JP2005351029A - 電子キーシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】電子キーシステムにおいて、ドア開閉装置を駆動する2次電池が使用不能となってドアを開かなくなった場合に、そのドアを容易に開けることできること。
【解決手段】この発明は、電子キー1と、この電子キー1の使用により自動車のドアの開閉を行うドア開閉装置2と、このドア開閉装置2に駆動電力を供給する車載用の2次電池3と、非常時にドア開閉装置2を駆動する電力を外部から受け取ってドア開閉装置2に供給する受電装置4と、送電装置5とを備えている。そして、2次電池3が使用可能な通常時には、その2次電池3から供給される電力でドア開閉装置2が駆動され、2次電池3が使用不能である非常時には、受電装置4が外部の送電装置5から受けとる電力でドア開閉装置2が駆動され、この駆動により非常時に電子キー1を使用してドアロックが解除できるようになっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばキーレス・エントリ・システムのように、電子キーと、この電子キーを使用してドアの開閉を行うドア開閉装置とを有する電子キーシステムに関するものである。
従来、この種の電子キーシステムの一例としては、自動車のドア内に設けられたリーダライタに、運転者が電子キーを近づけると、電子キーがリーダライタとの間で通信を行い、電子キーからのID番号が一致する場合にドアロックを解除するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−10542号公報
しかし、従来の電子キーシステムでは、リーダライタやドアロックを解除するためのアクチュエータ(モータなど)が、車載用の2次電池から供給される電力により駆動されるようになっている。
このため、自動車を長期にわたって使用しないようなときには、車載用の2次電池の自己放電などに起因してその2次電池が使用できなくなる場合がある。この場合には、上記のリーダライタやアクチュエータなどのドア開閉装置が動作できなくなり、この結果、ドアロックを使用者が容易に解除できないという不具合がある。
そこで、本発明の目的は、上記の点に鑑み、キーレス・エントリ・システムのような電子キーシステムにおいて、ドア開閉装置を駆動する2次電池が使用不能となって使用者がドアを開けることができない場合に、そのドアを使用者が容易に開けることができる電子キーシステムを提供することにある。
上記の課題を解決し本発明の目的を達成するために、各発明は、以下のような構成からなる。
すなわち、第1の発明は、電子キーと、この電子キーを使用してドアの開閉を行うドア開閉装置とを有する電子キーシステムであって、前記ドア開閉装置に駆動電力を供給する2次電池と、受電用コイルを有し、前記ドア開閉装置を駆動するために送られてくる電力を前記受電用コイルにより受け取る受電装置と、を備えている。
第2の発明は、第1の発明において、前記ドア開閉装置は、前記2次電池が使用できるときには前記2次電池からの電力で駆動し、前記2次電池が使用できないときには前記受電装置が外部から受け取る電力で駆動するようになっている。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記受電装置の受電用コイルと接近することで電磁的に結合できるとともに相互に分離自在に構成される送電用コイルを有し、前記送電用コイルを前記受電装置の前記受電用コイルと電磁結合させて前記受電装置に電力を送る送電装置を、さらに備え、前記送電装置は1次電池で駆動するようになっている。
第4の発明は、第3の発明において、前記送電装置は、前記送電用コイルと、この送電用コイルに供給する交流を生成する送電手段とを備え、前記受電装置は、前記受電用コイルと、この受電用コイルと前記送電装置の送電用コイルとが電磁的に結合するときに、前記受電用コイルに誘起される交流を直流に変換する整流手段とを備えている。
第5の発明は、第1または第2の発明において、前記受電装置の受電用コイルまたは充電用の送電装置の送電用コイルと電磁的に結合できるとともに相互に分離自在に構成される送電・受電兼用コイルと、2次電池とを含む送電・受電兼用装置をさらに備え、前記送電・受電兼用装置は、前記送電・受電兼用コイルを前記受電装置の前記受電用コイルと電磁結合させたときに前記受電装置に電力を送るようになっており、かつ、前記送電・受電兼用コイルを前記送電装置の送電用コイルと電磁結合させたときに前記送電装置から電力を受け取って前記2次電池を充電するようになっている。
第6の発明は、第5の発明において、前記送電装置は、前記送電用コイルと、この送電用コイルに供給する交流を生成する送電手段とを備え、前記送電・受電兼用装置は、前記送電・受電兼用コイルに供給する交流を生成する送電手段と、前記送電・受電兼用コイルに誘起される交流を直流に変換する受電手段と、前記送電・受電兼用コイルと、前記送電手段および前記受電手段のうちのいずれか一方との選択的な接続を行う第2接続手段と、前記2次電池と、前記送電手段および前記受電手段のうちのいずれか一方との選択的な接続を行う第2接続手段と、前記第1接続手段および前記第2接続手段の接続を選択データに基づいてそれぞれ制御する制御手段とを備え、前記受電装置は、前記受電用コイルと、この受電用コイルと前記送電・受電兼用装置の送電・受電兼用コイルとが電磁的に結合するときに、前記受電用コイルに誘起される交流を直流に変換する整流手段とを備えている。
第7の発明は、第6の発明において、前記送電・受電兼用装置は、前記制御手段に対して、前記送電手段または前記受電手段の選択的な使用を設定する設定手段と、この設定手段の設定状態を表示させる表示手段とをさらに備え、前記制御手段は、前記設定手段の設定に基づいて前記第1接続手段および前記第2接続手段の接続制御を行うようになっている。
第8の発明は、第4、第6または第7の発明において、前記受電装置の前記整流手段の出力電圧は、定電圧化されていること。
第9の発明は、第5乃至第8のいずれかの発明において、前記送電・受電兼用装置は、携帯電話に搭載されている。
以上のような構成からなる本発明によれば、電子キーシステムにおいて、ドア開閉装置を駆動する2次電池が使用不能となって使用者がドアを容易に開けることができない場合に、そのドアを使用者が容易に開けることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の電子キーシステムの第1実施形態の構成を示すブロック図である。
この第1実施形態に係る電子キーシステムは、キーレス・エントリー・システムに適用したものであり、図1に示すように、電子キー1と、この電子キー1の使用により自動車のドアの開閉を行うドア開閉装置2と、このドア開閉装置2に駆動電力を供給する車載用の2次電池3と、非常時にドア開閉装置2を駆動する電力を外部から受け取ってドア開閉装置2に供給する受電装置4と、この受電装置4に対して電気的な接続がない非接触の状態で電力を伝送する送電装置5と、を備えている。
そして、この第1実施形態は、2次電池3が使用可能な通常時にはその2次電池3から供給される電力でドア開閉装置2が駆動され、2次電池3が使用不能である非常時には受電装置4が外部の送電装置5から受けとる電力でドア開閉装置2が駆動され、この駆動により非常時に使用者が電子キー1を使用して容易にドアロックが解除できるようになっている。
次に、各部の構成の詳細について説明すると、電子キー1は、図1に示すように、送受信部11と、制御回路12と、メモリ13とを備えている。
送受信部11は、ドア開閉装置2の送受信部21と所定の手順により所定の通信を行うものである。制御回路12は、送受信部11が通信を行う場合に、メモリ13に記憶される所定の手順によりその通信の制御を行うものである。メモリ13は、上記の通信の際の手順やID番号などを、あかじめ記憶している。
ドア開閉装置2は、図1に示すように、送受信部21および制御回路22からなり自動車のドアに内に配置されるドアユニット23と、そのドアを開閉するためのアクチュエータであるドア開閉用モータ24とを備えている。
送受信部21は、電子キー1の送受信部11と所定の手順により所定の通信を行うものである。制御回路22は、送受信部21が通信を行う場合に、メモリ(図示せず)に記憶される所定の手順によりその通信の制御を行い、その通信が所定の条件を満足した場合に、ドア開閉用モータ24を駆動させてドアの開閉制御を行うものである。ドア開閉用モータ24は、ドア(図示せず)を開閉するためのモータである。
車載用の2次電池3は、図1に示すように、ダイオード31を介してドアユニット23とドア開閉用モータ24とに電気的に接続され、これらに所定の電力を供給するようになっている。
受電装置4は、図1に示すように、受電用コイル41と、整流回路42と、コンデンサ43と、ツェナダイオード44とを備え、その出力端子がダイオード45を介してドアユニット23とドア開閉用モータ24とに電気的に接続され、これらに非常時に受電電力を供給するようになっている。
受電用コイル41は、送電装置5の送電用コイル54と接近させて使用する場合には、その両コイル41、54は、電磁結合して両者の間で変圧器を形成するようになっている。電磁結合により受電用コイル41に誘起される交流電圧は、整流回路42に供給されるようになっている。
整流回路42は、受電用コイル41に誘起される交流電圧を整流して直流電圧を出力するものである。整流回路42の出力側には、図示のようにコンデンサ43とツェナダイオード44とが接続され、出力電圧の定電圧化を図るようになっている。
このような構成からなる受電装置4は、自動車の適宜個所に配置され、受電用コイル41に送電装置5の送電用コイル54が接近されたときに、その両コイル41、54が容易にトランスを形成するようになっている。
送電装置5は、図1に示すように、1次電池(乾電池)51と、スイッチ52と、送電回路53と、送電用コイル54とを備えている。
一次電池51は、スイッチ52を介して送電回路53と接続され、スイッチ52をオンしたときに送電回路53は1次電池51により駆動されるようになっている。送電回路53は、交流電圧を生成し、この生成した交流電圧を送電用コイル54に供給するようになっている。送電用コイル54は、送電装置5の使用時に相手側の受電装置4の受電用コイル41と電磁結合して電力を供給するとともに、その使用後には受電用コイル41と容易に分離できるようになっている。
ここで、送電用コイル54と受電用コイル41は、例えば渦巻き状態の平面コイルからなり、その平面が絶縁物で被覆されている構造からなる。そして、その使用時には、その両コイルの平面を接近させてトランスを形成し、電磁誘導により電力が伝送されるようになっている。
次に、このような構成からなる第1実施形態の動作例について、図1を参照して説明する。
まず、車載用の2次電池3が使用できる通常時の動作について説明する。この場合には、ドア開閉装置2には2次電池3から電力が供給され、ドア開閉装置2は動作できる状態にある。
このときに、使用者がドアを開けるために、電子キー1をドア内に配置されるドアユニット23に接近させると、電子キー1の送受信部11とドアユニット23の送受信部21との間で所定の通信を行う。この通信の結果、制御回路22は、所定の条件を満足したことを確認すると、ドアを開けるためにドア開閉用モータ24を駆動させる。
すなわち、送受信部11と送受信部21との間で通信を行い、制御回路22は電子キー1の有するID番号とドアユニット23の有するID番号との一致を確認する。この一致が確認されると、制御回路22はドアを開くようにドア開閉用モータ24を駆動させるので、ドアは自動的に開く。
次に、自動車を長期間にわたって使用しないために、車載用の2次電池3が使用できない非常時の動作について説明する。
この場合には、2次電池3ではドア開閉装置2を駆動できないので、受電装置4を使用してドア開閉装置2を動作状態にできる。そこで、使用者は、送電装置5のスイッチ52をオンにして送電装置5を動作させる。これにより、送電回路53が交流電圧を生成し、この生成した交流電圧が送電用コイル54に供給される。
そして、使用者は、その送電装置5側の送電用コイル54を受電装置4側の受電用コイル41に接近させて、両コイル54、41が電磁結合する状態にさせる。この結果、送電装置5からの交流電力がその両コイル54、41を介して受電装置4側に伝送され、この伝送された交流電力は整流回路42で直流に変換されてドア開閉装置2に供給される。この結果、ドア開閉装置2は動作できる状態になる。
この状態で、使用者がドアを開けるために、電子キー1をドア内に配置されるドアユニット23に接近させると、電子キー1の送受信部11とドアユニット23の送受信部21との間で所定の通信を行う。この通信の結果、制御回路22は、所定の条件を満足したことを確認すると、ドアを開くようにドア開閉用モータ24を駆動させるので、ドアが自動的に開く。
なお、そのドアが開いた後には、送電装置5のスイッチ51をオフにしてその使用を止める。
以上説明したように、この第1実施例によれば、受電装置4を設けるようにしたので、ドア開閉装置2を駆動する2次電池3が使用不能となってドアを開けることができなくなった場合に、ドアを開けるだけの最小の電力を送電装置5から受電装置4に供給すれば、そのドアを容易に開けることができる。
(第2実施形態)
図2は、本発明の電子キーシステムの第2実施形態の構成を示すブロック図である。
この第2実施形態に係る電子キーシステムは、キーレス・エントリー・システムに適用したものであり、図2に示すように、電子キー1と、この電子キー1の使用により自動車のドアの開閉を行うドア開閉装置2と、このドア開閉装置2に駆動電力を供給する車載用の2次電池3と、非常時にドア開閉装置2を駆動する電力を外部から受け取ってドア開閉装置2に供給する受電装置4と、この受電装置4に対して電気的な接続がない非接触の状態で電力を伝送する送電・受電兼用装置6と、を備えている。ここで、送電・受電兼用装置6は、携帯電話のような携帯端末に搭載されている。
そして、この第2実施形態では、2次電池3が使用可能な通常時にはその2次電池3から供給される電力でドア開閉装置2が駆動され、2次電池3が使用不能である非常時には、受電装置4が送電・受電兼用装置6から受けとる電力でドア開閉装置2が駆動され、この駆動によりドアロックが解除できるようになっている。また、送電・受電兼用装置6は、送電装置7から伝送される電力を使用して携帯電話用の2次電池63を充電できるようになっている。
従って、この第2実施形態が図1に示す第1実施形態の構成と異なる点は、第1実施形態では受電装置4が専用の送電装置5から電力を受け取るようになっているが、第2実施形態では受電装置4が携帯電話などに搭載された送電・受電兼用装置6から電力を受け取るようになっている点である。このため、以下の説明では、その共通点についてはできるだけ省略し、その差異について主に説明する。
図2に第2実施形態の電子キー1、ドア開閉装置2、車載用の2次電池3、および受電装置4の各構成は、図1に示す第1実施形態の電子キー1、ドア開閉装置2、車載用の2次電池3、および受電装置4の各構成と同一であるので、同一の構成要素には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
ただし、受電装置4の受電用コイル41は、送電・受電兼用装置6の送電・受電兼用コイル65とは独立に構成され、その接近により電磁結合してトランスを形成するようになっている点が異なる。
送電・受電兼用装置6は、図2に示すように、送電回路61と、受電回路62と、2次電池63と、充放電制御回路64と、送電・受電兼用コイル65と、切り換えスイッチSW1〜SW3と、設定器66と、制御回路67と、表示器68とを備えている。
送電回路61は、動作時に、2次電池63から供給される直流電圧を使用して所定の周波数の交流電圧を生成し、この生成した交流電圧を送電・受電兼用コイル65に供給するものである。受電回路62は、送電・受電兼用コイル65が送電装置7のコイル73と電磁結合して送電装置7から電力が送電される場合に、送電・受電兼用コイル65に誘起される交流電圧を整流して直流電圧を生成する回路、すなわち交流−直流変換回路である。受電回路62で生成される直流電圧は、充放電制御回路64を介して2次電池63に供給され、2次電池63を充電するようになっている。
2次電池63は、例えばリチウムイオン電池のように、放電後に充電により繰り返して使用できる電池である。充放電制御回路64は、受電回路62により2次電池63を充電する場合にはその充電の制御(監視)を行い、2次電池63で送電回路61や携帯電話本体8を動作させる場合には放電の制御(監視)を行うものである。
送電・受電兼用コイル65は、送電装置7のコイル73と接近させて使用する場合には、その両コイル65、73は、電磁結合して両者の間でトランスを形成するようになっている。また、送電・受電兼用コイル65は、受電装置4の受電用コイル41と接近させて使用する場合には、その両コイル65、41は、電磁結合して両者の間でトランスを形成するようになっている。すなわち、コイル65とコイル73、およびコイル65とコイル41は、相互に電磁結合でき、かつ相互に分離できるようになっている。
切り換えスイッチSW1,SW2は、コイル65と、送電回路61または受電回路62との選択的な接続を行うものである。また、切り換えスイッチSW3は、2次電池63と、送電回路61または受電回路62との選択的な接続を行うものである。これらの切り換えスイッチSW1〜SW3の各接点は、通常は、例えば図示のように受電回路62側に接続されている。
設定器66は、使用者が、送電回路61または受電回路62の使用を選択的に設定するものであり、その設定データが制御回路67に入力されるようになっている。制御回路67は、その設定器66からの設定データに従って、その動作状態を表示器68に表示させるとともに、切り換えスイッチSW1〜SW3の接点の切り換えを制御するものである。表示器68は、液晶表示器などからなり、上記のように所定の情報が表示されるようになっている。
送電装置7は、図2に示すように、AC/DCコンバータ71と、送電回路72と、送電用コイル73とを備えている。
AC/DCコンバータ71は、例えば家庭に供給される100〔V〕の交流電圧を所定の直流電圧に変換するものであり、その変換された直流電圧を送電回路72に供給するようになっている。送電回路72は、AC/DCコンバータ71からの直流電圧を使用して所定の周波数の交流電圧を生成する回路であり、この生成した交流電圧をコイル73に供給するようになっている。
次に、このような構成からなる第2実施形態の動作例について、図2を参照して説明する。
まず、車載用の2次電池3が使用できる通常時の動作について説明する。この場合には、ドア開閉装置2には2次電池3から電力が供給され、ドア開閉装置2は動作できる状態にある。
このときに、使用者がドアを開けるために、電子キー1をドア内に配置されるドアユニット23に接近させると、電子キー1の送受信部11とドアユニット23の送受信部21との間で所定の通信を行う。この通信の結果、制御回路22は、所定の条件を満足したことを確認すると、ドアを開けるためにドア開閉用モータ24を駆動させる。
次に、自動車を長期間にわたって使用しないために、車載用の2次電池3が使用できない非常時の動作について説明する。
この場合には、2次電池3ではドア開閉装置2を駆動できないので、送電・受電兼用装置6を使用してドア開閉装置2を動作状態にできる。そこで、使用者は、送電・受電兼用装置6の設定器66の設定により、送電・受電兼用装置6を送電装置として動作させるように設定する。
この設定により、制御回路67は、その旨の表示を表示器68に表示させるとともに、切り換えスイッチSW1〜SW3の接点を、図2に示す位置とは反対の位置、すなわち、送電回路61側に切り換える。この結果、送電回路61は2次電池63により駆動し、所定の交流電圧を生成し、この生成された交流電圧が送電・受電兼用コイル65の両端に印加される。
そして、使用者は、送電・受電兼用装置6の送電・受電用コイル65を受電装置4側の受電用コイル41に接近させて、両コイル65、41が電磁結合する状態にさせる。この結果、送電・受電兼用装置6からの交流電力がその両コイル65、41を介して受電装置4側に伝送され、この伝送された交流電力は整流回路42で直流に変換されてドア開閉装置2に供給される。この結果、ドア開閉装置2は動作できる状態になる。
この状態で、使用者がドアを開けるために、電子キー1をドア内に配置されるドアユニット23に接近させると、電子キー1の送受信部11とドアユニット23の送受信部21との間で所定の通信を行う。この通信の結果、制御回路22は、所定の条件を満足したことを確認すると、ドアを開くようにドア開閉用モータ24を駆動させるので、ドアが自動的に開く。
その後、送電・受電兼用コイル65と受電用コイル41とを離し、使用者は送電・受電兼用装置6の設定器66の設定により、送電・受電兼用装置6の送電装置として動作を解除させると、切り換えスイッチSW1〜SW3の接点が図2に示す位置に戻る。
ここで、使用者が、上記のように送電・受電兼用装置6を送電装置として動作させるためには、2次電池63を送電装置7を利用して充電しておく必要があるので、その充電動作について説明する。
この場合には、使用者は、送電・受電兼用装置6のコイル65を送電装置7の送電用コイル73に接近させて、両コイル65、73を電磁結合できる状態にさせる。
この状態で、使用者は、送電装置7を用いて2次電池63の充電を行う旨の設定を設定器66で行うと、その設定データが制御回路67に入力される。制御回路67は、その設定データに従い、その旨の表示を表示器68に表示させるとともに、切り換えスイッチSW1〜SW3の接点を、図2に示す位置、すなわち、受電回路62側に固定させる。
この結果、送電・受電兼用装置6の2次電池63は、送電装置7による充電が開始される。この充電時には、受電回路62により2次電池63の充電が行われる。また、充放電制御回路64は、2次電池63の充電状態を監視し、その充電が終了すると、受電回路62による2次電池63の充電を停止させる。
以上説明したように、この第2実施例によれば、受電装置4を設けるようにしたので、ドア開閉装置2を駆動する2次電池3が使用不能となってドアを開けることができなくなった場合に、ドアを開けるだけの電力を携帯電話などの端末機器に搭載させてある送電・受電兼用装置6から受電装置4に供給すれば、そのドアを容易に開けることができる。
なお、上記の実施形態では、電子キーシステムをキーレス・エントリ・システムに適用した場合について説明したが、家庭、ビル、部屋などのドアの開閉を電子キーを使用して行うシステムに適用することができる。
本発明の第1実施形態の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1・・・電子キー、2・・・ドア開閉装置、3・・・車載用の2次電池、4・・・受電装置、5・・・送電装置、6・・・送電・受電兼用装置、11、21・・・送受信部、12、22、67・・・制御回路、23・・・ドアユニット、24・・・ドア開閉用モータ、41・・・受電用コイル、42・・・整流回路、43・・・コンデンサ、44・・・ツェナダイオード、51・・・電池、52・・・スイッチ、53・・・送電回路、54・・・送電用コイル、61・・・送電回路、62・・・受電回路、63・・・2次電池63、64・・・充放電制御回路、65・・・送電・受電兼用コイル、66・・・設定器、68・・・表示器、SW1〜SW3・・・切り換えスイッチ

Claims (9)

  1. 電子キーと、この電子キーを使用してドアの開閉を行うドア開閉装置とを有する電子キーシステムであって、
    前記ドア開閉装置に駆動電力を供給する2次電池と、
    受電用コイルを有し、前記ドア開閉装置を駆動するために送られてくる電力を前記受電用コイルにより受け取る受電装置と、
    を備えていることを特徴とする電子キーシステム。
  2. 前記ドア開閉装置は、前記2次電池が使用できるときには前記2次電池からの電力で駆動し、前記2次電池が使用できないときには前記受電装置が外部から受け取る電力で駆動するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の電子キーシステム。
  3. 前記受電装置の受電用コイルと接近することで電磁的に結合できるとともに相互に分離自在に構成される送電用コイルを有し、前記送電用コイルを前記受電装置の前記受電用コイルと電磁結合させて前記受電装置に電力を送る送電装置を、さらに備え、
    前記送電装置は1次電池で駆動するようになっていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子キーシステム。
  4. 前記送電装置は、前記送電用コイルと、この送電用コイルに供給する交流を生成する送電手段とを備え、
    前記受電装置は、前記受電用コイルと、この受電用コイルと前記送電装置の送電用コイルとが電磁的に結合するときに、前記受電用コイルに誘起される交流を直流に変換する整流手段とを備えていることを特徴とする請求項3に記載の電子キーシステム。
  5. 前記受電装置の受電用コイルまたは充電用の送電装置の送電用コイルと電磁的に結合できるとともに相互に分離自在に構成される送電・受電兼用コイルと、2次電池とを含む送電・受電兼用装置をさらに備え、
    前記送電・受電兼用装置は、前記送電・受電兼用コイルを前記受電装置の前記受電用コイルと電磁結合させたときに前記受電装置に電力を送るようになっており、かつ、前記送電・受電兼用コイルを前記送電装置の送電用コイルと電磁結合させたときに前記送電装置から電力を受け取って前記2次電池を充電するようになっていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子キーシステム。
  6. 前記送電装置は、前記送電用コイルと、この送電用コイルに供給する交流を生成する送電手段とを備え、
    前記送電・受電兼用装置は、
    前記送電・受電兼用コイルに供給する交流を生成する送電手段と、
    前記送電・受電兼用コイルに誘起される交流を直流に変換する受電手段と、
    前記送電・受電兼用コイルと、前記送電手段および前記受電手段のうちのいずれか一方との選択的な接続を行う第2接続手段と、
    前記2次電池と、前記送電手段および前記受電手段のうちのいずれか一方との選択的な接続を行う第2接続手段と、
    前記第1接続手段および前記第2接続手段の接続を選択データに基づいてそれぞれ制御する制御手段とを備え、
    前記受電装置は、前記受電用コイルと、この受電用コイルと前記送電・受電兼用装置の送電・受電兼用コイルとが電磁的に結合するときに、前記受電用コイルに誘起される交流を直流に変換する整流手段とを備えていることを特徴とする請求項5に記載の電子キーシステム。
  7. 前記送電・受電兼用装置は、
    前記制御手段に対して、前記送電手段または前記受電手段の選択的な使用を設定する設定手段と、この設定手段の設定状態を表示させる表示手段とをさらに備え、
    前記制御手段は、前記設定手段の設定に基づいて前記第1接続手段および前記第2接続手段の接続制御を行うようになっていることを特徴とする請求項6に記載の電子キーシステム。
  8. 前記受電装置の前記整流手段の出力電圧は、定電圧化されていることを特徴とする請求項4、請求項6、または請求項7に記載の電子キーシステム。
  9. 前記送電・受電兼用装置は、携帯電話に搭載されていることを特徴とする請求項5乃至請求項8のうちのいずれかに記載の電子キーシステム。
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