JP2005344277A - 吸音機能付き擁壁 - Google Patents

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JP2005344277A
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retaining wall
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Takashi Tanahashi
棚橋  尚
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Maruei Concrete Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】 重量の大きいコンクリート構造物の優れた遮音性を有効に利用するとともに、その欠点である吸音性を改善することにより、優れた遮音性と吸音性を兼備した吸音機能付き擁壁を提供する。
【解決手段】 コンクリート擁壁の立ち壁部21に凹部22を形成し、該凹部22にグラスウール3を装填して、その表面を多数の透孔41を設けた吸音板4にて被覆、固定した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高速道路の高架下や道路などの少なくとも片面に沿って使用する吸音機能付き擁壁に関するものである。
高速道路の高架下や道路の少なくとも片面に沿って設けたコンクリート製擁壁には、道路を走行する各種自動車が発生する騒音がほとんど吸収されることなく、反射して不快な反響音が発生して道路付近ではこの反響音がが重なり合って耐えがたい騒音が生じている。これは、重量の大きい擁壁などのコンクリート構造物は、本質的に遮音性に優れている一方、吸音性に欠けるので、道路を走行する各種自動車が発生する騒音を擁壁が吸音することなく、反射することに起因している。
そこで,上記の欠点を改善するために、特許文献1では、擁壁の表面に凹状の吸音部を内向きに狭まるようにテーパー面を備えた擁壁が提案されている。しかし、この場合には凹状の吸音部を設けただけなので、吸音性が不十分であって、依然として反響音が大きくて耐えがたい騒音が生じているのが現状である。
特開平2003−140660号公報
本発明は、かかる現状に鑑み、重量の大きいコンクリート構造物の優れた遮音性を有効に利用するとともに、その欠点である吸音性を改善することにより、優れた遮音性と吸音性を兼備した吸音機能付き擁壁を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記の目的を達成するものであって、請求項1の発明は、コンクリート擁壁の立ち壁部に凹部を形成し、該凹部にグラスウールを装填してその表面を多数の吸音用透孔を設けた吸音板にて被覆、固定したことを特徴とする吸音機能付き擁壁である。
請求項2の発明は、前記吸音板はコンクリート擁壁の立ち壁部に形成した凹部に嵌合させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の吸音機能付き擁壁である。
本発明の吸音機能付き擁壁によれば、重量の大きいコンクリート構造物の優れた遮音性を有効に利用するとともに、その欠点である吸音性を改善することにより、優れた遮音性と吸音性を兼備した吸音機能付き擁壁を提供することが可能であり、吸音板とグラスウールとの組み合わせによって、吸音板の多数の透孔内に達した騒音は内部で干渉を生じるとともにグラスウールにて吸音されて優れた吸音性を得ることが可能となり、擁壁周囲での騒音が格段に減少することとなった。吸音板とグラスウールの擁壁への取付は工場内で行うので、品質は安定しており、また現場では擁壁の据え付けのみでよいので、施工時間や費用が余分にかかることはないなどの利点を有する。
以下、本発明をその実施例である図面にしたがって具体的に説明する。
図1〜7において、1は本発明の吸音機能付き擁壁であって、該吸音機能付き擁壁1は、主として擁壁本体部2とグラスウール3と吸音板4とで形成されてなるものである。
擁壁本体部2は、立ち壁部21を備えた擁壁であって、例えば図1〜図7に示すように、L形擁壁が最適であるが、これに限らず、各種の立ち壁部を備えた擁壁を使用することが可能である。立ち壁部21の道路に面する側には、グラスウール3を装填可能な凹部22が形成されており、凹部22は図1〜図7に示すように、立ち壁部21の上部から中央部にかけて長手方向に沿って設けることが望ましいが、これに限らない。立ち壁部21のほぼ全面にわたってグラスウール装填用の凹部22を設けることもできるが、立ち壁部21の上部から中央部にかけて凹部22を設けることによって、効率良く安価に吸音効果を奏することが可能である。必要に応じてグラスウール3を固定するためのボルト等の止め具用穴23および吸音板4を固定するためのボルト等の留め具用穴(インサートナット付き)24が形成されていることが望ましい。
グラスウール3は、吸音性を有するものであって、厚みのある平板状やシート状のものであることが望ましく、使用前の状態は硬質の平板状や軟質のマット状やロール状であっても良い。グラスウール3はボルト等で凹部22に固定することができる。グラスウールに代えて不織布を使用することができるし、グラスウールと不織布とを併用することもできる。
さらに、吸音板4は、グラスウール3を固定するとともに吸音機能を有するものであって、コンクリート、樹脂、ステンレス、鉄製等で形成され、多数の吸音用透孔41を設けたものである。吸音板4には、ボルト等でグラスウール3の上に被覆、固定するためのボルト等の留め具用穴42が形成されている。吸音用透孔41の形状は、楕円や円形,細長の溝など各種形状とすることができる。吸音板4は図においてはL形擁壁一本に対して4枚の例を示したが、1枚以上各種の枚数とすることができる。
本発明の吸音機能付き擁壁1の据え付けにおいては、図1〜5に示すように、擁壁の立ち壁部21に設けた凹部22に板状のグラスウール3を装填し、ボルト等で固定し、その表面に複数の透孔41を設けた吸音板4で被覆し、ボルト等で固定する。吸音板4は図1,2に示すように、立ち壁の上端から設置しても良く、あるいは図3,4に示すように、上端より下方に額縁状に設置しても良い。
吸音板4の設置にさいしては、図6,7に示すように、立ち壁部21の凹部22の上側と下側に予め吸音板嵌合用の溝25,26を設けておき、グラスウール3を凹部22に固定した後、鉄,アルミニウム,樹脂製等の可撓性または弾性のある素材で形成し、かつ複数の透孔41を設けた吸音板4の上側端面を上の溝25にはめ込み、次いで吸音板4を彎曲させて下側端面を下の溝26に嵌合することによって、設置することができる。
ここまでの作業は工場での製造工程内で行うので,現場では通常の擁壁の据え付けのみでよい。なお、擁壁を例に説明したが、道路の分離帯等で使用する植樹帯ブロックの表面に取り付けることもでき、各種ブロックの表面に取付可能である。
本発明の吸音機能付き擁壁の一例の斜面図である。 図1の吸音機能付き擁壁の正面図である。 図1の吸音機能付き擁壁の側面図である。 他の実施例の吸音機能付き擁壁の正面図である。 図4の吸音機能付き擁壁の側面図である。 更に他の実施例の吸音機能付き擁壁の正面図である。 図6の吸音機能付き擁壁の側面図である。
符号の説明
1 吸音機能付き擁壁
2 擁壁本体部
21 立ち壁部
22 凹部
23 止め具用透孔
24 留め具用穴
25 吸音板嵌合用の溝
26 吸音板嵌合用の溝
3 グラスウール
4 吸音板
41 吸音用透孔
42 留め具用穴

Claims (2)

  1. コンクリート擁壁の立ち壁部に凹部を形成し、該凹部にグラスウールを装填してその表面を多数の吸音用透孔を設けた吸音板にて被覆、固定したことを特徴とする吸音機能付き擁壁。
  2. 前記吸音板は、コンクリート擁壁の立ち壁部に形成した凹部に嵌合させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の吸音機能付き擁壁。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100734555B1 (ko) * 2006-09-19 2007-07-10 (주)삼성에코텍 공명 흡음형 방음패널
KR101959202B1 (ko) * 2018-10-10 2019-07-05 이강호 옹벽 구조물용 블록 조립체

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