JP2005343234A - ダイアフラム - Google Patents

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Tsuneo Murakami
恒男 村上
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Abstract

【課題】ダイアフラムの作動性を良化するためゴム状弾性体製のダイアフラム本体のゴム硬度を低くした場合であっても、ダイアフラムの緊迫力で固定している内径固定部の抜けが発生しないダイアフラム装置を提供する。
【解決手段】ダイアフラム2がセンタープレート11に接し、内径固定部がダイアフラムの緊迫力で固定される構造となっているダイアフラム装置において、
ダイアフラム2のセンタープレート11側端面4aに凸部8を形成し、凸部8が形成されているダイアフラム2の端面4aと接するセンタープレート11の端面11aに凹部12を形成し、前記凹凸部を噛み合わせる構成とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、ダイアフラムに係り、更に詳しくは、ブレーキブースタに用いられるダイアフラムに関するものである。
従来、例えば図4に示すように、ダイアフラム2の外径部9aを固定するための屈曲部9bの中心点9c間を結ぶ直径である有効径Dおよび有効受圧面積(π/4)*Dを確保するためのセンタープレート11にダイアフラム2が接しているダイアフラム装置1において、ダイアフラムの内径固定部5は、ダイアフラム2がピストン本体の軸21を抱き込む状態でダイアフラム2の緊迫力により固定される構造となっている。
このダイアフラム装置1において、ダイアフラム2の作動性を良化するためゴム状弾性体製のダイアフラム本体3のゴム硬度を低くすると、ダイアフラム2の剛性(モジュラス)が低下し、ダイアフラム膜部4が変形移動し易くなる。従って、図5に示すように圧力作用時のダイアフラム膜部4の矢印E方向への変形移動が内径固定部5まで達し、内径固定部5を固定しているダイアフラム2の緊迫力を損ない、内径固定部5の抜け発生に至るおそれがあった。
また、下記文献には、ブレーキブースタにダイアフラムを用いる技術が開示されているが、本発明のダイアフラムの緊迫力低下による内径固定部の抜け防止の技術については何ら開示されていない。
上記のとおり、従来技術においては、ダイアフラムの作動性を良化するためゴム状弾性体製のダイアフラム本体のゴム硬度を低くすると、ダイアフラム膜部が変形移動し易くなり内径固定部が抜けるとの問題点を有していた。すなわち、ダイアフラムの作動性を良化しようとするとダイアフラムの緊迫力により固定している内径固定部の抜けが発生し、その結果漏れが発生してダイアフラムとしての機能が果たせなくなるとの問題点を有していた。
特開平10−324231号公報
本発明は以上の点に鑑みて、ダイアフラムの作動性を良化するためゴム状弾性体製のダイアフラム本体のゴム硬度を低くした場合であっても、ダイアフラムの緊迫力で固定している内径固定部の抜けが発生しないダイアフラム装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1によるダイアフラム装置は、ダイアフラムの端面とセンタープレートの端面が接し、内径固定部がダイアフラムの緊迫力で固定される構造となっているダイアフラム装置において、前記ダイアフラムの端面に形成された凸部若しくは凹部と、該凸部若しくは凹部に対応して前記センタープレートの端面に形成された凹部もしくは凸部が噛み合わされていることを特徴とするものである。
本発明は、以下の効果を奏する。
上記構成を備えた本発明の請求項1によるダイアフラム装置は、ダイアフラムの端面に形成された凸部若しくは凹部と、該凸部若しくは凹部に対応してセンタープレートの端面に形成された凹部もしくは凸部が噛み合わされているので、ダイアフラムの作動性を良化するためゴム状弾性体製のダイアフラム本体のゴム硬度を低くしても、圧力作用時のダイアフラム膜部の変形移動が内径固定部まで達するのを防止してダイアフラムの緊迫力を維持し、内径固定部の抜け発生を防止することができる。したがって、内径固定部をダイアフラムの緊迫力で固定する構造のダイアフラム装置において、ダイアフラムの作動性を良化するためダイアフラム本体を形成しているゴム状弾性体の特性を低硬度、低モジュラスに変更することが可能となり、ダイアフラム装置の使用、適用条件の範囲を拡大することができる。
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示して説明する。ただし、この発明の範囲は、特に限定的記載がないかぎりは、この実施の形態に記載されている内容に限定する趣旨のものではない。なお、図4と同様の構成については、同一の符号で示す。
図1は、本発明に係る一実施の形態を示すダイアフラム装置1の断面図を示し、図2は図1におけるX部の拡大断面図を示している。
当該実施例に係るダイアフラム装置1は、ダイアフラム2とセンタープレート11から構成されている。
ダイアフラム2は、膜部(可撓部とも称す)4の内径縁に環状の内径固定部5と外径縁に環状の外径取付部6を一体成形したゴム状弾性体製のダイアフラム本体3を有しており、このダイアフラム本体を補強するためにこのダイアフラム本体3に基布7が埋設されている。
内径固定部5は、図上下側端面5aと図上内径側周面5bがピストン本体21と当接し、ダイアフラム2の緊迫力でピストン本体21に固定されシールする構造となっている。
膜部4は、所定の厚さを有し、作動時に圧力変動に応じ可撓変形をするように形成されている。図2に示す通り、膜部4は、図上下側端面4aでセンタープレート11と接しており、ゴム状弾性体製で形成されている端面4aには複数(図面では2箇所)の凸部8が形成されている。
センタープレート11は金属製であって、ダイアフラム2に沿う形状に形成されており、図上上側端面11aでダイアフラム2の端面4aと接しており、ダイアフラム2の端面4aに形成されている凸部8に対応するセンタープレート11の端面11aの部位には、凹部12が形成されている。したがって、ダイアフラム2の端面4aに形成されている凸部8とセンタープレート11の端面11aに形成されている凹部12が噛み合った状態になっている。
上記構成のダイアフラム装置1は、圧力作用時にダイアフラム2の膜部4に変形移動が生じてもダイアフラム2の端面4aに形成されている凸部8とセンタープレート11の端面11aに形成されている凹部12が噛み合った状態になっているので、その変形移動が内径固定部5まで達するのを防止することが可能となる。したがって、ダイアフラム2の緊迫力による内径固定部5のピストン本体に対する固定を維持することが可能となり、内径固定部5のピストン本体からの抜け発生の防止による漏れの防止が可能となる。
上記実施例では、ダイアフラム2の膜部4の図上下側端面4aでセンタープレートと接している場合であるが、センタープレート11が図3に示す通りダイアフラム2の図上上側端面4bと接している場合であっても良い。
また、ダイアフラム2の端面4aに凸部が形成され、それに対応する部位のセンタープレートには凹部が形成されているが、逆にダイアフラムの端面に凹部が形成され、センタープレートに凸部が形成される場合であっても良い。更に、凸部に対応して形成されている凹部は、底部が貫通している穴部であっても良い。
また、凹凸部の水平断面形状は円形が良いが、その他の形状であっても良く、端面に形成される個数は、ダイアフラム大きさにより適宜決定するものとする。
本発明の実施例に係るダイアフラム装置の断面図 図1におけるX部の拡大断面図 本発明の別の実施例に係るダイアフラム装置の断面図 従来例に係るダイアフラム装置の断面図 従来例に係るダイアフラムが移動変形した状態の断面図
符号の説明
1 ダイアフラム装置
2 ダイアフラム
3 ダイアフラム本体
4 膜部
4a,4b,11a 端面
5 内径固定部
6 外径取付部
7 基布
8 凸部
11 センタープレート
12 凹部
21 ピストン本体
μ 中心線

Claims (1)

  1. ダイアフラムの端面とセンタープレートの端面が接し、内径固定部がダイアフラムの緊迫力で固定される構造となっているダイアフラム装置において、
    前記ダイアフラムの端面に形成された凸部若しくは凹部と、該凸部若しくは凹部に対応して前記センタープレートの端面に形成された凹部もしくは凸部が噛み合わされていることを特徴とするダイアフラム装置。
JP2004162776A 2004-06-01 2004-06-01 ダイアフラム Pending JP2005343234A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS584661A (ja) * 1981-07-01 1983-01-11 Nissin Kogyo Kk 負圧式倍力装置
JPH02123458U (ja) * 1989-03-21 1990-10-11
JPH061076U (ja) * 1992-06-19 1994-01-11 自動車機器株式会社 倍力装置のダイアフラム

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