JP2005332516A - ディスクの製造装置および製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 多層光ディスクの中間層上の情報層を高精度で、且つ小規模な設備で形成する。
【解決手段】 UV硬化型シート70および成形済のディスク80が貼り合わされたディスクが金型90に真空吸着された原盤14と平行な位置に保持される。まず、センターピン92が上昇し、次に、原盤14が配置されたディスク周囲の台91と一体の金型90が上昇する。ローラ101がディスク周囲の台91と接触し、ローラ101が回転すると、ローラ101がディスクを原盤14に対して押しつける。シリンダの推力94a、94bによって加圧力が発生する。ローラ101が回転し、原盤14のピットパターンがシート70に対して転写される。加圧ローラ101は、センターピン92のディスク80の面から突出した先端部を逃げるように、座繰り穴101aが設けられている。
【選択図】 図14

Description

この発明は、例えば2以上の情報層を有する高密度光ディスクに適用されるディスク製造装置および製造方法に関する。
Blu−ray Disc(商品名、以下、BDと適宜表記する)は、片面単層で約25Gバイト、片面2層で約50Gバイトの記録容量を有する高密度光ディスクである。BDの種類として、書き換え可能な光ディスクであるBD−REディスク、追記型光ディスクであるBD−Rディスク、および再生専用光ディスクであるBD−ROMディスクがある。
BD規格では、記録再生用ビームスポット径を小とするために、光源波長を405nmとし、対物レンズの開口数NA(Numerical Aperture)を0.85と大きくしている。CD(Compact Disc)規格では、光源波長:780nm、NA:0.45、スポット径:2.
11μmであり、DVD(Digital Versatile Disc)規格では、光源波長:650nm、NA:0.6、スポット径:1.32μmである。BD規格では、スポット径を0.58μmまで絞ることができ、DVDと比して、約1/5とすることができる。さらに、対物レンズの開口数NAを高めた結果、ディスク面とレーザ光の光軸がなす角度の90°からの傾きに許される角度誤差(チルト・マージンと称される)が小さくなるので、情報層を覆うカバー層を0.1mmまで薄くしている。
片面2層ディスクの場合では、レーザ光の入射方向から見て100μmの深さにある情報層(BD−ROMディスクの場合の反射層およびBD−REディスク、BD−Rディスクのような記録可能なディスクの場合の記録層の両方を含むことを意味する。)を基準層(第0記録層、L0層と呼ばれる)とし、75μmの深さに追加する記録層を第1記録層(L1層)と定義している。L1層の透過率が50%程度とされている。
従来、情報層が形成された基板の上にさらに2層目の情報を記録する方法としては、下記特許文献1に記載のように、ポリメチルメタクレート(PMMA)からなる成形基板上にアルミニウムをスパッタリングしてL1層が成膜された転写リリースディスクを用いる方法が知られている。特許文献1に記載の方法は、1枚製造する毎に転写リリースディスクが1枚必要であり、製造ラインとしては情報層形成用成形機と転写リリースディスク成形用成形機の2台の成形機を必要とする。また、ディスクを1枚製造する毎にリリースディスクを1枚捨てなければならない問題があった。
特許第3477446号明細書
また、金属原盤を使用しシートに情報ピットを転写する方法も知られているが、圧着転写に大きな荷重を必要とし、設備が大きく簡便な方法とはいえない。さらに、UV樹脂シートを利用した情報ピットを転写する方法が下記の特許文献2に記載されている。
特許第2956989号明細書
しかしながら、特許文献2に記載の方法では圧接転写に大きな荷重を必要とし、また、中間層の厚み精度(1〜2μm)を出すことが困難であった。また、基板中心孔とスタンパの中心との偏心も従来密度の光ディスクより、より高精度が要求される。さらに、転写時に気泡を発生させないように減圧空間中で転写するなどの設備も必要とされることが多い。
したがって、この発明の目的は、通常のディスク製造環境の中でできるだけ簡便な設備を使用して生産性良く高品質の高密度ディスクを製造することが可能なディスク製造装置および製造方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、この発明の第1の態様は、基板上にL0層を有し、L0層上に中間層を有し、中間層上にL1層を有し、L1層上にカバー層を有するディスクの製造装置において、
ディスク基板成形装置と、成形基板冷却装置と、反射膜成膜装置と、UV硬化シート貼り合せ装置と、情報ピット転写装置と、転写基板剥離装置と、カバー層貼り合せ装置とを持ち、
転写装置は、L1層情報ピットの形成された原盤上に、L0層情報を形成した基板にUV硬化型シートを貼り合せたディスクを、UV硬化型シートが原盤に対面するように重ね、基板の上からローラーによってL1層情報ピットをUV硬化型シートに対して圧着転写し、
基板の上方からUV光を照射してUV硬化型シートを硬化させることを特徴とするディスク製造装置である。
圧着転写装置では、原盤台の上に原盤を固定し、UV硬化型シートを貼り合せた基板をUV硬化型シートが原盤に向き合うように平行に重ね、
基板の上からローラーを圧着走行させ、UV硬化型シートに原盤の情報を転写し、
基板の側からUV光を照射してUV硬化型シートを硬化させてL1情報層を形成するようになされる。
この発明の第2の態様は、基板上にL0層を有し、L0層上に中間層を有し、中間層上にL1層を有し、L1層上にカバー層を有するディスクの製造方法において、
ディスク基板成形工程と、成形基板冷却工程と、反射膜成膜工程と、UV硬化シート貼り合せ工程と、情報ピット転写工程と、転写基板剥離工程と、カバー層貼り合せ工程とを有し、
転写工程は、L1層情報ピットの形成された原盤上に、L0層情報を形成した基板にUV硬化型シートを貼り合せたディスクを、UV硬化型シートが原盤に対面するように重ね、基板の上からローラーによってL1層情報ピットをUV硬化型シートに対して圧着転写し、
基板の上方からUV光を照射してUV硬化型シートを硬化させることを特徴とするディスク製造方法である。
圧着転写工程では、原盤台の上に原盤を固定し、UV硬化型シートを貼り合せた基板をUV硬化型シートが原盤に向き合うように平行に重ね、
基板の上からローラーを圧着走行させ、UV硬化型シートに原盤の情報を転写し、
基板の側からUV光を照射してUV硬化型シートを硬化させてL1情報層を形成する。
この発明によれば、リリースディスクを廃棄する無駄を生じない。また、転写のための圧力が小さくて良く、中間層の厚みの精度を高くすることができる。さらに、転写時に気泡を発生させないように、減圧空間で転写する必要がなく、簡単な設備で転写することができる。さらに、転写工程、UV硬化工程、原盤剥離工程を通じて、ディスクを常に金型上に保持しておくことができるので、設備の小規模化、作業時間の短縮化を図ることができる。
以下、この発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、この発明の一実施形態による高密度光ディスクであるBD−ROMの構造を示す。図1Aは、単層構造を示し、参照符号1が1.1mm厚みのポリカーボネイト(以下、PCと適宜略す)からなる基板を示す。
基板1は、射出成形で原盤ピットが転写されたもので、基板1に対してスパッタリング法にて銀もしくは銀合金が反射膜2として被着されている。反射膜2に対して、0.1mmの光透過層であるカバー層3が貼り合わされている。カバー層3は、あらかじめ打ち抜かれたPCシート5をUV硬化型接着剤4にて貼り合せ、表層部にハードコート6を施したものである。
図1Bは、2層構造を示す。単層構造と同様に、1.1mmの基材にL0層の全反射膜である反射膜2を形成し、その上に、中間層と呼ばれる光透過層7上にL1層の半透過反射膜8(透過率が50%程度)を形成し、更にカバー層3を貼り合せた情報層を2層有するディスクである。レーザ光の入射方向(ハードコート6側)から見て100μmの深さに反射膜2が形成され、75μmの深さに半透過反射膜8が形成される。
一実施形態では、後述するように,射出成形で原盤からピットを転写した成形基板1にスパッタリング法にて銀もしくは銀合金を反射膜2として形成し、UV硬化型シート上に原盤からピットを転写し硬化後、スパッタリング法にて銀もしくは銀合金を半透過反射膜8として形成し、UV硬化型接着剤4にてあらかじめ打ち抜かれたPCシート5を貼り合せ、表層部にハードコート6を施している。
図2および図3は、上述したBD−ROMの製造方法の流れを示すものである。図2を参照して,製造方法の概略を説明する。図2および図3に示す製造工程は、一連の流れであるが、作図スペースの制約上二つの図面に分割して示されている。
破線で囲んで示す参照符号S21の工程がL0ピット転写工程を示す。L0ピット転写工程S21の成形工程S2では、成形材料11例えばPCとL0層用の原盤作成工程S1で作成されたL0用原盤とを使用して基板1が作成される。L0用原盤は、スタンパとも呼ばれ、映画、音楽等の情報が別のマスタリング工程によってピットとして記録されたものである。L0ピット転写工程S21において、成形機が使用される。次に、冷却工程S3において、冷却装置によって成形された基板が冷却される。
次に、L0層の全反射膜2の形成工程S22がなされる。形成工程S22のL0スパッタリング工程S4では、スパッタ装置を使用してターゲット12の成分が基板上に被着される。
次に、中間層形成工程S23がなされる。中間層は、UV硬化型シートを貼り合わせることで形成される。中間層形成工程S23では、UV硬化型シート中間層貼り合せ装置が使用される。UV硬化型シートは、両面に第1および第2セパレートフィルムが積層されたものである。UV硬化型シート材料13がハーフ抜き工程S51および第1セパレートフィルム剥離工程S52の処理を受けて全反射膜2上に貼り合わされる。
次に、L1ピット転写工程S24がなされる。最初に、第2セパレートフィルム剥離工程S6において、第2セパレートフィルムが剥離される。別工程で製作されているL1用原盤14を使用した加圧転写工程S7によって、L1ピットがUV硬化型シートに転写される。加圧転写工程S7では、ローラー転写装置が使用される。
そして、第1回目のUV硬化工程S8において、UV硬化型シートに対してUV照射がなされ、転写されたピットのパターンが固定される。ディスク剥離工程S9において、ディスクが原盤から剥離される。ここで、ディスクとは、基板1にUV硬化型シートが被着され、さらに、UV硬化型シート上にL1ピットが転写されたものを意味する。ディスク剥離工程S9では、ディスク剥離装置が使用される。
図3を参照してさらに、BD−ROM製造方法について説明する。半透過反射膜形成工程S25において、UV硬化型シート上のピットが形成された面上にL1層の半透過反射膜8が被着される。L1スパッタリング工程S10では、スパッタ装置を使用してターゲット15の成分が基板上に被着される。
次のカバー層作成工程S26において、カバー層が作成される。UV硬化型接着剤塗布工程S11において、UV硬化型接着剤16が半透過反射膜8上に塗布される。PCシート17がディスクと近い形に打ち抜き工程S121で打ち抜かれ、PCシート貼り合わせ工程S12でディスクに対して貼り合わされる。第2回目のUV硬化工程S13でUV硬化型接着剤が硬化され、カバー層が作成される。カバー層作成工程S26においては、PCフィルムカバー層貼り合せ装置が使用される。
ハードコート塗布工程S27は、ハードコート塗布工程S14および第3回目のUV硬化工程S15からなり、ハードコート塗布工程S14において、PCシート上にハードコート材料例えばUV硬化型ハードコート剤18が塗布される。ハードコート塗布工程S14では、ハードコート塗布装置が使用される。
以上のようにして製造された2層BD−ROMディスクが検査工程S28において、欠陥の有無が検査され、2層BD−ROMディスクが完成される(工程S29)。なお、単層BD−ROMを製造する場合では、全反射膜のスパッタリング工程S22の後に、L1ピット転写工程S24および半透過反射膜形成工程S25がスキップされる。スパッタリング工程S22に続いてカバー層作成工程S26がなされる。検査工程S28では、検査装置が使用される。
上述したBD−ROM製造工程の各工程についてより詳細に説明する。原盤作成工程S1で作成されたL0用原盤のピット形状を拡大して図4に示す。一例として、ピットの深さ(h)=60〜80nm(望ましくは70±5nm)とされ、トップ側ピット幅Wt=190〜220nmとされ、ボトム側ピット幅Wb=40〜90nm、ピット傾斜(α)=35°〜60°の範囲とされている。
図5は、成形工程S2で使用される成形装置(射出成形機)の一例を示す。射出側には、材料供給部31、スクリュー部32およびノズル33が備えられている。成形部には固定部34と、開閉される可動部35でキャビティー36が構成されている。
キャビティー36は、例えば1.1mmのディスク基板に対応しており、加熱溶融された成形材料(PC)がノズル33およびスプルー37を通じてキャビティー36内に射出される。キャビティー36内には、原盤が配置されており、原盤から転写されたピットを有する基板が成形される。スクリュー32およびノズル33の温度が300°C〜390°Cに制御され、射出時間が0.2sec〜0.5sec、型締め力が15〜40トン、金型温度が60°C〜110°Cに設定される。
図6は、冷却工程S3において使用される冷却装置の一例を示す。冷却装置は、等角間隔でもって放射状に設けられた8個の支持部41,42,・・・,48を回転させる構造とされている。各支持部の支持面に成形工程S2で製造された基板51,52,・・・,57がそれぞれ装着される。装着された基板51〜57に対して、除電エアーブロー58および59からのエアーが吹きつけられ、基板51〜57が30°C以下に冷却される。
図6に示すように、成形工程S2で成形された基板51が支持部41の支持面に装着される。次に、支持部48が支持部41の位置まで回転すると、次の基板が装着される。装着された基板は、ほぼ270°回転した位置で、支持面から離脱され、次のL0スパッタ工程S4のためのスパッタ装置に送られる。
L0層の反射膜を成膜するL0スパッタ工程S4において、ターゲット12として、アルミ合金、銀合金もしくは純銀が用いられる。望ましくは耐久性の点、レーザ光の波長405nmでの再生および2層での反射率バランスを考慮すると、銀合金もしくは純銀が望ましい。また、L0層とL1層との間で、同一材料を使用することによって、1台の成膜装置で2層を製作することが可能となる。
スパッタ工程S4では、ターゲット12を使用してスパッタリング法にて成膜を行う。BDの場合は、CD等と異なり、読み取りは成膜側からなされる。反射率を考慮して、厚く成膜するとピットが埋まり、良好な再生信号を得ることができない。L1膜の透過率を考慮して膜厚は、20nm〜50nmの範囲で望ましくは、30nmとする。
中間層形成工程S23で使用されるUV硬化型シート材料13とは、未硬化では粘着性があり、紫外線を照射すると硬化するシートで、形状転写性に優れ且つ可視光領域の光線透過率に優れる。例えばアクリル系UV硬化型樹脂を使用できる。UV硬化型シート材料13の厚みは、硬化後で20〜30μm(望ましくは25μm)である。未硬化での弾性率が104〜106Pa(25°Cにおいて)の範囲で、硬化後の弾性率が107Pa(25°Cにおいて)である。
UV硬化型シート材料13は、図7に示すように、UV硬化型シート70の一面に例えば38μmの厚みの第1セパレートフィルム71が積層され、その他面に例えば50μmの厚みの第2セパレートフィルム72が積層されたものである。第1セパレートフィルム71および第2セパレートフィルム72を積層するのは、シートを傷つけることなくスムーズにシートを搬送するためである。
セパレートフィルム71および72としては、PETを使用できる。第1セパレートフィルム71が軽剥離フィルムとされ、例えばその剥離力が150mN/50mm未満で、好ましくは、100mN/50mm(JIS Z 0237準拠)に設定される。第2セパレートフィルム72が重剥離フィルムとされ、その剥離力が300〜600mN/50mmの範囲で、好ましくは、400mN/50mm(JIS Z 0237準拠)に設定される。
図8に示すように,ハーフ抜き工程S51において、上述したUV硬化型シート13をディスクに貼り付けられるようにロータリーダイ等を用いてハーフ抜きする。ハーフ抜きとは、内周側では、第1セパレートフィルム71、UV硬化型シート70および第2セパレートフィルム72を全抜きし、中心穴73を形成し、外周側では、UV硬化型シート70および第2セパレートフィルム72のみをカットする。したがって、カットされたUV硬化型シート70がテープ状に連結した状態が保持される。
なお、製造装置中にロータリーダイ等を設置して打ち抜いても良いし、あらかじめハーフカットされたプリカット品を用いてもよい。一例として、ハーフカットされたディスク形状の中心穴73の径が直径15〜33mmの範囲で、望ましくは、直径22〜33mmとされる。また、外周の直径が118.5〜120mmの範囲で、望ましくは、直径119.3〜119.8mmとされる。シートの幅Wxが例えば126mmとされ、隣接する中心穴73の間隔Lyが125mmとされる。
ハーフ抜き工程S51の後に第1セパレートフィルム剥離工程S52がなされ、その後にUV硬化型シート貼り合わせ工程S5がなされる。図9は、第1セパレートフィルム剥離工程S52を実現する場合の構成例を示す。
図9において、参照符号80がL0スパッタ工程S4において反射膜が成膜された成膜済基板を示し、参照符号81が貼り合わせローラユニットを示す。ハーフ抜きされたUV硬化型シート70が所定の位置まで繰り出され、屈曲されることによって、第1セパレートフィルム71からUV硬化型シート70および第2セパレートフィルム72が一体になったものが分離される。
分離されたUV硬化型シート70および第2セパレートフィルム72が貼り合わせローラユニット81の吸着面82に真空で吸着され、所定の位置まで貼り合わせローラユニット81を繰り出すことによって第1セパレートフィルム71が分離される。なお、成膜済基板80は、センタリングされた貼り合わせテーブル84に吸着されている。
次に、UV硬化型シート貼り合わせ工程S5がなされる。図10に示すように、繰り出されたUV硬化型シート70および第2セパレートフィルム72がシリコン製の貼り合わせ用ローラ84を用いて成形済基板80に対して貼り合わされる。
貼り合わせ位置のズレがCCDカメラで検出され、検出結果に対して統計処理がなされ、シート貼り合せユニット例えばローラユニット81側にあるX軸、Y軸のサーボモーターにて位置補正動作を行い貼り合わせがなされる。この位置合わせ処理によって、成膜済基板80とUV硬化型シート70が位置ズレがない状態で貼り合わされる。
次に、第2セパレートフィルム72の剥離工程S6がなされる。図11は、第2セパレートフィルム剥離工程S6における装置の構成例を示す。参照符号85が粘着テープを示し、参照符号86aおよび86bがプランジャーを示し、87aおよび87bがプランジャー86aおよび86bとそれぞれ対向するローラを示す。また、粘着テープ85を上下に動かし、粘着テープ85を第2セパレートフィルム72に押しつけたり、離したりするプランジャーが設けられている。
参照符号88が剥離ユニットを示し、剥離ユニット88が矢印aおよびbの両方向にスライド可能とされている。剥離動作は、大別し3段階の動作となされる。初期段階では、プランジャー86aがローラ87aと接触しないために、ローラ87aがフリーとされ、プランジャー86bがローラ87bと接触するために、ローラ87bがロックされる。
次の段階で、粘着テープ85が下降され、第2セパレートフィルム72の端(図11に向かって左端)と粘着テープ85が端で接触する。この段階では、ローラ87aがロックされ、ローラ87bがフリーとされる。この状態で、剥離ユニット88が矢印a方向にスライドする。ローラ87bがフリーとされているので、第2セパレートフィルム72が粘着テープ85の粘着力によって剥離される。
第3段階では、粘着テープ85が持ち上げられ、剥離ユニット88が矢印b方向にスライドし、初期位置に戻る。この場合、プランジャー86aおよび86bが制御され、ローラ87aがフリーとされ、ローラ87bがロックされ、矢印c方向に粘着テープ85が引かれる。この動作によって剥離された第2セパレートフィルム72が粘着テープ85と共に引っ張られる。以上の動作の繰り返しによって、第2セパレートフィルム72を剥離できる。
次に、L1用原盤14を使用して原盤のピットパターンをUVシートに加圧転写する工程S7がなされる。L1用原盤14は、半透過反射膜8(L1層)と全反射膜2(L0層)の厚み差を考慮して、ピットの深さ(h)が55〜75nm(望ましくは65±5nm)とされ、トップ側ピット幅Wtが180〜210nmとされ、ボトム側ピット幅Wb=30〜80nmとされ、ピット傾斜(α)=30°〜55°の範囲でL1用原盤14が製作されている。
加圧転写工程S7について、図12〜図15を参照して動作順に説明する。図12に示すように、UV硬化型シート70および成形済(L0層の反射膜2が成膜済)のディスク80が貼り合わされたディスクを、反転して対向している金型90に真空吸着されたNi(ニッケル)原盤14と平行な位置に保持される。例えばセンターピン92の先端に嵌合され、位置決めされる。この状態では、ディスクのUV硬化型シート70とNi原盤14とが0.5mm〜5.0mm程度の間隔でもって対向している。ディスクの周囲を取り囲む台91が配置されている。ディスク80の上方には、加圧用ローラ101を有するローラユニット102が位置している。
まず、ディスクが保持されたセンターピン92が上昇する。次に、Ni原盤14が吸着配置されたディスク周囲の台91と一体の金型90が上昇する。ローラユニット102に保持されたローラ101がディスク周囲の台91と接触する。ディスクをローラ101とNi原盤14で挟み込む状態とする。この時点では、ローラ101は、ディスクの基板80と未だ接触していない。基板80の面に対して台91の面が僅かに例えば10〜100μm低いものとされている。
ローラ101の位置を回転軸の中心から下ろした垂線を基準として規定すると、台91とローラ101とが接触するローラ位置は、基板80の外周より例えば4mm外側とされる。センターピン92とディスクとは、0.01mmのクリアランスで保持されている。ローラ101の材質は、表面がウレタンゴムで、硬度は、ショア硬度90で厚みが3.5mmとされる。弾性を持つローラを使用することによって基板80の表面が傷つくことを防止できる。
図13に示すように、ローラユニット102が矢印103で示す方向に移動し、ローラ101がディスクのUV硬化型シート70をNi原盤14に対して押しつける。この場合、金型90およびNi原盤14がシリンダ93a、93bによって上方に押し上げられる。シリンダ93a、93b以外に2本のシリンダを設けられ、合計4本のシリンダの推力94a、94bによって加圧力が発生する。
ローラ101が回転し、Ni原盤14のピットパターンがUV硬化型シート70に対して転写される。加圧ローラ101は、図14にその断面を示すように、センターピン92のディスク80の面から突出した先端部を逃げるように、座繰り穴101aが設けられている。ローラ位置がディスク外周エッジより外側から転写が開始され、ローラ位置がディスク外周エッジより外側までで転写が終了される。
転写の条件について説明する。ローラ101の回転によるローラ101の移動速度は、1〜150mm/secとされる。移動速度が速すぎると、気泡が残りやすく、遅いと生産性
が悪くなる。好ましくは、ローラ101の移動速度は、60〜100mm/secとされる。
ローラ101による転写荷重は、50kg〜300kgの範囲とされる。転写荷重が少ないと、転写不良が発生し、転写荷重が大きすぎると、UV硬化型シート70の変形が生じる。好ましくは、転写荷重が150kg〜300kgとされる。転写時の原盤14の温度は、30°C〜60°Cとなるように制御される。原盤14の温度が低すぎると、転写不良が発生し、温度が高すぎると、シートの外形寸法・厚みなどが変動したりする。好ましくは、転写時の原盤14の温度は、40°C〜50°Cとされる。
次に、第1回目のUV硬化工程S8がなされる。図15に示すように、金型90上で、転写されたディスク(基板80およびUV硬化型シート70)がNi原盤14に保持されている状態で、基板80の側からUV照射装置111によって、UV光112を照射する。一実施形態では、基板80に対してL0層の銀合金がスパッタされているが、薄膜の銀膜のため、例えば、波長360nm程度の紫外線が約25%〜30%程度透過し、UV硬化型シート70をNi原盤14に密着し、形状保持したまま硬化させることが可能である。
次に、ディスク剥離工程S9がなされる。UV硬化型シート70とNi原盤14との密着状態を解除する。UV硬化型シート70が硬化されているので、UV硬化型シート70のタックが無くなり、Ni原盤14との密着力が低下して原盤14からの離型を容易にすることができる。一実施形態では、基板中心孔の周囲をエジェクター(ピン形状)が突き上げることによって、剥離を行うようにしている。
図16は、剥離動作を行うための装置の構成例を示し、剥離後の状態を示す。金型90の中心を貫通してエジェター115が突き上げ動作を行い、UV硬化型シート70および基板80の中心孔の周囲を突き上げることで、原盤14からディスクを剥離させるようにしている。剥離されたディスクは、バキュームパッド117によって吸着される。
離型は、Ni原盤14の吸着不良の対策およびディスクスクの破損を避けるために、内周からのエジェクター115の2段突き出しで離型する。すなわち、1段目は、エジェクター115を0.1秒間、1.5〜2.0mmの量突き出し、突き出し後、エジェクター115を一旦下降させ、2 段目の突き上げを行う。2段目の突き上げは、図16で示すように、上方で待機している受け渡しアーム116に設置されたバキュームパッド117がディスクを吸着できる高さまで行われる。
次に、L1スパッタ工程S10がなされる。L0層と同様の合金ターゲットを用いてスパッタリング法にて成膜がなされる。反射率の規格とL0層への光線透過を考慮して膜厚が8nm〜25nmの範囲で望ましくは12〜15nmとなされる。
次に、UV硬化型接着剤16を使用したUV硬化型接着剤塗布工程S11がなされる。UV硬化型接着剤は、紫外線硬化タイプの接着剤で、膜厚特性と接着性を満足するために、粘度50〜500Paで(望ましくは、100±50Pa)である。一例として、アクリレートを主成分とし、反射膜とPC基板の接着力を350g以上付与する接着剤が使用される。なお、レーザ波長405nmでの再生を考慮して、405nm以上の波長での開始剤を使用しない。
UV硬化型接着剤塗布工程S11では、ディスクの信号部にUV硬化型接着剤を円環状に滴下しスピン法で接着剤を振り切る。図17は、この塗布工程S11の条件を示すものである。塗布の厚みは3μm〜20μmの範囲で、望ましくは、5μm〜10μmとする。この時、膜厚均一性を保つためにディスクの温度分布を内周から外周に向かって高くすし、粘度を制御するようになされる。温度分布を生じさせるために、遠赤外線ランプや熱風で温めても良いし、冷却過程で所望の温度分布をもたらすようにディスクと接触する範囲に工夫が施される。
カバー層を形成するために、PCシート17を使用したPCシート貼り合わせ工程12がなされる。ロール形態で入荷されたPCシートがPCシート打ち抜き工程S121によって所定のサイズに打ち抜かれる。通常は、PCシート単体では巻き取ることができないため、PCシートに保護フィルム(PET等)が貼り合わされている。
打ち抜きサイズは、内径はディスク内径(直径15mm)より大きく、且つクランプ部(直径33mm)小さい範囲で、一実施形態では、直径21.5mmとしている。また、外径は、スパッタ領域の直径118.5mmより大きく、ディスク外径の120mmより小さい範囲が望ましく、一実施形態では、接着剤のハイエッジ(隆起)の影響を少なくするため118.8mmとしている。PCシートは、あらかじめ保護フィルムをはがしながら、装置サイクルに同期して打ち抜きを行う方法、並びに保護フィルムが接着されたまま、枚葉に打ち抜いたものをストックしておき装置内に供給する方法のいずれを使用しても良い。
次に、PCシート貼り合わせ工程S12がなされる。図18および図19は、貼り合わせ装置を示す。図18において、参照符号121が段付きセンターピンを示す。段付きセンターピン121は、PCシート17の内径21.5mmと、ディスク内径の15mmとの2種類の径を先端に有する。また、スプリング124のバネ力によって上方への変位力が与えられている。図18および図19では、L1層がスパッタされたディスクを参照符号120で示している。
センターピン121の15mmの径の部分に接着剤が塗布・スピンされたディスク120が装着され、その3〜5mm下側の位置の21.5mmの径の部分にPCシート17が装着される。PCシート17は、テーブル125の上に置かれている。
チャンバー122で構成される密閉空間を真空引きする事によって、真空度が10〜100Pa(好ましくは、50Pa以下)の雰囲気が形成される。この減圧空間内でシリン
ダを介したプッシャープレート123が下降し、ディスク120の接着剤塗布面がPCシート17と接触する。このときのディスク120の下降時間が短いほうが気泡の発生が少なくでき、0.05〜0.1秒が望ましい。
高速で下降したディスク120は、PCシート17に皺が発生しないように、短時間(0.01〜0.05秒)でPCシート17と接触し、貼りあわされた後、ディスク120およびPCシート17がスプリング124ょバネ力でテーブル125から離れた状態となる。図19は、ディスク120とPCシート17の貼り合わせ後の状態を示している。
次に、第2回目のUV硬化工程S13がなされる。真空で貼りあわされたディスクを反転し、PCシート17側から紫外線を照射して接着剤を硬化させる。この場合、貼り合せてから30秒以内に硬化することが望ましい。
次に、ハードコート塗布工程S14がなされる。貼り合せられたディスクのPCシート17上にハードコートを塗布する。ハードコート材料18としては、所望の耐磨耗性を満足する性能のものが使用される。一実施形態では、無溶剤タイプの紫外線硬化樹脂を使用する。硬化収縮を抑えるために塗布厚は、2.5〜4.0μmとし、そのための粘度は、30〜100mPaとした( 望ましくは40±10mPa)。
ハードコート塗布は、ディスクのPCシート上にUV硬化型ハードコート剤を円環状に滴下しスピン法で接着剤を振り切るスピンコート法が使用される。この時のスピン条件の一例を図20に示す。ハードコートの塗布の厚みは、1μm〜5μmの範囲で、望ましくは、2μm〜4μmとする。この時、膜厚均一性を保つためにディスクの温度分布を内周から外周に向かって高くする。そのための方法として、遠赤外線ランプや熱風で局所的に温める方法を使用できる。
そして、第3回目のUV硬化工程S15がなされる。ハードコートが塗布されたディスクに対して紫外線を照射して硬化させる。このとき、塗布から20秒以内に硬化することが望ましい。
外観検査工程S16では、製造されたディスクの外観検査がなされる。
以上の工程でもって、安価で高品質のBD−ROM2層(または単層)ディスクを製造することができる。
この発明は、上述したこの発明の一実施形態等に限定されるものでは無く、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。例えばハードコートを塗布しないで、カートリッジにディスクを収納するタイプのディスクに対してもこの発明を適用できる。
この発明を適用できる光ディスクの一例および他の例を示す略線図である。 この発明の一実施形態によるディスク製造方法の流れを示す略線図である。 この発明の一実施形態によるディスク製造方法の流れを示す略線図である。 原盤のピット形状を説明するための略線図である。 成形機の概要を示す略線図である。 基板冷却装置の構成を示す略線図である。 UV硬化型シートの構成を示す略線図である。 UV硬化型シートのハーフ抜きの説明のための略線図である。 第1セパレートフィルム剥離装置の説明のための略線図である。 UV硬化型シート貼り合わせ装置の説明のための略線図である。 第2セパレートフィルム剥離装置の説明のための略線図である。 加圧転写装置の説明のための略線図である。 加圧転写装置の説明のための略線図である。 加圧転写装置の説明のための略線図である。 UV照射装置の説明のための略線図である。 ディスク剥離装置の説明のための略線図である。 UV硬化型接着剤塗布条件の説明のための略線図である。 ディスクとPCシートの貼り合わせ装置の説明のための略線図である。 ディスクとPCシートの貼り合わせ装置の説明のための略線図である。 ハードコート塗布条件の説明のための略線図である。
符号の説明
1・・・基板
2・・・反射膜
3・・・カバー層
4・・・UV硬化型接着剤
5・・・PCシート
6・・・ハードコート
7・・・UV硬化型シート
8・・・半透過反射膜
14・・・原盤
70・・・UV硬化型シート70
80・・・成形済のディスク
90・・・金型90
92・・・センターピン
101・・・ローラ
101・・・座繰り穴

Claims (18)

  1. 基板上にL0層を有し、上記L0層上に中間層を有し、上記中間層上にL1層を有し、上記L1層上にカバー層を有するディスクの製造装置において、
    ディスク基板成形装置と、成形基板冷却装置と、反射膜成膜装置と、UV硬化シート貼り合せ装置と、情報ピット転写装置と、転写基板剥離装置と、カバー層貼り合せ装置とを持ち、
    上記転写装置は、L1層情報ピットの形成された原盤上に、L0層情報を形成した基板にUV硬化型シートを貼り合せたディスクを、上記UV硬化型シートが上記原盤に対面するように重ね、上記基板の上からローラーによって上記L1層情報ピットを上記UV硬化型シートに対して圧着転写し、
    上記基板の上方からUV光を照射して上記UV硬化型シートを硬化させることを特徴とするディスク製造装置。
  2. 請求項1において、
    1台の成形機と1台の成膜装置で多層ディスクを製造するディスク製造装置。
  3. 請求項1において、
    上記L1層情報ピット転写用原盤に金属原盤を使用するディスク製造装置。
  4. 請求項1において、
    原盤台の上に原盤を固定し、上記UV硬化型シートを貼り合せた基板を上記UV硬化型シートが上記原盤に向き合うように平行に重ね、
    上記基板の上からローラーを圧着走行させ、上記UV硬化型シートに上記原盤の情報を転写し、
    上記基板の側からUV光を照射して上記UV硬化型シートを硬化させてL1情報層を形成するディスクの製造装置。
  5. 請求項4において、
    上記基板の周囲に上記基板の高さより僅かに低い台を設けるようにしたディスク製造装置。
  6. 請求項4において、
    転写は、上記基板を上記原盤台の中心部に設置されたセンターピンで位置出しした状態で行うディスク製造装置。
  7. 請求項6において、
    上記センターピンの高さが上記基板厚より大きいものとされ、上記基板表面より突出した上記センターピンの先端部を避ける穴が上記ローラに設けられたディスク製造装置。
  8. 請求項4において、
    上記原盤が所定の温度に温度制御されるディスク製造装置。
  9. 請求項4において、
    上記ローラーの転写開始位置は、上記ローラーの中心位置が上記基板の外周エッジより外側とされ、上記ローラーの転写終了位置は、上記ローラー中心位置が基板外周エッジより外側とされたディスク製造装置。
  10. 基板上にL0層を有し、上記L0層上に中間層を有し、上記中間層上にL1層を有し、上記L1層上にカバー層を有するディスクの製造方法において、
    ディスク基板成形工程と、成形基板冷却工程と、反射膜成膜工程と、UV硬化シート貼り合せ工程と、情報ピット転写工程と、転写基板剥離工程と、カバー層貼り合せ工程とを有し、
    上記転写工程は、L1層情報ピットの形成された原盤上に、L0層情報を形成した基板にUV硬化型シートを貼り合せたディスクを、上記UV硬化型シートが上記原盤に対面するように重ね、上記基板の上からローラーによって上記L1層情報ピットを上記UV硬化型シートに対して圧着転写し、
    上記基板の上方からUV光を照射して上記UV硬化型シートを硬化させることを特徴とするディスク製造方法。
  11. 請求項10において、
    1台の成形機と1台の成膜工程で多層ディスクを製造するディスク製造方法。
  12. 請求項10において、
    上記L1層情報ピット転写用原盤に金属原盤を使用するディスク製造方法。
  13. 請求項10において、
    原盤台の上に原盤を固定し、上記UV硬化型シートを貼り合せた基板を上記UV硬化型シートが上記原盤に向き合うように平行に重ね、
    上記基板の上からローラーを圧着走行させ、上記UV硬化型シートに上記原盤の情報を転写し、
    上記基板の側からUV光を照射して上記UV硬化型シートを硬化させてL1情報層を形成するディスクの製造方法。
  14. 請求項13において、
    上記基板の周囲に上記基板の高さより僅かに低い台を設けるようにしたディスク製造方法。
  15. 請求項13において、
    転写は、上記基板を上記原盤台の中心部に設置されたセンターピンで位置出しした状態で行うディスク製造方法。
  16. 請求項15において、
    上記センターピンの高さが上記基板厚より大きいものとされ、上記基板表面より突出した上記センターピンの先端部を避ける穴が上記ローラに設けられたディスク製造方法。
  17. 請求項13において、
    上記原盤が所定の温度に温度制御されるディスク製造方法。
  18. 請求項13において、
    上記ローラーの転写開始位置は、上記ローラーの中心位置が上記基板の外周エッジより外側とされ、上記ローラーの転写終了位置は、上記ローラー中心位置が基板外周エッジより外側とされたディスク製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023054676A1 (ja) * 2021-09-30 2023-04-06 リンテック株式会社 硬化性接着シート

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