JP2005346338A - 携帯型情報記憶媒体、そのプログラム及び携帯型情報記憶媒体の処理解析方法 - Google Patents

携帯型情報記憶媒体、そのプログラム及び携帯型情報記憶媒体の処理解析方法 Download PDF

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Abstract

【課題】所望のデータの履歴を取得することができ、新たな方法で処理の解析を行うことが可能な携帯型情報記憶媒、そのプログラム及び携帯型情報記憶媒体の処理解析方法を提供する。
【解決手段】外部装置から受信したコマンドについて処理を行う場合に、データを識別する採取データ識別子を羅列したログ対照データテーブルLtを参照し、処理にかかるデータから所定のデータを採取するログ採取部と、ログ採取部によって採取されたデータを蓄積してログ情報Ldとして記憶する不揮発性メモリと、外部装置からの要求に応じてログ対象データテーブルLtへ採取データ識別子の書き込みを行う書き込み部と、外部装置から読み込みコマンドを受信した場合に、所定の条件を満たしているときに、ログ情報Ldを外部装置へ送信する通信部を備えるICカード10。
【選択図】図2

Description

本発明は、処理にかかるデータから採取した所定のデータの履歴を記憶する携帯型情報記憶媒体、そのプログラム及び携帯型情報記憶媒体の処理解析方法に関するものである。
従来、ICカードは、ATMなどの外部装置との通信によって処理を行った場合に、この処理に係るデータのうち、処理日時、外部装置の識別情報、残高、特定の処理のカウンタ(トランザクションの通し番号)などの特定の種類のデータを履歴(ログ)として採取し、記憶していた(例えば、非特許文献1参照)。
"Specification Update Bulletin N゜19, Support for Transaction Log Files"、[online]、平成15年12月、EMVCo、[平成16年5月21日検索]、インターネット〈URL; http://www.emvco.com/documents/bulletin/SU-19_SupportforTransactionLogFiles.pdf〉
しかし、履歴としてICカードに保存されるデータの種類は、ICカードが実行するプログラムの内部で指定されており、参照できる履歴が特定のデータに限定され、これ以外のデータの履歴を得ることができないため、所望のデータの履歴を見ることができないという問題があった。
また、ICカードの障害発生時の調査において、開発機器を使用した再現テストによって解析を行っている。この開発機器を使用せずに、ICカードに保存されている履歴を利用して解析を行うことが考えられるが、解析可能なデータがICカードに保存されている特定の種類のデータに限定されるため、有効な解析を行うことが困難であり、実現性に欠けるという問題があった。
本発明の課題は、所望のデータの履歴を取得することができ、新たな方法で処理の解析を行うことが可能な携帯型情報記憶媒、そのプログラム及び携帯型情報記憶媒体の処理解析方法を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施例に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。すなわち、請求項1の発明は、外部装置(20)からの要求に応じて処理を行う携帯型情報記憶媒体であって、データを識別するデータ識別情報を記憶するデータ識別情報記憶手段(15)と、外部装置からの要求に応じて処理を行う場合に、前記データ識別情報記憶手段に記憶されているデータ識別情報に基づいて、前記処理にかかるデータから所定のデータを採取するデータ採取手段(121)と、前記データ採取手段によって採取されたデータを蓄積した履歴を記憶する履歴記憶手段(15)と、外部装置から所定の要求があった場合に、この要求に応じて、前記データ識別情報記憶手段に記憶されているデータ識別情報の書き換え、及び/又は、前記データ識別情報記憶手段へのデータ識別情報の書き込みを行う識別情報書き込み手段(122)とを備えること、を特徴とする携帯型情報記憶媒体(10)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の携帯型情報記憶媒体において、外部装置から所定の要求があった場合に、この要求に応じて前記履歴記憶手段に記憶されている履歴を前記外部装置へ提供する履歴提供手段(11,12)を備えること、を特徴とする携帯型情報記憶媒体(10)である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の携帯型情報記憶媒体において、外部装置の要求に応じて実行する複数のアプリケーションを記憶するアプリケーション記憶手段(15)を備え、前記データ識別情報記憶手段は、前記データ識別情報を前記アプリケーション記憶手段に記憶されているアプリケーションごとに記憶し、前記データ採取手段は、実行しているアプリケーションに応じた所定のデータを取得すること、を特徴とする携帯型情報記憶媒体(10)である。
請求項4の発明は、データを識別するデータ識別情報を記憶するデータ識別情報記憶手段(15)を備え、外部装置(20)からの要求に応じて処理を行う携帯型情報記憶媒体(10)に実行させる携帯型情報記憶媒体のプログラムであって、外部装置からの要求に応じて処理を行う場合に、前記データ識別情報記憶手段に記憶されているデータ識別情報に基づいて、前記処理にかかるデータから所定のデータを採取するデータ採取手順(S210)と、前記データ採取手順において採取したデータを蓄積して履歴として記憶する履歴記憶手順(S230,S240)と、外部装置から所定の要求があった場合(S110)に、この要求に応じて、前記データ識別情報記憶手段に記憶されているデータ識別情報の書き換え、及び/又は、前記データ識別情報記憶手段へのデータ識別情報の書き込みを行う識別情報書き込み手順(S140)とを備えること、を特徴とする携帯型情報記憶媒体のプログラムである。
請求項5の発明は、請求項4に記載の携帯型情報記憶媒体のプログラムにおいて、外部装置から所定の要求があった場合(S310)に、この要求に応じて前記履歴記憶手段に記憶されている履歴を前記外部装置へ提供する履歴提供手順(S340)を備えること、を特徴とする携帯型情報記憶媒体のプログラムである。
請求項6の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の携帯型情報記憶媒体(10)による処理について解析を行う携帯型情報記憶媒体の処理解析方法であって、前記携帯型情報記憶媒体のデータ識別情報記憶手段に記憶されているデータ識別情報の書き換え、及び/又は、前記データ識別情報記憶手段へのデータ識別情報の書き込みを行う識別情報書き込みステップ(S410)と、前記携帯型情報記憶媒体の処理手段に処理を行わせ、前記識別情報書き込みステップにおいて書き込んだデータ識別情報が示すデータを蓄積して前記履歴記憶手段に記憶させる履歴採取ステップ(S420)と、前記履歴採取ステップにおいて前記履歴記憶手段に記憶した履歴を読み出す履歴読み出しステップ(S430)とを備えること、を特徴とする携帯型情報記憶媒体の処理解析方法である。
本発明による携帯型情報記憶媒、そのプログラム及び携帯型情報記憶媒体の処理解析方法によれば、以下の効果を得ることが可能となる。
(1)外部装置からの要求に応じてデータ識別情報記憶手段に記憶されているデータ識別情報の書き換え、データ識別情報記憶手段へのデータ識別情報の書き込みを行うことによって、所望のデータの履歴を取得することが可能となる。
(2)アプリケーションに応じた所定のデータを蓄積した履歴を記憶することによって、アプリケーションごとに所望のデータの履歴を取得することが可能となる。
(3)データ識別情報の書き換え、書き込みを行い、様々なデータの履歴を取得することによって、携帯型情報記憶媒体の処理解析を行うことが可能となる。
本発明は、携帯型情報記憶媒体の所望のデータの履歴を取得する、新たな方法で処理の解析を行うという目的を、データを識別するデータ識別情報を記憶するデータ識別情報記憶部と、外部装置からの要求に応じて処理を行う場合に、データ識別情報記憶部に記憶されているデータ識別情報を参照し、処理にかかるデータから所定のデータを採取するデータ採取部と、データ採取部によって採取されたデータを蓄積した履歴を記憶する履歴記憶部と、外部装置からの要求に応じてデータ識別情報記憶部へのデータ識別情報の書き込み、及び/又は、データ識別情報記憶部に記憶されているデータ識別情報の書き換えを行う識別情報書き込み部と、外部装置から所定の読み取り要求があった場合であって、所定の条件を満たすときに、履歴記憶部に記憶されている履歴を外部装置へ送信する送信部を備える携帯型情報記憶媒体によって実現する。
図1は、本発明による携帯型情報記憶媒体の構成を示すブロック図であり、本実施例における携帯型情報記憶媒体は、ICカード10である。
図1に示すように、ICカード10は、CPU12と、CPU12に接続されている通信部11、RAM13、ROM14及び不揮発性メモリ15などとを備え、リーダライタを備える情報処理装置である外部装置20と通信を行うことが可能な携帯型情報記憶媒体である。ICカード10は、外部装置20から受信するコマンド(要求)について処理を行い、処理結果を含むレスポンス(応答)を返信する。なお、携帯型情報記憶媒体とは、ICカード、SIMカード(Subscriber Identity Module)、UIMカード(User Identity Module)、ICタグ、携帯電話又は携帯ホルダに挿入されるSIMカード又はUIMカードなど、ICと、外部装置及びIC間の通信を媒介する通信部(インターフェイス)などとを備え、このICの内部のデータにアクセスするために外部装置による所定の処理が必要な機密性の高い携帯型の情報処理装置である。
通信部11は、CPU12及び外部装置20間の通信を媒介するインターフェイス回路であって、非接触式、接触式、又は、接触式及び非接触式での外部装置20との通信を実現する。
CPU12は、種々の演算、制御などを行い、ICカード10を統括制御する中央処理装置であって、ROM14、不揮発性メモリ15などのメモリに格納されているプログラムを実行することによって、ログ採取部121、書き込み部122、判定部123などを実現する。ログ採取部121の機能の詳細については、図2及び図4、書き込み部122については、図2〜図4、判定部123については、図3及び図5を用いて後述する。
RAM13は、揮発性メモリであり、CPU12が処理を行うための作業領域として使用される。ROM14は、不揮発性の読み出し専用メモリであって、オペレーティングシステム(OS)、実行環境などのプログラムなどを記憶している。不揮発性メモリ15は、EEPROM、フラッシュメモリ、FRAMなどの随時書き換え可能な不揮発性のメモリであり、通常ユーザのワークエリア、プログラムエリアなどとして使用される。また、不揮発性メモリ15は、それぞれ、ICカード発行時に形成されたログ対象データテーブル領域及びログ領域に、ログ対象データテーブルLt、ログ情報Ldを記憶している。
図2は、不揮発性メモリ15に記憶されているログ対象データテーブルLt、ログ情報Ldを説明する説明図である。
図2に示すように、ログ対象データテーブルLtは、ログ(履歴)として採取するデータの識別子である採取データ識別子を羅列したテーブルである。採取データ識別子は、タグ(Tag)など、データを少なくともカード内部に存在するデータから特定の属性のデータを識別するための情報を含んでいる。ログ対象データテーブルLtに含まれる採取データ識別子の数「n」は、限定されず、任意に設定することができるが、採取する各データの量、データの件数、不揮発性メモリ15の容量などに応じて設定することが望ましい。
CPU12のログ採取部121は、このログ対象データテーブルLtに格納されている採取データ識別子に基づいて、外部装置20から受信したコマンドの処理にかかるデータなどのカード内部に存在するデータから、処理日時、外部装置20の識別情報、残高、処理のカウンタなどの特定のデータを識別し、採取する(#10)。なお、コマンドの処理にかかるデータ(カード内部に存在するデータ)は、処理に用いられるデータ、処理の前後において変化するデータ、処理においてICカード10に提供されるデータなどの処理に関係するデータであって、処理によって変化する変数のデータ(例えば、処理カウンタ)に限定されず、外部装置20から提供されるデータ(例えば、時計機能のないICカードに外部装置から提供される処理日時)、通信データなども含む。
書き込み部122は、ログ採取部121が採取したデータを、ログ対象データテーブルLtに指定された順(羅列順など)にデータを並べて、ログ書き込み用データを作成し、不揮発性メモリ15のログ領域に書き込む(#20)。
また、書き込み部122は、外部装置20から所定のコマンドがあった場合に、このコマンドに応じて、ログ対象データテーブルLtに含まれる採取データ識別子の書き込み(書き換えを含む。)を行う(#30)。
ログ情報Ldは、ログ採取部121によって採取されたデータを蓄積した履歴を示す情報であって、読み込み対象としてログ領域を指定した、所定のデータ読み込みコマンドをICカード10に送信することにより、外部装置20から参照することができる(#40)。なお、不揮発性メモリ15の容量に制限があるため、保存するデータの件数は、所定の件数に制限され、循環順編成でデータが蓄積される。つまり、CPU12は、この件数を超えると最も古いデータを削除し、新しいデータを保存する。なお、データの蓄積方法は、これに限定されない。また、ログ情報Ldは、各アプリケーションに係るデータの履歴など、蓄積されているデータの種類でファイルなどによって分類され、分類されたそれぞれの履歴についてセキュリティ属性が設定されている。セキュリティ属性とは、アクセス対象(ファイル)に対して、許可されている行為(アクセスモード)と、その行為を完結するために必要な条件(セキュリティ条件)を規定した情報である。
図3は、本発明による携帯型情報記憶媒体の動作及びそのプログラムを示すフローチャートであって、ログ対象データテーブルLtへの識別子の登録、変更について行う処理を示している。以下、ICカード10のCPU12の処理を中心に説明する。
図3に示すように、ステップ100(以下、「ステップ」を「S」という。)において、ICカード10は、外部装置20との通信路を確立し、電力供給を受け、コマンドの受信待ちの状態にある。
S110において、ICカード10は、採取データ識別子を含み、ログ対象データテーブルLtへこの識別子の書き込みを要求するコマンドを外部装置20から受信する。判定部123は、セキュリティステータスがログ対照データテーブルLt(ログ対象データテーブル領域)へのデータ書込みを行う場合に満たすべきセキュリティ条件を満たしているか否かを、セキュリティ属性を参照して判定する(S120)。セキュリティステータスとは、セキュリティについての状態を示す、ICカード10内に保持されている情報であって、外部装置20(又は操作者)の認証結果(認証済みか否か)など、外部装置20などのICカード10に対する権限に応じて変更される。肯と判定した場合には、判定部123は、コマンドに含まれる採取データ識別子が正当なものであるか否か(無効な識別子でないか)について判定する。(S130)。
肯と判定した場合には、受信したコマンドに応じて、ログ対象データテーブルLtに採取データ識別子を書き込み(S140)、正常に書き込みができた場合には、その旨を示すレスポンスを外部装置20に返信し、コマンドについての処理を終了する(S160)。
一方、S120、S130において判定部123が否と判定した場合、又は、S140において書き込みが失敗した場合には、その旨を示すNGのレスポンスを外部装置20に返信し、コマンドについての処理を終了する(S170)。
図4は、本発明による携帯型情報記憶媒体の動作及びそのプログラムを示すフローチャートであって、ログの採取について行う処理を示している。以下、ICカード10のCPU12の処理を中心に説明する。
ICカード10は、外部装置20から受信したコマンドについての処理を行う場合にログ採取の処理を実行する。
図4に示すように、S200において、ICカード10は、外部装置20からコマンドを受信し、このコマンドについての処理を実行するとともに、ログ採取部121は、ログ対象データテーブルLtを参照し、採取データ識別子で指定されるデータをICカード10内から検索する(S210)。
該当するデータを検出し、採取できた場合には、書き込み部122は、ログ対象データテーブルLtに指定された順にデータを並べて、ログ書き込み用データを作成し(S220,S230)、ログ領域に書き込み(S240)、ICカード10は、処理を正常終了する(S260)。
一方、S210において、該当するデータを検出することができないときなど、該当するデータの全てを採取することができなかった場合、又は、S240において書き込みが失敗した場合には、異常終了する(S220,S250,S270)。
図5は、本発明による携帯型情報記憶媒体の動作及びそのプログラムを示すフローチャートであって、ログの参照(図2の#40)について行う処理を示している。以下、ICカード10のCPU12の処理を中心に説明する。
図5に示すように、S300において、ICカード10は、外部装置20との通信路を確立し、電力供給を受け、コマンドの受信待ちの状態にある。
S310において、ICカード10は、ログ領域に保存されている情報の読み込みを要求するデータ読み込みコマンドを受信する。
判定部123は、セキュリティステータスがログ領域のデータ読み込みを行う場合に満たすべきセキュリティ条件を満たしているか否かを、セキュリティ属性を参照して判定する(S320)。肯と判定した場合には、コマンドに応じて、ログ領域に保存されているデータを読み出し(S330)、このデータを含むレスポンスを外部装置20に返信し(S340)、正常終了する(S350)。
一方、セキュリティ条件を満たさないと判定した場合には、その旨を示すNGのレスポンスを外部装置20に返信し(S360)、コマンドの処理を異常終了する(S370)。
図6は、本発明による携帯型情報記憶媒体の処理解析方法を示すフローチャートである。なお、ICカード10にプログラム上の障害が発生し、その原因を解析するために、ICカード10の処理の解析を行うものとする。
図6に示すように、S400において、ICカード10は、外部装置20との通信路を確立し、電力供給を受け、コマンドの受信待ちの状態にある。
S410において、外部装置20から書き込みのコマンドをICカード10へ送信し、所定のデータを識別する対象データ識別子をICカード10のログ対象データテーブルLtへ書き込む(書き換える)(図3参照)。
S420において、外部装置20からコマンドをICカード10へ送信し、処理の解析を行いたいプログラムを繰り返し実行させ、不揮発性メモリ15のログ領域にログ情報Ldを記憶させ、履歴を蓄積する(図4参照)。
S430において、外部装置20から読み込みのコマンドをICカード10へ送信し、不揮発性メモリ15のログ領域に蓄積されているログ情報Ldを読み出す(図5参照)。
読み出したログ情報Ldから処理におけるデータの変化を確認するなど、読み出したログ情報Ldに基づいて、障害原因を解析、調査する。
障害原因を発見できない場合には、発見できるまで、別の対象データ識別子をログ対象データテーブルLtへ書き込んで同様の処理を繰り返す(S410からS440まで)。
に障害の原因を探す。
このように、本実施例によれば、ICカード10は、外部装置20からの要求に応じて不揮発性メモリ15のログ対象データテーブルLtへ採取データ識別子の書き込み、ログ対象データテーブルLtへの採取データ識別子の書き換えを行い、採取データ識別子が識別するデータを履歴として記憶するため、所望のデータの履歴を取得することが可能となった。また、ログ対象データテーブルLtの内容を書き換えることによって、プログラムの内容を変更せずとも、履歴として保存するデータ、つまり、取得する履歴の種類を容易に変更することが可能となった。
更に、採取データ識別子の書き換え、書き込みを行い、様々なデータの履歴を取得することによって、ICカード10に障害が生じた場合の解析など、ICカード10の処理解析を行うことが可能となった。
(変形例)
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。例えば、実施例において、携帯型情報記憶媒体としてICカード10を記載したが、携帯型情報記憶媒体は、これに限定されず、SIMカード、UIMカード、ICタグ、携帯電話又は携帯ホルダに挿入されたSIMカード又はUIMカードなどの他の携帯型情報記憶媒体であってもよい。また、ICカード10の通信方式は、非接触式、接触式のいずれであってもよく、外部装置20と通信を行うことができればよい。
ICカード10に複数のアプリケーションが搭載されている場合、つまり、ICカード10がいわゆるマルチアプリケーションICカードである場合には、ICカード10は、不揮発性メモリ15に、アプリケーションごとの、ログ対象データテーブルLtを記憶していてもよい。ICカード10が実行しているアプリケーションに対応するログ対象データテーブルLtを参照して、ログ採取部121がデータを採取することによって、アプリケーションごとに所望のデータの履歴を取得することが可能となる。
携帯型情報記憶媒体の構成を示すブロック図である。 不揮発性メモリ15に記憶されているログ対象データテーブルLt、ログ情報Ldを説明する説明図である。 携帯型情報記憶媒体の動作及びそのプログラムを示すフローチャートである。 携帯型情報記憶媒体の動作及びそのプログラムを示すフローチャートである。 携帯型情報記憶媒体の動作及びそのプログラムを示すフローチャートである。 携帯型情報記憶媒体の処理解析方法を示すフローチャートである。
符号の説明
10 ICカード
11 通信部
12 CPU
13 RAM
14 ROM
15 不揮発性メモリ
20 外部装置
121 ログ採取部
122 書き込み部
123 判定部
Lt ログ対象データテーブル
Ld ログ情報

Claims (6)

  1. 外部装置からの要求に応じて処理を行う携帯型情報記憶媒体であって、
    データを識別するデータ識別情報を記憶するデータ識別情報記憶手段と、
    外部装置からの要求に応じて処理を行う場合に、前記データ識別情報記憶手段に記憶されているデータ識別情報に基づいて、前記処理にかかるデータから所定のデータを採取するデータ採取手段と、
    前記データ採取手段によって採取されたデータを蓄積した履歴を記憶する履歴記憶手段と、
    外部装置から所定の要求があった場合に、この要求に応じて、前記データ識別情報記憶手段に記憶されているデータ識別情報の書き換え、及び/又は、前記データ識別情報記憶手段へのデータ識別情報の書き込みを行う識別情報書き込み手段とを備えること、
    を特徴とする携帯型情報記憶媒体。
  2. 請求項1に記載の携帯型情報記憶媒体において、
    外部装置から所定の要求があった場合に、この要求に応じて前記履歴記憶手段に記憶されている履歴を前記外部装置へ提供する履歴提供手段を備えること、
    を特徴とする携帯型情報記憶媒体。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の携帯型情報記憶媒体において、
    外部装置の要求に応じて実行する複数のアプリケーションを記憶するアプリケーション記憶手段を備え、
    前記データ識別情報記憶手段は、前記データ識別情報を前記アプリケーション記憶手段に記憶されているアプリケーションごとに記憶し、
    前記データ採取手段は、実行しているアプリケーションに応じた所定のデータを取得すること、
    を特徴とする携帯型情報記憶媒体。
  4. データを識別するデータ識別情報を記憶するデータ識別情報記憶手段を備え、外部装置からの要求に応じて処理を行う携帯型情報記憶媒体に実行させる携帯型情報記憶媒体のプログラムであって、
    外部装置からの要求に応じて処理を行う場合に、前記データ識別情報記憶手段に記憶されているデータ識別情報に基づいて、前記処理にかかるデータから所定のデータを採取するデータ採取手順と、
    前記データ採取手順において採取したデータを蓄積して履歴として記憶する履歴記憶手順と、
    外部装置から所定の要求があった場合に、この要求に応じて、前記データ識別情報記憶手段に記憶されているデータ識別情報の書き換え、及び/又は、前記データ識別情報記憶手段へのデータ識別情報の書き込みを行う識別情報書き込み手順とを備えること、
    を特徴とする携帯型情報記憶媒体のプログラム。
  5. 請求項4に記載の携帯型情報記憶媒体のプログラムにおいて、
    外部装置から所定の要求があった場合に、この要求に応じて前記履歴記憶手段に記憶されている履歴を前記外部装置へ提供する履歴提供手順を備えること、
    を特徴とする携帯型情報記憶媒体のプログラム。
  6. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の携帯型情報記憶媒体による処理について解析を行う携帯型情報記憶媒体の処理解析方法であって、
    前記携帯型情報記憶媒体のデータ識別情報記憶手段に記憶されているデータ識別情報の書き換え、及び/又は、前記データ識別情報記憶手段へのデータ識別情報の書き込みを行う識別情報書き込みステップと、
    前記携帯型情報記憶媒体の処理手段に処理を行わせ、前記識別情報書き込みステップにおいて書き込んだデータ識別情報が示すデータを蓄積して前記履歴記憶手段に記憶させる履歴採取ステップと、
    前記履歴採取ステップにおいて前記履歴記憶手段に記憶した履歴を読み出す履歴読み出しステップとを備えること、
    を特徴とする携帯型情報記憶媒体の処理解析方法。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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