JP2005337778A - 給水加熱器伝熱管廃材の除染処理方法及びこの方法の実施に使用する半割切断機 - Google Patents

給水加熱器伝熱管廃材の除染処理方法及びこの方法の実施に使用する半割切断機 Download PDF

Info

Publication number
JP2005337778A
JP2005337778A JP2004154262A JP2004154262A JP2005337778A JP 2005337778 A JP2005337778 A JP 2005337778A JP 2004154262 A JP2004154262 A JP 2004154262A JP 2004154262 A JP2004154262 A JP 2004154262A JP 2005337778 A JP2005337778 A JP 2005337778A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat transfer
transfer tube
cutting
pair
feed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004154262A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Sato
佐藤  茂樹
Kazuki Morita
和樹 森田
Miyuki Takahashi
幸 高橋
Makoto Otsuka
誠 大塚
Hiroaki Takagi
宏明 高木
Tomohide Iketani
智秀 池谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chubu Electric Power Co Inc
Atox Co Ltd
Original Assignee
Chubu Electric Power Co Inc
Atox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chubu Electric Power Co Inc, Atox Co Ltd filed Critical Chubu Electric Power Co Inc
Priority to JP2004154262A priority Critical patent/JP2005337778A/ja
Publication of JP2005337778A publication Critical patent/JP2005337778A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

【課題】 給水加熱器伝熱管を取出したのち、伝熱管の内面及び外面を共に除染できるようにして、除染結果を容易にサーベイメータ等で確認できるようにして、廃棄伝熱管の最終処理用ドラム缶の発生量をできる限り少なくすると共に、ドラム缶の保管及び埋設処分等に要する費用の削減を可能にすることを課題とする。
【解決手段】 そのために、本発明の沸騰水型原子炉設備における給水加熱器伝熱管の除染処理方法は、前記伝熱管2を長尺で真直ぐな伝熱管に分断し、分断された伝熱管を、その長手方向に送りながら伝熱管2の外表面に付着した放射性物質を除染する工程と、前記伝熱管表面の放射性物質が除去された真直ぐな伝熱管の長手方向両側部を切断して半割りする工程と、前記半割りされた伝熱管の内面及び外面に付着している放射性物質を除染する工程と、前記除染された半割り伝熱管についてその内外面での放射性物質の有無を検認する工程とからなっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、沸騰水型の原子力発電所で使用している給水加熱器伝熱管廃材の内外面を完全に除染し、内外面の除染結果をサーベイメータ等で検認可能にする給水加熱器伝熱管廃材の除染処理方法及びこの方法を実施する装置に関するものである。
沸騰水型の原子力発電所で使用している給水加熱器の伝熱管は、経年劣化により取替える場合がある。この給水加熱器の伝熱管は取替時に大量に廃材が発生する。このため、これら廃材を保管するドラム缶の数が増加し、その保管および埋設処分等の費用が膨大になる。
また、廃材となった古い伝熱管は、管内面と管表面とに放射性物質が付着している。しかし管そのままでは管内面の放射性物質を除去ができない。又伝熱管の外径が15.9mm〜19mmと細いため、伝熱管内面の放射性物質の有無を検認することができなかった。
このように従来は、伝熱管の管径が細いために伝熱管内面の放射性物質の除去および検認ができなかっため、図15〜19に示すような方法で処理していた。この処理方法について説明すると、
1)まず図15の如く、古い給水加熱器の胴体1内にある伝熱管2を抜き取る(図16)。
2)次に伝熱管2を長さ2m程度に大型バンドソー等で分断する(図17)。
3)次に小型バンドソー或いはカッターで約300mm程度に輪切りにする(図18)。
4)そしてこのままの状態、即ち放射性物質の除去なしで、ドラム缶に投入保管していた(図19)。
給水加熱器伝熱管を取出したのち、伝熱管の内面及び外面を共に除染できるようにして、除染結果を容易にサーベイメータ等で確認できるようにして、廃棄伝熱管の最終処理用ドラム缶の発生量をできる限り少なくすると共に、ドラム缶の保管及び埋設処分等に要する費用の削減を可能にすることを課題とする。
そのために、本発明の沸騰水型原子炉設備における給水加熱器伝熱管の除染処理方法は、前記伝熱管を長尺で真直ぐな伝熱管に分断し、分断された伝熱管を、その長手方向に送りながら伝熱管の外表面に付着した放射性物質を除染する工程と、
前記伝熱管表面の放射性物質が除去された真直ぐな伝熱管の長手方向両側部を切断して半割りする工程と、
前記半割りされた伝熱管内面及び外面に付着している放射性物質を除染する工程と、
前記除染された半割り伝熱管について放射性物質の有無を検認する工程とからなっている。
また、前記伝熱管を長尺で真直ぐな伝熱管に分断し、分断された伝熱管を、その長手方向に送りながら伝熱管の外表面に付着した放射性物質を一対の回転ブラシによって除染する工程と、
前記伝熱管表面の放射性物質が除去された伝熱管をその長手方向に送りながら長手方向両側部をチップソー、バンドソー又はプラズマ切断機のいづれかによって切断して半割りする工程と、
前記半割りされた伝熱管内面及び外面に付着している放射性物質をブラスト装置又は電解研磨装置のいずれかによって除染する工程と、
前記除染された半割り伝熱管について放射性物質の有無をサーベイメータで検認する工程とからなっている。
そして前記沸騰水型原子炉設備における給水加熱器伝熱管除染処理方法に伝熱管表面の放射性物質が除去された伝熱管の長手方向両側部を切断して半割りする工程に使用する半割り切断機は、導入された伝熱管を水平方向前方に送り出すための左右一対の前部送りディスクと、伝熱管の両側を長手方向に切断して上下に分割する左右一対の切断ディスクと、分割切断された伝熱管を筒状に維持した状態で前方に送り出す左右一対の後部送りディスクとを備え、これらディスクが伝熱管の送り方向に向って順に機枠上に装着されており、
前記一対の切断ディスクと一対の後部送りディスクとの間に、半割りしようとする伝熱管と同心の切断ガイド棒を設けたことを特徴としている。
さらに半割り切断機において、前記一対の前部送りディスクと、一対の後部送りディスクは切断しようとする伝熱管を間に挟んで水平に対設され、各ディスクは周辺にV形凹溝を有し、前記後部送りディスクにはさらに前記V形凹溝の中央部に切断された伝熱管の側部に生じた切断ディスクの切り代分に相当するスリットに挿入可能な環状の押圧ディスクを有している。
また半割り切断機の前記一対の切断ディスクは、切断しようとする伝熱管の送り方向に対し対称位置に配設した左右一対の円盤状チップソーよりなり、各円盤状チップソーはその周上に多数の切歯を有し、切断しようとする伝熱管と同心位置に配設した切断ガイド棒を芯金として切断することを特徴としている。
そしてまた、半割り切断機の前記切断ガイド棒は先端に円錐状をした先細案内部を、中央部に切断ディスクによって伝熱管の側部に生じた切断ディスクの切代分に相当するスリットに嵌まる先細傾斜部を備えた水平ガイド羽根を、そして前記左右一対の切断ディスクに対応する位置と、前記左右一対の後部送りディスクに対応する位置とに、それぞれ凹所を有していることを特徴としている。
さらに半割り切断機の前記左右一対の切断ディスクの前後位置に、切断しようとする伝熱管の横ずれを防止する前ガイドローラと後ガイドローラを有している。
本発明の給水加熱器伝熱管廃材の除染処理方法は上記のような方法であるので、保管用ドラム缶の発生量を、除染が可能となった伝熱管に相当する重量分削減ができ、保管及び埋設処分等に要する費用をも大幅に削減することができる。
本方法を実施する半割り切断機によれば、伝熱管を前部送りディスクと、後部送りディスクと、前ガイドローラと、後ガイドローラ及び切断ガイド棒等でガイドしながら連続的に送ることができるので、伝熱管を長尺のまま半割切断することができる。
特に切断ガイド棒に、先細傾斜部を有する水平ガイド羽根を左右対称的に設け、切断された伝熱管のスリットにこの水平ガイド羽根がその先細先端部から進入するので、上下に分断された配管は上下分断片間のスリットを水平ガイド羽根で埋められるので、円形を保ったままスムーズに送られる。
さらに、後部送ディスクの周面V形凹溝の中央部に押えディスクを設け、これを切断ディスクの切歯で切断したスリットに食い込むようにしたので、伝熱管は切断されて上下2つ割りになっても、ばらばらになることなく安定して送られる。
本発明方法の実施形態について、以下図面に基いて説明する。
図1は古い給水加熱器である。1は胴体で、この中に伝熱管2が組み込まれている。伝熱管2にはその管内及び管表面に放射性物質が付着しているので、廃材とし、所定の場所に処分しなければならない。伝熱管2の外径は15.9mm〜19mmと細く、管内に付着している放射性物質を除去するのは不可能であり、従って放射性物質の検認も不可能であった。
さて、図2のごとく胴体1内から伝熱管2を抜き取り、これを図3に示すように大型バンドソー等で、長さ2m程度に分断する。この分断作業までは図15〜図17で示す従来の処理と同様である。
さて、長さ2m程度に分断された伝熱管2は図4に示す如く伝熱管送りローラ3で送られる間に駆動モータ5で駆動される上下対をなす回転ブラシ4で外表面を除染される。
次に表面を除染された長尺の(約2m)伝熱管2は、切断装置たとえばチップソー、バンドソー又はプラズマ切断機等のいづれかを使用した半割り切断機によって長手方向に送られながら半割りされる(図5,図6)。
図5の半割り切断機について説明すると、伝熱管2は、伝熱管送り機構部Aからチップソー、バンドソー又はプラズマ切断機等の切断部Bに送られ、ここで半割りされて、伝熱管送り機構部Cを経て次の除染工程に送られる。なお半割り切断機の実施例については段落〔0019〕以下の説明及び図9〜図14を参照されたい。
次に半割りされた伝熱管(図6)の内面及び外面に付着している放射性物質をブラストあるいは電解研磨等の除染装置で除染する(図7)。
次に内面と外面共に除染された半割り伝熱管についてGMサーベイメータ等で放射性物質の除染結果を検認する(図8)。
さて、前記伝熱管の半割り工程では、半割り工具としてチップソー、バンドソー或いはプラズマ切断機を使用し、伝熱管を長手方向に送り乍ら半割りする装置について説明したが、以下チップソーを使用した半割り切断機の一例について図9〜図14を参照して説明する。
これは本発明の出願人が2003年6月16日特願2003−170702号(発明の名称:小口径管の半割切断機)で開示したものである。
図9で、符号11は機枠で、機枠11の下部にキャスタ12が設けられ、これによって移動可能である。機枠11はアジャスター13で、所定位置に移動後にこれによって位置決めして使用する。
機枠11上に本発明にかかわる半割切断機が設けられている。機枠11の前部に前部ガイドローラフレーム14が設けられ、このフレーム14の前と後に伝熱管2のガイドローラ15が設けられている。
半割切断しようとする伝熱管2は、ガイドローラ15に沿って前方に送られ、水平に置かれた左右一対の前部送りディスク16に挟まれてさらに前方に送られる。一対の前部送りディスク16・16は機枠11の下部に搭載した前部送りディスク駆動モータ36によって回転駆動される。
一対の前部送りディスク16・16にて送られた伝熱管2は、左右一対のガイドローラ18で横ずれを防止されつつ案内され、次の左右一対の切断ディスク20,20に送られ、ここで半割切断される。
一対の前部送りディスク16・16は配管を送り易くするため周面にV形凹溝24を有している(図11(a))。そして伝熱管2の径に応じてその間隔を調節する手動のハンドル19を備え、これを回転することによって、左右一対の前部送りディスク16・16は互に水平方向に接・離して所定の間隔に調節される。
一対の切断ディスク20,20はたとえば図11(b)に示すようなチップソーが使用される。一対の切断ディスクも手動ハンドル19を有し、これにより切断ディスク20,20間の間隔を伝熱管2の径に合わせて調節することができる。
一対の切断ディスク20,20で伝熱管2は両側を同時に切断され、その長手方向両側に切断ディスク20,20の切歯21(図11(b))の厚さ分の切り代に相当するスリットが形成されて一対の後ガイドローラ22を経て、後部送りディスク23,23により後ガイドローラフレーム28上に送り出される。一対の後部送りディスク23,23も前部送りディスク16,16と同様に周面にV形凹溝24を有している(図11(a))。そして手動ハンドル19によって間隔の調節を行うことができる。
一対の切断ディスク20,20によって半割される伝熱管2は、その中心に同心状に位置する切断ガイド棒25(図14)で伝熱管2の中心部をガイドされている。切断ガイド棒25は両側に先細傾斜部26を有する水平ガイド羽根29に設けた取付部30で機枠11上にボルト31で保持されている。
前記切断ガイド棒25は伝熱管2の中心に同心的に挿入されるが、一対の切断ディスク20,20の切歯21(図11(b))が切り込む位置に左右対称の前方凹所33,33を有している。
後部送ディスク23には図11(a)に示すように、周面に設けたV形凹溝24の中央位置に環状の押さえディスク27が付いており、この押さえディスク27が半割切断された伝熱管2の両側に形成された前記切代分相当のスリットに挿入されることで、伝熱管2の滑りを防止し、的確に伝熱管2を後部ガイドローラフレーム28に向けて引き抜き送り出すことができる。
図14を参照して切断ガイド棒25についてさらに説明する。
切断ガイド棒25はその中央部に羽根状の水平ガイド羽根29を有している。水平ガイド羽根29はその両側端が下側に屈曲延長して機枠11への取付部30となっている。取付部30でボルト等31で機枠に取付けられている。
切断ガイド棒25の先端はコーン状をした先細先端部32となり、ここから伝熱管2の先端が案内されて進入する。この先端の先細先端部32の後方に前方凹所33が、又切断ガイド棒25の後端近傍には後方凹所34が対称的に設けられている。
前方凹所33は切断ディスク20の切歯21に対向する位置にあり、これによって図11(b)に示すチップソー等の切断ディスク20の切歯21による切断時に、切歯先端との干渉をさけている。
前記切断ガイド棒25の後方凹所34は後部送ディスク23に対応する位置にあり、これにより後部送ディスク23の中央部に設けた環状の押えディスク27の出張りとの干渉をさけている。
水平ガイド羽根29は前記前方凹所33の後方にあり、先細傾斜部26を有している。切断ディスク20で両側部を切断されて上下に分割された伝熱管2が後方に送られてきたとき、スムーズにこの部分を通過できるようになっている。即ち、水平ガイド羽根29は、その厚さt(図14・b)が切断ディスク20で切断された伝熱管2の両側部に形成されたスリット幅と略等しく、この水平ガイド羽根29が配管両側のスリットに嵌り、配管はその断面形状を崩すことなくスムーズに通過できるようになっている。
一対の切断ディスク20,20によって切り落されて下部に落ちた切粉は真空掃除機35にて吸引される。36は操作盤である。
(半割切断機による伝熱管の半割切断)
(1)伝熱管2を前部ガイドローラーフレーム14上に乗せ、前部送ディスク16,16間にセットし、前部送ディスク16,16の回転駆動により伝熱管2を切断ディスク20,20の方へ自動的に送る。
(2)伝熱管2は前ガイドローラ18,18により垂直方向及び水平方向に対し安定ガイドされ、移送の際のブレが防止される。そして切断ディスク20,20の直前で切断ガイド棒25の先端先細部32に向って進入する。
(3)伝熱管2は、切断ディスク20,20で長手方向に半割切断される。
(4)半割切断された伝熱管2は、切断ガイド棒25の前方凹所33上で上下に分離され、後ガイドローラ22,22で水平方向のブレを抑えられながら後部送ディスク23,23へ送られる。
(5)半割切断された伝熱管2は後部送ディスク23,23で引張られ、切断ディスク20,20から引き抜かれる。
(6)半割切断された伝熱管2は、後部送ディスク23,23から後部ガイドローラーフレーム28上へと送られる。
(7)伝熱管2を半割切断する際に発生した切り粉は真空掃除機35で回収される
(8)前部送ディスク駆動モータ36、切断ディスク駆動モータ37、後部送ディスク駆動モータ38の駆動停止は操作盤(図示しない)で操作する。
半割切断機の移動は専用キャスタ12を設けてあるので、手押しで容易に移動できる。そして対象伝熱管2を半割切断する際は、アジャスタ13で所定の作業場所に固定して作業を開始する。
給水加熱器。 伝熱管。 2m程に分断された伝熱管。 伝熱管の表面除染装置。 伝熱管半割り装置。 半割りされた伝熱管。 半割り伝熱管内面の除染工程。 放射性物質の除去検認工程。 半割切断機全体側面図である。 半割切断機全体平面図である。 後送りディスクの側面図である。 図13のX矢視図である。 半割り切断機の要部拡大平面図である。 切断ガイド棒の拡大詳細図である。 古い給水加熱器。 抜き取った胴体部分。 (大型バンドソーで切断された)長尺の伝熱管。 (細断された)伝熱管。 (保管用の)ドラム缶。
符号の説明
1 胴体 2 伝熱管
3 伝熱管送りローラ 4 回転ブラシ
11 機枠 12 キャスタ
13 アジャスタ 14 前部ガイドローラフレーム
15 ガイドローラ 16 前部送ディスク
18 前ガイドローラ 19 ハンドル
20 切断ディスク 21 (切断ディスクの)切歯
22 後ガイドローラ 23 後部送ディスク
24 V形凹溝 25 切断ガイド棒
26 先細傾斜部 27 押さえディスク
28 後部ガイドローラフレーム 29 水平ガイド羽根
30 取付部 31 ボルト
32 先細先端部 33 前方凹所
34 後方凹所 35 真空掃除機
36 前部送ディスク駆動モータ 37 切断ディスク駆動モータ
38 後部送ディスク駆動モータ

Claims (7)

  1. 沸騰水型原子炉設備における給水加熱器伝熱管廃材の除染処理方法であって、
    前記伝熱管を長尺で真直ぐな伝熱管に分断し、分断された伝熱管を、その長手方向に送りながら伝熱管の外表面に付着した放射性物質を除染する工程と、
    前記伝熱管表面の放射性物質が除去された真直ぐな伝熱管の長手方向両側部を切断して半割りする工程と、
    前記半割りされた伝熱管内面及び外面に付着している放射性物質を除染する工程と、
    前記除染された半割り伝熱管について放射性物質の有無を検認する工程、とからなる
    給水加熱器伝熱管廃材の除染処理方法。
  2. 沸騰水型原子炉設備における給水加熱器伝熱管廃材の除染処理方法であって、
    前記伝熱管を長尺で真直ぐな伝熱管に分断し、分断された伝熱管を、その長手方向に送りながら伝熱管の外表面に付着した放射性物質を一対の回転ブラシによって除染する工程と、
    前記伝熱管表面の放射性物質が除去された伝熱管をその長手方向に送りながら長手方向両側部をチップソー、バンドソー又はプラズマ切断機のいづれかによって切断して半割りする工程と、
    前記半割りされた伝熱管内面及び外面に付着している放射性物質をブラスト装置又は電解研磨装置のいずれかによって除染する工程と、
    前記除染された半割り伝熱管について放射性物質の有無をサーベイメータで検認する工程、とからなる
    給水加熱器伝熱管廃材の除染処理方法。
  3. 沸騰水型原子炉設備における給水加熱器伝熱管廃材の除染処理方法における伝熱管表面の放射性物質が除去された伝熱管の長手方向両側部を切断して半割りする工程に使用する半割り切断機であって、
    前記半割り切断機は導入された伝熱管を水平方向前方に送り出すための左右一対の前部送りディスクと、伝熱管の両側を長手方向に切断して上下に分割する左右一対の切断ディスクと、分割切断された伝熱管を筒状に維持した状態で前方に送り出す左右一対の後部送りディスクとを備え、これらディスクが伝熱管の送り方向に向って順に機枠上に装着されており、
    前記一対の切断ディスクと一対の後部送りディスクとの間に、半割りしようとする伝熱管と同心の切断ガイド棒を設けたことを特徴とする給水加熱器伝熱管廃材の除染処理方法の実施に使用する伝熱管の半割切断機。
  4. 前記一対の前部送りディスクと、一対の後部送りディスクは切断しようとする伝熱管を間に挟んで水平に対設され、各ディスクは周辺にV形凹溝を有し、前記後部送りディスクにはさらに前記V形凹溝の中央部に切断された伝熱管の側部に生じた切断ディスクの切り代分に相当するスリットに挿入可能な環状の押圧ディスクを有している請求項3記載の給水加熱器伝熱管廃材の除染処理方法の実施に使用する伝熱管の半割切断機。
  5. 前記一対の切断ディスクは、切断しようとする伝熱管の送り方向に対し対称位置に配設した左右一対の円盤状チップソーよりなり、各円盤状チップソーはその周上に多数の切歯を有し、切断しようとする伝熱管と同心位置に配設した切断ガイド棒を芯金として切断することを特徴とする請求項3記載の給水加熱器伝熱管廃材の除染処理方法の実施に使用する伝熱管の半割切断機。
  6. 前記切断ガイド棒は先端に円錐状をした先細案内部を、中央部に切断ディスクによって伝熱管の側部に生じた切断ディスクの切代分に相当するスリットに嵌まる先細傾斜部を備えた水平ガイド羽根を、そして前記左右一対の切断ディスクに対応する位置と、前記左右一対の後部送りディスクに対応する位置とに、それぞれ凹所を有していることを特徴とする請求項3記載の給水加熱器伝熱管廃材の除染処理方法の実施に使用する伝熱管の半割切断機。
  7. 前記左右一対の切断ディスクの前後位置に、切断しようとする伝熱管の横ずれを防止する前ガイドローラと後ガイドローラを有している請求項3記載の給水加熱器伝熱管廃材の除染処理方法の実施に使用する伝熱管の半割切断機。
JP2004154262A 2004-05-25 2004-05-25 給水加熱器伝熱管廃材の除染処理方法及びこの方法の実施に使用する半割切断機 Pending JP2005337778A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004154262A JP2005337778A (ja) 2004-05-25 2004-05-25 給水加熱器伝熱管廃材の除染処理方法及びこの方法の実施に使用する半割切断機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004154262A JP2005337778A (ja) 2004-05-25 2004-05-25 給水加熱器伝熱管廃材の除染処理方法及びこの方法の実施に使用する半割切断機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005337778A true JP2005337778A (ja) 2005-12-08

Family

ID=35491529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004154262A Pending JP2005337778A (ja) 2004-05-25 2004-05-25 給水加熱器伝熱管廃材の除染処理方法及びこの方法の実施に使用する半割切断機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005337778A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007232483A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Shimizu Corp フィン付熱交換器の除染方法およびフィン付熱交換器の除染システム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5710500A (en) * 1980-06-23 1982-01-20 Tokyo Shibaura Electric Co Surface cleaning machine for fuel channel
JPH0160820U (ja) * 1987-10-13 1989-04-18
JPH0381699A (ja) * 1989-08-25 1991-04-08 Ngk Insulators Ltd 放射性廃棄物の除染方法
JPH10309623A (ja) * 1997-05-08 1998-11-24 Mitsubishi Materials Corp 管半割り切断装置
JPH11514588A (ja) * 1995-11-07 1999-12-14 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 放射能汚染蒸気発生器の廃棄処理方法および装置
JP2005007483A (ja) * 2003-06-16 2005-01-13 Atox Co Ltd 小口径配管の半割切断機

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5710500A (en) * 1980-06-23 1982-01-20 Tokyo Shibaura Electric Co Surface cleaning machine for fuel channel
JPH0160820U (ja) * 1987-10-13 1989-04-18
JPH0381699A (ja) * 1989-08-25 1991-04-08 Ngk Insulators Ltd 放射性廃棄物の除染方法
JPH11514588A (ja) * 1995-11-07 1999-12-14 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 放射能汚染蒸気発生器の廃棄処理方法および装置
JPH10309623A (ja) * 1997-05-08 1998-11-24 Mitsubishi Materials Corp 管半割り切断装置
JP2005007483A (ja) * 2003-06-16 2005-01-13 Atox Co Ltd 小口径配管の半割切断機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007232483A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Shimizu Corp フィン付熱交換器の除染方法およびフィン付熱交換器の除染システム
JP4587045B2 (ja) * 2006-02-28 2010-11-24 清水建設株式会社 フィン付熱交換器の除染方法およびフィン付熱交換器の除染システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4771143B2 (ja) パイプ半割り切断装置
JP5695055B2 (ja) 針の先端近傍に孔、スロット、及び/又は窪みを形成する方法及び装置
JPS61138546A (ja) 紙幣の破壊装置
TW201705243A (zh) 光元件晶片之製造方法
JPH0516055A (ja) 切り屑クラツシヤを備えた加工装置
JP2005337778A (ja) 給水加熱器伝熱管廃材の除染処理方法及びこの方法の実施に使用する半割切断機
CN112576268B (zh) 硬岩掘进装置及硬岩掘进方法
JP4858022B2 (ja) バンドソー式配管切断装置
JPH0651098A (ja) 放射能汚染された熱交換チューブの処理方法
JP4035083B2 (ja) 小口径配管の半割切断機
JP6639460B2 (ja) 家禽の肛門周囲の組織を切り離すための肛門カッタおよび方法
CN112238254A (zh) 一种核工业用切割放射性固体废物的控制方法
KR20150001257A (ko) 파이프 용접 및 절단 가공에 따른 용융슬러그 배출장치
JP2005524543A (ja) 切断機械
JPS58113796A (ja) 核燃料を含んでいるチユ−ブの束を剪断するための装置
KR101110254B1 (ko) 회전 나이프를 이용한 칩 가공장치
KR101586838B1 (ko) 나선관용 절삭지그 및 이를 이용한 나선관의 절삭방법
CN209969869U (zh) 管件的激光切割设备
JP6688817B2 (ja) 鉛板の切断方法および装置
JPH02241688A (ja) 複合加工法
CN218052852U (zh) 一种中药切片机
KR101884700B1 (ko) 전자빔 컬럼 보호장치
WO2022149598A1 (ja) 異物除去装置、異物除去方法および加工食品の製造方法
KR102631280B1 (ko) 원자력 시설 해체를 위한 절삭장치 및 이를 이용한 원자력 시설 해체방법
JPH0938822A (ja) 管体切断方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20070523

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20071113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090219

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20100223

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20100629

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02