JP2005350401A - ピロリジン誘導体及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ピロリジン誘導体及びその製造方法に関する。
下式(1)で示されるピロリジン誘導体は、優れた抗菌活性を有するペネム化合物やカルバペネム化合物の合成用中間体化合物として有用である(例えば、特許第2955886号公報、特許第2542773号公報、Biooraganic & Medicinal Chemistry Letters、10(2000)1421−1425等を参照)。
また、式(1)で示されるピロリジン誘導体は、核ホルモン受容体化合物の合成用中間体化合物として有用である(例えば、下記特許文献1を参照)。
また、式(1)で示されるピロリジン誘導体は、核ホルモン受容体化合物の合成用中間体化合物として有用である(例えば、下記特許文献1を参照)。
(1)
[式中、Arは、芳香族基を表す。Aは、水素原子、アルキル基、アリール基、アラルキル基、アルキルカルボニル基、アルケニルカルボニル基、アリールカルボニル基、アルコキシカルボニル基、アルケニルオキシカルボニル基又はアラルキルオキシカルボニル基を表す。但し、Aで表される基における1〜3個の水素原子は、1〜3個の置換基により置換されていてもよい。]
[式中、Arは、芳香族基を表す。Aは、水素原子、アルキル基、アリール基、アラルキル基、アルキルカルボニル基、アルケニルカルボニル基、アリールカルボニル基、アルコキシカルボニル基、アルケニルオキシカルボニル基又はアラルキルオキシカルボニル基を表す。但し、Aで表される基における1〜3個の水素原子は、1〜3個の置換基により置換されていてもよい。]
上述した特許文献1には、4−p−トルエンスルホニルオキシ−1,2−ピロリジンジカルボン酸エステルを、テトラヒドロフランの存在下に、水素化ホウ素リチウムにより還元して、4−p−トルエンスルホニルオキシ−2−ヒドロキシメチル−1−ピロリジンカルボン酸エステルを製造したことが記載されている。
しかしながら、水素化ホウ素リチウムは、安全に取り扱うことが比較的難しいことや、比較的高価であることから、上記の特許文献1記載の方法は、上式(1)で示されるピロリジン誘導体を工業的に製造する場合は必ずしも有利なものではなかった。
本発明の目的は、ピロリジン誘導体(1)、及び該ピロリジン誘導体を工業的有利に製造する方法を提供することにある。
本発明者は、鋭意検討した結果、芳香族スルホネート化合物をメタノール及び反応に不活性な有機溶媒の存在下に水素化ホウ素ナトリウムにより還元すると、上記課題を解決できることを見出して、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の(イ)は、下式(2)で示される芳香族スルホネート化合物を、メタノール及び反応に不活性な有機溶媒の存在下に水素化ホウ素ナトリウムにより還元することを特徴とする下式(1)で示されるピロリジン誘導体の製造方法を提供するものである。
(1)
(2)
[式中、Arは、芳香族基を表す。R1は、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アラルキル基、アルコキシカルボニル基、アルケニルオキシカルボニル基、シクロアルキルオキシカルボニル基又はアラルキルオキシカルボニル基を表す。但し、R1で表される基における1〜3個の水素原子は、1〜3個の置換基により置換されていてもよい。
Aは、水素原子、アルキル基、アリール基、アラルキル基、アルキルカルボニル基、アルケニルカルボニル基、アリールカルボニル基、アルコキシカルボニル基、アルケニルオキシカルボニル基又はアラルキルオキシカルボニル基を表す。但し、Aで表される基における1〜3個の水素原子は、1〜3個の置換基により置換されていてもよい。]
(1)
(2)
[式中、Arは、芳香族基を表す。R1は、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アラルキル基、アルコキシカルボニル基、アルケニルオキシカルボニル基、シクロアルキルオキシカルボニル基又はアラルキルオキシカルボニル基を表す。但し、R1で表される基における1〜3個の水素原子は、1〜3個の置換基により置換されていてもよい。
Aは、水素原子、アルキル基、アリール基、アラルキル基、アルキルカルボニル基、アルケニルカルボニル基、アリールカルボニル基、アルコキシカルボニル基、アルケニルオキシカルボニル基又はアラルキルオキシカルボニル基を表す。但し、Aで表される基における1〜3個の水素原子は、1〜3個の置換基により置換されていてもよい。]
本発明の(イ)によれば、式(1)で示されるピロリジン誘導体を工業的にも有利に製造することができる。
また、本発明(ロ)のピロリジン誘導体は、抗菌活性を有するペネム化合物及びカルバペネム化合物の合成用中間体化合物や、核ホルモン受容体化合物の合成用中間体化合物として有用である。
また、本発明(ロ)のピロリジン誘導体は、抗菌活性を有するペネム化合物及びカルバペネム化合物の合成用中間体化合物や、核ホルモン受容体化合物の合成用中間体化合物として有用である。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の(イ)において、上式(2)におけるArは、芳香族基を表す。
Arで表される芳香族基としては、例えば、フェニル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、1−アントリル基、3−アントリル基又はフェナントリル基のようなアリール基や、2−チエニル基、3−チエニル基、チアントレニル基、フリル基、ピロリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、イソチアゾリル基、イソオキサゾリル基、ピリジル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基又はキノリル基等の含ヘテロ原子含有環状基が挙げられる。
これらのアリール基や含ヘテロ原子含有環状基は、その水素原子の1〜3個が炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシル基、炭素数2〜6のアルケニル基、炭素数2〜6のアルケニルオキシ基、炭素数2〜6のアルキニル基、炭素数2〜6のアルキルカルボニル基、二トリル基、ヒドロキシル基、アミノ基、炭素1〜6のアルキルアミノ基、炭素数2〜6のジアルキルアミノ基、炭素数1〜6のアルキルチオ基、メルカプト基及びハロゲン原子からなる群より選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい。
また、これらの置換基のうち、ハロゲン原子以外のものは、その水素原子が他の置換基で置換されていてもよく、上記ハロゲン原子以外の置換基と、アリール基や含ヘテロ原子含有環状基における炭素原子の間にはケイ素原子が介在していてもよい。
本発明の(イ)において、上式(2)におけるArは、芳香族基を表す。
Arで表される芳香族基としては、例えば、フェニル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、1−アントリル基、3−アントリル基又はフェナントリル基のようなアリール基や、2−チエニル基、3−チエニル基、チアントレニル基、フリル基、ピロリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、イソチアゾリル基、イソオキサゾリル基、ピリジル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基又はキノリル基等の含ヘテロ原子含有環状基が挙げられる。
これらのアリール基や含ヘテロ原子含有環状基は、その水素原子の1〜3個が炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシル基、炭素数2〜6のアルケニル基、炭素数2〜6のアルケニルオキシ基、炭素数2〜6のアルキニル基、炭素数2〜6のアルキルカルボニル基、二トリル基、ヒドロキシル基、アミノ基、炭素1〜6のアルキルアミノ基、炭素数2〜6のジアルキルアミノ基、炭素数1〜6のアルキルチオ基、メルカプト基及びハロゲン原子からなる群より選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい。
また、これらの置換基のうち、ハロゲン原子以外のものは、その水素原子が他の置換基で置換されていてもよく、上記ハロゲン原子以外の置換基と、アリール基や含ヘテロ原子含有環状基における炭素原子の間にはケイ素原子が介在していてもよい。
Arで表される芳香族基の具体例としては、以下の基が挙げられる。
4−トリル基、2−トリル基、3−トリル基、4−エチルフェニル基、2−エチルフェニル基、4−n−プロピルフェニル基、4−イソプロピルフェニル基、4−n−ブチルフェニル基、4−t−ブチルフェニル基、2,5−ジメチルフェニル基、2,6−ジメチルフェニル基、3,5−ジメチルフェニル基、2,4,6−トリメチルフェニル基、2,4,6−トリイソプロピルフェニル基、2,3,5,6−テトラメチルフェニル基、2,3,4,5,6−ペンタメチルフェニル基、4−(1’,1’,1’−トリフルオロメチル)フェニル基、3−(1’,1’,1’−トリフルオロメチル)フェニル基、3,5−ジ−(1’,1’,1’−トリフルオロメチル)フェニル基、2’−トリクロロシリルエチル基、2’−トリメトキシシリルフェニル基、2,4−ジメチル−3−チエニル基、4−メチル−2−トリフルオロメチル−3−フリル基、4−エチル−3−ピリジル基、
4−トリル基、2−トリル基、3−トリル基、4−エチルフェニル基、2−エチルフェニル基、4−n−プロピルフェニル基、4−イソプロピルフェニル基、4−n−ブチルフェニル基、4−t−ブチルフェニル基、2,5−ジメチルフェニル基、2,6−ジメチルフェニル基、3,5−ジメチルフェニル基、2,4,6−トリメチルフェニル基、2,4,6−トリイソプロピルフェニル基、2,3,5,6−テトラメチルフェニル基、2,3,4,5,6−ペンタメチルフェニル基、4−(1’,1’,1’−トリフルオロメチル)フェニル基、3−(1’,1’,1’−トリフルオロメチル)フェニル基、3,5−ジ−(1’,1’,1’−トリフルオロメチル)フェニル基、2’−トリクロロシリルエチル基、2’−トリメトキシシリルフェニル基、2,4−ジメチル−3−チエニル基、4−メチル−2−トリフルオロメチル−3−フリル基、4−エチル−3−ピリジル基、
2−エテニルフェニル、3−エテニルフェニル、4−エテニルフェニル、2−(1’−プロペニル)−フェニル、3−(1’−プロペニル)−フェニル、4−(1’−プロペニル)−フェニル、2−(1’−ブテニル)−フェニル、3−(1’−ブテニル)−フェニル、4−(1’−ブテニル)−フェニル、
4−アセチレニルフェニル、2,5−アセチレニルフェニル、3,5−アセチレニルフェニル、
4−ベンジルフェニル、4−(2’−フェネチル)フェニル、4−ジフェニル、3−ジフェニル、4’−メチル−4−ジフェニル、4’−メチル−3−ジフェニル、4’−トリフルオロメチル−4−ジフェニル、4’−トリフルオロメチル−3−ジフェニル、3’,5’−ビストリフルオロメチル−4−ジフェニル、3’,5’−ビストリフルオロメチル−3−ジフェニル、4’−メトシキ−4−ジフェニル、4’−メトシキ−3−ジフェニル、4’−クロロ−4−ジフェニル、4’−クロロ−3−ジフェニル、4’−フルオロ−4−ジフェニル、4’−フルオロ−4−ジフェニル、3’,5’−ジクロロ−4−ジフェニル、3’,5’−ジクロロ−3−ジフェニル、3’,4’−ジクロロ−4−ジフェニル、3’,4’−ジクロロ−3−ジフェニル、2’,3’,4’,5’,6’−ペンタフルオロ−4−ジフェニル、2’,3’,4’,5’,6’−ペンタフルオロ−3−ジフェニル、5−(2’−ピリジニル)−2−チエニル等のアリール基、
4−アセチルフェニル、3−アセチルフェニル、4−ベンゾイルフェニル、3−アセチルフェニル、4−(2’−ブロモアセチル)フェニル、3−(2’−ブロモアセチル)フェニル、3−(4’−ピリジル)カルボニルフェニル、3−(2’−ピリジル)カルボニルフェニル、4−メトキシカルボニルフェニル、3−メトキシカルボニルフェニル、4−エトキシカルボニルフェニル、4−t−ブトキシカルボニルフェニル、4−メトキシカルボニル−3−フリル、4−カルボキシルフェニル、3−カルボキシルフェニル、2−カルボキシルフェニル、
4−シアノフェニル、3−シアノフェニル、2−シアノフェニル、2,4−ジシアノフェニル、3,5−ジシアノフェニル、3,4−ジシアノフェニル、2,4,6−トリシアノフェニル、
2−ヒドロキシフェニル、3−ヒドロキシフェニル、4−ヒドロキシフェニル、4−メトキシフェニル、3−メトキシフェニル、2−メトキシフェニル、4−n−ブトキシフェニル、3−n−ブトキシフェニル、2−n−ブトキシフェニル、2,6−ジメトキシフェニル、3,5−ジメトキシフェニル、4−フェノキシフェニル、3−フェノキシフェニル、2−フェノキシフェニル、4’−クロロフェニルオキシ−4−フェニル、4’−クロロフェニルオキシ−3−フェニル、3’−クロロフェニルオキシ−4−フェニル、3’−クロロフェニルオキシ−3−フェニル、4’−フルオロフェニルオキシ−4−フェニル、3’,5’−ジクロロフェニルオキシ−4−フェニル、3’,5’−ジフルオロフェニルオキシ−4−フェニル、2’,3’,4’,5’,6’−ペンタフルオロフェニルオキシ−4−フェニル、2’,3’,4’,5’,6’−ペンタフルオロフェニルオキシ−3−フェニル、
4−ジメチルアミノフェニル、5−ジメチルアミノ−1−ナフチル、4−ニトロフェニル、3−ニトロフェニル、2−ニトロフェニル、3,5−ジニトロフェニル、2,6−ジニトロフェニル、2,4−ジニトロフェニル、4−(N−スクシンイミド)フェニル、3−メチルウレイドフェニル、
4−チオメチルフェニル、4−チオアセチルフェニル、4−チオベンゾイルフェニル、2−メタンスルホニルフェニル、4−ベンゼンスルホニルフェニル、5−ベンゼンスルホニル−2−チエニル、5−(5’−トリフルオロメチル−2−ピリジン)スルホニル−2−チエニル、
4−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、2−フルオロフェニル、4−クロロフェニル、3−クロロフェニル、2−クロロフェニル、4−ブロモフェニル、3−ブロモフェニル、2−ブロモフェニル、4−ヨードフェニル、3−ヨードフェニル、2−ヨードフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、2,3−ジフルオロフェニル、2,6−ジフルオロフェニル、2,4,6−トリフルオロフェニル、2,4,5−トリフルオロフェニル、2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニル、4−ブロモ−2,5−ジフルオロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニル、2−クロロ−4−フルオロフェニル、3,4−ジクロロフェニル、3,4−ジブロモフェニル、2,5−ジブロモフェニル、2,6−ジブロモフェニル、
4−メチル−3−ニトロフェニル、4−メチル−3−クロロフェニル、3,5−ジクロロ−2−ヒドロキシフェニル、2−クロロ−4−トリフルオロメチルフェニル、4−メトキシ−3−メトキシカルボニルフェニル等。
Arで表される芳香族基としては、フェニル基や4−トリル基が好ましく、フェニル基が特に好ましい。
本発明の(イ)において、上式(2)におけるR1は、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アラルキル基、アルコキシカルボニル基、アルケニルオキシカルボニル基、シクロアルキルオキシカルボニル基又はアラルキルオキシカルボニル基を表す。
R1で表されるアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、イソブチル基やt−ブチル基等の炭素数1〜6のアルキル基が挙げられる。また、R1で表されるシクロアルキル基としては、例えばシクロペンチルやシクロへキシル等の炭素数5〜8のシクロアルキル基が挙げられる。
R1で表されるアルケニル基としては、例えば、プロペニル基やブテニル基等の炭素数2〜6のアルケニル基が挙げられる。
R1で表されるアルキニル基としては、例えばアセチレニル基、1−プロパルギル基、1−ブチニル基、1−ペンチニル基や3―メチル−1−ブチニル基等の炭素数2〜6のアルキニル基が挙げられる。
R1で表されるアリール基としては、例えばフェニル基や、アルコキシル基及び/又はニトロ基等で置換されたフェニル基等の炭素数6〜12のアリール基が挙げられる。
R1で表されるアラルキル基としては、例えばベンジル基、p−メトキシベンジル基やp−ニトロベンジル基等の1〜3個の水素原子が1〜3個の置換基で置換されていてもよいアラルキル基が挙げられる。
R1で表されるアルキルオキシカルボニル基としては、例えばメチルオキシカルボニル基、エチルオキシカルボニル基、n−プロピルオキシカルボニル基、イソプロピルオキシカルボニル基、n−ブチルオキシカルボニル基、sec−ブチルオキシカルボニル基、イソブチルオキシカルボニル基、t−ブチルオキシカルボニル基やt−アミルオキシカルボニル基等の炭素数2〜8のアルキルオキシカルボニル基等が挙げられる。該アルキルオキシカルボニル基の1〜3個の水素原子は、1〜3個のハロゲン原子(フッ素原子、塩素原子、臭素原子等)で置換されていてもよい。
R1で表されるアルケニルオキシカルボニル基としては、例えばアリルオキシカルボニル基、2−クロロアリルオキシカルボニル基のような1〜3個の水素原子が1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよいアルケニルオキシカルボニル基が挙げられる。
R1で表されるシクロアルキルオキシカルボニル基としては、例えばシクロヘキシルオキシカルボニル基等の炭素数6〜9のシクロアルキルオキシカルボニル基等が挙げられる。該シクロアルキルオキシカルボニル基の1〜3個の水素原子は、1〜3個のアルキル基で置換されていてもよい。
R1で表されるアラルキルオキシカルボニル基としては、例えばベンジルオキシカルボニル基、p−メトキシベンジルオキシカルボニル基やp−ニトロベンジルオキシカルボニル基のような1〜3個の水素原子が1〜3個のアルコキシ基及び/又はニトロ基で置換されていてもよいアラルキルオキシカルボニル基が挙げられる。
より好ましいR1としては、炭素数1〜6のアルキル基が挙げられる。殊に好ましいR1としては、メチル基が挙げられる。
R1で表されるアルケニル基としては、例えば、プロペニル基やブテニル基等の炭素数2〜6のアルケニル基が挙げられる。
R1で表されるアルキニル基としては、例えばアセチレニル基、1−プロパルギル基、1−ブチニル基、1−ペンチニル基や3―メチル−1−ブチニル基等の炭素数2〜6のアルキニル基が挙げられる。
R1で表されるアリール基としては、例えばフェニル基や、アルコキシル基及び/又はニトロ基等で置換されたフェニル基等の炭素数6〜12のアリール基が挙げられる。
R1で表されるアラルキル基としては、例えばベンジル基、p−メトキシベンジル基やp−ニトロベンジル基等の1〜3個の水素原子が1〜3個の置換基で置換されていてもよいアラルキル基が挙げられる。
R1で表されるアルキルオキシカルボニル基としては、例えばメチルオキシカルボニル基、エチルオキシカルボニル基、n−プロピルオキシカルボニル基、イソプロピルオキシカルボニル基、n−ブチルオキシカルボニル基、sec−ブチルオキシカルボニル基、イソブチルオキシカルボニル基、t−ブチルオキシカルボニル基やt−アミルオキシカルボニル基等の炭素数2〜8のアルキルオキシカルボニル基等が挙げられる。該アルキルオキシカルボニル基の1〜3個の水素原子は、1〜3個のハロゲン原子(フッ素原子、塩素原子、臭素原子等)で置換されていてもよい。
R1で表されるアルケニルオキシカルボニル基としては、例えばアリルオキシカルボニル基、2−クロロアリルオキシカルボニル基のような1〜3個の水素原子が1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよいアルケニルオキシカルボニル基が挙げられる。
R1で表されるシクロアルキルオキシカルボニル基としては、例えばシクロヘキシルオキシカルボニル基等の炭素数6〜9のシクロアルキルオキシカルボニル基等が挙げられる。該シクロアルキルオキシカルボニル基の1〜3個の水素原子は、1〜3個のアルキル基で置換されていてもよい。
R1で表されるアラルキルオキシカルボニル基としては、例えばベンジルオキシカルボニル基、p−メトキシベンジルオキシカルボニル基やp−ニトロベンジルオキシカルボニル基のような1〜3個の水素原子が1〜3個のアルコキシ基及び/又はニトロ基で置換されていてもよいアラルキルオキシカルボニル基が挙げられる。
より好ましいR1としては、炭素数1〜6のアルキル基が挙げられる。殊に好ましいR1としては、メチル基が挙げられる。
本発明の(イ)において、上式(2)におけるAは、水素原子、アルキル基、アリール基、アラルキル基、アルキルカルボニル基、アルケニルカルボニル基、アリールカルボニル基、アルコキシカルボニル基、アルケニルオキシカルボニル基、シクロアルキルオキシカルボニル基又はアラルキルオキシカルボニル基を表す。水素原子以外の上記の基における1〜3個の水素原子は、ヒドロキシル基、アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、ウレイド基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アラルキルオキシカルボニル基及びハロゲン原子からなる群より選ばれる1〜3個の置換基により置換されていてもよい。
Aで表される上記の無置換アルキル基や置換アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、イソブチル基やt−ブチル基等のような炭素数1〜6の無置換のアルキル基;アルキル基の水素原子がハロゲン原子(塩素原子や臭素原子等)、シアノ基又はニトロ基で置換された炭素数1〜6のアルキル基が挙げられる。
Aで表される上記の無置換アリール基や置換アリール基としては、例えば、フェニル基、α−ナフチル基、β−ナフチル基、1−アントリル基や3−アントリル基のような炭素数6〜14の無置換アリール基;アリール基の水素原子がハロゲン原子(塩素原子や臭素原子等)、シアノ基又はニトロ基で置換された炭素数6〜14の置換アリール基が挙げられる。
また、Aで表される上記の無置換アラルキル基や置換アラルキル基としては、該アラルキルにおけるアリールがフェニル基、α−ナフチル基、β−ナフチル基、1−アントリル基や3−アントリル基のような炭素数7〜16の無置換アラルキル基(ベンジル基やフェネチル基等);アラルキル基の水素原子がハロゲン原子(塩素原子や臭素原子等)、シアノ基又はニトロ基で置換された炭素数7〜16の置換アラルキル基が挙げられる。
Aで表される無置換のアルキルカルボニル基としては、例えば、アセチル基、プロピオニル基やピバロイル基等が挙げられる。Aで表される置換アルキルカルボニル基としては、例えば、アルキルカルボニル基の水素原子がハロゲン原子(塩素原子、臭素原子やヨウ素原子等)、シアノ基又はニトロ基で置換されたアルキルカルボニル基が挙げられる。
Aで表されるアルケニルカルボニル基としては、無置換アリルカルボニル基や、該アリルの水素原子がハロゲン原子(塩素原子、臭素原子やヨウ素原子等)、シアノ基又はニトロ基で置換されたアリルカルボニル基等が挙げられる。
Aで表される上記の無置換アリールカルボニル基や置換アリールカルボニル基としては、例えば、ベンゾイル基のような炭素数7〜13の無置換アリールカルボニル基;アリールカルボニル基の水素原子がハロゲン原子(塩素原子や臭素原子等)、シアノ基又はニトロ基で置換された炭素数7〜13の置換アリールカルボニル基が挙げられる。
Aで表されるアルコキシカルボニル基としては、例えばt−ブチルオキシカルボニル基、2−ヨウ化エチルオキシカルボニル基や2,2,2−トリクロロエチルオキシカルボニル基のようなアルコキシカルボニル基における水素原子の1〜3個がハロゲン原子の1〜3個で置換されていてもよい炭素数2〜7のアルコキシカルボニル基が挙げられる。
Aで表される上記の無置換アルケニルオキシカルボニル基や置換アルケニルオキシカルボニル基としては、例えば、アリルオキシカルボニル基のような炭素数4〜8の無置換アルケニルオキシカルボニル基;アルケニルオキシカルボニル基の水素原子がハロゲン原子(塩素原子や臭素原子等)、シアノ基又はニトロ基で置換された炭素数4〜8の置換アルケニルオキシカルボニル基が挙げられる。
さらに、Aで表されるアラルキルオキシカルボニル基としては、例えば、ベンジルオキシカルボニル基等の炭素数8〜10の無置換アラルキルオキシカルボニル基;p−ニトロベンジルオキシカルボニル基等のアラルキルオキシカルボニル基の水素原子がニトロ基で置換された炭素数8〜10の置換アラルキルオキシカルボニル基が挙げられる。
より好ましいAとしては、アリルオキシカルボニル基のような炭素数4〜8の無置換アルケニルオキシカルボニル基やp−ニトロベンジルオキシカルボニル基等の炭素数8〜10の置換アラルキルオキシカルボニル基が挙げられる。殊に好ましいAとしては、アリルオキシカルボニル基やp−ニトロベンジルオキシカルボニル基が挙げられる。
Aで表される上記の無置換アルキル基や置換アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、イソブチル基やt−ブチル基等のような炭素数1〜6の無置換のアルキル基;アルキル基の水素原子がハロゲン原子(塩素原子や臭素原子等)、シアノ基又はニトロ基で置換された炭素数1〜6のアルキル基が挙げられる。
Aで表される上記の無置換アリール基や置換アリール基としては、例えば、フェニル基、α−ナフチル基、β−ナフチル基、1−アントリル基や3−アントリル基のような炭素数6〜14の無置換アリール基;アリール基の水素原子がハロゲン原子(塩素原子や臭素原子等)、シアノ基又はニトロ基で置換された炭素数6〜14の置換アリール基が挙げられる。
また、Aで表される上記の無置換アラルキル基や置換アラルキル基としては、該アラルキルにおけるアリールがフェニル基、α−ナフチル基、β−ナフチル基、1−アントリル基や3−アントリル基のような炭素数7〜16の無置換アラルキル基(ベンジル基やフェネチル基等);アラルキル基の水素原子がハロゲン原子(塩素原子や臭素原子等)、シアノ基又はニトロ基で置換された炭素数7〜16の置換アラルキル基が挙げられる。
Aで表される無置換のアルキルカルボニル基としては、例えば、アセチル基、プロピオニル基やピバロイル基等が挙げられる。Aで表される置換アルキルカルボニル基としては、例えば、アルキルカルボニル基の水素原子がハロゲン原子(塩素原子、臭素原子やヨウ素原子等)、シアノ基又はニトロ基で置換されたアルキルカルボニル基が挙げられる。
Aで表されるアルケニルカルボニル基としては、無置換アリルカルボニル基や、該アリルの水素原子がハロゲン原子(塩素原子、臭素原子やヨウ素原子等)、シアノ基又はニトロ基で置換されたアリルカルボニル基等が挙げられる。
Aで表される上記の無置換アリールカルボニル基や置換アリールカルボニル基としては、例えば、ベンゾイル基のような炭素数7〜13の無置換アリールカルボニル基;アリールカルボニル基の水素原子がハロゲン原子(塩素原子や臭素原子等)、シアノ基又はニトロ基で置換された炭素数7〜13の置換アリールカルボニル基が挙げられる。
Aで表されるアルコキシカルボニル基としては、例えばt−ブチルオキシカルボニル基、2−ヨウ化エチルオキシカルボニル基や2,2,2−トリクロロエチルオキシカルボニル基のようなアルコキシカルボニル基における水素原子の1〜3個がハロゲン原子の1〜3個で置換されていてもよい炭素数2〜7のアルコキシカルボニル基が挙げられる。
Aで表される上記の無置換アルケニルオキシカルボニル基や置換アルケニルオキシカルボニル基としては、例えば、アリルオキシカルボニル基のような炭素数4〜8の無置換アルケニルオキシカルボニル基;アルケニルオキシカルボニル基の水素原子がハロゲン原子(塩素原子や臭素原子等)、シアノ基又はニトロ基で置換された炭素数4〜8の置換アルケニルオキシカルボニル基が挙げられる。
さらに、Aで表されるアラルキルオキシカルボニル基としては、例えば、ベンジルオキシカルボニル基等の炭素数8〜10の無置換アラルキルオキシカルボニル基;p−ニトロベンジルオキシカルボニル基等のアラルキルオキシカルボニル基の水素原子がニトロ基で置換された炭素数8〜10の置換アラルキルオキシカルボニル基が挙げられる。
より好ましいAとしては、アリルオキシカルボニル基のような炭素数4〜8の無置換アルケニルオキシカルボニル基やp−ニトロベンジルオキシカルボニル基等の炭素数8〜10の置換アラルキルオキシカルボニル基が挙げられる。殊に好ましいAとしては、アリルオキシカルボニル基やp−ニトロベンジルオキシカルボニル基が挙げられる。
本発明の(イ)においては、芳香族スルホネート化合物(2)、反応溶媒及び水素化ホウ素ナトリウムの混合物中に、メタノールを滴下する方法が好ましい。
反応溶媒としては、例えば、ベンゼン、トルエン、クロロベンゼン、o−ジクロロベンゼンやヘキサン等の炭化水素系溶媒;アセトニトリル、プロピロニトリルやベンゾニトリル等のニトリル系溶媒;ジクロロメタンや1,2−ジクロロエタン等のハロゲン系溶媒;1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、t−ブチルメチルエーテル、ジメトキシエタンやジエトキシメタン等のエーテル系溶媒が挙げられる。これらの反応溶媒は2種以上の混合物であってもよい。
本発明の(イ)における反応溶媒としては、上記のテトラヒドロフラン、又はテトラヒドロフランとテトラヒドロフラン以外の混合溶媒が好ましい。
反応溶媒の使用量は、通常は、式(2)で示される芳香族スルホネート化合物に対して1〜50重量倍、好ましくは1〜10重量倍の範囲である。
水素化ホウ素ナトリウムの使用量は、通常は式(2)で示される芳香族スルホネート化合物に対して1〜10モル倍の範囲である。好ましい水素化ホウ素ナトリウムの使用量は、反応終了後に得られた反応液の中和処理時における酸の使用量を節減する観点から、芳香族スルホネート化合物(2)に対して、1〜2モル倍の範囲である。
反応溶媒としては、例えば、ベンゼン、トルエン、クロロベンゼン、o−ジクロロベンゼンやヘキサン等の炭化水素系溶媒;アセトニトリル、プロピロニトリルやベンゾニトリル等のニトリル系溶媒;ジクロロメタンや1,2−ジクロロエタン等のハロゲン系溶媒;1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、t−ブチルメチルエーテル、ジメトキシエタンやジエトキシメタン等のエーテル系溶媒が挙げられる。これらの反応溶媒は2種以上の混合物であってもよい。
本発明の(イ)における反応溶媒としては、上記のテトラヒドロフラン、又はテトラヒドロフランとテトラヒドロフラン以外の混合溶媒が好ましい。
反応溶媒の使用量は、通常は、式(2)で示される芳香族スルホネート化合物に対して1〜50重量倍、好ましくは1〜10重量倍の範囲である。
水素化ホウ素ナトリウムの使用量は、通常は式(2)で示される芳香族スルホネート化合物に対して1〜10モル倍の範囲である。好ましい水素化ホウ素ナトリウムの使用量は、反応終了後に得られた反応液の中和処理時における酸の使用量を節減する観点から、芳香族スルホネート化合物(2)に対して、1〜2モル倍の範囲である。
本発明(イ)におけるメタノールの使用量は、通常は芳香族スルホネート化合物(2)に対して1〜20モル倍の範囲であり、好ましくは1〜10モル倍の範囲であり、より好ましくは1〜8モル倍の範囲である。
メタノールの滴下時間は、反応熱の除去等の観点から、通常は0.5〜10時間の範囲である。
反応温度は、通常は−20〜60℃の範囲であり、副反応を抑制する観点からは、−20〜20℃の範囲が好ましい。
反応終了後、反応液に、必要に応じて上記炭化水素系溶媒やハロゲン系溶媒を加えた後、酸水溶液、水及びアルカリ水溶液の順で洗浄後、得られた有機相から有機溶媒を減圧下に留去する。得られた濃縮残分は、さらに晶析処理、又はカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)処理してもよい。
このようにして、ピロリジン誘導体(1)を得ることができる。
メタノールの滴下時間は、反応熱の除去等の観点から、通常は0.5〜10時間の範囲である。
反応温度は、通常は−20〜60℃の範囲であり、副反応を抑制する観点からは、−20〜20℃の範囲が好ましい。
反応終了後、反応液に、必要に応じて上記炭化水素系溶媒やハロゲン系溶媒を加えた後、酸水溶液、水及びアルカリ水溶液の順で洗浄後、得られた有機相から有機溶媒を減圧下に留去する。得られた濃縮残分は、さらに晶析処理、又はカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)処理してもよい。
このようにして、ピロリジン誘導体(1)を得ることができる。
本発明(ロ)のピロリジン誘導体(1)には、2位及び4位の不斉炭素原子に基づく立体異性体が存在する。したがって、該ピロリジン誘導体はこれら異性体化合物の全てを包含するものである。
ピロリジン誘導体(1)を上述したカルバペネム化合物の中間体として観た場合は、[2S,4R]配位及び[2R,4S]配位の化合物が好ましい。
ピロリジン誘導体(1)を上述したカルバペネム化合物の中間体として観た場合は、[2S,4R]配位及び[2R,4S]配位の化合物が好ましい。
以下、参考例、実施例及び応用例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。
10.0gの(2S,4R)−4−ヒドロキシ−2−メトキシカルボニル−1−p−ニトロベンジルオキシカルボニルピロリジン[化合物(3ii)]、及び48.7gのモノクロロベンゼンを300mlフラスコに仕込んだ後、攪拌下に−5℃まで冷却した。7.08gのベンゼンスルホニルクロライドを内温−5〜5℃で20分かけて滴下した。内温を同温度に保ったまま、フラスコ内の液中にディップさせた挿入管を通して、3.7mlのトリメチルアミンガスを1時間かけて吹き込んだ後、内温−5〜5℃で1時間保温した。この時点で反応液をサンプリングし、液体クロマトグラフィーで分析したところ、原料化合物(3ii)の転化率は100%であった。反応液に0.7%塩酸51gを加えて洗浄後、分液した。
分液により得られた油層を水で2回洗浄後、さらに5%炭酸水素ナトリウム水溶液及び水の順で洗浄した。分液後の油層を減圧下に濃縮して、13.6gの(2S,4R)−4−ベンゼンスルホニルオキシ−2−メトキシカルボニル−1−p−ニトロベンジルオキシカルボニルピロリジン[(2ii)]とモノクロロベンゼンを含む残分を得た(収率94.4%)。
分液により得られた油層を水で2回洗浄後、さらに5%炭酸水素ナトリウム水溶液及び水の順で洗浄した。分液後の油層を減圧下に濃縮して、13.6gの(2S,4R)−4−ベンゼンスルホニルオキシ−2−メトキシカルボニル−1−p−ニトロベンジルオキシカルボニルピロリジン[(2ii)]とモノクロロベンゼンを含む残分を得た(収率94.4%)。
[上記化合物(2ii)の1H−NMR(300MHz;CDCl3)]
δ:2.13〜2.27(m,1H),2.47〜2.67(m,1H),3.63〜3.88(m,5H),4.46〜4.54(m,1H),5.08〜5.31(m,3H),7.43〜7.50(m,2H),7.56〜7.76(m,3H),7.89〜7.93(m,2H),8.19〜8.23(m,2H)。
δ:2.13〜2.27(m,1H),2.47〜2.67(m,1H),3.63〜3.88(m,5H),4.46〜4.54(m,1H),5.08〜5.31(m,3H),7.43〜7.50(m,2H),7.56〜7.76(m,3H),7.89〜7.93(m,2H),8.19〜8.23(m,2H)。
参考例2
[化合物(3i)から化合物(2i)を製造した例]
(3i) (2i)
5.02gの(2S,4R)−1−アリルオキシカルボニル−2−メトキシカルボニル−4−ヒドロキシルピロリジン[化合物(3i)]、29.3gのトリメチルアミン/モノクロロベンゼン溶液(7.22重量%)を200mlフラスコに仕込んだ後、攪拌下に−5℃まで冷却した。5.11gのベンゼンスルホニルクロライドを内温−5〜5℃で20分かけて滴下し、滴下終了後に得られた混合物を同温度で1時間保温した。この時点で反応液をサンプリングし、液体クロマトグラフィーで分析したところ、原料化合物(3i)の転化率は100%であった。反応液にモノクロロベンゼンを加え、1N塩酸によりpH2.6に調整後、分液し、得られた油層を水で2回洗浄後、さらに5%炭酸水素ナトリウム水溶液及び水の順で洗浄した。得られた油層を減圧下に濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離して、7.72gの(2S,4R)−1−アリルオキシカルボニル−4−ベンゼンスルホニルオキシ−2−メトキシカルボニルピロリジン[化合物(2i)]を無色油状物として得た(単離収率95.4%)。
[化合物(3i)から化合物(2i)を製造した例]
(3i) (2i)
5.02gの(2S,4R)−1−アリルオキシカルボニル−2−メトキシカルボニル−4−ヒドロキシルピロリジン[化合物(3i)]、29.3gのトリメチルアミン/モノクロロベンゼン溶液(7.22重量%)を200mlフラスコに仕込んだ後、攪拌下に−5℃まで冷却した。5.11gのベンゼンスルホニルクロライドを内温−5〜5℃で20分かけて滴下し、滴下終了後に得られた混合物を同温度で1時間保温した。この時点で反応液をサンプリングし、液体クロマトグラフィーで分析したところ、原料化合物(3i)の転化率は100%であった。反応液にモノクロロベンゼンを加え、1N塩酸によりpH2.6に調整後、分液し、得られた油層を水で2回洗浄後、さらに5%炭酸水素ナトリウム水溶液及び水の順で洗浄した。得られた油層を減圧下に濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離して、7.72gの(2S,4R)−1−アリルオキシカルボニル−4−ベンゼンスルホニルオキシ−2−メトキシカルボニルピロリジン[化合物(2i)]を無色油状物として得た(単離収率95.4%)。
[上記化合物(2i)の1H−NMR(270MHz;CDCl3)データ]
δ:2.10〜2.28(m,1H),2.43〜2.65(m,1H),3.60〜3.78(m,5H),4.43〜4.64(m,3H),5.08〜5.30(m,3H),5.77〜5.97(m,1H),7.56〜7.73(m,3H),7.89〜7.93(m,2H)。
δ:2.10〜2.28(m,1H),2.43〜2.65(m,1H),3.60〜3.78(m,5H),4.43〜4.64(m,3H),5.08〜5.30(m,3H),5.77〜5.97(m,1H),7.56〜7.73(m,3H),7.89〜7.93(m,2H)。
窒素雰囲気下に、0.834gの水素化ホウ素ナトリウム及び20.0gのテトラヒドロフランを100mlのフラスコに仕込み、攪拌下に−15℃まで冷却した。次いで、4.90gの(2S,4R)−1−アリルオキシカルボニル−4−ベンゼンスルホニルオキシ−2−メトキシカルボニルピロリジン[化合物(2i)]を仕込んだ。その後、2.16gのメタノールを−15〜−5℃に内温を保ったまま3時間かけて滴下し、滴下終了後、同温度で2時間攪拌した。この時点で反応液をサンプリングして分析したところ、原料化合物(2i)の転化率は100%であった。
別のフラスコに22.3gの1N塩酸を仕込み、5℃まで冷却後、0〜10℃を保ったまま、50gの酢酸エチルを仕込んだ。そこへ、上記の反応液を同温度で滴下し、内温10〜30℃で1時間攪拌した。水層を分液して得た有機相を20gの水、5%炭酸水素ナトリウム水溶液及び水の順で洗浄した。得られた有機相を減圧下に濃縮して、4.27gの(2S,4R)−1−アリルオキシカルボニル−4−ベンゼンスルホニルオキシ−2−ヒドロキシメチルピロリジン[化合物(1i)]を含む残分を得た(収率94.5%)。
別のフラスコに22.3gの1N塩酸を仕込み、5℃まで冷却後、0〜10℃を保ったまま、50gの酢酸エチルを仕込んだ。そこへ、上記の反応液を同温度で滴下し、内温10〜30℃で1時間攪拌した。水層を分液して得た有機相を20gの水、5%炭酸水素ナトリウム水溶液及び水の順で洗浄した。得られた有機相を減圧下に濃縮して、4.27gの(2S,4R)−1−アリルオキシカルボニル−4−ベンゼンスルホニルオキシ−2−ヒドロキシメチルピロリジン[化合物(1i)]を含む残分を得た(収率94.5%)。
[上記化合物(1i)の1H−NMR(300MHz;CDCl3)]
δ:1.80〜1.98(m,1H),2.08〜2.35(m,1H),3.35〜3.56(m,2H),3.74〜3.84(m,2H),4.07〜4.15(m,2H),4.50〜4.60(m,2H),5.07(bs,1H),5.18〜5.31(m,2H),5.81〜5.97(m,1H),7.56〜7.73(m,3H),7.89〜7.92(m,2H)。
δ:1.80〜1.98(m,1H),2.08〜2.35(m,1H),3.35〜3.56(m,2H),3.74〜3.84(m,2H),4.07〜4.15(m,2H),4.50〜4.60(m,2H),5.07(bs,1H),5.18〜5.31(m,2H),5.81〜5.97(m,1H),7.56〜7.73(m,3H),7.89〜7.92(m,2H)。
窒素雰囲気下に、68.1gの(2S,4R)−4−ベンゼンスルホニルオキシ−2−メトキシカルボニル−1−p−ニトロベンジルオキシカルボニルピロリジンを含むモノクロロベンゼン溶液の90.6g、及び100gのテトラヒドロフランを500mlフラスコに仕込み、攪拌下に−15℃まで冷却した。そこへ、内温を−15〜−10℃に保ったまま、11.1gの水素化ホウ素ナトリウム及び36.2gのテトラヒドロフランを仕込んだ。その後、28.18gのメタノールを−15〜−5℃に内温を保ったまま3時間かけて滴下し、滴下終了後、同温度で2時間攪拌した。この時点で反応液をサンプリングして分析したところ、原料化合物(2ii)の転化率は100%であった。
別のフラスコに236.7gの水、30.5gの35%塩酸を仕込み、攪拌下に5℃まで冷却後、0〜10℃で200gの酢酸エチルを仕込んだ。そこへ、上記反応液を同温度で滴下漏斗を用いて滴下し、滴下漏斗内を72.4gの酢酸エチルでフラスコ中へ洗いこんだ。フラスコ中へ洗いこんだ後、内温10〜30℃で1時間攪拌した。水層を分液して得た有機相を、170gの水、5%炭酸水素ナトリウム水溶液及び水の順で洗浄した。得られた油層を減圧下に濃縮することにより、64gの(2S,4R)−4−ベンゼンスルホニルオキシ−2−ヒドロキシメチル−1−p−ニトロベンジルオキシカルボニルピロリジンを含む残分を得た(収率100%)。
別のフラスコに236.7gの水、30.5gの35%塩酸を仕込み、攪拌下に5℃まで冷却後、0〜10℃で200gの酢酸エチルを仕込んだ。そこへ、上記反応液を同温度で滴下漏斗を用いて滴下し、滴下漏斗内を72.4gの酢酸エチルでフラスコ中へ洗いこんだ。フラスコ中へ洗いこんだ後、内温10〜30℃で1時間攪拌した。水層を分液して得た有機相を、170gの水、5%炭酸水素ナトリウム水溶液及び水の順で洗浄した。得られた油層を減圧下に濃縮することにより、64gの(2S,4R)−4−ベンゼンスルホニルオキシ−2−ヒドロキシメチル−1−p−ニトロベンジルオキシカルボニルピロリジンを含む残分を得た(収率100%)。
[上記化合物(1ii)の1H−NMR(300MHz;CDCl3)]
δ:1.86〜1.99(m,1H),2.19〜2.35(m,1H),3.45〜3.95(m,5H),4.08〜4.17(m,1H),5.09(bs,1H),5.22(s,2H),7.47〜7.71(m,5H),7.89〜7.92(m,2H),8.20〜8.22(m,2H)。
δ:1.86〜1.99(m,1H),2.19〜2.35(m,1H),3.45〜3.95(m,5H),4.08〜4.17(m,1H),5.09(bs,1H),5.22(s,2H),7.47〜7.71(m,5H),7.89〜7.92(m,2H),8.20〜8.22(m,2H)。
応用例1
(1i) (4i)
窒素雰囲気下に2.04gの(2S,4R)−1−アリルオキシカルボニル−4−ベンゼンスルホニルオキシ−2−ヒドロキシメチルピロリジン[化合物(1i)]、12.5gのDMF(ジメチルホルムアミド)及び0.95gのチオ酢酸カリウムを100mlフラスコへ仕込み、攪拌下に50℃まで昇温後、45〜55℃で9時間保温した。この時点で反応液をサンプリングして液体クロマトグラフィーにより分析したところ、1.30gの(2S,4S)−4−アセチルチオ−1−アリルオキシカルボニル−2−ヒドロキシメチルピロリジン[化合物(4i)]を含んでいた(収率89%)。
反応液に39gの水及び50gのトルエンを加えて攪拌した。分液して得られた油層と水層より酢酸エチルで抽出して得た油層とを併せて、20%食塩水で洗浄した。油層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。得られた残分をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ノルマルヘプタン=1/2)に供することにより、1.31gの(2S,4S)−4−アセチルチオ−1−アリルオキシカルボニル−2−ヒドロキシメチルピロリジン[化合物(4i)]を黄色油状物として得た(含量90.9%、単離収率77%)。
(1i) (4i)
窒素雰囲気下に2.04gの(2S,4R)−1−アリルオキシカルボニル−4−ベンゼンスルホニルオキシ−2−ヒドロキシメチルピロリジン[化合物(1i)]、12.5gのDMF(ジメチルホルムアミド)及び0.95gのチオ酢酸カリウムを100mlフラスコへ仕込み、攪拌下に50℃まで昇温後、45〜55℃で9時間保温した。この時点で反応液をサンプリングして液体クロマトグラフィーにより分析したところ、1.30gの(2S,4S)−4−アセチルチオ−1−アリルオキシカルボニル−2−ヒドロキシメチルピロリジン[化合物(4i)]を含んでいた(収率89%)。
反応液に39gの水及び50gのトルエンを加えて攪拌した。分液して得られた油層と水層より酢酸エチルで抽出して得た油層とを併せて、20%食塩水で洗浄した。油層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。得られた残分をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ノルマルヘプタン=1/2)に供することにより、1.31gの(2S,4S)−4−アセチルチオ−1−アリルオキシカルボニル−2−ヒドロキシメチルピロリジン[化合物(4i)]を黄色油状物として得た(含量90.9%、単離収率77%)。
[上記化合物(4i)の1H−NMR(300MHz;CDCl3)]
δ:1.58〜1.68(m,1H),2.34(s,3H),2.40〜2.57(m,1H),3.17〜3.24(m,1H),3.65〜3.76(m,2H),3.77〜3.91(m,1H),4.00〜4.20(m,2H),4.42(bs,1H),4.59〜4.62(m,2H),5.21〜5.35(m,2H),5.87〜6.00(m,1H)。
δ:1.58〜1.68(m,1H),2.34(s,3H),2.40〜2.57(m,1H),3.17〜3.24(m,1H),3.65〜3.76(m,2H),3.77〜3.91(m,1H),4.00〜4.20(m,2H),4.42(bs,1H),4.59〜4.62(m,2H),5.21〜5.35(m,2H),5.87〜6.00(m,1H)。
応用例2
(1ii) (4ii)
窒素雰囲気下に50.1gの(2S,4R)−4−ベンゼンスルホニルオキシ−2−ヒドロキシメチル−1−p−ニトロベンジルオキシカルボニルピロリジン[化合物(1ii)]、155gの酢酸エチル及び125gのDMFを1lフラスコに仕込み溶解させた後、17.0gのチオ酢酸カリウムを仕込み、攪拌下に50℃まで昇温後、45〜55℃で12時間保温した。この時点で反応液をサンプリングして液体クロマトグラフィーにより分析したところ、37.8gの(2S,4S)−4−アセチルチオ−2−ヒドロキシメチル−1−p−ニトロベンジルオキシカルボニルピロリジン[化合物(4ii)]を含んでいた(収率93%)。
反応液に438gの酢酸エチル及び250gの水を加えて攪拌後、分液した。得られた油層を250gの水で洗浄した。水洗後の油層を濃縮して結晶を析出させ、結晶が析出した残分を0℃までゆっくりと冷却した後に濾過して結晶を得た。得られた結晶を減圧下に乾燥させることにより、31.4gの(2S,4S)−4−アセチルチオ−2−ヒドロキシメチル−1−p−ニトロベンジルオキシカルボニルピロリジン[化合物(4ii)]を淡黄色結晶として得た(含量100%、単離収率78%)。
(1ii) (4ii)
窒素雰囲気下に50.1gの(2S,4R)−4−ベンゼンスルホニルオキシ−2−ヒドロキシメチル−1−p−ニトロベンジルオキシカルボニルピロリジン[化合物(1ii)]、155gの酢酸エチル及び125gのDMFを1lフラスコに仕込み溶解させた後、17.0gのチオ酢酸カリウムを仕込み、攪拌下に50℃まで昇温後、45〜55℃で12時間保温した。この時点で反応液をサンプリングして液体クロマトグラフィーにより分析したところ、37.8gの(2S,4S)−4−アセチルチオ−2−ヒドロキシメチル−1−p−ニトロベンジルオキシカルボニルピロリジン[化合物(4ii)]を含んでいた(収率93%)。
反応液に438gの酢酸エチル及び250gの水を加えて攪拌後、分液した。得られた油層を250gの水で洗浄した。水洗後の油層を濃縮して結晶を析出させ、結晶が析出した残分を0℃までゆっくりと冷却した後に濾過して結晶を得た。得られた結晶を減圧下に乾燥させることにより、31.4gの(2S,4S)−4−アセチルチオ−2−ヒドロキシメチル−1−p−ニトロベンジルオキシカルボニルピロリジン[化合物(4ii)]を淡黄色結晶として得た(含量100%、単離収率78%)。
[上記化合物(4ii)の1H−NMR(300MHz;CDCl3)]
δ:1.61〜1.72(m,1H),2.34(s,3H),2.45〜2.57(m,1H),3.21〜3.28(m,1H),3.68〜3.79(m,2H),3.82〜3.93(m,1H),4.02〜4.15(m,3H),5.23(s,2H),7.52(d,2H,J=8.7Hz),8.23(d,2H,J=8.7Hz)。
δ:1.61〜1.72(m,1H),2.34(s,3H),2.45〜2.57(m,1H),3.21〜3.28(m,1H),3.68〜3.79(m,2H),3.82〜3.93(m,1H),4.02〜4.15(m,3H),5.23(s,2H),7.52(d,2H,J=8.7Hz),8.23(d,2H,J=8.7Hz)。
本発明の4−芳香族スルホニルオキシ−2−ヒドロキシメチルピロリジン誘導体は、抗菌活性を有するペネム化合物やカルバペネム化合物の合成用中間体化合物として利用できる。また、4−芳香族スルホニルオキシ−2−ヒドロキシメチルピロリジン誘導体は、核ホルモン受容体化合物の合成用中間体化合物として利用できる。
Claims (10)
- 下式(2)で示される芳香族スルホネート化合物を、メタノール及び反応に不活性な有機溶媒の存在下に水素化ホウ素ナトリウムにより還元することを特徴とする下式(1)で示されるピロリジン誘導体の製造方法。
(1)
(2)
[式中、Arは、芳香族基を表す。R1は、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アラルキル基、アルコキシカルボニル基、アルケニルオキシカルボニル基、シクロアルキルオキシカルボニル基又はアラルキルオキシカルボニル基を表す。但し、R1で表される基における1〜3個の水素原子は、1〜3個の置換基により置換されていてもよい。
Aは、水素原子、アルキル基、アリール基、アラルキル基、アルキルカルボニル基、アルケニルカルボニル基、アリールカルボニル基、アルコキシカルボニル基、アルケニルオキシカルボニル基又はアラルキルオキシカルボニル基を表す。但し、Aで表される基における1〜3個の水素原子は、1〜3個の置換基により置換されていてもよい。] - 式(1)及び(2)におけるArが、アリール基である請求項1に記載の式(1)で示されるピロリジン誘導体の製造方法。
- 式(1)及び(2)におけるArが、フェニル基又はトリル基である請求項1又は2に記載の式(1)で示されるピロリジン誘導体の製造方法。
- 式(1)及び(2)におけるAが、アリルオキシカルボニル基又はp−ニトロベンジルオキシカルボニル基である請求項1〜3のいずれかに記載の式(1)で示されるピロリジン誘導体の製造方法。
- 式(2)で示される芳香族スルホネート化合物、水素化ホウ素ナトリウム及び反応溶媒の混合物中にメタノールを滴下して、式(1)で示されるピロリジン誘導体を得ることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のピロリジン誘導体の製造方法。
- メタノールの使用量が、式(2)で示される芳香族スルホネート化合物に対して1〜10モル倍である請求項1〜5のいずれかに記載の式(1)で示されるピロリジン誘導体の製造方法。
- 式(1)におけるArが、アリール基である請求項7に記載のピロリジン誘導体。
- 式(1)におけるArが、フェニル基又はトリル基である請求項7又は8に記載のピロリジン誘導体。
- 式(1)におけるAが、アリルオキシカルボニル基又はp−ニトロベンジルオキシカルボニル基である請求項7〜9のいずれかに記載のピロリジン誘導体。
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