JP2005329306A - 塗布膜形成装置および塗布膜形成方法 - Google Patents

塗布膜形成装置および塗布膜形成方法 Download PDF

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Abstract


【課題】 所望の性状を有する塗布膜を形成するための条件設定を容易に行うことができ、生産性を高めることができる塗布膜形成装置および塗布膜形成方法を提供する。
【解決手段】 略帯状にレジスト液を吐出するレジストノズル52を基板G上でスキャンさせてレジスト液膜を形成するレジスト塗布装置11は、所望の性状のレジスト液膜を基板Gに形成するため処理レシピを作成するレシピ作成装置30を有する。レシピ作成装置30に塗布処理パラメータが入力されると、データ部37を構成する相関データに基づいてその他の塗布処理パラメータが計算され、これ基づいてレジストノズル52からの塗布液吐出、レジストノズル52のスキャンおよび昇降動作が制御される。形成されたレジスト膜の膜厚と目標膜厚との間に差がある場合には、レシピ作成装置30は塗布処理パラメータを補正する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば、液晶表示装置(LCD)等のFPD(フラットパネルディスプレイ)に用いられるガラス基板等の基板に所定の塗布液を供給して塗布膜を形成する塗布膜形成装置および塗布膜形成方法に関する。
例えば、液晶表示装置(LCD)の製造工程においては、フォトリソグラフィー技術を用いて、ガラス基板に所定の回路パターンを形成している。すなわち、ガラス基板にレジスト液を供給してレジスト液膜を形成し、これを熱処理乾燥した後に、逐次、露光処理、現像処理を行っている。
ここで、ガラス基板にレジスト液を供給してレジスト液膜を形成する装置としては、ガラス基板を水平に真空吸着する載置台と、この載置台に保持されたガラス基板にレジスト液を供給するレジスト供給ノズルと、レジスト供給ノズルをガラス基板上で水平方向にスキャンさせるノズル移動機構と、を有するレジスト膜形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようなレジスト膜形成装置を用いてガラス基板に所望の厚さのレジスト膜を形成する場合には、使用するレジスト液の粘度やレジスト液の固形分濃度、レジスト供給ノズルのスキャン速度やレジスト液の吐出流量等の塗布処理条件を適切に設定する必要がある。従来より、レジスト膜形成プロセスにおいては、レジスト膜の目標厚みを変更したり、レジスト液の種類を変更する場合等には、塗布膜形成装置のオペレータがその経験に基づいて、レジスト液の吐出流量等の塗布処理パラメータ条件を変更している。
しかしながら、このような塗布処理パラメータの設定変更は、オペレータの経験による技量に依存するところが大きい。この場合、熟練したオペレータであればこのような設定変更を比較的容易に行うことができるが、経験の浅いオペレータでは最適な条件を設定するまでに試行錯誤が必要となり、生産性の低下を招くおそれがある。また、オペレータによって変更する塗布処理パラメータは必ずしも同じではないために、最適な処理条件を統一することが困難となる。さらに、過去に行われた複数の塗布処理条件から所定の性状を有する塗布膜を形成するのに適した1の処理条件を容易に選択することができ、選択された処理条件をさらに容易に補正することができれば、生産性を向上させることができると考えられる。
特開平10−156255号公報
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、所望の性状を有する塗布膜を形成するための条件設定を容易に行うことができ、生産性を高めることができる塗布膜形成装置および塗布膜形成方法を提供することを目的とする。また、本発明は、最適な処理条件を統一することができる塗布膜形成装置および塗布膜形成方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点によれば、略水平姿勢に支持された基板に塗布液を供給して塗布膜を形成する塗布膜形成装置であって、
塗布液を略帯状に吐出する塗布液吐出口を備えた長尺状の塗布液ノズルと、
前記塗布液ノズルに塗布液を供給する塗布液供給機構と、
前記塗布液ノズルを昇降させるノズル昇降機構と、
前記基板と前記塗布液ノズルとを相対的に移動させる移動機構と、
所望の性状を有する塗布膜を前記基板に形成するために、前記塗布液ノズルからの塗布液の吐出および前記塗布液ノズルの動作ならびに前記塗布液ノズルと基板の相対移動を制御する塗布処理パラメータを有する処理レシピを作成するレシピ作成装置と、
前記処理レシピにしたがって前記塗布液供給機構,前記ノズル昇降機構,前記移動機構の駆動制御を行う制御装置と、
を具備し、
前記レシピ作成装置は、
所定の塗布処理パラメータを入力する入力手段と、
前記入力手段に入力された塗布処理パラメータに基づいて塗布膜形成に必要なその他の塗布処理パラメータを算出し、前記入力手段に入力された塗布処理パラメータと前記その他の塗布処理パラメータから構成される処理レシピを作成する演算手段と、
前記処理レシピを前記制御装置へ出力する出力手段と、
を具備することを特徴とする塗布膜形成装置、が提供される。
本発明の第2の観点によれば、略水平姿勢に支持された基板に塗布液を供給して塗布膜を形成する塗布膜形成装置であって、
塗布液を略帯状に吐出する塗布液吐出口を備えた長尺状の塗布液ノズルと、
前記塗布液ノズルに塗布液を供給する塗布液供給機構と、
前記塗布液ノズルを昇降させるノズル昇降機構と、
前記基板と前記塗布液ノズルとを相対的に移動させる移動機構と、
所望の性状を有する塗布膜を前記基板に形成するために、前記塗布液ノズルからの塗布液の吐出および前記塗布液ノズルの動作ならびに前記塗布液ノズルと基板の相対移動を制御する塗布処理パラメータを有する処理レシピを作成するレシピ作成装置と、
前記レシピ作成装置によって作成された処理レシピにしたがって前記塗布液供給機構,前記ノズル昇降機構,前記移動機構の駆動制御を行う制御装置と、
を具備し、
前記レシピ作成装置は、
実験的に予め求められた、塗布膜形成に必要な塗布処理パラメータから構成される複数の処理レシピが記憶された記憶装置と、
所定の塗布処理パラメータを入力する入力手段と、
前記塗布処理パラメータを前記複数の処理レシピと照合し、前記塗布処理パラメータと同一または同等の塗布処理パラメータを有する1の処理レシピを前記複数の処理レシピの中から選択して読み出す読出手段と、
前記1の処理レシピを構成する塗布処理パラメータを補正する演算手段と、
前記演算手段により求められた処理レシピを前記制御装置へ出力する出力手段と、
を具備することを特徴とする塗布膜形成装置、が提供される。
これらの塗布膜形成装置では、レシピ作成装置の演算手段が、所定の処理レシピにしたがって基板に形成された塗布膜の厚さを実際に測定した結果と塗布膜の目標膜厚との間に差がある場合に、この差がなくなるように塗布処理パラメータを補正するパラメータ補正プログラムを有していることが好ましい。
本発明の第3の観点によれば、基板と略帯状に塗布液を吐出する塗布液ノズルとを相対的に移動させることによって前記基板上に塗布膜を形成する塗布膜形成方法であって、
所望の塗布膜を形成するために、塗布液ノズルからの塗布液の吐出および塗布液ノズルの動作ならびに塗布液ノズルと基板の相対移動を制御する塗布処理パラメータを有する処理レシピをレシピ作成装置により作成する工程と、
前記処理レシピに基づいて前記塗布液ノズルから基板上に塗布液を供給して塗布膜を形成する工程と、
を有し、
前記処理レシピ作成工程は、
前記レシピ作成装置に所定の塗布処理パラメータを入力する工程と、
前記レシピ作成装置が、入力された塗布処理パラメータと前記処理レシピを構成する塗布処理パラメータどうしの予め実験的に求められた相関データとに基づいて、塗布膜形成に必要なその他の塗布処理パラメータを算出し、前記入力手段に入力された塗布処理パラメータと前記その他の塗布処理パラメータから構成される処理レシピを自動作成する工程と、
を有することを特徴とする塗布膜形成方法、が提供される。
本発明の第4の観点によれば、基板と略帯状に塗布液を吐出する塗布液ノズルとを相対的に移動させることによって前記基板上に塗布膜を形成する塗布膜形成方法であって、
所望の塗布膜を形成するために、塗布液ノズルからの塗布液の吐出および塗布液ノズルの動作ならびに塗布液ノズルと基板の相対移動を制御する塗布処理パラメータを有する処理レシピをレシピ作成装置により作成する工程と、
前記処理レシピに基づいて前記塗布液ノズルから基板上に塗布液を供給して塗布膜を形成する工程と、
を有し、
前記レシピ作成装置による処理レシピ作成工程は、
所定の塗布処理パラメータを入力する工程と、
予め実験的に求められた処理レシピの中から入力された塗布処理パラメータと同一または近似する塗布処理パラメータを有する処理レシピを読み出す工程と、
を有することを特徴とする塗布膜形成方法、が提供される。
このような塗布膜形成方法においても、実際に形成された塗布膜の測定膜厚に基づいて、その塗布膜の形成に用いられた処理レシピを構成する所定の塗布処理パラメータを補正する工程をさらに有することが好ましい。
本発明によれば、所望の性状を有する塗布膜を形成するための条件設定を、オペレータの経験に依存することなく、容易に行うことができる。また、統一的な処理条件を定めることができる。これにより生産性を高めることができ、しかも塗布膜が形成された基板を用いて製造された製品の品質を高く一定に保つことができるようになる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。ここでは、本発明をLCD用のガラス基板(以下「LCD基板」という)の表面にレジスト膜を形成するレジスト膜形成システムに適用した場合について説明することとする。
図1にレジスト膜形成システム1の概略構成図を示す。このレジスト膜形成システム1は、LCD基板Gにレジスト液を塗布してレジスト液膜を形成する塗布処理ユニット2と、レジスト液膜が形成されたLCD基板Gを熱処理(プリベーク処理)する熱処理ユニット3と、熱処理により形成されたレジスト膜の膜厚を測定する膜厚測定ユニット4と、を備えている。
図2に塗布処理ユニット2の概略構造を示す平面図を示す。また、図3に塗布処理ユニット2を構成するレジスト塗布装置(CT)11の概略構造を示す正面図(図2におけるX方向から見た図であり、一部を断面で示す)を示す。さらに、図4にレジスト塗布装置(CT)11の概略の制御ブロック図を示す。
塗布処理ユニット2は、LCD基板Gにレジスト液を塗布してレジスト液膜を形成するレジスト塗布装置(CT)11と、LCD基板Gに形成されたレジスト液膜を減圧雰囲気に保持することにより乾燥させる減圧乾燥装置(VD)12と、レジスト塗布装置(CT)11から減圧乾燥装置(VD)12へLCD基板Gを搬送する基板搬送アーム13と、を有している。
レジスト塗布装置(CT)11は、LCD基板Gを略水平姿勢に載置する載置台51と、載置台51に載置されたLCD基板Gにレジスト液を塗布するレジストノズル52と、レジストノズル52へのレジスト液供給およびレジストノズル52からのレジスト液の吐出制御を行うレジスト液供給機構53と、レジストノズル52を昇降させるノズル昇降機構54と、レジストノズル52とノズル昇降機構54とを一体的にX方向でスライドさせるノズルスライド機構55と、レジストノズル52の洗浄処理等を行うノズル洗浄ユニット56と、レジスト塗布装置(CT)11全体の制御を司る塗布処理制御装置57と、レジスト塗布装置(CT)11において所望の性状を有するレジスト液膜をLCD基板Gに形成するため処理レシピを作成し、塗布処理制御装置57に送信するレシピ作成装置30と、を備えている。
載置台51の表面には図示しない吸引孔が所定箇所に複数設けられており、LCD基板Gを減圧吸着することができるようになっている。また、載置台51を鉛直方向に貫通するように所定位置に昇降装置(図示せず)により昇降自在な昇降ピン61が設けられている。これらの昇降ピン61は、外部から載置台51へLCD基板Gを搬入する際およびレジスト液膜が形成されたLCD基板Gを載置台51から搬出する際に、LCD基板Gを昇降させる。
図5にレジストノズル52の概略構造を示す斜視図を示す。レジストノズル52は一方向に長い長尺状の箱体52aに、レジスト液を略帯状に吐出するスリット状のレジスト吐出口52bが設けられた構造を有している。レジストノズル52のY方向端にはそれぞれ保持部材62が取り付けられており、各保持部材62はノズル昇降機構54に支持されている。このレジストノズル52は、箱体52aの長手方向をY方向に一致させた状態で、図2および図3に示されるように、実質的に水平姿勢に保持されている。
図6にレジスト液供給機構53の概略構成を示す。レジスト液供給機構53は、レジスト液を貯留するタンク71と、タンク71からレジスト液をレジストノズル52へ送るポンプ72と、ポンプ72からレジストノズル52へのレジスト液の流量を制御する流量制御装置(マスフロー)73と、レジスト吐出口52bからのレジスト液の吐出タイミングを制御する開閉バルブ74を備えている。
ノズル昇降機構54は、図4に示されるように、保持部材62を昇降させる(これによりレジストノズル52を昇降させる)モータ部およびこのモータ部の駆動による保持部材62の昇降移動量を測定するエンコーダ部と、を備えている。同じ構造のノズル昇降機構54が載置台51を挟んで2台配置されており、これらを同期して駆動することにより、レジストノズル52を略水平姿勢に保持したまま昇降させることができる。
ノズル昇降機構54のエンコーダ部による測定値とレジストノズル52のレジスト吐出口52bの高さ位置とは予めリンクされており、保持部材62の移動量を測定することによって、載置台51に載置されたLCD基板Gの表面とレジストノズル52のレジスト吐出口52bとの間隔の調整を行うことができるようになっている。ノズル昇降機構54としては、レジストノズル52の昇降動作の精度を確保することができる範囲で、電磁リニアモータやボールネジ、ベルト駆動装置等から、適宜選択して用いることができる。
ノズルスライド機構55は、X方向に延在するガイド65a・65bと、ガイド65a・65bにそれぞれ移動自在に嵌め合わされたスライドステージ66a・66bと、リニアモータ67a・67bとを備えており、2台のノズル昇降機構54はそれぞれスライドステージ66a・66bに取り付けられている。
リニアモータ67aは、X方向に延在するマグネットレール81aと、スライドステージ66aに取り付けられ、マグネットレール81aに挿入配置されたコイル82aと、X方向に延在するリニアスケール83と、リニアスケール83を読み取るヘッド84と、コイル82aに所定の駆動信号を送るモータ制御装置85と、を備えている。また、リニアモータ67bは、X方向に延在するマグネットレール81bと、スライドステージ66bに取り付けられ、マグネットレール81bに挿入配置されたコイル82bとを備えている。
公知の通り、マグネットレール81a・81bはX方向にS極とN極とが所定間隔で交互に設けられた構造を有し、コイル82a・82bに所定の電流を流すことによって発生する磁場とこのマグネットレール81a・81bの磁場との間の吸引力と反発力によって、コイル82a・82bおよびスライドステージ66a・66bが一体的にX方向で移動する。
モータ制御装置85は、ヘッド84の読み取り値とレジストノズル52を目的位置へ移動させるために塗布処理制御装置57から送られた指示値とを比較演算し、駆動信号を同時にコイル82a・82bに送る。これによりスライドステージ66a・66bをY方向に並んだ状態でX方向に移動させることができる。LCD基板Gにレジスト液を塗布する際には、レジストノズル52を高い精度で移動させることが好ましいために、リニアスケール83としては高分解能のガラススケールが好適に用いられる。
ノズル洗浄ユニット56は、載置台51を挟んで減圧乾燥装置(VD)12とは反対側に設けられている。ノズル洗浄ユニット56は、LCD基板Gの載置台51への搬入時等にレジストノズル52を待避させる場でもある。ノズル洗浄ユニット56の詳細な構造の図示は省略するが、ノズル洗浄ユニット56は、LCD基板Gへのレジスト液供給前に予備的にレジストノズル52からレジスト液を吐出させる、所謂、ダミーディスペンスを行うためのダミーディスペンス部と、レジストノズル52のレジスト吐出口52bが乾燥しないようにレジスト吐出口52bを溶剤(例えば、シンナー)の蒸気雰囲気で保持するためのノズルバスと、レジストノズル52のレジスト吐出口52b近傍に付着したレジストを除去するためのノズル洗浄機構と、を備えている。
レシピ作成装置30は、図4に示されるように、所定の塗布処理パラメータを入力する入力手段31と、入力手段31に入力された塗布処理パラメータに基づいて処理レシピを作成する演算手段32と、演算手段32によって求められた処理レシピを塗布処理制御装置57へ出力する出力手段33と、を備えている。ここで、塗布処理パラメータとは、LCD基板Gにレジスト液膜を形成するために必要とされる、レジストノズル52からのレジスト液の吐出制御やレジストノズル52のスキャンおよび昇降等の制御に用いられるパラメータを指し、処理レシピはこのような塗布処理パラメータの集合体である。
入力手段31は、例えば、入力する塗布処理パラメータを表示するディスプレイ部31aと、塗布処理パラメータの種類を選択してその値を入力するためのキーボード31bと、を備えている。入力手段31は塗布処理パラメータを再入力することができる機能を備えており、演算手段32はこの再入力された塗布処理パラメータに基づいて処理レシピを構成する塗布処理パラメータを再計算し、新たな処理レシピを作成する。また、入力手段31は、演算手段32により作成された処理レシピ(最初に作成された処理レシピであってもよく、再入力された塗布処理パラメータに基づいて作成された新たな処理レシピであってもよい)を確定させる指示を入力することができる機能を備えている。出力手段33はこの指示により確定された処理レシピを塗布処理制御装置57へ出力する。
入力手段31に入力可能な塗布処理パラメータとしては、レジスト液の粘度と、レジスト液の固形分濃度と、レジストノズル52のX方向におけるスキャン速度(以下「スキャン速度」という)と、レジスト膜の目標膜厚と、レジスト膜の面積と、が挙げられる。なお、レジスト膜の面積に代えて、レジスト液の吐出開始位置と吐出終了位置を入力するようにしてもよい。
演算手段32は、処理レシピを構成する塗布処理パラメータどうしの実験的に予め求められた相関データを有するデータ部37と、入力手段31に入力された塗布処理パラメータとデータ部37を構成する相関データとに基づいてレジスト液膜の形成に必要なその他の塗布処理パラメータを算出するためのパラメータ算出プログラム34と、目標膜厚と膜厚測定ユニット4において測定された実際に形成されたレジスト膜厚との差に基づいて塗布処理パラメータを補正するパラメータ補正プログラム35と、プログラム計算を行う中央演算装置(CPU)36とを有している。
この演算手段32により算出されるその他の塗布処理パラメータとしては、レジストノズル52のレジスト液の吐出流量(以下「吐出流量」という)と、LCD基板Gの表面とレジストノズル52との間隔と、レジスト液の吐出開始時におけるレジスト液吐出量(以下「初期吐出量」といい、後に詳細に説明する)と、が挙げられる。このLCD基板Gの表面とレジストノズル52との間隔には、レジストノズル52のレジスト吐出口52bからレジスト液の吐出を開始する際のLCD基板Gの表面とレジストノズル52との間隔(以下「着液ギャップ」という)と、レジスト吐出口52bからのレジスト液の吐出を開始した後にレジスト液を吐出させながらLCD基板G上をスキャンさせる際のLCD基板Gの表面とレジストノズル52との間隔(以下「塗布ギャップ」という)の2種類がある。
例えば、レジスト液の固形分濃度は既知であるので、所望するレジスト膜の膜厚からレジスト液をLCD基板Gに塗布した直後のレジスト液膜の厚さを求めることができ、求められたレジスト液膜の厚さと所望するレジスト膜の全面積からLCD基板G上に吐出すべきレジスト液の全量を求めることができる。また、レジストノズル52のX方向スキャン速度を定めると、レジスト液の吐出開始位置と吐出終了位置の間の距離が既知であるので、レジスト液の吐出時間が定まる。これにより吐出流量を求めることができる。なお、一般的なマスフロー73では流量検出値がレジスト液の粘度に依存して変化する。このため、マスフロー73の検出値をレジスト液の粘度で補正することにより、レジストノズル52からの吐出流量を所望の値に一定にすることができる。
しかしながら、着液ギャップや塗布ギャップ、初期吐出量はこのような単純計算によって求められるものではなく、実験データから求めることが実効的である。また、発明者らは、上述した単純な計算結果の通りでは、実際には膜厚の均一なレジスト液膜を形成することは困難であり、着液ギャップや塗布ギャップの設定によって、吐出流量やスキャン速度を変更する必要のあること実験的に確認している。
例えば、図7に各種塗布処理パラメータ間の相関関係の一例を示す説明図を示す。図7(a)の左図は、目標膜厚が一定の場合における、吐出流量と初期吐出量との関係を示す説明図であり、図7(a)の右図はこの初期吐出量の説明図である。
レジスト液の吐出開始と同時にレジスト液の吐出圧力が一定となる状態が理想的であるが、実際には線Aに示されるように、レジスト液の吐出を開始すると吐出圧力が上昇し、その後に吐出圧力が一定となって吐出流量が安定する。しかし、実際には線Bに示されるように、吐出圧力が目的値に到達する直前では圧力上昇が緩やかとなる。このため、線Aのパターンと線Bのパターンとでは、吐出されるレジスト液量に差が生じることとなる。
そこで、この差が補われるように、線Cで示されるように、吐出開始時の吐出圧力を目標値よりも高く設定し、その後に目標値とする。この線Cと線Aとの差分が初期吐出量に相当し、このような初期吐出量を適切に設定することにより、結果的に線Aによる吐出パターンを実現することができる。図7(a)から、吐出流量が多い場合に初期吐出量もまた多くなる傾向にあることがわかるので、吐出流量に応じて、初期吐出量を補正する必要があることがわかる。
図7(b)は目標膜厚が一定の場合におけるスキャン速度と塗布ギャップおよび着液ギャップとの関係を示す説明図である。スキャン速度を速くすると、塗布ギャップおよび着液ギャップを狭くしなければならない傾向が現れていることから、設定されたスキャン速度に応じて塗布ギャップおよび着液ギャップを補正しなければならないことがわかる。
また、図7(c)は、レジストノズル52からの吐出流量が一定の場合における、目標膜厚と着液ギャップおよび塗布ギャップとの関係を示す説明図である。目標膜厚を変えても着液ギャップを変える必要はないが、目標膜厚が厚くなると塗布ギャップを広く設定しなければいけないことがわかる。
このような理由により、パラメータ算出プログラム34は、データ部37を構成する相関データを利用してその他の塗布処理パラメータを算出し、また、ある塗布処理パラメータを変更した場合には、密接に関連する別の塗布処理パラメータを再計算する。
パラメータ補正プログラム35は、膜厚測定ユニット4において実際に測定されたレジスト膜厚(以下「測定膜厚」という)と、目標膜厚との差が小さくなるように、所定の塗布処理パラメータ、例えば、吐出流量やスキャン速度、塗布ギャップ等を、データ部37を構成する相関データに基づいて補正する。例えば、測定膜厚が目標膜厚よりも薄い場合には、吐出流量を増やし、または塗布ギャップを拡げ、またはスキャン速度を遅くする等の補正を行う。補正を行うパラメータは、自動選択されるようにしてもよいし、入力手段31から任意に選択できるようにしてもよい。
演算手段32では、処理レシピを構成する塗布処理パラメータおよび処理レシピにしたがってLCD基板Gに実際に形成されたレジスト膜の膜厚がデータ部37の相関データに追加される構成とすることが好ましい。これにより、パラメータ算出プログラム34およびパラメータ補正プログラム35による塗布処理パラメータの設定精度を高めることができる。
塗布処理制御装置57は、レシピ作成装置30により作成された処理レシピにしたがって、レジスト液供給機構53、ノズル昇降機構54、ノズルスライド機構55の動作を制御する。また、塗布処理制御装置57は、載置台51へのLCD基板Gの吸着保持やリフトピン61の昇降動作、ノズル洗浄ユニット56に設けられた各種機構の駆動制御をも行う。
減圧乾燥装置(VD)12は、LCD基板Gを載置するための載置台68と、載置台68および載置台68に載置されたLCD基板Gを収容するチャンバ69とを備えている。減圧乾燥装置(VD)12に設けられた載置台68の表面には、LCD基板Gを支持するプロキシミティピン(図示せず)が所定位置に設けられている。チャンバは固定された下部容器と昇降自在な上部蓋体からなる上下2分割構造を有している。
基板搬送アーム13は、X方向、Y方向、Z方向(鉛直方向)に移動自在であり、LCD基板Gの裏面のY方向端面近傍でLCD基板Gを吸着保持する。基板搬送アーム13は、レジスト塗布装置(CT)11の載置台51上で昇降ピン61からLCD基板Gを受け取って、減圧乾燥装置(VD)12の載置台68へ保持したLCD基板Gを載置する。
熱処理ユニット3は、その詳細な構造は図示しないが、レジスト液膜が形成されたLCD基板Gを載置し、LCD基板Gを加熱するホットプレートを備えている。また、膜厚測定ユニット4は、LCD基板Gを載置するステージと、LCD基板Gに形成されているレジスト膜の厚さを計測する膜厚測定センサと、を備えており、この膜厚測定センサによる測定膜厚はレシピ作成装置30に送られて、例えば、ディスプレイ部31aに表示されるようになっている。
次に、レジスト膜形成システム1によるレジスト膜形成工程について説明する。図8に入力手段31のディスプレイ部31aに表示されるレシピ作成画面の一例を示す。また、図9にレシピ作成装置30におけるレシピ作成フローを示す。ここで、ディスプレイ部31aは項目をタッチ式入力で選択可能であり、所定の項目を選択した状態でキーボード31b(図8に図示せず)から所定の数値を入力することができるようになっているものとする。
図8に示すレシピ作成画面で、レジスト膜形成システム1のオペレータが、使用するレジスト液の固形分濃度、レジスト液の粘度、スキャン速度、レジスト液の吐出開始位置、レジスト液の吐出終了位置、レジスト膜の目標膜厚をそれぞれ入力し、「レシピ作成」ボタンを押す。これにより、レシピ作成装置30が自動的に処理レシピを作成し、その結果がディスプレイ部31aに表示される。具体的には、レシピ作成画面に吐出流量、着液ギャップ、塗布ギャップ、初期吐出量が表示される。
なお、固形分濃度と粘度が同じであってもレジスト種が異なると形成されるレジスト液膜の性状に差が生ずる場合に対応するために、レシピ作成画面で「レジスト種」を入力することができるようになっている。この場合には、パラメータ算出プログラム34およびパラメータ補正プログラム35を、入力されたレジスト種に関する相関データをデータ部37から選択し、これに基づいて吐出流量等の塗布処理パラメータを算出する構成とすればよい。
こうして、作成された塗布処理パラメータからなる処理レシピにしたがってレジスト膜形成処理を開始する場合には「確定」ボタンを押し、一方、塗布処理パラメータを変更する場合には、変更する塗布処理パラメータを選択して値を再入力した後、「レシピ作成」ボタンを押して処理レシピを変更する。こうして処理レシピを確定させる。
処理レシピが確定すると、LCD基板Gへのレジスト膜形成処理が開始される。最初に、レジストノズル52をノズル洗浄ユニット56のノズルバスに待機させておく。載置台51の上方に、例えば、Y方向からLCD基板Gを保持した搬送アームが進入し、続いて昇降ピン61が上昇してLCD基板Gを支持する。そして、この搬送アームを退出させた後に昇降ピン61を降下させて、LCD基板Gを載置台51上に載置し、吸引孔を通じた吸気によりLCD基板Gを載置台51上に吸引固定する。
次いで、ノズル洗浄ユニット56においてレジストノズル52のダミーディスペンスを行った後に、LCD基板Gにレジスト液を塗布するために、レジストノズル52を載置台51の減圧乾燥装置(VD)12側の吐出開始位置へと移動させ、レジストノズル52を着液ギャップの高さ位置に配置する。そして、設定された初期吐出量および吐出流量でレジスト液の吐出を開始し、その後にレジストノズル52の高さを塗布ギャップの高さ位置へ移動させて、レジストノズル52のスキャンを設定されたスキャン速度で開始する。レジストノズル52の吐出終了位置への到達に合わせて、レジストノズル52からのレジスト液の吐出を終了する。こうして、LCD基板Gにレジスト液膜が形成される。
続いて、レジストノズル52をノズル洗浄ユニット56へ移動させて、そこでノズル洗浄を行い、再びノズルバスに待機させる。レジスト液膜が形成されたLCD基板Gは、昇降ピン61によって所定の高さに持ち上げられた後に基板搬送アーム13に保持され、減圧乾燥装置(VD)12の載置台68に載置され、チャンバ69に収容される。
次いで、チャンバ69内を減圧雰囲気に保持することより、レジスト液膜に含まれる揮発成分の一部を蒸発させる。このような減圧乾燥処理が終了したLCD基板Gは、例えば図示しない搬送アームによって減圧乾燥装置(VD)12から熱処理ユニット3へ搬送され、そこでLCD基板Gの加熱処理が行われて、減圧乾燥処理後の膜に残っている溶剤成分が蒸発除去される。これによりLCD基板Gにレジスト膜が形成される。
レジスト膜が形成されたLCD基板Gは、図示しない搬送アームによって熱処理ユニット3から膜厚測定ユニット4へと搬送されて、そこで実際に形成されたレジスト膜の膜厚が測定され、その測定膜厚はレシピ作成装置30のディスプレイ部31aに表示される。この測定膜厚と目標膜厚とに差が生じており、この差が許容範囲から外れている場合には、オペレータが「スキャン速度補正」ボタンを押すことにより、目標膜厚に近付くように、パラメータ補正プログラム35によりスキャン速度が補正される。またはオペレータが「吐出流量補正」ボタンを押すことにより、目標膜厚に近付くように、パラメータ補正プログラム35により吐出流量が補正される。
なお、これらの塗布処理パラメータを補正することによって最適化することが必要となるその他の塗布処理パラメータ(例えば、塗布ギャップ等)も同時に補正される。また、スキャン速度補正ボタンを押すか、吐出流量補正ボタンを押すかは、スキャン速度または吐出流量のどちらを優先するかでオペレータが判断して決定する。例えば、スキャン速度を補正すれば、主に塗布処理時間が変化するし、吐出流量を補正すれば主に使用液量が変化する。
こうして補正された塗布処理パラメータを確定させて、上述の手順にしたがって次のLCD基板Gへのレジスト膜形成と膜厚測定を行い、測定膜厚と目標膜厚との差が許容範囲に収まるまで、同様の操作を繰り返す。こうして、処理レシピが確定したら、例えば、複数のLCD基板Gに対してレジスト膜形成処理を連続的に行う。
このようなレジスト膜形成システム1を用いたレジスト膜形成方法によれば、レシピ作成装置30が処理レシピを自動作成するため、オペレータの技量の個人差によることなく処理レシピを短時間で作成することができる。また、処理レシピの統一を図ることができる。これによって形成されるレジスト膜の性状も安定する。さらに、従来はオペレータが経験に基づいて、または塗布処理パラメータの変更を試行錯誤的に行うことにより、最適な処理レシピを作成していたために、処理レシピを確定させるまでに長い時間を要していたが、それを短時間で行うことができるようになるため、生産性を高めることができる。
次に、レシピ作成装置の別の実施形態について説明する。図10にレシピ作成装置30′の概略構成を示す説明図を示す。レシピ作成装置30′は、所定の塗布処理パラメータを入力する入力手段41と、実験的に予め求められた複数の処理レシピが記憶された記憶装置42と、入力手段41に入力された塗布処理パラメータを記憶装置42に記憶された複数の処理レシピと照合し、入力手段41に入力された塗布処理パラメータに基づいて記憶装置42に記憶された処理レシピの中から1の処理レシピを読み出す読出手段43と、読出手段43によって読み出された1の処理レシピを構成する塗布処理パラメータを補正する演算手段44と、演算手段44によって求められた処理レシピを塗布処理制御装置57へ出力する出力手段45と、を備えている。
入力手段41の構成は先に説明した入力手段31と同じであり、所定の塗布処理パラメータを入力、再入力することができるようになっている。演算手段44は、処理レシピを構成する塗布処理パラメータどうしの実験的に予め求められた相関データを有するデータ部49と、読出手段43によって読み出された1の処理レシピを構成する所定の塗布処理パラメータをデータ部49を構成する相関データに基づいて補正するための第1パラメータ補正プログラム46と、膜厚測定ユニット4において測定されたレジスト膜の膜厚と目標膜厚との間に差がある場合に、そのレジスト膜の形成に用いられた処理レシピを構成する所定の塗布処理パラメータをデータ部49を構成する相関データに基づいて補正する第2パラメータ補正プログラム47と、中央演算装置(CPU)48と、を有している。
データ部49は、先に説明したレシピ作成装置30の演算手段32が具備するデータ部37と同じである。第1パラメータ補正プログラム46は、読出手段43により読み出された処理レシピに含まれる塗布処理パラメータの一部が、入力手段41に入力された塗布処理パラメータと異なる場合に、各塗布処理パラメータを補正する。第2パラメータ補正プログラム47は、レシピ作成装置30の演算手段32が具備するパラメータ補正プログラム35と同じである。
記憶装置42は、所謂、処理レシピのライブラリ(データベース)である。記憶装置42には演算手段44によって求められた新たな処理レシピを記憶することができるようになっており、こうして新たに記憶された処理レシピは、その後に読出手段43による処理レシピの選択対象として利用されるようになっている。こうして新たに記憶される処理レシピには、当然に、その処理レシピでレジスト膜を形成した際に実際に膜厚測定ユニット4により測定されたレジスト膜厚も記憶される。このようにして処理レシピを追記してライブラリを充実させることにより、新たなレジスト液種やレジスト膜性状への対応が容易となる。
図11に入力手段41のディスプレイ部のレシピ作成画面の一例を示す。また、図12にレシピ作成装置30′によるレシピ作成手順を示すフローチャートを示す。最初にレシピ作成画面で、使用するレジスト液の固形分濃度、レジスト液の粘度、スキャン速度、レジスト液の吐出開始位置、レジスト液の吐出終了位置、レジスト膜の目標膜厚をそれぞれ入力する。
続いて「ライブラリ検索」ボタンを押すと、読出手段43が、記憶装置42に記憶された複数の処理レシピの中から入力手段41に入力された塗布処理パラメータと同一の塗布処理パラメータを有する処理レシピ(以下「同一処理レシピ」という)を読み出そうとして、ライブラリ検索を行う。このとき、当然に目標膜厚が考慮される。
その結果、同一処理レシピが存在すればその同一処理レシピを、一方、このような処理レシピが存在しない場合には入力された塗布処理パラメータと同等の塗布処理パラメータを有する処理レシピ(以下「近似処理レシピ」という)読み出され、入力手段41のディスプレイ部に表示される。このとき、レシピ作成画面には、吐出流量、着液ギャップ、塗布ギャップ、初期吐出量も表示される。
なお、近似処理レシピに複数の候補が挙げられる場合には、読出手段43は、塗布処理マージンが広い(つまり、塗布処理条件がずれた場合にも、そのずれによって目標とするレジスト膜の性状が大きく変化することがない)1の処理レシピを選択する。
選択された処理レシピでレジスト膜形成処理を開始する場合には「確定」ボタンを押す。一方、図11のレシピ作成画面でスキャン速度または吐出流量の一方または両方を補正することができるようになっているので、読出手段43によって近似処理レシピが読み出された場合において、例えば入力手段41に入力した目標膜厚と近似処理レシピを構成する膜厚とが異なる場合に、スキャン速度等の補正を行うことができるようになっている。この補正は第1パラメータ補正プログラム46により行われ、密接に関連する他の塗布処理パラメータも同時に補正される。
処理レシピが確定すると、LCD基板Gへのレジスト膜形成処理が開始される。具体的な処理手順は先に説明しているので、ここでの説明は割愛する。そして、膜厚測定ユニット4において実際に形成されたレジスト膜の測定膜厚が、レシピ作成装置30′のディスプレイに表示される。この測定膜厚と目標膜厚とに許容される差が生じていない場合には、用いられた処理レシピに測定膜厚が付加されて新たな処理レシピとして記憶装置42に記憶される。また、継続して別のLCD基板Gに対してレジスト膜の形成処理が行われる。
一方、測定膜厚と目標膜厚とに差が生じており、この差が許容範囲から外れている場合でも、ディスプレイ上の「レシピ保存」ボタンを押すことにより、その処理レシピと測定膜厚とがセットになって記憶装置42に記憶され、その後のライブラリ検索の対象として利用される。
測定膜厚と目標膜厚とに差が生じており、この差が許容範囲から外れている場合には、先に説明したレシピ作成装置30と同様に、レシピ作成装置30′でも、スキャン速度および/または吐出流量を補正し(関連する塗布処理パラメータもまた同時に補正される)、新たな処理レシピを作成する。この新たな処理レシピにて別のLCD基板Gへのレジスト膜形成と膜厚評価を行い、以降、測定膜厚と目標膜厚とに差が許容範囲に収まるまで同様の操作を行う。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこのような形態に限定されるものではない。例えば、上記説明においては、レジスト液の吐出流量を入力された塗布処理パラメータから求めた場合について説明したが、これは、一般的に、タクトを考えてレジストノズル52のスキャン速度を予め所望の値に定めることが一般的であることによるものである。したがって、これに限らず、レシピ作成装置においては、所望の吐出流量を入力することによってスキャン速度を定めてもよい。
また、上記説明においては、固定されたLCD基板G上でレジストノズル52をスキャンさせる構成を例に説明したが、レジストノズル52を固定し、載置台51をスキャンさせる構成としてもよい。また、表面から空気または窒素ガス等を吹き出させるエアーステージを用い、LCD基板Gをこのエアーステージ上で滑るように移動させながら、固定されたレジストノズル52からレジスト液をLCD基板Gに供給してレジスト液膜をしてもよい。
さらに上記説明においては、レジスト液膜としてレジスト膜を取り上げたが、レジスト液膜はこれに限定されるものではなく、反射防止膜や感光性を有さない絶縁膜等であってもよい。また、塗布膜を形成する対象はLCD基板に限定されるものではない。
本発明は、LCDガラス基板等の大型基板にレジスト膜等を形成するレジスト膜形成装置、レジスト膜形成方法に好適である。
レジスト膜形成システムの概略構成を示す説明図。 塗布処理ユニットの概略構造を示す平面図。 レジスト塗布装置の概略構造を示す正面図。 レジスト塗布装置の制御ブロック図。 レジストノズルの概略構造を示す斜視図。 レジスト液供給機構の概略構成を示す説明図。 塗布処理パラメータの相関関係を示す説明図。 レシピ作成装置の入力手段に表示されるレシピ作成画面の一例を示す説明図。 レシピ作成装置におけるレシピ作成フローを示す説明図。 別のレシピ作成装置の概略構成を示す説明図。 別のレシピ作成装置の入力手段に表示されるレシピ作成画面の一例を示す説明図。 別のレシピ作成装置におけるレシピ作成フローを示す説明図。
符号の説明
1;レジスト膜形成システム
2;塗布処理ユニット
4;膜厚測定ユニット
11;レジスト塗布装置(CT)
12;減圧乾燥装置(VD)
30・30′;レシピ作成装置
31・41;入力手段
32・44;演算手段
33・45;出力手段
34;パラメータ算出プログラム
35;パラメータ補正プログラム
36・48;中央演算装置(CPU)
37・49;データ部
46;第1パラメータ補正プログラム
47;第2パラメータ補正プログラム
42;記憶装置
43;読出手段
52;レジストノズル
53;レジスト液供給機構
54;ノズル昇降機構
55;ノズルスライド機構
56;ノズル洗浄ユニット
57;塗布処理制御装置
G;LCD基板

Claims (18)

  1. 略水平姿勢に支持された基板に塗布液を供給して塗布膜を形成する塗布膜形成装置であって、
    塗布液を略帯状に吐出する塗布液吐出口を備えた長尺状の塗布液ノズルと、
    前記塗布液ノズルに塗布液を供給する塗布液供給機構と、
    前記塗布液ノズルを昇降させるノズル昇降機構と、
    前記基板と前記塗布液ノズルとを相対的に移動させる移動機構と、
    所望の性状を有する塗布膜を前記基板に形成するために、前記塗布液ノズルからの塗布液の吐出および前記塗布液ノズルの動作ならびに前記塗布液ノズルと基板の相対移動を制御する塗布処理パラメータを有する処理レシピを作成するレシピ作成装置と、
    前記処理レシピにしたがって前記塗布液供給機構,前記ノズル昇降機構,前記移動機構の駆動制御を行う制御装置と、
    を具備し、
    前記レシピ作成装置は、
    所定の塗布処理パラメータを入力する入力手段と、
    前記入力手段に入力された塗布処理パラメータに基づいて塗布膜形成に必要なその他の塗布処理パラメータを算出し、前記入力手段に入力された塗布処理パラメータと前記その他の塗布処理パラメータから構成される処理レシピを作成する演算手段と、
    前記処理レシピを前記制御装置へ出力する出力手段と、
    を具備することを特徴とする塗布膜形成装置。
  2. 前記演算手段は、
    前記処理レシピを構成する塗布処理パラメータどうしの、実験的に予め求められた相関データを有するデータ部と、
    前記入力手段に入力された塗布処理パラメータと前記相関データに基づいて前記その他の塗布処理パラメータを算出するパラメータ算出プログラムと、
    前記パラメータ算出プログラムを実行する中央演算装置と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の塗布膜形成装置。
  3. 前記入力手段に入力可能な塗布処理パラメータに、塗布液粘度と、塗布液の固形分濃度と、前記基板と前記塗布液ノズルの相対移動速度と、塗布膜の目標膜厚と、塗布膜の面積と、が含まれることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の塗布膜形成装置。
  4. 前記その他の塗布処理パラメータとして、少なくとも、前記塗布液ノズルからの塗布液の吐出流量と、前記基板の表面と前記塗布液ノズルとの間隔と、が含まれることを特徴とする請求項3に記載の塗布膜形成装置。
  5. 前記演算手段は、前記入力手段に入力された塗布膜の目標膜厚と実際に形成された塗布膜の膜厚との間に差がある場合に、この差が無くなるように前記相関データに基づいて前記処理レシピを構成する所定の塗布処理パラメータを補正するパラメータ補正プログラムをさらに有することを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の塗布膜形成装置。
  6. 前記処理レシピを構成する塗布処理パラメータおよび前記処理レシピにしたがって前記基板に形成された塗布膜の厚さが前記相関データに追加されることを特徴とする請求項5に記載の塗布膜形成装置。
  7. 略水平姿勢に支持された基板に塗布液を供給して塗布膜を形成する塗布膜形成装置であって、
    塗布液を略帯状に吐出する塗布液吐出口を備えた長尺状の塗布液ノズルと、
    前記塗布液ノズルに塗布液を供給する塗布液供給機構と、
    前記塗布液ノズルを昇降させるノズル昇降機構と、
    前記基板と前記塗布液ノズルとを相対的に移動させる移動機構と、
    所望の性状を有する塗布膜を前記基板に形成するために、前記塗布液ノズルからの塗布液の吐出および前記塗布液ノズルの動作ならびに前記塗布液ノズルと基板の相対移動を制御する塗布処理パラメータを有する処理レシピを作成するレシピ作成装置と、
    前記レシピ作成装置によって作成された処理レシピにしたがって前記塗布液供給機構,前記ノズル昇降機構,前記移動機構の駆動制御を行う制御装置と、
    を具備し、
    前記レシピ作成装置は、
    実験的に予め求められた、塗布膜形成に必要な塗布処理パラメータから構成される複数の処理レシピが記憶された記憶装置と、
    所定の塗布処理パラメータを入力する入力手段と、
    前記塗布処理パラメータを前記複数の処理レシピと照合し、前記塗布処理パラメータと同一または同等の塗布処理パラメータを有する1の処理レシピを前記複数の処理レシピの中から選択して読み出す読出手段と、
    前記1の処理レシピを構成する塗布処理パラメータを補正する演算手段と、
    前記演算手段により求められた処理レシピを前記制御装置へ出力する出力手段と、
    を具備することを特徴とする塗布膜形成装置。
  8. 前記入力手段に入力可能な塗布処理パラメータに、塗布液粘度と、塗布液の固形分濃度と、前記基板と前記塗布液ノズルの相対移動速度と、塗布膜の目標膜厚と、塗布膜の面積と、が含まれることを特徴とする請求項7に記載の塗布膜形成装置。
  9. 前記読出手段によって読み出された処理レシピを構成する塗布処理パラメータには、前記入力手段に入力可能な塗布処理パラメータに加えて、前記塗布液ノズルからの塗布液の吐出流量と、前記基板の表面と前記塗布液ノズルとの間隔と、が含まれることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の塗布膜形成装置。
  10. 前記演算手段は、
    前記処理レシピを構成する塗布処理パラメータどうしの、実験的に予め求められた相関データを有するデータ部と、
    前記入力手段に入力された塗布処理パラメータと前記読出手段によって読み出された1の処理レシピを構成する塗布処理パラメータとの間に差がある場合に、前記1の処理レシピを構成する所定の塗布処理パラメータを前記相関データに基づいて補正する第1パラメータ補正プログラムと、
    前記第1パラメータ補正プログラムを実行する中央演算装置と、
    を有することを特徴とする請求項8または請求項9に記載の塗布膜形成装置。
  11. 前記演算手段は、前記入力手段に入力された塗布膜の目標膜厚と実際に形成された塗布膜の膜厚との間に差がある場合に、この差がなくなるように前記処理レシピを構成する所定の塗布処理パラメータを補正する第2パラメータ補正プログラムを有し、
    前記第2パラメータ補正プログラムは前記中央演算装置によって実行されることを特徴とする請求項10に記載の塗布膜形成装置。
  12. 前記演算手段によって求められた処理レシピおよび前記処理レシピに基づいて実際に形成された塗布膜の膜厚は、前記記憶装置に記憶され、その後は前記読出手段による処理レシピの選択対象として利用されることを特徴とする請求項10または請求項11に記載の塗布膜形成装置。
  13. 基板と略帯状に塗布液を吐出する塗布液ノズルとを相対的に移動させることによって前記基板上に塗布膜を形成する塗布膜形成方法であって、
    所望の塗布膜を形成するために、塗布液ノズルからの塗布液の吐出および塗布液ノズルの動作ならびに塗布液ノズルと基板の相対移動を制御する塗布処理パラメータを有する処理レシピをレシピ作成装置により作成する工程と、
    前記処理レシピに基づいて前記塗布液ノズルから基板上に塗布液を供給して塗布膜を形成する工程と、
    を有し、
    前記処理レシピ作成工程は、
    前記レシピ作成装置に所定の塗布処理パラメータを入力する工程と、
    前記レシピ作成装置が、入力された塗布処理パラメータと前記処理レシピを構成する塗布処理パラメータどうしの予め実験的に求められた相関データとに基づいて、塗布膜形成に必要なその他の塗布処理パラメータを算出し、前記入力手段に入力された塗布処理パラメータと前記その他の塗布処理パラメータから構成される処理レシピを自動作成する工程と、
    を有することを特徴とする塗布膜形成方法。
  14. 基板と略帯状に塗布液を吐出する塗布液ノズルとを相対的に移動させることによって前記基板上に塗布膜を形成する塗布膜形成方法であって、
    所望の塗布膜を形成するために、塗布液ノズルからの塗布液の吐出および塗布液ノズルの動作ならびに塗布液ノズルと基板の相対移動を制御する塗布処理パラメータを有する処理レシピをレシピ作成装置により作成する工程と、
    前記処理レシピに基づいて前記塗布液ノズルから基板上に塗布液を供給して塗布膜を形成する工程と、
    を有し、
    前記レシピ作成装置による処理レシピ作成工程は、
    所定の塗布処理パラメータを入力する工程と、
    予め実験的に求められた処理レシピの中から入力された塗布処理パラメータと同一または近似する塗布処理パラメータを有する処理レシピを読み出す工程と、
    を有することを特徴とする塗布膜形成方法。
  15. 前記処理レシピ作成工程は、前記処理レシピを構成する塗布処理パラメータどうしの予め実験的に求められた相関データとに基づいて、読み出された処理レシピを構成する所定の塗布処理パラメータを補正する工程をさらに有することを特徴とする請求項14に記載の塗布膜形成方法。
  16. 前記処理レシピ作成工程は、塗布処理パラメータとして、塗布液の固形分濃度と、基板と塗布液ノズルの相対移動速度と、塗布膜の目標膜厚と、塗布膜の面積と、を前記レシピ作成装置に入力することを特徴とする請求項13から請求項15のいずれか1項に記載の塗布膜形成方法。
  17. 前記処理レシピ作成工程は、前記塗布膜の目標膜厚と所定の処理レシピに基づいて実際に形成された塗布膜の測定膜厚との間に差がある場合に、この差がなくなるように、前記所定の処理レシピを構成する所定の塗布処理パラメータを補正する工程をさらに有することを特徴とする請求項16に記載の塗布膜形成方法。
  18. 前記所定の塗布処理パラメータの補正は、塗布液ノズルからの塗布液吐出流量および/または基板と塗布液ノズルの相対移動速度を補正することにより行われることを特徴とする請求項17に記載の塗布膜形成方法。
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