JP2005345840A - Mtコネクタ用ブーツ - Google Patents
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Abstract
【課題】外径0.25mm以上に太径化した光ファイバ心線を用いた光ファイバテープユニットに従来の外径0.25mmの光ファイバ心線用のMTコネクタを使用可能とするMTコネクタ用ブーツを提供する。
【解決手段】光ファイバテープユニットをMTコネクタに装着するのに用いるMTコネクタ用ブーツであって、光ファイバ心線の配列ピッチを変換するテーパ部(14)を有するものである。
【選択図】 図1
【解決手段】光ファイバテープユニットをMTコネクタに装着するのに用いるMTコネクタ用ブーツであって、光ファイバ心線の配列ピッチを変換するテーパ部(14)を有するものである。
【選択図】 図1
Description
本発明は4心、8心、12心など多心用のMTコネクタに用いるMTコネクタ用ブーツに関するものであり、特に光ファイバ心線が太径化され心線ピッチが0.25mm以上である光ファイバテープユニットに従来の心線ピッチが0.25mmであるMTコネクタを使用するために用いるMTコネクタ用ブーツに関するものである。
近年国内ではFTTH(Fiber To The Home)の普及に伴い、各種コネクタによる光ファイバ接続が実施されている。この中でMTコネクタは幹線系、アクセス系の光ファイバ網において4心、8心の光ファイバテープユニットの接続に用いられる。
4心MTコネクタの構造を図5に示す。MTコネクタ(51)はコネクタ内に予め光ファイバ(52)が固定されており、2本の勘合ピン(53)によって容易に低損失接続が可能である。光ファイバテープユニット(54)の引出部には屈曲による光ファイバの断線防止のために光ファイバテープユニット(54)より断面形状が大きいゴム製のMTコネクタ用ブーツ(55)が装着される。コネクタ端面における心線の配列ピッチは、光ファイバテープユニット(54)の光ファイバ心線の被覆径が約250μmであることから、特殊な場合を除き250μmに設計されている。
特開平9−197194号公報
特開平9−304658号公報
従来のMTコネクタは国際標準でもある外径250μmの光ファイバ心線による光ファイバテープユニット用に設計されている。
一方で最近、取扱い性向上を目的として外径0.4mm以上の光ファイバ心線を用いた光ファイバテープユニットが提案されている。図6にこの光ファイバテープユニット(4心)および光ファイバ心線の構造を示す。光ファイバ心線(61)は外径約0.125mmの光ファイバガラス部(62)に外径が約0.245mmとなるように紫外線硬化型樹脂被覆層(63)にて円筒形に被覆し、その外周に着色層(64)を被覆して外径約0.255mmとし、さらに着色層(64)の上にオーバーコート層(65)を紫外線硬化型樹脂にて被覆して外径が約0.50mmとしたものである。中間に着色層(64)を付与したことにより、識別と端末部でのオーバーコート層(65)の除去が可能となっている。光ファイバテープユニット(66)は、光ファイバ心線4本を紫外線硬化型樹脂による一括被覆(67)で連結し、全体寸法を長径約2.05mm、短径約0.52mmとしたものである。
上記の光ファイバテープユニットは心線ピッチが光ファイバ心線外径に相当する0.50mmであるため、オーバーコート層を除去しても従来の0.25mmピッチの標準的なMTコネクタに装着することができないという課題があった。
そこで、本発明は、上記課題を解決し、太径化した光ファイバ心線を用いた光ファイバテープユニットに従来のMTコネクタを使用可能とするMTコネクタ用ブーツを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のMTコネクタ用ブーツは、光ファイバテープユニットをMTコネクタに装着するのに用いるMTコネクタ用ブーツであって、光ファイバ心線の配列ピッチを変換するテーパ部を有することを特徴とするものである。
また、上記テーパ部はテーパ部入口で0.4mm以上である配列ピッチをテーパ部出口で0.25mmの配列ピッチに変換する形状であるものである。
さらに、上記テーパ部の長さが(光ファイバテープユニットの心線数)×(光ファイバ心線径)以上であることが好ましい。
さらに、上記テーパ部の出口に長さ2mm以上の平行形状部を有することが好ましい。
本発明のMTコネクタ用ブーツは光ファイバ心線の配列ピッチ(心線ピッチ)を変換するテーパ部を有することにより、太径化した光ファイバ心線を用いた光ファイバテープユニットを装着すると共にテーパ部において配列ピッチを変換することができ、従来のMTコネクタが使用可能となる。また、太径化した光ファイバ心線による光ファイバテープユニットのオーバーコート層が除去され単心分離された外径0.25mmの光ファイバ心線はMTコネクタ用ブーツ内に収納されているので、複数本の光ファイバ心線を単に結束した場合に比べ、曲がりにくく、耐外傷性も十分であり、補強できる。
また、テーパ部の長さが(光ファイバテープユニットの心線数)×(光ファイバ心線径)以上であることにより、テーパ部の配列ピッチ変換において生じる光ファイバ心線の曲げによる曲げ損失を抑えることが可能となる。
また、テーパ部の出口に長さ2mm以上の平行形状部を有することにより、配列ピッチ変換後の光ファイバ心線を整列することが可能となる。
本発明の実施形態を図面に基いて説明する。
本発明の実施形態のMTコネクタ用ブーツを図1に示す。
MTコネクタ用ブーツ(11)は略直方体の形状をしており、光ファイバテープユニットを挿通するための貫通孔(12)を有している。貫通孔(12)は、長手方向に沿って、太径化した光ファイバ心線を用いた光ファイバテープユニットを挿入可能なブーツ入口部(13)と、貫通孔が長手方向にそって縮径化していくテーパ部(14)と、配列ピッチが変換されオーバーコート層を除去した複数の光ファイバ心線を整列するブーツ出口部(15)とからなる。光ファイバテープユニットの挿入を容易にすると共に配列の確認を行うための切り欠き(16)を挿入端上面に設けている。
本発明の実施形態のMTコネクタ用ブーツへの光ファイバテープユニットの装着手順を図2(1)〜(5)に示す。
(1)光ファイバテープユニットの先端部の一括被覆及びオーバーコート層を除去して、外径0.25mmの光ファイバ心線複数本を露出させる。(2)光ファイバテープユニットをMTコネクタ用ブーツへブーツ入口部の挿入口から挿入し、(3)光ファイバテープユニットの被覆剥ぎ際がテーパ部の入口に突き当たるまで挿入する。(4)MTコネクタ用ブーツから突き出た外径0.25mmの複数本の光ファイバ心線の先端部の紫外線硬化型樹脂被覆層を加熱式ストリッパなどで除去する。(5)最後に、MTコネクタ用ブーツをMTコネクタに挿入して接着剤で固定する。なお、本発明のMTコネクタ用ブーツは工場付け、現場付けいずれのMTコネクタにも対応可能である。
光ファイバテープユニット挿入後のMTコネクタ用ブーツのテーパ部における配列ピッチ変換の状態を図3に示す。光ファイバテープユニット先端のオーバーコート層が除去された複数本の外径0.25mmの光ファイバ心線はテーパ部において配列ピッチが変換され、テーパ部出口において複数本の光ファイバ心線は密着して一列に配列する。さらに平行形状部であるブーツ出口部において整列され、複数本の光ファイバ心線は整列状態でMTコネクタ用ブーツから突き出す。このように複数本の光ファイバ心線は整列状態で突き出しているので、本発明のMTコネクタ用ブーツを用いたMTコネクタへの挿入は従来の(太径化されていない)多心光ファイバテープユニットの場合と同等に容易に行える。
テーパ部の長さと曲げ損失の関係を図4に示す。テーパ部の長さが短いと、テーパ部での配列ピッチ変換において光ファイバ心線に過度の曲げが加わり、曲げによる損失の発生や、静疲労による光ファイバの断線が生じることがある。一般に静疲労によるファイバ断線よりも曲げ損失の発生の方が曲げに対して敏感であるので、外径0.5mmの光ファイバ心線による4心および8心光ファイバテープユニットを用いてテーパ部の長さに対する曲げ損失の関係を検討した。図4より、4心光ファイバテープユニットの場合は2mm以上で、8心光ファイバテープユニットの場合は4mm以上で曲げ損失の増加は見られなかった。このようにテーパ部の長さが(光ファイバテープユニットの心線数)×(光ファイバ心線径)以上であると曲げ損失の増加が抑えられることが分かる。したがって、テーパ部の長さは(光ファイバテープユニットの心線数)×(光ファイバ心線径)以上であることが好ましい。
MTコネクタ用ブーツから突き出た配列ピッチ変換後の複数本の光ファイバ心線は整列していることが好ましい。ブーツ出口部の平行形状部の長さと光ファイバ心線の整列具合の関係を実験により確認した結果、平行形状部の長さは2mm以上であることが好ましいことが分かった。
実施例として、外径0.5mmの光ファイバ心線を用いた4心光ファイバテープユニット用に配列ピッチ0.25mmのMTコネクタを使用するためのMTコネクタ用ブーツを図1に基づいて説明する。
MTコネクタ用ブーツ(11)は幅3.2mm×高さ1.7mm×長さ16mmの略直方体の形状である。光ファイバテープユニット挿入口及びブーツ入口部(13)は幅2.0mm×高さ0.5mmの長方形断面であり、ブーツ入口部の長さは8mmである。テーパ部(14)は断面が長手方向に幅2.0mm×高さ0.5mmから幅1.0mm×高さ0.25mmへと縮径しており、長さは4mmである。ブーツ出口部(15)は幅1.0mm×高さ0.25mmの長方形断面であり、長さは4mmである。
本発明のMTコネクタ用ブーツは上記実施例の4心光ファイバテープユニットに限られず、8心、12心などのMTコネクタにも適用できる。また、配列ピッチ0.25mmのMTコネクタの場合に限らず、MTコネクタの配列ピッチが小さく又は大きくなった場合においても本発明のMTコネクタ用ブーツは適用できる。
11 MTコネクタ用ブーツ
12 貫通孔
13 ブーツ入口部
14 テーパ部
15 ブーツ出口部
16 切り欠き
12 貫通孔
13 ブーツ入口部
14 テーパ部
15 ブーツ出口部
16 切り欠き
Claims (4)
- 光ファイバテープユニットをMTコネクタに装着するのに用いるMTコネクタ用ブーツであって、光ファイバ心線の配列ピッチを変換するテーパ部を有することを特徴とするMTコネクタ用ブーツ。
- 上記テーパ部はテーパ部入口で0.4mm以上である配列ピッチをテーパ部出口で0.25mmの配列ピッチに変換する形状である請求項1に記載のMTコネクタ用ブーツ。
- 上記テーパ部の長さが(光ファイバテープユニットの心線数)×(光ファイバ心線径)以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載のMTコネクタ用ブーツ。
- 上記テーパ部の出口に長さ2mm以上の平行形状部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のMTコネクタ用ブーツ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004166570A JP2005345840A (ja) | 2004-06-04 | 2004-06-04 | Mtコネクタ用ブーツ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004166570A JP2005345840A (ja) | 2004-06-04 | 2004-06-04 | Mtコネクタ用ブーツ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005345840A true JP2005345840A (ja) | 2005-12-15 |
Family
ID=35498276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004166570A Pending JP2005345840A (ja) | 2004-06-04 | 2004-06-04 | Mtコネクタ用ブーツ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005345840A (ja) |
-
2004
- 2004-06-04 JP JP2004166570A patent/JP2005345840A/ja active Pending
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