JP2005339965A - ヒューズユニット及びヒューズユニットの製造方法 - Google Patents

ヒューズユニット及びヒューズユニットの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】別体部品のカバーを設ける必要がなく、ヒンジ部への接触を防止することができるヒューズユニットを提供する。
【解決手段】
ヒューズユニット100には、可溶部を備えた導電性のヒューズエレメント10の中間部にヒンジ部20aを設け、該ヒンジ部20a等を境にして区画されたヒューズエレメント部分にはそれぞれ樹脂被覆体200,300を設ける。前記ヒンジ部20aを被覆部材400にて覆う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、バッテリ等の電源に接続され、電力を複数の可溶部を経て各負荷に供給可能なヒューズユニット及びヒューズユニットの製造方法に関するものである。
従来、自動車用のバッテリに接続されるタイプのヒューズユニットとしては、特許文献1が公知である。このヒューズユニットは、ヒューズエレメントの中間部にヒンジ部を備えており、該ヒンジ部を境に一対の樹脂被覆体が分割して設けられている。そして、前記樹脂被覆体が前記ヒンジ部にて屈曲自在となっている。
そして、前記ヒンジ部にて屈曲状態とし、一方の樹脂被覆体側に設けられたヒューズエレメントの端子接続部でバッテリのポスト端子と接続することにより、このヒューズユニットは、一方の樹脂被覆体がバッテリの上面に沿い、他方の樹脂被覆体がバッテリの側面に沿うため、L字状に配置することができる利点がある。このことにより、このヒューズユニットは取付スペースの省スペース化を図ることができる利点がある。
又、このヒューズユニットは、ヒューズエレメントと樹脂とを一体成型する際に、ヒューズエレメントを平面的に展開した状態で樹脂被覆体を一体化することができるため、樹脂被覆体を屈曲した形状に成型する必要がなく、型抜き方向が180°方向ですむことから、成型金型が簡素化、低コストとなる利点もある。
特開2001−297683号公報
しかし、従来は、前記ヒンジ部が露出し、外部からの接触がある構造となっているため、バッテリ液や水などが接触することによる腐食劣化や、短絡の可能性や感電の危険性があるため、接触防止のため、別体のカバーや、部品等により覆う必要があった。そのため、コスト高となり、又、別体のカバー取付けのため取付作業が必要となる問題があった。
本発明の目的は、別体部品のカバーを設ける必要がなく、ヒンジ部への接触を防止することができるヒューズユニット及びそのヒューズユニットの製造方法を提供することにある。
上記問題点を解決するために請求項1の発明では、可溶部を備えた導電性のヒューズエレメントの中間部にヒンジ部が設けられ、該ヒンジ部を境にして区画されたヒューズエレメント部分にはそれぞれ樹脂被覆体が設けられ、前記ヒンジ部が被覆部材にて覆われていることを特徴とするヒューズユニットを要旨とするものである。
請求項2の発明は、請求項1において、前記被覆部材は、前記樹脂被覆体と連結されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2において、前記被覆部材は、前記樹脂被覆体と異なる樹脂で二色成形されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項において、前記被覆部材は、樹脂被覆体の肉厚よりも薄く形成されていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項において、前記ヒンジ部を覆う被覆部材は、熱可塑性樹脂にて形成されていることを特徴とする。
請求項6の発明は、可溶部を備えた導電性のヒューズエレメントの中間部にヒンジ部を形成し、該ヒューズエレメントを展開した状態で、前記ヒンジ部を含めたヒューズエレメントに樹脂を一体化することを特徴とするヒューズユニットの製造方法を要旨とするものである。
請求項7の発明は、請求項6において、前記ヒューズエレメントを樹脂に対してインサート成形することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項6又は請求項7において、前記樹脂をヒューズエレメントに対して一体化するに当たり、前記ヒンジ部を覆う部分を二色成形により形成することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項6乃至請求項8のうちいずれか1項において、少なくとも前記ヒンジ部を覆う部分に対し、前記樹脂として熱可塑性樹脂を使用し、前記ヒンジ部に対応する部分に熱を付与して、該ヒンジ部にて屈曲することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項6乃至請求項9のうちいずれか1項において、前記樹脂をヒューズエレメントに対して一体化するに当たり、前記可溶部を露出させる空間を型抜き形成することを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項6乃至請求項10のうちいずれか1項おいて、前記ヒンジ部にて分割される一方の樹脂成形部に前記ヒューズエレメントの第1端子を露出させ、他方の樹脂成形部に、前記可溶部に連結される第2端子を露出させることを特徴とする。
請求項1によれば、別体部品のカバーを設ける必要がなく、ヒンジ部への接触を防止することができる効果を奏する。又、別体のカバー取付のため取付作業が不要となり、コスト低減を図ることができる。
請求項2の発明によれば、樹脂被覆体と被覆部材とが連結されていることにより、樹脂被覆体と被覆部材とを樹脂成形で一体化を容易に行うことができる。
請求項3の発明によれば、被覆部材は、樹脂被覆体と異なる材質で二色成形されることにより、被覆部材の樹脂材をヒンジ部の屈曲に適した材質を選択できる。
請求項4によれば、樹脂被覆体の肉厚よりも薄く形成することにより、ヒンジ部の屈曲を行いやすくできる。
請求項5の発明によれば、ヒンジ部を覆う被覆部材が熱可塑性樹脂にて形成されることにより、ヒンジ部の屈曲時に、同部分に熱を加えることにより、容易に、被覆部材も屈曲することができる。
請求項6の発明によれば、請求項1のヒューズユニットを容易に得ることができる。
請求項7の発明によれば、ヒューズエレメントを樹脂に対してインサート成形することにより、請求項6の発明を容易に実現できる。
請求項8の発明によれば、前記ヒンジ部を覆う部分を二色成形により形成することにより、請求項3のヒューズユニットを容易に得ることができる。
請求項9の発明によれば、ヒンジ部を覆う被覆部材が熱可塑性樹脂にて形成することにより、ヒンジ部の屈曲時に、同部分に熱を加えれば、容易に被覆部材も屈曲することができる。
請求項10の発明によれば、可溶部を露出させる空間を180°方向の型抜きにより、簡単に形成できる。
請求項11の発明によれば、ヒンジ部にて分割される一方の樹脂成形部に前記ヒューズエレメントの第1端子を露出させ、他方の樹脂成形部に、可溶部に連結される第2端子を露出させることにより、外部の端子及び外部のコネクタとの接続が、容易に実現できる。
(第1実施形態)
本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図6を参照して説明する。先ず、ヒューズユニットの製造方法について説明する。なお、説明の便宜上、図6(a)に示すように、ヒューズエレメント10を平面視した状態において、右方向を右とし、左方向を左とし、上方向を電源接続端側とし、下方を負荷接続端側という。
図6(a)に示すように、ヒューズユニット100を構成するヒューズエレメント10は、一枚の導電金属板から打ち抜き形成されている。ヒューズエレメント10は、スリット11を介して、左右に分割された一対の分割板20,30を備えている。
分割板20,30の各中間部には、図6(a)に示すスリット11の延びる方向に直交するように可撓性のヒンジ部20a,30aが設けられている。ヒューズエレメント10の分割板20,30は、ヒンジ部20a,30aから板厚方向にそれぞれ屈曲自在とされている。なお、前記導電金属板は全体が同一の板厚とされており、この板厚の設定によりヒンジ部20a,30aの可撓性が得られるようにされている。
分割板20は、ヒンジ部20aを挟んで電源接続端側に第1板部22,負荷接続端側に第2板部24を備えている。第1板部22は、ヒンジ部20a側に設けられた幅広部22aと、幅広部22aよりも幅狭な幅狭部22bを備えている。分割板30は、分割板20よりも、電源接続端側が短く形成されており、ヒンジ部30aを挟んで電源接続端側に第3板部32,負荷接続端側に第4板部34を備えている。第2板部24,第4板部34の対向する側面間は、細幅に直線状に延びた可溶部60を介して接続されている。可溶部60の中間部位には、可溶部60の中で、さらに細幅に形成された幅狭部62を備えている。
又、図6(a)に示すように、第1板部22の電源接続端側には、端子接続用のボルト挿通孔25が透設されている。一方、第3板部32電源接続端側には、端子接続用のボルト挿通溝35が電源接続端側から切り込み形成されている。
第2板部24において、負荷接続端側には複数(本実施形態では3つ)のタブ端子(端子)50が可溶部70A,70Bを介して接続され、等ピッチで並列に且つ一体に設けらている。タブ端子50にはボルト挿通孔55が形成されている。
可溶部70Aは、細幅に直線状に延びて形成されており、可溶部70Aの中間部位には可溶部70Aの中で、さらに細幅に形成された幅狭部72を備えている。一対の可溶部70Bは、細幅にZ字状又は逆Z字状に屈曲して形成されており、可溶部70Bの中間部位には可溶部70Bの中で、さらに細幅に形成された幅狭部74を備えている。
第4板部34において、負荷接続端側にはタブ端子(端子)80が可溶部90を介して接続され、前記他のタブ端子50と等ピッチで並列に且つ一体に設けられている。タブ端子80にはボルト挿通孔85が形成されている。可溶部90は、細幅にZ字状に屈曲して形成されており、可溶部90の中間部位には可溶部90の中で、さらに細幅に形成された幅狭部94を備えている。
上記のように構成されたヒューズエレメント10を、平板状に展開した状態で、樹脂被覆体200,300及び被覆部材400をインサート成形で一体成形する。
すなわち、樹脂成形金型(図示せず)において、ヒューズエレメント10のヒンジ部20a,30aの表裏に対応する部位には、合成樹脂を注入して、被覆部材400として薄膜を形成し、ヒンジ部20a,30a全体を覆う。又、併せて、樹脂成形金型(図示せず)において、分割板20の第1板部22と分割板30の第3板部32の表裏に対応する部位には、同様に合成樹脂を注入して、樹脂被覆体200を形成する。さらに、樹脂成形金型(図示せず)において、分割板20の第2板部24と、分割板30の第4板部34及びタブ端子50の周縁の表裏には同様に合成樹脂を注入して、樹脂被覆体300を形成する。被覆部材400は、樹脂被覆体200,300の肉厚よりも薄く形成するのが好ましい。本実施形態では、薄膜としたが、樹脂被覆体200,300の肉厚よりも薄く形成し、かつ、屈曲可能であればよい。樹脂被覆体200,300が形成されたヒューズエレメント10の部分が、ヒューズエレメント部分に相当する。
この結果、ヒューズユニット100は、被覆部材400(すなわち、ヒンジ部20a,30a)を挟んで樹脂被覆体200,300が分割して配置される。
前記合成樹脂としては、芳香族ナイロン等のポリアミド系樹脂や、ポリプロピレン系樹脂等の絶縁性の熱可塑性樹脂を挙げることができる。これらの樹脂において、ガラス入りとしてもよい。例えば、ガラス入りポリプロピレン系樹脂にて形成してもよい。なお、合成樹脂は、前記例に挙げた物に限定するものではなく、絶縁性を備えており、屈曲したときに、割れがはいらない物が好ましい。
図5(a)、(b)は、ヒューズエレメント10が平板状に伸ばしたままの状態で、樹脂被覆体200,300及び被覆部材400が一体成形されたヒューズユニット100を示している。
樹脂被覆体200にはヒューズエレメント10の分割板20の第1板部22と、分割板30の第3板部32とが埋め込まれている。そして、第1板部22のボルト挿通孔25と、第3板部32のボルト挿通溝35とその近傍が樹脂被覆体200から露出されている。ボルト挿通孔25とその近傍の周辺部位は上下両面が露出されており、露出した部位の面が露出面26とされている。ボルト挿通孔25近辺の露出面26は、樹脂被覆体200の端部から切り込み形成された凹部210内に続いている。ボルト挿通孔25と露出面26とにより第1端子が構成されている。第1端子は電源接続端子とされている。
一方、ボルト挿通溝35とその近傍は上面(表面)のみが露出されており、露出した部位の面が露出面36とされている。ボルト挿通溝35近辺の露出面36は、樹脂被覆体200の端部から切り込み形成された凹部220内に続いている。ボルト挿通溝35と露出面36とにより、オルタネータ接続端子が構成されている。オルタネータ接続端子は第1端子に相当する。樹脂被覆体200は、請求項11の一方の樹脂成形部に相当する。
ボルト挿通溝35にはスタッドボルト40が挿入され、ヒューズユニット100の表面側に突出されている。スタッドボルト40はインサート成形時に同時にその頭部42がボルト挿通溝35に対して固定される。
図5(b)に示すように、ヒューズエレメント10が樹脂被覆体200,300内にインサート成形された状態において、各タブ端子50,80は樹脂被覆体300と一体となったハウジング形成部310内の各接続室320内に配置されている。ハウジング形成部310には、各接続室320を区画する隔壁322及び側壁323が形成されている。各接続室320は、負荷接続端側及び表面側が開口されている。
各タブ端子50,80のボルト挿通孔55,85とその近傍は上面(表面)のみが露出されており、露出した部位の面が露出面56,86とされている。ボルト挿通孔55,85と露出面56,86とにより第2端子が構成されている。第2端子は端子接続部に相当する。樹脂被覆体300は、請求項11の他方の樹脂成形部に相当する。
ボルト挿通孔55,85にはスタッドボルト110が挿入され、スタッドボルト110の先端が、ヒューズユニット100の表面側に向かって突出されている。スタッドボルト110はインサート成形時に同時にその頭部112がボルト挿通孔55,85に対して固定される。
各接続室320内において、隔壁322及び側壁323には、それぞれ規制突部330が対向配置されており、スタッドボルト110にナット締めされる接続端子のケーブルKの配置位置を規制する(図2参照)。
図5(a)に示すように樹脂被覆体300には、第2板部24及び第4板部34の配置位置に隣接して複数の収納部410が貫通形成されて並設されている。隣接する収納部410は、格子部420にて区画されている。各収納部410には、可溶部60,70A,70B,90が収納されている。収納部410は、可溶部60,70A,70B,90を露出するための空間に相当する。
断面コ字状をなす透視部材440が、図5(c)に示すように、樹脂被覆体300の右側部から左側部に亘って嵌合されており、該透視部材440により、収納部410が上下(表裏)両側を一括して覆われている。そして、透視部材440は係止手段425で樹脂被覆体300に係止されている。前記係止手段425は、本実施形態では、透視部材440に設けられた係止突起と樹脂被覆体300に設けられた係合溝が用いられているが、これに限定するものではない。例えば接着剤を使用して透視部材440を樹脂被覆体300に接着してもよい。透視部材440を介して、収納部410内の可溶部70A,70B,60,90が視認可能である。
図5(b)に示すように、樹脂被覆体300において、樹脂被覆体200と対向する端面には、裏面側周縁に沿って係止段部312が切欠形成されている。係止段部312は、両樹脂被覆体200,300の90°屈曲時に、樹脂被覆体200の端部の裏面側周縁が当接して、屈曲時のストッパの機能を有する。
本実施形態では、図5(a)に示すように、樹脂被覆体200,300を同一平面上に展開した状態に樹脂成形することにより、樹脂成形を容易に行うことができる。
本実施形態では、樹脂被覆体200,300を同一平面上に展開した状態に樹脂成形し、その後に、ヒューズエレメント10のヒンジ部20a,30aから両樹脂被覆体200,300を屈曲させることができる。
このように、樹脂被覆体200,300の樹脂成形時には、成形金型の抜き方向(型抜き方向)が樹脂被覆体200,300の表面側及び裏面側に向かう180°反対の方向に抜くことができる。収納部410は、この型抜きにより形成される空間である。仮に、樹脂成形でL字状に樹脂被覆体200,300を配置した状態で形成する場合は、金型の構成が複雑となる。しかし、本実施形態では、成形金型の構造が簡素化され、成形工程も少なくなり、この結果、低コスト化され、成形も容易に行うことができる。
(使用状態)
図1(a)は、ヒューズユニット100をヒンジ部20a,30aから90°方向に屈曲させた後、車両のバッテリBに対して組み付けた状態を示している。又、図2及び、図3は、ヒューズユニット100を屈曲させた状態を示している。
図5(a),(b)の状態から、図1(a)、図2及び図3に示すようにヒューズユニット100を屈曲する場合、被覆部材400に対して、外部から熱を加える。加熱の程度は、熱可塑性樹脂からなる被覆部材400が溶融状態になる以前の温度でよく、屈曲時に割れが生じない程度の温度でよい。被覆部材400とともに、ヒンジ部20a,30aを屈曲し、樹脂被覆体200,300を図1(a)に示すように、90°となるようにする。このとき、被覆部材400は熱可塑性樹脂にて構成されているため、この加熱により、容易に、屈曲することができる。
屈曲した後、被覆部材400の温度が下がれば、図1(b)に示すように、ヒンジ部20a,30a及び被覆部材400が湾曲した状態で保持される。この状態では、樹脂被覆体300の係止段部312に樹脂被覆体200の対向する端面が当接係止する。
ヒューズユニット100を上記のように屈曲状態で、バッテリBに取付けする。なお、図1(a)において、バッテリBに設けられたバッテリポストBpに、スタッドボルトBsが設けられている。同図に示すように、屈曲状態のヒューズユニット100をバッテリBに取付けする場合、スタッドボルトBsにヒューズエレメント10のボルト挿通孔25を挿入させ、ナット(図示せず)で締め付けすることにより、ヒューズユニット100をバッテリBに接続させる。
この取付けにより、バッテリBの側面に沿うようにして、樹脂被覆体300側に複数の可溶部2が並列に配置される。又、分割板30が分割板20よりも、電源接続端側が短く形成されていることから、樹脂被覆体200の一側方には、端子配置空間S(図3参照)が得られて、ヒューズユニット100による接続構造全体がコンパクトとなっている。
ヒューズエレメント10のスタッドボルト40にはオルタネータ接続用の板状の端子が図示しないナットで締付接続される。
図2で示す、樹脂被覆体300側のスタッドボルト110には、ケーブルKの接続端子Kaがナット締めされ、各ケーブルに電源が供給される(図2では、1つのケーブルKのみ図示)。このように本実施形態では、ヒューズユニット100に、複数のタブ端子50,80が一体に設けられていることにより、複数のケーブルKに対して電力を供給可能である。
本実施形態では、規制突部330にて、ケーブルKを規制した状態で、接続端子Kaを、タブ端子50,80に取付けできるため、接続端子Kaをナット締めする際に、ケーブルKが回動することがなく、取付けを容易に行うことができる。そして、ケーブルKは、樹脂被覆体300と一体で下向きに配置することができるため、バッテリBから前方に大きく突出することがない。この結果、ヒューズユニット100の取付けスペースを省スペースとすることができる。
図4は、第1実施形態のバッテリBに接続したヒューズユニット100の回路図を示している。バッテリB(BATT)からは、ヒューズエレメント10の分割板20、可溶部70A,70Bを介して、各タブ端子50に接続されたケーブルKに電力が供給される。又、バッテリB(BATT)からは、分割板20、可溶部60、第4板部34、可溶部90を介して、タブ端子80に接続されたケーブルKに電力が供給される。
又、図示しないオルタネータ(ALT)からの充電電流は、分割板30、可溶部60、分割板20を介して、バッテリBに供給される。さらに、図示しないオルタネータ(ALT)からの充電電流は、分割板30、可溶部60、第2板部24、可溶部70A,70Bを介して、各タブ端子50に接続されたケーブルKに電力が供給され、分割板30、可溶部90を介してタブ端子80に接続されたケーブルKに電力が供給される。
(第2実施形態)
次に第2実施形態のヒューズユニット100を図7〜図13を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一の構成又は相当する構成には同一の符号を用いて詳細な説明を省略し、異なる構成を中心に説明する。第2実施形態では、ヒューズエレメント10の構成は、第1実施形態と同一であり、樹脂被覆体200,300と被覆部材400の構成が一部異なっている。なお、樹脂被覆体200,300、被覆部材400の材質は、第1実施形態と同様に熱可塑性樹脂にて形成されている。
なお、説明の便宜上、図13に示すように、裏ハウジング体500Bを平面視した状態において、右方向を右とし、左方向を左とし、上方向を電源接続端側とし、下方を負荷接続端側という。
第2実施形態では、樹脂被覆体200は,表側ハウジング200Aと裏側ハウジング200Bとから構成されている。樹脂被覆体300は、表側ハウジング300Aと裏側ハウジング300Bとから構成されている。又、被覆部材400は、表側ハウジング400Aと裏側ハウジング400Bとから構成されている。
(表ハウジング体500A,裏ハウジング体500Bの概略)
図12に示すように、表ハウジング体500Aは、表側ハウジング200A,300Aが、表側ハウジング400Aを介して互いに一体に連結されることにより、構成されている。図13に示すように裏ハウジング体500Bは、裏側ハウジング200B,300Bが、裏側ハウジング400Bを介して互いに一体に連結されることにより、構成されている。
表側ハウジング200A及び裏側ハウジング200Bは、第1実施形態の樹脂被覆体200の構成中、ヒューズエレメント10を境にした表側の部分及び裏側の部分にそれぞれ相当する。表側ハウジング300A及び裏側ハウジング300Bは、第1実施形態の樹脂被覆体300の構成中、ヒューズエレメント10を境にした表側の部分及び裏側の部分にそれぞれ相当する。又、表側ハウジング400A及び裏側ハウジング400Bは、第1実施形態の被覆部材400の構成中、ヒューズエレメント10を境にした表側の部分及び裏側の部分にそれぞれ相当する。
(裏ハウジング体500Bの構成)
図13に示すように、裏側ハウジング200Bの表側ハウジング200Aと対向する面には、ヒューズエレメント10における第1板部22の幅広部22a及び幅狭部22bを収納する収納室250と、分割板30の第3板部32を収納する収納室260が凹設されている。
収納室250の左側壁251の規制面は、第1板部22の幅広部22aと幅狭部22bの左側部の形状に沿うように形成されており、幅広部22aと幅狭部22bの左方への移動を規制する。又、収納室250の右側に位置する隔壁252の規制面(左側面)は、第1板部22の幅広部22aと幅狭部22bの右側部の形状に沿うように形成されており、幅広部22aと幅狭部22bの右方への移動を規制する。収納室250の底壁253は、平面に形成されるとともに、端部に凹部210aを備えている。
収納室260の左側の隔壁252の規制面(右側面)は、第3板部32の左側部の形状に沿うように形成され、第3板部32の左方の移動を規制する。又、収納室260の右側壁256は、第3板部32の右側部の形状に沿うように形成され、第3板部32の右方の移動を規制する。
収納室260の底壁263は、平面に形成されるとともに、端部側に断面四角形状の収納凹部264を備えている。収納凹部264には、スタッドボルト40の頭部が収納固定されている。
図13に示すように、裏側ハウジング400Bの表側ハウジング400Aと対向する面には、ヒューズエレメント10におけるヒンジ部20aを収納する収納室450と、ヒンジ部30aを収納する収納室460が凹設されている。
収納室450の左側壁451の規制面は、ヒンジ部20aの左側部の形状に沿うように形成されており、ヒンジ部20aの左方への移動を規制する。左側壁451は、前記左側壁251と一体に連結されている。又、収納室450の右側に位置する隔壁252の規制面(左側面)は、ヒンジ部20aの右側部の形状に沿うように形成されており、ヒンジ部20aの右方への移動を規制する。
収納室460の隔壁252の規制面(右側面)は、ヒンジ部30aの左側部の形状に沿うように形成されており、ヒンジ部30aの左方への移動を規制する。又、収納室460の右側に位置する右側壁422の規制面(左側面)は、ヒンジ部30aの右側部の形状に沿うように形成されており、ヒンジ部30aの右方への移動を規制する。
図13に示すように、裏側ハウジング300Bの表側ハウジング300Aと対向する面には、ヒューズエレメント10における第2板部24のヒンジ部20a側の端部を収納する収納室470と、第4板部34のヒンジ部30a側を収納する収納室480が凹設されている。
収納室470の左側壁471の規制面は、第2板部24の左側部の形状に沿うように形成されており、第2板部24の左方への移動を規制する。左側壁471は、前記左側壁451と一体に連結されている。又、収納室470の右側に位置する隔壁252の規制面(左側面)は、第2板部24の右側部の形状に沿うように形成されており、第2板部24の右方への移動を規制する。収納室450の底壁は、収納室250の底壁253と収納室470の底壁に連結されている。収納室450の底壁は、収納室250,470の底壁よりも肉厚が薄くされており、屈曲可能とされている。
収納室480の隔壁252の規制面(右側面)は、第4板部34の左側部の形状に沿うように形成されており、第4板部34の左方への移動を規制する。又、収納室480の右側に位置する右側壁422の規制面(左側面)は、第4板部34の右側部の形状に沿うように形成されており、第4板部34の右方への移動を規制する。
収納室460の底壁は、収納室260の底壁と収納室480の底壁に連結されている。収納室460の底壁は、収納室260,480の底壁よりも肉厚が薄くされており、屈曲可能とされている。
又、隔壁252において、収納室450,460間の部位の板厚(図13において、図面に対して直交方向の厚み)は、収納室250,260間及び収納室470,480間の部位の板厚よりも薄く形成されている。この板厚(肉厚)により、隔壁252において、収納室450,460間の部位が屈曲可能とされている。
又、収納室250,450,470は、ヒューズエレメント10における第1板部22の幅広部22a,幅狭部22b,ヒンジ部20a,第2板部24を収納可能な深さ、すなわち、ヒューズエレメント10の板厚と同じ深さを備えている。収納室260,460,480は、ヒューズエレメント10における第3板部32、第4板部34を収納可能な深さ、すなわち、ヒューズエレメント10の板厚と同じ深さを備えている。
裏側ハウジング300Bの表側ハウジング300Aと対向する面において、各タブ端子50,80に対応する部位には、タブ端子挟着面122を備えた接続端子収納部120が形成されている。タブ端子挟着面122上には、タブ端子50,80が載置されている。タブ端子50,80に対応したタブ端子挟着面122の部位には、複数の収納凹部124が図13において、左右方向に並ぶように並設されている。収納凹部164には、スタッドボルト110の頭部112が収納固定されている。
裏側ハウジング300Bの負荷接続端側の表面には、複数の接続室320、隔壁322、側壁323及び規制突部330が設けられている。
図13に示すように、裏側ハウジング300Bにおいて、収納室470の底壁と、接続端子収納部120間には、複数の格子490が形成されている。格子490間に、可溶部60、70A、70B、90が配置されている。
なお、収納室470の左側壁471は、もっとも左側に位置する格子490に沿って延出され、接続端子収納部120の左側壁126に連結されている。
(表ハウジング体500Aの構成)
図12に示すように、表ハウジング体500Aの表側ハウジング200Aは、ヒューズエレメント10の第1板部22と第3板部32、裏側ハウジング200Bの左側壁251、隔壁252、右側壁256を覆うように形成されている。
表側ハウジング200Aの分割板20の露出面26(図10参照)を形成するために、右側部側の電源側端部からは、凹部210bが切り込み形成されている。凹部210bは、凹部210aと同一形状とされ、表側ハウジング200Aと裏側ハウジング200Bとが組付けされた際に、合致するようにされている。又、表側ハウジング200Aの右側部側の電源側端部からは、凹部220が切り込み形成されている。
表側ハウジング400Aは、裏側ハウジング400Bと相対するように形成され、その肉厚は、表側ハウジング200A,300Aよりも薄く形成されている。
表側ハウジング300Aは、覆い部340、格子部350及び櫛状部360が連結形成されることにより構成されている。覆い部340は、収納室470と相対するように形成されている。格子部350は、裏側ハウジング300Bの格子490と同様の形状に形成されて相対する複数の格子355を備えており、表ハウジング体500Aと、裏ハウジング体500Bとが組付けされた際、格子490と格子355とが合致する。櫛状部360は、複数の突起362を備えている。突起362は、図10に示すように、表側ハウジング300Aが裏側ハウジング300Bに取付けされた際に、裏側ハウジング300Bの隔壁322と一直線状になるように形成されている。
又、表ハウジング体500A(各表側ハウジング200A〜400A)において、裏ハウジング体500Bと相対する面は、平面に形成されている。そして、裏ハウジング体500Bの収納室250,260,450,460,470,480及び接続端子収納部120に載置されて収納されたヒューズエレメント10の各部位を、表ハウジング体500Aは、裏ハウジング体500Bと協働して挟着する。
図11(a)、(b)に示すように、表側ハウジング200Aの左側部及び右側部の両端には、係合孔223を備えた係止突片222がそれぞれ裏側ハウジング200Bに向かって突設されている。そして、裏側ハウジング200Bの左側部及び右側部の両端に設けられた係合突起224が、係止突片222の係合孔223に係入されている。又、表側ハウジング300Aの左側部及び右側部には、係合孔343を備えた複数の係止突片342がそれぞれ裏側ハウジング300Bに向かって突設されている。そして、裏側ハウジング300Bの左側部及び右側部に設けられた係合突起324が、係止突片342の係合孔343に係入されている。上記のようにして、ヒューズエレメント10は、表ハウジング体500Aと裏ハウジング体500Bとにより、挟み込みされている。
表ハウジング体500Aと裏ハウジング体500Bとが組付けられることにより、格子355と格子490とが合致し、合致した状態の格子間に収納部410が形成されている。この収納部410に、可溶部60、70A、70B、90が配置される。
又、第2実施形態では、表ハウジング体500Aと裏ハウジング体500Bとを上記のように組み付けした後、第1実施形態と同様の断面コ字状をなす透視部材440が、樹脂被覆体300の右側部から左側部に亘って嵌合されている。該透視部材440により、収納部410が上下(表裏)両側を一括して覆われている。
さて、上記のように構成された、ヒューズユニット100では、表ハウジング体500A及び裏ハウジング体500Bを樹脂成形金型で合成樹脂を注入してそれぞれ形成する。そして、図11(b)に示すように、裏ハウジング体500Bには、スタッドボルト40、110を収納凹部264、124にそれぞれ配置して固定する。続いて、ヒューズエレメント10のボルト挿通溝35、ボルト挿通孔55にそれぞれスタッドボルト40,110を挿通して、ヒューズエレメント10を裏ハウジング体500Bに載置し、表ハウジング体500Aを裏ハウジング体500Bに対して取着する。そして、このとき、表ハウジング体500Aの係止突片222、342の係合孔223,343に裏ハウジング体500Bの係合突起224,324を係入することにより、ヒューズエレメント10を表ハウジング体500A,裏ハウジング体500Bに挟着する(図11(a)参照)。
この後、図11(a)の状態から、図7〜図9に示すようにヒューズユニット100を屈曲する場合、被覆部材400に対して、外部から熱を加える。この加熱の仕方は、第1実施形態と同様である。そして、被覆部材400とともに、ヒンジ部20a,30aを屈曲し、樹脂被覆体200,300を図7に示すように、90°となるようにする。このとき、被覆部材400は熱可塑性樹脂にて構成されているため、この加熱により、容易に、屈曲することができる。
屈曲した後、被覆部材400の温度が下がれば、図7に示すように、ヒンジ部20a,30a及び被覆部材400が湾曲した状態で保持される。この状態では、樹脂被覆体300の係止段部312に樹脂被覆体200の対向する端面が当接係止する。
第2実施形態によれば、表ハウジング体500Aと、裏ハウジング体500Bとのそれぞれにヒンジ部20a,30aを覆う熱可塑性樹脂製の表側ハウジング400Aと裏側ハウジング400Bとを設けたため、熱を加えるだけで、同部分を容易に屈曲することができる。
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 第1実施形態の構成中、樹脂被覆体200,300を形成する合成樹脂と,被覆部材400を形成する合成樹脂と異なる樹脂にて二色成形するようにしてもよい。この場合、被覆部材400は、少なくとも、熱可塑性樹脂にて形成する。
○ 前記実施形態では、スタッドボルト110を樹脂被覆体300に設けたが、樹脂被覆体300側に、タブ端子50,80を接続端子として収納するコネクタハウジングを設けてもよい。
○ 前記実施形態では、被覆部材400を加熱して屈曲するようにしたが、加熱しなくても、割れができずに、屈曲できる材質であれば、必ずしも、被覆部材400を加熱する必要はない。
次に、上記した実施の形態から把握できる請求項に記載した発明以外の技術的思想について、それらの効果とともに以下に記載する。
(1) 一方の樹脂被覆体と他方の樹脂被覆体とに、前記ヒンジ部及び前記被覆部材が屈曲した状態で当接する当接部位が設けられていることを特徴とする請求項1記載のヒューズユニット。第1実施形態では当接部位は、係止段部312、及び係止段部312に当接する樹脂被覆体200の端部の裏面側周縁である。第2実施形態では、係止段部312、及び係止段部312に当接する裏側ハウジング200Bの端部の裏面側周縁である。
(a)は第1実施形態のヒューズユニット100の屈曲した状態を示す正面図、(b)は被覆部材400の拡大断面図。 同じくヒューズユニット100の側面図。 同じくヒューズユニット100の平面図。 ヒューズユニット100の回路図。 ヒューズユニット100を展開して伸ばした状態の平面図、(b)は、同じく正面図、(c)は、透視部材440の断面図。 (a)は、ヒューズエレメント10の展開して伸ばした状態の平面図、(b)は、同じく正面図。 第2実施形態のヒューズユニット100の屈曲した状態を示す正面図。 同じく平面図。 同じく側面図。 ヒューズユニット100を展開して伸ばした状態の平面図。 (a)は、ヒューズユニット100を展開して伸ばした状態の正面図、(b)は、ヒューズユニット100を展開して伸ばした状態で分解した正面図。 表ハウジング体500Aの平面図。 裏ハウジング体500Bの平面図。
符号の説明
200…樹脂被覆体
300…樹脂被覆体
400…被覆部材

Claims (11)

  1. 可溶部を備えた導電性のヒューズエレメントの中間部にヒンジ部が設けられ、該ヒンジ部を境にして区画されたヒューズエレメント部分にはそれぞれ樹脂被覆体が設けられ、前記ヒンジ部が被覆部材にて覆われていることを特徴とするヒューズユニット。
  2. 前記被覆部材は、前記樹脂被覆体と連結されていることを特徴とする請求項1に記載のヒューズユニット。
  3. 前記被覆部材は、前記樹脂被覆体と異なる樹脂で二色成形されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のヒューズユニット。
  4. 前記被覆部材は、樹脂被覆体の肉厚よりも薄く形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のヒューズユニット。
  5. 前記ヒンジ部を覆う被覆部材は、熱可塑性樹脂にて形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載のヒューズユニット。
  6. 可溶部を備えた導電性のヒューズエレメントの中間部にヒンジ部を形成し、該ヒューズエレメントを展開した状態で、前記ヒンジ部を含めたヒューズエレメントに樹脂を一体化することを特徴とするヒューズユニットの製造方法。
  7. 前記ヒューズエレメントを樹脂に対してインサート成形することを特徴とする請求項6に記載のヒューズユニットの製造方法。
  8. 前記樹脂をヒューズエレメントに対して一体化するに当たり、前記ヒンジ部を覆う部分を二色成形により形成することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のヒューズユニットの製造方法。
  9. 少なくとも前記ヒンジ部を覆う部分に対し、前記樹脂として熱可塑性樹脂を使用し、前記ヒンジ部に対応する部分に熱を付与して、該ヒンジ部にて屈曲することを特徴とする請求項6乃至請求項8のうちいずれか1項に記載のヒューズユニットの製造方法。
  10. 前記樹脂をヒューズエレメントに対して一体化するに当たり、前記可溶部を露出させる空間を型抜き形成することを特徴とする請求項6乃至請求項9のうちいずれか1項に記載のヒューズユニットの製造方法。
  11. 前記ヒンジ部にて分割される一方の樹脂成形部に前記ヒューズエレメントの第1端子を露出させ、他方の樹脂成形部に、前記可溶部に連結される第2端子を露出させることを特徴とする請求項6乃至請求項10のうちいずれか1項に記載のヒューズユニットの製造方法。
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