JP2005346881A - 周波数成分判別回路、周波数成分判別方法および情報記録再生装置 - Google Patents

周波数成分判別回路、周波数成分判別方法および情報記録再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
周波数成分判別回路に入力される信号の中心周波数成分が変化した場合、周波数の変化にフィルタの周波数特性の変化が伴わない場合があった。
【解決手段】
本発明の周波数成分判別回路は、全体として周期性を有するアナログ波形から周波数信号を生成するための周波数成分判別回路であって、入力信号の通過帯域を制限する帯域通過フィルタと、入力信号あるいは帯域通過フィルタの出力信号が選択的に与えられ、与えられた信号から周波数信号を生成する周波数抽出回路とを有し、帯域通過フィルタは周波数抽出回路が出力する周波数信号に基づいてBPFの通過帯域の中心周波数を入力信号に最も多く含まれる周波数成分に近づける。
【選択図】 図1

Description

本発明は入力された信号から周波数成分を判別する回路に関し、特に入力される信号に最も多く含まれる周波数成分が変動しうる場合に、この周波数成分に対応する信号を生成する周波数成分判別回路に関する。
情報記録媒体であるDVD系の光ディスクとして、DVD−RWディスク、DVD+RWディスク等の記録可能な光ディスクがある。これらのDVD系の光ディスクは、直径が12cmであって外形が同一とされている。また、DVD系の光ディスクドライブとして、記録再生を行う光ディスク記録再生装置や再生のみを行う光ディスク再生装置がある。
上述したようにDVD系の光ディスクは外形が同一であることから、上述したDVD系の光ディスク記録再生装置や光ディスク再生装置には特性等が異なる数種類の光ディスクが装着されることとなる。したがって、装置側では、装着された光ディスクの判定をし、その判定結果に基づいて装着された光ディスクを取り扱うことが必要となる。
そこで、従来から光ディスク装置では光ディスクの種類によって異なるウォブル周波数を検出することにより、光ディスクの種類の判別を行うことが示され、このウォブル周波数を検出するための装置が提案されている。
特許文献1に記載の技術では、光ディスクより読み出された信号からウォブル周波数の周波数成分を最も多く有するプッシュプル信号が生成され、そのプッシュプル信号から光ディスクの隣接するトラックからの信号漏れなどによるノイズ成分を除去してウォブル周波数を特定するためのウォブル検出部が示されている。特許文献1に記載の技術ではウォブル信号に対応する周波数の信号を出力するウォブル検出部に、複数種類の帯域通過フィルタが備えられている。
この複数種類のフィルタはそれぞれ、その中心周波数が異なるように設定され、それぞれに光ディスクの種類を判定する元となるプッシュプル信号が入力されている。プッシュプル信号が最も多く有する周波数成分はウォブル周波数の成分であるため、ウォブル周波数に対応する中心周波数を有する帯域通過フィルタの検出レベルが高くなり、他の帯域通過フィルタの検出レベルは低くなる。特許文献1に記載された技術では、この検出レベルの差を利用してプッシュプル信号に最も多く含まれる成分であるウォブル周波数を判別し、装着された光ディスクの判定が行われる。
特開2002−100041号公報
上述の特許文献1に記載の技術では、ウォブル信号に対応する入力された信号に最も多く含まれる周波数成分を判別するために複数種類のフィルタを用意しなければならず、回路面積の増大につながっていた。また、入力される信号に最も多く含まれる周波数成分が変化した場合、周波数成分の変化にフィルタの周波数特性の変化が伴わない場合があった。
本発明の周波数成分判別回路は、全体として周期性を有するアナログ入力信号から、該アナログ入力信号に最も多く含まれる周波数成分に対応する周波数信号を生成するための周波数成分判別回路であって、前記アナログ入力信号の通過帯域を制限する帯域通過フィルタと、前記アナログ入力信号あるいは前記帯域通過フィルタの出力信号が選択的に与えられ、与えられた信号から周波数信号を生成する周波数抽出回路とを有し、前記帯域通過フィルタは、前記周波数抽出回路が出力する前記周波数信号に基づいて通過帯域の中心周波数を前記アナログ入力信号に最も多く含まれる周波数成分に近づけるものである。
このような構成により、アナログ入力信号に最も多く含まれる周波数成分の変化に、帯域通過フィルタの中心周波数を追従させることが可能となる。
前記周波数信号判別回路はさらに、前記アナログ入力信号あるいは前記帯域通過フィルタの出力信号の一方を選択して前記周波数抽出回路に入力するスイッチを有する構成とすることが可能である。この構成によりアナログ入力信号に最も多く含まれる周波数成分が不明な場合は入力された信号の周波数成分を変えずに前記周波数抽出回路に信号入力をすることが可能である。
また、前記スイッチは前記周波数抽出回路の出力するロック信号に基づいて前記アナログ入力信号あるいは前記帯域通過フィルタの出力信号の一方を選択するように動作してもよい。この動作により上記の追従の動作が周波数抽出回路の出力の状態に応じて実行される。
前記周波数成分判別回路はさらに、前記周波数抽出回路の出力する周波数信号に基づいて前記帯域通過フィルタの中心周波数を制御する制御クロック信号を生成する制御クロック信号生成回路を有することで、制御クロック生成回路により帯域通過フィルタの中心周波数が確実に設定されることが可能となる。
また、前記周波数抽出回路は位相同期回路と、前記位相同期回路の出力する前記周波数信号の周波数が所定の安定状態になった場合に前記ロック信号を出力するロック検出回路とを有することにより、前記スイッチの切り替えが確実に行われることが可能となる。
一方、本発明の情報記録再生装置では、光ディスク装置のウォブル検出部に上記の周波数成分判別回路が用いられている。このことによりウォブル周波数の変化に帯域通過フィルタの中心周波数を追従させることが可能となる。
さらに情報記録再生装置では、装着された光ディスクのウォブルに対応した信号を生成し、前記ウォブル検出部に出力するウォブル信号再生部と、前記ウォブル検出部の出力する周波数信号に基づいて、前記装着された光ディスクの種類を判定するディスク判定部とを有することが可能である。この構成により装着された光ディスクを確実に判別することが可能となる。
また、本発明の周波数成分抽出方法では、全体として周期性を有するアナログ入力信号が入力され、前記アナログ入力信号に最も多く含まれる周波数成分に基づいた第1の周波数信号を生成する工程と、前記第1の周波数信号に基づいて、アナログ入力信号の第1の周波数領域内の周波数成分を有する信号を抽出して第2の周波数信号を生成する工程と、前記第2の周波数信号の生成に基づいて前記第1の周波数領域よりも狭い第2の周波数領域内の周波数成分を抽出して第3の周波数信号を生成する工程とを有する。これらの工程によりアナログ入力信号に最も多く含まれる周波数成分を確実に抽出することが可能である。
周波数成分判別回路において、複数の帯域通過フィルタを用いることなく、入力信号に最も多く含まれる周波数成分を判別することが可能となる。また、入力信号の周波数成分の変化に帯域通過フィルタの中心周波数を追従させることが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態の周波数成分判別回路10のブロック図である。この周波数成分判別回路10は、アナログ波形が入力され、入力されたアナログ信号に最も多く含まれる周波数成分を特定し、その周波数成分に対応する信号を出力する回路である。
図1に示すように、この周波数成分判別回路10は、バンドパスフィルタ(以下、BPFと称する)11と、BPF11を制御する制御クロック生成回路12を有している。さらに、周波数成分判別回路10は、スイッチ13、2値化回路14、周波数抽出回路15、制御クロック信号生成回路16を有している。
BPF11には、アナログ入力信号SINおよび制御クロック信号SCLKが入力されている。BPF11は、ある周波数を中心として所定の範囲内の周波数成分の信号を通過させる帯域通過フィルタである。本実施の形態では、BPF11はスイッチトキャパシタで構成したフィルタ(SCF)であり、通過帯域の中心周波数fは制御クロック信号SCLKに基づいて定められる。また、このBPF11の通過帯域は制御回路12により定められる。つまり、BPF11は、アナログ入力信号SINのうち、制御クロック信号SCLKにより定められる中心周波数fを中心として、制御回路12により定められた通過帯域の周波数成分の信号を通過させ、帯域外の周波数成分の信号は通過させないフィルタである。
制御回路12は上述のとおりBPF11の特性を制御する信号を生成する回路であり、BPF11の通過帯域を制御する回路である。スイッチ13はアナログ入力信号SINがBPF11を通過して2値化回路14に入力されるルートと、BPF11を通過せずに2値化回路14に入力されるルートを切り替えるスイッチである。2値化回路14は入力された信号を2値化し、周波数抽出回路15へと出力する回路である。
周波数抽出回路15には、スイッチ13が選択したルートに基づいて、アナログ入力信号SINあるいはBPF11を通過した信号を2値化した信号が入力される。周波数抽出回路15は入力された信号に最も多く含まれる周波数成分に対応する周波数の周波数信号を出力する。この実施の形態で周波数抽出回路15は、図6に示すように位相同期回路(PLL)151およびロック検出回路152から形成されている。
PLL151には2値化回路から出力された信号が入力されている。PLL151は、周知の位相比較器や電圧制御発振器などから構成された回路であり、入力された信号とPLL151の出力信号との位相差に基づいた信号を出力する。PLL151は、信号が入力され始めてから、ある程度時間が経過した段階でその出力する信号の周波数が安定する。この出力信号の周波数が安定するまでの時間は入力される信号のノイズなどにより異なるものの、最終的にはアナログ入力信号が最も多く有している周波数成分に対応する。この周波数が安定した段階のPLLの出力信号が第1の周波数信号に相当する。
ロック検出回路152はPLLの出力する周波数が所定の安定状態になったことを検出してロック信号SLOCKを出力する回路である。このロック検出回路152はPLL151内の電圧制御発振器に与えられる電圧の変動値が所定範囲内に収まったことを受けてロック信号SLOCKを出力することなどで構成が可能である。
制御クロック信号生成回路16は上述の制御クロック信号SCLKを生成する回路である。制御クロック信号生成回路16には周波数抽出回路15の出力する周波数信号が入力され、逓倍、分周などの処理を施して制御クロック信号SCLKを出力する。この処理はBPF11が与えられた制御クロック信号SCLKに対して、どのように中心周波数が変化するかという特性に応じて定められるものである。制御クロック信号生成回路16は、周波数信号の周波数に基づいて、BPF11の中心周波数fが周波数抽出回路の出力する周波数信号の周波数と実質的に同じになるように制御クロック信号SCLKを生成する。
実施の形態の周波数成分判別回路10には、全体として周期性を有しながらその中に最も多く含まれる周波数成分が変動しうるアナログ波形が入力される。この場合、入力される信号は例えば、光ディスクのウォブル信号を含む信号であり、その信号からウォブル信号以外の成分を除去してウォブル信号の周波数を特定し、その周波数信号を出力する場合などに、この周波数成分判別回路10が利用可能である。以下、この周波数成分判別回路の動作を説明する。
アナログ入力信号SINが入力された直後の初期状態(第1ステップ)では、その中心周波数が不明であるため、アナログ入力信号SINが直接2値化回路14に入力されるようにスイッチ13が設定される。(図1においてスイッチ13は上側に選択される)
周波数抽出回路15内のPLL151は、2値化回路14の出力を受けて位相同期ループを形成することで、アナログ入力信号SINに含まれる最大の周波数成分に対応する周波数信号を生成する。また、周波数抽出回路15からの周波数信号をもとに、制御クロック信号生成回路16が、制御クロック信号SCLKを生成する。この制御クロック信号SCLKに基づいてBPFの中心周波数fが決定される。この場合、例えば上述したようなウォブル信号を有する信号であれば、光ディスクの種類によって定められた値であるウォブル周波数近辺の周波数となる。ただし、この段階では、アナログ入力信号SINに含まれるノイズなどの影響により周波数抽出回路15内でPLL151が安定する周波数はアナログ入力信号に最も多く含まれる周波数成分を正確に示すとは限らない。したがって、第1ステップにより周波数抽出回路15から出力される周波数信号を第1の周波数信号として以下の第2ステップに進む。
第2ステップとして、スイッチ13が切り替えられることにより、BPF11を通過した信号が2値化回路14から周波数抽出回路15へと入力される。このスイッチの切り替えはロック信号SLOCKに基づいて行われる。このロック信号SLOCKは、第1ステップでPLL151の出力信号(周波数抽出回路の出力信号)が所定の安定状態になった時に出力される。BPF11では、その中心周波数fを中心とした通過帯域外の、高周波成分、低周波成分をアナログ入力信号SINからカットすることができる。BPF11を通過したアナログ入力信号SINは、所定量のノイズがカットされた状態で2値化回路14から周波数抽出回路15に入力される。したがって、2値化回路14の出力する信号の最大の周波数成分に対応する周波数でPLL151の出力はロックする。
なお、上述のとおり、第2ステップにおける最初のBPF11の中心周波数fは、第1ステップでBPF11を通過させずに周波数抽出回路15に入力されたアナログ入力信号SINで最大と判定された周波数成分(第1の周波数信号)に基づいている。より正確に入力信号に最も多く含まれる周波数成分を検出するために、この第2ステップでは第1の通過帯域としてBPF11の通過帯域をやや広めに設定し、BPF11を通過した信号に基づいて周波数抽出回路15の出力する周波数から正確に最大の周波数成分を検出する。具体的にはBPF11の通過帯域を示す値Qを0.5程度の設定とする。なお、このQの値は以下の式で定められる。
Q=f/(f−f
ここで、fはBPF11の中心周波数であり、fは中心周波数から-3dB時の上限周波数、fは中心周波数から-3dB時の下限周波数である。
この第2ステップによって、周波数抽出回路15に入力される信号はBPF11のQ値に基づいて所定量のノイズ成分が除去されアナログ入力信号SINに最も多く含まれる周波数成分に対応する部分が占める割合がより大きくなる。ノイズがカットされ、周波数成分の比率が高くなるので周波数抽出回路15内のPLL151は入力信号SINに最も多く含まれる周波数成分に正確に対応する第2の周波数信号を生成する。この第2の周波数信号の示す周波数が制御クロック信号生成回路16を介してBPF11の中心周波数fとして設定される。
この後、第3ステップとして、入力信号に最も多く含まれる周波数成分での信号/雑音比(S/N比)を向上させるため、BPF11の通過帯域を狭くし、第2の通過帯域とする。詳細には上述の式におけるQの値をQ=0.5からQ=4程度とすることで良好なS/N比を得ることが可能となる。なお、この第2ステップから第3ステップへの移行は、第2ステップに移行した後に経過した時間に基づいて行われる。まず、第1ステップから第2ステップに移行するロック信号SLOCKに基づいて、図示されていない内部のタイマーがリセットされる。その後、内部のタイマーに設定された時間が経過したことに基づいて、制御回路12がBPF11のQ値を変化させる。なお、この内部タイマーに設定された時間は数μSEC〜数mSEC程度であり、周波数抽出回路15の特性やBPF11の特性に基づいて適宜決定される。このQ値を変化させる信号は、上述の設定された時間に基づいて図1に示す制御回路12により生成され、BPF11に与えられる。この第3ステップの結果、BPF11を通過したアナログ入力信号のノイズ成分が十分に除去される。第3ステップ後の周波数抽出回路15により生成される第3の周波数信号が最終的に周波数成分判別回路10により抽出された周波数信号として後段の回路に出力される。
なお、周波数抽出回路15が出力する周波数信号は、アナログ入力信号SINの最大の周波数成分からノイズ成分を除去した周波数信号である。したがって、アナログ入力信号に最も多く含まれる周波数成分が未知の場合でも、第1ステップ、第2ステップで段階的にノイズを除去していくことで確実に入力信号に最も多く含まれる周波数成分に対応する信号生成が可能である。また、BPFの中心周波数fは、周波数抽出回路15の出力する周波数信号に基づいて定められている。したがって、アナログ入力信号SINの有する周波数成分の分布が変動しても、それに追従するように周波数信号の周波数が変化し、BPF11の通過帯域も変化する。したがって、複数のBPFなどを用意することなく、確実に入力された信号に最も多く含まれる周波数成分の検出が可能であり、その変動にも追従できる。
以下、図面を参照して本発明の周波数成分判別回路10を情報記録再生装置である光ディスク装置のウォブル信号の検出に用いた場合について詳細に説明する。ウォブル信号は光ディスクの記録面の溝(グルーブ)に沿って設けられたウォブルに基づいて発生する信号である。光ディスクから読み出される信号はこのウォブルの周波数に基づいて、ウォブル信号と情報信号とが重ねあわされた信号となっている。ここで、ウォブル周波数は例えばDVD−RW、DVD+RWなどのメディアの種類によって異なるため、このウォブル信号によって光ディスクの種類を判別することなどが可能である。図2は本発明の光ディスク装置の一部の構成を示す図である。
光ディスク装置100は、装着された光ディスク101を回転駆動するためのスピンドルモータ102と、半導体レーザ、対物レンズ、フォトディテクタ等から構成される光ピックアップ103と、この光ピックアップ103を光ディスク101の半径方向に移動させるための送りモータ104とを有している。この場合、光ピックアップ103の半導体レーザから照射されたレーザビームが光ディスク101の記録面で反射され、その反射光が光ピックアップ103を構成するフォトディテクタに検出される。
また、光ディスク装置100は、ドライブ全体の動作を制御するコントローラ105と、サーボコントローラ106とを有している。サーボコントローラ106は、光ピックアップ103におけるトラッキングやフォーカスを制御し、また送りモータ104の動作を制御する。さらに、サーボコントローラ106はスピンドルモータ102の回転を制御する。
また、光ディスク装置100は、光ピックアップ103を構成するフォトディテクタの出力信号を処理して再生RF信号SRF、フォーカスエラー信号SFE、トラッキングエラー信号STEおよびプッシュプル信号SPPを作成するRFアンプ部107を有している。ここで、フォーカスエラー信号SFEは、アスティグマ法(非点収差法)によって作成される。また、トラッキングエラー信号STEは、再生時にはDPD法(位相差法)によって作成され、記録時にはプッシュプル法によって作成される。
このようにRFアンプ部107で作成されるフォーカスエラー信号SFEおよびトラッキングエラー信号STEはサーボコントローラ106に供給され、このサーボコントローラ106では、これらのエラー信号を用いて、上述したように光ピックアップ103におけるトラッキングやフォーカスを制御する。
また、光ディスク装置100は、RFアンプ部107で作成された再生RF信号SRFの2値化スライス、その後の信号生成回路(Phase-Locked Loop)による同期データの生成等、一連のアナログ信号処理を行うリードチャネル部108と、リードチャネル部108で生成された同期データの復調、その後の誤り訂正等の処理を行う復調/ECC部109とを有している。この復調/ECC部109の出力データは、図示しない再生データ処理回路に供給される。
また、光ディスク装置100は、アドレス処理部110を有している。このアドレス処理部110は、再生RF信号SRFよりリードチャネル部108で抽出されるアドレス情報をコントローラ105に転送する。また、プッシュプル信号SPPを処理してアドレス情報を得て、このプッシュプル信号から得られたアドレス情報もコントローラ105に転送する
さらに、光ディスク装置100は、RFアンプ部109で作成されたプッシュプル信号SPPよりウォブル信号を検出するウォブル検出部111を有している。
以上のような構成を有する光ディスク装置100において、装着された光ディスク101からウォブルに対応させた信号を再生し、この再生された信号からウォブル周波数に対応する周波数を有する信号を生成する動作、またウォブル信号から情報記録媒体であるディスクの種類を判別するについて以下に説明する。
ここで、光ピックアップ103を構成するフォトディテクタとしては、図3に示すように、4分割フォトディテクタPDが用いられている。このフォトディテクタPDには、光ディスク101からの戻り光によるスポットSPが形成される。フォトディテクタPDを構成する4個のフォトダイオードDa〜Ddの検出信号をSa〜Sdとするとき、上述のプッシュプル信号SPPは、以下の演算によって得られる。
検出信号Sa,Sdが加算器121で加算されると共に、検出信号Sb,Scが加算器122で加算される。そして、減算器127で加算器121の出力信号より加算器122の出力信号が減算されて、プッシュプル信号SPPが得られる。つまり、SPP=(Sa+Sd)−(Sb+Sc)となる。
さらに詳細には、検出信号Sa,Sdが加算器121で加算された後、ハイパスフィルタ(HPF)123を通過してAuto Gain Control(AGC)回路125に与えられる。検出信号Sb,Scも加算器122で加算された後、HPF124を通過してAGC回路126に与えられる。このときHPF123,124ではSa〜Sdに含まれる直流成分の除去が行われる。AGC回路ではそれぞれSa+Sd,Sb+Scの信号の振幅レベルが調整され、Sa+Sdの信号とSb+Scの信号の振幅レベルが等しくされる。その後、振幅レベルが調整されたSa+SdおよびSb+Scに対応する信号が減算器127に与えられる。減算器127では同相であるRF信号は除去され逆相であるウォブル信号のみ現れたプッシュプル信号SPPが生成される。この図3に示す回路がこの実施の形態におけるウォブル信号再生部に対応し、後述するウォブル検出部111に、このプッシュプル信号SPPが供給される。
図4は、本発明の光ディスク装置100におけるウォブル検出部111の構成を示している。ウォブル検出部111にはアナログ入力信号としてプッシュプル信号SPPが与えられている。また周波数抽出回路135の出力がコントローラ105に出力されている。ウォブル検出部111はBPF131、制御回路132、スイッチ133、2値化回路132および周波数抽出回路135を有している。図4に示す回路は図1に示した周波数成分判別回路10と同様のものであるため、各構成要素の詳細な説明は省略する。なお、周波数抽出回路135は入力された信号が最も多く有している周波数成分に対応する周波数信号を生成する回路である。以下の説明で周波数抽出回路135は、図6と同様、PLLおよびロック検出回路を有するものとするが、他の構成により実施することも可能である。
ここで、上述のように構成された光ディスク装置100におけるディスク判定の基本動作について、DVD−RW,DVD+RWの判別を例にして説明する。なお、以降の説明はウォブル検出部111の動作を中心に説明する。図5はこのディスク判定動作の後述する各ステップにおいて、周波数抽出回路130に入力される信号の周波数の帯域を示したものである。図5においてf0−で示される周波数はDVD−RWのウォブル周波数とし、f0+で示される周波数はDVD+RWのウォブル周波数であるとする。なお2値化回路134に入力される信号も図5に示される信号の帯域と同等の帯域の信号が入力されており、2値化されているかどうかの点でのみ信号が異なっている。
以後の基本動作の説明に関しては、DVD−RW,DVD+RWは1倍速で回転駆動されるものとし、回転速度の変化によるウォブル周波数の変化については考えないものとして説明する。なお、光ディスクの回転速度が変化した場合については後に説明する。
この実施の形態の光ディスク装置100では、光ディスク101を駆動する初期段階(第1ステップ)、つまり光ディスク101が装着された直後において、プッシュプル信号SPPがBPF131を通過せず、直接2値化回路134に入力されるようにスイッチ133が設定される。(図4においてスイッチ133は上側に選択される)BPF131を通過せずに2値化回路134に供給されたプッシュプル信号SPPは、2値化され周波数抽出回路135に入力される。このとき周波数抽出回路135に入力される信号の周波数成分の下限値、上限値はプッシュプル信号SPPが持ちえる周波数成分の下限値、上限値にほぼ一致する。この低域側の下限値は図3に示したHPF123,124のカットオフ周波数によって定められ、広域側の上限値は図3の減算器127の特性に基づいて定められる。
つまりこの段階では、装着された光ディスク101の判別が行われていないため、約2KHz〜20MHzの周波数成分を有する信号が周波数抽出回路135に入力される。(図5(a)参照)
ここで、光ディスク101がDVD−RWであった場合、そのウォブル周波数は145KHzである。したがって、BPF131を通過せずに2値化され、周波数抽出回路135に入力された信号は、多くのノイズ成分を含むものの、145KHz付近の周波数成分が最大となる。そのため、周波数抽出回路135はその第1の周波数信号としての出力が145KHz付近となる。光ディスクがDVD+RWであった場合は、そのウォブル周波数が817KHzであるため、周波数抽出回路135は817KHzに近い値の第1の周波数信号を出力する。
この第1ステップで、周波数抽出回路135の出力する第1の周波数信号の周波数が安定した段階で、周波数抽出回路135はロック信号SLOCKを出力する。このロック信号SLOCKに基づいて、スイッチ133が切り替えられる。つまり、プッシュプル信号SPPは、BPF131を通過して2値化回路134および周波数抽出回路135に入力されるようになる。また、このとき、周波数抽出回路135が周波数信号は制御クロック信号生成回路136によって、BPF131を制御するための所定の周波数に変換された後、制御クロック信号SCLKとしてBPF131に供給される。したがって、BPF131の通過帯域の中心周波数fは第1の周波数信号に基づいて定められるものであり、周波数信号の周波数と実質的に等しくなる。
第1ステップの動作をまとめると、BPF131を通過しないプッシュプル信号SPPに基づいて周波数抽出回路135の出力する周波数信号の示す周波数が安定する。周波数抽出回路135が安定したことに応じてスイッチ134が切り替えられる。このとき、周波数抽出回路135の出力する第1の周波数信号に基づいて、BPF131の中心周波数fも決定される。スイッチ133が切り替わることにより、BPF131を通過したプッシュプル信号SPPが周波数抽出回路135に入力される。上述のBPF131の中心周波数fは基本的に周波数抽出回路135が安定した時の出力周波数とほぼ等しい値に設定される。このとき周波数抽出回路135が出力する周波数はノイズなどの影響により正確なウォブル周波数を反映していない場合もあるが、プッシュプル信号SPPは、ウォブル信号に対応する周波数成分が最大の信号であるため、光ディスク101のウォブル周波数近辺で周波数抽出回路135の出力は安定する。
スイッチ133がBPF131を通過する側に切り替えられたことで、この光ディスク装置100は、光ディスクを判別するための次の段階(第2ステップ)へと移行する。光ディスクを判別する動作の第2ステップでは、ウォブル検出部111に入力されたプッシュプル信号SPPは、BPF131を通過して、2値化回路134に入力され、その後周波数抽出回路135へと入力される。この第2ステップにおいて、BPF131の中心周波数fは第1ステップで周波数抽出回路135が安定した周波数に基づいて定められている。つまり装着された光ディスク101がDVD−RWの場合は周波数抽出回路135が出力する145KHz近辺の中心周波数f0―となり、DVD+RWの場合は817KHz近辺の中心周波数f0+となっている。BPF131では、この中心周波数fを中心とした通過帯域外の、高周波成分、低周波成分をプッシュプル信号SPPからカットすることができる。BPF131を通過したプッシュプル信号SPPは、所定量のノイズがカットされた状態で2値化回路134に入力される。2値化回路134の出力信号は周波数抽出回路135に入力される。(図5(b)参照)2値化回路134の出力する信号の最大の周波数成分であるウォブル周波数に対応する周波数で周波数抽出回路135の出力は安定する。
なお、上述のとおり、第2ステップにおける最初のBPF131の中心周波数は、第1ステップでBPF131を通過させずに周波数抽出回路135に入力されたプッシュプル信号SPPの最大の周波数成分に基づいている。より正確なウォブル周波数を検出するために、この第2ステップでは、第1の通過帯域としてBPF131の通過帯域をやや広めに設定し、BPF131を通過した信号に基づいて周波数抽出回路135の出力する周波数から正確なウォブル周波数を検出する。具体的にはBPF131の通過帯域を示す値Qを0.5程度の設定とする。なお、このQの値を求める式は上述の式と同様である。
この第2ステップによって、周波数抽出回路135に入力される信号はBPF131のQ値に基づいて所定量のノイズ成分が除去されプッシュプル信号SPPのウォブル信号に対応する成分がより強調された形となる。そのため周波数抽出回路135は正確なウォブル周波数に対応する周波数信号を生成し、この出力周波数が制御クロック信号生成回路136を介してBPF131の中心周波数fとして設定される。
この後、第3ステップとして、正確なウォブル周波数での信号/雑音比(S/N比)を向上させるため、BPF131の通過帯域を第2の通過帯域として狭くする。(図5(c)参照)
詳細には上述の式におけるQの値をQ=0.5からQ=4程度とすることで良好なS/N比を得ることが可能となる。なお、この第2ステップから第3ステップへの移行は、第2ステップに移行した後に経過した時間に基づいて行われる。つまり、第1ステップから第2ステップに移行するロック信号SLOCKに基づいて、図示されていない内部のタイマーをリセットし、内部のタイマーに設定された時間が経過したことに基づいて、制御回路132がBPF131のQ値を変化させる。なお、この内部タイマーに設定された時間は数μSEC〜数mSEC程度であり、周波数抽出回路135の特性やBPF131の特性に基づいて適宜決定される。このQ値を変化させる信号は、上述の設定された時間に基づいて図4に示す制御回路132により生成され、BPF131に与えられる。
第3ステップまで終了した後、周波数抽出回路から発生される周波数信号は図2に示すコントローラ105に入力され、コントローラ105がこの周波数をカウントすることにより、プッシュプル信号SPPのウォブル周波数に基づいて光ディスクの判別が行われる。
つまりこの実施の形態の光ディスク装置では、図3に示すウォブル信号再生部で生成されたプッシュプル信号SPPに基づいて、図4に示したウォブル検出部から周波数信号が出力される。そして、ディスク判定部に相当するコントローラでは、この周波数信号の周波数に基づいて装着されたディスクの判別が行われる。
なお、図5に示した周波数帯域は、DVD−RWを例にしたときの上述の各ステップで2値化回路134あるいは周波数抽出回路135に入力される信号の周波数帯域であるが、DVD+RWとなった場合でもBPF131の中心周波数fが変わるのみであり、BPF131の通過帯域は図5と同様に変化する。
以上、DVD−RWあるいはDVD+RWが一倍速で回転駆動される例に基づいて、光ディスク101の判別の基本動作を説明したが、実際の光ディスク装置ではモータの誤差やN倍速のドライブ、その他の要因に基づいて回転速度が変化する場合がある。光ディスク101の回転速度が変化した場合、それに伴ってプッシュプル信号SPPに含まれるウォブル信号のウォブル周波数も変化する。そこで、以下にこの実施の形態で、光ディスク101の回転速度が変化した場合について説明する。
上述したように、BPF131は、制御クロック信号SCLKに基づいて中心周波数が決定されるフィルタ回路である。この制御クロック信号SCLKは周波数抽出回路135の出力する信号の周波数に基づいて、制御クロック信号生成回路136で生成されている。そして、BPF131の中心周波数fは実質的に周波数抽出回路136が出力する周波数と等しい値となっている。
ここでDVD−RWが光ディスク装置に装着され、回転速度が変化した場合について考える。DVD−RWが1倍速で正常に回転駆動されたときは、ウォブル周波数は145KHzである。ここで光ディスクの回転速度が変化したとすると、ウォブル信号は光ディスクのグルーブのウォブリングに起因する信号であるためウォブル周波数も変化する。仮に光ディスクの回転速度が5%上昇した場合、ウォブル周波数も5%上昇し、145×1.05=152.3KHzとなる。この152.3KHzのウォブル周波数を有する信号は上述と同様にプッシュプル信号SPP=(Sa+Sd)−(Sb+Sc)とされ、ウォブル検出部111に入力される。
ウォブル検出部111では、上述された動作により周波数抽出回路135が出力する信号の周波数は152.3KHzにされる。その結果、BPF131の中心周波数fも152.3KHzに設定される。この動作によりBPF131は152.3KHzを中心周波数として通過帯域が設定される。
従来のウォブル検出部によれば、このようにウォブル周波数が変化しても、BPFの中心周波数が変化することはない。そのため従来では、光ディスクの回転速度の変化に伴ってウォブル信号に対応する周波数成分が、例えば152.3KHzを中心とした分布にシフトしているにもかかわらず、145KHzを中心として通過帯域が設定されるため、適切なウォブル検出が行えない可能性がある。それに対し、本発明のウォブル検出部111を用いた光ディスク装置によれば、周波数抽出回路135の出力する周波数に基づいてBPF131の中心周波数fが決定されるため、回転速度が変化しても確実にウォブル検出を行うことが出来る。
また、光ディスク101を回転駆動しているときに、何らかの外的要因などにより回転速度が上下した場合でも、その変動が第3ステップで定められた通過帯域を大きく越えてしまうようなものでない限り、ウォブル検出部111は正確なウォブル周波数を検出する。
また、本発明のウォブル検出方法によれば、初期段階ではプッシュプル信号SPPがBPF131を通過しない状態で、2値化回路を経て周波数抽出回路135に入力され、この段階でもっとも大きな周波数成分の信号に応じて周波数抽出回路の出力が決定される。次にこの周波数抽出回路135が出力した周波数を中心としてQ値が低い状態で正確なウォブル周波数の検出が行われる。このような段階的な動作により、装着された光ディスクのウォブル周波数が未知のものであっても、速やかにウォブル周波数の特定が可能となる。
つまり、初期状態でウォブル検出部111に入力される信号は、どのようなメディアを示すウォブル信号が含まれていても周波数抽出回路135に入力される。この後、最大の周波数成分に対応してBPFの中心周波数が決められるので極めて多種多様なメディアの種類を検出することが可能である。さらにその後、Q値を高くすることでウォブル信号のS/N比を十分に高くすることが可能となる。
以上詳細に説明したように、本発明の周波数成分判別回路、およびそれを用いた情報記録再生装置によれば、入力される信号に最も多く含まれる周波数成分が未知のものであった場合でも、その周波数成分を検出することが可能である。さらにその後、最も多く含まれる周波数成分が変動した場合でも、周波数抽出回路の出力する周波数信号に基づいて帯域通過フィルタの中心周波数が変動するため、入力信号の周波数成分の変化に追従していくことが可能である。したがって情報記録再生装置では適切に情報記録媒体が認識され、さらにその中心周波数の変化にも対応が可能である。
本発明の周波数判別回路を示すブロック図である。 本発明の光ディスク装置の一部の構成を示すブロック図である。 プッシュプル信号の作成を説明するためのブロック図である。 ウォブル検出部の構成を示すブロック図である。 2値化回路(あるいは周波数抽出回路)に入力される信号の周波数帯域をステップごとに示した図である 本発明の実施の形態の周波数抽出回路を示したブロック図である。
符号の説明
11,131 BPF
12,132 制御回路
13,133 スイッチ
14,134 2値化回路
15,135 周波数抽出回路
16,136 制御クロック信号生成回路
100 光ディスク装置
101 光ディスク
102 スピンドルモータ
103 光ピックアップ
104 送りモータ
105 コントローラ
106 サーボコントローラ
107 RFアンプ部
108 リードチャネル部
109 復調/ECC部
110 アドレス処理部
111 ウォブル検出器
121,122 加算器
123,124 HPF
125,126 AGC回路
127 減算器

Claims (8)

  1. 全体として周期性を有するアナログ入力信号から、該アナログ入力信号に最も多く含まれる周波数成分に対応する周波数信号を生成するための周波数成分判別回路であって、
    前記アナログ入力信号の通過帯域を制限する帯域通過フィルタと、
    前記アナログ入力信号あるいは前記帯域通過フィルタの出力信号が選択的に与えられ、与えられた信号から前記周波数信号を生成する周波数抽出回路とを有し、
    前記帯域通過フィルタは、前記周波数抽出回路が出力する前記周波数信号に基づいて前記通過帯域の中心周波数を前記アナログ入力信号に最も多く含まれる周波数成分に近づけることを特徴とする周波数成分判別回路。
  2. 前記アナログ入力信号あるいは前記帯域通過フィルタの出力信号の一方を選択して前記周波数抽出回路に入力するスイッチを有することを特徴とする請求項1に記載の周波数成分判別回路。
  3. 前記スイッチは前記周波数抽出回路の出力するロック信号に基づいて前記アナログ入力信号あるいは前記帯域通過フィルタの出力信号の一方を選択することを特徴とする請求項2に記載の周波数成分判別回路。
  4. 前記周波数抽出回路の出力する周波数信号に基づいて前記帯域通過フィルタの中心周波数を制御する制御クロックを生成する制御クロック生成回路を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の周波数成分判別回路。
  5. 前記周波数抽出回路は位相同期回路と、
    前記位相同期回路の出力する前記周波数信号の周波数が所定の安定状態になった場合に前記ロック信号を出力するロック検出回路を有していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の周波数成分判別回路。
  6. 光ディスク装置のウォブル検出部に請求項1乃至5いずれか1項に記載の周波数成分判別回路を用いた情報記録再生装置。
  7. 装着された光ディスクのウォブルに対応した信号を生成し、前記ウォブル検出部に出力するウォブル信号再生部と、
    前記ウォブル検出部の出力する周波数信号に基づいて、前記装着された光ディスクの種類を判定するディスク判定部とを有する請求項6に記載の情報記録再生装置。
  8. 全体として周期性を有するアナログ入力信号が入力され、前記アナログ入力信号に最も多く含まれる周波数成分に基づいた第1の周波数信号を生成する工程と、
    前記第1の周波数信号に基づいて、前記アナログ入力信号の第1の周波数領域内の周波数成分を有する信号を抽出して第2の周波数信号を生成する工程と、
    前記第2の周波数信号の生成に基づいて、前記アナログ入力信号の前記第1の周波数領域よりも狭い第2の周波数領域内の周波数成分を抽出して第3の周波数信号を生成する工程とを有する周波数成分判別方法。
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