JP2005333568A - データ送信装置、データ送信プログラムおよびデータ送信方法、ならびに、データ受信装置、データ受信プログラムおよびデータ受信方法 - Google Patents

データ送信装置、データ送信プログラムおよびデータ送信方法、ならびに、データ受信装置、データ受信プログラムおよびデータ受信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 放送等の用途で映像データを伝送する際に、IPネットワークを用いることで、低コスト化と高可用性とを実現すると共に、片方向通信で、リアルタイム配信の確実性を確保することができるデータ送信装置、プログラムおよび方法、ならびに、データ受信装置、プログラムおよび方法を提供する。
【解決手段】 データ送信装置1は、符号化された映像データを、ネットワークを介して、一方向のストリーミングにより送信するものであって、映像データ分割手段5と、ヘッダ作成手段7と、UDPパケット送信手段9とを備え、データ受信装置3は、送信されたパケットを受信するものであって、UDPパケット受信手段11と、ヘッダ検出手段13と、ヘッダ解析手段15と、パケット破棄手段17と、パケット保持手段19と、パケット出力手段21とを備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、符号化された映像データを、ネットワークを介して、リアルタイムに送受信するデータ送信装置、データ送信プログラムおよびデータ送信方法、ならびに、データ受信装置、データ受信プログラムおよびデータ受信方法に関する。
一般に、放送局等において、映像データ(例えば、HDTV素材)を番組制作の用途で、ネットワーク(例えば、放送局内のLAN)を介して、送受信(伝送)する場合、当該ネットワークには、高い信頼性が確保される無線・有線の専用回線が用いられている。
この場合、映像データの伝送路として使用する専用回線のコストパフォーマンスを向上させるために、通常、MPEG2等のフレーム間相関を用いた高圧縮符号化方式が用いられている。
ところが、MPEG2等のフレーム間相関を用いた高圧縮符号化方式では、映像データを圧縮符号化する際に、当該映像データを構成している画像(フレーム)一枚一枚を独立して行っていないので、送受信(伝送)がうまくいかないと、つまり、伝送路で伝送中に欠損等が生じてしまうと、復号できない場合が生じ、当該映像データの編集加工を行う上で大きな障害となる。
また、MPEG2等のフレーム間相関を用いた高圧縮符号化方式では、圧縮符号化した映像データを復号するのに処理時間がかかり、伝送遅延が大きくなるので、撮影した映像データを生中継等に用いることは困難であった。このため、フレーム単位で圧縮しても高画質を維持でき、遅延時間が少ない符号化方式が提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
また、昨今、放送等の用途における映像データの伝送を、同軸ケーブルや光ファイバーケーブル等の1対1の専用回線を用いて行う代わりに、汎用技術であるIPネットワークを用いることによって、低コストと使いやすさを高めようと技術研究が行われている。
すなわち、従来の専用回線では、映像データを送信する送信側と当該映像データを受信する受信側とで対となるケーブル(通信線)が必要であり、例えば、受信側がN箇所あった場合には、送信側からN本のケーブル(通信線)を引くことが必要であった。
一方、映像データの伝送にIPネットワークを用いれば、送信側の装置を、当該IPネットワークを構成するルータ等に1本のケーブルで接続すればよく、汎用性と可用性を向上させることができる。
しかし、IPネットワークを用いて、映像データを伝送するには、広い帯域が必要であり、当該IPネットワークの通信規約であるTCP/IPプロトコルでは、実質的に、1箇所の送信側の装置からN箇所の受信側の装置に映像データを送信する際には、IPネットワークに接続されるケーブルが1本であるにも拘わらず、N本のセッションを張る必要がある。ちなみに、セッションとは、送信側の装置と受信側の装置との間でデータ(映像データ)のデータフローを確認するために、お互いの装置を識別するための概念であり、お互いの装置を識別するための識別子として、宛先IPアドレス(送信側または受信側の装置のIPアドレス)とポート(送信側または受信側の装置の入出力ポート)との組合せが用いられている。
この結果、受信側の装置(以下、受信端末という)の数に比例して、IPネットワークの帯域が消費される(IPネットワークの占有帯域が増加する)ことになり、受信端末の数に比例して、送信側の装置も高い伝送能力が要求されることになる。しかし、IPネットワークの帯域と送信側の装置の伝送能力とには限界があり、当該IPネットワークを用いた映像データの伝送(配信)では、映像データを受信するサービス対象となる受信端末の数を低く抑える必要がある。なお、受信端末の数を低く抑えることは、IPネットワークが双方向性通信を前提として、TCP/IPプロトコルを使用していることからやむを得ないことと言える。
ただし、放送等に用いる映像データ(映像素材)を実時間で配信するリアルタイム配信では、IPネットワークにおける双方向通信を実現する必要がなく、片方向通信で十分である。このため、映像データ(映像素材)を実時間で配信するリアルタイム配信では、双方向通信で要求されるデータの送達確認や再送要求等の機能(双方向性機能)を持たないマルチキャストプロトコルを使用することが想定される。
マルチキャストプロトコルを使用することにより、1箇所の送信側からN箇所の受信側に映像データを伝送する場合には、N本のセッションを張る必要がなくなり、受信端末の数が増加しても、IPネットワークの帯域は増大することなく、送信側の装置の伝送能力も受信端末の数に比例して増大させる必要はない。
このマルチキャストプロトコルとしては、TCP/IPプロトコルで実現される通信サービスを実時間転送に適した形式で伝送するRTP(Real−time Transport Protocol)が挙げられる(例えば、非特許文献2参照)。
久下哲郎、矢島亮一、新見琢司:"放送におけるコンテンツ伝送・配信技術〜その現状と次世代符号化技術JPEG2000の最新動向〜"、映像情報メディア学会誌、Vol.58、No.2、pp.175〜182(Feb−2004) E.Edwards,S.Futenma,E.Itakura,N.Tomita,A.Leung,T.Fukuhara:"RTP Payload Format for JPEG 2000 Video Streams",Internet Draft(draft−ietf−avt−rtp−jpeg2000−02.txt),2003年10月27日,インターネット〈URL:http://www.ietf.org/internet−drafts/draft−ietf−avt−rtp−jpeg2000−04.txt〉
しかしながら、従来、よく使用される映像ストリーミングプロトコル(例示したRTP)は、マルチキャストプロトコルとは異なり、データの送達確認や再送要求等の機能(双方向性機能)、すなわち、データ通信の信頼性を確保するための機能により、伝送路上でパケットロス等のデータの消失を回復するための再送機能を持っている。しかし、この機能は、映像データ(映像素材)の再送が発生するため,放送中継などのリアルタイム映像の一方向かつ一過性の伝送には適さない。このため、放送等の高品質な映像データ(映像素材)のリアルタイム配信には、従来の映像ストリーミングプロトコルがそのまま適用できない(使用できない)という問題がある。
そこで、本発明では、前記した問題を解決し、放送等の用途で映像データを伝送する際に、IPネットワークを用いることで、低コスト化と高可用性とを実現すると共に、片方向通信で、リアルタイム配信の確実性を確保することができるデータ送信装置、データ送信プログラムおよびデータ送信方法、ならびに、データ受信装置、データ受信プログラムおよびデータ受信方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1記載のデータ送信装置は、符号化された映像データを、ネットワークを介して、一方向のストリーミングにより送信するデータ送信装置であって、映像データ分割手段と、ヘッダ作成手段と、UDPパケット送信手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、データ送信装置は、映像データ分割手段によって、映像データのデータ長と、ストリーミングする際のパケットペイロードとに基づいて、映像データを分割したコードストリームとする。この映像データを分割する際に、当該映像データの輝度成分と、色差成分とを交互に読み込んで、これらのデータ長をセットする。
続いて、このデータ送信装置は、ヘッダ作成手段によって、映像データ分割手段で分割したコードストリームに付加するヘッダを生成する。このヘッダには、コードストリームの送信開始から連続する番号を示す映像シーケンス番号と、コードストリームが輝度成分または色差成分であるかを識別するための値である成分識別値と、コードストリーム単位での開始を示すフラグであるヘッダフラグと、コードストリーム単位での終了区切りを示すビットであるマーカビットとを少なくとも含んでいる。また、このヘッダには、UDPパケット送信手段でヘッダとコードストリームとをパケットとして送信する際の当該パケットの送信順に増加するパケットシーケンス番号と、コードストリームの先頭からのオフセット数(オクテット数[1octet=8bit])を示すオフセットとを含んでいる。
そして、このデータ送信装置は、UDPパケット送信手段によって、ヘッダ作成手段で作成したヘッダとコードストリームとをUDP(User Datagram Protocol;TCP/IPのトランスポート層プロトコルの1つで、コネクションレス型プロトコル)に従ったパケットとして、ネットワークを介して送信する。
請求項2記載のデータ送信プログラムは、符号化された映像データを、ネットワークを介して、一方向のストリーミングにより送信するために、コンピュータを、映像データ分割手段、ヘッダ作成手段、UDPパケット送信手段、として機能させる構成とした。
かかる構成によれば、データ送信プログラムは、映像データ分割手段によって、映像データのデータ長と、ストリーミングする際のパケットペイロードとに基づいて、映像データを分割したコードストリームとする。このデータ送信プログラムは、ヘッダ作成手段によって、映像データ分割手段で分割したコードストリームに付加するヘッダ(映像シーケンス番号と、成分識別値と、ヘッダフラグと、マーカビットとを少なくとも含む)を生成する。そして、このデータ送信プログラムは、UDPパケット送信手段によって、ヘッダ作成手段で作成したヘッダとコードストリームとをUDPに従ったパケットとして送信する。
請求項3記載のデータ送信方法は、符号化された映像データを、ネットワークを介して、一方向のストリーミングにより送信するデータ送信方法であって、映像データ分割ステップと、ヘッダ作成ステップと、UDPパケット送信ステップと、を含む手順とした。
かかる手順によれば、データ送信方法は、映像データ分割ステップにおいて、映像データのデータ長と、ストリーミングする際のパケットペイロードとに基づいて、映像データを分割したコードストリームとする。このデータ送信方法は、ヘッダ作成ステップにおいて、映像データ分割ステップにて分割したコードストリームに付加するヘッダ(映像シーケンス番号と、成分識別値と、ヘッダフラグと、マーカビットとを少なくとも含む)を生成する。そして、このデータ送信方法は、UDPパケット送信ステップにおいて、ヘッダ作成ステップにて作成したヘッダとコードストリームとをUDPに従ったパケットとして送信する。
請求項4記載のデータ受信装置は、映像データが一方向のストリーミングによりネットワークを介して送信されたパケットを受信するデータ受信装置であって、パケット受信手段と、ヘッダ検出手段と、映像シーケンス番号判定手段と、パケットシーケンス番号判定手段と、成分種別判定手段と、ヘッダフラグ判定手段と、マーカビット判定手段と、パケット保持手段と、パケット破棄手段と、パケット出力手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、データ受信装置は、パケット受信手段によって、ネットワークを介して送信されたパケットを受信し、ヘッダ検出手段によって、パケットのヘッダを検出する。続いて、このデータ受信装置は、映像シーケンス番号判定手段によって、ヘッダに含まれている映像データを分割したコードストリームの送信開始から連続する番号を示す映像シーケンス番号を判定する。また、このデータ受信装置は、パケットシーケンス番号判定手段によって、パケット送信順を示す番号であるパケットシーケンス番号を判定する。
そして、このデータ受信装置は、成分種別判定手段によって、コードストリームが輝度成分または色差成分であるかを識別するための値である成分識別値に基づいて、成分種別を判定し、ヘッダフラグ判定手段によって、コードストリーム単位での開始を示すフラグであるヘッダフラグを判定し、マーカビット判定手段によって、コードストリーム単位での終了区切りを示すビットであるマーカビットを判定する。つまり、映像シーケンス番号判定手段、パケットシーケンス番号判定手段、成分種別判定手段、ヘッダフラグ判定手段およびマーカビット判定手段は、受信したパケットのヘッダを解析する役割を担っている。
そして、このデータ受信装置は、パケット保持手段によって、成分種別判定手段で判定された成分種別に従って、パケット受信手段で受信されたパケットを分類して、一旦保持し、パケット破棄手段によって、映像シーケンス番号判定手段による判定結果、パケットシーケンス番号判定手段による判定結果、成分種別判定手段による判定結果、ヘッダフラグ判定手段による判定結果およびマーカビット判定手段による判定結果に基づき、映像シーケンス番号によって同一フィールドのパケットと判定され、ヘッダフラグとマーカビットとで区切られるコードストリーム単位において、輝度成分または色差成分毎のパケットシーケンス番号が連続でない場合、または、輝度成分の先頭のパケットを受信していない場合、パケット保持手段に保持しているパケットを破棄すると共に、映像シーケンス番号によって同一フィールドのパケットと判定され、ヘッダフラグとマーカビットとで区切られるコードストリーム単位において、色差成分の先頭のパケットを受信していない場合、パケット保持手段に保持している色差成分のパケットのみを破棄する。
そして、このデータ受信装置は、パケット出力手段によって、パケット保持手段で保持されているパケットの中で、パケット破棄手段で破棄されなかったパケットを出力する。なお、このパケット出力手段から出力されたパケットは、復号手段等で復号され、表示装置に映像データとして表示されることになる。
請求項5記載のデータ受信装置は、映像データが一方向のストリーミングによりネットワークを介して送信されたパケットを受信するデータ受信装置であって、パケット受信手段と、ヘッダ検出手段と、映像シーケンス番号判定手段と、パケットシーケンス番号判定手段と、成分種別判定手段と、ヘッダフラグ判定手段と、マーカビット判定手段と、パケット保持手段と、破棄処理遅延手段と、パケット破棄手段と、パケット出力手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、データ受信装置は、パケット受信手段によって、ネットワークを介して送信されたパケットを受信し、ヘッダ検出手段によって、パケットのヘッダを検出する。続いて、このデータ受信装置は、映像シーケンス番号判定手段によって、ヘッダに含まれている映像データを分割したコードストリームの送信開始から連続する番号を示す映像シーケンス番号を判定する。また、このデータ受信装置は、パケットシーケンス番号判定手段によって、パケット送信順を示す番号であるパケットシーケンス番号を判定する。
そして、このデータ受信装置は、成分種別判定手段によって、コードストリームが輝度成分または色差成分であるかを識別するための値である成分識別値に基づいて、成分種別を判定し、ヘッダフラグ判定手段によって、コードストリーム単位での開始を示すフラグであるヘッダフラグを判定し、マーカビット判定手段によって、コードストリーム単位での終了区切りを示すビットであるマーカビットを判定する。
そして、このデータ受信装置は、パケット保持手段によって、成分種別判定手段で判定された成分種別に従って、パケット受信手段で受信されたパケットを分類して、一旦1フィールド分保持する。ここで、このデータ受信装置は、破棄処理遅延手段によって、映像シーケンス番号判定手段による判定結果に基づいて、パケット保持手段にパケットが1フィールド分到来したと判定されるまで、パケットを破棄する処理を遅延させる。ここでの映像シーケンス番号判定手段による判定結果は、映像シーケンス番号が同一のフィールドを示すものでなくなったと判定した場合である。
そして、このデータ受信装置は、パケット破棄手段によって、破棄処理遅延手段でパケットを破棄する処理を実行すると判定されたことを契機に、映像シーケンス番号判定手段による判定結果、パケットシーケンス番号判定手段による判定結果、成分種別判定手段による判定結果、映像シーケンス番号によって同一フィールドのパケットと判定され、前記ヘッダフラグと前記マーカビットとで区切られるコードストリーム単位において、輝度成分または色差成分毎のパケットシーケンス番号が連続でない場合、または、輝度成分の先頭のパケットを受信していない場合、パケット保持手段に保持しているパケットを破棄すると共に、映像シーケンス番号によって同一フィールドのパケットと判定され、ヘッダフラグとマーカビットとで区切られるコードストリーム単位において、色差成分の先頭のパケットを受信していない場合、パケット保持手段に保持している色差成分のパケットのみを破棄する。そして、データ受信装置は、パケット出力手段によって、パケット保持手段で保持されているパケットの中で、パケット破棄手段で破棄されなかったパケットを出力する。
請求項6記載のデータ受信装置は、請求項4または請求項5に記載のデータ受信装置において、前記パケット破棄手段が、前記パケットシーケンス番号判定手段で前記パケットシーケンス番号が送信開始を示す番号と判定した場合には、前記マーカビット判定手段による判定結果によらずに、前記パケット保持手段に保持されているパケットを全て破棄することを特徴とする。
かかる構成によれば、データ受信装置は、パケット破棄手段によって、コードストリームの終了区切りを示すマーカビットよりも、パケットシーケンス番号の送信開始を示す番号(例えば、0番号)を優先させ、パケット保持手段に保持されているパケットを全て破棄することで、パケットの受信状態を初期状態に戻している。
請求項7記載のデータ受信プログラムは、映像データが一方向のストリーミングによりネットワークを介して送信されたパケットを受信するために、当該パケットを受信するパケット受信手段と当該パケットを保持するパケット保持手段と当該パケットを出力するパケット出力手段とを有したコンピュータを、ヘッダ検出手段、映像シーケンス番号判定手段、パケットシーケンス番号判定手段、成分種別判定手段、ヘッダフラグ判定手段、マーカビット判定手段、パケット保持制御手段、パケット破棄手段、パケット出力制御手段、
として機能させる構成とした。
かかる構成によれば、データ受信プログラムは、ヘッダ検出手段によって、パケット受信手段で受信されたパケットのヘッダを検出し、検出されたヘッダに含まれている映像シーケンス番号を映像シーケンス番号判定手段によって判定し、パケットシーケンス番号をパケットシーケンス番号判定手段によって判定し、パケットを構成しているコードストリームの成分種別を成分種別判定手段によって判定し、コードストリーム単位での開始を示すフラグであるヘッダフラグをヘッダフラグ判定手段によって判定し、コードストリーム単位での終了区切りを示すビットであるマーカビットをマーカビット判定手段によって判定する。
そして、このデータ受信プログラムは、パケット保持制御手段によって、成分種別判定手段で判定された成分種別に従って、パケット受信手段で受信されたパケットを分類してパケット保持手段に保持させる。そして、このデータ受信プログラムは、パケット破棄手段によって、映像シーケンス番号判定手段による判定結果、パケットシーケンス番号判定手段による判定結果、成分種別判定手段による判定結果、ヘッダフラグ判定手段による判定結果およびマーカビット判定手段による判定結果に基づき、映像シーケンス番号によって同一フィールドのパケットと判定され、ヘッダフラグとマーカビットとで区切られるコードストリーム単位において、輝度成分または色差成分毎のパケットシーケンス番号が連続でない場合、または、輝度成分の先頭のパケットを受信していない場合、パケット保持手段に保持しているパケットを破棄すると共に、映像シーケンス番号によって同一フィールドのパケットと判定され、ヘッダフラグとマーカビットとで区切られるコードストリーム単位において、色差成分の先頭のパケットを受信していない場合、パケット保持手段に保持している色差成分のパケットのみを破棄する。その後、データ受信プログラムは、パケット出力制御手段によって、パケット保持手段で保持されているパケットの中で、パケット破棄手段で破棄されなかったパケットをパケット出力手段から出力させる。
請求項8記載のデータ受信プログラムは、映像データが一方向のストリーミングによりネットワークを介して送信されたパケットを受信するために、当該パケットを受信するパケット受信手段と当該パケットを保持するパケット保持手段と当該パケットを出力するパケット出力手段とを有したコンピュータを、ヘッダ検出手段、映像シーケンス番号判定手段、パケットシーケンス番号判定手段、成分種別判定手段、ヘッダフラグ判定手段、マーカビット判定手段、パケット保持制御手段、破棄処理遅延手段、パケット破棄手段、パケット出力制御手段、として機能させる構成とした。
かかる構成によれば、データ受信プログラムは、ヘッダ検出手段によって、パケット受信手段で受信されたパケットのヘッダを検出し、検出されたヘッダに含まれている映像シーケンス番号を映像シーケンス番号判定手段によって判定し、パケットシーケンス番号をパケットシーケンス番号判定手段によって判定し、パケットを構成しているコードストリームの成分種別を成分種別判定手段によって判定し、コードストリーム単位での開始を示すフラグであるヘッダフラグをヘッダフラグ判定手段によって判定し、コードストリーム単位での終了区切りを示すビットであるマーカビットをマーカビット判定手段によって判定する。
そして、このデータ受信プログラムは、パケット保持制御手段によって、成分種別判定手段で判定された成分種別に従って、パケット受信手段で受信されたパケットを分類して、パケット保持手段に、1フィールド分保持させ、破棄処理遅延手段によって、映像シーケンス番号判定手段による判定結果に基づいて、パケット保持手段にパケットが1フィールド分到来したと判定されるまで、パケットを破棄する処理を遅延させる。
そして、このデータ受信プログラムは、パケット破棄手段によって、破棄処理遅延手段でパケットを破棄する処理を実行すると判定されたことを契機に、映像シーケンス番号判定手段による判定結果、パケットシーケンス番号判定手段による判定結果、成分種別判定手段による判定結果、ヘッダフラグ判定手段による判定結果およびマーカビット判定手段による判定結果に基づき、映像シーケンス番号によって同一フィールドのパケットと判定され、ヘッダフラグとマーカビットとで区切られるコードストリーム単位において、輝度成分または色差成分毎のパケットシーケンス番号が連続でない場合、または、輝度成分の先頭のパケットを受信していない場合、パケット保持手段に保持しているパケットを破棄すると共に、映像シーケンス番号によって同一フィールドのパケットと判定され、ヘッダフラグとマーカビットとで区切られるコードストリーム単位において、色差成分の先頭のパケットを受信していない場合、パケット保持手段に保持している色差成分のパケットのみを破棄する。その後、このデータ受信プログラムは、パケット出力制御手段によって、パケット保持手段で保持されているパケットの中で、パケット破棄手段で破棄されなかったパケットをパケット出力手段から出力させる。
請求項9記載のデータ受信方法は、映像データが一方向のストリーミングによりネットワークを介して送信されたパケットを受信するデータ受信方法であって、パケット受信ステップと、ヘッダ検出ステップと、映像シーケンス番号判定ステップと、パケットシーケンス番号判定ステップと、成分種別判定ステップと、ヘッダフラグ判定ステップと、マーカビット判定ステップと、パケット保持ステップと、パケット破棄ステップと、パケット出力ステップと、を含む手順とした。
かかる手順によれば、データ受信方法は、パケット受信ステップにおいて、パケットを受信し、ヘッダ検出ステップにおいて、パケットのヘッダを検出する。続いて、このデータ受信方法は、映像シーケンス番号判定ステップにおいて、映像シーケンス番号を判定し、パケットシーケンス番号判定ステップにおいて、パケットシーケンス番号を判定し、成分種別判定ステップにおいて、パケットを構成しているコードストリームの成分種別を判定し、ヘッダフラグ判定ステップにおいて、コードストリーム単位での開始を示すフラグであるヘッダフラグを判定し、マーカビット判定ステップにおいて、コードストリーム単位での終了区切りを示すビットであるマーカビットを判定する。
そして、このデータ受信方法は、パケット保持ステップにおいて、成分種別判定ステップにて判定された成分種別に従って、パケット受信ステップにおいて受信されたパケットを分類して、記憶手段に保持する。そして、このデータ受信方法は、パケット破棄ステップにおいて、映像シーケンス番号判定ステップにおける判定結果、パケットシーケンス番号判定ステップにおける判定結果、成分種別判定ステップにおける判定結果、ヘッダフラグ判定ステップにおける判定結果およびマーカビット判定ステップにおける判定結果に基づき、映像シーケンス番号によって同一フィールドのパケットと判定され、ヘッダフラグとマーカビットとで区切られるコードストリーム単位において、輝度成分または色差成分毎のパケットシーケンス番号が連続でない場合、または、輝度成分の先頭のパケットを受信していない場合、パケット保持ステップにおいて記憶手段に保持しているパケットを破棄すると共に、映像シーケンス番号によって同一フィールドのパケットと判定され、ヘッダフラグとマーカビットとで区切られるコードストリーム単位において、色差成分の先頭のパケットを受信していない場合、パケット保持ステップにおいて記憶手段に保持しているパケットを破棄する。その後、このデータ受信方法は、パケット出力ステップにおいて、記憶手段で保持されているパケットの中で、パケット破棄ステップにおいて破棄されなかったパケットを出力する
請求項10記載のデータ受信方法は、映像データが一方向のストリーミングによりネットワークを介して送信されたパケットを受信するデータ受信方法であって、パケット受信ステップと、ヘッダ検出ステップと、映像シーケンス番号判定ステップと、パケットシーケンス番号判定ステップと、成分種別判定ステップと、ヘッダフラグ判定ステップと、マーカビット判定ステップと、パケット保持ステップと、破棄処理遅延ステップと、パケット破棄ステップと、パケット出力ステップと、を含む手順とした。
かかる手順によれば、データ受信方法は、パケット受信ステップにおいて、パケットを受信し、ヘッダ検出ステップにおいて、パケットのヘッダを検出する。続いて、このデータ受信方法は、映像シーケンス番号判定ステップにおいて、映像シーケンス番号を判定し、パケットシーケンス番号判定ステップにおいて、パケットシーケンス番号を判定し、成分種別判定ステップにおいて、パケットを構成しているコードストリームの成分種別を判定し、ヘッダフラグ判定ステップにおいて、コードストリーム単位での開始を示すフラグであるヘッダフラグを判定し、マーカビット判定ステップにおいて、コードストリーム単位での終了区切りを示すビットであるマーカビットを判定する。
そして、データ受信方法は、パケット保持ステップにおいて、成分種別判定ステップにて判定された成分種別に従って、パケット受信ステップにて受信されたパケットを分類して、記憶手段に、1フィールド分保持させ、破棄処理遅延ステップにおいて、映像シーケンス番号判定ステップにおける判定結果に基づいて、パケット受信ステップにてパケットが1フィールド分到来したと判定されるまで、パケットを破棄する処理を遅延させる。
そして、このデータ受信方法は、パケット破棄ステップにおいて、破棄処理遅延ステップにてパケットを破棄する処理を実行すると判定されたことを契機に、映像シーケンス番号判定ステップにおける判定結果、パケットシーケンス番号判定ステップにおける判定結果、成分種別判定ステップにおける判定結果、ヘッダフラグ判定ステップにおける判定結果およびマーカビット判定ステップにおける判定結果に基づき、映像シーケンス番号によって同一フィールドのパケットと判定され、ヘッダフラグとマーカビットとで区切られるコードストリーム単位において、輝度成分または色差成分毎のパケットシーケンス番号が連続でない場合、または、輝度成分の先頭のパケットを受信していない場合、記憶手段に保持しているパケットを破棄すると共に、映像シーケンス番号によって同一フィールドのパケットと判定され、ヘッダフラグとマーカビットとで区切られるコードストリーム単位において、色差成分の先頭のパケットを受信していない場合、記憶手段に保持している色差成分のパケットのみを破棄する。その後、このデータ受信方法は、パケット出力ステップにおいて、記憶手段で保持されているパケットの中で、パケット破棄ステップにて破棄されなかったパケットを出力させる。
請求項1、2および3記載の発明によれば、映像データをコードストリームに分割した後、当該コードストリームに付加するヘッダに、映像シーケンス番号、成分識別値、ヘッダフラグおよびマーカビットを含めて、UDPに従ったパケットとして送信しているので、放送等の用途で映像データを伝送する際に、IPネットワーク等のネットワークを用いることができ、低コスト化と使いやすさの向上とを実現することができる。また、パケットを受信した受信側で、当該ヘッダを解析することによって、IPネットワークを伝送中に一部のパケットが欠損したとして、受信したパケットを有効に(破棄することなく)活用することができ、片方向通信で、映像データのリアルタイム配信の確実性を確保することができる。
請求項4、7および9記載の発明によれば、送信側からIPネットワーク等のネットワークを介して送信されたパケットを受信し、当該パケットのヘッダに含まれている映像シーケンス番号、パケットシーケンス番号、成分識別値、ヘッダフラグおよびマーカビットを判定して、受信したパケットの中で有効に活用できるもの以外を単純に破棄することで、従来のRTPように、送信側とセッションを確立する必要がなく、片方向通信(一過性の映像データの流れ)によって、映像データのリアルタイム配信の確実性を確保することができる。
請求項5、8および10記載の発明によれば、送信側からIPネットワーク等のネットワークを介して送信されたパケットを受信し、当該パケットのヘッダに含まれている映像シーケンス番号、パケットシーケンス番号、成分識別値、ヘッダフラグおよびマーカビットを判定すると共に、受信したパケットを1フィールド分保持して、当該パケットの中で有効に活用できるもの以外を破棄する処理を遅延させて行うことで、従来のRTPのように、送信側とセッションを確立する必要がなく、片方向通信(一過性の映像データの流れ)によって、映像データのリアルタイム配信の確実性を確保することができる。すなわち、同一フィールド内の映像データを構成するパケットにおいて、パケット欠落有無の判断を遅延させることにより、ネットワークを伝送している途中で順序が入れ替わったパケットを受信できた場合、当該パケットを破棄することなく、有効に活用すること(拾い上げること)ができる。例えば、パケットを受信した順序が反転(逆転)したパケットについても廃棄することなく、パケットシーケンス番号に基づいて並べ替えることで、受信したパケットを有効に活用することができる。
請求項6記載の発明によれば、パケットシーケンス番号が送信開始を示す番号と判定した場合には、マーカビットの値によらずに、保持しているパケットを破棄することで、受信状態を初期状態に戻すことができ、次のフィールドの映像データを構成するパケットの処理を迅速に行うことができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜、図面を参照しながら詳細に説明する。
この発明を実施するための最良の形態(実施形態)の説明では、映像データとして、HDTV信号を用いて伝送するHDTV制作システム(データ送信装置およびデータ受信装置を内包しているシステム)の2つの実施形態(第一実施形態、第二実施形態)について行うこととする。
〈HDTV制作システム[第一実施形態]の概要〉
図1は、HDTV制作システム(第一実施形態)のブロック図である。この図1に示すように、HDTV制作システムAは、JPEG2000HDTVエンコーダBと、JPEG2000HDTVデコーダCとを備え、これらがネットワークを介して接続されている。
なお、HDTV制作システムAには、図示を省略したが、原映像信号(HDTV信号)を蓄積するJPEG2000動画像素材サーバと、ネットワークに接続して無線LANを構築するルータと、JPEG2000HDTVデコーダCに表示装置として直接接続されるHDTVフルサイズの表示画面を備えるモニタと、ネットワークに接続されるSDTVサイズの表示画面を備える端末と、原映像信号(HDTV信号)の素材検索編集用の端末とが備えられている。
JPEG2000HDTVエンコーダBは、HDTVカメラで撮影された原映像信号(HDTV信号)が入力された場合に、符号化して、ネットワークに送信するもので、原映像信号(HDTV信号)を符号化する符号化手段2と、データ送信装置1とを備えている。また、JPEG2000HDTVデコーダCは、ネットワークを介して受信したパケット(符号化したHDTV信号をストリーミングしたもの)を復号して表示装置に出力するもので、データ受信装置3と、このデータ受信装置3から出力されたパケットを原映像信号(HDTV信号)に復号して出力する復号手段4とを備えている。正確に言うと、JPEG2000HDTVエンコーダBに含まれているデータ送信装置1と、JPEG2000HDTVデコーダCに含まれているデータ受信装置3とがそれぞれ、本発明の1つの実施形態である。
〈HDTV制作システム[第一実施形態]のデータ送信装置の構成〉
まず、JPEG2000HDTVエンコーダBに含まれているデータ送信装置1の構成を説明する。
データ送信装置1は、JPEG2000HDTVエンコーダBに入力された原映像信号(HDTV信号)が符号化手段2で映像データに符号化され、この符号化された映像データをネットワークに送信するもので、映像データ分割手段5と、ヘッダ作成手段7と、UDPパケット送信手段9とを備えている。このデータ送信装置1は、新たに構築したJPEG2000用のストリーミングフォーマット規定(NNV[Network Natural Video]プロトコルと命名)に従って、映像データをストリーミング(パケット化)して送信するものである。NNVプロトコルについては、ヘッダ作成手段7を説明する際に行うことにする。
映像データ分割手段5は、符号化された映像データを分割したコードストリームを生成するものである。
この映像データ分割手段5は、映像データのデータ長と、ストリーミングする際のパケットを構成しているペイロードサイズとを比較して、映像データのデータ長がペイロードサイズよりも小さい(短い)場合には、当該映像データを分割せずに、映像データのデータ長を送信データ長(送信する際の映像データの長さ)とする。
また、この映像データ分割手段5は、映像データのデータ長と、ストリーミングする際のパケットを構成しているペイロードサイズとを比較して、映像データのデータ長がペイロードサイズよりも大きい(長い)場合には、送信データ長を最大ペイロードサイズとすると共に、映像データのデータ長から最大ペイロードサイズを減算した長さを次のパケットに収める送信データ長とする。
ヘッダ作成手段7は、NNVプロトコルに従ってヘッダを作成するもので、成分種別設定手段7aと、映像シーケンス番号設定手段7bと、ヘッダフラグ設定手段7cと、マーカビット設定手段7dと、パケットシーケンス番号設定手段7eとを備えている。
NNVプロトコルは、JPEG2000のストリーミングフォーマットを規定したもので、この規定では、映像データを分割したコードストリーム(UDPのペイロード)に16byteのヘッダを付加して、UDPパケットとしている。
成分種別設定手段7aは、映像データ分割手段5で分割されたコードストリームの成分種別、つまり、輝度成分を示すものであるか、色差成分を示すものであるかを示す成分識別値(Component Discriminator;CD)を設定するものである。この実施形態では、成分識別値を3bitで表しており、輝度成分(Y成分)を010で、色差成分(Cr成分、Cb成分)を011で表している。なお、この成分識別値は、最大で8成分までを記述可能に設定されている。
映像シーケンス番号設定手段7bは、映像データ分割手段5で分割されたコードストリームが同一のフィールドのものであるかを示すと共に、当該コードストリームの送信開始から連続した番号を示す映像シーケンス番号(Picture SEQuence;PSEQ)を設定するものである。この実施形態では、映像シーケンス番号を16bitで表しており、コードストリームをUDPパケットとして送信する際には、フィールド=0から送信することとし、LSB(最下位ビット)が0のとき、フィールド=0を示しており、LSBが1のとき、フィールド=1を示している。
ヘッダフラグ設定手段7cは、映像データ分割手段5で分割されたコードストリーム単位での開始を示すヘッダフラグ(Head Flag;HF)を設定するものである。この実施形態では、コードストリーム単位において、先頭のパケット(先頭パケット)に付すヘッダフラグを“1”としており、先頭パケット以外のパケットに付すヘッダフラグを“0”としている。
マーカビット設定手段7dは、映像データ分割手段5で分割されたコードストリーム単位での終了区切りを示すビットであるマーカビット(Mark Bit;MB)を設定するものである。この実施形態では、コードストリーム単位において、最終のパケット(最終パケット)に付すマーカビットを“1”としており、最終パケット以外のパケットに付すマーカビットを“0”としている。
パケットシーケンス番号設定手段7eは、コードストリームの送信開始を0として、UDPパケット送信手段9によって、UDPパケットが送信される送信順に増加していく(インクリメントする)パケットシーケンス番号(SEQuence;SEQ)を設定するものである。
ヘッダ作成手段7に含まれている、成分種別設定手段7a、映像シーケンス番号設定手段7b、ヘッダフラグ設定手段7c、マーカビット設定手段7dおよびパケットシーケンス番号設定手段7eによって、NNVプロトコルによるヘッダ(NNVヘッダ)が作成されることになる。
なお、NNVヘッダには、コードストリームの先頭パケットからのオフセット(OFF)数が設定されている。このオフセット数はoctet数(1octet=8bit)で表されており、例えば、オフセット(OFF)=0である場合で、成分種別を示す成分識別値が輝度成分を示すものである場合、この輝度成分の先頭パケットであることを示している。ちなみに、コードストリームが収められるペイロードのサイズ(データサイズ)もoctet単位で規定されている。
UDPパケット送信手段9は、映像データ分割手段5で分割されたコードストリームに、ヘッダ作成手段7で作成されたヘッダ(NNVヘッダ)を付加して、UDPに従ったUDPパケットとして送信するものである。
UDPパケット送信手段9は、UDPマルチキャストにより、ペイロードにコードストリームを収めたUDPパケットを送信する。この際に、UDPパケット送信手段9は、輝度成分(Y成分1つ)のコードストリームと、色差成分(Cr成分、Cb成分の2つ)のコードストリームとを別々のUDPパケットとして送信している。
そして、UDPパケット送信手段9は、輝度成分または色差成分のコードストリームの先頭パケットそれぞれに、コードストリームの開始を示す先頭ヘッダを含める構成としている。
また、このUDPパケットを送信する際に、マルチキャストアドレスや送信先のポート番号を指定することができる。
UDPパケット送信手段9は、輝度成分(Y0,Y1,Y2,・・・)と、色差成分(C0,C1,C2,・・・)とが、交互になるような送信順(Y0,C0,Y1,C1,Y2,C2,・・・)でUDPパケットを送信する。
送信する際のプロトコルは、Multicast(マルチキャスト)/IPとしている。
この実施形態では、UDPパケット送信手段9が送信するUDPパケットのペイロードサイズの最大octet値を、65,489octetとしており、このペイロードサイズはUDPパケット毎に変更することが可能である。なお、このペイロードサイズの最大octet値を、65,489octetとしたのは、IPデータグラムの最大値が65,535であり、IPヘッダサイズが20octetであり、UDPヘッダサイズが8octetであり、NNVヘッダサイズが18octetであるので、65,535−(20+8+18)=65,489と導き出された結果である。
また、UDPパケット送信手段9が送信するUDPパケットに収められるコードストリームのサイズが、ペイロードサイズの最大octet値以下である場合には、当該コードストリームの終了時点で、UDPパケットを区切る。この場合、UDPパケットに含まれるヘッダ(NNVヘッダ)のヘッダフラグが“1”となり、マーカビットも“1”となる。
また、UDPパケット送信手段9が送信するUDPパケットに収められるコードストリームのサイズが、ペイロードサイズの最大octet値以上である場合には、当該コードストリームを最大octet値に区切る。但し、1つのコードストリームの最終パケットは、当該コードストリームの終了時点で区切る。つまり、1つのUDPパケットに複数のコードストリームが収められることはない。
すなわち、このデータ送信装置1によれば、映像データ分割手段5によって、映像データをコードストリームに分割した後、当該コードストリームに付加するヘッダをヘッダ作成手段7によって、映像シーケンス番号、成分識別値、ヘッダフラグおよびマーカビットを含めて作成し、UDPパケット送信手段9によって、UDPに従ったパケットとして送信しているので、放送等の用途で映像データを伝送する際に、IPネットワーク等のネットワークを用いることができ、低コスト化と高可用性とを実現することができる。また、パケットを受信した受信側で、当該ヘッダを解析することによって、IPネットワークを伝送中に一部のパケットが欠損したとしても、受信したパケットを有効に(破棄することなく)活用することができ、片方向通信で、映像データのリアルタイム配信の確実性を確保することができる。
〈HDTV制作システム[第一実施形態]のデータ受信装置の構成〉
次に、JPEG2000HDTVデコーダCに含まれているデータ受信装置3の構成を説明する。
データ受信装置3は、JPEG2000HDTVエンコーダB(データ送信装置1)からネットワークを介して送信されたUDPパケット(映像データをストリーミングしたもの)を受信して、このUDPパケットに含まれているヘッダ(NNVヘッダ)を解析することによって、当該UDPパケットがネットワークを伝送中に欠損(欠落)した場合でも、受信できた別のUDPパケットを極力破棄せずに復号手段4に出力して有効活用するもので、UDPパケット受信手段(パケット受信手段)11と、ヘッダ検出手段13と、ヘッダ解析手段15と、パケット破棄手段17と、パケット保持手段19と、パケット出力手段21とを備えている。
UDPパケット受信手段11は、データ送信装置1から送信されたUDPパケットを、ネットワークを介して受信して、この受信したUDPパケットをヘッダ検出手段13とパケット保持手段19とに出力するものである。
ヘッダ検出手段13は、UDPパケット受信手段11で受信されたUDPパケットに含まれている(UDPパケットを構成している)ヘッダ(NNVヘッダ)を検出(分離、抽出)して、ヘッダ解析手段15に出力するものである。
ヘッダ解析手段15は、ヘッダ検出手段13で検出されたヘッダ(NNVヘッダ)を解析し、この解析した結果(判定結果)をパケット破棄手段17に出力するもので、映像シーケンス番号判定手段15aと、パケットシーケンス番号判定手段15bと、成分種別判定手段15cと、ヘッダフラグ判定手段15dと、マーカビット判定手段15eとを備えている。
映像シーケンス番号判定手段15aは、ヘッダ(NNVヘッダ)に含まれている映像シーケンス番号を判定するものである。この映像シーケンス番号は、送信側のデータ送信装置1で付されたもので、映像データを分割したコードストリームの送信開始から連続する番号を示しているものである。この映像シーケンス番号判定手段15aは、映像シーケンス番号(PSEQ=0,1,2,3,・・・)を、判定結果としてパケット破棄手段17に出力する。
パケットシーケンス番号判定手段15bは、ヘッダ(NNVヘッダ)に含まれているパケットシーケンス番号を判定するものである。このパケットシーケンス番号は、送信側のデータ送信装置1から送信される際に付されるもので、UDPパケットの送信順を示しているものである。このパケットシーケンス番号判定手段15bは、パケットシーケンス番号(SEQ=0,1,2,3,・・・)を、判定結果としてパケット破棄手段17に出力する。
成分種別判定手段15cは、ヘッダ(NNVヘッダ)に含まれている成分識別値を検出して、コードストリームの成分種別(輝度成分または色差成分)を判定するものである。この成分種別判定手段15cは、成分識別値を判定結果として、パケット破棄手段17に出力すると共に、パケット保持手段19にも出力する。
ヘッダフラグ判定手段15dは、ヘッダ(NNVヘッダ)に含まれているヘッダフラグを検出して、コードストリーム単位での開始を示すフラグ(1または0)を判定するものである。この実施形態では、ヘッダフラグが“1”の場合、コードストリーム単位での開始を示す、つまり、先頭パケットを示しているとしている。このヘッダフラグ判定手段15dは、検出し判定したヘッダフラグ(1または0)を、判定結果として、パケット破棄手段17に出力する。
マーカビット判定手段15eは、ヘッダ(NNVヘッダ)に含まれているマーカビットを検出して、コードストリーム単位での終了区切りを示すビット(1または0)を判定するものである。この実施形態では、マーカビットが“1”の場合、コードストリーム単位での終了区切りを示す、つまり、終了パケットを示しているとしている。このマーカビット判定手段15eは、検出し判定したマーカビット(1または0)を、判定結果として、パケット破棄手段17に出力する。
パケット破棄手段17は、ヘッダ解析手段15で解析された結果(映像シーケンス番号判定手段15aによる判定結果、パケットシーケンス番号判定手段15bによる判定結果、成分種別判定手段15cによる判定結果、ヘッダフラグ判定手段15dによる判定結果およびマーカビット判定手段15eによる判定結果)に基づいて、UDPパケット受信手段11で受信され、パケット保持手段19で保持されているUDPパケットを破棄させるものである。
このパケット破棄手段17によるパケットの破棄の仕方は、まず、映像シーケンス番号判定手段15aによる判定結果によって、UDPパケット受信手段11で受信されたUDPパケットが、直前に受信されたUDPパケットと同一フィールドのUDPパケットであるどうかを判定する。同一フィールドのUDPパケットと判定された際で、且つ、ヘッダフラグ判定手段15dによる判定結果およびマーカビット判定手段15eによる判定結果により、ヘッダフラグ“1”およびマーカビット“1”で区切られるコードストリーム単位のUDPパケットと判定された際に、成分種別判定手段15cによる判定結果およびパケットシーケンス番号判定手段15bによる判定結果により、輝度成分または色差成分毎のパケットシーケンス番号が連続していない場合に、パケット保持手段19に保持されているUDPパケットを破棄する指示信号(全破棄指示信号)をパケット保持手段19に出力することで行われる。
また、このパケット破棄手段17によるパケット破棄の仕方は、映像シーケンス番号判定手段15aによる判定結果によって、同一フィールドのUDPパケットと判定された際に、成分種別判定手段15cによる判定結果およびパケットシーケンス番号判定手段15bによる判定結果により、輝度成分の先頭パケット(ペイロードに先頭ヘッダが含まれているUDPパケット)を受信していない場合に、パケット保持手段19に保持されているUDPパケットを破棄する指示信号(全破棄指示信号)をパケット保持手段19に出力することで行われる。
さらに、このパケット破棄手段17によるパケット破棄の仕方は、映像シーケンス番号判定手段15aによる判定結果によって、同一フィールドのUDPパケットと判定された際に、成分種別判定手段15cによる判定結果およびパケットシーケンス番号判定手段15bによる判定結果により、色差成分の先頭パケット(ペイロードに先頭ヘッダが含まれているUDPパケット)を受信していない場合に、パケット保持手段19に保持されているUDPパケットの中で色差成分のコードストリームを含むUDPパケットのみを破棄する指示信号(一部破棄指示信号)をパケット保持手段19に出力することで行われる。
なお、このパケット破棄手段17は、パケットシーケンス番号判定手段15bによる判定結果により、受信したUDPパケットのパケットシーケンス番号が送信開始を示す番号(ここでは、0番号)である判定した場合には、マーカビット判定手段15eによる判定結果によらずに、つまり、コードストリームの終了区切りである最終パケットを受信していない場合に、パケット保持手段19に保持されているUDPパケットを破棄する指示信号(全破棄指示信号)をパケット保持手段19に出力する。
パケット保持手段19は、バッファ等によって構成されており、UDPパケット受信手段11で受信されたUDPパケットを、ヘッダ解析手段15の成分種別判定手段15cによる判定結果(成分識別値)に基づいて、輝度成分のコードストリームまたは色差成分のコードストリームを含むUDPパケットに分類して保持(記憶)すると共に、パケット破棄手段17から出力された指示信号(全破棄指示信号、一部破棄指示信号)に基づいて、保持(記憶)しているUDPパケットを破棄する(パケット出力手段21に出力しない)ものである。
パケット出力手段21は、パケット保持手段19から出力されたUDPパケットを、復号手段4に出力して、この復号手段4に対して復号(デコード)して表示する指示を行うものである。
すなわち、このデータ受信装置3によれば、UDPパケット受信手段11で受信したUDPパケットのヘッダを解析し、当該UDPパケットのNNVヘッダに含まれている映像シーケンス番号、パケットシーケンス番号、成分識別値、ヘッダフラグおよびマーカビットを判定することで、ネットワークを伝送中に、UDPパケットの一部が欠損したとしても、受信したUDPパケットの中で有効に活用できるもの以外を単純に破棄することで、従来のRTPのように、送信側(データ送信装置1)とセッションを確立する必要がなく、片方向通信(一過性の映像データの流れ)によって、映像データのリアルタイム配信の確実性を確保することができる。
また、このデータ受信装置3によれば、パケット破棄手段17がパケットシーケンス番号判定手段15bによる判定結果により、パケットシーケンス番号が送信開始を示す番号と判定した場合には、マーカビットの値によらずに、パケット保持手段19に保持しているパケットを破棄することで、受信状態を初期状態に戻すことができ、次のフィールドの映像データを構成するUDPパケットの処理を迅速に行うことができる。
〈HDTV制作システム[第一実施形態]のデータ送信装置の動作〉
次に、図3に示すフローチャートを参照して、データ送信装置1の動作を説明する(適宜、図1参照)。
まず、データ送信装置1は、図示を省略した記憶手段に記憶されている、符号化された映像データを初期化(クリア)して(ステップS1)、新たに、符号化された映像データの輝度成分と色差成分とを交互に符号化手段2から読み込んで、輝度成分と色差成分とのそれぞれのデータ長をセットする(ステップS2)。
続いて、データ送信装置1は、映像データ分割手段5によって、データ長が最大ペイロードサイズよりも大きいか否かを判定し(ステップS3)、データ長が最大ペイロードサイズよりも大きいと判定された場合(ステップS3、Yes)には、送信データ長(コードストリームのサイズ)を最大ペイロードサイズにして、データ長から送信データ長を減算したものを次のUDPパケットのペイロードに収める送信データ長とする(ステップS4)。データ長が最大ペイロードサイズよりも大きいと判定されなかった場合(ステップS3、No)には、送信データ長(コードストリームのサイズ)をデータ長として、次のUDPパケットのペイロードに収めるものを0(なし)とする(ステップS5)。
そして、データ送信装置1は、ヘッダ作成手段7の成分種別設定手段7aによって、コードストリームの成分種別が輝度成分であるか否かを判定し(ステップS6)、輝度成分であると判定した場合(ステップS6、Yes)には、コードストリームが輝度成分であることを示す成分識別値(“1”)を設定し(ステップS7)、輝度成分であると判定しなかった場合(ステップS6、No)には、コードストリームが色差成分であることを示す成分識別値(“0”)を設定する(ステップS8)。
そして、データ送信装置1は、ヘッダ作成手段7の映像シーケンス番号設定手段7bによって、コードストリームが同一フィールドのものであるか否かを判定し(ステップS9)、同一フィールドのものであると判定した場合(ステップS9、Yes)には、映像シーケンス番号を同じものに設定し(ステップS10)、同一フィールドのものであると判定しなかった場合(ステップS9、No)には、映像シーケンス番号に1インクリメントしたものに設定する(ステップS11)。
そして、データ送信装置1は、ヘッダ作成手段7のヘッダフラグ設定手段7cによって、コードストリームの先頭パケットであるか否かを判定し(ステップS12)、先頭パケットであると判定した場合(ステップS12、Yes)には、ヘッダフラグを“ヘッダフラグ=1”と設定し(ステップS13)、先頭パケットであると判定しなかった場合(ステップS12、No)には、ヘッダフラグを“ヘッダフラグ=0”と設定する(ステップS14)。
そして、データ送信装置1は、ヘッダ作成手段7のマーカビット設定手段7dによって、コードストリームの最終パケットであるか否かを判定し(ステップS15)、最終パケットであると判定した場合(ステップS15、Yes)には、マーカビットを“マーカビット=1”と設定し(ステップS16)、最終パケットであると判定しなかった場合(ステップS15、No)には、マーカビットを“マーカビット=0”と設定する(ステップS17)。
そして、データ送信装置1は、ヘッダ作成手段7のパケットシーケンス番号設定手段7eによって、パケットシーケンス番号を1インクリメントすると共に、ヘッダ作成手段7によって、データタイプ設定、オフセット設定等を行って、NNVヘッダの作成を完了する(ステップS18)。
その後、データ送信装置1は、UDPパケット送信手段9によって、映像データ分割手段5で符号化された映像データを分割したコードストリームに、ヘッダ作成手段7で作成したNNVヘッダを付加したものを、UDPパケットとして送信する(ステップS19)。
〈HDTV制作システム[第一実施形態]のデータ受信装置の動作〉
次に、図4に示すフローチャートを参照して、データ受信装置3の動作を説明する(適宜、図1参照)。
まず、データ受信装置3は、パケット保持手段19に保持(記憶)されている、受信したUDPパケットを初期化(クリア)して(ステップS21)、UDPパケット受信手段11によって、新たに、UDPパケットを受信し(ステップS22)、ヘッダ検出手段13によって、UDPパケットを構成するNNVヘッダを検出する(ステップS23)。
そして、データ受信装置3は、ヘッダ解析手段15によって、ヘッダ検出手段13で検出されたヘッダ(NNVヘッダ)を解析する(ステップS24)。つまり、データ受信装置3は、ヘッダ解析手段15の映像シーケンス番号判定手段15aによる判定結果(映像シーケンス番号)、パケットシーケンス番号判定手段15bによる判定結果(パケットシーケンス番号)、成分種別判定手段15cによる判定結果(成分識別値[輝度成分または色差成分を示す])、ヘッダフラグ判定手段15dによる判定結果(1または0)およびマーカビット判定手段15eによる判定結果(1または0)をパケット破棄手段17に出力する。
そして、データ受信装置3は、パケット破棄手段17によって、輝度成分または色差成分のパケットシーケンス番号は連続しているか否かを判定し(ステップS25)、輝度成分または色差成分のパケットシーケンス番号が連続していると判定した場合(ステップS25、Yes)には、輝度成分の先頭パケットを受信しているか否かを判定する(ステップS26)。また、ステップS25にてパケットシーケンス番号が連続していると判定しなかった場合およびステップS26にて輝度成分の先頭パケットを受信していると判定しなかった場合(ステップS25、NoおよびステップS26、No)には、UDPパケット受信手段11で受信してパケット保持手段19に保持しているUDPパケットを破棄する(ステップS27)。
また、ステップS26にて輝度成分の先頭パケットを受信していると判定した場合(ステップS26、Yes)には、色差成分の先頭パケットを受信しているか否かを判定する(ステップS28)。色差成分の先頭パケットを受信していると判定しなかった場合(ステップS28、No)には、色差成分のコードストリームを収めているUDPパケットのみを破棄する(ステップS29)。
そして、データ受信装置3は、パケット破棄手段17によって、次の映像シーケンス番号のUDPパケットをUDPパケット受信手段11で受信した、或いは、色差成分のコードストリームの最終パケット(マーカビット1)を受信したかを判定し(ステップS30)、いずれかを受信したと判定した場合(ステップS30、Yes)には、パケット保持手段19からパケット出力手段21を介して、復号手段4にUDPパケットを出力し、復号手段4で復号させ、表示装置に表示させて動作を終了する(ステップS31)。また、いずれかを受信したと判定しなかった場合(ステップS30、No)には、破棄しなかったUDPパケットを保持して動作を終了する(ステップS32)。
〈HDTV制作システム[第二実施形態]の概要〉
図2は、HDTV制作システム(第二実施形態)のブロック図である。この図2に示すように、HDTV制作システムA1は、JPEG2000HDTVエンコーダBと、JPEG2000HDTVデコーダC1とを備え、これらがネットワークを介して接続されている。
なお、HDTV制作システムA1には、図示を省略したが、図1に示したHDTV制作システムAと同様に、JPEG2000動画像素材サーバと、ルータと、HDTVフルサイズの表示画面を備えるモニタと、SDTVサイズの表示画面を備える端末と、原映像信号(HDTV信号)の素材検索編集用の端末とが備えられている。
JPEG2000HDTVエンコーダBは、HDTVカメラで撮影された原映像信号(HDTV信号)が入力された場合に、符号化して、ネットワークに送信するもので、原映像信号(HDTV信号)を符号化する符号化手段2と、データ送信装置1とを備えている。また、JPEG2000HDTVデコーダC1は、ネットワークを介して受信したパケット(符号化したHDTV信号をストリーミングしたもの)を復号して表示装置に出力するもので、データ受信装置3Aと、このデータ受信装置3Aから出力されたパケットを原映像信号(HDTV信号)に復号して出力する復号手段4とを備えている。
〈HDTV制作システム[第二実施形態]のデータ送信装置の構成〉
JPEG2000HDTVエンコーダBに含まれているデータ送信装置1は、図1に示したものと同様であるので説明を省略する。
〈HDTV制作システム[第二実施形態]のデータ受信装置の構成〉
〈HDTV制作システム[第一実施形態]のデータ受信装置の構成〉
次に、JPEG2000HDTVデコーダC1に含まれているデータ受信装置3Aの構成を説明する。
データ受信装置3Aは、JPEG2000HDTVエンコーダB(データ送信装置1)からネットワークを介して送信されたUDPパケット(映像データをストリーミングしたもの)を受信して、このUDPパケットに含まれているヘッダ(NNVヘッダ)を解析することによって、当該UDPパケットがネットワークを伝送中に欠損(欠落)した場合でも、受信できた別のUDPパケットを、少なくとも1フィールド分保持して極力破棄せずに復号手段4に出力して有効活用するもので、UDPパケット受信手段11と、ヘッダ検出手段13と、ヘッダ解析手段15と、パケット破棄手段17Aと、パケット保持手段19Aと、パケット出力手段21と、破棄処理遅延手段23とを備えている。図1に示したデータ受信装置3と同様の構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
パケット破棄手段17Aは、破棄処理遅延手段23から出力される指示信号(破棄処理指示信号)の入力を待って、ヘッダ解析手段15でNNVヘッダが解析された結果(判定結果)に基づいて、パケット破棄を指示する指示信号(全破棄指示信号、一部破棄指示信号)をパケット保持手段19Aに出力するものである。なお、このパケット破棄手段17AによるUDPパケット破棄の仕方は、図1に示したパケット破棄手段17とほぼ同様であるので(正確には、判定する内容は同じであるが、判定する順序が異なる。それゆえ、詳細な説明は動作の説明で行うこととする)説明を省略する。
パケット保持手段19Aは、バッファ等によって構成されており、UDPパケット受信手段11で受信されたUDPパケットを、当該UDPパケットのペイロードに収められているコードストリームの成分種別(ヘッダ解析手段15の成分種別判定手段15cによる判定結果)に基づいて分類して、少なくとも1フィールド分保持するもので、輝度成分保持手段19aと、色差成分保持手段19bとによって構成されている。また、パケット保持手段19Aは、パケット破棄手段17Aから出力される指示信号(全破棄指示信号、一部破棄指示信号)に基づいて、保持しているUDPパケットを破棄する(パケット出力手段21に出力させない)ものである。
輝度成分保持手段19aは、輝度成分のコードストリームを1フィールド分保持するものである。
色差成分保持手段19bは、色差成分のコードストリームを1フィールド分保持するものである。
破棄処理遅延手段23は、ヘッダ解析手段15の映像シーケンス番号判定手段15aによる判定結果に基づいて、映像シーケンス番号が次のフィールドのコードストリームを示していると判定されるまで、すなわち、UDPパケット受信手段11でUDPパケットが1フィールド分到来したと判定した場合に、パケット破棄手段17Aにパケット破棄の実行を促す指示信号(破棄処理指示信号)を出力するものである。
すなわち、このデータ受信装置3Aによれば、UDPパケット受信手段11で受信したUDPパケットのヘッダを解析し、当該UDPパケットのNNVヘッダに含まれている映像シーケンス番号、パケットシーケンス番号、成分識別値、ヘッダフラグおよびマーカビットを判定すると共に、受信したUDPパケットをパケット保持手段19Aで1フィールド分保持して、当該UDPパケットの中で有効に活用できるもの以外を破棄する処理を遅延させて行うことで、従来のRTPように、送信側とセッションを確立する必要がなく、片方向通信(一過性の映像データの流れ)によって、映像データのリアルタイム配信の確実性を確保することができる。すなわち、同一フィールド内の映像データを分割したコードストリームが収められているUDPパケットにおいて、パケット欠落有無の判断を遅延させることにより、ネットワークを伝送している途中で順序が入れ替わったUDPパケットを受信できた場合、当該UDPパケットを破棄することなく、有効に活用すること(拾い上げること)ができる。
〈HDTV制作システム[第二実施形態]のデータ送信装置の動作〉
HDTV制作システムA1のJPEG2000HDTVエンコーダBに内包されているデータ送信装置1は、図1に示したものと同様であるので、動作の説明も省略する。
〈HDTV制作システム[第二実施形態]のデータ受信装置の動作〉
次に、図5に示すフローチャートを参照して、データ受信装置3Aの動作を説明する(適宜、図2参照)。
まず、データ受信装置3Aは、パケット保持手段19Aに保持(記憶)されている、受信したUDPパケットを初期化(クリア)して(ステップS41)、UDPパケット受信手段11によって、新たに、UDPパケットを受信し(ステップS42)、ヘッダ検出手段13によって、UDPパケットを構成するNNVヘッダを検出する(ステップS43)。
そして、データ受信装置3Aは、ヘッダ解析手段15によって、ヘッダ検出手段13で検出されたヘッダ(NNVヘッダ)を解析する(ステップS44)。つまり、データ受信装置3は、ヘッダ解析手段15の映像シーケンス番号判定手段15aによる判定結果(映像シーケンス番号)、パケットシーケンス番号判定手段15bによる判定結果(パケットシーケンス番号)、成分種別判定手段15cによる判定結果(成分識別値[輝度成分または色差成分を示す])、ヘッダフラグ判定手段15dによる判定結果(1または0)およびマーカビット判定手段15eによる判定結果(1または0)をパケット破棄手段17Aに出力する。
なお、データ受信装置3Aは、ヘッダ解析手段15の成分種別判定手段15cによる判定結果(成分識別値[輝度成分または色差成分を示す])をパケット保持手段19Aに出力する(ステップS45)。
そして、データ受信装置3Aは、パケット破棄手段17Aによって、UDPパケット受信手段11で新たに受信したUDPパケットの映像シーケンス番号が、既に受信した(受信済み)のUDPパケットの映像シーケンス番号と同じ番号であるか否か(同一フィールドのものであるか否か)を判定し(ステップS46)、同じであると判定した場合(ステップS46、Yes)には、パケット保持手段19AにUDPパケットを保持させ(破棄せず)(ステップS47)、動作を終了する。同じであると判定しなかった場合(ステップS46、No)には、輝度成分の先頭パケットを既に受信済みか否かを判定する(ステップS48)。輝度成分の先頭パケットを既に受信済みと判定した場合(ステップS48、Yes)には、色差成分の先頭パケットを受信しているか否かを判定する(ステップS49)。色差成分の先頭パケットを受信していると判定しなかった場合(ステップS49、No)には、色差成分のコードストリームを収めているUDPパケットのみを破棄する(ステップS50)。色差成分の先頭パケットを受信していると判定した場合(ステップS49、Yes)には、輝度成分または色差成分のパケットシーケンス番号は連続しているか否かを判定する(ステップS51)。
そして、データ受信装置3Aは、パケット破棄手段17Aによって、ステップS48にて輝度成分の先頭パケットを既に受信済みと判定しなかった場合(ステップS48、No)およびステップS51にて輝度成分または色差成分のパケットシーケンス番号が連続していると判定しなかった場合(ステップS51、No)には、受信したUDPパケットを破棄させて動作を終了する(ステップS52)。
また、データ受信装置3Aは、パケット破棄手段17Aによって、ステップS51にて輝度成分または色差成分のパケットシーケンス番号が連続していると判定した場合(ステップS51、Yes)には、受信したUDPパケットをパケット保持手段19Aからパケット出力手段21を介して、復号手段4に出力し、復号手段4で復号させ、表示装置に表示させて動作を終了する(ステップS53)。
〈UDPパケット列の取得例について〉
次に、図6〜図8を参照して、データ受信装置3(3A)で受信したUDPパケットを破棄または出力する場合、つまり、UDPパケット列の取得例について説明する。
これまで述べてきたように、第一実施形態のデータ受信装置3は、受信したUDPパケットを単純に破棄する態様であり、第二実施形態のデータ受信装置3Aは、受信したUDPパケットを1フィールド分保持して破棄する処理を遅延させる態様であるので、データ受信装置3は単純破棄型の受信装置、データ受信装置3Aは1フィールド遅延型の受信装置と言える。
図6は、データ受信装置3(3A)によって、UDPパケット(パケット)が正常に受信された場合を示したものである。図7は、データ受信装置3(3A)によって、UDPパケット(パケット)が正常に受信されなかった場合(いずれかのパケットが欠落(ロスト)した場合)を示したものである。図8は、データ受信装置3(3A)によって、UDPパケット(パケット)が正常に受信されなかった場合(いずれかのパケットの順番が逆転した場合)を示したものである。
図6から図8に示すように、それぞれの図では、パケット0からパケット10までの11個のパケットが示されており、Y0_0、Y0_1、Y0_2、・・・が輝度成分のコードストリームの順序を、C0_0、C0_1、C0_2、・・・が色差成分のコードストリームの順序を示しており、SEQがパケットシーケンス番号を示している。また、PSEQが映像シーケンス番号を示しており、CDが成分識別値を示しており、HFがヘッダフラグを示しており、MBがマーカビットを示している。
また、各パケットの最下段の“○”は当該パケットが活用できることを示している。なお、図6には示されていないが、図7および図8において示されている、各パケットの最下段の“×”は当該パケットを破棄することを示している。
図6に示したように、パケットが正常に受信できた場合には、破棄するパケットは存在しない。
また、図7(a)に示したように、ネットワークを伝送中に何らかの障害によって、先頭パケット以外のパケットがロストしてしまった場合(パケット1からパケット3まで、パケット5およびパケット6、パケット8、パケット10がロスト)、輝度成分または色差成分のコードストリームの先頭パケットのみを活用することができる。
また、図7(b)に示したように、ネットワークを伝送中に何らかの障害によって、色差成分のコードストリームの先頭パケットであるパケット4がロストしてしまった場合、同一フィールドにおける色差成分の先頭パケットがないので、パケット5およびパケット6は破棄されることになる。
さらに、図7(c)に示したように、ネットワークを伝送中に何らかの障害によって、輝度成分のコードストリームの先頭パケットであるパケット0がロストしてしまった場合、同一フィールドにおける輝度成分の先頭パケットがないので、同一フィールドの輝度成分のパケット1からパケット3までと、色差成分のパケット4からパケット6までとは、全て破棄されることになる。
また、図8(a)に示したように、ネットワークを伝送中に何らかの障害によって、パケット2が遅延して受信された場合、データ受信装置3(単純廃棄)では、パケット2およびパケット3は廃棄されることになる。
さらに、図8(b)に示したように、ネットワークを伝送中に何らかの障害によって、パケット3とパケット4との到来タイミングが逆転した場合、データ受信装置3A(1フィールド遅延型)では、パケットシーケンス番号(シーケンス番号)の成分毎の連続性が保たれているので、いずれのパケットも破棄されないことになる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態には限定されない。例えば、本実施形態では、データ送信装置1およびデータ受信装置3(3A)として説明したが、データ送信装置1およびデータ受信装置3(3A)の各構成の処理を情報の処理過程と捉えたデータ送信方法およびデータ受信方法とみなすことも可能である。また、データ送信装置1およびデータ受信装置3(3A)の各構成の処理を汎用的または特殊なコンピュータ言語で記述したデータ送信プログラムおよびデータ受信プログラムとみなすことも可能である。これらの場合、データ送信装置1およびデータ受信装置3(3A)と同様の効果を得ることができる。
本発明の実施形態に係るHDTV制作システム(第一実施形態)のブロック図である。 本発明の実施形態に係るHDTV制作システム(第二実施形態)のブロック図である。 図1に示したデータ送信装置(第一実施形態)の動作を説明したフローチャートである。 図1に示したデータ受信装置(第一実施形態)の動作を説明したフローチャートである。 図2に示したデータ受信装置(第二実施形態)の動作を説明したフローチャートである。 データ受信装置によって、UDPパケット(パケット)が正常に受信された場合を模式的に説明した図である。 データ受信装置によって、UDPパケット(パケット)が正常に受信されなかった場合(いずれかのパケットが欠落(ロスト)した場合)を模式的に説明した図であり、(a)は、先頭パケットのみを受信した場合を示しており、(b)は、パケット4がロスとした場合を示しており、(c)は、Y成分の先頭パケットがロストした場合を示している。 データ受信装置によって、UDPパケット(パケット)が正常に受信されなかった場合(いずれかのパケットの順番が逆転した場合)を模式的に説明した図であり、(a)は、パケット2が遅延した場合を示しており、(b)は、パケット3とパケット4とが逆転した場合を示している。
符号の説明
1 データ送信装置
3、3A データ受信装置
5 映像データ分割手段
7 ヘッダ作成手段
7a 成分種別設定手段
7b 映像シーケンス番号設定手段
7c ヘッダフラグ設定手段
7d マーカビット設定手段
7e パケットシーケンス番号設定手段
9 UDPパケット送信手段
11 UDPパケット受信手段(パケット受信手段)
13 ヘッダ検出手段
15 ヘッダ解析手段
15a 映像シーケンス番号判定手段
15b パケットシーケンス番号判定手段
15c 成分種別判定手段
15d ヘッダフラグ判定手段
15e マーカビット判定手段
17、17A パケット破棄手段
19、19A パケット保持手段
19a 輝度成分保持手段
19b 色差成分保持手段
21 パケット出力手段
23 破棄処理遅延手段

Claims (10)

  1. 符号化された映像データを、ネットワークを介して、一方向のストリーミングにより送信するデータ送信装置であって、
    前記映像データのデータ長と、前記ストリーミングする際のパケットに含まれるペイロードサイズとに基づいて、前記映像データを分割したコードストリームにする映像データ分割手段と、
    この映像データ分割手段で分割したコードストリームに付加する、当該コードストリームの送信開始から連続する番号を示す映像シーケンス番号と、当該コードストリームを収めたパケットの送信順を示す番号であるパケットシーケンス番号と、当該コードストリームが輝度成分または色差成分であるかを識別するための値である成分識別値と、当該コードストリーム単位での開始を示すフラグであるヘッダフラグと、当該コードストリーム単位での終了区切りを示すビットであるマーカビットとを少なくとも含むヘッダを作成するヘッダ作成手段と、
    このヘッダ作成手段で作成したヘッダと前記コードストリームとをUDPに従ったパケットとして送信するUDPパケット送信手段と、
    を備えることを特徴とするデータ送信装置。
  2. 符号化された映像データを、ネットワークを介して、一方向のストリーミングにより送信するために、コンピュータを、
    前記映像データのデータ長と、前記ストリーミングする際のパケットに含まれるペイロードサイズとに基づいて、前記映像データを分割したコードストリームにする映像データ分割手段、
    この映像データ分割手段で分割したコードストリームに付加する、当該コードストリームの送信開始から連続する番号を示す映像シーケンス番号と、当該コードストリームを収めたパケットの送信順を示す番号であるパケットシーケンス番号と、当該コードストリームの成分を識別するための値である成分識別値と、当該コードストリーム単位での開始を示すフラグであるヘッダフラグと、当該コードストリーム単位での終了区切りを示すビットであるマーカビットとを少なくとも含むヘッダを作成するヘッダ作成手段、
    このヘッダ作成手段で作成したヘッダと前記コードストリームとをUDPに従ったパケットとして送信するUDPパケット送信手段、
    として機能させることを特徴とするデータ送信プログラム。
  3. 符号化された映像データを、ネットワークを介して、一方向のストリーミングにより送信するデータ送信方法であって、
    前記映像データのデータ長と、前記ストリーミングする際のパケットに含まれるペイロードサイズとに基づいて、前記映像データを分割したコードストリームにする映像データ分割ステップと、
    この映像データ分割ステップにおいて分割したコードストリームに付加する、当該コードストリームの送信開始から連続する番号を示す映像シーケンス番号と、当該コードストリームを収めたパケットの送信順を示す番号であるパケットシーケンス番号と、当該コードストリームが輝度成分または色差成分であるかを識別するための値である成分識別値と、当該コードストリーム単位での開始を示すフラグであるヘッダフラグと、当該コードストリーム単位での終了区切りを示すビットであるマーカビットとを少なくとも含むヘッダを作成するヘッダ作成ステップと、
    このヘッダ作成ステップにおいて作成したヘッダと前記コードストリームとをUDPに従ったパケットとして送信するUDPパケット送信ステップと、
    を含むことを特徴とするデータ送信方法。
  4. 映像データが一方向のストリーミングによりネットワークを介して送信されたパケットを受信するデータ受信装置であって、
    前記パケットを受信するパケット受信手段と、
    前記パケットのヘッダを検出するヘッダ検出手段と、
    このヘッダ検出手段で検出されたヘッダに含まれている、前記映像データを分割したコードストリームの送信開始から連続する番号を示す映像シーケンス番号を判定する映像シーケンス番号判定手段と、
    前記ヘッダに含まれている、前記パケットの送信順を示す番号であるパケットシーケンス番号を判定するパケットシーケンス番号判定手段と、
    前記ヘッダに含まれている、前記コードストリームが輝度成分または色差成分であるかを識別するための値である成分識別値に基づいて、成分種別を判定する成分種別判定手段と、
    前記ヘッダに含まれている、前記コードストリーム単位での開始を示すフラグであるヘッダフラグを判定するヘッダフラグ判定手段と、
    前記ヘッダに含まれている、前記コードストリーム単位での終了区切りを示すビットであるマーカビットを判定するマーカビット判定手段と、
    前記成分種別判定手段で判定された成分種別に従って分類して、前記パケット受信手段で受信されたパケットを保持するパケット保持手段と、
    前記映像シーケンス番号判定手段による判定結果、前記パケットシーケンス番号判定手段による判定結果、前記成分種別判定手段による判定結果、前記ヘッダフラグ判定手段による判定結果および前記マーカビット判定手段による判定結果に基づき、前記映像シーケンス番号によって同一フィールドのパケットと判定され、前記ヘッダフラグと前記マーカビットとで区切られるコードストリーム単位において、前記輝度成分または前記色差成分毎の前記パケットシーケンス番号が連続でない場合、または、前記輝度成分の先頭のパケットを受信していない場合、前記パケット保持手段に保持しているパケットを破棄すると共に、前記映像シーケンス番号によって同一フィールドのパケットと判定され、前記ヘッダフラグと前記マーカビットとで区切られるコードストリーム単位において、前記色差成分の先頭のパケットを受信していない場合、前記パケット保持手段に保持している前記色差成分のパケットのみを破棄するパケット破棄手段と、
    前記パケット保持手段で保持されているパケットの中で、前記パケット破棄手段で破棄されなかったパケットを出力するパケット出力手段と、
    を備えることを特徴とするデータ受信装置。
  5. 映像データが一方向のストリーミングによりネットワークを介して送信されたパケットを受信するデータ受信装置であって、
    前記パケットを受信するパケット受信手段と、
    前記パケットのヘッダを検出するヘッダ検出手段と、
    このヘッダ検出手段で検出されたヘッダに含まれている、前記映像データを分割したコードストリームの送信開始から連続する番号を示す映像シーケンス番号を判定する映像シーケンス番号判定手段と、
    前記ヘッダに含まれている、前記パケットの送信順を示す番号であるパケットシーケンス番号を判定するパケットシーケンス番号判定手段と、
    前記ヘッダに含まれている、前記コードストリームが輝度成分または色差成分であるかを識別するための値である成分識別値に基づいて、成分種別を判定する成分種別判定手段と、
    前記ヘッダに含まれている、前記コードストリーム単位での開始を示すフラグであるヘッダフラグを判定するヘッダフラグ判定手段と、
    前記ヘッダに含まれている、前記コードストリーム単位での終了区切りを示すビットであるマーカビットを判定するマーカビット判定手段と、
    前記成分種別判定手段で判定された成分種別に従って分類して、前記パケット受信手段で受信されたパケットを1フィールド分保持するパケット保持手段と、
    前記映像シーケンス番号判定手段による判定結果に基づいて、前記パケット保持手段に前記パケットが1フィールド分到来したと判定されるまで、前記パケットを破棄する処理を遅延させる破棄処理遅延手段と、
    この破棄処理遅延手段によって前記パケットを破棄する処理を実行すると判定されたことを契機に、前記映像シーケンス番号判定手段による判定結果、前記パケットシーケンス番号判定手段による判定結果、前記成分種別判定手段による判定結果、前記ヘッダフラグ判定手段による判定結果および前記マーカビット判定手段による判定結果に基づき、前記映像シーケンス番号によって同一フィールドのパケットと判定され、前記ヘッダフラグと前記マーカビットとで区切られるコードストリーム単位において、前記輝度成分または前記色差成分毎の前記パケットシーケンス番号が連続でない場合、または、前記輝度成分の先頭のパケットを受信していない場合、前記パケット保持手段に保持しているパケットを破棄すると共に、前記映像シーケンス番号によって同一フィールドのパケットと判定され、前記ヘッダフラグと前記マーカビットとで区切られるコードストリーム単位において、前記色差成分の先頭のパケットを受信していない場合、前記パケット保持手段に保持している前記色差成分のパケットのみを破棄するパケット破棄手段と、
    前記パケット保持手段で保持されているパケットの中で、前記パケット破棄手段で破棄されなかったパケットを出力するパケット出力手段と、
    を備えることを特徴とするデータ受信装置。
  6. 前記パケット破棄手段は、
    前記パケットシーケンス番号判定手段で前記パケットシーケンス番号が送信開始を示す番号と判定した場合には、
    前記マーカビット判定手段による判定結果によらずに、前記パケット保持手段に保持されているパケットを全て破棄することを特徴とする請求項4または請求項5に記載のデータ受信装置。
  7. 映像データが一方向のストリーミングによりネットワークを介して送信されたパケットを受信するために、当該パケットを受信するパケット受信手段と当該パケットを保持するパケット保持手段と当該パケットを出力するパケット出力手段とを有したコンピュータを、
    前記パケット受信手段で受信されたパケットのヘッダを検出するヘッダ検出手段、
    このヘッダ検出手段で検出されたヘッダに含まれている、前記映像データを分割したコードストリームの送信開始から連続する番号を示す映像シーケンス番号を判定する映像シーケンス番号判定手段、
    前記ヘッダに含まれている、前記パケットの送信順を示す番号であるパケットシーケンス番号を判定するパケットシーケンス番号判定手段、
    前記ヘッダに含まれている、前記コードストリームが輝度成分または色差成分であるかを識別するための値である成分識別値に基づいて、成分種別を判定する成分種別判定手段、
    前記ヘッダに含まれている、前記コードストリーム単位での開始を示すフラグであるヘッダフラグを判定するヘッダフラグ判定手段、
    前記ヘッダに含まれている、前記コードストリーム単位での終了区切りを示すビットであるマーカビットを判定するマーカビット判定手段、
    前記成分種別判定手段で判定された成分種別に従って、前記パケット受信手段で受信されたパケットを、前記パケット保持手段に保持させるパケット保持制御手段、
    前記映像シーケンス番号判定手段による判定結果、前記パケットシーケンス番号判定手段による判定結果、前記成分種別判定手段による判定結果、前記ヘッダフラグ判定手段による判定結果および前記マーカビット判定手段による判定結果に基づき、前記映像シーケンス番号によって同一フィールドのパケットと判定され、前記ヘッダフラグと前記マーカビットとで区切られるコードストリーム単位において、前記輝度成分または前記色差成分毎の前記パケットシーケンス番号が連続でない場合、または、前記輝度成分の先頭のパケットを受信していない場合、前記パケット保持手段に保持しているパケットを破棄すると共に、前記映像シーケンス番号によって同一フィールドのパケットと判定され、前記ヘッダフラグと前記マーカビットとで区切られるコードストリーム単位において、前記色差成分の先頭のパケットを受信していない場合、前記パケット保持手段に保持している前記色差成分のパケットのみを破棄するパケット破棄手段、
    前記パケット保持手段で保持されているパケットの中で、前記パケット破棄手段で破棄されなかったパケットを前記パケット出力手段から出力させるパケット出力制御手段、
    として機能させることを特徴とするデータ受信プログラム。
  8. 映像データが一方向のストリーミングによりネットワークを介して送信されたパケットを受信するために、当該パケットを受信するパケット受信手段と当該パケットを保持するパケット保持手段と当該パケットを出力するパケット出力手段とを有したコンピュータを、
    前記パケット受信手段で受信されたパケットのヘッダを検出するヘッダ検出手段、
    このヘッダ検出手段で検出されたヘッダに含まれている、前記映像データを分割したコードストリームの送信開始から連続する番号を示す映像シーケンス番号を判定する映像シーケンス番号判定手段、
    前記ヘッダに含まれている、前記パケットの送信順を示す番号であるパケットシーケンス番号を判定するパケットシーケンス番号判定手段、
    前記ヘッダに含まれている、前記コードストリームが輝度成分または色差成分であるかを識別するための値である成分識別値に基づいて、成分種別を判定する成分種別判定手段、
    前記ヘッダに含まれている、前記コードストリーム単位での開始を示すフラグであるヘッダフラグを判定するヘッダフラグ判定手段、
    前記ヘッダに含まれている、前記コードストリーム単位での終了区切りを示すビットであるマーカビットを判定するマーカビット判定手段、
    前記成分種別判定手段で判定された成分種別に従って、前記パケット受信手段で受信されたパケットを、前記パケット保持手段に、1フィールド分保持させるパケット保持制御手段、
    前記映像シーケンス番号判定手段による判定結果に基づいて、前記パケット保持手段に前記パケットが1フィールド分到来したと判定されるまで、前記パケットを破棄する処理を遅延させる破棄処理遅延手段、
    この破棄処理遅延手段によって前記パケットを破棄する処理を実行すると判定されたことを契機に、前記映像シーケンス番号判定手段による判定結果、前記パケットシーケンス番号判定手段による判定結果、前記成分種別判定手段による判定結果、前記ヘッダフラグ判定手段による判定結果および前記マーカビット判定手段による判定結果に基づき、前記映像シーケンス番号によって同一フィールドのパケットと判定され、前記ヘッダフラグと前記マーカビットとで区切られるコードストリーム単位において、前記輝度成分または前記色差成分毎の前記パケットシーケンス番号が連続でない場合、または、前記輝度成分の先頭のパケットを受信していない場合、前記パケット保持手段に保持しているパケットを破棄すると共に、前記映像シーケンス番号によって同一フィールドのパケットと判定され、前記ヘッダフラグと前記マーカビットとで区切られるコードストリーム単位において、前記色差成分の先頭のパケットを受信していない場合、前記パケット保持手段に保持している前記色差成分のパケットのみを破棄するパケット破棄手段、
    前記パケット保持手段で保持されているパケットの中で、前記パケット破棄手段で破棄されなかったパケットを前記パケット出力手段から出力させるパケット出力制御手段、
    として機能させることを特徴とするデータ受信プログラム。
  9. 映像データが一方向のストリーミングによりネットワークを介して送信されたパケットを受信するデータ受信方法であって、
    前記パケットを受信するパケット受信ステップと、
    前記パケットのヘッダを検出するヘッダ検出ステップと、
    このヘッダ検出ステップにて検出されたヘッダに含まれている、前記映像データを分割したコードストリームの送信開始から連続する番号を示す映像シーケンス番号を判定する映像シーケンス番号判定ステップと、
    前記ヘッダに含まれている、前記パケットの送信順を示す番号であるパケットシーケンス番号を判定するパケットシーケンス番号判定ステップと、
    前記ヘッダに含まれている、前記コードストリームが輝度成分または色差成分であるかを識別するための値である成分識別値に基づいて、成分種別を判定する成分種別判定ステップと、
    前記ヘッダに含まれている、前記コードストリーム単位での開始を示すフラグであるヘッダフラグを判定するヘッダフラグ判定ステップと、
    前記ヘッダに含まれている、前記コードストリーム単位での終了区切りを示すビットであるマーカビットを判定するマーカビット判定ステップと、
    前記成分種別判定ステップにて判定された成分種別に従って、前記パケット受信ステップにおいて受信されたパケットを、記憶手段に保持するパケット保持ステップと、
    前記映像シーケンス番号判定ステップにおける判定結果、前記パケットシーケンス番号判定ステップにおける判定結果、前記成分種別判定ステップにおける判定結果、前記ヘッダフラグ判定ステップにおける判定結果および前記マーカビット判定ステップにおける判定結果に基づき、前記映像シーケンス番号によって同一フィールドのパケットと判定され、前記ヘッダフラグと前記マーカビットとで区切られるコードストリーム単位において、前記輝度成分または前記色差成分毎の前記パケットシーケンス番号が連続でない場合、または、前記輝度成分の先頭のパケットを受信していない場合、前記パケット保持ステップにおいて記憶手段に保持しているパケットを破棄すると共に、前記映像シーケンス番号によって同一フィールドのパケットと判定され、前記ヘッダフラグと前記マーカビットとで区切られるコードストリーム単位において、前記色差成分の先頭のパケットを受信していない場合、前記パケット保持ステップにおいて記憶手段に保持しているパケットを破棄するパケット破棄ステップと、
    前記記憶手段で保持されているパケットの中で、前記パケット破棄ステップにおいて破棄されなかったパケットを出力するパケット出力ステップと、
    を含むことを特徴とするデータ受信方法。
  10. 映像データが一方向のストリーミングによりネットワークを介して送信されたパケットを受信するデータ受信方法であって、
    前記パケットを受信するパケット受信ステップと、
    前記パケットのヘッダを検出するヘッダ検出ステップと、
    このヘッダ検出ステップにて検出されたヘッダに含まれている、前記映像データを分割したコードストリームの送信開始から連続する番号を示す映像シーケンス番号を判定する映像シーケンス番号判定ステップと、
    前記ヘッダに含まれている、前記パケットの送信順を示す番号であるパケットシーケンス番号を判定するパケットシーケンス番号判定ステップと、
    前記ヘッダに含まれている、前記コードストリームが輝度成分または色差成分であるかを識別するための値である成分識別値に基づいて、成分種別を判定する成分種別判定ステップと、
    前記ヘッダに含まれている、前記コードストリーム単位での開始を示すフラグであるヘッダフラグを判定するヘッダフラグ判定ステップと、
    前記ヘッダに含まれている、前記コードストリーム単位での終了区切りを示すビットであるマーカビットを判定するマーカビット判定ステップと、
    前記成分種別判定ステップにて判定された成分種別に従って、前記パケット受信ステップにおいて受信されたパケットを、記憶手段に1フィールド分保持するパケット保持ステップと、
    前記映像シーケンス番号判定ステップにおける判定結果に基づいて、前記記憶手段に前記パケットが1フィールド分到来したと判定されるまで、前記パケットを破棄する処理を遅延させる破棄処理遅延ステップと、
    この破棄処理遅延ステップにおいて前記パケットを破棄する処理を実行すると判定されたことを契機に、前記映像シーケンス番号判定ステップにおける判定結果、前記パケットシーケンス番号判定ステップにおける判定結果、前記成分種別判定ステップにおける判定結果、前記ヘッダフラグ判定ステップにおける判定結果および前記マーカビット判定ステップにおける判定結果に基づき、前記映像シーケンス番号によって同一フィールドのパケットと判定され、前記ヘッダフラグと前記マーカビットとで区切られるコードストリーム単位において、前記輝度成分または前記色差成分毎の前記パケットシーケンス番号が連続でない場合、または、前記輝度成分の先頭のパケットを受信していない場合、前記パケット保持ステップにおいて記憶手段に保持しているパケットを破棄すると共に、前記映像シーケンス番号によって同一フィールドのパケットと判定され、前記ヘッダフラグと前記マーカビットとで区切られるコードストリーム単位において、前記色差成分の先頭のパケットを受信していない場合、前記パケット保持ステップにおいて記憶手段に保持しているパケットを破棄するパケット破棄ステップと、
    前記記憶手段で保持されているパケットの中で、前記パケット破棄ステップにおいて破棄されなかったパケットを出力するパケット出力ステップと、
    を含むことを特徴とするデータ受信方法。
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