JP2005332176A - コンテンツ取得方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明は、コンテンツデータを確実に取得させる。
【解決手段】
本発明は、第1の処理経過情報及び第2の処理経過情報を記憶媒体に一時記憶し、取得要求されたコンテンツデータ及びライセンスデータ301をダウンロードして記憶媒体に一時記憶した後にデータベースに対する登録が完了すると、第1及び第2の処理経過情報を消去し、中断されたコンテンツ取得処理の復帰時に第1及び又は第2の処理経過情報が未消去であると、当該第2の処理経過情報に対応するコンテンツデータ及びライセンスデータ301を消去した後にデータ取得を再試行することにより、データ取得の再試行の際に、記憶媒体に対しコンテンツデータ及びライセンスデータ301を重複して記憶して空領域が無駄に減少することを回避でき、コンテンツデータを確実に取得し得る。
【選択図】 図28

Description

本発明はコンテンツ取得方法に関し、例えばクライアント端末で、ネットワーク上のサーバからコンテンツデータとして音楽データを取得する場合に適用して好適なものである。
従来のデータ配信システムにおいて、配信装置は、配信対象のコンテンツデータを所定サイズのブロックに分割し、通信端末に対して、かかるコンテンツデータを1ブロックからなる単位データ毎に順次転送する。そして通信端末は、配信装置から転送される1ブロックからなる単位テータを順次受信すると共に、当該受信した単位データに付加されているブロックIDを記憶していた。
ところで通信端末は、配信装置からコンテンツデータ全体が配信される前に通信不能状態となって、かかる配信が中断されると、通信可能状態に復帰したとき、すでに受信の完了していた単位データ毎のブロックIDを配信装置に通知する。
そして配信装置は、そのブロックIDに基づいてコンテンツデータの配信済ブロックと未配信ブロックとを特定し、当該特定した未配信ブロックからなる単位データを通信端末に送信する。これにより配信装置は、通信端末に対し、同一ブロックの重複送信を極力避けてコンテンツデータに対する不足データ部分を確実に送信していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−135350公報(第1頁、第6頁、第11頁、図1、図17)
ところでかかる構成のデータ配信システムにおいて通信端末は、配信装置から1個の単位データを受信しながら記憶媒体に対し途中まで記憶した時点で通信不能状態となった場合、その一部分を記憶した単位データについては、受信が完了してはいないために対応するブロックIDを記憶しない。
従って配信装置は、通信端末との間で通信可能状態に復帰したとき、当該通信端末ですでに一部分が記憶されている単位データを未配信ブロックと判別し、その未配信ブロックと判別した単位データからコンテンツデータの配信を再開する。
ところが通信端末は、配信装置により、すでに一部分を記憶している単位データからコンテンツデータの配信が再開されると、記憶媒体に対しその単位データの一部分をすでに記憶しているにもかかわらずに重複して記憶し、当該記憶媒体の空領域を無駄に減少させることになる。
従って通信端末は、配信の再開されたコンテンツデータを順次単位データ毎に受信しながら記憶媒体に記憶している途中で、記憶媒体の空領域が不足する場合がある。
このためかかる通信端末は、一度中断したコンテンツデータの配信が再開されたとき、そのコンテンツデータを確実に取得し得るとは言い難いという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、コンテンツデータを確実に取得し得るコンテンツ取得方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明のコンテンツ取得方法においては、外部装置から送信された、コンテンツデータの取得要求用に操作される操作用ページ情報を受信する操作用ページ情報受信ステップと、当該受信された操作用ページ情報に対する取得要求の操作を検出し、当該取得要求の操作の検出に応じて、コンテンツ取得処理でデータ取得を再試行する際にアクセスするネットワーク上のアドレス情報をコンテンツ取得処理の経過状況を示す第1の処理経過情報として記憶媒体に一時記憶する第1の処理経過情報一時記憶ステップと、外部装置から、操作用ページ情報に対する操作で取得要求されたコンテンツデータと、当該コンテンツデータを利用可能にする利用許可データとの取得に使用する取得使用ファイルを取得するファイル取得ステップと、取得要求されたコンテンツデータに対応するコンテンツ識別情報と、当該コンテンツデータを利用可能にする利用許可データに対応する利用許可データ識別情報とをコンテンツ取得処理の経過状況を示す第2の処理経過情報として記憶媒体に一時記憶する第2の処理経過情報一時記憶ステップと、取得使用ファイルの記述内容に従って、外部装置から、取得要求されたコンテンツデータをダウンロードして記憶媒体に一時記憶すると共に、当該コンテンツデータを利用可能にする利用許可データをダウンロードして記憶媒体に一時記憶するデータダウンロードステップと、記憶媒体内に構築されたデータベースに対し、ダウンロードされたコンテンツデータ及び当該コンテンツデータを利用可能にする利用許可データを登録することによりコンテンツデータを利用許可データに従って利用可能な状態にするコンテンツデータ状態変更ステップと、データベースに対して、取得要求された全てのコンテンツデータ及び当該コンテンツデータを利用可能にする全ての利用許可データの登録が完了すると、記憶媒体から第1及び第2の処理経過情報を消去する処理経過情報消去ステップと、コンテンツ取得処理が中断された後の復帰時に、記憶媒体に対して第1及び又は第2の処理経過情報が未消去であることが検出されると、当該第2の処理経過情報としてのコンテンツ識別情報及び利用許可データ識別情報に対応するコンテンツデータ及び利用許可データを記憶媒体から消去した後、アドレス情報にアクセスしてデータ取得を再試行するデータ取得再試行ステップとを設けるようにした。
従って本発明のコンテンツ取得方法では、コンテンツ取得処理が中断された後の復帰時に、当該中断されたコンテンツ取得処理ですでに記憶媒体に記憶していたコンテンツデータ及び利用許可データを全て消去することにより、データ取得を再試行した際に、すでに記憶媒体に記憶していたコンテンツデータ及び利用許可データを重複して記憶し、当該記憶媒体の空領域が無駄に減少することを確実に回避することができる。
また本発明のコンテンツ取得装置においては、外部装置から送信された、コンテンツデータの取得要求用に操作される操作用ページ情報を受信する操作用ページ情報受信手段と、当該受信された操作用ページ情報に対する取得要求の操作を検出し、当該取得要求の操作の検出に応じて、コンテンツ取得処理でデータ取得を再試行する際にアクセスするネットワーク上のアドレス情報をコンテンツ取得処理の経過状況を示す第1の処理経過情報として記憶媒体に一時記憶する第1の処理経過情報一時記憶手段と、外部装置から、操作用ページ情報に対する操作で取得要求されたコンテンツデータと、当該コンテンツデータを利用可能にする利用許可データとの取得に使用する取得使用ファイルを取得するファイル取得手段と、取得要求されたコンテンツデータに対応するコンテンツ識別情報と、当該コンテンツデータを利用可能にする利用許可データに対応する利用許可データ識別情報とをコンテンツ取得処理の経過状況を示す第2の処理経過情報として記憶媒体に一時記憶する第2の処理経過情報一時記憶手段と、取得使用ファイルの記述内容に従って、外部装置から、取得要求されたコンテンツデータをダウンロードして記憶媒体に一時記憶すると共に、当該コンテンツデータを利用可能にする利用許可データをダウンロードして記憶媒体に一時記憶するデータダウンロード手段と、記憶媒体内に構築されたデータベースに対し、ダウンロードされたコンテンツデータ及び当該コンテンツデータを利用可能にする利用許可データを登録することによりコンテンツデータを利用許可データに従って利用可能な状態にするコンテンツデータ状態変更手段と、データベースに対して、取得要求された全てのコンテンツデータ及び当該コンテンツデータを利用可能にする全ての利用許可データの登録が完了すると、記憶媒体から第1及び第2の処理経過情報を消去する処理経過情報消去手段と、取得処理が中断された後の復帰時に、記憶媒体に対して第1及び又は第2の処理経過情報が未消去であることが検出されると、当該第2の処理経過情報としてのコンテンツ識別情報及び利用許可データ識別情報に対応するコンテンツデータ及び利用許可データを記憶媒体から消去した後、アドレス情報にアクセスしてデータ取得を再試行するデータ取得再試行手段とを設けるようにした。
従って本発明のコンテンツ取得装置では、コンテンツ取得処理が中断された後の復帰時に、当該中断されたコンテンツ取得処理ですでに記憶媒体に記憶していたコンテンツデータ及び利用許可データを全て消去することにより、データ取得を再試行した際に、すでに記憶媒体に記憶していたコンテンツデータ及び利用許可データを重複して記憶し、当該記憶媒体の空領域が無駄に減少することを確実に回避することができる。
さらに本発明のコンテンツ取得プログラムにおいては、情報処理装置に対して、外部装置から送信された、コンテンツデータの取得要求用に操作される操作用ページ情報を受信する操作用ページ情報受信ステップと、当該受信された操作用ページ情報に対する取得要求の操作を検出し、当該取得要求の操作の検出に応じて、コンテンツ取得処理でデータ取得を再試行する際にアクセスするネットワーク上のアドレス情報をコンテンツ取得処理の経過状況を示す第1の処理経過情報として記憶媒体に一時記憶する第1の処理経過情報一時記憶ステップと、外部装置から、取得要求されたコンテンツデータと、当該コンテンツデータを利用可能にする利用許可データとの取得に使用する取得使用ファイルを取得するファイル取得ステップと、操作用ページ情報に対する操作で取得要求されたコンテンツデータに対応するコンテンツ識別情報と、当該コンテンツデータを利用可能にする利用許可データに対応する利用許可データ識別情報とをコンテンツ取得処理の経過状況を示す第2の処理経過情報として記憶媒体に一時記憶する第2の処理経過情報一時記憶ステップと、取得使用ファイルの記述内容に従って、外部装置から、取得要求されたコンテンツデータをダウンロードして記憶媒体に一時記憶すると共に、当該コンテンツデータを利用可能にする利用許可データをダウンロードして記憶媒体に一時記憶するデータダウンロードステップと、記憶媒体内に構築されたデータベースに対し、ダウンロードされたコンテンツデータ及び当該コンテンツデータを利用可能にする利用許可データを登録することによりコンテンツデータを利用許可データに従って利用可能な状態にするコンテンツデータ状態変更ステップと、データベースに対して、取得要求された全てのコンテンツデータ及び当該コンテンツデータを利用可能にする全ての利用許可データの登録が完了すると、記憶媒体から第1及び第2の処理経過情報を消去する処理経過情報消去ステップと、取得処理が中断された後の復帰時に、記憶媒体に対して第1及び又は第2の処理経過情報が未消去であることが検出されると、当該第2の処理経過情報としてのコンテンツ識別情報及び利用許可データ識別情報に対応するコンテンツデータ及び利用許可データを記憶媒体から消去した後、アドレス情報にアクセスしてデータ取得を再試行するデータ取得再試行ステップとを実行させるようにした。
従って本発明のコンテンツ取得プログラムでは、情報処理装置に対して、コンテンツ取得処理が中断された後の復帰時に、当該中断されたコンテンツ取得処理ですでに記憶媒体に記憶していたコンテンツデータ及び利用許可データを全て消去させることにより、データ取得を再試行した際に、すでに記憶媒体に記憶していたコンテンツデータ及び利用許可データを重複して記憶し、当該記憶媒体の空領域が無駄に減少することを確実に回避させることができる。
本発明によれば、外部装置から取得した操作用ページ情報に対する取得要求の操作の検出に応じて、コンテンツ取得処理でデータ取得を再試行する際にアクセスするネットワーク上のアドレス情報をコンテンツ取得処理の経過状況を示す第1の処理経過情報として記憶媒体に一時記憶しておき、外部装置から、取得要求されたコンテンツデータと、当該コンテンツデータを利用可能にする利用許可データとの取得に使用する取得使用ファイルを取得し、当該取得要求されたコンテンツデータに対応するコンテンツ識別情報と、当該コンテンツデータを利用可能にする利用許可データに対応する利用許可データ識別情報とをコンテンツ取得処理の経過状況を示す第2の処理経過情報として記憶媒体に一時記憶したうえで、その取得使用ファイルの記述内容に従って、外部装置から、取得要求されたコンテンツデータをダウンロードして記憶媒体に一時記憶すると共に、当該コンテンツデータを利用可能にする利用許可データをダウンロードして記憶媒体に一時記憶し、当該ダウンロードしたコンテンツデータ及び利用許可データをデータベースに対して登録してそのコンテンツデータを利用許可データに従って利用可能な状態にし、取得要求された全てのコンテンツデータ及び利用許可データの登録が完了すると、記憶媒体から第1及び第2の処理経過情報を消去するようにし、コンテンツ取得処理が中断された後の復帰時には、記憶媒体に対して第1及び又は第2の処理経過情報が未消去であることが検出されると、当該第2の処理経過情報としてのコンテンツ識別情報及び利用許可データ識別情報に対応するコンテンツデータ及び利用許可データを記憶媒体から消去した後、アドレス情報にアクセスしてデータ取得を再試行するようにしたことにより、コンテンツ取得処理が中断された後の復帰時に、当該中断されたコンテンツ取得処理ですでに記憶媒体に記憶していたコンテンツデータ及び利用許可データを全て消去することで、かかるデータ取得を再試行した際に、すでに記憶媒体に記憶していたコンテンツデータ及び利用許可データを重複して記憶し、当該記憶媒体の空領域が無駄に減少することを確実に回避することができ、かくしてコンテンツデータを確実に取得し得るコンテンツ取得方法、コンテンツ取得装置及びコンテンツ取得プログラムを実現することができる。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)音楽関連サービス提供システム
(1−1)システム構成
図1において、1は全体として音楽関連サービス提供システムを示し、この音楽関連サービス提供システム1の運営業者と契約しているユーザのクライアント端末2と、当該クライアント端末2を管理するポータルサーバ3と、当該クライアント端末2に対して音楽に関する各種サービスを提供する複数のサーバSV1乃至SV5とを有している。
この実施の形態の場合、音楽データ配信サーバSV1は、ATRAC3(Adaptive Transform Acoustic Coding 3)、ACC(Advanced Audio Coding )、WMA(Windows(登録商標) Media Audio )、RealAUDIO G2 Music Codec、MP3(MPEG Audio Layer-3)形式等でなる音楽データをクライアント端末2に配信する音楽データ配信サービスを提供する。
また物販サーバSV2は、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)等をクライアント端末2を介してユーザに販売する物販サービスを提供する。
さらにラジオ放送情報配信サーバSV3は、ラジオ局を介して放送されているラジオ放送のラジオ番組や音楽等についてのラジオ放送情報をクライアント端末2に配信するラジオ放送情報配信サービスを提供する。
さらにインターネットラジオサーバSV4は、インターネットに相当するネットワークNTを介してラジオ放送データをストリーミング配信の形態でクライアント端末2に向けて放送するインターネットラジオ放送サービスを提供する。
これに加えて課金サーバSV5は、ポータルサーバ3等からの要求に応じてユーザに対し様々な料金を課すための課金処理を実行するようになされている。
(1−2)クライアント端末2の構成
(1−2−1)クライアント端末2の機能回路ブロック構成
次にクライアント端末2の機能回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。図2に示すようにクライアント端末2は、その筐体表面やリモートコントローラ(図示せず)に設けられた各種操作ボタンでなる操作入力部20がユーザによって操作されると、当該操作入力部20でこれを認識し、当該操作に応じた操作入力信号を入力処理部21に送出する。
入力処理部21は、操作入力部20から与えられる操作入力信号を特定の操作コマンドに変換しバス22を介して制御部23に送出する。
制御部23は、バス22を介して接続された各回路から与えられる操作コマンドや制御信号に基づいてこれら各回路の動作を制御する。
表示制御部24は、バス22を介して供給される映像データに対してディジタルアナログ変換処理を施し、その結果得られるアナログ映像信号を表示部25に送出する。
表示部25は、例えば液晶ディスプレイ等の表示デバイスであって、筐体表面に直接取り付けられている場合や外付けされている場合がある。
そして表示部25は、制御部23による処理結果や各種映像データが表示制御部24を介してアナログ映像信号として供給されると、当該アナログ映像信号に基づく映像を表示する。
音声制御部26は、バス22を介して供給される音声データに対してディジタルアナログ変換処理を施し、その結果得られるアナログ音声信号をスピーカ27に送出する。スピーカ27は、音声制御部26から供給されるアナログ音声信号に基づく音声を出力する。
外部記録媒体記録再生部28は、CDや、フラッシュメモリが外装ケースに内包されたメモリスティック(登録商標)等の外部記録媒体に記録されているコンテンツデータを読み出して再生し、又は当該外部記録媒体に対し記録対象のコンテンツデータを記録する記録再生部である。
外部記録媒体記録再生部28は、外部記録媒体からコンテンツデータとして映像データを読み出したとき、当該読み出した映像データをバス22を介して表示制御部24に供給する。
これにより表示制御部24は、外部記録媒体記録再生部28により外部記録媒体からコンテンツデータとして読み出された映像データをアナログ映像信号に変換して表示部25に供給する。
また外部記録媒体記録再生部28は、外部記録媒体からコンテンツデータとして音声データを読み出したとき、当該読み出した音声データをバス22を介して音声制御部26に供給する。
これにより音声制御部26は、外部記録媒体記録再生部28により外部記録媒体からコンテンツデータとして読み出された音声データをアナログ音声信号に変換してスピーカ27に供給する。
さらに制御部23は、外部記録媒体記録再生部28により外部記録媒体から読み出されたコンテンツデータをバス22を介してクライアント端末2内部の記憶媒体29に送出し、その記憶媒体29に対して当該コンテンツデータを記憶する(以下、このようにコンテンツデータを記憶媒体29に記憶することをリッピングと呼ぶ)ことができる。
そして制御部23は、記憶媒体29からコンテンツデータとしてイメージデータ又はビデオデータ等の映像データを読み出したときには、当該読み出した映像データをバス22を介して表示制御部24に供給する。
また制御部23は、記憶媒体29からコンテンツデータとしてオーディオデータ等の音声データを読み出したときには、当該読み出した音声データをバス22を介して音声制御部26に供給する。
これに加えて制御部23は、記憶媒体29から音楽データを読み出して外部記録媒体記録再生部28に転送することにより当該外部記録媒体記録再生部28により外部記録媒体に対しその音楽データを記録させることもできる。
放送信号受信部30は、各ラジオ局から送信されるラジオ放送波を受信し、チューナ部31に供給する。
チューナ部31は、制御部23の制御のもと、放送信号受信部30を介して受信されたラジオ放送波の中から例えば操作入力部20を介して指定されたラジオ局に対応する放送周波数のラジオ放送信号を抽出して所定の受信処理を施し、この結果得られる音声データをバス22を介して音声制御部26に送出する。
音声制御部26は、チューナ部31から与えられた音声データをアナログ音声信号に変換してスピーカ27に送出することにより、当該スピーカ27からラジオ局で放送されているラジオ番組の番組音声を出力させ、かくしてユーザに対しラジオ番組の番組音声を聴取させることができる。
また制御部23は、チューナ部31で得られた音声データを記憶媒体29に送出して記憶することにより、ラジオ番組の番組音声を録音することもできる。
さらに制御部23は、通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してネットワークNTに接続し、当該ネットワークNT上のポータルサーバ3やその他サーバSV1乃至SV4にアクセスすることができ、これによりポータルサーバ3やその他サーバSV1乃至SV4との間で各種情報や各種データを送受信する。
エンコーダ/デコーダ部34は、ネットワークNTからネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信された圧縮符号化されているコンテンツデータ、あるいは記憶媒体29や外部記録媒体から読み出された圧縮符号化されているコンテンツデータを復号し表示制御部24や音声制御部26に送出する。
またエンコーダ/デコーダ部34は、外部記録媒体から読み出された圧縮符号化されてはいないコンテンツデータや、チューナ部31から与えられる音声データ等を圧縮符号化し、当該圧縮符号化したコンテンツデータを記憶媒体29に送出する。
これによりエンコーダ/デコーダ部34で圧縮符号化されたコンテンツデータは、制御部23の制御のもと記憶媒体29に記憶される。
著作権管理部35は、ネットワークNTからネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介してダウンロードされるコンテンツデータに対応する著作権管理情報や、外部記録媒体記録再生部28により外部記録媒体から読み出されたコンテンツデータに対応する著作権管理情報を生成する。
著作権管理部35で生成された著作権管理情報は、制御部23の制御のもとにコンテンツデータと対応付けられて記憶媒体29に登録される。
また著作権管理部35は、記憶媒体29と特定の外部記録媒体との間で著作権管理情報を対応付けたコンテンツデータをチェックアウトするときや、当該特定の外部記録媒体と記憶媒体29との間で当該著作権管理情報を対応付けたコンテンツデータをチェックインするときに、当該コンテンツデータに対応する著作権管理情報の内容を適切に更新することにより、そのコンテンツデータに対する著作権を保護する。
ページ情報生成部36は、ネットワークNTからネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信されたXML(eXtensible Markup Language)ファイル、あるいはHTML(Hyper Text Markup language)ファイル等のページ情報を解釈して表示部25に表示するための映像データを生成し、当該生成した映像データを表示制御部24に送出する。
認証処理部37は、ネットワークインタフェース33を介して接続されるネットワークNT上のポータルサーバ3やその他サーバSV1乃至SV4に対し認証情報を通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介して送信する等の認証処理を実行する。
認証情報記憶部38は、認証処理部37がポータルサーバ3やその他サーバSV1乃至SV4に対しアクセスするときに必要となる認証情報を記憶する。
ラジオ放送表示制御部39は、現在、ユーザによる聴取用に受信中のラジオ放送に関するラジオ放送情報を要求するための要求信号を通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介して、当該受信中のラジオ放送を放送しているラジオ局に対応するラジオ放送情報配信サーバSV3に送信する。
その結果、ラジオ放送表示制御部39は、ネットワークNT上のラジオ放送情報配信サーバSV3から送信されたラジオ放送情報をネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信すると共に、当該受信したラジオ放送情報を表示制御部24に送出することにより表示部25に対し、現在受信中のラジオ番組の番組名や、当該受信中の楽曲のタイトル及びアーティスト名等からなるラジオ放送情報を表示させる。
(1−2−2)ディレクトリ管理
クライアント端末2の制御部23は、記憶媒体29に対して記憶するコンテンツデータを、図3に示すディレクトリ構成で管理する。まず「root」ディレクトリの下層に対しては、規定範囲内での任意の数の「folder」ディレクトリが作成される。この「folder」ディレクトリは、例えばコンテンツが属するジャンル、又は所有ユーザ等に対応して作成される。
この「folder」ディレクトリの下層には、規定範囲内での任意の数の「album」ディレクトリが作成され、当該「album」ディレクトリは例えば1つのアルバムタイトル毎に対応するようになされている。この「album」ディレクトリの下層においては、その「album」ディレクトリに属するとされる1以上の「track」ファイルが格納され、この「track」ファイルが1つの楽曲すなわちコンテンツとなるものである。
このようなコンテンツデータについてのディレクトリ管理は、記憶媒体29に記憶されているデータベースファイルによって行われる。
(1−3)ポータルサーバ3の機能回路ブロック構成
次に、図4を用いてポータルサーバ3の機能回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。ポータルサーバ3内の制御部50は、バス51を介して接続される各回路の動作を制御する。
通信制御部52は、制御部50の制御のもと、ネットワークインタフェース53を介してクライアント端末2やその他サーバSV1乃至SV5と各種情報を送受信する。
顧客データベース部54には、音楽関連サービス提供システム1の運営業者とすでに契約を完了しているユーザのユーザID(Identification)情報とパスワード情報とが対応付けられて顧客情報として登録されている。
ページ情報記憶部55には、音楽関連サービス提供システム1の運営業者が管理するページ情報等が記憶されている。
なおページ情報は、XML等の言語によって記述されており、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2、ラジオ放送情報配信サーバSV3及びインターネットラジオサーバSV4等にアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)情報を含んでいる。
認証処理部56は、クライアント端末2から送信されたユーザID情報及びパスワード情報をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信すると、ユーザ認証処理として、当該受信したユーザID情報及びパスワード情報が顧客データベース部54に顧客情報として登録されているか否かを確認する。
そして認証処理部56は、ユーザ認証処理を終了すると、当該ユーザ認証処理の結果を示したポータル認証結果情報(後述する認証セッションID情報)を発行し、当該発行したポータル認証結果情報を認証情報記憶部57に一時記憶する。
このとき制御部50は、認証処理部56によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されると、ページ情報記憶部55に記憶されている契約者用のページ情報をポータル認証結果情報と共に通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。
なお制御部50は、認証処理部56によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されなかったときには、認証エラー情報を、ページ情報記憶部55に記憶されている認証の失敗を示す認証失敗通知ページ情報と共に通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信するように構成しても良い。
また認証処理部56は、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3からユーザに対する認証処理が実行された結果、当該ユーザのクライアント端末2から取得して送信されるポータル認証結果情報(後述する認証チケット)をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信すると、当該受信したポータル認証結果情報と、認証情報記憶部57に一時記憶していた当該ユーザに対応するポータル認証結果情報とを比較する。
これにより認証処理部56は、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3から受信したポータル認証結果情報に対する認証処理として、正規のポータル認証結果情報であるか否かを確認する確認処理を実行し、その確認結果を示す確認結果情報を通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介して当該音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3に返信する。
周波数情報記憶部58には、地域を特定可能な郵便番号等の地域コードと、その地域コードの示す地域で受信可能なラジオ放送の放送周波数を示す周波数情報、当該ラジオ放送を放送するラジオ局の名称(以下、これをラジオ局名と呼ぶ)及び当該ラジオ局毎のユニークな識別情報であるコールサインとが対応付けられて記憶されている。
URL記憶部59には、ラジオ放送用のラジオ局毎のコールサインと、当該コールサインに対応するラジオ局で提供する現在放送中のラジオ番組に関し当該ラジオ番組の番組名やそのラジオ番組内で現時点に流されている楽曲のタイトル等からなるラジオ放送情報(以下、これを特にナウオンエア情報と呼ぶ)を取得可能なURL情報とが対応付けられて記憶されている。
(1−4)音楽データ配信サーバSV1の機能回路ブロック構成
次に、図5を用いて音楽データ配信サーバSV1の機能回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。音楽データ配信サーバSV1内の制御部70は、バス71を介して接続される各回路の動作を制御する。
通信制御部72は、制御部70の制御のもと、ネットワークインタフェース73を介してクライアント端末2やポータルサーバ3等と各種情報や、コンテンツデータ等の各種データを送受信する。
顧客データベース部74には、音楽データ配信サーバSV1の運営業者とすでに契約を完了しているユーザのユーザID情報とパスワード情報とが対応付けられて顧客情報として登録されている。ただし認証処理部75が、クライアント端末2から送信される、ポータルサーバ3によって発行されたポータル認証結果情報に基づいてユーザを認証処理する機能を有する場合には、顧客データベース部74を設けなくてもよい。
ページ情報記憶部76には、音楽データ配信サーバSV1が管理する、ダウンロード可能な音楽データを紹介する音楽データ配信用のページ情報等が記憶されている。
因みに音楽データ配信用のページ情報は、XML等の言語によって記述されており、クライアント端末2を利用するユーザに対してダウンロードを希望する音楽データを選択させることができる。
そして制御部70は、クライアント端末2から送信される、音楽データ配信用のページ情報を要求するページ情報取得要求信号をネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信すると、当該受信したページ情報取得要求信号に応じて、ページ情報記憶部76に記憶された音楽データ配信用のページ情報を通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してクライアント端末2に送信する。
認証処理部75は、クライアント端末2から送信される、当該クライアント端末2を利用するユーザのユーザID情報及びパスワード情報をネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信すると、ユーザ認証処理として、当該受信したユーザID情報及びパスワード情報が顧客データベース部74に顧客情報として登録されているか否かを確認する。
また認証処理部75は、ユーザID情報及びパスワード情報を用いるユーザ認証処理とは異なるユーザ認証手法として、クライアント端末2から送信される、ポータルサーバ3で発行されたポータル認証結果情報(後述する認証チケット)をネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信し、当該受信したポータル認証結果情報を通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してポータルサーバ3に送信する。
そして認証処理部75は、ポータルサーバ3へのポータル認証結果情報の送信に応じて、当該ポータルサーバ3からそのポータル認証結果情報に対する認証処理(すなわち、上述の確認処理)が実行された結果返信される確認結果情報をネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信し、当該受信した確認結果情報に基づいてユーザが音楽関連サービス提供システム1の運営業者とすでに契約を完了している正規ユーザであるか否かを確認する。
このようにして認証処理部75は、ユーザ認証処理が終了すると、そのユーザ認証処理の結果を示したサーバ認証結果情報(後述するサービスセッションID情報)を発行する。
このとき制御部70は、認証処理部75によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されると、ページ情報記憶部76に契約者用として記憶されている音楽データ配信用のページ情報をサーバ認証結果情報と共に通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してクライアント端末2に送信する。
これに対して制御部70は、認証処理部75によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されなかったときには、認証エラー情報を、ページ情報記憶部76に記憶されている認証の失敗を示す認証失敗通知ページ情報と共に通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してクライアント端末2に送信する。
ところで認証情報記憶部77には、認証処理部75により発行されたサーバ認証結果情報が一時記憶されると共に、当該認証処理部75により、クライアント端末2を利用するユーザをユーザ認証処理するときに必要とされる各種認証情報が記憶されている。
音楽データ記憶部78には、上述のATRAC3形式やMP3形式等で圧縮符号化された複数の音楽データが各々のコンテンツID情報等の検索キーと対応付けられて記憶されている。
検索部79は、クライアント端末2に対し音楽データ配信用のページ情報が送信された結果、当該クライアント端末2から送信される、ダウンロード希望の音楽データ検索用の検索キーが格納されそのダウンロード希望の音楽データをダウンロード要求するダウンロード要求信号がネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信されると、当該受信されたダウンロード要求信号からその検索キーを取り出す。
そして検索部79は、かかる検索キーに基づいて、音楽データ記憶部78内の複数の音楽データの中から当該検索キーの示す検索条件に該当するダウンロード希望の音楽データを検索する。
これにより制御部70は、その検索されたダウンロード希望の音楽データを通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してクライアント端末2に送信する。
ライセンス生成部80は、ダウンロード可能な音楽データに対し再生等の属性を変更して利用可能にするための利用許可データ(以下、これをライセンスデータと呼ぶ)を生成する。
また取得使用ファイル生成部81は、クライアント端末2を利用するユーザにより楽曲の購入が要求された際、その購入要求された楽曲に対応する音楽データと、当該音楽データを利用可能にするライセンスデータとの取得に使用させる取得使用ファイルを生成する。
従って実際に制御部70は、楽曲を購入要求したユーザのクライアント端末2に対し、音楽データのダウンロードに先立って、取得使用ファイルを通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してクライアント端末2に送信する。
そして制御部70は、クライアント端末2に対し、その取得使用ファイルの記述内容に従って、音楽データをダウンロードさせると共に、その音楽データを利用可能にするライセンスデータをダウンロードさせる。
これにより制御部70は、クライアント端末2に対し、そのライセンスデータの内容に従って、対応する音楽データを再生等に利用させる。
このようにして制御部70は、取得使用ファイルを提供することで、音楽データ記憶部78に記憶している音楽データのみが、第三者によりダウンロードされ不当に利用されることを極力回避している。
また制御部70は、クライアント端末2等のような音楽データのダウンロード先で、音楽データ及びこれに対応するライセンスデータの両方が揃わなければ、その音楽データを利用することができないようにしたことで、かかる音楽データが第三者によって不当に利用されることを防止している。
これに加えて制御部70は、クライアント端末2により音楽データ及びライセンスデータがダウンロードされたとき、かかるダウンロードに伴うユーザに対する課金処理用の課金情報を通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介して課金サーバSV5に送信することにより、課金サーバSV5に対し当該ユーザに対する音楽データ及びライセンスデータのダウンロードに応じた課金処理を実行させる。
(1−5)物販サーバSV2の機能回路ブロック構成
次に、図6を用いて物販サーバSV2の機能回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。物販サーバSV2内の制御部90は、バス91を介して接続される各回路の動作を制御する。
通信制御部92は、制御部90の制御のもと、ネットワークインタフェース93を介してクライアント端末2やポータルサーバ3等と各種情報を送受信する。
顧客データベース部94には、物販サーバSV2の運営業者とすでに契約を完了しているユーザのユーザID情報とパスワード情報とが対応付けられて顧客情報として登録されている。ただし認証処理部95が、クライアント端末2から送信される、ポータルサーバ3によって発行されたポータル認証結果情報に基づいてユーザを認証処理する機能を有する場合には、顧客データベース部94を設けなくてもよい。
ページ情報記憶部96には、物販サーバSV2が管理する、販売対象のCDやDVD等のパッケージメディアを紹介するパッケージメディア販売用のページ情報等が記憶されている。
因みにパッケージメディア販売用のページ情報は、XML等の言語によって記述されており、クライアント端末2を利用するユーザに対して購入を希望するCDやDVD等のパッケージメディアを選択させることができる。
そして制御部90は、クライアント端末2から送信される、パッケージメディア販売用のページ情報を要求するページ情報取得要求信号をネットワークインタフェース93及び通信制御部92を順次介して受信すると、当該受信したページ情報取得要求信号に応じて、ページ情報記憶部96に記憶されたパッケージメディア販売用のページ情報を通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介してクライアント端末2に送信する。
認証処理部95は、クライアント端末2から送信される、当該クライアント端末2を利用するユーザのユーザID情報及びパスワード情報をネットワークインタフェース93及び通信制御部92を順次介して受信すると、ユーザ認証処理として、当該受信したユーザID情報及びパスワード情報が顧客データベース部94に顧客情報として登録されているか否かを確認する。
また認証処理部95は、ユーザID情報及びパスワード情報を用いるユーザ認証処理とは異なるユーザ認証手法として、クライアント端末2から送信される、ポータルサーバ3で発行されたポータル認証結果情報(後述する認証チケット)をネットワークインタフェース93及び通信制御部92を順次介して受信し、当該受信したポータル認証結果情報を通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介してポータルサーバ3に送信する。
そして認証処理部95は、ポータルサーバ3へのポータル認証結果情報の送信に応じて、当該ポータルサーバ3からそのポータル認証結果情報に対する認証処理(すなわち、上述の確認処理)が実行された結果返信される確認結果情報をネットワークインタフェース93及び通信制御部92を順次介して受信し、当該受信した確認結果情報に基づいてユーザが音楽関連サービス提供システム1の運営業者とすでに契約を完了している正規ユーザであるか否かを確認する。
このようにして認証処理部95は、ユーザ認証処理が終了すると、そのユーザ認証処理の結果を示したサーバ認証結果情報(後述するサービスセッションID情報)を発行する。
このとき制御部90は、認証処理部95によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されると、ページ情報記憶部96に契約者用として記憶されているパッケージメディア販売用のページ情報をサーバ認証結果情報と共に通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介してクライアント端末2に送信する。
これに対して制御部90は、認証処理部95によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されなかったときには、認証エラー情報を、ページ情報記憶部96に記憶されている認証の失敗を示す認証失敗通知ページ情報と共に通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介してクライアント端末2に送信する。
ところで認証情報記憶部97には、認証処理部95により発行されたサーバ認証結果情報が一時記憶されると共に、当該認証処理部95により、クライアント端末2を利用するユーザをユーザ認証処理するときに必要とされる各種認証情報が記憶されている。
パッケージメディア情報記憶部98には、販売対象のCDやDVD等の複数のパッケージメディアに関する情報(以下、これをパッケージメディア情報と呼ぶ)が各々のパッケージメディアID情報等の検索キーと対応付けられて記憶されている。
検索部99は、クライアント端末2に対しパッケージメディア販売用のページ情報が送信された結果、当該クライアント端末2から送信される、特定のCDやDVD等のパッケージメディアに関するパッケージメディア情報を要求するメディア情報要求信号がネットワークインタフェース93及び通信制御部92を順次介して受信されると、当該受信されたメディア情報要求信号から当該特定のパッケージメディア検索用の検索キーを取り出す。
そして検索部99は、かかる検索キーに基づいて、パッケージメディア情報記憶部98内の複数のパッケージメディア情報の中から当該検索キーの示す検索条件に該当する特定のパッケージメディアのパッケージメディア情報を検索する。
これにより制御部90は、その検索されたパッケージメディア情報を通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介してクライアント端末2に送信し、かくしてユーザに対し特定のパッケージメディアに関するパッケージメディア情報を提示する。
その結果、制御部90は、クライアント端末2から送信される、上述の特定のパッケージメディアを購入要求する購入要求信号をネットワークインタフェース93及び通信制御部92を順次介して受信すると、当該クライアント端末2を利用するユーザへの当該特定のパッケージメディアの引き渡し手続等の購入処理を実行する。
また制御部90は、特定のパッケージメディアの購入に伴うユーザに対する課金処理用の課金情報を通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介して課金サーバSV5に送信することにより、課金サーバSV5に対し当該ユーザに対する特定のパッケージメディアの購入に応じた課金処理を実行させる。
さらに制御部90は、課金サーバSV5によるユーザに対する課金処理が完了すると、パッケージメディアの購入処理が完了したことを示す購入完了ページ情報を通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介してクライアント端末2に送信する。
(1−6)ラジオ放送情報配信サーバSV3の機能回路ブロック構成
次に、図7を用いてラジオ放送情報配信サーバSV3の機能回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。ラジオ放送情報配信サーバSV3内の制御部110は、バス111を介して接続される各回路の動作を制御する。
通信制御部112は、制御部110の制御のもと、ネットワークインタフェース113を介してクライアント端末2やポータルサーバ3等と各種情報を送受信する。
顧客データベース部114には、ラジオ放送情報配信サーバSV3の運営業者とすでに契約を完了しているユーザのユーザID情報とパスワード情報とが対応付けられて顧客情報として登録されている。ただし認証処理部115が、クライアント端末2から送信される、ポータルサーバ3によって発行されたポータル認証結果情報に基づいてユーザを認証処理する機能を有する場合には、顧客データベース部114を設けなくてもよい。
ページ情報記憶部116には、ラジオ放送情報配信サーバSV3が管理し、当該ラジオ放送情報配信サーバSV3に対応するラジオ局によってすでに放送されたラジオ番組に関するラジオ放送情報(以下、これを特にオンエアリスト情報と呼ぶ)の取得に利用させるオンエアリスト情報配信用のページ情報等が記憶されている。
因みにオンエアリスト情報配信用のページ情報は、XML等の言語によって記述され、クライアント端末2を利用するユーザに対し、ラジオ番組の放送日時情報や番組名等を、取得希望のオンエアリスト情報に対する検索キーとして入力させるための入力ボックス等が設けられている。
オンエアリスト情報記憶部117には、ラジオ放送情報配信サーバSV3に対応するラジオ局ですでに放送されたラジオ番組に対する番組名、番組放送開始時刻及び番組放送終了時刻等と、当該ラジオ番組内で流された楽曲に対するタイトル、アーティスト名、楽曲放送開始時刻等とをリスト化して生成されたオンエアリスト情報が記憶されている。
そして制御部110は、クライアント端末2から送信される、オンエアリスト情報配信用のページ情報を要求するページ情報取得要求信号をネットワークインタフェース113及び通信制御部112を順次介して受信すると、当該受信したページ情報取得要求信号に応じて、ページ情報記憶部116に記憶されたオンエアリスト情報配信用のページ情報を通信制御部112及びネットワークインタフェース113を順次介してクライアント端末2に送信する。
その結果、検索部118は、クライアント端末2からオンエアリスト情報配信用のページ情報上で入力された取得希望のオンエアリスト情報検索用の検索キーが格納されオンエアリスト情報をダウンロード要求するオンエアリスト情報要求信号が送信されることにより、そのオンエアリスト情報要求信号をネットワークインタフェース113及び通信制御部112を順次介して受信すると、当該受信したオンエアリスト情報要求信号から検索キーを取り出す。
そして検索部118は、かかる検索キーに基づいて、オンエアリスト情報記憶部117内のオンエアリスト情報全体に対し当該検索キーの示す検索条件に該当する所定範囲部分を取得希望のオンエアリスト情報として検索する。
これにより制御部110は、その検索された取得希望のオンエアリスト情報を通信制御部112及びネットワークインタフェース113を順次介してクライアント端末2に送信する。
またナウオンエア情報記憶部119には、ラジオ放送情報配信サーバSV3に対応するラジオ局で現在放送中のラジオ番組に対する番組名、番組放送開始時刻、番組放送終了時刻、当該ラジオ番組内で現時点に流されている楽曲に対するタイトル、アーティスト名、楽曲放送開始時刻等からなるナウオンエア情報が記憶されている。
そして認証処理部115は、クライアント端末2からナウオンエア情報を取得要求するナウオンエア情報要求信号と共に送信される、当該クライアント端末2を利用するユーザのユーザID情報及びパスワード情報をネットワークインタフェース113及び通信制御部112を順次介して受信すると、ユーザ認証処理として、当該受信したユーザID情報及びパスワード情報が顧客データベース部114に顧客情報として登録されているか否かを確認する。
また認証処理部115は、ユーザID情報及びパスワード情報を用いるユーザ認証処理とは異なるユーザ認証手法として、クライアント端末2から送信される、ポータルサーバ3で発行されたポータル認証結果情報(後述する認証チケット)をネットワークインタフェース113及び通信制御部112を順次介して受信し、当該受信したポータル認証結果情報を通信制御部112及びネットワークインタフェース113を順次介してポータルサーバ3に送信する。
そして認証処理部115は、ポータルサーバ3へのポータル認証結果情報の送信に応じて、当該ポータルサーバ3からそのポータル認証結果情報に対する認証処理(すなわち、上述の確認処理)が実行された結果返信される確認結果情報をネットワークインタフェース113及び通信制御部112を順次介して受信し、当該受信した確認結果情報に基づいてユーザが音楽関連サービス提供システム1の運営業者とすでに契約を完了している正規ユーザであるか否かを確認する。
このようにして認証処理部115は、ユーザ認証処理が終了すると、そのユーザ認証処理の結果を示したサーバ認証結果情報(後述するサービスセッションID情報)を発行する。
このとき制御部110は、認証処理部115によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されると、ナウオンエア情報記憶部119に記憶されているナウオンエア情報をサーバ認証結果情報と共に通信制御部112及びネットワークインタフェース113を順次介してクライアント端末2に送信する。
これに対して制御部110は、認証処理部115によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されなかったときには、認証エラー情報を、ページ情報記憶部116に記憶されている認証の失敗を示す認証失敗通知ページ情報と共に通信制御部112及びネットワークインタフェース113を順次介してクライアント端末2に送信する。
このようにして制御部110は、ユーザからナウオンエア情報の取得が要求されたとき、当該ユーザを正規ユーザであると認証したときには、ナウオンエア情報を配信するものの、ユーザを正規ユーザであると認証することができなかったときには、そのユーザに対してナウオンエア情報の配信サービスのようなラジオ放送情報配信サーバSV3が提供するラジオ放送情報配信サービスを受けさせないようにしている。
ところで認証情報記憶部120には、認証処理部115により発行されたサーバ認証結果情報が一時記憶されると共に、当該認証処理部115により、クライアント端末2を利用するユーザをユーザ認証処理するときに必要とされる各種認証情報が記憶されている。
(1−7)各サーバの処理概要
次に図8乃至図13に示すシーケンスチャートを用いて、クライアント端末2とポータルサーバ3との間で実行される処理や、クライアント端末2とその他の音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3との間で実行される処理の概要を説明する。
(1−7−1)クライアント端末2及びポータルサーバ3間のユーザ認証処理手順
まず図8を用いて、クライアント端末2とポータルサーバ3との間で実行されるユーザ認証処理手順について説明する。
音楽関連サービス提供システム1の運営業者と契約しているユーザのクライアント端末2において制御部23は、例えばクライアント端末2に対して電源を投入する操作が行われ、又はユーザにより操作入力部20の特定の操作ボタンが押下されたことに応じてその操作入力部20で認識された操作入力信号が入力処理部21で操作コマンドに変換されて与えられると、認証要求処理を開始する。
クライアント端末2で認証要求処理を開始すると、ステップSP1において、制御部23は、認証情報記憶部38に対し予め一時記憶している認証セッションID情報等を格納した接続要求信号を生成し、当該生成した接続要求信号を通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してポータルサーバ3に送信する。
因みに認証セッションID情報は、クライアント端末2とポータルサーバ3とがユーザ認証処理等の各種処理の実行用に通信接続する毎に、個々の通信接続状態(すなわち、セッション)の識別用としてポータルサーバ3によって発行される識別情報である。
なおかかる認証セッションID情報については、ユーザ認証処理等に利用するうえで、ポータルサーバ3による発行時点を基準とした所定の有効期限(例えば1分程度)が設定されている。
従ってポータルサーバ3から認証セッションID情報を取得したクライアント端末2は、その認証セッションID情報を有効期限以内にポータルサーバ3に対して提示することができない場合、ポータルサーバ3により、当該認証セッションID情報で特定される通信接続状態が切断されたと判断される。
これによりポータルサーバ3は、過去に発行した認証セッションID情報が、音楽関連サービス提供システム1の運営業者と契約してはいないユーザによりユーザ認証処理等に対し不当に利用されることを防止している。
また認証情報記憶部38に一時記憶されている認証セッションID情報は、クライアント端末2とポータルサーバ3とが以前にユーザ認証処理等の実行用に通信接続したとき、そのポータルサーバ3によって発行されたものである。
クライアント端末2から接続要求信号が送信されると、これに応じてステップSP2においてポータルサーバ3の制御部50は、ネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介してその接続要求信号を受信し、当該受信した接続要求信号に格納されている認証セッションID情報等を認証処理部56に送出する。
そして認証処理部56は、制御部50の制御のもと、クライアント端末2から接続要求信号として受信された認証セッションID情報等に基づいてユーザ認証処理を実行する。
その結果、制御部50は、認証処理部56により、クライアント端末2から受信した認証セッションID情報等の有効期限が切れる等して、当該クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証することができなかったときには、認証エラーを示す認証エラー情報を通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP3において、クライアント端末2の制御部23は、ポータルサーバ3から送信された認証エラー情報をネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信すると、これに応じて認証情報記憶部38に記憶しているユーザID情報及びパスワード情報等を読み出し、当該読み出したユーザID情報及びパスワード情報等を通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP4において、ポータルサーバ3の制御部50は、クライアント端末2から送信されたユーザID情報及びパスワード情報等をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信し、当該受信したユーザID情報及びパスワード情報等を認証処理部56に送出する。
これにより認証処理部56は、制御部50の制御のもとにユーザ認証処理として、そのクライアント端末2から受信されたユーザID情報及びパスワード情報等が、顧客データベース部54に登録されている顧客情報に含まれているか否かを検出する。
その結果、認証処理部56は、クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証すると、制御部50の制御のもとにポータル認証結果情報として、現時点のクライアント端末2とポータルサーバ3との通信接続状態に対する認証セッションID情報等を発行すると共に、当該クライアント端末2に対して発行した認証セッションID情報等を認証情報記憶部57に一時記憶する。
そして制御部50は、認証処理部56によりそのクライアント端末2に対して発行された認証セッションID情報等を通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP5において、クライアント端末2の制御部23は、ポータルサーバ3から送信された認証セッションID情報等をネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信した認証セッションID情報等を認証処理部37に送出する。
そして認証処理部37は、制御部23の制御のもとに、ポータルサーバ3から受信されたその認証セッションID情報等を認証情報記憶部38に一時記憶する。
これにより制御部23は、ポータルサーバ3に対しページ情報を要求するためのページ情報取得要求信号を、ポータルサーバ3から受信して認証情報記憶部38に一時記憶されたその認証セッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP6において、ポータルサーバ3の制御部50は、クライアント端末2から送信されたページ情報取得要求信号及び認証セッションID情報等をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信し、当該受信した認証セッションID情報等を認証処理部56に送出する。
これにより認証処理部56は、制御部50の制御のもと、クライアント端末2から受信された認証セッションID情報等と、上述のステップSP4においてクライアント端末2に対して発行し認証情報記憶部57に一時記憶していた認証セッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果ステップSP7において、認証処理部56は、クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証すると、当該クライアント端末2からのページ情報の取得要求が正当な要求であると判断し、クライアント端末2に対して発行していた認証セッションID情報等の有効期限を延長する。
これにより制御部50は、ページ情報記憶部55から、ユーザによって取得要求されたページ情報を読み出すと共に、当該読み出したページ情報を、認証処理部56により有効期限の延長された認証セッションID情報等と共に通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP8において、クライアント端末2の制御部23は、ポータルサーバ3から送信されたページ情報と、有効期限の延長された認証セッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信したページ情報をページ情報生成部36に送出すると共に、その有効期限の延長された認証セッションID情報等を認証処理部37に送出する。
ページ情報生成部36は、制御部23から与えられたページ情報に基づいて、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3へのリンクが埋め込まれたページの映像データを生成し、当該生成した映像データを表示制御部24に送出する。
これにより表示制御部24は、ページ情報生成部36から与えられた映像データに対してディジタルアナログ変換処理を施し、得られたアナログ映像信号を表示部25に送出することにより当該表示部25にそのアナログ映像信号に基づく映像としてポータルサーバ3のページを表示させる。
また認証処理部37は、制御部23の制御のもと認証情報記憶部38において、ポータルサーバ3から受信された、有効期限の延長された認証セッションID情報等をその有効期限が延長される前の認証セッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、上述のステップSP5において一時記憶していた認証セッションID情報等を有効期限の延長された認証セッションID情報等に更新する。
(1−7−2)クライアント端末2及び各サーバSV1乃至SV3間のユーザ認証処理手順
次に、図9において、クライアント端末2と、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3との間で実行するユーザ認証処理について以下に説明する。
この場合、かかるユーザ認証処理としては、クライアント端末2が図8について上述したようにポータルサーバ3からページ情報を一旦取得し、引き続きそのページ情報に埋め込まれたリンクにより音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3にアクセスして実行されるユーザ認証処理(以下、これを間接アクセス認証処理と呼ぶ)がある。
またかかるユーザ認証処理としては、クライアント端末2がポータルサーバ3のページ情報を取得せずに、予めブックマークとして登録しているURL情報等により音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3に直接アクセスして実行されるユーザ認証処理(以下、これを直接アクセス認証処理と呼ぶ)もある。
ただし間接アクセス認証処理については、クライアント端末2と、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3とが何れの組合せであっても同様の手順で実行することができる。
また直接アクセス認証処理についても、クライアント端末2と、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3とが何れの組合せであっても同様の手順で実行することができる。
そして間接アクセス認証処理及び直接アクセス認証処理では、クライアント端末2において音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3へのアクセスに使用するURL情報の取得の仕方のみが異なるだけで、当該URL情報の取得以降には、間接アクセス認証処理及び直接アクセス認証処理の両方ともに同様の手順で実行することができる。
従って以下には、クライアント端末2のアクセス先として、説明を簡略化するうえで音楽データ配信サーバSV1を代表として用い、さらに間接アクセス認証処理及び直接アクセス認証処理をまとめて1つのユーザ認証処理として説明する。
まず、ステップSP10において、クライアント端末2の制御部23は、ページ情報にリンクとして埋め込まれたURL情報、又はすでにブックマークとして登録しているURL情報等に従って、音楽データ配信用のページ情報(他の物販サーバSV2やラジオ放送情報配信サーバSV3では、パッケージメディア販売用のページ情報やオンエアリスト情報配信用のページ情報等となる)を取得要求するページ情報取得要求信号と共に、認証情報記憶部38から読み出したサービスセッションID情報等を通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。
因みにサービスセッションID情報は、クライアント端末2と音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3とがユーザ認証処理等の各種処理の実行用に通信接続する毎に、個々の通信接続状態(すなわち、セッション)の識別用として、クライアント端末2がアクセスした音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3によって発行される識別情報である。
なおかかるサービスセッションID情報については、上述した認証セッションID情報と同様に、ユーザ認証処理等に利用するうえで音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3による発行時点を基準とした所定の有効期限(例えば1分程度)が設定されている。
従って各サーバSV1乃至SV3からサービスセッションID情報を取得したクライアント端末2は、そのサービスセッションID情報を有効期限以内に発行元の音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3に対して提示することができない場合、これら発行元の音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3により、当該サービスセッションID情報で特定される通信接続状態が切断されたと判断される。
これにより音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3は、過去に発行したサービスセッションID情報が、音楽関連サービス提供システム1の運営業者と契約してはいないユーザによりユーザ認証処理等に対し不当に利用されることを防止している。
また認証情報記憶部38に一時記憶されているサービスセッションID情報は、クライアント端末2と音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3とが以前にユーザ認証処理等の実行用に通信接続したとき、そのアクセス先の音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3によって発行されたものである。
ステップSP11において、音楽データ配信サーバSV1の制御部70は、クライアント端末2から送信されたページ情報取得要求信号及びサービスセッションID情報等をネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部75に送出する。
認証処理部75は、制御部70の制御のもと、クライアント端末2から受信されたサービスセッションID情報等と、認証情報記憶部77にすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、認証処理部75は、例えばクライアント端末2から受信したサービスセッションID情報の有効期限がすでに切れていることにより、当該クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであるとは認証することができないと、クライアント端末2からの音楽データ配信用のページ情報の取得要求が正当な要求ではないと判断する。
そして制御部70は、認証処理部75によりクライアント端末2を利用するユーザが正規ユーザであると認証されないと、認証エラーを示す認証エラー情報と、音楽データ配信サーバSV1を識別するショップコードとを通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP12において、クライアント端末2の制御部23は、音楽データ配信サーバSV1から送信された認証エラー情報及びショップコードをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信した認証エラー情報により、音楽データ配信サーバSV1においてユーザが正規ユーザとして認証されなかったことを認識すると共に、その音楽データ配信サーバSV1から受信したショップコードを認証情報記憶部38に一時記憶する。
そして制御部23は、ポータルサーバ3に対して、音楽データ配信サーバSV1にアクセスするための認証チケットを発行要求する認証チケット発行要求信号を生成し、当該生成した認証チケット発行要求信号を音楽データ配信サーバSV1のショップコード、及びすでにポータルサーバ3から受信して認証情報記憶部38に対し一時記憶している認証セッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP13において、ポータルサーバ3の制御部50は、クライアント端末2から送信された認証チケット発行要求信号、ショップコード及び認証セッションID情報等をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信し、これらを認証処理部56に送出する。
これにより認証処理部56は、制御部50の制御のもと、そのクライアント端末2から受信された認証セッションID情報等と、認証情報記憶部57に対しすでに一時記憶している認証セッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、認証処理部56は、例えばクライアント端末2から受信された認証セッションID情報の有効期限がすでに切れており、当該クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであるとは認証することができないと、クライアント端末2からの認証チケットの発行要求が正当な要求ではないと判断する。
そして制御部50は、認証処理部56によりクライアント端末2を利用するユーザが正規ユーザであると認証されないと、認証エラーを示す認証エラー情報を通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。
これに対して認証処理部56は、例えばクライアント端末2から受信した認証セッションID情報の有効期限が未だ切れてはいないことで、クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証すると、当該クライアント端末2からの認証チケットの発行要求が正当な要求であると判断する。
そして制御部50は、認証処理部56により、クライアント端末2を利用するユーザが正規ユーザであると認証されると、後述するステップSP18に移る。
ステップSP14において、クライアント端末2の制御部23は、ポータルサーバ3から送信された認証エラー情報をネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信すると、認証情報記憶部38に記憶されているユーザID情報及びパスワード情報等を読み出すと共に、当該読み出したユーザID情報及びパスワード情報等を通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP15において、ポータルサーバ3の制御部50は、クライアント端末2から送信されたユーザID情報及びパスワード情報等をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信し、当該受信したユーザID情報及びパスワード情報等を認証処理部56に送出する。
これにより認証処理部56は、制御部50の制御のもと、クライアント端末2から受信されたユーザID情報及びパスワード情報等が、顧客データベース部54に登録されている顧客情報に含まれているか否かを検出するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、認証処理部56は、クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証すると、制御部50の制御のもとポータル認証結果情報として、現時点のクライアント端末2とポータルサーバ3との通信接続状態に対する認証セッションID情報等を発行すると共に、当該クライアント端末2に対して発行した認証セッションID情報等を認証情報記憶部57に一時記憶する。
そして制御部50は、認証処理部56によりそのクライアント端末2に対して発行された認証セッションID情報等を通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP16において、クライアント端末2の制御部23は、ポータルサーバ3から送信された認証セッションID情報等をネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信した認証セッションID情報等を認証処理部37により認証情報記憶部38に一時記憶する。
そして制御部23は、再びポータルサーバ3に対して、認証チケットを発行要求する認証チケット発行要求信号を生成すると共に、当該生成した認証チケット発行要求信号を、認証情報記憶部38にすでに一時記憶しているショップコード、及びこのとき一時記憶した認証セッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ここで本実施の形態では、クライアント端末2において認証情報記憶部38に対しショップコードを一時記憶しておいたが、これに限らず、当該クライアント端末2とポータルサーバ3との間でステップSP12乃至ステップSP16の処理を実行する際にショップコードを順次送受信することにより、クライアント端末2において認証情報記憶部38に対しショップコードを一時記憶しなくてもステップSP16においてポータルサーバ3に対しショップコードを送信することが可能である。
ステップSP17において、ポータルサーバ3の制御部50は、クライアント端末2から送信された認証チケット発行要求信号、ショップコード及び認証セッションID情報等をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信し、これらを認証処理部56に送出する。
これにより認証処理部56は、制御部50の制御のもと、そのクライアント端末2から受信された認証セッションID情報等と、認証情報記憶部57にすでに一時記憶している認証セッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、認証処理部56は、例えばクライアント端末2から受信した認証セッションID情報等の有効期限が未だ切れてはいないために、クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証すると、当該クライアント端末2からの認証チケットの発行要求が正当な要求であると判断する。
そして制御部50は、認証処理部56により、クライアント端末2を利用するユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP18に移る。
ステップSP18において、認証処理部56は、制御部50の制御のもと、上述のステップSP17においてクライアント端末2から受信したショップコード及び認証チケット発行要求信号に基づいて、ポータル認証結果情報として、当該ショップコードの示す音楽データ配信サーバSV1へのアクセスを可能にする認証チケット等を発行する。
そして認証処理部56は、制御部50の制御のもと、その発行した認証チケット等を認証情報記憶部57に一時記憶すると共に、クライアント端末2に対して発行していた認証セッションID情報等の有効期限を延長する。
これにより制御部50は、認証チケット等を、認証処理部56により有効期限の延長された認証セッションID情報等と共に通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP19において、クライアント端末2の制御部23は、ポータルサーバ3から送信された認証チケット等と、有効期限の延長された認証セッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信した認証セッションID情報を認証処理部37に送出する。
そして制御部23は、そのポータルサーバ3から受信した認証チケット等を認証要求信号と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。
また認証処理部37は、このとき制御部23の制御のもとに認証情報記憶部38において、ポータルサーバ3から受信された有効期限の延長されている認証セッションID情報等をその有効期限が延長される前の認証セッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、上述のステップSP16において一時記憶していた認証セッションID情報等を有効期限の延長された認証セッションID情報等に更新する。
ステップSP20において、音楽データ配信サーバSV1の制御部70は、クライアント端末2から送信された認証要求信号及び認証チケット等をネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信する。
そして制御部70は、そのクライアント端末2から受信した認証チケット等を当該認証チケット等の確認を要求する認証チケット確認要求信号と共に通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP21において、ポータルサーバ3の制御部50は、音楽データ配信サーバSV1から送信された認証チケット確認要求信号及び認証チケット等をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信し、当該受信した認証チケット確認要求信号及び認証チケット等を認証処理部56に送出する。
そして認証処理部56は、制御部50の制御のもと認証チケット確認要求信号に応じて、その音楽データ配信サーバSV1から受信された認証チケット等と、認証情報記憶部57にすでに一時記憶している認証チケット等とを比較するようにして、当該音楽データ配信サーバSV1から受信した認証チケットに対する確認処理を実行する。
その結果、制御部50は、認証処理部56により、音楽データ配信サーバSV1から受信した認証チケット等が正規の認証チケット等であると確認されると、当該認証チケット等を正規の認証チケット等であると確認したことを示す確認結果情報を通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。
ステップSP22において、音楽データ配信サーバSV1の制御部70は、ポータルサーバ3から送信された確認結果情報をネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信し、当該受信した確認結果情報を認証処理部75に送出する。
これにより認証処理部75は、制御部70の制御のもとにその確認結果情報に応じ、サーバ認証結果情報として、現時点のクライアント端末2と音楽データ配信サーバSV1との通信接続状態に対するサービスセッションID情報等を発行すると共に、当該発行したサービスセッションID情報等を認証情報記憶部77に一時記憶する。
また制御部70は、認証処理部75によりそのクライアント端末2に対して発行されたサービスセッションID情報等を通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP23において、クライアント端末2の制御部23は、音楽データ配信サーバSV1から送信されたサービスセッションID情報等をネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部37により認証情報記憶部38に一時記憶させる。
これにより制御部23は、音楽データ配信用のページ情報を要求するページ情報取得要求信号を、音楽データ配信サーバSV1から受信して認証情報記憶部38に一時記憶させたサービスセッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。
ステップSP24において、音楽データ配信サーバSV1の制御部70は、クライアント端末2から送信されたページ情報取得要求信号及びサービスセッションID情報等をネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部75に送出する。
これにより認証処理部75は、制御部70の制御のもと、クライアント端末2から受信されたサービスセッションID情報等と、上述のステップSP22においてすでにクライアント端末2に対し発行して認証情報記憶部77に一時記憶していたサービスセッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、認証処理部75は、例えばクライアント端末2から受信したサービスセッションID情報等の有効期限が未だ切れてはいないために、そのクライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証すると、当該クライアント端末2からの音楽データ配信用のページ情報の取得要求が正当な要求であると判断する。
そして制御部70は、認証処理部75により、クライアント端末2を利用するユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP25に移る。
ステップSP25において、制御部70は、ページ情報記憶部76から、ユーザにより取得要求された音楽データ配信用のページ情報を読み出すと共に、認証処理部75により、クライアント端末2に対して発行していたサービスセッションID情報等の有効期限を延長させる。
そして制御部70は、そのページ情報記憶部76から読み出した音楽データ配信用のページ情報を、認証処理部75により有効期限を延長させたサービスセッションID情報等と共に通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP26において、クライアント端末2の制御部23は、音楽データ配信サーバSV1から送信された音楽データ配信用のページ情報と、有効期限の延長されたサービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信した音楽データ配信用のページ情報をページ情報生成部36に送出すると共に、その音楽データ配信サーバSV1から受信したサービスセッションID情報等を認証処理部37に送出する。
これにより認証処理部37は、制御部23の制御のもと認証情報記憶部38において、音楽データ配信サーバSV1から受信された有効期限の延長されているサービスセッションID情報等をその有効期限が延長される前のサービスセッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、上述のステップSP23において一時記憶していたサービスセッションID情報等を有効期限の延長されたサービスセッションID情報等に更新する。
またページ情報生成部36は、音楽データ配信用のページ情報に基づく映像データを生成し、当該生成した映像データを表示制御部24に送出する。
これにより表示制御部24は、ページ情報生成部36から与えられた映像データに対しディジタルアナログ変換処理を施し、得られたアナログ映像信号を表示部25に送出することにより当該表示部25にそのアナログ映像信号に基づく映像として音楽データ配信用のページを表示する。
(1−7−3)音楽関連サービス提供処理
続いて図10乃至図13において、図9について上述したクライアント端末2と、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3との間で実行されたユーザ認証処理手順の終了後に、当該ユーザ認証処理手順においてクライアント端末2が音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3から取得した音楽データ配信用のページ情報、パッケージメディア販売用のページ情報及びオンエアリスト情報配信用のページ情報等を利用して音楽データ配信サービス、物販サービス及びラジオ放送情報配信サービスの提供を受ける際の音楽関連サービス提供処理について説明する。
(1−7−3−1)音楽データ配信サービス提供処理手順
まず図10を用いてクライアント端末2が、音楽データ配信サーバSV1から音楽データ配信サービスの提供を受ける際の音楽データ配信サービス提供処理手順について説明する。
ステップSP30において、クライアント端末2の制御部23は、表示部25に映像として表示された音楽データ配信用のページの一部を選択する制御コマンドが入力処理部21から入力されると、当該入力された制御コマンドに応じて、ダウンロード希望の音楽データをダウンロード要求するダウンロード要求信号を生成する。
そして制御部23は、そのダウンロード要求信号を、すでに音楽データ配信サーバSV1で発行され認証情報記憶部38に対し一時記憶されているサービスセッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。
ステップSP31において、音楽データ配信サーバSV1の制御部70は、クライアント端末2から送信されたダウンロード要求信号と、サービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部75に送出する。
これにより認証処理部75は、制御部70の制御のもと、クライアント端末2から受信されたサービスセッションID情報等と、認証情報記憶部77に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、制御部70は、認証処理部75により、クライアント端末2を利用して音楽データのダウンロードを要求したユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP32に移る。
ステップSP32において、検索部79は、ダウンロード要求信号に格納されている検索キーに基づいて、音楽データ記憶部78内の複数の音楽データの中から当該検索キーの示す検索条件に該当するダウンロード希望の音楽データを検索する。
そして制御部70は、検索部79により音楽データが検索されると、認証処理部75により、クライアント端末2に対し発行していたサービスセッションID情報等の有効期限を延長させて、次のステップSP33に移る。
ステップSP33において制御部70は、音楽データ記憶部78から、検索部79によって検索されたダウンロード希望の音楽データを読み出すと共に、当該読み出したダウンロード希望の音楽データを、認証処理部75により有効期限の延長されたサービスセッションID情報等と共に通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP34において、クライアント端末2の制御部23は、音楽データ配信サーバSV1から送信されたダウンロード希望の音楽データと、有効期限の延長されたサービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信した音楽データを記憶媒体29に記憶すると共に、その音楽データ配信サーバSV1から受信したサービスセッションID情報等を認証処理部37に送出する。
認証処理部37は、制御部23の制御のもと認証情報記憶部38において、音楽データ配信サーバSV1から受信された有効期限の延長されているサービスセッションID情報等をその有効期限が延長される前のサービスセッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、当該認証情報記憶部38に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等の内容を更新する。
このようにしてクライアント端末2は、音楽データ配信サーバSV1の提供している音楽データ配信サービスを利用して、ユーザにより取得の希望された音楽データをダウンロードすることができる。
(1−7−3−2)物販サービス提供処理手順
次に図11を用いてクライアント端末2が、物販サーバSV2から物販サービスの提供を受ける際の物販サービス提供処理手順について説明する。
ステップSP40において、クライアント端末2の制御部23は、表示部25に映像として表示されたパッケージメディア販売用のページの一部を選択する制御コマンドが入力処理部21から入力されると、当該入力された制御コマンドに応じた特定のパッケージメディアに関するパッケージメディア情報を要求するメディア情報要求信号を生成する。
そして制御部23は、そのメディア情報要求信号を、すでに物販サーバSV2で発行され認証情報記憶部38に対し一時記憶されているサービスセッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介して物販サーバSV2に送信する。
ステップSP41において、物販サーバSV2の制御部90は、クライアント端末2から送信されたメディア情報要求信号と、サービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース93及び通信制御部92を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部95に送出する。
認証処理部95は、制御部90の制御のもと、クライアント端末2から受信されたサービスセッションID情報等と、認証情報記憶部97に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、制御部90は、認証処理部95により、クライアント端末2を利用してパッケージメディアに関するパッケージメディア情報を要求したユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP42に移る。
ステップSP42において、検索部99は、メディア情報要求信号に格納されている検索キーに基づいて、パッケージメディア情報記憶部98内の複数のパッケージメディア情報の中から当該検索キーの示す検索条件に該当する特定のパッケージメディアのパッケージメディア情報を検索する。
そして制御部90は、検索部99によりパッケージメディア情報が検索されると、認証処理部95により、クライアント端末2に対し発行していたサービスセッションID情報等の有効期限を延長させて、次のステップSP43に移る。
そしてステップSP43において制御部90は、パッケージメディア情報記憶部98から、検索部99によって検索されたパッケージメディア情報を読み出すと共に、当該読み出したパッケージメディア情報を、認証処理部95により有効期限の延長されたサービスセッションID情報等と共に通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP44において、クライアント端末2の制御部23は、物販サーバSV2から送信されたパッケージメディア情報と、有効期限の延長されたサービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信したパッケージメディア情報をページ情報生成部36に送出すると共に、その物販サーバSV2から受信したサービスセッションID情報等を認証処理部37に送出する。
認証処理部37は、制御部23の制御のもと認証情報記憶部38において、物販サーバSV2から受信された有効期限の延長されているサービスセッションID情報等をその有効期限が延長される前のサービスセッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、当該認証情報記憶部38に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等の内容を更新する。
またページ情報生成部36は、制御部23から与えられたパッケージメディア情報に基づいて映像データを生成し、当該生成した映像データを表示制御部24によりアナログ映像信号に変換して表示部25に送出する。
このようにして制御部23は、表示部25に対しそのアナログ映像信号に基づく映像としてパッケージメディア情報を表示させると、次のステップSP45に移る。
ステップSP45において、制御部23は、表示部25に映像として表示させたパッケージメディア情報に対応するパッケージメディアを購入要求する制御コマンドが入力処理部21から入力されると、当該入力された制御コマンドに応じてそのパッケージメディアを購入要求する購入要求信号を生成する。
そして制御部23は、その購入要求信号を、すでに物販サーバSV2から受信して認証情報記憶部38に対し一時記憶されているサービスセッションID情報等(すなわち、有効期限の延長されたサービスセッションID情報等)と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介して物販サーバSV2に送信する。
ステップSP46において、物販サーバSV2の制御部90は、クライアント端末2から送信された購入要求信号と、サービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース93及び通信制御部92を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部95に送出する。
認証処理部95は、制御部90の制御のもと、クライアント端末2から受信されたサービスセッションID情報等と、認証情報記憶部97に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、制御部90は、認証処理部95により、クライアント端末2を利用してパッケージメディアの購入を要求したユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP47に移る。
ステップSP47において、制御部90は、クライアント端末2を利用するユーザに対し、購入要求されたパッケージメディアを引き渡すための手続等の購入処理を実行すると共に、当該パッケージメディアの購入に伴うユーザに対する課金処理用の課金情報を通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介して課金サーバSV5に送信することにより、その課金サーバSV5に対し当該ユーザに対するパッケージメディアの購入に応じた課金処理を実行させる。
また制御部90は、認証処理部95により、クライアント端末2に対し発行していたサービスセッションID情報等の有効期限を延長させる。
ステップSP48において、制御部90は、課金処理終了後、パッケージメディアの購入処理が完了したことを示す購入完了ページ情報を、認証処理部95により有効期限の延長されたサービスセッションID情報等と共に通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP49において、クライアント端末2の制御部23は、物販サーバSV2から送信された購入完了ページ情報と、有効期限の延長されたサービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信した購入完了ページ情報をページ情報生成部36に送出すると共に、その物販サーバSV2から受信したサービスセッションID情報等を認証処理部37に送出する。
認証処理部37は、制御部23の制御のもと認証情報記憶部38において、物販サーバSV2から受信された有効期限の延長されているサービスセッションID情報等をその有効期限が延長される前のサービスセッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、当該認証情報記憶部38に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等の内容を更新する。
またページ情報生成部36は、制御部23から与えられた購入完了ページ情報に基づく映像データを生成し、当該生成した映像データを表示制御部24によりアナログ映像信号に変換して表示部25に送出する。
これにより制御部23は、表示部25に対しそのアナログ映像信号に基づく映像として購入完了ページを表示させる。
このようにしてクライアント端末2は、物販サーバSV2の提供している物販サービスを利用して、ユーザに対して所望のパッケージメディアを購入させることができる。
(1−7−3−3)オンエアリスト情報配信サービス提供処理手順
次に図12を用いてクライアント端末2が、ラジオ放送情報配信サーバSV3からラジオ放送情報配信サービスとして特にオンエアリスト情報配信サービスの提供を受ける際のラジオ放送情報配信サービス提供処理手順について説明する。
ステップSP60において、クライアント端末2の制御部23は、表示部25に映像として表示させたオンエアリスト情報配信用のページ上で入力ボックスに対し取得希望のオンエアリスト情報検索用の検索キーが入力され、当該入力された検索キーを示す文字列に対応する制御コマンドが入力処理部21から入力されると、当該入力された制御コマンドに応じて、取得希望のオンエアリスト情報をダウンロード要求するオンエアリスト情報要求信号を生成する。
そして制御部23は、そのオンエアリスト情報要求信号を、すでにラジオ放送情報配信サーバSV3で発行され認証情報記憶部38に対し一時記憶されているサービスセッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してラジオ放送情報配信サーバSV3に送信する。
ステップSP61において、ラジオ放送情報配信サーバSV3の制御部110は、クライアント端末2から送信されたオンエアリスト情報要求信号と、サービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース113及び通信制御部112を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部115に送出する。
認証処理部115は、制御部110の制御のもと、クライアント端末2から受信されたサービスセッションID情報等と、認証情報記憶部120に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、制御部110は、認証処理部115により、クライアント端末2を利用してオンエアリスト情報を要求したユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP62に移る。
ステップSP62において、検索部118は、オンエアリスト情報要求信号に格納されている検索キーに基づいて、オンエアリスト情報記憶部117内のオンエアリスト情報全体に対し、当該検索キーの示す検索条件に該当する所定範囲部分を取得希望のオンエアリスト情報として検索する。
そして制御部110は、検索部118によりオンエアリスト情報が検索されると、認証処理部115により、クライアント端末2に対し発行していたサービスセッションID情報等の有効期限を延長させて、次のステップSP63に移る。
そしてステップSP63において制御部110は、オンエアリスト情報記憶部117から、検索部118によって検索されたオンエアリスト情報を読み出すと共に、当該読み出したオンエアリスト情報を、認証処理部115により有効期限の延長されたサービスセッションID情報等と共に通信制御部112及びネットワークインタフェース113を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP64において、クライアント端末2の制御部23は、ラジオ放送情報配信サーバSV3から送信されたオンエアリスト情報と、有効期限の延長されたサービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信したオンエアリスト情報をページ情報生成部36に送出すると共に、そのラジオ放送情報配信サーバSV3から受信したサービスセッションID情報等を認証処理部37に送出する。
認証処理部37は、制御部23の制御のもと認証情報記憶部38において、ラジオ放送情報配信サーバSV3から受信された有効期限の延長されているサービスセッションID情報等をその有効期限が延長される前のサービスセッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、当該認証情報記憶部38に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等の内容を更新する。
またページ情報生成部36は、制御部23から与えられたオンエアリスト情報に基づいて映像データを生成し、当該生成した映像データを表示制御部24によりアナログ映像信号に変換して表示部25に送出することにより当該表示部25に対しそのアナログ映像信号に基づく映像としてオンエアリスト情報を表示させる。
このようにしてクライアント端末2は、ラジオ放送情報配信サーバSV3の提供しているラジオ放送情報配信サービスを利用して、ユーザに対して所望のオンエアリスト情報を取得させることができる。
(1−7−3−4)ナウオンエア情報配信サービス提供処理手順
次に図13を用いてクライアント端末2が、ラジオ放送情報配信サーバSV3からラジオ放送情報配信サービスとして特にナウオンエア情報配信サービスの提供を受ける際のラジオ放送情報配信サービス提供処理手順について説明する。
ただしナウオンエア情報を提供するラジオ放送情報配信サーバSV3は、ラジオ局(コールサイン)毎に設けられている。
そしてクライアント端末2には、初期状態において、各ラジオ局に対応するラジオ放送情報配信サーバSV3のURL情報が記憶されていない場合がある。
そのため以下のラジオ放送情報配信サービス提供処理手順については、各ラジオ放送情報配信サーバSV3のURL情報をラジオ局のコールサイン毎にポータルサーバ3が管理している場合を例に挙げて説明する。
またかかるラジオ放送情報配信サービス提供処理手順では、クライアント端末2が、ラジオ局毎の放送周波数を自動プリセットするためにポータルサーバ3に対して当該放送周波数を示す周波数情報を要求するときに、認証情報記憶部38に対し認証セッションID情報等を一時記憶してはいない場合を想定している。このため、まずクライアント端末2は、ポータルサーバ3に対しユーザID情報及びパスワード情報等を送信することになる。
ステップSP70において、クライアント端末2の制御部23は、入力処理部21から各ラジオ局の放送周波数を自動プリセットするように要求する操作コマンドが入力されると、これに応じて各ラジオ局の受信可能な放送周波数の周波数情報を取得要求する周波数情報要求信号を、ユーザにより入力された地域コードと、認証情報記憶部38に記憶されているユーザID情報及びパスワード情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP71において、ポータルサーバ3の制御部50は、クライアント端末2から送信された周波数情報要求信号、地域コード、ユーザID情報及びパスワード情報等をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信し、そのクライアント端末2から受信したユーザID情報及びパスワード情報等を認証処理部56に送出する。
認証処理部56は、制御部50の制御のもと、クライアント端末2から受信されたユーザID情報及びパスワード情報等と、顧客データベース部54に登録している顧客情報とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、認証処理部56は、クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証し、当該クライアント端末2からの周波数情報の取得要求が正当な要求であると判断すると、制御部50の制御のもと、現時点のクライアント端末2とポータルサーバ3との通信接続状態に対する認証セッションID情報等を発行し、当該発行した認証セッションID情報等を認証情報記憶部57に一時記憶する。
そして制御部50は、このように認証処理部56によりユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP72に移る。
ステップSP72において、制御部50は、クライアント端末2から受信した地域コードに基づいて、周波数情報記憶部58内の複数の周波数情報、ラジオ局名及びコールサインのリストの中から当該地域コードに対応する周波数情報、ラジオ局名及びコールサインを検索してリスト化し読み出す。
これにより制御部50は、周波数情報記憶部58からリスト化して読み出した周波数情報、ラジオ局名及びコールサインを、上述のステップSP71において認証処理部56によりクライアント端末2に対して発行された認証セッションID情報等と共に通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP73において、クライアント端末2の制御部23は、ポータルサーバ3から送信された周波数情報、ラジオ局名及びコールサインのリストと、認証セッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該ポータルサーバ3から受信した認証セッションID情報等を認証処理部37に送出すると共に、周波数情報、ラジオ局名及びコールサインのリストを表示制御部24に送出する。
これにより認証処理部37は、制御部23の制御のもと、ポータルサーバ3から受信された認証セッションID情報等を認証情報記憶部38に一時記憶する。
また表示制御部24は、制御部23から与えられた周波数情報、ラジオ局名及びコールサインのリストを表示部25に送出することにより当該表示部25に対しそのリストを表示させる。
さらに制御部23は、このとき入力処理部21から入力される選択コマンドに基づき、選択された周波数情報、ラジオ局名及びコールサインを記憶媒体29にプリセットとして記憶して、次のステップSP74に移る。
ステップSP74において、制御部23は、入力処理部21から入力されるチューニング制御コマンドに応じて、チューナ部31を、ラジオ放送波の中からチューニング制御コマンドに対応する放送周波数で放送されているラジオ放送のラジオ放送信号を抽出するように制御する。
これによりチューナ部31は、放送信号受信部30により受信されたラジオ放送波の中から、その放送周波数で放送されているラジオ放送信号を抽出して復号等の所定の受信処理を施し、この結果得られた音声データを音声制御部26に送出する。
従って音声制御部26は、チューナ部31から与えられる音声データをアナログ音声信号に変換してスピーカ27に送出することにより当該スピーカ27から、選択されたラジオ番組の音声を出力させることができる。
ステップSP75において、ラジオ放送表示制御部39は、制御部23の制御のもと、記憶媒体29から、上述のチューニング制御コマンドに対応する放送周波数を示す周波数情報に対応して記憶されているコールサインを読み出すと共に、当該読み出したコールサインを、認証情報記憶部38に対しすでに一時記憶されている認証セッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP76において、ポータルサーバ3の制御部50は、クライアント端末2から送信されたコールサイン及び認証セッションID情報等をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信し、当該受信した認証セッションID情報等を認証処理部56に送出する。
認証処理部56は、制御部50の制御のもと、クライアント端末2から受信された認証セッションID情報等と、認証情報記憶部57に対しすでに一時記憶している認証セッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、制御部50は、認証処理部56により、クライアント端末2から受信した認証セッションID情報等が有効期限内のものであり、当該クライアント端末2を利用してコールサインを送信したユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP77に移る。
ステップSP77において、制御部50は、クライアント端末2から受信したコールサインに基づいて、URL記憶部59内の複数のURL情報の中から当該コールサインに対応付けられたURL情報を検索する。
また制御部50は、認証処理部56により、クライアント端末2に対し発行していた認証セッションID情報等の有効期限を延長させる。
そして制御部50は、URL記憶部59から、その検索したURL情報を読み出すと共に、当該読み出したURL情報を、認証処理部56により有効期限の延長された認証セッションID情報等と共に通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP78において、クライアント端末2の制御部23は、ポータルサーバ3から送信されたURL情報と、有効期限の延長された認証セッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信した認証セッションID情報等を認証処理部37に送出すると共に、URL情報をラジオ放送表示制御部39に送出する。
認証処理部37は、制御部23の制御のもと認証情報記憶部38において、ポータルサーバ3から受信された有効期限の延長されている認証セッションID情報等をその有効期限が延長される前の認証セッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、当該認証情報記憶部38に対しすでに一時記憶している認証セッションID情報等の内容を更新する。
またラジオ放送表示制御部39は、制御部23の制御のもとに、当該制御部23から与えられたURL情報を、記憶媒体29に記憶しているコールサインに対応付けて記憶媒体29等に一時記憶する。
そしてラジオ放送表示制御部39は、制御部23の制御のもとに、記憶媒体29等に一時記憶したURL情報に従って、ナウオンエア情報を取得要求するナウオンエア情報要求信号を、すでにラジオ放送情報配信サーバSV3から受信され認証情報記憶部38に対し一時記憶されているサービスセッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してラジオ放送情報配信サーバSV3に送信する。
ここでかかるラジオ放送情報配信サービス提供処理手順では、ステップSP78においてクライアント端末2からナウオンエア情報要求信号及びサービスセッションID情報等をラジオ放送情報配信サーバSV3に送信する処理が、図9について上述したステップSP10の処理に対応している。
従ってこのラジオ放送情報配信サービス提供処理手順では、ステップSP78の処理に引き続き、クライアント端末2及びラジオ放送情報配信サーバSV3並びにポータルサーバ3において、図9について上述したステップSP11乃至ステップSP13及びステップSP18乃至ステップSP22と同様のユーザ認証処理を順次実行した後、続くステップSP79に移る。
ステップSP79において、クライアント端末2のラジオ放送表示制御部39は、制御部23の制御のもとに再び、記憶媒体29等に一時記憶していたURL情報に従ってナウオンエア情報要求信号を、すでにラジオ放送情報配信サーバSV3から受信して認証情報記憶部38に対し一時記憶されているサービスセッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してラジオ放送情報配信サーバSV3に送信する。
ステップSP80において、ラジオ放送情報配信サーバSV3の制御部110は、クライアント端末2から送信されたナウオンエア情報要求信号と、サービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース113及び通信制御部112を順次介して受信し、当該受信した認証セッションID情報等を認証処理部115に送出する。
これにより認証処理部115は、制御部110の制御のもと、クライアント端末2から受信されたサービスセッションID情報等と、認証情報記憶部120に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、認証処理部115は、クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証すると、当該クライアント端末2からのナウオンエア情報の取得要求が正当な要求であると判断する。
そして制御部110は、認証処理部115により、クライアント端末2を利用するユーザが正規ユーザであると認証されると、当該認証処理部115により、そのクライアント端末2に対し発行していたサービスセッションID情報等の有効期限を延長させて、次のステップSP81に移る。
ステップSP81において、制御部110は、ナウオンエア情報記憶部119からナウオンエア情報を読み出し、当該読み出したナウオンエア情報を、認証処理部115により有効期限の延長されたサービスセッションID情報等と共に通信制御部112及びネットワークインタフェース113を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP82において、クライアント端末2の制御部23は、ラジオ放送情報配信サーバSV3から送信されたナウオンエア情報と、有効期限の延長されたサービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部37に送出すると共に、ナウオンエア情報をラジオ放送表示制御部39に送出する。
これにより認証処理部37は、制御部23の制御のもと認証情報記憶部38において、ラジオ放送情報配信サーバSV3から受信された有効期限の延長されているサービスセッションID情報等をその有効期限が延長される前のサービスセッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、当該認証情報記憶部38に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等の内容を更新する。
またラジオ放送表示制御部39は、制御部23から与えられたナウオンエア情報を表示制御部24を介して表示部25に送出することにより、当該表示部25に対し、現在受信中のラジオ放送のラジオ番組に関するナウオンエア情報を表示させる。
そしてかかるラジオ放送情報配信サービス提供処理手順では、この後、クライアント端末2がステップSP79におけるナウオンエア情報の取得要求を定期的に繰り返し実行すると共に、ラジオ放送情報配信サーバSV3がクライアント端末2からその取得要求を受けてステップSP80及びステップSP81の処理を順次実行する。
これによりクライアント端末2では、現在受信中のラジオ番組の番組名、番組放送開始時刻、番組放送終了時刻、そのラジオ番組内で現在流れている楽曲のタイトル、アーティスト名、楽曲放送開始時刻等をナウオンエア情報として時々刻々と更新しながらクライアント端末2の表示部25に表示することができる。
(1−8)クライアント端末2のハードウェア回路ブロック構成
(1−8−1)回路構成
次にクライアント端末2のハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。かかるクライアント端末2のハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成では、一部の機能を後述するソフトウェアモジュールに従って実現している。
図14に示すようにクライアント端末2は、その筐体表面やリモートコントローラ(図示せず)に設けられた各種操作ボタンでなる操作入力部200がユーザによって操作されると、当該操作入力部200でこれを認識し、当該操作に応じた操作入力信号を入力処理部201へ送出する。
入力処理部201は、供給される操作入力信号に対して所定の処理を施すことにより、当該操作入力信号を操作コマンドに変換し、これをバス202を介してCPU(Central Processing Unit)203に供給する。
CPU203は、ROM(Read Only Memory)204に予め格納されている基本プログラムやアプリケーションプログラム等の各種プログラムをバス202を介してRAM(Random Access Memory)205に読み出し、これら各種プログラムに従って全体を制御すると共に、所定の演算処理や、入力処理部201から供給される操作コマンドに応じた各種処理を実行する。
ディスプレイ206は、例えば液晶ディスプレイ等の表示デバイスであって、筐体表面に直接取り付けられている場合や外付けされている場合がある。
そしてディスプレイ206は、CPU203による処理結果や各種映像データが表示処理部207を介してアナログ映像信号として供給されると、当該アナログ映像信号に基づく映像を表示する。
メディアドライブ208は、例えばCDや、フラッシュメモリが外装ケースに内包されるメモリスティック(登録商標)に記録されたコンテンツデータを読み出して再生し、又は当該CDやメモリスティックに対し記録対象のコンテンツデータを記録する。
そしてメディアドライブ208は、CDやメモリスティックからコンテンツデータとして映像データを読み出したときには、当該再生した映像データをバス202を介して表示処理部207に供給する。
またメディアドライブ208は、CDやメモリスティックからコンテンツデータとして音声データを読み出したときには、当該再生した音声データを音声処理部209に供給する。
表示処理部207は、バス202を介して供給される映像データに対してディジタルアナログ変換処理を施し、その結果得られるアナログ映像信号をディスプレイ206に供給することにより、当該ディスプレイ206にそのアナログ映像信号に基づく映像を表示させる。
また音声処理部209は、バス202を介して供給される音声データに対してディジタルアナログ変換処理を施し、その結果得られるアナログ音声信号を2チャンネルのスピーカ210に送出することにより、当該スピーカ210からそのアナログ音声信号に基づくステレオ音声を出力させる。
さらにCPU203は、メディアドライブ208で読み出したコンテンツデータをバス202を介してハードディスクドライブ211に送出することにより、当該ハードディスクドライブ211にそのコンテンツデータをコンテンツファイルとして記憶し得るようにもなされている。
因みにCPU203は、ハードディスクドライブ211に対して記憶したコンテンツデータを、図3について上述したディレクトリ構成で管理している。
そしてCPU203は、ハードディスクドライブ211に記憶したコンテンツファイルを当該ハードディスクドライブ211からコンテンツデータとして読み出すこともできる。
なおCPU203は、ハードディスクドライブ211からコンテンツデータとして映像データを読み出したときには、当該読み出した映像データをバス202を介して表示処理部207に供給する。
またCPU203は、ハードディスクドライブ211からコンテンツデータとして音声データを読み出したときには、当該読み出した音声データを音声処理部209に供給する。
アンテナ212は、各ラジオ局から送信されてくるラジオ放送波を受信し、これをAM/FMチューナでなるチューナ213に送出する。
チューナ213は、CPU203の制御のもと、アンテナ212を介して受信されたラジオ放送波の中から例えば操作入力部200を介して指定されたラジオ局に対応する放送周波数のラジオ放送信号を抽出して所定の受信処理を施し、この結果得られる音声データをバス202を介して音声処理部209に供給する。
音声処理部209は、チューナ213から与えられた音声データをアナログ音声信号に変換してスピーカ210に送出することにより、当該スピーカ210からラジオ局で放送されているラジオ番組の番組音声を出力させ、かくしてユーザに対しラジオ番組の番組音声を聴取させることができる。
またCPU203は、チューナ213で得られた音声データをハードディスクドライブ211に送出して記録することにより、ラジオ番組の番組音声を録音することもできる。
さらにCPU203は、通信処理部214、ネットワークインタフェース215を順次介してネットワークNTに接続し、当該ネットワークNT上のポータルサーバ3やその他サーバSV1乃至SV4にアクセスすることができ、これによりポータルサーバ3やその他サーバSV1乃至SV4との間で各種データを送受信することができる。
(1−8−2)プログラムモジュール構成
図15に示すように、上述の図14に示したハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成のクライアント端末2に実装されるプログラムモジュールとしては、OS上で動作するようになされており、ポータルサーバ3やその他サーバSV1乃至SV4との間でやりとりを行う。
HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)メッセージプログラム240は、ポータルサーバ3やその他サーバSV1乃至SV4との間のやりとりをHTTP通信で行うものであり、コミュニケータプログラム241は、HTTPメッセージプログラム240とデータのやりとりを行うプログラムモジュールである。
コミュニケータプログラム241の上位には、コンテンツのコーデックを解釈して再生するコンテンツ再生モジュール242、著作権保護に関する情報を取り扱う著作権保護管理モジュール243が位置し、そのコンテンツ再生モジュール242、著作権保護管理モジュール243の上位に対して、インターネットラジオの選局及び再生を行うインターネットラジオ選局再生モジュール244、楽曲購入及び試聴曲の再生を司る楽曲購入再生モジュール245がそれぞれ位置している。
インターネットラジオ選局再生モジュール244と、楽曲購入再生モジュール245とにより再生された音声データは、音声処理部209に転送されることにより、最終的にスピーカ210から音声として出力される。
インターネットラジオ選局再生モジュール244、楽曲購入再生モジュール245の上位にはXMLブラウザ246が位置し、各種サーバからのXMLファイルを解釈し、ディスプレイ206に対して映像表示を行う。
例えば、XMLブラウザ246を介してユーザに選択された楽曲は楽曲購入再生モジュール245で購入処理され、ハードディスクコンテンツコントローラ247を介してハードディスクドライブ211に書き込まれる。
なおコミュニケータプログラム241には、ライブラリ248の認証ライブラリ248Aが接続されており、当該認証ライブラリ248Aはポータルサーバ3等と連携して各種認証処理を行うようになされている。
さらにコミュニケータプログラム241の上位には、データベースアクセスモジュール249、コンテンツデータアクセスモジュール250及びハードディスクコンテンツコントローラ247が位置する。
このデータベースアクセスモジュール249は、ハードディスクドライブ211に構築された各種データベースにアクセスし、コンテンツデータアクセスモジュール250はハードディスクドライブ211に格納されたコンテンツデータにアクセスし、ハードディスクコンテンツコントローラ247はハードディスクドライブ211に格納されたコンテンツデータを管理するようになされている。
ハードディスクコンテンツコントローラ247の上位には、ラジオ局が放送した楽曲のタイトルやアーティスト名等を表示するためのラジオ放送情報表示モジュール251、及びラジオ局を選局したり、当該ラジオ局から受信した楽曲としてのコンテンツデータをハードディスクドライブ211に記憶(録音)するチューナ選局再生/録音モジュール252が位置している。
例えば、オーディオユーザインタフェース253を介して選局されたラジオ局から受信した楽曲は、コンテンツデータアクセスモジュール250を介してハードディスクドライブ211へ書き込まれるようになされている。
またチューナ選局再生/録音モジュール252により再生されたコンテンツデータとしての音声データは、音声処理部209に転送されることにより、最終的にスピーカ210から音声として出力される。
ラジオ放送情報表示モジュール251は、チューナ選局再生/録音モジュール252によって現在ラジオ局が放送している楽曲のタイトルやアーティスト名等のナウオンエア情報のようなラジオ放送情報をラジオ放送情報配信サーバSV3からHTTPメッセージプログラム240経由で受信し、これをオーディオユーザインタフェース(UI)253を介してディスプレイ206に表示する。
なおオーディオユーザインタフェース253を介してディスプレイ206に表示したラジオ放送情報は、ライブラリ248のクリップライブラリ248Bに一時的に記憶することもでき、ユーザからの指示に従って最終的にはデータベースアクセスモジュール249を介してハードディスクドライブ211へ記憶される。
CD再生モジュール254は、メディアドライブ208に対してCDを再生するように制御する。
そしてCD再生モジュール254によりCDから再生された音声データは、音声処理部209に転送されることにより、最終的にスピーカ210から音声として出力される。
HDD再生モジュール255は、図示はしていないが、ハードディスクコンテンツコントローラ247及び著作権保護管理モジュール243と接続されている。
これによりHDD再生モジュール255は、ハードディスクコンテンツコントローラ247の制御のもとにハードディスクドライブ211から読み出されたコンテンツデータとしての音声データを、著作権保護管理モジュール243から供給される著作権管理情報に従って再生する。
そしてHDD再生モジュール255により著作権管理情報に従って再生された音声データは、音声処理部209に転送されることにより、最終的にスピーカ210から音声として出力される。
リッピングモジュール256は、図示はしていないが、ハードディスクコンテンツコントローラ247及び著作権保護管理モジュール243と接続されている。
これによりリッピングモジュール256は、CD再生モジュール254によりCDから再生された音声データを、著作権保護管理モジュール243から供給される、その音声データを管理するための著作権管理情報と共に、ハードディスクコンテンツコントローラ247の制御のもとハードディスクドライブ211のハードディスクに記憶される(すなわち、リッピングされる)ように、CD再生モジュール254、著作権保護管理モジュール243及びハードディスクコンテンツコントローラ247を制御する。
ところで以上説明したプログラムモジュールにおいてHTTPメッセージプログラム240及びコミュニケータプログラム241は、図2について上述したクライアント端末2の通信制御部32と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
またコンテンツ再生モジュール242は、図2について上述したクライアント端末2のエンコーダ/デコーダ部34と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらに著作権保護管理モジュール243は、図2について上述したクライアント端末2の著作権管理部35と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにインターネットラジオ選局再生モジュール244は、図2について上述したクライアント端末2の制御部23及び音声制御部26と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらに楽曲購入再生モジュール245は、図2について上述したクライアント端末2の制御部23及び音声制御部26と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにXMLブラウザ246は、図2について上述したクライアント端末2の入力処理部21及びページ情報生成部36と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにハードディスクコンテンツコントローラ247及びデータベースアクセスモジュール249並びにコンテンツデータアクセスモジュール250は、図2について上述したクライアント端末2の制御部23と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにライブラリ248の認証ライブラリ248Aは、図2について上述したクライアント端末2の認証処理部37及び認証情報記憶部38と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにライブラリ248のクリップライブラリ248Bは、図2について上述したクライアント端末2の制御部23と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにラジオ放送情報表示モジュール251は、図2について上述したクライアント端末2のラジオ放送表示制御部39と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにチューナ選局再生/録音モジュール252は、図2について上述したクライアント端末2の制御部23及び音声制御部26並びにチューナ部31と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにオーディオユーザインタフェース253は、図2について上述したクライアント端末2の入力処理部21及び制御部23並びに表示制御部24と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにCD再生モジュール254は、図2について上述したクライアント端末2の音声制御部26及び外部記録媒体記録再生部28と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにHDD再生モジュール255は、図2について上述したクライアント端末2の制御部23及び音声制御部26と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにリッピングモジュール256は、図2について上述したクライアント端末2の制御部23及び外部記録媒体記録再生部28並びにエンコーダ/デコーダ部34と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
従って図14について上述したハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成のクライアント端末2は、CPU203が上述の各種プログラムモジュールに従って、図2について上述した機能回路ブロックによるハードウェア構成のクライアント端末2と同様の処理を実行することができる。
またハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成のクライアント端末2は、CPU203が各種プログラムモジュールに従って、後述する楽曲購入処理手順において本願発明の音楽データ取得処理も実行する。
そして機能回路ブロックによるハードウェア構成のクライアント端末2も、かかる各種プログラムモジュールで実現可能な機能に対応させた機能回路ブロックが設けられていることにより、当該機能ブロックにより本願発明の音楽データ取得処理を実行することができる。
(1−9)各サーバのハードウェア回路ブロック構成
次に、ポータルサーバ3、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2、ラジオ放送情報配信サーバSV3、課金サーバSV5のハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成について説明する。
ただしこれらポータルサーバ3、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2、ラジオ放送情報配信サーバSV3、課金サーバSV5は、ハードウェア回路ブロックにより構成する場合、各種機能をソフトウェアによって実現可能であるため、同様のハードウェア構成とすることができる。
従ってまず図16を用いて、ポータルサーバ3、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2、ラジオ放送情報配信サーバSV3、課金サーバSV5のいずれにも適用可能なサーバのハードウェア回路ブロックによる基本的なハードウェア構成を説明する。
かかるサーバは、全体を統括的に制御するCPU270が、ROM271又はハードディスクドライブ272に記憶されている基本プログラムやアプリケーションプログラム等の各種プログラムを、バス273を介してRAM274に適宜展開しこれを実行することにより各種処理を行う。
ハードディスクドライブ272には、コンテンツデータやネットワーク上で公開可能なページ情報等の各種データ及び情報を一時的又は永続的に記憶することができると共に、ハードディスク内にデータベースを構築して顧客情報等の各種登録情報を登録することもできる。
またCPU270は、ハードディスクドライブ272から各種データ及び情報並びに各種登録情報を読み出し、当該読み出した各種データ及び情報並びに各種登録情報を用いて各種処理を実行することができる。
ネットワークインタフェース275は、ネットワークNTを介してクライアント端末2や他のサーバと、各種データ及び各種情報の送受信用に接続することができる。
そしてかかるサーバは、基本的にCPU270がROM271又はハードディスクドライブ272に記憶された各種プログラムに従って各種処理を行っている。
このためかかるサーバでは、図4について上述した機能回路ブロックによるハードウェア構成のポータルサーバ3の機能に応じて、ROM271A又はハードディスクドライブ272Aに記憶させる各種プログラムを適宜選定することにより、CPU270Aを当該ポータルサーバ3の制御部50、通信制御部52及び認証処理部56と同様に機能させることができると共に、ハードディスクドライブ272Aをそのポータルサーバ3の顧客データベース部54、ページ情報記憶部55、認証情報記憶部57、周波数情報記憶部58及びURL記憶部59と同様に用いることができる。
またかかるサーバでは、図5について上述した機能回路ブロックによるハードウェア構成の音楽データ配信サーバSV1の機能に応じて、ROM271B又はハードディスクドライブ272Bに記憶させる各種プログラムを適宜選定することにより、CPU270Bを当該音楽データ配信サーバSV1の制御部70、通信制御部72、認証処理部75、検索部79、ライセンス生成部80及び取得使用ファイル生成部81と同様に機能させることができると共に、ハードディスクドライブ272Bをその音楽データ配信サーバSV1の顧客データベース部74、ページ情報記憶部76、認証情報記憶部77及び音楽データ記憶部78と同様に用いることができる。
ところで音楽データ配信サーバSV1は、上述したように、取得使用ファイルの提供機能と、音楽データの提供機能と、ライセンスデータの提供機能との3種類の機能を有している。
そして音楽データ配信サーバSV1は、これら3種類の機能をあわせもつ1つのサーバとして構成することもできるが、機能に応じて各種プログラムを切り分けて用いることで、かかる機能毎に切り分けた3種類のサーバとしても構成することができる。
すなわちかかるサーバでは、ROM271BA又はハードディスクドライブ272BAに対し、音楽データ配信サーバSV1の3種類の機能に共通する各種プログラムと、取得使用ファイルの提供機能に特化した各種プログラムとを記憶させることにより、CPU270BAを制御部70、通信制御部72、認証処理部75及び取得使用ファイル生成部81と同様に機能させることができると共に、ハードディスクドライブ272BAを顧客データベース部74、ページ情報記憶部76、認証情報記憶部77と同様に用いることができる。
またかかるサーバでは、ROM271BB又はハードディスクドライブ272BBに対し、音楽データ配信サーバSV1の3種類の機能に共通する各種プログラムと、音楽データの提供機能に特化した各種プログラムとを記憶させることにより、CPU270BBを当該音楽データ配信サーバSV1の制御部70、通信制御部72、認証処理部75及び検索部79と同様に機能させることができると共に、ハードディスクドライブ272BBをその音楽データ配信サーバSV1の顧客データベース部74、ページ情報記憶部76、認証情報記憶部77及び音楽データ記憶部78と同様に用いることができる。
さらにかかるサーバでは、ROM271BC又はハードディスクドライブ272BCに対し、音楽データ配信サーバSV1の3種類の機能に共通する各種プログラムと、ライセンスデータの提供機能に特化した各種プログラムとを記憶させることにより、CPU270BCを当該音楽データ配信サーバSV1の制御部70、通信制御部72、認証処理部75及びライセンス生成部80と同様に機能させることができると共に、ハードディスクドライブ272BCをその音楽データ配信サーバSV1の顧客データベース部74、ページ情報記憶部76、認証情報記憶部77と同様に用いることができる。
さらにかかるサーバでは、図6について上述した機能回路ブロックによるハードウェア構成の物販サーバSV2の機能に応じて、ROM271C又はハードディスクドライブ272Cに記憶させる各種プログラムを適宜選定することにより、CPU270Cを当該物販サーバSV2の制御部90、通信制御部92、認証処理部95及び検索部99と同様に機能させることができると共に、ハードディスクドライブ272Cをその物販サーバSV2の顧客データベース部94、ページ情報記憶部96、認証情報記憶部97及びパッケージメディア情報記憶部98と同様に用いることができる。
さらにかかるサーバでは、図7について上述した機能回路ブロックによるハードウェア構成のラジオ放送情報配信サーバSV3の機能に応じて、ROM271D又はハードディスクドライブ272Dに記憶させる各種プログラムを適宜選定することにより、CPU270Dを当該ラジオ放送情報配信サーバSV3の制御部110、通信制御部112、認証処理部115及び検索部118と同様に機能させることができると共に、ハードディスクドライブ272Dをそのラジオ放送情報配信サーバSV3の顧客データベース部114、ページ情報記憶部116、オンエアリスト情報記憶部117、ナウオンエア情報記憶部119及び認証情報記憶部120と同様に用いることができる。
なお、課金サーバSV5については、機能ブロックによるハードウェア構成を特には説明していないが、その課金サーバSV5の機能に応じて、ROM271E又はハードディスクドライブ272Eに記憶させる各種プログラムを適宜選定することにより、CPU270Eを課金処理の実行可能な機能回路ブロックと同様に機能させることができると共に、ハードディスクドライブ272Eを課金処理に用いる課金情報等の各種情報を記憶する記憶部と同様に用いることができる。
このようにしてかかるサーバは、ROM271又はハードディスクドライブ272に記憶させる各種プログラムを適宜選定することにより、機能回路ブロックによるハードウェア構成のポータルサーバ3、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2、ラジオ放送情報配信サーバSV3、課金サーバSV5の何れの機能をも、ハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成で実現することができる。
なお上述の実施の形態においては、クライアント端末2が受信可能な放送としてラジオ局から放送されるラジオ放送を適用したが、これに限らず、クライアント端末2がテレビジョン用の放送局から放送されるテレビジョン放送を受信し、そのテレビジョン放送のテレビジョン番組に関する各種放送情報等をネットワークNT上のサーバから取得することも可能である。
ところで、かかる実施の形態の場合、ハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成のポータルサーバ3、音楽データ配信サーバSV1及び課金サーバSV5は、それぞれCPU270A、270B及び270Eが各種プログラムをバス273A、273B及び273Eを介してRAM274A、274B及び274Eに適宜展開しこれを実行することにより、後述する楽曲購入処理手順に応じた各種処理を実行する。
ただし後述する楽曲購入処理手順では、音楽データ配信サーバSV1に対する3種類の機能を明確にするため、当該音楽データ配信サーバSV1を、取得使用ファイルの提供機能を有するサーバ(以下、これを取得使用ファイル提供サーバと呼ぶ)SV11(図16)と、音楽データの提供機能を有するサーバ(以下、これを音楽データ提供サーバと呼ぶ)SV12(図16)と、ライセンスデータの提供機能を有するサーバ(以下、これをライセンス提供サーバと呼ぶ)SV13(図16)の3種類のサーバとして説明する。
なお機能回路ブロックによるハードウェア構成のポータルサーバ3、音楽データ配信サーバSV1(取得使用ファイル提供サーバSV11、音楽データ提供サーバSV12、ライセンス提供サーバSV13)及び課金サーバSV5は、それぞれ各種プログラムで実現可能な機能に対応させた機能回路ブロックが設けられていることにより、当該機能ブロックによっても後述する楽曲購入処理手順に応じた各種処理を実行することができる。
ここで、かかる楽曲購入処理手順を実行するうえで、取得使用ファイル提供サーバSV11のCPU270BAは、クライアント端末2を利用するユーザにより楽曲が購入要求された際、図17に示すような取得使用ファイル300を生成する。
取得使用ファイル300には、ユーザによって購入要求された楽曲に対応する音楽データの取得のためにアクセスさせる、ネットワークNT上のアドレスであるURL情報(以下、これを音楽取得用URL情報と呼ぶ)と、当該音楽データを利用可能にするライセンスデータの取得ためにアクセスさせるURL情報(以下、これをライセンス取得用URL情報と呼ぶ)とが楽曲毎に対応付けられて格納されている。
なおかかる取得使用ファイル300には、音楽取得用URL情報と、ライセンス取得用URL情報とを格納するようにしたが、これに限らず、これら楽曲毎の音楽取得用URL情報及びライセンス取得用URL情報に対し、当該楽曲に対応する音楽データのコンテンツID情報等も対応付けて格納してもよい。
また楽曲購入処理手順を実行するうえでライセンス提供サーバSV13のCPU270BCは、クライアント端末2を利用するユーザにより楽曲が購入要求された際、当該購入要求された楽曲に対応する音楽データを利用可能にする、図18に示すようなライセンスデータ301を生成する。
かかるライセンスデータ301には、対応する音楽データを利用可能にするための利用許可情報として、クライアント端末2でその音楽データの暗号化を解く際に用いるコンテンツキー、当該暗号化を解いた音楽データに施されている圧縮符号化を復号する際に参照するコーデック識別値及びコーデック属性、音楽データに対する利用権利として規定した再生可能な回数を示す再生制限情報、当該音楽データの正当性をチェックするための正当性チェックフラグ、クライアント端末2から音楽データを外部の記録媒体に複写して記録する回数を規定した、いわゆるチェックアウト回数、コーデック依存情報、対応する音楽データのコンテンツID情報、当該音楽データに対する利用権利として規定した再生可能な期間を示す再生許可開始日時及び再生許可終了日時の情報が格納されている。
このようにライセンスデータ301は、対応する音楽データを再生等に利用するうえで、暗号化の解除やデコード等に欠くことのできない、利用許可情報を有している。
従ってライセンス提供サーバSV13のCPU270BCは、ダウンロード可能な音楽データのみが第三者に入手されても不当に利用されることを防止することができる。
(2)楽曲購入処理手順
次に、クライアント端末2、ポータルサーバ3、音楽データ配信サーバSV1としての取得使用ファイル提供サーバSV11、音楽データ提供サーバSV12及びライセンス提供サーバSV13、課金サーバSV5が実行する楽曲購入処理手順について説明する。
ところで楽曲購入処理手順においてクライアント端末2のCPU203は、図15について上述したプログラムモジュールとしてのXMLブラウザ246に相当するユーザインタフェース310と、HTTPメッセージプログラム240、コミュニケータプログラム241、著作権保護管理モジュール243、楽曲購入再生モジュール245、認証ライブラリ248A、ハードディスクコンテンツコントローラ247、コンテンツデータアクセスモジュール250及びデータベースアクセスモジュール249に相当するミドルウェア311に従って楽曲購入処理手順における音楽データ取得処理を実行している。
しかしながらかかる楽曲購入処理手順では、ユーザインタフェース310及びミドルウェア311をそれぞれ説明の便宜上あたかもハードウェアとして設けられた回路ブロックのように扱って以下に説明する。
また以下に説明する楽曲購入処理手順では、図8乃至図10について上述した場合と同様にポータルサーバ3、取得使用ファイル提供サーバSV11、音楽データ提供サーバSV12及びライセンス提供サーバSV13(すなわち、音楽データ配信サーバSV1)等がそれぞれクライアント端末2を利用するユーザのユーザ認証処理等のような各種認証処理を実行したうえで、それぞれ固有の処理を実行する。
しかしながら、楽曲購入処理手順では、説明を簡略化するために、かかる認証処理についての説明は省略する。
なおかかる楽曲購入処理手順では、クライアント端末2と、ポータルサーバ3、取得使用ファイル提供サーバSV11、音楽データ提供サーバSV12及びライセンス提供サーバSV13との間や、ポータルサーバ3と、取得使用ファイル提供サーバSV11、音楽データ提供サーバSV12及びライセンス提供サーバSV13との間等で、認証処理に用いる認証セッションID情報やサービスセッションID情報、認証チケット等を例えばクッキー(Cookie)のようなファイルに格納して送受信してもよい。
(2−1)正常楽曲購入処理手順
ここでまず図19乃至図22に示すシーケンスチャートを用いて、クライアント端末2がユーザにより購入要求された楽曲を音楽データ及びライセンスデータ301の形態で正常に購入する場合の正常楽曲購入処理手順について説明する。
クライアント端末2は、ミドルウェア311により、取得使用ファイル提供サーバSV11、音楽データ提供サーバSV12及びライセンス提供サーバSV13のうちの何れかから音楽データ配信用のページ情報を取得する。そしてクライアント端末2は、ユーザインタフェース310によりディスプレイ206に対し、かかる音楽データ配信用のページを表示させると、正常楽曲購入処理手順における音楽データ取得処理を開始する。
ここで取得使用ファイル提供サーバSV11、音楽データ提供サーバSV12及びライセンス提供サーバSV13に相当する音楽データ配信サーバSV1は、ダウンロード可能な複数の音楽データをアルバム単位とシングル曲単位との2種類の配信形態で配信することにより、1又は複数の楽曲をアルバム単位や、シングル曲単位で任意に選択させ音楽データとして購入可能にしている。
このため音楽データ配信用のページは、購入可能な楽曲(すなわち、ダウンロード可能な音楽データ)を楽曲名等で示す一覧表を有し、かかる一覧表から例えばアルバム単位及びシングル曲単位のいずれか一方で一又は複数の購入希望の楽曲を任意に選択させたうえで、その選択された楽曲の購入を要求するように操作可能に作成されている。
またかかる音楽データ配信用のページには、一覧表で示す楽曲名に対応する音楽データのコンテンツID情報が当該楽曲名と関連付けて埋め込まれている。
従ってクライアント端末2で音楽データ取得処理を開始すると、ステップSP100において、ユーザインタフェース310は、ディスプレイ206に表示させている音楽データ配信用のページ上で、ユーザにより購入希望の楽曲が選択され、さらにその選択された楽曲を購入するように要求されることを待ち受ける。
その結果、ユーザインタフェース310は、かかるページ上で購入希望の楽曲が選択されると共に、当該選択された楽曲の購入が要求されると、次のステップSP101に移る。
ステップSP101において、ユーザインタフェース310は、音楽データ配信用のページから、ユーザにより購入要求された楽曲に対応する音楽データのコンテンツID情報を取り出す。そしてユーザインタフェース310は、その取り出したコンテンツID情報をミドルウェア311に引き渡すと共に、当該ミドルウェア311に対し、楽曲の購入確認のために操作可能な購入確認操作用のページ情報を要求するように通知する。
ステップSP102において、ミドルウェア311は、購入確認操作用のページ情報を取得要求するためのページ情報取得要求信号を通信処理部214及びネットワークインタフェース215を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP103において、ポータルサーバ3のCPU270Aは、クライアント端末2から送信されたページ情報取得要求信号をネットワークインタフェース275A(図16)を介して受信する。そしてCPU270Aは、そのページ情報取得要求信号に応じて、購入確認操作用のページ情報をネットワークインタフェース275Aを介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP104においてクライアント端末2のミドルウェア311は、ポータルサーバ3から送信された購入確認操作用のページ情報をネットワークインタフェース215及び通信処理部214を順次介して受信して、ユーザインタフェース310に引き渡す。
これによりユーザインタフェース310は、購入確認操作用のページ情報を表示処理部207を介してディスプレイ206に送出することにより、当該ディスプレイ206に対し、映像として図23(A)に示すような購入確認操作用ページ320を表示させる。
ここで購入確認操作用ページ320は、ユーザに対して、楽曲に対する購入の有無を確認させて、最終的な購入要求の入力用として操作可能に作成されている。
従ってステップSP105において、ユーザインタフェース310は、ディスプレイ206に表示させた購入確認操作用ページ320に対する、購入要求用の操作の有無を監視し、かかる購入要求用の操作を検出すると、次のステップSP106に移る。
因みにステップSP105において、ユーザインタフェース310は、購入確認操作用ページ320に対し、ユーザにより購入中止用に操作されたことを検出すると、かかる音楽データ取得処理を終了する。
ステップSP106においてユーザインタフェース310は、ミドルウェア311に対し、ユーザにより購入希望の楽曲が確認されたことを通知する。
ステップSP107において、ミドルウェア311は、ユーザによって購入要求された楽曲の通知用としてかかる楽曲に対応する音楽データのコンテンツID情報と、ユーザID情報及びパスワード情報とを格納した購入要求信号を生成する。そしてミドルウェア311は、かかる購入要求信号を通信処理部214及びネットワークインタフェース215を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP108において、ポータルサーバ3のCPU270Aは、クライアント端末2から送信された購入要求信号をネットワークインタフェース275Aを介して受信する。そしてCPU270Aは、その購入要求信号の受信に応じて、楽曲を購入要求したユーザに対する楽曲購入処理を特定可能な例えば通し番号でなる購入識別情報を発行して、次のステップSP109に移る。
ステップSP109において、CPU270Aは、購入要求信号に格納されたユーザID情報及びパスワード情報に基づいて、ハードディスク内の顧客データベースの中から楽曲を購入要求したユーザの顧客情報を特定する。そしてCPU270Aは、その特定した顧客情報に対し、購入識別情報と、当該購入要求信号に格納されている、購入要求された楽曲に対応するコンテンツID情報とを対応付けて登録して、次のステップSP110に移る。
ステップSP110において、CPU270Aは、クライアント端末2に対し、ユーザによる楽曲の購入要求に応じた音楽データ取得処理で使用する取得処理使用情報を生成し、これをネットワークインタフェース275Aを介してクライアント端末2に送信する。
ここで取得処理使用情報には、取得使用ファイル300の取得に使用させる取得使用ファイル要求情報や、クライアント端末2で音楽データ取得処理が中断された後の復帰時、ユーザに対する課金状況の通知を要求するために使用させる課金状況通知要求情報等が含まれている。
かかる取得使用ファイル要求情報には、クライアント端末2に対し、取得使用ファイル300を取得するためにアクセスさせるネットワークNT上のURL情報(以下、これをファイル取得URL情報と呼ぶ)等が含まれている。
また課金状況通知要求情報には、クライアント端末2に対し音楽データ取得処理の中断から復帰して音楽データ及びライセンスデータ301に対するデータ取得を再試行(リトライ)する際に、まずユーザに対する課金状況の通知要求用としてアクセスさせるURL情報(以下、これをリトライURL情報と呼ぶ)と、かかるリトライURL情報へのアクセスの際に通信相手(すなわち、ポータルサーバ3)に提示させる、ステップSP108で発行された購入識別情報や、ポストデータ及びリクエストコード(要求の種類を示すコードである)等を含んでいる。
ステップSP111において、クライアント端末2のミドルウェア311は、ポータルサーバ3から送信された取得処理使用情報をネットワークインタフェース215及び通信処理部214を順次介して受信する。
そしてミドルウェア311は、図24に示すように、かかる取得処理使用情報に基づいて得られた課金状況通知要求情報を、今回の音楽データ取得処理の種別を示す(例えば、この場合は正常購入を示す)取得処理種別情報と共に、かかる今回の音楽データ取得処理の経過状況を示す(すなわち、かかる音楽データ取得処理の開始を示す)第1の処理経過情報(以下、これを第1のログと呼ぶ)として例えばハードディスクドライブ211のハードディスクに一時記憶し、次のステップSP112に移る。
ステップSP112において、ミドルウェア311は、取得処理使用情報に基づいて得られた取得使用ファイル要求情報に含まれるファイル取得URL情報にアクセスし、ポータルサーバ3に対して取得使用ファイル300を要求する。
ステップSP113において、ポータルサーバ3のCPU270Aは、クライアント端末2からの取得使用ファイル300の要求に応じて、楽曲を購入要求したユーザに対する課金処理を識別可能な課金ID情報を発行要求する課金ID情報発行要求信号を、ネットワークインタフェース275Aを介して課金サーバSV5に送信する。
ステップSP114において、課金サーバSV5のCPU270Eは、ポータルサーバ3から送信された課金ID情報発行要求信号をネットワークインタフェース275E(図16)を介して受信する。そしてCPU270Eは、その課金ID情報発行要求信号に応じて、課金ID情報を発行して、次のステップSP115に移る。
ステップSP115において、CPU270Eは、かかる課金ID情報を、ネットワークインタフェース275Eを介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP116において、ポータルサーバ3のCPU270Aは、課金サーバSV5から送信された課金ID情報をネットワークインタフェース275Aを介して受信する。そしてCPU270Aは、ハードディスク内の顧客データベースに対し、かかる課金ID情報を、ステップSP109ですでに登録している購入識別情報に対応付けて追加登録する。
またCPU270Aは、このとき、楽曲を購入要求しているユーザに対し現時点ではその楽曲の購入に応じた課金が未課金であることを示す課金状況通知情報も、ステップSP109ですでに登録している購入識別情報に対応付けて顧客データベースに登録して、次のステップSP117に移る。
ステップSP117において、CPU270Aは、ユーザによって購入要求された楽曲に対応するコンテンツIDを格納し、当該ユーザのクライアント端末2に対して、音楽データ及びライセンスデータ301の取得に使用させる取得使用ファイル300を要求するファイル要求信号を生成する。そしてCPU270Aは、かかるファイル要求信号をネットワークインタフェース275Aを介して取得使用ファイル提供サーバSV11に送信する。
ステップSP118において、取得使用ファイル提供サーバSV11のCPU270BAは、ポータルサーバ3から送信されたファイル要求信号をネットワークインタフェース275BA(図16)を介して受信する。そしてCPU270BAは、かかるファイル要求信号に応じて、例えば音楽取得用URL情報及びライセンス取得用URL情報を発行し、当該発行した音楽取得用URL情報及びライセンス取得用URL情報を楽曲毎に対応付けて順番に並べるようにして格納した取得使用ファイル300を生成する。
なおステップSP118では、取得使用ファイル提供サーバSV11のCPU270BAが音楽取得用URL情報及びライセンス取得用URL情報を発行するようにしたが、これに限らず、音楽データ提供サーバSV12のCPU270BBが音楽取得用URL情報を発行すると共に、ライセンス提供サーバSV13のCPU270BCがライセンス取得用URL情報を発行し、これを用いて取得使用ファイル提供サーバSV11のCPU270BAが取得使用ファイル300を生成するようにしてもよい。
これによりCPU270BAは、その取得使用ファイル300をネットワークインタフェース275BAからポータルサーバ3経由でクライアント端末2に送信する。因みに取得使用ファイル提供サーバSV11のCPU270BAは、例えば、このとき生成した取得使用ファイル300の内容と、ポータルサーバ3から与えられた、ユーザによって購入要求された楽曲に対応するコンテンツID情報、及び当該ユーザに対する購入識別情報等とをデータ提供使用情報として、音楽データ提供サーバSV12やライセンス提供サーバSV13と共有している。
ステップSP119において、クライアント端末2のミドルウェア311は、取得使用ファイル提供サーバSV11からポータルサーバ3経由で送信された取得使用ファイル300をネットワークインタフェース215及び通信処理部214を順次介して受信し、当該受信した取得使用ファイル300を例えばRAM205に一時記憶する。
そしてミドルウェア311は、取得使用ファイル300に格納されている例えば1又は複数の音楽取得用URL情報の中からその並びの順番に従って1つの音楽取得用URL情報を選択して、次のステップSP120に移る。
ステップSP120において、ミドルウェア311は、その選択した音楽取得用URL情報にアクセスしてダウンロードする音楽データを、ハードディスクに「track」ファイルとして記憶する際の当該「track」ファイルを識別可能なトラックファイル名を生成し、次のステップSP121に移る。
ステップSP121において、ミドルウェア311は、ステップSP120で選択した音楽取得用URL情報に対応する音楽データと共にダウンロードするライセンスデータ301(すなわち、かかる音楽データを利用可能にするライセンスデータ301)を、ハードディスクにファイル(以下、これをライセンスファイルと呼ぶ)として記憶する際の当該ライセンスファイルを識別可能なライセンスファイル名を生成して、次のステップSP122に移る。
ステップSP122において、ミドルウェア311は、図24に示すように、ステップSP120及びステップSP121で生成したトラックファイル名及びライセンスファイル名を、音楽データ取得処理の経過状況を示す第2の処理経過情報(以下、これを第2のログと呼ぶ)として例えばハードディスクドライブ211のハードディスクに一時記憶して、次のステップSP123に移る。
ステップSP123において、ミドルウェア311は、取得使用ファイル300の中からステップSP119で選択した音楽取得用URL情報にアクセスし、音楽データ提供サーバSV12に対して音楽データのダウンロードを要求する。
因みにミドルウェア311は、ハードディスク等に予め記憶された、音楽データ取得処理の進捗状況を示す種々の画面データを当該進捗状況に応じて読み出してユーザインタフェース310に供給している。
そしてミドルウェア311は、例えばこのステップSP123においても音楽データ提供サーバSV12に対して音楽データのダウンロードを要求している間は、ダウンロード準備通知用の画面データをユーザインタフェース310に供給する。
これによりユーザインタフェース310は、このときミドルウェア311から与えられた画面データを表示処理部207を介してディスプレイ206に送出することにより、音楽データのダウンロードが開始されるまでの間、ディスプレイ206に対し、図23(B)示すようなダウンロード準備通知画面321を表示させ、ユーザに対して音楽データ取得処理の進捗状況を通知する。
一方、音楽データ提供サーバSV12のCPU270BBは、取得使用ファイル提供サーバSV11とデータ提供使用情報を共有した際に、ユーザにより購入要求された楽曲に対応するコンテンツID情報と、当該ユーザの利用するクライアント端末2に対しすでに提供された取得使用ファイル300に記述されている音楽取得用URL情報とを対応付けている。
従ってステップSP124において、音楽データ提供サーバSV12のCPU270BBは、クライアント端末2からの音楽データに対するダウンロード要求に応じて、ハードディスクに記憶している複数の音楽データの中から、当該クライアント端末2がこのときアクセスした音楽取得用URL情報に対しすでに対応付けていたコンテンツID情報の音楽データを検索する。
そしてCPU270BBは、その検索した音楽データをネットワークインタフェース275BB(図16)を介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP125において、クライアント端末2のミドルウェア311は、音楽データ提供サーバSV12から送信された音楽データをネットワークインタフェース215及び通信処理部214を順次介して受信しながら、上述のステップSP120で生成したトラックファイル名の「track」ファイルとしてハードディスクに一時記憶し、次のステップSP126に移る。
因みにミドルウェア311は、特には図示していないが、例えば、取得使用ファイル提供サーバSV11から、取得使用ファイル300と共に、ユーザにより購入要求された楽曲に対応する音楽データのデータサイズを取得している。
そしてステップSP125において、ミドルウェア311は、音楽データ提供サーバSV12から音楽データをダウンロードしている間、かかる音楽データの受信データ量の変化を、すでに取得している対応するデータサイズと比較する。そしてミドルウェア311は、その比較結果を反映させた画面データを順次内容を更新しながらユーザインタフェースに供給する。
これによりユーザインタフェース310は、ミドルウェア311から与えられた画面データを表示処理部207を介してディスプレイ206に送出することにより、ディスプレイ206に対し、図23(C)に示すようなダウンロード状況通知画面322を表示させる。
なおユーザインタフェース310は、このときダウンロード状況通知画面322内のプログレスバー322Aの表示状態が、音楽データに対するダウンロードの進捗状況に応じて変化することにより、ユーザに対してかかる音楽データに対するダウンロードの状況をリアルタイムで通知することができる。
そしてミドルウェア311は、音楽データ提供サーバSV12からの音楽データのダウンロードが完了すると、これに応じた画面データをユーザインタフェース310に供給する。
このときユーザインタフェース310は、ミドルウェア311から与えられた画面データを表示処理部207を介してディスプレイ206に送出することにより、当該ディスプレイ206に対し、ダウンロード状況通知画面322に替えて図23(D)に示すようなダウンロード完了通知画面323を表示させる。このようにしてユーザインタフェース310は、ミドルウェア311と連携して、ユーザに対し、音楽データに対するダウンロードの進捗状況を的確に通知することができる。
ところで音楽データ提供サーバSV12から提供される音楽データには、例えばヘッダ部分にかかる音楽データの属性情報として、アルバム単位で購入するように用意されたデータであるか、またシングル曲単位で購入するように用意されたデータであるかを示す購入形態通知情報が格納されている。
従ってステップSP126において、ミドルウェア311は、ハードディスクに一時記憶した音楽データが今回の音楽データ取得処理で音楽データ提供サーバSV12から最初にダウンロードした音楽データであるか否かを判断する。
このステップSP126において肯定結果が得られると、このことはユーザにより楽曲がアルバム単位及びシングル曲単位の何れで購入要求されたかにかかわらず、ハードディスクに一時記憶した音楽データが音楽データ提供サーバSV12から最初にダウンロードした音楽データであることを表しており、このときミドルウェア311は、次のステップSP127に移る。
ステップSP127において、ミドルウェア311は、ハードディスクに一時記憶した音楽データに格納されている購入形態通知情報に基づいて、当該音楽データがアルバム単位で購入されるデータであるか否かを判断する。
このステップSP127において肯定結果が得られると、このことは今回ユーザにより複数の楽曲がアルバム単位で購入要求された(すなわちアルバムに収録されている複数の楽曲がまとめて購入要求された)ことを表しており、このときミドルウェア311は、次のステップSP128に移る。
ステップSP128において、ミドルウェア311は、楽曲に対するアルバム単位の購入要求に応じて現在取得中の音楽データに対する「track」ファイルと、当該音楽データを利用可能にするライセンスデータ301のライセンスファイルとを特定可能(例えばパス)で、かつ当該「track」ファイル及びライセンスファイル管理用の「album」ディレクトリを識別可能なアルバム識別情報を生成する。
因みに、かかるアルバム識別情報は、今回クライアント端末2で取得する音楽データ及びライセンスデータ301のみを特定可能なように生成される識別情報である。すなわち、かかるアルバム識別情報は、例えばクライアント端末2内で、今回音楽データ提供サーバSV12から取得される音楽データと同じ音楽データがすでにCD等からハードディスクにリッピングされている場合でも、そのリッピングした音楽データではなく、音楽データ提供サーバSV12から取得される音楽データのみを特定し得るものである。
そしてミドルウェア311は、図24に示すように、かかるアルバム識別情報を、音楽データ取得処理の経過状況を示す第3の処理経過情報(以下、これを第3のログと呼ぶ)として例えばハードディスクドライブ211のハードディスクに一時記憶し、次のステップSP129に移る。
ステップSP129において、ミドルウェア311は、ハードディスクに対し、ステップSP128で生成したアルバム識別情報の示す「album」ディレクトリを新規に作成して、次のステップSP130に移る。
ところで上述のステップSP126において否定結果が得られると、このことはユーザにより楽曲がアルバム単位及びシングル曲単位の何れで購入要求されたかにかかわらず、ハードディスクに一時記憶した音楽データが、音楽データ提供サーバSV12から最初のダウンロード以降にさらにダウンロードされた音楽データであることを表しており、このときミドルウェア311は、ステップSP130に移る。
また上述のステップSP127において否定結果が得られると、このことは今回ユーザにより1又は複数の楽曲がシングル曲単位で購入要求されたことを表している。
ところでミドルウェア311は、複数の楽曲がアルバム単位で購入要求される毎に、ステップSP128及びステップSP129で上述したように、ハードディスクに対し「album」ディレクトリを新規に作成する。
しかしながらハードディスクには、シングル曲単位の楽曲の音楽データと、当該音楽データを利用可能にするライセンスデータ301とを管理するためのディレクトリが予め作成され用意されている。
因みにミドルウェア311は、図3について上述した階層的なディレクトリ構成の複数の「album」ディレクトリのうち、予めいずれかの「album」ディレクトリをシングル曲単位の楽曲の複数の音楽データ及びライセンスデータ301を一括して管理するためのディレクトリとして使用する。
このためミドルウェア311は、ユーザにより1又は複数の楽曲がシングル曲単位で購入要求されたことで、ステップSP127において否定結果が得られると、これらシングル曲に対応する音楽データ及びライセンスデータ301を管理するためのディレクトリを特には作成せずに、ステップSP130に移る。
ステップSP130において、ミドルウェア311は、取得使用ファイル300の中から、上述のステップSP119で選択した音楽取得用URL情報に対応するファイル取得用URL情報を選択する。
そしてミドルウェア311は、その選択したファイル取得用URL情報にアクセスし、ライセンス提供サーバSV13に対してライセンスデータ301のダウンロードを要求する。
ここでライセンス提供サーバSV13は、取得使用ファイル提供サーバSV11及び音楽データ提供サーバSV12とデータ提供使用情報を共有することで、クライアント端末2に対して提供する音楽データのコンテンツIDや、その音楽データを利用可能にするライセンスデータ301を取得させるためのファイル取得用URL情報等のリストを保持している。
そしてかかるリストには、現在、音楽データと共にライセンスデータ301を取得しようとしているユーザに対する楽曲購入処理を特定可能な購入識別情報が付加されている。またかかるリストには、コンテンツIDやファイル取得用URL情報等が楽曲毎に対応付けられ、クライアント端末2に対する音楽データのダウンロードの順番に合わせて記述されている。
さらにそのリストには、1又は複数のファイル取得用URL情報のうち、先頭のファイル取得用URL情報(すなわち、クライアント端末2が音楽データ取得処理を実行した際に、ライセンスデータ301の取得のため最初にアクセスするファイル取得用URL情報である)に対してのみ、そのファイル取得用URL情報にクライアント端末2がアクセスしたときだけユーザに対する課金を要求することを示すフラグが付されている。
すなわち、かかる正常楽曲購入処理手順では、ユーザによりアルバム単位及びシングル曲単位の何れの形態で楽曲が購入要求されても、当該ユーザの使用するクライアント端末2により1つ目のライセンスデータ301がダウンロード要求されたとき、かかるユーザに対し、購入要求された全ての楽曲分の課金処理を一括して行うようにしている。
従ってステップSP131において、ライセンス提供サーバSV13のCPU270BCは、クライアント端末2からのライセンスデータ301に対するダウンロード要求に応じて、まず、かかるリストにより、当該クライアント端末2のユーザに対する課金を要求するか否かを判断する。
このステップSP131において肯定結果が得られると、このことは現在クライアント端末2がアクセスしているファイル取得用URL情報が、そのクライアント端末2により今回の正常楽曲購入処理手順で1つ目のライセンスデータ301を取得するために最初にアクセスされたファイル取得用URL情報であることを表しており、このとき、CPU270BCは、次のステップSP132に移る。
ステップSP132において、CPU270BCは、リストに付加されていた購入識別情報を格納し、かつ現在、ライセンスデータ301をダウンロード要求しているクライアント端末2のユーザに対し、楽曲購入に応じた課金を要求する課金要求信号をネットワークインタフェース275BC(図16)を介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP133において、ポータルサーバ3のCPU270Aは、ライセンス提供サーバSV13から送信された課金要求信号をネットワークインタフェース275Aを介して受信する。CPU270Aは、その課金要求信号に格納されている購入識別情報に基づいて、ハードディスク内の顧客データベースの中から、現在、楽曲を購入要求しているユーザの顧客情報を特定する。
そしてCPU270Aは、その特定した顧客情報に含まれる、現在、楽曲を購入要求したユーザに対する課金ID情報と、当該購入要求された全ての楽曲に対応するコンテンツID情報とを格納し、かつ課金サーバSV5に対し課金処理の実行を依頼する課金処理実行依頼信号を生成する。これによりCPU270Aは、その課金処理実行依頼信号をネットワークインタフェース275Aを介して課金サーバSV5に送信する。
ステップSP134において課金サーバSV5のCPU270Eは、ポータルサーバ3から送信された課金処理実行依頼信号をネットワークインタフェース275Eを介して受信する。そしてCPU270Eは、課金処理実行依頼信号に格納されている課金ID情報及びコンテンツID情報に基づいて、今回、楽曲を購入要求したユーザの課金処理に使用する課金情報等の各種情報を特定すると共に、当該特定した課金情報等の各種情報を用いて、そのユーザに対する課金処理を実行する。
その結果、CPU270Eは、かかる課金処理が完了すると、次のステップSP135において、課金ID情報を格納し、かつ課金処理の完了を通知する課金完了通知信号をネットワークインタフェース275Eを介してポータルサーバ3に返信する。
ステップSP136において、ポータルサーバ3のCPU270Aは、課金サーバSV5から送信された課金完了通知信号をネットワークインタフェース275Aを介して受信する。
CPU270Aは、課金完了通知信号に格納された課金ID情報に基づいて、ハードディスク内の顧客データベースの中から、ユーザに対する購入識別情報を特定すると共に、その購入識別情報に対応付けて登録していた未課金を示す課金状況通知情報を、当該課金完了通知信号により通知された課金処理の完了を示す課金状況通知情報に更新する。そしてCPU270Aは、ユーザに対する課金処理が完了したことを示す課金完了信号をネットワークインタフェース275Aを介してライセンス提供サーバSV13に送信する。
ステップSP137において、ライセンス提供サーバSV13のCPU270BCは、ポータルサーバ3から送信された課金完了信号をネットワークインタフェース275BCを介して受信すると、これに応じて、ユーザに対する課金処理が完了したことを認識する。
そしてCPU270BCは、ステップSP130でクライアント端末2によってアクセスされたファイル取得用URL情報とすでに対応付けているコンテンツID情報等に基づいてライセンスデータ301を生成する。これによりCPU270BCは、そのライセンスデータ301をネットワークインタフェース275BCを介してクライアント端末2に送信する。
因みに、上述のステップSP131において否定結果が得られると、このことは現在クライアント端末2がアクセスしているファイル取得用URL情報が、そのクライアント端末2により今回の正常楽曲購入処理手順で2つ目以降のライセンスデータ301を取得するためにアクセスされたファイル取得用URL情報であることを表している。
すなわち、かかる否定結果は、ユーザに対する課金処理がすでに完了していることを表している。従ってCPU270BCは、このときステップSP137に移る。
ステップSP138においてクライアント端末2のミドルウェア311は、ライセンス提供サーバSV13から送信されたライセンスデータ301をネットワークインタフェース215及び通信処理部214を順次介して受信しながら、そのライセンスデータ301を、上述のステップSP121で生成したライセンスファイル名のライセンスファイルとしてハードディスクに一時記憶して、次のステップSP139に移る。
ステップSP139において、ミドルウェア311は、ユーザによりアルバム単位で楽曲が購入要求されているとき、ハードディスク内に予め構築している取得情報データベースに対して、上述のステップSP128で生成したアルバム識別情報を登録する。
またミドルウェア311は、取得情報データベースに登録したアルバム識別情報に対し、当該アルバム識別情報の下位階層として、上述のステップSP125でダウンロードした音楽データに対するトラックファイル名と、上述のステップSP138でダウンロードしたライセンスデータ301のライセンスファイル名とを対応付けて当該取得情報データベースに登録する。
因みにミドルウェア311は、取得情報データベースに対しアルバム識別情報を一度登録すると、その後は、音楽データ及びライセンスデータ301のダウンロード毎に当該ダウンロードした音楽データ及びライセンスデータ301のトラックファイル名及びライセンスファイル名のみを、そのアルバム識別情報に対応付けるようにして取得情報データベースに追加登録する。
これに対してステップSP139において、ミドルウェア311は、ユーザによりシングル曲単位で楽曲が購入要求されているとき、取得情報データベースに対してすでに登録されているシングル曲管理用のディレクトリ固有の識別情報(以下、これを特にシングル識別情報と呼ぶ)に対し、当該シングル識別情報の下位階層として、上述のステップSP125でダウンロードした音楽データに対するトラックファイル名と、上述のステップSP138でダウンロードしたライセンスデータ301のライセンスファイル名とを対応付けてかかる取得情報データベースに登録する。
これによりミドルウェア311は、音楽データ提供サーバSV12及びライセンス提供サーバSV13からダウンロードした音楽データ及びライセンスデータ301の「track」ファイル及びライセンスファイルを、図3について上述したディレクトリ構造と同様に「album」ディレクトリ、又はシングル曲管理用のディレクトリで管理可能な状態にし、当該音楽データ及びライセンスデータ301を一時記憶から永続的な記憶状態に切り換える。
その結果、ミドルウェア311は、音楽データ提供サーバSV12及びライセンス提供サーバSV13からダウンロードした音楽データ及びこれに対応するライセンスデータ301を、アルバム識別情報、又はシングル識別情報によって特定したうえで、その音楽データをこれに対応するライセンスデータ301の内容に従い利用可能な状態に変更して、次のステップSP140に移る。
ステップSP140において、ミドルウェア311は、今回購入要求された楽曲の音楽データ及びこれに対応するライセンスデータ301を全てダウンロードしたか否か(すなわち、購入要求された楽曲を全て購入したか否か)を判断する。
このステップSP140において否定結果が得られると、このことは今回ユーザにより購入要求された楽曲が複数有り、これら楽曲の音楽データ及びこれに対応するライセンスデータ301を未だ全てダウンロードし終えてはいないことを表しており、このときミドルウェア311は、ステップSP119に戻る。
これによりミドルウェア311は、この後ステップSP140において肯定結果を得るまでの間、ステップSP119乃至ステップSP140の処理を循環的に繰り返すことにより、ユーザによって購入要求された楽曲の音楽データ及びこれに対応するライセンスデータ301を、順次取得使用ファイル300の記述内容に従い音楽データ提供サーバSV12及びライセンス提供サーバSV13からダウンロードする。
これに対してステップSP140において肯定結果が得られると、このことは今回ユーザにより購入要求された楽曲の音楽データ及びこれに対応するライセンスデータ301を全てダウンロードして取得情報データベースに対する登録が完了したことを表しており、このときミドルウェア311は、次のステップSP141に移る。
ステップSP141において、ミドルウェア311は、音楽データ取得処理の実行の間、例えばハードディスクに一時記憶していた第1乃至第3のログを全て消去して、次のステップSP142に移る。
ステップSP142において、ミドルウェア311は、取得処理使用情報に基づいて得られたURL情報にアクセスし、ページ情報取得要求信号を通信処理部214及びネットワークインタフェース215を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP143において、ポータルサーバ3のCPU270Aは、クライアント端末2から送信されたページ情報取得要求信号をネットワークインタフェース275Aを介して受信する。そしてCPU270Aは、そのクライアント端末2によりアクセスされたURL情報に対応する購入完了通知用のページ情報をネットワークインタフェース275Aを介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP144において、クライアント端末2のミドルウェア311は、ポータルサーバ3から送信されたページ情報をネットワークインタフェース215及び通信処理部214を順次介して受信して、ユーザインタフェース310に引き渡す。
これによりユーザインタフェース310は、ミドルウェア311から与えられたページ情報を表示処理部207を介してディスプレイ206に送出することにより、当該ディスプレイ206に対し、図23(E)に示すような購入完了通知ページ324を表示させる。
かくしてユーザインタフェース310は、購入完了通知ページ324により、ユーザに対し、今回の要求に応じた楽曲の購入が完了したことを通知して、かかる楽曲の購入要求に応じた音楽データ取得処理を終了する。
(2−2)再試行楽曲購入処理手順
次いで、クライアント端末2では、上述の音楽データ取得処理中に、例えばユーザの不注意でコンセントが抜けて電源供給が停止し、又はネットワークケーブルが抜けてネットワークNTへの通信接続が一時的に遮断されると、かかる音楽データ取得処理が中断される。
従って以下には、図19乃至図22との対応部分に同一符号を付した図25乃至図27に示すシーケンスチャートを用いて、クライアント端末2が音楽データ取得処理の中断から、再び起動し、又はネットワークNTへ再び通信接続してかかる音楽データ取得処理を復帰させたときの再試行楽曲購入処理手順を説明する。
クライアント端末2は、電源供給の停止から再び起動したとき、又はネットワークNTへの通信接続の不慮の切断からその通信接続が復帰したとき、再試行楽曲取得処理手順における音楽データ再取得処理を開始する。
そしてクライアント端末2で音楽データ再取得処理を開始すると、ステップSP200においてユーザインタフェース310は、ミドルウェア311に対し、クライアント端末2がネットワークNTを利用可能な状態に復帰したことを通知して、次のステップSP201に移る。
ステップSP201において、ミドルウェア311は、クライアント端末2がネットワークNTを利用可能な状態に復帰する前の音楽データ取得処理で、例えばハードディスクに一時記憶していた第1、第2及び又は第3のログが未消去のまま残っているか否かを判断する。
このステップSP201において否定結果が得られると、このことはクライアント端末2が、楽曲の購入要求に応じた音楽データ取得処理を実行してはいないときに電源供給が停止され、又はネットワークNTへの通信接続が遮断されたことで、ハードディスクに第1乃至第3のログが全く残ってはいないことを表している。
従ってミドルウェア311は、このとき、ネットワークNTを利用可能な状態に復帰する前に音楽データ取得処理を実行してはいなかったことをユーザインタフェース310に通知することにより、再試行楽曲購入処理手順における音楽データ再取得処理を終了する。
これに対してステップSP201において肯定結果が得られると、このことはクライアント端末2が楽曲の購入要求に応じた音楽データ取得処理を実行していた際にコンセントが抜け、又はネットワークケーブルが抜けたことでネットワークNTへの通信接続が遮断されたことに伴い、その音楽データ取得処理が中断されたことを表している。すなわち、その肯定結果は、ハードディスクに対し第1乃至第3のログのうち少なくとも第1のログが一時記憶されたまま残っていることを表している。従ってミドルウェア311は、このとき、次のステップSP202に移る。
ここでミドルウェア311は、ステップSP202に移ると、音楽データ取得処理のサブルーチンとして、図28に示すデータ消去処理ルーチンを開始する。
ミドルウェア311は、データ消去処理ルーチンを開始すると、ステップSP202Aにおいて、ハードディスクに対し第3のログ(すなわち、アルバム識別情報)が未消去のまま残っているか否かを判断する。
このステップSP202Aにおいて肯定結果が得られると、このことは前回、アルバム単位の楽曲の購入要求に応じて実行していた音楽データ取得処理が中断されるまでの間に、音楽データ提供サーバSV12から少なくとも1つの楽曲の音楽データをすでにダウンロードしていることを表しており、このときミドルウェア311は、次のステップSP202Bに移る。
ステップSP202Bにおいて、ミドルウェア311は、第3のログとして未消去のまま残っていたアルバム識別情報を取得情報データベースに対して登録しているとき、その取得情報データベースから当該アルバム識別情報を消去する。
これによりミドルウェア311は、取得情報データベースからのアルバム識別情報の消去に伴い、その取得情報データベースから当該アルバム識別情報と対応付けて登録していたトラックファイル名及びライセンスファイル名もまとめて消去する。
さらにミドルウェア311は、取得情報データベースから消去したトラックファイル名の「track」ファイルとしてハードディスクに記憶していた音楽データと、当該取得情報データベースから消去したライセンスファイル名のライセンスファイルとしてハードディスクに記憶していたライセンスデータ301をも合わせて消去して、次のステップSP202Cに移る。
ところでミドルウェア311は、前回、アルバム単位の楽曲の購入要求に応じて実行していた音楽データ取得処理が中断されるまでの間に、第3のログとして未消去のまま残っていたアルバム識別情報を取得情報データベースに対して登録していないと、第2のログとしてトラックファイル名及びライセンスファイル名を1個ずつ一時記憶している可能性がある。
そしてミドルウェア311は、前回の音楽データ取得処理において、第2のログとして1個ずつのトラックファイル名及びライセンスファイル名を一時記憶していた場合、これら1個ずつのトラックファイル名及びライセンスファイル名のうち、そのトラックファイル名に対応する音楽データの少なくとも一部分をすでにハードディスクに対し一時記憶している可能性がある。
しかしながらミドルウェア311は、取得情報データベース上でかかるトラックファイル名をそのアルバム識別情報に対応付けていないと、当該トラックファイル名に対応する音楽データを、上述のようにアルバム識別情報の消去に合わせて自動的に消去することができない。
このためステップSP202Bにおいて、ミドルウェア311は、前回の音楽データ取得処理が中断されるまでの間に、第3のログとして未消去のまま残っていたアルバム識別情報を取得情報データベースに対し登録していないと、ハードディスクに一時記憶していた音楽データ(及びライセンスデータ301)が存在しても、これらを何ら消去せずにそのまま次のステップSP202Cに移る。
ステップSP202Cにおいて、ミドルウェア311は、前回、実行していた音楽データ取得処理が中断されるまでの間に、第2のログとして最後に一時記憶したトラックファイル名及びライセンスファイル名が取得情報データベースに対して未登録か否かを判断する。
このステップSP202Cにおいて肯定結果が得られると、このことは上述のステップSP202Bで、アルバム識別情報の消去を利用してハードディスクから音楽データ及びライセンスデータ301を消去したものの、第2のログとして最後に一時記憶していたトラックファイル名及びライセンスファイル名のうち、少なくともトラックファイル名に対応する音楽データ(全体又は一部分)が未だハードディスクに対し一時記憶されたまま残っている可能性があることを表しており、このときミドルウェア311は、次のステップSP202Dに移る。
従ってステップSP202Dにおいて、ミドルウェア311は、ハードディスクに対し、第2のログとして最後に一時記憶していたトラックファイル名及びライセンスファイル名に対応する音楽データ及びライセンスデータ301を記憶しているときには、かかるトラックファイル名及びライセンスファイル名に従って、対応する音楽データ及びライセンスデータ301を特定してハードディスクから消去する。
因みにミドルウェア311は、前回中断された音楽データ取得処理の経過状況によっては、第2のログとして最後に一時記憶していたトラックファイル名及びライセンスファイル名のうち、当該ライセンスファイル名に対応するライセンスデータ301をライセンス提供サーバSV13から全くダウンロードしてはいない(すなわち、ハードディスクに一時記憶していない)場合もある。
またミドルウェア311は、かかるトランクファイル名に対応する音楽データの一部分をすでにハードディスクに対して一時記憶し、又はそのトラックファイル名に対応する音楽データ全体と共に、当該音楽データを利用可能にするライセンスデータ301の一部分のみをすでにハードディスクに対して一時記憶している場合もある。
そしてミドルウェア311は、このように音楽データ及びライセンスデータ301のいずれか一方の一部分のみをハードディスクに一時記憶している場合でも、ステップSP202Dの処理として、未消去の第2のログに従い、当該音楽データ及びライセンスデータ301に対し一時記憶していた一部分を特定して消去する。
ミドルウェア311は、このように、前回中断された音楽データ取得処理においてすでにハードディスクに対して記憶していた音楽データ及びライセンスデータ301を全て消去すると、次のステップSP202Eに移る。
ステップSP202Eにおいて、ミドルウェア311は、第1のログとして一時記憶していた取得処理種別情報を、それまでの例えば正常購入を示す内容から、音楽データ取得処理の中断により、音楽データ提供サーバSV12及びライセンス提供サーバSV13からすでに途中まで取得していた音楽データ及びライセンスデータ301を全て消去したことを示すデータ消去済を示す内容に変更した後、かかるデータ消去処理ルーチンを抜けて、ステップSP203(図25)に移る。
このようにミドルウェア311は、音楽データ及びライセンスデータ301を消去する等して、ハードディスクに対するデータの記憶状況や、取得情報データベースの内容を、中断された音楽データ取得処理の開始時点の状態に戻すと、取得処理種別情報の内容を変更する。
これによりミドルウェア311は、仮に、音楽データ及びライセンスデータ301を消去した後、これら音楽データ及びライセンスデータ301に対するデータ取得を再試行(すなわち、リトライ)するまでの間に、再び電源供給が停止する等して現時点の音楽データ再取得処理が再び中断された場合でも、その中断から復帰したときに第1のログに含まれる取得処理種別情報の内容により、音楽データ取得処理を中断から復帰させたときにどこまで処理が進んでいたか判別し得るようになされている。
従ってミドルウェア311は、音楽データ取得処理が例えば2度も中断されたときには、音楽データ及びライセンスデータ301がすでに1度目の復帰で消去されていれば、2度目の復帰時に、取得処理種別情報の内容によりかかる消去を確認してその消去の処理を省略しデータ取得をリトライする等のように、復帰の回数や復帰時の状況に応じた種々の処理を的確に実行することができる。
ところで上述のステップSP202Aにおいて否定結果が得られると、このことは前回、アルバム単位の楽曲の購入要求に応じて開始していた音楽データ取得処理が、アルバム識別情報を第3のログとして一時記憶する前に、中断されたこと、又は前回、シングル曲単位の楽曲の購入要求に応じて開始していた音楽データ取得処理が中断されたことを表しており、このときミドルウェア311は、ステップSP202Fに移る。
ステップSP202Fにおいて、ミドルウェア311は、ハードディスクに対して第2のログ(すなわち、トラックファイル名及びライセンスファイル名)が未消去のまま残っているか否かを判断する。
このステップSP202Fにおいて肯定結果が得られると、このことは前回、アルバム単位及びシングル曲単位の楽曲の購入要求の何れでも、音楽データ取得処理が中断されるまでの間に、少なくとも最初の音楽データをダウンロードし始めようとしていたことを表しており、このときミドルウェア311は、次のステップSP202Gに移る。
ステップSP202Gにおいて、ミドルウェア311は、第2のログとして一時記憶していたトラックファイル名及びライセンスファイル名をすでに取得情報データベースに対し登録しているか否かを判断する。
このステップSP202Gにおいて肯定結果が得られると、このことは前回、シングル曲単位の楽曲の購入要求に応じた音楽データ取得処理が中断されるまでの間に、少なくとも1曲分の音楽データ及びこれに対応するライセンスデータ301をすでにダウンロードして取得情報データベースに登録していたことを表しており、このときミドルウェア311は、次のステップSP202Hに移る。
ステップSP202Hにおいて、ミドルウェア311は、前回、シングル曲単位の楽曲の購入要求に応じた音楽データ取得処理を開始してから中断されるまでの間に、取得情報データベースに登録していた全てのトラックファイル名及びライセンスファイル名を消去する。
またミドルウェア311は、取得情報データベースから消去したトラックファイル名の「track」ファイルとしてハードディスクに記憶していた音楽データと、当該取得情報データベースから消去したライセンスファイル名のライセンスファイルとしてハードディスクに記憶していたライセンスデータ301をも合わせて消去して、ステップSP202Fに戻る。
ところで上述のステップSP202Gにおいて否定結果が得られると、このことは前回、アルバム単位の楽曲の購入要求に応じて開始していた音楽データ取得処理が中断されるまでの間に、最初のトラックファイル名及びライセンスファイル名のみを第2のログとして一時記憶したものの、最初の音楽データをダウンロードし始めてはいなかった、又は最初のトラックファイル名及びライセンスファイル名を第2のログとして一時記憶した後、少なくとも最初の音楽データの一部分をすでにダウンロードしてハードディスクに一時記憶していたことを表している。
またかかるステップSP202Gにおいて否定結果が得られると、このことは前回、シングル曲単位の楽曲の購入要求に応じて開始していた音楽データ取得処理が中断されるまでの間に、最初のトラックファイル名及びライセンスファイル名を第2のログとして一時記憶したものの、最初の音楽データに対応するライセンスデータ301の、ハードディスクに対する一時記憶が完了してはいなかったことも表している。
さらにかかるステップSP202Gにおいて否定結果が得られると、このことはシングル曲単位の楽曲の購入要求に応じて開始していた音楽データ取得処理が中断されるまでの間に、取得情報データベースに対し少なくとも最初のトラックファイル名及びライセンスファイル名を登録していたものの、上述のステップSP202Hの処理で、当該取得情報データベースに対しすでに登録していたトラックファイル名及びライセンスファイル名と共に、対応する音楽データ及びライセンスデータ301をハードディスクから消去したことも表しており、このようなときにミドルウェア311は、次のステップSP202Cに移る。
このときステップSP202Cにおいて、ミドルウェア311は、上述と同様に前回、実行していた音楽データ取得処理が中断されるまでの間に、第2のログとして最後に一時記憶したトラックファイル名及びライセンスファイル名が、取得情報データベースに対して未登録か否かを判断する。
そしてこのときステップSP202Cにおいて肯定結果が得られると、このことは上述のステップSP202Hで、取得情報データベースに登録していたトラックファイル名及びライセンスファイル名に対応する音楽データ及びライセンスデータ301をすでにハードディスクから消去しているものの、第2のログとして最後に一時記憶していた少なくともトラックファイル名に対応する音楽データ(全体又は一部)が未だハードディスクに一時記憶されたまま残っていることを表している。
またこのときステップSP202Cにおいて肯定結果が得られると、このことは前回のシングル曲単位及びアルバム単位の何れの音楽データ取得処理でも、すでにハードディスクに一時記憶していた最初の音楽データの少なくとも一部分がそのまま残っていたことも表しており、このようなときミドルウェア311は、次のステップSP202Dに移る。
これによりステップSP202Dにおいて、ミドルウェア311は、上述と同様に、この時点でハードディスクに一時記憶されたまま残っていた音楽データ(又は音楽データとこれに対応するライセンスデータ301)を消去する。
これに対してステップSP202Cにおいて否定結果が得られると、このことはアルバム単位及びシングル曲単位の何れの音楽データ取得処理でも、ハードディスクに対して音楽データ及びライセンスデータ301の一部分を一時記憶した時点で、かかる音楽データ取得処理が中断されたこと、又はハードディスクに一時記憶されていた音楽データ及びライセンスデータ301が上述のステップSP202B及びステップSP202Hの処理で完全に消去されたことを表しており、このときミドルウェア311は、ステップSP202Eに移る。
また上述のステップSP202Fにおいて否定結果が得られると、このことは前回、アルバム単位及びシングル曲単位の何れの音楽データ取得処理でも、当該音楽データ取得処理が、開始から最初のトラックファイル名及びライセンスファイル名を第2のログとして一時記憶する前に中断されたため、ハードディスクには音楽データ及びライセンスデータ301が全く一時記憶されなかったことを表しており、このときミドルウェア311は、ステップSP202Eに移る。
このようにしてミドルウェア311は、データ消去処理ルーチンを抜けてステップSP203に移ると、前回、音楽データ取得処理が中断されていたことにより、例えばハードディスクに予め記憶しているリトライ通知用の画面データを読み出してユーザインタフェース310に与えて、ステップSP204に移る。
ステップSP204において、ユーザインタフェース310は、ミドルウェア311から与えられた画面データを表示処理部207を介してディスプレイ206に送出することにより、当該ディスプレイ206に対し、図29(A)に示すリトライ通知画面330を表示させる。
これによりユーザインタフェース310は、かかるリトライ通知画面330を介して、ユーザに対し前回、音楽データ取得処理が中断されたことで、ダウンロードし得なかった音楽データ及びライセンスデータ301があり、改めて購入希望の楽曲をポータルサーバ3に通知し直すことなく、かかる音楽データ及びライセンスデータ301に対するデータ取得のリトライが可能であることを通知して、次のステップSP205に移る。
ステップSP205において、ユーザインタフェース310は、そのリトライ通知画面330が操作され、音楽データ及びライセンスデータ301に対するデータ取得のリトライが要求されたか否かを判断する。
そしてユーザインタフェース310は、ユーザにより、データ取得のリトライが要求されなければ、かかる再試行楽曲購入処理手順における音楽データ再取得処理を終了する。
これに対してユーザインタフェース310は、ユーザにより、データ取得のリトライが要求されると、次のステップSP206に移り、かかるリトライ要求をミドルウェア311に通知する。
ステップSP207において、ミドルウェア311は、ユーザインタフェース310からの通知に応じ、第1のログとしてハードディスクに一時記憶していた課金状況通知要求情報に含まれるリトライURL情報にアクセスする。この状態でミドルウェア311は、かかる課金状況通知要求情報に含まれる購入識別情報を、ポストデータ及びリクエストコード等と共に通信処理部214及びネットワークインタフェース215を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP208において、ポータルサーバ3のCPU270Aは、クライアント端末2から送信された購入識別情報等をネットワークインタフェース275Aを介して受信する。そしてCPU270Aは、その購入識別情報に基づいて、ハードディスク内の顧客データベースから、ユーザの課金状況通知情報を検索し、当該検索した課金状況通知情報によりユーザに対する課金状況を確認して、次のステップSP209に移る。
ステップSP209において、CPU270Aは、ユーザに対して確認した課金状況に応じた課金状況通知用のページ情報をネットワークインタフェース275Aを介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP210において、クライアント端末2のミドルウェア311は、ポータルサーバ3から送信されたページ情報をネットワークインタフェース215及び通信処理部214を順次介して受信する。
そしてミドルウェア311は、かかるページ情報の受信に応じて、ハードディスクに未消去のまま残っていた全ての第1乃至第3のログ(すなわち、前回の音楽データ取得処理で一時記憶していた全ての第1乃至第3のログ)を消去する。またミドルウェア311は、ポータルサーバ3から受信したページ情報をユーザインタフェース310に与える。
これによりステップSP211において、ユーザインタフェース310は、ポータルサーバ3から受信されたページ情報を表示処理部207を介してディスプレイ206に送出することにより、当該ディスプレイ206にそのページ情報に基づく映像としてのページを表示させ、次のステップSP212に移る。
ステップSP212において、ユーザインタフェース310は、ディスプレイ206に表示させたページに対し例えばポータルサーバ3により埋め込まれた課金状況通知情報に従い、ユーザに対する課金処理がすでに完了しているか否かを判断する。
このステップSP212において、ユーザインタフェース310は、ディスプレイ206に対し、ユーザに対して未課金のときに応じたページ(図示せず)を表示させ、かかるページによりそのユーザに対し未課金であることを検出すると、かかる再試行楽曲購入処理手順における音楽データ再取得処理を終了する。
ところでユーザインタフェース310は、前回中断された音楽データ取得処理において、すでにユーザに対する課金処理が完了していると、ステップSP212において、例えばディスプレイ206に対し、図29(B)に示すような、リトライ準備完了通知ページ331を表示させる。
この場合、リトライ準備完了通知ページ331は、前回中断された音楽データ取得処理において、すでにユーザに対して課金処理が完了しているときのみ、ポータルサーバ3からクライアント端末2に提供され表示されるものである。
またかかるリトライ準備完了通知ページ331は、その元になるページ情報がクライアント端末2で受信されたとき、その受信に応じて、未消去のログを全て消去させるような機能を有している。
従ってリトライ準備完了通知ページ331は、前回中断された音楽データ取得処理において、すでにユーザに対する課金処理が完了していることの通知を兼ねて、クライアント端末2で、ログを全て消去したことによりデータ取得に対するリトライの準備が完了したことも通知し得るようになされている。
このためステップSP212において、ユーザインタフェース310は、ディスプレイ206に対し、かかるリトライ準備完了通知ページ331を表示させ、そのリトライ準備完了通知ページ331によりユーザに対する課金状況として課金処理がすでに完了していることを検出すると、次のステップSP213に移る。
ステップSP213において、ユーザインタフェース310は、ユーザにより、例えばディスプレイ206に表示させたリトライ準備完了通知ページ331を閉じるように操作されたことに応じて、ミドルウェア311に対し、リトライするデータ取得の内容を照会するように要求する。
ステップSP214において、ミドルウェア311は、ユーザインタフェース310からの通知に応じて、前回の音楽データ取得処理で取得していた取得処理使用情報に含まれるURL情報にアクセスし、ページ情報取得要求信号を通信処理部214及びネットワークインタフェース215を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP215において、ポータルサーバ3のCPU270Aは、クライアント端末2から送信されたページ情報取得要求信号をネットワークインタフェース275Aを介して受信する。そしてCPU270Aは、このときクライアント端末2によってアクセスされたURL情報に対応するリトライ内容照会用のページ情報をネットワークインタフェース275Aを介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP216において、クライアント端末2のミドルウェア311は、ポータルサーバ3から送信されたページ情報をネットワークインタフェース215及び通信処理部214を順次介して受信し、これをユーザインタフェース310に引き渡す。
これによりユーザインタフェース310は、そのポータルサーバ3から受信されたページ情報を表示処理部207を介してディスプレイ206に送出することにより、当該ディスプレイ206に対し、図29(C)に示すようなリトライ内容照会ページ332を表示する。
この場合、かかるリトライ内容照会ページ332では、特に図示してはいないが、前回、中断された音楽データ取得処理により音楽データが完全に取得されてはいないものの、ユーザに対する課金処理が完了していることで、かかる音楽データに対応する楽曲が購入されたものとして提示される。
これによりユーザインタフェース310は、リトライ内容照会ページ332により、ユーザに対して今回、データ取得をリトライして正式に購入する楽曲を確認させ、次のステップSP217に移る。
ステップSP217において、ユーザインタフェース310は、ユーザにより、そのリトライ内容照会ページ332が操作され、再びデータ取得のリトライが要求されることを待ち受け、当該ユーザによりデータ取得のリトライが要求されると、次のステップSP218に移って、かかるユーザの要求をミドルウェア311に通知する。
ステップSP219において、ミドルウェア311は、ユーザインタフェース310からの通知に応じて、前回の音楽データ取得処理で取得していた取得処理使用情報に含まれるURL情報にアクセスし、ページ情報取得要求信号を通信処理部214及びネットワークインタフェース215を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP220において、ポータルサーバ3のCPU270Aは、クライアント端末2から送信されたページ情報取得要求信号をネットワークインタフェース275Aを介して受信する。そしてCPU270Aは、このときクライアント端末2によってアクセスされたURL情報に対応するリトライ確認用のページ情報をネットワークインタフェース275Aを介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP221において、クライアント端末2のミドルウェア311は、ポータルサーバ3から送信されたページ情報をネットワークインタフェース215及び通信処理部214を順次介して受信し、これをユーザインタフェース310に引き渡す。
これによりユーザインタフェース310は、そのポータルサーバ3から受信されたページ情報を表示処理部207を介してディスプレイ206に送出することにより、当該ディスプレイ206に対し、図29(D)に示すようなリトライ確認ページ333を表示させて、次のステップSP222に移る。
ステップSP222において、ユーザインタフェース310は、ユーザにより、そのリトライ確認ページ333が操作され、データ取得のリトライが正式に要求されたか否かを判断する。
その結果、ユーザインタフェース310は、ユーザにより、データ取得のリトライが正式に要求されなければ、かかる再試行楽曲購入処理手順における音楽データ再取得処理を終了する。
これに対してユーザインタフェース310は、ユーザによりデータ取得のリトライが正式に要求されると、次のステップSP223に移り、ミドルウェア311に対して、ユーザによりデータ取得のリトライが正式に要求されたことを通知する。
これによりステップSP224において、ミドルウェア311は、ユーザによりデータ取得に対するリトライが正式に要求されたことを通知するためのリトライ通知信号を生成する。そしてミドルウェア311は、前回中断した音楽データ取得処理ですでに取得していた取得処理使用情報に含まれるリトライURL情報にアクセスし、かかるリトライ通知信号を通信処理部214及びネットワークインタフェース215を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP225において、ポータルサーバ3のCPU270Aは、クライアント端末2から送信されたリトライ通知信号をネットワークインタフェース275Aを介して受信する。そしてCPU270Aは、上述したステップSP110の場合とほぼ同様ではあるが、前回中断された音楽データ配信処理の際に発行していた購入識別情報を含む取得処理使用情報を生成し、これをネットワークインタフェース275Aを介してクライアント端末2に送信する。
因みにCPU270Aは、この際、取得使用ファイル300を取得するためのファイル取得URL情報や、各種ページ情報取得用のURL情報が変更されていると、これらを最新のものとした取得処理使用情報を生成してクライアント端末2に提供している。
そしてクライアント端末2や、ポータルサーバ3及びその他のサーバSV11、SV12、SV13は、この後、上述した正常楽曲購入処理におけるステップSP111乃至ステップSP141までの一連の処理を順次実行する。これによりクライアント端末2は、ポータルサーバ3経由で取得使用ファイル300を再取得するようにして、かかるポータルサーバ3や、他のサーバSV11、SV12、SV13と連携し、前回中断された音楽データ取得処理で取得するはずであった音楽データ及びライセンスデータ301を全て取得し直す。ただし課金サーバSV5のみは、前回中断された音楽データ取得処理において、すでにユーザに対する課金処理を完了させていることにより、かかるデータ取得のリトライでは、何ら処理しない。
そしてクライアント端末2のミドルウェア311は、ステップSP141において肯定結果を得る(すなわち、購入要求された全ての楽曲に対応する音楽データ及びライセンスデータ301の取得が終了して全てのログを消去する)と、次のステップSP226に移る。
ステップSP226において、ミドルウェア311は、取得処理使用情報に含まれるURL情報にアクセスし、ページ情報取得要求信号を通信処理部214及びネットワークインタフェース215を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP227において、ポータルサーバ3のCPU270Aは、クライアント端末2から送信されたページ情報取得要求信号をネットワークインタフェース275Aを介して受信する。そしてCPU270Aは、クライアント端末2によりアクセスされたURL情報に対応するリトライ完了通知用のページ情報をネットワークインタフェース275Aを介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP228において、クライアント端末2のミドルウェア311は、ポータルサーバ3から送信されたページ情報をネットワークインタフェース215及び通信処理部214を順次介して受信して、ユーザインタフェース310に引き渡す。
これによりユーザインタフェース310は、ミドルウェア311から与えられたページ情報を表示処理部207を介してディスプレイ206に送出することにより、当該ディスプレイ206に対し、図29(H)に示すようなリトライ完了通知ページ334を表示させる。
かくしてユーザインタフェース310は、リトライ完了通知ページ334によりユーザに対し、前回中断された音楽データ取得処理で取得するはずであった音楽データ及びライセンスデータ301を全て取得して、データ取得に対するリトライが完了したことを通知し、データ取得のリトライ要求に応じた音楽データ再取得処理を終了する。
(3)動作及び効果
以上の構成において、音楽関連サービス提供システム1のクライアント端末2は、ユーザによる楽曲の購入要求に応じて音楽データ取得処理を開始すると、課金状況通知要求情報を第1のログとしてハードディスクに一時記憶した後、ポータルサーバ3経由で取得使用ファイル提供サーバSV11から、その購入要求された楽曲の音楽データ及び当該音楽データを利用可能にするライセンスデータ301の取得に使用する取得使用ファイル300を取得する。
クライアント端末2は、ポータルサーバ3から取得使用ファイル300を取得すると、購入要求された楽曲の音楽データを記憶管理するための「track」ファイルに対するトラックファイル名を生成すると共に、当該音楽データを利用可能にするライセンスデータ301を記憶管理するためライセンスファイルに対するライセンスファイル名を生成し、当該生成したトラックファイル名及びライセンスファイル名を第2のログとしてハードディスクに一時記憶する。
そしてクライアント端末2は、取得使用ファイル300の記述内容に従って、音楽データ提供サーバSV12から音楽データをダウンロードして、かかるトラックファイル名の「track」ファイルとしてハードディスクに一時記憶した後、当該取得使用ファイル300の記述内容に従って、ライセンス提供サーバSV13から当該音楽データを利用可能にするライセンスデータ301をダウンロードして、かかるライセンスファイル名のライセンスファイルとしてハードディスクに一時記憶する。
このようにしてクライアント端末2は、音楽データ及びライセンスデータ301をダウンロードすると、ハードディスク内の取得情報データベースに対し、当該ダウンロードした音楽データ及びライセンスデータ301に対応するトラックファイル名及びライセンスファイル名を登録してこれら音楽データをライセンスデータ301の内容に従って利用可能な状態にし、購入要求された全ての楽曲の音楽データ及びこれに対応するライセンスデータ301をダウンロードして取得情報データベースへの登録が完了すると、その時点までに一時記憶していたログを全て消去して音楽データ取得処理を終了する。
ところでクライアント端末2は、かかる音楽データ取得処理が中断された後に復帰したときには、ハードディスクに対し第1及び第2のログが一時記憶されたまま残っているか否かを確認し、当該第1及び第2のログが一時記憶されたままであれば、かかる第2のログに従って、前回中断された音楽データ取得処理ですでにハードディスクに対し記憶していた音楽データ及びライセンスデータ301を全て消去した後、当該中断された音楽データ取得処理で取得するはずであった音楽データ及びライセンスデータ301に対するデータ取得をリトライする。
以上の構成によれば、クライアント端末2において、楽曲の購入要求に応じて音楽データ取得処理を開始すると、課金状況通知要求情報を第1のログとして一時記憶し、購入要求された楽曲の音楽データの記憶に使用するトラックファイル名を生成すると共に、当該音楽データを利用可能にするライセンスデータ301の記憶に使用するライセンスファイル名を生成してこれらを第2のログとして一時記憶した後、音楽データ提供サーバSV12から音楽データをダウンロードして、かかるトラックファイル名の「track」ファイルとしてハードディスクに一時記憶した後、ライセンス提供サーバSV13から当該音楽データを利用可能にするライセンスデータ301をダウンロードして、かかるライセンスファイル名のライセンスファイルとしてハードディスクに一時記憶し、かかるトラックファイル名及びライセンスファイル名を取得情報データベースに登録するようにして取得対象の全ての音楽データ及びライセンスデータ301をダウンロードして取得情報データベースへのトラックファイル名及びライセンスファイル名の登録が完了すると、全ての第1及び第2のログを消去しておく。そしてクライアント端末2において、音楽データ取得処理が中断された後に復帰したときには、第1及び第2のログが未消去のまま残っているか否かを確認し、第1及び第2のログが残っているときには、その第2のログに従って、中断された音楽データ取得処理ですでにハードディスクに対して記憶していた音楽データ及びライセンスデータ301を全て消去した後、当該中断された音楽データ取得処理で取得するはずの音楽データ及びライセンスデータ301に対するデータ取得をリトライするようにした。
これによりクライアント端末2は、遮断されたネットワークNTへの通信状態が復帰したとき、まず第1のログが未消去であれば、そのネットワークNTへの通信状態が遮断されたときに、音楽データ取得処理が中断されていたことを検出することができる。
そしてクライアント端末2は、かかる音楽データ取得処理の際に、ダウンロードすべき音楽データ及びライセンスデータ301に対応するトラックファイル名及びライセンスファイル名を第2のログとして一時記憶してから、その音楽データ及びライセンスデータ301をダウンロードしている。このためクライアント端末2は、ネットワークNTへの通信状態が復帰したとき、第1のログに引き続き第2のログの未消去も検出すれば、当該未消去の第2のログに従って、すでにダウンロードして記憶の完了した音楽データ及びライセンスデータ301と、少なくとも一部分のみダウンロードして一時記憶していた音楽データ及びライセンスデータ301との何れをも的確に検出することができる。
従って、クライアント端末2は、データ取得のリトライの際、第2のログに従って、すでにダウンロードしてハードディスクに記憶していた音楽データ及びライセンスデータ301をそのダウンロード状況にかかわらずに全て消去することができる。その結果、クライアント端末2は、データ取得のリトライの際に、すでにダウンロードしてハードディスクに記憶していた音楽データ及びライセンスデータ301を重複して記憶してしまい、ハートディスクの空領域が無駄に減少することを確実に回避することができる。かくしてクライアント端末2は、データ取得をリトライした際、途中でハードディスクの空領域が不足して音楽データ及びライセンスデータ301を記憶し難くなることを防止して、当該音楽データ及びライセンスデータ301を確実に取得することができる。
またクライアント端末2は、楽曲がアルバム単位で購入要求されたときには、音楽データ取得処理中に、ダウンロードする音楽データ及びライセンスデータ301を特定可能なアルバム識別情報を生成して第3のログとして一時記憶し、当該音楽データ及び取得許可データ301をダウンロードする毎に取得情報データベースに対し、かかるアルバム識別情報に当該アルバム識別情報の下位階層としてトラックファイル名及びライセンスファイル名を対応付けて登録するようにし、取得対象の全ての音楽データ及びライセンスデータ301をダウンロードして取得情報データベースに対するアルバム識別情報に対応付けたトラックファイル名及びライセンスファイル名の登録が完了すると、全てのログを消去する。従ってクライアント端末2は、データ取得をリトライする際、第3のログとしてのアルバム識別情報が未消去のまま残っているときには、取得情報データベースからそのアルバム識別情報を消去することで、当該アルバム識別情報と共にこれによって特定可能な音楽データ及びライセンスデータ301を一括して容易に消去することができ、かくしてハードディスクの空領域を、音楽データ及びライセンスデータ301の取得開始時点の状態に迅速に戻すことができ、当該音楽データ及びライセンスデータ301を効率良く再取得することができる。
さらにクライアント端末2は、取得情報データベースからアルバム識別情報を消去した後、ハードディスクに未消去のまま残っている第2のログとしてのトラックファイル名及びライセンスファイル名に従って、ハードディスクに一部分のみ記憶されている音楽データやライセンスデータ301を特定して消去するようにしたことにより、ハードディスクの空領域を、音楽データ及びライセンスデータ301の取得開始時点の状態に完全に戻し、音楽データ及びライセンスデータ301の再取得中にハードディスクの空領域が不足することを確実に回避することができる。
これに加えてクライアント端末2は、データ取得をリトライする際に、ポータルサーバ3が、中断された音楽データ取得処理でのユーザに対する課金状況をクライアント端末2に通知するようにしたことにより、中断された音楽データ処理処理においてすでにユーザに対する課金処理が完了しているにもかかわらず、データ取得をリトライせずに、楽曲を購入要求したユーザが損失をこうむることを回避することができる。
さらにクライアント端末2は、音楽データ取得処理が中断された後に復帰したとき、第1乃至第3のログが未消去のまま残っていれば、かかる第2及び第3のログに従って、当該中断された音楽データ取得処理ですでに取得していた音楽データ及びライセンスデータ301を全て消去するようにしたことにより、課金処理のタイミングによっては、ユーザに対する課金処理が完了していない状態でライセンスデータ301を取得したまま音楽データ取得処理が中断されるような場合でも、音楽データの著作権者に損失を与えるようなことも確実に防止することができる。
さらにクライアント端末2は、データ取得をリトライする際に、ポータルサーバ3から取得使用ファイル300を取得し直して、これを音楽データ及びライセンスデータ301の再取得に使用するようにしたことにより、例えば取得使用ファイル300に対して有効期限が設定されているようなときでも、ユーザに対してかかる有効期限を何ら気にさせずに、任意の時点でデータ取得をリトライさせることができ、かくしてクライアント端末2の使い勝手を向上させることができる。
(4)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、音楽データ取得処理で、トラックファイル名を生成した後、ライセンスファイル名を生成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々のタイミングでライセンスファイル名を生成した後、トラックファイル名を生成するようにしても良い。
また上述の実施の形態においては、楽曲をアルバム単位及びシングル曲単位の何れか一方を任意に選択させて購入要求させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、アルバム単位の楽曲とシングル曲単位の楽曲とを混在させて購入要求させるようにしても良い。そしてアルバム単位及びシングル曲単位を混在させて楽曲を購入要求させるときには、音楽データ取得処理において、例えば音楽データをダウンロードする毎に、アルバム単位及びシングル曲単位の何れの音楽データであるかを確認して、取得情報データベースへのトラックファイル名及びライセンスファイル名の登録に反映させれば良い。
さらに上述の実施の形態においては、クライアント端末2がシングル曲単位の音楽データ及びライセンスデータ301をダウンロードしたとき、予め用意していたシングル識別情報にトラックファイル名及びライセンスファイル名を対応付けて登録するようにした場合について述べたが、本説明はこれに限らず、クライアント端末2がシングル曲単位の音楽データ及びライセンスデータ301をダウンロードするとき、ログとして消去可能なシングル識別情報を生成するようにしても良い。
このようにすれば、上述したアルバム識別情報を用いる場合と同様に、データ取得をリトライするときに取得情報データベースから、かかるシングル識別情報を消去するようにして、シングル曲単位の楽曲に対応する音楽データ及びライセンスデータ301も一括して容易に消去することができる。
なお音楽データ提供サーバSV12からダウンロードする音楽データ、及びライセンス提供サーバSV13からダウンロードするライセンスデータ301を特定可能な識別情報としては、アルバム識別情報やシングル識別情報に限らず、楽曲が購入要求される毎の購入要求単位や、曲数単位等のように任意の単位のデータに対して、同様の機能を有する識別情報を生成するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、クライアント端末2が、中断された音楽データ取得処理におけるデータ取得をリトライした際に、当該中断された音楽データ取得処理ですでにユーザに対する課金処理が完了していても、かかるデータ取得のリトライを実行するか否かをユーザに判断させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、クライアント端末2が、中断された音楽データ取得処理を復帰させた際に、すでにユーザに対する課金処理が完了しているときには、データ取得に対するリトライを自動的に実行するようにしても良い。
これによりクライアント端末2では、課金処理が完了しているものの、ユーザが音楽データ及びライセンスデータ301を取得してはいないことで不利益が生じることを回避することができる。
さらに上述の実施の形態においては、音楽データ取得処理の経過状況を示す第1乃至第3のログを一時記憶するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、少なくとも第2のログ(すなわち、トラックファイル名及びライセンスファイル名)を一時記憶すれば良く、このようにしても、音楽データ再取得処理でデータ取得をリトライする際に、かかる第2のログに従って、ハードディスクに対しすでに記憶していた音楽データ及びライセンスデータ301を消去することができる。
さらに上述の実施の形態においては、本発明によるコンテンツ取得装置を図1乃至図29について上述したクライアント端末2に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、パーソナルコンピュータや携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistance )等の情報処理装置、CDプレーヤやDVD(Digital Versatile Disc)プレーヤ等のように、この他種々のコンテンツ取得装置に広く適用することができる。
すなわち上述の実施の形態においては、ハードウェア回路ブロック、機能回路ブロック及びプログラムモジュールをクライアント端末2に実装したが、これらを携帯電話機やパーソナルコンピュータ等、クライアント端末2以外の種々の端末に実装することで、これらハードウェア回路ブロック、機能回路ブロック及びプログラムモジュールを実装した端末であれば、上述したクライアント端末2と同様の処理を実現することができる。
さらに上述の実施の形態においては、本発明によるコンテンツ取得プログラムを、クライアント端末2のROM102に予め格納しているHTTPメッセージプログラム240、コミュニケータプログラム241、著作権保護管理モジュール243、楽曲購入再生モジュール245、XMLブラウザ246、ハードディスクコンテンツコントローラ247、認証ライブラリ248A、データベースアクセスモジュール249、コンテンツデータアクセスモジュール250からなるプログラムモジュール群に適用し、当該クライアント端末2のCPU203がそのコンテンツ取得プログラムに従って図19乃至図22並びに図25乃至図27について上述した楽曲購入処理手順の音楽データ取得処理を実行するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成のコンテンツ取得プログラムを適用し、当該コンテンツ取得プログラムが格納されたプログラム格納媒体をクライアント端末2にインストールすることにより音楽データ取得処理を実行するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、外部装置から取得されるコンテンツデータとして、音楽データを適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、映像データ及びテキストデータ等の各種データや、ゲームプログラム及びコンピュータプログラム等の各種プログラム等を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、外部装置から送信された、コンテンツデータの取得要求用に操作される操作用ページ情報を受信する操作用ページ情報受信手段として、図1乃至図29について上述した購入確認操作用のページ情報を受信するクライアント端末2の通信処理部214及びネットワークインタフェース215や、通信制御部32を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、外部装置との通信方式に応じて、この他種々の操作用ページ情報受信手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、操作用ページ情報受信手段によって受信された操作用ページ情報に対する取得要求の操作を検出し、当該取得要求の操作の検出に応じて、コンテンツ取得処理でデータ取得を再試行する際にアクセスするネットワーク上のアドレス情報をコンテンツ取得処理の経過状況を示す第1の処理経過情報として記憶媒体に一時記憶する第1の処理経過情報一時記憶手段として、図1乃至図29について上述したクライアント端末2のCPU203や、制御部23を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ハードディスクや半導体メモリ等の記憶媒体に対し、第1の処理経過情報を一時記憶するハードウェア回路構成の一時記憶回路等のように、この他種々の第1の処理経過情報一時記憶手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、外部装置から、操作用ページ情報に対する操作で取得要求されたコンテンツデータと、当該コンテンツデータを利用可能にする利用許可データとの取得に使用する取得使用ファイルを取得するファイル取得手段として、図1乃至図29について上述したクライアント端末2のCPU203、通信処理部214、ネットワークインタフェース215及びハードディスクドライブ211や、制御部23、通信制御部32及び記憶媒体29を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、取得使用ファイルを取得するハードウェア回路構成のファイル取得回路等のように、この他種々のファイル取得手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、取得要求されたコンテンツデータに対応するコンテンツ識別情報と、当該コンテンツデータを利用可能にする利用許可データに対応する利用許可データ識別情報とをコンテンツ取得処理の経過状況を示す第2の処理経過情報として記憶媒体に一時記憶する第2の処理経過情報一時記憶手段として、図1乃至図29について上述したクライアント端末2のCPU203や、制御部23を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ハードディスクや半導体メモリ等の記憶媒体に対し、第2の処理経過情報を一時記憶するハードウェア回路構成の一時記憶回路等のように、この他種々の第2の処理経過情報一時記憶手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、取得要求されたコンテンツデータに対応するコンテンツ識別情報として、図1乃至図29について上述したトラックファイル名を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、コンテンツデータを識別可能であれば、コンテンツID情報や、コンテンツ名等のように、この他種々のコンテンツ識別情報を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、コンテンツデータを利用可能にする利用許可データに対応する利用許可データ識別情報として、図1乃至図29について上述したライセンスファイル名を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、利用許可データを識別可能であれば、利用許可データ固有のID情報や、名称等のように、この他種々の利用許可データ識別情報を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、取得要求されたコンテンツデータに対応するコンテンツ識別情報としてトラックファイル名を適用し、当該コンテンツデータを利用可能にする利用許可データに対応する利用許可データ識別情報としてライセンスファイル名を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、コンテンツデータに対応するコンテンツ識別情報として、当該コンテンツデータ固有のコンテンツID情報等の種々のコンテンツ識別情報を適用し、利用許可データに対応する利用許可データ識別情報として、当該利用許可データ固有の利用許可データID情報等の種々の利用許可データ識別情報を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、ファイル取得手段によって取得された取得使用ファイルの記述内容に従って、外部装置から、取得要求されたコンテンツデータをダウンロードして記憶媒体に一時記憶すると共に、当該コンテンツデータを利用可能にする利用許可データをダウンロードして記憶媒体に一時記憶するデータダウンロード手段として、図1乃至図29について上述したクライアント端末2のCPU203、通信処理部214、ネットワークインタフェース215及びハードディスクドライブ211や、制御部23、通信制御部32及び記憶媒体29を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、コンテンツデータ及び利用許可データをダウンロードして、ハードディスク及び光磁気ディスク等のディスク状記憶媒体や半導体メモリのような記憶媒体に一時記憶するハードウェア回路構成のダウンロード回路等のように、この他種々の一時記憶ダウンロード手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、記憶媒体内に構築されたデータベースに対し、ダウンロードされたコンテンツデータ及び当該コンテンツデータを利用可能にする利用許可データを登録することによりコンテンツデータを利用許可データに従って利用可能な状態にするコンテンツデータ状態変更手段として、図1乃至図29について上述したクライアント端末2のCPU203や、制御部23を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ハードディスク及び光磁気ディスク等のディスク状記憶媒体や半導体メモリのような記憶媒体内に構築されたデータベースに対して、コンテンツデータ及び利用許可データを登録するハードウェア回路構成のデータ状態変更回路等のように、この他種々のコンテンツデータ状態変更手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、データベースに対して、取得要求された全てのコンテンツデータ及び当該コンテンツデータを利用可能にする全ての利用許可データの登録が完了すると、記憶媒体から第1及び第2の処理経過情報を消去する処理経過情報消去手段として、図1乃至図29について上述したクライアント端末2のCPU203や、制御部23を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ハードディスクや半導体メモリ等の記憶媒体から第1及び第2の処理経過情報を消去するハードウェア回路構成の処理経過情報消去回路等のように、この他種々の処理経過情報消去手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、取得処理が中断された後の復帰時に、記憶媒体に対して第1及び又は第2の処理経過情報が未消去であることが検出されると、当該第2の処理経過情報としてのコンテンツ識別情報及び利用許可データ識別情報に対応するコンテンツデータ及び利用許可データを記憶媒体から消去した後、アドレス情報にアクセスしてデータ取得を再試行するデータ取得再試行手段として、図1乃至図29について上述したクライアント端末2のCPU203や、制御部23を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、中断されたコンテンツ取得処理におけるデータ取得を再試行するハードウェア回路構成のデータ取得再試行回路等のように、この他種々のデータ取得再試行手段を広く適用することができる。
本発明は、パーソナルコンピュータや携帯電話機、ゲーム機器等のようにコンテンツデータを取得可能なコンテンツ取得装置に利用することができる。
本実施の形態における音楽関連サービス提供システムの全体構成を示す略線図である。 クライアント端末の機能回路ブロックによるハードウェア構成を示すブロック図である。 ディレクトリ構成を示す略線図である。 ポータルサーバの機能回路ブロックによるハードウェア構成を示すブロック図である。 音楽データ配信サーバの機能回路ブロックによるハードウェア構成を示すブロック図である。 物販サーバの機能回路ブロックによるハードウェア構成を示すブロック図である。 ラジオ放送情報配信サーバの機能回路ブロックによるハードウェア構成を示すブロック図である。 クライアント端末及びポータルサーバ間のユーザ認証処理手順を示すシーケンスチャートである。 クライアント端末及び音楽データ配信サーバ間のユーザ認証処理手順を示すシーケンスチャートである。 音楽データ配信サービス提供処理手順を示すシーケンスチャートである。 物販サービス提供処理手順を示すシーケンスチャートである。 ラジオ放送情報(オンエアリスト情報)配信サービス提供処理手順(1)を示すシーケンスチャートである。 ラジオ放送情報(ナウオンエア情報)配信サービス提供処理手順(2)を示すシーケンスチャートである。 クライアント端末のハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成を示すブロック図である。 クライアント端末のプログラムモジュールを示す略線図である。 各サーバのハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成を示すブロック図である。 取得使用ファイルの構成を示す略線図である。 ライセンスデータの構成を示す略線図である。 正常楽曲購入処理手順(1)を示すシーケンスチャートである。 正常楽曲購入処理手順(2)を示すシーケンスチャートである。 正常楽曲購入処理手順(3)を示すシーケンスチャートである。 正常楽曲購入処理手順(4)を示すシーケンスチャートである。 音楽データ取得処理の進捗状況を通知するページ及び画面の説明に供する略線図である。 音楽データ取得処理の経過状況を示すログの説明に供する略線図である。 再試行楽曲購入処理手順(1)を示すシーケンスチャートである。 再試行楽曲購入処理手順(2)を示すシーケンスチャートである。 再試行楽曲購入処理手順(3)を示すシーケンスチャートである。 データ消去処理ルーチンを示すフローチャートである。 音楽データ再取得処理の進捗状況を通知するページ及び画面の説明に供する略線図である。
符号の説明
1……音楽関連サービス提供システム、2……クライアント端末、3……ポータルサーバ、23……制御部、32……通信制御部、29……記憶媒体、203……CPU、205……RAM、211……ハードディスクドライブ、214……通信処理部、215……ネットワークインタフェース、240……HTTPメッセージプログラム、241……コミュニケータプログラム、243……著作権保護管理モジュール、245……楽曲購入再生モジュール、246……XMLブラウザ、247……ハードディスクコンテンツコントローラ、248A……認証ライブラリ、249……データベースアクセスモジュール、250……コンテンツデータアクセスモジュール、300……取得使用ファイル、301……ライセンスデータ、320……購入確認操作用ページ、330……リトライ通知用画面、331……リトライ準備完了通知ページ、333……リトライ確認ページ、SV1……音楽データ配信サーバ、SV11……取得使用ファイル提供サーバ、SV12……音楽データ提供サーバ、SV13……ライセンス提供サーバ、NT……ネットワーク。

Claims (6)

  1. 外部装置から送信された、コンテンツデータの取得要求用に操作される操作用ページ情報を受信する操作用ページ情報受信ステップと、
    上記操作用ページ情報受信ステップで受信された上記操作用ページ情報に対する上記取得要求の操作を検出し、当該取得要求の操作の検出に応じて、コンテンツ取得処理でデータ取得を再試行する際にアクセスするネットワーク上のアドレス情報を上記コンテンツ取得処理の経過状況を示す第1の処理経過情報として記憶媒体に一時記憶する第1の処理経過情報一時記憶ステップと、
    上記外部装置から、上記操作用ページ情報に対する上記操作で取得要求された上記コンテンツデータと、当該コンテンツデータを利用可能にする利用許可データとの取得に使用する取得使用ファイルを取得するファイル取得ステップと、
    上記取得要求された上記コンテンツデータに対応するコンテンツ識別情報と、当該コンテンツデータを利用可能にする上記利用許可データに対応する利用許可データ識別情報とを上記コンテンツ取得処理の経過状況を示す第2の処理経過情報として上記記憶媒体に一時記憶する第2の処理経過情報一時記憶ステップと、
    上記ファイル取得ステップで取得された上記取得使用ファイルの記述内容に従って、上記外部装置から、上記取得要求された上記コンテンツデータをダウンロードして上記記憶媒体に一時記憶すると共に、当該コンテンツデータを利用可能にする上記利用許可データをダウンロードして上記記憶媒体に一時記憶するデータダウンロードステップと、
    上記記憶媒体内に構築されたデータベースに対し、上記ダウンロードされた上記コンテンツデータ及び当該コンテンツデータを利用可能にする上記利用許可データを登録することにより上記コンテンツデータを上記利用許可データに従って利用可能な状態にするコンテンツデータ状態変更ステップと、
    上記データベースに対して、上記取得要求された全ての上記コンテンツデータ及び当該コンテンツデータを利用可能にする全ての上記利用許可データの登録が完了すると、上記記憶媒体から上記第1及び第2の処理経過情報を消去する処理経過情報消去ステップと、
    上記コンテンツ取得処理が中断された後の復帰時に、上記記憶媒体に対して上記第1及び又は第2の処理経過情報が未消去であることが検出されると、当該第2の処理経過情報としての上記コンテンツ識別情報及び上記利用許可データ識別情報に対応する上記コンテンツデータ及び上記利用許可データを上記記憶媒体から消去した後、上記アドレス情報にアクセスして上記データ取得を再試行するデータ取得再試行ステップと
    を具えることを特徴とするコンテンツ取得方法。
  2. 上記データ取得再試行ステップは、
    上記コンテンツ取得処理が中断された後の復帰時に、上記記憶媒体に対して上記第1及び又は第2の処理経過情報が未消去であるか否かを検出する検出ステップと、
    上記検出ステップで、上記記憶媒体に対して上記第1及び又は第2の処理経過情報が未消去であることが検出されると、当該第2の処理経過情報としての上記コンテンツ識別情報及び上記利用許可データ識別情報に対応する、上記記憶媒体に上記一時記憶された上記コンテンツデータ及び上記利用許可データと、上記データベースに登録された上記コンテンツデータ及び上記利用許可データとを消去するデータ消去ステップと、
    上記データ消去ステップによる上記コンテンツデータ及び上記利用許可データの消去が完了すると、上記データ取得の再試行を通知する再試行通知画面を出力する画面出力ステップと、
    上記再試行通知画面の出力に応じた入力に従い、上記アドレス情報にアクセスするアクセスステップと、
    上記アドレス情報へのアクセスの結果、上記ダウンロードした上記コンテンツデータ及び上記利用許可データに対する課金の完了に応じて上記外部装置から送信された、上記コンテンツ取得の再試行の準備が完了したことを通知する準備完了通知ページ情報を受信する準備完了通知ページ情報受信ステップと、
    上記準備完了通知ページ情報受信ステップで上記準備完了通知ページ情報が受信されると、上記記憶媒体から上記第1及び第2の処理経過情報を消去する再試行用処理経過情報消去ステップと、
    上記再試行用処理経過情報消去ステップによる上記第1及び第2の処理経過情報の消去が完了すると、上記準備完了通知ページ情報を出力する準備完了通知ページ情報出力ステップと、
    上記準備完了通知ページ情報の出力に応じた入力に従い、上記外部装置から上記取得使用ファイルを再取得するファイル再取得ステップと
    を具えることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ取得方法。
  3. 上記データダウンロードステップは、
    上記外部装置から上記コンテンツデータをダウンロードして上記記憶媒体に対し上記一時記憶した後に、当該コンテンツデータの属性情報を検出して、アルバム単位で上記取得要求されたか否かを判別する判別ステップと、
    上記判別ステップで上記コンテンツデータが上記アルバム単位で上記取得要求されたと判別されると、当該アルバム単位の上記コンテンツデータ及び上記利用許可データを特定可能なアルバム識別情報を上記コンテンツ取得処理の経過状況を示す第3の処理経過情報として上記記憶媒体に一時記憶する第3の処理経過情報一時記憶ステップと、
    上記アルバム識別情報で識別可能なアルバムディレクトリを作成した後、上記外部装置から上記コンテンツデータを利用可能にする上記利用許可データをダウンロードして上記記憶媒体に一時記憶するデータ一時記憶ステップと
    を具えることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ取得方法。
  4. 上記操作用ページ情報受信ステップは、
    ポータルサーバから上記操作用ページ情報を受信し、
    上記ファイル取得ステップは、
    上記ポータルサーバから上記取得使用ファイルを取得し、
    上記データダウンロードステップは、
    上記取得使用ファイルの記述内容に従って、コンテンツ配信サーバから、上記取得要求された上記コンテンツデータをダウンロードして上記記憶媒体に一時記憶すると共に、当該コンテンツデータを利用可能にする上記利用許可データをダウンロードして上記記憶媒体に一時記憶する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ取得方法。
  5. 外部装置から送信された、コンテンツデータの取得要求用に操作される操作用ページ情報を受信する操作用ページ情報受信手段と、
    上記操作用ページ情報受信手段によって受信された上記操作用ページ情報に対する上記取得要求の操作を検出し、当該取得要求の操作の検出に応じて、コンテンツ取得処理でデータ取得を再試行する際にアクセスするネットワーク上のアドレス情報を上記コンテンツ取得処理の経過状況を示す第1の処理経過情報として記憶媒体に一時記憶する第1の処理経過情報一時記憶手段と、
    上記外部装置から、上記操作用ページ情報に対する上記操作で取得要求された上記コンテンツデータと、当該コンテンツデータを利用可能にする利用許可データとの取得に使用する取得使用ファイルを取得するファイル取得手段と、
    上記取得要求された上記コンテンツデータに対応するコンテンツ識別情報と、当該コンテンツデータを利用可能にする上記利用許可データに対応する利用許可データ識別情報とを上記コンテンツ取得処理の経過状況を示す第2の処理経過情報として上記記憶媒体に一時記憶する第2の処理経過情報一時記憶手段と、
    上記ファイル取得手段によって取得された上記取得使用ファイルの記述内容に従って、上記外部装置から、上記取得要求された上記コンテンツデータをダウンロードして上記記憶媒体に一時記憶すると共に、当該コンテンツデータを利用可能にする上記利用許可データをダウンロードして上記記憶媒体に一時記憶するデータダウンロード手段と、
    上記記憶媒体内に構築されたデータベースに対し、上記ダウンロードされた上記コンテンツデータ及び当該コンテンツデータを利用可能にする上記利用許可データを登録することにより上記コンテンツデータを上記利用許可データに従って利用可能な状態にするコンテンツデータ状態変更手段と、
    上記データベースに対して、上記取得要求された全ての上記コンテンツデータ及び当該コンテンツデータを利用可能にする全ての上記利用許可データの登録が完了すると、上記記憶媒体から上記第1及び第2の処理経過情報を消去する処理経過情報消去手段と、
    上記コンテンツ取得処理が中断された後の復帰時に、上記記憶媒体に対して上記第1及び又は第2の処理経過情報が未消去であることが検出されると、当該第2の処理経過情報としての上記コンテンツ識別情報及び上記利用許可データ識別情報に対応する上記コンテンツデータ及び上記利用許可データを上記記憶媒体から消去した後、上記アドレス情報にアクセスして上記データ取得を再試行するデータ取得再試行手段と
    を具えることを特徴とするコンテンツ取得装置。
  6. 情報処理装置に対して、
    外部装置から送信された、コンテンツデータの取得要求用に操作される操作用ページ情報を受信する操作用ページ情報受信ステップと、
    上記操作用ページ情報受信ステップで受信された上記操作用ページ情報に対する上記取得要求の操作を検出し、当該取得要求の操作の検出に応じて、コンテンツ取得処理でデータ取得を再試行する際にアクセスするネットワーク上のアドレス情報を上記コンテンツ取得処理の経過状況を示す第1の処理経過情報として記憶媒体に一時記憶する第1の処理経過情報一時記憶ステップと、
    上記外部装置から、上記取得要求された上記コンテンツデータと、当該コンテンツデータを利用可能にする利用許可データとの取得に使用する取得使用ファイルを取得するファイル取得ステップと、
    上記操作用ページ情報に対する上記操作で取得要求された上記コンテンツデータに対応するコンテンツ識別情報と、当該コンテンツデータを利用可能にする上記利用許可データに対応する利用許可データ識別情報とを上記コンテンツ取得処理の経過状況を示す第2の処理経過情報として上記記憶媒体に一時記憶する第2の処理経過情報一時記憶ステップと、
    上記ファイル取得ステップで取得された上記取得使用ファイルの記述内容に従って、上記外部装置から、上記取得要求された上記コンテンツデータをダウンロードして上記記憶媒体に一時記憶すると共に、当該コンテンツデータを利用可能にする上記利用許可データをダウンロードして上記記憶媒体に一時記憶するデータダウンロードステップと、
    上記記憶媒体内に構築されたデータベースに対し、上記ダウンロードされた上記コンテンツデータ及び当該コンテンツデータを利用可能にする上記利用許可データを登録することにより上記コンテンツデータを上記利用許可データに従って利用可能な状態にするコンテンツデータ状態変更ステップと、
    上記データベースに対して、上記取得要求された全ての上記コンテンツデータ及び当該コンテンツデータを利用可能にする全ての上記利用許可データの登録が完了すると、上記記憶媒体から上記第1及び第2の処理経過情報を消去する処理経過情報消去ステップと、
    上記コンテンツ取得処理が中断された後の復帰時に、上記記憶媒体に対して上記第1及び又は第2の処理経過情報が未消去であることが検出されると、当該第2の処理経過情報としての上記コンテンツ識別情報及び上記利用許可データ識別情報に対応する上記コンテンツデータ及び上記利用許可データを上記記憶媒体から消去した後、上記アドレス情報にアクセスして上記データ取得を再試行するデータ取得再試行ステップと
    を実行させるためのコンテンツ取得プログラム。
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