JP2001148717A - データサーバ装置 - Google Patents

データサーバ装置

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JP2001148717A
JP2001148717A JP32918099A JP32918099A JP2001148717A JP 2001148717 A JP2001148717 A JP 2001148717A JP 32918099 A JP32918099 A JP 32918099A JP 32918099 A JP32918099 A JP 32918099A JP 2001148717 A JP2001148717 A JP 2001148717A
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Japan
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packet
time
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transmission time
unit
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JP32918099A
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Shingo Nagataki
真吾 長滝
Masatake Takahashi
真毅 高橋
Masahiro Shioi
正宏 塩井
Tadashi Uchiumi
端 内海
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来技術においては、パケットP3のように再
生クライアント1409で再生可能であるにも関わらず、マ
ルチメディアサーバ装置によってパケットが廃棄されて
しまうという問題があった。 【解決手段】 本発明においては、マルチメディアサー
バ内で、パケットに付与されているパケット送出時刻に
間に合わなかった送出パケットに対し、再生クライアン
トにおいて再生可能であるパケットについては、パケッ
ト送出時刻を現在時刻以降の時刻、つまり送出可能な時
刻に置換することによって、マルチメディアサーバで破
棄を行わずに、送出することで、上記問題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像または音声か
らなるマルチメディアデータをライブ中継するためのサ
ーバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】マルチメディアサーバ装置は、映像また
は音声からなるマルチメディアデータを、複数の再生ク
ライアントに対し配信できるサーバ装置で、蓄積された
マルチメディアデータの配信を行うオンデマンド型のサ
ービスと、マルチメディア符号化装置によりリアルタイ
ムに符号化されたデータを中継するライブ型のサービス
の実現に用いられている。近年、これらのサービスが普
及しつつある背景には、インターネット人口の急激な増
加と、高品位で高い圧縮率を実現する画像や音声の符号
化方式の開発により、電話回線等の帯域幅の狭い通信路
を用いた場合でもリアルタイムにマルチメディアデータ
を受信できるようになったことが挙げられる。従来のマ
ルチメディアサーバ装置として、Microsoft社のNetShow
サーバ等がある。
【0003】図14は、従来技術におけるマルチメディ
アサーバ装置の構成を示すブロック図である。 1401は
リアルタイムに入力される映像または音声信号を符号化
し、パケット化を施し、マルチメディアパケット装置か
らのパケット送出時刻を付加した上で出力するマルチメ
ディア符号化装置である。1402はマルチメディア符号化
装置1401からマルチメディアサーバ装置へパケットを伝
送するためのネットワークである。
【0004】1403はマルチメディア符号化装置1401より
受信したパケットを、いくつか蓄積するためのパケット
バッファで、1404はパケットバッファ1403に格納されて
いるパケットを入力とし、該パケットに付加されている
パケット送出時刻を抽出し、出力するパケット送出時刻
抽出部である。1405は現在時刻を出力する時計である。
【0005】1406はパケット送出時刻抽出部1404の出力
するパケット送出時刻と時計1405が出力する現在時刻を
比較し、時刻比較結果を出力するパケット送出時刻/現
在時刻比較部であり、1407はパケット送出時刻/現在時
刻比較部1406の出力する時刻比較結果を元に、パケット
バッファ1403内のパケットの送出あるいは廃棄を選択す
るパケット送出/廃棄制御部である。
【0006】1408は複数の再生クライアントへパケット
を伝送するためのネットワークであり、1409はネットワ
ーク1408から受信したパケットに含まれるマルチメディ
アデータを復号し、再生を行う再生クライアントであ
る。
【0007】以下では、「フレーム」を動画像における
一枚の静止画として説明する。しかし、特に静止画に限
定する必要はなく、以下の説明は所定のサンプルデータ
で構成された音声データブロックにも適用出来るもので
ある。
【0008】従来のマルチメディアサーバ装置は、マル
チメディア符号化装置1401によって作成されたマルチメ
ディアデータをパケットと呼ばれる単位で再生クライア
ント1409へと配信することを目的とする。パケットに
は、パケットをサーバから送出する時刻を表す情報とし
てパケット送出時刻と、該パケットに含まれているフレ
ームの再生クライアント1409における再生時刻を表す情
報として再生時刻が付加されている。これらの時刻は相
対的な時刻で表される。1つのパケットには、異なる再
生時刻を持った複数のフレームが含まれうるため、再生
時刻が複数付加されたパケットも存在する。
【0009】パケット形式の一例を図11に示す。パケ
ットには必ず1つのパケット送出時刻がついている。マ
ルチメディアデータを構成する各フレームはペイロード
と呼ばれる単位に分割され、再生時刻と共にパケットに
格納される。しかし、1つのフレームが複数のペイロー
ドに分割される場合、2つ目以降のペイロードの再生時
刻はペイロード2のように省略されることもある。ま
た、実際の運用においては、パケットとペイロードには
それぞれパケット送出時刻と再生時刻以外のヘッダ情報
も付加されることになる。
【0010】従来のマルチメディアサーバ装置は、マル
チメディア符号化装置1401で作成したマルチメディアデ
ータを一方的に複数の再生クライアント1409へ配信する
という利用形態が一般的であるため、テレビ電話のよう
な双方向のやりとりが必要な場合とは異なり、リアルタ
イム性をある程度犠牲にすることが許されている。その
ため、28.8kbps等の低ビットレートでの配信において
は、パケット送出時刻と再生時刻の間に数秒程度の間隔
を設けることで、フレームの瞬間的なビットレートの変
動を吸収し、再生クライアント1409における安定した再
生を実現している。
【0011】また、マルチメディア符号化装置1401から
送られてきたパケットは、パケットのマルチメディアサ
ーバへの到着時刻のジッタを吸収するため、即時配信は
されず、一旦パケットバッファ1403に蓄えられてから、
再生クライアント1409へと配信される。
【0012】図15は、従来のマルチメディアサーバ装
置の1パケットに対する処理の流れを示すフローチャー
トである。
【0013】処理開始後、まずステップS1にて、パケッ
ト送出時刻抽出部1404はパケットバッファ1403内のパケ
ットから、付加されているパケット送出時刻を抽出し、
パケット送出時刻/現在時刻比較部1406において該パケ
ット送出時刻と時計1405の示す現在時刻を比較する。こ
こで、時計1405は、先頭のマルチメディアパケットを受
信する際、初期化されるため、現在時刻は相対的な時刻
を示している。現在時刻がパケット送出時刻より前のと
きは、現在時刻がパケット送出時刻と同じになるまでパ
ケットの送出を待機する。現在時刻がパケット送出時刻
と同じときは、ステップS2にて、パケット送出/廃棄制
御部1407は、該パケットを再生クライアント1409に対し
て送出し、処理を終了する。現在時刻がパケット送出時
刻より後のときは、ステップS3にて、パケット送出/廃
棄制御部1407は、該パケットを送出せずに廃棄し、処理
を終了する。つまり、マルチメディア符号化装置1401か
らネットワーク1402を通じて入力されるパケットが、何
らかの要因により遅れて到着して、パケット送出時刻抽
出部1404により抽出された送出時刻が、現在時刻より遅
い場合、このパケットは廃棄されてしまうことになる。
このとき、廃棄されたパケットに含まれていたデータを
必要とするフレームは再生クライアント1409において再
生されないのである。この処理を全てのパケットバッフ
ァ1403に格納されるバッファについて行う。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術におい
て、マルチメディア符号化装置とマルチメディアサーバ
装置の間が、特にPHSのような無線等で接続されている
ときに以下のような問題を生じる。
【0015】パケットの送信にPIAFS等のプロトコルを
利用する場合、電波の状態が悪くなり、エラーが発生す
ると、再送が生じる。そうすると、パケットがマルチメ
ディアサーバ装置に到着する時刻が、該パケットに付加
されたパケット送出時刻を既に過ぎている可能性があ
る。
【0016】このようなパケットは、パケット送出/廃
棄制御部1407によって廃棄されるため、再送が頻繁に起
こる状況下においては多くのパケットが破棄されてしま
い、再生クライアント1409では多くのフレームが再生で
きず、再生品位は低下する。特に、フレーム間の相関を
利用した符号化方式を用いて、マルチメディアデータを
作成している場合、1つのパケットの廃棄により、該パ
ケットに含まれるフレームの復号結果を参照する別のフ
レームの再生ができなくなるため、再生できないフレー
ムはさらに増加することになり、再生品位の低下は著し
くなる。
【0017】図16にパケット送出時刻後にマルチメデ
ィアサーバ装置に到着したパケットの廃棄の一例を示
す。マルチメディアサーバは、マルチメディアデータの
受信開始を受けて、時計1405を基準時刻T0で初期化す
る。パケットP1とパケットP2は、それぞれのパケット送
出時刻T1とT2よりも前にマルチメディアサーバ装置に到
着しているため、時計1405の指す現在時刻が各々のパケ
ット送出時刻になるとパケット送出/廃棄制御部1407に
よって、再生クライアント1409に対し配信され、再生ク
ライアント1409はマルチメディアデータの受信開始を受
けて、再生クライアント内部の時計を基準時刻t0で初期
化する。ネットワーク1408の帯域幅が十分確保されてい
れば、パケットP1とP2の再生クライアント1409への到着
は再生クライアント1409における再生時刻t1とt2に間に
合うため、その時刻にフレームは再生される。
【0018】しかし、パケットP3とP4については、ネッ
トワーク1402において伝送エラーが発生し、再送が起こ
ったため、それぞれのパケット送出時刻T3とT4よりも後
にマルチメディアサーバ装置に到着している。よって、
パケット送出/廃棄制御部1407により廃棄される。パケ
ットP3とP4は再生クライアント1409に対して送出されな
いため、パケットP3とP4に含まれていたデータを必要と
するフレームは再生クライアント1409において再生され
ない。
【0019】ここで、パケットP3しかし、パケットP3に
ついては、マルチメディアサーバ装置に到着し、パケッ
ト送出/廃棄制御部1407に渡された時刻T3'が、該パケ
ット内のフレームの再生クライアント1409における再生
時刻t3よりも、絶対時刻での比較において前であるた
め、パケット送出/廃棄制御部1407で廃棄せずに、送出
すれば再生に間に合う可能性がある。
【0020】従来技術においては、パケットP3のように
再生クライアント1409で再生可能であるにも関わらず、
マルチメディアサーバ装置によってパケットが廃棄され
てしまうという問題があった。
【0021】そこで、本発明においては、マルチメディ
アサーバ内で、パケットに付与されているパケット送出
時刻に間に合わなかった送出パケットに対し、再生クラ
イアントにおいて再生可能であるパケットについては、
パケット送出時刻を現在時刻以降の時刻、つまり送出可
能な時刻に置換することによって、マルチメディアサー
バで破棄を行わずに、送出することで、上記問題を解決
する。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明にお
いては、実データ及び付加情報から構成されるパケット
を入力し、該パケット中のパケット送出時刻を抽出する
送出時刻抽出部と、現在時刻を出力する時計と、抽出さ
れたパケット送出時刻と、現在時刻を比較する送出時刻
比較部と、前記比較において、現在時刻がパケット送出
時刻より後の場合、パケット送出時刻を現在時刻以降の
時刻に置換するパケット送出時刻置換部と、パケットを
入力し、現在時刻がパケット送出時刻より前のときは、
パケット送出を待機し、現在時刻とパケット送出時刻が
等しいときはパケットを送出するパケット送出部とを備
えることにより上記課題を解決する。
【0023】本発明の第2の発明においては、実データ
及び付加情報から構成されるパケットを入力し、該パケ
ット中のパケット送出時刻を抽出する送出時刻抽出部
と、現在時刻を出力する時計と、抽出されたパケット送
出時刻と、現在時刻を比較する送出時刻比較部と、前記
比較において、現在時刻がパケット送出時刻より後であ
り、かつ、パケット送出時刻から所定時間内である場合
に、パケット送出時刻を現在時刻以降の時刻に置換する
パケット送出時刻置換部と、パケットを入力し、現在時
刻がパケット送出時刻より前のときは、パケット送出を
待機し、現在時刻とパケット送出時刻が等しいときにパ
ケットを送出し、現在時刻がパケット送出時刻より後の
ときには、パケットを破棄するパケット送出部とを備え
ることにより上記課題を解決する。
【0024】本発明の第3の発明によれば、実データ及
び付加情報から構成されるパケットを入力し、該パケッ
ト中のパケット送出時刻を抽出する送出時刻抽出部と、
該パケット中のパケット再生時刻を抽出する再生時刻抽
出部と、現在時刻を出力する時計と、抽出されたパケッ
ト送出時刻と、現在時刻を比較する送出時刻比較部と、
抽出されたパケット再生時刻と、現在時刻を比較する再
生時刻比較部と、前記送出時刻比較部において、現在時
刻がパケット送出時刻より後であり、前記再生時刻比較
部より、現在時刻が再生時刻より所定時間以上前である
場合に、パケット送出時刻を現在時刻以降の時刻に置換
するパケット送出時刻置換部と、パケットを入力し、現
在時刻がパケット送出時刻より前のときは、パケット送
出を待機し、現在時刻とパケット送出時刻が等しいとき
にパケットを送出し、現在時刻がパケット送出時刻より
後のときには、パケットを破棄するパケット送出部とを
備えることにより上記課題を解決する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して本
発明の実施の形態について詳細に説明する。まず、本発
明の第1の実施形態について説明する。図1は、パケッ
トに付加されたパケット送出時刻を必要に応じて送出可
能な時刻に置換し、再生クライアントに対して送出する
本発明の第1の実施形態における構成を示すブロック図
である。
【0026】上記従来技術と同一部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。また、第2のパケット送出時
刻抽出部104、第2のパケット送出時刻/現在時刻比較
部106は、それぞれ第1のパケット送出時刻抽出部140
4、第1のパケット送出時刻/現在時刻比較部1406と基
本的に同じ処理を行うものである。101はネットワーク1
402経由で伝送されたパケットと、該パケットに付加さ
れたパケット送出時刻と時計1405の指す現在時刻との比
較結果を入力とし、該比較結果において現在時刻がパケ
ット送出時刻より前のときは入力パケットをそのまま出
力し、そうでないときは入力パケットのパケット送出時
刻を現在時刻以降の所定時刻に置換して出力するパケッ
ト送出時刻置換部である。
【0027】図2は、第1の実施形態に示すマルチメデ
ィアサーバ装置の1つのパケットに対する処理の流れを
示すフローチャートである。処理開始後、まずステップ
S1においてネットワーク1402からパケットを1つ受け取
る。次に、ステップS2にて、第2のパケット送出時刻抽
出部104により該パケットに付加されたパケット送出時
刻を抽出し、時計1405から出力される現在時刻ととも
に、第2の送出時刻/現在時刻比較部106に入力する。
【0028】第2のパケット送出時刻/現在時刻比較部
106は、入力されたパケット送出時刻と現在時刻を比較
し、現在時刻よりパケット送出時刻が前であるか否かを
判定する。現在時刻よりパケット送出時刻が前であれ
ば、ステップS4において、該パケットをパケットバッフ
ァ1403に出力し、ステップS5に移行する。この後の処理
は上述した従来技術と同様の処理である。
【0029】現在時刻よりパケット送出時刻が前でなけ
れば、ステップS3にて、該パケットのパケット送出時刻
をパケット送出時刻置換部101において現在時刻以降の
時刻に置換し、ステップS4において、パケット送出時刻
の置換されたパケットをパケットバッファ1403に出力し
てから、ステップS5に移行する。ステップS5では、図1
5に示す従来のマルチメディアサーバ装置の動作手順に
従い、パケットバッファ1403に保持されたパケットの送
出/廃棄を行い、1つのパケットに対する処理を終了す
る。
【0030】図12は、第1の実施形態に示すマルチメ
ディアサーバ装置を用いたときの各部でのパケットの流
れを示す。従来のマルチメディアサーバ装置を用いた場
合、図16に示すように、パケットP3とパケットP4につ
いては、マルチメディアサーバ装置において廃棄されて
いたため、該パケットに含まれるフレームは再生クライ
アント1409では再生できなかったが、第1の実施形態に
示すマルチメディアサーバ装置を用いることにより、パ
ケットP3とパケットP4についても、送出が行われるよう
になる。
【0031】このうち、パケットP4は、再生クライアン
ト1409におけるフレームの再生時刻に間に合わないた
め、再生クライアント1409に到着するものの結局再生さ
れずに再生クライアント1409によって廃棄されるが、パ
ケットP3は再生時刻に間に合って到着するため、パケッ
トP3に含まれるフレームについては再生が行われる。
【0032】上記の実施例では、「パケットに付加され
たパケット送出時刻が、現在時刻より前でなければ、パ
ケット送出時刻置換部101は、該パケット送出時刻を現
在時刻以降の時刻に置換する」と上述したが、このとき
の現在時刻以降の時刻は、できるだけ現在時刻に近い時
刻であることが望ましい。例えば、あるパケットが、パ
ケット送出時刻置換部101で処理される時刻と、該パケ
ットがパケット送出時刻/現在時刻比較部1406で処理さ
れる時刻が等しければ、パケット送出時刻置換部101
は、パケット送出時刻を現在時刻に置換すればよい。実
際には、パケット送出時刻置換部101での処理とパケッ
ト送出時刻/現在時刻比較部1406での処理の間には遅延
が生じるため、パケット送出時刻は(現在時刻)+(パ
ケット送出時刻置換部101での処理とパケット送出時刻
/現在時刻比較部1406での処理間の遅延時間)となる。
こうすることで、パケット送出/廃棄制御部1407で廃棄
されるパケットの数を最小限にとどめつつ、再生時刻に
間に合うように再生クライアント1409に到着するパケッ
トの数を最大限にすることが可能となり、結果として再
生クライアント1409における再生品位を最も向上するこ
とが出来る。これは、以降の実施形態においても同様で
ある。
【0033】以下は、本発明の第2の実施形態について
説明する。図3は、パケットに付加されたパケット送出
時刻を必要に応じて送出可能な時刻に置換し、再生クラ
イアントに対して送出する本発明の第2の実施形態にお
ける構成を示すブロック図である。
【0034】図1に示すマルチメディアサーバ装置が、
従来のマルチメディアサーバ装置の前段に第2のパケッ
ト送出時刻抽出部104と第2のパケット送出時刻/現在
時刻比較部106とパケット送出時刻置換部101を付加する
ことで構成されていたのに対し、図3に示すマルチメデ
ィアサーバ装置では、従来のマルチメディアサーバ装置
を用いず、新規に構成することで、図1における第2の
パケット送出時刻抽出部104と第2のパケット送出時刻
/現在時刻比較部106を第1のパケット送出時刻抽出部14
04と第1のパケット送出時刻/現在時刻比較部1406と共
有化してパケット送出時刻抽出部304、パケット送出時
刻/現在時刻比較部306とすることにより簡略化を図っ
たものである。処理手順については、第1の実施形態と
同様であるので、説明は省略する。
【0035】このように新たな構成とする場合、前記パ
ケット送出時刻置換部101において、パケット送出時刻
を、現在時刻以降の所定時刻に置換するのではなく、所
定の値に置換するようにしてもよい。例えば、所定の時
刻は時刻の取りうる最大値(例えばFFFF)として置換を
行い、パケット送出/廃棄制御部1407において、このパ
ケット送出時刻がFFFFである値を持つパケットが入力さ
れた場合においては、すぐにパケットを送出するように
構成してもよい。
【0036】以下は、本発明の第3の実施形態について
説明する。第3の実施形態は、第1の実施形態におい
て、パケット送出時刻置換部101が、第2のパケット送
出時刻/現在時刻比較部106による時刻比較結果におい
て、現在時刻がパケット送出時刻に所定の時間加えた時
刻より後のときは再生クライアント1409における再生に
間に合わないと判定しパケット送出時刻を置換せずにパ
ケットをパケットバッファ1403に出力するというもので
ある。
【0037】すなわち、第3の実施形態に示すマルチメ
ディアサーバ装置では、現在時刻がパケットに付加され
ているパケット送出時刻に所定の時間を加えた時刻より
後のとき、パケット送出時刻置換部101はパケット送出
時刻の置換を行わないため、該パケットはパケット送出
/廃棄制御部1407によって、廃棄されることになる。
【0038】ここでの所定の時間とは、パケット送出時
刻置換部101の処理から再生クライアント1409での再生
処理までにかかる時間である。この時間分を加えること
によって、パケット送出時刻置換部101で送出時刻が置
換されたとしても、再生クライアント1409で再生時間に
間に合わずパケットが破棄される場合には、置換を行わ
ないようにすることが可能となる。
【0039】上述したように、第1の実施形態に示すマ
ルチメディアサーバ装置では、図12に示すように、再
生クライアント1409での再生に間に合わないにも関わら
ず、パケットP4は送られていたが、第3の実施形態に示
すマルチメディアサーバ装置を用いることで、パケット
P4のように再生クライアント1409での明らかに再生時刻
に間に合わないパケットについてはパケット送出時刻の
置換を行わないことにより、無駄なパケットの送出を回
避できる。
【0040】このような効果は、再生時刻に関しても比
較を行うことによって実現可能である。以下に、本発明
の第4の実施形態について説明する。図4は、パケット
に付加されたパケット送出時刻を必要に応じて送出可能
な時刻に置換し、再生クライアントに対して送出する本
発明の第4の実施形態における構成を示すブロック図で
ある。
【0041】第1の実施形態におけるマルチメディアサ
ーバ装置と同一部分には同一符号を付し、その説明は省
略する。401はネットワーク1402経由で伝送されたパケ
ットを入力とし、該パケットから再生時刻を抽出する再
生時刻抽出部、402は再生時刻抽出部401の出力する再生
時刻と時計1405の指す現在時刻を入力とし、両時刻の前
後関係を時刻比較結果として出力する再生時刻/現在時
刻比較部である。
【0042】403はネットワーク1402経由で伝送された
パケットと、該パケットに付加されたパケット送出時刻
と時計1405の指す現在時刻との比較結果と、該パケット
に付加された再生時刻と時計1405の差す現在時刻との比
較結果の両方を入力とし、現在時刻がパケット送出時刻
より前のときは入力パケットをそのまま出力し、そうで
ないときは、さらに、現在時刻と再生時刻の比較結果よ
り再生クライアント1409での再生時刻に間に合うか否か
を評価し、間に合う場合は入力パケットのパケット送出
時刻を現在時刻以降の所定時刻に置換してから出力し、
間に合わない場合は入力パケットをそのまま出力するパ
ケット送出時刻置換部である。
【0043】図5は、第4の実施形態に示すマルチメデ
ィアパケット装置の1つのパケットに対する処理の流れ
を示すフローチャートである。
【0044】処理開始後、まずステップS1においてネッ
トワーク1402からパケットを1つ受け取る。次に、ステ
ップS2にて、第2のパケット送出時刻抽出部104により
該パケットに付加されたパケット送出時刻を抽出し、時
計1405の指す現在時刻と合わせて第2のパケット送出時
刻/現在時刻比較部106に入力する。第2のパケット送
出時刻/現在時刻比較部106は、入力されたパケット送
出時刻と現在時刻を比較し、現在時刻がパケット送出時
刻より前であるか否かを判定する。
【0045】現在時刻よりパケット送出時刻が前であれ
ば、ステップS5において、該パケットをパケットバッフ
ァ1403に出力し、ステップS6に移行する。現在時刻より
パケット送出時刻が前でなければ、ステップS3にて、再
生時刻抽出部401により該パケットに付加された再生時
刻を抽出し、時計1405の指す現在時刻と合わせて再生時
刻/現在時刻比較部402に入力する。再生時刻/現在時
刻比較部402は、入力された再生時刻と現在時刻を比較
し、現在時刻において該パケットを送出して再生クライ
アント1409での再生に間に合うか否かを判定する。つま
り、現在時刻が再生時刻より所定時間前か否かを判断す
ることで、再生クライアント1409での再生に間に合うか
否かを判断する。
【0046】間に合う場合は、ステップS4にて、該パケ
ットのパケット送出時刻をパケット送出時刻置換部403
において現在時刻以降の時刻に置換し、ステップS5にお
いて、パケット送出時刻の置換されたパケットをパケッ
トバッファ1403に出力してから、ステップS6に移行す
る。間に合わない場合は、ステップS5において、該パケ
ットをパケットバッファ1403にそのまま出力し、ステッ
プS6に移行する。ステップS6では、図15に示す従来の
マルチメディアサーバ装置の動作手順に従い、パケット
バッファ1403に保持されたパケットの送出/廃棄を行
い、1つのパケットに対する処理を終了する。
【0047】第4の実施形態に示すマルチメディアサー
バ装置は、第3の実施形態に示すマルチメディアサーバ
装置と比べて、パケットに含まれるフレームの再生時刻
を解釈する必要があるため、装置の負荷は大きくなるも
のの、再生クライアント1409への到着が再生時刻に間に
合うかどうかの判断をより正確に行うことが出来るとい
う効果を持つものである。
【0048】上述した実施形態において、パケットの入
力がない場合や、パケットの廃棄が連続して発生した場
合、マルチメディアサーバからパケットの送出が一定時
間行われないことになる。このような場合、パケット送
受信のプロトコル制御において、マルチメディアサーバ
装置、ネットワーク1408、再生クライアント1409間のコ
ネクション管理でタイムアウトとなり、マルチメディア
サーバが再生クライアントにパケットの送出ができなく
なるという問題がある。
【0049】この問題を解決する本発明の第5の実施形
態について説明する。図6は、連続するパケットに付加
されたパケット送出時刻間隔が一定時間以上空いている
場合間にダミーパケットを挿入し、常にパケット送出時
刻間隔を一定時間以内に収め、タイムアウトを発生させ
ない本発明の第5の実施形態における構成を示すブロッ
ク図である。
【0050】上記従来技術と同一部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。601はマルチメディアデータ
を含まないダミーパケットを供給するダミーパケット供
給部で、602は時計1405から出力される時間情報に基づ
いて、ある時間間隔でネットワーク1402経由のパケット
の到着の有無を監視し、パケットがマルチメディアサー
バ装置に到着しているときはそれを選択・出力し、到着
していないときはダミーパケット供給部601の供給する
パケットを選択し、適切なパケット送出時刻を付加した
上で出力するパケット選択制御部である。ここでのパケ
ット送出時刻は、前述の実施形態と同様現在時刻より後
の時間を付与することになる。
【0051】この実施形態では、パケット選択制御部60
2は、ネットワーク1402経由のパケットの到着の有無を
監視するようにしているが、入力されたパケットが破棄
されることもあるため、ネットワーク1408により出力さ
れるパケットの間隔を、パケット送出/廃棄制御部1407
で監視するようにしてもよいし、パケット送出時刻の比
較を行った時に、マルチメディアサーバ装置から出力さ
れる(破棄される)パケットは判断できるので比較部10
6において監視を行うように構成してもよい。
【0052】図7は、第5の実施形態に示すマルチメデ
ィアパケット装置の1つのパケットに対する処理の流れ
を示すフローチャートである。
【0053】処理開始後、まずステップS1にて、パケッ
トがネットワーク1402経由で到着しているか否かをパケ
ット選択制御部602にて判定する。パケットが到着して
いるときは、ステップS2にて、パケット選択制御部602
は到着したパケットを選択し、ステップS4にて、パケッ
トバッファ1403に出力して、ステップS5に移行する。
【0054】パケットが到着しておらず、時計1405に基
づいて、所定時間ΔT1以上ネットワーク1402からのパケ
ットの入力が行われていないと判断された場合には、ス
テップS3にて、ダミーパケット供給部601より供給され
るダミーパケットを選択し、適切なパケット送出時刻を
付加してから、ステップS4にて、パケットバッファ1403
に出力して、ステップS5に移行する。
【0055】パケットが到着しておらず、ネットワーク
1402からパケットの入力が行われてから所定時間ΔT1が
まだ経過していない場合には、ステップS1に戻って、
判定を繰り返すことになる。
【0056】ステップS5では、図15に示す従来のマル
チメディアサーバ装置の動作手順に従い、パケットバッ
ファ1403に保持されたパケットの送出/廃棄を行う。
【0057】図13は第5の実施形態に示すマルチメデ
ィアサーバ装置を用いたときの各部でのパケットの流れ
を示す。従来のマルチメディアサーバ装置を用いた場
合、図17に示すように、パケットP4は、タイムアウト
のため、再生クライアント1409には送出されず、再生が
中断していたが、第4の実施形態に示すマルチメディア
サーバ装置を用いることで、パケットの送出時刻間隔を
常にタイムアウトの発生する時間ΔTよりも短くするこ
とが出来るため、パケットP4及びそれ以降のパケットも
再生クライアント1409に送りつづけることが可能とな
り、タイムアウトによる再生の中断を回避できることに
なる。
【0058】以下に、本発明の第6の実施形態について
説明する。第6の実施形態はパケット送出時間間隔が一
定時間ΔT1以上空いている場合、ダミーパケットを送出
することで、常にパケット送出時間間隔を一定時間以内
に収めることでタイムアウトの発生を防止するととも
に、ネットワーク1402経由で伝送されるパケット(ダミ
ーパケットではないパケット)が一定期間ΔT2(ΔT2>
ΔT1)以上到着していない場合には、ダミーパケットの
代わりにサービス情報パケットを供給するものである。
【0059】第5の実施形態に示すマルチメディアサー
バ装置においては、送出時刻間隔が極端に長い場合で
も、ダミーパケットを送出し続けるだけである。しか
し、ダミーパケットには、何らの情報も含まれていない
ため、帯域の有効利用という観点において問題があっ
た。第6の実施形態に示すマルチメディアサーバ装置を
用いれば、マルチメディア符号化装置からのパケットの
送出時刻間隔が長時間になる場合は、サービス情報パケ
ット供給部801の出力するパケットを再生クライアント1
409に対して送出するため、ネットワーク1408の帯域を
より有効に利用することが可能となる。サービス情報パ
ケットとしては、マルチメディア符号化装置1401とマル
チメディアサーバ装置間の通信状況が悪化している旨を
示す映像・音声、コマーシャル映像・音声、今後のライ
ブ中継スケジュールを通知する映像・音声等を符号化及
びパケット化したものが考えられる。
【0060】図8は第6の実施形態におけるマルチメデ
ィアサーバ装置の構成を示すブロック図である。第5の
実施形態に示すマルチメディアサーバ装置と同一部分に
は同一符号を付し、その説明は省略する。801はサービ
ス情報パケットを供給するサービス情報パケット供給部
で、802はある時間間隔でネットワーク1402経由のパケ
ットの到着の有無を監視し、パケットがマルチメディア
サーバ装置に到着したときは該パケットを選択、パケッ
トバッファ1403に出力し、パケットが到着していないと
きは、一定期間以上ネットワーク1402からの入力パケッ
トを出力していないことを検知するとサービス情報パケ
ット供給部801の出力するパケットを、一定期間内に入
力パケットを出力しているときはダミーパケット供給部
601の出力するパケットを選択し、選択したパケットに
適切なパケット送出時刻を付加した上でパケットバッフ
ァ1403に出力するパケット選択制御部である。
【0061】図9は、第6の実施形態に示すマルチメデ
ィアパケット装置の1つのパケットに対する処理の流れ
を示すフローチャートである。処理開始後、まずステッ
プS1にて、パケットがネットワーク1402経由で入力され
たか否かをパケット選択制御部802にて判定する。パケ
ットが入力されたときは、ステップS2にて、パケット選
択制御部802は到着したパケットを選択し、ステップS6
にて、パケットバッファ1403に出力して、ステップS7に
移行する。パケットが入力されていないときは、ステッ
プS1にて、パケット選択制御部802がネットワーク1402
経由で入力されたパケットを選択・出力しなくなってか
らの時間Tを、時計1405で判断する。
【0062】ステップS1において、この時間Tが所定時
間ΔT1以下である場合には、ステップS1に戻って処理を
繰り返す。一方、時間Tが所定時間ΔT1を越える場合に
は、ステップS3 にすすみ、タイムアウトを防止するた
めに、ダミーパケットあるいはサービス情報パケットを
出力する必要がある。ステップS3において、Tが所定時
間ΔT1を越え、所定時間ΔT2を越えない場合には、ステ
ップS4にて、パケット選択制御部802は、ダミーパケッ
ト供給部601の出力するパケットを選択し、適切なパケ
ット送出時刻を付加してから、ステップS6にて、該パケ
ットをパケットバッファ1403に出力して、ステップS7に
移行する。
【0063】Tが所定時間ΔT2を越えている場合は、ス
テップS5にて、パケット選択制御部802はサービス情報
パケット供給部801の出力するパケットを選択し、適切
なパケット送出時刻を付加してから、ステップS6にて、
該パケットをパケットバッファ1403に出力して、ステッ
プS7に移行する。ステップS7では、図15に示す従来の
マルチメディアサーバ装置の動作手順に従い、パケット
バッファ1403に保持されたパケットの送出/廃棄を行
い、1つのパケットに対する処理を終了する。このよう
に構成することにより、ダミーパケットのみが連続して
送信されること防止することが可能となる。
【0064】以下、本発明の第7の実施形態について説
明する。マルチメディアデータの符号化にフレーム間符
号化方式を用いているとき、第6の実施形態に示すマル
チメディアサーバ装置において、パケット選択制御部80
2は、ある時間間隔でネットワーク1402経由のパケット
の到着の有無を監視し、パケットが到着しているとき、
直前の出力がサービス情報パケット供給部801の出力す
るパケットであれば、到着したパケットに含まれるフレ
ームがイントラフレームであるか否かを評価し、イント
ラフレームであれば、該パケットをパケットバッファ14
03に出力し、イントラフレームでなければ、該パケット
を廃棄して、引き続きサービス情報パケット供給部801
の出力するパケットを選択し、適切なパケット送出時刻
を付加した上で、パケットバッファ1403に出力すること
を特徴とするのが本発明の第7の実施形態である。
【0065】パケット選択制御部802が、サービス情報
パケットから到着パケットに切り替える際、到着パケッ
ト内に含まれるフレームがイントラフレームになるまで
待つのは、フレーム間符号化方式を用いる場合、インタ
ーフレームから復号を行うと、正規の復号をなし得ず、
正しい復号結果が得られないためである。
【0066】図10は、第7の実施形態に示すマルチメ
ディアパケット装置の1つのパケットに対する処理の流
れを示すフローチャートである。
【0067】処理開始後、まずステップS1にて、パケッ
トがネットワーク1402経由で入力されたか否かをパケッ
ト選択制御部802にて判定する。パケットが入力された
ときは、ステップS5にて、パケット選択制御部802が直
前に出力したパケットがサービス情報パケット供給部80
1の出力するパケットであったか否かを判定する。サー
ビス情報パケット供給部801の出力パケットであったな
ら、ステップS6にて、到着したパケットに含まれるフレ
ームがイントラフレームであるか否かを判定する。イン
トラフレームであれば、ステップS7にて、パケット選択
制御部802は到着したパケットを選択し、ステップS8に
て、パケットバッファ1403に出力して、ステップS9に移
行する。イントラフレームでなければ、ステップS4に
て、パケット選択制御部802は、到着したパケットを廃
棄し、サービス情報パケット供給部801の出力するパケ
ットを選択し、適切なパケット送出時刻を付加してか
ら、ステップS8にて、該パケットをパケットバッファ14
03に出力して、ステップS9に移行する。直前のパケット
選択制御部802の出力がサービス情報パケット供給部801
の出力パケットでなかったなら、ステップS7にて、パケ
ット選択制御部802は到着したパケットを選択し、ステ
ップS8にて、パケットバッファ1403に出力して、ステッ
プS9に移行する。ステップS9では、図15に示す従来の
マルチメディアサーバ装置の動作手順に従い、パケット
バッファ1403に保持されたパケットの送出/廃棄を行
い、1つのパケットに対する処理を終了する。
【0068】ステップS1でパケットが入力されていない
ときは、ステップS1にて、パケット選択制御部802がネ
ットワーク1402経由で入力されたパケットを選択・出力
しなくなってからの時間Tを、時計1405で判断する。
【0069】この時間Tが所定時間ΔT1以下である場合
には、ステップS1に戻って処理を繰り返す。一方、時間
Tが所定時間ΔT1を越える場合には、ステップS2にすす
み、タイムアウトを防止するために、ダミーパケットあ
るいはサービス情報パケットを出力する必要がある。ス
テップS2において、Tが所定時間ΔT1を越え、所定時間
ΔT2を越えない場合には、ステップS3にて、パケット選
択制御部802は、ダミーパケット供給部601の出力するパ
ケットを選択し、適切なパケット送出時刻を付加してか
ら、ステップS8にて、該パケットをパケットバッファ14
03に出力して、ステップS9に移行する。
【0070】Tが所定時間ΔT2を越えている場合は、ス
テップS4にて、パケット選択制御部802はサービス情報
パケット供給部801の出力するパケットを選択し、適切
なパケット送出時刻を付加してから、ステップS8にて、
該パケットをパケットバッファ1403に出力して、ステッ
プS9に移行する。ステップS9では、図15に示す従来の
マルチメディアサーバ装置の動作手順に従い、パケット
バッファ1403に保持されたパケットの送出/廃棄を行
い、1つのパケットに対する処理を終了する。
【0071】第7の実施形態に示すマルチメディアサー
バ装置を用いることで、マルチメディアデータの符号化
にフレーム間符号化方式を用いた場合でも、パケット選
択制御部802の出力がサービス情報パケットからネット
ワーク1402経由で到着したパケットに切り替わる際にお
いても、再生クライアント1409における再生に乱れは生
じない。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、エラー、再送などによ
り、サーバ装置内へのパケットの入力が遅れた場合で
も、パケット送出時刻を更新して、可能な限り再生クラ
イアントにパケットを送出するために、再生クライアン
トで安定した再生を実現することが可能となる。また、
上記効果に加え、パケット送出時刻間隔が開きすぎるこ
とによるタイムアウトを、ダミーパケットを挿入するこ
とで回避することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に示すマルチメディア
サーバ装置のブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に示すマルチメディア
サーバ装置におけるフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施形態に示すマルチメディア
サーバ装置のブロック図である。
【図4】本発明の第4の実施形態に示すマルチメディア
サーバ装置のブロック図である。
【図5】本発明の第4の実施形態に示すマルチメディア
サーバ装置におけるフローチャートである。
【図6】本発明の第5の実施形態に示すマルチメディア
サーバ装置のブロック図である。
【図7】本発明の第5の実施形態に示すマルチメディア
サーバ装置におけるフローチャートである。
【図8】本発明の第6の実施形態に示すマルチメディア
サーバ装置のブロック図である。
【図9】本発明の第6の実施形態に示すマルチメディア
サーバ装置におけるフローチャートである。
【図10】本発明の第7の実施形態に示すマルチメディ
アサーバ装置におけるフローチャートである。
【図11】本発明のマルチメディアサーバ装置が扱うパ
ケット形式の一例を示す図である。
【図12】本発明の第1の実施形態に示すマルチメディ
アサーバ装置を用いたときの各部でのパケットの流れを
示す図である。
【図13】本発明の第5の実施形態に示すマルチメディ
アサーバ装置を用いたときの各部でのパケットの流れを
示す図である。
【図14】従来のマルチメディアサーバ装置のブロック
図である。
【図15】従来のマルチメディアサーバ装置におけるフ
ローチャートである。
【図16】従来のマルチメディアサーバ装置を用いたと
きのパケットの送出/廃棄の様子を表す図である。
【図17】従来のマルチメディアサーバ装置を用いたと
きのパケット送出時刻間隔によるパケットの送出とタイ
ムアウトの発生の様子を表す図である。
【符号の説明】
101 パケット送出時刻置換部 104 パケット送出時刻抽出部2 106 パケット送出時刻/現在時刻比較部2 1401 マルチメディア符号化装置 1402 ネットワーク 1403 パケットバッファ 1404 パケット送出時刻抽出部1 1405 時計 1406 パケット送出時刻/現在時刻比較部1 1407 パケット送出/廃棄制御部 1408 ネットワーク 1409 再生クライアント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩井 正宏 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 内海 端 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5K028 AA01 CC02 EE03 EE07 KK03 KK12 KK32 5K030 GA01 HB01 HB02 HB21 HC14 HD06 JT01 JT10 MA01 9A001 BB03 BB04 CC05 CC06 CC07 EE04 HH27 HH30 JJ19 JJ25 JJ27 KK31 KK37 KK54

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実データ及び付加情報から構成されるパ
    ケットを入力し、該パケット中のパケット送出時刻を抽
    出する送出時刻抽出部と、 現在時刻を出力する時計と、 抽出されたパケット送出時刻と、現在時刻を比較する送
    出時刻比較部と、 前記比較において、現在時刻がパケット送出時刻より後
    の場合、パケット送出時刻を現在時刻以降の時刻に置換
    するパケット送出時刻置換部と、 パケットを入力し、現在時刻がパケット送出時刻より前
    のときは、パケット送出を待機し、現在時刻とパケット
    送出時刻が等しいときはパケットを送出するパケット送
    出部とを備えることを特徴とするデータサーバ装置。
  2. 【請求項2】 実データ及び付加情報から構成されるパ
    ケットを入力し、該パケット中のパケット送出時刻を抽
    出する送出時刻抽出部と、 現在時刻を出力する時計と、 抽出されたパケット送出時刻と、現在時刻を比較する送
    出時刻比較部と、 前記比較において、現在時刻がパケット送出時刻より後
    であり、かつ、パケット送出時刻から所定時間内である
    場合に、パケット送出時刻を現在時刻以降の時刻に置換
    するパケット送出時刻置換部と、 パケットを入力し、現在時刻がパケット送出時刻より前
    のときは、パケット送出を待機し、現在時刻とパケット
    送出時刻が等しいときにパケットを送出し、現在時刻が
    パケット送出時刻より後のときには、パケットを破棄す
    るパケット送出部とを備えることを特徴とするデータサ
    ーバ装置。
  3. 【請求項3】 実データ及び付加情報から構成されるパ
    ケットを入力し、該パケット中のパケット送出時刻を抽
    出する送出時刻抽出部と、 該パケット中のパケット再生時刻を抽出する再生時刻抽
    出部と、 現在時刻を出力する時計と、 抽出されたパケット送出時刻と、現在時刻を比較する送
    出時刻比較部と、 抽出されたパケット再生時刻と、現在時刻を比較する再
    生時刻比較部と、 前記送出時刻比較部において、現在時刻がパケット送出
    時刻より後であり、前記再生時刻比較部より、現在時刻
    が再生時刻より所定時間以上前である場合に、パケット
    送出時刻を現在時刻以降の時刻に置換するパケット送出
    時刻置換部と、 パケットを入力し、現在時刻がパケット送出時刻より前
    のときは、パケット送出を待機し、現在時刻とパケット
    送出時刻が等しいときにパケットを送出し、現在時刻が
    パケット送出時刻より後のときには、パケットを破棄す
    るパケット送出部とを備えることを特徴とするデータサ
    ーバ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2または3に記載のデー
    タサーバ装置において、 ダミーパケットを供給するダミーパケット供給部と、 所定時間T1内に外部からパケットが入力されたか否か
    を判断し、当該時間内に外部からパケットが入力されて
    いない場合に、前記ダミーパケット供給部により供給さ
    れるダミーパケットに対し、現在時刻以降の時刻をパケ
    ット送出時刻として付加し、出力するパケット選択制御
    部を備えることを特徴とするマルチメディアサーバ装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2または3に記載のデー
    タサーバ装置において、 ダミーパケットを供給するダミーパケット供給部と、 所定時間T1内にパケットを送出したか否かを判断し、
    当該時間内にパケットを送出していない場合に、前記ダ
    ミーパケット供給部により供給されるダミーパケットに
    対し、現在時刻以降の時刻をパケット送出時刻として付
    加し出力するパケット選択制御部を備えることを特徴と
    するマルチメディアサーバ装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載のデータサーバ
    装置において、 所定の情報を備えるサービス情報パケットを供給するサ
    ービス情報パケット供給部を備え、 前記パケット選択制御部において、所定時間T2(T2
    >T1)内に外部からパケットが入力されたか否かを判
    断し、当該時間内に外部からパケットが入力されていな
    い場合に、前記サービス情報パケット供給部により供給
    されるサービス情報パケットに対し、現在時刻以降の時
    刻をパケット送出時刻として付加し、出力することを特
    徴とするマルチメディアサーバ装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のデータサーバ装置にお
    いて、 前記パケット選択制御部において、外部からパケットが
    入力された場合、当該パケットがフレーム内符号化され
    たフレーム以外であり、直前に入力されたパケットがサ
    ービス情報パケットである場合には、外部から入力され
    たパケットに替えてサービス情報パケットを出力するこ
    とを特徴とするマルチメディアサーバ装置。
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