JP2005346095A - デジタルメディア通信および制御のシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】音声通信および制御システムは、そのそれぞれがデジタル音声データおよび制御データのデバイスの少なくとも1つから、デバイスの少なくとも他の1つへの通信のためのデバイスインタフェースモジュールを含む、複数の音声デバイス12,18を含む。汎用データリンク20は、デバイスインタフェースモジュールのそれぞれに動作自在に接続される。デバイスインタフェースモジュールおよび汎用データリンクは、システム内でデバイスをいっしょに接続し、デジタル音声データの全二重通信をデバイス間に提供するために、組み合わされて動作できるようにする。
【選択図】図1
Description
本発明は、楽器とその楽器によって生成される音を制御し、複製するために必要とされる電子構成部品間で信号およびデータの通信を可能にするためのシステムに関する。さらに特定すると、本発明は、音声信号およびデバイスを特定し、制御するための信号の通信の目的のために、1つまたは複数の種々な楽器と汎用ネットワーク上の関係する音声構成要素の相互接続を容易にするシステムおよび方法に関する。
音声信号およびデバイスの生成、伝送、振幅および制御は、急速に変化している種々の、しかし相互に関連付けられた技術を必要とする。高い帯域幅のデジタル通信技術および分散システムの開発および実現は、本の出版からテレビ/ビデオ放送に至るすべてのメディア産業に著しく影響を及ぼしている。視覚または音の感覚に影響を及ぼす製品、システムおよびサービスは、共通の技術および分散パイプラインの使用に集束してきている。これは、生産される製品の性質に対してだけではなく、販路およびそれらの製品の生産内容の性質に対しても甚大な影響を与えている。
音声技術およびデジタル技術の集束の現在の例は、MPEG−3デジタルミュージックフォーマット、安価な記録可能CD(例えば「ミニディスク(Mini Disc)」、および高帯域幅インターネットの到来および消費者の受容である。しかしながら、技術によって動かされる製品の市場は、複数の技術規格の実現によって報いられていない。典型的には、新しい技術はその初期段階に、多くのケースでは異なる規格の多様な主唱者の間で活発に討議、議論される複数の規格で始まる。繁栄している大部分の技術によって動かされる業界では、歴史的に、単一規格がその業界の構成員によって例外なく採用される。このような標準化の例は、AC対DC家庭電気供給、ポストスクリプト(Postscript)印刷言語、VHS対ベータ(Beta)ビデオ記録フォーマットを含む。同様に、音声およびビデオコンテンツのデジタル通信にも例外なく認められている規格がある。ネットワークハードウェア、ソフトウェア、およびノウハウのかなりの先在するインフラストラクチャと結合されたインターネットおよびそのTCP/
IPプロトコルの圧倒的な受容のため、デジタル音声/ビデオ通信および制御のための汎用規格は、この周知のTCP/IPおよびインターネット技術の回りで回転しなければならない。
既存の音声ハードウェア市場の弱点は、デジタル電子技術のその応用にある。今日の音楽家は、高品質の音のマルチトラックを自らのコンピュータに記録、処理することができるが、1950年代のアナログ回路を備えたボックスに強制的に接続させられている。例えば、ギター楽器の最初の課題は、ギターの音をさらに大きくすることであった。その時代の回路は楽器の音を歪めたが、そのタスクは達成した。時間を経て、これらの歪みは所望されるトーンとなり、競合の基礎となった。ギター演奏家は音の改良に非常に関心を抱いている。
デジタル技術は、音楽家が、無限の多岐に渡る音の改良物および付加拡張機能を作成できるようにする。小さなクラブのギター演奏家は、ストンプボックス、リバーブエフェクト、ワイヤ、ギター等の真実の集積を有する。彼は、通常、エフェクトボックスのラック、およびアンプが本質的に点源であるために、音の分散が一般的には最適ではないどこかに配置されている古臭いアンプを有する。この正確な音の配置が欠如しているため、サウンド技術者は、全体的なアンサンブルを聞くことが大好きだろう聴衆だけではなく、バンドの残りも喜ばせるために、ギター演奏家を全体的な音のスペクトルの中に統合しようと苦闘している。
技術はデジタル音声経路にそってある程度の進歩を遂げてきた。例えば、従来の技術によるギタープロセッサ、および単一のギターが異なるギター種類、増幅器型、およびリバーブや遅延などのその他の音の修正をエミュレートすることができるようにするためにデジタル信号処理(DSP)を使用するデジタルアンプがある。同じ多岐に渡る音および変化をDSP技術を使用せずに達成するには、音楽家は、複数のギター、複数の異なるアンプ、および複数でないのであれば、少なくとも1つの付属品電子ボックスを購入しなければならないだろう。
すべての既存の楽器は、それらが任意の種類の変換器を使用するのであれば、音情報をアナログ信号として出力する。このアナログ信号は、出力レベルとインピーダンスで変化し、キャパシタンスおよびその他の環境上の歪みにさらされ、接地ループおよびその他の種類の電子雑音にさらされることがある。このような様式で環境によって劣化された後に、アナログ信号は、多くの場合、どこかの点でデジタル化され、デジタル化された信号は雑音成分を含んでいる。既存のデジタル音声技術は約束を示すが、音声装置および楽器の業界が、すべての音声信号が最初にデジタルであるシステムおよび方法から利益を得ることは明確である。
現在、AES/EBU、S/PDIF、ADAT「光パイプ(Light Pipe)」、およびIEEE1394「ファイアワイヤ(Firewire)」を含む複数のデジタル相互接続仕様がある。しかしながら、これらの規格または仕様のどれも、生の音楽演奏の独特な要件には物理的に適切ではない。加えて、時間計測(clocking)、同期およびジッタ/待ち時間管理は、これらの既存のデジタルオプションの多くで大きな問題である。
音楽市場のさまざまな部門は、デジタル音声を実験してきた。いくつかの部門はそれを完全に包含したが、適切なスケラブルな規格はない。明らかに、デジタル構成要素は存在するが、これらはデジタル「アイランド(islands)」として設計されている。相応して、多くの製造メーカは、製品世界の自分達の小さな部分をデジタルにすることを選んだが、世界の残りと接続するには、おもに従来のアナログI/Oに依存している。これは、問題の特定の製品の局所的な問題を解決してよいが、相互接続されているデバイスの数が増すにつれて生じるさらに大きなシステム指向の問題を解決するにはほとんど何もしない。加えて、各「ボックス」内のアナログ/デジタル変換およびデジタル/アナログ変換により引き起こされる小さい音の劣化は、最適な音質を作り出すために結合する。最終的に、デジタルに行ったり来たり変換する鎖の中にそれぞれの構成要素を有する事に関するコスト、動力およびサイズの非効率さは、汎用的でエンドトゥエンドなデジタル解決策を懇願する。
問題の別の基本的であるが、重要な部分は、ライブの音楽家が長くて、局所的に修理可能で、設置と使用が簡単な単一のケーブルを必要とするという点である。加えて、セットアップは多くの場合、現在の複数ケーブル解決策で制しきれずに拡大するため、単一のケーブル上で複数の音声チャネルをサポートすることはきわめて望ましい。また、デジタル楽器で使用されるアクティブな回路に電力を供給するための手段として、電池よりファントム電力(ファントム電源)が好まれる。
すでに確立されている技術の傾向およびパターンに基づいて、デジタルギターは、高い帯域幅デジタル信号を送る変換器(ピックアップ)とともに出現するだろう。進歩は、雑音、ときどきの一貫性のない音色の応答、および後の信号処理を必要とする忠実度の損失を含む、それが置き換えるだろうアナログ技術の多くの不利益な態様を取り除くだろう。楽器からデジタル技術を導入すると、完全な信号経路および信号経路に関連付けられた装置をデジタルにすることができるだろう。残念なことに、複数の楽器と関連付けられた音声構成要素を、それらが互いに通信でき、汎用インタフェースおよび通信プロトコルを使用してデジタル領域で完全に制御できるように、容易にかつ素早く相互接続する、使用できるシステムはない。
演奏中の音楽家は、高度な忠実度の音声、直感的な制御機能、極端な簡略さ、および総合的な信頼性の複数のチャネルを提供する新しい演奏指向型解決策を必要とする。また、このシステムが、録音スタジオ用途を含む、恒久的なシステムの要件を満たすためにスケーラブルであることも望ましい。
音楽演奏環境における既存のアナログ技術およびデジタル技術の制限および弱点を克服するために、申請人は、好まれている実施態様において、32ビットの最高十六(16)のチャネル−96kHzデジタル音声信号および実質上あらゆるコンピュータネットワークですでに使用でき、使用されている安価なコネクタおよびケーブルを使用して、両方向で単一ケーブル上を流れるデータを可能にするだろうシステムを発明した。このケーブルは、ギター(またはそれ以外の楽器)の中の電子部品が、電池またはその他の電源なしで機能できるようにするのに十分な電力も搬送するだろう。便宜的に、本発明のシステムは、ここでは、グローバル楽器通信システム(つまりGMICS)と呼ばれることがあるだろう。GMICSは、本発明の譲受人であるギブソン・ギター・コーポレーション(Gibson Guitar Corp.)の商標である。
本発明のシステムは、GMICSデータリンク、つまり、デジタル音声データの2台のGMICSデバイス間での通信高速2地点間接続を含む。本発明のシステムおよび方法は、さらに、GMICSシステム構成および制御プロトコルだけではなく、個々のGMICSデバイスの特徴の定義および記述も含む。
GMICSデータリンクは、全二重デジタル音声信号、制御信号、およびユーザデータを2台の相互接続されたGMICSデバイス間で伝送する高速2地点間接続である。自己時間計測データは、現在のサンプル速度でGMICSデバイス間で連続して伝送されるフレームにパックされる。
フレーム内でのデジタル音声データの柔軟なパッキングが、種々の特徴を有するGMICSデバイスの適合およびインタフェースを最適化するために、ビット解像度とチャネル容量の引き換えを可能にする。制御データフィールドは、GMICSシステム構成、デバイス識別、制御およびステータスに備える。ユーザデータフィールドは、GMICSデバイス間で非音声データを伝送するために提供される。
GMICSシステムは、「楽器」および「制御装置」という2種類のGMICSデバイスを含んでよい。楽器は、典型的には、ギター、マイク、またはスピーカなどの音変換器である。制御装置は、典型的には、複数のGMICS楽器に接続および電力を提供するインテリジェント増幅器であり、GMICSシステムを構成することができ、GMICSシステムを構成する責任を負う。制御装置は、楽器の接続性を高めるためにその他の制御装置への上流および下流での接続も含んでよい。
データリンク電子部品および関連付けられたケーブル布線およびコネクタは、厳しい環境での信頼できる使用のために設計される。GMICSデバイスの「ホットプラグ接続(Hot−plugging)」は、システムによってサポートされている。
その結果、以下の新規特徴を含む増幅された楽器用の汎用通信制御システムが提供される。
(1)デバイスごとの制御データは、(a)特定側デバイスごとのシステムによる自動構成およびシステムへの同期があるように、(b)「フレンドリ名」を使用することでユーザがシステム上で自分のシステムに名前を指定できるように、(c)「デバイス名」がデータベースにではなく、デバイスに常駐するように、および(d)デバイスが「外来の」GMICSシステムに接続されると、デバイスIDが使用できるように、デバイスIDを使用する「フレンドリ名前指定(Friendly naming)」方式を含む。
(2)システム内の他のデバイスを表示し、システム内の他のデバイスに反応することができる全二重楽器を作成するために、「応答」を既存の楽器刺激に追加する両方向デバイスインタフェースが提供される。
(3)システムトポロジが、楽器および制御装置が所望のシステム複雑度を生じさせるためにプラグ接続し、所望の特徴を備えた新しいデバイスをプラグ接続することによって簡略なシステム機能拡張に備えるようにリソースのノード接続に対処する。
(4)システムは、(a)「実行中の」音声信号および制御信号の経路選択、(b)音声ノードを随意に「移動する」ことができる、および(c)特殊効果装置が、物理的にそれらを移動したり、接続しなくても共用できることを含む、動的リソース割当てを実現する。
(5)例えばギターが直接的にギター増幅器に差し込まれなくてもよいなど、デバイスが、任意の使用可能なコネクタを通して物理的にシステムに接続されるように、論理接続がシステムに対して行われる。
(6)システムは、多くの物理的なトランスポート媒体をサポートし、音声チャネルの数とデータ帯域幅の両方の簡略な拡大に対処する多層プロトコルを有する。
(7)デバイスの(ユーザにとって)見なれた2地点間接続、つまり複数のデバイス用の(「区切り禁止(breakout)」ボックスに類似する)「スター」ネットワーク構成があり、それによりユーザ経験を簡略化する。
(8)システムは、異なるGMICSデータリンクが、システム内のさまざまなサンプル速度で動作するように、複数のサンプリング速度で動作できる。
(9)楽器電子部品用のファントム電力は、GMICSデータリンク上で送信される。
(10)システムは、従来のネットワークハードウェアを利用できる。例えば、GMICSシステムの1つの実施態様は、標準カテゴリ5(CAT5)ケーブルを使用して、100メガビットのイーサネット(登録商標)物理層で実現される。
このようにして、GMICSは、ライブの専門的なスタジオおよび家庭音楽演奏環境での使用に適した汎用規格に基づいた初の低コストデジタル相互接続システムである。GMICS技術は、楽器、プロセッサ、増幅器、記録装置、およびミキシングデバイスでの使用に素早く適応することができる。
GMICSは、現在の「ポイント解決策」デジタルインタフェースに固有な制約および演奏の不利な点を克服し、新しいレベルの制御と信頼性を提供する一方で、高められた音波忠実度、簡略化されたセットアップおよび使用を提供する完全にデジタルなシステムを作成する。
GMICSは、さまざまなベンダの楽器および増幅器、ミキサー、およびエフェクトボックスなどのそのサポートデバイスが、開放アーキテクチャインフラストラクチャでデジタルで相互運用できるようにする。
システム概要
図1および図2に概して図示されるように、本発明のGMICSシステム10のトポロジは、楽器デバイス、処理装置、増幅器および/または記録システムのブロック式のデージーチェーン接続された双方向デジタル相互接続によって特徴付けられる。各デバイスは、1つまたは複数の他のデバイスへのデータリンク接続を有する。このようにして、システム10は、GMICSデータリンクによって相互接続される楽器および制御装置から構成される。各GMICSデバイスは、音声データ、制御データまたは両方を生成、処理、中継、または受信する。
例えば、図2に図示されるように、GMICSシステム10におけるギターセットアップは、ギター12、増幅器13、および制御ペダル15を含む。ギター12は、システムデータリンクケーブル11を通して直接的に増幅器13に接続されてよい。フットコントロール15は、USBケーブル16を通して制御コンピュータ17に接続されてよく、制御コンピュータ17も別のリンクケーブル11を通して増幅器13に接続される。代わりに、ギター12は、その結果増幅器13に接続される、コントロールペダル15に直接的に接続されてよい。ギター12は、ギター12が、ピックアップセレクタ、音量調節ノブ、または音色調節などのそのいくつかの内蔵制御装置の1つまたは複数から制御データを送信するだけではなく、デジタル音声データを生成することもできるように、システムデバイスモジュール23(図4)を含む。コントロールペダル15は、制御データを生成し、ギター12から送信される音声データを中継するだろう。増幅器13は、ギターまたは音量ペダルによって送信される任意の制御データまたは音声デ
ータ用の受信機としての役割を果たすだろう。システム10は音声データと制御データの双方向通信を提供するため、増幅器13が制御メッセージまたは音声をギターに送り返すことは可能である。
物理インタフェース
GMICSは、複数の物理インタフェースを有することができる。この用途は、2つの物理的なインタフェース、つまり共通楽器インタフェースと高速光インタフェースを特定する。
システムの1つの実施態様では、共通楽器インタフェース(楽器と増幅器間の接続)は、従来の100メガビットのイーサネット(登録商標)物理層に基づいている。該100メガビットGMICSデータリンクは、G100TXリンクと呼ばれる。これは、データトランスポート機構と相互接続するケーブルとコネクタの両方を含む。GMICSトランスポートの1つの実施態様は、標準CAT5ケーブルおよびRJ−45コネクタを使用する。
その他の物理インタフェースは、高速マルチリンク光インタフェース、無線、および新しいギガビットのイーサネット(登録商標)物理層に基づく物理層インタフェースを含むことがある。GMICSシステムの無線用途は、現在の機能および使用可能な技術のビット密度に依存している。高帯域幅光インタフェースは、長距離での多数のGMICSチャネルをトランスポートするために理想的である。これは、ミキシングコンソールまたは増幅器がステージから数百フィートである場合があり、膨大な数の音声チャネルを必要とする大きなアリーナで非常に有効である。重信電力は、光ベースのシステムには使用できない。
電気インタフェース
共通インタフェース、G100TXは、100メガビットのイーサネット(登録商標)で使用されるGMICSデータを、リンク層プロトコルを通してトランスポートするだろう。データは、4ビット/5ビット方式で符号化されてから、RF「ホットスポット(hot spots)」を排除するためにスクランブルされ、このようにしてエミッションを削減する。これは、大規模なインストール済みのベースを備えた文書による十分な裏づけがある、試験済みのデータ駆動機構である。標準カテゴリ5(「CAT5」)ケーブル内の8つの導体の内、4つだけがデータトランスポートに使用される。G100TXは、制限された電力で動作できる楽器用のファントム電力を供給するために4つの未使用の導体を使用する。ギター、ドラム変換器、およびマイクがこのようなデバイスの例である。好ましくは、G100TXベースのGMICSデータリンクは、楽器への9ボルトのDCで最高500mAを供給する。リンクホストは、GMICSリンク電力が、ユーザと装置の両方にとって安全であることを保障する。電流制限は、短絡が補正された後にシステムが稼動中となるように実行される。トリガ時に交換を必要とするヒューズは推奨されない。
GMICSプロトコルは、多くの異なる物理トランスポート層の使用を可能とするように設計される。GMICSに考えられるトランスポート層を選択するときに従わなければならないいくつかの重要な規則がある。第1に、トランスポートは非常に低い待ち時間を有さなければならない。GMICSはリアルタイムデジタルリンクである。待ち時間は非常に低い、数百マイクロ秒台にすぎなくなくてはならないが、決定論的である必要もある。第2に、物理インタフェースは、生演奏環境でも適切に機能するほど堅牢でなければならない。ライブ環境は、リンクケーブル近くを通る、またはリンクケーブルと束ねられる高電圧/電流ケーブルを含んでよい。リンクが許容可能であるためには、それはこの厳しい環境で適切に機能しなければならない。
データリンクインタフェース
データは同期速度での別個のパケットという形でGMICSデバイス間を伝送される。GMICSデータパケットは、ヘッダ、16個の音声データパイプ、高速ユーザデータパイプ、GMICS制御データパイプ、およびオプションのCR−32を含む。ヘッダは、プリアンブル、フレームバイト開始、データ有効フラグ、サンプルレート、フレームカウンタおよびバス制御ビットを含む。
音声データパイプは、2つのGMICSデバイス間の32ビットのデータハイウェイである。パイプ内のデータのフォーマットは、パケットヘッダ内で、およびいくつかのケースでは各データパイプ内のタグとして使用される4ビットニブルで特定される。音声は、PCM音声データの16ビット、24ビット、28ビットまたは32ビットであってよい。特殊な圧縮されたデータフォーマットもサポートされ、タグの中で特定される。それぞれの個別音声パイプには、所望される場合、音声チャネルの対応する非可用性とともに、最高16の余分なデータチャネルを提供する32ビットデータとして割り当てし直される。
GMICS制御データパイプは、GMICS関連の制御メッセージ通信用のハイウェイである。固有のGMICS制御が使用されなければならないが、制御パイプは、MIDIを含む複数の種類の制御を送ることができる。制御パイプは、制御型バイト、バージョンフィールド、48ビットのソースと宛先のアドレス空間、メッセージフィールド、および32ビットのデータワードを含む。
マスタタイミング制御
GMICSシステム内のすべてのデバイスが、互いに同相でデータを処理するために、同期の単一ソースがなければならない。ソースは、システムタイミングマスタ(STM)と呼ばれる。それは、任意の非楽器デバイスであり、システム構成プロセスの間に選択されてよい。デバイスがSTMとして構成されない場合、1つがシステム階層に基づいて自動的に選択されるだろう。複数のデバイスがデージーチェーンとして接続される状況では、自動的に選択されるSTMに備える3つの規則が提示される。
GMICSパケットタイミングは、システムの音声サンプルレートに同期している。このサンプル、つまりパケット、タイミングは、STMのケースでは局所的に生成されるか、スレーブデバイスでは回復され、再生される。駆動機構クロックは、サンプルクロックに非同期であり、物理層駆動機構によってだけ使用される。図4は、GMICSシステムタイミングスレーブデバイス23sに接続されるGMICS STM 23mを含むデバイスインタフェースモジュールの簡略化されたブロック図である。スレーブデバイス23sは、GMICSデータパケットを符号化/復号するために回復され、再生されたサンプルクロックだけを使用する。
GMICS制御
制御情報は、楽器の機能性における必須要因である。インタフェース固有の制御プロトコルがGMICSシステムで使用される。GMICS制御は、3つの16ビットフィールド、つまりデバイス、機能およびパラメータの中で分割される48ビットアドレス空間の回りで回転する。これが、複数のレベルでのデバイスへのアクセスに対処する。デバイスアドレスは、列挙の間に決定される。デバイスの製造メーカは、他の2つのアドレスフィールドを決定する。これは、MIDIシステムで行われるように、パラメータと制御装置メッセージを事前定義する必要性を緩和する。デバイスは、システム制御メッセージを使用することによって、他のデバイスアドレス、および関連付けられたフレンドリ名に関して照会できる。これは、依然として非技術的なユーザフレンドリなインタフェースをサポートしつつ、完全な制御に備える。
制御型バイトは、制御パイプまたはチャネルへの非GMICS制御メッセージアクセスを可能にする。他の仕様からの制御メッセージは、32ビットデータワード内にカプセル化することができる。MIDIは、定義された代替制御型の一例である。
デバイス分類
制御情報が送信されていないケースでは、デバイスは、制御データの代わりにデバイス分類メッセージを送信できる。このメッセージは、デバイスの機能性および機能に関する情報を提供する。GMICSシステム内の他のデバイスは、この情報を必要に応じて使用できる。デバイス分類方法は、32ビットデータワード内にカプセル化される。
クラシックモード
クラシックモードは、GMICSシステムの簡略さおよび汎用性をさらに増加する手段である。クラシックモードは、楽器にデフォルトチャネル割当ての集合を与える。これは、未知のデバイスが既知の状態で電源投入し、確かな初期のユーザ経験を提供できるようにするだろう。デバイスは、任意の様式でチャネルを割り当てることができるが、すべてのデバイスは、過去の構成で無効にされていない限り、クラシックモードにいるという機能を与えなければならない。クラシックモードは、自動的な制御装置割り当て、および多様なその他の特徴に対処するために拡大できる。
クラシックモードは、デバイスが、デフォルト割当てをすべてのチャネルに与えることによって既知の状態で電源投入することを保証する。その他のデバイスは、デフォルトによって既知のチャネルで通信できる。デフォルトチャネル割当ては、すべての適用可能な楽器に与えられる。クラシックモードは、一般的なMIDIが音色生成のために共通したユーザ経験を提供するように、GMICSの汎用性および簡略性を強める。この実施態様で記述されるチャネル割当てはデフォルトである。その他のチャネル割当ては、デバイス製造メーカの裁量で使用されてよいが、変動があるとその他のクラシックモードデバイスとの非互換性が生じるだろう。
システム機械詳細
GMICSコネクタ
G100TX GMICSリンク
100メガビットのGMICSデータリンク(G100TX)は、図5に図示されるように、業界規格のRJ−45コネクタおよびカテゴリ5ケーブルを使用する。好ましくは、ケーブルおよびコネクタは、100BASE−TX使用のためのIEEE802.3仕様に述べられるすべての要件を満たすだろう。
GMICS G100TX信号およびコネクタピン割当て
G100TXベースのGMICSは、デバイス相互接続のために標準カテゴリ5ケーブルを使用する。単一ケーブルが4本の撚り対を含む。2本の対が、100BASE−TXネットワーク接続でのようにデータトランスポートのために使用される。残りの2本の対は、電力用に使用される。
標準カテゴリ5パッチコードは、1対1で結線される。これは、各コネクタが両方のコネクタの同じピンに接続されることを意味する。クロスオーバ機能は、図5に図示されるように、一方のデバイスによって伝送されるデータが、他方によって受信されるように、接続されているデバイスの1つの中で実行されなければならない。
この関係性のため、GMICSシステムは、GMICSデバイス用の2つの異なるコネクタ構成を有する。図6の図は、ギター12、およびエフェクトボックス24、および増幅器13を示す。以下のテーブルでAとBと名前が付けられているシステムで使用される2つの好ましいコネクタ構成がある。増幅器および他のデバイスは、楽器からの入力のためにコネクタ構成Bを、その他のデバイスへの出力のためにコネクタ構成Aを使用する。GMICS接続は、カテゴリ5承認RJ−45プラグおよびジャックで行われる。
ピン番号割当ては、信号が撚り対上でトランスポートされることを保証するために選ばれる。伝送信号および受信信号は、コンピュータのネットワークインタフェースカード(NIC)が使用するのと同じピンを使用する。標準100BASE−TXで使用されない2対のワイヤはファントム電力を搬送する。このコネクタピン割当ては、GMICSデバイスが直接的にコンピュータネットワークコネクタに差し込まれる場合に、損失の可能性を削減するために選ばれる。
エフェクト/増幅器コネクタ
エフェクトボックスおよび増幅器は、複数のGMICSコネクタを有してよい。これらのGMICS接続に2つの考えられる構成がある。楽器からエフェクトボックスまたは増幅器への入力は、B型構成で結線され、計器からと名前が付けられなければならない。エフェクトボックスまたは増幅器からの出力は、A型構成で結線され、増幅器へと名前が付けられなければならない。
優勢なデータフロー
用語増幅器へおよび楽器からは、典型的な物理的な接続だけではなく、優勢なデータフローも指す。GMICSプロトコルが対称的な双方向相互接続であることも真実であるが、データフローに対するほぼつねに優勢な方向もある。楽器、エフェクトボックスおよび増幅器から成り立つ単純なGMICSシステムでは、図8に図示されるように、優勢なデータ方向は楽器からエフェクトボックスへ、それから増幅器へである。
図8の第2例では、3つの楽器(2つのギター12およびマイク14)が増幅器13を通して、記録装置26に接続されるミキサー25に接続される。記録装置26は、データフローの優勢な方向を有さない。優勢な方向は、再生中はレコーダ26からであるが、記録中はレコーダ26に対してである。GMICSシステムを記述する上での明快さのために、記録装置26は、つねに、優勢なデータがレコーダから流れるという点で楽器として処理されるだろう。
特殊考慮事項
特殊考慮事項は、GMICSと使用するためのRJ型コネクタを選択する際になされる必要がある。これらの特殊な要件は、GMICSによってイネーブルされたデバイスが、音楽家によって生演奏で使用され、信頼性があり、弾性でなければならないという事実のためである。
標準RJ−45コネクタを増補するいくつかの物理的なサポートが存在する。これは、RJ−45コネクタ用のロッククリップ保護の追加を含む。さらに、ケーブル製造メーカは、ロッククリップが破壊から助ける特別に設計されたケーブル端部を作ることができる。なんらかの種類の保護がないと、これらのロッククリップは、過度に圧力を与えられ、破壊されることがある。いったんロッククリップが破壊されると、コネクタは合わせジャック内で適切に据え付けられて留まらず、接続は満足の行かないものとなるだろう。
RJ−45ジャックにかかる機械的な応力は、GMICSによってイネーブルされるデバイスを設計する際にも考慮されなければならない。RJ−45のロック性質は、優位点および不利な点を提供する。確かなロックは、偶然、コンセントから外れることに対して保護を提供する。しかしながら、RJ−45は、(標準1/4”のギターケーブルがリリースするように)ケーブルが完全に引き伸ばされたり、からまると自動的にリリースしないだろう。したがって、RJ−45ジャックおよび機械的なアセンブリは、物理的な損傷または電気的な損傷なしにケーブルが繰り返し引っ張られることに耐えることができることが勧められる。
GMICSケーブル
GMICS G100TX相互接続ケーブル
G100TXベースのGMICSでビスは、信号と電力両方のための業界規格コンピュータネットワーキングケーブルを使用する。G100TXデータリンクは、最高500フィートの長さの標準カテゴリ5パッチケーブルを使用するように設計される。許容可能なCat5ケーブルは、すべて4本の撚り対(8本のワイヤ)を含まなければならない。それぞれの導体は、撚り線から成り立ち、24ゲージ以上でなければならない。ケーブルおよびコネクタは、100BASE−TXネットワーク使用のためのすべての要件を満たさなければならない。GMICSが、特殊なコンピュータ対コンピュータのケーブルではなく、標準的なコンピュータ対ハブCAT5パッチコードを使用することが注記される必要がある。GMICSケーブルは、つねに、1対1のアセンブリとして結線される。
特別な考慮
G100TXと使用するためにカテゴリ5ケーブルを選択する際になされなければならない特別な考慮がある。これらの特別の要件は、GMICSによってイネーブルされるデバイスが、標準的なオフィスネットワークシステムと比較してケーブルに追加の要件を課す生演奏用途で使用されるという事実のためである。
1つの考慮事項は、RJ−45コネクタのロッククリップの保護を含むケーブルを使用することだろう。この保護を使わない場合、ロッククリップに過度に圧力がかかり、破壊することがある。いったんロッククリップが破壊すると、コネクタは合わせジャック内で適切に据え付けられて留まらないだろう。
第2の考慮事項は、ケーブル自体の柔軟性および感触である。選択されたケーブルは、優れた柔軟性を有し、それが生演奏中に予想される通常の濫用に耐えられるように構築されなければならない。大部分のネットワークシステムとは異なり、G100TXシステムでの接続ケーブルは、その耐用期間中、多くの捻りと回転を経験するだろう。これらの理由から、GMICSアプリケーションには標準CAT5ケーブルが必要とされる。ソリッドワイヤCAT5は、当初正しく機能するが、さらに頻繁に故障するだろう。ケーブルが、A対AまたはB対Bではなく、AコネクタからBコネクタへ接続されなければならないことに注意する必要がある。GMICSシステムは、ループが存在するこのような様式で絶対に結線されてはならない。
また、この実施態様に関して記述されたピン割当ては例示的にすぎず、ケーブルおよびコネクタの選択肢に応じて変えられてよい。
デバイス定義
GMICSは、デージーチェーン接続されたシステムとして、またはハブ集中システムとしての2つのレベルで機能するように設計される。以下のセクションは、GMICSシステム内に含まれてよいデバイスの機械的な定義を示す。すべてのGMICSデバイスは、以下の規則に従う必要がある。GMICSシステム内のどのデバイスも、複数のA型コネクタ(増幅器へ)を含んではならない。
楽器
楽器(ギター、キーボード等)は、A型(増幅器へ)コネクタのみを含む任意のデバイスとして定義される。楽器のGMICS定義は、楽器の従来の定義を超えることが注意されなければならない。増幅器または信号プロセッサなどのデバイスが、A型コネクタだけを含むため、前記定義に従って楽器と考えられることが可能である。このような状況では、ハブは、ギターを増幅器に接続するために必要とされるだろう。
信号プロセッサ
信号プロセッサ(ストンプボックス、エフェクトプロセッサ等)は、通常、1つのB(楽器から)および1つのA(増幅器へ)コネクタを有さなければならない。この定義は、信号処理装置が、デージーチェーンセットアップとハブ集中システムの両方で機能するのに対処するために必要である。
増幅器
増幅器は、デージーチェーンシステムの端点、あるいはハブに接続できる別のデバイスのどちらかとして見ることができる。増幅器が端点デバイスとみなされると、それはただ1つのB型コネクタ(楽器から)を含むだろう。ハブとともに使用される増幅器は、通常、1つのB型(楽器から)および1つのA型(増幅器へ)コネクタを有さなければならない。
ハブ
ハブは、通常、別のハブへの接続のために複数のB型(楽器から)コネクタ、および最高1つのA型(増幅器へ)コネクタを有するものとする。ハブは、デージーチェーンシステムまたはそれらに接続される単一デバイスのどちらかを有することがある。
システム電気詳細
GMICS物理層−G100TX
IEEE802.3互換性
共通のGMICSデータリンク物理層(G100TX)は、IEEE802.3仕様に記述されるように、100BASE−TXイーサネット(登録商標)物理層に基づいている。IEEE802.3仕様の多くが関連性がある一方、以下の節に特別な注意を払わなければならない。
7.物理信号方式(PLS)および接続機構インタフェース(AUI)仕様
21.毎秒100Mbベースバンドネットワーク、100BASE−T型
24.物理符号化副層(PCS)および物理中間接続(PMA)副層、100BASE−X型
GMICS G100TX/IEEE802.3の相違点
GMICSデータリンク物理層は、つねに、全二重モードで毎秒100メガビットで操作される。標準10/100メガビット物理層実現の機能性の多くは検出モードおよび切替えモード専用であり、G100TSには必要とされない。
タイミングパラメータ
サンプルクロック回復
サンプルクロックを任意のデジタルリンクから回復することは、設計者に対する重大な懸念である。GMICSでは、サンプルクロックは、物理媒体上でのデータ伝送速度ではなく、回復されたフレームレートに基づいている。特定の用途に必要とされるジッタ性能は、サンプルレート回復回路を設計する際に考慮に入れられなければならない。高品質A/DおよびD/A変換のため、ジッタは500pSを超えてはならない。
回復されたサンプルクロックが、入信サンプルレートに固定されることが肝要であり、すべてのデバイスが互いに同相で動作することも望ましい。これが、すべてのデバイスが同期してデータを処理していることを保証するだろう。
1つのデバイスだけが、GMICSデータリンクまたはシステム内のすべてのデバイスのサンプルタイミングを供給してよい。この規則の唯一の例外は、サンプルレート変換機能付きのデバイスだろう。マスタタイミングソースは、120nsecという最大パケット対パケットジッタで、すべてのそのGMICSリンクでGMICSパケットを生成するだろう。それ以外のすべてのデバイスは、入信パケットのこのストリームの受信に基づいてすべてのその発信パケットを生成しなければならない。これらのアウトバウンドパケットのパケット対パケットジッタは、160nsecを超えてはならない。これは、蓄積されたジッタの基準ではない。
待ち時間
直接接続されているGMICSデバイス間で伝送されるデータの待ち時間は、250マイクロ秒を超えないものとする。これは、A/DおよびD/A変換を含まない。GMICSは生演奏デジタルリンクであるように設計されているので、これらのデバイス内での待ち時間を最小限に抑えるために、A/D変換器およびD/A変換器を選ぶときに注意を払わなければならない。
ジッタ
特定の用途のためのジッタ性能は、サンプルレート回復回路を設計するときに考慮に入れなければならない。高品質A/DおよびD/A変換の場合、ジッタは500pSを超えてはならない。大型システム内でサンプルクロックを伝播するときには、極端な注意を払わなければならない。GMICSシステムは、デバイス自体がジッタを許容可能なレベルに管理するだろうと予想して設計されている。このようにして、設計者は、適切なコストおよび収益率での結果として生じるジッタの必要とされる品質を決定することができる。
電力
G100TXファントム電源
GMICSファントム電源は、それぞれの接続されている楽器に、楽器のケーブル終端で測定された>500mAで9vDCという最小値を与えるものとする。
ファントム電源は、ソースのB型GMICSリンクコネクタで測定される24ボルト+/−5%(22.8−25.2ボルトDC)を供給しなければならない。ファントム電源は、各B型GMICSデータリンクに>500mAを送信できなければならない。電流の制限は、500mAより大きい点で発生しなければならない(1アンペアが推奨される)。それは、標準ヒューズの形を取ってはならず、それ自体としてデバイスは、過剰電流状態が発生した場合に交換される必要があるだろう。完全電力が、障害の補正時に復元されることが望ましい。各B型GMICSデータリンクは、1つの不良リンクが他のすべてのリンクが機能するのを停止できないように個別に保護されなければならない。すべてのB型GMICSリンクは、前記に指定されるファントム電力を供給しなければならない。
G100TXファントム電力式楽器
ファントム電力式デバイスは、24vDCから9vDCまでの電圧の範囲で適切に動作しなければならない。ファントム電力式デバイスは、動作中に500mAを超えて引き出してはならない。24vDCでの適切な熱消散およびまたは冷却が、楽器の物理的な設計中に考慮されなければならない。
デージーチェーン接続されたデバイスを使用するときのファントム電力考慮
ファントム電力の使用
GMICSのデージーチェーン構成では特別な考慮をファントム電力に払わなければならない。チェーン内の複数のデバイスがGMICSデータリンクによって供給される電力を使用できるようにされる場合、電力予算はおそらく超過されるだろう。したがって、楽器などの端点デバイスだけが、G100TXケーブルによって供給される電力を使用することが許可されるのが勧められる。
ファントム電源および通過
ファントム配電は、注意深く管理しなければならない。最初に、ファントム電力が物理的にチェーン内のデバイスを通過できるようにすることが理想的であると考えられるだろう。しかしながら、この設計は、サポート不可能な構成を生じさせることがある。究極的なチェーン長が不確定であるため、ユーザは最大ケーブル長の仕様を知らずに違反するだろう。最大ケーブル長は、ケーブル内の過剰な電圧の低下を引き起こし、それによって楽器での電圧を必須最低電圧未満に制限するだろう。
デバイスは、そのA型GMICSコネクタで使用可能な電圧が>500mAという負荷のある20vDCより大きい場合に、ファントム電力に沿って通過するだけでよい。この単純な試験は、500フィートケーブルによって接続されるときに、適切な電力が楽器に供給されることを保証するだろう。この条件を満たすことができない場合、デバイスは独自のファントム電力を供給しなければならない。
マスタタイミング制御およびデバイス列挙
システムタイミングマスタ
サンプリングされたデータを処理するときには、サンプル同期を達成することが肝要である。この同期が、すべてのデバイスが互いに同相でデータを処理していることを保証する。GMICSシステム内にはつねに1つの同期のソースがあり、そのデバイスがシステムタイミングマスタ(STM)と呼ばれる。
STMの確立
複数のデバイスがともにデージーチェーン接続されるか、あるいはよりハブ中心的なフォーマットで結線されるとき、STMを確立するために以下の3つの規則が使用される(これらの規則は、以下の通りにデバイス定義に依存する)。
1)Aコネクタだけを備えるデバイスは、絶対にSTMにはならない。
2)Bコネクタだけを備えるデバイスが、STMになるだろう。
3)システム内のすべての非楽器デバイスがA型コネクタ構成およびB型コネクタ構成を含むケースでは、そのA型構成コネクタで信号がない1つのデバイスがSTMになるだろう。
デバイス列挙
STMは、2つの目的を果たす。つまり、それはサンプルクロックを提供し、GMICSデータリンク上のすべてのデバイスを列挙する。列挙プロセスは各GMICSデバイスに、それが制御メッセージに応答して応えるアドレスを供給する。アドレス空間は16ビットであり、GMICSシステム内のデバイス数を65,356に制限する。
それ自体をアドレス指定した後に、STMは列挙プロセスを開始しなければならない。デバイスアドレスフィールド以外のアドレスフィールドは、列挙中、「使用されていない」アドレス0x0000を使用しなければならない。
列挙アルゴリズム
楽器以外の任意のデバイスがSTMとなることができるため、すべての楽器以外のデバイスが列挙プロセスを実行できることが必要である。この理由から、ここに提示される列挙アルゴリズムは、きわめて簡略である。列挙アルゴリズムは、以下の通りに、3つのシステム制御メッセージに集中する。
デージーチェーン列挙
デージーチェーンシステムでは、STMはそれ自体に、それがその後にソースアドレスとしての「ベースアドレス」および宛先アドレスとしての「起動アドレス」とともに、「デバイスを列挙」メッセージを送信するだろうベースアドレスを割り当てるだろう。
//STM疑似コード
STM.address = 0x0000;
STM.SendMessage([宛先デバイスアドレス = 0xFFFC]
[ソースデバイスアドレス = 0x0000][メッセージ = 0x0001(列挙されたデバ
イス)]
[データ = STM.address + 1]);
チェーン内の次のデバイスが、STMから「デバイスを列挙」メッセージを受け取り、それ自体を入信メッセージ内で提供される番号としてアドレス指定し、データフィールドを増分してから、新しい「デバイスを列挙」メッセージを上流に送信するだろう。デバイスが最初のSTMメッセージを渡してはならないことを認識することが重要である。新しい「デバイスを列挙」メッセージは、元のメッセージのソースアドレスと宛先アドレスを維持しなければならない。
//チェーン疑似コード内の次のデバイス
Device2.MessageBuffer = Device2.ReceiveMessage();
//列挙されたデバイス
Device2.address = Device2.MessageBuffer.Data //0x0001;
Device2.SendMessage([宛先デバイスアドレス = 0xFFFC]
[ソースデバイスアドレス = 0x0000][メッセージ = 0x0001(デバイスを列
挙)]
[データ = Device2.address + 1]);
前記プロセスは、最後のデバイスを除きシステム内のデバイスごとに従う必要がある。デージーチェーン内のその他の端点を表すシステム内のN番目のデバイスは、それ自体を、入信メッセージに提供される番号でアドレス指定してから、ソースアドレスフィールド内に提供されるアドレス(通常はSTM)に「アドレスオフセット戻し」メッセージを送り返す必要がある。「アドレスオフセット戻し」メッセージは、宛先アドレスとして「ベースアドレス」(STM)を、ソースアドレスとしてデバイスの専用アドレスを使用する必要がある。データフィールドは、1が加えられたデバイスアドレスに等しくなければならない。
//端点デバイス疑似コード
DeviceN.MessageBuffer = DeviceN.ReceiveMessage();
//デバイスを列挙
DeviceN.address = DeviceN.MessageBuffer.Data ; //N-1
DeviceN.SendMessage([宛先デバイスアドレス = 0x0000]
[ソースデバイスアドレス = N-1][Message = 0x0002(アドレスオフセット)
]
[データ = DeviceN.address + 1]);
ハブ中心列挙
STMが通常ハブとなるハブ中心システムでは、列挙はわずかに異なって発生するだろう。ハブは開始ポートを選択してから、デージーチェーンシステムに提供される方法に従うだろう。STMがいったん「アドレスオフセット戻り」メッセージを受信すると、それは次のポートに移動し、データフィールドが「アドレスオフセット戻り」メッセージによって提供される数に等しいデージーチェーン列挙に従うだろう。
//ハブ(STM)疑似コード
Hub.address = 0x0000;
次のデバイスアドレス= Hub.address + 1;
(int i = 1;i<= Number of Ports; i++)の場合
{
Hub.port[i].SendMessage([宛先デバイスアドレス = 0xFFFC]
[ソースデバイスアドレス = 0x0000][メッセージ = 0x0001(デバイスを列
挙)]
[データ = 次のデバイスアドレス])
//デージーチェーン手順(第5.4.2.1項)に従う。
(;;)の場合
{
( Hub.port[i].ReceiveMessage( ) )の場合//アドレスオフセット戻し
{
次のデバイスアドレス = Hub.MessageBuffer.Data;
区切り;
}
}
}
ハブが別のハブに接続される状況では、第2のハブが前記プロセスを繰り返す必要があるが、開始アドレスとして専用のアドレスを使用しなければならない。また、それはソースアドレスとして専用のアドレスを備えるすべてのメッセージも送信し、その結果、それは「アドレスオフセット戻り」メッセージを受信する。このメッセージを受信すると、それは、それをSTMまたは過去のハブに送らなければならない。
//ハブ疑似コード
Hub.address = M;
次のデバイスアドレス = Hub.address + 1;
//デージーチェーン手順(第5.4.2.1項)に従う。
(int i = 1;i<= Number of Ports; i++)の場合
{
Hub.port[i].SendMessage([宛先デバイスアドレス = 0xFFFC]
[ソースアドレス = M][メッセージ = 0x0001(デバイスを列挙)]
[データ = 次のデバイスアドレス]);
//デージーチェーン手順に従う。
(;;)の場合
{
( Hub.port[i].ReceiveMessage( ) )の場合//アドレスオフセット戻し
{
次のデバイスアドレス = Hub.MessageBuffer.Data;
区切り;
}
}
}
SendMessage([宛先デバイスアドレス = 0x0000]
[ソースデバイスアドレス = Hub Address][Message = 0x0002(アドレスオフ
セット)]
[データ=次のデバイスアドレス]);
プラグ接続およびプラグ取り外し
デバイスは、任意の時点でプラグ接続され、システムからコンセントを外されてよい。GMICSシステム内の他のすべてのデバイスは、これが発生する場合にその現在のアドレスを維持する必要がある。新しいデバイスが、起動初期化発生後に差し込まれると、あるいは以前のデバイスのコンセントが抜かれてから再び差し込まれると、新しいアドレスが割り当てられなければならない。システム全体を列挙し直す代わりに、「新規デバイスアドレスを要求」メッセージを使用して、新しいアドレスを得ることができる。
デバイスが最初にGMICSシステムにプラグ接続するとき、それは初期列挙が発生したかどうかを知らない。したがって、それが「新規デバイスアドレスを要求」メッセージを送信するために新しいデバイスに直接的に接続されるのはデバイスの責任である。そのデバイスがSTMでない限り、その場合、STMが物理的にそれに接続される新規デバイスを肯定応答し、「デバイスを列挙」メッセージを指定された最後のアドレス+1とともにデータフィールドとして送信しなければならない。
//差し込まれている新規デバイス
//直接的に接続されたデバイス
Device. SendMessage([宛先アドレス = 0x0000][ソースアドレス = Device.Addr
ess]
[メッセージ = 0x0003(新規アドレス)][データ = ヌル]);
//STM
STM. SendMessage([宛先アドレス = 0xFFFC][ソースアドレス = Device.Address
]
[メッセージ = 0x000a(デバイスを列挙する)][データ = 指定された最
後のアドレス + 1]);
//新規デバイス
NewDevice. SendMessage([宛先デバイスアドレス = 0x0000]
[ソースデバイスアドレス = NewDevice.Address]
[メッセージ = 0x0002(アドレスオフセット)][データ = NewDevice.Address
+1]);
データリンクインタフェース
概要
GMICSデバイス間で送信されるデータパケットは、GMICSシステムの核心である。それらは、制御情報だけではなく、デバイス間で送信される音声情報も含む。
図9は、GMICSデータパケットフォーマットの高水準図である。それは、ヘッダ(以下の表を参照すること)と音声/制御データという2つの異なる区分に分解される。各GMICSデータパケットは、27ビットワードから32ビットワードという固定サイズとなるだろう。標準GMICSパケットは、32ビット音声の16チャネル、制御バージョンと型バイト、2つの48ビットの制御アドレスフィールド、16ビットの制御メッセージワード、32ビットの制御データワード、32ビットのユーザハイ(User High)ワード、およびオプションの32ビットCRCを有するものとする。GMICSパケットは、プリアンブル、フレームの開始、ケーブル番号、サンプルレート、バス制御ビット、音声/制御有効フラグ、および32ビットフレームカウンタを含むヘッダの4ワードを有するだろう。
プリアンブルおよびフレームの開始
これらの2つのフィールドは、CSMA/CD IEEE802.3仕様で指定されるように使用される。追加情報については、IEEE802.3仕様書の第7.2.3.2項および第7.2.3.3項を参照すること。
CTSフィールドおよびMIPフィールド
これらの2つのビットは、制御バスを管理するために使用されるだろう。それは、すべてのデバイスが、巨大なバッファを要求せずに、制御メッセージを送信するのに対処するだろう。デバイスは、それらがこの時点でメッセージを送信しない可能性があることをシステム内の他のデバイスに示すために送信のためにクリア(CTS)ビット低を設定するだろう。このビットは、伝送が始まるまで低いままとなり、その時点でビットは、他のデバイスがメッセージを送信できるようにするために高く設定されなくてはならない。
進行中メッセージ(MIP)ビットは、メッセージが送信中であることを、システム内の他のデバイスに対し示すために高く設定されるだろう。それは、メッセージがその全体で送信されるまで高いままでなければならない。
バス上での順序を維持するために、以下の規則に従わなければならない。
1)デバイスは、任意の点でそのCTSビットを低く設定できるが、それがMIPビットが低に設定された2つのフレームという最小値を受信するまでメッセージを送信することはできない。
2)デバイスは、それが制御をリリースできる前に、そのメッセージを全体で送らなければならない。
3)デバイスは、それが、別のものが送信できる前に最後のメッセージの最後から8フレームという最小値、待機しなければならない。
図11は、制御バスに関して考えられるシナリオを表示する。
サンプルレートフィールド
このフィールドは、音声のサンプルレートを指定する。5つのサンプルレートがサポートされている。つまり32k、44.1k、48k、96kおよび192kである。サンプルレートおよびそのそれぞれの2進表記は以下に示される。
すべてのGMICSデバイスのデフォルトサンプルレートは48kである。すべてのGMICSデバイスは、48kサンプルレートをサポートしなければならない。複数のサンプルレートに構成されるデバイスは、48kで電源投入する必要がある。192kサンプルレートは、音声チャネルの数を8に削減し、パケットあたり2つのサンプルを送信することによってサポートされる。チャネル1から8は、通常通り機能し、その対応するサンプルを提供しなければならない。チャネル9から16は、チャネル1から8の第2サンプルを連続して提供しなければならない。
この4ビットフィールドは、このパケットが任意の有効な制御、ユーザ高、デバイス分類およびCRCデータを含むかどうかを受信機に教える。その対応するフィールドに有効なデータがある場合には、4ビットのどれかが設定されるだろう。
音声有効フィールド
このビットフィールドは、パケットの受信者に、どの音声チャネルが有効なデータを含むのかを教える。設定されるビットが有効な音声データを示すチャネルあたり1ビットがある。このフィールドのフォーマットは、以下の通りである。
ビット16=音声チャネル#1有効
ビット17=音声チャネル#2有効
ビット18=音声チャネル#3有効
…等…
ビット31=音声チャネル#16有効
フレームカウントフィールド
フレームカウントフィールドは、伝送の始まりで開始するフレームの連続カウントを維持する。このフィールドに記憶される数は、それが最大32ビット数0xFFFFFFFFに達すると、更改するだろう。
データフォーマット
データフィールド
私達のパケットのデータセクション内の情報は、部分的にヘッダ内のFPFフィールドに依存している。FPFフラグが低である場合には、私達のパケットは音声の16チャネルを含むだろう。FPFフラグが高い場合、パケットは32ビットデータの16ワードを含むだろう。
推奨されるデフォルトGMICS音声フォーマットが24ビット未処理音声であることに注記する必要がある。
音声フィールド
16の音声チャネルのそれぞれが、その内の28ビットがデータのために使用できるGMICSパケット内の専用の32ビットワードを有する。音声のフォーマットは、型フィールドに指定される。フォーマットに関係なく、音声データは、左揃えされなければならない。
32ビットデータフィールド
このフィールドは、中間の32ビットDSPデータを渡す能力を提供するだろう。32ビットワードは、それらが使用可能になるにつれそれ以外の32ビットフォーマットにも使用できるだろう。
ユーザハイフィールド
32ビットユーザハイフィールドは、詳細の用途のために使用できる高速データパイプである。デバイスは、受信側デバイスが、データをどのように処理するのかを知っている限り、それが好むだろう任意のデータを送信するためにこのフィールドを使用することができる。
制御フィールド
この5ワードフィールドは、GMICS制御メッセージのために取っておかれる。中に含まれるこれらのメッセージおよびデータのフォーマットは、以下の制御パイプの記述に記載される。
デバイス分類(dc)
分類有効ビットがヘッダに設定されるケースでは、32ビット制御データワードが32ビットデバイス分類フィールドになる。デバイス分類は、さらに後述される。
CRC−32フィールド
このフィールドは、データパケット全体の中に含まれるデータの32ビットのサイクリック冗長性検査(CRC)を含む。これは、ヘッダおよび音声パイプセクションとデータパイプセクションの両方を含む。このCRCは、Autodin、イーサネット(登録商標)およびADCCPプロトコル規格で使用される標準的なCRC−32多項式に基づいている。CRC−32を実行するC言語関数の例が、以下に示される。
制御パイプ仕様
概要
各GMICSパケットは、制御型バイト、バージョンバイト、48ビット宛先アドレスフィールド、48ビットソースアドレスフィールド、16ビットメッセージフィールド、および制御データ用の32ビットフィールドを提供する。制御情報は、定義されたフォーマットのどれかを取ることができ、それらは現在GMICSおよびMIDIである。
SysExビットが高い場合は、続くMIDIデータはMIDI SysExメッセージとなるだろう。それが低い場合には、続くデータはその他の既存のMIDIメッセージフォーマットのどれかである。「過去のフレームと接合」(JPF)ビットは、MIDIデータが、過去のパケットで送信されたデータの連続する一部であるかどうかを示す。
「有効バイトの#」フィールドは、有効なMIDIバイトの数から1を差し引いたものを示す。「制御メッセージ」フィールドのLSByteは、MIDIケーブル番号を示すために使用されなければならない。その他のバイトを使用してはならない。MIDIバイトは、制御データフィールドで提供される4バイトの中にカプセル化されなければならない。4未満のMIDIバイトがある場合、それらはそれらの4バイト内で左揃えされる必要がある。
「制御メッセージ型バイト」内のMSBは、対応する2つのバイトがGMICS制御なのか、それとも何らかの他のフォーマットなのかを決定する上での真髄の要因である。MSBが高い場合、続くバイトはGMICS制御データである。
MIDIでのように、JPFビットは、GMICSデータが、過去のパケットで送信されるデータの連続する一部であるかどうかを示す。チャネル番号フィールドは、このメッセージが意図されているチャネルを示す。チャネルは、以下のように定義される。
デバイスが複数のチャネル設定値(つまり、16進ピックアップ)(付録Aを参照すること)を有するとき、チャネル番号フィールドは、グループ内の第1チャネルを示さなければならず、グループ内のすべてのチャネルがメッセージに応答しなければならない。
バージョン番号フィールド
バージョン番号フィールドは、使用されている制御仕様書のバージョンを示す必要がある。x.xフォーマットの仕様書バージョンだけを使用しなければならない。8ビットフィールドは、以下のように分割する必要がある。
ビット0から4が、バージョン番号の端数部分に使用されなければならず、ビット5から7がバージョン番号の整数部分に使用されなければならない。
デバイスアドレス
すべてのGMICSデバイスは、一意のデバイスアドレスを含まなければならない。デバイスアドレスは、第5.4項に提示される列挙プロセス中に決定されるだろう。すべての制御メッセージは、ソースアドレスフィールドおよび宛先アドレスフィールドが適切に記入された状態で送信されなければならない。以下のアドレスが予約される。それらは、状況が許す場合に使用されてよい。
システム一斉送信アドレスは、GMICSシステム内のすべてのデバイスをアドレス指定するために使用されなければならない。すべてのGMICSデバイスは、制御情報を作成も、受け入れもしないデバイスを除き、このアドレスを肯定応答しなければならない。
ハブ自体を含むハブの複数のB型コネクタに接続されているすべてのデバイスは、ローカルハブ一斉送信メッセージに応答する必要がある。ハブがこのメッセージを作成する、あるいはこのメッセージをそのB型コネクタの内の1つで受信する場合、それは、もし存在するならば、これをそのA型コネクタを通過させてはならない。メッセージがハブのA型コネクタ上のこのアドレスとともに受信される場合、それは、それをすべてのそのポートに渡す必要がある。
デージーチェーン一斉送信アドレスは、デージーチェーン内のすべてのデバイスをアドレス指定するために使用されなければならない。ハブがそのB型コネクタの1つでこのアドレスとともにメッセージを受信する場合、それは、A型とB型両方の、そのポートのほかのどれかに渡してはならない。ハブは、このメッセージを作成すると、それはそのB型ポートの1つにだけそれを送信し、そのA型ポートを決して通ってはならない。ハブがこのメッセージをそのAポートから受信すると、それはそれに接続されているすべてのポートに渡さなければならない。
増幅器システム、ハブおよびデージーチェーン一斉送信メッセージは、増幅器だけがこのアドレスを肯定応答する必要があるのを除き、その一般的な相対物(つまり、システム一斉送信)と同じ様式で処理されなければならない。これは、事前に定義された信号プロセッサアドレス、および後に定義されてよいその他のデバイスのアドレスに当てはまる。
起動アドレスおよびベースアドレスは、前述されたように使用されなければならない。
関数アドレス
私達は、関数をエフェクトまたは割当て可能な制御装置のどちらかとして定義する。したがって、すべてのエフェクトおよび割当て可能な制御装置は、製造メーカによって割当てられた16ビットアドレスを有さなければならない。デバイスは、これらのアドレスを照会するだろう。以下のアドレスが予約される。
NIUアドレスは、このフィールドで必要とされるアドレスがないときに使用される必要がある。これは、メッセージが、その関数の内の1つではなく、デバイス自体に向けられるときに含む。
パラメータアドレス
パラメータは、任意のエフェクトパラメータとして現在定義されている。エフェクトパラメータによって、私達は、コーラス深度、遅延時間等の事柄を指している。この定義は、必要に応じて拡大してよい。つまり、製造は、一意の16ビットアドレスを、別のデバイスによって制御されてよいすべてのパラメータに割り当てる。
以下のアドレスが予約されている。
関数アドレスフィールドでのように、NIUアドレスは、このフィールドで必要とされるアドレスがないときに使用されなければならない。
メッセージフィールドおよびデータフィールド
GMICS制御は、16ビットメッセージフィールドを提供する。これらのメッセージは、GMICS組織によって定義される。32ビットデータフィールドも提供される。
以下が予約されているメッセージである。
エフェクトパラメータ
エフェクトパラメータは、その実際の値に関してメッセージを必要としない。エフェクトパラメータ値は、適切なアドレスおよび正しいデータ値を供給することによって通信される。
エフェクトパラメータに関するすべてのデータ値は、0と1の間の32ビット浮動小数点数でなければならない。必要に応じて値を適切に解釈することは、個々の信号処理装置の責任だろう。
メッセージは、信号処理装置が現在のパラメータ値を表す文字列を戻すために提供される。要求メッセージも、この情報を得ることを求めるデバイスのために提供される。
パラメータ値の文字列フォーマットは、フレームあたり2文字という16ビットのUnicode(商標)でなければならない。
データを必要とするすべての現在の列挙メッセージは、16ビットの整数を使用する。該16ビット整数データワードは、データに許容される32ビット内で右揃えされる必要がある。
メッセージはアドレス要求だけに提供されるが、アドレスおよびフレンドリ名メッセージが使用されることが勧められる。
フレンドリ名は、16ビットUnicode(商標)で、フレームあたり2文字指定されなければならない。名前は一意でなければならない。これは、製造メーカの名称をなんらかの様式で組み込むことによって最もうまく達成される。名前は16文字に限られなければならない。必要な場合は省略語を使用する。
チャネルオン/オフメッセージは、チャネルをオンおよびオフにするために使用できる単一のパケットメッセージである。このメッセージを使用するとき、32ビットデータフィールドは、以下のようにフォーマットされる必要がある。
バイト0は、32ビットデータフィールドの最下位ビットデータフィールドを表す。1という値は、チャネルオンを示し、0という値はチャネルオフを示す。
デバイス分類
GMICSは、デバイスが、デバイスのクラスおよび機能性を特定する32ビットワードを送信するのに対処する。
GMICSシステムの使用
GMISCシステム内の楽器および関係する音声および制御ハードウェアの典型的な配列は、図1および図2に図示されている。
楽器およびマイクのそれぞれがデジタルである。増幅器、前置増幅器、およびサウンドボードは、前述されたGMICSデータリンクを使用して接続される。ステージは、制御盤22まで通る単独ケーブル(おそらく光ファイバ)付きのハブ28を有する。光GMICSデータリンクは、32ビット−192kHzデジタル忠実度の音の100以上のチャネル、およびその一番上にビデオを可能とするだろう。
それぞれの楽器および増幅器は、サンプルRJ−45ネットワークコネクタを介してステージ上でハブ28の中に接続されるので、それらは現実には、音に部屋の専門的な完全な制御を与える汎用制御面(図3)付きのPCコンピュータであるサウンドボード22によって即座に特定される。演奏中の音を監査するために、マイクは実際には部屋中の重大な領域に設置される。すべての楽器およびマイクの相対的なレベルは、バンドが必要とするすべてのエフェクトのように、RW CD ROMディスクに記憶される。これらのプリセットつまみは、それらがスタジオリハーサルで最適化されるまで働き、微調整補正は、あらゆる演奏中に記録される。
ギター演奏者は、ステレオ(各耳)モニタおよびでしゃばらないマイクの両方を含む自分のヘッドセット27をつける。さらに、それぞれの耳当ては外側に向いているマイクを有し、精密な雑音抹殺およびその他の音の処理を可能にする。演奏者は単にこの個人的な道具を自分のギター12に差し込むだけであり、他の演奏者はそのそれぞれの楽器で同じことを行う。モニタミックスは自動化され、盤のCD−ROM上のプリセットつまみごとに異なるチャネルから送られる。モニタサウンドレベルは、アーチストが選ぶものである(ギター演奏者は大きな音を出す)。
ギター演奏者は、GMICSによってイネーブルされている小型のスタンド取り付け型ラップトップ17(図2)を有する。これが、彼の楽器、声によって作り出されるエフェクト、および歌詞に関しても精密な視覚的なキューを可能にする。該ラップトップ17は、相対的に標準的な制御装置であるペダルボード15に、該ラップトップ17上のコネクタまでのUSBケーブル16を介して接続する。別のUSBケーブルは、実際には、それが音の大きな音楽を作るためのデバイスであるのと同じほど大した専門化されたデジタルプロセッサである増幅器13まで通る。ギター12がこの増幅器13に差し込まれてから、増幅器13はGMICS RJ−45ケーブル11を使用してハブ28に差し込まれる。
ラップトップ17は、プリセットを含むだけではなく、再生できるいくつかのサウンドファイルだけではなく、増幅器内のDSPに送られるだろう独占的なサウンドエフェクトプログラムのいくつかも記憶する。万一ドラマーが姿を見せない場合、ラップトップを使用することができる。
ギター演奏者は、自分の楽器を一度かき鳴らす。ラップトップ17は、楽器を正しい音程に合わせるためにチューナーを何回転する必要があるのかに関する命令とともに6つのすべてのストリング、加えてストリングが有する音色の程度(つまり、それらを交換する必要があるのか)を示す。DSP増幅器は、たとえそれらが調子外れであっても、実行中のギターストリングを調子に調整できるか、あるいはそれはギターを異なるチューニングにすることができる。しかしながら、この演奏者は、「本物の」音を好むため、自動調律機能をオフにする。
これらの新しいギターの最良の部分は、以前の楽器の一部ではないネック面およびタッチ面を圧搾することによって達成される追加の微妙な差異である。それらが、ユーザにはるかに音楽的にそのように行う能力を与える。
サウンド技術者としてはすでに準備ができている。ルームアコースティックは「ボード/PC」内に存在する。バンドのRW CD−ROMは、この情報を採取し、その全体的な装置セットアップを夜中調整するプログラムを含む。技術者は、依然としてつねにバンドでの問題である家の中の総合的な音圧に制限を加える必要があり、彼は潜在的な問題を監視するのを除き、彼は済んでいる(is done)。
音とルームアコースティックモデリングの複雑度は、従来の技術によるマニュアル音声コンソールを使用しても処理できなかっただろう。現在では、3次元の精密なパン(panning)およびイメージングがある。過去において絶えず妥協点であった相およびエコーは、デジタル的に補正される。部屋は大聖堂、オペラハウス、または小さなクラブのようにさえ響くことができる。
終始電力を供給されるスピーカ18の新しい機構も貴重である。各スピーカは、デジタルGMICS入力および48VDC電力入力を有する。これらのすべてが電力ハブ19およびボード22のハブで終端する。大きな部屋の中では、部屋全体のハブがあり、ケーブルの必要性を最小限に抑える。それぞれの増幅器構成要素は容易に交換可能であり、各スピーカも容易に交換可能である。音楽家は増設された構成要素を有し、必要な場合にはセット間でそれらを切り替えて外すことができる。
GMICSシステムはラックエフェクトの壁およびパッチベイ(patch bays)の必要性を不要にする。これらの従来の技術によるデバイスの機能性のすべてが、いま、ボードPCまたは接続されたDSPコンピュータのどちらかのソフトウェアプラグ式のものに常駐する。大部分の音楽家はこれらのプラグ式のものを持ち運び、演奏環境に対する総合的なコントロールを好む。
バンドは自分達の演奏を記録することができる。すべての個々のトラックが、ボードPCシステムに記憶され、スタジオでの将来の編集のためにDVD−ROMにダウンロードされるだろう。
GMICSシステムをセットアップするために、演奏者は自分達の道具をステージ上に置く。彼らは自分の楽器を増幅器、ラップトップ等に差し込む。その結果、これらはGMICSハブに差し込まれる。バンドプリセットつまみがロードされ、歌1にキューが出される。ハウスシステムは、調整サウンドトラックの30秒のバーストを通過してから、バンドが導入される。
数年前のキーボードの仕事は、キーボードの作品がサウンドにより制御装置(キー)以上になったワークステーションアプローチに移行した。それはシーケンサであるmidiを介して、他の電子ボックスを制御する能力を備えたデジタルコントロールセンタになり、ボックス内で音を作るための非常に精密な(編集)ツールを具備した。それは、基本的な量のリバーブおよび過去には外部であったその他のサウンドエフェクトを備えた。
GMICSシステムでは、ギター増幅器はギター演奏者用のワークステーションとなる場合があり、過去には外部であった多くのエフェクトを達成する。実質的には、増幅器は、実際に演奏者の制御システムの一部となり、占めている(occupied)演奏ではなく、彼の足である、演奏者が持つ唯一の付属物を介してコントロールを可能にする。さらに、彼がさらに精密なコントロールの変更を加え、実際に自分のシステムがどのように機能しているのかを確かめることができる小型スタンド取り付け型ラップトップは、演奏者によって適切なものになるだろう。ビュー画面は、歌詞および和音の変更もセットリストに表示できるようにする。
新しいGMICSシステムの中の増幅器は、その他の機能拡張の柔軟なリアルタイム制御、ならびにコンピュータおよび将来のスタジオ世界への統合を可能にするだろう。
増幅器は、その構成パーツに分離することができる。
前置増幅器1(つまみ、またはノブ)
前置増幅器2(音変更子)
電力ステージ(簡略な増幅)
スピーカ(音波エンベロープを作成する)
筐体(美的価値観および耐久性)
これは、ユーザが構成要素を見るときの多くの機能性である。GMICSシステムは、新規の技術および楽器増幅器のまったく新しい見方を導入する。多くの設計者および企業は、すでに全体的な構成要素、およびその内で市場に出されたものを、妥当な成功をおさめた単一目的製品として特定している。しかしながら、制御装置として、キーボード(サウンドが付かないもの)が大きく市場に参入していないように、単一目的の構成要素も演奏者にとって満足の行くものではない。GMICSワークステーションは、使いやすい形で構成要素のすべてを含む。
前述されたように、GMICSリンクは、現在使用可能な構成要素、イーサネット(登録商標)規格(通信プロトコル)、一般的に使用されているRJ−45コネクタ、およびインターネット型フォーマットを活用する新しい通信プロトコルを使用する。これが、システムが、追加処理および増幅のために、楽器から直接的に標準的なケーブル上でデジタル音楽サウンドの10のチャネルを送ることができるようにする。新しいグレードアップされたMIDI標準信号も、音楽記述言語とともに、このケーブル上を移動できる。この機構が、前述されたように、D/A変換を含む、その同じケーブル上を楽器内の電力回路までのファントム楽器電力に対処する。
GMICS回路盤は非常に小型であり、注文製作の特定用途向け集積回路(ASIC)および表面実装技術を使用する。それは、標準ピックアップおよびクラシックギターのCPAに接続し、特に、個別変換器をあらゆるストリングに提供する新しいヘクサフォニック(hexaphonic)ピックアップに適している。
GMICSによってイネーブルされる楽器
GMICSによってイネーブルされる従来の楽器での唯一注目に値するハードウェアの相違点が、RJ−45メスコネクタおよび小型ステレオヘッドフォンアウトの追加だろう。言うまでもなく、この革新は、新しい現代的な楽器の設計で多数の新しい可能性を可能にする。以前の楽器は、一般的に使用されているモノフォニック音声コネクタを新しいRJ−45コネクタおよび小さな改装された回路盤で置換するだけで、新しい機能性の大部分にアクセスすることができる。ヴィンテージ期の価値は保持することができる。
最初のアナログ出力は、つねに、音に対する影響なく使用でき、デジタル機能は絶対に使用される必要がない。GMICSシステムは、デジタル信号と純然たるアナログ信号の両方へのアクセスを可能にするだろう。
出力に使用できる8つのデジタルチャネルを有するため、これらの内の6つが6弦楽器のそれぞれの弦によって使用されるだろう。2つのチャネルは、追加の経路選択のために楽器の中に直接入力するために使用できるだろう。典型的なセットアップでは、一方の入力が、演奏者のヘッドセットのマイクであり、他方の入力はメインボードから送られるモニタミックスである。それから、ヘッドフォンは、部屋の音に影響を及ぼさずに、音楽家の好みに調整されるステレオモニタとなるだろう。
実際のコネクタは、簡略で安価かつ高い信頼性のRJ−45ロックコネクタおよびカテゴリ5標準8導体ケーブルとなるだろう。
新しい16進ピックアップ/変換器は、処理される6つの独立した信号を送信するだろう。変換器は、ギターブリッジの上のストップバーサドル(stop bar saddles)の上に位置する。代わりに、クラシックアナログ信号はCPAの後に(post)、クラシックオリジナル電磁ピックアップからのデジタル信号に変換することができる。すぐにデジタル信号(A/D変換器)に変換され、GMICSデータストリームに導入される2つのアナログ信号入力もある。
GMICS ASICおよびGMICS技術は、単にギターだけではなく、実質的にあらゆる楽器に適用することができる。
前置増幅器1(つまみ、つまりノブ)
・制御面
増幅器の電流生成用のノブまたはつまみは、演奏環境および特に実質的にはあらゆるそれ以外の環境では使用できない。110dBという周囲サウンドレベルが存在する場合に、コントロールノブを調整することは非常に難しい。GMICSプロトコルとUSBプロトコルの両方を活用すると、演奏/スタジオシステムのすべての構成要素で通信リンクが使用できる。構成要素は、音を劣化させなくてもどこにでも置くことができる。GMICS規格はMIDIフォーマットを使用するが、帯域幅の約100倍の高速制御情報用チャネルを含む。このようにして、GMICSシステムは、MIDIを活用する現在の楽器(大部分のキーボードおよびサウンドシンセサイザ)と遡及して互換性がある。
ディスプレイおよびノブは別個の装置だろう。GMICSシステムでは、これは、マスタラックに直接的に、またはUSBコネクタを介してラップトップコンピュータに差し込まれるだろう物理的な制御面と呼ばれる。ラップトップ使用時、それは、多様な設定値、パラメータ等を示す視覚的な情報画面として機能するだろう。ラップトップに常駐するソフトウェアは、無限のパラメータ上での制御を可能にするミュージックエディタとなるだろう。
このラップトップはでしゃばらないだろうが、きわめて機能的で、設定値は、通常の視力のプレーヤーに12フィートの距離から見えるこの画面に表示することができる。それにはUSB接続があるだろう。また、処理が行われるものとするマスタラックへのUSBまたはGMICS付きのペダル制御装置もあるだろう。GMICSとUSBの両方ともファントム電力を有するため、制御面とフットコントローラの両方ともそれらのコネクタを介して電力を供給させる。主要なデジタルミキサおよびミュージックエディタ用のソフトウェアドライバが、実質的に任意の環境で制御装置機能を複製できるようにするだろう。
フットコントローラは、1つの連続コントローラペダル、1つの2次元連続コントローラペダル、および前記のようにクラスタ化される11フィートスイッチを有するだろう。
前置増幅器2(音変更子)
マスタラックユニット
マスタラックユニットは、デジタルGMICS未処理信号を取り込み、分散(経路選択)のためにGMICS処理済みデジタル信号を出力するコンピュータである。マスタラックは、5ラックユニットを可能にする筐体エンクロージャ内にあるだろう。グローバル増幅システムは、これらの内の2つを使用し、それ以外の3つはあらゆるラック取り付け型装置を追加できるようにするだろう。
マスタラックエンクロージャは、カバーおよび交換可能なコルデュラ(Cordura)(商標)ギグバッグ(gig bag)カバリングで頑丈である。それはUPSサイズ要件を満たし、きわめて軽量である。3つの空のラックは(ユニットに付属する)スライドイントレー上にあるが、エフェクトデバイスを容易に取り外し、置換し、別々に運ぶことができるようにするだろう。ラックトレーは、マザーボード装置と電気的に接触し、その結果、ステレオ入力、ステレオ出力、2つのフットスイッチ入力、およびデジタル入力と出力が、いったんエフェクトデバイスがドッキングされると接続が必要とならないように使用できる。
マスタラックエンクロージャは、演奏家/演奏者にきわめて有効となるだろう複数の従来にはない機能を有する。電力を3つの空のラックベイ、それに他のものに可能とするだろうそれぞれの側に4つのコンセントがある。コンセントは、コンセント間の距離と、これらのリンク不可能な電源に空間を可能にするという点で、壁のプラグ電源(壁ワート(worts))を可能にするだろう。電源はエンクロージャ内部で入れ子にされ(保護され、でしゃばらず)、再び絶対に処理されなくてもよいだろう。ループは、簡単な結び包装でこれらの電源を固定できるようにする。
すべてのラックユニットは、それらが載せられるスライド式プレートに取り付けられる。エフェクトデバイスは、このようにして、「ホットスワップ(hot swap)」コンピュータ周辺装置と同様に引き出し、交換することができる。パッチベイ入力および出力のセットはバックプレーン上に取り付けられ、マスタラックの背面からの蝶着動作を介してアクセス可能である。パッチベイの他方の側は、必要とされていないときには凹所に隠され、でしゃばらないだろうエンクロージャの上部からアクセス可能である。一体型グローバル増幅システムへのすべてのI/Oは、柔軟であるが、半永久的なセットアップのためにベイの上にあるだろう。
グローバルアンプラックユニットは、保守および交換のために引き出すこともできる。ラックユニットの1つは、「ホットスワップ可能(hot swappable)な」ハードディスク、[ホットスワップ可能な]CD−RW装置、およびデジタル処理および信号経路選択および制御回路を含む、GMICSシステム用の制御コンピュータである。制御装置は、デジタルGMICS信号および汎用処理部に結合されている2個のUSBコネクタを取り込んだり、取り出す。プロセッサ部は、リアルタイムで集中的に複数のデジタル信号を処理し、すべてのGMICS制御機能を処理する。
ラックユニットは、外付け記憶装置と通信するために、内部SCSIインタフェースを使用する。これは、音の修正だけではなく、リアルタイム再生のために音楽信号を記録し、記憶する能力も可能にする。ユニットは、内蔵エコプレックス(Echoplex)(商標)に加え、安価なハード媒体からロードするために大きなプログラムを記憶する能力を有する。SCSIプロトコルを使用すると、ハードディスク、ZIPドライブ、CDドライブ等の使用が、高価なRAMの使用を最小限に抑えることができるようにする。
その他のラックユニットは、電源およびその他の「高圧」中継器等を含む。電源は、好ましくは世界中で使用できる切替え供給である。ラックベイ用のコンセントは、これらの影響のためにも世界中での使用に対処するために、インまたはアウトに切り替えることができる変圧器に接続される。
マスタラックは、ベースユニット/サブウーファーの上部で入れ子になり、マイク型ロック拡張棒を介してベースから伸張するだろう。このようにして、ユニットは、演奏家/演奏者によって、容易にアクセスされ、見られる高さまで上げることができる。
48VDC電力バスが提供されるだろう。これを、非ACボックスに共通な電圧に逓降するモジュールが使用できるだろう(つまり、12VDC、9VDC)。これは、接地ループおよび重い壁プラグ電源を排除するだろう。
3.電力ステージ(簡略な増幅)
信号の増幅での主要な作業は、特に、増幅が高いレベルにあるときに電源部を処理する。GMICSシステムデバイスは従来の切替え電源を使用して、標準48VDCを供給する。これは、多様な国々での証明書の発行に対処し、「増幅器」が世界中のどの国でも動作し、重量を軽減し、安全性を保証し、信頼性および有用性を強化できるようにする。
4.スピーカ(音変更子、サウンドエンベロープを作成する)
スピーカは、デジタルGMICS信号と48VDC電力入力の両方を有する。オプションで、スピーカは、内臓電源を有することがあり、このようにしてACを取り込むことができるだろう。
スピーカ筐体は、GMICSリンクを介して情報をマスタラックに送り返す監視変換器を有することがあり、高度なフィードバック制御アルゴリズムを可能にする。このようにして、DSP増幅器による実行中のデジタル調整により、不良スピーカさえもフラットに響いたり、個人の好みに合うように外形をつけることができる。
さらに、個々のスピーカが単一筐体内のギターストリングごとに使用されるマルチスピーカアレイを使用し、さらにゆったりとした音を出すことができる。
5.筐体(美的価値観および耐久性)
スピーカ筐体を「パケット化する」ことによって、それらを小型でスケーラブルにすることができる。言い替えると、それらは?、高められたサウンドレベルを得るために、あるいはさらによくするために積み重ねるか、ステージの上、スタジオの中、あるいはパフォーマンスアリーナ全体で分散することができる。高度なパンおよびスパシャリゼーション(spatialization)エフェクトが生演奏でも使用できる。スピーカはUPS船積み可能であり、飛行機にも耐えうる。
汎用制御面
GMICSシステムで使用可能な汎用制御面の1つの実施態様が、図3に図示される。
24スライダ型制御
各スライダは、スライダの左側にVUメータとしての役割を果たす(あるいはその他のパラメータを反射する)LEDを有する。隣接するLED付きの単一スイッチは、スライダの底部にある。4つの回転式つまみが、それぞれのスライダの上にある。好ましくは、完全記録ジョグシャトル、記録型ボタンおよび「移動(go to)」ボタンが含まれる。
特定の使用のための制御面に適用できる標準制御位置テンプレートを印刷するか、出版することができる。
図3に図示されている制御面は、真のミキシングコンソールを表していない。コンソールは、ノブ等の位置の単にデジタル表記に縮小されてから、ミキシング、編集等の本物の作業が行われるコンピュータにUSB、MIDIまたはGMICSを介して送信される。制御面はUSBを介して遠隔PCに接続できる。
このようにして、デジタル領域における楽器および関係する音声構成要素の汎用相互接続、通信および制御に対処する、システムおよび方法が記述された。
このようにして、新しいおよび有用な汎用音声通信制御システムおよび方法の本発明の特定の実施態様が記述されてきたが、このような参照が、後続の請求項に述べられるのを除き、本発明の範囲に対する制限と解釈されることは意図されていない。
Claims (16)
- 楽器と、音声増幅器と、第1データリンクとを備え、
前記楽器は、該楽器によって生成される音声信号をデジタル音声データに変換し、該楽器と関連した制御データを生成するように動作する第1デバイスインタフェースモジュールを含み、
前記音声増幅器は、デジタル音声データおよび制御データを受信するように動作する第2デバイスインタフェースモジュールを含み、
前記第1データリンクは、第1デバイスインタフェースモジュールと第2デバイスインタフェースモジュールを動作できるように接続し、デジタル音声データおよび制御データの双方向通信を行なうようになっている、音楽演奏システム。
- さらに、音声スピーカを備え、該音声スピーカは、第2データリンクによって音声増幅器に動作できるように接続される第3デバイスインタフェースモジュールを含む、請求項1に記載されるシステム。
- さらに、システム制御デバイスを備え、該システム制御デバイスは、第3データリンクによってシステムに動作できるように接続される第4デバイスインタフェースモジュールを含み、音声増幅器との通信のための制御データを生成するように動作可能となっている、請求項2に記載されるシステム。
- 前記第1データリンクおよび第2データリンクは、それぞれ単一データケーブルを備える、請求項2に記載されるシステム。
- 前記音声スピーカは、音声電力増幅器を含み、前記システムは、さらに、第2データリンクによって音声スピーカに電気的に接続されるデバイス電源を備える、請求項4に記載されるシステム。
- さらにネットワークハブを備え、前記音声デジタルデータおよび制御データがシステムに接続されるそれぞれのデバイスインタフェースモジュールによってアクセス可能となるように、データリンクがハブに電気的に接続される、請求項3に記載されるシステム。
- 前記楽器はギターである、請求項3に記載されるシステム。
- アナログ音声データを生成するための音声変換器と、
アナログ音声データをデジタル音声データに変換し、デジタル音声データおよびシステム制御データを楽器出力部で提供するように動作できるデバイスインタフェースモジュールとを有し、
前記楽器出力部は、システムデータリンクに接続するようになっている楽器コネクタを含み、これによってデバイスインタフェースモジュールおよびデータリンクがデータリンクによってデジタル音声データおよびシステム制御データの双方向通信を協働して行なうことができるようになっている、楽器。
- 前記制御データは楽器識別子データを含む、請求項8に記載される楽器。
- 前記楽器識別子データは、楽器のユーザによって選択可能な楽器名を含む、請求項9に記載される楽器。
- 前記楽器識別子データは、楽器の機能上の特徴を記述するデータを含む、請求項10に記載される楽器。
- 前記楽器コネクタは単一ケーブルコネクタを備える、請求項8に記載される楽器。
- 前記ケーブルコネクタはネットワークケーブルコネクタを備える、請求項12に記載される楽器。
- 前記ネットワークケーブルはRJ−45ジャックである、請求項13に記載される楽器。
- さらに、外部接続からケーブルコネクタへの楽器電力を受け取るための電源手段を備える、請求項12に記載される楽器。
- 前記楽器はギターであり、前記音声変換器はギターピックアップである、請求項8に記載される楽器。
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