JP2005350860A - 耐震架構構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】地震力に対して抵抗する架構を外周構面に集中配置し、外周構面以外の内柱と内梁は鉛直荷重を負担させるようにして、架構の機能を分担させることにより加工・施工手間の大幅低減を可能とし、低コストの耐震架構構造を実現すること。
【解決手段】2層以上の耐震架構構造において、地震力を主に負担させる柱梁を外周柱17aと外周梁18aの剛接合部19による接合構造として外周構面21に集中配置し、外周構面21以外の内柱17bに直交する内梁18bのうち1つは梁通し型接合部22とし、この梁通し型とした接合部22の上側もしくは下側の内梁18bと内柱17bもしくは、内梁18bと外周柱17aとは、主に梁に作用する自重のみを負担させるように、軸力とせん断力に対して抵抗するピン接合部20により接合されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建築物における耐震架構構造に係り、特に、加工・施工の手間を大幅低減にする低コストな耐震架構構造に関する。
建築の耐震架構構造として図7に示すような従来技術がある。図7(a)、(b)は、柱1と梁2を接合してなる建物3の鉄骨耐震架構構造の概略を示す長辺方向の軸組図と短辺方向の軸組図である。図7(c)は、前記架構構造における伏梁図で、柱1と梁2が接合されると共に、デッキプレート4が架設された態様を示す。図7(d)は、柱・梁の接合構造の伏梁図である。同図(d)に示すように、閉断面である冷間成形角形鋼管の柱1に鋼製の梁2が接合されている。前記柱・梁接合部は、鉄骨造の通しダイアフラム形式で梁を柱に剛接合した柱両方向のラーメン構造である。この従来技術の問題として、閉断面の角形鋼管柱2が使用されているため、柱梁接合部の接合コストが高く、さらに重量単価の高い角形鋼管を柱に使用しているため建設コストが大きくなる。
前記冷間成形角形鋼管柱を用いた鉄骨耐震架構構造の欠点を改良する技術として、H形鋼柱(開断面の柱)を用いた耐震架構構造が特開2003−239380号に開示されており、これを図8に示す。図8(a)は、H形鋼柱構造の伏梁図で、図8(b)は、図(a)の柱・梁の接合構造を示す伏梁図である。
図8(a)において、鉄骨造建築物7のH形鋼製の柱8は、ウエブ面8bの表裏両面で、それぞれ所望の高さ位置にガセットプレート12が設けられていると共に、隣り合う柱8の一方が、前記ガセットプレート12の取り付け面を90°回転させるようにして、所定の距離を設けてX方向及びY方向に複数配置されており、隣り合う前記柱8を連結するように水平に配置される梁11の一方の端部が、前記柱8に対し面同士で突き合わされてピン接合部14により固着されると共に、他方の端部が、前記柱8に設けられたガセットプレート12を介して剛接合部13により結合されている。図8(b)おいて、剛接合部13を黒丸で示し、ピン接合部14を白丸で示す。
図8に示す鉄骨造建築物7の利点としては、角形鋼管柱の両方向ラーメン鉄骨耐震架構構造に比べ仕口構造の簡略化、溶接量の低減、施工性の向上、工費削減が挙げられている。しかし、この耐震架構構造の欠点は、角形鋼管柱の両方向ラーメン鉄骨耐震架構構造と同等の架構剛性を確保するために、柱・梁部材断面サイズを大きくする必要があり、このため柱・梁部材鋼重の大幅アップが避けられないことと、コストの嵩む剛接合部13による柱梁接合部が多数存在するため、かつ接合コストが嵩むことである。
その他に、米国での慣用技術にも柱にH形鋼を用い、地震力を主に負担させる柱・梁からなる耐震架構構面を建物外周構面等に集中配置し、耐震架構構面以外の柱および梁は梁に作用する鉛直荷重を主に負担させる耐震架構構造がある。この耐震架構構造は、耐震架構構面を構成する柱・梁のみ接合コストの嵩む剛接剛としており、主に梁に作用する鉛直荷重に対して抵抗させる梁と柱の接合部では、梁を柱の左右で分断し、柱を貫通させた柱通し型の接合構造であり、この柱通し型で接合される梁端部は、主に梁に作用するせん断力に対して抵抗する簡易な接合機構としているため、角形鋼管柱の両方向ラーメン耐震架構に対し、接合コストは大幅に低減される。しかし、主に梁に作用する鉛直荷重に対して抵抗させる梁と柱の接合部を柱通し型としているため、設計上必要とされる断面積が、建物の下層部ほど大きいにも関わらず、梁の上側の柱と下側の柱の断面積が同じとなるため柱鋼重がアップする。さらに主に鉛直荷重を負担させる梁の両端を梁に作用する曲げモーメントに対して抵抗することを期待しない接合機構としているため、梁両端を剛接剛とした場合に比べると、梁に作用する最大曲げモーメントが大きくなるため、梁鋼重もアップし、その結果、耐震架構を構成する柱・梁の材料コストが、角形鋼管柱の両方向ラーメン構造に対して高くなることである。また、他の慣用技術として、RC(鉄筋コンクリート)造の両方向ラーメン構造があり、建物地上部に関しては材料費・施工費とも鉄骨造と比べて安価であるが、建物重量が大なため建物基礎・杭工事費が嵩み、軟弱地盤などでは建設トータルコストが鉄骨造より大となり、さらに工期も鉄骨造より長くなる。
特開平2003−239380号公報
従来の鉄骨耐震架構構造とRC構造の何れにも材料費、加工・施工費、工期等の面でメリットとデメリットがあった。本発明は、前記従来の問題点を解決したもので、主に地震力に対して抵抗する耐震架構構面を耐震架構の一部に集中配置し、耐震架構構面以外の柱と梁は梁に作用する鉛直荷重を主に負担させるように架構の機能を分担させ、さらに梁に作用する鉛直荷重を主に負担させる架構を構成する柱と梁の接合部は、梁通し型とすることにより、材料費と加工費の両方を従来の鉄骨耐震架構構造よりも低減する、低コストな耐震架構構造を実現することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は次のように構成する。
第1発明は、地震力を主に負担させる柱・梁からなる耐震架構構面を建物の耐震架構構造の一部に集中配置し、前記耐震架構構面以外の柱および梁は、梁に作用する鉛直荷重を主に負担させる2層以上かつ平面短辺方向2スパン以上の耐震架構構造であって、梁に作用する鉛直荷重を主に負担する柱と梁の接合部は、柱を梁の上下で分断し、梁の一つを貫通させた梁通し型の接合構造であり、この梁通し型で接合される梁の上側もしくは下側の少なくとも一方の柱端部は、柱に作用する軸力とせん断力に対して主に抵抗する接合機構で前記梁に接合されていることを特徴とする。
第2発明は、第1発明において、地震力を主に負担させる柱・梁からなる耐震架構構面を、外周構面の少なくとも一部に集中配置し、外周構面以外には耐震架構構面を設けていないことを特徴とする。
第3発明は、第1発明または第2発明において、梁に作用する鉛直荷重を主に負担させる梁のうち少なくとも一つは、梁端が主に梁に作用するせん断力と軸力に対して抵抗する接合機構で、地震力を主に負担させる耐震架構構面を構成する柱もしくは梁に接合されていることを特徴とする。
第4発明では、第1〜第3発明において、地震力を主に負担させる耐震架構構面を構成する柱のうち少なくとも一つは、梁に作用する鉛直荷重を主に負担させる梁が接合されていないことを特徴とする。
第5発明は、第1発明〜第4発明において、地震力を主に負担させる耐震架構構面を構成する柱および梁が鉄筋コンクリート部材であることを特徴とする。
第6発明では、第1発明〜第4発明において、地震力を主に負担させる耐震架構構面を構成する柱が鉄筋コンクリート部材、梁が鉄骨部材であることを特徴とする。
第7発明は、第1発明〜第4発明において、地震力を主に負担させる耐震架構構面を構成する柱および梁が、強軸・弱軸の方向性を有する開断面鉄骨部材であり、その柱強軸方向を耐震架構構面に沿うように配置し、柱強軸方向の柱・梁の接合部は、梁を柱の左右で分断し、柱を貫通させた柱通し型の剛接もしくは半剛接の接合構造であることを特徴とする。
第8発明は、第1発明〜第7発明において、地震力を主に負担させる耐震架構構面のうち、少なくとも一部にブレースもしくは方杖の斜材を設置しており、前記ブレースもしくは方杖の斜材の端部が主にブレースもしくは方杖に作用する軸力に対して抵抗する接合機構で柱もしくは梁に接合されており、前記ブレースもしくは方杖の斜材を設置した耐震架構構面を構成する梁のうち少なくとも一部は主に梁に作用する軸力およびせん断力に対して抵抗機構で梁端が柱に接合されていることを特徴とする。
第9発明は、第7または第8発明において、地震力を主に負担させる耐震架構構面の柱のうち少なくとも一部が、強軸・弱軸の方向性を有する開断面鉄骨部材であり、前記柱の強軸方向の断面二次モーメントが弱軸方向の断面二次モーメントの5倍以上であることを特徴とする。
第10発明は、第1発明〜第9発明において、主に梁に作用する鉛直力を負担させる柱および梁が開断面鉄骨部材であることを特徴とする。
第1発明によると、耐震架構構造において、主に地震力に抵抗する耐震架構と主に鉛直荷重を負担する架構の役割を区分して構成し、加工・施工コストの嵩む耐震架構を一部の構面に集中配置することにより、加工・施工コストを低減できる。また、内柱の柱梁接合部を梁通し型とし、さらに梁上下に接合される柱の端部を柱に作用する軸力とせん断力に対して抵抗する接合機構とすることで、慣例的に用いられる柱や梁の曲げに対しても抵抗させる剛接合構造や半剛接合構造とするよりも、簡略な接合ディテールとできる。また、主に梁に作用する鉛直荷重に対して抵抗させる柱と梁を柱通し型で、梁端を主に梁に作用するせん断力と軸力に対して抵抗させる接合構造としている米国の慣用技術と比べても、接合コストがほぼ同等となるだけでなく、梁鋼重を低減でき材料費を低減できる。さらに、梁通し型とすることで長尺の梁を使用できるため、梁継手部の数を低減できる。
第2発明によると、耐震架構構面を梁に作用する鉛直荷重の小さい外周構面のみに限定することで、外周構面以外に耐震架構構面を設けた場合に比べ、耐震架構構面の柱断面サイズを小さくできる。さらに外周構面以外の柱は、主に梁に作用する鉛直荷重のみを負担させることにより、建物内部の柱断面サイズを小さくでき、室内空間利用における自由度が増す。
第3発明によると、耐震架構構面を構成する柱もしくは梁と、主に鉛直荷重を負担させる梁との接合ディテールを簡略化できる。
第4発明によると、耐震架構構面に接合される梁のうち、一部を耐震架構構面柱に接合せず耐震架構構面梁に接合することにより、耐震架構構面の柱弱軸方向の柱梁接合部の数を減らせるため接合コストを低減でき、さらに、この梁の取り付かない柱の柱梁接合部は、強軸方向・弱軸方向の取り合いを考慮する必要がなく、シンプルにして加工工数を少なくできる。また、小梁ピッチを柱スパンから決定するのではなく、デッキプレートの最大スパンとすることで、小梁鋼重の低減が可能である。
第5発明によると、耐震架構構面の柱や梁を、鉄骨部材と比べて材料費・工事費の安価なコンクリート部材を使用できる。
第6発明によると、第5発明と同様に、耐震架構構面の柱を、鉄骨部材と比べて材料費・工事費の安価なコンクリート部材を使用できる。
第7発明によると、耐震架構構面の柱を、強軸・弱軸の方向性を有する開断面鉄骨部材とし、その断面性能の高い強軸曲げ方向で地震力を負担させ鋼重低減を図ると共に、柱梁接合部は、開断面部材柱の柱通し型とすることで、閉断面部材を柱に使用する場合に比べ加工工数を低減できる。
第8発明によると、耐震架構構面は、剛接合や半剛接合のラーメン架構よりも、材料費低減可能なブレースもしくは方杖の斜材を設置した構面とできる。さらに、このブレースもしくは方杖の斜材を設置した構面の梁を、剛接合や半剛接合よりも接合ディテールの簡略な、主に梁に作用するせん断力と軸力に対して抵抗する接合構造とすることで、接合コスト低減が可能である。
第9発明によると、強軸方向断面二次モーメントが弱軸方向の断面二次モーメントの5倍以上である開断面鉄骨柱を耐震架構構面の柱として使用することにより、強軸方向断面二次モーメントが弱軸方向の断面二次モーメントの5倍未満である開断面鉄骨柱を耐震架構構面の柱として使用した場合に、剛性確保のため大断面の柱・梁部材とする必要のある架構であっても、柱・梁部材断面サイズアップを小さくできる。
第10発明によると、主に梁に作用する鉛直力を負担させる柱や梁を開断面鉄骨部材とすることで、加工・施工コストな鉄骨架構とできる。
また、鉄骨造の耐震架構構造に特有の効果として、従来の両方向ラーメン構造であるコラム柱(鋼管柱または角形鋼管柱)の鉄骨構造に比べ、鋼重アップ量も僅かなものに留め、材料、加工、建方コストの低い鉄骨造耐震架構構造が実現できる。
また、RC造とS造との混合もしくは併用による耐震架構構造に特有の効果として、従来のRC構造に比べ重量が軽量なため基礎工事費が少なく、短工期で施工できるRC・S混合もしくは併用の耐震架構構造が実現できる。
次に本発明を図示の実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1(a)、(b)は、第1実施形態と第2実施形態に係る鉄骨造で、多層であり、平面短辺方向4スパン、長辺方向6スパンの耐震架構構造物15、16の梁伏図である。各図において、各柱17はH形鋼からなる開断面鉄骨部材で構成され、各柱17にはH形鋼からなる梁18が梁に作用する曲げ、せん断力、軸力全てを伝達させる溶接接合(以下、剛接合部という)と梁に作用するせん断力と軸力を主に伝達させるボルト接合(以下、梁端ピン接合部という)により接合される。図において、剛接合部19を黒丸で示し、梁端ピン接合部20を白丸で示す。また剛接合部19により柱17(以下、外周柱17aという)に接合される耐震架構構面を構成する梁18以下、外周梁18aという)を太線で示し、梁端ピン接合部20で柱17や梁に接合される、もしくは梁通し型接合部で柱に接合される、主に鉛直荷重を負担する梁18(以下、内梁18bという)を太い点線で示す。
剛接合部19は、地震時に作用する柱・梁の曲げに対しても大きな接合剛性・強度で抵抗できる溶接接合であるので地震力に抵抗させる上で有利であるが、柱・梁の加工手間が大きく、特殊技能を有する溶接工による煩雑な溶接作業が必要であり、しかも接合品質確保が容易でないというデメリットがある。この剛接合部19は、スプリットティーなど接合金物を用いることで施工手間が少なく品質確保の容易なボルト接合とすることもできるが、スチフナによる柱の補強は必要であり、溶接接合では不要であった接合金物が別途必要となるなど材料費アップは避けられず、接合コストは溶接接合とほぼ同等、もしくは大となる。他方、梁端ピン接合部20は、梁に作用する軸力とせん断力に耐える強度があればよく、梁端の回転に対する抵抗を期待しないため簡略なボルト接合とできる。しかし、梁端ピン接合部20は地震時に柱に作用する曲げ応力を梁に伝達できないため、架構を構成する梁の接合部を全て梁端ピン接合部20で柱に接合した場合は、ブレースや方杖のような斜材を設けない限り地震力に対して抵抗できる架構とすることは困難である。さらに、主に鉛直荷重のみを負担させる梁を全て梁端ピン接合部により柱に接合した場合、梁端を剛接合部により柱に接合した場合と比べると、鉛直荷重により梁に作用する最大曲げモーメントが大となるため、梁鋼重が大幅にアップする。
本発明は、図1(a)、(b)に示すように多層、多スパンの耐震架構構造15、16において、地震力に抵抗させる耐震架構構面と鉛直荷重を負担させる架構に機能を区分し、それぞれの架構の機能に応じて柱、梁接合部の剛接合構造とピン接合構造を分けて使用することで、接合コストの嵩む剛接合部を極力少ない個所数とする。これに主に鉛直荷重を負担させる架構において、梁通し型の接合部構造を組み込むことで、全ての柱梁接合部を剛接合とした架構と比べて梁の鋼重が同等もしくは小さなアップにとどめることができる。さらに、柱に作用する軸力は建物上層部ほど小さいが、梁通し型接合部とすることにより、梁の上側の柱の断面積を下側の柱と比べ小さくすることを可能とし、柱鋼重低減が図れる。これにより、地震に対する耐震性能を十分に確保して、なおかつ従来の角形鋼管柱両方向ラーメンの鉄骨構造に比べて材料費、加工・施工手間の大幅低減により低コストな耐震架構構造を実現している。
本発明の特徴は請求項1〜4に記載されている。図1(a)、(b)は各請求項に対応する構成の伏梁図である(なお、図1(b)は請求項10に対応する)。
図1の概要をさらに説明すると、耐震架構15、16において、地震力を主に負担させる柱17(つまり外周柱17a)と梁18(つまり外周梁18a)を外周構面21に集中配置し、外周構面21以外の、内部架構に配置する柱17(つまり内柱17b)と梁18(つまり内梁18b)は、主に鉛直荷重のみを負担させる構成とし、かつ、内柱17bと直交する内梁18bは梁通し型柱梁接合構造とする。この梁通し型の梁に接合される上側および下側の柱端部では、主に内柱17bに作用する軸力とせん断力に対して抵抗する機構である接合部(以下、柱端ピン接合部という)20で接合されている。
図1(a)において、外周構面21に配置されるH形鋼製の外周柱17aは、強軸方向が外周構面に添うように各辺で同じ向きに配置されている。したがって、隅角部を介して直角に交わる辺では外周柱17aは90°回転した配置とされ、対向する辺では同じ向きに配置されている。このように、外周構面21に配置されるH形鋼製の外周柱17aに外周梁18aを剛接合する。なお、隅角部に配置の外周柱17aの直角に交わる一方の梁は構造上、梁端ピン接合部20で外周梁17aと接合されるが、他の部位では剛接合部19で接合されいる。また、外周柱17aと外周梁18aの接合部は柱通し型の柱梁接合部構造とされている。
外周構面21に配置されるH形鋼外周柱17aは、強軸方向が全て柱通し型の剛接合部19であり、弱軸方向が梁端ピン接合部である。外周柱17a以外の内柱17bも全てH形鋼であり、内柱17bと内梁18bは、全て内柱17bを上下に分断して内柱17bの強軸方向に内梁18bを挿通する梁通し型の柱梁接合構造とし、内梁の上側および下側の内柱は柱端ピン接合部で内梁に接合されている。このように外周構面21を集中的に剛接接合とすることで、構造物に作用する地震力に対して外周柱17aと外周梁18aで効率的に抵抗させ、接合コストの嵩む剛接合部の個所数を減らしている。さらに、内梁18bを柱に梁端ピン接合部により接合する個所数を減らし、梁鋼重低減を図ると共に、内梁18bの下側の内柱17bに比べ、負担する鉛直荷重の小さい上側の内柱17bの断面積を小さくすることにより、柱鋼重の低減を図っている。
図2〜図3によって、柱通し型接合部10と、梁通し型接合部22の構造を順に説明する。
図2は、図1(a)におけるA部の詳細構造である。同図に示すように、外周構面21では柱通し型接合部で柱梁が接合されており、かつ、外周梁18aは外周柱17aの強軸方向が剛接合部19、弱軸方向がピン接合部20によって接合している。H形鋼製の外周柱17aのフランジ23には、外周梁18aの端部が溶接24で固着されて剛接合部19を構成しており、こうして開断面柱の強軸方向は地震時に柱と梁に作用する曲げを負担させる剛接合構造とされている。
また、外周柱17aと、これに直交方向から接合する内梁18bはピン接合部20で接合されている。H形鋼製の外周柱17aのウエブ25の側面にボルト挿通孔を有するガセットプレート26が溶接されていて、このガセットプレート26をH形鋼製の内梁18bのウエブ25の側面に当てがい、各部材の当接部に開設のボルト挿通孔に接合ボルト27を挿通しナットを締結することで、開断面の外周柱17aの弱軸方向と内梁18bとは梁端ピン接合部20で接合されている。
隅角部の外周柱17aに直角方向から交わる一方の外周梁18aも、図1(a)に白丸で示すように梁端ピン接合部20で接合されている。この隅部を除くと、図に黒丸で示す剛接合部19から分るように、外周梁18aはH形鋼製の外周柱17aの強軸方向に全て柱通し型接合部で剛接合されている。
図3は、図1(a)におけるB部、つまり、内柱17bにおける梁通し型の柱梁接合部22を示す。この梁通し型の接合部22において、内柱17bは上下に分断されている。下部内柱17cと内梁18bの接合部は、下部内柱17cの上端に溶接されたエンドプレート28を内梁18bの下フランジ29に当接し、その接合部に接合ボルト30を締結することで内梁18bの下フランジ29にボルト接合された柱端ピン接合部である。また、上部内柱17dと内梁18bの接合部は、上部内柱17dの下端に溶接されたエンドプレート28を内梁18bの上フランジ31に当接し、その接合部に接合ボルト30を締結することで内梁18bの上フランジ31にボルト接合された柱端ピン接合部である。9はスチフナーである。
図1(b)に示す第2実施形態は、請求項4に対応する構成を伏梁図で示したものである。同図において、平行に位置する長辺方向の外周構面21を構成する外周柱14本のうち6本には、外周構面21に対して直交方向に接合される内梁18bが接合されておらず、外周梁18aに梁端ピン接合部20で接合している。このように外周構面21から外周構面21に対して直交方向に接合する内梁18bの一部の内梁18cを、外周柱17aに接合せず外周梁18aにピン接合部20で接合することにより、側柱(外周柱17aのうち、隅柱以外の柱)である外周柱17aの弱軸方向の柱梁接合部の数を減らせる。さらに、この内梁18cの取り付かない側柱(隅柱以外の外周柱17a)の柱梁接合部は、強軸方向・弱軸方向の取り合いを考慮する必要がなく、シンプル(加工工数小)にできるため、接合コストが低減できる。また、このように構成することで、内梁(小梁)18bのピッチをデッキプレートの最大スパンにでき、小梁鋼重およびデッキプレート取り付け工事費の低減が可能となる。
第1、第2実施形態によると、外周構面21の外周柱17aと外周梁18aで地震力に抵抗させ、内柱17bと内梁18bのピン接合部20および、梁通し型梁接合部22との組合せにより、従来の角形鋼管柱の両方向ラーメン構造に比べ、柱、梁の鋼重アップ量も僅かなものに留め、材料、加工、建方コストの低い鉄骨造耐震架構構造が実現できる。また、柱や梁を構成する開断面鉄骨部材は、柱梁接合構造を簡易にするためであり、H形鋼の他に溝形鋼、I形鋼、Z形鋼であっても構わない。
図4(a)、(b)、(c)は、第3実施形態に係る鉄骨造で、4層であり、平面短辺方向3スパン、長辺方向7スパンの耐震架構構造物15、16の梁伏図および長辺方向・短辺方向の軸組図である。この第3実施形態は、請求項8に対応する耐震架構構造であり、各柱および各梁は、いずれもH形鋼からなる開断面部材で構成されている。図4(a)の梁伏図において、耐震架構構面を構成する梁18を太線で示し、主に鉛直荷重を負担する梁18を太い点線で示す。この実施形態では、地震力に対して、1層目および2層目にはブレース、3層目および4層目には方杖の斜材を設けた耐震架構構面で主に抵抗させる。図中の梁端、柱端、ブレースおよび方杖の斜材端の白丸は、いずれも材端の回転に対する抵抗を期待していない接合部であり、この耐震架構では柱脚部以外の部材と部材の接合は剛接合としていない。すなわち、耐震架構構面を構成するブレースおよび方杖の斜材18dの両端部は、主に斜材18dに作用する軸力に対して抵抗させる接合部(以下、斜材端ピン接合部20aという)で柱17もしくは梁18に接合されており、耐震架構構面を構成する柱17と梁18の接合部は柱通し型接合部10であり、梁18が梁端ピン接合部20で柱17に接合されている。耐震架構構面以外を構成する柱と梁の接合部は、梁通し型の柱梁接合部22としており、梁18の上側および下側の柱17は、梁18の上下フランジに柱端ピン接合部20で接合されている。斜材端ピン接合部20aの詳細は、従来の慣例技術と同じであり、また、耐震架構構面以外の柱梁接合部を梁通し型の柱梁接合部22とすることの効果は、第1、第2実施形態と同様であるため、図示、説明を省略する。
第3実施形態のように、耐震架構構面にブレースもしくは方杖の斜材18dを設けることが可能な場合、耐震架構構面を構成する柱17と梁18の接合部を剛接合部としなくても地震力に対して抵抗させる耐震架構とすることが可能であり、第1、第2実施形態と比べ、接合コストが低減できることに加え、柱・梁部材サイズを小さくできるため、材料費低減も可能である。また、斜材18dに座屈拘束ブレースなど制振部材を用いてもよく、これにより、架構の耐震性能および精神性能向上も図れる。
本発明の主要素は、地震力に対して抵抗する剛接合もしくは斜材を設けた耐震架構構面を耐震架構構造の一部に集中配置したこと、耐震架構構面を構成する柱もしくは梁と主に鉛直荷重を負担させる梁18bの接合部は梁端ピン接合部20としたこと、梁端ピン接合部20を可及的に少なくするため、主に鉛直荷重を負担させる柱と梁の接合部は梁通し型接合部22としたことが相俟って、耐震架構構造の加工・施工手間の大幅低減を可能とし、かつ低コストの耐震架構構造を実現することであるが、この作用効果は、図5、図6に第4実施形態として示すRC造(鉄筋コンクリート造)とS造(鉄骨造)との混合もしくは併用によっても実現できる。
図5は、第4実施形態の梁伏図である。同図において外周構面21は、RC外周柱(鉄筋コンクリート柱)32とRC外周梁(鉄筋コンクリート梁)33で構成されており、これにより外周構面21における柱・梁接合構造は鉄筋コンクリートによる剛接合であり、第1、第2実施形態と同様に外周構面21の柱・梁剛接合構造で地震力に抵抗できる。また、外周構面21を除く内柱17bと内梁18bは、第1、第2実施形態と同様にH形鋼からなる開断面鉄骨部材で構成する。前記において、外周構面21に配置されるRC外周柱32は、地震力を主に負担させる柱であり、該外周構面21のRC外周柱32以外の内柱17bと内梁18bは、主に内梁18bに作用する鉛直荷重を支持するピン接合部20で接合される。
第4実施形態において、外周構面21のRC外周柱32とRC外周梁33の鉄筋コンクリートによる剛接合部の詳細構造は、公知の手段を採用してよいので図を省略する。また、内柱17bと内梁18bの接合部は図3に示す梁通し型接合部22である。
図6は、第4実施形態に特有の柱、梁の接合構造を示し、図5のF部におけるRC外周柱32とH形鋼の内梁18bとの接合構造である。図6において、RC外周柱17aには、補強筋34と共に接合金物35が埋設されている。接合金物35は横断面がT字型で頭部36がコンクリートに埋設されていると共に、接合片37がRC外周柱32の側面から突出しており、この突出部に先端開放の係合溝38が横方向に開設され、上下に複数設けられている。内梁18bのウエブ25の端部には縦長係合孔39が開設されていて、接合片37を内梁18bのウエブ25の側面に当てがい、係合溝38と縦長係合孔39に接合ボルト40を挿通して締結することで、RC外周柱32と内梁18bとを接合している。内梁18bとRC外周柱32の接合部は、主に内梁18bに作用する鉛直荷重および軸力を外周柱に伝達させる接合機構としているため、このように簡略なボルト接合部とできる。RC外周柱32と内梁18bとの接合構造は前記以外の構造であってもよい。
第4実施形態において、RC外周梁33に代えて鉄骨造の外周梁(H形鋼製の外周梁)とし、この鋼製の外周梁とRC外周柱32を剛接合手段で接合してもよい(但し、図示を省略する)。
第4実施形態に示す、RC造とS造の併用による耐震架構構造によっても、鉄骨造の第1、第3実施形態と同様に、外周構面をS造よりも剛性の大きいRC造剛接架構として地震力を主に負担させ、RCの外周柱もしくは外周梁とSの内梁との接合部は梁端ピン接合部とし、さらに、外周構面21以外のS造の内柱17bと内梁18bの梁通し型接合部22では、内柱17bを内梁18bに柱端ピン接合部で接合することで鉛直荷重を負担させるようにして架構における機能を分担させることができる。これにより耐震架構構面をS造剛接架構と比べて材料費および施工費の安価なRC造剛接架構の構面とでき、建物地上部の架構については従来のS造角形鋼管柱の両方向ラーメン構造と比べ、低コストの耐震架構構造を実現できる。さらに、従来のRC構造はS造と比べ建物地上部の重量が大きいため建物基礎や杭工事費がS造よりも大幅に大であったのに対し、RC造とS造の併用による効果として、S造に対する建物基礎・杭工事費アップをわずかなものに留めることができ、また、S造のメリットである短工期を損なわない耐震架構構造が実現できる。
(a)、(b)は、第1実施形態と第2実施形態に係る鉄骨造で多層の耐震架構の梁伏図である。 (a)は、図1(a)におけるA部の縦断面図、(b)は、図2(a)のC−C断面図である。 (a)は、図1(a)におけるB部(梁通し型の接合部)の縦断面図、(b)は、図(a)3のD−D矢視図である。 (a)、(b)、(c)は、第3実施形態に係る鉄骨造で、4層であり、平面短辺方向3スパン、長辺方向7スパンの耐震架構構造物の梁伏図および、長辺方向・短辺方向の軸組図である。 第4実施形態の梁伏図である。 (a)、(b)は、図5におけるF部の横断平面図と縦断側面図である。 (a)、(b)、(c)は、従来の柱と梁を接合してなる鉄骨造耐震架構構造の長辺方向および短辺方向の軸組図と伏梁図、(d)は、柱と梁の剛接合構造を示す伏梁図である。 (a)は、従来例の形鋼柱構造の伏梁図、(b)は、図(a)の柱・梁の接合構造を示す伏梁図である。
符号の説明
1 柱
2 梁
3 建物
4 デッキプレート
5 剛接合部
7 鉄骨造建築物
8 柱
9 スチフナー
10 柱通し型接合部
11 梁
12 ガセットプレート
13 剛接合部
14 ピン接合部
15 耐震架構構造物
16 耐震架構構造物
17 柱
17a 外周柱
17b 内柱
17c 下部内柱
17d 上部内柱
18 梁
18a 外周梁
18b 内梁
18c 内梁
18d 斜材
19 剛接合部
20 ピン接合部
20a 斜材端のピン接合部
21 外周構面
22 梁通し型接合部
23 フランジ
24 溶接
25 ウエブ
26 接合片
27 接合ボルト
28 接合板
29 下フランジ
30 接合ボルト
31 上フランジ
32 RC外周柱
33 RC外周梁
34 補強筋
35 接合金物
36 頭部
37 接合片
38 係合溝
39 縦長係合孔
40 接合ボルト
41 接合片

Claims (10)

  1. 地震力を主に負担させる柱・梁からなる耐震架構構面を建物の耐震架構構造の一部に集中配置し、前記耐震架構構面以外の柱および梁は、梁に作用する鉛直荷重を主に負担させる2層以上かつ平面短辺方向2スパン以上の耐震架構構造であって、梁に作用する鉛直荷重を主に負担する柱と梁の接合部は、柱を梁の上下で分断し、梁の一つを貫通させた梁通し型の接合構造であり、この梁通し型で接合される梁の上側もしくは下側の少なくとも一方の柱端部は、柱に作用する軸力とせん断力に対して主に抵抗する接合機構で前記梁に接合されていることを特徴とする耐震架構構造。
  2. 地震力を主に負担させる柱・梁からなる耐震架構構面を、外周構面の少なくとも一部に集中配置し、外周構面以外には耐震架構構面を設けないことを特徴とする請求項1記載の耐震架構構造。
  3. 梁に作用する鉛直荷重を主に負担させる梁のうち少なくとも一つは、梁端が主に梁に作用するせん断力と軸力に対して抵抗する接合機構で、地震力を主に負担させる耐震架構構面を構成する柱もしくは梁に接合されていることを特徴とする請求項1または2の何れか1項記載の耐震架構構造。
  4. 地震力を主に負担させる耐震架構構面を構成する柱のうち少なくとも一つは、梁に作用する鉛直荷重を主に負担させる梁が接合されていないことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の耐震架構構造。
  5. 地震力を主に負担させる耐震架構構面を構成する柱および梁が鉄筋コンクリート部材であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載の耐震架構構造。
  6. 地震力を主に負担させる耐震架構構面を構成する柱が鉄筋コンクリート部材、梁が鉄骨部材であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載の耐震架構構造。
  7. 地震力を主に負担させる耐震架構構面を構成する柱および梁が、強軸・弱軸の方向性を有する開断面鉄骨部材であり、その柱強軸方向を耐震架構構面に沿うように配置し、柱強軸方向の柱・梁の接合部は、梁を柱の左右で分断し、柱を貫通させた柱通し型の剛接もしくは半剛接の接合構造であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載の耐震架構構造。
  8. 地震力を主に負担させる耐震架構構面のうち、少なくとも一部にブレースもしくは方杖の斜材を設置しており、前記ブレースもしくは方杖の斜材の端部が主にブレースもしくは方杖に作用する軸力に対して抵抗する接合機構で柱もしくは梁に接合されており、前記ブレースもしくは方杖の斜材を設置した耐震架構構面を構成する梁のうち少なくとも一部は、主に梁に作用する軸力およびせん断力に対して抵抗する接合機構で梁端が柱に接合されていることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項記載の耐震架構構造。
  9. 地震力を主に負担させる耐震架構構面の柱のうち少なくとも一部が、強軸・弱軸の方向性を有する開断面鉄骨部材であり、前記柱の強軸方向の断面二次モーメントが弱軸方向の断面二次モーメントの5倍以上であることを特徴とする請求項7または8の何れか1項記載の耐震架構構造。
  10. 梁に作用する鉛直荷重を主に負担させる柱および梁が開断面鉄骨部材であることを特徴とする請求項1〜9の何れか1項記載の耐震架構構造。
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