JP2005339731A - データ記録装置及びデータ記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光記録媒体の追記パタンのランドに対して、正確にデータを追記する。
【解決手段】 信号置換部113は、位置検出部115によって光ピックアップ111が追記領域に形成された追記パタンの真ん中のランド上に位置していることが検出されたときには、光ピックアップ111から出射された信号を、所定の信号に置換して出力し、光ピックアップ111が追記領域に形成された追記パタンの真ん中のランド上に位置していることが検出されていないときには、光ピックアップ111から出力された信号をそのまま出力する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、再生専用の光記録媒体に形成された所定の領域に対して、媒体の固有情報などのデータを追記するためのデータ記録装置及びデータ記録方法に関する。
再生専用の光記録媒体(以下、光ディスクという。)は、出荷前に、例えば光ディスクを識別するための識別データなど、固有のデータが記録(以下、追記ともいう。)される。光ディスクには、データを示すビット列に対応して記録トラックに沿って凸部(ランド)と凹部(ピット)が形成されており、この記録トラック上の所定の複数の位置に、データを追記する追記領域が設けられている。追記領域には、ピット−ランド−ピットの形状である所定の追記パタンが形成されており、真ん中のランドに対してデータが追記される。
追記パタンの真ん中のランドに対してデータを追記する方法としては、追記パタンの真ん中のランドを選択して、選択したランドに対して光ディスクの再生のために必要となる第1のレーザパワーより強い第2のレーザパワーのレーザ光を照射することで、ランドの反射膜を溶融し、擬似的にピットを生成するという方法が挙げられる(例えば、特許文献1参照。)。
光ディスクに対するデータの追記は、例えば図12に示すデータ記録装置200によって行われる。
データ記録装置200は、光ディスク201を回転駆動する回転駆動モータ202と、光ディスク201に対してレーザ光を照射し、反射光を受光して反射光に基づいた信号を出力する光ピックアップ203とを備える。
また、データ記録装置200は、光ピックアップ203から出力された信号に基づいて、光ディスク201に記録されているデータを再生して出力するデータ再生部204と、データ再生部204から出力されたデータ(以下、再生データという。)に基づいて光ピックアップ203が追記ピットの中心のランドに位置していることを検出する位置検出部205と、位置検出部205によって検出された光ピックアップ203の位置に基づいて光ピックアップ203から出射されるレーザ光のレーザパワーを制御するレーザパワー制御部206と、光ピックアップ203から出力された信号に基づいて、データ記録装置200を構成する各部を動作させるためのクロックを生成するPLLクロック発生部207とを備える。
データ記録装置200では、位置検出部205は、データ再生部204から出力された再生データに基づいて光ピックアップ203が光ディスク201の追記領域に形成されている追記パタンの真ん中のランド上に位置していることを検出すると、レーザパワー制御部206に対して信号を供給する。次に、レーザパワー制御部206は、位置検出部205から信号が供給されると、光ピックアップ203から出射されるレーザ光のレーザパワーを、第1のレーザパワーから第2のレーザパワーに変化させる。そして、光ピックアップ203は、追記領域に形成された追記パタンの真ん中のランドに対して第2のレーザパワーの光を照射することにより、追記領域に形成された追記パタン真ん中のランドにデータを追記する。追記が終了すると、レーザパワー制御部206は、光ピックアップ203から出射されるレーザ光の強度を、第1のレーザパワーに戻す。
したがって、データ記録装置200では、データを追記領域に形成された追記パタンの真ん中のランドに追記するときに、光ピックアップ203より出力された信号から生成された再生データに基づいて、光ピックアップ203が追記領域に形成された追記パタンの真ん中のランドに位置していることを検出している。
特開2003−141742号公報
ところで、データ記録装置200では、データの追記を行うときに、光ピックアップ203から出射して光ディスク201に照射されるレーザ光のレーザパワーが、瞬間的に第1のレーザパワーから第2のレーザパワーに変化することによって瞬間的に強くなる。光ディスク201に照射されるレーザ光のレーザパワーが瞬間的に強くなると、光ディスク201による反射光のパワーも瞬間的に強くなり、光ピックアップ203から出力される信号は瞬間的に振幅が大きくなる。
したがって、データ再生部204とPLLクロック発生部207にも、振幅が瞬間的に大きくなった信号が供給され、データ再生部204から出力される再生データやPLLクロック発生部207によって生成されるクロックには、乱れが生じる。
位置検出部205では、データ再生部204から出力される再生データに基づいて、光ディスク201に対する光ピックアップ203の位置を検出している。したがって、位置検出部205は、データ再生部204から出力される再生データに乱れが生じると、光ディスク201に対する光ピックアップ203の位置を正確に検出できなくなる。光ディスク201に対する光ピックアップ203の位置を正確に検出できなくなると、光ピックアップ203は、追記領域に形成された追記パタンの真ん中のランドに対してデータを追記することができなくなる。
また、データ記録装置200を構成する各部は、PLLクロック発生部207によって生成されるクロックに基づいて動作する。したがって、PLLクロック発生部207によって生成されるクロックに乱れが生じると、各部の動作に乱れが生じ、データ記録装置200によるデータの追記自体ができなくなる。
したがって、データ記録装置200では、データを追記するために光ピックアップ203から出射されるレーザ光のレーザパワーを強くすることによって、光ディスク201に対してデータを正確に追記することが困難となる。
本発明は、以上のような従来の実情を鑑みて提案されたものであり、追記のときに瞬間的に強いレーザパワーのレーザ光を光記録媒体に対して照射しても、反射光が強くなることによって生じる信号の乱れの影響を受けずに、光記録媒体に対するデータの追記を正確に行うことが可能なデータ記録装置及びデータ記録方法を提供することを目的とする。
本発明に係るデータ記録装置は、データを示すビット列に対応して、記録トラックに沿って凹部(ピット)と凸部(ランド)とが連続して形成されている再生専用の光記録媒体において、上記記録トラック上の所定の複数の位置に、所定の追記パタンが形成された追記領域を有しており、上記追記領域内に形成された上記追記パタンは、ピット−ランド−ピットの形状となっており、上記ピット−ランド−ピットの追記パタンの真ん中のランドは、再生のためのレーザパワーである第1のレーザパワーのレーザ光を照射しても物質的に変化しないが、上記第1のレーザパワーより大きい第2のレーザパワーのレーザ光を照射すると物質的に変化して反射特性が上記ピットと同等になる再生専用の光記録媒体の記録トラックに対して、上記第2のレーザ光を照射してデータの書き込みを行うデータ記録装置であって、上記光記録媒体に対してレーザ光を照射し、得られた反射光に基づいて信号を生成して出力する光ピックアップと、上記光ピックアップから出射されるレーザ光のレーザパワーを制御するレーザパワー制御手段と、上記光ピックアップから出力される信号を置き換えて出力する信号置換手段と、上記信号置換手段から出力された信号に基づいて、上記光記録媒体に対する上記光ピックアップの位置を検出する位置検出手段とを備え、上記レーザパワー制御手段は、上記位置検出手段によって上記光ピックアップが上記光記録媒体の上記追記領域内に形成された上記追記パタンの真ん中のランドに位置していることが検出されたときには、上記光ピックアップから出射されるレーザ光を上記第2のレーザパワーとし、上記位置検出手段によって上記光ピックアップが上記光記録媒体の上記追記領域内に形成された上記追記パタンの真ん中のランドに位置していることが検出されていないときには、上記光ピックアップから出射されるレーザ光を上記第1のレーザパワーとし、上記光ピックアップは、上記光記録媒体の上記追記領域内に形成された上記追記パタンの真ん中のランドに対して上記第2のレーザパワーのレーザ光を照射することによって上記識別データを記録し、上記信号置換手段は、上記位置検出手段によって上記光ピックアップが上記光記録媒体の上記追記領域内に形成された上記追記パタンの真ん中のランドに位置していることが検出されたときには、上記光ピックアップから出力された信号を、所定の信号に置換して出力することを特徴とする。
また、本発明に係るデータ記録方法は、データを示すビット列に対応して、記録トラックに沿って凹部(ピット)と凸部(ランド)とが連続して形成されている再生専用の光記録媒体において、上記記録トラック上の所定の複数の位置に、所定の追記パタンが形成された追記領域を有しており、上記追記領域内に形成された上記追記パタンは、ピット−ランド−ピットの形状となっており、上記ピット−ランド−ピットの追記パタンの真ん中のランドは、再生のためのレーザパワーである第1のレーザパワーのレーザ光を照射しても物質的に変化しないが、上記第1のレーザパワーより大きい第2のレーザパワーのレーザ光を照射すると物質的に変化して反射特性がピットと同等になる再生専用の光記録媒体の記録トラックに対して、上記第2のレーザ光を照射してデータの書き込みを行うデータ記録方法であって、上記光記録媒体に対してレーザ光を照射して、得られた反射光に基づいて信号を生成して出力する信号出力ステップと、上記信号出力ステップで出力された信号に基づいて、上記光記録媒体に対するレーザ光の照射位置を検出する位置検出ステップと、上記位置検出ステップで上記光記録媒体の上記追記領域内に形成された上記追記パタンの真ん中のランドにレーザ光が照射されていることが検出されたときには、上記光記録媒体に対して照射するレーザ光のレーザパワーを上記第2のレーザパワーとし、上記位置検出ステップで上記光記録媒体の上記追記領域内に形成された上記追記パタンの真ん中のランドにレーザ光が照射されていることが検出されていないときには、上記光記録媒体に対して照射するレーザ光のレーザパワーを上記第1のレーザパワーとするレーザパワー制御ステップと、上記光記録媒体の上記追記領域内に形成された上記追記パタンの真ん中のランドに対して第2のレーザパワーのレーザ光を照射して、上記固有データを記録する固有データ記録ステップと、上記位置検出ステップで、上記光記録媒体の上記追記領域内に形成された上記追記パタンの真ん中のランドにレーザ光が照射されていることが検出されたときには、上記第1の信号出力ステップで出力された信号を所定の信号に置換して出力する信号置換ステップとを備えることを特徴とする。
本発明に係るデータ記録装置及びデータ記録方法は、光記録媒体に対してデータを追記するためレーザパワーである第2のレーザパワーのレーザ光が照射されているときには、光記録媒体からの反射光に基づいて生成された信号を所定の信号に置換して出力し、置換された信号に基づいて、光記録媒体に対するレーザ光の照射位置を検出したり、各部を動作させるためのクロックを生成したりする。
したがって、本発明に係るデータ記録装置及びデータ記録方法によれば、光記録媒体に対してデータを記録するために第2のレーザパワーの光が照射されている場合にも、反射光に基づいて生成された信号の振幅の急変の影響を受けることなく、光記録媒体に対するレーザ光の照射位置を検出したり、各部を動作させるためのクロックを生成したりすることが可能となるために、光記録媒体の追記領域に形成された追記パタンの中心のランドに対して、データの追記を正確に行うことが可能となる。
以下、本発明を適用したデータ記録装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。
光ディスク
最初に、図1に示すような、本発明を適用したデータ記録装置によってデータが追記される光記録媒体(以下、光ディスクという。)1について説明する。
光ディスク1は、BD(ブルーレイディスク・商標)と呼ばれているディスクであり、BDのうちのユーザにより書き込みができない再生専用のディスクである。図1(A)に示すように、光ディスク1は、半径Rが600mm、ディスク厚dが12mmとされる。
光ディスク1を再生するためのレーザ波長は405nmであり、いわゆる青紫色レーザが用いられる。また、対物レンズのNAは0.85である。したがって、光ディスク1は、記録密度が高く、データ容量が多い。
光ディスク1上には、図1(B)に示すように、ディスクの反射面である底面部3に、記録トラックに沿って凹部が形成されることにより、データが書き込まれている。すなわち、データのビット列に応じた凹凸の連続が、記録トラックに形成されている。以下、記録トラックの底面3に形成された凹部4のことをピットと呼び、記録トラックの底面のピット以外の底面3のことをランドと呼ぶものとする。
また、光ディスク1は、ポリカーボネートやアクリル樹脂などの樹脂基板5上に高い光反射特性を有する反射膜6が積層され、反射膜6の上に保護膜が積層された構成となっている。光ディスク1は、保護膜側からレーザ光が照射され、再生が行われる。
ここで、反射膜6は、通常の再生レベルのレーザパワー(以下、第1のレーザパワーという。)のレーザ光を照射しても物質特性は何ら変化しない。しかしながら、第1のレーザパワーよりも十分に高いレーザパワーのレーザ光を照射すると溶融し、その部分がピット部分の反射特性と同等となる材料とされている。つまり、ランドは、高出力レーザ光が照射されるとピットとみなされるように物質特性が変化する材料により構成されている。一般的な光記録媒体の場合、反射層はアルミニウムで形成されているが、光ディスク1では、反射層が例えばアルミニウムとチタンとの合金、アルミニウムと別元素を混ぜた合金などにより構成されている。
また、光ディスク1は、スタンパなどにより凹凸(ランドとピット)のパタンが転写されて製造されるので、同一物が大量に生産される。光ディスク1は、パタン転写された後に、各ディスク固有の識別情報(以下、ユニークID又はUIDとも呼ぶ。)が、一枚一枚に記録(以下、追記ともいう。)される。
光ディスク1に記録されるデータは、図2に示すような、1288ビットのデータフレームFによって構成されている。データフレームFは、1−7パリティ保存変調により1932ビットとされる。
データフレームFは、28個のDC制御ブロックに分割されている。1つのDC制御ブロックは46ビットである。DC制御ブロックは、先頭のみが20ビットのフレーム同期信号と、2ビットのDC制御ビットと、25ビットの実データからなり、その他が、2ビットのDC制御ビットと、44ビットの実データからなる。DC制御ブロックは、1−7パリティ保存変調により69ビットとされる。
光ディスク1では、例えば、図3〜図5に示すように、UIDを追記するための領域(以下、追記領域という。)を形成するための所定のビット数のビット列(以下、UID生成ビット列という。)を、所定のDC制御ブロック内に形成するように、記録データを構成しておく。すなわち、光ディスク1は、スタンパでディスク製造した後、高出力レーザを照射してUIDを追記するための追記領域を形成するために、所定の位置にUID生成ビット列が形成されている。
UID生成ビット列は、1−7変調を行った後に、ピット−ランド−ピットの追記パタン(詳細は後述する。)を発生するためのビット列である。本実施の形態では、UID生成ビット列は、DC制御ブロックの先頭から数えて33ビット目から44ビット目までの範囲に形成される。
UID生成ビット列が生成されるDC制御ブロックは、特に限定されない。UID生成ビット列は、例えば図3に示すように、各DC制御ブロック毎に生成されていても良い。また、UID生成ビット列は、例えば図4に示すように、データフレームFの先頭から数えて14番目のDC制御ブロックと、28番目のDC制御ブロックに形成されていても良い。さらに、UID生成ビット列は、例えば図5に示すように、データフレームFの最後のDC制御ブロック、すなわちデータフレームFの先頭から数えて28番目のDC制御ブロックのみに形成されていても良い。
なお、以下の説明では、区別する必要がある場合には、各DC制御ブロックにUID生成ビット列が形成されている光ディスク1を光ディスク1Aといい、データフレームFの先頭から数えて14番目のDC制御ブロックと、28番目のDC制御ブロックにUID生成ビット列が形成されている光ディスク1を光ディスク1Bといい、データフレームFの最後尾のDC制御ブロックのみにUID生成ビット列が形成されている光ディスク1を光ディスク1Cという。
データフレームFに対して1−7パリティ保存変調したデータが光ディスク1上に記録されることにより、光ディスク1の記録トラック上の複数の所定の位置に、図6(A)に示すように、ピット(凹部)−ランド(凸部)−ピット(凹部)の追記パタンが形成されることになる。この追記パタンは、図6(B)に示すように、真ん中のランド部分に対して高出力レーザを照射して当該ランドを溶融してピット化し、図6(C)に示すように全体としてピット(凹部)−ピット(凹部)−ピット(凹部)のパタンとすることにより、光ディスク1に対してユニークIDを記録するためのパタンである。
本実施の形態では、追記領域内に形成されるピット−ランド−ピットの追記パタンは、3T−2T−3T(但し、Tは1つの変調後ビット列の長さである。)、又は4T−2T−2Tとされていることが好ましい。
3T−2T−3Tの追記パタンは、真ん中のランドが2Tであるため、1−7パリティ保存変調における最小符号長であり、溶融のためのエネルギーが最も少なく済むとともに、追記位置の前後に対するポジション間隔が最も広いので、非常に望ましい形状の追記パタンである。3T−2T−3Tの追記パタンの真ん中のランドである2Tは、1−7パリティ保存変調後は、DC制御ブロックの先頭から数えて57ビット目と58ビット目になる。
また、4T−2T−2Tのパタンは、真ん中のランドが2Tであるため、1−7パリティ保存変調における最小符号長であり、溶融のためのエネルギーが最も少なく済むとともに、追記時における余熱の利用効率が高く、非常に好ましい形状の追記パタンである。4T−2T−2Tの追記パタンの真ん中のランドである2Tは、1−7パリティ保存変調後は、DC制御ブロックの先頭から数えて58ビット目と59ビット目になる。
データ記録装置
つぎに、図7に示すような、本発明を適用したデータ記録装置100について説明する。
本発明を適用したデータ記録装置100は、光ディスク1を回転駆動する回転駆動モータ110と、光ディスク1に対してレーザ光を照射し、反射光に基づいた信号を出力する光ピックアップ111と、光ピックアップ111から出力された信号の周波数特性の補正や変更などを行うイコライザ112と、イコライザ112から出力された信号をそのまま又は所定の信号に置換して出力する信号置換部113とを備える。
また、データ記録装置100は、信号置換部113から供給された信号を復号するPRML(Partial Response Maximum Likelihood;パーシャルレスポンス最尤復号)部114と、PRML部114から供給された信号に基づいて光ピックアップ111が追記領域に形成された追記パタンの真ん中のランドに位置することを検出して信号を出力する位置検出部115と、位置検出部115から信号が供給されたときにパルスを発生する追記パルス発生部116と、信号置換部113から供給された信号に基づいてクロックを生成して位置検出部115及び追記パルス発生部116に出力するPLLクロック発生部117とを備える。
また、データ記録装置100は、光ディスク1に対して追記するUIDを出力するUID出力部118と、UID出力部118から出力された信号が供給され且つ追記パルス発生部117から出力されたパルスが供給されたときに信号を出力する第1の積算部119と、第1の積算部119から出力された信号に応じて光ピックアップ111から出力されるレーザ光のレーザパワーを制御するレーザパワー制御部120と、UID出力部118から出力された信号が供給され且つ位置検出部115から出力された信号が供給されたときに信号を出力する第2の積算部121とを備える。
信号置換部113は、位置検出部115によって光ピックアップ111が追記領域に形成された追記パタンの真ん中のランドに位置していることが検出されたときには、イコライザ112から出力された信号を所定の信号に置換して出力し、位置検出部115によって光ピックアップ111が追記領域に形成された追記パタンの真ん中のランドに位置していることが検出されていないときには、イコライザ112から出力された信号をそのまま出力する。なお、信号置換部113については、詳細を後述する。
PRML部114は、信号置換部113から出力された信号を、パーシャルレスポンス等化した後に最尤復号することにより、信号置換部113から供給された信号を復号する。かかる復号が行われることで、データ記録装置100で得られる再生信号は、光ディスク1に高密度記録されているデータを読み出すことにより生じる符号間干渉の影響が低減された信号となり、位置検出部115は、光ピックアップ111が追記領域に形成された追記パタンの真ん中のランドに位置することを正確に検出することができる。また、本実施の形態では、PRML部114は、パーシャルレスポンスがPR(a,b,b,a)とされている(但し、a及びbは実数。)。
なお、本実施の形態では、イコライザ112は、PRML部114と連動しており、イコライザ112のターゲットと、PRML部114のパーシャルレスポンスターゲットは一致しているものとする。
位置検出部115は、PLLクロック発生部117から供給されたクロックによって動作し、光ピックアップ111が追記領域に形成された追記パタンの真ん中のランドに位置することを検出して、信号を出力する。位置検出部115から出力された信号は、追記パルス発生部116と、第1の積算部119に供給される。
位置検出部115は、図8に示すように、1−7パリティ保存変調の復調を行う1−7復調部125と、1−7復調部125から出力された信号に基づいて所定のアドレスを検出するアドレス検出部126と、アドレス検出部126によって検出されたアドレスに基づいて、供給されるデータのブロック数やビット数をカウントするカウンタ127とを備える。
アドレス検出部126は、UIDを記録するアドレスを検出する。アドレスは、1−7パリティ保存変調の復調によって得られたデータのうち、アドレス情報のみを抽出することによって検出される。
カウンタ127は、アドレス検出部126によってUIDを記録するアドレスが検出されると、1−7パリティ保存変調の復調により得られたデータのブロック数やビット数をカウントし、追記パタンの真ん中のランドに相当するビット数をカウントしたときに、信号を出力する。
例えば光ディスク1Aの追記パタンが3T−2T−3Tである場合には、カウンタ127は、DC制御ブロックを構成するデータのビット数をカウントし、各DC制御ブロックの57ビット目と58ビット目とをカウントしたときに信号を出力する。
また、例えば光ディスク1Bの追記パタンが4T−2T−2Tである場合には、カウンタ127は、最初にデータフレームFを構成するDC制御ブロックの数をカウントして14ブロック目又は28ブロック目をカウントし、次にビット数のカウントを開始して58ビット目と59ビット目とをカウントしたときに信号を出力する。
さらに、例えば光ディスク1Cの追記パタンが3T−2T−3Tである場合には、カウンタ127は、最初にデータフレームFを構成するDC制御ブロックの数をカウントして28ブロック目をカウントし、次にビット数のカウントを開始して57ビット目と58ビット目とをカウントしたときに信号を出力する。
追記パルス発生部116は、位置検出部115から出力された信号に基づいて、追記領域に形成された追記パタンの真ん中のランド部分のみを照射することができるスイッチング信号を出力する。
UID出力部118は、追記領域の配置に応じてUIDを出力する。UID出力部118は、PLLクロック発生部117によって生成されるクロック信号よりも周期が長いクロック毎に、UIDを出力する。例えば、データ記録装置100が光ディスク1AにUIDを追記する場合には69クロック毎にUIDを出力し、光ディスク1BにUIDを追記する場合には966クロック毎にUIDを出力し、光ディスク1CにUIDを追記する場合には1932クロック毎にUIDを出力する。
UID出力部118は、例えばUIDが記録されているROM(Read Only Memory)、UIDを生成して出力できるIC(Integrated Circuit)、又はPC(Personal Computer)などを備えている。
第1の積算部119は、追記パルス発生部116からパルスが供給され、且つ、UID出力部118からUIDが供給された場合に、UID出力部118から供給されたUIDを、レーザパワー制御部120に供給する。
第2の積算部121は、追記パルス発生部116からパルスが供給され、且つ、UID出力部118からUIDが供給された場合に、信号置換部113に対して信号を供給する。
つぎに、信号置換部113について説明する。
信号置換部113は、位置検出部115によって光ピックアップ111が追記領域に形成された追記パタンの真ん中のランドに位置していることが検出されたとき、すなわち、光ピックアップ111から第2のレーザパワーのレーザ光が出射されているときに、イコライザ112から出力された信号を所定の信号に置換して出力し、位置検出部115によって光ピックアップ111が追記領域に形成された追記パタンの真ん中のランドに位置していることが検出されていないとき、すなわち、光ピックアップ111から第1のレーザパワーのレーザ光が出射されているときには、イコライザ112から出力された信号をそのまま出力する。
光ピックアップ111が追記パタンの真ん中のランドに位置しているときには、レーザパワー制御部120が光ピックアップ111から出射されるレーザ光のレーザパワーを第2のレーザパワーとしているために、光ディスク1によって反射される光のパワーが強くなる。したがって、光ピックアップ111から出力される信号も振幅が大きくなり、乱れが生じる。
例えば、追記パタンが3T−2T−3Tである場合に第2のレーザパワーのレーザ光が照射されているときには、図9(A)に示すように、真ん中のランドの部分で、信号の最大値が大きくなりすぎる。また、追記パタンが4T−2T−2Tである場合に第2のレーザパワーのレーザ光が照射されているときにも、図9(B)に示すように、真ん中のランドの部分で、信号の最大値が大きくなりすぎる。信号の最大値が大きすぎると、例えば光ピックアップ111から出力できる信号の最大値を超えてしまうなど、光ピックアップ111から出力される信号に乱れが生じてしまう。
このように乱れた信号がPRML部114に供給されると、PRML部114から出力される信号にも乱れが生じてしまう。したがって、位置検出部115は、光ディスク1に対する光ピックアップ111の位置を正確に検出することが困難となる。また、PLLクロック発生部117に乱れた信号が供給されると、PLLクロック発生部117によって生成されるクロックにも乱れが生じてしまい、位置検出部115や追記パルス発生部116が正確に動作できなくなるために、データ記録装置100によるデータの追記が不可能となってしまう。
光ディスク1の追記領域に形成された追記パタンを、他の領域と同じレーザパワーで照射しながら再生したときの信号は既知である。したがって、信号置換部113では、位置検出部115によって光ピックアップ111が追記領域に形成された追記パタンの真ん中のランドに位置していることが検出されたとき、追記パタンが3T−2T−3Tであるときには、イコライザ112から供給された信号を、図10(A)に示すような振幅に急変がない信号に置換して出力する。また、追記パタンが4T−2T−2Tであるときにも、イコライザ112から供給された信号を、図10(B)に示すような振幅に急変がない信号に置換して出力する。
信号置換部113がこのようにイコライザ112から出力された信号を置換することによって、PRML部114及びPLLクロック発生部117に乱れのない信号が供給される。したがって、位置検出部115は、光ディスク1に対する光ピックアップ111の位置を正確に検出することが可能となり、また、PLLクロック発生部117は、正確なくロックを生成することが可能となる。
なお、図9及び図10に示すグラフは、横軸が時間を示しており、縦軸がパーシャル信号値を示している。また、図10(A)及び図10(B)は、パーシャルレスポンスのa=1、b=2としたときの信号を示している。
信号置換部113は、図11に示すように、パーシャルレスポンスレジスタ131と、セレクタ132とを備える。
パーシャルレスポンスレジスタ131は、追記領域に形成されている追記パタンを構成する8つのビットの境界値がそれぞれ記憶されている。境界値は9つなので、9つのレジスタが備えられており、9つのレジスタにそれぞれ境界値が記憶されている。
本実施の形態では、PRML部114のパーシャルレスポンスがPR(a,b,b,a)とされており、3T−2T−3Tの追記パタンに対してレーザ光を照射したときには、追記領域に形成されている追記パタンを構成する9つのビットの境界値は、パーシャルレスポンス前のピットのビット値を1としてランドのビット値を−1としたときに、図10(A)に示すように、それぞれ(0,2b,2b,0,−2(b−a),0,2b,2b,0)とされる。したがって、追記領域に形成されている追記パタンが3T−2T−3Tであるときには、各レジスタにはそれぞれ0,2b,2b,0,−2(b−a),0,2b,2b,0が記憶される。
また、4T−2T−2Tの追記パタンに対してレーザ光を照射したときには、追記領域に形成されている追記パタンを構成する9つのビット境界値は、図10(B)に示すように、それぞれ(0,2b,2(b+a),2b,0,−2(b−a),0,(b−a),0)とされる。したがって、追記領域に形成されている追記パタンが4T−2T−2Tであるときには、各レジスタにはそれぞれ0,2b,2(b+a),2b,0,−2(b−a),0,(b−a),0が記憶される。
セレクタ132は、第2の積算部121からの信号の供給に応じて、イコライザ112から供給された信号又はパーシャルレスポンスレジスタ131に記憶されている信号の一方を選択して出力する。
詳述すると、第2の積算部121からの信号が供給されたときには、光ピックアップ111が光ディスク1の追記領域に形成されている追記パタンの真ん中のランドに位置しており、光ピックアップ111から光ディスク1に対して第2のレーザパワーのレーザ光が照射されているので、イコライザ112から供給される信号には、図9(A),(B)に示すような乱れが生じている。したがって、セレクタ132は、第2の積算部121から信号が供給されたときには、パーシャルレスポンスレジスタ131に記憶されている信号を出力し、第2の積算部121から信号が供給されていないときには、イコライザ112から供給される信号をそのまま出力する。セレクタ132から出力された信号は、位置検出部115とPLLクロック発生部117とに供給される。
また、本実施の形態では、追記パタンが3T−2T−3Tであるときには、9つのビット境界値のうち真ん中の3つ、すなわち、4番目と5番目と6番目の値が異常となっているので、セレクタ132は、真ん中の3つの値だけをパーシャルレスポンスレジスタ131に記憶されている値に置換して出力する。また、追記パタンが4T−2T−2Tであるときには、9つのビット境界値のうち5番目と6番目と7番目の値が異常となっているので、セレクタ132は、5番目と6番目と7番目の値だけをパーシャルレスポンスレジスタ131に記憶されている値に置換して出力する。なお、追記パタンの真ん中のランドが2Tより広い場合には、ランドの広さに応じて置換する信号の数を増やせば良い。
以上説明したように、本発明を適用したデータ記録装置100は、光ディスク1に対して第2のレーザパワーのレーザ光が照射されているときには、イコライザ112から出力された信号を所定の信号に置換して出力する。位置検出部115は、光ディスク1の追記領域に形成された追記パタンの中心のランドにレーザ光が照射されていることを正確に検出し、また、PLLクロック発生部117によって生成されるクロックは正確なものとなる。
したがって、本発明を適用したデータ記録装置100によれば、光ディスク1に対してデータを追記するために第2のレーザパワーの光が照射されている場合にも、光ピックアップ111から出力される信号の振幅の急変の影響を受けることなく、位置検出部115が光ディスク1の追記領域に形成された追記パタンの中心のランドにレーザ光が照射されていることを検出したり、PLL部117が各部を動作させるためのクロックを生成したりすることが可能となるために、光ピックアップ111から出力される信号の振幅が急変することの影響を受けることなく、光ディスク1の追記領域に形成された追記パタンの中心のランドに対して、UIDの追記を正確に行うことが可能となる。
本発明を適用したデータ記録装置によってデータが追記される光ディスクを示すた図である。 上記光ディスクに記録されるデータを構成するデータフレームを示す図である。 DC制御ブロック毎にUID生成ビット列が生成されているデータフレームを示す図である。 14番目と28番目のDC制御ブロックにUID生成ビット列が生成されているデータフレームを示す図である。 28番目のDC制御ブロックにUID生成ビット列が生成されているデータフレームを示す図である。 溶融する前の追記パタン及び溶融後の追記パタンを示す図である。 本発明を適用したデータ記録装置を示すブロック図である。 上記データ記録装置に備えられる位置検出部のブロック図である。 追記パタンの真ん中のランドの値が大きくなっている状態を示す図である。 上記データ記録装置に備えられる信号置換部によって置換された後の追記パタンの信号を示す図である。 上記信号置換部を示すブロック図である。 従来のデータ記録装置を示すブロック図である。
符号の説明
100 データ記録装置、101 光ディスク、111 光ピックアップ、112 イコライザ、113 信号置換部、114 PRML部、115 位置検出部115 追記パルス発生部、117 PLLクロック発生部、118 UID出力部、119 第1の積算部、120 レーザパワー制御部、121 第2の積算部

Claims (20)

  1. データを示すビット列に対応して、記録トラックに沿って凹部(ピット)と凸部(ランド)とが連続して形成されている再生専用の光記録媒体において、上記記録トラック上の所定の複数の位置に、所定の追記パタンが形成された追記領域を有しており、上記追記領域内に形成された上記追記パタンは、ピット−ランド−ピットの形状となっており、上記ピット−ランド−ピットの追記パタンの真ん中のランドは、再生のためのレーザパワーである第1のレーザパワーのレーザ光を照射しても物質的に変化しないが、上記第1のレーザパワーより大きい第2のレーザパワーのレーザ光を照射すると物質的に変化して反射特性が上記ピットと同等になる再生専用の光記録媒体の記録トラックに対して、上記第2のレーザ光を照射してデータの書き込みを行うデータ記録装置であって、
    上記光記録媒体に対してレーザ光を照射し、得られた反射光に基づいて信号を生成して出力する光ピックアップと、
    上記光ピックアップから出射されるレーザ光のレーザパワーを制御するレーザパワー制御手段と、
    上記光ピックアップから出力される信号を置き換えて出力する信号置換手段と、
    上記信号置換手段から出力された信号に基づいて、上記光記録媒体に対する上記光ピックアップの位置を検出する位置検出手段とを備え、
    上記レーザパワー制御手段は、上記位置検出手段によって上記光ピックアップが上記光記録媒体の上記追記領域内に形成された上記追記パタンの真ん中のランドに位置していることが検出されたときには、上記光ピックアップから出射されるレーザ光を上記第2のレーザパワーとし、上記位置検出手段によって上記光ピックアップが上記光記録媒体の上記追記領域内に形成された上記追記パタンの真ん中のランドに位置していることが検出されていないときには、上記光ピックアップから出射されるレーザ光を上記第1のレーザパワーとし、
    上記光ピックアップは、上記光記録媒体の上記追記領域内に形成された上記追記パタンの真ん中のランドに対して上記第2のレーザパワーのレーザ光を照射することによって上記識別データを記録し、
    上記信号置換手段は、上記位置検出手段によって上記光ピックアップが上記光記録媒体の上記追記領域内に形成された上記追記パタンの真ん中のランドに位置していることが検出されたときには、上記光ピックアップから出力された信号を、所定の信号に置換して出力すること
    を特徴とするデータ記録装置。
  2. 上記信号置換手段は、上記位置検出手段によって上記光ピックアップが上記光記録媒体の上記追記領域内に形成された上記追記パタンの真ん中のランドに位置していることが検出されていないときには、上記光ピックアップから出力された信号をそのまま出力すること
    を特徴とする請求項1記載のデータ記録装置。
  3. 上記識別データは、光記録媒体毎の固有情報であること
    を特徴とする請求項1記載のデータ記録装置。
  4. 上記ビット列は、情報ビット列に対して可変長変調を行うことにより生成された変調後ビット列であること
    を特徴とする請求項1記載のデータ記録装置。
  5. 上記可変長変調は、1−7パリティ保存変調であること
    を特徴とする請求項4記載のデータ記録装置。
  6. 上記信号置換手段から出力された信号をパーシャルレスポンス最尤復号するパーシャルレスポンス最尤復号手段を備え、
    上記信号置換手段が、上記位置検出手段によって上記光ピックアップが上記光記録媒体の上記追記領域内に形成された上記追記パタンの真ん中のランドに位置していることが検出されたときに出力する上記所定の信号は、上記ピット−ランド−ピットの追記パタンが上記パーシャルレスポンス最尤復号手段されることによって得られるパーシャルレスポンス信号であること
    を特徴とする請求項5記載のデータ記録装置。
  7. 上記ピット−ランド−ピットの追記パタンは、3T−2T−3T(但し、Tは、1つの変調後ビットのビット長を示す。)であること
    を特徴とする請求項6記載のデータ記録装置。
  8. 上記パーシャルレスポンス最尤復号手段は、パーシャルレスポンスがPR(a,b,b,a)とされており、上記信号置換手段から出力されるパーシャルレスポンス信号は、9つの変調後ビットの境界における信号の値が、順に、0,2b,2b,0,−(b−a),0,2b,2b,0(但し、パーシャルレスポンス前のランドの信号の値を−1とし、ピットの信号の値を1とする。)とされていること
    を特徴とする請求項7記載のデータ記録装置。
  9. 上記ピット−ランド−ピットの追記パタンは、4T−2T−2T(但し、Tは、1つの変調後ビットのビット長を示す。)であること
    を特徴とする請求項6記載のデータ記録装置。
  10. 上記パーシャルレスポンス最尤復号手段は、パーシャルレスポンスがPR(a,b,b,a)とされており、上記信号置換手段から出力されるパーシャルレスポンス信号は、9つの変調後ビットの境界における信号の値が、順に、0,2b,2(b+a)2b,0,−2(b−a),0,2(b−a),0(但し、パーシャルレスポンス前のランドの信号の値を−1とし、ピットの信号の値を1とする。)とされていること
    を特徴とする請求項9記載のデータ記録装置。
  11. データを示すビット列に対応して、記録トラックに沿って凹部(ピット)と凸部(ランド)とが連続して形成されている再生専用の光記録媒体において、上記記録トラック上の所定の複数の位置に、所定の追記パタンが形成された追記領域を有しており、上記追記領域内に形成された上記追記パタンは、ピット−ランド−ピットの形状となっており、上記ピット−ランド−ピットの追記パタンの真ん中のランドは、再生のためのレーザパワーである第1のレーザパワーのレーザ光を照射しても物質的に変化しないが、上記第1のレーザパワーより大きい第2のレーザパワーのレーザ光を照射すると物質的に変化して反射特性がピットと同等になる再生専用の光記録媒体の記録トラックに対して、上記第2のレーザ光を照射してデータの書き込みを行うデータ記録方法であって、
    上記光記録媒体に対してレーザ光を照射して、得られた反射光に基づいて信号を生成して出力する信号出力ステップと、
    上記信号出力ステップで出力された信号に基づいて、上記光記録媒体に対するレーザ光の照射位置を検出する位置検出ステップと、
    上記位置検出ステップで上記光記録媒体の上記追記領域内に形成された上記追記パタンの真ん中のランドにレーザ光が照射されていることが検出されたときには、上記光記録媒体に対して照射するレーザ光のレーザパワーを上記第2のレーザパワーとし、上記位置検出ステップで上記光記録媒体の上記追記領域内に形成された上記追記パタンの真ん中のランドにレーザ光が照射されていることが検出されていないときには、上記光記録媒体に対して照射するレーザ光のレーザパワーを上記第1のレーザパワーとするレーザパワー制御ステップと、
    上記光記録媒体の上記追記領域内に形成された上記追記パタンの真ん中のランドに対して第2のレーザパワーのレーザ光を照射して、上記固有データを記録する固有データ記録ステップと、
    上記位置検出ステップで、上記光記録媒体の上記追記領域内に形成された上記追記パタンの真ん中のランドにレーザ光が照射されていることが検出されたときには、上記第1の信号出力ステップで出力された信号を所定の信号に置換して出力する信号置換ステップとを備えること
    を特徴とするデータ記録方法。
  12. 上記信号置換ステップでは、上記位置検出ステップで、上記光記録媒体の上記追記領域内に形成された上記追記パタンの真ん中のランドにレーザ光が照射されていることが検出されていないときには、上記信号出力ステップで出力された信号をそのまま出力すること
    を特徴とする請求項11記載のデータ記録方法。
  13. 上記識別データは、光記録媒体毎の固有情報であること
    を特徴とする請求項12記載のデータ記録方法。
  14. 上記ビット列は、情報ビット列に対して可変長変調を行うことにより生成された変調後ビット列であること
    を特徴とする請求項12記載のデータ記録方法。
  15. 上記可変長変調は、1−7パリティ保存変調であること
    を特徴とする請求項14記載のデータ記録方法。
  16. 上記信号置換ステップで出力された信号をパーシャルレスポンス最尤復号した後に、上記信号置換手段に対して供給するパーシャルレスポンス最尤復号ステップを備え、
    上記信号置換ステップで、上記位置検出ステップによって上記光記録媒体の上記追記領域内に形成された上記追記パタンの真ん中のランドにレーザ光が照射されていることが検出されたときに出力する上記所定の信号は、上記ピット−ランド−ピットの追記パタンが上記パーシャルレスポンス最尤復号されることによって得られるパーシャルレスポンス信号であること
    を特徴とする請求項15記載のデータ記録方法。
  17. 上記ピット−ランド−ピットの追記パタンは、3T−2T−3T(但し、Tは、1つの変調後ビットのビット長を示す。)であること
    を特徴とする請求項16記載のデータ記録方法。
  18. 上記パーシャルレスポンス最尤復号ステップでのパーシャルレスポンスはPR(a,b,b,a)とされており、上記信号置換ステップで出力されるパーシャルレスポンス信号は、9つの変調後ビットの境界における信号の値が、順に、0,2b,2b,0,−(b−a),0,2b,2b,00(但し、パーシャルレスポンス前のランドの信号の値を−1とし、ピットの信号の値を1とする。)とされていること
    を特徴とする請求項17記載のデータ記録方法。
  19. 上記ピット−ランド−ピットの追記パタンは、4T−2T−2T(但し、Tは、1つの変調後ビットのビット長を示す。)であること
    を特徴とする請求項16記載のデータ記録方法。
  20. 上記パーシャルレスポンス最尤復号ステップでのパーシャルレスポンスはPR(a,b,b,a)とされており、上記信号置換ステップで出力されるパーシャルレスポンス信号は、9つの変調後ビットの境界における信号の値が、順に、0,2b,2(b+a)2b,0,−2(b−a),0,2(b−a),0(但し、パーシャルレスポンス前のランドの信号の値を−1とし、ピットの信号の値を1とする。)とされていること
    を特徴とする請求項19記載のデータ記録方法。
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