JP2005343569A - 照明器具の梱包資材、照明器具の梱包方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 器具本体に特別な加工を施すことなく、アダプターを安定にして梱包すると共に、少ない梱包資材で安価に照明器具を梱包可能な梱包形態を提供する。
【解決手段】 内部が空洞になった台座部61と、該台座部61の基端部に台座部61を安定に起立した状態に保つためのつば状部62をダンボールなどから一体に作製し、梱包資材としての保持部材60を得る。また、該台座部61の中央部にその周囲よりも一段高くなった装着部63を設ける。装着部63の上端にはアダプター20のせん刃22を挿入し、せん刃22先端に設けられた爪24を係止可能にした溝穴64を備え、溝穴64にせん刃22を挿入したアダプター20を溝穴64に沿って回転して、アダプター20を装着部63に装着する。中央に開口11を設けた器具本体10をアダプター20に装着して、外箱40に照明器具1を収納する。
【選択図】図1
【解決手段】 内部が空洞になった台座部61と、該台座部61の基端部に台座部61を安定に起立した状態に保つためのつば状部62をダンボールなどから一体に作製し、梱包資材としての保持部材60を得る。また、該台座部61の中央部にその周囲よりも一段高くなった装着部63を設ける。装着部63の上端にはアダプター20のせん刃22を挿入し、せん刃22先端に設けられた爪24を係止可能にした溝穴64を備え、溝穴64にせん刃22を挿入したアダプター20を溝穴64に沿って回転して、アダプター20を装着部63に装着する。中央に開口11を設けた器具本体10をアダプター20に装着して、外箱40に照明器具1を収納する。
【選択図】図1
Description
本発明は照明器具の梱包資材及び照明器具の梱包方法並びに照明器具の梱包形態に関する。具体的には、天井に備え付けられるソケットに、せん刃を挿入して係止させることにより天井に取り付ける方式の照明器具に適した梱包資材及び当該梱包資材を使用した梱包方法並びに当該梱包資材を用いた梱包形態に関する。
図7に示すものは、天井に備え付けられるソケット2の溝穴3に挿入され、当該溝穴3に係止可能となったせん刃22を具備する照明器具1であって、せん刃22が器具本体10に着脱可能なアダプター20に備えられた照明器具1の概略的分解斜視図である。当該照明器具1は、サークラインなどのランプや点灯装置を備えた器具本体10と、当該器具本体10に装着されランプを保護するためのグローブ30と、天井に備え付けられたソケット2に器具本体10を装着するためのアダプター20とから構成されている。
器具本体10は、金属板などから中央部が凸になった略円盤状に作製されており、その中央部にはアダプター20を嵌め込むための開口11が開設されている。この開口11は、後述するようにアダプター20の外周とほぼ同じ大きさかそれよりもわずかに大きく作製されており、この開口11の図面下側には、アダプター20の突起部を係合させるための図示しない係合部が備えられている。
また、器具本体10の開口11周縁部は、中央部が下に凸となるように段差部12が形成されている。さらに、器具本体10の外周縁には、グローブ30を引っ掛けて落下しないようにするための引掛具15が設けられている。また、器具本体10の下面にはランプを取り付けるための取付具13が備えられている。
アダプター20は、図8に示すように、略円筒形状をしたアダプター本体21と天井のソケット2に挿入される2本のせん刃23とを備えている。また、当該アダプター20の下面には、器具本体10の点灯装置と電気的に接続するためのプラグ部25が設けられている。
せん刃23は、ソケット2と電気的に接続すると共に照明器具1を天井に取り付けるための金具の役割を果たすものであり、アダプター20の内側方向に向け、側面視で先端がほぼ水平となる爪24を有する略L字形状をしている。また爪24は内側に凸となった略山型形状に形成されており、当該山型形状になった当接部27によって図示しないソケット2との電気的な接続が確実に行なえるようになっている。このせん刃23は、ソケット2に設けられた溝穴3に挿入され、溝穴3にせん刃23を沿わせるようにしてアダプター20を回転させることによりせん刃23が溝穴3に係止され、ソケット2からアダプター20が落下しないような構造となっている。
また、アダプター20の側面には上記器具本体10の係合部に係合可能な突起部22が備えられている。この突起部22は、アダプター本体21内に設けられたバネによってアダプター20の外周方向に付勢されており、通常の状態では突起部22は外周方向に突き出た状態となっている。従って、アダプター20が器具本体10に取り付けられた状態では、突起部22が器具本体10の係合部に係合した状態になっており、アダプター20は器具本体10に固定された状態に維持される。また、突起部22が係合部に係合した状態では容易に外れないように、アダプター本体21内にロック用の押圧ピンなどからなるロック装置(図示せず)が備えられており、当該押圧ピンを押圧することにより器具本体10からアダプター20を取り外し可能になっている。
このような照明器具1を梱包する際には、例えば、図9に示すような5つの梱包資材、具体的に言うと、器具本体10を載置するための本体載置板110と、当該本体載置板110のほぼ中央に備えられ器具本体10の横ずれを軽減するための柱状をした横ずれ防止部材120と、器具本体10の上に載置され、グローブ30を載置し器具本体10との接触による傷付けを防ぐためのグローブ載置板130と、グローブ30の横揺れを防止するための枠部材140及び外箱40とを用いて梱包されていた。すなわち、器具本体10の開口11に横ずれ防止部材120を挿通させて器具本体10を本体載置板110上に載置し、さらにグローブ載置板130に開設された開口131に横ずれ防止部材120を挿通させて器具本体10上にグローブ載置板130を載置し、さらにグローブ30を載せて、最後にグローブ30を取り囲むようにして枠部材140をグローブ載置板130上に載せた後、外箱40に収納される。また、アダプター20は、例えばビニール製の袋などの入れられた後に、枠部材140の内側や枠部材140の外側グローブ載置板130上などに置かれ、粘着テープなどによって固定されていた。
しかし、このような梱包形態にあっては、外箱40を含めて5つの梱包資材を必要とし、また、梱包方法も面倒なものであり、梱包コストが高くなるといった問題点があった。
そこで、このような梱包方法の問題点を解決する方法として、例えば特開平11−342976号公報(特許文献1)には、アダプターを梱包資材の一つに固定することにより使用する梱包資材を削減すると共に照明器具を安定に梱包した梱包形態が開示されている。
当該梱包形態においては、器具本体の横ずれを防止するための位置決め干渉板と、位置決め干渉板に開設された開口に挿通され、器具本体を係合させるための本体押え材とが用いられている。この本体押え材は、側面視で略凸字状をした筒状部と、当該筒状部の基端部周縁に設けられた板状部とから構成されており、位置決め干渉板の開口に当該筒状部を挿通させることにより筒状部が容易に横ずれを起こさないように作製されている。また、筒状部の段差部の外周縁には突起部が設けられており、器具本体の開口周縁に設けられた凹部がこの突起部に嵌合される。さらに、この筒状部の上端周縁には、器具本体の開口周縁部に備えられた嵌合部と嵌合可能になっており、筒状部を器具本体に嵌め合わせることによって、器具本体が段差部上に支持されるようにして筒状部に固定される。
また、筒状部の上部内径はアダプターの外径とほぼ等しいため、アダプターはこの筒状部の内部に、アダプターの突起部を押圧する形で保持される。
従って、このような梱包形態においては、2つの梱包資材、すなわち本体押え材と位置決め干渉板の2つによって器具本体を固定支持することができるため、梱包資材の点数を削減することができる。また、アダプターが直接本体押え材に固定されるため、アダプターの梱包も比較的容易にすることができる。
特開平11−342976号公報
しかしながら、上記特開平11−342976号公報に開示された梱包方法においては、器具本体と本体押え材を嵌合することによって器具本体を本体押え材に固定する構造であるため、器具本体及び本体押え材の双方に嵌合部材を設ける必要があり、器具本体の製造工程が増えたり本体押え材の加工が複雑になる、梱包コストが高くなるという問題点があった。
また、アダプターは本体押え材の筒状部内側に挟持される構造であるため、アダプターの梱包作業が面倒なものであり、またアダプターが外れやすく、輸送中にアダプターが外れてガタガタという音がしたり、アダプターが破損されるという恐れもあった。
本発明は上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、器具本体に特別な加工を施すことなく、しかもアダプターを安定に梱包すると共に、少ない梱包資材で安価に照明器具を梱包可能な梱包資材、梱包形態を提供することにある。
本発明に係る梱包資材は、天井に備えられるソケットに設けられた溝穴に挿入され、当該溝穴に係止可能となったせん刃を具備する照明器具を梱包するために用いられる梱包資材であって、前記照明器具を支持する台座部を備え、当該台座部の上端面に前記せん刃が挿入される溝穴が備えられ、当該溝穴に沿ったせん刃の回転により当該せん刃が係止可能になったことを特徴としている。
このような梱包資材を用いることができる照明器具としては、せん刃が照明器具に固定されているもののみならず、それ以外にも、器具本体と器具本体の中央に開設された開口に着脱可能に備えられたアダプターとを備え、前記せん刃が前記アダプターに備えられた照明器具にも好適に用いられる。
また、本発明の梱包資材の台座部の基端部につば状部を備えることが好ましく、前記台座部に段差部を備え、前記段差部によって当該台座部に固定された照明器具の裏面が支持可能に構成するのが望ましい。
さらに、これらの梱包資材の台座部には、当該台座部の前記溝穴に沿って、前記せん刃の先端に備えられた係止用の爪を誘導するための傾斜部を設けたり、あるいは、前記台座部の前記溝穴に沿った位置に、前記せん刃の先端に備えられた係止用の爪が乗り越えられる凸部を設けるのがよい。
本発明に係る照明器具の梱包方法は、天井に備えられるソケットに設けられた溝穴に挿入され、溝穴に係止可能となったせん刃を備えた照明器具を梱包するための梱包方法であって、上端面に前記せん刃を挿入できる溝穴が備えられ、当該溝穴に沿ってせん刃を回転させることによってせん刃を係止可能にした台座部に、前記照明器具を支持固定させて梱包用外箱に収納することを特徴としている。
この方法においては、前記台座部の基端部につば状部を備え、前記台座部を平板状の収納補助材に開設された穴に挿通し、前記つば状部を前記収納補助材と梱包用外箱の底面との間に挟み込むようにするのが好ましい。
また、本発明に係る照明器具の梱包形態は、天井に備えられるソケットに設けられた溝穴に挿入され、溝穴に係止可能となったせん刃を備えた照明器具の梱包形態であって、請求項1乃至7のいずれかに記載の梱包資材を用いて照明器具が梱包されたことを特徴としている。
本発明に係る梱包資材においては、ソケットの溝穴に挿入して係止するためのせん刃を挿入し、当該せん刃を回転させることによって係止可能になった溝穴が設けられた台座部を備えているので、特別な加工を施すことなく照明器具を梱包資材の台座部に直接保持させることができる。従って、当該梱包資材に照明器具を保持させて、そのまま外箱に収納することができる。このため、用いる梱包資材が少なくなるだけでなく、照明器具の梱包方法も非常に簡略化される。
特にせん刃が、器具本体に着脱可能になったアダプターに備えられた照明器具においては、アダプターを台座部に備えることにより器具本体を保持することができ、アダプターが別体とならず、アダプターの梱包が容易になるだけでなく、アダプターのがたつき音やアダプターによって器具本体に傷がつくのを防ぐことができる。また、アダプターを器具本体から取り外すことなく、梱包資材から取り外し、そのまま天井に取り付けることもできる。
当該台座部にはその基端部につば状部を備えることができ、安定に外箱内に収納することができる。さらには、開口が設けられた収納補助材とを用いることによって、収納補助材と外箱との間につば状部を挟み込み、より一層安定に照明器具を収納することもできる。
さらに、当該台座部に固定された照明器具の裏面を支持できる段差部を台座部に設けることによって、照明器具の周縁部が搬送中に垂下するのを防ぐこともできる。
また、前記台座部の前記溝穴に沿って、前記せん刃の先端に備えられた係止用の爪を誘導するための傾斜部を当該台座部に設けることにより、せん刃の回転がスムーズに行え、照明器具やアダプターの装着が容易になる。
あるいは、前記台座部の前記溝穴に沿った位置に、前記せん刃の先端に備えられた係止用の爪が乗り越えられる凸部を設けることにより、せん刃が容易に回転して台座部に装着された照明器具やアダプターが容易に外れるのを防ぐことができる。
このように本発明においては、用いる包装資材の点数を減少させることができ、照明器具の梱包コストを削減するとともに、照明器具に特別な加工を施すことなく、しかもアダプターの固定を確実に行なうことができる。
図1は本発明の一実施の形態に係る梱包方法を示す説明図、図2は当該方法によって証明器具が梱包された状態を示す断面説明図、図3は本発明の梱包方法に用いられる本発明の一実施の形態に係る梱包資材を示す説明図であって、同図(a)はその平面図、同図(b)はその側面図、図4は図3に示す梱包資材にアダプターを取り付けた状態を示す説明図であって、同図(a)はその側面説明図、同図(b)はその裏面説明図である。以下、各図に用いながら本発明について詳細に説明する。なお、照明器具1は、アダプター20を含めて従来例と同じ構造であって、ここではその説明については省略する。
本発明の係る梱包方法においては、3つの包装資材、すなわち、照明器具1を納める外箱40と、本発明に係る梱包資材であって、アダプター20を装着して器具本体10を保持するための保持部材60と、当該保持部材60を外箱40内に安定に収納するための収納補助材50が用いられる。これらの包装資材は、製造コストが安く、クッション材としての機能をも有する観点などから、例えばダンボールなどから作製されている。
収納補助材50は、矩形状をした底板部51と底板部51とほぼ垂直に備えられた側板部53とから構成されている。底板部51は、器具本体10の平面寸法よりもわずかに大きくなるように略矩形状作製されており、その中央部には保持部材60の台座部61を挿通させるための穴52が開口されている。この穴52は、当該穴52を挿通させた台座部61が左右に揺れるのを防ぐためのもので、台座部61の外径とほぼ同じかそれよりもわずかに大きく開口されている。また、側板部53は、底板部51のすくなくとも対向する1組の辺に、底板部51を折り曲げるようにして備えられている。この側板部53は、外箱40に収納された際に外箱40の内側面にほぼ密接されるように設けられる。
保持部材60は、アダプター20を備え付けるための台座部61と台座部61を安定に起立した状態に保つためのつば状部62とを備えている。つば状部62は台座部61の基端部に備えられ、収納補助材50の穴52に台座部61を挿通した場合に左右にほとんど揺れない程度の大きさに作製されている。従って、保持部材60の台座部61を収納補助材50の穴52に挿通することにより、台座部61は収納補助材50の上側に位置すると共につば状部62が収納補助材50の下側に位置する。この結果、外箱40に収納した場合にはつば状部62が外箱40の底板と底板部51との間で挟み込まれ、台座部61が起立した状態に維持される。
台座部61は、内部が空洞となっており側面視で台形状となるように作製されている。台座部61の中央部には周囲よりも一段高くなった装着部63が設けられ、台座部61の中間には段差部65が設けられている。当該段差部65は、器具本体10の中央部に形成された段差部12を裏面側から支えることができる構造となっている。また、当該台座部61は、後述するようにアダプター20に器具本体10を装着して台座部61に支持させた状態では、器具本体10の裏面が収納補助材50と接触しないような高さに設計される。
装着部63の上端面は平坦で、この装着部63の外径はアダプター20を十分に載置保持できる程度の大きさがあればよく、照明器具1の開口11が台座部61に接触しないように、アダプター20の外径よりもやや小さく作製されている。また、装着部63の上端面にはソケット2と同様にアダプター20の2本のせん刃23が挿入される溝穴64が2つ設けられている。当該溝穴64は、図3(a)に示すように、円弧を描くように形成されており、溝穴64の一端はせん刃23先端の爪24を挿入できる程度の溝幅に形成され挿入部66が設けられ、その他の部分は細く作製されている。従って、図4に示すように、溝幅が大きくなった挿入部66においてせん刃23を挿入し(図4中イの位置)、溝穴64に沿って図5中ハの位置までアダプター20を回転すれば、爪24部が装着部63の上端裏面において係止され容易に抜けない構造となっている。なお、図4(a)の二点破線は突起部22を含むアダプター20の外周を示し、実線は台座部61の外周を示している。
また、装着部63の厚みは、溝穴64に挿入された爪24部が回転できる程度に設計すればよいが、好ましくはアダプター20を回転させた際に山型形状に作製された当接部27が装着部63の上端裏面に当接される程度の厚みに設計するのがよい。この結果、アダプター20がしっかりと装着部63に係止される。
照明器具1は、上記の保持部材60及び収納補助材50が用いられて外箱40に収納される。具体的に言うと、まず保持部材60の台座部61を収納補助材50の穴52に挿通した後、台座部61の装着部63にアダプター20を装着する。次に、器具本体10の当該アダプター20にランプ4の取付具13を上に向けて器具本体10を装着すると共に、器具本体10の裏面と収納補助材50との間に発泡スチロールやスポンジなどからなる緩衝材5を備え、器具本体10が垂下するのを防止する。このとき、アダプター20の突起部22が器具本体10の係合部に係合されアダプター20に固定される。また、器具本体10の段差部12が台座部61の段差部65上に支持される。そして、取付具13にランプ4を取り付けた後、必要に応じてランプ4上に発泡スチロールやスポンジなどからなる図示しない緩衝材を置いた後、グローブ30を器具本体10に装着する。このようにして照明器具1を保持部材60に固定した後、収納補助材50の側板部53を折り立てるようにして外箱40に収納する。また必要とあれば、保持部材60のつば状部62を収納補助材60に接着剤等で固定することにしてもよく、さらに側板部53の上端部外面を外箱40の内側面に接着剤等で固定することにしてもよい。
また、照明器具1を梱包から解く場合には、上記の手順と逆にして器具本体10をアダプター20から取り外し、アダプター20を保持部材60から取り外すことにしてもよく、また、アダプター20を器具本体10に装着したまま器具本体10を回転させ、保持部材60から取り外すこともできる。
このように本発明の保持部材60を用いることによって、従来では外箱40を含めて5つの包装資材を必要としていたのを、外箱40を含めて包装資材の点数を3つに減らすことができる。また、アダプター20を収納するための特別な手間も必要とせず、アダプター20をソケット2と取り付けるのと同様に簡単な方法で保持部材60に装着することができるだけでなく、器具本体10の装着も簡単に行なうことができる。しかも、器具本体10がアダプター20を介して保持部材60に固定されるため、搬送中の器具本体10の揺れやグローブ30の揺れを小さくできる。このため、搬送に伴う照明器具1の破損を減少させることもできる。また、枠部材140を用いる場合に比べて、照明器具1の厚み方向の高さを小さくすることができるため外箱40全体が小さくなり、才数が縮小できるなど、梱包コストや搬送コストの削減、保管スペースの省スペース化などに大きく貢献できるものである。
また、アダプター20及び器具本体10の取付方向は、天井への取付方向と同一方向になるため、アダプター20を器具本体10に装着したまま保持部材60から取り外すことができるだけでなく、天井への取り付けもそのまま行なえ、天井への装着をも容易にできる。
次に図5に示すものは、本発明の別な実施の形態に係る保持部材60にアダプター20を取り付けた状態を示す側面説明図である。この保持部材60においては、溝穴64に挿入された爪24を誘導するための傾斜部67が、装着部63の上端裏面側に設けられている。この傾斜部68は、装着部63の溝穴64に沿って溝穴64の内周側に上端面裏面を切り欠いて設けられている。また、傾斜部67は溝穴64端部の爪24が挿入される挿入部66においてはその切り欠き量が多くなり、溝穴64の他端側において爪24が他端に達した場合に爪24の当接部27が上端面裏面に当接されるように設けられている。この結果、当該傾斜部67に沿って爪24が誘導されやすくなっており、図5中イの位置からアダプター20を回転させることにより、同図中ロの位置を経て同図中ハの位置へと爪24がスムーズに回転され、アダプター20の装着を容易に行なえる。
また、図6に示す保持部材60においては、台座部61の上端裏面に凸部68が設けられており、アダプター20の回転によって、爪24の当接部27が当該凸部68を乗り越えるようになっている。当該凸部68は爪24の当接部27が乗り越える位置であればどの位置であってもよいが、好ましくはできる限り、溝穴64の爪24挿入側端部と反対側に位置させるのが、台座部61の上端面に装着されたアダプター20が自然に回転するのを防ぐ上で望ましいものである。この結果、図6中イの位置からアダプター20を回転させることにより、同図中ロの位置で爪24が凸部68を乗り越えて同図中ハの位置へと爪24が回転されたアダプター20が容易に逆戻りせず、アダプター20が容易に外れるのを防ぐことができる。また、図5に示すように傾斜部67を設けた場合においても、このような凸部68を設けることができるのはいうまでもない。
このようにアダプター20を台座部61の上端面に装着可能な包装資材(保持部材60)を用いることによって、用いる包装資材の点数を減少させることができ、照明器具1の梱包コストを削減するとともに、器具本体10に特別な加工を施すことなく、しかもアダプター20の固定を確実に行なうことができる。
また、上記実施の形態においては、台座部61の基端部につば状部62を備え、当該つば状部62を収納補助材50と外箱40の底面との間で挟み込み、保持部材60が動かないようにしたが、台座部61と収納補助材50とを一体に構成して、つば状部62を外箱40の底面とほぼ同じ大きさに作製することもできる。このようにすれば、さらに部品点数を削減することもできる。
さらに、本発明に係る保持部材60は、アダプター20と器具本体10とが別体に構成された照明器具1についてのみに適用できるものでもなく、アダプター20と器具本体10が一体に構成されたような照明器具1、すなわち、器具本体10に天井の備え付けられたソケット2に取り付けるためのせん刃23が設けられた照明器具1にも適用できるものである。
1 照明器具
2 ソケット
3 ソケットに備えられた溝穴
4 ランプ
5 緩衝材
10 器具本体
11 開口
12 段差部
13 取付具
15 引掛具
20 アダプター
21 アダプター本体
22 突起部
23 せん刃
24 爪
25 プラグ部
27 当接部
30 グローブ
40 外箱
50 収納補助材
51 底板部
52 穴
53 側板部
60 保持部材
61 台座部
62 つば状部
63 装着部
64 溝穴
65 段差部
66 溝幅が大きくなった挿入部
67 傾斜部
68 凸部
2 ソケット
3 ソケットに備えられた溝穴
4 ランプ
5 緩衝材
10 器具本体
11 開口
12 段差部
13 取付具
15 引掛具
20 アダプター
21 アダプター本体
22 突起部
23 せん刃
24 爪
25 プラグ部
27 当接部
30 グローブ
40 外箱
50 収納補助材
51 底板部
52 穴
53 側板部
60 保持部材
61 台座部
62 つば状部
63 装着部
64 溝穴
65 段差部
66 溝幅が大きくなった挿入部
67 傾斜部
68 凸部
Claims (9)
- 天井に備えられるソケットに設けられた溝穴に挿入され、当該溝穴に係止可能となったせん刃を具備する照明器具を梱包するために用いられる梱包資材であって、前記照明器具を支持する台座部を備え、当該台座部の上端面に前記せん刃が挿入される溝穴が備えられ、当該溝穴に沿ったせん刃の回転により当該せん刃が係止可能になったことを特徴とする照明器具の梱包資材。
- 前記照明器具は、器具本体と器具本体の中央に開設された開口に着脱可能に備えられたアダプターとを備え、前記せん刃は前記アダプターに備えられたことを特徴とする請求項1記載の梱包資材。
- 前記台座部の基端部につば状部が備えられたことを特徴とする請求項1又は2いずれかに記載の梱包資材。
- 前記台座部に段差部を備え、前記段差部によって当該台座部に固定された照明器具の裏面が支持可能になったことを特徴とする請求項1、2又は3のいずれかに記載の梱包資材。
- 前記台座部の前記溝穴に沿って、前記せん刃の先端に備えられた係止用の爪を誘導するための傾斜部が前記台座部に設けられたことを特徴とする請求項1、2、3又は4のいずれかに記載の梱包資材。
- 前記台座部の前記溝穴に沿った位置に、前記せん刃の先端に備えられた係止用の爪が乗り越えられる凸部が設けられたことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5のいずれかに記載の梱包資材。
- 天井に備えられるソケットに設けられた溝穴に挿入され、溝穴に係止可能となったせん刃を備えた照明器具を梱包するための梱包方法であって、上端面に前記せん刃を挿入できる溝穴が備えられ、当該溝穴に沿ってせん刃を回転させることによってせん刃を係止可能にした台座部に、前記照明器具を支持固定させて梱包用外箱に収納することを特徴とする照明器具の梱包方法。
- 前記台座部の基端部につば状部を備え、前記台座部を平板状の収納補助材に開設された穴に挿通し、前記つば状部を前記収納補助材と梱包用外箱の底面との間に挟み込むことを特徴とする請求項7に記載の照明器具の梱包方法。
- 天井に備えられるソケットに設けられた溝穴に挿入され、溝穴に係止可能となったせん刃を備えた照明器具の梱包形態であって、請求項1乃至7のいずれかに記載の梱包資材を用いて照明器具が梱包されたことを特徴とする照明器具の梱包形態。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005244109A JP2005343569A (ja) | 2005-08-25 | 2005-08-25 | 照明器具の梱包資材、照明器具の梱包方法 |
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- 2005-08-25 JP JP2005244109A patent/JP2005343569A/ja active Pending
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