JP2005335736A - カーテンの梱包ケース装置及びクリーニングカーテンの梱包搬送方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
簡単な構成で軽量であり、かつ、クリーニングの委託者側に戻された後、直ぐに使用しても新品同様の大きく緩やかな曲面を有するフレア状の縦襞を表出させるカーテンの梱包ケース装置並びにクリーニングカーテンの梱包搬送方法を提供する。
【解決手段】
少なくとも対向縦壁12と底壁14とによりカーテンNの収容部Sを形成する、一方向に長いコ字形枠部16を含む。それらの長手方向両端寄り位置にカーテンの折り返しを受けてその折り返し面にあてがわれる折り返し受け部材を設ける。折り返し受け部材は、対向する両縦壁の中間空隙においてカーテンの収容高さより高い高さ位置で横断するように設けられてカーテンを受ける。自然で大きな曲線状のフレア形状を保持させる。
【選択図】図1



Description

本発明は、カーテンの梱包ケース装置に係り、特に縦襞を形成するプリーツカーテンの梱包ケース装置並びにクリーニングカーテンの梱包搬送方法に関する。
生地上端の吊支側にタックを施してフレア状の緩やかな縦襞を形成させる縦襞カーテンが汎用されている。この縦襞カーテンは、新規購入時は上端側をフックを介してレールに吊支した状態で陳列、配置され緩やかで大きな曲線を描く縦襞状態を保持しているが、例えば使用後にこれをクリーニング依頼し業者に委託する場合には、受託者側では4×5メートル程度の広さのカーテンをクリーニングした後、単に方形の角を揃えるようにして複数回折り畳み、これを薄手のビニール袋に収納させて委託者に戻すのが通常である。したがって、クリーニング後には折り畳み目が付き、さらに取扱、搬送時の小さなシワなどが付いて折角のフレア状の緩やかな縦襞形状が崩れて見苦しく、クリーニングサービスとしての質の評価は低く見られるものであった。これに関連し、例えば特開2002−284246号公報において、真空包装カーテンの提案がなされている。この真空包装カーテンは、プリーツ畳みした折畳みカーテン(2)と、該カーテン(2)の包装材(4)とから成り、折畳みカーテン(2)は包装材(4)内に入れられ、加圧状態に密封処理(5)されている。包装材4は内部と外部の通気を遮断する合成樹脂の袋材14で、折畳みカーテン2は袋材14の袋口4aから内部に入れられ,袋口4aから空気を適宜抜き、袋口4aに密封処理5を施して加圧状態としたものである。
特開2002−284246号公報(明細書段落0004,0008、図2)
上記特許文献1のカーテンは、要は、プリーツ畳みした折畳みカーテンを真空包装し、負圧の圧縮力により折畳みカーテンを圧接して折り目を際立たせて付けるようにしたものであり、軽量化も達成し得る。しかしながら、この特許文献1のカーテンでは、洗濯後の折り目付き状態の保持のみに終始し、よって、委託者側に配送されて委託者にてレールに吊支した場合に不自然な角々しい折り目が却って目立ち、自然で大きな曲面を形成させるフレア状の緩やかな縦襞はなく、その折曲クセを取る作業が逆に必要であったり、あるいは、取れるまでに数ヶ月を要するという問題があった。また、前記同様に、クリーニングサービスとしての質の評価も低く見られるという課題があった。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その1つの目的は、簡単な構成で軽量であり、かつ、クリーニングした後にクリーニングの委託者側に戻された後、直ぐに使用しても新品同様の大きく緩やかな曲面を有するフレア状の縦襞を表出させるカーテンの梱包ケース装置並びにクリーニングカーテンの梱包搬送方法を提供することにある。また、本発明の他の目的は、低コストにより高品質、高付加価値のクリーニングサービスとし得るカーテンの梱包ケース装置並びにクリーニングカーテンの梱包搬送方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、少なくとも対向縦壁12と底壁14とによりカーテンの収容部Sを形成する、一方向に長いコ字形枠16を含み、それらの長手方向両端寄り位置にカーテンの折り返しを受けてその折り返し面にあてがわれる折り返し受け手段(18)が設けられ、折り返し受け手段(18)は、対向する両縦壁12の中間空隙においてカーテンの収容位置上面高さと略同じかそれより高い高さh位置で横断するように設けられて折り返しを受けることを特徴とするカーテンの梱包ケース装置10,10Jから構成される。コ字形枠部を含むケース本体枠の外形形状や構造は、特に限定されるものではなく、たとえば一方向に長い直方体形状の閉鎖ケースでもよい。また、上面及び直方体形状の両端面を開放したコ字形枠部からなるものでもよい。カーテンの梱包作業性からは、むしろこのようなコ字形枠をケース本体枠とする構成のほうが好ましい。材質としては合成樹脂などでもよいが、低コストで入手しやすい厚紙、特にダンボール紙製などがよい。いずれにしても、搬送中などに内部に収納されるカーテン生地に押し付け圧力を加えることがないように、剛体状の構造体として組み付け、あるいは係止保持される。収容されるカーテンは縦襞カーテンについて、特にその機能を良く果たしうる。折り返し受け手段としては、合成樹脂や木製、厚紙製などのパイプ部材あるいは棒部材でよいが、カーテンの収容高さ(上面)より高い高さで保持されてその下面側にカーテンが挿入され得る空間が形成される必要がある。
その際、対向縦壁12と底壁14とは、厚紙で形成され、対向縦壁には折り返し受け手段としてのパイプ部材181の両端開口181Aに差し入れられて該パイプ部材181を所要の高さ位置で係止させる押し曲げ係止片22を設けるとよい。
また、対向する両縦壁12を貫通しカーテンNの収容位置上面高さと略同じかそれより高い高さ位置n2で横断するように索条26を設けるとよい。索条は、カーテン生地を傷つけたり、損傷しない素材で軽量であればよく、合成樹脂や布製の紐部材などが最も好適である。
また、対向する両縦壁12には索条26を貫通配置させるための取り付け孔24を高さ方向に離隔した対応位置に複数設けるとよい。また、対向縦壁12と底壁14とによりカーテンの収容部Sを形成し、上面及び両端面を開口する、一方向に長いコ字形枠16の中ケースを構成するようにするとよい。さらに、両縦壁12を貫通するように索条26を通係させ、さらに上面開口側に周回させてループ80を形成するように索条26を結着させるとよい。
また、本発明は、カーテンに対して蒸気加熱処理、含湿定着処理、乾燥処理を行なってカーテンの形態を安定させ、請求項1ないし6のいずれかに記載の梱包ケース装置のカーテンの収容高さより高い高さ位置で横断するように設けられた折り返し受け部材に、該形態を安定させたカーテンを1又は複数回折り返しさせた状態でケース体に収納させ、 該カーテンの折り返し収納を保持させた状態で梱包搬送することを特徴とするクリーニングカーテンの梱包搬送方法から構成される。
本発明のカーテンの梱包ケース装置によれば、少なくとも対向縦壁と底壁とによりカーテンの収容部を形成する、一方向に長いコ字形枠部を含み、それらの長手方向両端寄り位置にカーテンの折り返しを受けてその折り返し面にあてがわれる折り返し受け手段が設けられ、折り返し受け手段は、対向する両縦壁の中間空隙においてカーテンの収容位置上面高さと略同じかそれより高い高さ位置で横断するように設けられて折り返しを受ける構成であるから、厚紙等で本体枠を構成することにより、低コストでありながら、搬送時に不自然な折り目や皺を生じることなく緩やかで大きな曲線を描く縦襞状態を保持させることができ、新規購入カーテンと同様に委託者や購入者側にカーテンを供給し得てクリーニング業者や製品供給者のクリーニングあるいは搬送サービスの質を大幅に向上させることができる。
また、対向縦壁と底壁とは、厚紙で形成され、対向縦壁には折り返し受け手段としてのパイプ部材の両端開口に差し入れられて該パイプ部材を所要の高さ位置で係止させる押し曲げ係止片が設けられた構成とすることにより、低コストにより両縦壁の中間でカーテンの収容高さより高い高さ位置にパイプ部材を設置させることが可能である。
また、対向する両縦壁を貫通しカーテンの収容位置上面高さと略同じかそれより高い高さ位置で横断するように索条を設けることにより、コ字形枠部を含むケース本体枠の保形、強度保持を行なうと共に、収容するカーテンの跳ね上がり防止機能を備えてカーテンの型崩れ防止、自然で大きな曲線の縦襞形状を保持しうる。
また、対向する両縦壁には索条を貫通配置させるための取り付け孔が高さ方向に離隔した対応位置に複数設けられた構成とすることにより、索条の貫通取り付け高さを収納するカーテンの折畳み嵩高さに対応して最適の高さを設定することができる。
また、対向縦壁と底壁とによりカーテンの収容部を形成し、上面及び両端面を開口する、一方向に長いコ字形厚紙枠の中ケースを構成することにより、ケース本体枠としての例えば厚紙の全展開状態あるいは3面開口状態でカーテンの収容配置作業ができ、梱包作業を迅速、簡易に行なえる上に、閉鎖形の外箱に例えば段積みして複数の装置を設置でき、複数のカーテンの梱包ケース装置の機能を保持しつつ効率の良いスペース効率でカーテンの梱包、搬送を実現し得る。
さらに、両縦壁を貫通するように索条を通係させ、さらに上面開口側に周回させてループを形成するように索条を結着させる構成とすることにより、コ字形枠部ばかりでなくケース本体枠の保形を確実にし、かつ、ケース本体枠の強度を保持し、外箱等での段積み収納を可能とする。特に、コ字形枠のみでの剛体状の保形を確実に実現し得る。
また、本発明のクリーニングカーテンの梱包搬送方法によれば、カーテンに対して蒸気加熱処理、含湿定着処理、乾燥処理を行なってカーテンの形態を安定させ、上述したいずれかに記載の梱包ケース装置のカーテンの収容高さより高い高さ位置で横断するように設けられた折り返し受け部材に、該形態を安定させたカーテンを1又は複数回折り返しさせた状態でケース体に収納させ、該カーテンの折り返し収納を保持させた状態で梱包搬送するから、厚紙等で本体枠を構成することにより、低コストでありながら、搬送時に不自然な折り目や皺を生じることなく緩やかで大きな曲線を描く縦襞状態を保持させることができ、新規購入カーテンと同様に委託者や購入者側にカーテンを供給し得てクリーニング業者や製品供給者のクリーニングあるいは搬送サービスの質を大幅に向上させることができる。
以下、添付図面を参照しつつ本発明のカーテンの梱包ケース装置並びにクリーニングカーテンの梱包収納方法について説明する。まず、本発明のカーテンの梱包ケース装置は、特に、縦襞を形成するプリーツカーテンの梱包ケース装置であり、梱包搬送後直ぐにカーテンレールに吊支した場合でも大きくて緩やかな曲線の縦襞を表出させ得るように管理された状態で梱包搬送させる梱包ケース装置である。本実施形態において、該カーテンの梱包ケース装置は、六面を閉鎖される外箱内に収容される中箱として構成されている。
図1ないし図10は、本発明の第1の実施形態に係るカーテンの梱包ケース装置10を示しており、中箱としてのカーテンの梱包ケース装置(以下「梱包ケース装置」という)10を六面を閉鎖させた立体長四角形状のダンボール製外箱110内に上下に2個段積み収納させ、この状態で梱包、搬送するものである。本実施形態の梱包ケース装置10もダンボール製であり、これを単に折り目に沿って折り曲げるだけで極めて簡単に製作し得る。
本実施形態の梱包ケース装置10は、図1に示すように、間隔を空けて対向する平行な縦壁12とそれぞれの縦壁12に両端縁を連続する底壁14とで形成した断面コ字形枠部16と、該コ字形枠部16に取り付けられる折り返し受け部材18と、を備えている。コ字形枠部16は、そのコ字の内部側を、梱包するカーテンの収容部Sとする本体枠であり、この本体枠は梱包収容されて搬送されるカーテンへの圧力等による不自然な折り目や畳みグセが付かないように外部圧力から保護されるように剛性体とされる。詳細には、本実施形態において、図3に示すように、長方形のダンボール厚紙に長手方向に沿って間隔を空けて平行に2本の折り目20を形成し、図4のようにこの折り目20を内側に対向する方向に押し曲げて直角状に折り曲げて図1のように全体として断面コ字形の枠体を形成させる。本実施形態において、この中箱としての梱包ケース装置10は、長手方向の両端面及び上面を開放した一方向に長いコ字形枠で形成されている。また、この梱包ケース装置10は、1枚のダンボール厚紙から極めて低廉に製造される。この1枚のダンボール厚紙には、折り返し受け部材18としての押し曲げ係止片22や、搬送中等のカーテンの飛び跳ね防止用の索条の取り付け孔としての通係孔24あるいは、索条26の結着時の縦壁当接縁保護用突片28が形成されている。
折り返し受け部材18は、対向する両縦壁12の中間空隙SにおいてカーテンNの収容位置上面高さと略同じかそれより高い高さ位置hで横断するように設けられてカーテンへ不自然な折り目や畳みグセが付かないように剛性体である本体枠内にカーテンを収容保護した状態で襞に沿って軽く畳まれたカーテンを必要に応じて折り返してこれを受けさせる折り返し受け手段であり、本実施形態において、この折り返し受け部材18は、例えば厚紙製のパイプ部材などで構成されている。図5、図6は、折り返し受け部材としてのパイプ部材181を所要の高さ位置で保持させる機構を示しており、図において、両縦壁12には押し曲げ係止片22が設けられ、外面側から内側に向けて押し曲げ、押し曲げられた係止片22の先端部分からパイプ部材の両端開口181Aに差し入れることにより、厚紙の押し曲げ力に対する弾性復元力により、縦壁と鋭角を成すように復元付勢する状態で該パイプ部材を側面側から係止させるものである。本実施形態において、押し曲げ係止片22は、コ字形枠の長手方向両端寄り位置にそれぞれ近傍の位置に2個づつ離隔して対応する位置に設けられており、これによって、カーテンの長さに対応して折り返し位置が異なる場合に係止位置を変更して折り返しを受け得るようにしている。これによって、折り返し受け部材を、カーテンの収容高さ(上面)より高い高さで保持してその下面側にカーテンが挿入配置させる空間を形成する。
さらに、本実施形態において、対向する両縦壁12を貫通しカーテンNの収容位置上面高さと略同じかそれより高い高さ位置n2で横断するように索条26が設けられている。本実施形態において、索条26は、本体枠としてのコ字形枠16の保形と強度保持を行なうと共に、搬送時等に振動でカーテンが跳ね上がって飛び出したり、揺動してケース内でいずれかの端部にずれて型崩れ等を生じないようにさせる手段であり、本実施形態では、コ字形枠16のコ字形状を保持させて上面及び両端面を開口した開口箱形状を保持するのに必要である。また、本実施形態では、縦壁に設けた通係孔24を通して紐を通係し、該紐の両端を縦壁の外面に沿って回して上面側で結着している。これによって、折り目20に沿って厚紙を押し曲げて底壁14とその両側の縦壁12とによるコ字形枠を形成したときに縦壁12が弾発力で外方に復元する力を抑えてループ80を形成させ、保形と強度維持と下側横架部26Aによる振動によるカーテンの跳ね上がり防止を行う。特に、剛性体の厚紙製パイプ部材を突っ張り部材として縦壁の内側は突っ張った状態とし、両側からこれを強く挟み付けるように紐で結着して締結させるから、厚紙であっても強固な構造体を構成しうる。なお、この実施形態では、索条26はループ状に周回して端部どうしを結着しているが、単にそれぞれの縦壁12の外面側で図示しないストッパ部材や結びこぶ等で止めるようにしてもよい。図1,3,5に示すように、本実施形態において、通係孔24は、縦壁12の高さ方向に所要間隔ずつ離隔した位置にそれぞれ複数個設けられてる。通係孔は両縦壁で対応するものどうしが同じ高さとなる位置に設定されており、これによって、収納するカーテンの畳み状態の嵩高に応じて紐の通係位置を最適となる位置で結着させるようにでき、カーテンの跳ね上がりを確実に抑えることができる。実施形態において、折り返し受け部材としての厚紙製パイプ部材と該紐(26)の縦壁での高さは略同じ高さ位置に設定されているが、紐は最適抑え高さとなるように変更調整し得る。
上述した本実施形態の梱包ケース装置10は、例えば図3の厚紙の展開状態で収容部S部分に縦襞に沿って折り畳んだカーテンを横たえて配置し、その状態で図3ないし図5のように、底壁の両側の縦壁を底壁に直角状に押し曲げ、その際に図5、図6のように押し曲げ係止片22を押し曲げた状態で、折り返し受け部材18の両端開口をその押し曲げ端側から挿入させコ字形枠部16を形成させる。その状態で、通係孔24に紐を通してコ字形枠の上面開口部分で結着させて(図7ないし図10参照)、コ字形枠の弾発力に対する形状保持と、強度保持を行なわせ、同時に下方のカーテンの跳ね上がりを防止させる。このように形成した梱包ケース装置10を成す中箱2個を図1のように、上下に段積みして外箱110内に収納させ、梱包ケース収納搬送装置として一括して搬送させる。この際、2個の段積み時に索条26が当たる縦壁12の当接縁保護用突片28が互いに内側対向方向に向けて直角状に押し曲げられているので、これが梱包ケース装置の段積み時に安定した受けとなり、梱包ケース装置の倒壊を生じさせることなく梱包ケース収納搬送装置での段積み収容を可能にしている。
上記した実施形態では、梱包ケース装置をコ字形枠として構成しているが、図11に示すように、上面側に厚紙の蓋部を連接させた開閉天壁40と両縦壁12を含む四周壁42と、底壁14とからなる上面開閉タイプの箱10Jとして構成してもよい。この場合には索条26は縦壁の外面側において、例えばストッパ部材44などにより係止させたものとしてもよい。この第2の実施形態においては、その他の構成及び作用、効果は上記第1実施形態と同様であり、その詳細な説明は省略する。
次に、クリーニングカーテンの梱包搬送方法について説明すると、カーテンNに対して蒸気加熱処理、含湿定着処理、乾燥処理を行なってカーテンの形態を安定させ、次に、上述の梱包ケース装置のカーテンの収容高さより高い高さ位置hで横断するように設けられたパイプ又は棒部材(18)に、該形態を安定させたカーテンを1又は複数回折り返しさせた状態でケース体10,10Jに収納させ、該カーテンの折り返し収納を保持させた状態で梱包搬送するものである。図12は、カーテンの形態安定装置50の1つの例を示しており、密閉ケース52内にカーテンを吊支する吊支部54と、吊支されるカーテンの襞の内側に進退自在に挿入される型具56を含む型付け補助装置58と、カーテンを吊支させた密閉ケース内全体に蒸気を供給する多孔パイプ60を含む蒸気供給手段と、送風機62を含む乾燥手段と、を設けたものである。なお、図12では、正面側に例えば観音開き状に開閉する図示しない開閉扉が設置されていてそれを閉鎖することによりケース内部を密閉閉鎖する。そして、型具56により型付け補助を行ないつつ密閉ケース52内に蒸気を供給してカーテンN全体に蒸気を当て、さらに、その密閉状態での充満蒸気を保持させて襞形状を安定化させるようにしている。特に、この形態安定装置50は、カーテンを吊支した状態で蒸気加熱、湿度定着、乾燥処理を行うから例えばクリーニング後のカーテンを装置内に吊るし、処理後取り出すだけで簡単に箱詰め梱包し得る。例えば、図13のような形態安定装置に吊支したカーテンの下端の裾部分に該カーテンNの縦襞を保持させるようにその表裏面からダンボール製厚紙片44を挟んだ状態でクリップ46で止めておくと、そのまま装置内で蒸気加熱、湿度定着、乾燥処理が行われ、紙製の厚紙片44も乾燥されて大きな曲線の縦襞形状を保持している。したがって、このカーテンの裾部分をクリップ止めした状態のままで上述の梱包ケース装置に収容し搬送させることができる。これにより押し付け圧力等による不自然な折り目や畳みグセが付かないように外部圧力から保護した剛性体内に収容して搬送させるから、特に、依頼されたカーテンを洗濯した後に依頼主に返送するような場合に良好に適用でき、例えば、依頼主が設置部分に吊支させた場合に、返送直後であっても新品同様の大きな曲線の柔らかな縦襞形状が表れ、業者のサービスの質の飛躍的な向上を望める。また、新規のカーテンについても同様の方法により、処理が可能であり、大きな曲線の柔らかな縦襞形状を搬送途中に崩すことがない。
本発明のカーテンの梱包ケース装置及びクリーニングカーテンの梱包搬送方法は、縦襞付きカーテンであって、洗濯後に委託者側に納品する際に特に好適に適用されるが、新規製品の縦襞カーテンの梱包、搬送に用いても良い。また、縦襞カーテン以外のフラットカーテン、その他のカーテンについても使用しうる。
本発明の第1実施形態に係るカーテンの梱包ケース装置の外箱を同時に示した斜視説明図である。 図1のカーテンの梱包ケース装置を外箱内に段積み収納させた状態の縦断面図である。 図1のカーテンの梱包ケース装置の組み立て前の厚紙展開図である。 図3の厚紙の展開状態の側面作用説明図である。 図1のカーテンの梱包ケース装置の折り返し受け部材の取り付け状態の一部省略拡大説明図である。 図1のカーテンの梱包ケース装置の一部切欠作用説明図である。 図1のカーテンの梱包ケース装置のカーテンの図示を省略した平面説明図である。 図7のカーテンの梱包ケース装置の側面図である。 図7のA−A線断面図である。 図7の端面側の側面図である。 本発明の第2実施形態に係るカーテンの梱包ケース装置の斜視説明図である。 本発明のクリーニングカーテンの梱包搬送方法に用いられる形態安定装置の前面開閉蓋を省略した正面図である。 形態安定装置内に吊支されたカーテンの裾部分の斜視説明図である。 図13のカーテンの裾部分に厚紙片をあてがってクリップ止めした状態を示す斜視説明図である。
符号の説明
10、10J カーテンの梱包ケース装置
12 縦壁
14 底壁
16 コ字形枠部
18 折り返し受け部材
22 押し曲げ係止片
24 通係孔
26 索条
50 形態安定装置
80 ループ
110 外箱
S 収容部
N カーテン

Claims (7)

  1. 少なくとも対向縦壁と底壁とによりカーテンの収容部を形成する、一方向に長いコ字形枠部を含み、
    それらの長手方向両端寄り位置にカーテンの折り返しを受けてその折り返し面にあてがわれる折り返し受け手段が設けられ、
    折り返し受け手段は、対向する両縦壁の中間空隙においてカーテンの収容位置上面高さと略同じかそれより高い高さ位置で横断するように設けられて折り返しを受けることを特徴とするカーテンの梱包ケース装置。
  2. 対向縦壁と底壁とは、厚紙で形成され、
    対向縦壁には折り返し受け手段としてのパイプ部材の両端開口に差し入れられて該パイプ部材を所要の高さ位置で係止させる押し曲げ係止片が設けられていることを特徴とする請求項1記載のカーテンの梱包ケース装置。
  3. 対向する両縦壁を貫通しカーテンの収容位置上面高さと略同じかそれより高い高さ位置で横断するように索条を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のカーテンの梱包ケース装置。
  4. 対向する両縦壁には索条を貫通配置させるための取り付け孔が高さ方向に離隔した対応位置に複数設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のカーテンの梱包ケース装置。
  5. 対向縦壁と底壁とによりカーテンの収容部を形成し、上面及び両端面を開口する、一方向に長いコ字形枠の中ケースを構成することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のカーテンの梱包ケース装置。
  6. 両縦壁を貫通するように索条を通係させ、さらに上面開口側に周回させてループを形成するように索条を結着させることを特徴とする請求項5記載のカーテンの梱包ケース装置。
  7. カーテンに対して蒸気加熱処理、含湿定着処理、乾燥処理を行なってカーテンの形態を安定させ、
    請求項1ないし6のいずれかに記載の梱包ケース装置のカーテンの収容高さより高い高さ位置で横断するように設けられた折り返し受け部材に、該形態を安定させたカーテンを1又は複数回折り返しさせた状態でケース体に収納させ、
    該カーテンの折り返し収納を保持させた状態で梱包搬送することを特徴とするクリーニングカーテンの梱包搬送方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019018904A (ja) * 2017-07-21 2019-02-07 株式会社パパネッツ カーテン用ケース
CN114182976A (zh) * 2021-11-09 2022-03-15 深圳市维业装饰集团股份有限公司 基于光伏幕墙的绿色化系统以及实现方法

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