JP2005336179A - ピリミジン誘導体の製造方法 - Google Patents
ピリミジン誘導体の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005336179A JP2005336179A JP2005133942A JP2005133942A JP2005336179A JP 2005336179 A JP2005336179 A JP 2005336179A JP 2005133942 A JP2005133942 A JP 2005133942A JP 2005133942 A JP2005133942 A JP 2005133942A JP 2005336179 A JP2005336179 A JP 2005336179A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- formula
- compound
- hydrogen atom
- substituted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
【解決手段】式(I)【化1】[式中、R1は水素原子、アルキル基又はアシル
基を示し、R2は、水素原子、アルキル基、アシル基等を示し、R3は、水素原子、アルキル基、ハロゲン原子又はホルミル基等を示し、R4は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、カルボキシル基を示し、R3及びR4は、一体となってヘテロ環等を示していてもよい。]で表されるアミノアクリルアミド化合物のアルカリ金属塩と、ホスゲン又はトリホスゲンとを、溶媒中で反応させる。
Description
そこでまず下記式に示すように、化合物(10a)に対してアシル化試薬を作用させN−アシル化を行い、N−アシル体を得た。具体的には、炭酸カリウム存在下、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)を用い、無水トリフルオロ酢酸と化合物(10a)とを室温で15時間反応させエチル・β−アミノ−N−トリフルオロアセチルメタクリレート(11)を得(i)、炭酸カリウム存在下、DMFを用い、無水トリクロロ酢酸と化合物(10a)とを室温で16時間反応させエチル・β−アミノ−N−ジクロロアセチルメタクリレート(12)を得(ii)、炭酸カリウム存在下、DMFを用い、無水酢酸と化合物(10a)とを室温で36時間反応させエチル・β−アミノ−N−アセチルメタクリレート(13)を得た(iii)。また、ピリジンとトリクロロメタンの存在下、塩化ベンゾイルと化合物(10a)とを、0℃で2時間、その後室温で1晩反応させZ型のみのエチル・β−アミノ−N−ベンゾイルメタクリレート(14)を得(iv)、炭酸カリウム存在下、DMFを用い、無水安息香酸と化合物(10a)とを室温で15時間、50〜60℃で5時間反応させE型、Z型の混合物としてエチル・β−アミノ−N−ベンゾイルメタクリレート(14)を得た(v)。
本発明のピリミジン誘導体の製造方法は、式(I)
R1及びR2におけるアシル基としては、直鎖又は分岐状の炭素数1〜6の、例えば、ホルミル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチル基、バレリル基、イソバレリル基、ピバロイル基、ヘキサノイル基等のアルカノイル基の他、ベンゾイル基、ナフトイル基等のアロイル基を挙げることができ、これらのうちベンゾイル基が好ましい。これらアシル基も、前記したアルキル基と同様の置換基を有していてもよく、アロイル基においては、ハロゲン原子、ニトロ基の他、前記したと同様のアルキル基を置換基として有していてもよい。
R2におけるアリールスルホニル基としては、アリール部分として、フェニル、ナフチル等のアリール基の他、ベンジル、フェネチル、ベンズヒドリル等のアラルキル基を挙げることができ、具体的には、フェニルスルホニル基、ベンジルスルホニル基、ナフチルスルホニル基等を挙げることができ、前記アロイル基と同様の置換基を有していてもよい。
R2におけるアルキルスルホニル基としては、アルキル部分として、前記アルキル基と同様のアルキル基を挙げることができ、具体的には、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基等を挙げることができ、また、前記アルキル基と同様の置換基を有していてもよい。
R3、R4及び前記置換基におけるハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等を挙げることができる。
R3におけるハロゲン化アルキル基としては、前記ハロゲン原子の1又は2以上を置換基として有する前記アルキル基と同様のアルキル基を挙げることができ、具体的には、トリフルオロメチル基、ジフルオロメチル基、フルオロメチル基、トリクロロメチル基、ジクロロメチル基、クロロメチル基、パーフルオロエチル基、フルオロエチル基、パークロロメチル基、クロロエチル基等を挙げることができる。
また、R3及びR4が一体となってヘテロ環を示すときのヘテロ環としては、例えば、イミダゾール環、ピリミジン環等を挙げることができ、これらのうちイミダゾール環が好ましく、該へテロ環及びベンゼン環は、前記アロイル基と同様の置換基を有していてもよい。
また、式(I)におけるR2が水素原子の場合は、式(I)で表されるアミノアクリルアミド化合物を必ずしもアルカリ金属塩としなくとも、ホスゲンやトリホスゲンと反応させることも可能である。
本発明に用いるトリホスゲンはホスゲンの3量体の固体であり、有毒のホスゲンと類似の行動をとることが多いが、ホスゲンに比較して毒性が低く、活性も低い。トリホスゲンは公知の方法により得ることができる。
ホスゲンや、トリホスゲンの使用量はアミノアクリルアミド化合物に対して0.5〜3当量とすることができ、好ましくは0.5〜1当量である。[11C] ホスゲンの場合は10−8〜10−7当量とすることができ、好ましくは10−7当量前後である。
本発明のピリミジン誘導体の製造方法は、過酷な条件を必要とせず、アミノアクリルアミド化合物と[11C]ホスゲンとの環化反応を有機溶媒中で行うことができ、例えば、温度は0〜50℃、好ましくは30℃前後で、1分間で行なうことができる。[11C]メタンから[11C]ホスゲンを経て、[11C]チミンを得るまでの反応合計時間は20分以下、好ましくは16分前後とすることができる。
また、式(II)で表されるピリジン誘導体として、式(II)におけるR3及びR4が一体となってヘテロ環を示す場合の式(III)で表されるキサンチン類を挙げることができる。かかるキサンチン類の具体的例として、式(III)におけるR1、R2及びR7が水素原子を示す場合のキサンチンや、R1及びR2がメチル基を示し、R7が水素原子を示す場合のテオフィリンや、R1が水素原子を示し、R2及びR7がメチル基を示す場合のカフェインや、R1、R2及びR7がメチル基を示す場合のテオブロミン、更に、これらの化合物のハロゲン置換体等を挙げることができる。 また、上記に例示した化合物の2−[11C]標識化合物を挙げることができる。
式(V)
反応はメタノール、プロパノール等の溶媒中で、過剰なアンモニアを加え、温度0〜60℃、好ましくは60℃前後で、30分〜2時間行うことができる。
なお、原料の式(V)で表されるアルデヒド又はケトン類は、非特許文献5に記載の方法、或いはこれに準じて入手可能である。
この反応に用いるR2a−Xとしては、式(VI−1)で表されるアミノアクリル化合物や、使用する塩基、溶媒との組合せにより適宜選択することができるが、アミノアクリル化合物としてエチルアミノメタクリレートを使用する場合は、塩化ベンゾイル等を好適に使用することができる。使用する塩基としては、ピリジン、トリエチルアミン、炭酸カリウム等のアルカリ金属塩を挙げることができ、使用量としては、アミノアクリル化合物に対して、1当量〜5当量とすることができる。反応に使用する溶媒としては、トリクロルメタン、エチルエーテル、DMF等を挙げることができ、反応温度は0〜60℃、好ましくは室温で、反応時間は30分〜50時間等とすることができる。特に、ベンゾイル化合物を用いて、アシル化を行った場合は、Z型が選択的に得られ、その後の閉環反応を優位に行うことができる。塩化ベンゾイルを用いて反応を行った場合のアシル化アミノアクリル化合物の収率は、表3に示すようになっている。
R3がホルミルである化合物は、式(V)で表される化合物でR3aがブロモメチルである化合物を加水分解しヒドロキシメチル体とし、次いで、対応する式(VI−1)、(VI−2)及び(I−1)で表される化合物を経た後、ヒドロキシメチル基を酸化することにより得ることができる。
また、R1がアシル基である化合物は、式(I)でR1が水素で表される化合物とアシルハライド類とを塩基の存在下、反応することにより得ることができる。
かかるチミンを含むウラシル類は、抗癌剤、抗ウイルス剤等の医薬品となっており、テオフィリン等のキサンチン類は有用な医薬品となっているばかりか、プリンヌクレオシドはキサンチンオキシダーゼによってキサンチンさらに尿酸へと代謝されるため、痛風等の病態や活性酸素産生と関連して、キサンチン類の [11C]標識体となり、これらの化合物の短時間且つ簡便な合成に有用であり、医薬品開発に資することができる。
既知の合成法を参考に、油性NaH2.5g(62.5−75mmol、60−72%)に、ギ酸エチル10.4mL(130mmol、d0.918−0.926)、プロピオン酸エチル7.5mL(65mmol、d0.889−0.894)の無水エーテル溶液80mLを0℃で加え2時間撹拌、室温で2.5日撹拌した。氷水を加え、中和後、抽出溶媒を留去し、標記化合物3.1gを得た。収率は37%であった。
実施例1で得られたエチル・ホルミルプロピオネート(9)3.1g(24mmol)をエーテル5mLに溶解し、7Mアンモニアメタノール溶液9mL(63mmol)を加え、2時間還流した。溶媒を減圧留去し、10、10´3.0g(98%)を得た。10、10´は時間が経過するに従い10:10´=1:1となり、分離はできなかった。
(Z)エチル・β−アミノメタクリレート(10)
1H-NMR (CDCl3) δ:1.25 (3H, t, J =6.9 Hz), 1.68 (3H, s), 4.03 (2H, br s), 4.14 (2H, q, J =7.1 Hz), 7.43 (1H, t, J =10.3 Hz).
EI-MS m/z : 129 [M]+.
(E)エチル・β−アミノメタクリレート(10´)
1H-NMR (CDCl3) δ:1.25 (3H, t, J =6.9 Hz), 1.70 (3H, s), 4.03 (2H, br s), 4.13 (2H, q, J =6.9 Hz), 6.64 (1H, t, J =11.2 Hz).
クロロホルム20mL、ピリジン320μL(4mmol)、塩化ベンゾイル235μL(2mmol)を0℃に氷冷しながら5分間撹拌し、クロロホルム10mLに溶解した実施例2で得たエチル・アミノメタクリレート(10)260mg(2mmol)を加え、0℃で2時間、室温で一晩撹拌した。溶媒を減圧留去し、エーテル、氷水を加え、10%HClを加えて中和した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(10% 酢酸エチル−ヘキサン)に、約35%の収率で(Z)エチル・β−(N−ベンゾイルアミノ)メタクリレート(14)を得た。
(Z)エチル・β−(N−ベンゾイルアミノ)メタクリレート(14)
Colorless crystals, mp 61-62 ℃ (recrystallized from AcOEt ).
1H-NMR (CDCl3) δ:1.34 (3H, t, J =6.9 Hz), 1.90 (3H, d, J =1.2), 4.26 (2H, q, J =7.0 Hz), 7.48 (2H, t, J =7.4 Hz), 7.55 (1H, t, J =7.5 Hz), 7.62 (1H, dd, J =1.1, 10.9 Hz), 7.93 (2H, d, J =6.9 Hz), 11.4 (1H, d, J =9.8 Hz).
EI-MS m/z : 233 [M]+.
実施例3で得られた(Z)エチル・β−(N−ベンゾイルアミノ)メタクリレート(14)をメタノールに溶解し、過剰の液体アンモニアへ加え、室温で1週間反応を行った。アルミナカラムクロマトグラフィー(40%酢酸エチル−ヘキサン)で精製し、標記化合物(15)を得た。このアミド化反応はNMRから定量的に進行することが確認された。
(Z)β−(N−ベンゾイルアミノ)メタクリルアミド(15)
Colorless crystals, mp 182-184 ℃ (recrystallized from CHCl3 ).
1H-NMR (CDCl3) δ:1.95 (3H, d, J =1.2 Hz), 5.40-5.80 (2H, br d, NH2), 7.46 (2H, t, J=7.2 Hz), 7.54 (1H, t, J =7.5 Hz), 7.54 (1H, d, J =7.5 Hz), 7.93 (2H, d, J =6.9 Hz), 12.3 (1H, br s).
EI-LRMS m/z : 204 [M]+.
EI-HRMS m/z : 204.0895 (Calcd for C11H12N2O2 : 204.0899).
Anal. Calcd for C11H12N2O2: C, 64.69; H, 5.92; N, 13.72. Found: C, 64.50; H, 6.05; N, 13.60.
エチル・β−アミノアクリレートをピリジン存在下、ベンゾイルクロライドを用いることにより、N−ベンゾイル化し、エチル・β−(N−ベンゾイルアミノ)アクリレートを得た。これにアンモニアを作用させ、N−ベンゾイルイミノプロピオン酸アミドを得た。
1H-NMR (CD3OD) d: 2.66 (2H, d, J=5.7 Hz), 5.15 (1H, bs or t, J =5.7 Hz), 7.45 (2H, t, J =7.5 Hz), 7.52 (1H, t, J =7.5 Hz), 7.80 (1H, d, J = 7.5 Hz),.
EI-MS m/z: 190 [M]+.
EI-HRMS m/z : 190.0745 (Calcd for C10H10N2O2: 190.0742).
(1)[11C]ホスゲンの合成
サイクロトロン(CYPRISHM−18、住友重機械工業社製)を用いて10μA、10分間の照射を行い、[11C]四塩化炭素を製造し、特開2002−3081652号公報記載の方法に準じて[11C]ホスゲンを合成した。
(2)2−[11C]チミン(22)の合成
実施例4で得られた(Z)β−(N−ベンゾイルアミノ)メタクリルアミド(15)5mgのDME溶液0.5mLに、塩基として1当量の(CH3)3COKを加え、BMAAのカリウム塩(16)を調製した後、この溶液に[11C]ホスゲンを含むHeガス50mLを約2分間かけて吹き込み、30℃で、1分間反応させた。溶媒除去後、0.2MNaOH0.5mLを加え、生成した2−[11C]ベンゾイルチミン(21)を加水分解し(20秒)、0.2MHCl(0.5mL)で中和後、2−[11C]チミン(22)を得た。この反応は生成物を取り出すことなく、ワンポットで遂行した。サイクロトロンにおける照射終了から16分後に2−[11C]チミンが410MBq得られた。
Claims (15)
- 式(Ia)
[式中、R1は、水素原子、置換若しくは非置換のアルキル基又は置換若しくは非置換のアシル基を示し、R2は、水素原子、置換若しくは非置換のアルキル基、置換若しくは非置換のアシル基、置換若しくは非置換のアリールスルホニル基、置換若しくは非置換のアルキルスルホニル基又は
(式中、Zは、酸素原子、硫黄原子又はメチレン基を示し、R6は、水素原子又はアルキル基を示し、mは、0又は1を示し、nは、0又は1〜5の整数を示し、nが2以上の場合、該基は同一又は異なっていてもよく、pは1〜4の整数を示す。)を示し、R3は、水素原子、置換若しくは非置換のアルキル基、ハロゲン原子、ハロゲン化アルキル基又はホルミル基を示し、R4は、水素原子、ハロゲン原子、置換若しくは非置換のアルキル基又はカルボキシル基を示し、R3及びR4は、一体となって置換若しくは非置換のベンゼン環又は置換若しくは非置換のヘテロ環を示していてもよい。]で表されるアミノアクリルアミド化合物若しくはその互変異性体である式(Ib)[式中、R1、R2、R3及びR4は、前記とそれぞれ同じ基を示す。]で表されるイミノプロピオン酸アミド化合物[以下、式(Ia)及び式(Ib)を総称して式(I)という。他の式番号についても同様である。]又は式(I)で表される化合物のアルカリ金属塩と、ホスゲン又はトリホスゲンとを、溶媒中で反応させることを特徴とする式(II)
[式中、R1、R2、R3及びR4は、前記とそれぞれ同じ基を示す。]で表されるピリミジン誘導体の製造方法。 - 溶媒が、N,N−ジメチルホルムアミド、トルエン、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エーテル、ベンゼン、ジメチルアセトアミド及びt−ブタノールから選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする請求項1記載のピリミジン誘導体の製造方法。
- 式(I)で表される化合物のアルカリ金属塩が、式(I)で表される化合物に、溶媒存在下、水素化アルカリ金属化合物、アルカリ金属アルコキシド、アルカリ金属アミド、アルキルアルカリ金属化合物、アリールアルカリ金属化合物、炭酸アルカリ及び水酸化アルカリから選ばれる1種又は2種以上を添加したものであることを特徴とする請求項1記載のピリミジン誘導体の製造方法。
- 式(II)で表されるピリミジン誘導体が、ウラシル類であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載のピリミジン誘導体の製造方法。
- 式(II)で表されるピリミジン誘導体が、式(III)
[式中、R1及びR2は、前記とそれぞれ同じ基を示し、R7は、水素原子又はアルキル基を示す。]で表されるキサンチン類であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載のピリミジン誘導体の製造方法。 - ホスゲンが、11Cで標識された[11C]ホスゲンであり、式(II)で表されるピリミジン誘導体が、式(IV)
[式中、R1、R2、R3及びR4は、前記とそれぞれ同じ基を示す。]で表されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載のピリミジン誘導体の製造方法。 - 溶媒が、不純物としてアミン及び/又は水を含有しないものであることを特徴とする請求項6記載のピリミジン誘導体の製造方法。
- 式(V)
[式中、R3aは、前記R3の定義におけるホルミル基以外の基を示し、R4は、前記と同じ基を示し、R5はアルキル基を示す。]で表されるアルデヒド又はケトンと、アンモニアとを反応させることを特徴とする式(VI−1)
[式中、R3a、R4及びR5は、前記とそれぞれ同じ基を示す。]で表されるアミノアクリル化合物の製造方法。 - 請求項8記載の式(VI−1)で表されるアミノアクリル化合物と、R2a−X(式中、R2aは、前記R2の定義における水素原子以外の基を示し、Xは、ハロゲン原子を示す。)とを、溶媒中で反応させることを特徴とする式(VI−2)
[式中、R2a、R3a、R4及びR5は、前記とそれぞれ同じ基を示す。]で表されるアミノアクリル化合物の製造方法。 - R2a−X化合物がベンゾイルハライドであり、塩基の存在下で反応させることを特徴とする請求項9記載のアシル化アミノアクリル化合物の製造方法。
- 塩基が、ピリジン又はトリアルキルアミンであることを特徴とする請求項10記載のアシル化アミノアクリル化合物の製造方法。
- 式(VI−3)
[式中、R2、R3a、R4及びR5は、前記とそれぞれ同じ基を示す。]で表されるアミノアクリル化合物と、R1a−NH2(式中、R1aは、前記R1の定義におけるアシル基以外の基を示す。)とを反応させることを特徴とする式(I−1)
[式中、R1a、R2、R3a及びR4は、前記とそれぞれ同じ基を示す。]で表されるアミノアクリルアミド化合物の製造方法。 - 式(VI)
[式中、R2、R3、R4及びR5は、前記とそれぞれ同じ基を示す。]で表されるアミノアクリル化合物。 - 式(I−2)
[式中、R2bは、置換若しくは非置換のアロイル基を示し、R3bは、水素原子、アルキル基又はハロゲン原子を示す。]で表されるアシル化アミノアクリル化合物又はこれらのアルカリ金属塩。 - R2bがベンゾイル基を示し、R3bが水素原子又はメチル基である請求項14記載のベンゾイル化アミノアクリル化合物若しくはその互変異性体であるベンゾイル化イミノプロピオン酸アミド化合物又はこれらのアルカリ金属塩。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005133942A JP4528196B2 (ja) | 2004-04-30 | 2005-05-02 | ピリミジン誘導体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004136481 | 2004-04-30 | ||
JP2005133942A JP4528196B2 (ja) | 2004-04-30 | 2005-05-02 | ピリミジン誘導体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005336179A true JP2005336179A (ja) | 2005-12-08 |
JP4528196B2 JP4528196B2 (ja) | 2010-08-18 |
Family
ID=35490124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005133942A Expired - Fee Related JP4528196B2 (ja) | 2004-04-30 | 2005-05-02 | ピリミジン誘導体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4528196B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03287578A (ja) * | 1990-01-18 | 1991-12-18 | Nissan Chem Ind Ltd | ウラシル誘導体及び有害生物防除剤 |
JP2000504675A (ja) * | 1996-02-08 | 2000-04-18 | バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト | 置換アミノアルケン酸シアノフェニルアミドからの置換シアノフェニルウラシルの製造方法 |
-
2005
- 2005-05-02 JP JP2005133942A patent/JP4528196B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03287578A (ja) * | 1990-01-18 | 1991-12-18 | Nissan Chem Ind Ltd | ウラシル誘導体及び有害生物防除剤 |
JP2000504675A (ja) * | 1996-02-08 | 2000-04-18 | バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト | 置換アミノアルケン酸シアノフェニルアミドからの置換シアノフェニルウラシルの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4528196B2 (ja) | 2010-08-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Coenen et al. | Fluorine-18 radiopharmaceuticals beyond [18F] FDG for use in oncology and neurosciences | |
Rong et al. | Radiochemistry for positron emission tomography | |
JP5595903B2 (ja) | 18f標識葉酸 | |
KR20080000620A (ko) | 분자 이미징 프로브를 합성하기 위한 클릭 화학 방법 | |
US7419653B2 (en) | Method for preparing radiolabeled thymidine having low chromophoric byproducts | |
TW200804363A (en) | Novel radioligands | |
RU2512288C2 (ru) | Производные индола, подходящие для визуализации нейровоспаления | |
JP5715823B2 (ja) | マークされたプリン誘導体の製造方法、該プリン誘導体、およびその使用 | |
Tiwari et al. | Radiosynthesis and evaluation of acetamidobenzoxazolone based radioligand [11C] N′-MPB for visualization of 18 kDa TSPO in brain | |
Srivastava et al. | Design, synthesis and biological evaluation of methyl-2-(2-(5-bromo benzoxazolone) acetamido)-3-(1 H-indol-3-yl) propanoate: TSPO ligand for SPECT | |
Kumata et al. | Radiosynthesis of [13N] dantrolene, a positron emission tomography probe for breast cancer resistant protein, using no-carrier-added [13N] ammonia | |
US20120189547A1 (en) | [18f] labelled analogues of flumazenil as in vivo imaging agents | |
JP4528196B2 (ja) | ピリミジン誘導体の製造方法 | |
JP5787873B2 (ja) | インビボイメージング用の放射性標識ピリジニル誘導体 | |
Maier et al. | Synthesis and preliminary evaluations of [18F] fluorinated pyridine-2-carboxamide derivatives for targeting PD-L1 in cancer | |
Schweifer et al. | [18F] Fluoro-azomycin-2´-deoxy-β-d-ribofuranoside—A new imaging agent for tumor hypoxia in comparison with [18F] FAZA | |
US8906344B2 (en) | F-18 radiolabeled compounds for diagnosing and monitoring kidney function | |
US20140288317A1 (en) | Aryloxyanilide imaging agents | |
US20200017474A1 (en) | PET Imaging Agents | |
Venkatachalam et al. | Challenges in the automated synthesis of [18F]-1-fluoroethyl tryptophan: Formation of both O-and N-alkylated products | |
Haradahira et al. | Synthesis of a F-18 labeled analog of antitumor prostaglandin Δ7-pGA1 methyl ester using p-[18F] Fluorobenzylamine | |
TWI394587B (zh) | 放射性標幟之核苷酸類似物、製備方法及其用途 | |
Dheere | Novel [11C] CO2 radiolabelling methodologies for PET neuroimaging | |
US11186609B2 (en) | Method for preparing S-Bz-MAG3 as a precursor of contrast media | |
Reid et al. | Comparison of the pharmacokinetics of different analogs of 11C-labeled TZTP for imaging muscarinic M2 receptors with PET |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060421 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091117 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100115 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100315 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100409 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100513 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100604 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |