JP2005349735A - 積層印刷物 - Google Patents

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Abstract

【課題】凸部が形成された印刷物をプリンタの給紙部に多数枚積載しても安定した給紙を実現する積層印刷物を提供する。
【解決手段】印刷情報を形成した第1のシートと第2のシートが接着剤によって積層された印刷物において、第1のシートは、少なくとも1つの開口部または切り欠きを有し、第1のシートと第2のシートが積層された時に、第1のシートの開口部または切り欠き部分から表出する第2のシートの領域に凸部が形成された積層印刷物を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、印刷物に関し、詳しくは一方のシートに形成された潜像領域を保護するために、潜像領域をカバーする大きさの開口部が形成されたもう一方のシートを積層して平坦なシートとした印刷物に関する。
コピー機による偽造を牽制する手段として、また、コピーされた偽造物の判別手段として、印刷物の1部に小さな網点を形成する方法や、印刷物に潜像を生成する方法が実用されている。
前述の小さな網点を印刷物の1部に使用する方法は、高性能のコピー機では効を奏しなくなってきているが、一方の印刷物に潜像を生成する方法は、コピー機の性能とは無関係であるために高額な金券などに利用されている。
印刷物に潜像を生成する方法は、万線パターンが印刷された領域にエンボスや印刷手段によって凹凸を形成し、凹凸形成領域に見る角度によって異なった潜像パターンを生成するものである。
潜像生成領域を有する印刷物は、正面から見た時に万線以外は視認できないために、コピー機で複製された偽造品は、万線部のみを再現する。したがって、複製物の潜像生成領域を所定の角度で観察しても前述の潜像部を再現することができない。
また、印刷物に潜像を形成する方法は、真贋判定のために判定具や、検査装置等を必要としない。
前述のように印刷物に潜像を生成する方法は、極めて有用な偽造防止方法であるとして、近年、これらに関連する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
一方で、潜像付印刷物をプリントする場合に、プリンタの給紙部は、例えば、1000枚〜3000枚の印刷物を積載するために、潜像生成部の厚さの累積によって最上部が盛りあがって安定した給紙が行われないという課題を生じる。
そのため、大量に積載できるプリンタでありながら小量づつ積載しながらプリントしているのが現状である。
また、給紙部に積載された上記印刷物は、凸部形成部の裏側が浅い凹部になっているために、上下に積載された印刷物同士がギアのように噛み合って離れないという現象が生じ、給紙トラブルを起こしている。
特開2002−19255号公報
そこで、凸部が形成された印刷物をプリンタの給紙部に多数枚積載しても安定した給紙を実現する積層印刷物を提供する。
前記の課題の目的を達成するために、本発明の積層印刷物の請求項1に記載の発明は、印刷情報を形成した第1のシートと第2のシートが接着剤によって積層された印刷物において、第1のシートは、少なくとも1つの開口部または切り欠きを有し、第1のシートと第2のシートが積層された時に、第1のシートの開口部または切り欠き部分から表出する第2のシートの領域に凸部が形成されたことを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、第2のシートの積層面には、積層された状態で第1のシート面から目視で判読可能な数字または/および記号からなるユニーク情報が形成されたことを特徴とするものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1〜2何れかに記載の発明において、第2のシートに形成された凸部は、積層された状態で第1のシートの開口部の外に飛び出さない高さで形成されたことを特徴とするものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3何れかに記載の発明において、第1のシートは、第2のシートが2つ折りにされた片方であることを特徴とするものである。
1)請求項1に記載のように、印刷情報を形成した第1のシートと第2のシートが接着剤によって積層された印刷物において、第1のシートは、少なくとも1つの開口部または切り欠きを有し、第1のシートと第2のシートが積層された時に、第1のシートの開口部または切り欠き部分から表出する第2のシートの領域に凸部が形成されたことによって、積層印刷部は、一枚の平坦なシートとして取り扱うことができ、プリンタなどによる給紙の際にフィードトラブルを起こすことがない。
2)また、請求項2に記載のように、請求項1に記載の発明において、第2のシートの積層面には、積層された状態で第1のシート面から目視で判読可能な数字または/および記号からなるユニーク情報が形成されたことによって、積層印刷物である特徴を活かして第2のシートに印刷されたユニーク情報を消しゴムなどで消して別な番号,記号に変えてしまう改竄などから護ることができ、一方で、コピー機などによる複写物の真偽判定要素として利用できる。
3)また、請求項3に記載のように、請求項1〜2何れかに記載の発明において、第2のシートに形成された凸部は、積層された状態で第1のシートの開口部の外に飛び出さない高さで形成されたこによって、潜像生成機能の低下を防止することができる。
4)また、請求項4に記載のように、請求項1〜3何れかに記載の発明において、第1のシートは、第2のシートが2つ折りにされた片方であることによって、積層印刷物の製造方法が簡略化され、印刷物の品質が安定し、コストダウンを実現することができる。
以下、図面を参照して、本発明の積層印刷物について説明する。
図1は、本発明の積層印刷物の一例を示す平面図,図2は、本発明の積層印刷物の積層前の状態について説明するための図,図3は、図1のA−A線断面の一例を示す図,図4は、図1のA−A線断面の他の一例示す図,図5は、潜像生成領域の一例示す図,図6は、潜像生成領域の他の一例示す図,図7は、潜像生成領域の他の一例示す図である。
図1を参照して、本発明の積層印刷物の一例について説明する。
積層印刷物10は、図示しないが第1のシートと、第2のシートが接着剤によって積層されたものである。
第1のシートの印刷領域12には、たとえば図に示すように、商品券の文字や、商品券の金額、図示しないが商品券の表面デザインが印刷によって形成されている。
また、積層印刷物10の右上には、第2のシートに形成された商品券管理のための透かしコード22が第1のシートを透かして見えるようになっている。
この透かしコードは、第1のシートと、第2のシートの間に挟まれて印刷表示されているために、削ったり、化学薬品で消去したりして改竄することができない。
透かしコード22は、商品券管理コードとして使用される以外に、金額表示欄、例えば、商品券の金額を表示している「500,000円」の部分の改竄を防止するために、商品券の何れかの場所に、見える大きさで「五拾」,「50」等と印刷して、改竄の有無をチェックするために使用することもできる。
また、積層印刷物10の右下には、第1のシートに形成された開口部11を通して、第2のシートに形成された潜像生成領域21が見えるようになっている。
潜像生成領域21では、観察する角度によって異なったパターンが見えるようになっており、図5,6,7で説明する。
このように、本発明の積層印刷物は、複写(コピー)機による不正複製と、削り,消去などによる改竄を困難にしたものとなっている。
図2を参照して、本発明の積層印刷物の積層前の状態について説明する。
図1で説明したように、積層印刷物は、第1のシート1の裏面と、第2のシート2の表面が接着剤層を介して積層されている。
第1のシート1の印刷領域12には、商品券の文字や、商品券の金額,図示しないが商品券の表面デザインが印刷によって形成されている。
また、第1のシート1には開口部11が形成され、第2のシートに形成された潜像生成領域21が表出するようになっている。
第2のシート2の接着面には、商品券管理のための透かしコード22が墨インキ等可視光領域で識別され易い高濃度のインキで印刷されている。
図3を参照して、図1のA−A線断面の一例について説明する。
第1のシート1と、第2のシート2が接着剤層3を介して接着され、積層印刷物10を形成している。
第1のシート1には開口部11が形成され、開口部11の内側の第2のシート領域には潜像生成領域21が形成されている。
第2のシート2の潜像生成領域21には、接着剤層側に型押しなどの方法で凹凸が形成されている。従って、図3に示す例では、第2のシート2の凸部の裏側は、凹部が形成された状態となっている。
開口部に形成された凸部が第1のシートによって形成された窪みの外に出ることがないように、第1のシートの厚さや、凹凸の高さが設定される。図示しないが、第2のシートの開口部表出面には、万線で構成されたパターンが印刷される。
図4を参照して、図1のA−A線断面の他の一例について説明する。
図3同様、第1のシート1と、第2のシート2が接着剤層3を介して接着され、積層印刷物10を形成している。
第1のシート1には開口部11が形成され、開口部11の内側の第2のシート領域には潜像生成領域21が形成されている。
第2のシート2の潜像生成領域21には、接着剤層側に印刷インキによる複数の山部が凹版印刷などの方法によって形成される。
凹版印刷などの方法によって形成された複数の山部は、不透明な樹脂インキによって形成される。図4に示す例は、図3に示す例と異なり、凸部の裏側には殆ど凹部が形成されない。
図3の場合と同様、開口部に形成された凸部が第1のシートによって形成された窪みの外に出ることがないように、第1のシートの厚さや、凹凸の高さが設定される。図示しないが、第2のシートの開口部表出面には、万線で構成されたパターンが印刷される。
図5を参照して、潜像生成領域の一例について説明する。
図3に示す潜像生成領域21を拡大すると図5に示すようになっている。
潜像生成領域の凹凸部は、1点鎖線で示す山(凸)210bと、点線で示す谷(凹)210aで構成されている。図5に示す例は、印刷インキによる万線状のパターンが凹凸部に平行に形成され、凹凸部の山、または谷のピッチは同一ピッチとなっている。
図5に示す例は、印刷による万線ピッチと、凹凸のピッチを、1対1.5としているために、印刷の万線の1本目の線と、凹凸パターンの最初の山が一致した後は、印刷万線のパターンの6本目の線と、凹凸パターンの4本目の山部で一致する。
このような状態を矢印3で示す方向から観察した場合に、潜像210は、潜像生成領域21に示すように観察され、3本の線が視認される。
図6を参照して、潜像生成領域の他の一例について説明する。
潜像生成領域の凹凸部分は、1点鎖線で示す山部(凸)211bと、点線で示す谷部(凹)211aで構成されている。図6に示す例は、印刷インキによる万線状のパターンが凹凸部に平行に形成され、凹凸部の山、または谷のピッチは同一ピッチとなっている。
図6に示す例は、印刷による万線のピッチと、凹凸のピッチを、1対1としているために、印刷の万線の1本目の線が凹凸パターンの最初の谷に一致した後は、全ての万線は凹凸部の全ての谷部と一致する。
このような状態を矢印3で示す方向から観察した場合は、潜像生成領域21には線が山部の影となって潜像211は視認されない。
図7を参照して、潜像生成領域の他の一例について説明する。
図7に示す例は、図5,図6に示す例と異なり、凹凸の山の稜線と、印刷による万線が平行になっていない場合である。
このよう場合は、矢印3で示す方向から観察した場合に、潜像212は、山部の稜線と万線が交わった場所に頻繁に現れた状態で観察される。
図3,図4で明らかなように、積層印刷物10を重ねた時に、凹凸部、または凸部が積層構造に形成された開口部11によって保護され、平らなシートとして扱うことができる。また、潜像生成領域21が加圧されることがないために凹凸が平坦化し、劣化することもない。
(実施例)
積層印刷物を連続フォームを印刷する機械で作製するために、第1のシートと第2のシートを同一の厚さとし、同一の紙質とした。
まず、グラビアコータ−により、重さ53g/m2の上質紙の片面に、コールドシール型の接着剤を塗布して乾燥し、ロールで巻き取った。
オフセット輪転印刷機によって、粘着剤塗布面に潜像生成のための万線パターン(線幅200μm,ピッチ450μm)を青インキで印刷し、更に、番号器によって透かしコードをユニークコードで印刷し、接着剤が塗布されていない面に商品券の所定の印刷を行い、更に、紙のセンターに対し潜像生成領域と対称な位置に開口部(25mm×15mmの長方形)を形成し、中央部で折り畳んで圧着して積層印刷物とし、商品券の5面付けの状態にカットした。
5面付けシートのそれぞれの開口部に型押し機によって凹凸(ピッチ450μm,高低差30〜80μm)を形成した。
最後に1面の商品券サイズに裁断し、積層状態の潜像生成領域を有する透かしコードつき印刷物を得た。
墨インキで印刷された透かしコードは、明確に読取ることができ、潜像生成部は良好な潜像を生成した。
カット紙プリンタのフィーダ部に商品券を1000枚積載し、プリントテストを行い、フィードトラブルもなく良好な結果を得ることができた。
本実施例では、同一のシートを2つ折りして貼り合わせ、型押しを行ったが、例えば、2枚の同種または異種用紙を重ねて貼り合わせ、型押しを行い作製しても良い。
また、ロール状で型押しし、同種または異種用紙を重ねて貼り合わせても良い。
本発明の積層印刷物は、金券類,証明書,契約書等の印刷物に利用できる。
本発明の積層印刷物の一例を示す平面図である。 本発明の積層印刷物の積層前の状態について説明するための図である。 図1のA−A線断面の一例示す図である。 図1のA−A線断面の他の一例示す図である。 潜像生成領域の一例示す図である。 潜像生成領域の他の一例示す図である。 潜像生成領域の他の一例示す図である。
符号の説明
1 第1のシート
2 第2のシート
3 矢印
10 積層印刷物
11 開口部
12 印刷領域
21 潜像生成領域
22 透かしコード
210,211,212 潜像
210a,211a,212a 凹凸部の谷部
210b,211b,212b 凹凸部の山部
210c,211c,212c 万線部

Claims (4)

  1. 印刷情報を形成した第1のシートと第2のシートが接着剤によって積層された印刷物において、
    第1のシートは、少なくとも1つの開口部または切り欠きを有し、
    第1のシートと第2のシートが積層された時に、第1のシートの開口部または切り欠き部分から表出する第2のシートの領域に凸部が形成されたことを特徴とする積層印刷物。
  2. 請求項1に記載の積層印刷物において、
    第2のシートの積層面には、積層された状態で第1のシート面から目視で判読可能な数字または/および記号からなるユニーク情報が形成されたことを特徴とする積層印刷物。
  3. 請求項1〜2何れかに記載の積層印刷物において、
    第2のシートに形成された凸部は、積層された状態で第1のシートの開口部の外に飛び出さない高さで形成されたことを特徴とする積層印刷物。
  4. 請求項1〜3何れかに記載の積層印刷物において、
    第1のシートは、第2のシートが2つ折りにされた片方であることを特徴とする積層印刷物。
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