JP2005331196A - 自動製氷機の製氷皿駆動装置 - Google Patents

自動製氷機の製氷皿駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005331196A
JP2005331196A JP2004151564A JP2004151564A JP2005331196A JP 2005331196 A JP2005331196 A JP 2005331196A JP 2004151564 A JP2004151564 A JP 2004151564A JP 2004151564 A JP2004151564 A JP 2004151564A JP 2005331196 A JP2005331196 A JP 2005331196A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
ice
ice tray
gear
holding member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004151564A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Masaku
昌利 正久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2004151564A priority Critical patent/JP2005331196A/ja
Publication of JP2005331196A publication Critical patent/JP2005331196A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25CPRODUCING, WORKING OR HANDLING ICE
    • F25C2400/00Auxiliary features or devices for producing, working or handling ice
    • F25C2400/06Multiple ice moulds or trays therefor

Landscapes

  • Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)

Abstract

【課題】2つの皿を駆動する自動製氷機の製氷皿駆動装置において、プリント基板へのハンダ付けに依らずに確実にスイッチを固定するものである。
【解決手段】第1製氷皿11を回動させる第1出力歯車31と、第2製氷皿12を回動させる第2出力歯車32と、両出力歯車31、32に挟まれるように配置され両出力歯車31、32のいずれか一方と任意にかみ合って回動させる駆動歯車43とを備え、第1製氷皿11、第2製氷皿12の位置を検出する夫々のスイッチ54、55とスイッチ54、55を横断するように支持するガイド部57と、スイッチ54、55をガイド部57に沿わせながら片持梁58に着脱させる着脱ゲート59を設けたことにより片持梁58を撓ませながらスイッチ54、55を装着すればスナップフィットで保持部材56に装着されるので、プリント基板へのハンダ付けに依らずにスイッチを固定でき、プリント基板を廃止できる。
【選択図】図7

Description

本発明は家庭用電気冷蔵庫に搭載される自動製氷機の製氷皿駆動装置に関するものである。
家庭用電気冷蔵庫に搭載されている自動製氷機の製氷皿駆動装置において、2つの製氷皿を回動させて離氷させる構成のもの(例えば、特許文献1参照)が利用されている。
以下、図面を参照しながら上記従来の自動製氷機の製氷皿駆動装置について説明する。
図9は、従来の自動製氷機の製氷皿駆動装置の内部を示す平面図である。
図9において、モータ(図示せず)の回転は減速歯車(図示せず)を介して第1の歯車1に伝達される。第1の歯車1は略90゜の範囲に形成された歯車領域1aと残りの欠歯領域1bからなる。
第2の歯車2と第3の歯車3は、第1の歯車1の歯車領域1aとかみ合って回転することができるが、欠歯領域1bとはかみ合うことができない。
さらに、第2の歯車2が歯車領域1aとかみ合って回転しているときは、第3の歯車3は欠歯領域1bと向き合って停止しており、第2の歯車2が欠歯領域1bと向き合って停止しているときは、第3の歯車3は歯車領域1aとかみ合って回転している。
第2の歯車2、第3の歯車3の回転はそれぞれに接続された製氷皿へ伝達されるので、一方の製氷皿が回動しているとき他方の製氷皿は水平位置で停止しており、他方の製氷皿が回転しているとき一方の製氷皿は水平位置で停止することとなる。
第2の歯車2、第3の歯車3各々の回転位置をスイッチ5で検出することで製氷皿の位置を認識する。スイッチ5のON/OFF動作は第1の歯車1のカム面1cに連動して動作するレバー4によりスイッチ5をON/OFFさせている。
また、スイッチ5はプリント基板(図示せず)にハンダ付けによって固定しているのが一般的である。
特開平2−230076号公報
しかしながら近年、地球環境保護の観点からハンダに含まれる鉛等の環境負荷物質を極力少なくする取組みが活発化しており、スイッチを固定するプリント基板のハンダも対象であり、新たなスイッチの固定方法を確立する必要がある。また、低コスト化の観点からもハンダ付け箇所の削減とプリント基板の廃止が望まれている。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、プリント基板へのハンダ付けに依らずに確実にスイッチを固定することができる自動製氷機の製氷皿駆動装置を提供するものである。
本発明の自動製氷機の製氷皿駆動装置は2つの製氷皿を回転させて離氷動作を行わせる2つの出力歯車と前記2つの出力歯車を回転させる駆動歯車とを備え、給電用の少なくとも2本の電極リードを有し前記製氷皿の位置を検出するスイッチと、前記スイッチを位置決めする保持部材とで構成され、前記保持部材には前記スイッチを保持する片持梁が設けられ、前記スイッチを前記片持梁に着脱させる着脱ゲートを設けたものであり、片持梁を撓ませながらスイッチを装着すればスナップフィットで保持部材に装着されるので、プリント基板へハンダ付けする必要がなく、環境負荷物質である鉛の使用を抑制することができ、プリント基板を廃止できるので低コスト化が図れる。
また、本発明の自動製氷機の製氷皿駆動装置は、前記保持部材は前記スイッチを横断するように支持するガイド部を設けたことにより、スイッチ長手方向の移動を規制できるのでスイッチの位置ずれ防止ができ、スイッチの位置が安定する。
また、前記保持部材は、前記片持梁と前記ガイド部を少なくとも2本有し、少なくとも2つのスイッチを保持できるので、前記2つの出力歯車の位置検知用としてのスイッチの保持部材が1つで可能となり、位置ずれに対して更に安定性が増し、スイッチの位置が安定する。
また、前記保持部材の前記ガイド部と前記片持梁は前記駆動歯車の軸中心の仮想垂直線を境に左右対称形状としたものであり、同一スイッチを左右に組立て容易となり、部品の標準化が図れる。
また、前記保持部材は前記片持梁とガイド部を少なくとも2本有し、前記ガイド部の一方は円柱形状を設け、前記ガイド部の他方は小判状形状を設けたことにより、左右のスイッチのボタン位置規制し、スイッチの組込み誤りを防止するので確実な組立てが実現できる。
また、前記保持部材は前記電極リードに接続されたコードを集合させて保持するクランプを有するものであり、スイッチとコードを保持部材上に集積することが可能となり小型化が図れる。
本発明は氷を生成した2つの製氷皿にひねりを与えて離氷させる自動製氷機の製氷皿駆動装置において、給電用の少なくとも2本の電極リードを有し前記製氷皿の位置を検出するスイッチと、前記スイッチを位置決めする保持部材とで構成され、前記スイッチを保持する片持梁が設けられ、前記スイッチを前記片持梁に着脱させる着脱ゲートを設けたものである。これによって、片持梁を撓ませながらスイッチを装着すればスナップフィットで保持部材に装着されるので、プリント基板が不要となり、ハンダ付け箇所も低減できることにより環境負荷物質である鉛の使用を抑制することができるとともに低コストが実現できる。さらには、ハンダ剥れ、プリント基板のパターン切れというような問題を解消する。
本発明の請求項1に記載の発明は、2つの製氷皿を回転させて離氷動作を行わせる2つの出力歯車と前記2つの出力歯車を回転させる駆動歯車とを備え、給電用の少なくとも2本の電極リードを有し前記製氷皿の位置を検出するスイッチと、前記スイッチを位置決めする保持部材とで構成され、前記スイッチを保持する片持梁が設けられ、前記スイッチを前記片持梁に着脱させる着脱ゲートを設けたものであり、片持梁を撓ませながらスイッチを装着すればスナップフィットで保持部材に装着されるので、プリント基板へハンダ付けする必要がなく、環境負荷物質である鉛の使用を抑制することができ、プリント基板を廃止できるので低コスト化が図れる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の保持部材は、前記スイッチを横断するように支持するガイド部を設けたものであり、前記スイッチの長手方向の移動を規制し前記スイッチの位置ずれを防止するので、スイッチの位置が安定する。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明の保持部材は、前記片持梁とガイド部を少なくとも2本有し、少なくとも2つのスイッチを保持できるので、前記2つの出力歯車の位置検知用としてのスイッチの保持部材が1つで可能となり、位置ずれに対して更に安定性が増し、スイッチの位置が安定する。
請求項4に記載の発明は、請求項2または請求項3に記載の発明の保持部材の前記ガイド部と前記片持梁は前記駆動歯車の軸中心の仮想垂直線を境に左右対称形状としたものであり、同一スイッチを左右に組立て容易となり、部品の標準化が図れる。
請求項5に記載の発明は、請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の発明の保持部材は、前記片持梁とガイド部を少なくとも2本有し、前記ガイド部の一方は円柱形状を設け、前記ガイド部の他方は小判状形状を設けたことにより、左右のスイッチのボタン位置規制し、スイッチの組込み誤りを防止するので確実な組立てが実現できる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の発明の保持部材は前記電極リードに接続されたコードを集合させて保持するクランプを有するものであり、スイッチとコードを保持部材上に集積することが可能となり小型化が図れる。
以下、本発明による自動製氷機の製氷皿駆動装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下、本発明における自動製氷機の製氷皿駆動装置の実施例について図面を用いて説明する。
図1は本発明における自動製氷機の製氷皿駆動装置の実施の形態1に関わる周辺の正面図、図2は同実施の形態の外殻を示す斜視図、図3、図4、図5は同実施の形態の内部部品を示す要部斜視図、図6(a),(b)は同実施の形態の内部部品を示す要部拡大正面図、図7は同実施の形態の保持部材上の部品を示す斜視図、図8は同実施の形態のスイッチ組込み前の保持部材を示す斜視図である。
図1において、第1製氷皿11は、可塑性樹脂のポリプロピレンで成形されており、氷形状を決定する複数の氷室11aと、氷室11aを一括固定する氷室枠11bと、氷室枠11bの長手方向中心軸の端部に形成された軸11cが設けられている。
第2製氷皿12は、第1製氷皿11と同様にポリプロピレンで成形され、氷室12a、氷室枠12b、軸12cが設けられている。
製氷皿駆動装置13は、第1製氷皿11、第2製氷皿12の各々の軸11c、軸12cを保持し必要に応じて第1製氷皿11、第2製氷皿12を回動させて離氷させるものであり、装置内部には駆動源たるモータ、モータの回転を減速伝達する減速歯車群が配置されている。
貯氷箱14は、第1製氷皿11、第2製氷皿12の下方に配置され、離氷された氷を蓄え、内部は第1製氷皿11からの氷を蓄える区画141と、第2製氷皿12からの氷を蓄える区画142とで構成されている。
検氷レバー15は、貯氷箱内の氷の量を検知するものであり、151は貯氷箱14の区画141に蓄えられた氷の量を検知する第1検氷レバー、152は区画142に蓄えられた氷の量を検知する第2検氷レバーである。
タンク16は、水を蓄えており、その水は第1製氷皿11、第2製氷皿12へ供給される。
給水装置17は、第1製氷皿11へ水を導く第1パイプ171、第2製氷皿12へ水を導く第2パイプ172、タンク16から水を取り出すポンプ173、ポンプ173から出た水の流路を切り換える切換弁174で構成されている。
制御部18は、製氷皿駆動装置13、給水装置17を制御する。
自動製氷機19は、第1製氷皿11、第2製氷皿12、製氷皿駆動装置13、貯氷箱14、検氷レバー15、タンク16、給水装置17、制御部18によって構成されている。
次に製氷皿駆動装置13内部の構造を説明する。
図2において、20は駆動装置13の外殻を成す本体であり、可塑性樹脂であるABSで成形されておりケース21とカバー22から成る。ケース21とカバー22は、カバー22に設けられた梁22aがケース21に設けられた爪21aに掛かることで合体し、さらにタッピングネジ23によって締め付ける。
図3、図4、図5において、第1出力歯車31は、ケース20に回転可能に支持されて配置され、端面中央から第1製氷皿11に接続される出力軸31aが突出している。また、出力軸31aと反対側の端面には歯先円径より大きい径の円周部31bが設けられており、円周部31bの一部はさらに径方向に張り出して、後述の駆動歯車の下端円周部に接触して製氷皿11の水平保持を担っている。
第2出力歯車32は、ケース20に回転可能に支持されて配置され、端面中央から第2製氷皿12に接続される出力軸32aが突出している。また、出力軸32aと反対側の端面には歯先円径より大きい径の円周部32bが設けられており、円周部32bの一部はさらに径方向に張り出して、後述の駆動歯車の下端円周部に接触して製氷皿12の水平保持を担っている。
第1かみ合い歯41は、第1出力歯車31の歯の一つで、周方向の寸法は他の歯に比べて約2倍程度太く、且つ歯幅寸法は他の歯に比べて短い。第1かみ合い歯41の両わきは、他の歯溝よりも広い寸法の歯溝となっている。
第2かみ合い歯42は、第2出力歯車32の歯の一つで、周方向の寸法は他の歯に比べて約2倍程度太く、且つ歯幅寸法は他の歯に比べて短い。第2かみ合い歯42の両わきは、他の歯溝よりも広い寸法の歯溝となっている。
駆動歯車43は、第1出力歯車31と第2出力歯車32との間に配置され第1出力歯車31と第2出力歯車32の両方とかみ合うことが可能であり、待機位置ではどちらにもかみ合っていない。
また、駆動歯車43は、軸方向両端に円周部を有し、図5において、上端円周部43aと下端円周部43bで構成されている。上端円周部43aの幅寸法は、前述の第1、第2かみ合い歯41、42の歯幅寸法より少し大きめであれば良い。
長歯44は、駆動歯車43の歯の一つで、周方向の寸法は他の歯に比べて約2倍程度太く、且つ歯幅寸法は他の歯に比べて長く、両出力歯車31、32のかみ合い歯41、42と当接してかみ合うことができる。
本実施の形態では、長歯44の歯幅寸法は、他の歯の歯幅寸法に比べて上端円周部43aの幅寸法分だけ長くしている。
歯車45は、駆動歯車43とかみ合う小歯車45aと、前段の歯車とかみ合う大歯車45bとが同軸一体で形成された歯車である。
歯車46は、歯車45の大歯車45bとかみ合う小歯車46aと、前段の歯車とかみ合う大歯車46bとが同軸一体で成形された歯車である。
歯車47は、歯車46の大歯車46bとかみ合うピニオン歯車47aと、前段のウォーム歯車とかみ合うウォームホイール歯車47bとが同軸一体で成形された歯車である。
ウォーム歯車48は歯車47のウォームホイール歯車47bとかみ合い、回転軸の一端はモータ49に接続され、モータ49が回転するとウォーム歯車48に回転が伝達される。したがって、モータ49の回転は、ウォーム歯車48、歯車47、歯車46、歯車45、駆動歯車43、出力歯車(31、32)の順序で伝達されていく。
また、第1出力歯車31の端面には検氷軸操作カム31c、スイッチ操作カム31dが設けられている。第2出力歯車32も同様に第2出力歯車32の端面には検氷軸操作カム32c、スイッチ操作カム32dが設けられている。
第1出力歯車31の検氷軸操作カム31cに従って回動する検氷軸50は検氷軸50の一端に検氷軸操作カム31cに従うカムフォロー50aを成し、他端は本体13の外部に出て第1検氷レバー151が接続されるジョイント50bを成す。
また、第2出力歯車32の検氷軸操作カム32cに従って回動する検氷軸51は検氷軸51の一端に検氷軸操作カム32cに従うカムフォロー51aを成し、他端は本体13の外部に出て第2検氷レバー152が接続されるジョイント51bを成す。
スイッチレバー52は、検氷軸操作カム31cに従って変位し、スイッチ操作カム31cに従うカム用突起52aと、後述のスイッチを操作する操作用突起52b、氷量不足時に検氷軸50のカムフォロー50aが当接して動作を阻止する阻止用突起部52cと、ケース21に支持される軸52dから成る。
スイッチレバー53は、検氷軸操作カム32cに従って変位し、スイッチ操作カム32cに従うカム用突起53aと、後述のスイッチを操作する操作用突起53b、氷量不足時に検氷軸51のカムフォロー51aが当接して動作を阻止する阻止用突起部53cと、ケース21に支持される軸53dから成る。
図6において、スイッチ54はスイッチレバー52によって操作されるスイッチであり、スイッチ本体54aと、スイッチレバー52の操作用突起52bとの当接によって接点を開閉させるボタン54bと3本の電極リード54cから成る。ボタン54bはスイッチ本体54aの一面から鉛直方向に突出し、電極リード54cはボタン54bと反対側の面から突出している。また、スイッチ本体54aには電極リード54cとは垂直方向に位置決め用として丸穴54dと小判状穴54eが設けられている。
スイッチ55はスイッチレバー53によって操作されるスイッチであり、スイッチ本体55aと、スイッチレバー53の操作用突起53bとの当接によって接点を開閉させるボタン55bと3本の電極リード55cから成る。ボタン55bはスイッチ本体55aの一面から鉛直方向に突出し、電極リード55cはボタン55bと反対側の面から突出している。また、スイッチ本体55aには電極リード55cとは垂直方向に位置決め用として丸穴55dと小判状穴55eが設けられている。
スイッチ54、スイッチ55は3本の電極リードを有しているが、一般的にマイクロスイッチと呼ばれているスイッチである。スイッチ動作を行う可動板(図示せず)はスナップアクションを行いスイッチ動作及び接触信頼性が安定している。また、常時スイッチON状態での使用に対しての寿命等の実績があり、2つの製氷皿を駆動する自動製氷機の製氷皿駆動装置には適しているスイッチの一つである。
図7、図8において、保持部材56はスイッチ54、スイッチ55を位置決めするものであり、板状に成形された保持部材56にはスイッチ54、スイッチ55を横断するように支持するガイド部57が設けられており、スイッチ54の丸穴54d、小判状穴54e各々に挿入する突起57a、57bがスイッチ幅よりやや大きく突出している。スイッチ55の丸穴55d、小判状穴55eにも同様に突起57a、57bが挿入され、スイッチ54、スイッチ55の鉛直方向の位置決めをしている。
また、ガイド部57と同方向に突出し、スイッチ54、スイッチ55を拘束する片持梁58を有し、片持梁58の先端は水平方向に張り出た掛り爪58aが設けられている。片持梁58はスイッチ本体54a、スイッチ55a各々の4側面のうち2側面に対向して2本が延び出てモータ49側の面に至り、掛り爪58aをかけることでスイッチ54、スイッチ55各々を保持部材56に拘束している。片持梁58が突出している側にスイッチ54、スイッチ55を片持梁58の拘束に対して着脱させる着脱ゲート59を形成している。
保持部材56には片持梁58以外に電極リード54c、55cに結合されたコードとモータ49の端子に接続されたコードを集合させて結束するクランプ60が設けられており、スイッチ54、スイッチ55とコードを保持部材56上に集積でき、ケース21のコード出口へ導かれる。さらに、保持部材56にはケース21に設けられた軸(図示せず)に嵌合する嵌合孔61が設けられており、嵌合孔61をケース21の軸に沿わせて挿入していくことで保持部材56はケース21内に位置決めされて収納される。
以上のように構成された自動製氷機の製氷皿駆動装置について、その動作を説明する。
モータ49を始動するとウォーム歯車48が回転する。ウォーム歯車48の回転は歯車47、歯車46、歯車45を介して駆動歯車43に伝達される。
(第1製氷皿11の離氷動作)
製氷皿駆動装置13が第1製氷皿11を離氷動作させたい場合は、モータ49を回転させて、駆動歯車43を時計方向に回転させればよい。
駆動歯車43が時計方向に回転すると、駆動歯車43の長歯44が、第1出力歯車31の第1かみ合い歯41に当接し、このタイミングで第1出力歯車31の他の歯とかみ合い、第1出力歯車31は回転する。
駆動歯車43が時計方向へ回転している間は、第1出力歯車31は第1製氷皿11を離氷方向へ回動させている。一方、第2出力歯車32は停止したままで第2製氷皿12は回動せず水平位置で待機している。
製氷皿駆動装置13は、第1製氷皿11が約160°〜165°回転した離氷位置に到達すると離氷が完了したと判断し、一旦モータ49の回転を停止した後、今度は第1製氷皿11を水平位置へ復帰させるため、モータ49は駆動歯車43を反時計方向に回転させる。
第1出力歯車31は0°〜160°まで回転するが、第1出力歯車31の端面に設けられたスイッチ操作カム31dにスイッチレバー52のカム用突起52aが従動し、軸52dを中心に操作用突起52bが回動し、スイッチ54のボタン54aが操作されるので所定の位置で信号を発生する。
本実施の形態では、貯氷箱14内に氷量が不足している場合は、出力軸31aが0°〜5°までLo信号を出力し、5°〜80°までHi信号を出力し、以降Lo信号を出力し、160°で再びHi信号を出力する。
また、貯氷箱14内に氷量が十分有る場合は、出力軸31aが0°〜5°までLo信号を出力し、5°〜45°まではHi信号を出力し、以後Lo信号を出力し、160°で再びHi信号を出力する。なお、スイッチ54はボタン54aをスイッチレバー52の操作用突起52bで押された時にLo信号を出力し、ボタン54aから操作用突起52bが離れた時にHi信号を出力する。
貯氷箱14内に氷が不足している時は、検氷レバー151が貯氷箱14内の深くまで進入するので、検氷軸50の回動角が大きくなり、カムフォロー50aの一部がスイッチレバー52の阻止用突起52cを押さえ込み、操作用突起52bがボタン54aを押さないようにすることで、Hi信号の出力範囲が氷量十分時に比べて長くなるようにしている。スイッチレバー52の操作用突起52bは、スイッチ54のボタン54aへの当接・離脱を繰り返すが、スイッチ54は片持梁58とガイド部57の突起57a、57bによって保持部材56に拘束されているので、スイッチ54が位置ずれすることがない。また、ケース21にはスイッチ54のボタン54aの反対側の面を受けるボス(図示せず)を設けており、スイッチ54の位置は安定している。
(第2製氷皿12の離氷動作)
製氷皿駆動装置13が第2製氷皿12を離氷動作させたい場合は、モータ49を回転させて、駆動歯車43を反時計方向に回転させればよい。
駆動歯車43が反時計方向に回転すると、駆動歯車43の長歯44が、第2出力歯車32の第2かみ合い歯42に当接し、このタイミングで第2出力歯車32の他の歯とかみ合い、第2出力歯車32は回転する。
駆動歯車43が反時計方向へ回転している間は、第2出力歯車32は第2製氷皿12を離氷方向へ回動させている。一方、第1出力歯車31は停止したままで第1製氷皿11は回動せず水平位置で待機している。
製氷皿駆動装置13は、第2製氷皿12が約160°〜165°回転した離氷位置に到達すると離氷が完了したと判断し、一旦モータ49の回転を停止した後、今度は第2製氷皿12を水平位置へ復帰させるため、モータ49は駆動歯車43を時計方向に回転させる。
第2出力歯車32は0°〜160°まで回転するが、第2出力歯車32の端面に設けられたスイッチ操作カム32dにスイッチレバー53のカム用突起53aが従動し、軸53dを中心に操作用突起53bが回動し、スイッチ55のボタン55aが操作されるので所定の位置で信号を発生する。
本実施の形態では、貯氷箱14内に氷量が不足している場合は、出力軸32aが0°〜5°までLo信号を出力し、5°〜80°までHi信号を出力し、以降Lo信号を出力し、160°で再びHi信号を出力する。
また、貯氷箱14内に氷量が十分有る場合は、出力軸32aが0°〜5°までLo信号を出力し、5°〜45°まではHi信号を出力し、以後Lo信号を出力し、160°で再びHi信号を出力する。なお、スイッチ55はボタン55aをスイッチレバー53の操作用突起53bで押された時にLo信号を出力し、ボタン55aから操作用突起53bが離れた時にHi信号を出力する。
貯氷箱14内に氷が不足している時は、検氷レバー152が貯氷箱14内の深くまで進入するので、検氷軸51の回動角が大きくなり、カムフォロー51aの一部がスイッチレバー53の阻止用突起53cを押さえ込み、操作用突起53bがボタン55aを押さないようにすることで、Hi信号の出力範囲が氷量十分時に比べて長くなるようにしている。スイッチレバー53の操作用突起53bは、スイッチ55のボタン55aへの当接・離脱を繰り返すが、スイッチ55は片持梁58とガイド部57の突起57a、57bによって保持部材56に拘束されているので、スイッチ55が位置ずれすることがない。また、ケース21にはスイッチ55のボタン55aの反対側の面を受けるボス(図示せず)を設けており、スイッチ55の位置は安定している。
以上のように、本発明の自動製氷機の製氷皿駆動装置は、第1製氷皿11を回動させる第1出力歯車31と、第2製氷皿12を回動させる第2出力歯車32と、両出力歯車31、32に挟まれるように配置され両出力歯車31、32のいずれか一方と任意にかみ合って回動させる駆動歯車43とを備え、給電用の少なくとも2本の電極リード54c、55cを有し第1製氷皿11、第2製氷皿12の位置を検出する夫々のスイッチ54、スイッチ55と、スイッチ54、スイッチ55を位置決めする保持部材56とで構成され、夫々のスイッチ54、スイッチ55を保持する片持梁58とを備え、片持梁58に着脱させる着脱ゲート59を設けたことものであり、これにより片持梁58を撓ませながらスイッチ54、スイッチ55を装着すればスナップフィットで保持部材56に装着されるので、プリント基板へのハンダ付けに依らずにスイッチを固定できるので、プリント基板を廃止することができ、ハンダの使用量も削減でき、環境への配慮と低コスト化を実現できる。
また、プリント基板面でハンダを使用しないことから、金属と樹脂との熱膨張係数の差によるハンダ剥れ、プリント基板のパターン切れ等の問題とプリント基板の基板クズによるスイッチ導通不良の問題は完全に解消することができ、従来に比較して信頼性が向上する。
また、保持部材56にスイッチ54、スイッチ55を横断するように支持するガイド部57を設けたので、スイッチ54、スイッチ55をガイド部57に沿わせながら保持部材56に装着すればスイッチ54、スイッチ55の長手方向の位置規制が可能となり位置が安定する。
また、保持部材56の片持梁58とガイド部57を少なくとも2本設けることにより、スイッチ54、スイッチ55の位置が更に安定できる。
また、保持部材56のガイド部57と片持梁58の形状は駆動歯車43の軸中心の仮想垂直線を境に左右対称形状としたので、同一スイッチを組立て方向の誤りがなく利用でき、標準化が図れる。
また、保持部材56のガイド部57はスイッチ54の丸穴54d、小判状穴54e各々に挿入する突起57a、57bを設け、また、スイッチ55の丸穴55d、小判状穴55e各々に挿入する突起57a、57bを設けているのでスイッチ54、スイッチ55の組立て方向の誤りが撲滅でき、組立ての信頼性が向上する。
また、保持部材56は電極リード54c、55cに接続されたコードを集合させて保持するクランプ60を有しており、スイッチ54、スイッチ55とコードを保持部材56上に集積できるので小型化が図れる。
以上のように、本発明の自動製氷機の製氷皿駆動装置は、環境への配慮と低コスト化、更には信頼性が向上できるので、冷凍冷蔵庫用自動製氷機として有用である。
本発明による自動製氷機の製氷皿駆動装置の実施の形態1に関わる周辺の正面図 同実施の形態の外殻を示す斜視図 同実施の形態の内部部品を示す要部斜視図 同実施の形態の内部部品を示す要部斜視図 同実施の形態の内部部品を示す要部斜視図 (a)同実施の形態の内部部品を示す要部拡大正面図(b)同実施の形態の内部部品を示す要部拡大正面図 同実施の形態の保持部材上の部品を示す斜視図 同実施の形態のスイッチ組込み前の保持部材を示す斜視図 従来の自動製氷機の駆動装置内部を示す平面図
符号の説明
11 第1製氷皿
12 第2製氷皿
13 製氷皿駆動装置
19 自動製氷機
31 第1出力歯車
32 第2出力歯車
43 駆動歯車
54 スイッチ
55 スイッチ
54c 電極リード
55c 電極リード
56 保持部材
57 ガイド部
58 片持梁
59 着脱ゲート
60 クランプ

Claims (6)

  1. 2つの製氷皿を回転させて離氷動作を行わせる2つの出力歯車と前記2つの出力歯車を回転させる駆動歯車とを備え、給電用の少なくとも2本の電極リードを有し前記製氷皿の位置を検出するスイッチと、前記スイッチを位置決めする保持部材とで構成され、前記保持部材には前記スイッチを保持する片持梁が設けられ、前記スイッチを前記片持梁に着脱させる着脱ゲートを設けたことを特徴とする自動製氷機の製氷皿駆動装置。
  2. 前記保持部材は前記スイッチを横断するように支持するガイド部を設けたことを特徴とする請求項1記載の自動製氷機の製氷皿駆動装置。
  3. 前記保持部材は前記片持梁と前記ガイド部を少なくとも2本有し、少なくとも2つのスイッチを保持できることを特徴とする請求項2記載の自動製氷機の製氷皿駆動装置。
  4. 前記保持部材の前記ガイド部と前記片持梁は前記駆動歯車の軸中心の仮想垂直線を境に左右対称形状とすることを特徴とする請求項2または請求項3記載の自動製氷機の製氷皿駆動装置。
  5. 前記保持部材は前記片持梁と前記ガイド部を少なくとも2本有し、前記ガイド部の一方は円柱形状を設け、前記ガイド部の他方は小判状形状を設けたことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の自動製氷機の製氷皿駆動装置。
  6. 前記保持部材は前記電極リードに接続されたコードを集合させて保持するクランプを有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の自動製氷機の製氷皿駆動装置。
JP2004151564A 2004-05-21 2004-05-21 自動製氷機の製氷皿駆動装置 Pending JP2005331196A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004151564A JP2005331196A (ja) 2004-05-21 2004-05-21 自動製氷機の製氷皿駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004151564A JP2005331196A (ja) 2004-05-21 2004-05-21 自動製氷機の製氷皿駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005331196A true JP2005331196A (ja) 2005-12-02

Family

ID=35485982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004151564A Pending JP2005331196A (ja) 2004-05-21 2004-05-21 自動製氷機の製氷皿駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005331196A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115143681A (zh) * 2018-11-16 2022-10-04 Lg电子株式会社 冰箱

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115143681A (zh) * 2018-11-16 2022-10-04 Lg电子株式会社 冰箱
US11959686B2 (en) 2018-11-16 2024-04-16 Lg Electronics Inc. Ice maker and refrigerator
CN115143681B (zh) * 2018-11-16 2024-09-10 Lg电子株式会社 冰箱

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8499571B2 (en) Drive unit for automatic ice maker
JP2007301092A (ja) 電子内視鏡のコネクタ装置
US20100319385A1 (en) Cam mechanism and ice making device
US20060185463A1 (en) Turn signal switch device
JP5908829B2 (ja) ドアミラー
JP2005331196A (ja) 自動製氷機の製氷皿駆動装置
US20100005818A1 (en) Ice making device
US20050269192A1 (en) Vehicle electric equipment switch assembly and operation lever assembly thereof
JP3633922B2 (ja) 製氷機
JP2005096521A (ja) 車両用パワーシートのスライドレール構造
JP2007230703A (ja) 給紙トレイ
CN112433460B (zh) 一种表冠及具有该表冠的腕戴设备
JP2006225873A (ja) アクチュエータ装置
JP2006066155A (ja) レバースイッチの取付構造
JP4175091B2 (ja) 自動製氷機の駆動装置とその製造方法
JP2010019510A (ja) 製氷装置
JP2006224714A (ja) アクチュエータ装置
JP2004132644A (ja) 自動製氷装置
JP2006192109A (ja) 電気かみそり
JP2009214593A (ja) ターンシグナルスイッチ装置
JP4175018B2 (ja) 自動製氷機の駆動装置とその製造方法
JP2667349B2 (ja) 製氷機
JP4037045B2 (ja) 自動製氷機の製氷皿駆動装置
JP2010038582A (ja) 電波修正時計のムーブメント
CN101266457B (zh) 石英表机芯

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070718

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070731

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071127