JP2005329176A - 化粧料容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】携行時の振動や不注意による落下に際して、棒状化粧料が折損することを防止する。
【解決手段】棒状化粧料(22)を保持する芯チャック(23)の後端に係合部(25)を一体に形成し、また繰り出し機構(10)の押棒体(14)の先端に被係合部(16)を一体に形成し、該係合部(25)と被係合部(16)とを揺動自在となる空間(19)を形成しつつ一体に遊嵌して係合させて連結部(26)を構成することで、該連結部に形成される空間が、一体に連結する芯チャックの係合部と押棒体の被係合部とをその内部において揺動自在とするので、繰り出し機構を中心とした振動運動を防止して、棒状化粧料は独自に該振動又は衝撃をカートリッジ体先部と共に、全長において一体として受けることとなるので、欠けや折損等の不具合が発生しにくくなる。
【選択図】図5

Description

この発明は、アイライナー、アイシャドー、口紅等の棒状化粧料を出没自在に収納してなる化粧料容器に関するものである。
従来、アイライナー、アイシャドー、口紅等の棒状化粧料の化粧料容器は、該棒状化粧料を交換可能なように、該棒状化粧料を内蔵する繰り出し機構によって出没自在に収納するカートリッジ体と、該カートリッジ体に一体に装着されるホルダー体から構成されるものが一般的である。そして、該カートリッジ体内に内蔵される棒状化粧料の繰り出し機構としては、次のようなものがある。例えば、カートリッジ筒内に形成する螺旋体の雌ネジ部に対して、固形化粧料を保持する芯チャックに雄ネジ部を突設し、該カートリッジ筒内の螺旋体の雌ネジ部に対して芯チャックに突設する雄ネジ部を遊嵌した上で、該カートリッジ体を挿嵌する容器本体を回動させることにより、固形化粧料を保持する芯チャックをカートリッジ筒内に形成する螺旋体の雌ネジ部に沿って前進或いは後退させ、該芯チャックに保持される固形化粧料をカートリッジ体から出没させてなるものがある。つまり、化粧料容器内に収納されている棒状化粧料の出没を雄ネジと雌ネジとの螺合を利用して行うというものである。
特開平7−204030号公報
ところで、上記のように、棒状化粧料の出没を雄ネジと雌ネジとの螺合を利用して行う化粧料容器は、使用者がハンドバック等に入れて携行することを想定しており、最低限の体積であることが要求される。従って、該化粧料容器を構成するカートリッジ体に内蔵される繰り出し機構も、化粧料容器内の極めて狭小な空間内に内蔵されるものとなる。その場合、上記繰り出し機構自体は基本的には雌ネジと雄ネジとの噛合を利用するので、精密な構成が可能であって、且つ繰り出し動作自体に無駄な動作がないので最低限の空間で十分にカートリッジ体内に内蔵することができる。しかしながら、この繰り出し機構により出没自在となる棒状化粧料においては、カートリッジ体先端からの出没に際して、該棒状化粧料がカートリッジ体と干渉して円滑な出没動作が妨げられることのないよう、また棒状化粧料自体に対して変形や折損を発生したりすることがないように、多少の空間的余裕が必要となる。そのため、該化粧料容器に対して、携行時の激しい振動や落下時における激しい衝撃が加わると、棒状化粧料を保持する芯チャックと繰り出し機構自体が一体に形成されているので、化粧料容器内で繰り出し機構を中心にして棒状化粧料が激しく振動してしまうこととなる。その結果、カートリッジ体先端側において多少空間的に余裕をもって収納されている棒状化粧料は、その他端側において繰り出し機構と一体に形成された芯チャックにより固定されていることから、その衝撃による振動により、あるいは該棒状化粧料の先端側がカートリッジ体内壁に打ち付けられたりすることにより、欠けや折損等の不具合を生じることがある。
そこで、携行時における激しい振動や落下時における激しい衝撃が加えられても、該棒状化粧料がその全長において一体となって該振動や衝撃を受け止めて、該棒状化粧料の一部分のみに集中的に曲げ応力が付加されたり、あるいは棒状化粧料が化粧料容器に打ち付けられて欠けや折損等の不具合を生じないようにするため、棒状化粧料及び繰り出し機構を最低限の空間的余裕しか与えずに化粧料容器内に内蔵することも考えられる。しかしながら、そのように上記棒状化粧料及び繰り出し機構を化粧料容器内に内蔵しても、上述のように棒状化粧料のカートリッジ先端側では、その性質上繰り出し機構側と比べて大きな空間的余裕が必要となるので、激しい振動や衝撃が加えられると、繰り出し機構を中心とした振動が生じ、棒状化粧料の欠けや折損等を防ぐことができないものである。
また、芯チャックに棒状化粧料を保持させるにあたっては、成型された棒状化粧料を芯チャックに対して挿嵌するものである。そして、芯チャック自体は径方向に拡開自在となるように弾性を有しているため、多少の寸法誤差や棒状化粧料を挿嵌する際の揺動、更には挿嵌時の圧力を緩和して、棒状化粧料を芯チャックに対して確実に挿嵌することができるものである。
ところが、芯チャックに棒状化粧料を挿嵌するに当たって、圧力が過剰となるとその圧力が直接棒状化粧料に影響を与え、該棒状化粧料に微少なひびを発生させてしまうものとなる。するとこの微少なひびが上記携行時の激しい振動や落下時における激しい衝撃により生じる振動運動と相俟って、棒状化粧料の欠けや折損等の不具合を生じる原因ともなる。
解決しようとする問題点は、棒状化粧料の円滑な出没を確保しつつ、携行時の激しい振動や落下時の激しい衝撃に対して棒状化粧料の欠けや折損等の不具合を防止できない点である。
そのため、この発明は、カートリッジ体内部に、回転筒の回動に応じて芯チャックに保持された棒状化粧料をカートリッジ体先端より出没自在とする繰り出し機構を設けてなる化粧料容器であって、前記回転筒の回動に応じて回転筒の軸と平行方向に摺動自在となる押棒体の先端において被係合部を形成すると共に、前記芯チャックの後端においては該押棒体の先端の被係合部と着脱自在に遊嵌する係合部を形成し、該押棒体の被係合部に対して芯チャックの係合部を遊嵌して一体に連結し、カートリッジ体より棒状化粧料を出没自在としてなるものである。
このように、該棒状化粧料体の芯チャックと、該繰り出し機構の押棒体とを遊嵌することで、その連結部において形成される空間内において、両者は互いに揺動自在となるものである。そのため、該連結部に形成される空間が携行時や落下時に棒状化粧料にかかる振動や衝撃を確実に緩和すると共に、両者はそれぞれ独立したものとなる。その結果、棒状化粧料は繰り出し機構の影響を受けずにカートリッジ体と一体となって全面で振動や衝撃を受け止めるので、棒状化粧料の欠けや折損を防止できることとなる。
そして、繰り出し機構の押棒体先端の被係合部の内底において、該芯チャックの係合部の押勢により伸縮自在となるスプリングを内蔵させることにより、使用中における塗布面への追従を円滑に行えるようにすると共に、上記携行時や落下時の振動や衝撃が、特に棒状化粧料の軸方向に加わった時に、該スプリングが積極的に揺動及び伸縮を繰り返すことで、棒状化粧料への振動や衝撃をより一層緩和し、上記連結部内に形成される微少な空間内で芯チャックと押棒体が揺動自在であって、且つ独立したものとなることと相俟って、棒状化粧料の欠けや折損等をより確実に防止できるものとなる。
この発明は、芯チャックにより棒状化粧料を一体に保持してなる棒状化粧料体と、該棒状化粧料をカートリッジ体先端の開口部より出没させてなる繰り出し機構とを別体とした上で、これらを一体に遊嵌して連結することで、この連結部が携行時の振動や落下時の衝撃を十分に緩和し、棒状化粧料の欠けや折損が防止され、棒状化粧料を最後まで使うことができると共に、化粧料容器内に必要とされる空間的余裕を最小限とするので化粧料容器自体の小型化を促進することもできる優れた効果を有するものである。
図1に示すものは、この発明の実施例である化粧料容器(1)である。この化粧料容器(1)は、アイライナー、アイシャドー、口紅等の棒状化粧料を出没自在に収納するカートリッジ体(2)と、該カートリッジ体(2)と一体となると共に、該カートリッジ体(2)内に収納する断面円形状〔図7(イ)参照〕の棒状化粧料(22)又は断面楕円形状〔図7(ロ)参照〕の棒状化粧料(22’)を出没自在にするために使用する回転筒(3)から構成されるものである。
尚、図2において示すように、回転筒(3)の後端側においては、例えば脱着自在となるキャップ(4)内の空間(5)に、塗布した化粧料をボカシたりするために使用するスポンジ体(6)が収納されており、使用に際しては該キャップ(4)を外すことにより、使用できるものである。更に、該回転筒(3)内部には、後述する繰り出し機構(10)におけるローレット(12)と互いに噛合することで回転を伝達するローレット(8)を、その先端外周に配設してなる回転軸(7)が軸方向に立設されているものである。
更に、この発明の実施例である化粧料容器(1)を構成するカートリッジ体(2)は、その内部に繰り出し機構(10)を内装するカートリッジ体基部(9)と、芯チャック(23)に保持された棒状化粧料(22)を収納するカートリッジ体先部(20)とから構成するものである。
ここで、カートリッジ体(2)を構成する該カートリッジ体基部(9)内部に内装される繰り出し機構(10)は、カートリッジ体基部(9)内で回転自在に内装されるものであって、その後端部内周において、該回転筒(3)内部において軸方向に立設される回転軸(7)の外周に配設するローレット(8)に噛合するローレット(12)を内設すると共に、その内壁面において雌ネジ溝(13)を螺旋状に溝設した雌ネジ筒(11)と、その外周に該雌ネジ筒(11)の雌ネジ溝(13)に噛合する雄ネジ部(15)を突設する押棒体(14)からなるものである。
そして、該カートリッジ体(2)では、開口部(21)を有するカートリッジ先部(20)内に収納する棒状化粧料(22)を出没自在とするべく、該棒状化粧料(22)を保持する芯チャック(23)とカートリッジ体基部(9)内に内蔵される繰り出し機構(10)とが一体に遊嵌して連結しているものである。
即ち、前記押棒体(14)の先端において径方向に対向するように係止孔(17)を有する円筒状の被係合部(16)を形成すると共に、該芯チャック(23)の棒状化粧料(22)を保持する芯チャック本体(24)の後端においては、スリット(25a)を有することで弾性を以て拡開・縮閉自在となる鏃状の頭部(25b)を有する係合部(25)を形成してなるものである。そのため、該押棒体(14)の円筒状の被係合部(16)に対して、該芯チャック(23)の鏃状の係合部(25)を遊嵌することで、該芯チャック(23)に一体に形成された鏃状の係合部(25)が、その頭部(25b)を該押棒体(14)の円筒状の被係合部(16)に、互いに対向する係止孔(17)に弾性を以て係合固定されるので、両者は一体に連結してなるものである。
なお、カートリッジ体先部(20)内において、棒状化粧料(22)を保持する芯チャック(23)は、図5及び図11(イ)において示すように、後端に一体に係合部(25)を形成すると共に、円筒状の芯チャック本体(24)の内底部(24’)を残すようにすると共に、芯チャック本体(24)の両端間において軸方向に沿って円周部に複数のスリット(24a)を設けて該円周部を複数の保持片(24b)に分割した上に、該保持片(24b)内壁面において、内径方向に突出する保持リブ(24c)を軸方向に、該芯チャック本体(24)の内底部(24’)に当接しないよう設けてなるものである〔図11(イ)参照〕。ここで、芯チャック本体(24)は、化粧料容器(1)の形状や保持する棒状化粧料(22)の材質、大きさや形状に合わせて確実に該棒状化粧料(22)を保持することができるようにその形状を、上述のように円筒状の芯チャック本体(24)に内底部(24’)を残すようにすると共に、芯チャック本体の両端間において軸方向に沿って円周部に複数のスリット(24a)を設けて該円周部を複数の保持片(24b)に分割してなるもの〔図11(イ)参照〕の他に、円筒状の芯チャック本体(24)の円周部に内底部(24’)に対応する位置まで複数のスリット(24a)を設けて該円周部を複数の保持片(24b)に分割してなるもの〔図11(ロ)参照〕であってもよいものである。
このように芯チャック(23)を構成することで、この芯チャック(23)に保持された棒状化粧料(22)はまず、複数に分割された互いに対向する2組の保持片(24b)により弾性を以て四方から強力に保持されることとなって、棒状化粧料(22)を抜出しようとしても確実に保持されるものである。そして、この棒状化粧料(22)を保持する互いに対向する2組の保持片(24b)には各々内方向に突出する保持リブ(24c)が設けられているので、この保持リブ(24c)が棒状化粧料(22)に食い込むことで、抜出方向だけでなく回転方向に対してもその動きがより抑制され、棒状化粧料(22)は芯チャック(23)内にますます強固に保持されるものとなる。
更に、棒状化粧料(22)を芯チャック本体(24)に保持するため又は化粧料を塗布するために、棒状化粧料(22)に対して軸方向に力が加えられても、保持片(24b)内壁面に設けられた保持リブ(24c)が、該芯チャック本体(24)の内底部(24’)近傍には設けられていないので、棒状化粧料(22)は芯チャック本体(24)の内底部(24’)近傍においては、保持リブ(24c)による食い込みを受けておらず、棒状化粧料(22)はその後端縁においてひびやツブレが発生しにくくなる。
又、上記芯チャック本体(24)の形状としては、図11において示すように、内壁面に保持リブ(24c)を内径方向に突出させる一端を開口させる円筒形状のもの〔同図(ハ)参照〕や同様に保持リブ(24c)を有する皿形状のもの〔同図(ニ)参照〕であっても、同様に棒状化粧料(22)を確実に保持することが可能となるものである。
更に、この発明の実施例において使用されるその他の芯チャックとしては、図6において示すものがある。即ち、図6において示される芯チャック(27)は、後端に係合部(29)を一体に形成する芯チャック本体(28)において、円筒状とする芯チャック本体(28)の円周部に複数のスリット(28a)を設けて該円周部を複数の保持片(28b)に分割した上に、該保持片(28b)内壁面において、内径方向に突出する保持リブ(28c)を軸方向に、該芯チャック本体(28)の内底部(28’)に当接しないよう設けると共に、該芯チャック本体(28)の内底部(28’)に径外方向に膨出する湾曲部(28d)を形成してなるものである。
図6に示すように芯チャック(27)を構成することにより、従来の芯チャックと同様に、芯チャック本体(28)に保持された棒状化粧料(22)はまず、複数に分割された保持片(28b)によって弾性を以て保持されることとなって、棒状化粧料(22)を抜出しようとしても確実に保持されるものである。そして、この棒状化粧料(22)を保持する複数の保持片(28b)には内方向に突出する保持リブ(28c)が設けられているので、この保持リブ(28c)が保持する棒状化粧料(22)に食い込むことで、抜出方向だけでなく回転方向に対してもその動きがより抑制され、棒状化粧料(22)は芯チャック本体(28)内に強固に保持されるものとなる。
そして、該芯チャック(27)において、芯チャック本体(28)の内底部(28’)に形成する径外方向に膨出する湾曲部(28d)によって、棒状化粧料(22)を保持する芯チャック本体(28)の保持片(28b)の有する弾性がより強力となる。そのため、該保持片(28b)の径方向への拡開が容易となることで棒状化粧料(22)の挿嵌が容易となり、又、該保持片(28b)径方向への縮小が強力となることで、この芯チャック本体(28)に保持する棒状化粧料(22)に対する該保持片(28b)の内径方向へ突出する保持リブ(28c)の食い込みが確実となり、より強固に棒状化粧料(22)を芯チャック本体(28)内に固持することができるものとなる。
また、棒状化粧料(22)を芯チャック本体(28)に保持するため又は化粧料を塗布するために、棒状化粧料(22)に対して軸方向に力が加えられても、棒状化粧料(22)は芯チャック本体(28)の内底部(28’)近傍においては、芯チャック内底部(28’)周縁に直接当接して押圧されることがないものである。そのため、棒状化粧料(22)はその端縁においてひびやツブレがより一層発生しにくくなり、化粧料容器(1)が携帯時の振動や落下時の衝撃等を受けても、該押棒体(14)の被係合部(16)と芯チャック(27)の係合部(29)により構成される連結部(30)における空間(19)による振動や衝撃の緩衝と相俟って、芯チャック本体(28)に保持された棒状化粧料(22)において欠けや折損等の不具合がより生じにくくなるものである。
この発明の実施例である化粧料容器(1)は以上のような構成を具えるので、まず使用するに当たっては、使用者は回転筒(3)を回転させる。これにより、回転筒(3)の内部に立設される回転軸(7)の外周に配設されるローレット(8)が、繰り出し機構(10)を構成する雌ネジ筒(11)後端内周に内設されるローレット(12)と噛合しているため、該回転筒(3)の回転が該回転軸(7)のローレット(8)と雌ネジ筒(11)のローレット(12)の噛合を介して雌ネジ筒(11)へ伝達される。そして、この伝達された回転筒(3)の回転は雌ネジ筒(11)を回転せしめることで、該雌ネジ筒(11)の内壁面に螺旋状に溝設される雌ネジ溝(13)に遊嵌されている、押棒体(14)の後端外周に突設される雄ネジ部(15)を介してその回転を押棒体(14)へ伝達させるものである。このため、該押棒体(14)は雌ネジ筒(11)に沿って前進するものとなる。その結果、該押棒体(14)と連結部(26)を介して一体に連結された芯チャック(23)に保持される棒状化粧料(22)は、カートリッジ体先部(20)の先端の開口部(21)より突出するものとなり、使用者は、該棒状化粧料(22)を使用に供することができる。
このとき、棒状化粧料体(22)を保持する芯チャック(23)に一体に形成される係合部(25)と、押棒体(14)先端に一体に形成される被係合部(16)からなる連結部(26)においては、その突出した棒状化粧料(22)は使用に際してカートリッジ体(2)内側方向に押勢されるので、該芯チャック(23)の係合部(25)の頭部(25b)は、押棒体(14)先端の被係合部(16)の内底部(18)に当接することとなるので、芯チャック(23)に保持される棒状化粧料(22)は揺動することなく正確に使用することができるものである。
そして、必要があるならば、回転筒(3)に対して脱着自在となるキャップ(4)により形成される空間(5)内に収納されるスポンジ体(6)により、塗布した化粧料をボカシ等することができるものとなる。
また使用後は、回転筒(3)を逆に回転させることにより、この回転筒(3)の回転は、回転筒(3)の内部に立設される回転軸(7)、該回転軸(7)の外周に配設されるローレット(8)と雌ネジ筒(11)後端内周に内設されるローレット(12)との噛合、及び該雌ネジ筒(11)内壁面に溝設される螺旋状の雌ネジ溝(13)に遊嵌される押棒体(14)の雄ネジ部(15)を介して、該雄ネジ部(15)と一体に形成される押棒体(14)を後退させることとなり、該押棒体(14)と連結する芯チャック(23)をカートリッジ体先部(20)内で後退させることで、棒状化粧料(22)をカートリッジ体(2)内に収納する。
そして、このようにして棒状化粧料(22)を出没自在としてなるこの発明の実施例においては、化粧料容器(1)を携行したり、不注意により落下させてしまうことで激しい振動や衝撃を与えてしまっても、次のようにしてその衝撃は緩和されて、該化粧料容器(1)を構成するカートリッジ体(2)内に出没自在に収納される棒状化粧料(22)を欠けや折損等の不具合から保護している。
即ち、この発明の実施例である化粧料容器(1)に、携行したり不注意により落下させることで激しい振動や衝撃を与えると、その振動や衝撃はカートリッジ体(2)を介して、その内部に収納されている繰り出し機構(10)及び芯チャック(23)並びに該芯チャック(23)に保持されることによって保持され、該繰り出し機構(10)とも一体に連結する棒状化粧料(22)にも伝達されることとなる。一方、カートリッジ体先部(20)と、繰り出し機構(10)と連結することとなる芯チャック(23)に保持された棒状化粧料(22)とは、該カートリッジ体先部(20)の開口部(21)から棒状化粧料(22)が円滑に出没できるように、カートリッジ体基部(9)内に内蔵される繰り出し機構(10)におけるよりは、多少空間的余裕を大きく確保している。そのため、外部から激しい振動や衝撃が与えられると、カートリッジ体先部(20)内に収納される棒状化粧料(22)は、カートリッジ体基部(9)内に内蔵される繰り出し機構(10)を中心とした振動運動を行おうとする。
ところが、該繰り出し機構(10)と、棒状化粧料(22)を一体に保持する芯チャック(23)とは空間(19)を有する連結部(26)を介して一体に遊嵌して連結しているものである。そのため、この化粧料容器(1)に対して振動や衝撃が与えられて、芯チャック(23)に保持された棒状化粧料(22)が繰り出し機構(10)を中心に振動運動をしようとしても、該連結部(26)の空間(19)内において、図8において示すように、芯チャック(23)の係合部(25)及び押棒体(14)の被係合部(16)〔図8(イ)参照〕が、軸方向〔図8(ロ)参照〕又は径方向〔図8(ハ)参照〕に対して自在に揺動して、繰り出し機構(10)を構成する押棒体(14)とは独立した動きをするものとなる。従って、この化粧料容器(1)に対して与えられた激しい振動や衝撃を十分に緩和することができるものとなる。
そのため、芯チャック(23)に保持された棒状化粧料(22)はカートリッジ体(2)内で繰り出し機構(10)と共に、更には該繰り出し機構(10)を中心として激しい振動運動をすることなく、カートリッジ体先部(20)と一体となって、棒状化粧料(22)全体として携行時の振動や落下時の衝撃を受け止めるので、欠けや折損等の不具合が発生しにくくなるものである。
なお、該芯チャック(23)において、円筒状の芯チャック本体(24)の円周部に複数のスリット(24a)を設けて該円周部を複数の保持片(24b)に分割した上に、該保持片(24b)内壁面において、内径方向に突出する保持リブ(24c)を軸方向に、該芯チャック本体(24)の内底部(24’)に当接しないよう設けてなるものとすることで(図5参照)、この芯チャック(23)において保持される棒状化粧料(22)に対して、携行時の振動や落下時の衝撃が芯チャック(23)を介して伝達されても、該棒状化粧料(22)内に食い込む保持リブ(24c)が芯チャック(23)の内底部(24’)に至るまでは設けられていないので、棒状化粧料(22)が最も欠けやすい端縁には該振動や衝撃が保持リブ(24c)を通じて直接伝達することがなくなることから、棒状化粧料(22)の欠けや折損等の不具合をよりよく阻止しうるものとなる。
その上、図6において示す芯チャック(27)のように、後端に係合部(29)を一体に形成する芯チャック本体(28)において、円筒状とする芯チャック本体(28)の円周部に複数のスリット(28a)を設けて該円周部を複数の保持片(28b)に分割した上に、該保持片(28b)内壁面において、内径方向に突出する保持リブ(28c)を軸方向に、該芯チャック本体(28)の内底部(28’)に当接しないよう設けると共に、該芯チャック本体(28)の内底部(28’)に径外方向に膨出する湾曲部(28d)を形成してなるものとすることで、芯チャック(27)の内底部(28’)において、該棒状化粧料(22)に対する逃げが形成されるので、該振動や衝撃によって棒状化粧料(22)の端縁が圧迫を受けてもヒビやツブレが形成されなくなり、携行時の振動や落下時の衝撃による棒状化粧料(22)の欠けや折損等の不具合を、より効果的に阻止しうるものとなる。
また、図9及び図10において示すのは、この発明の実施例である化粧料容器(1)に組み込まれる繰り出し機構の押棒体先端の被係合部の変形例であり、繰り出し機構(10’)の押棒体(14’)先端の被係合部(16’)において、芯チャック(23)の鏃状の係合部(25)を形成する頭部(25b)が被係合部(16’)の係止孔(17’)の最後端側に位置した際にも、該頭部(25b)の頭頂部(25b’)は押棒体(14’)先端内側の内底部(18’)と直接当接せず、該頭頂部(25b’)と内底部(18’)間にスプリング(31)を内蔵してなるものである(特に、図10参照。)。尚、図10においては、被係合部(16’)を図5における被係合部(16)よりも軸方向に延長するとともに、係止孔(17’)も軸方向に長孔として、係止孔(17’)内における係合部(25)の摺動範囲を拡大している。
このように、繰り出し機構(10’)の押棒体(14’)先端の被係合部(16’)の内底部(18’)にスプリング(31)を内蔵することにより、まず使用時においては、棒状化粧料(22)を固持する芯チャック(23)の後端に一体に形成された係合部(25)の頭部(25b)が、繰り出し機構(10’)の押棒体(14’)の先端内側に形成された被係合部(16’)の内底部(18’)にスプリング(31)を介して当接することで、このスプリング(31)が、該芯チャック(23)を常時伸縮自在に支持することとなる。その結果、皮膚に直接当接する棒状化粧料(22)から皮膚の凹凸に応じて入力があると、該スプリング(31)がそれに応じて伸縮して、棒状化粧料(22)はスプリング(31)の伸縮に合わせてカートリッジ体先部(20)内に開口部(21)から出没するので、常に皮膚に対して密着し、追従性が著しく向上して正確な化粧料の塗布を行えるものとなる。
またこのように、突出する棒状化粧料(22)が、内蔵するスプリング(31)により出没自在となることは、不用意に化粧料容器(1)を先端側方向へ押勢してしまっても、該スプリング(31)が迅速に収縮して、棒状化粧料(22)はカートリッジ体先部(20)内に没入するものとなり、突出する棒状化粧料(22)により怪我をする恐れもないものである。
そして、該繰り出し機構(10’)の押棒体(14’)の先端に一体に形成された被係合部(16’)の内底部(18’)に内蔵されるスプリング(31)は、芯チャック(23)と一体となる係合部(26)を形成する頭部(25b)の頭頂部(25b’)に常時当接しつつ、該頭部(25b)を伸縮自在に支持しているので、この化粧料容器(1)に激しい振動や衝撃が加わっても、該芯チャック(23)の係合部(26)と繰り出し機構(10’)の押棒体(14’)先端の被係合部(16’)から構成される連結部(26’)内に形成される空間(19’)と共に、該スプリング(31)の弾性によって、該振動や衝撃はより十分に緩和することができるものとなる。従って、棒状化粧料(22)の繰り出し機構(10’)を中心とする振動運動は確実に阻止され、該棒状化粧料(22)の欠けや折損等の不具合を十分に防止できるものとなる。
棒状化粧料を繰り出し機構によって出没自在に収納してなるあらゆる化粧料容器に対して適用することができる。
この発明の実施例である化粧料容器の正面図である。 その部分断面図である。 この発明の実施例である化粧料容器を構成するカートリッジ体の正面図である。 その拡大部分断面図である。 連結部の拡大断面図である。 芯チャックの変形例を使用した連結部の断面図である。 芯チャック部分での拡大縦断面図である。 連結部での芯チャックの係合部と押棒体の被係合部との動作を示す模式図である。 この発明の実施例である化粧料容器を構成するカートリッジ体のその他の実施例の拡大部分断面図である。 その連結部の拡大断面図である。 芯チャックを構成する芯チャック本体の斜視図である。
符号の説明
1 化粧料容器
2 カートリッジ体
3 回転筒
4 キャップ
5 空間
6 スポンジ体
7 回転軸
8 ローレット
9 カートリッジ体基部
10、10’ 繰り出し機構
11 雌ネジ筒
12 ローレット
13 雌ネジ溝
14、14’ 押棒体
15 雄ネジ部
16、16’ 被係合部
17、17’ 係止孔
18、18’ 内底部
19、19’ 空間
20 カートリッジ体先部
21 開口部
22、22’ 棒状化粧料
23 芯チャック
24 芯チャック本体
24a スリット
24b 保持片
24c 保持リブ
24’ 内底部
25 係合部
25a スリット
25b 頭部
25b’ 頭頂部
26、26’ 連結部
27 芯チャック
28 芯チャック本体
28a スリット
28b 保持片
28c 保持リブ
28d 湾曲部
28’ 内底部
29 係合部
30 連結部
31 スプリング

Claims (3)

  1. 回転筒と、該回転筒に着脱自在に装着するカートリッジ体とを有し、
    該カートリッジ体内部に、回転筒の回動に応じて芯チャックに保持された棒状化粧料をカートリッジ体先端より出没自在とする繰り出し機構を設けてなる化粧料容器であって、
    前記回転筒の回動に応じて回転筒の軸と平行方向に摺動自在となる押棒体の先端において被係合部を形成すると共に、前記芯チャックの後端においては該押棒体の先端の被係合部と着脱自在に遊嵌する係合部を形成し、
    該押棒体の被係合部に対して芯チャックの係合部を遊嵌して一体に連結し、カートリッジ体より棒状化粧料を出没自在としてなる化粧料容器。
  2. 上記棒状化粧料体の芯チャックの後端において形成される係合部は、端部が弾性を以て拡開・縮閉自在となる係合部とし、
    上記繰り出し機構の押棒体の先端に形成される被係合部は、該芯チャックの係合部を弾性を以て保持できる被係合部とするものであって、
    一体に連結した該芯チャックの係合部と該押棒体の被係合部による連結部において、一方が他方に対して軸筒軸方向並びに軸筒径方向に揺動自在となる空間を形成してなる請求項1記載の化粧料容器。
  3. 上記繰り出し機構の押棒体先端に形成される被係合部の内底部において、該芯チャックの係合部の押勢により伸縮自在となるスプリングを内蔵してなる請求項1又は2記載の化粧料容器。
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