以下に、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。本発明の処理制御装置を有するデータ処理装置を備えた記録再生装置を例示して説明するが、これに限らず、データを記憶手段に記憶するいずれの構成でも適用できる。なお、本実施の形態において、コンテンツを記録する処理を、録画処理と適宜称して説明する。また、利用者により設定入力される録画開始日時情報、録画終了日時情報、チャンネル情報などを有する録画設定基本情報を取得する。そして、この録画設定基本情報に基づいて特定されるテレビ番組の録画を予約する処理を、手動録画予約処理と適宜称して説明する。ここで、録画開始日時情報および録画終了日時情報は、本発明の案内情報および配信時間情報として機能する。さらに、手動録画予約に基づいて実施する録画処理を、手動予約録画処理と適宜称して説明する。また、利用者により設定入力される要求情報としての文字情報であるキーワードなどを認識する。そして、例えば後述するEPG(Electric Program Guide)データを参照し、認識したキーワードに関連するテレビ番組の録画を予約する処理を、自動録画予約処理と適宜称して説明する。さらに、自動録画予約に基づいて実施する録画処理を、自動予約録画処理と適宜称して説明する。図1は、本実施の形態におけるコンテンツ記録再生システムの概略構成を示すブロック図である。図2は、録画予約リスト情報の概略構成を示す模式図である。図3は、記録再生装置を構成するCPUの概略構成を示す模式図である。
〔コンテンツ記録再生システムの構成〕
図1において、100はコンテンツ記録再生システム(以下、記録再生システムと称す)であり、例えばテレビ番組などのコンテンツの音声データ、映像データ、データ放送用データなどを有するデータであるコンテンツデータを記録したり、記録したコンテンツデータを再生するシステムである。そして、記録再生システム100は、記録再生装置200と、出力装置300と、を備えている。
出力装置300は、例えばパーソナルコンピュータ、テレビ、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)などが例示できる。この出力装置300は、記録再生装置200から入力されるコンテンツを受信して出力する。そして、この出力装置300は、音声出力部310と表示部320と、などを備えている。
音声出力部310は、例えば図示しないスピーカなどの発音手段を有している。この音声出力部310は、記録再生装置200からアナログ信号として送信される音声データを発音手段から音声として出力させる処理をする。なお、発音手段は、例えば図示しないTV受信機で受信したTV音声データなどをも適宜出力可能である。
表示部320は、記録再生装置200からアナログ信号として送信される映像データ、放送用データ、EPGデータ、合成データなどを表示させる。ここで、表示させる映像データとしては、コンテンツの映像などが例示できる。また、表示させる放送用データとしては、コンテンツの字幕やデータ放送などが例示できる。さらに、表示させるEPGデータとしては、例えば各チャンネルで放送されるコンテンツの番組名、内容、放送開始日時などが記載された番組表などが例示できる。また、合成データとしては、コンテンツの映像に字幕を重畳させた合成映像や、データ放送と番組表とを並べた映像などが例示できる。この表示部320としては、例えば液晶表示パネルや有機EL(Electro Luminescence)パネル、PDP(Plasma Display Panel)、CRT(Cathode-Ray Tube)、FED(Field Emission Display)、電気泳動ディスプレイパネルなどが例示できる。なお、表示部320は、例えばTV受信機で受信したTV映像データなどをも適宜出力可能である。
記録再生装置200は、配信手段としての図示しない放送局からTS(Transport Stream)として配信される音声データ、映像データ、データ放送用データなどを有するコンテンツデータを取得して記録させるとともに、出力装置300で出力させる処理をする。また、記録再生装置200は、記録させたコンテンツデータを適宜再生して出力装置300で出力させる処理をする。さらに、記録したコンテンツデータを適宜自動消去する。そして、この記録再生装置200は、通信手段210と、デマルチプレクサ(Demultiplexer;Demux)220と、デコーダ230と、オンスクリーンディスプレイ(On Screen Display;OSD)240と、記録再生処理手段250と、入力手段260と、記憶手段としてのハードディスク(Hard Disk Drive;HDD)270と、メモリ280と、演算手段としてのCPU(Central Processing Unit)290と、などを備えている。
通信手段210は、外部から入力されるコンテンツデータを取得したり、このコンテンツデータを外部へ適宜出力する。そして、この通信手段210は、ネットワークインターフェースモジュール(Network Interface Module;NIM)211と、ハイスピードインターフェース(High Speed Interface;HSI)212と、などを備えている。
NIM211には、例えば地上波デジタル放送や衛星デジタル放送などの放送波を受信するアンテナ211Aが接続されている。また、NIM211は、Demux220と、CPU290と、などに接続されている。このNIM211は、CPU290の制御により、アンテナ211Aからデジタル信号として送信される例えば複数のTSから、利用者により選択されたコンテンツに対応するTSを取得する。そして、NIM211は、取得したTSをDemux220へ出力する。
HSI212は、高速データ処理が可能な例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394規格のインターフェースである。このHSI212には、Demux220と、記録再生処理手段250と、などが接続されている。そして、HSI212は、記録再生装置200の外部に設けられた図示しない外部装置からデジタル信号として送信されるTSや後述するパーシャルTSを取得し、Demux220へ出力する。また、HSI212は、記録再生処理手段250から出力されるパーシャルTSを取得し、適宜処理して記録再生装置200の外部に設けられた図示しない外部装置へデジタル信号として送信する。
Demux220は、TSを取得して、このTSからTSパケットを適宜分離して出力する。このDemux220には、デコーダ230と、記録再生処理手段250と、CPU290と、などが接続されている。Demux220は、CPU290の制御により、NIM211やHSI212からTSを適宜取得する。さらに、このTSから選択されているコンテンツに対応した各種データのTSパケットを取得する。具体的には、音声データが組み込まれたTSパケット(以下、音声パケットと称す)と、映像データが組み込まれたTSパケット(以下、映像パケットと称す)と、データ放送用データまたはEPGデータなどが組み込まれたTSパケット(以下、データパケットと称す)と、を取得する。そして、Demux220は、これら取得した音声パケットと、映像パケットと、データパケットと、をデコーダ230へ出力する。
ここで、EPGデータは、NIM211で取得可能な各TSのテレビ番組などのコンテンツに関する情報が、例えばBML(Broadcast Markup Language)やXML(eXtensible Markup Language)などのテキスト形式で記載されたデータである。具体的には、EPGデータは、各番組にそれぞれ関連する複数のデータ関連情報としての番組関連情報が1つのデータとして構成されたテーブル構造である。そして、番組関連情報は、番組名、放送開始日時、番組時間の長さ、チャンネル番号、番組の内容などに関する番組記述、ジャンル、シリーズ名などの情報が、1つのデータとして構成されたテーブル構造である。ここで、放送開始日時および番組時間の長さに関する情報は、本発明の案内情報および配信時間情報として機能する。また、番組名、番組の内容に関する情報は、本発明のデータに関連する文字情報として機能する。
また、Demux220は、CPU290の制御により、取得したTSから選択されたコンテンツに対応した各TSパケットを取得すると、これら各TSパケットを一連のデータ列構造のTS、すなわちパーシャルTSに再構成する。そして、このパーシャルTSを記録再生処理手段250へ出力する。さらに、Demux220は、CPU290の制御により、HSI212や記録再生処理手段250からパーシャルTSを適宜取得する。そして、このパーシャルTSを、音声パケットと、映像パケットと、データパケットと、に分離してデコーダ230へ出力する。
デコーダ230は、OSD240と、CPU290と、出力装置300と、などに接続されている。このデコーダ230は、Demux220から各パケットを取得し、これら各パケットに組み込まれた各種データをOSD240や出力装置300へ適宜出力する。そして、このデコーダ230は、オーディオデコーダ(Audio Decoder;ADec)231と、ビデオデコーダ(Video Decoder;VDec)232と、データデコーダ(Data Decoder;DDec)233と、を備えている。
ADec231は、出力装置300の音声出力部310に接続されている。このADec231は、CPU290の制御により、Demux220から音声パケットを取得する。そして、この音声パケットに組み込まれた音声データを復調して、アナログ信号として出力装置300の音声出力部310へ送信する。
VDec232は、OSD240に接続されている。このVDec232は、CPU290の制御により、Demux220から映像パケットを取得する。そして、この映像パケットに組み込まれた映像データを復調して、OSD240へ出力する。
DDec233は、OSD240に接続されている。このDDec233は、CPU290の制御により、Demux220からデータパケットを取得する。そして、このデータパケットに組み込まれたデータ放送用データやEPGデータなどを復調して、OSD240へ出力する。また、DDec233は、データパケットにEPGデータが組み込まれている場合、CPU290の制御により、このEPGデータをHDD270へ適宜出力する。
OSD240は、CPU290と、出力装置300の表示部320と、などに接続されている。このOSD240は、CPU290の制御により、VDec232から映像データを適宜取得する。また、DDec233からデータ放送用データやEPGデータなどを適宜取得する。そして、映像データに基づいた映像と、データ放送用データに基づいた例えば字幕と、EPGデータに基づいた例えば番組表と、を適宜選択的に重畳させてあるいは並べて表示させるための合成データを生成する。そして、この合成データをアナログ信号として出力装置300の表示部320へ送信する。また、OSD240は、映像データ、データ放送用データ、EPGデータを、それぞれ適宜単独で、アナログ信号として表示部320へ出力する。
記録再生処理手段250は、HDD270と、CPU290と、などに接続されている。この記録再生処理手段250は、Demux220からパーシャルTSを適宜取得して、HDD270へ記憶させる。また、HDD270へ記憶させたパーシャルTSを適宜取得して、HSI212やDemux220へ出力する。そして、この記録再生処理手段250は、データ取得手段としての記録部251と、再生部252と、を備えている。
記録部251は、Demux220からのパーシャルTSをHDD270へ記憶させる。そして、この記録部251は、バッファ251Aと、記録処理部251Bと、などを備えている。バッファ251Aは、Demux220からのパーシャルTSを一時的に記憶する。記録処理部251Bは、CPU290の制御により、Demux220からパーシャルTSを取得し、バッファ251Aに適宜読み出し可能に記憶させる。そして、バッファ251Aに記憶させたパーシャルTSを適宜読み出して、HDD270へ出力する。
再生部252は、HDD270へ記憶させたパーシャルTSをHSI212やDemux220へ適宜出力する。そして、この再生部252は、バッファ252Aと、再生処理部252Bと、などを備えている。バッファ252Aは、HDD270からのパーシャルTSを一時的に記憶する。再生処理部252Bは、CPU290の制御により、HDD270からパーシャルTSを取得し、バッファ252Aに適宜読み出し可能に記憶させる。そして、バッファ252Aに記憶させたパーシャルTSを適宜読み出して、HSI212やDemux220へ出力する。
入力手段260は、CPU290などに接続されている。この入力手段260は、図示しないケース体の例えば正面に臨んで入力操作可能に配設された図示しない各種操作ボタンや操作つまみなどを有している。この操作ボタンや操作つまみの入力操作の内容としては、例えば記録再生装置200の動作内容の設定などの設定事項である。具体的には、コンテンツの録画や再生に関する設定、NIM212で受信するTSの設定などが例示できる。そして、入力手段260は、設定事項の入力操作により、各種情報を操作信号としてCPU290へ送信して設定させる。ここで、入力手段260としては、例えば図示しないリモートコントローラ(以下、リモコンと称す)より赤外線を介して送信される各種情報を受信して、この各種情報を操作信号としてCPU290へ送信するリモコン受光部を備えた構成などとしてもよい。
HDD270は、CPU290などに接続されている。このHDD270は、ATA(AT Attachment)インターフェースにより制御される。なお、ここではHDD270がATAインターフェースにより制御される構成について例示するが、IDE(Integrated Drive Electronics)インターフェースやSCSI(Small Computer System Interface)インターフェースなどで制御される構成としてもよい。そして、HDD270は、記録部251から入力されるコンテンツのパーシャルTS、すなわちコンテンツデータなどを適宜読み出し可能に記憶する。また、HDD270は、NIM211で取得した例えば最新のEPGデータを適宜読み出し可能に記憶する。なお、HDD270の代わりに、DVD(Digital Versatile Disc)、光ディスク、メモリカードなどの記録媒体に各種情報を読み出し可能に記憶するドライブやドライバなどを備えた構成としてもよい。
メモリ280は、NIM211から出力されるTSから所望のコンテンツデータを取得して記録する際や、記録したコンテンツデータを再生する際に必要な各種データなどを適宜読み出し可能に記憶する。また、メモリ280は、図示しない特定キーワード情報と、図2に示すような録画予約リスト情報500と、を適宜読み出し可能に記憶する。
特定キーワード情報は、例えば利用者の嗜好に特に沿うコンテンツの番組名などに一致あるいは関連する少なくとも1つのキーワードに関する情報である。なお、以下において、特定キーワード情報に記載されたキーワードを、特定キーワードと適宜称して説明する。そして、この特定キーワード情報は、利用者により適宜変更される。
録画予約リスト情報500は、手動予約録画や自動予約録画のリストに関する情報である。この録画予約リスト情報500は、予約数情報510と、少なくとも1つの予約情報520と、などが1つのデータ構造として関連付けられて構成されている。
予約数情報510は、予約情報520の総数nに関する情報である。なお、以下において、この総数nを予約情報数nと適宜称して説明する。この予約情報数nは、CPU290による手動録画予約や自動録画予約が追加される設定により1だけ加算され、手動録画予約や自動録画予約に基づいた録画が終了した際などに1だけ減算される。
予約情報520は、手動録画予約または自動録画予約に関する情報である。この予約情報520は、CPU290により生成される後述する新規手動予約情報または新規自動予約情報である。また、予約情報520は、CPU290により、手動録画予約や自動録画予約が設定された際に録画予約リスト情報500に組み込まれ、手動録画予約や自動録画予約に基づいた録画が終了した際などに録画予約リスト情報500から削除される。そして、予約情報520は、録画基本情報521と、自動録画予約フラグ522と、優先度情報523と、優先度比較用フラグ524と、などが1つのデータ構造として関連付けられて構成されている。なお、予約情報520は、録画基本情報521と、自動録画予約フラグ522と、優先度情報523と、などが1つのデータ構造として関連付けられて構成される場合もある。
録画基本情報521は、手動予約録画処理や自動予約録画処理を実施するために必要な各種情報である。具体的には、録画基本情報521は、録画開始日時情報と、録画終了日時情報と、チャンネル情報と、などが1つのデータ構造として関連付けられて構成されている。そして、この録画基本情報521は、CPU290により適宜変更される。
自動録画予約フラグ522は、録画基本情報521に基づく録画処理が自動予約録画処理か否かを示すフラグ情報である。具体的には、自動録画予約フラグ522が「0」であれば自動予約録画処理ではなく手動録画予約処理であることを示し、「1」であれば自動録画予約処理であることを示す。
優先度情報523は、録画基本情報521に基づく録画処理の優先度に関する情報である。この優先度情報523は、優先度が「高」、「中」、「低」のいずれかである旨を示す情報をデータ化したものである。具体的には、優先度情報523が「高」であれば優先度が最も高いことを示し、「中」であれば「高」の場合よりも優先度が低いことを示し、「低」であれば優先度が最も低いことを示す。なお、ここでは、優先度を「高」、「中」、「低」により示す構成を例示して説明するが、これに限られず例えば「3」、「2」、「1」など数値により示す構成などとしてもよい。また、優先度を3段階に設定する構成を例示して説明するが、これに限らず4段階や10段階など適宜他の段階に設定する構成などとしてもよい。
優先度比較用フラグ524は、録画基本情報521に基づく録画処理が自動予約録画処理の場合に組み込まれ、手動予約録画処理の場合に組み込まれない。この優先度比較用フラグ524は、録画基本情報521が特定キーワード情報の特定キーワードに基づいて生成されたか否かを示すフラグ情報である。具体的には、優先度比較用フラグ524が「0」であれば特定キーワードに基づいて生成されていないことを示し、「1」であれば特定キーワードに基づいて生成されたことを示す。
さらに、メモリ280は、記録再生装置200全体を動作制御するOS(Operating System)上に展開される各種プログラムなどを適宜読み出し可能に記憶している。このメモリ280としては、例えば停電などにより突然電源が落ちた際にも記憶が保持される構成のメモリ、例えばCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)メモリなどを用いることが望ましい。なお、メモリ280としては、HD、DVD、光ディスクなどの記録媒体に読み出し可能に記憶するドライブやドライバなどを備えた構成としてもよい。
CPU290は、各種プログラムとして、図3に示すように、要求情報取得手段、案内情報取得手段、および、優先度情報取得手段としても機能する予約情報生成手段291と、比較手段および取得制御手段としても機能する予約情報組込手段292と、データ記憶制御手段としての録画制御手段293と、アクセス制御手段294と、カウンタ295と、などを備えている。なお、予約情報生成手段291および予約情報組込手段292にて、本発明の処理制御装置が構成されている。また、記録部251と、予約情報生成手段291と、予約情報組込手段292と、録画制御手段293と、にて、本発明のデータ処理装置が構成されている。
カウンタ295は、予約情報生成手段291により制御され、新規自動予約情報や新規手動予約情報を予約情報520として録画予約リスト情報500へ組み込む際に、予約情報組込手段292が自動録画予約フラグ522の設定を参照する予約情報520に対応した番号を計数する。ここで、予約情報520に対応する番号は、例えば図2に示すような「予約情報1」の予約情報520に対応する番号が1で、「予約情報2」の予約情報520に対応する番号が2で、「予約情報J(Jは自然数)」の予約情報に対応する番号がJである。
予約情報生成手段291は、入力手段260から操作信号として送信される自動録画予約要求情報を適宜取得する。そして、この自動録画予約要求情報に基づいて、新規自動予約情報を生成する。具体的には、予約情報生成手段291は、DDec233を制御して、NIM211で取得したTSに記載されたEPGデータをHDD270に記憶させる。そして、予約情報生成手段291は、自動録画予約要求情報を取得すると、この自動録画予約要求情報に記載されたキーワードを認識するとともに、HDD270に記憶されたEPGデータを取得する。さらに、認識したキーワードに一致あるいは関連する番組名、番組記述、ジャンル、シリーズ名などのコンテンツに関する番組関連情報をEPGデータから検索する。
そして、予約情報生成手段291は、この検索した番組関連情報に基づいて、このコンテンツの放送開始日時、番組時間の長さ、チャンネル番号などに関する情報を認識する。さらに、放送開始日時および番組時間の長さに関する情報に基づいて、録画開始日時情報および録画終了日時情報を生成する。そして、録画開始日時情報、録画終了日時情報、チャンネル情報などが記載された録画基本情報521を生成する。また、録画基本情報521に基づく録画処理が自動予約録画処理である旨を示す「1」のフラグ情報を生成する。そして、このフラグ情報を組み込んだ自動録画予約フラグ522を生成する。さらに、予約情報生成手段291は、優先度が予め設定された「中」である旨を示す優先度情報である自動予約優先度設定情報を生成する。そして、この自動予約優先度設定情報を組み込んだ優先度情報523を生成する。また、特定キーワード情報に記載された特定キーワードを検索し、自動録画予約要求情報に記載されたキーワードが特定キーワードか否かを判断する。そして、特定キーワードであると判断すると、その旨を示す「1」のフラグ情報を生成する。また、特定キーワードでないと判断すると、その旨を示す「0」のフラグ情報を生成する。そして、このフラグ情報を組み込んだ優先度比較用フラグ524を生成する。さらに、予約情報生成手段291は、録画基本情報521と、自動録画予約フラグ522と、優先度情報523と、優先度比較用フラグ524と、を組み込んだ新規自動予約情報を生成する。ここで、予約情報生成手段291は、キーワードに例えば関連するコンテンツを複数検索できたことを認識すると、これら検索した各コンテンツにそれぞれ対応する複数の新規自動予約情報を生成する。
また、予約情報生成手段291は、入力手段260から操作信号として送信される要求情報である手動録画予約要求情報を適宜取得する。そして、この手動録画予約要求情報に基づいて、新規手動予約情報を生成する。具体的には、予約情報生成手段291は、手動録画予約要求情報を取得すると、この手動録画予約要求情報に記載された録画設定基本情報の録画開始日時情報、録画終了日時情報、チャンネル情報などを認識し、これら各種情報が記載された録画基本情報521を生成する。また、録画基本情報521に基づく録画処理が手動予約録画処理である旨を示す「0」のフラグ情報を生成する。そして、このフラグ情報を組み込んだ自動録画予約フラグ522を生成する。さらに、予約情報生成手段291は、手動録画予約要求情報に記載された優先度情報である手動予約優先度設定情報に基づいて、利用者により設定された優先度が「高」、「中」、「低」のいずれかであることを認識する。そして、この認識した優先度を示す優先度情報523を生成する。さらに、予約情報生成手段291は、録画基本情報521と、自動録画予約フラグ522と、優先度情報523と、を組み込んだ新規手動予約情報を生成する。
予約情報組込手段292は、予約情報生成手段291で生成された新規自動予約情報や新規手動予約情報を、予約情報520として録画予約リスト情報500へ適宜組み込む。具体的には、予約情報組込手段292は、予約情報生成手段291で新規自動予約情報が生成されたことを認識すると、カウンタ295のカウンタ値i(iは、自然数)を認識し、i番目に対応する予約情報520である「予約情報i」に組み込まれた自動録画予約フラグ522の設定を認識する。そして、この自動録画予約フラグ522の設定に基づいて、予約情報520が手動録画予約に対応する情報か否かを認識する。予約情報組込手段292は、予約情報520が手動録画予約に対応する情報であることを認識すると、新規自動予約情報および予約情報520の録画基本情報521に基づいて、この両者の録画時間の少なくとも一部が重複しているか否かを判断する。すなわち、新規自動予約情報と予約情報520とが重複しているか否かを判断する。さらに、予約情報組込手段292は、新規自動予約情報と予約情報520とが重複していると判断すると、新規自動予約情報および予約情報520の優先度情報523に基づいて、この両者の優先度を認識する。
そして、予約情報組込手段292は、新規自動予約情報の優先度が予約情報520の優先度よりも高いと判断すると、予約情報520を録画予約リスト情報500から削除するとともに、新規自動予約情報を予約情報520として録画予約リスト情報500に組み込む。また、予約情報520の優先度が新規自動予約情報の優先度よりも高いと判断すると、新規自動予約情報を録画予約リスト情報500に組み込まない。さらに、予約情報組込手段292は、新規自動予約情報および予約情報520の優先度が同じであると判断すると、新規自動予約情報の優先度比較用フラグ524の設定を認識する。そして、優先度比較用フラグ524が「1」に設定されている、すなわち新規自動予約情報が利用者により設定された特定キーワードに基づいて生成されていることを認識すると、予約情報520を録画予約リスト情報500から削除するとともに、新規自動予約情報を予約情報520として録画予約リスト情報500に組み込む。また、優先度比較用フラグ524が「0」に設定されている、すなわち新規自動予約情報が特定キーワードに基づいて生成されていないことを認識すると、新規自動予約情報を録画予約リスト情報500に組み込まない。
さらに、予約情報組込手段292は、録画予約リスト情報500に組み込まれた全ての予約情報520が新規自動予約情報と重複していないことを認識すると、この新規自動予約情報を録画予約リスト情報500に組み込む。そして、録画予約リスト情報500の予約数情報510の予約情報数nに1を加算する。
また、予約情報組込手段292は、予約情報生成手段291で新規手動予約情報が生成されたことを認識すると、カウンタ295のカウンタ値iを認識し、i番目に対応する予約情報520に組み込まれた自動録画予約フラグ522の設定を認識する。そして、この自動録画予約フラグ522の設定に基づいて、予約情報520が自動録画予約に対応する情報であることを認識すると、新規手動予約情報および予約情報520の録画基本情報521に基づいて、新規手動予約情報と予約情報520とが重複しているか否かを判断する。さらに、予約情報組込手段292は、新規手動予約情報と予約情報520とが重複していると判断すると、この両者の優先度を認識する。
そして、予約情報組込手段292は、新規手動予約情報の優先度が予約情報520の優先度よりも高いと判断すると、予約情報520を録画予約リスト情報500から削除するとともに、新規手動予約情報を予約情報520として録画予約リスト情報500に組み込む。また、予約情報520の優先度が新規手動予約情報の優先度よりも高いと判断すると、新規手動予約情報を録画予約リスト情報500に組み込まない。さらに、予約情報組込手段292は、新規手動予約情報および予約情報520の優先度が同じであると判断すると、予約情報520の優先度比較用フラグ524の設定を認識する。そして、予約情報520が利用者により設定された特定キーワードに基づいて生成されていないことを認識すると、予約情報520を録画予約リスト情報500から削除するとともに、新規手動予約情報を予約情報520として録画予約リスト情報500に組み込む。また、予約情報520が特定キーワードに基づいて生成されていることを認識すると、新規手動予約情報を録画予約リスト情報500に組み込まない。
さらに、予約情報組込手段292は、録画予約リスト情報500に組み込まれた全ての予約情報520が新規手動予約情報と重複していないことを認識すると、この新規手動予約情報を録画予約リスト情報500に組み込む。そして、録画予約リスト情報500の予約数情報510の予約情報数nに1を加算する。
録画制御手段293は、録画予約リスト情報500の予約情報520に基づいて手動予約録画処理または自動予約録画処理を適宜実施する。具体的には、録画制御手段293は、図示しない計時手段から日時情報を適宜取得して現在日時を認識する。また、録画予約リスト情報500に組み込まれた各予約情報520の録画基本情報521に基づいて、各予約情報520に対応する予約録画の録画開始日時を認識する。そして、現在日時がいずれかの予約情報520に対応する予約録画の録画開始日時になったことを認識すると、この予約情報520の録画基本情報521に基づいて、録画するコンテンツのチャンネル番号を認識する。さらに、録画制御手段293は、NIM211を制御して、このチャンネル番号に対応するTSを取得させる。また、Demux220を制御して、NIM211で取得したTSから録画するコンテンツのパーシャルTSを生成させる。そして、録画制御手段293は、記録部251を制御して、このパーシャルTSをHDD270に記録させる。すなわち、コンテンツの録画処理を開始する。
また、録画制御手段293は、この予約情報520の録画基本情報521に基づいて、コンテンツの録画終了日時を認識する。そして、現在日時が録画終了日時になったことを認識すると、NIM211、Demux220、記録部251を制御して、コンテンツの録画処理を終了する。また、録画制御手段293は、録画したコンテンツに固有の番号を付与する。さらに、録画制御手段293は、この予約情報520を録画予約リスト情報500から削除するとともに、予約数情報510の予約情報数nから1を減算する。
さらに、録画制御手段293は、入力手段260から操作信号として送信される録画開始情報を適宜取得する。また、この録画開始情報に記載されたチャンネル番号などに関する情報を取得する。そして、録画制御手段293は、手動予約録画時や自動予約録画時と同様にNIM211、Demux220、記録部251を制御して、コンテンツの録画処理を開始する。また、録画制御手段293は、入力手段260から操作信号として送信される録画終了情報を適宜取得する。そして、録画制御手段293は、NIM211、Demux220、記録部251を制御してコンテンツの録画処理を終了するとともに、この録画したコンテンツに固有の番号を付与する。
アクセス制御手段294は、入力手段260から操作信号として送信される各種情報に基づいて、HDD270に記録されたコンテンツの再生処理を実施する。具体的には、アクセス制御手段294は、入力手段260から操作信号として送信される再生要求情報を取得すると、この再生要求情報に基づいてコンテンツを再生する旨の要求を認識する。また、入力手段260からコンテンツ特定情報を取得すると、このコンテンツ特定情報に基づいてコンテンツを特定する番号を認識する。そして、アクセス制御手段294は、再生部252を制御して、この認識した番号が付与されたコンテンツのパーシャルTSをHDD270から検索させて取得させる。また、アクセス制御手段294は、Demux220を制御して、再生部252で取得させたパーシャルTSから音声パケット、映像パケット、データパケットを適宜取得させる。さらに、音声パケットをADec231へ、映像パケットをVDec232へ、データパケットをDDec233へ、それぞれ適宜出力させる。そして、デコーダ230、OSD240を制御して、音声データ、映像データ、データ放送用データなどのコンテンツデータを出力装置300へ適宜出力させる処理をする。
また、アクセス制御手段294は、入力手段260から操作信号として送信される早送り情報や巻き戻し情報を適宜取得する。そして、この早送り情報や巻き戻し情報に基づいて、再生しているコンテンツの早送り処理や巻き戻し処理を適宜実施する。
さらに、アクセス制御手段294は、入力手段260から操作信号として送信される編集要求情報を取得すると、この編集要求情報に基づいてコンテンツを編集する旨の要求を認識する。また、入力手段260からのコンテンツ特定情報に基づいて、コンテンツを特定する番号を認識する。そして、再生部252、Demux220、デコーダ230、OSD240、記録部251などを適宜制御して、編集が要求されたコンテンツのコンテンツデータを適宜編集する処理をする。
また、アクセス制御手段294は、入力手段260から操作信号として送信されるアクセス終了情報を適宜取得する。そして、Demux220、デコーダ230、OSD240、記録再生処理手段250などを適宜制御して、コンテンツの再生処理や編集処理などを適宜終了させる処理をする。
〔コンテンツ記録再生システムの動作〕
次に、記録再生システム100の動作を図面を参照して説明する。
(新規自動予約情報の生成処理)
まず、記録再生システム100の動作として、新規自動予約情報の生成処理について図4に基づいて説明する。図4は、新規自動予約情報の生成処理を示すフローチャートである。
まず、利用者は、例えば入力手段260の入力操作により、例えば所望のコンテンツの番組名や番組内容に関連するキーワードなどに関する自動録画予約要求情報を設定入力する。記録再生装置200は、図4に示すように、CPU290の予約情報生成手段291にて、自動録画予約要求情報を取得すると(ステップS101)、この自動録画予約要求情報に記載された例えばキーワードを認識する(ステップS102)。また、予めNIM211に取得させ、HDD270に記憶させておいたEPGデータを取得する(ステップS103)。そして、利用者により設定されたキーワードに対応する番組があるか否かを判断する(ステップS104)。具体的には、キーワードに一致あるいは関連する番組名、番組記述、ジャンル、シリーズ名などのコンテンツに関する番組関連情報をEPGデータから検索できたか否かを判断する。
このステップS104において、予約情報生成手段291は、キーワードに対応する番組がないと判断した場合、新規自動予約情報の生成処理を終了する。一方、ステップS104において、キーワードに対応する番組があると判断した場合、EPGデータに基づいて、このコンテンツの放送開始日時、番組時間の長さ、チャンネル番号などの各種情報を認識する。そして、録画開始日時情報、録画終了日時情報、チャンネル情報などが記載された録画基本情報521を生成する(ステップS105)。さらに、予約情報生成手段291は、「1」に設定されたフラグ情報を組み込んだ自動録画予約フラグ522を生成する(ステップS106)。また、優先度が「中」に設定された自動予約優先度設定情報を組み込んだ優先度情報523を生成する(ステップS107)。そして、予約情報生成手段291は、予め利用者により設定されメモリ280に記憶された特定キーワード情報に基づいて、自動録画予約要求情報に記載されたキーワードが特定キーワードか否かを判断する(ステップS108)。
このステップS108において、特定キーワードであると判断すると、「1」に設定されたフラグ情報を組み込んだ優先度比較用フラグ524を生成する(ステップS109)。この後、予約情報生成手段291は、録画基本情報521、自動録画予約フラグ522、優先度情報523、優先度比較用フラグ524を組み込んだ新規自動予約情報を生成して(ステップS110)、新規自動予約情報の生成処理を終了する。一方、ステップS108において、予約情報生成手段291は、特定キーワードでないと判断すると、「0」に設定されたフラグ情報を組み込んだ優先度比較用フラグ524を生成する(ステップS111)。そして、ステップS110の処理を実施して、新規自動予約情報の生成処理を終了する。
(新規自動予約情報の組込処理)
次に、記録再生システム100の動作として、新規自動予約情報の組込処理について図5に基づいて説明する。図5は、新規自動予約情報の組込処理を示すフローチャートである。
記録再生装置200の予約情報生成手段291は、新規自動予約情報の生成処理を実施すると、録画予約リスト情報500の予約数情報510に基づいて予約情報数nを認識する(ステップS201)。この後、予約情報生成手段291は、カウンタ295のカウンタ値iを1に設定する(ステップS202)。そして、カウンタ値iが予約情報数n以下か否かを判断する(ステップS203)。
このステップS203において、予約情報生成手段291は、カウンタ値iが予約情報数n以下でないと判断した場合、予約情報数nに1を加える(ステップS204)。この後、新規自動予約情報を予約情報520として録画予約リスト情報500に組み込む(ステップS205)。そして、予約情報生成手段291は、新規自動予約情報の組込処理を終了する。一方、ステップS203において、カウンタ値iが予約情報数n以下であると判断した場合、i番目に対応する予約情報520の自動録画予約フラグ522に基づいて、予約情報520が手動録画予約に対応する情報か否かを判断する(ステップS206)。
このステップS206において、予約情報520が手動録画予約に対応する情報でないと判断した場合、カウンタ値iに1を加え(ステップS207)、ステップS203に戻る。一方、ステップS206において、予約情報生成手段291は、予約情報520が手動録画予約に対応する情報であると判断した場合、この予約情報520および新規自動予約情報の録画基本情報521に基づいて、新規自動予約情報が予約情報520と重複するか否かを判断する(ステップS208)。そして、このステップS208において、重複しないと判断した場合、ステップS207の処理を実施する。一方、ステップS208において、予約情報生成手段291は、重複すると判断した場合、この予約情報520および新規自動予約情報の優先度情報523に基づいて、新規自動予約情報の優先度が予約情報520の優先度よりも高いか否かを判断する(ステップS209)。具体的には、新規自動予約情報の優先度が予め設定された「中」なので、予約情報520の優先度が「低」か否かを判断する。
このステップS209において、新規自動予約情報の優先度が予約情報520よりも高いと判断した場合、この予約情報520を録画予約リスト情報500から削除して(ステップS210)、ステップS205の処理を実施する。一方、ステップS209において、予約情報生成手段291は、新規自動予約情報の優先度が予約情報520よりも高くないと判断した場合、新規自動予約情報の優先度が予約情報520と同じか否かを判断する(ステップS211)。具体的には、予約情報520の優先度が「中」か否かを判断する。このステップS211において、新規自動予約情報の優先度が予約情報520と同じではなく、新規自動予約情報の優先度が予約情報520よりも低い、すなわち予約情報520の優先度が「高」であると判断した場合、新規自動予約情報を録画予約リスト情報500に組み込まずに組込処理を終了する。一方、ステップS211において、予約情報生成手段291は、新規自動予約情報の優先度が予約情報520と同じであると判断した場合、この新規自動予約情報の優先度比較用フラグ524が「1」に設定されているか否かを判断する(ステップS212)。
このステップS212において、優先度比較用フラグ524が「1」に設定されている、すなわち新規自動予約情報が特定キーワードに基づいて生成されていると判断した場合、ステップS210の処理を実施する。一方、ステップS212において、予約情報生成手段291は、優先度比較用フラグ524が「0」に設定されている、すなわち新規自動予約情報が特定キーワードに基づいて生成されていないと判断した場合、新規自動予約情報を録画予約リスト情報500に組み込まずに組込処理を終了する。
(新規手動予約情報の組込処理)
次に、記録再生システム100の動作として、新規手動予約情報の組込処理について図6に基づいて説明する。図6は、新規手動予約情報の組込処理を示すフローチャートである。
まず、利用者は、例えば入力手段260の入力操作により、所望のコンテンツを手動録画予約するために必要な各種情報、例えば録画設定基本情報および手動予約優先度設定情報を有する手動録画予約要求情報を設定入力する。記録再生装置200は、図6に示すように、予約情報生成手段291にて、手動録画予約要求情報を取得すると(ステップS301)、この手動録画予約要求情報に記載された録画設定基本情報の録画開始日時情報、録画終了日時情報、チャンネル情報などの各種情報を認識する。そして、これら各種情報が記載された録画基本情報521を生成する(ステップS302)。さらに、予約情報生成手段291は、「0」に設定されたフラグ情報を組み込んだ自動録画予約フラグ522を生成する(ステップS303)。また、予約情報生成手段291は、手動録画予約要求情報に記載された手動予約優先度設定情報に基づいて、手動録画予約の優先度が「高」、「中」、「低」のいずれかに設定されている旨を示す優先度情報523を生成する(ステップS304)。この後、予約情報生成手段291は、録画基本情報521、自動録画予約フラグ522、優先度情報523を組み込んだ新規手動予約情報を生成して(ステップS305)、新規手動予約情報の生成処理を終了する。
(新規手動予約情報の組込処理)
次に、記録再生システム100の動作として、新規手動予約情報の組込処理について図7に基づいて説明する。図7は、新規手動予約情報の組込処理を示すフローチャートである。
記録再生装置200の予約情報生成手段291は、新規手動予約情報の生成処理を実施すると予約情報数nを認識して(ステップS401)、カウンタ295のカウンタ値iを1に設定する(ステップS402)。そして、カウンタ値iが予約情報数n以下か否かを判断する(ステップS403)。
このステップS403において、予約情報生成手段291は、カウンタ値iが予約情報数n以下でないと判断した場合、予約情報数nに1を加える(ステップS404)。この後、新規手動予約情報を予約情報520として録画予約リスト情報500に組み込んで(ステップS405)、新規手動予約情報の組込処理を終了する。一方、ステップS403において、カウンタ値iが予約情報数n以下であると判断した場合、i番目に対応する予約情報520が自動録画予約に対応する情報か否かを判断する(ステップS406)。
このステップS406において、予約情報520が自動録画予約に対応する情報でないと判断した場合、カウンタ値iに1を加え(ステップS407)、ステップS403に戻る。一方、ステップS406において、予約情報生成手段291は、予約情報520が自動録画予約に対応する情報であると判断した場合、新規手動予約情報が予約情報520と重複するか否かを判断する(ステップS408)。そして、このステップS408において、重複しないと判断した場合、ステップS407の処理を実施する。一方、ステップS408において、予約情報生成手段291は、重複すると判断した場合、新規手動予約情報の優先度が予約情報520の優先度よりも高いか否かを判断する(ステップS409)。具体的には、自動録画予約に対応する予約情報520の優先度が予め設定された「中」なので、新規手動予約情報の優先度が「高」か否かを判断する。
このステップS409において、新規手動予約情報の優先度が予約情報520よりも高いと判断した場合、この予約情報520を録画予約リスト情報500から削除して(ステップS410)、ステップS405の処理を実施する。一方、ステップS409において、予約情報生成手段291は、新規手動予約情報の優先度が予約情報520よりも高くないと判断した場合、新規手動予約情報の優先度が予約情報520と同じか否かを判断する(ステップS411)。具体的には、新規手動予約情報の優先度が「中」か否かを判断する。このステップS411において、新規手動予約情報の優先度が予約情報520と同じではなく、新規手動予約情報の優先度が予約情報520よりも低い、すなわち新規手動予約情報の優先度が「低」であると判断した場合、新規手動予約情報を録画予約リスト情報500に組み込まずに組込処理を終了する。一方、ステップS411において、予約情報生成手段291は、新規手動予約情報の優先度が予約情報520と同じであると判断した場合、この予約情報520に組み込まれた優先度比較用フラグ524の設定を認識する(ステップS412)。そして、この予約情報520の優先度比較用フラグ524が「1」に設定されているか否かを判断する(ステップS413)。
このステップS413において、優先度比較用フラグ524が「1」に設定されている、すなわち予約情報520が特定キーワードに基づいて生成されていると判断した場合、新規手動予約情報を録画予約リスト情報500に組み込まずに組込処理を終了する。一方、ステップS412において、予約情報生成手段291は、優先度比較用フラグ524が「0」に設定されている、すなわち予約情報520が特定キーワードに基づいて生成されていないと判断した場合、ステップS410の処理を実施する。
〔コンテンツ記録再生システムの作用効果〕
上述したように、上記実施の形態では、記録再生装置200のCPU290は、予約情報生成手段291にて、手動録画予約要求情報を取得すると、この手動録画予約要求情報の手動予約優先度設定情報に基づいて、利用者により設定された優先度が「高」、「中」、「低」のうちのいずれかである旨を示す優先度情報523を生成する。そして、この優先度情報523などを組み込んだ新規手動予約情報を生成する。この後、CPU290は、予約情報組込手段292にて、この新規手動予約情報を予約情報520として録画予約リスト情報500に適宜組み込む。また、CPU290は、予約情報生成手段291にて、NIM211で取得したEPGデータをHDD270に適宜記憶させる。そして、予約情報生成手段291は、自動録画予約要求情報を取得すると、この自動録画予約要求情報のキーワードを認識するとともに、HDD270に記憶させておいたEPGデータを取得する。この後、このEPGデータに基づいて、認識したキーワードに対応する番組があることを認識すると、優先度が「中」である旨を示す自動予約優先度設定情報を組み込んだ優先度情報523を生成する。そして、この優先度情報523などを組み込んだ新規自動予約情報を生成する。この後、予約情報組込手段292は、手動録画予約に対応する予約情報520が録画予約リスト情報500に組み込まれていることを認識すると、この予約情報520および新規自動予約情報が重複しているか否かを判断する。そして、重複していると判断すると、この予約情報520および新規自動予約情報の優先度情報523に基づいて、予約情報520および新規自動予約情報の優先度を認識する。この後、予約情報組込手段292は、新規自動予約情報の優先度が手動録画予約に対応する予約情報520よりも高いことを認識すると、この手動録画予約に対応する予約情報520を録画予約リスト情報500から削除して、新規自動予約情報を予約情報520として録画予約リスト情報500に組み込む。
このため、記録再生装置200のCPU290は、予約情報組込手段292にて、例えば利用者の嗜好に沿うコンテンツの自動録画予約に対応し優先度が「中」に設定された新規自動予約情報が、利用者の嗜好にあまり沿わないコンテンツの手動録画予約に対応し優先度が「低」に設定された予約情報520と重複した場合、優先度が高く設定された嗜好に沿うコンテンツの自動録画予約を設定できる。したがって、記録再生装置200は、利用者の嗜好に沿うコンテンツよりも嗜好にあまり沿わないコンテンツを優先させた録画予約を従来の構成と比べて防ぐことができる。よって、記録再生装置200は、コンテンツデータを適切に取得できる。
予約情報生成手段291は、NIM211で取得させたEPGデータを取得するとともに、自動録画予約要求情報のキーワードを認識する。そして、EPGデータに基づいて、キーワードに対応するコンテンツの自動録画予約に必要な各種情報を組み込んだ新規自動予約情報を生成する。この後、予約情報組込手段292は、この新規自動予約情報を予約情報520として録画予約リスト情報500に適宜組み込む。このため、利用者は、例えば嗜好に沿うコンテンツに関連するキーワードを設定するだけの簡単な方法で、嗜好に沿うコンテンツを記録再生装置200に適宜録画予約させることができる。したがって、記録再生装置200の利便性を向上できる。
予約情報生成手段291は、手動録画予約要求情報を取得すると、この手動録画予約要求情報の録画設定基本情報に基づいて、録画開始日時情報や録画終了日情報が記載された録画基本情報521などを組み込んだ新規手動予約情報を生成する。さらに、自動録画予約要求情報を取得すると、EPGデータに基づいて、録画開始日時情報や録画終了日情報が記載された録画基本情報521などを組み込んだ新規自動予約情報を生成する。また、予約情報組込手段292は、新規手動予約情報や新規自動予約情報を予約情報520として録画予約リスト情報500に適宜組み込む。そして、予約情報組込手段292は、例えば予約情報生成手段291で新規自動予約情報が生成されると、この新規自動予約情報および手動録画予約に対応する予約情報520の録画基本情報521に基づいて、録画時間の少なくとも一部が重複しているか否かを判断する。この後、録画時間が重複していると判断すると、例えば手動録画予約に対応する予約情報520を削除して、新規自動予約情報を予約情報520として組み込む。このため、記録再生装置200は、自動録画予約および手動録画予約の録画時間が重複する場合、各録画予約に対応する優先度情報523に基づいて、いずれか一方の録画予約のみを設定できる。したがって、記録再生装置200は、コンテンツデータをより適切に取得できる。
予約情報生成手段291は、利用者により設定入力された手動録画予約要求情報の手動予約優先度設定情報に基づいて、手動録画予約の優先度が「高」、「中」、「低」のいずれかである旨を認識し、この認識した優先度を示す優先度情報523などが組み込まれた新規手動予約情報を生成する。また、予約情報生成手段291は、利用者により設定入力された自動録画予約要求情報を取得すると、自動録画予約の優先度が「中」である旨を示す優先度情報523などが組み込まれた新規自動予約情報を生成する。この後、予約情報組込手段292は、新規手動予約情報や新規自動予約情報を予約情報520として録画予約リスト情報500に適宜組み込む。このため、利用者は、例えば嗜好にあまり沿わないコンテンツの手動録画予約の優先度を「低」に設定することにより、この嗜好にあまり沿わないコンテンツと重複する嗜好に沿う自動録画予約のコンテンツを優先的に予約録画させることができる。したがって、利用者は手動録画予約するコンテンツ毎に意志を反映した優先度を設定でき、記録再生装置200の利便性を向上できる。
予約情報生成手段291は、自動録画予約要求情報を取得すると、この自動録画予約要求情報のキーワードが利用者により予め設定された特定キーワードか否かを判断する。そして、キーワードが特定キーワードであると判断した場合、「1」に設定されたフラグ情報を組み込んだ優先度比較用フラグ524を生成する。一方、キーワードが特定キーワードでないと判断した場合、「0」に設定されたフラグ情報を組み込んだ優先度比較用フラグ524を生成する。そして、この優先度比較用フラグ524などを組み込んだ新規自動予約情報を生成する。この後、予約情報組込手段292は、この新規自動予約情報の優先度が、手動録画予約に対応する予約情報520の優先度と同じであることを認識すると、新規自動予約情報に組み込まれた優先度比較用フラグ524の設定を認識する。そして、優先度比較用フラグ524の設定が「1」である、すなわち新規自動予約情報が特定キーワードに基づいて生成されていると判断した場合、手動録画予約に対応する予約情報520を削除して、新規自動予約情報を予約情報520として組み込む。このため、利用者は、例えば嗜好に特に沿うコンテンツに関連する特定キーワードを予め設定しておくことにより、この嗜好に特に沿うコンテンツを優先度が「中」に設定され嗜好に沿う手動録画予約のコンテンツよりも優先的に予約録画させることができる。したがって、利用者は嗜好に特に沿うコンテンツに関連する特定キーワードを設定し、かつ、この嗜好に特に沿うコンテンツよりも嗜好に沿わないコンテンツの手動録画予約の設定を「中」に設定するだけの簡単な方法で、嗜好に特に沿うコンテンツを優先的に予約録画させることができる。よって、記録再生装置200の使い勝手を向上できる。
予約情報組込手段292は、手動録画予約および自動録画予約が重複する場合、各録画予約に対応する優先度情報523に基づいて、利用者の嗜好に沿うコンテンツに対応する予約情報520を録画予約リスト情報500に組み込む。そして、録画制御手段293は、予約情報組込手段292で録画予約リスト情報500に組み込まれた予約情報520に基づいて、利用者の嗜好に沿うコンテンツをHDD270に予約録画する。このため、記録再生装置200は、利用者の嗜好性を反映したコンテンツの予約録画を従来の構成と比べてより確実に実施できる。したがって、利便性がより高い記録再生装置200を提供できる。
[実施の形態の変形]
なお、本発明は、上述した一実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
予約情報組込手段292にて、手動録画予約および自動録画予約が重複した際にいずれか一方の録画予約を優先させる構成について例示したが、これに限らず例えば以下のような構成などとしてもよい。すなわち、予約情報組込手段292にて、手動録画予約および自動録画予約のうちの少なくとも一方と、JAN(Japanese Article Number)コードやQR(Quick Response)コードなどの2次元バーコードの読み取りにより設定されるバーコード録画予約と、が重複した際にいずれか1つの録画予約を優先させる構成などとしてもよい。このような構成にすれば、2次元バーコードにより録画予約が設定可能な記録再生装置200においても、利用者の嗜好に合うコンテンツを優先的に予約録画させることができる。したがって、2次元バーコードにより録画予約が設定可能な記録再生装置200の利便性をより向上できる。
予約情報組込手段292にて、手動録画予約および自動録画予約の録画時間が重複した際にいずれか一方の録画予約を優先させる構成について例示したが、これに限らず例えば手動録画予約および自動録画予約のコンテンツの内容が重複する際にいずれか一方の録画予約を優先させる構成などとしてもよい。このような構成にすれば、記録再生装置200は、手動録画予約および自動録画予約のコンテンツの内容が重複する場合、いずれか一方のみを録画するのでHDD270に不要なコンテンツデータを記録させることがない。したがって、記録再生装置200は、コンテンツデータをより適切に取得できる。
予約情報組込手段292にて、手動録画予約および自動録画予約の優先度が同じ場合、例えば新規自動予約情報が特定キーワードに基づいて生成されたか否かを示す優先度比較用フラグ524に基づいて、自動録画予約を優先させるか否かを判断する構成について例示したが、これに限らず例えば以下のような構成などとしてもよい。すなわち、例えば予約情報生成手段291にて、自動録画予約するコンテンツに関連するコンテンツ(以下、関連コンテンツと称す)の録画回数や視聴履歴を認識する。ここで、関連コンテンツとしては、キーワードが一致あるいは関連するコンテンツ、シリーズものや連続もののコンテンツなどが例示できる。そして、新規自動予約情報の優先度比較用フラグ524を、関連コンテンツの録画や視聴された回数が所定回数以上の場合に「1」に設定し、所定回数以下の場合に「0」に設定する構成などとしてもよい。このような構成にすれば、予約情報組込手段292は、手動録画予約および自動録画予約の優先度が同じ場合、例えば関連コンテンツが所定回数以上録画されたり視聴されたコンテンツの自動録画予約を優先的に設定できる。したがって、記録再生装置200は、関連コンテンツの録画回数や視聴履歴に対応する例えば利用者の嗜好に合わせてコンテンツの自動録画予約を優先的に設定でき、コンテンツデータをより適切に取得できる。
上述したような視聴履歴に基づいて優先度比較用フラグ524を設定する構成において、例えば3ヶ月単位など所定期間単位の視聴履歴に基づいて設定する構成などとしてもよい。このような構成にすれば、3ヶ月以上前の視聴履歴が優先度比較用フラグ524の設定に反映されないため、例えば利用者の嗜好性が3ヶ月前から変化した場合に、嗜好性が変化してからの視聴履歴にのみ基づいて優先度比較用フラグ524を設定できる。したがって、記録再生装置200は、利用者の嗜好性の変化を反映させて自動録画予約を適宜優先的に設定できる。
また、例えば予約情報生成手段291にて、アクセス制御手段294で実施した関連コンテンツに対する処理状況を認識する。そして、この認識した処理状況に基づいて、優先度比較用フラグ524を「1」または「0」に設定する構成などしてもよい。具体的には、新規自動予約情報の優先度比較用フラグ524を、例えば再生時間あるいは編集時間などが所定時間以上の場合や、再生回数あるいは編集回数などが所定回数以上の場合に「1」に設定し、所定時間以下や所定回数以下の場合に「0」に設定する構成などとしてもよい。さらに、処理内容が編集の場合に「1」に設定し、再生の場合に「0」に設定する構成などとしてもよい。これらのような構成にすれば、予約情報組込手段292は、手動録画予約および自動録画予約の優先度が同じ場合、関連コンテンツの処理状況に基づいて自動録画予約を優先的に設定できる。したがって、記録再生装置200は、関連コンテンツの録画回数や視聴履歴よりも利用者の嗜好性をより反映する処理状況に対応してコンテンツの自動録画予約を優先的に設定できる。よって、記録再生装置200は、コンテンツデータをさらに適切に取得できる。また、利用者は、関連コンテンツを再生あるいは編集するだけで自動録画予約の優先度を設定でき、特別な設定入力を実施する必要がない。したがって、記録再生装置200の使い勝手を向上できる。
さらに、予約情報生成手段291にて、新規自動予約情報の優先度比較用フラグ524を、自動録画予約するコンテンツが例えば有料放送の場合に「1」に設定し、無料放送の場合に「0」に設定する構成などしてもよい。このような構成にすれば、予約情報組込手段292は、手動録画予約および自動録画予約の優先度が同じ場合、有料放送のコンテンツの自動録画予約を優先的に設定できる。したがって、記録再生装置200は、有料放送を有効に利用した予約録画を実施でき、コンテンツデータをさらに適切に取得できる。
また、予約情報生成手段291にて、新規自動予約情報の優先度比較用フラグ524を、自動録画予約するコンテンツが再放送されない場合に「1」に設定し、再放送される場合に「0」に設定する構成などしてもよい。このような構成にすれば、予約情報組込手段292は、手動録画予約および自動録画予約の優先度が同じ場合、再放送されないコンテンツの自動録画予約を優先的に設定できる。したがって、記録再生装置200は、再放送されないコンテンツの自動録画予約を優先的に設定でき、コンテンツデータをさらに適切に取得できる。
そして、予約情報生成手段291にて、キーワードの設定履歴を認識し、新規自動予約情報の優先度比較用フラグ524を、例えばキーワードの設定頻度が高い場合に「1」に設定し、低い場合に「0」に設定する構成などとしてもよい。ここで、設定履歴としては、例えば3ヶ月単位など所定期間単位の設定履歴などとしてもよい。このような構成にすれば、利用者は、例えば嗜好に特に沿うコンテンツに関連するキーワードを頻繁に設定するだけで優先度比較用フラグ524を「1」に設定させることができ、上記実施の形態の構成のように、このキーワードを特定キーワードとして設定する必要がない。したがって、記録再生装置200の利便性を、上記実施の形態の構成と比べて向上できる。
予約情報生成手段291にて、手動録画予約の優先度を「高」、「中」、「低」の3段階に設定し、自動録画予約の優先度を「中」に設定する構成について例示したが、これに限らず例えば以下のような構成などとしてもよい。すなわち、予約情報生成手段291にて、手動録画予約の優先度を手動予約優先度設定情報に基づいて、手動録画予約を重複する自動録画予約よりも優先させる旨を示す「手動優先」、手動録画予約を重複する自動録画予約よりも優先させない旨を示す「自動優先」に設定する構成などとしてもよい。また、予約情報生成手段291にて、自動録画予約の優先度を例えばキーワードが特定キーワードの場合に「自動優先」に設定し、特定キーワードでない場合に「手動優先」に設定する構成などとしてもよい。これらのような構成にすれば、記録再生装置200は、手動録画予約または自動録画予約に対応する予約情報520に優先度情報523を組み込む必要がなくなり、予約情報520の情報量を最小限に抑えることができる。よって、録画予約リスト情報500に組み込み可能な予約情報520の数を上記実施の形態の構成と比べて増やすことができる。
予約情報生成手段291にて、手動録画予約の優先度を例えば「中」に設定し、自動録画予約の優先度を自動録画予約要求情報のキーワードが特定キーワードか否かに基づいて例えば2段階に設定する構成などとしてもよい。具体的には、キーワードが特定キーワードの場合に優先度を「高」に設定し、特定キーワードでない場合に「低」に設定する構成などとしてもよい。このような構成にすれば、記録再生装置200は、利用者に手動予約優先度設定情報を設定させることなく、手動録画予約の優先度を自動設定できる。また、記録再生装置200は、利用者に予め例えば嗜好に特に沿うコンテンツに関連する特定キーワードを設定させるだけで、自動録画予約の優先度を複数段階に自動設定できる。したがって、記録再生装置200は、上記実施の形態のように利用者に手動予約優先度設定情報を毎回設定させることなく、利用者の嗜好に特に沿うコンテンツの自動録画予約を手動録画予約よりも優先的に設定できる。よって、記録再生装置200の使い勝手をさらに向上できる。
また、予約情報生成手段291にて、自動録画予約の優先度を関連コンテンツの録画回数や視聴履歴に基づいて設定する構成などとしてもよい。このような構成にすれば、記録再生装置200は、利用者に関連コンテンツを録画させるだけで自動録画予約の優先度を複数段階に自動設定でき、上記実施の形態のように利用者に手動予約優先度設定情報を毎回設定させることなく、関連コンテンツの録画回数や視聴履歴に対応する例えば利用者の嗜好に合わせてコンテンツの自動録画予約を優先的に設定できる。したがって、使い勝手がよく、かつ、コンテンツデータを適切に取得できる記録再生装置200を提供できる。
さらに、予約情報生成手段291にて、自動録画予約の優先度をアクセス制御手段294で実施した関連コンテンツに対する処理状況に基づいて設定する構成などとしてもよい。ここで、処理状況としては、上述したような各種状況が例示できる。このような構成にすれば、記録再生装置200は、利用者に関連コンテンツの再生や編集をさせるだけで自動録画予約の優先度を複数段階に自動設定でき、上記実施の形態のように利用者に手動予約優先度設定情報を毎回設定させることなく、関連コンテンツに対する処理状況に対応する例えば利用者の嗜好に合わせてコンテンツの自動録画予約を優先的に設定できる。したがって、使い勝手がよく、かつ、コンテンツデータを適切に取得できる記録再生装置200を提供できる。
そして、予約情報生成手段291にて、自動録画予約の優先度をコンテンツが有料放送か否かや、再放送されるか否かに基づいて設定する構成などとしてもよい。これらのような構成にすれば、記録再生装置200は、利用者に特に処理を実施させることなく自動録画予約の優先度を複数段階に自動設定でき、上記実施の形態のように利用者に手動予約優先度設定情報を毎回設定させることなく、有料放送を有効に利用したコンテンツや再放送されないコンテンツの自動録画予約を優先的に設定できる。したがって、使い勝手がよく、かつ、コンテンツデータを適切に取得できる記録再生装置200を提供できる。
自動録画予約するコンテンツの関連コンテンツの録画回数や視聴履歴あるいは処理状況、自動録画予約するコンテンツが有料放送か否かや再放送されるか否かに基づいて、新規自動予約情報の優先度比較用フラグ524や自動録画予約の優先度を設定する構成を例示したが、これに限らず例えば以下のような構成などとしてもよい。すなわち、手動録画予約するコンテンツの関連コンテンツの録画回数や視聴履歴あるいは処理状況、自動録画予約するコンテンツが有料放送か否かや再放送されるか否かに基づいて、新規手動予約情報の優先度比較用フラグ524や手動録画予約の優先度を設定する構成などとしてもよい。これらのような構成にすれば、記録再生装置200は、利用者の嗜好性に合わせて手動録画予約を適宜優先的に設定でき、コンテンツデータをさらに適切に取得できる。
予約情報生成手段291にて、手動予約優先度設定情報に基づいて手動録画予約の優先度を例えば「1」、「3」、「5」の3段階に設定し、自動録画予約の優先度を自動録画予約要求情報のキーワードに基づいて「2」、「4」、「6」の3段階に設定する構成などとしてもよい。具体的には、自動録画予約の優先度を、キーワードが例えば嗜好に特に沿うコンテンツに対応する第1の特定キーワードの場合に「6」に設定し、嗜好に沿うコンテンツに対応する第2の特定キーワードの場合に「4」に設定し、第1の特定キーワードおよび第2のキーワードのいずれでもない場合に「2」に設定する構成などとしてもよい。ここで、優先度を示す数値が大きいほど優先度が高いことを示す。このような構成にすれば、記録再生装置200は、利用者のコンテンツに対する嗜好性を詳細に反映させた優先度で自動録画予約を設定できる。したがって、記録再生装置200の利便性をさらに向上できる。
本発明の処理制御装置やデータ処理装置をコンテンツデータを記憶させる記録再生装置200に適用した構成について例示したが、これに限られない。例えば、データとしては、TV放送番組の他、ラジオ放送番組、衛星放送番組なども対象とすることができる。また、記録再生装置200に適用した構成に限らず、データを記録するのみの記録装置、記録装置や記録再生装置200に対する録画予約に関する情報を管理する独立した処理制御装置とするなどとしてもよい。
上述した各機能をプログラムとして構築したが、例えば回路基板などのハードウェアあるいは1つのIC(Integrated Circuit)などの素子にて構成するなどしてもよく、いずれの形態としても利用できる。なお、プログラムや別途記録媒体から読み取らせる構成とすることにより、取扱が容易で、利用の拡大が容易に図れる。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。
[実施形態の作用効果]
上述したように、上記実施形態では、記録再生装置200のCPU290は、予約情報生成手段291にて、手動録画予約要求情報を取得すると、利用者により設定された優先度が「高」、「中」、「低」のうちのいずれかである旨を示す優先度情報523などを組み込んだ新規手動予約情報を生成する。この後、CPU290は、予約情報組込手段292にて、新規手動予約情報を予約情報520として録画予約リスト情報500に適宜組み込む。さらに、予約情報生成手段291は、自動録画予約要求情報を取得すると、この自動録画予約要求情報のキーワードを認識するとともに、HDD270に予め記憶させておいたEPGデータを取得する。この後、このEPGデータに基づいて、認識したキーワードに対応する番組があることを認識すると、優先度が「中」である旨を示す自動予約優先度設定情報を組み込んだ優先度情報523などを組み込んだ新規自動予約情報を生成する。この後、予約情報組込手段292は、手動録画予約に対応する予約情報520が録画予約リスト情報500に組み込まれていることを認識すると、この予約情報520および新規自動予約情報が重複しているか否かを判断する。そして、重複していると判断すると、この予約情報520および新規自動予約情報の優先度情報523に基づいて、予約情報520および新規自動予約情報の優先度を認識する。この後、予約情報組込手段292は、新規自動予約情報の優先度が手動録画予約に対応する予約情報520よりも高いことを認識すると、この手動録画予約に対応する予約情報520を録画予約リスト情報500から削除して、新規自動予約情報を予約情報520として録画予約リスト情報500に組み込む。
このため、記録再生装置200のCPU290は、予約情報組込手段292にて、例えば利用者の嗜好に沿うコンテンツの自動録画予約に対応し優先度が「中」に設定された新規自動予約情報が、利用者の嗜好にあまり沿わないコンテンツの手動録画予約に対応し優先度が「低」に設定された予約情報520と重複した場合、優先度が高く設定された嗜好に沿うコンテンツの自動録画予約を設定できる。したがって、記録再生装置200は、利用者の嗜好に沿うコンテンツよりも嗜好にあまり沿わないコンテンツを優先させた録画予約を従来の構成と比べて防ぐことができる。よって、記録再生装置200は、コンテンツデータを適切に取得できる。