁36が閉じられることによって燃料タンク12からのLPGの供給が遮断される。エンジン14に対するLPGの供給を停止する際には、遮断弁38が閉じられる。
エンジン14の気筒上部(ピストン上部)におけるLPGの燃焼室には、該燃焼室に燃焼用空気を吸気するための吸気経路15が接続されている。この吸気経路15の途中には、インジェクタ18が設けられており、このインジェクタ18によって吸気経路15の内部にLPGが噴射される。吸気経路15の入口部にはエアクリーナ17が設けられており、吸気経路15によって吸気される燃焼用空気からは、このエアクリーナ17によって埃やゴミ等が除去される。
エンジン14の気筒上部における燃焼室には排気経路19が接続されており、LPGが燃焼した後の排気ガスは、この排気経路19を通って車外へ排出される。排気経路19の途中にはセラミックスフィルター等で構成される排ガス浄化装置21が設置されており、排気経路19を通って排出される排気ガスからは、この排ガス浄化装置21によってNOxや浮遊粒子状物質などの有害物質が除去される。
また、図1に示すように、液面センサ27、燃料ポンプ16、緊急遮断弁36、インジェクタ18などの各種のセンサやアクチュエータ類は、ECU30(電子制御ユニット)に対して電気的に接続されている。これにより、LPGの供給装置10における各部の温度、液圧、液面レベル等が監視されるとともに、供給装置10を構成する各部のアクチュエータの作動タイミング等が制御されている。
次に、接続配管22を流れるLPGからアミン化合物を除去するためのアミン化合物除去装置50について詳細に説明する。
図2は、アミン化合物除去装置50の断面図である。図2に示すように、アミン化合物除去装置50は、LPGに含有されるアミン化合物を吸着するための吸着剤56と、その吸着剤56を収容するためのハウジング52によって構成されている。ハウジング52は、例えばステンレス鋼などの金属により中空円筒状に形成されており、このハウジング52の開口部には蓋54が取付けられている。蓋54は、ボルト51を弛めることによって脱着が可能になっている。したがって、例えば、吸着剤56が長期の使用により劣化してその吸着性能が低下したような場合には、ハウジング52から吸着剤56を取り出すことで新品に交換することが可能である。
図2は、アミン化合物除去装置50の断面図である。図2に示すように、アミン化合物除去装置50は、LPGに含有されるアミン化合物を吸着するための吸着剤56と、その吸着剤56を収容するためのハウジング52によって構成されている。ハウジング52は、例えばステンレス鋼などの金属により中空円筒状に形成されており、このハウジング52の開口部には蓋54が取付けられている。蓋54は、ボルト51を弛めることによって脱着が可能になっている。したがって、例えば、吸着剤56が長期の使用により劣化してその吸着性能が低下したような場合には、ハウジング52から吸着剤56を取り出すことで新品に交換することが可能である。
図2に示すように、ハウジング52の入口部近傍と出口部近傍には、フィルタ58がそれぞれ配設されている。つまり、吸着剤56は、一対のフィルタ58に挟まれた状態でハウジング52の内部に収容されている。これら一対のフィルタ58によって、吸着剤56がハウジング52の外部に漏れ出すことが防止されている。これら一対のフィルタ58としては、例えば目の細かい濾紙やスポンジ等を使用することができる。
アミン化合物除去装置50は、LPG中に不純物として含有されるアミン化合物を除去するための装置である。除去する対象となるアミン化合物としては、分子中にアミノ基が含まれる化合物、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、等のアルカノールアミンのほか、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン等のアルキルアミン類、ジメチルアミン、ジエチルアミン、メチルエチルアミン等のジアルキルアミン類、トリメチルアミン、ジメチルエチルアミン、トリエチルアミン等のトリアルキルアミン類、エチレンジアミン、ブタンジアミン等のジアミン類、さらに、ピリジン、ピロール等を挙げることができる。
ハウジング52の内部に収容する吸着剤56としては、表面に細孔を有していて比表面積が大きく、化学吸着によりアミン化合物を吸着することのできる多孔質吸着剤を用いることができる。このような多孔質吸着剤としては、例えば、活性炭、ゼオライト(人工ゼオライト、天然ゼオライトを含む)、シリカゲル等を挙げることができる。これらの多孔質吸着剤のうち2種以上を組み合わせて用いることもできる。これらの多孔質吸着剤の中では、アミン化合物の吸着性能が高いことから、活性炭を用いるのが特に好ましい。
吸着剤56として使用する活性炭の製造方法に特に制限はない。例えば、ガス賦活法や薬品賦活法などにより製造された活性炭を使用することができる。賦活工程において行なわれる酸洗浄後の活性炭であれば、リン酸、硫酸などの酸性物質が表面に保持されているので、アミン化合物の除去にとって特に有用である。活性炭の原料についても特に制限はなく、石炭、コークス、木炭、泥炭、鋸屑、ヤシ殻等を原料として製造された活性炭を使用することができる。
また、吸着剤56は、例えば、粉末状、粒状、繊維状、円柱状、球状、シート状等に二次加工されたものを用いることができる。これらの形状の中では、LPGとの接触面積を大きくするために、粉末状、粒状、円柱状、球状を採用するのが好ましい。特に好ましくは、比表面積の大きい粉末状の活性炭である。
吸着剤56として使用する活性炭の製造方法に特に制限はない。例えば、ガス賦活法や薬品賦活法などにより製造された活性炭を使用することができる。賦活工程において行なわれる酸洗浄後の活性炭であれば、リン酸、硫酸などの酸性物質が表面に保持されているので、アミン化合物の除去にとって特に有用である。活性炭の原料についても特に制限はなく、石炭、コークス、木炭、泥炭、鋸屑、ヤシ殻等を原料として製造された活性炭を使用することができる。
また、吸着剤56は、例えば、粉末状、粒状、繊維状、円柱状、球状、シート状等に二次加工されたものを用いることができる。これらの形状の中では、LPGとの接触面積を大きくするために、粉末状、粒状、円柱状、球状を採用するのが好ましい。特に好ましくは、比表面積の大きい粉末状の活性炭である。
接続配管22の途中にアミン化合物除去装置50が設置されていることにより、この接続配管22を流れるLPGからアミン化合物を除去することができる。これにより、アミン化合物除去装置50よりも下流側にて使用されているゴム部品の劣化を防止することができる。例えば、接続配管22におけるフランジやユニオン等の接続部にて使用されているパッキンなどのゴム部品の劣化を防止することができる。特に、分子内にフッ素を含むフッ素ゴム部品の劣化を防止することができる。
アミン化合物除去装置50は、燃料タンク12からエンジン14までのLPGの供給経路であればどこに設置することもできるが、ゴム部品の劣化を供給経路のより上流側から防止する観点からは、燃料タンク12とデリバリパイプ20を接続する接続配管22のなるべく上流側に設置するのが好ましい。
アミン化合物除去装置50は、燃料タンク12からエンジン14までのLPGの供給経路であればどこに設置することもできるが、ゴム部品の劣化を供給経路のより上流側から防止する観点からは、燃料タンク12とデリバリパイプ20を接続する接続配管22のなるべく上流側に設置するのが好ましい。
図3は、アミン化合物除去装置50の変更例(その1)を示している。
図3に示すように、この変更例におけるアミン化合物除去装置50のハウジング52の内部には、一対のフィルタ58を互いに近づく向きに付勢する2本のスプリングバネ60が収容されている。このスプリングバネ60による弾性的な付勢力によって、一対のフィルタ58の間に吸着剤56が押さえつけられている。この結果、ハウジング52の内部における吸着剤56の位置ズレや振動が防止されるので、ハウジング52内部を流れるLPGからアミン化合物をより安定的に除去できる。
図3に示すように、この変更例におけるアミン化合物除去装置50のハウジング52の内部には、一対のフィルタ58を互いに近づく向きに付勢する2本のスプリングバネ60が収容されている。このスプリングバネ60による弾性的な付勢力によって、一対のフィルタ58の間に吸着剤56が押さえつけられている。この結果、ハウジング52の内部における吸着剤56の位置ズレや振動が防止されるので、ハウジング52内部を流れるLPGからアミン化合物をより安定的に除去できる。
図4は、アミン化合物除去装置50の変更例(その2)を示している。
図4に示すように、この変更例におけるアミン化合物除去装置50では、ハウジング52が単なる円筒形状ではなく、ハウジング52の外径が流路方向に沿って大小に異なるように形成されている。したがって、ハウジング52の内壁面が凹凸形状となっており、この凹凸形状の内壁面がLPGを撹拌する機能を果たしている。この結果、ハウジング52の内部を流れるLPGからアミン化合物をより効率的に除去できる。
図4に示すように、この変更例におけるアミン化合物除去装置50では、ハウジング52が単なる円筒形状ではなく、ハウジング52の外径が流路方向に沿って大小に異なるように形成されている。したがって、ハウジング52の内壁面が凹凸形状となっており、この凹凸形状の内壁面がLPGを撹拌する機能を果たしている。この結果、ハウジング52の内部を流れるLPGからアミン化合物をより効率的に除去できる。
図5は、アミン化合物除去装置50の変更例(その3)を示している。
図5に示すように、この変更例におけるアミン化合物除去装置50では、円筒状のハウジング52の内壁に対して、遮蔽板59が流路方向に沿って複数設けられている。この遮蔽板59によって、ハウジング52の内部を流れるLPGの実質的な流路を長くすることができる。また、この遮蔽板59によって、ハウジング52の内部を流れるLPGに乱れを生じさせることも可能である。したがって、LPGと吸着剤56との接触効率がより高められるので、ハウジング52の内部を流れるLPGからアミン化合物をより効率的に除去することが可能になる。
図5に示すように、この変更例におけるアミン化合物除去装置50では、円筒状のハウジング52の内壁に対して、遮蔽板59が流路方向に沿って複数設けられている。この遮蔽板59によって、ハウジング52の内部を流れるLPGの実質的な流路を長くすることができる。また、この遮蔽板59によって、ハウジング52の内部を流れるLPGに乱れを生じさせることも可能である。したがって、LPGと吸着剤56との接触効率がより高められるので、ハウジング52の内部を流れるLPGからアミン化合物をより効率的に除去することが可能になる。
第1の実施の形態では、燃料タンク12とデリバリパイプ20とを接続する接続配管22の途中にアミン化合物除去装置50が設けられている例を示したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。例えば、燃料タンク12にLPGを補充するための補充経路にアミン化合物除去装置50を設置してもよい。具体的には、LPGを補充するための補充配管24の途中に対してアミン化合物除去装置50を設置することができる。これにより、燃料タンク12に貯留されるLPGからもアミン化合物を除去することができる。この結果、供給装置10全体で使用されているゴム部品の劣化を防止することができる。
なお、アミン化合物除去装置50は、接続配管22及び補充配管24の両方に設置してもよいし、いずれか一方に設置してもよい。
なお、アミン化合物除去装置50は、接続配管22及び補充配管24の両方に設置してもよいし、いずれか一方に設置してもよい。
〔第2の実施の形態〕
第2の実施の形態では、自動車用エンジンの気筒上部に対してLPGを供給するLPGの供給装置70の例について説明する。
図6は、第2の実施の形態におけるLPGの供給装置70の構成例を示している。図6に示すように、第2の実施の形態におけるLPGの供給装置70は、燃料としてのLPGを貯留しておくための燃料タンク72と、エンジンの気筒上部の燃焼室内に燃焼用空気とLPGとを所定の比率で混合して供給するためのミキサー74と、LPGを気化させてからミキサー74に送り込むためのベーパライザー76と、ベーパライザー76と燃料タンク72とを接続する接続配管78によって構成されている。つまり、ミキサー74、ベーパライザー76、及び接続配管78を合わせたものが、LPGを供給するための「供給経路」に対応している。
なお、図6では、LPGが供給される内燃機関としての自動車用エンジンと、前記自動車用エンジンの燃焼室内に燃焼用空気を吸気するための吸気経路と、前記自動車用エンジンの燃焼室内において燃焼した後の燃焼ガスを外部に排出するための排気経路を省略している。
第2の実施の形態では、自動車用エンジンの気筒上部に対してLPGを供給するLPGの供給装置70の例について説明する。
図6は、第2の実施の形態におけるLPGの供給装置70の構成例を示している。図6に示すように、第2の実施の形態におけるLPGの供給装置70は、燃料としてのLPGを貯留しておくための燃料タンク72と、エンジンの気筒上部の燃焼室内に燃焼用空気とLPGとを所定の比率で混合して供給するためのミキサー74と、LPGを気化させてからミキサー74に送り込むためのベーパライザー76と、ベーパライザー76と燃料タンク72とを接続する接続配管78によって構成されている。つまり、ミキサー74、ベーパライザー76、及び接続配管78を合わせたものが、LPGを供給するための「供給経路」に対応している。
なお、図6では、LPGが供給される内燃機関としての自動車用エンジンと、前記自動車用エンジンの燃焼室内に燃焼用空気を吸気するための吸気経路と、前記自動車用エンジンの燃焼室内において燃焼した後の燃焼ガスを外部に排出するための排気経路を省略している。
図6に示す供給装置70では、燃料タンク72に貯留されているLPGが、ベーパライザー76によって気化されてからミキサー74に送り込まれる。前記ベーパライザー76としては、LPGに熱を供与できる公知の熱交換器を使用することができる。このような熱交換器としては、例えば、自動車エンジンの冷却装置において使用される冷却水を熱交換媒体とする熱交換器を使用することができる。すなわち、自動車用エンジンの冷却装置とベーパライザー76との間で冷却水を循環させて、自動車用エンジンからは熱を奪い取り、LPGに対しては熱を供与することのできる熱交換器を使用することができる。これにより、自動車用エンジンとその燃料であるLPGの供給装置70を含めたシステム全体における熱の有効利用を図ることができる。
燃料タンク72は、燃料としてのLPGを高圧下で貯留しておくためのタンクである。この燃料タンク72の下部には、外部に設置されているLPG補充設備(例えばガスステーション等)からLPGを補充するための補充配管80が接続されている。この補充配管80の端部には、クイックカップリング82が設けられており、LPG補充設備からの燃料配管がこのクイックカップリング82を介してワンタッチで接続される。また、補充配管80と燃料タンク72との接続部には充填バルブ84が設けられており、燃料タンク72にLPGを補充するときには、この充填バルブ84が開かれる。つまり、クイックカップリング82、充填バルブ84、及び補充配管80を合わせたものが、燃料タンク72に燃料を補充するための「補充経路」に対応している。
また、燃料タンク72の内部には液面センサ86が設けられており、この液面センサ86が車両に搭載されている図示しないECU(電子制御ユニット)に電気的に接続されている。この液面センサ86により、燃料タンク72内におけるLPGの貯留量が監視されている。
また、燃料タンク72の内部には液面センサ86が設けられており、この液面センサ86が車両に搭載されている図示しないECU(電子制御ユニット)に電気的に接続されている。この液面センサ86により、燃料タンク72内におけるLPGの貯留量が監視されている。
燃料タンク72とベーパライザー76とを接続する接続配管78の途中には、図6に示すように、液取り出しバルブ88、燃料フィルタ90、緊急遮断弁92、遮断弁94などの各種の部品や装置類が取付けられている。液取り出しバルブ88が開かれることによって、接続配管78及びベーパライザー76の内部に燃料タンク72内のLPGが送り込まれる。接続配管78内を流れるLPGは、燃料フィルタ90を通過することによってゴミや塵などの不純物が除去される。接続配管78及びベーパライザー76等で構成される供給経路に燃料洩れ等の不具合が発見された場合には、緊急遮断弁92が閉じられることによって燃料タンク72からのLPGの供給が遮断される。エンジンに対するLPGの供給を停止する際には、遮断弁94が閉じられる。
第2の実施の形態におけるLPGの供給装置70では、燃料タンク72にLPGを補充するための補充経路にアミン化合物除去装置100が設置される。具体的には、燃料タンク72にLPGを補充するための補充配管80の途中にアミン化合物除去装置100が設置される。
補充配管80の途中にアミン化合物除去装置100が設置されていることにより、この補充配管80を流れるLPGからアミン化合物を除去することができる。これにより、アミン化合物除去装置100よりも下流側にて使用されているゴム部品の劣化を防止することができる。例えば、補充配管80や接続配管78におけるフランジやユニオン等の接続部にて使用されているパッキンなどのゴム部品の劣化を防止することができる。特に、分子内にフッ素を含むフッ素ゴム部品の劣化を防止することができる。
アミン化合物除去装置100は、クイックカップリング82から燃料タンク72までの補充経路であればどこに設置することもできるが、ゴム部品の劣化を補充経路のより上流側から防止する観点からは、燃料タンク72にLPGを補充するための補充配管80のなるべく上流側(クイックカップリング82側)に設置するのが好ましい。
補充配管80の途中にアミン化合物除去装置100が設置されていることにより、この補充配管80を流れるLPGからアミン化合物を除去することができる。これにより、アミン化合物除去装置100よりも下流側にて使用されているゴム部品の劣化を防止することができる。例えば、補充配管80や接続配管78におけるフランジやユニオン等の接続部にて使用されているパッキンなどのゴム部品の劣化を防止することができる。特に、分子内にフッ素を含むフッ素ゴム部品の劣化を防止することができる。
アミン化合物除去装置100は、クイックカップリング82から燃料タンク72までの補充経路であればどこに設置することもできるが、ゴム部品の劣化を補充経路のより上流側から防止する観点からは、燃料タンク72にLPGを補充するための補充配管80のなるべく上流側(クイックカップリング82側)に設置するのが好ましい。
なお、第2の実施の形態では、燃料タンク72にLPGを補充するための補充配管80の途中にアミン化合物除去装置100が設けられている例を示したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。例えば、燃料タンク72とベーパライザー76とを接続する接続配管78の途中にアミン化合物除去装置100を設置してもよい。また、接続配管78及び補充配管80の両方にアミン化合物除去装置100を設置してもよく、いずれか一方のみに設置してもよい。
以上説明したように、本発明に係るアミン化合物の除去装置は、インジェクタ方式の液化ガス燃料供給装置に対しても適用できるし(第1の実施の形態)、ミキサー方式の液化ガス燃料供給装置に対しても適用することができる(第2の実施の形態)。
また、上記実施の形態では、内燃機関に使用される液化ガス燃料がLPG(液化石油ガス)である例を示したが、これに限定する趣旨ではない。本発明は、LPG以外の液化ガス燃料、例えば、LNG(液化天然ガス)、CNG(圧縮天然ガス)、液化プロパンガス、液化ブタンガス等を内燃機関に供給する装置に対しても適用することができる。
また、上記実施の形態では、液化ガス燃料を液体の状態でインジェクタにより噴射する供給装置の例と、液化ガス燃料をベーパライザーにより気化させてから供給する供給装置の例を示したが、これに限定する趣旨ではない。本発明は、液化ガス燃料を必要に応じて液体及び気体の双方の状態で内燃機関に供給し得る供給装置に対しても適用することができる。
また、上記実施の形態では、内燃機関に使用される液化ガス燃料がLPG(液化石油ガス)である例を示したが、これに限定する趣旨ではない。本発明は、LPG以外の液化ガス燃料、例えば、LNG(液化天然ガス)、CNG(圧縮天然ガス)、液化プロパンガス、液化ブタンガス等を内燃機関に供給する装置に対しても適用することができる。
また、上記実施の形態では、液化ガス燃料を液体の状態でインジェクタにより噴射する供給装置の例と、液化ガス燃料をベーパライザーにより気化させてから供給する供給装置の例を示したが、これに限定する趣旨ではない。本発明は、液化ガス燃料を必要に応じて液体及び気体の双方の状態で内燃機関に供給し得る供給装置に対しても適用することができる。
10、70 供給装置
12、72 燃料タンク
14 エンジン(内燃機関)
15 吸気経路
16 燃料ポンプ
17 エアクリーナ
18 インジェクタ
19 排気経路
20 デリバリパイプ
21 排ガス浄化装置
22、78 接続配管
24、80 補充配管
50、100 アミン化合物除去装置
52 ハウジング
54 蓋
56 吸着剤
58 フィルタ
60 スプリングバネ
74 ミキサー
76 ベーパライザー
12、72 燃料タンク
14 エンジン(内燃機関)
15 吸気経路
16 燃料ポンプ
17 エアクリーナ
18 インジェクタ
19 排気経路
20 デリバリパイプ
21 排ガス浄化装置
22、78 接続配管
24、80 補充配管
50、100 アミン化合物除去装置
52 ハウジング
54 蓋
56 吸着剤
58 フィルタ
60 スプリングバネ
74 ミキサー
76 ベーパライザー
Claims (6)
- 燃料タンクに貯留されている液化ガス燃料を内燃機関に供給するための供給経路を備える液化ガス燃料の供給装置であって、
前記供給経路を流れる液化ガス燃料からアミン化合物を除去するためのアミン化合物除去手段が設けられていることを特徴とする液化ガス燃料の供給装置。 - 燃料タンクに貯留されている液化ガス燃料を内燃機関に供給するための供給経路と、前記燃料タンクに液化ガス燃料を補充するための補充経路とを備える液化ガス燃料の供給装置であって、
前記供給経路及び前記補充経路のうち少なくとも一方の経路を流れる液化ガス燃料からアミン化合物を除去するためのアミン化合物除去手段が設けられていることを特徴とする液化ガス燃料の供給装置。 - 請求項1または請求項2に記載の液化ガス燃料の供給装置であって、
供給経路は、内燃機関に液化ガス燃料を噴射するためのインジェクタと、前記インジェクタが取付けられるデリバリパイプと、前記デリバリパイプと燃料タンクとを接続する接続配管とから構成されており、前記接続配管に対してアミン化合物除去手段が設けられていることを特徴とする液化ガス燃料の供給装置。 - 請求項1または請求項2に記載の液化ガス燃料の供給装置であって、
供給経路は、液化ガス燃料を気化させるためのベーパーライザーと、気化した液化ガス燃料を燃焼用空気と混合して内燃機関に送り込むためのミキサーと、前記ベーパーライザーと燃料タンクとを接続する接続配管とから構成されており、前記接続配管に対してアミン化合物除去手段が設けられていることを特徴とする液化ガス燃料の供給装置。 - 請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の液化ガス燃料の供給装置であって、
アミン化合物除去手段は、アミン化合物を吸着するための吸着剤と、その吸着剤を収容するハウジングとから構成されていることを特徴とする液化ガス燃料の供給装置。 - 請求項5に記載の液化ガス燃料の供給装置であって、
吸着剤は活性炭であることを特徴とする液化ガス燃料の供給装置。
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