JP2005348668A - トレブルフック - Google Patents

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  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)

Abstract

【課題】集合軸部が適正な強度を有する軽量且つ安価なトレブルフックの提供。
【解決手段】このトレブルフック10は、3本のシングルフック11〜13を備えている。各シングルフック11〜13は、軸部14の背側が互いに突き合わされることによって構成されている。各シングルフック11〜13は、軸部14、腰部15及び針先部16を有する。各シングルフック11〜13の軸部14は、断面形状が扇形に形成されている。各軸部14は、頂角θが120°に設定されている。各軸部14は、当該シングルフックを隣り合うシングルフックに対して位置決めするための平面18〜23を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のシングルフックからなるトレブルフックの構造に関するものである。なお、「トレブルフック」とは、一般に3本のシングルフックが集合した釣針を意味するが、本明細書では、「トレブルフック」とは、3本以上のシングルフックが集合した釣針を意味する。
例えばルアーに採用される釣針や鮎釣用に使用される釣針には、トレブルフックと称されるものがある。図7は、従来の一般的なトレブルフックの斜視図である。このトレブルフック1は、3つのシングルフックが寄せ集められた形態を呈している。このトレブルフック1は、単一のダブルフック2に単一のシングルフック3が溶接されることによって構成されている。ただし、3本のシングルフックが互いに溶接されることによってトレブルフックが製造される場合もある。トレブルフックは、シングルフックに比べてターゲットとなる魚に対して確実なフッキングが実現されるという利点がある(例えば、特許文献1〜特許文献3参照)。
特開2001−69874公報 特開平6−253708号公報 特開平6−197668号公報
図8は、図7におけるVIII−VIII断面図である。従来のトレブルフック1は前述のように製造されるから、トレブルフック1の軸部4の外径寸法Dが必要以上に大きくなる。そのため、トレブルフック1の軸部4(トレブルフックの軸部は、特に「集合軸部」と称される。)が強度的にオーバークオリティの状態となるうえ、トレブルフック1の重量も大きくなる。
また、3本のシングルフックが寄せ集められてトレブルフックが構成される場合には、各シングルフックは、互いに120°の角度で交差するように放射状に配置されるのが好ましい。しかし、各シングルフックの断面形状が円形や矩形の場合には、各シングルフックを放射状に配置する作業が容易ではなく、各シングルフックが正確に放射状に配置されにくい。この問題を解決するためには、各シングルフックを正確に位置決めする治具等が使用されればよいが、この場合には、製造コストが上昇してしまうという問題がある。
本発明は、かかる背景の下になされたものである。本発明は、集合軸部が適正な強度を有する軽量且つ安価なトレブルフックを提供することである。
(1) 上記目的が達成されるため、本発明に係るトレブルフックは、複数のシングルフックを有し、それらの軸部の背側が互いに突き合わされることによって構成されたトレブルフックであって、所定角度で交差する一方側当接平面及び他方側当接平面が上記各軸部の背側に軸方向に沿って形成されており、一方側当接平面は、当該シングルフックの一方側と隣り合うシングルフックの軸部に形成された他方側当接平面と当接し、他方側当接平面は、当該シングルフックの他方側と隣り合うシングルフックの軸部に形成された一方側当接平面と当接していることを特徴とするものである。
この発明では、各シングルフックの軸部が互いに突き合わされることによってトレブルフックが構成される。各シングルフックの軸部が突き合わされたときには、上記一方側当接平面は、隣り合うシングルフックに形成された他方側当接平面と当接し、上記他方側当接平面は、隣り合うシングルフックに形成された一方側当接平面と当接する。しかも、一方側当接平面と他方側当接平面とは所定角度で交差しているから、互いに隣り合うシングルフックの軸部は、一方側当接平面及び他方側当接平面の2つの面によって互いに確実に位置決めされる。また、上記一方側当接平面及び上記他方側当接平面は、上記軸部を軸方向に切断する切断面により構成され得る。したがって、各軸部が突き合わされることによって構成されるトレブルフックの集合軸部は、その外径寸法が小さくなる。
上記各シングルフックの軸部が突き合わされることによって構成される集合軸部の中心軸に沿って貫通孔が設けられていてもよい。この構成では、集合軸部に貫通孔が形成されるので、この貫通孔に釣糸が挿通され得る。したがって、当該トレブルフックが例えば鮎釣り用の掛針として使用される場合に、釣糸が上記貫通孔に挿通された状態で当該トレブルフックが当該釣糸に固定されるので、当該釣糸が損傷を受けることがないという利点がある。
(2) 上記目的が達成されるため、本発明に係るトレブルフックは、 n本(n≧3)のシングルフックを有し、それらの軸部の背側が互いに突き合わされることによって構成されたトレブルフックであって、各シングルフックの軸部の断面形状は、背側に突出する頂部の頂角が(360/n)°(degree)の扇形に形成されていることを特徴とするものである。
この発明では、各シングルフックの軸部が互いに突き合わされることによってトレブルフックが構成される。各シングルフックの軸部が上記扇形に形成されているから、当該軸部は、互いに所定角度で交差する一対の当接平面を備えることになる。各シングルフックの軸部が突き合わされたときには、一方の当接平面は、隣り合うシングルフックに形成された他方の当接平面と当接する。また、他方の当接平面は、隣り合うシングルフックに形成された一方の当接平面と当接する。このとき、シングルフックがn本であり、各シングルフックの軸部の断面は、頂角が360/n°の扇形であるから、一方の当接平面と他方の当接平面とは確実に隙間なく当接する。したがって、隣り合うシングルフックの軸部は、互いに確実に位置決めされる。加えて、各シングルフックの軸部は、当該軸部が軸方向に切断されることによって構成され得るから、各軸部が突き合わされることによって構成されるトレブルフックの集合軸部は、その外径寸法が小さくなる。
上記各シングルフックの軸部が突き合わされることによって構成される集合軸部の中心軸に沿って貫通孔が設けられていてもよい。この構成では、集合軸部に貫通孔が形成されるので、この貫通孔に釣糸が挿通され得る。したがって、当該トレブルフックが例えば鮎釣り用の掛針として使用される場合に、釣糸が上記貫通孔に挿通された状態で当該トレブルフックが当該釣糸に固定されるので、当該釣糸が損傷を受けることがないという利点がある。
(3) さらに、上記目的が達成されるため、本発明に係るシングルフックは、軸部と、軸部に連続して当該軸部の腹側に湾曲された腰部と、腰部に連続する針先部とを有し、トレブルフックを構成し得るシングルフックであって、所定角度で交差する一方側当接平面及び他方側当接平面が上記軸部の背側に軸方向に沿って形成されていることを特徴とするものである。
この発明では、複数のシングルフックが寄せ集められることによってトレブルフックが構成され得る。各シングルフックの軸部は、それらの背側同士が対向するように突き合わせられる。このとき、上記一方側当接平面は、隣り合うシングルフックに形成された他方側当接平面と当接し、上記他方側当接平面は、隣り合うシングルフックに形成された一方側当接平面と当接する。しかも、一方側当接平面と他方側当接平面とは所定角度で交差しているから、互いに隣り合うシングルフックの軸部は、一方側当接平面及び他方側当接平面の2つの面によって互いに確実に位置決めされる。また、上記一方側当接平面及び上記他方側当接平面は、上記軸部を軸方向に切断する切断面により構成され得る。したがって、各軸部が突き合わされることによって構成されるトレブルフックの集合軸部は、その外径寸法が小さくなる。
上記一方側当接平面と上記他方側当接平面とが交差する交差点を中心とする所定曲率半径の円弧面が上記軸部の背側に軸方向に沿って形成されているのが好ましい。この構成では、複数のシングルフックからなるトレブルフックは、その集合軸部の中心に軸方向に沿って貫通孔が形成されることになる。この貫通孔に釣糸が挿通され得る。したがって、当該トレブルフックが例えば鮎釣り用の掛針として使用される場合に、釣糸が上記貫通孔に挿通された状態で当該トレブルフックが当該釣糸に固定されるので、当該釣糸が損傷を受けることがないという利点がある。
(4) また、上記目的が達成されるため、本発明に係るシングルフックは、軸部と、軸部に連続して当該軸部の腹側に湾曲された腰部と、腰部に連続する針先部とを有し、トレブルフックを構成し得るシングルフックであって、上記軸部の断面形状は、背側に突出する頂部の頂角がθ°(θ=360/n :nは3以上の整数)の扇形に形成されていることを特徴とするものである。
この発明では、上記軸部の断面形状が扇形に形成されるので、当該軸部は、互いに(360/n)°で交差する一対の当接平面を備えることになる。複数のシングルフックが寄せ集められることによってトレブルフックが構成され得る。各シングルフックの軸部は、それらの背側同士が対向するように突き合わせられる。このとき、一方の当接平面は、隣り合うシングルフックに形成された他方の当接平面と当接し、他方の当接平面は、隣り合うシングルフックに形成された一方の当接平面と当接する。しかも、一方の当接平面と他方の当接平面とは上記角度で交差しているから、隣り合うシングルフックの軸部は、上記一対の当接平面によって互いに確実に位置決めされる。また、上記一対の当接平面は、上記軸部を軸方向に切断する切断面により構成され得る。したがって、各軸部が突き合わされることによって構成されるトレブルフックの集合軸部は、その外径寸法が小さくなる。
上記頂部の頂点を中心とする所定曲率半径の円弧面が上記軸部の背側に軸方向に沿って形成されているのが好ましい。この構成では、複数のシングルフックからなるトレブルフックは、その集合軸部の中心に軸方向に沿って貫通孔が形成されることになる。この貫通孔に釣糸が挿通され得る。したがって、当該トレブルフックが例えば鮎釣り用の掛針として使用される場合に、釣糸が上記貫通孔に挿通された状態で当該トレブルフックが当該釣糸に固定されるので、当該釣糸が損傷を受けることがないという利点がある。
本発明では、トレブルフックを構成するシングルフックの軸部に一方側当接平面及び他方側当接平面が形成されていることから、隣り合うシングルフック同士は、正確に位置決めされ、その結果、複数のシングルフック同士が互いに所定角度で交差したトレブルフックが容易且つ安価に製造される。しかも、上記一方側当接平面及び他方側当接平面が形成されることによって、トレブルフックの集合軸部の外径寸法が小さくなるので、集合軸部が適正な強度を備えた軽量のトレブルフックが提供される。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係るトレブルフックの斜視図である。図2は、図1におけるII−II断面図である。このトレブルフック10は、3本のシングルフック11〜13から構成されている。図3は、このトレブルフック10を構成するシングルフック11の斜視図である。シングルフック11〜13は、同様の形態を呈している。
これらの図が示すように、シングルフック11は、軸部14と、腰部15と、針先部16とを備えている。シングルフック11は、例えばスチールからなり、軸部14、腰部15及び針先部16は、一体的に形成されている。腰部15は、軸部14に連続して、当該シングルフック11の腹側に湾曲されている。針先部16は、腰部15に連続し、上方に延設されている。針先部16は、先端部が鋭く尖っている。本実施形態では、針先部16にバーブが形成されていないが、バーブが形成されていても良いことは勿論である。
軸部14の断面形状は、扇形に形成されている。具体的には、軸部14は、背側に突出する頂部17(図3参照)を備えており、この頂部17の頂角θが120°に設定されている。したがって、軸部14は、その背側の一方側に平面18(一方側当接平面)が形成され、他方側に平面19(他方側当接平面)が形成されている。シングルフック11は通常鍛造されるため、上記平面18、19は、シングルフック11の製造時に軸部14の一部として形成される。ただし、シングルフック11の軸部14が例えば予め円形に形成される場合には、別工程において軸部14が軸方向に切断されることによって上記平面18、19が構成されてもよい。なお、本実施形態では、これら各平面18、19は、軸部14のみならず上記腰部15及び針先部16まで連続されている。ただし、上記各平面18、19は、少なくとも軸部14に軸方向に沿って形成されていればよい。
図1及び図2が示すように、シングルフック12も軸部14、腰部15及び針先部16を備えている。シングルフック12の軸部14にも、その一方側に平面20(一方側当接平面)が形成され、他方側に平面21(他方側当接平面)が形成されている。さらに、シングルフック13も同様の構成であり、軸部14、腰部15及び軸部16を備えている。シングルフック13の軸部14にも、そのその一方側に平面22(一方側当接平面)が形成され、他方側に平面23(他方側当接平面)が形成されている。
図2が示すように、シングルフック11に形成された一方の平面18は、隣り合うシングルフック13に形成された他方の平面23と当接している。シングルフック11に形成された他方の平面19は、隣り合うシングルフック12に形成された一方の平面20と当接している。シングルフック12については、シングルフック12に形成された一方の平面20は、隣り合うシングルフック11に形成された他方の平面19と当接し、シングルフック12に形成された他方の平面21は、隣り合うシングルフック13に形成された一方の平面22と当接している。また、シングルフック13については、シングルフック13に形成された一方の平面22は、隣り合うシングルフック12に形成された他方の平面21と当接し、シングルフック13に形成された他方の平面23は、隣り合うシングルフック11に形成された一方の平面18と当接している。
各シングルフック11〜13は、それぞれの軸部14の背側が突き合わされることによってトレブルフック10を構成しており、各シングルフック11〜13のそれぞれの軸部14が寄せ集められた状態でトレブルフック10の集合軸部24が構成されている。各シングルフック11〜13は、軸部14同士が溶接されることによって互いに固定されるが、接着剤や糸によって互いに固着されていてもよい。
本実施形態に係るトレブルフック10では、前述のように、各シングルフック11〜13の軸部14同士が突き合わされたときには、上記各平面18、20、22は、それぞれ上記各平面23、19、21と当接する。しかも、平面18と平面19、平面20と平面21及び平面22と平面23は、それぞれ所定角度(θ=120°)で交差しているから、互いに隣り合うシングルフック11〜13の軸部14は、上記各平面18〜23によって互いに確実に位置決めされる。したがって、各シングルフック11〜13は、互いに120°の角度で公差するように簡単且つ正確に配置されるので、トレブルフック10は簡単で安価に製造される。
また、上記各軸部14は、その断面形状が前述のように扇形に形成されているので、各軸部14が突き合わされることによって構成されるトレブルフックの集合軸部24は、その外径寸法が小さくなる。したがって、当該トレブルフック10の設計者は、集合軸部24の適正な強度を確保すべく、集合軸部24の外径寸法を適切な値に設定することができる。これにより、当該トレブルフック10の軽量化も図られるという利点がある。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明される。
図4は、本発明の第2の実施形態に係るトレブルフックの斜視図である。図5は、図4におけるV−V断面図である。このトレブルフック30は、3本のシングルフック31〜33から構成されている。図6は、このトレブルフック30を構成するシングルフック31の斜視図である。シングルフック31〜33は、同様の形態を呈している。
本実施形態に係るトレブルフック30が上記第1の実施形態に係るトレブルフック10と異なるところは、各シングルフック31〜33の軸部14が突き合わされることによって構成される集合軸部24の中心軸に沿って貫通孔34が設けられている点である。なお、その他の構成については、上記トレブルフック10と同様である。
図6が示すように、シングルフック31は、溝35を備えている。この溝35は、軸部14の背側に軸方向に沿って設けられている。具体的には、上記平面18と上記平面19とが交差する交差点、すなわち上記頂部17(図3参照)を中心とする円弧面36が軸部14に沿って形成されている。この円弧面36の曲率半径は、d/2である。本実施形態では、この溝35は、図6が示すように軸部14にのみ設けられているが、腰部15及び針先部16にまで連続されていてもよい。
上記第1の実施形態と同様に、各シングルフック31〜33は、それぞれの軸部14の背側が突き合わされることによってトレブルフック30を構成しており、各シングルフック31〜33のそれぞれの軸部14が寄せ集められた状態でトレブルフック30の集合軸部24が構成されている。各シングルフック31〜33は、軸部14同士が溶接されることによって互いに固定されるが、接着剤や糸によって互いに固着されていてもよい。
本実施形態に係るトレブルフック30は、上記第1の実施形態に係るトレブルフック10と同様に、集合軸部24が適正な強度を有し、軽量且つ安価なものとなる。しかも、各シングルフック31〜33に上記溝35が設けられているから、集合軸部24に上記貫通孔34が形成される。この貫通孔34には、釣糸が挿通され得る。したがって、トレブルフック30が例えば鮎釣り用の掛針として使用される場合に、釣糸が上記貫通孔34に挿通された状態でトレブルフック30が当該釣糸に固定される。これにより、当該釣糸が損傷を受けることがないという利点がある。
上記各実施形態に係るトレブルフック10(30)は、それぞれ3本のシングルフック11〜13(31〜33)から構成されているが、トレブルフック10(30)を構成するシングルフックの数は特に限定されるものではない。上記各実施形態では、トレブルフック10(30)がそれぞれ3本のシングルフック11〜13(31〜33)を備えることから、各シングルフック11〜13(31〜33)の軸部14は、その断面形状が扇形に形成され、その頂角θが120°に設定されているが、トレブルフックを構成するシングルフックがn本(n≧3)の場合は、頂角θが(360/n)°に設定される。
また、上記各シングルフック11〜13(31〜33)が正確に位置決めされるために上記軸部14の断面形状が上記扇形に形成されているが、上記軸部14の断面形状は、扇形に限定されるものではない。要するに、上記軸部14に所定角度で交差する一対の平面が形成されていればよい。このような一対の平面が形成されることによって、隣り合うシングルフック同士が簡単且つ正確に位置決めされる。なお、上記軸部14の断面形状が扇形に形成されることによって、上記集合軸部24の外径寸法がきわめて小さくなり得ることは前述の通りである。
本発明は、釣針、特に3本以上のシングルフックからなるトレブルフックに適用され得る。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るトレブルフックの斜視図である。 図2は、図1におけるII−II断面図である。 図3は、本発明の第1の実施形態に係るトレブルフックを構成するシングルフックの斜視図である。 図4は、 本発明の第2の実施形態に係るトレブルフックの斜視図である。 図5は、図4におけるV−V断面図である。 図6は、本発明の第2の実施形態に係るトレブルフックを構成するシングルフックの斜視図である。 図7は、従来の一般的なトレブルフックの斜視図である。 図8は、図7におけるVIII−VIII断面図である。
符号の説明
10・・・トレブルフック
11〜13・・・シングルフック
14・・・軸部
15・・・腰部
16・・・針先部
17・・・頂部
18・・・平面(一方側平面)
19・・・平面(他方側平面)
20・・・平面(一方側平面)
21・・・平面(他方側平面)
22・・・平面(一方側平面)
23・・・平面(他方側平面)
24・・・集合軸部
30・・・トレブルフック
31〜33・・・シングルフック
34・・・貫通孔
35・・・溝
36・・・円弧面
θ・・・頂角
d・・・貫通孔の内径寸法

Claims (8)

  1. 複数のシングルフックを有し、それらの軸部の背側が互いに突き合わされることによって構成されたトレブルフックであって、
    所定角度で交差する一方側当接平面及び他方側当接平面が上記各軸部の背側に軸方向に沿って形成されており、
    一方側当接平面は、当該シングルフックの一方側と隣り合うシングルフックの軸部に形成された他方側当接平面と当接し、
    他方側当接平面は、当該シングルフックの他方側と隣り合うシングルフックの軸部に形成された一方側当接平面と当接しているトレブルフック。
  2. n本(n≧3)のシングルフックを有し、それらの軸部の背側が互いに突き合わされることによって構成されたトレブルフックであって、
    各シングルフックの軸部の断面形状は、背側に突出する頂部の頂角が(360/n)°の扇形に形成されているトレブルフック。
  3. 上記各シングルフックの軸部が突き合わされることによって構成される集合軸部の中心軸に沿って貫通孔が設けられている請求項1に記載のトレブルフック。
  4. 上記各シングルフックの軸部が突き合わされることによって構成される集合軸部の中心軸に沿って貫通孔が設けられている請求項2に記載のトレブルフック。
  5. 軸部と、軸部に連続して当該軸部の腹側に湾曲された腰部と、腰部に連続する針先部とを有し、トレブルフックを構成し得るシングルフックであって、
    所定角度で交差する一方側当接平面及び他方側当接平面が上記軸部の背側に軸方向に沿って形成されているシングルフック。
  6. 軸部と、軸部に連続して当該軸部の腹側に湾曲された腰部と、腰部に連続する針先部とを有し、トレブルフックを構成し得るシングルフックであって、
    上記軸部の断面形状は、背側に突出する頂部の頂角がθ°(θ=360/n :nは3以上の整数)の扇形に形成されているシングルフック。
  7. 上記一方側当接平面と上記他方側当接平面とが交差する交差点を中心とする所定曲率半径の円弧面が上記軸部の背側に軸方向に沿って形成されている請求項5に記載のシングルフック。
  8. 上記頂部の頂点を中心とする所定曲率半径の円弧面が上記軸部の背側に軸方向に沿って形成されている請求項6に記載のシングルフック。
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