JP2005338676A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の画像形成ユニットと中間転写体を有するカラー画像形成装置において複数のセンサを用いて色ずれを補正する際に必要な、中間転写体の回転方向に垂直な方向のセンサの幅を正確に測定する。
【解決手段】 中間転写体61上に中間転写体61の回転方向に垂直な直線93に所定の角度αおよびβで交差する2本の直線からなる補正用基準直線91を複数の画像形成ユニットのうち1つを用いて形成する。センサ64および65で補正用基準直線91の2本の直線を検知し、最初に検知してから最後に検知するまでの時間をそれぞれt1、t2とする。中間転写体61の回転速度をVとすると、中間転写体61の回転方向に垂直な方向のセンサの幅Wは、W=V×(t1+t2)/(tanα+tanβ)で求めることができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、カラーの画像形成が可能な画像形成装置に関するものである。
従来、カラー画像形成装置においてカラー画像を形成する場合、複数の画像形成ユニットから出力された複数のトナー像を重ねるため、画像形成ユニットの位置の変化や中間転写ベルトの経年変化による伸びなどの要因から、各画像形成ユニットから形成される画像の大きさが異なること、画像が縦方向、横方向に平行にずれること、画像が斜めにずれることなどの色ずれが起こるのは避けられない。そこで、特許文献1では色ずれを自動的に補正できる画像形成装置が提案されているが、色ずれのうち斜め色ずれの補正方法は、中間転写ベルト(搬送ベルト)上に中間転写ベルトの幅方向に間隔を置いて転写された複数の補正用マークの位置を、複数のセンサ(マーク検出器)により検出し、基準となる色のマークとそれに対するマークの位置のずれとセンサのベルトの幅方向の間隔から色ずれを補正するというものである。
さらに特許文献2では、複数のセンサ(検知センサ)を用いて色ずれを自動的に補正する画像形成装置において中間転写ベルトの補正用マーク(補正パターン)が形成される位置に汚れや傷が付き、補正用マークが読み取られなくなった場合に対応するため、センサおよび補正用マークの位置を移動できるようにして、中間転写ベルトの汚れや傷のない部分に形成された補正用マークを検知できるようにする画像形成装置が提案されている。
特許2858735号公報(第3〜6頁、図1) 特開2003−248358号公報(第4頁、図6)
しかし、特許文献1の画像形成装置では、製造時に複数のセンサのベルトの幅方向の間隔を厳密に決定しなければ、色ずれを補正することができず、またセンサの発光・受光のばらつき、取り付け位置のばらつきにより、前記間隔の基準値に対して誤差が生じることがある。
また、特許文献2の画像形成装置では、センサの位置を移動させた場合のセンサのベルトの幅方向の間隔を測定する方法は明らかにされておらず、センサの位置を移動させるたびに手動で測定し、測定値を装置に入力するのでは手間がかかり、また精度にも限界がある。
そこで本発明は、色ずれのうち、斜め色ずれを正確に補正できるようにするために、複数のセンサのベルトの幅方向の間隔を自動的に測定する手段を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明の画像形成装置では、タンデム配置された複数の画像形成ユニットと、前記画像形成ユニットによって形成されたトナー画像を用紙に転写する中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトの幅方向に間隔を置いて配置され、前記中間転写ベルト上に形成された画像の濃度を検知する1対のセンサと、全体の動作を制御する制御部を備えた画像形成装置において、前記複数の画像形成ユニットのうち1個により、前記中間転写ベルト上に、交差する2本の直線であって、各々の直線が前記中間転写ベルトの走行方向に対して所定の角度をなし、少なくとも一方の直線のなす前記角度は前記中間転写ベルトの走行方向に対して直角ではなく、その交点はセンサの検知点の軌跡がなす平行線近傍ではない補正用基準直線を形成し、前記センサの各々が前記補正用基準直線の1本を検知してからもう1本を検知するまでの時間と前記中間転写ベルトの走行速度と前記所定の角度から、前記センサの各々の検知位置の前記中間転写ベルトの幅方向における間隔を計算し、
その後前記複数の画像形成ユニットの全てによって色ずれ補正用の標準画像を前記中間転写ベルト上に形成し、この標準画像を前記1対のセンサで検知するとともに、前記センサの各々が検知した前記標準画像の位置に前記センサ間隔の計算結果を加味して色ずれの斜め補正を行う構成とする。
また、本発明の画像形成装置では、前記補正用基準直線の交点を通り、前記中間転写ベルトの幅方向に引いた直線が、前記2本の補正用基準直線のなす挟角の領域に含まれるように補正用基準直線の角度設定を行うものとする。
また、本発明の画像形成装置では、前記補正用基準直線の交点が前記中間転写ベルト上のセンサの検知点の軌跡がなす平行線の間にあるものとする。
また、本発明の画像形成装置では、前記補正用基準直線の交点を通り、前記平行線に垂直な直線が前記2本の直線のなす角を二等分するものとする。
また、本発明の画像形成装置では、前記センサの検知点の軌跡がなす平行線近傍以外の部分では前記補正用基準直線のトナーによる像形成が省略されるものとする。
本発明による画像形成装置では、複数の画像形成ユニットのうち1個が中間転写ベルト上に形成する、所定の角度で交差する2本の補正用基準直線を、中間転写ベルトの幅方向に間隔を置いて配置されたセンサによって検知し、各々のセンサで前記直線の1本を検知してからもう1本を検知するまでの時間と、中間転写ベルトの走行速度と前記所定の角度から、前記センサの各々の検知位置の中間転写ベルトの幅方向における間隔を計算により自動的に計測することができるため、センサの位置が固定されたものであっても、移動可能なものであっても、手動でセンサの間隔を測定することなく、色ずれの斜め補正を精度よく行うことができる。
また、本発明によれば、補正用基準直線の交点を通り、中間転写ベルトの幅方向に引いた直線が、2本の前記直線のなす挟角の領域に含まれるように前記直線の角度設定を行うため、最初にいずれかのセンサが前記直線の1本を検知してからいずれかのセンサが最後に検知して、検知を完了するまでの間に検知に用いられない時間がなくなるため、検知にかかる時間が同じ場合、前記中間転写ベルトの幅方向に引いた直線が、2本の前記直線のなす挟角の領域に含まれないものと比べて、センサの間隔の測定の精度を高めることができる。
また、本発明によれば、補正用基準直線の交点が中間転写ベルト上のセンサの検知点の軌跡がなす平行線の間にあるものとするため、検知にかかる時間が同じ場合、前記交点が前記平行線の間にないものと比べて補正用基準直線のなす所定の角度を大きくできるため、センサの間隔の測定の精度を高めることができる。
また、本発明によれば、補正用基準直線の交点を通り、中間転写ベルト上のセンサの検知点の軌跡がなす平行線に垂直な直線が前記2本の直線のなす角を二等分するものとするため、交点が前記平行線の間のいかなる場所にあっても最初に前記直線の1本を検知したセンサが最後にも検知することとなり、また、前記交点が前記平行線のほぼ中央にある場合は、いずれのセンサの検知開始から完了までの間の時間もほぼ同じになるため、センサの間隔の測定の精度を高めつつ検知が完了するまでの時間を短縮することができる。
また、本発明によれば、前記センサの検知点の軌跡がなす平行線近傍以外の部分では前記補正用基準直線のトナーによる像形成が省略されるものとするため、必要以上にトナーが用いられないことからトナーを節約でき、また、中間転写体とともに移動するトナーが少なくなるため、移動の際に飛散するトナーを最低限にすることができ、形成される画像の汚れが生じる可能性を低くできる。
以下、本発明の実施の形態を図を用いて説明する。図1は本発明の画像形成装置の実施形態に係る複写機の概略構成図である。本体ハウジング1は、上ハウジング11と下ハウジング13と、その間に位置する連結ハウジング12とを有し、上ハウジング11の上には原稿搬送部2が載置される。原稿搬送部2は紙面の奥側を支点として開閉自在に取り付けられている。
原稿搬送部2は、原稿給紙トレイ21、原稿搬送部本体22、原稿排紙トレイ23および原稿カバー24を備える。原稿排紙トレイ23は、原稿カバー24上面の一部として一体に形成されている。原稿給紙トレイ21は原稿搬送路27の上流端をなし、原稿排紙トレイ23は原稿搬送路27の下流端をなす。原稿搬送部本体22内の原稿搬送路27には、原稿搬送方向上流側から順にピックアップローラ22a、搬送ローラ対22b、レジストローラ対22cおよび排出ローラ対22dが設けられている。そして、レジストローラ対22cと排出ローラ対22dとの間に画像読取り部25が設けられている。原稿給紙トレイ21に画像面を上向きにセットされた画像原稿(不図示)は、コピー開始ボタン(不図示)が押されると、前記各ローラによって原稿搬送路27を搬送され、途中画像読取り部25で上ハウジング11に内蔵されている露光部3によって画像が読み取られる。
また、上ハウジング11には複写機の動作を制御する制御部9が内蔵されている。
露光部3は、露光ランプ31、反射板32、第1のミラー33、第2のミラー34、第3のミラー35、集光レンズ36およびイメージセンサ(例えばライン型のCCD)37を備える。露光ランプ31および第1のミラー33は第1のキャリッジ(不図示)上に搭載され、第2のミラー34および第3のミラー35は第2のキャリッジ(不図示)上に搭載されている。いわゆるシートスルー方式で原稿画像を読み取る場合には、第1のキャリッジが画像読取り部25の直下に移動し、露光ランプ31からの光照射光が移動中の原稿を露光する。照射光は第1のミラー33、第2のミラー34、第3のミラー35および集光レンズ36を通じてCCD37に到達して光電変換処理を経て電気信号となるように読み取られる。他方、原稿固定方式で原稿画像を読み取る場合には、原稿載置板26上に載置された原稿の画像は露光部3による読取走査を受けることにより、CCD37上に縮小結像され、光電変換処理を経て電気信号となるように読み取られる。
連結ハウジング12には排紙トレイ8が設けられており、画像が形成された用紙Pが排出される。
下ハウジング13には、給紙部4、画像形成部5および定着装置7が内蔵されている。まず給紙部4について説明する。給紙部4は給紙カセット41、給紙ローラ42、給紙トレイ43、給紙ローラ44および搬送ローラ対45からなる。下ハウジング13の下部には用紙Pが収容された給紙カセット41が配設され、用紙Pはここから給紙ローラ42により1枚ずつ用紙搬送路46へ送り出され、搬送ローラ対45によって搬送される。また、下ハウジング13の左側下部には開閉可能な給紙トレイ43が備えられており、ここに用紙Pを載置しておくことにより、前記と同様に用紙Pは給紙ローラ44により1枚ずつ用紙搬送路46へ送り出され、搬送ローラ対45によって搬送される。
次に画像形成部5について説明する。図2は本発明の実施形態に係る画像形成部5の概略構成図である。画像形成部5はマゼンタ、シアン、イエローおよびブラック用の画像形成ユニット50a、50b、50cおよび50d、一次転写ローラ57、中間転写ベルト61、二次転写ローラ63、センサ64およびセンサ65からなる。
中間転写ベルト61は、支持ローラ62aおよび62bによって水平となるように張架支持されている。中間転写ベルト61の上側の外面に全ての画像形成ユニット50a、50b、50cおよび50dが接触している。支持ローラ62aは中間転写ベルト61を駆動させるものであり、中間転写ベルト61は図2において左回り(矢印方向)に回転する。ただし、支持ローラは、第1実施形態では62aおよび62bの2本としているが、画像形成ユニット50a、50b、50cおよび50dが接触する面が水平方向に並ぶ限りにおいて3本以上であってもよい。
画像形成ユニット50a、50b、50cおよび50dはタンデム配置されており、配列順序は変更可能である。各々の画像形成ユニット50a、50b、50cおよび50dと中間転写ベルト61を挟んで対向する位置に一次転写ローラ57が1本ずつ配置される。
二次転写ローラ63は一次転写ローラ57と同様のローラからなり、支持ローラ62aのところで中間転写ベルト61との間にニップを形成する。画像を形成する際に、後に説明するように画像形成ユニット50a、50b、50cおよび50dから一次転写ローラ57によって各色のトナー画像を転写された中間転写ベルト61は、二次転写ローラ63のニップ部において用紙Pにトナーを転写する。
センサ64およびセンサ65は、中間転写ベルト61の幅方向に間隔を置いて設置されている。いずれも中間転写ベルト61上に光を照射し、その反射光を検知するもので、画像の濃度を検知することができる。
画像形成ユニット50a、50b、50cおよび50dの画像を形成する部分はいずれも同じ構造であり、中間転写ベルト61の回転に合わせて回転する感光体ドラム51の周囲に、感光体ドラム51の上方から回転方向(矢印A方向)に従って、帯電器52、光走査ユニット53、現像器54、さらに中間転写ベルト61との接触部を挟んで、クリーニング器55を周辺要素として配列している。
最後に定着装置7について説明する。定着装置7は定着ローラ71と加圧ローラ72とが圧接してなり、ここで用紙Pに転写されたトナー画像が加熱・加圧されて用紙Pに定着される。
次に全体の動作を説明する。以下の動作は図示しない制御部により制御されるものである。中間転写ベルト61は図2において左回り(矢印A方向)に回転し、これに接触する各画像形成ユニット50a、50b、50cおよび50dの感光体ドラム51は対応して右回り(矢印方向)に回転する。感光体ドラム51が回転すると、感光体ドラム51の表面は、まず帯電器52により均一に帯電される。次に多数のLEDからなる光走査ユニット53から、露光部3において読み取られた原稿画像の電気信号に基づいて照射される照射光により、用紙Pに形成される画像の部分又は前記画像以外の部分に相当する電荷が消去され、感光体ドラム51の表面に静電潜像が形成される。そして現像器54によって感光体ドラム51上の前記静電潜像にトナーが供給されトナー画像として顕像化する。
感光体ドラム51がさらに回転し、前記トナー画像が中間転写ベルト61を挟んで一次転写ローラ57と対向する位置に来たときに、一次転写ローラ57にトナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加され、前記トナー画像が感光体ドラム51から中間転写ベルト61に転写される。転写されなかった残留トナーはクリーニング器55によって除去される。
中間転写ベルト61上に画像形成ユニット50aから50b、50c、50dの順にトナー画像が転写により積み重ねられ、さらに中間転写ベルト61が回転し、前記積み重ねられたトナー画像が二次転写ローラ63と対向する位置に来たときに、それに合わせて中間転写ベルト61と二次転写ローラ63との間に用紙Pが用紙搬送路46を搬送されてくる。このとき二次転写ローラ63にトナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加され、前記積み重ねられたトナー画像が中間転写ベルト61から用紙Pに転写される。中間転写ベルト61上の転写されなかった残留トナーは、中間転写体61に接するブレードを備えるクリーニング器65によって中間転写ベルト61上から除去される。トナー画像が転写された用紙Pは、定着装置7に搬送され、前述したようにトナー画像が定着され、排紙トレイ8に排出される。
本発明にかかる画像形成装置において、センサ64および65の各々の検知位置の中間転写ベルトの幅方向における間隔を測定する際には、まず、図3の画像形成ユニット50aと中間転写ベルト61と補正用基準直線91との関係を示す斜視図および図4の展開した中間転写ベルト61の部分の模式図に示すように、画像形成ユニット50aにより、中間転写ベルト61上に交差する2本の直線91aおよび91bからなる補正用基準直線91を形成する。
ここで、補正用基準直線91を形成する画像形成ユニットは50a、50b、50cまたは50dのいずれでも構わない。また、直線91aおよび直線91bは各々中間転写ベルト61の走行方向(矢印A方向)に対して所定の角度をなし、図4中では、直線91aは矢印A方向に垂直な直線93に対して角度αをなし、直線91bは角度βをなす。このとき、角度αまたは角度βの少なくとも一方は0°であってはならず、直線91aと直線91bとが平行であってもならない。また、補正用基準直線91の交点92はセンサ64およびセンサ65の検知点の軌跡が中間転写ベルト61上になす平行な直線64aおよび65aの近傍であってはならない。
続いて中間転写ベルト61が回転し、センサ64およびセンサ65はそれぞれ補正用基準直線91を検知し、制御部9によってセンサ64およびセンサ65が最初に検知してから最後に検知するまでの時間t1および時間t2を測定する。
このようにして測定した時間t1および時間t2と、中間転写ベルト61の回転速度Vと所定の角度αおよび角度βにより、センサ64とセンサ65の検知位置の中間転写ベルト61の幅方向における間隔Wを計算により求めることができる。
図4を用いて間隔Wの計算方法を説明する。補正用基準直線91の交点92を通り、矢印A方向に垂直な直線を直線93とし、直線93と、直線64aおよび直線65aとの交点をそれぞれ64bおよび65bとする。また、直線64aと直線91aおよび直線91bとの交点をそれぞれ94aおよび94b、直線65aと直線91aおよび直線91bとの交点をそれぞれ95aおよび95bとする。
ここで、交点92から交点64bおよび65bまでの距離をそれぞれw1およびw2とする。また、交点64bから交点94aおよび交点94bまでの距離をそれぞれa1およびb1、交点65bから交点95aおよび交点95bまでの距離をそれぞれa2およびb2とする。
このとき、
a1+b1=V×t1
a2+b2=V×t2
である。また、
a1=w1×tanα
b1=w1×tanβ
a2=w2×tanα
b2=w2×tanβ
である。これらより、
w1=V×t1/(tanα+tanβ)
w2=V×t2/(tanα+tanβ)
であるから、
W=w1+w2
=V×(t1+t2)/(tanα+tanβ)
となる。
以上は、直線93が補正用基準直線91のなす挟角の領域に含まれ、交点92が直線64aと直線65bのなす平行線の間にある場合の計算方法である。図5に示す、そのほかの場合も同様の考え方で計算できる。
図5(a)は直線93が補正用基準直線91のなす挟角の領域に含まれ、交点92が直線64aと直線65bのなす平行線の間にない場合、図5(b)は直線93が補正用基準直線91のなす挟角の領域に含まれず、交点92が直線64aと直線65bのなす平行線の間にある場合、図5(c)は直線93が補正用基準直線91のなす挟角の領域に含まれず、交点92が直線64aと直線65bのなす平行線の間にない場合である。
図5(a)の場合、
W=V×|t1−t2|/(tanα+tanβ)
図5(b)の場合、
W=V×(t1+t2)/|tanα+tanβ|
図5(c)の場合、
W=V×|t1−t2|/|tanα+tanβ|
となる。
図4、図5のいずれの場合でも間隔Wを求めることができるが、図5(b)の場合はセンサ64が交点94bで直線91bを検出してからセンサ65が交点95bで直線91bを検出するまで時間t1も時間t2も測定していないため、測定に時間の無駄が生じている。同様に、図5(c)の場合もセンサ64が交点94aで直線91aを検出してからセンサ65が交点95bで直線91bを検出するまでの間、時間の無駄が生じている。よって、直線93が補正用基準直線91のなす挟角の領域に含まれる方が好ましい。
次に、図4の場合と図5(a)の場合を比較する。検知を開始してから完了するまでの時間が同じ場合、測定の精度を上げるためにはt1およびt2ができるだけ長いことが好ましい。図5(a)の場合にt2を長くしようとすると、交点95bと交点95aの間隔を広げるため角度αおよび角度βを小さくすることになる。その場合、センサ64またはセンサ65の位置が矢印A方向に垂直な方向に変動しても、t1またはt2の変化は小さいものとなり、測定の精度が低くなる。
しかし、図4の場合では、角度αおよび角度βを大きくすることが、時間t1および時間t2を大きくすることになるため、検知を開始してから完了するまでの時間が同じ場合、図5(a)の場合よりも測定の精度が高い。よって、交点92が直線64aと直線65bのなす平行線の間にあることが好ましい。
また、図4のように直線93が補正用基準直線91のなす挟角の領域に含まれ、交点92が直線64aと直線65bのなす平行線の間にある場合では、図6のように角度αおよび角度βが等しいことが好ましい。
角度αと角度βが異なる場合、図4のようにセンサ65が直線91bを検知して検知を開始してからセンサ64が直線91bを検知することで検知を完了するように、検知を開始するセンサと完了するセンサが異なることとなる場合がある。角度αと角度βが等しい場合、図6のように、センサ65が直線91bを検知して検知を開始してからセンサ65が直線91aを検知して検知を完了し、確実に検知を開始するセンサと完了するセンサが同じになる。角度αと角度βが等しい場合と異なる場合とで、測定した時間t1および時間t2が同じとき、角度αと角度βが等しい方が、検知を開始してから完了するまでの時間が確実に短くなる。よって、角度αと角度βが等しい方が好ましい。
また、図7のように、補正用基準直線91のトナーによる像形成が、直線64aおよび65aの近傍以外の部分で省略されていてもよい。この場合、必要以上にトナーが用いられないことからトナーを節約でき、また、中間転写体61とともに回転するトナーが少なくなるため、回転の際に飛散するトナーを最低限にすることができ、形成される画像の汚れが生じる可能性を低くできる。
図8に、図4においてセンサ64が補正用基準直線91を検知したときの出力電位の変化のグラフを示す。ここで、T1は直線91aを検知した時点、T2は直線91bを検知した時点である。T1からT2までの時間が時間t1である。センサ65においても同様である。
本発明において、間隔Wを測定するのに用いる補正用基準直線91は、図9に示すように塗りつぶした図形のエッジであってもよい。
この場合、センサ64での出力電位は図10のようになり、電位が下がっている間(塗りつぶし箇所に相当)の時間を測定し、時間t1とする。センサ65においても同様である。
次に、色ずれの斜め補正に用いる補正量の測定方法について図11の中間転写ベルト61の部分の模式図を用いて説明する。直線96aおよび直線96bは、それぞれ画像形成ユニット50aおよび50bが形成したものである。ここで、直線96aを基準直線とする。センサ64が直線96aを検知してから直線96bを検知するまでの時間をそれぞれ時間tb1とし、センサ65が直線96aを検知してから直線96bを検知するまでの時間をそれぞれ時間tb2とする。
このとき画像形成ユニット50bの斜め補正量Pbを、
Pb=V×(tb1−tb2)/W
とする。
このように、直線96bがセンサ64およびセンサ65によって検知された時間tb1および時間tb2の差tb1−tb2に中間転写ベルト61の回転速度Vを掛けて幅Wで割ることで時間差tb1−tb2を基準化することにより、回転速度Vおよび幅Wがいかなる値であっても時間の差tb1−tb2が同一であれば補正量Pbは同一となるため、補正量Pbに基づいて適正な色ずれの補正をすることができる。
この斜め補正量Pbに基づいて、制御部9が図示しないアクチュエータにより画像形成ユニット50bの光走査ユニット50を中間転写ベルト61の回転方向に対して斜めに移動させること、または、画像形成ユニット50bは移動させずに、図12に示すように形成する画像を制御部9により全体に斜めにすることにより、画像形成ユニット50aの形成する画像ときれいに重なるようにする。図12において、直線96aは基準直線、直線96bは画像形成ユニット50bが形成した補正前の直線、図形97bは補正後の直線である。図形97bは直線96bと同じ傾きを持つ直線を細かく区切って近似的に直線としたもので、実際は十分細かく区切られているため直線に見える。
画像形成ユニット50cおよび画像形成ユニット50dについても同様の補正をおこなう。また、基準直線を形成する画像形成ユニットは50a、50b、50cまたは50dのいずれであっても構わない。
本発明にかかる、複数のセンサの間隔の測定方法は、複数のセンサおよびベルトやドラムからなる転写体を有する画像形成装置に利用することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成図。 本発明の実施形態に係る画像形成部の概略構成図。 本発明の実施形態に係る画像形成部および補正用基準直線の概略の斜視図。 本発明の実施形態に係る、展開した中間転写体の部分とセンサと補正用基準直線との概略図。 本発明の実施形態に係る、補正用基準直線の組み合わせの概略図。 本発明の実施形態に係る、展開した中間転写体の部分とセンサと補正用基準直線の組み合わせの概略図。 本発明の実施形態に係る、展開した中間転写体の部分とセンサとセンサで検知される位置近傍以外の部分でトナーが省略された補正用基準直線の概略図。 補正用基準直線を検知したときのセンサの出力電位の変化を示すグラフ。 補正用基準直線に挟まれた領域がトナーで塗りつぶされた場合の、展開した中間転写体の部分とセンサと補正用基準直線の概略図。 補正用基準直線に挟まれた領域がトナーで塗りつぶされた場合に補正用基準直線を検知したときのセンサの出力電位の変化を示すグラフ。 斜め色ずれを補正するときの補正用トナー像と展開した中間転写体の部分とセンサの概略図。 基準直線と斜めにずれた直線と斜めずれを補正した直線の概略図。
符号の説明
1 本体ハウジング
5 画像形成部
50a、50b、50c、50d 画像形成ユニット
61 中間転写ベルト
64 センサ
64a 中間転写ベルト上のセンサの検知点の軌跡がなす直線
65 センサ
65a 中間転写ベルト上のセンサの検知点の軌跡がなす直線
91 補正用基準直線
92 補正用基準直線の交点
93 補正用基準直線の交点を通り、中間転写ベルトの回転方向に垂直な直線
94a、94b センサに検知される補正用基準直線上の点
95a、95b センサに検知される補正用基準直線上の点

Claims (5)

  1. タンデム配置された複数の画像形成ユニットと、前記画像形成ユニットによって形成されたトナー画像を用紙に転写する中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトの幅方向に間隔を置いて配置され、前記中間転写ベルト上に形成された画像の濃度を検知する1対のセンサと、全体の動作を制御する制御部を備えた画像形成装置において、
    前記複数の画像形成ユニットのうち1個により、前記中間転写ベルト上に、交差する2本の直線であって、各々の直線が前記中間転写ベルトの走行方向に対して所定の角度をなし、少なくとも一方の直線のなす前記角度は前記中間転写ベルトの走行方向に対して直角ではなく、その交点はセンサの検知点の軌跡がなす平行線近傍ではない補正用基準直線を形成し、
    前記センサの各々が前記補正用基準直線の1本を検知してからもう1本を検知するまでの時間と前記中間転写ベルトの走行速度と前記所定の角度から、前記センサの各々の検知位置の前記中間転写ベルトの幅方向における間隔を計算し、
    その後前記複数の画像形成ユニットの全てによって色ずれ補正用の標準画像を前記中間転写ベルト上に形成し、この標準画像を前記1対のセンサで検知するとともに、前記センサの各々が検知した前記標準画像の位置に前記センサ間隔の計算結果を加味して色ずれの斜め補正を行う画像形成装置。
  2. 前記補正用基準直線の交点を通り、前記中間転写ベルトの幅方向に引いた直線が、前記2本の補正用基準直線のなす挟角の領域に含まれるように補正用基準直線の角度設定を行う請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記補正用基準直線の交点が前記中間転写ベルト上のセンサの検知点の軌跡がなす平行線の間にある請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記補正用基準直線の交点を通り、前記平行線に垂直な直線が前記2本の直線のなす角を二等分する請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記センサの検知点の軌跡がなす平行線近傍以外の部分では前記補正用基準直線のトナーによる像形成が省略されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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