JP2005345802A - 撮像装置、この撮像装置に用いられる交換ユニット、交換ユニット使用制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】接続端子などの部品を増やすことなく、カメラ本体に装着された交換可能なユニットの種類を識別して適切な制御を行う。
【解決手段】カメラ本体11に装着される撮影レンズユニット13に情報通信チップ31aを設けておき、この撮影レンズユニット13の装着に伴い、情報通信チップ31aから当該ユニットの識別情報および仕様データを含むユニット情報を非接触でカメラ本体11側に読み込む。カメラ本体11側では、このユニット情報に基づいて当該ユニットの種類を識別すると共に、その仕様に応じた制御を行う。また、ストロボユニット16、メモリユニット23、電池ユニット24などの各交換ユニットについても同様である。
【選択図】 図1
【解決手段】カメラ本体11に装着される撮影レンズユニット13に情報通信チップ31aを設けておき、この撮影レンズユニット13の装着に伴い、情報通信チップ31aから当該ユニットの識別情報および仕様データを含むユニット情報を非接触でカメラ本体11側に読み込む。カメラ本体11側では、このユニット情報に基づいて当該ユニットの種類を識別すると共に、その仕様に応じた制御を行う。また、ストロボユニット16、メモリユニット23、電池ユニット24などの各交換ユニットについても同様である。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えば一眼レフ・カメラなどの撮像装置に係り、特に、撮影レンズやストロボなどの交換可能なユニットを備えた撮像装置と、この撮像装置に用いられる交換ユニット、交換ユニット使用制御方法及びプログラムに関する。
例えば、一眼レフ・カメラなどでは、交換レンズを着脱式に取付けるマウント部や、ストロボなどのアクセサリを取付けるアクセサリ・シューや、電池収納部やフィルム収納部などが備えられている。また、デジタルカメラでも、メモリカードの収納部、電池や二次電池の収納部などがある。
これらのカメラ本体に取付けられる部品は多数の種類があり、その中から所望のものを選択することができて便利である反面、メーカや機種により規格や仕様が異なり、多数の製品に対応できるものから、一部の製品にしか対応できないものまで様々である。
また、一眼レフ・カメラでは、標準マウントに交換レンズを装着することで、レンズの種類や仕様などを変更できる。しかし、マウントが同じでも、レンズの焦点距離やF値や収差性能などが異なるものや、レンズ側に絞り機構やズーム機構、AF機能等を内蔵したものも増え、カメラの多機能化に伴って本体側での制御に必要なレンズ側のデータも増加している。
そこで、従来のピンや接点による機械的な結合だけでは、伝達できるデータの種類が限られてしまうため、例えばレンズ部内に固有のレンズデータを記憶したROMや制御ICを設けるなどして、レンズとカメラ本体間のデータの伝達を電気的に行う方法が考えられている(例えば、特許文献1〜4参照)。
特許第2537270号
特許第2621304号
特許第3146512号
特許第3151849号
上述したように、制御が異なるレンズの交換に対応するために、レンズとカメラ本体間でデータを伝達するための各種方法が考えられている。しかしながら、これらの方法では、レンズ側とカメラ本体側に接続端子などを設置する必要があり、実装面積が大きくなる問題がある。
特に、レンズ部では、絞りやレンズ駆動部やモータ、ICや配線基板等、光学系以外の部品も増加しており、データ伝送用端子に加え、電源端子や制御信号端子等も必要になるため、鏡胴の外縁部に多数のピンが並び、レンズ鏡胴が益々大きくなるなどの問題がある。また、新製品が出た場合において、旧式の接続端子では互換上の問題が出たり、旧式製品用のデータでは対応できないなど問題がある。このような問題は、レンズだけでなく、ストロボなどの他の交換部品について同様である。
一方、製品の識別や本物かどうかの判断は、信頼できるメーカのロゴ・マークや認証マーク、偽造困難な保証書やホログラム・シールなども利用されている。ところが、電池などの交換部品や消耗品では、それが純正品であるか、あるいは、互換品であるかどうかは対応機種の説明書等から判断する程度であり、互換性があるのならば、安価な製品で済ませたいと思うユーザも多い。
また、偽造品も多々あり、このような偽造品は、機器の本来の機能や性能を果たせないだけでなく、故障やトラブルの原因にもなる場合がある。
そこで、本発明は、接続端子などの部品を増やすことなく、カメラ本体に装着された交換可能なユニットの種類を識別して適切な制御を行うことのできる撮像装置、この撮像装置に用いられる交換ユニット、交換ユニット制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る撮像装置は、カメラ本体と、このカメラ本体に着脱自在に装着される交換可能なユニットと、このユニットに設けられ、当該ユニットの識別情報および仕様データを含むユニット情報を記憶した情報通信チップと、前記ユニットに設けられ、前記情報通信チップに記憶された前記ユニット情報を伝送するための第1のアンテナと、前記カメラ本体の前記ユニットが装着される部分に設けられ、前記情報通信チップから前記第1のアンテナを介して伝送される前記ユニット情報を受信するための第2のアンテナと、前記カメラ本体に前記ユニットが装着された状態で、前記第2のアンテナを介して前記ユニット情報を非接触で読み込む情報読込み手段と、各種ユニット毎に設定された制御情報を記憶した記憶手段と、前記情報読込み手段によって読み込まれた前記ユニット情報に基づいて前記記憶手段から当該ユニットに対応した制御情報を読み出し、その制御情報に基づいて当該ユニットを用いた撮影動作を制御する制御手段とを具備したことを特徴とする。
このような構成によれば、カメラ本体に装着される交換可能なユニットに当該ユニットの識別情報および仕様データを含むユニット情報を記憶した情報通信チップを設けておくことで、この情報通信チップから前記ユニット情報を非接触で読み込んで、当該ユニットの種類および仕様に対応した適切な制御を行うことができる。
また、本発明の請求項2は、前記請求項1記載の撮像装置において、前記ユニットには、前記情報通信チップと前記第1のアンテナが同一平面上に配設されていることを特徴とする。
このような構成によれば、ユニットの同一平面上に情報通信チップとアンテナが配設され、このユニットがカメラ本体に装着された際に、そのアンテナを通じて情報通信チップ内の情報が伝送される。
また、本発明の請求項3は、前記請求項1記載の撮像装置において、前記記憶手段に記憶された制御情報に対する更新情報を外部から取得して書き替える更新手段を備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、カメラ本体側で持つ制御情報の更新が必要な場合に、外部からその更新情報を取得して書き替えることができる。
また、本発明の請求項4は、前記請求項1記載の撮像装置において、前記ユニットが前記カメラ本体に装着された状態で、前記情報通信チップに記憶されたユニット情報に対する更新情報を外部から取得して書き替える更新手段を備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、前記情報通信チップに記憶されたユニット情報の更新が必要な場合に、外部からその更新情報を取得して書き替えることができる。
また、本発明の請求項5は、前記請求項1記載の撮像装置において、前記ユニットは、複数のレンズを有する撮影レンズユニットであり、前記制御手段は、前記情報通信チップから得られたユニット情報に基づいて当該ユニットの種類を識別すると共に、その仕様に応じて前記撮影レンズユニット内の各レンズの駆動制御を行うことを特徴とする。
このような構成によれば、情報通信チップから得られたユニット情報に基づいてカメラ本体に装着された撮影レンズユニットの種類が識別され、その仕様に応じて前記撮影レンズユニット内の各レンズが駆動制御される。
また、本発明の請求項6は、前記請求項1記載の撮像装置において、前記ユニットは、ストロボ発光体を有するストロボユニットであり、前記制御手段は、前記情報通信チップから得られたユニット情報に基づいて当該ユニットの種類を識別すると共に、その仕様に応じて前記ストロボユニット内のストロボ発光体の発光制御を行うことを特徴とする。
このような構成によれば、情報通信チップから得られたユニット情報に基づいてカメラ本体に装着されたストロボユニットの種類が識別され、その仕様に応じて前記ストロボユニット内のストロボ発光体が発光制御される。
また、本発明の請求項7は、前記請求項1記載の撮像装置において、前記ユニットは、二次電池を有する電池ユニットであり、前記制御手段は、前記情報通信チップから得られたユニット情報に基づいて当該ユニットの種類を識別すると共に、その仕様に応じて前記電池ユニット内の二次電池の充電制御を行うことを特徴とする。
このような構成によれば、情報通信チップから得られたユニット情報に基づいてカメラ本体に装着された電池ユニットの種類が識別され、その仕様に応じて前記電池ユニット内の二次電池が充電制御される。
また、本発明の請求項8は、前記請求項7記載の撮像装置において、前記電池ユニットの充電時に前記情報通信チップから得られた前記ユニット情報を所定のネットワークを介して外部のサーバに転送する転送手段をさらに備え、前記サーバは、前記転送手段から転送された前記ユニット情報に基づいて前記電池ユニットの種類と充電履歴情報を管理することを特徴とする。
このような構成によれば、外部のサーバにおいて、各カメラ機器毎にどのような電池ユニットを使い、どのような充電履歴を持つのかを管理することができる。
また、本発明の請求項9は、前記請求項8記載の撮像装置において、前記サーバは、前記充電履歴情報に基づいて前記電池ユニットの寿命を判断し、その判断結果に従って該当機器に対して警告を発することを特徴とする。
このような構成によれば、サーバ側で電池ユニットの寿命を判断し、寿命が近い電池ユニットを持つカメラ機器に対してその旨の警告を発することができる。
また、本発明の請求項10は、前記請求項8または9記載の撮像装置において、前記充電履歴情報には、前記電池ユニットの充電回数、充電時間、充電電圧のうちの少なくとも1つが含まれることを特徴とする。
このような構成によれば、サーバ側では、電池ユニットの充電回数、充電時間、充電電圧のうちの少なくとも1つに基づいて寿命を判断して警告を発する。
本発明の請求項11に係る撮像装置は、カメラ本体と、このカメラ本体に着脱自在に装着される交換可能なユニットと、このユニットに設けられ、当該ユニットの識別情報および仕様データを含むユニット情報を記憶した情報通信チップと、前記カメラ本体に前記ユニットが装着された状態で、前記情報通信チップから前記ユニット情報を非接触で読み込む情報読込み手段と、この情報読込み手段によって読み込まれた前記ユニット情報に基づいて、現在装着されているユニットの種類を記憶する記憶手段と、電源起動時に前記記憶手段を参照して前記カメラ本体に新たに装着されたユニットの有無を調べ、新たに装着されたユニットが存在する場合に、前記ユニット情報に基づいて当該ユニットが本機器に対して純正品または互換品であるかを判断し、純正品または互換品でない場合にその使用を禁止する制御手段とを具備したことを特徴とする。
このような構成によれば、電源起動時にカメラ本体に新たに装着されたユニットの有無が調べられ、新たに装着されたユニットが存在する場合に、そのユニット情報に基づいて当該ユニットが本機器に対して純正品または互換品であるかを判断され、純正品または互換品でない場合にはその使用が禁止される。これにより、本機器に適合しない不適切なユニットの使用により故障が発生することを防止することができる。
また、本発明の請求項12は、前記請求項11記載の撮像装置において、前記制御手段は、前記ユニットが本機器に対して純正品または互換品でない場合に、さらに本機器に対応した仕様であるか否かを判断し、本機器に対応した仕様でもない場合に当該ユニットの使用を禁止し、本機器に対応した仕様であれば、所定の確認処理を行った上で当該ユニットの使用を許可することを特徴とする。
このような構成によれば、カメラ本体に装着されたユニットが純正品または互換品でなく、さらに本機器に対応した仕様でもない場合にそのユニットの使用が禁止されるが、本機器に対応した仕様を有していれば、ユーザに対して確認メッセージを表示するなどした上で当該ユニットの使用が許可される。これにより、ユニットの仕様を含め本機器にまったく適合しない不適切な電池ユニットの使用により故障が発生することを防止すると共に、仕様が合っていれば、ユーザの意志にて使用することができる。
また、本発明の請求項13は、前記請求項11または12記載の撮像装置において、前記ユニットの使用が禁止された場合に、その旨を警告する警告手段を備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、ユニットの使用が禁止された場合に、その旨が例えばメッセージ表示などにより警告される。これにより、ユーザは本機器に装着したユニットが不適切であったことを知ることができ、直ぐに取り替えることができる。
本発明の請求項14に係る撮像装置は、カメラ本体と、このカメラ本体に着脱自在に装着される交換可能なユニットと、このユニットに設けられ、当該ユニットの識別情報および仕様データを含むユニット情報を記憶した情報通信チップと、前記カメラ本体に前記ユニットが装着された状態で、前記情報通信チップから前記ユニット情報を非接触で読み込む情報読込み手段と、この情報読込み手段によって読み込まれた前記ユニット情報に基づいて、現在装着されているユニットの種類を記憶する記憶手段と、所定のモードが設定されたときに前記記憶手段を参照して前記所定のモードに必要なユニットが装着されているか否かを調べ、該当するユニットが装着されていれば、そのユニットの種類および仕様に応じた制御を行う制御手段とを具備したことを特徴とする。
このような構成によれば、所定のモードが設定されたときに、カメラ本体に前記所定のモードに必要なユニットが装着されているか否かが調べられる。前記所定のモードとは、例えば撮影モード、再生モード、設定モードのいずれかである。該当するユニットが装着されていれば、そのユニットの種類および仕様に応じた制御が行われる。
また、本発明の請求項15は、前記請求項14記載の撮像装置において、前記制御手段は、前記所定のモードに必要なユニットが未装着の場合に、当該モードの実行を停止制御することを特徴とする。
このような構成によれば、所定のモードに必要なユニットが未装着の場合に、当該モードの実行が停止されるので、ユニット未装着による誤動作を防止することができる。
また、本発明の請求項16は、前記請求項14記載の撮像装置において、前記制御手段は、前記所定のモードに必要なユニットが未装着の場合に、対応できる機能があれば、その機能のみ実行することを特徴とする。
このような構成によれば、所定のモードに必要なユニットが未装着の場合に、対応できる機能があれば、その機能のみ実行することができる。
また、本発明の請求項17は、前記請求項15または16記載の撮像装置において、前記所定のモードに必要なユニットが未装着の場合に、その旨を警告する警告手段を備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、所定のモードに必要なユニットが未装着である場合にその旨が警告されるので、ユーザはその警告に従って直ぐに対応することができる。
本発明の請求項18に係る交換ユニットは、撮像装置のカメラ本体に着脱自在に装着される交換可能なユニットであって、当該ユニットの識別情報および仕様データを含むユニット情報が記憶されており、前記カメラ本体に装着された状態で、前記カメラ本体側からの電力を受けて前記ユニット情報を送信する情報通信チップが設けられていることを特徴とする。
このような構成の交換ユニットにあっては、撮像装置のカメラ本体に装着されたときに、情報通信チップから当該ユニットの識別情報および仕様データを含むユニット情報がカメラ本体側に送信されるので、そのユニット情報に基づいて当該ユニットの適合性をカメラ本体側で判断することができる。
本発明の請求項19に係る交換ユニット使用制御方法は、交換可能なユニットが装着されるカメラ本体を備えた撮像装置に用いられる交換ユニット使用制御方法であって、前記カメラ本体に前記ユニットが装着された状態で、前記ユニットに設けられた情報通信チップから当該ユニットの識別情報および仕様データを含むユニット情報を非接触で読み込むステップと、前記ユニット情報に基づいて、各種ユニット毎に設定された制御情報を記憶したメモリから当該ユニットに対応した制御情報を読み出し、その制御情報に基づいて当該ユニットを用いた撮影動作を制御するステップとを備えたことを特徴とする。
このような交換ユニット使用制御方法によれば、前記各ステップに従った処理を実行することにより、前記請求項1記載の発明と同様の作用効果が奏せられる。
本発明の請求項20に係る交換ユニット使用制御方法は、交換可能なユニットが装着されるカメラ本体を備えた撮像装置に用いられる交換ユニット使用制御方法であって、前記カメラ本体に前記ユニットが装着された状態で、前記ユニットに設けられた情報通信チップから当該ユニットの識別情報および仕様データを含むユニット情報を非接触で読み込むステップと、前記ユニット情報に基づいて現在装着されているユニットの種類をメモリに記憶するステップと、電源起動時に前記メモリを参照して前記カメラ本体に新たに装着されたユニットの有無を調べ、新たに装着されたユニットが存在する場合に、前記ユニット情報に基づいて当該ユニットが本機器に対して純正品または互換品であるかを判断し、純正品または互換品でない場合にその使用を禁止するステップとを備えたことを特徴とする。
このような交換ユニット使用制御方法によれば、前記各ステップに従った処理を実行することにより、前記請求項11記載の発明と同様の作用効果が奏せられる。
また、本発明の請求項21は、前記請求項20記載の交換ユニット使用制御方法において、前記ユニットが本機器に対して純正品または互換品でない場合に、さらに本機器に対応した仕様であるか否かを判断するステップと、本機器に対応した仕様でもない場合に当該ユニットの使用を禁止し、本機器に対応した仕様であれば、所定の確認処理を行った上で当該ユニットの使用を許可するステップとをさらに備えたことを特徴とする。
このような交換ユニット使用制御方法によれば、前記各ステップに従った処理を実行することにより、前記請求項12記載の発明と同様の作用効果が奏せられる。
本発明の請求項22に係る交換ユニット使用制御方法は、交換可能なユニットが装着されるカメラ本体を備えた撮像装置に用いられる交換ユニット使用制御方法であって、前記カメラ本体に前記ユニットが装着された状態で、前記ユニットに設けられた情報通信チップから当該ユニットの識別情報および仕様データを含むユニット情報を非接触で読み込むステップと、前記ユニット情報に基づいて現在装着されているユニットの種類をメモリに記憶するステップと、所定のモードが設定されたときに前記メモリを参照して前記所定のモードに必要なユニットが装着されているか否かを調べ、該当するユニットが装着されていれば、そのユニットの種類および仕様に応じた制御を行うステップとを備えたことを特徴とする。
このような交換ユニット使用制御方法によれば、前記各ステップに従った処理を実行することにより、前記請求項14記載の発明と同様の作用効果が奏せられる。
本発明の請求項23に係るプログラムは、交換可能なユニットが装着されるカメラ本体を備えた撮像装置に搭載されたコンピュータによって実行されるユニット使用制御用のプログラムであって、前記コンピュータに、前記カメラ本体に前記ユニットが装着された状態で、前記ユニットに設けられた情報通信チップから当該ユニットの識別情報および仕様データを含むユニット情報を非接触で読み込む機能と、前記ユニット情報に基づいて、各種ユニット毎に設定された制御情報を記憶したメモリから当該ユニットに対応した制御情報を読み出し、その制御情報に基づいて当該ユニットを用いた撮影動作を制御する機能とを実現させることを特徴とする。
したがって、コンピュータが前記各機能を実現するためのプログラムを実行することにより、前記請求項1記載の発明と同様の作用効果が奏せられる。
本発明の請求項24に係るプログラムは、交換可能なユニットが装着されるカメラ本体を備えた撮像装置に搭載されたコンピュータによって実行されるユニット使用制御用のプログラムであって、前記コンピュータに、前記カメラ本体に前記ユニットが装着された状態で、前記ユニットに設けられた情報通信チップから当該ユニットの識別情報および仕様データを含むユニット情報を非接触で読み込む機能と、前記ユニット情報に基づいて現在装着されているユニットの種類をメモリに記憶する機能と、電源起動時に前記メモリを参照して前記カメラ本体に新たに装着されたユニットの有無を調べ、新たに装着されたユニットが存在する場合に、前記ユニット情報に基づいて当該ユニットが本機器に対して純正品または互換品であるかを判断し、純正品または互換品でない場合にその使用を禁止する機能とを実現させることを特徴とする。
したがって、コンピュータが前記各機能を実現するためのプログラムを実行することにより、前記請求項11記載の発明と同様の作用効果が奏せられる。
また、本発明の請求項25は、前記請求項24記載のプログラムにおいて、前記コンピュータに、前記ユニットが本機器に対して純正品または互換品でない場合に、さらに本機器に対応した仕様であるか否かを判断する機能と、本機器に対応した仕様でもない場合に当該ユニットの使用を禁止し、本機器に対応した仕様であれば、所定の確認処理を行った上で当該ユニットの使用を許可する機能とをさらに実現させることを特徴とする。
したがって、コンピュータが前記各機能を実現するためのプログラムを実行することにより、前記請求項12記載の発明と同様の作用効果が奏せられる。
本発明の請求項26に係るプログラムは、交換可能なユニットが装着されるカメラ本体を備えた撮像装置に搭載されたコンピュータによって実行されるユニット使用制御用のプログラムであって、前記コンピュータに、前記カメラ本体に前記ユニットが装着された状態で、前記ユニットに設けられた情報通信チップから当該ユニットの識別情報および仕様データを含むユニット情報を非接触で読み込む機能と、前記ユニット情報に基づいて現在装着されているユニットの種類をメモリに記憶する機能と、所定のモードが設定されたときに前記メモリを参照して前記所定のモードに必要なユニットが装着されているか否かを調べ、該当するユニットが装着されていれば、そのユニットの種類および仕様に応じた制御を行う機能とを実現させることを特徴とする。
したがって、コンピュータが前記各機能を実現するためのプログラムを実行することにより、前記請求項14記載の発明と同様の作用効果が奏せられる。
本発明によれば、カメラ本体に装着される交換可能なユニットに情報通信チップを設けて、この情報通信チップから当該ユニットの識別情報および仕様データを含むユニット情報情報を非接触で読み込むようにしたため、接続端子などの部品を増やすことなく、カメラ本体に装着された交換可能なユニットの種類を識別して適切な制御を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る電子機器として一眼レフタイプのデジタルカメラを例にした場合の外観構成を示す図であり、図1(a)はその正面部の構成を示す図、同図(b)はその裏面部の構成を示す図である。
図1(a)に示すように、このデジタルカメラ10は、上から見てL字形状のカメラ本体11を有する。このカメラ本体11の正面部11aには、レンズ装着部(レンズ取付けマウント)12が設けられており、そこに交換可能な撮影レンズユニット13が着脱自在に装着される。この撮影レンズユニット13としては、広角レンズ、標準レンズ、望遠レンズ、超望遠レンズなど、焦点距離が異なる様々な種類の撮影レンズがあり、これらを任意に交換して撮影することが可能である。
また、カメラ本体11の上部11bには、電源キーを兼ねたモードダイヤルスイッチ14、ストロボ装着部(アクセサリシュー)15などが設けられている。ストロボ装着部15には、外付けのストロボユニット16が着脱自在に装着される。このストロボユニット16も交換可能であり、様々な種類のものが存在する。さらに、カメラ本体11の一端側(通常、ユーザから見て右側)のグリップ17付近に、撮影タイミングを指示するためのシャッタキー18が設けられている。
また、図1(b)に示すように、カメラ本体11の裏面部11cの一端側には、例えば液晶表示装置からなる表示ユニット19がヒンジ機構20を介して回転自在に取り付けられ、その他端側には、メモリ収納部(カードスロット)21とそのメモリ収納部21を覆う開閉自在のメモリ交換蓋22が設けられており、メモリ交換蓋22を開けてメモリ収納部21の中にカード形状のメモリユニット23を装填する構成になっている。
一方、図2(b)に示すように、カメラ本体11の底部11d(グリップ17の下側)には、電池収納部26とその電池収納部26を覆う開閉自在の電池交換蓋27が設けられており、電池交換蓋27を開けて電池収納部26の中に電池ユニット24を装填する構成になっている。
電池ユニット24は、一般的には「電池パック」と呼ばれているものであり、例えばリチウムイオン電池などの充電電池が内蔵されており、携帯時の駆動源として用いられる。この電池ユニット24は所定の形状(この例では長方形状)を有し、電池収納部26の中に装着された状態でデジタルカメラ10の各部の動作に必要な電源電圧を供給する。なお、25は電池ユニット24の先端部に設けられる端子であり、実際には+端子、T端子、−端子の3つからなる(図23参照)。
ここで、撮影レンズユニット13、ストロボユニット16、メモリユニット23、電池ユニット24などは交換可能なカメラ部品であり、その種類は多数存在する。本実施形態では、これらの交換ユニットに対し、その種別と仕様をカメラ本体側で認識できるような工夫がなされている。
すなわち、撮影レンズユニット13には、情報通信チップ31aとアンテナ32aが同一平面上に配設されている。情報通信チップ31aは、例えばRFID(Radio Frequency IDentification)技術を利用した非接触ICタグなどからなり、アンテナ32aを通じて非接触にて撮影レンズユニット13に関するユニット情報を伝送する機能を有する。このユニット情報には、当該ユニットの種類を識別するための識別情報や仕様データなどが含まれる(図5参照)。
なお、この情報通信チップ31aおよびアンテナ32aは、撮影レンズユニット13の製造後にその表面に貼り付けても良いし、製造時に一体に組み込むようにしても良い。また、情報通信チップ31aおよびアンテナ32aの形状やその実装方法について、特に限定されるものではない。
ストロボユニット16、メモリユニット23、電池ユニット24についても同様である。すなわち、ストロボユニット16には情報通信チップ31bおよびアンテナ32b、メモリユニット23には情報通信チップ31cおよびアンテナ32c、電池ユニット24には情報通信チップ31dおよびアンテナ32dがそれぞれのユニットの同一平面上に配設されている。
この場合、ストロボユニット16に設けられた情報通信チップ31bには、そのストロボユニット16の種類を識別するための識別情報および仕様データなどからなるユニット情報が記憶される。また、メモリユニット23に設けられた情報通信チップ31cには、そのメモリユニット23の種類を識別するための識別情報および仕様データなどからなるユニット情報が記憶され、電池ユニット24に設けられた情報通信チップ31dには、その電池ユニット24の種類を識別するための識別情報および仕様データなどからなるユニット情報が記憶される。
これらの情報通信チップ31a〜31dは、基本的には電源を持たず、後述するリーダ・ライタ部が発する電波を受信することにより、例えば電磁誘導などの仕組みで電流を発生させる。
一方、カメラ本体11側には、これらの情報通信チップ31a〜31dからユニット情報を非接触で読み込むためのアンテナが配設される。このアンテナは、例えばコイルアンテナなどからなり、各ユニット毎に個別で設けられるか(図2参照)、あるいは、各ユニット共通に設けられる(図3参照)。
図2は同実施形態におけるデジタルカメラ10の各ユニット毎にアンテナを設けた場合の実装例を示す図であり、図2(a)はカメラ本体11の正面部11aから見た場合の構成を示す図、同図(b)はカメラ本体11の底面部11dから見た場合の構成を示している。
撮影レンズユニット13に対応したアンテナ33aは、カメラ本体11のレンズ装着部12付近に設けられ、リーダ・ライタ部34aを介して制御部35に接続される。同様に、ストロボユニット16に対応したアンテナ33bは、ストロボ装着部15付近に設けられ、リーダ・ライタ部34bを介して制御部35に接続される。電池ユニット24に対応したアンテナ33dは、電池収納部26付近に設けられ、リーダ・ライタ部34dを介して制御部35に接続される。
なお、特に図示していないが、メモリユニット23に対応したアンテナに関しても同様であり、メモリ収納部21付近に設けられて、そのユニット専用のリーダ・ライタ部を介して制御部35に接続される。
図3は同実施形態におけるデジタルカメラ10の各ユニットに共通のアンテナを設けた場合の実装例を示す図であり、カメラ本体11の裏面部11cから見た場合の構成を示している。
図示のように、カメラ本体11の内側には、メモリユニット23、アンテナ33の各ユニットに共通のアンテナ33が設けられている。このアンテナ33は、各ユニットが装着されたときに、それぞれの装着部分でユニット情報を良好に受信できるように、カメラ本体11の内側に張り巡らされている。また、このアンテナ33が接続されるリーダ・ライタ部34も各ユニットに共通である。このリーダ・ライタ部34は、本体側の制御部35に接続され、情報の読み込み/書き込みを行うものである。
以下では、図3の実装例のように、アンテナ33およびリーダ・ライタ部34が各ユニットに共通に設けられている場合を想定して説明する。
なお、ユニットとは、カメラ本体11に装着される交換可能な部品のことであり、上述したように、撮影レンズユニット13、ストロボユニット16、メモリユニット23、電池ユニット24などのことである。
また、以下の説明の中で、これらのユニットに設けられた情報通信チップ31a,31b,31c…、アンテナ32a,32b,32c…のことを代表して、情報通信チップ31、アンテナ32と表現するものとする。
図4は同実施形態におけるデジタルカメラ10のシステム構成を示すブロック図であり、ここでは交換可能な各部品をユニット化した場合の例を示している。図中の太線で示す部分がユニット化された部品である。
すなわち、このデジタルカメラ10のカメラ本体11に対し、図1に示した撮影レンズユニット13、ストロボユニット16、メモリユニット23、電池ユニット24の他に、光学式の測距センサを有するセンサユニット41、CCD(charge coupled device)やCMOS(complementary mental oxide semiconductor)などの撮像素子を有する撮像ユニット42、光学系レンズの駆動制御などを行うレンズ/撮影制御ユニット43、画像処理エンジンを搭載した画像処理ユニット44、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスを有する表示ユニット19、また、無線カードなどのインタフェースユニット45などが交換可能に設けられている。
なお、これらのユニット41〜45、19についても交換可能であり、前記撮影レンズユニット13などと同様に、情報通信チップおよびアンテナを設けておくことで、カメラ本体11に装着された際にその種類や仕様を非接触でカメラ本体11側に認識させることができる。
また、このデジタルカメラ10のカメラ本体11には、図3に示したアンテナ33、リーダ・ライタ部34および制御部35の他に、操作入力部46、ストロボ充電制御部47、電源制御部49、補助電源50、ユニット制御情報メモリ51、ユニット接続情報メモリ52、装着検知部53および54などが設けられている。
上述したように、アンテナ33およびリーダ・ライタ部34は、各ユニットに設けられた情報通信チップ31およびアンテナ32と共に非接触情報通信を実現するための構成要素である。リーダ・ライタ部34は、制御部35の制御の下でアンテナ33を介して情報通信チップ31に対する情報の読み出し/書き込みを行う。
制御部35は、例えばマイクロコンピュータからなり、例えばROMなどからなるプログラムメモリ39に記憶されたプログラムを読み込むことにより、デジタルカメラ10全体の処理に関わる制御を行う。この制御部35は、カメラ動作を制御するためのカメラ制御部36、入出力制御を行うための入出力インタフェース部37、そして、ユニット識別/管理制御部38を備える。ユニット識別/管理制御部38は、ユニット制御情報メモリ51およびユニット接続情報メモリ52を用いて、カメラ本体11に装着される各ユニットの識別、管理を行う。
また、操作入力部46は、図1(a)に示したモードダイヤルスイッチ14などを含む各種操作スイッチからなり、データの入力や指示を行う。
ストロボ充電制御部47は、制御部35の下でストロボユニット16の充電制御を行う。電源制御部49は、電池ユニット24を駆動源として各部に必要な電源電圧を供給制御する。補助電源50は、例えばコンデンサまたはボタン電池などからなり、電池ユニット24が未装着のときの補助的な電源として用いられる。装着検知部53は、電池ユニット24の装着の有無を機械的あるいは電気的に検知して、リーダ・ライタ部34を起動する。同様に、装着検知部54は、インタフェースユニット45の装着の有無を機械的あるいは電気的に検知して、リーダ・ライタ部34を起動する。
ユニット制御情報メモリ51およびユニット接続情報メモリ52は、例えばフラッシュメモリなどの不揮発性メモリから構成され、電源断の状態でもその記憶内容が保持されている。
図5はデジタルカメラ10のカメラ本体11内に設けられるユニット制御情報メモリ51の一例を示す図である。
ユニット制御情報メモリ51には、カメラ本体11に装着可能な各種ユニットを制御するためのユニット制御情報が登録される。このユニット制御情報には、各ユニット毎にこれらの種類を識別するための「識別情報」、本機器(デジタルカメラ10)に対して当該ユニットが純正品であるのか互換品であるのか、あるいは純正品/互換品でもなく、仕様のみ対応した製品であるのかを示す「製品分類情報」、各ユニットの仕様や規格に応じて本機器内の対応機能を制御するための「制御情報」などが予め登録されている。前記「識別情報」としては、例えばユニットコード、メーカコード、製品番号、識別コードなどが含まれる。
図6はデジタルカメラ10のカメラ本体11内に設けられるユニット接続情報メモリ52の一例を示す図である。
ユニット接続情報メモリ52には、このデジタルカメラ10のカメラ本体11に装着されたユニットに関する情報を示すユニット接続情報が登録される。このユニット接続情報には、装着ユニットを識別するための「識別情報」の他に、例えば装着日時、前回取外日、装着回数、充電回数などの「利用履歴情報」が含まれる。
次に、各ユニットに設けられる情報通信チップ31とデジタルカメラ10のカメラ本体11内に設けられるリーダ・ライタ部34の構成について説明する。
図7はその情報通信チップ31とリーダ・ライタ部34の構成を示すブロック図であり、両者間の情報通信に電磁誘導方式を用いた場合の例を示している。
電磁誘導方式は、ユニット側と本体側のそれぞれ対向する位置に設けられたループコイルやコア(磁心)入りコイルなどのアンテナ・コイルに、数百kHz〜数十MHzの信号電流を通電し、近傍に発生する誘導電磁界を伝達媒体とするものである。この電磁誘導方式では、金属以外なら、人体やガラス、樹脂など非導電体が間に入っても通信でき、アンテナの指向性もゆるやかで、雨や油汚れ等にも強く、周波数帯により数cmの近傍〜数十cm程度の距離で、比較的高速で安定して通信できる利点があり、カメラなど小型機器の本体部内の装着部とユニット間の近接間で通信するのに適している。
ここで、情報通信チップ31には、カメラ本体11側のリーダ・ライタ部34との間で電磁誘導により非接触にて情報を送受信するためのアンテナ32が接続される。この情報通信チップ31は、ユニットの識別情報や仕様データなどからなるユニット情報を記憶したユニットメモリ61を有する。なお、このユニットメモリ61の構成については、後に図8を参照して説明する。
また、この情報通信チップ31は、カメラ本体11からの制御信号を復調するための復調回路62および復号器63と、その制御信号に応じてユニットメモリ61からユニット情報を読み出し、非接触で本体側に応答送信するための通信制御部64と、応答信号やデータ信号を符号化する符号器65と、符号化した信号を変調してアンテナ・コイルから電磁誘導磁束に乗せて送信するための変調回路66とを備える。
また、リーダ・ライタ部34からの電磁誘導信号による電磁エネルギを受信して整流するための整流回路67と、その整流した電流をコンデンサ68に蓄えて、その蓄積エネルギでチップ内蔵回路を動作させる非接触式電源制御回路68とを備える。これにより、チップが動作するための電池の内蔵を不要としている。さらには、識別符号や暗号鍵や署名鍵などにより、製品本体部や外部機器との間で暗号化や電子署名を施した認証データを送受して認証するための認証部69などの設けても良い。
一方、カメラ本体11側に設けられたリーダ・ライタ部34は、符号器71や変調回路72、発振回路73、アンテナ駆動回路74、復調回路75、フィルタ・増幅回路76、復号器77などを備える。また、このリーダ・ライタ部34には、情報通信チップ31との間で電磁誘導式にて情報を送受信するためのアンテナ33が接続される。
図7は情報通信チップ31内のユニットメモリ61の一例を示す図である。この情報通信チップ31内のユニットメモリ61は、不揮発性メモリからなり、読出し専用領域61a、読出し/書込み領域61b、外部読出し禁止領域61cの3つの領域からなる。
読出し専用領域61aには、デバイスのシリアル番号やデバイスのIDコード、メーカコードなど、チップ単体毎に固有の識別情報などが固定的に記憶されている。また、読出し/書込み領域61bには、このチップが設けられたユニットの仕様データなどが記憶されている。この読出し/書込み領域61bは、出荷時にユニットメーカのコードや製品名などの識別情報を書き込み、機器側での読出しは可能だが、出荷後の書込み変更を禁止するようにしたシステム側の利用領域と、出荷後の機器でも書込み利用が可能で、ユニットの更新情報などを記憶するためのユーザ機器の利用領域など、アクセス許可をレベル別に分けて利用できる。
さらに、外部読出し禁止領域61cには、機器パスワードやユーザパスワードなど、書込み可能であるが、外部には読出し禁止とする情報が記憶される。
ここで、本実施形態では、撮影レンズユニット13などの交換可能なユニットがカメラ本体11に装着された際に、カメラ本体11側に設けられたリーダ・ライタ部34により、前記情報通信チップ31内のユニットメモリ61から識別情報および仕様データを含むユニット情報を読み込むことにより、そのユニット情報に基づいて当該ユニットを識別すると共に、当該ユニットに対応した機能を制御することを特徴とする。
また、情報通信チップ31とリーダ・ライタ部34との間で信号を送受信する場合の変調方式として、例えばASK変調(Amplitude Shift Keying:振幅偏移変調)またはPSK変調(Phase Shift Keying:位相偏移変調)を用いても良いし、あるいは、FM変調(frequency modulation周波数変調)やFSK変調(Frequency Shift Keying:周波数偏移変調)など、その他の変調方式を用いても良い。
また、情報通信チップ31と同様のチップを各ユニット毎に設ける場合には、これらのチップと本体側とで混信や妨害が起こらないように、アンチ・コリジョン(輻輳防止)回路を設けたり、同時通信が可能なように、周波数ホッピング方式や拡散変調など多重通信も可能な変調方式を用いても良い。
また、前記図7では、電磁誘導方式で非接触通信する場合の構成を例にして示したが、例えば電磁結合方式や静電結合方式、あるいは、マイクロ波無線や微弱電波などの無線電波方式で情報通信するように構成しても良い。
(電磁結合方式)
図9は電磁結合方式を用いた場合のリーダ・ライタ部34と情報通信チップ31の構成例である。電磁結合方式では、コイル・ヘッドと呼ばれるアンテナ・コイルを、本体側とユニット側に対向して設け、数百kHz〜数MHzの無線周波数帯の電流を流し、交流磁界によるコイルの「相互誘導」を利用するもので、数mm〜数cmの近接距離で通信できる。非導電帯や人体による影響が少なく、水や油汚れ、塵埃などの影響も受けにくい。磁気的な結合が強い為、耐ノイズ性は高いが、磁場に影響されるモータ等の近くでは利用しにくい。電力を非接触給電する場合の効率は高い。
図9は電磁結合方式を用いた場合のリーダ・ライタ部34と情報通信チップ31の構成例である。電磁結合方式では、コイル・ヘッドと呼ばれるアンテナ・コイルを、本体側とユニット側に対向して設け、数百kHz〜数MHzの無線周波数帯の電流を流し、交流磁界によるコイルの「相互誘導」を利用するもので、数mm〜数cmの近接距離で通信できる。非導電帯や人体による影響が少なく、水や油汚れ、塵埃などの影響も受けにくい。磁気的な結合が強い為、耐ノイズ性は高いが、磁場に影響されるモータ等の近くでは利用しにくい。電力を非接触給電する場合の効率は高い。
また、図10(a)はこれらをカメラ本体11と電池ユニット24に実装した場合の例を示している。この例では、アンテナ32、33として空芯コイルを用いた場合であり、同図(b)は磁芯入りコイルを用いた場合を示している。
(静電結合方式)
図11は静電結合方式を用いた場合のリーダ・ライタ部34と情報通信チップ31の構成例である。静電結合方式では、本体側リーダ・ライタとユニット側チップとに対向する電極を設けて、「静電誘導」作用により、双方の電極の対によりコンデンサを形成して、データで変調された交流電流を流すことにより通信を行うが、伝送距離は1〜数mmと短く、密着でしか利用できない。送受信用各2組の電極ペアのほかに、本体側から電力を非接触供給するには、電磁誘導や電磁結合式の給電コイルを別に設ける必要がある。伝送距離が短く、コンデンサ電極を外部に形成するので、機械的ダメージや異物や突起、水膜などに弱いが、薄型形状の電極でも通信できるので、本体側の装着部とユニット間が密着する場合には利用できる。
図11は静電結合方式を用いた場合のリーダ・ライタ部34と情報通信チップ31の構成例である。静電結合方式では、本体側リーダ・ライタとユニット側チップとに対向する電極を設けて、「静電誘導」作用により、双方の電極の対によりコンデンサを形成して、データで変調された交流電流を流すことにより通信を行うが、伝送距離は1〜数mmと短く、密着でしか利用できない。送受信用各2組の電極ペアのほかに、本体側から電力を非接触供給するには、電磁誘導や電磁結合式の給電コイルを別に設ける必要がある。伝送距離が短く、コンデンサ電極を外部に形成するので、機械的ダメージや異物や突起、水膜などに弱いが、薄型形状の電極でも通信できるので、本体側の装着部とユニット間が密着する場合には利用できる。
(無線電波方式)
図12はUHF波やマイクロ波等の無線電波方式を用いた場合のリーダ・ライタ部34と情報通信チップ31の構成例である。例えばマイクロ波では、1〜数mと電磁誘導よりさらに遠距離でも伝送でき、金属以外の物体の影響は受けにくいが、人体には遮断されたり妨害される場合があり、また、電波の特性として、近傍周波数の電波があると妨害や干渉を受ける。2.45GHz帯の電波が一般に用いられるが、欧米では800〜900MHz帯のUHF帯も利用される等、各国で電波法の規制等に違いがある。
図12はUHF波やマイクロ波等の無線電波方式を用いた場合のリーダ・ライタ部34と情報通信チップ31の構成例である。例えばマイクロ波では、1〜数mと電磁誘導よりさらに遠距離でも伝送でき、金属以外の物体の影響は受けにくいが、人体には遮断されたり妨害される場合があり、また、電波の特性として、近傍周波数の電波があると妨害や干渉を受ける。2.45GHz帯の電波が一般に用いられるが、欧米では800〜900MHz帯のUHF帯も利用される等、各国で電波法の規制等に違いがある。
(アンテナ)
アンテナは、ループコイル・アンテナや、プリント配線や金属箔を形成したダイポール型やマイクロスプリットライン型、パッチアンテナ等各種アンテナが利用できるが、指向性が強い周波数のため、本体側とユニット側とで、アンテナの指向性や電波の振動方向を合わせる必要があり、直線偏波の代りに円偏波を用いるなど、アンテナ構成などに工夫を要する。
アンテナは、ループコイル・アンテナや、プリント配線や金属箔を形成したダイポール型やマイクロスプリットライン型、パッチアンテナ等各種アンテナが利用できるが、指向性が強い周波数のため、本体側とユニット側とで、アンテナの指向性や電波の振動方向を合わせる必要があり、直線偏波の代りに円偏波を用いるなど、アンテナ構成などに工夫を要する。
しかし、本例のように近傍で用いる場合には、複数ユニットでも本体側アンテナは共用しやすく、複数の周波数を利用したり、多種の変調方式や多重通信も利用しやすいなど利点も多い。
次に、同実施形態の動作について説明する。
なお、以下の各フローチャートで示される処理は、カメラ本体11側に搭載されたマイクロコンピュータからなる制御部35がプログラムメモリ39に記憶されたプログラムを読み込むことで実行される。
(a)電源起動時のユニット識別処理
図13および図14は同実施形態におけるデジタルカメラ10の電源起動時のユニット識別処理の動作を示すフローチャートである。
図13および図14は同実施形態におけるデジタルカメラ10の電源起動時のユニット識別処理の動作を示すフローチャートである。
デジタルカメラ10の電源起動時において、制御部35は、カメラ本体11に装着されたユニットの情報通信チップ31から当該ユニットの識別情報をリーダ・ライタ部34により読み取る(ステップA11)。そして、制御部35は、その読み取った識別情報に基づいてユニット制御情報メモリ51を検索し(ステップA12)、このユニット制御情報メモリ51に未登録の新規ユニットが装着されたか否かをチェックする(ステップA13)。
装着されたユニットが新規ユニットであった場合には(ステップA13のYes)、制御部35は、その新規ユニットからユニット情報を読み込み(ステップA19)、前記ユニット情報に含まれる識別情報に基づいてユニット固有IDやメーカ名、種別、型式などを識別すると共に、図5に示すユニット制御情報メモリ51から当該ユニットの製品分類情報(純正/互換データ)および制御情報(仕様/規格データ、対応機種データ)を読み出す(ステップA20)。
そして、制御部35は、このユニット制御情報メモリ51から読み出した製品分類情報の純正/互換データに基づいて、前記装着されたユニットが純正品ユニットであるか、あるいは、互換品に指定されたユニットであるかを判断する(ステップA21,ステップA22)。
前記装着されたユニットが純正品または互換品であった場合には(ステップA22のNo)、制御部35は、必要に応じて当該ユニットの動作テストのプログラムを起動し、そのテスト結果がOKであれば(ステップA24〜A26)、該当ユニットの識別情報を接続日時などと共に図6に示すユニット接続情報メモリ52に新規登録し(ステップA27)、さらに、当該ユニットの識別情報や仕様データなどを表示ユニット19に表示してユーザに知らせる(ステップA28)。
また、他にも新規ユニットがあれば(ステップA29のYes)、前記ステップA11に戻る。
一方、当該ユニットが純正品でも互換品でもなかった場合には、制御部35は、前記読み取った制御情報の仕様データに基づいて、当該ユニットの仕様が本機器(デジタルカメラ10)に対応しているか否かを判断する(ステップA23)。当該ユニットの仕様が対応していれば(ステップA23のYes)、制御部35は、その仕様データなどと共に、製品仕様には対応しているが、純正品や互換品でない旨を警告して(ステップA30)、ユーザにその利用確認のための所定の処理を行う(ステップA31)。
具体的には、例えば「このユニットは指定品ではありませんが、使用しますか?」といったようなメッセージを表示した後、ユーザからの指示を待つ。そして、例えば「Yes」ボタンの押下など、ユーザから利用する旨の入力があれば(ステップA32のYes)、純正品や互換品の場合と同様に、新規接続ユニットとしてユニット接続情報メモリ52にその識別情報などと共に登録する。
また、例えば「No」ボタンの押下など、ユーザから利用しない旨の入力があれば(ステップA32のNo)、制御部35は、そのユニットを取り外すように警告し(ステップA34)、所定時間が経過後に、本体主要部の電源を自動的に遮断するように制御する(ステップB35)。
なお、前記警告方法としては、表示ユニット19、具体的にはカメラ本体11の裏面側に設置される図示せぬ液晶パネルなどに警告メッセージを表示する他に、例えば音声機能を備えていれば、音声出力によりその旨を警告することでも良い。以下に出てくる警告でも同様である。
また、前記ステップA12において、ユニット接続情報メモリ52を検索した結果、カメラ本体11から外されたユニットがあった場合には(ステップA14のYes)、制御部35は、その外されたユニットの登録をユニット接続情報メモリ52から解除すると共に(例えば登録解除フラグをセットしておく)、その取り外し日時を記録するなどして登録内容を更新処理する(ステップA15)。さらに、その外されたユニットの識別情報などを表示してユーザに通知する(ステップA16)。
取り外されたユニットがなかった場合、または、新規ユニットの登録処理や取り外されたユニットの登録解除が全て終了した場合には、所定のイニシャライズ処理を行った後(ステップA18)、通常の処理(図15および図16参照)に移行する。
(b)通常処理(必要ユニット検出処理)
上述した電源起動時以降の通常処理では、例えば「撮影モード」、「再生モード」、「設定モード」等において、撮影処理や再生処理に必要なユニットが装着されているか否かをそれぞれ判断し、必要なユニットが装着されている場合には、装着されている各ユニットの仕様データに対応する制御情報をユニット制御情報メモリ51から読出し、その制御情報を用いて当該ユニットに対応する機能を制御して、撮影処理や再生処理または設定処理を実行する。
上述した電源起動時以降の通常処理では、例えば「撮影モード」、「再生モード」、「設定モード」等において、撮影処理や再生処理に必要なユニットが装着されているか否かをそれぞれ判断し、必要なユニットが装着されている場合には、装着されている各ユニットの仕様データに対応する制御情報をユニット制御情報メモリ51から読出し、その制御情報を用いて当該ユニットに対応する機能を制御して、撮影処理や再生処理または設定処理を実行する。
また、必要なユニットが装着されていなかった場合には、「必要なユニットが装着されていない」旨を警告表示し、それでも対応できるような一部機能を除いて、機能や処理を停止または解除するか、エラー処理へ移行するにように制御する。
図15および図16は同実施形態におけるデジタルカメラ10の通常処理の動作を示すフローチャートである。
まず、モードダイヤルスイッチ14の操作により「撮影モード」が設定されると(ステップB11のYes)、制御部35は、ユニット接続情報メモリ52を参照して撮影モードに必要なユニットが装着されているか否かをチェックする(ステップB12)。
必要なユニットが装着されていない場合には(ステップB13のYes)、制御部35は、当該ユニットの仕様データに対応する制御情報をユニット制御情報メモリ51から読出し、その制御情報を用いて該当する撮影機能を実行し(ステップB14)、その撮影機能により得られた撮影画像データをメモリユニット23内のメモリなどに記録する(ステップB15)。
一方、必要なユニットが装着されている場合には(ステップB12のNo)、制御部35は、例えば「必要なユニットが装着されていません」といったようなメッセージを表示するなどしてユーザに警告する(ステップB16)。その際、対応できるような機能があれば(ステップB17のYes)、制御部35はその対応可能な一部機能のみ実行し、他の機能を停止する(ステップB18)。また、まったく対応できなければ(ステップB17のNo)、機能実行を停止または解除して、エラー処理へ移行する。
「再生モード」や「設定モード」の場合も同様である。すなわち、「再生モード」であれば(ステップB19のYes)、制御部35は、ユニット接続情報メモリ52を参照して再生モードに必要なユニットが装着されているか否かをチェックする(ステップB20)。必要なユニットが装着されている場合には(ステップB21のYes)、制御部35は、ユーザ操作に従って再生対象とするデータを選択し、当該ユニットの仕様データに対応する制御情報を用いて前記選択したデータの再生処理を行う(ステップB22〜23)。
一方、必要なユニットが装着されていない場合には(ステップB12のNo)、制御部35は、その旨をユーザに警告した後、対応できるような機能があれば、その一部機能のみ実行し、まったく対応できなければ、機能実行を停止または解除して、エラー処理へ移行する(ステップB24〜26)。
また、「設定モード」であれば(ステップB27のYes)、制御部35は、ユニット接続情報メモリ52を参照して設定モードに必要なユニットが装着されているか否かをチェックする(ステップB28)。必要なユニットが装着されている場合には(ステップB29のYes)、制御部35は、ユーザ操作に従って機能の設定状態を選択し、当該ユニットの仕様データに対応する制御情報を用いて前記選択した機能の設定処理を行う(ステップB22〜23)。
一方、必要なユニットが装着されていない場合には(ステップB12のNo)、制御部35は、その旨をユーザに警告した後、対応できるような機能があれば、その一部機能のみ実行し、まったく対応できなければ、機能実行を停止または解除して、エラー処理へ移行する(ステップB32〜34)。
このように、デジタルカメラ10のカメラ本体11に装着される各種交換ユニットにおいて、これらのユニットの識別情報と共に、その種別(純正/互換)や仕様データなどを含むユニット情報を、小型で安価なRFIDなどからなる小型アンテナ/コイル付の情報通信チップ31に記憶しておき、これを該当するユニットに内蔵もしくは貼付して、カメラ本体11側から非接触で読み込むようにしたため、ユニットと本体間のピンや接続部を増やさずに、カメラ本体11に装着されたユニットの情報をカメラ本体11側に送ることができ、カメラ本体11側では、そのユニット情報に基づいて当該ユニットに対応した機能制御を正しく行うことができる。
また、カメラ本体11に装着されたユニットが製品本体に対し純正品であるか互換品であるかを識別し、さらに、当該ユニット仕様が製品本体に対応できるか否かを判断して、純正でも互換でも対応仕様でもない場合には、その旨を警告して、本体電源を自動的に切断したり、該当機能の動作を停止制御するようにしたことで、ユニット毎の仕様に応じた細かな制御が可能となり、純正や互換ではないユニットや偽造品が装着された場合にユーザに知らせて本体の故障やトラブルを回避することができる。
また、旧製品のユニットでも、アンテナ付き情報通信チップ31を貼付するだけで利用でき、交換部品が追加された場合にも、カメラ本体11側のユニット制御情報を更新するだけで容易に対応できる。
なお、制御チップを内蔵したユニットでは、その制御チップと情報通信チップ31とを一体化しても良い。
また、信号端子のないアクセサリや、保護回路を内蔵した充電電池など、機器メーカ側で改変が不向きなユニットに対しては、アンテナ付の情報通信チップ31をユニット外装の内や外に貼付したり内蔵するだけでも良い。
また、非接触手段としては、上述した電磁誘導や電磁結合、静電結合、マイクロ波などの無線電波通信の他に、例えばUWBや無線LANなど、他のワイヤレス手段を用いても良い。
また、ユニットの識別情報と仕様データをユニット側に内蔵し、ユニットに対応する制御情報を本体側に記憶するとしたが、制御情報もユニット側に記憶して本体に送信するようにしても良い。または、識別情報だけユニット側に記憶し、その他の情報を本体側に記憶して、識別情報から検索するようにしても良い。
また、廃棄方法や材質データなど、他のデータも記憶しておき、ユニットや消耗品のリサイクルや廃棄時の管理、他のサービスや保守にも利用できるようにしても良い。
また、カメラを構成する各部を、ユニットを取付ける接続部と共用アンテナとを設けた本体部と複数の交換ユニットとで構成し、必要なユニットのみ購入して機器を構成できるようなシステムとしても良い。
次に、このデジタルカメラ10のカメラ部品として用いられる撮影レンズユニット13、ストロボユニット16、電池ユニット24の3つの交換ユニットに着目し、これらの制御の具体例について説明する。
(レンズユニット)
まず、デジタルカメラ10のカメラ本体11に交換可能に装着される撮影レンズユニット13について説明する。この撮影レンズユニット13は、複数の光学系レンズを有するユニットであり、カメラ本体11のレンズ装着部12に装着される。
まず、デジタルカメラ10のカメラ本体11に交換可能に装着される撮影レンズユニット13について説明する。この撮影レンズユニット13は、複数の光学系レンズを有するユニットであり、カメラ本体11のレンズ装着部12に装着される。
図17は同実施形態におけるデジタルカメラ10に用いられる撮影レンズユニット13の内部構成とレンズユニット制御システムの一例を示す図である。
撮影レンズユニット13には、フォーカスレンズ81、ズームレンズ82などからなるレンズ光学系や絞り機構83、そして、それらの駆動部84などが設けられている。この撮影レンズユニット13は、カメラ本体11のレンズ装着部12に着脱自在に取り付けられる。
カメラ本体11側には、前記レンズ光学系の光軸上にCCDなどからなる撮像素子85が設けられており、この撮像素子85により得られた画像データが信号処理部86にて信号処理されて制御部35に与えられる。また、カメラ本体11側には、レンズ/撮影制御部87が設けられ、制御部35の下で撮影レンズユニット13側の駆動部84を駆動制御する。
ここで、撮影レンズユニット13には、上述した情報通信チップ31aおよびアンテナ32aが設けられており、撮影レンズユニット13がカメラ本体11のレンズ装着部12に装着された際に、情報通信チップ31aに記憶されたユニット情報を非接触でカメラ本体11側に送信する構成となっている。
カメラ本体11側に設けられたリーダ・ライタ部34は、アンテナ33を介して前記ユニット情報を読み取り、制御部35に与える。これにより、制御部35は、カメラ本体11に装着された撮影レンズユニット13の種類を識別すると共に、ユニット制御情報メモリ51を参照して当該ユニット製品に対応した機能制御を行う。
また、図17の例では、カメラ本体11側に、さらにダウンロード制御部91、機器認証部92、機器識別情報記憶部93、インタフェース94、95、通信部96が設けられており、撮影レンズユニット13を含む各交換ユニットの情報通信チップ31内のユニット情報あるいはカメラ本体11側が持つ各ユニットの制御情報に更新が必要な場合に、その更新情報を外部のPC100を介してサーバ102からダウンロードして書込み更新する場合のシステム構成例が示されている。
ダウンロード制御部91は、制御部35の下で更新情報のダウンロード制御を行う。機器認証部92は、機器認証を行う部分であり、更新情報をダウンロードする際に、機器識別情報記憶部93に記憶された各機器毎に固有の識別情報に基づいて相手機器を認証する。
PC100は、予め各ユニットの更新情報を記憶したメモリ媒体101を有し、インタフェース94に接続された状態で、そのメモリ媒体101から更新情報をカメラ本体11側に送る。また、サーバ102は、予め各ユニットの更新情報を記憶したデータベース(DB)103を有し、カメラ本体11から要求された更新情報をネットワーク104を介してカメラ本体11側に配信する。
なお、サーバ102は、通信部96により無線通信にてアクセスすることもできる。移動体網104および無線基地局105は、その無線通信システムを実現するための構成要素である。
図18および図19は同実施形態におけるデジタルカメラ10の撮影制御を行う場合の処理を示すフローチャートである。
まず、制御部35は、撮影モードに入ると(ステップC11)、撮影レンズユニット13に設けられた情報通信チップ31aからユニット情報を読み出して、その撮影レンズユニット13の種類を識別する(ステップC12,D11)。
その際、カメラ本体11側で持つユニット制御情報メモリ51内の当該ユニットに対応した制御情報と照合するなどして、前記識別した撮影レンズユニット13の仕様データの更新など、そのユニット情報に更新が必要な場合には(ステップC13のYes)、制御部35は、カメラ本体11側から情報通信チップ31aにアクセスして、その情報通信チップ31a内の対応機種データや仕様データなど、ユニット情報の書替え更新処理を行う(ステップC13,C14,D12)。
また、新仕様のユニットの追加などにより、カメラ本体11側のユニット制御情報メモリ51内の当該ユニットに対応する制御情報に更新が必要な場合には、カメラ本体11を外部のPC100に接続してCD−ROMなどのメモリ媒体101から、あるいは、ネットワーク104を介してサーバ102のデータベース103などから、当該ユニットの識別情報に対応する制御情報をカメラ本体11にダウンロードして書替え更新することができる。
続いて、制御部35は、例えばフォーカスレンズ81のF値の最大値〜最小値の範囲や撮像素子85のISO感度などの各機能の条件をユニット制御情報メモリ51内の各ユニットの制御情報に基づいて設定すると共に(ステップC15,E11)、露出値、ストロボ発光量などの撮影条件を設定する(ステップC16)。
また、制御部35は、撮影処理に必要なユニットがそろって装着されているか否かをチェックし、必要なユニットが装着されていない場合には(ステップC17のNo)、エラー処理または警告処理を行う(ステップC18)。
撮影処理に必要なユニットが装着されている場合には(ステップC17のYes)、制御部35は、各ユニットの仕様と撮影処理に対応する制御情報をユニット制御情報メモリ51から読み出し、測光処理、測距処理、自動WB(ホワイトバランス)処理、ズーム処理、AF(自動合焦)処理、AE(自動露出)処理、撮影記録処理などを行うように制御する(ステップC19)。
すなわち、例えばズーム操作が入力されると(ステップC20のYes)、カメラ本体11から撮影レンズユニット13にズーム制御信号を出力すると共に、レンズ仕様データとレンズユニットからのレンズ位置や完了信号など応答信号の入力を参照しながら、必要なレンズ駆動信号を出力して、ズームレンズ82の駆動制御を行う(ステップC21,E12,E13)。
また、ズーム操作後にAF合焦センサや測距センサの出力、または、撮像信号の高周波成分等に応じて、フォーカスレンズ81の駆動量を算出し、そのレンズ駆動量と仕様データとレンズユニットからの応答信号の入力を参照しながら、必要なレンズ駆動信号を出力して、合焦位置にフォーカスレンズ81を駆動制御する(ステップC22,C23,E14,E15)。
また、この間に撮像素子85および信号処理部86を通じて得られる被写体の画像データを電子ファインダ(表示ユニット19の表示画面)にスルー表示する(ステップC24)。
この状態で、シャッタキー18が半押しされると(ステップC25のYes)、センサユニット41から得られる測光値と撮像素子85の設定感度から必要な適正露出量を算出し、その適正露出量とレンズ仕様データ、さらに、ユーザが設定したシャッタ速度または絞り値、プログラム露出などの設定撮影条件に基づいて絞りとシャッタ速度を設定する(ステップC26,C27)。
シャッタキー18が全押しされると、設定した撮影条件と撮像ユニット42に対応する制御情報に従ってカメラ本体11から撮影レンズユニット13に絞り制御信号を送信して絞りの開放量を制御するなどして、撮影処理を行う(ステップC28,C29,E16〜E18)。
また、撮影終了すると、表示ユニット19の仕様データや制御情報に従って撮影画像データをモニタ表示すると共に(ステップC30)、メモリユニット23の仕様データに従って撮影画像データを所定の圧縮方式で符号化してメモリユニット23内の画像メモリに記録する(ステップC31)。
このように、撮影に際し、カメラ本体11に装着された各ユニットを識別し、これらのユニットの識別情報と仕様データなどのユニット情報から、撮影に必要なユニットが装着されているか否かをチェックし、これらのユニット情報に従って撮影処理を行うようにしたので、各ユニットが交換された場合でも、それぞれのユニットに対応した撮影機能の制御範囲や制御条件を正しく設定して撮影を行うことができる。
また、各ユニットの仕様データや制御情報に更新や変更があった場合において、その更新情報を外部からネットワークなどを介してダウンロードして更新することで容易に対応できる。
(ストロボユニット)
次に、デジタルカメラ10のカメラ本体11に交換可能に装着されるストロボユニット16について説明する。ストロボユニット16は、ストロボ発光体を有するユニットであり、カメラ本体11のストロボ装着部15に装着される。
次に、デジタルカメラ10のカメラ本体11に交換可能に装着されるストロボユニット16について説明する。ストロボユニット16は、ストロボ発光体を有するユニットであり、カメラ本体11のストロボ装着部15に装着される。
図20は同実施形態におけるデジタルカメラ10に用いられるストロボユニット16の内部構成とその制御システムの一例を示す図である。この例では、ストロボ装置の光量やガイドナンバー、充電量や充電電圧、充電電流、充電時間など、ストロボ装置の種別や仕様データ等をストロボユニット16側の情報通信チップ31bから読み取り、その仕様データとそれに対応する制御情報に従って制御する構成が示されている。
図20に示すように、ストロボユニット16は、電池111、昇圧充電回路112、メインコンデンサ113、トリガースイッチ114、トリガーコイル115、キセノン管(キセノン・フラッシュ・ランプ)116、発光停止スイッチ117などを備える。
キセノン管116を用いたストロボ駆動回路の動作は、一般に、電池111から供給される3〜4.2V程度の電圧を昇圧充電回路112により330V程度に昇圧して、メインコンデンサ113に充電する。充電が完了し、かつ、レリーズが切られると、ストロボ充電制御部47からのトリガー信号に応じて、サイリスタやパワーFET、IGBTなどの高耐圧高速スイッチ素子からなるトリガースイッチ114を用いて、トリガーコイル115を起動して、キセノン管116に3.3kV程度に昇圧した高電圧をかけて発光を開始する。
また、トリガー起動後に所定の発光時間、もしくは、発光量が適正露出量になった時点で、例えばセンサユニット41の測光回路118の出力をコンパレータ119で比較し、所定値になったときに、同じく高耐圧高速スイッチ素子からなる発光停止スイッチ117により発光を停止するように制御する。
もちろん、半導体LED素子(発光ダイオード)などによる昇圧回路や高電圧を必要としない照明発光素子などを用いて構成しても良い。
ここで、ストロボユニット16には、上述した情報通信チップ31bおよびアンテナ32bが設けられており、ストロボユニット16がカメラ本体11のストロボ装着部15に装着された際に、情報通信チップ31bに記憶されたユニット情報を非接触でカメラ本体11側に送信する構成となっている。
カメラ本体11側に設けられたリーダ・ライタ部34は、アンテナ33を介して前記ユニット情報を読み取り、制御部35に与える。これにより、制御部35は、カメラ本体11に装着されたストロボユニット16の種類を識別すると共に、ユニット制御情報メモリ51を参照して当該ユニット製品に対応した機能制御を行う。
図21および図22は同実施形態におけるデジタルカメラ10のストロボ制御を行う場合の処理を示すフローチャートである。
まず、制御部35は、ストロボ発光撮影が設定されているか否かを判断する(ステップF11)。ストロボ発光撮影が設定されている場合には(ステップF11のYes)、制御部35は、カメラ本体11のストロボ装着部15に装着されたストロボユニット16の情報通信チップ31bからユニット情報を非接触で読み出す(ステップF12,G11)。
そして、制御部35は、前記ユニット情報に含まれる識別情報および仕様データに基づいて、ストロボユニット16の種類を識別すると共に、本機器に使用可能なストロボが装着されているか否かを判断する(ステップF13)。その結果、使用可能なストロボが装着されていない場合、つまり、ストロボユニット16が純正品でも互換品でもなく、さらに、本機器対応の仕様でもない場合において(ステップF13のNo)、制御部35はメッセージ表示あるいは音声出力などにより、ストロボ撮影不可を報知する(ステップF13)。
ストロボユニット16が使用可能なストロボであれば、制御部35は、ユニット制御情報メモリ51から当該ユニットに対応した制御情報を読み出すと共に、ストロボユニット16から充電量などの情報を取得する(ステップF15,H11)。
また、制御部35は、ストロボユニット16の充電状態をチェックし(ステップF16のYes)、充電不足であれば、その旨を報知すると共に必要容量分の充電処理を行う(ステップF17〜F19,H12)。
充電後、制御部35は、撮像ユニット42からISO感度などの制御情報を入力して、例えばストロボユニット16の発光量やガイドナンバー、消費電力などの仕様データと、測光値や適正露出量、撮影条件などを参照しながら、このストロボユニット16に対応する制御情報に従って、適切な露出条件となるように発光量の設定や発光制御などを行う(ステップF20)。
すなわち、シャッタキー18が半押しされると(ステップF21のYes)、測光処理、測距処理、自動WB(ホワイトバランス)処理などを行った後(ステップF22)、被写体距離Lを入力し、最適F値(絞り値)を算出する(ステップF23)。そして、被写体距離Lが所定未満であった場合に(ステップF24のYes)、設定絞りF値>最適F値であれば光量不足であると判断し(ステップF25のYes)、GN値を上げるなどして光量調整を行う(ステップF26)。
また、ストロボの同調速度に制限があり(ステップF27のYes)、シャッタ速度≧ストロボ同調速度であれば(ステップF28のYes)、シャッタ速度をストロボ同調速度未満に再設定し、露出条件とシャッタ速度から絞り値を再設定する(ステップF29)。
また、シャッタキー18が全押しされると(ステップF30のYes)、設定タイミングに従ってストロボを発光した後(ステップF31,H14)、設定露出条件に従って撮影画像データの記録処理を行うと共に、ストロボ発光を停止制御する(ステップF32,H15)。
このように、ストロボユニット16が装着された際に、そのストロボユニット16に設けられた情報通信チップ31bからユニット情報を読み込むことで、当該ユニットの種類を識別でき、また、使用可能なストロボであれば、当該ユニットに対応した制御情報に基づいて充電制御や発光制御を正しく行って撮影することができる。
(電池ユニット)
次に、デジタルカメラ10のカメラ本体11に交換可能に装着される電池ユニット24について説明する。この電池ユニット24は、二次電池を有するユニットであり、カメラ本体11の電池収納部26に装着される。
次に、デジタルカメラ10のカメラ本体11に交換可能に装着される電池ユニット24について説明する。この電池ユニット24は、二次電池を有するユニットであり、カメラ本体11の電池収納部26に装着される。
図23は同実施形態におけるデジタルカメラ10に用いられる電池ユニット24の内部構成とその制御システムの一例を示す図である。
電池ユニット24の先端部には、+端子、T端子、−端子の3つ端子25a〜25cが設けられる。また、電池ユニット24内に、例えばリチウムイオン電池などの充電電池121、保護回路122およびサーミスタ123などが設けられている。保護回路122は、短絡防止機能、充電検出機能、過充電検出機能、過放電検出機能などを備えた制御IC124と、温度フューズ125、充電制御スイッチ126、放電制御スイッチ127などからなり、充電電池121の過充電や過放電などを防止する。
さらに、この電池ユニット24には、上述した情報通信チップ31dおよびアンテナ32dが設けられる。この情報通信チップ31dは、電池ユニット24上に貼り付けても良いし、内蔵することでも良い。内蔵する場合は、前記保護回路122の中に組み込むようにしても良い。
電池ユニット24がカメラ本体11の電池収納部26に装着されると、情報通信チップ31dに記憶されたユニット情報が非接触でカメラ本体11側に送信される。カメラ本体11側に設けられたリーダ・ライタ部34は、アンテナ33を介して前記ユニット情報を読み取り、制御部35に与える。これにより、制御部35は、カメラ本体11に装着された電池ユニット24の種類を識別すると共に、ユニット制御情報メモリ51を参照して当該ユニット製品に対応した機能制御を行う。
次に、図24乃至図27を参照して、カメラ本体11に電池ユニット24を装着して使用する場合の処理動作について説明する。
図24は同実施形態におけるデジタルカメラ10の電池ユニット制御処理の動作を示すフローチャート、図25および図26はその電池ユニット制御処理に含まれる適合判断処理の動作を示すフローチャートである。また、図27は利用履歴処理の動作を示すフローチャートである。
なお、ここでの制御部35の動作電源は、図4に示すカメラ本体11に内蔵された補助電源50が利用される。これは、電池ユニット24が使用可能であるかどうかが判明していない状態で、その電池ユニット24を不用意に使用してしまうと、本機器が故障してしまう可能性があるからである。この補助電源50は、通常は例えば時計表示などのために用いられており、電源制御部49を通じて、その電源電圧が供給される。なお、コンデンサなどを補助電源として用いても良い。
まず、図24に示すように、電源投入時あるいは電池交換時において、本体側の制御部35(ユニット識別/管理制御部38)は、電池ユニット24の装着の有無を検出する(ステップI11)。その結果、電池ユニット24がカメラ本体11の所定の装着場所、つまり、図2(b)に示した電池収納部26に装着されたことが装着検知部53を通じて検出されると(ステップI11のYes)、リーダ・ライタ部34を起動して電池ユニット24に添付あるいは内蔵された情報通信チップ31dからユニットメモリ61に記憶されたユニット情報を読み込む(ステップI12)。なお、装着検知部53の検知信号により、リーダ・ライタ部34を自動的に起動することでも良い。
前記ユニット情報には、電池ユニット24の識別情報および仕様データなどが含まれている。これらの情報は図6に示したユニットメモリ61の読出し専用領域61aや読出し/書込み領域61bに記憶されており、上述した電磁誘導方式などにより非接触通信で本体側に読み込まれる。
ここで、電池ユニット24に情報通信チップ31dが付いていなかったか、あるいは、その情報通信チップ31dに正しいユニット情報が記録されていなかった場合など、当該電池ユニット24からユニット情報を正しく読み込めなかった場合には(ステップI13のNo)、その電池ユニット24は例えば偽造品などの不適切な製品である危険性が極めて高いものと言える。
そこで、このような場合には、例えば「この電池ユニットは使用できません。故障の原因になりますので、すぐに取り外して下さい。」といったように、制御部35は、電池ユニット24が使用できない旨をユーザに警告し(ステップI14)、そして、その電池ユニット24の使用を禁止するべく、電源制御部49を通じて直ちに当該電池ユニット24による電源供給を遮断する(ステップI15)。
なお、前記警告方法としては、図2に示す表示ユニット19、具体的にはカメラ本体11の裏面側に設置される図示せぬ液晶パネルなどにメッセージを表示する他に、例えば音声機能を備えていれば、音声出力によりその旨を警告することでも良い。以下に出てくる警告でも同様である。
一方、カメラ本体11に装着された電池ユニット24からユニット情報を正しく読み込めた場合には(ステップI13のYes)、その電池ユニット24が本機器に対応したものであるかの適合判断処理を行う(ステップI16)。
図25および図26はその適合判断処理の動作を示すフローチャートであり、本体側の制御部35は、まず、前記情報通信チップ31dのユニットメモリ61から読み込んだユニット情報に含まれる識別情報に基づいてユニット制御情報メモリ51を検索し、当該電池ユニット24に対応したユニット制御情報を読み出す(ステップJ11)。
このユニット制御情報には、図5に示したように、本機器に対して純正品であるのか、互換指定であるのか、あるいは、対応できる仕様であるのかを示す製品分類情報や仕様/規格に対応した各機能の制御情報などが含まれている。
ここで、カメラ本体11に装着された電池ユニット24が純正品または互換品でもなく(ステップJ12→ステップJ13のNo)、さらに、その電池ユニット24の仕様も本機器(デジタルカメラ10)に対応していなかった場合には(ステップJ14のNo)、制御部35は、本機器には利用できない電池ユニットであると判断し、その電池ユニットの製品名や仕様などを表示ユニット19に表示すると共に(ステップJ15)、例えば「この電池ユニットは本機器に利用できません。直ぐに取り外して下さい。」といったように、当該電池ユニット24が本機器に利用できない旨を警告する(ステップJ16)。そして、制御部35は、電源制御部49を通じて直ちに当該電池ユニット24による電源供給を遮断する(ステップJ17)。
また、カメラ本体11に装着された電池ユニット24が純正品または互換品でもないが、その電池ユニット24の仕様は本機器(デジタルカメラ10)に対応していた場合において(ステップJ14のYes)、制御部35は、その電池ユニット24の仕様や残容量などを表示ユニット19に表示すると共に(ステップJ18)、製品仕様には対応しているが、純正品や互換品でない旨を警告して(ステップJ19)、ユーザにその利用確認のための所定の処理を行う(ステップJ20)。
具体的には、例えば「この電池ユニットは指定品ではありませんが、使用しますか?」といったようなメッセージを表示した後、ユーザからの指示を待つ。そして、例えば「No」ボタンの押下など、ユーザから利用しない旨の指示があれば(ステップJ21のNo)、制御部35は、電源制御部49を通じて直ちに当該電池ユニット24による電源供給を遮断する(ステップJ17)。
また、カメラ本体11に装着された電池ユニット24が純正品であった場合(ステップJ12のYes)または互換品であった場合(ステップJ13のYes)、あるいは、電池ユニット24の仕様が本機器に対しており、ユーザから利用する旨の指示(例えば「Yes」ボタンの押下)があった場合において(ステップJ21のYes)、以下のような処理が行われる。
すなわち、制御部35は、まず、この電池ユニット24の識別情報(コードデータや製造番号)などをユニット接続情報メモリ52に登録すると共に(ステップJ22)、当該電池ユニット24の利用履歴情報を更新する(ステップJ23)。図6に示したように、利用履歴情報には、電池ユニット24の装着日時や前回取外日、装着回数、充電回数などが含まれる。なお、この利用履歴情報を用いた処理については、後に図27を参照して説明する。
次に、制御部35は、この電池ユニット24の製品名や仕様などを表示し、さらに電池ユニット24に内蔵された充電電池121の残容量をチェックして、その残容量を前記利用履歴情報と共に表示する(ステップJ24)。
次に、制御部35は、カメラ本体11に現在装着されている他の機能ユニット(例えばストロボユニット16など)のピーク電流、消費電流の合計、電力所要量などを算出し(ステップJ25)、当該電池ユニット24がその機能ユニットの動作に十分な仕様であるか否かを判断する(ステップJ26)。
そして、十分な仕様であれば(ステップJ26のYes)、電池ユニット24の端子電圧や残量等を計測して(ステップJ27)、電池特性が正常であるか、また、電池残量が十分であるかを判断する(ステップJ28)。その結果、電池特性が正常であり、かつ、電池残量が十分であれば(ステップJ28のYes)、制御部35は、当該電池ユニット24の使用を許可して、通常の処理へ移行する。また、その際に、モード設定等によって、現在の電池残量で撮影可能な撮影枚数や録画時間、利用可能時間などを算出して表示するようにしても良い(ステップJ29)。
一方、電池ユニット24の電池特性に異常があった場合には(ステップJ30のNo)、制御部35は、例えば「この電池ユニットは異常のため、利用できません。直ぐに取り外して下さい。」といったように、当該電池ユニット24が本機器に利用できない旨をユーザに対して警告する(ステップJ31)。そして、制御部35は、電源制御部49を通じて直ちに当該電池ユニット24による電源供給を遮断して(ステップJ17)、エラー処理へ移行する。
また、電池ユニット24電池特性には問題ないが、電池残量が不足していた場合には(ステップJ30のYes)、制御部35は、例えば「電池残量が足りません。」といったように、現在装着されている電池ユニット24が容量不足である旨を警告する(ステップJ33)。その際、制御部35は、当該電池ユニット24が充電可能な電池であるか否かをユニット情報に含まれる仕様データから判断する(ステップJ34)。そして、充電不可であれば(ステップJ34のNo)、利用できない旨を警告して電源を遮断する(ステップJ31、J32)。
なお、容量不足だけの問題であれば、電源遮断とせずに、例えばそのときの電池残量に応じてカメラ本体11内の一部の機能のみ停止した状態で当該電池ユニット24の使用を許可し、そして、電池交換がなされるまでの間、容量不足を警告し続けるようにしも良い。
また、当該電池ユニット24が充電可能な電池であれば(ステップJ34のYes)、以下のような処理を行う。
すなわち、まず、制御部35は当該電池ユニット24の充電回数が所定回数以内であるか否かを判断する(ステップJ35)。充電回数は、その装着回数なども含めてカメラ本体11側でその都度カウントされており、当該電池ユニット24の識別情報に対応付けてユニット接続情報メモリ52に記憶されている。
充電回数が所定回数をオーバしていれば(ステップJ35のNo)、耐久的に問題があり故障の原因となるため、制御部35は、当該電池ユニット24を利用できない旨を警告して電源を遮断する(ステップJ31,J32)。なお、前記所定回数は、電池ユニット24の仕様などにより予め決められている。
充電回数が所定回数未満であれば(ステップJ35のYes)、制御部35は充電を開始することを表示して充電処理を行う。なお、電池ユニット24の充電は、例えばカメラ本体11に電池ユニット24を装着した状態で、このカメラ本体11を図示せぬクレードルに載せるなどして行うものとする。
ここで、電池ユニット24の充電動作に伴い、図示せぬタイマのカウントを開始し、その間の所要時間、温度、電圧を監視する(ステップJ37〜J40)。そして、所要時間が所定時間を超えるなどの異常であった場合や(ステップJ38のNo)、電池温度が適正温度でなかった場合(ステップJ39のNo)、電池電圧が異常値であった場合(ステップJ40のNo)において、制御部35は、これらの異常について警告した後(ステップJ31)、電源制御部49を通じて直ちに当該電池ユニット24による電源供給を遮断して(ステップJ17)、エラー処理へ移行する。
また、電池ユニット24の充電が完了した場合に(ステップJ41のYes)、制御部35は、その充電完了を通知すると共に、ユニット接続情報メモリ52に記憶された当該電池ユニット24の利用履歴情報における充電日時、充電回数を更新し(ステップJ42)、通常処理へ移行する。その際に、上述したように、この電池ユニット24の容量にて撮影可能な撮影枚数や録画時間、利用可能時間などを算出して表示するようにしても良い(ステップJ29)。
次に、前記利用履歴情報を用いた処理について説明する。
図27はその利用履歴処理の動作を示すフローチャートであり、例えば前記ステップJ23の後に加えられる。すなわち、デジタルカメラ10のカメラ本体11に装着された電池ユニット24が純正品または互換品、あるいは、仕様のみ対応しているものと判断された場合において、その電池ユニット24の使用に際し、以下のような処理を行うものとする。
まず、制御部35は、図4に示したユニット接続情報メモリ52から当該電池ユニット24に対応した利用履歴情報を読み出す(ステップK11)。そして、この利用履歴情報に含まれている電池ユニット24の装着回数、充電回数をそれぞれ調べる(ステップK12、K13)。
その結果、電池ユニット24の装着回数が予め製品の耐久精度などから決められた所定の回数を超えていた場合に(ステップK12のNo)、制御部35は、その電池ユニット24のメーカ名や製品番号、製造年月日、仕様や規格などと共に前記装着回数を表示することにより、ユーザに対して交換時期が来ていることを促す(ステップK14)。さらに、その際に、例えば「新しいものと取り替えて下さい。」といったように、当該電池ユニット24が劣化により利用できない旨を警告して(ステップK15)、電源を遮断するようにしても良い(ステップK16)。
同様に、電池ユニット24の充電回数が予め製品の耐久精度などから決められた所定回数を超えた場合に(ステップK13のNo)、制御部35は、その電池ユニット24のメーカ名や製品番号、製造年月日、仕様や規格などと共に前記充電回数を表示することにより、ユーザに対して交換時期が来ていることを促す(ステップK14)。さらに、その際に、例えば「新しいものと取り替えて下さい。」といったように、当該電池ユニット24が劣化により利用できない旨を警告して(ステップK15)、電源を遮断するようにしても良い(ステップK16)。
なお、ここではカメラ本体11側で利用履歴情報を管理するようにしたが、例えば電池ユニット24に設けられた情報通信チップ31dに利用履歴情報を持たせておき、カメラ本体11側でその利用履歴情報を更新すると共に、装着回数や充電回数を調べて所定回数を超えていれば、交換時期の警告を行った後、電源を自動的に遮断するように制御してもよい。
このように、電池ユニット24がカメラ本体11に装着された際に、その電池ユニット24に設けられた情報通信チップ31dから当該電池ユニット24の識別情報および仕様データを含むユニット情報を非接触でカメラ本体11側に読み込み、そして、そのユニット情報から当該電池ユニット24の使用可否を判断し、使用できない場合にはその旨を警告して直ぐに電源を遮断するようにしたので、例えば偽造品などを含め本機器に対応していない電池ユニットの不用意な使用により、本機器を故障させてしまうことを未然に防ぐことができる。
また、情報通信チップ31d内のユニット情報の読み取りは、電池ユニット24をカメラ本体11に装着した状態で非接触にて行われるため、カメラ本体11側の電池収納部26に構造的な改良を必要とせず、情報通信チップ31dを電池ユニット24に設けるだけで安価にて実現することができる。
この場合、カメラ本体11側に設置するアンテナ33は、電池ユニット24側の情報通信チップ31dやアンテナ32dの向きが多少異なる場合でも通信できるように、電池収納部26の内側に沿ってループ状、リング状、枠状に配置することが好ましい。
また、向きによる変動の少ない電磁誘導や、電波の振動方向が回転する円偏波アンテナ等を用いても良い。
また、他の部品と混信したり影響を与えないようにするためには、カメラ本体11側に設置するアンテナ33は電池ユニット24の装着場所つまり電池収納部26に近い方が好ましく、さらに、例えば電池ユニット24の外側におけるアンテナ32以外の部分や、電池収納部26内のアンテナ33以外の部分を金属板などの電磁遮蔽物で覆う構造にしても良い。
このような工夫は電池ユニット24に限らず、撮影レンズユニット13などの他の交換ユニットに関しても同様であり、カメラ本体11側と良好に非接触通信できるような工夫を施しておくことが好ましい。
次に、デジタルカメラに用いられる電池の充電履歴をネットワーク管理する場合の構成について説明する。
図28はそのシステム構成の一例を示す図である。図中の130はデジタルカメラであり、ここではカード形状の超小型タイプのカメラを例にしている。
このデジタルカメラ130は、交換可能な電池ユニット140を有する。電池ユニット140は、前記実施形態の電池ユニット24と同様であり、二次電池を内蔵しており、デジタルカメラ130の本体131に着脱自在に装着される。この電池ユニット140には情報通信チップ141およびアンテナ142が設けられ、デジタルカメラ130の本体131に装着された際に、情報通信チップ142に記憶されたユニット情報をアンテナ142を介して本体131側に送信する。
本体131側にはアンテナ132およびリーダ・ライタ部133が設けられ、前記情報通信チップ142に記憶されたユニット情報を非接触で読み込み、制御部134に与える。このユニット情報には、電池ユニット140の識別情報や仕様データなどが含まれている。
また、図中の151はクレードルであり、デジタルカメラ130を載せて電池ユニット140内の二次電池を充電する構造を有する。また、このクレードル151は、USB(Universal Serial Bus)ケーブル152を介してPC153に接続される。PC153は、LAN(Local Area Network)などのネットワーク154を介してサーバ155に接続するための通信機能を有する。サーバ155は、各カメラ機器に用いられている電池ユニットの種類と充電履歴情報を保持するためのデータベース156を有する。
このような構成において、デジタルカメラ130の本体131をクレードル151に載せた状態で、この本体131に装着された電池ユニット140内の二次電池に対して充電が行われる。その際、このクレードル151をPC153に接続しておくことで、充電時に前記電池ユニット140の情報通信チップ142から得られたユニット情報がデジタルカメラ130の機器IDと共にPC153からネットワーク154を介して外部のサーバ155に転送される。
なお、前記機器IDは、このデジタルカメラ130に固有の識別情報であり、予め本体131内に記憶されている。
ここで、サーバ155は各カメラ機器毎に電池の充電履歴情報を管理しており、PC153からネットワーク154を介して電池ユニット140に関するユニット情報がデジタルカメラ130の機器IDと共に転送されてくると、これらの情報に基づいてデジタルカメラ130および電池ユニット140の種類を識別すると共に、当該電池ユニット140の充電回数を+1更新し、これを充電履歴情報として機器IDとバッテリID(電池ユニット140の識別情報)に対応付けてデータベース156に登録する。
このデータベース156には、デジタルカメラ130に用いられる電池ユニット140の充電履歴情報だけでなく、他のカメラの電池ユニットに関する充電履歴情報も記憶されている。
このように、サーバ155側で、各カメラ毎に電池の充電履歴情報を管理するようにしたことで、例えば電池の充電回数が所定回数を超えたカメラに対して電池寿命を警告するなどして、電池の劣化による故障の発生を未然に防ぐことができる。また、サーバ155側で、各カメラに用いられる電池の製品を統括管理できるため、例えば不正な電池を使用している場合にそれを取り締まることもできる。
なお、図28の構成では、サーバ155が電池ユニット140の充電履歴情報として充電回数を管理する場合について説明したが、充電回数に限らず、例えば充電時間や充電電圧を管理するような構成であっても良い。
すなわち、デジタルカメラ130をクレードル151に載せて電池ユニット140の充電を行ったときに、そのときに要した充電時間や充電電圧をクレードル151が接続されたPC153からネットワーク154を介してサーバ155側で把握できるようにしておく。これにより、サーバ155では、各カメラ機器毎に充電時間をカウントし、その充電時間の合計値が所定時間を超えた場合に寿命であると判断して、該当するカメラ機器に対して警告を発する。
また、充電電圧に関しては、通常、電池の劣化に伴い電圧値が低下していく。そこで、サーバ155側では、各カメラ機器毎に充電電圧の状態を管理し、その電圧変動から電池寿命を判断して該当するカメラ機器に対して警告を発する。
また、充電回数、充電時間、充電電圧の各要素を充電履歴情報として管理し、これらの要素に基づいて電池寿命を総合的に判断し、警告を発するような構成であっても良い。さらには、充電回数、充電時間、充電電圧の他にも、電池寿命を判断可能な要素があれば、それを充電履歴情報の1つとしてサーバ155側で管理することでも良い。
また、前記実施形態では、デジタルカメラを例にして説明したが、例えばカメラ付きの携帯電話、カメラ付きのノート型パソコンやPDAなど、カメラ機能を備えた電子機器であっても、そのカメラ機能の各部品がユニット化されて交換可能であれば、そのすべてに適用可能である。
その他、本発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
また、上述した実施形態において記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで各種装置に適用したり、そのプログラム自体をネットワーク等の伝送媒体により伝送して各種装置に適用することも可能である。本装置を実現するコンピュータは、記録媒体に記録されたプログラムあるいは伝送媒体を介して提供されたプログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行する。
10…デジタルカメラ、11…カメラ本体、12…レンズ装着部、13…撮影レンズユニット、14…モードダイヤルスイッチ、15…ストロボ装着部、16…ストロボユニット、17…グリップ、18…シャッターボタン、19…表示ユニット、20…ヒンジ機構、21…メモリ収納部、22…メモリ交換蓋、23…メモリユニット、24…電池ユニット、25……端子、31…情報通信チップ、32…アンテナ、33…アンテナ、34…リーダ・ライタ部、35…制御部、36…カメラ制御部、37…入出力インタフェース部、38…ユニット識別/管理制御部、39…プログラムメモリ、41…センサユニット、42…撮像ユニット、43…レンズ/撮影制御ユニット、44……画像処理ユニット、45…インタフェースユニット、46…操作入力部、47…ストロボ充電制御部、49…電源制御部、50…補助電源、51…ユニット制御情報メモリ、52…ユニット接続情報メモリ、53,54…装着検知部、61…ユニットメモリ、61a…読出し専用領域、61b…読出し/書込み領域、61c…外部読出し禁止領域、130…デジタルカメラ、131…本体、132…アンテナ、133…リーダ・ライタ部、134…制御部、140…電池ユニット、141…情報通信チップ、142…アンテナ、151…クレードル、152…USBケーブル、153…PC、154…ネットワーク、155…サーバ、156…データベース。
Claims (26)
- カメラ本体と、
このカメラ本体に着脱自在に装着される交換可能なユニットと、
このユニットに設けられ、当該ユニットの識別情報および仕様データを含むユニット情報を記憶した情報通信チップと、
前記ユニットに設けられ、前記情報通信チップに記憶された前記ユニット情報を伝送するための第1のアンテナと、
前記カメラ本体の前記ユニットが装着される部分に設けられ、前記情報通信チップから前記第1のアンテナを介して伝送される前記ユニット情報を受信するための第2のアンテナと、
前記カメラ本体に前記ユニットが装着された状態で、前記第2のアンテナを介して前記ユニット情報を非接触で読み込む情報読込み手段と、
各種ユニット毎に設定された制御情報を記憶した記憶手段と、
前記情報読込み手段によって読み込まれた前記ユニット情報に基づいて前記記憶手段から当該ユニットに対応した制御情報を読み出し、その制御情報に基づいて当該ユニットを用いた撮影動作を制御する制御手段と
を具備したことを特徴とする撮像装置。 - 前記ユニットには、前記情報通信チップと前記第1のアンテナが同一平面上に配設されていることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 前記記憶手段に記憶された制御情報に対する更新情報を外部から取得して書き替える更新手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 前記ユニットが前記カメラ本体に装着された状態で、前記情報通信チップに記憶されたユニット情報に対する更新情報を外部から取得して書き替える更新手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 前記ユニットは、複数のレンズを有する撮影レンズユニットであり、
前記制御手段は、前記情報通信チップから得られたユニット情報に基づいて当該ユニットの種類を識別すると共に、その仕様に応じて前記撮影レンズユニット内の各レンズの駆動制御を行うことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 前記ユニットは、ストロボ発光体を有するストロボユニットであり、
前記制御手段は、前記情報通信チップから得られたユニット情報に基づいて当該ユニットの種類を識別すると共に、その仕様に応じて前記ストロボユニット内のストロボ発光体の発光制御を行うことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 前記ユニットは、二次電池を有する電池ユニットであり、
前記制御手段は、前記情報通信チップから得られたユニット情報に基づいて当該ユニットの種類を識別すると共に、その仕様に応じて前記電池ユニット内の二次電池の充電制御を行うことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 前記電池ユニットの充電時に前記情報通信チップから得られた前記ユニット情報を所定のネットワークを介して外部のサーバに転送する転送手段をさらに備え、
前記サーバは、前記転送手段から転送された前記ユニット情報に基づいて前記電池ユニットの種類と充電履歴情報を管理することを特徴とする請求項7記載の撮像装置。 - 前記サーバは、前記充電履歴情報に基づいて前記電池ユニットの寿命を判断し、その判断結果に従って該当機器に対して警告を発することを特徴とする請求項8記載の撮像装置。
- 前記充電履歴情報には、前記電池ユニットの充電回数、充電時間、充電電圧のうちの少なくとも1つが含まれることを特徴とする請求項8または9記載の撮像装置。
- カメラ本体と、
このカメラ本体に着脱自在に装着される交換可能なユニットと、
このユニットに設けられ、当該ユニットの識別情報および仕様データを含むユニット情報を記憶した情報通信チップと、
前記カメラ本体に前記ユニットが装着された状態で、前記情報通信チップから前記ユニット情報を非接触で読み込む情報読込み手段と、
この情報読込み手段によって読み込まれた前記ユニット情報に基づいて、現在装着されているユニットの種類を記憶する記憶手段と、
電源起動時に前記記憶手段を参照して前記カメラ本体に新たに装着されたユニットの有無を調べ、新たに装着されたユニットが存在する場合に、前記ユニット情報に基づいて当該ユニットが本機器に対して純正品または互換品であるかを判断し、純正品または互換品でない場合にその使用を禁止する制御手段と
を具備したことを特徴とする撮像装置。 - 前記制御手段は、前記ユニットが本機器に対して純正品または互換品でない場合に、さらに本機器に対応した仕様であるか否かを判断し、本機器に対応した仕様でもない場合に当該ユニットの使用を禁止し、本機器に対応した仕様であれば、所定の確認処理を行った上で当該ユニットの使用を許可することを特徴とする請求項11記載の撮像装置。
- 前記ユニットの使用が禁止された場合に、その旨を警告する警告手段を備えたことを特徴とする請求項11または12記載の撮像装置。
- カメラ本体と、
このカメラ本体に着脱自在に装着される交換可能なユニットと、
このユニットに設けられ、当該ユニットの識別情報および仕様データを含むユニット情報を記憶した情報通信チップと、
前記カメラ本体に前記ユニットが装着された状態で、前記情報通信チップから前記ユニット情報を非接触で読み込む情報読込み手段と、
この情報読込み手段によって読み込まれた前記ユニット情報に基づいて、現在装着されているユニットの種類を記憶する記憶手段と、
所定のモードが設定されたときに前記記憶手段を参照して前記所定のモードに必要なユニットが装着されているか否かを調べ、該当するユニットが装着されていれば、そのユニットの種類および仕様に応じた制御を行う制御手段と
を具備したことを特徴とする撮像装置。 - 前記制御手段は、前記所定のモードに必要なユニットが未装着の場合に、当該モードの実行を停止制御することを特徴とする請求項14記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、前記所定のモードに必要なユニットが未装着の場合に、対応できる機能があれば、その機能のみ実行することを特徴とする請求項14記載の撮像装置。
- 前記所定のモードに必要なユニットが未装着の場合に、その旨を警告する警告手段を備えたことを特徴とする請求項15または16記載の撮像装置。
- 撮像装置のカメラ本体に着脱自在に装着される交換可能なユニットであって、
当該ユニットの識別情報および仕様データを含むユニット情報が記憶されており、前記カメラ本体に装着された状態で、前記カメラ本体側からの電力を受けて前記ユニット情報を送信する情報通信チップが設けられていることを特徴とする交換ユニット。 - 交換可能なユニットが装着されるカメラ本体を備えた撮像装置に用いられる交換ユニット使用制御方法であって、
前記カメラ本体に前記ユニットが装着された状態で、前記ユニットに設けられた情報通信チップから当該ユニットの識別情報および仕様データを含むユニット情報を非接触で読み込むステップと、
前記ユニット情報に基づいて、各種ユニット毎に設定された制御情報を記憶したメモリから当該ユニットに対応した制御情報を読み出し、その制御情報に基づいて当該ユニットを用いた撮影動作を制御するステップと
を備えたことを特徴とする交換ユニット使用制御方法。 - 交換可能なユニットが装着されるカメラ本体を備えた撮像装置に用いられる交換ユニット使用制御方法であって、
前記カメラ本体に前記ユニットが装着された状態で、前記ユニットに設けられた情報通信チップから当該ユニットの識別情報および仕様データを含むユニット情報を非接触で読み込むステップと、
前記ユニット情報に基づいて現在装着されているユニットの種類をメモリに記憶するステップと、
電源起動時に前記メモリを参照して前記カメラ本体に新たに装着されたユニットの有無を調べ、新たに装着されたユニットが存在する場合に、前記ユニット情報に基づいて当該ユニットが本機器に対して純正品または互換品であるかを判断し、純正品または互換品でない場合にその使用を禁止するステップと
を備えたことを特徴とする交換ユニット使用制御方法。 - 前記ユニットが本機器に対して純正品または互換品でない場合に、さらに本機器に対応した仕様であるか否かを判断するステップと、
本機器に対応した仕様でもない場合に当該ユニットの使用を禁止し、本機器に対応した仕様であれば、所定の確認処理を行った上で当該ユニットの使用を許可するステップと
をさらに備えたことを特徴とする請求項20記載の交換ユニット使用制御方法。 - 交換可能なユニットが装着されるカメラ本体を備えた撮像装置に用いられる交換ユニット使用制御方法であって、
前記カメラ本体に前記ユニットが装着された状態で、前記ユニットに設けられた情報通信チップから当該ユニットの識別情報および仕様データを含むユニット情報を非接触で読み込むステップと、
前記ユニット情報に基づいて現在装着されているユニットの種類をメモリに記憶するステップと、
所定のモードが設定されたときに前記メモリを参照して前記所定のモードに必要なユニットが装着されているか否かを調べ、該当するユニットが装着されていれば、そのユニットの種類および仕様に応じた制御を行うステップと
を備えたことを特徴とする交換ユニット使用制御方法。 - 交換可能なユニットが装着されるカメラ本体を備えた撮像装置に搭載されたコンピュータによって実行されるユニット使用制御用のプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記カメラ本体に前記ユニットが装着された状態で、前記ユニットに設けられた情報通信チップから当該ユニットの識別情報および仕様データを含むユニット情報を非接触で読み込む機能と、
前記ユニット情報に基づいて、各種ユニット毎に設定された制御情報を記憶したメモリから当該ユニットに対応した制御情報を読み出し、その制御情報に基づいて当該ユニットを用いた撮影動作を制御する機能と
を実現させることを特徴とするプログラム。 - 交換可能なユニットが装着されるカメラ本体を備えた撮像装置に搭載されたコンピュータによって実行されるユニット使用制御用のプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記カメラ本体に前記ユニットが装着された状態で、前記ユニットに設けられた情報通信チップから当該ユニットの識別情報および仕様データを含むユニット情報を非接触で読み込む機能と、
前記ユニット情報に基づいて現在装着されているユニットの種類をメモリに記憶する機能と、
電源起動時に前記メモリを参照して前記カメラ本体に新たに装着されたユニットの有無を調べ、新たに装着されたユニットが存在する場合に、前記ユニット情報に基づいて当該ユニットが本機器に対して純正品または互換品であるかを判断し、純正品または互換品でない場合にその使用を禁止する機能と
を実現させることを特徴とするプログラム。 - 前記コンピュータに、
前記ユニットが本機器に対して純正品または互換品でない場合に、さらに本機器に対応した仕様であるか否かを判断する機能と、
本機器に対応した仕様でもない場合に当該ユニットの使用を禁止し、本機器に対応した仕様であれば、所定の確認処理を行った上で当該ユニットの使用を許可する機能と
をさらに実現させることを特徴とする請求項24記載のプログラム。 - 交換可能なユニットが装着されるカメラ本体を備えた撮像装置に搭載されたコンピュータによって実行されるユニット使用制御用のプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記カメラ本体に前記ユニットが装着された状態で、前記ユニットに設けられた情報通信チップから当該ユニットの識別情報および仕様データを含むユニット情報を非接触で読み込む機能と、
前記ユニット情報に基づいて現在装着されているユニットの種類をメモリに記憶する機能と、
所定のモードが設定されたときに前記メモリを参照して前記所定のモードに必要なユニットが装着されているか否かを調べ、該当するユニットが装着されていれば、そのユニットの種類および仕様に応じた制御を行う機能と
を実現させることを特徴とするプログラム。
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