JP2005341816A - Combine harvester - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、植立穀稈を刈り取って脱穀選別するコンバインに関する。 The present invention relates to a combine that cuts and sorts planted cereals.
コンバインの脱穀装置のフィードチェン始端部内側に補助フィードチェンを設ける構成の脱穀装置において、補助フィードチェンの始端部の上下位置は、脱穀装置のフィードチェンの始端部と略同じ位置に構成されている技術がある。(例えば、特許文献1参照。)。
前述のような技術では、穀稈の株元側は刈取装置の供給搬送装置の根元チェン終端部から補助フィードチェンとフィードチェンの始端部に一気に引き継がれてしまう。この場合、刈取装置の昇降位置によっては供給搬送装置の根元チェン終端部と補助フィードチェン及びフィードチェンの始端部との間は上下方向に大きな落差が生じているために、穀稈の株元に無理な力が作用して変形してしまい、その結果、穀稈がスムーズに搬送されないという不具合が発生していた。特に、多量の穀稈が搬送されてくると、詰り等が生じやすくなるという欠点がある。 In the technique as described above, the stocker side of the cereal is handed over from the root chain end portion of the feeding and conveying device of the reaping device to the auxiliary feed chain and the start end portion of the feed chain all at once. In this case, depending on the raising / lowering position of the reaping device, there is a large drop in the vertical direction between the base chain end portion of the feed conveyance device and the auxiliary feed chain and the start end portion of the feed chain. An unreasonable force acts and deforms, and as a result, a problem has occurred that the cereals are not conveyed smoothly. In particular, when a large amount of cereals is conveyed, there is a drawback that clogging or the like is likely to occur.
本発明の課題は、前述のような不具合を解消して、供給搬送装置の根元チェン終端部から補助フィードチェン及びフィードチェンへと穀稈をスムーズに搬送するコンバインを提供することである。 An object of the present invention is to solve the above-described problems and provide a combine that smoothly conveys cereals from a base chain end portion of a supply and conveyance device to an auxiliary feed chain and a feed chain.
本発明の上記課題は次の構成によって達成される。 The above object of the present invention is achieved by the following configuration.
すなわち、請求項1記載の発明では、走行装置1を有する車台2の上方には脱穀装置9を有し、該脱穀装置9の前方には、多条列の植立穀稈を引き起こす複数の引起装置5と、この引起装置5の前方に設けられ穀稈を分草する複数の分草具4と、前記引起装置5で引き起こした穀稈を刈刃6で刈り取って刈り取られた穀稈を後方の脱穀装置9のフィードチェン15へ向けて搬送する搬送装置7からなる刈取装置3を設け、前記脱穀装置9の右側にはこの脱穀装置9で脱穀選別した穀粒を一時貯溜するグレンタンク16を設け、該グレンタンク16の前方には操作部13を設けたコンバインにおいて、前記脱穀装置9のフィードチェン15の始端部内側に補助フィードチェン52を設けるにあたり、前記搬送装置7の一部を構成する供給搬送装置10の根元チェン10a終端部近傍の下方に前記フィードチェン15の始端部を設けると共に、前記補助フィードチェン52の始端部を前記根元チェン10aの終端部近傍の下方であって前記フィードチェン15の始端部近傍の上方に設けたことを特徴とするコンバインとしたものである。
That is, in invention of Claim 1, it has the
請求項1の作用は、刈取装置3の刈刃6で刈り取られた穀稈は、搬送装置7にて後方へと搬送されていく。そして、搬送装置7の一部を構成する供給搬送装置10の根元チェン10aの終端部まで搬送されてきた穀稈の株元においては、先ず、補助フィードチェン52の始端部へと引き継がれ、その後、フィードチェン15の始端部へと引き継がれていく。
The effect of claim 1 is that the cereals harvested by the cutting blade 6 of the reaping
請求項2記載の発明では、前記刈取装置3の駆動速度と補助フィードチェン52の駆動速度とを、前記走行装置1の走行車速に対して同期させるように構成したことを特徴とする請求項1に記載のコンバインとしたものである。
According to a second aspect of the present invention, the driving speed of the reaping
請求項2の作用は、請求項1の作用とともに、刈取装置3の駆動速度と補助フィードチェン52の駆動速度は、走行装置1の走行車速に対して同期する。
The action of claim 2 is the same as that of claim 1, and the driving speed of the
請求項3記載の発明では、前記補助フィードチェン52の挾持杆60を支持する取付体58を、前記フィードチェン15の始端部上方に配置して構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコンバインとしたものである。
According to a third aspect of the present invention, the
請求項3の作用は、請求項1または請求項2の作用とともに、補助フィードチェン52に引き継がれた穀稈は、挾持杆60によって上方から挾持される。
In the operation of the third aspect, together with the operation of the first or second aspect, the cereal grains handed over to the
本発明は上述のごとく構成したので、請求項1記載の発明においては、穀稈の株元側は刈取装置3の供給搬送装置10の根元チェン10a終端部から補助フィードチェン52とフィードチェン15の始端部に一気に引き継がれるのを防止できるようになる。即ち、刈取装置3の昇降位置によって供給搬送装置10の根元チェン10a終端部とフィードチェン15の始端部との間において、上下方向に大きな落差が生じていても、前記根元チェン10a終端部近傍の下方であってフィードチェン15の始端部上方には補助フィードチェン52の始端部が配置されているので、穀稈は根元チェン10aの終端部から補助フィードチェン52を経由してフィードチェン15へと引き継がれていく。従って、穀稈の株元に無理な力が作用するのを防止できて穀稈の変形を防止できるようになる。特に、多量の穀稈が搬送されてきても、詰り等が生じることなくスムーズに搬送されていくようになる。
Since the present invention is configured as described above, in the invention according to claim 1, the cereal stock side is connected to the
請求項2記載の発明においては、請求項1の効果とともに、補助フィードチェン52の駆動速度は刈取装置3の駆動速度と共に走行車速に同期して変速されるので、根元チェン10a終端部から補助フィードチェン52への穀稈の引継ぎがスムーズに行われるようになる。
In the second aspect of the invention, in addition to the effect of the first aspect, the driving speed of the
請求項3記載の発明においては、請求項1または請求項2の効果とともに、補助フィードチェン52に引き継がれた穀稈は、挾持杆60によって上方から挾持されると共に、挾持杆60を支持する取付体58をフィードチェン15の始端部上方に配置するように構成しているので、穂先方向に向かってばらけている穀稈が取付体58に当接するのを防止できるようになる。
In the third aspect of the invention, in addition to the effect of the first or second aspect, the cereal grains handed over to the
図1及び図2には、本発明を具現化した農業機械であるコンバインが示されている。 1 and 2 show a combine that is an agricultural machine that embodies the present invention.
走行装置1を有する車台2の前方には、刈取装置3が設けられている。この刈取装置3には、植立穀稈を分草する複数の分草具4と、植立穀稈を引き起こす複数の引起装置5と、植立穀稈を刈り取る刈刃6と、該刈刃6にて刈り取られた穀稈を挟持して後方に搬送する搬送装置7が設けられている。この搬送装置7は刈刃6後方の株元搬送装置8と該株元搬送装置8から搬送されてくる穀稈を引き継いで脱穀装置9に供給する供給搬送装置10とから構成されている。
A
前記刈取装置3は、車台2の前部に立設する懸架台11の上方に設ける回転軸11aを支点にして上下動する刈取装置支持フレーム12にて、その略左右中間部で支持されている。そして、刈取装置3は操作部13に設ける操向レバー14を前後方向に傾動させることによって刈取装置支持フレーム12と共に上下動する構成である。
The reaping
車台2の上方には、前記供給搬送装置10から搬送されてくる穀稈を引き継いで搬送するフィードチェン15を有する脱穀装置9と、該脱穀装置9の右側方であって、この脱穀装置9で脱穀選別された穀粒を一時貯溜するグレンタンク16と、該グレンタンク16の前方に位置していてコンバインの各種操作を実行する操作部13が載置されている。また、車台2の前部には走行装置1を駆動する走行伝動装置17が設けられている。
Above the chassis 2, the
脱穀装置9の後方には、前記フィードチェン15から搬送されてくる排稈を引き継いで搬送する排稈チェン18と、該排稈チェン18の終端部下方には排稈を切断するカッター装置19が設けられている。また、この実施例のカッター装置19の後方には、排稈を結束するノッター等の他の作業機を装着してもよい。
Behind the
前記グレンタンク16内の穀粒量が満杯となると、揚穀筒20と穀粒排出オーガ21から穀粒を機外へと排出する。揚穀筒20は電気モータ(図示せず)にて旋回可能に構成され、また、穀粒排出オーガ21は油圧シリンダ22にて昇降可能に構成されている。そして、穀粒排出オーガ21は揚穀筒20の上部に連結されて一体的に構成され、揚穀筒20が旋回すると、穀粒排出オーガ21も一緒に旋回する構成となっている。
When the grain amount in the Glen
また、コンバインは操作部13に設ける副変速レバー23を操作して走行伝動装置17内の副変速の位置を決定し、その後、走行変速レバー24を操作してエンジン(図示せず)からの動力を油圧無段変速装置及び走行伝動装置17を介して走行装置1の左右のクローラ26、26に伝動して任意の速度で走行する構成である。このように、前記走行変速レバー24の操作量によって速度が変速されるとともに、走行変速レバー24の前方向と後方向の操作によってコンバインが前後進する構成である。
Further, the combine determines the position of the sub-shift in the travel transmission device 17 by operating the
また、コンバインは操作部13に設ける前記操向レバー14を左右方向に傾倒操作することによって左右方向に旋回する構成であり、さらに、操向レバー14の左右方向への傾倒操作量によって旋回半径が決定される構成である。
The combine is configured to turn left and right by tilting the
このようなコンバインを前進させて刈取作業をすると、圃場面に植立している穀稈は、分草具4にて分草され、その後、引起装置5にて引き起こされて刈刃6にて刈り取られる構成である。その後、刈り取られた穀稈は株元搬送装置8にて後方へ搬送され、供給搬送装置10へと引き継ぎ搬送される。この供給搬送装置10に引き継がれた穀稈は、さらに後方へと搬送されて、脱穀装置9のフィードチェン15へと引継ぎ搬送され、穀稈はフィードチェン15で後方へ搬送されながら脱穀装置9にて脱穀選別される構成である。
When the harvesting operation is performed by advancing such a combine, the cereals planted in the field scene are weeded by the weeding tool 4, and then caused by the
このように脱穀選別された穀粒は、一番揚穀筒27からグレンタンク16内へと搬送されて一時貯留され、このグレンタンク16内に貯留される穀粒量が満杯になると、操作部13の報知手段(ブザーや表示装置)でオペレータに報知される構成である。その後、刈取作業を中断して、グレンタンク16内の穀粒を機外へと排出する作業を開始する。コンバインを任意の位置(トラック近傍位置)へと移動させ、穀粒排出オーガ21をオーガ受け28から離脱させて穀粒排出口21aをトラックの荷台等の位置へ移動させる。そして、操作部13に設けている穀粒排出レバー29を入り状態として、グレンタンク16内の穀粒を機外へと排出し、グレンタンク16内の穀粒排出が終了すると、穀粒排出オーガ21は再びオーガ受け28へと収納されていく構成である。
The grain thus threshed and sorted is transported from the
前記脱穀装置9について、図3〜図5に基づいて説明する。
The said
図3は脱穀装置9の側面図、図4は脱穀装置9の平面図、図5は図4に示すA−A断面図である。
3 is a side view of the
脱穀装置9内には、扱網30を有する扱胴31を扱胴軸32で軸架した扱室33と、該扱室33の一側には、扱室33の後部からの処理物を受け入れて処理する排塵処理網34を有する排塵処理胴35を排塵処理胴軸36で軸架した排塵処理室37が設けられている。そして、扱室33と排塵処理室37の下方には揺動選別棚38を設けている。
In the
また、排塵処理胴35の前方には、二番処理胴39と二番処理胴受樋40(網や格子状のものでもよい。)からなる二番処理室41が構成されている。二番処理胴39は、本実施例では扱胴31の一側(グレンタンク16側)であって、排塵処理胴35の前方にこの排塵処理胴35と一体的に構成されている。この二番処理胴39は基本的には二番物を処理するものである。この二番処理胴39は二番処理胴軸42にて支持されている構成であるので、前記排塵処理胴35と二番処理胴39とは一体的に排塵処理胴軸36と二番処理胴軸42とで支持されている構成である。
A
さらに、図5の断面図に示すように、扱網30から漏れた被処理物は二番処理室41内に取り込まれる構成であるので、前記二番処理胴39は二番物の他に、扱室33内から入り込んできた被処理物も一緒に処理する構成となっている。前記扱網30と二番処理胴受樋40(網や格子状でもよい)と排塵処理網34は、それぞれ扱胴31と二番処理胴39と排塵処理胴35の下方に設けられている。
Furthermore, as shown in the cross-sectional view of FIG. 5, the object to be processed that has leaked from the handling
前記扱室33と二番処理室41と排塵処理室37の下方には、落下してくる被選別物を受けて選別する揺動選別棚38が設置されていて、該揺動選別棚38の下方には、選別風送り方向始端側に唐箕43を設け、該唐箕43から送風される選別風の送り方向下手側には、風路44と風路45が設けられていて、この風路44と風路45の下手側に一番ラセン46を設け、該一番ラセン46の選別風送り方向下手側には二番ラセン47を設けている。この二番ラセン47にて収集された二番物を前記二番処理室41へ揚穀するための二番揚穀筒48が設けられている。
Below the handling
前記揺動選別棚38の構成について説明する。揺動選別棚38は、選別送り方向の始端側から順番に、落下した脱穀物を後方に移送する移送棚49,脱穀物を選別するグレンシーブ38a(本実施例ではクリンプ網),二番物を選別するチャフシーブ38b,排塵物をほぐしてササリ粒を回収すると共に排塵物を機外に移送して放出するストローラック38cとから構成されている。該ストローラック38cの下方は、二番物を二番ラセン47内へ案内する二番棚先47aで構成されていて、この二番棚先47aの終端部近傍まで前記排塵処理胴35が延出している構成である。横断流ファン51は、選別室50内の軽い塵埃を機外に排出するためのもので、排塵処理胴35の左側方であってストローラック38cの上方に設けられている構成である。前記グレンシーブ38aは略一番ラセン46の上方に位置するものであり、チャフシーブ38bは略二番ラセン47の上方に位置するものである。
The configuration of the
前記刈取装置3から搬送されてきた穀稈は、脱穀装置9のフィードチェン15の始端部に引き継がれると共に、該フィードチェン15に引き継がれた穀稈は、後方に搬送されながら、扱胴31と扱網30により脱穀される。脱穀された脱穀物の一部は揺動選別棚38上に落下して、該揺動選別棚38の揺動作用と唐箕43からの風選作用により選別され、一番ラセン46内へと取り込まれていき、該一番ラセン46に取り込まれた穀粒は、グレンタンク16内に一時貯溜される構成である。脱穀後の排稈はフィードチェン15の終端部から、排稈チェン18の始端部に引き継がれて搬送されていき、その後、カッター19に送られて切断され下方の圃場上に放出されていく構成となっている。
The cereals conveyed from the reaping
扱室31の残りの脱穀物は、後方へと搬送されていくが、その途中において一部の脱穀物は二番処理室41内に取り込まれていく。該二番処理室41内に取り込まれた脱穀物は、選別風送り方向上手側に搬送されながら、二番処理胴39と二番処理胴受樋40との相互作用で脱穀(特に、枝梗粒が処理される)されて、下方の揺動選別棚38上に落下していく。扱胴31と二番処理胴39と排塵処理胴35は、共に選別風送り方向上手側から下手側を見た状況(脱穀装置9の正面視)において、時計回りで回転する構成である。従って、二番処理胴39の処理歯39aの向きは、脱穀物を選別風送り方向の上手側方向に送るような向きに固着している。
The remaining threshing in the handling
即ち、該処理歯39aには被処理物を選別風送り方向上手側に搬送する作用があり、さらに、被処理物を処理する作用も併せ持っている。即ち、処理歯39aは螺旋の一部であり、また、その円周方向の先端部と二番処理胴受樋40との間の相互作用にて被処理物を処理する構成となっている。二番処理胴39の搬送終端部に設けられている羽根39bは、被処理物を揺動選別棚38上に強制的に送り出すものである。
That is, the
前記排塵処理胴35の始端部の排塵処理歯35aは、扱室33の後部からの脱穀物を選別風送り方向の下手側方向に送るような向きに固着しておく必要がある。本実施例では、該排塵処理歯35aは、排塵処理胴35の外周面に巻回いされているラセン形状となっている。
The dust
本実施例では、排塵処理網34の目合いが荒い(格子状)ので、一部の短い藁屑は揺動選別棚38上に落下し、落下しなかった長い藁屑は排塵処理室37の終端部まで搬送されて、排塵処理胴35の終端部の羽根35bにてストローラック38c上に強制的に排出される。そして、このように被処理物が排塵処理室37内にて搬送される間に、排塵処理胴35とこの排塵処理胴35の設けられている処理歯35cと排塵処理網34との相互作用で、さらに脱穀されるとともに、脱穀物はほぐされて中に混在している穀粒(いわゆるササリ粒)が取り出されて下方の揺動選別棚38上に落下し、さらに二番ラセン47内へと回収されていく構成である。
In this embodiment, since the mesh of the
前述のように、扱室33内の脱穀物で、揺動選別棚38上に落下せず、二番処理室41内にも取り込まれなかった残りの脱穀物は、扱室33の終端部まで搬送される。この扱室33の終端部まで搬送されてきた脱穀物は、排塵処理室37内に取り込まれ、取り込まれた脱穀物は選別風送り方向下手側に搬送されていく。
As described above, the remaining threshing that does not fall on the
また、扱室33の終端部まで搬送されてきた脱穀物のうち、排塵処理室37内に取り込まれなかった脱穀物は、下方の揺動選別棚38上に落下していく構成である。
Further, of the cereals that have been transported to the end of the handling
扱室33内の終端部から排塵処理室37内に脱穀物を送る際において、脱穀物が詰まらないように、扱室33から排塵処理室37への引継ぎ部分において、排塵処理胴35の外周にラセン形状の排塵処理歯35aを設けられているので、排塵処理歯35aの送り作用で引継ぎ部に脱穀物が詰まらないように構成されている。
In order to prevent clogging of the cereal when the cereal is sent from the end portion in the handling
このような、揺動選別棚38の揺動作用と唐箕43からの選別風の作用にもかかわらず、一番ラセン46内に取り込まれなかった残りの穀粒は、他の排塵物と共にさらに後方に送られ、二番ラセン47内へと取り込まれていく。該二番ラセン47内に取り込まれた二番物は、二番揚穀筒48にて前記二番処理室41の選別風送り方向下手側に還元されて、扱室33からの脱穀物と合流し、その後、選別風送り方向の上手側に搬送されながら、二番処理胴受樋40との相互作用で脱穀処理されながら搬送され、終端部の羽根39bにより下方の揺動選別棚38上に強制的に落下していく構成である。
In spite of the swinging action of the swinging
次に、図6と図7について説明する。 Next, FIGS. 6 and 7 will be described.
脱穀装置9のフィードチェン15の始端部内側に補助フィードチェン52を設ける構成とする。しかも、この補助フィードチェン52は、刈取装置3の供給搬送装置10の根元チェン10aの終端部と脱穀装置9のフィードチェン15の始端部との間に位置するように設ける構成とする。
The
これにより、搬送される穀稈は刈取装置3の供給搬送装置10から補助フィードチェン52を通過して脱穀装置9のフィードチェン15へとスムーズに搬送されていく。具体的には、穀稈の株元側は刈取装置3の供給搬送装置10の根元チェン10a終端部から補助フィードチェン52とフィードチェン15の始端部に一気に引き継がれるのを防止できるようになる。
Thereby, the cereals to be conveyed are smoothly conveyed from the supply conveying device 10 of the reaping
即ち、刈取装置3の昇降位置によって供給搬送装置10の根元チェン10a終端部とフィードチェン15の始端部との間において、上下方向に大きな落差が生じていても、前記根元チェン10a終端部近傍の下方であってフィードチェン15の始端部上方には補助フィードチェン52の始端部が配置されているので、穀稈は根元チェン10aの終端部から補助フィードチェン52を経由してフィードチェン15へと引き継がれていく。従って、穀稈の株元に無理な力が作用するのを防止できて穀稈の変形を防止できるようになる。特に、多量の穀稈が搬送されてきても、詰り等が生じることなくスムーズに搬送されていくようになる。
That is, even if a large drop occurs in the vertical direction between the end portion of the root chain 10a of the feed conveyance device 10 and the start end portion of the
また、補助フィードチェン52に終端部からフィードチェン15の始端部へと引き継がれる際においては、図6に示すように刈取装置3の昇降位置にかかわらず段差が無いので、穀稈がスムーズに引継ぎ搬送されていくとともに、多量の穀稈が搬送されてきても、詰り等が発生するのを防止できるようになる。
In addition, when the
また、補助フィードチェン52は刈取装置3の駆動速度と同期しているので、引継ぎが良好に行われるようになる。
Further, since the
前記補助フィードチェン52の始端部を上下移動可能に構成することで、稈の長さに対応可能となる。また、補助フィードチェン52の張り装置53をフィードチェン15側に設けておくと、保守管理が実行し易くなる。特に、フィードチェン15が非作業位置に移動するものにおいては、より補助フィードチェン52の張り装置53の保守管理が実行し易くなる。
By configuring the starting end portion of the
次に、図8について説明する。 Next, FIG. 8 will be described.
54はフィードチェン15の終端部に設けられている駆動スプロケットである。この駆動スプロケット54の内周面には雌スプライン54aが構成されている。55はフィードチェン15を駆動するギヤケースであり、このギヤケース55には前記駆動スプロケット54の内周面の雌スプライン54aに噛み合う雄スプライン56aを有する回転体56が設けられている。従って、フィードチェン15が外側方に移動すると、前記駆動スプロケット54と回転体56との接続状態が解除される構成である。フィードチェン15の外側方への回動支点57を前記雌スプライン54aと雄スプライン56aとの噛み合い部分の略真後に設ける構成とする。これにより、雌スプライン54aと雄スプライン56aとのこぜを防止できるようになる。
A
また、フィードチェン52を回動支点57を中心にして外側方に回動させると、補助フィードチェン52と該補助フィードチェン52を駆動するギヤケース63も一緒に回動させるように構成する。これにより、メンテナンスが容易に可能となる。
Further, when the
前記補助フィードチェン52の挾持杆60は、アーム59を介して取付体58に設けられている構成であるが、該取付体58はフィードチェン15側にオフセットして設けられている構成である。これにより、補助フィードチェン52に引き継がれた穀稈は、挾持杆60によって上方から挾持されると共に、挾持杆60を支持する取付体58をフィードチェン15の始端部上方に配置するように構成しているので、穂先方向に向かってばらけている穀稈が取付体58に当接するのを防止できるようになる。また、挾持杆60が補助フィードチェン52から脱落するのを防止できるという効果もある。
The holding
また、前記アーム59が前側アーム59aと後側アーム59bとから構成されているが、後側アーム59bのみ圧縮バネ59cで支持されている。これにより、補助フィードチェン52の始端部に引き継がれた穀稈は安定してしないために、前側アーム59aでしっかりと挾持され、多量に穀稈が搬送されてきた場合は、後側アーム59bが圧縮バネ59cの力に抗して上方へと移動して、詰り等に備えるように構成している。
The
刈取装置3からの穀稈に引継ぎの際において、稈の引継時の株押しによる挾持杆60の脱落を防止できるようになる。62は取付体58の回動支点、即ち挾持杆60の回動支点であるが、この回動支点62は補助フィードチェン52の回動支点61の略上方位置に位置させるように構成している。これにより、補助フィードチェン52を回動させても、挾持杆60も追従可能となる。
At the time of handing over the cereal from the reaping
枕扱ぎ時においては補助フィードチェン52の始端部がフィードチェン15の始端部よりも下方に下がる構成とする。これにより、枕扱ぎ作業が容易となる。また、枕扱ぎを実行させるスイッチ64を操作部13とフィードチェン15の始端部近傍に設ける構成とする。これにより、操作部13側とフィードチェン15側のどちら側からでも枕扱ぎ作業が可能となる。
When the pillow is handled, the starting end portion of the
また、刈取装置3に設ける穀稈センサ(図示せず)が入り状態になると、補助フィードチェン52が元の位置に戻るように構成する。これにより、刈取装置3からフィードチェン15への引継ぎ作用がズムーズになる。
In addition, the
次に、図9について説明する。 Next, FIG. 9 will be described.
排塵処理胴35の終端部は排塵処理胴軸36を介して軸受66に軸受されているが、長い排藁が軸受66部分に巻き付くことを防止するためにお椀型のプレート65を設けるように構成する。しかも、お椀型のプレート65の内側部分が排塵処理胴35の内周部分に入り込んでいくように構成する。これにより、長い排藁の巻き付きを防止できるようになる。
The end portion of the dust
また、軸受メタル68を突合せ部67のように突合わせるようにすることで、藁の侵入を防止できるようになる。また、隙間を無くするためにカラー69を設けるように構成してもよい。
Further, by making the bearing
次に、図11について説明する。 Next, FIG. 11 will be described.
グレンタンク16の上部にファン70を設け、グレンタンク16の底部面を穀粒が通過しない程度の網71から構成する。そして、ファン70を駆動させてグレンタンク16内の空気を機外へ放出すると、新鮮な空気が網71から吸入されるようになる。これにより、小さい藁屑や埃を機外へと放出可能となる。また、湿材においては、乾燥作用が促進されるようになる。前記網71の近傍に発熱体72を設けると、より乾燥作用が促進されるようになる。廉価型に構成するには、前記ファン70と網71を廃止して、発熱体72のみをグレンタンク16の底部面に設けるとよい。
A
次に、図12について説明する。 Next, FIG. 12 will be described.
網枠73の受け桟74にU字溝74aを設け、該U字溝74aに横桟75を挿入して横桟75を受けるように構成する。そして、仕切板76で押えるように構成し、この仕切板76をボルト77で網枠73側に固定するように構成する。これにより、横桟75の保持が強固になる。
A U-shaped groove 74 a is provided in the receiving
1 走行装置
2 車台
4 分草具
5 引起装置
6 刈刃
7 搬送装置
9 脱穀装置
10 供給搬送装置
10a 根元チェン
13 操作部
15 フィードチェン
16 グレンタンク
52 補助フィードチェン
58 取付体
60 挾持杆
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Traveling device 2 Chassis 4
Claims (3)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004162141A JP2005341816A (en) | 2004-05-31 | 2004-05-31 | Combine harvester |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2004162141A JP2005341816A (en) | 2004-05-31 | 2004-05-31 | Combine harvester |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=35494746
Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007195457A (en) * | 2006-01-26 | 2007-08-09 | Iseki & Co Ltd | Threshing apparatus |
JP2014076061A (en) * | 2013-12-24 | 2014-05-01 | Iseki & Co Ltd | Combine harvester |
-
2004
- 2004-05-31 JP JP2004162141A patent/JP2005341816A/en active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007195457A (en) * | 2006-01-26 | 2007-08-09 | Iseki & Co Ltd | Threshing apparatus |
JP4665778B2 (en) * | 2006-01-26 | 2011-04-06 | 井関農機株式会社 | Combine |
JP2014076061A (en) * | 2013-12-24 | 2014-05-01 | Iseki & Co Ltd | Combine harvester |
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