JP2005349078A - 遊技機検査システム - Google Patents

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Abstract

【課題】警察官でなくても遊技機用ワンチップCPUの検査を可能にすると共に、遊技機検査における検査内容の秘匿性を十分担保できる遊技機検査システムを提供する。
【解決手段】第三者機関から派遣された検査員が遊技店に赴いて遊技機検査を実施するに先立って、所持する検査装置で認証データを遊技機ID管理センタの管理サーバへ送信し、これを受けた管理サーバは、登録された検査員が検査予定の遊技店において適正な検査装置を使っているかという検査装置の利用条件が適正と認証した場合にのみ、検査プログラムを検査装置にダウンロードさせ、この検査プログラムが検査装置で実行されることにより、検査装置は遊技機の遊技機用ワンチップCPUとの通信が可能となって、遊技機用ワンチップCPUから読み出したID等の検査データを管理サーバへ送信し、この検査データから管理サーバでより詳細な検査を行い、その検査結果を検査装置へ送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、遊技機の制御用プログラム等が格納された遊技機用ワンチップCPUの正当性を、遊技場等において検査できる遊技機検査システムに関する。
パチンコ機やスロットマシンなどの遊技機は、通常、遊技制御用プログラム等が格納されたROMを内蔵するワンチップ・マイクロコンピュータ(以下、遊技機用ワンチップCPUという)を主要部品とする遊技機制御基板を収納ケースに収めた制御装置により制御されている。
上述した遊技機用ワンチップCPUは、大当りの確率等遊技機の重要な特性に直接関与しているので、偽造された遊技機用ワンチップCPUに不正に交換されたり、あるいは偽造された遊技機用ワンチップCPUが装着された遊技機制御基板をケースごと不正に交換されたりすると、試験機関による試験に適合した適正な遊技機とは異なる遊技機になってしまい、遊技店や遊技客に不測の損害を与えることとなる。
そこで、遊技機用ワンチップCPUの偽造を防止する、或いは、偽造されたことを容易に発見できるような技術として、各々個別のIDを遊技機用ワンチップCPUに設定すると共に、このIDを読み出すためのには特別な装置(例えば、ID読取装置などの検査装置)を用いることで秘匿性を高め、偽造された遊技機用ワンチップCPUの発見を容易にし、且つ遊技機用ワンチップCPUの偽造を困難にする技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−262710号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、個別のIDが設定された遊技機用ワンチップCPUと専用の検査装置が普及するにつれ、検査装置の偽造あるいは改造と検査信号の不正な解析ということが新たな問題として浮上してきた。
この問題を複雑にしている要因として、善意の遊技店と悪意の遊技店があり、両者を識別することが困難であるという事情がある。即ち、CPU偽造による不正としては、不正な客が遊技店から不正な利益を得ることを目的とするものと、遊技店が大当り確率を自由に変更することにより客の射幸心を煽り、結果的に客から不当に利益を得ることを目的とするものとがあるため、遊技店が偽造CPUの被害者になる場合と加害者になる場合の2通りの状況があり、加害者になる場合は、当然のことながら、自ら不正をしていることを公言することは有り得ず、全ての遊技店は自らのことを善意の遊技店であると主張し、偽造CPUの出処は明らかにならず、偽造CPUの発覚後も再び偽造CPUに交換される可能性があり、本質的な解決には至らない。
また、偽造CPUの発見を早めるには、遊技機検査の頻度を上げる必要があるものの、検査装置の使用が許された警察官により遊技機検査が行われている現状で、頻繁に遊技機検査を実施することは、警察にとって人員的にも経済的にも現実的でない。
かといって、遊技店に検査装置の使用を認め、遊技店が独自に遊技機検査を行えることとした場合、悪意の遊技店はこれを逆に利用して、偽造CPUであっても適正な検査結果を表示するように検査装置を変造、あるいは偽造したりする可能性があり、偽りの検査結果を以て自らは不正をしない適正な遊技店であると主張すると懸念される。更には、悪意の遊技店が偽造CPU業者と結託して、検査装置から検査信号を不正に解析し、検査信号に正しく反応する偽造CPUを製作してしまう虞もある。
なお、警察でも遊技店でもない第三者に検査を委託するような方法も考えられるものの、仮に、この第三者がCPU偽造等の不正に一切関わっていない正当性が証明されても、検査装置の使用を許可した後に不正に加担する可能性があり、安易に検査装置の取り扱いを任せることは危険である。しかも、警察官ではない第三者が検査装置を持ち歩くとなれば、盗難の危険性についても十分に考慮しなければならず、一台でも検査装置が盗難に遭うと、検査信号に正しく反応する偽造CPUや偽造CPUを適正と判定する偽造検査装置が裏で出回る危険性が高くなり、ID付の遊技機用ワンチップCPUによる不正防止策は機能しなくなってしまう。
そこで、本発明は、警察官でなくても遊技機用ワンチップCPUの検査を可能にすると共に、遊技機検査における検査内容の秘匿性を十分担保できる遊技機検査システムの提供を目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、利用者が携帯して移動可能な移動式通信手段と、能動化されることによってIDを有する遊技機用ワンチップCPUとの通信が可能となるCPU通信手段と、を備える検査装置と、上記検査装置とデータ通信が可能な通信機能を有する管理サーバと、からなる遊技機検査システムであって、上記管理サーバは、検査装置が適正な利用条件下にあるか否かを認証する認証情報を記憶させた認証情報記憶手段と、上記検査装置からの認証情報を上記認証情報記憶手段の記憶内容と照合して検査装置の利用条件の適否を判定する認証手段と、上記認証手段の適正判定に基づいて、認証された検査装置のCPU通信手段を能動化させるCPU通信能動化手段と、を備え、上記検査装置は、利用者の操作に基づいて、予め定めた認証情報を上記管理サーバへ送信する認証情報送信手段を備えると共に、上記管理サーバのCPU通信能動化手段により能動化されたCPU通信手段は、遊技機用ワンチップCPUとの通信を行って、適正な遊技機用ワンチップCPUからIDを取得できるようにしたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、上記請求項1に記載の遊技機検査システムにおいて、上記検査装置は、CPU通信手段により取得された遊技機用ワンチップCPUのIDを含む遊技機検査情報を上記管理サーバへ送信する遊技機検査情報送信手段を備え、上記管理サーバは、遊技機用ワンチップCPUのIDを含む遊技機検査情報を記憶させた遊技機検査情報記憶手段と、上記検査装置からの遊技機検査情報を上記遊技機検査情報記憶手段の記憶内容と照合して適正な遊技機であるか否かを検査する遊技機検査手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、上記請求項2に記載の遊技機検査システムにおいて、上記管理サーバは、遊技機検査手段による検査結果を検査装置へ送信する検査結果送信手段を備え、上記検査装置は、管理サーバから受信した検査結果を利用者に報知する検査結果報知手段を備えることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、上記請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の遊技機検査システムにおいて、上記管理サーバの認証情報記憶手段に記憶しておく認証情報は、少なくとも、検査装置の操作者に予め付与された操作者特定情報と、当該検査装置に予め付与された検査装置特定情報と、当該検査装置の使用場所を示す位置情報を含むものとし、上記検査装置の認証情報送信手段は、少なくとも、当該検査装置の操作者に予め付与された操作者特定情報と、当該検査装置に予め付与された検査装置特定情報と、当該検査装置の現在位置を示す位置情報を含む認証情報を、上記管理サーバへ送信し、上記管理サーバの認証手段は、検査装置から認証情報として送信された操作者特定情報と検査装置特定情報と位置情報の全てが、認証情報記憶手段の記憶内容と一致した場合に、検査装置の利用条件を適正と判定するようにしたことを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、上記請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の遊技機検査システムにおいて、上記管理サーバのCPU通信能動化手段によって能動化された検査装置のCPU通信手段は、予め定められた不能動化条件が達成されることに基づいて、遊技機用ワンチップCPUとの通信が不可能な状態に戻るようにしたことを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、上記請求項5に記載の遊技機検査システムにおいて、上記不能動化条件は、CPU通信手段による遊技機用ワンチップCPUとの通信回数たる検査回数が予め定めた上限回数に達した第1不能動化条件、および/または、予め定めたCPU通信有効期間の経過した第2不能動化条件、であることを特徴とする。
また、請求項7に係る発明は、上記請求項2〜請求項6の何れか1項に記載の遊技機検査システムにおいて、検査対象である遊技機には、当該遊技機に固有の識別番号を符号化して生成された画像が識別番号像として設けられるものとし、上記検査装置は、遊技機の識別番号像を画像データとして取り込める撮像手段を備え、該撮像手段により取り込んだ当該遊技機の識別番号像データを遊技機検査情報に含ませて管理サーバへ送信するようにしたことを特徴とする。
また、請求項8に係る発明は、上記請求項2〜請求項7の何れか1項に記載の遊技機検査システムにおいて、検査対象である遊技機には、当該遊技機に固有の識別番号を符号化して生成された画像が識別番号像として設けられるものとし、上記検査装置は、遊技機の識別番号像を画像データとして取り込める撮像手段と、該撮像手段により取り込んだ識別番号像データから遊技機の識別番号を復号できる識別番号復号手段とを備え、この復号された識別番号を遊技機検査情報に含ませて管理サーバへ送信するようにしたことを特徴とする。
また、請求項9に係る発明は、上記請求項2〜請求項8の何れか1項に記載の遊技機検査システムにおいて、上記検査装置は、管理サーバへ送信するために一時記憶した遊技機用ワンチップCPUのIDを含む遊技機検査情報を、管理サーバへの送信完了後に削除することを特徴とする。
また、請求項10に係る発明は、上記請求項1〜請求項9の何れか1項に記載の遊技機検査システムにおいて、上記検査装置の移動式通信手段として、インターネットブラウザ機能およびアプリケーション実行機能を備える携帯式無線電話機を用いることを特徴とする。
請求項1に係る遊技機検査システムによれば、検査装置の利用者の操作により認証情報が管理サーバへ送信されると、管理サーバは、認証情報記憶手段の記憶内容と照合して適正な利用条件下にある(検査権限のあるものが適正な検査場所にて検査を行うという条件を満たしている)か否かを判定し、適正と判定した場合にのみ管理サーバは検査装置が遊技機用ワンチップCPUと通信可能なように能動化し、検査装置は適正な遊技機用ワンチップCPUからIDを読出すことが可能となるので、検査装置だけでは遊技機から遊技機用ワンチップCPUのIDを読み出す検査を行うことはできず、仮に検査装置が盗難にあっても、遊技機検査の秘匿性が損なわれる危険性を回避できる。
また、請求項2に係る遊技機検査システムによれば、上記検査装置は、CPU通信手段により取得された遊技機用ワンチップCPUのIDを含む遊技機検査情報を上記管理サーバへ送信する遊技機検査情報送信手段を備え、上記管理サーバは、遊技機用ワンチップCPUのIDを含む遊技機検査情報を記憶させた遊技機検査情報記憶手段と、上記検査装置からの遊技機検査情報を上記遊技機検査情報記憶手段の記憶内容と照合して適正な遊技機であるか否かを検査する遊技機検査手段と、を備えるので、遊技機用ワンチップCPUから読み出したIDを含む遊技機検査情報を受けた管理サーバで遊技機検査情報記憶手段の記憶内容と照合する信頼度のより高い遊技機検査を行うことが可能となる。
また、請求項3に係る遊技機検査システムによれば、上記管理サーバは、遊技機検査手段による検査結果を検査装置へ送信する検査結果送信手段を備え、上記検査装置は、管理サーバから受信した検査結果を利用者に報知する検査結果報知手段を備えるので、遊技店等での検査中に、遊技機検査情報を送信する毎、もしくは全遊技機の遊技機検査情報送信後といった適宜なタイミングで、管理サーバから検査結果を検査装置に送信すれば、その場で検査装置による検査結果の報知が可能となるので、偽造CPUの発見等に際して迅速な対処が可能となる。
また、請求項4に係る遊技機検査システムによれば、上記管理サーバの認証情報記憶手段に記憶しておく認証情報は、少なくとも、検査装置の操作者に予め付与された操作者特定情報と、当該検査装置に予め付与された検査装置特定情報と、当該検査装置の使用場所を示す位置情報を含むものとし、上記検査装置の認証情報送信手段は、少なくとも、当該検査装置の操作者に予め付与された操作者特定情報と、当該検査装置に予め付与された検査装置特定情報と、当該検査装置の現在位置を示す位置情報を含む認証情報を、上記管理サーバへ送信し、上記管理サーバの認証手段は、検査装置から認証情報として送信された操作者特定情報と検査装置特定情報と位置情報の全てが、認証情報記憶手段の記憶内容と一致した場合に、検査装置の利用条件を適正と判定するようにしたので、遊技機検査に際して、予め検査員として登録された者が、正規に使用できるものとして予め登録された検査装置を使って、予め検査場所として登録された遊技店等において認証情報を管理サーバへ送信した場合に限り、検査装置のCPU通信手段が能動化されて、遊技機検査を行うことが可能となる。従って、検査員がCPU偽造等の不正に加担しようとして、例えば、検査場所と異なる場所で、遊技機用ワンチップCPUとの通信をスナッチできる偽造検査装置を用いて認証情報を送信しても、管理サーバは利用条件が不適正であることを確実に判定できるので、遊技機検査におけるセキュリティーの高いものとなる。
また、請求項5に係る遊技機検査システムによれば、上記管理サーバのCPU通信能動化手段によって能動化された検査装置のCPU通信手段は、予め定められた不能動化条件が達成されることに基づいて、遊技機用ワンチップCPUとの通信が不可能な状態に戻るようにしたので、不能動化条件を適宜に設定しておけば、遊技機用ワンチップCPUとの通信が可能に能動化された検査装置が盗まれる等して、遊技機用ワンチップCPUとの通信プロトコルが解析されてIDが読出されるような危険性を一層効果的に回避できる。
また、請求項6に係る遊技機検査システムによれば、上記不能動化条件は、CPU通信手段による遊技機用ワンチップCPUとの通信回数たる検査回数が予め定めた上限回数に達した第1不能動化条件、および/または、予め定めたCPU通信有効期間の経過した第2不能動化条件、であることを特徴とするので、第1不能動化条件を検査対象の遊技店等に設置された台数分の検査回数に設定すれば、規定数の遊技機検査が終了すると検査装置による遊技機検査機能が自動的に解除されることとなり、第2不能動化条件を検査対象の遊技店等に設置された台数分の遊技機検査に要する時間に設定すれば、規定時間が経過すると検査装置による遊技機検査機能が自動的に解除されることとなる。
また、請求項7に係る遊技機検査システムによれば、検査対象である遊技機には、当該遊技機に固有の識別番号を符号化して生成された画像が識別番号像として設けられるものとし、上記検査装置は、遊技機の識別番号像を画像データとして取り込める撮像手段を備え、該撮像手段により取り込んだ当該遊技機の識別番号像データを遊技機検査情報に含ませて管理サーバへ送信するようにしたので、識別番号像データを受けた管理サーバにおいて、識別番号像データを復号した識別番号を遊技機検査情報記憶手段に記憶させておけば、遊技機用ワンチップCPUのIDと識別番号を関連付けた遊技機の適否判定を行うことが可能となる。
また、請求項8に係る遊技機検査システムによれば、検査対象である遊技機には、当該遊技機に固有の識別番号を符号化して生成された画像が識別番号像として設けられるものとし、上記検査装置は、遊技機の識別番号像を画像データとして取り込める撮像手段と、該撮像手段により取り込んだ識別番号像データから遊技機の識別番号を復号できる識別番号復号手段とを備え、この復号された識別番号を遊技機検査情報に含ませて管理サーバへ送信するようにしたので、識別番号を遊技機検査情報記憶手段に記憶させておけば、遊技機用ワンチップCPUのIDと識別番号を関連付けた遊技機の適否判定を行うことが可能となる。
また、請求項9に係る遊技機検査システムによれば、上記検査装置は、管理サーバへ送信するために一時記憶した遊技機用ワンチップCPUのIDを含む遊技機検査情報を、管理サーバへの送信完了後に削除するので、遊技機検査の終了後には、検査装置に遊技機用ワンチップCPUのIDを含む遊技機検査情報は一切残らないので、検査後に検査装置が盗難されたとしても、検査装置から遊技機用ワンチップCPUのIDを含む遊技機検査情報が漏洩することを防げる。
また、請求項10に係る遊技機検査システムによれば、上記検査装置の移動式通信手段として、インターネットブラウザ機能およびアプリケーション実行機能を備える携帯式無線電話機を用いるので、遊技機検査システム構築を経済的に実現可能となる。
以下、本発明の望ましい実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明の実施形態の説明に先立って、先ず、本発明に係る遊技機検査システムの運用形態の一例を図1に基づいて概説する。
第三者機関は、遊技店とは独立した組織であり、そこに所属する検査員により遊技店において遊技機の検査を行うことをその業務に含む。遊技機ID管理センターは、第三者機関、遊技店とは独立した組織で、遊技店に設置されている遊技機のIDを保管することをその業務に含む。
第三者機関は、検査員を認証するためのデータを遊技機ID管理センターの管理サーバにあらかじめ登録しておく。検査員を認証するためのデータとしては、検査員番号、携帯電話番号、暗証番号、指紋データ、声紋データ、顔写真、検査員資格有効期限などである。無論、これらはあくまでも例示であって、これらのデータを全て認証用に登録する必要はないし、その他のデータを認証に用いても良い。また、第三者機関は、定期的に検査員が検査員としての資質を有しているか否かを検査する場合やその検査員が不祥事を引き起こした場合など、一度登録した検査員であってもその後の状況により、随時登録を抹消することができる。
そして、第三者機関は、検査員が行う遊技機検査の予定を遊技機ID管理センタの管理サーバに随時登録しておく。その検査予定には、検査日時、検査を行う遊技店の位置情報(管理サーバで遊技店名から遊技店の位置情報を特定できる場合には、遊技店名だけでも良い)、検査を行う検査員の検査員番号を含ませておく。
遊技機検査の日、予定に従い、検査員はリモートチェッカ(検査装置の仮称で、携帯電話と、そのデータ端子を介して接続される検査端子インターフェースとから構成)を所持して検査開始時刻に遊技店へ赴き、遊技店において遊技機の検査を開始する前に、携帯電話のブラウザ機能を用いて遊技機ID管理センタの管理サーバにログインし、画面の指示に従い、検査員番号と暗証番号を入力する。なお、携帯電話に指紋入力の機能がある場合は、その機能を利用して指紋を入力するようにしても良い。
上記のようにして、検査員が自らの操作で入力した検査員番号と暗証番号は、携帯電話から管理サーバへ送信されることとなるが、このとき、携帯電話は自動的に、自機の携帯電話番号とGPSによる自機の位置情報も併せて管理サーバに送信する。すなわち、携帯電話からは、検査員番号と暗証番号と自機の携帯番号と自機の位置情報が認証データとして管理サーバへ送信される。
管理サーバでは、送られてきた認証データに基づいてリモートチェッカの利用条件(予定された遊技店での検査であるか、予定された検査員がリモートチェッカを利用しているか)の適否を判定する。具体的には、第三者機関から登録されている検査予定(検査予定データベースの登録内容)と照合し、日時、位置、検査員番号が一致しているか、更に、第三者機関から登録されている検査員情報(検査員プロファイルデータベースの登録内容)と照合し、検査員番号、携帯電話番号、暗証番号が一致するか判定する。
なお、認証データとして指紋パターン、声紋パターン、顔写真等を含ませる場合には、これらもチェックすることで、検査員のチェックを一層確実ならしめることができる。また、遊技機検査に予定されていた検査員が不正に関与する等して、その資格が剥奪された場合、検査員プロファイルデータベースから該当する検査員情報を抹消すれば、検査員からのリモートチェッカ回収が間に合わなくても、そのリモートチェッカによる遊技機検査を無効化でき、遊技機検査システムの保安向上を期せる。
そして、全ての認証データが登録内容と一致した場合に限り、管理サーバは認証された携帯電話の操作画面に遊技機検査を可能とするプログラムのダウンロードを実行する操作ボタンを表示させる。検査員は、当該プログラムのダウンロードボタンを操作することにより、遊技機検査を可能とするプログラムが携帯電話にダウンロードされる。このダウンロードしたプログラムを検査員が起動することで、遊技機用ワンチップCPUの接続端子と接続した検査端子インターフェースを介して、遊技機用ワンチップCPUとの通信が可能になる。
すなわち、検査員が持つ携帯電話から送信された認証データによる認証をパスした時にのみダウンロード可能とするように遊技機検査用プログラムの供給制御を行うことで、管理サーバは、認証されたリモートチェッカのCPU通信機能を能動化させることが可能となる。なお、遊技機検査用プログラムが携帯電話にダウンロードされた状態は、CPU通信機能が能動化された状態に過ぎず、これを利用して遊技機用ワンチップCPUとの通信を実際に行うためには、携帯電話が備えるプログラム実行機能によってそのプログラムを起動させる必要がある。
上記のようにして携帯電話にダウンロードしたプログラムを検査員が起動し、IDの読出を指示すると、遊技機用ワンチップCPUとの通信が行われ、適正な遊技機用ワンチップCPUであれば、そのIDデータが携帯電話に読み出され、このIDデータが検査データ(遊技機検査情報)として管理サーバへ送信される。なお、リモートチェッカの携帯電話がカメラ付きであれば、遊技機に貼り付けられた製造番号や管理番号を写して、これらの画像データも遊技機検査情報に含めて管理サーバへ送信しても良い。また、検査データを暗号化して管理サーバへ送信することで、セキュリティを高めても良い。
一方、遊技機用ワンチップCPUが偽造品に交換されていた場合には、正常な通信が行えず、リモートチェッカでIDデータを読み出すことが出来ない。このようなID読出不能状態が生じた場合、該状態を携帯電話の操作画面等に表示することにより、その場で遊技機が不適正であることを検査員に報らせるようにしても良いし、ID読出不能であった旨を示すID読出エラーを検査データとして管理サーバへ送信するようにしても良い。すなわち、その場でID読出結果の適否を表示させれば、従来と同様な簡易検査とすることができるし、後述するように、検査データを管理サーバへ送信して、詳細に判定させれば、一層信頼性の高い遊技機検査を行うことが可能となる。
管理サーバに対する検査データの送信が完了すると、遊技機検査用プログラムの機能により、遊技機用ワンチップCPUのIDデータ等の検査データが携帯電話の作業用メモリ(一時記憶)から削除される。従って、遊技機用ワンチップCPUから携帯電話に読み出されて残ったIDデータから、遊技機用ワンチップCPUのIDが解析されて、秘匿性を喪失するような危険性を回避できる。
検査員は、遊技店に設置されている検査対象の遊技機に対して、遊技機用ワンチップCPUからIDを読み出して管理サーバへ検査データを送信する操作を繰り返す。そして、管理サーバでは、送信された検査データに基づいて遊技機の適否を判定する。この判定基準としては、従来の遊技機検査と同様に、受信した検査データにID読出エラーがあるか否かで遊技機の適否を判定する単純なものでも良いが、検査員が操作するリモートチェッカでは成し得ない遊技機検査として、管理サーバで蓄積した遊技機検査情報(遊技機ID出荷先別データベースや遊技機IDデータベースの内容)を用いて詳細な検査を行うものとする。なお、受信した検査データに対応する情報がデータベースに登録されていない場合は、検査対象の情報が存在しないので、これを各データベースへ新規に登録する処理を行う。
遊技機ID管理センタの管理サーバで行った検査の結果は、後日、第三者機関もしくは検査対象の遊技店へ口頭あるいは文書等で報告するようにしても良いが、検査結果の即時性を重視する場合は、管理サーバからリモートチェッカへ検査結果を送信し、検査員に検査結果を報らせることが望ましい。なお、検査結果の送信タイミングは特に限定されず、遊技機毎に検査結果を送信するようにしても良いし、全遊技機の検査が終了した後に検査結果(例えば、不適正と判定した遊技機の台番号)を送信するようにしても良い。
予定の検査が終了することに伴って、検査員が検査プログラムを終了すると、そのプログラムは携帯電話のメモリ上からも消去される。これにより、携帯電話のメモリ上に残った検査プログラムが解析されて、遊技機用ワンチップCPUとの通信方式等の秘匿性を喪失するような危険性を回避できる。また、検査員の操作によって検査プログラムを終了させなくても、検査予定の時間が経過したり、検査予定台数分の遊技機との通信が実行されることを契機として、検査プログラムが自動的に終了し、メモリ上からも消去されるようにしても良い。なお、検査プログラムを終了させずに、遊技機用ワンチップCPUとの通信機能のみを不能動化させるようにしても良い。
次に、上述したような運用が可能な遊技機検査システムの実施形態について、図2の概略構成図を参照して詳細に説明する。
検査装置10は、少なくともインターネットブラウザ機能およびアプリケーション実行機能を備える携帯式無線電話機(以下、携帯電話という)11と、該携帯電話11と専用ケーブルで接続される検査端子インターフェース12とから構成する。携帯電話11は、利用者が携帯して移動可能な移動式通信手段である。また、上記検査端子インターフェース12を遊技機20の遊技制御基板の検査端子(遊技機用ワンチップCPUとの通信を行うための専用端子)と接続するもので、遊技機用ワンチップCPUのIDを読み取る信号を送受信するために必要なハードウェア構成を備える。すなわち、本実施形態においては、検査端子インターフェース12と、これを介した通信制御機能を実装可能な携帯電話11とが協働することで、能動化されることによって遊技機用ワンチップCPUとの通信が可能となるCPU通信手段10aとしての機能が実現される。
また、上記携帯電話11は、電気通信回線30を通して遊技機ID管理センタ40の管理サーバ41と接続される。なお、本実施形態においては、電気通信回線30として、IPプロトコルを用いたWAN(いわゆるインターネット)を用いるものとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、公衆通信回線を利用して管理サーバ41に直接ダイヤルアップする接続手法を用いても良い。不正アクセスを防ぐためには、直接ダイヤルアップの方が好ましい。
上記管理サーバ41は、少なくとも、検査装置10が適正な利用条件下にあるか否かを判定する認証情報を記憶させた認証情報記憶手段41aと、上記検査装置10からの認証情報を上記認証情報記憶手段41aの記憶内容と照合して検査装置10の利用条件の適否を判定する認証手段41bと、上記認証手段41bの適正判定に基づいて、認証された検査装置10のCPU通信手段を能動化させるCPU通信能動化手段41cと、を備える。
一方、検査装置10は、少なくとも、上述したCPU通信手段10aに加えて、利用者(例えば、検査員)の操作に基づいて、予め定めた認証情報(例えば、操作者特定情報である検査員番号およびパスワード、検査装置特定情報である携帯電話の番号、検査場所である現在の位置情報など)を管理サーバ41へ送信する認証情報送信手段10bを備える。また、上記CPU通信手段10aは、管理サーバ41のCPU通信能動化手段41cにより能動化されると、ID取得機能(遊技機用ワンチップCPUとの通信を行って、適正な遊技機用ワンチップCPUからIDを取得できる機能)が有効となる。
斯く構成した遊技機検査システムにおいては、検査装置10を持った検査員が、検査場所に行って、検査開始時に携帯電話11を操作すると、認証情報送信手段10bの機能により、電気通信回線30を介して管理サーバ41へ認証情報が送信され、これを認証手段41dが認証情報記憶手段41aに記憶されている認証情報と照合して利用条件の適否(例えば、適正な検査員が指定の検査場所で検査装置10を利用しているか否か)を判定し、認証手段41bが適正な利用条件と判定すると、CPU通信能動化手段41cが検査装置10の携帯電話11へ所定の検査プログラムをダウンロード可能とし、電気通信回線30を介して管理サーバ41から検査プログラムを携帯電話11にダウンロードし、検査プログラムを実行させると、所定の通信プロトコルによる遊技機用ワンチップCPUとの通信を行うCPU通信手段10aが能動化され、CPU通信手段10aのID取得機能が有効となる。
そして、検査員がID取得開始の操作を行うと、CPU通信手段10aが遊技機20に設けられた遊技機用ワンチップCPUと所定の通信プロトコルで通信を行い、その遊技機20に設けられた遊技機用ワンチップCPUが正規品であればCPU通信手段10aはIDを読み出すことができ、遊技機用ワンチップCPUが改造チップであればCPU通信手段10aはIDを読み出すことができない。よって、CPU通信手段10aが能動化された検査装置10で、遊技機20から遊技機用ワンチップCPUのIDを読み出せたか否かを基準として、遊技機の検査を行うことができる。
このとき、管理サーバ41のCPU通信能動化手段41cによって能動化された検査装置10のCPU通信手段10aは、操作者が自ら検査プログラムの終了を選択するまでID取得機能を有効としても良いが、予め定められた不能動化条件が達成されることに基づいて、遊技機用ワンチップCPUとの通信が不可能な状態へ強制的に戻すようにしても良い。不能動化条件としては、検査装置10を用いた検査回数(CPU通信手段10aによる遊技機用ワンチップCPUとの通信回数)が予め定めた上限回数に達した第1不能動化条件でも良いし、その遊技店での遊技機検査に必要十分な時間として予め定めたCPU通信有効期間が経過した第2不能動化条件でも良い。あるいは、第1不能動化条件もしくは第2不能動化条件の両方を採用して、何れか最先の条件が達成されたときに、CPU通信手段10aを不能動化するようにしても良い。
なお、上述したような検査装置10による検査では、遊技機用ワンチップCPUが所定の通信プロトコルによる通信機能を有している第1検査条件と、遊技機用ワンチップCPUからIDと思しき情報(以下、ID情報という)が記憶されている第2検査条件とを満たした場合に、検査装置10でID情報を取得できるのであるが、読み出したID情報が不適正なものであっても、検査装置10ではID情報の信頼性までは検査できない。例えば、所定の通信プロトコルを実装した偽造チップに、正規品から読み出されたIDがID情報として記憶されていた場合、上記のような検査装置10による検査手法では、適正な遊技機検査を行うことができない。
そこで、本実施形態に係る遊技機検査システムにおいては、検査装置10に、CPU通信手段10aにより取得された遊技機用ワンチップCPUのIDを含む遊技機検査情報(例えば、遊技台番号、遊技機製造番号など)を管理サーバ41へ送信する遊技機検査情報送信手段10cを設け、一方、管理サーバ41には、遊技機用ワンチップCPUのIDを含む遊技機検査情報を記憶させた遊技機検査情報記憶手段41dと、検査装置10の遊技機検査情報送信手段10cにより送信された遊技機検査情報を遊技機検査情報記憶手段41dの記憶内容と照合して適正な遊技機であるか否かを検査する遊技機検査手段41eと、を設けるものとした。
斯く構成した遊技機検査システムにおいては、検査員の操作により携帯電話11に入力した遊技台番号等を遊技機用ワンチップCPUから読み出したIDに加えて遊技機検査情報とし、電気通信回線30を介して管理サーバ41へ送信され、管理サーバ41では、遊技機ID管理センタにおいて収集管理するデータベースである遊技機検査情報記憶手段41dに記憶されている遊技機検査情報に基づいて、遊技機検査手段41cが受信した遊技機検査情報の適否を判定することで、信頼性の高い遊技機検査を実現できる。
例えば、当該遊技店における過去の検査事例として、遊技機用ワンチップCPUから読み出したIDと、該チップが搭載されていた遊技機の製造番号と、これに対して遊技店で付与した遊技台番号との組合せが一致していれば、前回の検査内容と同じであるから、適正な遊技機と判定できるし、遊技台製造番号とIDとの組み合わせが異なっていれば、偽造CPUに取り替えられた可能性が考えられるので、このような場合を異常と判定することができる。
なお、検査装置10から送信された遊技機検査情報が、過去の検査事例として遊技機検査情報記憶手段41dに登録されていない場合には、新たな検査事例としてデータベースに追加登録することで、以後の検査データとして用いることができる。このとき、遊技機検査手段41aにより、過去の検査事例が存在しない旨のメッセージを携帯電話11に送り、本当に新規導入の台であるか否かの確認を検査員に求めるようにしても良い。斯くすれば、遊技台ごと交換する不正が行われていた場合に、これを新台と誤認する危険性を回避できる。また、検査対象の遊技機が既設であるか新台であるかを遊技機検査情報に付加して、管理サーバ41へ送信するようにしても良い。
上述した遊技機検査情報の収集に際して、携帯電話11が備えるカメラ機能を撮像手段10dとして用い、検査対象である遊技機20の識別番号像(遊技機20に固有の識別番号を符号化して生成された画像であり、例えば、二次元バーコード)を画像データとして取り込み、該撮像手段10dにより取り込んだ当該遊技機20の識別番号像データを遊技機検査情報に含ませて管理サーバ41へ送信し、遊技機検査手段41eで識別番号像データを復号して得た当該遊技機20の識別番号を遊技機検査に用いれば、捜査員が遊技機20の識別番号を手入力する必要が無く、効率的である。また、遊技機メーカーとしては広く開示したくない遊技機製造番号を識別番号像として遊技機20に付加すれば、遊技機製造番号の秘匿性を守った上で、遊技機検査情報として利用できるという利点もある。なお、携帯電話11に識別番号復号手段10eを設けておき、撮像手段10dにより取り込んだ識別番号像データを識別番号復号手段10eが復号した遊技機の識別番号を遊技機検査情報として管理サーバ41へ送信するようにしても良い。
また、本実施形態に係る遊技機検査システムにおいては、管理サーバ41に、遊技機検査手段41eによる検査結果を検査装置10へ送信する検査結果送信手段41fを設け、検査装置10に、管理サーバ41から受信した検査結果を利用者に報知する検査結果報知手段10fを設け、管理サーバ41の遊技機検査手段41eによる検査結果を検査装置10で確認できるようにしたので、検査結果の即時性を高めることができる。
上記検査結果送信手段41fは、遊技機検査手段41eが遊技機検査情報に基づく検査結果を導出する毎に送信しても良いし、一定単位数(例えば10台)毎にまとめて送信するようにしても良いし、全遊技機の検査が終了した時点で送信するようにしても良い。或いは、遊技機検査手段41eが不適正な遊技機と判定した時だけ、検査結果送信手段41fから不適正な遊技機を検出した旨の検査結果を送信するようにしても良い。また、検査結果報知手段10fは、携帯電話11の操作画面を利用して視覚的に報知するものでも良いし、携帯電話11の音声合成機能を利用して、スピーカから音声出力する聴覚的報知でも良い。
次に、携帯電話11と検査端子インターフェース12との連携により検査装置10としての機能を実現するために、携帯電話11や検査端子インターフェース12が備える諸機能について、図3を参照して説明する。
携帯電話11は、通信機能11a、ブラウザ機能11b、プログラム実行機能11c、位置情報取得機能11d、画像入力機能11e、指紋入力機能11f、外部入出力機能11gを有する。通信機能11aは、キャリア会社によって通信方式は異なるものの、インターネット接続サービスを利用できれば、遊技機ID管理センタ40の管理サーバ41とデータの授受が可能である。ブラウザ機能11bは、Webサーバ機能を有する管理サーバ41が提供するWebページを閲覧できるものであれば良い。
プログラム実行機能11cは、上記通信機能11a及びブラウザ機能11bを介して管理サーバ41から受信したプログラムデータをメモリ上に保持し、実行する機能である。なお、プログラム実行機能11cは、キャリア会社によって採用するプログラム言語が異なる場合もあるが、携帯電話11のキャリア会社に応じた複数種類の検査用プログラムを予め管理サーバ41で用意しておけば、汎用性の高いものとなる。
位置情報取得機能11dは、GPS(Global Positioning System)の受信機あるいは携帯電話の複数の中継局との相対的位置から現在位置を取得する機能で、検査装置10の使用場所を特定するために利用できる。
画像入力機能11eは、画像をデジタルデータとして入力できる機能である。バーコード、2次元バーコード、数字や文字等の認識機能(OCR機能)を携帯電話11で利用する場合は、精細な画像データを取得できるように、高画素で接写機能を有するものが望ましい。なお、画像データを英数字や文字のコードデータに変換して管理サーバ41へ送信すれば、通信データ量が少なくなり、より効率的である。
指紋入力機能11fは、指紋パターンをデジタルデータとして入力できる機能である。携帯電話11の使用者情報として予め登録した指紋パターンと比較する機能も有していれば、指紋パターンデータを管理サーバ41へ送るまでもなく、検査装置10側で利用者チェックを事前に行うことができ、より効率的である。
外部入出力機能11gは、電気的接点を介し、外部と電気的信号を入出力する機能である。なお、電気的接点は、検査端子インターフェース12の専用ケーブルに接続され、この検査端子インターフェース12を介して遊技機20との通信を行う。
上記通信機能11a、位置情報取得機能11d、画像入力機能11e、指紋入力機能11f、外部入出力機能11g、及び携帯電話の電話番号はAPI(Application Program Interface)を介して、プログラム実行機能11c、ブラウザ機能11bから容易に使用できるように構成されている。
一方、検査端子インターフェース12は、上記携帯電話11の外部入出力機能11gから入出力される電気信号を、遊技機用ワンチップCPU21aを有する遊技機制御基板21の検査コネクタ21bから入出力される電気信号と接続できるよう電圧等を変換するため、電圧変換手段12a,12bをその内部に有する。
遊技機制御基板21は、遊技機20の動作を制御する部分で、その主要な部品は遊技機用ワンチップCPU21aである。この遊技機用ワンチップCPU21aは遊技機20の大当り等の特性を左右する重要な部品であり、不正な部品と交換されてもすぐに検知できるよう個々にIDを有している。遊技機用ワンチップCPU21aが有しているIDは、検査コネクタ21bを介して接続される検査装置10により、非公開のプロトコルにより読み出すことができる。
そして、携帯電話11のメモリ上に管理サーバ41から検査プログラムがダウンロードされると、その検査プログラムは携帯電話11のプログラム実行機能11cにより実行することがで、検査プログラムは、外部入出力機能11g、及び検査端子インターフェース12を介して検査コネクタ21bに接続し、遊技機用ワンチップCPU21aのIDを、非公開のプロトコルに従った電気信号の入出力を行うことにより、読み出すことができる。
図4は、携帯電話11により遊技機20の検査を行う場合の操作画面の流れを説明したものである。
先ず、携帯電話11のブラウザ機能11bにより管理サーバ41からのログイン画面が表示される(画面G1参照)。この画面G1では、検査員IDとパスワードを入力する。携帯電話11に指紋入力機能11fがある場合、指紋入力ボタンを押すことでその機能を呼び出すことができる。
画面G1における「入力終了」ボタンを押すことで、入力した検査員ID、パスワード及び指紋データが管理サーバ41に送信される。この際、検査員が入力したデータといっしょに、携帯電話番号及び位置情報取得機能11dにより取得した位置情報が自動的に送信される。これらの認証情報を受けた管理サーバ41では、上述したように、認証手段41bによる認証が行われるため、検査予定の遊技店とは異なる場所、例えば遊技機用ワンチップCPUを不正に解析し、偽造する設備のある場所で遊技機検査開始のログインを行おうとしても、これを認めず、検査プログラムをダウンロードできないことを担保する。
なお、送信された認証情報に含まれるデータを管理サーバ41の認証情報記憶手段41aの記憶内容と照合し、全項目が管理サーバに登録されているデータと一致しない場合(認証に失敗した場合)、検査プログラムのダウンロード使用はできない旨表示する(画面G2参照)。この場合、検査員の確認を待って、ログイン画面G1に戻る。
送信された認証情報に含まれるデータを管理サーバ41の認証情報記憶手段41の記憶内容と照合した結果、全項目が登録されているデータと一致した場合、管理サーバ41から検査プログラムのダウンロードを開始し、ダウンロード中はその旨表示する(画面G3参照)。なお、認証に成功した場合でも、自動的に検査プログラムを送信せず、検査員の操作によって検査プログラムのダウンロードを開始するようにしても良い。
検査プログラムのダウンロードが完了すると、携帯電話11のプログラム実行機能11cにより検査プログラムが起動し、検査開始又は検査終了の選択ができる画面が表示される(画面G4参照)。この画面G4で検査開始ボタンが押されると、遊技機検査の操作画面が表示され(画面G5参照)、この画面G5から遊技機ID読取り、製造番号読取り、台番号読取り、の各機能を呼び出すことができる。
画面G5において、遊技機ID読取りボタンが押されると、検査プログラムは外部入出力機能11gを使いて遊技機用ワンチップCPU21aのIDを読取るための信号を入出力し、読み込んだIDを一時的にプログラム実行機能11cに記憶しておく。
また、他面G5において、製造番号読取りボタンが押されると、検査プログラムは携帯電話11の画像入力機能11eを使用し、検査員に遊技機の製造番号等の画像データを入力させる。入力した画像データは、画像のまま保持しても良いし、携帯電話11に画像入力機能11eに組み込まれた認識機能を用いて、製造番号情報として保存しても良い。
また、画面G5において、台番号読取りボタンが押されると、上記製造番号と同様に、検査プログラムは携帯電話11の画像入力機能11eを使用し、遊技店によって遊技台毎に表示されている番号を画像入力することができる。台番号は、遊技店の中で遊技機が設置されている場所を特定するために有用である。この台番号の画像データについても、携帯電話11に画像入力機能11eに組み込まれた認識機能を用いて、台番号情報として保存しても良い。
遊技機検査情報の収集が終わり、画面G5において、読取り終了ボタンが押されると、プログラム実行機能11cが一時的に記憶していた遊技機ID、製造番号、台番号を管理サーバに送信し、送信が完了すると、それらの情報をメモリ上から消去する。そして、画面は、再び、遊技機検査の開始(継続)、検査終了を選択する画面G4を表示する。このように、遊技機から読み取ったデータを管理サーバ41へ送信した後にメモリ上から消去してしまうため携帯電話11のメモリ上に残ったデータが解析されて、遊技機用ワンチップCPU21aのID、その他のデータが盗難される心配がない。
なお、遊技機検査情報を管理サーバ41へ送信するタイミングは、各遊技機20のデータ読み取り完了毎に行うものとせず、全ての遊技機20から遊技機検査情報を収集して、画面G4で検査終了ボタンを押したタイミングで、管理サーバ41へ遊技機検査情報を一括送信するようにしても構わない。また、画面G4において、検査終了ボタンが押されると、検査プログラムの実行を終了するだけでなく、携帯電話11のプログラム実行機能11cから検査プログラム自体を消去する。斯くすれば、携帯電話11のメモリ上に残った検査プログラムが解析される心配がない。
図5は、遊技機ID管理センタ40の管理サーバ41において認証に使用する認証情報記憶手段41aとして、検査員プロファイルデータベースと検査予定データベースを用い、両データベースから実際の認証用データをどのようにして作るかを示した図面である。
検査員プロファイルデータベースには、検査員を認証するためのデータが検査員毎に蓄積されている。これは、例えば、第三者機関から検査員としての資質を認められた者が登録されている。この検査員プロファイルデータベースの内容は、検査員番号、パスワード、携帯電話番号、指紋データ、声紋データ、顔写真、資格有効期限などである。指紋データ、声紋データ、顔写真などは、携帯電話11が画像入力機能11eを備えていない場合には省略してもよい。
検査予定データベースには、検査員が行う検査の予定が蓄積されている。データベースの内容は、検査開始日時、検査終了日時、検査を担当する検査員の検査員番号、検査を行う遊技店の遊技店位置情報などである。
そして、検査予定データベースに格納されている検査員番号を検査員プロファイルデータベースから検索することにより、ある検査予定に対して、検査開始日時、検査終了日時、検査員番号、携帯電話番号、パスワード、遊技店情報、指紋データ、資格有効期限といった認証に必要な認証情報(検査当日認証データ)を全て揃えることができる。
従って、検査員がログインする際に送信されてくる認証情報(検査員入力データ)を、上記のようにして検査員プロファイルデータベースと検査予定データベースから導出した認証情報と照合することで、検査装置10の利用条件の適否を判定できる。なお、照合に際して、携帯電話11の位置情報についてはGPS受信機などの位置情報取得手段11dの精度上の限界を考慮し、データベース上の遊技店位置情報との完全一致ではなく、誤差許容範囲を想定して照合する。
図6は、遊技機ID管理センタ40の管理サーバ41において遊技機検査に使用する遊技機検査情報記憶手段41dとして、遊技機ID出荷先別データベースと遊技機IDデータベースを用い、各遊技機20から取得した遊技機検査情報(検査員読取りデータ)とどのように照合するかを示した図面である。
遊技機ID出荷先別データベースは、遊技機製造メーカが遊技機を出荷する際に作成するデータベースで、遊技機の一つ一つに対応したレコードの集合である。各レコードには、出荷先である遊技店の識別番号、遊技機製造番号、遊技機用ワンチップCPUのID、出荷日時が含まれている。遊技機製造メーカによっては、これに更に追加して、遊技制御基板21の製造番号等の管理が必要と思われるユニットの製造番号が含まれる場合がある。
検査員が読取ったデータは、検査した遊技店の識別番号を有するレコードの中から、遊技機製造番号、遊技機用ワンチップCPU21aのIDを有するレコードを検索することで照合を行う。遊技機製造番号も遊技機用ワンチップCPU21aのIDもどちらも一つしか存在しない番号なので、この組み合わせが正しいかどうかも同時にチェックすることができる。
一方、遊技機IDデータベースは、当該遊技店において過去に検査員によってチェックした結果を遊技機ID管理センタ40で集積したものである。各レコードには、検査日時、遊技機製造番号、遊技機用ワンチップCPU21aのID、遊技機台番号が含まれている。
検査員が読取ったデータは、前回検査員が読取ったレコードと照合し、遊技台番号、遊技機製造番号、遊技機用ワンチップCPU21aのIDの組み合わせが前回読取った時と同じであれば問題ないと判断できる。ただし、遊技店で新規に遊技機を購入した場合、前回の読取り結果とは当然一致しないので、その場合は、遊技機IDデータベースとの照合は行わず、単に遊技機IDデータベースへの登録のみ行っても良いし、本当に新規な遊技機が導入されているかを確認した上で、登録するようにしても良い。
このように、検査装置10で読取ったID等の遊技機検査情報を管理サーバ41へ送信し、管理サーバ41でそのIDの正当性をチェックすることができる。ここで、IDの正当性とは、遊技機製造メーカがその遊技店に出荷した遊技機のIDリストに含まれているか、又は、以前チェックした際に読取ったIDと変っていないか、等のことをいう。すなわち、遊技機20の遊技機用ワンチップCPU21aのIDを読取っただけでは、その遊技機20が適正か否かの判断はつかないので、そのIDを遊技機製造メーカがその遊技店に出荷した遊技機のIDリストと照合したり、以前チェックした際のIDリストと照合したりすることで、単なるID読出チェックでの遊技機検査よりも、信頼性の高い遊技機検査を実現できるのである。
以上、本発明に係る遊技機検査システムの実施形態を添付図面に基づいて詳述したが、本発明は、これに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限り、種々の等価技術を採用して実現することが可能である。
例えば、検査装置10のCPU通信手段10aは、携帯電話11と検査端子インターフェース12より構成するものに限らず、図7に示すように、携帯電話11と検査端子インターフェース12′により構成しても良い。
この検査端子インターフェース12′はその内部に検査信号制御CPU12cを備え、この検査信号制御CPU12cが、遊技機用ワンチップCPU21aからIDを読取るための非公開のプロトコルを制御するプログラムを有しており、携帯電話11から予め決められた指令(携帯電話11のプログラム実行機能11cで起動された検査プログラムの制御により送信されるコマンド等)を受け取った場合のみ、検査信号制御CPU12cが遊技機用ワンチップCPU21aのIDを読取る動作を行うように構成しても良い。
或いは、検査信号制御CPU12cにはCPUとの通信制御プログラムを固定記憶させておかないで、携帯電話11のプログラム実行機能11cで起動された検査プログラムの制御により、遊技機用ワンチップCPU21aとの通信プロトコルを制御するプログラムが検査端子インターフェース12にダウンロードされて、検査信号制御CPU12cが遊技機用ワンチップCPU21aのIDを読取る機能が有効となるようにしても良い。
本発明に係る遊技機検査システムを第三者機関と遊技機ID管理センタと遊技店との間で運用する際の概要を示す説明図である。 遊技機検査システムの概略構成図である。 携帯電話と検査端子インターフェースから成る検査装置の概略構成図である。 遊技機検査における携帯電話の操作画面の変遷を示す説明図である。 管理サーバにおける認証情報記憶手段を用いた認証の概要を示す説明図である。 管理サーバにおける遊技機検査情報記憶手段を用いた検査の概要を示す説明図である。 携帯電話と検査端子インターフェースから成る検査装置の他の構成例を示す概略構成図である
符号の説明
10 検査装置
10a CPU通信手段
10b 認証情報送信手段
10c 遊技機検査情報送信手段
10d 撮像手段
10e 識別番号復号手段
10f 検査結果報知手段
11 携帯電話
11a 通信機能
11b ブラウザ機能
11c プログラム実行機能
11d 位置情報取得機能
11e 画像入力機能
11f 指紋入力機能
11g 外部入出力機能
12 検査端子インターフェース
12a 送信信号電圧変換手段
12b 受信信号電圧変換手段
12c 検査信号制御CPU
20 遊技機
21 遊技機制御基板
21a 遊技機用ワンチップCPU
21b 検査コネクタ
30 電気通信回線
40 遊技機ID管理センタ
41 管理サーバ
41a 認証情報記憶手段
41b 認証手段
41c CPU通信能動化手段
41d 遊技機検査情報記憶手段
41e 遊技機検査手段
41f 検査結果送信手段

Claims (10)

  1. 利用者が携帯して移動可能な移動式通信手段と、能動化されることによってIDを有する遊技機用ワンチップCPUとの通信が可能となるCPU通信手段と、を備える検査装置と、
    上記検査装置とデータ通信が可能な通信機能を有する管理サーバと、
    からなる遊技機検査システムであって、
    上記管理サーバは、
    検査装置が適正な利用条件下にあるか否かを認証する認証情報を記憶させた認証情報記憶手段と、
    上記検査装置からの認証情報を上記認証情報記憶手段の記憶内容と照合して検査装置の利用条件の適否を判定する認証手段と、
    上記認証手段の適正判定に基づいて、認証された検査装置のCPU通信手段を能動化させるCPU通信能動化手段と、
    を備え、
    上記検査装置は、
    利用者の操作に基づいて、予め定めた認証情報を上記管理サーバへ送信する認証情報送信手段を備えると共に、
    上記管理サーバのCPU通信能動化手段により能動化されたCPU通信手段は、遊技機用ワンチップCPUとの通信を行って、適正な遊技機用ワンチップCPUからIDを取得できるようにしたことを特徴とする遊技機検査システム。
  2. 上記検査装置は、CPU通信手段により取得された遊技機用ワンチップCPUのIDを含む遊技機検査情報を上記管理サーバへ送信する遊技機検査情報送信手段を備え、
    上記管理サーバは、
    遊技機用ワンチップCPUのIDを含む遊技機検査情報を記憶させた遊技機検査情報記憶手段と、
    上記検査装置からの遊技機検査情報を上記遊技機検査情報記憶手段の記憶内容と照合して適正な遊技機であるか否かを検査する遊技機検査手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の遊技機検査システム。
  3. 上記管理サーバは、遊技機検査手段による検査結果を検査装置へ送信する検査結果送信手段を備え、
    上記検査装置は、管理サーバから受信した検査結果を利用者に報知する検査結果報知手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の遊技機検査システム。
  4. 上記管理サーバの認証情報記憶手段に記憶しておく認証情報は、少なくとも、検査装置の操作者に予め付与された操作者特定情報と、当該検査装置に予め付与された検査装置特定情報と、当該検査装置の使用場所を示す位置情報を含むものとし、
    上記検査装置の認証情報送信手段は、少なくとも、当該検査装置の操作者に予め付与された操作者特定情報と、当該検査装置に予め付与された検査装置特定情報と、当該検査装置の現在位置を示す位置情報を含む認証情報を、上記管理サーバへ送信し、
    上記管理サーバの認証手段は、検査装置から認証情報として送信された操作者特定情報と検査装置特定情報と位置情報の全てが、認証情報記憶手段の記憶内容と一致した場合に、検査装置の利用条件を適正と判定するようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の遊技機検査システム。
  5. 上記管理サーバのCPU通信能動化手段によって能動化された検査装置のCPU通信手段は、予め定められた不能動化条件が達成されることに基づいて、遊技機用ワンチップCPUとの通信が不可能な状態に戻るようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の遊技機検査システム。
  6. 上記不能動化条件は、CPU通信手段による遊技機用ワンチップCPUとの通信回数たる検査回数が予め定めた上限回数に達した第1不能動化条件、および/または、予め定めたCPU通信有効期間の経過した第2不能動化条件、であることを特徴とする請求項5に記載の遊技機検査システム。
  7. 検査対象である遊技機には、当該遊技機に固有の識別番号を符号化して生成された画像が識別番号像として設けられるものとし、
    上記検査装置は、遊技機の識別番号像を画像データとして取り込める撮像手段を備え、該撮像手段により取り込んだ当該遊技機の識別番号像データを遊技機検査情報に含ませて管理サーバへ送信するようにしたことを特徴とする請求項2〜請求項6の何れか1項に記載の遊技機検査システム。
  8. 検査対象である遊技機には、当該遊技機に固有の識別番号を符号化して生成された画像が識別番号像として設けられるものとし、
    上記検査装置は、遊技機の識別番号像を画像データとして取り込める撮像手段と、該撮像手段により取り込んだ識別番号像データから遊技機の識別番号を復号できる識別番号復号手段とを備え、この復号された識別番号を遊技機検査情報に含ませて管理サーバへ送信するようにしたことを特徴とする請求項2〜請求項7の何れか1項に記載の遊技機検査システム。
  9. 上記検査装置は、管理サーバへ送信するために一時記憶した遊技機用ワンチップCPUのIDを含む遊技機検査情報を、管理サーバへの送信完了後に削除することを特徴とする請求項2〜請求項8の何れか1項に記載の遊技機検査システム。
  10. 上記検査装置の移動式通信手段として、インターネットブラウザ機能およびアプリケーション実行機能を備える携帯式無線電話機を用いることを特徴とする請求項1〜請求項9の何れか1項に記載の遊技機検査システム。
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