JP2005330404A - オルガノポリシロキサンエマルジョン及びその製造方法、並びに、化粧料及び洗浄剤 - Google Patents

オルガノポリシロキサンエマルジョン及びその製造方法、並びに、化粧料及び洗浄剤 Download PDF

Info

Publication number
JP2005330404A
JP2005330404A JP2004151110A JP2004151110A JP2005330404A JP 2005330404 A JP2005330404 A JP 2005330404A JP 2004151110 A JP2004151110 A JP 2004151110A JP 2004151110 A JP2004151110 A JP 2004151110A JP 2005330404 A JP2005330404 A JP 2005330404A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
organopolysiloxane
mixture
liquid crystal
emulsion
million
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004151110A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4079226B2 (ja
Inventor
Daisuke Negishi
大介 根岸
Ryoji Yasue
良司 安江
Yutaka Ito
裕 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP2004151110A priority Critical patent/JP4079226B2/ja
Publication of JP2005330404A publication Critical patent/JP2005330404A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4079226B2 publication Critical patent/JP4079226B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Abstract

【課題】 未重合反応物質の残存の問題がなく、高剪断力乳化装置を必要とせず、粘度の制約がなく、攪拌熱による温度上昇の問題もなく、乳化剤のイオン性が制約されず、乳化剤の選択の幅が広く、乳化剤の使用量が少量で足り、製品物性に悪影響を与えず用途上の制約が少なく、高重合オルガノポリシロキサンのエマルジョンを低コストで効率的に製造可能な方法の提供。
【解決手段】 (a)液晶形成性乳化剤を用いて液晶を形成させる液晶形成工程と、(b)該液晶に、200万〜1500万cStのオルガノポリシロキサン及び200万cSt未満のオルガノポリシロキサンを含有するオルガノポリシロキサン混合物を添加しながら攪拌して均一混合物を調製する均一混合物調製工程と、(c)該均一混合物に水を添加してオルガノポリシロキサンエマルジョンを調製するオルガノポリシロキサンエマルジョン調製工程とを含むオルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法。
【選択図】 なし

Description

本発明は、化粧料、整髪料、繊維処理剤、潤滑剤、離型剤、ガラス繊維処理剤、艶出剤、消泡剤などに好適であり、高重合のオルガノポリシロキサンを乳化させたオルガノポリシロキサンエマルジョン及びその製造方法、並びに、該オルガノポリシロキサンエマルジョンを含む化粧料及び洗浄剤に関する。
従来から、オルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法としては、アルキルベンゼンスルホン酸、脂肪族スルホン酸等を用いて乳化重合する方法が知られており(特許文献1参照)、この方法の場合、動粘度が100万cStを超える重合物であっても比較的容易に製造することができ、また、得られるオルガノポリシロキサンエマルジョン粒子の粒径を0.15μm程度まで細かくすることができ、安定性に優れている。
しかしながら、この方法の場合、出発物質であるオルガノシロキサンが未重合のまま残る割合が高く、乳化重合法で製造したオルガノポリシロキサンエマルジョンの用途が制約されたり、化粧料、整髪料等には使用できない場合があるなどの問題がある。
また、乳化剤を用いてオルガノポリシロキサンを、ホモミキサーなどの高剪断力乳化装置や、一般的な撹拌装置などにより乳化してエマルジョンを製造する方法が知られている。
しかし、前記高剪断力乳化装置を用いる方法の場合、ステーターに設けられた孔から被エマルジョンを吸い込んで高速回転翼の剪断により乳化するため、動粘度が1万cSt程度以下である必要があり、高粘度のオルガノポリシロキサンを乳化することができないという問題がある。また、前記一般的な撹拌装置を用いる場合、10万cSt程度のオルガノポリシロキサンまで乳化可能であるものの、剪断が弱いので前記オルガノポリシロキサンエマルジョンの粒径が1〜数μmと大きくなってしまい、前記オルガノポリシロキサンエマルジョンの貯蔵安定性が悪く、オルガノポリシロキサンエマルジョン粒子の合一等が生じてしまうという問題がある。
また、液晶を形成した後にシリコーンを2割添加する方法も知られているが(特許文献2参照)、この方法の場合、200万cSt以上の高重合の前記オルガノポリシロキサンについて同様に乳化すると、攪拌時間が長時間かかり、コストが大きくなるだけでなく、攪拌熱による温度上昇を招き、適切な乳化温度を保てずに粗大粒子を形成してしまうという問題がある。
特開平10−265577号公報 特開平5−32789公報
本発明は、従来における諸問題を解決し、以下の目的を達成することを目的とする。即ち、本発明は、乳化重合法を用いないため、未重合反応物質の残存の問題がなく、高剪断力乳化装置(高圧乳化機、ホモミキサー、コロイドミル等)を必要としないため、動粘度の制約がなく、攪拌熱による温度上昇の問題もなく、乳化剤のイオン性が制約されないため、乳化剤の選択の幅が広く、乳化剤の使用量が少量で足り、製品物性に悪影響を与えず用途上の制約が少なく、液状乃至ガム状の高重合オルガノポリシロキサン(高粘度シリコーン油、生ゴム領域の高重合度オルガノポリシロキサンなど)を主成分とする水中油型のオルガノポリシロキサンのエマルジョンを低コストで効率的に製造可能なオルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法、及び該オルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法により製造され、微細で安定性が良好であり、化粧料、整髪料、洗浄剤、コンディショナー、トリートメント、繊維処理剤、潤滑剤、離型剤、ガラス繊維処理剤、艶出剤、消泡剤などに好適なオルガノポリシロキサンエマルジョンを提供することを目的とする。
<1> (a)液晶形成性乳化剤を用いて液晶を形成させる液晶形成工程と、(b)該液晶に、200万〜1500万cStのオルガノポリシロキサン及び200万cSt未満のオルガノポリシロキサンを含有するオルガノポリシロキサン混合物を添加しながら攪拌して均一混合物を調製する均一混合物調製工程と、(c)該均一混合物に水を添加してオルガノポリシロキサンエマルジョンを調製するオルガノポリシロキサンエマルジョン調製工程とを含むことを特徴とするオルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法である。
<2> オルガノポリシロキサン混合物が、200万〜1500万cStのオルガノポリシロキサン5〜60質量%、及び、200万cSt未満のオルガノポリシロキサン40〜95質量%を含有する前記<1>に記載のオルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法である。
<3> 液晶形成乳化剤が、下記一般式(1)で表され、かつ下記数式(1)を満足するHLB10以上の非イオン界面活性剤である前記<1>から<2>のいずれかに記載のオルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法である。
Figure 2005330404
Figure 2005330404
<4> オルガノポリシロキサン混合物の添加が、連続添加である前記<1>から<3>のいずれかに記載のオルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法である。
<5> 連続添加の速度が、オルガノポリシロキサン混合物の全量を100質量部としたとき、1〜20質量部/分である前記<4>に記載のオルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法である。
<6> オルガノポリシロキサン混合物の添加が、分割添加である前記<1>から<3>のいずれかに記載のオルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法である。
<7> 分割添加の回数が3以上であり、オルガノポリシロキサン混合物の全量を100質量部としたとき、1回目の添加量と2回目の添加量との合計が2〜85質量部である前記<6>に記載のオルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法である。
<8> 前記<1>から<7>のいずれかに記載のオルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法により製造され、平均粒子径が1μm以下であることを特徴とするオルガノポリシロキサンエマルジョンである。
<9> 安息香酸及びその誘導体、並びに、ヒドロキシエタンジホスホン酸の少なくともいずれかを含む前記<8>に記載のオルガノポリシロキサンエマルジョンである。
<10> 前記<8>から<9>のいずれかに記載のオルガノポリシロキサンエマルジョンを含むことを特徴とする化粧料である。
<11> 前記<8>から<9>のいずれか記載のオルガノポリシロキサンマルジョンを含むことを特徴とする洗浄料である。
本発明によると、従来における諸問題を解決することができ、乳化重合法を用いないため、未重合反応物質の残存の問題がなく、高剪断力乳化装置(高圧乳化機、ホモミキサー、コロイドミル等)を必要としないため、動粘度の制約がなく、攪拌熱による温度上昇の問題もなく、乳化剤のイオン性が制約されないため、乳化剤の選択の幅が広く、乳化剤の使用量が少量で足り、製品物性に悪影響を与えず用途上の制約が少なく、液状乃至ガム状の高重合オルガノポリシロキサン(高粘度シリコーン油、生ゴム領域の高重合度オルガノポリシロキサンなど)を主成分とする水中油型のオルガノポリシロキサンのエマルジョンを低コストで効率的に製造可能なオルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法、及び該オルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法により製造され、微細で安定性が良好であり、化粧料、整髪料、洗浄剤、コンディショナー、トリートメント、繊維処理剤、潤滑剤、離型剤、ガラス繊維処理剤、艶出剤、消泡剤などに好適なオルガノポリシロキサンエマルジョンを提供することを目的とする。
本発明のオルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法は、(a)液晶形成工程と、(b)均一混合物調製工程と、(c)オルガノポリシロキサンエマルジョン調製工程とを含み、更に必要に応じて適宜選択したその他の工程を含む。
本発明のオルガノポリシロキサンエマルジョンは、本発明の前記オルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法により製造される。
以下、本発明のオルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法を説明すると共に、併せて本発明のオルガノポリシロキサンエマルジョンについても説明する。
−(a)液晶形成工程−
前記(a)液晶形成工程は、液晶形成性乳化剤を用いて液晶を形成させる工程である。
前記液晶形成性乳化剤としては、液晶を形成することができる限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性剤、などが挙げられる。
前記非イオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ソルビタン脂肪酸エステル、などが挙げられる。
前記アニオン性界面活性剤としては、例えば、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、N−アシルアミノ酸とその塩、アルキルスルホカルボン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸とその塩、などが挙げられる。
前記カチオン性界面活性剤としては、例えば、アルキルアンモニウム塩、アルキルベンジルアンモニウム塩、などが挙げられる。
前記両性界面活性剤としては、例えば、アルキルベタインタイプ、イミダゾリニウムベタイン、レシチン、などが挙げられる。
これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記液晶形成性乳化剤の中でも、下記一般式(1)で表され、かつ下記数式(1)を満足する(以下、このことを「ナロー」と称する)HLB10以上の非イオン界面活性剤がより好ましい。
Figure 2005330404
Figure 2005330404
このような液晶形成性乳化剤の具体例としては、ポリオキシエチレン(POE)アルキルエーテル、ポリオキシエチレン(POE)アルケニルエーテル、などが好適に挙げられる。
前記一般式(1)中、Rの炭素数としては、通常、10〜18であり、12〜18が好ましく、14〜18がより好ましい。
前記Rの炭素数が、10未満であると、得られるオルガノポリシロキサンエマルジョンの安定性が悪くなることがあり、18を超えると、前記液晶形成性乳化剤の融点が高くなるため、乳化温度を非常に高くしなければならず、製造が困難となることがある。
前記Rとしては、アルキル基、アルケニル基などが好ましい。
前記数式(1)において、最も質量%(重量%)の多い前記液晶形成乳化剤におけるエチレンオキサイド(ポリオキシエチレン:POE)の付加モル数を「n(MAX)」としたとき、前記n(MAX)としては、15以上が好ましく、18以上がより好ましく、20以上が更に好ましく、前記数値範囲の上限値としては100が好ましい。
前記n(MAX)が、15未満であると、エマルジョン製造工程における中間体混合物の粘度が非常に高くなり、製造が困難となることがあり、また、エマルジョンの安定性においても、経日保存中に動粘度が上昇してしまうことがあり、エマルジョンのハンドリング性に劣ることがある。
前記数式(1)中、Yiとしては、55質量%以上であり、60質量%以上が好ましい。
前記Yiが、55質量%未満であると、エマルジョン製造工程における中間体混合物の粘度が非常に高くなり、製造が困難となることがあり、また、エマルジョンの安定性においても、経日保存中に粘度が上昇してしまうことがあり、エマルジョンのハンドリング性に劣ることがる。
前記数式(1)においては、例えば、最も質量%(重量%)の多い前記液晶形成乳化剤におけるエチレンオキサイド(ポリオキシエチレン:POE)の付加モル数が「35モル」であるとき(n(MAX)=35)、該エチレンオキサイド(ポリオキシエチレン:POE)の付加モル数が33〜37の前記液晶形成乳化剤の合計量が、ポリオキシエチレンアルキルエーテル中の55質量%以上であることを意味する。
前記一般式(I)で表され、かつ前記数式(1)を満足する(ナロー)非イオン界面活性剤におけるHLB(親水・親油・バランス:Hydrophile-Lipophile-Balance)としては、10以上であるのが好ましく、13〜16がより好ましい。
前記HLBの値が、10未満であると、オルガノポリシロキサンの乳化自体が困難となることがあり、また、乳化できてもエマルジョンの安定性が悪くなることがある。
前記液晶形成乳化剤の使用量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ベース油として使用される前記オルガノポリシロキサン混合物100質量部に対し、0.5〜70重量部が好ましく、1〜30質量部がより好ましい。
前記(a)液晶形成工程は、例えば、前記液晶形成性乳化剤を水中に添加し混合することにより、前記液晶を形成させた後、必要量の水を適宜添加し混合することにより行うことができる。なお、前記添加・混合の方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
−(b)均一混合物調製工程−
前記(b)均一混合物調製工程は、前記液晶形成工程において形成させた液晶に、200万〜1500万cStのオルガノポリシロキサン及び200万cSt未満のオルガノポリシロキサンを含有するオルガノポリシロキサン混合物を添加しながら攪拌して均一混合物を調製する工程である。
前記オルガノポリシロキサン混合物は、高重合のオルガノポリシロキサンと、低重合のオルガノポリシロキサンとを含む。
前記高重合のオルガノポリシロキサンの動粘度(cSt)としては、200万〜1500万cStであることが必要であり、300万〜1200万cStが好ましく、350万〜1100万cStがより好ましい。該高重合のオルガノポリシロキサンは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記低重合のオルガノポリシロキサンの動粘度(cSt)としては、200万cSt未満であることが必要であり、10〜1万cStが好ましく、20〜5000cStがより好ましい。該低重合のオルガノポリシロキサンは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記オルガノポリシロキサン混合物における、前記高重合のオルガノポリシロキサンの含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、5〜60質量%が好ましく、15〜50質量%がより好ましい。
前記オルガノポリシロキサン混合物における、前記低重合のオルガノポリシロキサンの含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、40〜95質量%が好ましく、50〜85質量%がより好ましい。
前記オルガノポリシロキサン混合物における、前記高重合のオルガノポリシロキサンの含有量が、5質量%未満であると、化粧料等に配合した際に十分な効果が得られないことがあり、60質量%を超えると、経時安定性が悪くなることがある。
前記オルガノポリシロキサンの具体例としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ジメチルシリコーン、アルキル変成シリコーン、アミノ変成シリコーン、エポキシ変成シリコーン、環状シリコーン、メチルフェニルシリコーン、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記オルガノポリシロキサン混合物を前記液晶に添加する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、連続添加、分割添加、などが特に好適に挙げられる。
前記連続添加及び前記分割添加の場合、乳化が容易であり、得られるオルガノポリシロキサンエマルジョン(乳化物)の安定性が良好であり、前記オルガノポリシロキサンを30〜65質量%程度含有するオルガノポリシロキサンエマルジョン(乳化物)を好適に製造することができる点で有利である。
前記連続添加における添加速度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記オルガノポリシロキサン混合物の全量を100質量部としたとき、1〜20質量部/分が好ましく、3〜10質量部/分がより好ましく、5〜7質量部/分が特に好ましい。
前記添加速度が、1質量部/分未満であると、生産性が悪くなることがあり、20質量部/分を超えると、微粒化が困難になることがある。
前記分割添加の場合における添加回数としては、2(2分割)以上であり、3(3分割
)以上が好ましい。
前記分割添加における各回の添加量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記オルガノポリシロキサン混合物の全量を100質量部としたとき、1回目と2回目との合計量が2〜85質量部であるのが好ましく、1回目が1〜50質量部、2回目が1〜50質量部、3回目以降が15〜98質量部であるのがより好ましく、1回目が5〜40質量部、2回目が5〜40質量部、3回目以降が20〜90質量部であるのが更に好ましく、1回目が10〜30質量部、2回目が10〜30質量部、3回目以降が40〜80質量部であるのが特に好ましい。
前記分割添加において、1回目及び2回目における添加量が、それぞれ1質量部未満であると、エマルジョン粒子の微細化が困難になったり、添加回数を増やすことが必要となり、生産性が悪くなることがあり、一方、1回目及び2回目の添加量が、それぞれ50質量部を超えると、エマルジョン粒子の微細化が困難になることがある。
前記攪拌のための装置としては、特に高剪断力を必要とせず、低剪断力(例えば5m/sec以下)の一般的な撹拌装置の内から適宜選択することができる。
前記攪拌装置における攪拌翼としては、全体を十分に混合することができればよく、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、プロペラ形、タービン形、いかり形、リボン形、などが挙げられる。
前記均一混合物調製工程において、前記オルガノポリシロキサン混合物を、前記液晶を収容する前記攪拌装置に前記連続添加及び分割添加のいずれかを行うと、前記液晶を形成した多量の前記液晶形成乳化剤により、先に乃至1回目に添加した前記オルガノポリシロキサン混合物が微粒化され、その後に乃至2回目以降に添加した前記オルガノポリシロキサン混合物に、その添加前に微粒化された前記オルガノポリシロキサン混合物が混入するため、前記オルガノポリシロキサン混合物の粒径があまり大きくならずに全体が微粒化され、前記液晶形成乳化剤が少量であっても容易に微粒化され、安定な均一混合物が得られる。
−(c)オルガノポリシロキサンエマルジョン調製工程−
前記(c)オルガノポリシロキサンエマルジョン調製工程は、前記均一混合物調製工程において調製した前記均一混合物に、水を添加してオルガノポリシロキサンエマルジョンを調製する工程である。
前記水の添加方法、添加量については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
以上により調製されるオルガノポリシロキサンエマルジョンは、水中油滴型(o/w型)であり、そこに含まれるエマルジョン粒子の平均粒径としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、1.0μm以下であるのが好ましい。
前記オルガノポリシロキサンエマルジョン調製工程においては、前記水のみならず、目的に応じて適宜選択したその他の成分を添加することができる。
前記その他の成分としては、例えば、抗菌剤、保存剤、安定化剤、などの各種添加剤が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記その他の成分の添加は、前記水の添加と共に行ってもよいし、前記水の添加後に行ってもよいが、後者の方が好ましい。
前記その他の成分の具体例としては、安息香酸、パラオキシ安息香酸アルキル類、ヒドロキシエタンジホスホン酸(以下「EHDP」と略すことがある)、などが挙げられる。これらの中でも、前記安息香酸及びパラオキシ安息香酸アルキル類から選択される少なくとも1種と、前記ヒドロキシエタンジホスホン酸とを併用するのが好ましい。
この場合、得られるオルガノポリシロキサンエマルジョンは、抗菌性に優れ、化粧品、洗浄剤等の用途に好適に使用することができる。
なお、前記パラオキシ安息香酸アルキル類としては、例えば、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
上述した本発明のオルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法により製造される本発明のオルガノポリシロキサンエマルジョンのpHとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、1.5〜4.0が好ましく、1.8〜3.0がより好ましい。
前記オルガノポリシロキサンエマルジョンのpHが、前記数値範囲内であると、抗菌性に優れ、化粧品、洗浄剤等の用途に好適に使用することができる点で有利である。一方、前記pHが、1.5未満であると、装置が腐食したり、取扱性、安定性等に問題が生じたり、他の製品に添加して化粧品、洗浄剤等を得る場合に更にpH調整を行う必要が生じたりすることがあり、4.0を超えると、防腐力が低下することがある。
前記pHの調整方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、クエン酸、リン酸、塩酸、硫酸、これらの塩などをpH調整剤として用い、これらを添加することにより行うことができる。
前記オルガノポリシリキサンエマルジョンが前記安息香酸、前記パラオキシ安息香酸アルキル類、前記EHDPなどを含有する場合、前記安息香酸及び前記パラオキシ安息香酸アルキル類から選択される少なくとも1種の含有量としては、前記オルガノポリシロキサンエマルジョンの全質量に対し、0.05〜1.0質量%が好ましく、0.1〜0.5質量%がより好ましく、また、前記EHDPの含有量としては、前記オルガノポリシロキサンエマルジョンの全質量に対し、0.01〜0.5質量%が好ましく、0.05〜0.20質量%がより好ましい。
本発明のオルガノポリシロキサンエマルジョンにおけるエマルジョン粒子の平均粒子径としては、1μm以下であり、0.3〜0.9μmが好ましい。
なお、前記平均粒径は、例えば、粒度分布計を用いて測定することができる。
本発明のオルガノポリシロキサンエマルジョンは、微細で安定性が良好であり、化粧料、整髪料、洗浄剤、コンディショナー、トリートメント、繊維処理剤、潤滑剤、離型剤、ガラス繊維処理剤、艶出剤、消泡剤などに特に好適に使用することができる。
本発明の化粧料又は洗浄料は、本発明の前記オルガノポリシロキサンエマルジョンを含むこと以外には、特に制限はなく、公知の組成を有することができ、公知の各種添加剤等の成分を有してなる。
本発明の化粧料又は洗浄料における前記オルガノポリシロキサンエマルジョンの含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明は、これらの実施例に何ら限定されるものではない。
以下の実施例及び比較例において、「%」は、すべて質量基準値であり、また、精製水は、各組成バランスで配合している。実施例で得られたオルガノポリシロキサンエマルジョンの平均粒径は、日科機(株)製のマイクロトラックUPA粒度分布計(MODEL
9340−UPA)(HONEYWELL社製)を用いて測定した。また、前記液晶形成乳化剤における「POE」は、ポリオキシエチレンの略であり、nは、エチレンオキサイドの平均付加モル数を表し、「ナロー」とは、前記一般式(1)及び前記数式(1)式を満たすことを表す。
(実施例1)
まず、前記液晶形成乳化剤としてのナローPOE(n=15)セチルエーテル4.5%と、精製水2.25%とを混合して液晶を形成した。以上が前記液晶形成工程である。
次に、形成した液晶に、油相として前記オルガノポリシロキサン混合物としてのジメチルシリコーン(1000万/400万/1000cSt=15/15/70混合物)60%の全質量を100としたとき、5/分の添加速度で連続添加し、攪拌機で混合した。以上が、前記均一混合物調製工程である。
次に、調製した均一混合物に対し、精製水を添加し、再び混合し、更に前記安息香酸0.2%と前記EHDP0.06%とを添加して混合してオルガノポリシロキサンエマルジョンを製造した。以上が前記オルガノポロシロキサンエマルジョン調製工程である。
以上により得られたオルガノポリシロキサンエマルジョンの平均粒径は、0.81μmであった。
(実施例2)
まず、前記液晶形成乳化剤としてのナローPOE(n=15)セチルエーテル4.5%と、精製水2.25%とを混合して液晶を形成した。以上が前記液晶形成工程である。
次に、形成した液晶に、油相として前記オルガノポリシロキサン混合物としてのジメチルシリコーン(1000万/400万/1000cSt=15/15/70混合物)60%の全質量を100としたとき、3/分の添加速度で連続添加し、攪拌機で混合した。以上が、前記均一混合物調製工程である。
次に、調製した均一混合物に対し、精製水を添加し、再び混合し、更にパラオキシ安息香酸メチル0.22%と、パラオキシ安息香酸エチル0.07%と、パラオキシ安息香酸プロピル0.07%と、前記EHDP0.06%とを添加して混合してオルガノポリシロキサンエマルジョンを製造した。以上が前記オルガノポロシロキサンエマルジョン調製工程である。
以上により得られたオルガノポリシロキサンエマルジョンの平均粒径は、0.85μmであった。
(実施例3)
まず、前記液晶形成乳化剤としてのナローPOE(n=15)セチルエーテル4.5%と、精製水2.25%とを混合して液晶を形成した。以上が前記液晶形成工程である。
次に、形成した液晶に、油相として前記オルガノポリシロキサン混合物としてのジメチルシリコーン(1000万/200cSt=30/70混合物)60%の全質量を100としたとき、10/分の添加速度で連続添加し、攪拌機で混合した。以上が、前記均一混合物調製工程である。
次に、調製した均一混合物に対し、精製水を添加し、再び混合してオルガノポリシロキサンエマルジョンを製造した。以上が前記オルガノポロシロキサンエマルジョン調製工程である。
以上により得られたオルガノポリシロキサンエマルジョンの平均粒径は、0.86μmであった。
(実施例4)
まず、前記液晶形成乳化剤としてのナローPOE(n=15)セチルエーテル4.5%と、精製水2.25%とを混合して液晶を形成した。以上が前記液晶形成工程である。
次に、形成した液晶に、油相として前記オルガノポリシロキサン混合物としてのジメチルシリコーン(1000万/400万/1000cSt=15/15/70混合物)15%を添加(1回目)し、攪拌機で混合した。その後、更にジメチルシリコーン(1000万/400万/1000cSt=15/15/70混合物)15%を添加(2回目)し、攪拌機で混合し、均一にした後、更にジメチルシリコーン(1000万/400万/1000cSt=15/15/70)30%を添加(3回目)し、粘稠な均一混合物を得た。以上が、前記均一混合物調製工程である。
次に、調製した均一混合物に対し、精製水を添加し、再び混合し、更に前記安息香酸0.2%と前記EHDP0.06%とを添加して混合してオルガノポリシロキサンエマルジョンを製造した。以上が前記オルガノポロシロキサンエマルジョン調製工程である。
以上により得られたオルガノポリシロキサンエマルジョンの平均粒径は、0.75μmであった。
(実施例5)
まず、前記液晶形成乳化剤としてのナローPOE(n=15)セチルエーテル4.5%と、精製水2.25%とを混合して液晶を形成した。以上が前記液晶形成工程である。
次に、形成した液晶に、油相として前記オルガノポリシロキサン混合物としてのジメチルシリコーン(1500万/20cSt=15/85混合物)13.75%を添加(1回目)し、攪拌機で混合した。その後、更にジメチルシリコーン(1500万/20cSt=15/85混合物)13.75%を添加(2回目)し、攪拌機で混合し、均一にした後、更にジメチルシリコーン(1500万/20cSt=15/85混合物)27.5%を添加(3回目)し、粘稠な均一混合物を得た。以上が、前記均一混合物調製工程である。
次に、調製した均一混合物に対し、精製水を添加し、再び混合し、更にパラオキシ安息香酸メチル0.22%と、パラオキシ安息香酸エチル0.07%と、パラオキシ安息香酸プロピル0.07%と、前記EHDP0.06%とを添加して混合してオルガノポリシロキサンエマルジョンを製造した。以上が前記オルガノポロシロキサンエマルジョン調製工程である。
以上により得られたオルガノポリシロキサンエマルジョンの平均粒径は、0.78μmであった。
(実施例6)
まず、前記液晶形成乳化剤としてのナローPOE(n=15)セチルエーテル4.5%と、精製水2.25%とを混合して液晶を形成した。以上が前記液晶形成工程である。
次に、形成した液晶に、油相として前記オルガノポリシロキサン混合物としてのジメチルシリコーン(1000万/200cSt=30/70混合物)15%を添加(1回目)し、攪拌機で混合した。その後、更にジメチルシリコーン(1000万/200cSt=30/70混合物)15%を添加(2回目)し、攪拌機で混合し、均一にした後、更にジメチルシリコーン(1000万/200cSt=30/70混合物)30%を添加(3回目)し、粘稠な均一混合物を得た。以上が、前記均一混合物調製工程である。
次に、調製した均一混合物に対し、精製水を添加し、再び混合してオルガノポリシロキサンエマルジョンを製造した。以上が前記オルガノポロシロキサンエマルジョン調製工程である。
以上により得られたオルガノポリシロキサンエマルジョンの平均粒径は、0.71μmであった。
(実施例7)
まず、前記液晶形成乳化剤としてのPOE(n=20)ソルビタンモノラウレート5.0%と、精製水2.5%とを混合して液晶を形成した。以上が前記液晶形成工程である。
次に、形成した液晶に、油相として前記オルガノポリシロキサン混合物としてのジメチルシリコーン(1000万/400万/1000cSt=15/15/70)6.0%を添加(1回目)し、攪拌機で混合した。その後、更にジメチルシリコーン(1000万/400万/1000cSt=15/15/70)12.0%を添加(2回目)し、攪拌機で混合し、均一にした後、更にジメチルシリコーン(1000万/400万/1000cSt=15/15/70)42.0%を添加(3回目)し、粘稠な均一混合物を得た。以上が、前記均一混合物調製工程である。
次に、調製した均一混合物に対し、精製水を添加し、再び混合し、更に安息香酸0.22%と、EHDP0.06%とを添加して混合してオルガノポリシロキサンエマルジョンを製造した。以上が前記オルガノポロシロキサンエマルジョン調製工程である。
以上により得られたオルガノポリシロキサンエマルジョンの平均粒径は、0.82μmであった。
(実施例8)
まず、前記液晶形成乳化剤としてのPOE(9.5)ノニルフェニルエーテルリン酸6.0%と、精製水3.0%とを混合して液晶を形成した。以上が前記液晶形成工程である。
次に、形成した液晶に、油相として前記オルガノポリシロキサン混合物としてのジメチルシリコーン(1000万/400万/1000cSt=15/15/70混合物)9.0%を添加(1回目)し、攪拌機で混合した。その後、更にジメチルシリコーン(1000万/400万/1000cSt=15/15/70混合物)9.0%を添加(2回目)し、攪拌機で混合し、均一にした後、更にジメチルシリコーン(1000万/400万/1000cSt=15/15/70混合物)42.0%を添加(3回目)し、粘稠な均一混合物を得た。以上が、前記均一混合物調製工程である。
次に、調製した均一混合物に対し、精製水を添加し、再び混合し、更にパラオキシ安息香酸メチル0.3%と、パラオキシ安息香酸エチル0.1%と、パラオキシ安息香酸プロピル0.1%と、前記EHDP0.1%とを添加して混合してオルガノポリシロキサンエマルジョンを製造した。以上が前記オルガノポロシロキサンエマルジョン調製工程である。
以上により得られたオルガノポリシロキサンエマルジョンの平均粒径は、0.86μmであった。
(実施例9)
まず、前記液晶形成乳化剤としてのオクタデシルトリメチルアンモニウムクロライド12.0%と、精製水6.0%とを混合して液晶を形成した。以上が前記液晶形成工程である。
次に、形成した液晶に、油相として前記オルガノポリシロキサン混合物としてのジメチルシリコーン(1000万/400万/1000cSt=15/15/70混合物)15%を添加(1回目)し、攪拌機で混合した。その後、更にジメチルシリコーン(1000万/400万/1000cSt=15/15/70混合物)15%を添加(2回目)し、攪拌機で混合し、均一にした後、更にジメチルシリコーン(1000万/400万/1000cSt=15/15/70混合物)30%を添加(3回目)し、粘稠な均一混合物を得た。以上が、前記均一混合物調製工程である。
次に、調製した均一混合物に対し、精製水を添加し、再び混合し、更に安息香酸0.2%と、パラオキシ安息香酸メチル0.1%と、前記EHDP0.06%とを添加して混合してオルガノポリシロキサンエマルジョンを製造した。以上が前記オルガノポロシロキサンエマルジョン調製工程である。
以上により得られたオルガノポリシロキサンエマルジョンの平均粒径は、0.89μmであった。
(実施例10)
まず、前記液晶形成乳化剤としてのナローPOE(n=15)セチルエーテル4.5%と、精製水2.25%とを混合して液晶を形成した。以上が前記液晶形成工程である。
次に、形成した液晶に、油相として前記オルガノポリシロキサン混合物としてのジメチルシリコーン(1000万/400万/1000cSt=15/15/70混合物)6%を添加(1回目)し、攪拌機で混合した。その後、更にジメチルシリコーン(1000万/400万/1000cSt=15/15/70混合物)12%を添加(2回目)し、攪拌機で混合し、均一にした後、更にジメチルシリコーン(1000万/400万/1000cSt=15/15/70混合物)18%を添加(3回目)し、攪拌機で混合し、均一にした後、更にジメチルシリコーン(1000万/400万/1000cSt=15/15/70混合物)18%を添加(4回目)し、攪拌機で混合し、粘稠な均一混合物を得た。以上が、前記均一混合物調製工程である。
次に、調製した均一混合物に対し、精製水を添加し、再び混合し、更にパラオキシ安息香酸メチル0.22%と、パラオキシ安息香酸エチル0.07%と、パラオキシ安息香酸プロピル0.07%と、前記EHDP0.06%とを添加して混合してオルガノポリシロキサンエマルジョンを製造した。以上が前記オルガノポロシロキサンエマルジョン調製工程である。
以上により得られたオルガノポリシロキサンエマルジョンの平均粒径は、0.71μmであった。
(実施例11)
まず、前記液晶形成乳化剤としてのナローPOE(n=15)セチルエーテル4.5%と、精製水2.25%とを混合して液晶を形成した。以上が前記液晶形成工程である。
次に、形成した液晶に、油相として前記オルガノポリシロキサン混合物としてのジメチルシリコーン(1000万/20cSt=15/85混合物)6%を添加(1回目)し、攪拌機で混合した。その後、更にジメチルシリコーン(1000万/20cSt=15/85混合物)6%を添加(2回目)し、攪拌機で混合し、均一にした後、更にジメチルシリコーン(1000万/20cSt=15/85混合物)12%を添加(3回目)し、攪拌機で混合し、均一にした後、更にジメチルシリコーン(1000万/20cSt=15/85混合物)18%を添加(4回目)し、攪拌機で混合し、均一にした後、更にジメチルシリコーン(1000万/20cSt=15/85混合物)18%を添加(5回目)し、攪拌機で混合し、粘稠な均一混合物を得た。以上が、前記均一混合物調製工程である。
次に、調製した均一混合物に対し、精製水を添加し、再び混合し、更に安息香酸0.2%と、前記EHDP0.06%とを添加して混合してオルガノポリシロキサンエマルジョンを製造した。以上が、前記オルガノポロシロキサンエマルジョン調製工程である。
以上により得られたオルガノポリシロキサンエマルジョンの平均粒径は、0.74μmであった。
(実施例12)
まず、前記液晶形成乳化剤としてのナローPOE(n=15)セチルエーテル4.5%と精製水2.25%とを混合して液晶を形成した。以上が前記液晶形成工程である。
次に、形成した液晶に、油相として前記オルガノポリシロキサン混合物としてのジメチルシリコーン(1000万/400万/20cSt=30/25/45)15%を添加(1回目)し、撹拌機で混合し、均一にした後、ジメチルシリコーン(1000万/400万/20cSt=30/25/45)15%を添加(2回目)し、攪拌機で混合し、均一にした後、更にジメチルシリコーン(1000万/400万/20cSt=30/25/45)30%を添加(3回目)し、粘稠な均一混合物を得た。以上が、前記均一混合物調製工程である。
次に、調製した均一混合物に対し、精製水を添加し、再び混合し、更に前記安息香酸0.2%と、EHDP0.06%とを添加し、混合して前記オルガノシロキサンエマルジョンを製造した。以上が、前記オルガノシロキサンエマルジョン調製工程である。
以上により得られたオルガノシロキサンエマルジョンの平均粒径は、0.96μmであった。
(実施例13)
まず、前記液晶形成乳化剤としてのナローPOE(n=15)セチルエーテル4.5%と、精製水2.25%とを混合して液晶を形成した。以上が前記液晶形成工程である。
次に、形成した液晶に、油相として前記オルガノポリシロキサン混合物としてのジメチルシリコーン(1000万/1000cSt=8/82)15%を添加(1回目)し、撹拌機で混合した。その後、更にジメチルシリコーン(1000万/1000cSt=8/82)15%を添加(2回目)し、攪拌機で混合し、更にジメチルシリコーン(1000万/1000cSt=8/82)30%を添加(3回目)し、攪拌機で混合し、粘稠な均一混合物を得た。以上が前記均一混合物調製工程である。
次に、調製した均一混合物に対し、精製水を添加し、再び混合し、更に前記パラオキシ安息香酸メチル0.22%と、前記パラオキシ安息香酸エチル0.07%と、前記パラオキシ安息香酸プロピル0.07%と、前記EHDP0.06%とを添加し、混合してオルガノシロキサンエマルジョンを製造した。以上が前記オルガノシロキサンエマルジョン調製工程である。
以上により得られたオルガノシロキサンエマルジョンの平均粒径は、0.70μmであった。
(実施例14)
まず、前記液晶形成乳化剤としてのPOE(n=15)セチルエーテル(EMALEX115 日本エマルジョン株式会社製)4.5%と、精製水2.25%とを混合して液晶を形成した。以上が前記液晶形成工程である。
次に、形成した液晶に、油相として前記オルガノポリシロキサン混合物としてのジメチルシリコーン(1000万/400万/1000cSt=15/15/70)15%を添加(1回目)し、撹拌機で混合した。その後、更にジメチルシリコーン(1000万/400万/1000cSt=15/15/70)15%を添加(2回目)し、同様に攪拌機で混合し、均一にした後、更にジメチルシリコーン(1000万/400万/1000cSt=15/15/70)30%を添加(3回目)し、攪拌機で混合し、粘稠な均一混合物を得た。以上が前記均一混合物調製工程である。
次に、調製した均一混合物に対し、精製水を添加し、再び混合し、これに前記安息香酸0.2%、前記EHDP0.06%を混合してオルガノポリシロキサンエマルジョンを製造した。
以上により得られたオルガノポリシロキサンエマルジョンの平均粒子径は、0.89μmであった。
(比較例1)
前記液晶形成乳化剤としてのナローPOE(n=15)セチルエーテル4.5%と、精製水2.25%とを混合して液晶を形成した。次に、形成した液晶に、油相として前記オルガノポリシロキサン混合物としてのジメチルシリコーン(1000万/400万/1000cSt=15/15/70混合物)60%を添加し、攪拌機で、均一に、粘稠な状態になるまで長時間攪拌した。精製水を添加し、再び混合し、更に前記安息香酸0.2%と前記EHDP0.06%とを添加して混合してオルガノポリシロキサンエマルジョンを製造した。
以上により得られたオルガノポリシロキサンエマルジョンの平均粒径は、1.65μmであった。
(比較例2)
前記液晶形成乳化剤としてのナローPOE(n=15)セチルエーテル4.5%と、精製水2.25%とを混合して液晶を形成した。次に、形成した液晶に、油相として前記オルガノポリシロキサン混合物としてのジメチルシリコーン(1000万cSt=100)15%を添加し、攪拌機で均一にし、更にジメチルシリコーン(1000万cSt=100)30%を添加し、混合して、粘稠な状態になるまで長時間攪拌した。精製水33.25%を添加し、再び混合し、更にパラオキシ安息香酸メチル0.3%と、パラオキシ安息香酸エチル0.1%と、パラオキシ安息香酸プロピル0.1%と、前記EHDP0.1%とを添加して混合してオルガノポリシロキサンエマルジョンを製造した。
以上により得られたオルガノポリシロキサンエマルジョンの平均粒径は、2.13μmであった。
以上により得られた各オルガノポリシロキサンエマルジョンにつき、以下の基準にて安定性を評価し、結果を表1〜表5に示した。評価は、NICHIDEN−RIKA
GLASS社製のガラス瓶SV−50Aで行った。
<安定性の評価基準>
◎:目視判定で分離がまったく認められない状態
○:目視判定で表面(問題のない1mm以下)にわずかな分離が認められる状態
△:目視判定で1mm〜3mmの分離が認められる状態
×:目視判定で3mm以上の分離が認められる状態
Figure 2005330404
Figure 2005330404
Figure 2005330404
Figure 2005330404
Figure 2005330404
Figure 2005330404
(実施例15)
実施例1で得られたオルガノポリシロキサンエマルジョンを整髪料に配合し、以下の組成を有する整髪料を製造した。
−整髪料の組成−
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム:0.5%
アミノ変性シリコーンエマルション:3.0%(注1)
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテル(24E.O.)(24P.O.):5.0%
ヒドロキシエチルセルロース:0.8%
オルガノポリシロキサンエマルジョン:10.0%
ポリオキシエチレンステアリルエーテル(20E.O.):0.5%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(20E.O.):0.5%
ポリオキシエチレングリコール:2.0%
香料:0.1%
エタノール:14.0%
パラオキシ安息香酸メチル:0.1%
精製水:バランス
注1:前記アミノ変性シリコーンエマルションは、以下の組成を有する。
アミノエチルアミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体:40.0%
ポリオキシエチレンアルキル(C12〜14)エーテル(12E.O.):3.0%
ポリオキシエチレンアルキル(C12〜14)エーテル(3E.O.):1.0%
パラオキシ安息香酸メチル:0.15%
パラオキシ安息香酸プロピル:0.05%
エタノール:2.0%
乳酸:0.5%
精製水:バランス
(実施例16)
実施例1で得られたオルガノポリシロキサンエマルジョンをシャンプーに配合し、以下の組成を有するシャンプーを製造した。
−シャンプーの組成−
ラウリン酸アミドプロピルベタイン:14.0%
ラウリルジメチルアミンオキシド:1.0%
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド:3.0%
塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム:2.5%
ベヘニルアルコール:6.0%
プロピレングリコール:5.0%
オルガノポリシロキサンエマルジョン:3.3%
アミノ変性シリコーン(詳細は上述の通り):0.5%
安息香酸ナトリウム:0.9%
クエン酸:0.46%
香料:0.5%
精製水:バランス
本発明のオルガノポリシロキサンエマルジョンは、各種分野に好適に使用することができ、例えば、化粧料、整髪料、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、洗浄剤、繊維処理剤、潤滑剤、離型剤、ガラス繊維処理剤、艶出剤、消泡剤などに好適に使用することができる。
本発明は、オルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法は、本発明の前記オルガノポリシロキサンエマルジョンの製造に好適に使用することができる。

Claims (11)

  1. (a)液晶形成性乳化剤を用いて液晶を形成させる液晶形成工程と、(b)該液晶に、200万〜1500万cStのオルガノポリシロキサン及び200万cSt未満のオルガノポリシロキサンを含有するオルガノポリシロキサン混合物を添加しながら攪拌して均一混合物を調製する均一混合物調製工程と、(c)該均一混合物に水を添加してオルガノポリシロキサンエマルジョンを調製するオルガノポリシロキサンエマルジョン調製工程とを含むことを特徴とするオルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法。
  2. オルガノポリシロキサン混合物が、200万〜1500万cStのオルガノポリシロキサン5〜60質量%、及び、200万cSt未満のオルガノポリシロキサン40〜95質量%を含有する請求項1に記載のオルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法。
  3. 液晶形成乳化剤が、下記一般式(1)で表され、かつ下記数式(1)を満足するHLB10以上の非イオン界面活性剤である請求項1から2のいずれかに記載のオルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法。
    Figure 2005330404
    Figure 2005330404
  4. オルガノポリシロキサン混合物の添加が、連続添加である請求項1から3のいずれかに記載のオルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法。
  5. 連続添加の速度が、オルガノポリシロキサン混合物の全量を100質量部としたとき、1〜20質量部/分である請求項4に記載のオルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法。
  6. オルガノポリシロキサン混合物の添加が、分割添加である請求項1から3のいずれかに記載のオルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法。
  7. 分割添加の回数が3以上であり、オルガノポリシロキサン混合物の全量を100質量部としたとき、1回目の添加量と2回目の添加量との合計が2〜85質量部である請求項6に記載のオルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載のオルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法により製造され、平均粒子径が1μm以下であることを特徴とするオルガノポリシロキサンエマルジョン。
  9. 安息香酸及びその誘導体、並びに、ヒドロキシエタンジホスホン酸の少なくともいずれかを含む請求項8に記載のオルガノポリシロキサンエマルジョン。
  10. 請求項8から9のいずれかに記載のオルガノポリシロキサンエマルジョンを含むことを特徴とする化粧料。
  11. 請求項8から9のいずれかに記載のオルガノポリシロキサンマルジョンを含むことを特徴とする洗浄料。
JP2004151110A 2004-05-20 2004-05-20 オルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法 Expired - Lifetime JP4079226B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004151110A JP4079226B2 (ja) 2004-05-20 2004-05-20 オルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004151110A JP4079226B2 (ja) 2004-05-20 2004-05-20 オルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005330404A true JP2005330404A (ja) 2005-12-02
JP4079226B2 JP4079226B2 (ja) 2008-04-23

Family

ID=35485288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004151110A Expired - Lifetime JP4079226B2 (ja) 2004-05-20 2004-05-20 オルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4079226B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008508408A (ja) * 2004-08-05 2008-03-21 ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフト 高粘度オルガノポリシロキサンのエマルションの製造方法
JP2009191017A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Shiseido Co Ltd 乳化型毛髪化粧料
JP2012528241A (ja) * 2009-06-08 2012-11-12 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 濃縮された界面活性剤の直接組み込みを用いる洗浄組成物の製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008508408A (ja) * 2004-08-05 2008-03-21 ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフト 高粘度オルガノポリシロキサンのエマルションの製造方法
JP4809343B2 (ja) * 2004-08-05 2011-11-09 ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフト 高粘度オルガノポリシロキサンのエマルションの製造方法
JP2009191017A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Shiseido Co Ltd 乳化型毛髪化粧料
JP2012528241A (ja) * 2009-06-08 2012-11-12 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 濃縮された界面活性剤の直接組み込みを用いる洗浄組成物の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4079226B2 (ja) 2008-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5551341B2 (ja) 水中油型オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物、それからなる化粧料原料およびそれを用いた頭髪化粧料の製造方法
EA028419B1 (ru) Способ получения кондиционирующей гелевой фазы
JP2011021000A (ja) 二層分離型毛髪化粧料
JPS6359422B2 (ja)
JP5697150B2 (ja) シリコーンエマルジョン
EP0798332B1 (en) Oil-in-water organopolysiloxane emulsion and method for the preparation thereof
JP5640879B2 (ja) シリコーンマイクロエマルション組成物
JP4079226B2 (ja) オルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法
JP7307186B2 (ja) シリコーンエマルジョンおよびその製造方法
JP2000189785A (ja) 乳化液体組成物の製造方法
WO2011000801A2 (en) Personal care emulsions comprising waxy materials and organopolysiloxanes
KR101961487B1 (ko) 고기능성 실리콘 에멀젼 조성물 및 제조 방법
JP3952108B2 (ja) O/w型エマルションの製造方法
JP3135004B2 (ja) オルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法
KR100684668B1 (ko) 실리콘 에멀젼의 제조방법
JP2000351900A (ja) オルガノポリシロキサン乳化物及びその製造方法
KR100275645B1 (ko) 수중유형 실리콘 유화 조성물(Oil-in-Water Silicone Emulsion Composition)
JP7419056B2 (ja) 水中油型エマルジョン組成物の変色を抑制する方法、該組成物の製造方法、および該組成物
JP2021191736A (ja) 多価の酸を含むシリコーンエマルジョン組成物、その製造方法および該組成物の安定化方法
JP7073319B2 (ja) 色調の変化を抑えられる、アミノ変性シリコーン含有水中油型エマルジョン組成物、その製造方法、設計方法、および、該組成物を配合した化粧料
JP4833462B2 (ja) 変性シリコーンエマルジョン及び衣料用柔軟仕上げ剤の製造方法
JPH0532788A (ja) オルガノポリシロキサンエマルジヨンの製造方法
WO2019021800A1 (ja) 水中油型エマルジョン組成物、その製造方法およびその用途
JPH07188557A (ja) オルガノポリシロキサン乳化物およびその製造方法、ならびにそれらを含有してなるシャンプー組成物
JP2021191735A (ja) 多価の酸を含むシリコーンエマルジョン組成物、その製造方法および該組成物の安定化方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070417

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070612

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071016

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071210

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20071225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080129

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110215

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4079226

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120215

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120215

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130215

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130215

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140215

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350