JP2005331587A - 写真カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】 写真カメラを小型化及び低コスト化する。
【解決手段】 写真カメラの裏蓋13に、LCD14を取り付けるとともに、このLCD14の表示面と反対側の面にフイルム圧板51を取り付ける。裏蓋13にLCD14の表示画面を露呈させるための表示用開口部55を形成する。LCD14とフイルム圧板51との間に、ゴム等の弾性材料から形成され、表示用開口部55及びLCD14を囲うような枠形状の遮光部材58を設ける。枠形状に形成された遮光部材58の開口部58aが覆われるように、遮光部材58のカメラ本体11側の面をフイルム圧板51に密着させる。フイルム圧板51をカメラ本体11に向かう方向に付勢する付勢部材の役割を遮光部材58が兼ねることができる。写真カメラの部品数及び組立工数を減らせるので、写真カメラを小型化及び低コスト化することができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、写真フイルムの撮影光軸方向の位置を規制するフイルム圧板を有する裏蓋に、表示装置の表示画面を露呈させるための開口が形成されている写真カメラに関するものである。
簡単に写真フイルムを装填することができるカメラとして、135タイプのフイルムパトローネを使用するDIL(ドロップインローディング)方式の写真カメラがある。このDIL方式の写真カメラは、カメラの裏蓋(装填蓋ともいう)を開けたときに、パトローネ装填室に連なる装填用開口がカメラの底面に露呈される構造のものが通常である。そして、この露呈された装填用開口からフイルムパトローネを押し込み、裏蓋を閉じると自動的に初期送りが開始されて、写真フイルムがフイルムパトローネから引き出される。引き出された写真フイルムは、裏蓋に圧板バネを介して取り付けられたフイルム圧板と、カメラ本体のアパーチャの上下側に形成されたガイドレールとから形成されるスリット状のフイルム通路を通ってフイルム巻取り室に送り込まれる。この写真フイルムの第1駒目が所定の撮影位置まで搬送されたら、初期送りが終了して、カメラが撮影準備状態となる。
DIL方式の写真カメラには、日付、フイルム残り枚数、バッテリ残量などの各種情報を表示させる液晶表示パネル(以下、単にLCDという)を備えたものが多くなっている(特許文献1参照)。このLCDは、その表示画面が裏蓋に形成された表示用開口から露呈するように、裏蓋とフイルム圧板との間に設けられているのが通常であるが、この表示用開口から入射する外光や、LCDからの迷光が写真フイルムに照射されると、写真フイルムが感光してしまうおそれがある。そのため、裏蓋とフイルム圧板との間に、表示用開口及びLCDを覆うような形状に形成された遮光用の地板を設けて、写真フイルムに外光や迷光が照射されないようにしているのが通常である。
特開平11−305306号公報(第4頁)
近年、写真カメラの薄型化(小型化)及び低価格化が急激に進んでいる。そのため、カメラ製造メーカでは、カメラの各部品をできる限り低コストに製造するとともに、組立工数を減らすようにしているが、さらなるカメラの小型化及び低コスト化に対応するためには、カメラの部品数を減らす必要がある。特に、前記特許文献1に記載されているようなLCDを備えたカメラは、その分だけ部品数及び組立工数が多くなっているので、他の部品で兼ねられるものは可能な限り兼ねさせることによって、カメラの部品数及び組立工数を減らすことが要請されている。
本発明は上記課題を解決するためのものであり、他の部品で兼ねられるものは可能な限り兼ねさせることで、小型化及び低コスト化できるようにした写真カメラを提供することを目的とする。
本発明は、写真フイルムの撮影光軸方向の位置を規制するフイルム圧板を有する裏蓋と、前記フイルム圧板及び前記裏蓋の間に設けられ、各種情報を表示する表示装置とを備え、前記裏蓋に前記表示装置の表示画面を露呈させる表示用開口部が形成されている写真カメラにおいて、前記フイルム圧板を前記裏蓋から前記写真フイルムに向かう方向に付勢するとともに、前記表示用開口部から入射される外光及び前記表示装置からの迷光が前記写真フイルムに照射されないように遮る遮光部材を、前記フイルム圧板と前記裏蓋との間に設けたことを特徴とする。
また、前記遮光部材は、前記表示用開口部及び前記表示装置を囲うように枠形状に形成されているとともに、前記フイルム圧板は、前記枠形状に形成された前記遮光部材の開口部を覆っていることが好ましい。また、前記遮光部材は、弾性材料から形成されていることが好ましい。さらに、前記遮光部材は、前記撮影光軸方向に対して伸縮自在な蛇腹形状に形成されていることが好ましい。
本発明の写真カメラは、写真フイルムの撮影光軸方向の位置を規制するフイルム圧板を有する裏蓋と、前記フイルム圧板及び前記裏蓋の間に設けられ、各種情報を表示する表示装置とを備え、前記裏蓋に前記表示装置の表示画面を露呈させる表示用開口部が形成されているとともに、前記フイルム圧板を前記裏蓋から前記写真フイルムに向かう方向に付勢しつつ、前記表示用開口部から入射される外光及び前記表示装置からの迷光が前記写真フイルムに照射されないように遮る遮光部材を、前記フイルム圧板と前記裏蓋との間に設けるようにしたので、前記遮光部材で前記フイルム圧板を前記写真フイルムに向かう方向に付勢することができる。その結果、前記フイルム圧板を付勢する圧板バネ等の付勢部材の役割(機能)を前記遮光部材が兼ねられるので、写真カメラの部品数及び組立工数を減らすことが可能となる。これにより、写真カメラを小型化及び低コスト化することができる。
図1及び図2は、本発明を実施した液晶表示装置付きのDIL方式の写真カメラ10の正面斜視図及び背面斜視図を示したものである。写真カメラ10は、大別して、各種撮影機能部品が組み込まれたカメラ本体11(図3参照)と、カメラ本体11の前面を覆うように形成された本体カバー12と、カメラ本体11の背面を覆うように形成された裏蓋13と、前記裏蓋13のカメラ本体11側の面に取り付けられ、日付、フイルム残り枚数、バッテリ残量などの各種情報が表示される液晶表示パネル(以下、単にLCDという)14とから構成されている。
本体カバー12の前面には、撮影レンズ16が組み込まれたレンズ鏡筒17、ストロボ発光部18、赤目防止用の発光窓19、自動露出用の測光窓20、ファインダを構成する対物側ファインダ窓21、セルフタイマ表示窓22などが設けられている。レンズ鏡胴17は、未使用時に本体カバー12の内部に収納された収納位置と、撮影時に本体カバー12から突出した突出位置との間で移動可能になっている。
本体カバー12の上面にはレリーズボタン24が設けられている。また、本体カバー12の背面には、ファインダを構成する接眼ファインダ窓25の他、図示は省略するが、電源スイッチや各種設定を行う操作キー等が設けられ、本体カバー12の側面には、後述する裏蓋13の開閉を行うための裏蓋開閉スイッチ26が設けられている。
図3に示すように、カメラ本体11には、レンズ鏡筒17(図3中では図示を省略)の背面と対面する位置にアパーチャ28が形成されている。このアパーチャ28の図中右方向には、フイルムパトローネ30が装填されるパトローネ装填室31及び電池室(図示せず)形成され、図中左方向には、フイルムパトローネ30から引き出された写真フイルム(以下、単にフイルムという)33を巻き取る巻取り室34が形成されている。
また、アパーチャ28の図中上下方向には、アパーチャ28を挟み込むように、フイルム33の側端縁をガイドする一対の凸条36a,36bが形成されているとともに、これら凸条36a,36bとアパーチャ28との間にはフイルム10の露光面側に接するガイドレール37a,37bが設けられており、後述するフイルム圧板51との間でフイルム搬送経路を形成する。さらに、凸条36aとガイドレール37aとの間には、パトローネ装填室31に装填されたフイルムパトローネ30からフイルム33を引き出して、巻取り室34に送り込むスプロケット39と、フイルム33に形成されたパーフォレーション33aの数をカウントするパーフォレーションカウンタ(以下、単にカウンタと略称する)40が設けられている。
フイルムパトローネ30は、35ミリフイルムであるフイルム33がロール状に巻き付けられたスプール30a、及びスプール30aを回動自在に内蔵したパトローネ本体30b等から構成される。また、パトローネ本体30bからは、所定の長さ分だけフイルムリーダ33bが延出している。
パトローネ装填室31の底面側には、この装填室に連なる装填用開口31aが形成されている。そして、フイルムパトローネ30は、この装填用開口31aからそのスプール30a軸方向に装填される。また、このパトローネ装填室31には、フイルムパトローネ30の装填時にフイルムリーダ33bを通し、且つ装填されたフイルムパトローネ30からフイルム33を送り出すためのスリット42が形成されている。
巻取り室34内には、フイルム30を巻き取るためのスプール45が設けられている。このスプール45には、フイルム30を巻き取るために、パーフォレーション30aに噛合する噛合爪35aが形成されている。
スプロケット39には、フイルム30のパーフォレーション30aと噛合するスプロケット歯が複数個設けられ、各スプロケット歯は、パーフォレーション30aにずれることなく噛合するように位相が調整されている。また、カウンタ40としては、反射型のフォトセンサが用いられる。このカウンタ40の前を通過したパーフォレーション30aの数をカウントすることで、写真撮影時の駒送り量を正確に制御することができる。さらに、フイルム初期送り時には、そのカウント数が所定の数に達したら、フイルムリーダ30bが巻取り室34内のスプール45に巻き取られ、フイルム30の第1駒目が所定の撮影位置に搬送されたことがわかる。
裏蓋13は、フイルムパトローネ30を装填、或いは取り出しをする際に開閉される装填蓋であり、カメラ本体11にヒンジ部47を介して取り付けられている。ヒンジ部47は、カメラ本体11に形成されたヒンジ軸48と、裏蓋13に形成されたヒンジ受け部49とから構成される。裏蓋13は、ヒンジ部47を中心として、カメラ本体11の背面を覆うとともに、この裏蓋13に形成された底蓋13aが装填用開口31aを覆った閉じ位置と、フイルムパトローネ30装填時に装填用開口31aを露呈させた開き位置との間で自在に回動させられる。裏蓋13は、フイルムパトローネ30装填時以外は、閉じ位置でカメラ本体11に固定され、上述の裏蓋開閉スイッチ26を撮影者が操作したときのみ、開き位置に回動させることができる。そして、装填用開口31aからフイルムパトローネ30を装填して、この裏蓋13を閉じ位置に回動させた後に、裏蓋13をカメラ本体11に固定するように裏蓋開閉スイッチ26を操作すると、図示しないセンサがこれを検知して、フイルム30の初期送りが開始される。
図4、図5及び図6に示すように、裏蓋13のカメラ本体11側の面には、上述のLCD14の他に、フイルム圧板51取付け用の爪部材52a,52bが設けられており、これら爪部材52a,52bにより、フイルム圧板51がLCD14の表示面と反対の面側に取り付けられている。また、裏蓋13の裏面側には、図示は省略するが、フイルム33を巻取り室34内のスプール45に押し付けて、確実に巻き取らせるための押しバネ(図示せず)等が設けられている。ここで、図4は、裏蓋13をカメラ本体11側から見た斜視図であり、図5は裏蓋13の分解斜視図であり、図6は裏蓋13の断面図である。
LCD14は、裏蓋13とフイルム圧板51との間に設けられ、液晶パネル及び光源からなるLCD本体14aと、このLCD本体14aの表示画面を保護するカバーガラス14bとから構成されている。裏蓋13には、カバーガラス14bを介してLCD本体14aの表示画面を露呈させるための表示用開口部55(図5参照)が形成され、この表示用開口部55にLCD14のカバーガラス14bが嵌合している。
フイルム圧板51は、裏蓋13が閉じ位置にあるときに、カメラ本体11に向かう方向に付勢される。そして、フイルム圧板51は、上述の凸条36a,36b及びガイドレール37a,37b(図3参照)との間でスリット状のフイルム搬送経路を形成しつつ、フイルムパトローネ30から引き出されたフイルム33を凸条36a,36bに押さえ付けて、フイルム33の撮影光軸方向の位置を規制する。このフイルム圧板51には、上述の爪部材53に取り付けるための凹部56a,56bが形成されている。
本実施例では、フイルム圧板51を付勢する圧板バネなどの付勢部材と、裏蓋13に形成された表示用開口部55から入射した外光や、LCD14からの迷光がフイルム33に照射されないように遮る地板などの遮光部材を別々に設けるのではなく、使用する遮光部材の材質を変えることで、フイルム圧板51をカメラ本体11に向かう方向に付勢しつつ、外光及び迷光を遮ることができるようにする。つまり、付勢部材の役割(機能)を遮光部材が兼ねるようにする。
具体的には、ゴム等の弾性材料から形成され、表示用開口部55及びLCD14を囲うような枠形状の遮光部材58を、フイルム圧板51と裏蓋13との間に設ける。そして、枠形状に形成された遮光部材58の開口部58a(図5参照)が覆われるように、遮光部材58のカメラ本体11側の面をフイルム圧板51に接着剤等で密着させる。さらに、フイルム圧板51を上述の爪部材52a,52bに取り付けたときに、この遮光部材58の裏蓋13側の面が裏蓋13に密着するように、遮光部材58の撮影光軸方向の厚みを調整しておくことで、表示用開口部55から入射した外光や、LCD14からの迷光が、フイルム33に照射されないように遮ることができる(図4及び図6参照)。
また、遮光部材58はゴム等から形成されているため、裏蓋13が閉じ位置にあるときに、フイルム圧板51は、遮光部材58の弾性力でカメラ本体11に向かう方向に付勢される。この際に、フイルムパトローネ30から引き出されたフイルム33を、フイルム圧板51が最適な力で凸条36a,36bに押さえ付けられるように、使用されるフイルム33の厚みに合わせて、上述の爪部材52a,52bの撮影光軸方向の高さや、遮光部材58の撮影光軸方向の厚みなどを調整しておく。これにより、フイルム圧板51を付勢する圧板バネなどの付勢部材の役割を遮光部材58が兼ねることができる。
次に、上記構成による作用について説明する。撮影者は、パトローネ装填室31にフイルムパトローネ30を装填するときは、最初に、裏蓋開閉スイッチ26(図2及び図3参照)を操作して、裏蓋13の固定を解除する。次いで、ヒンジ部47を中心として裏蓋13を閉じ位置から開き位置に回動させて、装填用開口31aを露呈させる。撮影者は、この装填用開口31aからフイルムパトローネ30を装填したら、裏蓋13を開き位置から閉じ位置に回動させるとともに、裏蓋開閉スイッチ26を操作して、裏蓋13をカメラ本体11に固定する。これと同時に図示しないセンサが裏蓋開閉スイッチ26の操作を検知して、スプロケット39の回転が開始され、フイルム30の初期送りが開始される。
裏蓋13が閉じ位置にあるときに、フイルム圧板51は、遮光部材58の弾性力によりカメラ本体11に向かう方向に付勢される。その結果、フイルム圧板51は、上述の凸条36a,36b及びガイドレール37a,37bとの間でスリット状のフイルム搬送経路を形成するとともに、フイルムパトローネ30から引き出されたフイルム33を凸条36a,36bに押さえ付けて、フイルム33の撮影光軸方向の位置を規制する。そして、フイルム33のパーフォレーション33aの数をカウントするカウンタ40のカウント数が所定の数に達して、フイルム35の第1駒目が所定の撮影位置に搬送されたら、スプロケット39の回転を停止させて、初期送りが完了する。この際に、裏蓋13の表示用開口部55から入射した外光や、LCD14からの迷光は、フイルム圧板51及び遮光部材58によって、フイルム33に照射されないように遮られる。その結果、フイルム33が感光するのを防止できる。
本実施例の写真カメラ10は、ゴム等の弾性材料から形成され、表示用開口部55及びLCD14を囲うような枠形状の遮光部材58を、フイルム圧板51と裏蓋13との間に設けるとともに、この遮光部材58の開口部分をフイルム圧板51で覆うようにしたので、圧板バネなどの付勢部材と、地板などの遮光部材とを別々に設けることなく、1つの遮光部材58でフイルム圧板51をカメラ本体11に向かう方向に付勢しつつ、外光及び迷光を遮ることができる。その結果、付勢部材を取り付ける必要がなくなるので、写真カメラ10の部品数及び組立工数を減らすことができる。これにより、写真カメラ10を小型化及び低コスト化することができる。
なお、本実施例では、遮光部材58をゴム等の弾性材料から形成することで、外光及び迷光がフイルム33に照射されないように遮りつつ、フイルム圧板51をカメラ本体11に向かう方向に付勢できるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、フイルム圧板51を付勢可能であれば、遮光部材として任意の材質のものを用いることができる。以下、本発明の第2の実施例の遮光部材60について、図7を用いて説明する。なお、遮光部材60以外の各部材は、第1の実施例の写真カメラ10と同一のものが用いられているため、同一符号を付して説明は省略する。
図7に示すように、遮光部材60は、紙またはマイラー等を撮影光軸方向に伸縮自在な蛇腹形状に形成したものであり、遮光部材58と同様に表示用開口部55及びLCD14を枠形状に囲っている。この遮光部材60に使用する紙またはマイラーは、遮光性を有するものや、外光や迷光を遮れる厚みのものを用いる。また、紙やマイラーに遮光シートや遮光フイルム等を貼り付けたものを用いてもよい。そして、遮光部材58(図6参照)と同様に、この遮光部材60のカメラ本体11側の面をフイルム圧板51に接着剤等で接着させるとともに、この遮光部材60の裏蓋13側の面が裏蓋13に密着するように、遮光部材60の撮影光軸方向の厚さ(長さ)を調整しておく。
遮光部材58(図6参照)のように弾性材料から形成されていなくとも、紙やマイラー等を蛇腹形状に形成することで、その弾性力を利用してフイルム圧板51をカメラ本体11に向かう方向に付勢することができる。この場合も1つの遮光部材60でフイルム圧板51をカメラ本体11に向かう方向に付勢しつつ、外光及び迷光を遮ることができるので、写真カメラの部品数及び組立工数を減らすことができる。
また、本実施例では、裏蓋13にフイルム圧板51取付け用の爪部材52a,52bが設けられ、これら爪部材52a,52bにフイルム圧板51を取り付けるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、爪部材52a,52bを設けずに、フイルム圧板51、遮光部材58,60、裏蓋13をそれぞれ接着剤等で接着させてもよい。
なお、本実施例では、遮光部材58,60は、それぞれ表示用開口部55及びLCD14を囲うように矩形の枠形状に形成されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、外光及び迷光がフイルム33に照射されるのを遮りつつ、フイルム圧板51を付勢できるような形状であれば、任意の枠形状に形成されていてもよい。
また、本実施例では、遮光部材58を表示用開口部55及びLCD14を枠形状に囲っているが、フイルム圧板51と裏蓋13との間に弾性材料より形成された略板状の遮光部材を設けても良い。この場合は、表示用開口部55及びLCD14が遮光部材によって覆われるため、外光及び迷光がフイルム33に照射されるのを防止できる。また、この板状の遮光部材を弾性材料から形成することで、遮光部材58と同様にフイルム圧板51をカメラ本体11に向かう方向に付勢することができる。
また、本実施例では、日付、フイルム残り枚数、バッテリ残量などの各種情報を表示させる表示装置として、LCD14を用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、有機または無機エレクトロルミネッセンス(EL)素子を用いたEL表示パネル等の各種表示パネルを用いてもよい。
本発明を実施した写真カメラの正面斜視図である。 写真カメラの背面斜視図である。 写真カメラの背面斜視図であり、カメラの裏蓋を開き位置に回動させた状態を示した図である。 裏蓋をカメラ本体側から見た斜視図である。 裏蓋の分解斜視図である。 裏蓋の断面図である。 蛇腹形状に形成された本発明の第2の実施例の遮光部材が取り付けられた裏蓋の断面図である。
符号の説明
10 写真カメラ
11 カメラ本体
13 裏蓋
14 LCD
51 フイルム圧板
55 表示用開口部
58 遮光部材

Claims (4)

  1. 写真フイルムの撮影光軸方向の位置を規制するフイルム圧板を有する裏蓋と、前記フイルム圧板及び前記裏蓋の間に設けられ、各種情報を表示する表示装置とを備え、前記裏蓋に前記表示装置の表示画面を露呈させる表示用開口部が形成されている写真カメラにおいて、
    前記フイルム圧板を前記裏蓋から前記写真フイルムに向かう方向に付勢するとともに、前記表示用開口部から入射される外光及び前記表示装置からの迷光が前記写真フイルムに照射されないように遮る遮光部材を、前記フイルム圧板と前記裏蓋との間に設けたことを特徴とする写真カメラ。
  2. 前記遮光部材は、前記表示用開口部及び前記表示装置を囲うように枠形状に形成されているとともに、前記フイルム圧板は、前記枠形状に形成された前記遮光部材の開口部を覆っていることを特徴とする請求項1記載の写真カメラ。
  3. 前記遮光部材は、弾性材料から形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の写真カメラ。
  4. 前記遮光部材は、前記撮影光軸方向に対して伸縮自在な蛇腹形状に形成されていることを特徴とする請求項1ないし3記載の写真カメラ。
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