JP2005330929A - 2次空気供給装置の診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 2次空気の供給条件で2次空気の供給を停止させる必要なく、異常の有無を診断できる診断装置を提供する。
【解決手段】 2次空気の供給開始タイミングの前に、カットバルブを閉じた状態で電動エアポンプを動作させ、2次空気供給管内の圧力が上昇しない場合には、電動エアポンプの吐出量低下及び/又はカットバルブの開固着が発生していると診断する。一方、所期の圧力上昇を示した場合には、通常の2次空気供給開始タイミングを待ってカットバルブを開制御し、2次空気供給管内の圧力が低下しない場合には、カットバルブの閉固着を診断する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、内燃機関の排気管に対して加圧手段で空気を加圧して供給する2次空気供給装置の診断装置に関する。
特許文献1には、内燃機関の排気管に対して2次空気を供給することで、触媒の早期活性や排気管内での後燃えによるHCの低減を図る内燃機関の2次空気供給装置を診断する診断装置の開示がある。
前記診断装置は、2次空気の供給を一時的に停止させ、該停止前後における吸気管内圧力又は吸入空気量の変化に基づいて異常の有無を診断する構成である。
特開平05−321656号公報
しかし、上記従来の診断装置では、2次空気の供給条件で一時的に2次空気の供給を停止するため、本来の2次空気を供給することで得られる効果(触媒昇温,HC低減)を損ねることになってしまうという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、2次空気の供給条件で2次空気の供給を停止させる必要なく、異常の有無を診断できる2次空気供給装置の診断装置を提供することを目的とする。
そのため請求項1記載の発明は、内燃機関の排気管に対して加圧手段で空気を加圧して供給する2次空気供給装置の診断装置であって、前記加圧手段と前記排気管との間の2次空気供給管に介装されるカットバルブと、該カットバルブと前記加圧手段との間の2次空気供給管内における圧力を検出する圧力検出手段とを備え、前記カットバルブの閉制御状態で前記加圧手段による加圧を行なわせたときの前記圧力検出手段の検出結果に基づいて、前記2次空気供給装置の異常の有無を診断する構成とした。
かかる構成によると、カットバルブを閉じることで、加圧手段からの空気が閉塞空間に供給されることになり、カットバルブ及び加圧手段が正常に機能していれば、加圧手段とカットバルブとの間の2次空気供給管内における圧力が上昇することになり、所期の圧力上昇を示さない場合には、カットバルブの開固着及び/又は加圧手段の故障(吐出流量低下)が推定されることになる。
上記診断装置では、2次空気を実際に機関に供給する必要はなく、2次空気を機関に供給する条件ではないときに、カットバルブを予め閉制御しておいて、その後加圧手段を動作させれば診断を行なえるので、2次空気を通常に供給させつつ診断を行なわせることができる。
請求項2記載の発明では、前記カットバルブの閉制御状態で前記加圧手段による加圧を行なわせたときの前記圧力検出手段の検出結果が正常値を示したときに、前記カットバルブを開制御し、このときの前記圧力検出手段の検出結果に基づいて前記カットバルブにおける異常の有無を診断する構成とした。
かかる構成によると、カットバルブの閉制御状態で加圧手段による加圧を行なわせ、所期の圧力上昇が得られると、続いてカットバルブを開制御することで、圧力低下を発生させるようにするが、圧力が所期の低下を示さない場合には、カットバルブが開制御に対応して開動作しなかったことになり、カットバルブの閉固着が推定されることになる。
従って、加圧手段が正常であっても、カットバルブの閉固着によって機関に2次空気を供給できなくなっている状態を診断できる。
請求項3記載の発明は、内燃機関の排気管に対して加圧手段で空気を加圧して供給する2次空気供給装置の診断装置であって、前記加圧手段と前記排気管との間の2次空気供給管に介装されるカットバルブと、該カットバルブと前記加圧手段との間の2次空気供給管内における圧力を検出する圧力検出手段とを備え、前記カットバルブの閉制御状態でかつ前記加圧手段による加圧を行なわない状態での前記圧力検出手段の検出結果に基づいて、前記2次空気供給装置の異常の有無を診断する構成とした。
かかる構成によると、カットバルブを閉制御している状態であっても、加圧手段が正常にその動作を停止している状態であれば圧力上昇を示すことはなく、圧力上昇が発生した場合には、加圧手段が制御状態とは無関係に空気の加圧を行なう異常が発生しているものと判断される。
従って、機関に対する2次空気の供給を停止させることなく、本来の2次空気の供給停止条件で、加圧手段の異常を診断できる。
請求項4記載の発明では、請求項2の構成において、前記カットバルブの閉制御状態での診断を機関の始動から2次空気の供給開始前までの間に行なわせ、前記カットバルブの診断用の開制御を2次空気の供給開始タイミングに同期させて行なう構成とした。
かかる構成によると、正常であれば、機関に対する2次空気の供給が行なわれない診断を、機関の始動から2次空気の供給開始前までの間に行なわせることで、本来の2次空気の供給制御に影響を与えることを回避し、また、診断用にカットバルブを開制御することで機関の2次空気が供給されることになる診断は、本来の2次空気の供給開始に同期して行なわせることで、診断に伴う2次空気の供給が本来の2次空気供給条件で行なわれるようにする。
従って、診断用に2次空気の供給が停止されることがなく、また、2次空気を供給する条件ではないのに、診断のために2次空気が供給されてしまうことを回避できる。
請求項5記載の発明では、請求項1又は2の構成において、機関における減速燃料カット状態において前記診断を行なう構成とした。
かかる構成によると、減速燃料カット状態で、燃焼室からのHCの排出がなく、機関が空気ポンプとして作用する条件であれば、診断のための2次空気の供給・停止が排気性状等に大きく影響することがなく行なえる。
図1は、実施形態における内燃機関のシステム構成図である。
図1において、内燃機関1には、スロットルバルブ2,吸気コレクタ3,吸気マニホールド4,吸気ポート5,吸気バルブ6を介して空気が吸引される。
また、各気筒の吸気ポート5には、燃料噴射弁7が設けられており、該燃料噴射弁7から噴射される燃料と空気とによって、燃焼室内に混合気が形成される。
前記燃焼室内の混合気は、点火プラグ8による火花点火によって燃焼し、燃焼排気は、排気バルブ9,排気ポート10,排気マニホールド11,排気管12を介して大気中に排出される。
前記排気管12には、排気中の有害成分を浄化する触媒コンバータ13(三元触媒)が介装されている。
また、前記内燃機関1には、2次空気供給装置15が設けられている。
前記2次空気供給装置15は、加圧手段としての電動エアポンプ16と、該電動エアポンプ16の吐出口と前記触媒コンバータ13上流側の排気管12とを連通させる2次空気供給管17と、該2次空気供給管17の途中に介装される電制カットバルブ18と、前記電動エアポンプ16の吸込口に装着されるエアクリーナ19とで構成される。
前記電動エアポンプ16のON・OFF及び前記電制カットバルブ18の開閉は、マイクロコンピュータを内蔵するエンジンコントロールユニット(以下、ECUと略す)20によって制御される。
前記ECU20には、機関1の回転速度を検出する機関回転センサ22,機関1の吸入空気量を検出するエアフローメータ31,機関1の冷却水温度を検出する温度センサ24からの検出信号が入力されると共に、イグニッションスイッチ25のON・OFF信号が入力される。
前記ECU20は、キースイッチのONから所定の遅延時間が経過した時点から所定時間において、前記電動エアポンプ16をONすると共に、前記電制カットバルブ18をデューティ制御することで、触媒コンバータ13の上流側に供給する2次空気量(酸素量)を調整し、これによりHC,COの酸化を図り、始動直後における排気性能を向上させる。
2次空気の供給を行わない条件では、前記電制カットバルブ18を全閉に制御することで、排気が電動エアポンプ16側に逆流することを防止する。
また、前記ECU20は、前記2次空気供給装置15の故障診断を行うようになっており、該故障診断のために、電動エアポンプ16と電制カットバルブ18との間の2次空気供給管17に、2次空気供給管17内の圧力を検出する圧力センサ21(圧力検出手段)が設けられている。
そして、前記ECU20は、前記圧力センサ21を用いて、図2,図3のフローチャートに示すようにして、前記2次空気供給装置15の故障診断を行う。
図2,図3のフローチャートにおいて、ステップS1では、始動時の水温が、2次空気の供給を行なう温度条件になっていたか否かを判別する。
2次空気の供給を行なう始動時水温条件を満たしていた場合には、ステップS2へ進む。
ステップS2では、2次空気の供給を開始させるタイミングの所定時間前であるか否かを判別する。
本実施例では、キースイッチのONから所定時間後に2次空気の供給を開始させる構成としてあり、前記ステップS2では、キースイッチのONからの経過時間が、2次空気の供給を開始させるタイミングの所定時間前に相当するか否かを判別する。
そして、2次空気の供給を開始させるタイミングの所定時間前になると、ステップS3へ進み、カットバルブ18を閉制御し、更に、次のステップS4では、前記電動エアポンプ16の作動を開始させる。
尚、ステップS3でカットバルブ18を閉制御することで、排気管12への2次空気の供給が行なえないことになるが、2次空気供給の開始時期よりも前に、カットバルブ18を閉じた状態の診断を行なわせるので、2次空気の供給が要求される条件で、診断のために2次空気の供給が停止されることがない。
カットバルブ18を閉じると、電動エアポンプ16の下流側の2次空気供給管17が閉塞される結果、電動エアポンプ16を作動させると、電動エアポンプ16とカットバルブ18との間の2次空気供給管17内が加圧されることになる。
そして、カットバルブ18が実際に閉じていて、かつ、電動エアポンプ16が実際に動作していれば、圧力センサ21で検出される圧力が上昇変化を示すことになる。
そこで、ステップS5では、カットバルブ18を閉制御し、電動エアポンプ16の作動を開始させた結果、圧力センサ21で検出される圧力が所定圧P1以上になったか否かを判別する。
尚、前記圧力センサ21で2次空気供給管17内の圧力を検出する代わりに、電動エアポンプ16の駆動負荷(駆動電流)を検出し、該駆動負荷から2次空気供給管17内の圧力を検出させることができる。
ステップS5で、圧力センサ21で検出される圧力が所定圧P1以上にならないと判別されたときには、ステップS6へ進み、電動エアポンプ16の吐出量の低下及び/又はカットバルブ18の開固着異常が発生していると診断する。
電動エアポンプ16の吐出量の低下には、所期の吐出量よりも低下している状態の他、電動エアポンプ16が実際には動作せずに吐出量が0である状態を含む。
電動エアポンプ16の吐出量が低下する異常が発生すると、カットバルブ18によって2次空気供給管17が閉塞されていても、圧力センサ21で検出される圧力の上昇が鈍り、また、カットバルブ18の開固着している場合には、電動エアポンプ16が正常な吐出量で動作していても、圧力センサ21で検出される圧力が上昇しないので、ステップS6では、電動エアポンプ16の吐出量の低下及び/又はカットバルブ18の開固着異常が発生していると診断する。
一方、ステップS5で、圧力センサ21で検出される圧力が所定圧P1以上になったと判別されたときには、ステップS7へ進み、少なくとも電動エアポンプ16は必要な2次空気流量を供給し得る状態であると判断する。
圧力センサ21で検出される圧力が所定圧P1以上になるためには、カットバルブ18が閉じていて、かつ、電動エアポンプ16の吐出量が正常である必要があるが、カットバルブ18の閉状態は、開動作が不能な閉固着状態である可能性がある。
そこで、カットバルブ18が閉固着しているか否かを診断するために、ステップS8以降へ進む。
まず、ステップS8では、2次空気の供給開始タイミングになったか否かを判別し、2次空気の供給開始タイミングになった時点で、ステップS9へ進む。
ステップS9では、前記カットバルブ18を開制御する。
カットバルブ18を閉じた状態で電動エアポンプ16の作動を開始させた結果、カットバルブ18と電動エアポンプ16との間の2次空気供給管17内の圧力が上昇しているから、カットバルブ18が実際に開動作すると、2次空気供給管17の閉塞状態が開放される結果、圧力の低下を生じることになる。
そこで、ステップS10では、カットバルブ18の開制御に伴って、圧力センサ21で検出される圧力が所定圧P2(P2<P1)以下に低下したか否かを判別する。
そして、圧力センサ21で検出される圧力が所定圧P2以下に低下した場合には、カットバルブ18が閉じた状態から実際に開いたことになるから、ステップS11へ進んで、カットバルブ18が正常であると判定する。
ここで、カットバルブ18が正常に開動作することで、2次空気が排気管12に供給されることになるが、2次空気の供給開始タイミングに同期してカットバルブ18が開くので、通常の2次空気供給条件で2次空気が供給され、2次空気の供給を停止すべき条件で2次空気が供給されてしまうことがない。
一方、圧力センサ21で検出される圧力が所定圧P2以下に低下せず、カットバルブ18と電動エアポンプ16との間の2次空気供給管17内に圧力が閉じ込められている場合には、カットバルブ18が開制御に対して実際には開動作せず、閉状態を保持しているものと判断して、ステップS12でカットバルブ18の閉固着故障を判定する。
ステップS13では、上記診断の結果を記憶する。
尚、診断結果を記憶すると共に、故障診断時には2次空気供給制御を停止するなどのフェイルセーフを実行することができる。
一方、前記ステップS1で、2次空気の供給を行なう始動時水温条件を満たしていなかったと判断されたときには、ステップS14へ進む。
ステップS14では、診断を許可する運転領域(機関負荷・機関回転速度)に該当しているか否かを判別する。
そして、診断を許可する運転領域に該当する場合には、ステップS15へ進み、減速燃料カット中であるか否かを判別する。
本実施形態の内燃機関1では、スロットル全閉でかつ機関回転速度が所定回転速度以上である減速運転時に、燃料噴射弁7による燃料噴射を強制的に停止する減速燃料カットを実行するようになっており、前記ステップS15では、前記減速燃料カットによって燃料噴射が停止されている状態であるか否かを判定する。
診断を許可する運転領域でかつ減速燃料カット中であるときには、ステップS16へ進み、前記カットバルブ18を閉制御する。
次のステップS17では、前記電動エアポンプ16の作動を開始させる。
尚、ステップS16でカットバルブ18を閉制御することで、排気管12への2次空気の供給が行なえないことになるが、減速燃料カット中は2次空気の供給条件ではないので、診断のために2次空気の供給が停止されることがない。
ステップS18では、カットバルブ18を閉制御し、電動エアポンプ16の作動を開始させた結果、圧力センサ21で検出される圧力が所定圧P1以上になったか否かを判別する。
ステップS18で、圧力センサ21で検出される圧力が所定圧P1以上にならないと判別されたときには、ステップS19へ進み、電動エアポンプ16の吐出量の低下及び/又はカットバルブ18の開固着異常が発生していると診断する。
一方、ステップS18で、圧力センサ21で検出される圧力が所定圧P1以上になったと判別されたときには、ステップS20へ進み、少なくとも電動エアポンプ16は必要な2次空気流量を供給し得る状態であると判断する。
続いて、カットバルブ18が閉固着しているか否かを診断するために、ステップS21以降へ進む。
まず、ステップS21では、前記カットバルブ18を開制御する。
カットバルブ18を閉じた状態で電動エアポンプ16の作動を開始させた結果、カットバルブ18と電動エアポンプ16との間の2次空気供給管17内の圧力が上昇しているから、カットバルブ18が実際に開動作すると、2次空気供給管17の閉塞状態が開放される結果、圧力の低下を生じることになる。
尚、カットバルブ18が開くことで、排気管12に2次空気が供給されることになるが、減速燃料カット中は機関から空気が排出されることになるから、それに2次空気が加わっても運転性に悪影響を与えることはない。
ステップS22では、カットバルブ18の開制御に伴って、圧力センサ21で検出される圧力が所定圧P2(P2<P1)以下に低下したか否かを判別する。
そして、圧力センサ21で検出される圧力が所定圧P2以下に低下した場合には、カットバルブ18が閉じた状態から実際に開いたことになるから、ステップS23へ進んで、カットバルブ18が正常であると判定する。
一方、圧力センサ21で検出される圧力が所定圧P2以下に低下せず、カットバルブ18と電動エアポンプ16との間の2次空気供給管17内に圧力が閉じ込められている場合には、カットバルブ18が開制御に対して実際には開動作せず、閉状態を保持しているものと判断して、ステップS24でカットバルブ18の閉固着故障を判定する。
ステップS25では、上記診断の結果を記憶する。
図4のフローチャートは、停止制御が機能せずに電動エアポンプ16が動作し続ける故障を診断する処理を示す。
図4のフローチャートに示す診断処理は、前記図2,図3のフローチャートに示した診断処理と並行して実行させるようにしても良いし、図4のフローチャートに示す診断処理のみを単独で実行させても良い。
図4のフローチャートにおいて、ステップS31では、2次空気を供給する条件に該当しないか否かを判別する。
そして、2次空気の供給条件でないときに、ステップS32へ進む。
ステップS32では、カットバルブ18を閉制御する。
次のステップS33では、圧力センサ21で検出される圧力が所定圧P3以下であるか否かを判別する。
ここで、カットバルブ18を閉制御したが、電動エアポンプ16の動作(加圧)を開始させていないので、閉塞された2次空気供給管17内が加圧されることはなく、正常時であれば、圧力センサ21で検出される圧力が所定圧P3以下となる。
従って、圧力センサ21で検出される圧力が所定圧P3以下であると判断されたときには、ステップS34へ進み、2次空気が過剰供給される異常はないと判断する。
一方、圧力センサ21で検出される圧力が所定圧P3を超える場合には、電動エアポンプ16が、停止制御に関わらずに動作し続けているために、閉塞された2次空気供給管17内が加圧されたものと判断し、ステップS35で、2次空気の過剰供給異常の発生を判定する。
ステップS36では、診断結果を記憶する。
ここで、上記実施形態から把握し得る請求項以外の技術思想について、以下にその効果と共に記載する。
(イ)請求項1又は2記載の2次空気供給装置の診断装置において、
前記加圧手段が電動エアポンプであり、前記圧力検出手段が、前記2次空気供給管内の圧力を前記電動エアポンプの駆動電流に基づいて検出することを特徴とする2次空気供給装置の診断装置。
かかる構成によると、電動エアポンプを動作させて加圧したときの圧力を、電動エアポンプの駆動電流から推定するので、圧力センサを用いることなく診断を行なえる。
実施形態における内燃機関のシステム構成図。 2次空気供給装置の診断の第1実施形態を示すフローチャート。 2次空気供給装置の診断の第1実施形態を示すフローチャート。 2次空気供給装置の診断の第2実施形態を示すフローチャート。
符号の説明
1…内燃機関,2…スロットルバルブ,3…吸気コレクタ,4…吸気マニホールド,5…吸気ポート,6…吸気バルブ,7…燃料噴射弁,8…点火プラグ,9…排気バルブ,10…排気ポート,11…排気マニホールド,12…排気管,13…触媒コンバータ,15…2次空気供給装置,16…電動エアポンプ,17…2次空気供給管,18…電制カットバルブ,19…エアクリーナ,20…エンジンコントロールユニット(ECU),21…圧力センサ,22…機関回転センサ,24…温度センサ,25…イグニッションスイッチ,31…エアフローメータ

Claims (5)

  1. 内燃機関の排気管に対して加圧手段で空気を加圧して供給する2次空気供給装置の診断装置であって、
    前記加圧手段と前記排気管との間の2次空気供給管に介装されるカットバルブと、該カットバルブと前記加圧手段との間の2次空気供給管内における圧力を検出する圧力検出手段とを備え、
    前記カットバルブの閉制御状態で前記加圧手段による加圧を行なわせたときの前記圧力検出手段の検出結果に基づいて、前記2次空気供給装置の異常の有無を診断することを特徴とする2次空気供給装置の診断装置。
  2. 前記カットバルブの閉制御状態で前記加圧手段による加圧を行なわせたときの前記圧力検出手段の検出結果が正常値を示したときに、前記カットバルブを開制御し、このときの前記圧力検出手段の検出結果に基づいて前記カットバルブにおける異常の有無を診断することを特徴とする請求項1記載の2次空気供給装置の診断装置。
  3. 内燃機関の排気管に対して加圧手段で空気を加圧して供給する2次空気供給装置の診断装置であって、
    前記加圧手段と前記排気管との間の2次空気供給管に介装されるカットバルブと、該カットバルブと前記加圧手段との間の2次空気供給管内における圧力を検出する圧力検出手段とを備え、
    前記カットバルブの閉制御状態でかつ前記加圧手段による加圧を行なわない状態での前記圧力検出手段の検出結果に基づいて、前記2次空気供給装置の異常の有無を診断することを特徴とする2次空気供給装置の診断装置。
  4. 前記カットバルブの閉制御状態での診断を機関の始動から2次空気の供給開始前までの間に行なわせ、前記カットバルブの診断用の開制御を2次空気の供給開始タイミングに同期させて行なうことを特徴とする請求項2記載の2次空気供給装置の診断装置。
  5. 機関における減速燃料カット状態において前記診断を行なうことを特徴とする請求項1又は2記載の2次空気供給装置の診断装置。
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