JP2005328370A - 超電導複数段シグマデルタ変調器 - Google Patents

超電導複数段シグマデルタ変調器 Download PDF

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Abstract

【課題】 フィードバックドライバを用いずに超電導複数段シグマデルタ変調器を実現することを課題とする。
【解決手段】 第1の積分器(102及び103の直列接続回路)及び第1の比較器(104)を含み、シグマデルタ変調信号を出力する第1の超電導シグマデルタ変調器と、第2の積分器(106)及び第2の比較器(107)を含み、シグマデルタ変調信号を出力する第2の超電導シグマデルタ変調器とを有する超電導複数段シグマデルタ変調器が提供される。第1の積分器の出力と第2の積分器の入力とは磁気結合されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、超電導エレクトロニクスの分野に関わり、特に超電導シグマデルタ変調器に関する。
図6は、超電導シングルループ・シグマデルタ変調器を示す回路図であり、例えば下記の非特許文献1に記載されている。シグマデルタ変調器は、積分機能(シグマ)と微分機能(デルタ)を利用した変調器である。
超電導インダクタ602は、ノード604及び605間に接続される。入力電圧源601は、ノード604及びグランド間に接続される。ジョセフソン接合603は、ノード605及びグランド間に接続される。サンプリングクロック信号SMPをノード605に供給すると、出力信号Y(z)がノード605から出力される。
入力電圧源601は、ノード604に入力信号を供給する。超電導インダクタ602は積分器を構成し、入力信号を積分した電流が超電導インダクタ602を流れる。ジョセフソン接合603は、比較器を構成し、ノード605に供給される電流が閾値より大きいときにはデジタル値「1」として電圧パルスを出力し、小さいときにはデジタル値「0」として電圧パルスを出力しない特性を有する。この電圧パルスを時間積分したものが単一磁束量子Φ0である。単一磁束量子Φ0は2.07fWbであり、2.07mV・psの電圧パルスに相当する。ジョセフソン接合603が単一磁束量子Φ0を出力すると、超電導インダクタ602に流れる積分電流が1磁束量子(Φ0/L)分減少する。ここで、Lは超電導インダクタ602のインダクタンスである。このようなシングルループフィードバックを行うことにより、シグマデルタ変調された信号Y(z)が出力される。ジョセフソン接合603は、サンプリングクロック信号SMPに応じて、量子化によるアナログ/デジタル(A/D)変換を行う。出力信号Y(z)は、デジタル値「1」又は「0」の時間列となる。このシグマデルタ変調器を用いて、A/D変換器を構成することができる。
図7は、他の超電導シングルループ・シグマデルタ変調器を示し、例えば下記の非特許文献2に記載されている。
入力電流源701は、超電導インダクタ702と直列に接続される。超電導インダクタ702は、超電導インダクタ704と磁気結合される。ジョセフソン接合703は、ノード712及びグランド間に接続される。超電導インダクタ704は、ノード712及び711間に接続される。ジョセフソン接合705は、ノード711及びグランド間に接続される。単一磁束量子インバータ回路706は、入力端子がノード711に接続され、出力端子がノード712に接続される。出力信号Y(z)は、ノード711から出力される。なお、サンプリングクロック信号SMPは、図6と同様に、ジョセフソン接合705及び単一磁束量子インバータ回路706に供給される。
入力電流源701の入力信号は、超電導インダクタ702を介して超電導インダクタ704に供給される。超電導インダクタ704が積分器を構成する。ジョセフソン接合703及び705は、双極フィードバックを実現するために相補的に動作する。例えば、入力信号が実質的に0を維持する場合、ジョセフソン接合705は単一磁束量子Φ0を出力せず0を出力する。すると、単一磁束量子インバータ回路706は、0の入力信号を論理反転して単一磁束量子Φ0を出力する。すると、ジョセフソン接合703は、単一磁束量子Φ0を出力する。ジョセフソン接合705が単一磁束量子Φ0を出力する場合は、単一磁束量子インバータ回路706は、単一磁束量子Φ0の入力信号を論理反転して0を出力する。次に、ジョセフソン接合703が0を出力する。以上のように、ジョセフソン接合703及び705は、相補の関係を保ちながら、インダクタ704の両端の平均電圧をバランスさせる。ここで、インダクタ704の両端の平均電圧は、ジョセフソン接合703及び705の平均電圧に等しく、ジョセフソン接合がスイッチする周波数をf[Hz]とすると、V=f×Φ0で与えられる。
図6に示したように、超電導シングルループ・シグマデルタ変調器は、ただ一組の超電導インダクタ602とジョセフソン接合603だけで変調器を構成することができる。超電導シグマデルタ変調器では、フィードバックが1磁束量子Φ0であり、物理定数の精度の量子力学的フィードバックを利用できるため、高い分解能を期待できる。シングルループ・シグマデルタ変調器は、1次のノイズシェーピングにより、サンプリング周波数の増加とともに9dB/octaveでSN比が向上することが知られている。
一方、2次のノイズシェーピングを示す2次シグマデルタ変調器は、サンプリング周波数の増加とともに15dB/octaveでSN比が向上するため、オーバーサンプリング比をそれほど大きくしなくても大きなSN比を得ることができるというメリットがあるが、2次シグマデルタ変調器を超電導単一磁束量子(SFQ)回路で実現することは容易ではなかった。従来知られている超電導2次ローパスシグマデルタ変調器は、フィードバックループを2つ持つダブルループ型である。
図8は、超電導ダブルループ・シグマデルタ変調器の回路図を示し、例えば非特許文献3に記載されている。入力信号X(z)は、ノード801に供給される。抵抗R1は、ノード801及びグランド間に接続される。超電導インダクタL1及びフィードバックドライバ802の直列接続は、ノード801及び803間に接続される。抵抗R2は、ノード803及びグランド間に接続される。超電導インダクタL2は、ノード803及び804間に接続される。ジョセフソン接合805は、ノード804及びグランド間に接続される。サンプリングクロック信号SMPは、ノード804に供給される。ノード804の出力信号Y(z)は、フィードバックドライバ802のトリガ信号としてフィードバックされる。フィードバックドライバ802は、M×Φ0の磁束量子を出力可能である。出力信号Y(z)により、超電導インダクタL2の積分器へのフィードバックと、超電導インダクタL1の積分器へのフィードバックの2つのフィードバックループが与えられる。
また、下記の特許文献1には、2次シグマデルタ変調器が記載されている。しかし、超電導を用いて2次シグマデルタ変調器を実現する方法は記載されていない。
また、下記の特許文献2には、超電導シグマデルタ変調器が記載されている。しかし、2次超電導シグマデルタ変調器については記載されていない。
IEEE Trans. Appl. Supercond., Vol. 3, pp. 2732-2735, March 1993. IEEE Trans. Appl. Supercond. Vol. 9, pp. 4026-4029, June 1999. IEEE Trans. Appl. Supercond. Vol. 5, pp. 2248-2251, June 1995. 電子情報通信学会技術研究報告、SCE2003−27、2003年10月17日 特公平3−928号公報 特開2001−102929号公報
図8の変調器は、2つ目のフィードバックループに複数(M個)の単一磁束量子をフィードバックするフィードバックドライバ802を必要とする。このフィードバックドライバ802は、本来駆動力の小さい単一磁束量子回路技術を用いて設計することが大変難しく、高次ローパスシグマデルタ変調器実現のネックとなっていた。
図9は、各タイプのローパスシグマデルタ変調器のSN比とサンプリング周波数の関係を表したグラフである。アナログ信号帯域幅は100MHzを仮定している。グラフ901は、図6及び図7の超電導シングルループ・シグマデルタ変調器のSN比を表わしている。超電導シングルループ・シグマデルタ変調器のSN比は、理想的な1次シグマデルタ変調器のモデルのSN比と一致する。グラフ902は、図8の超電導ダブルループ・シグマデルタ変調器(M=64)の伝達関数の解析解から計算されたSN比である。グラフ903は、理想的な2次シグマデルタ変調器のモデルのSN比を表わす曲線である。グラフ902の超電導ダブルループ・シグマデルタ変調器のSN比は、グラフ903の理想的な2次シグマデルタ変調器のモデルのSN比には一致せず、グラフ901の超電導シングルループ・シグマデルタ変調器のSN比よりも大きなSN比を得ることが出来るものの、フィードバックドライバ802のゲインMを大きく、またサンプリング周波数を大きくしなければ十分なSN比を達成できないことが分かる。図に示したフィードバックゲインM=64の場合、変調器を構成するのに数百接合の回路規模を必要とし、設計だけでなく回路作製も難しい。
本発明の目的は、フィードバックドライバを用いずに超電導複数段シグマデルタ変調器を実現することである。
本発明の一観点によれば、第1の積分器及び第1の比較器を含み、シグマデルタ変調信号を出力する第1の超電導シグマデルタ変調器と、第2の積分器及び第2の比較器を含み、シグマデルタ変調信号を出力する第2の超電導シグマデルタ変調器とを有する超電導複数段シグマデルタ変調器が提供される。第1の積分器の出力と第2の積分器の入力とは磁気結合されている。
第1の積分器の出力と第2の積分器の入力とを磁気結合することにより、フィードバックドライバを用いずに、超電導複数段シグマデルタ変調器を実現することができる。また、理想的な2次以上のシグマデルタ変調器に近いSN比を実現することができる。
(第1の実施形態)
図2は、本発明の第1の実施形態による2次ローパスシグマデルタ変調器の原理の回路例を示す。2次ローパスシグマデルタ変調器は、2個の1次ローパスシグマデルタ変調器201及び211を有する。2次シグマデルタ変調器は、入力信号X(z)をシグマデルタ変調して、出力信号Y(z)を出力する。
1次シグマデルタ変調器201は、加算器202、積分器203、アナログ/デジタル(A/D)変換器204、及びデジタル/アナログ(D/A)変換器205を有し、入力信号X(z)をシグマデルタ変調して出力信号Y1(z)を出力する。加算器202は、入力信号X(z)からD/A変換器205の出力信号を減算し、出力する。積分器203は、加算器202の出力信号を積分し、信号X2(z)を出力する。A/D変換器204は、信号X2(z)をアナログ形式からデジタル形式に変換し、信号Y1(z)を出力する。信号Y1(z)は、A/D変換器204のA/D変換による量子化誤差E1(z)を含む。D/A変換器205は、信号Y1(z)をデジタル形式からアナログ形式に変換し、加算器202にフィードバックする。
1次シグマデルタ変調器211は、加算器212、積分器213、A/D変換器214、及びD/A変換器215を有し、入力信号X2(z)をシグマデルタ変調して出力信号Y2(z)を出力する。加算器212は、積分器203の出力信号X2(z)からD/A変換器215の出力信号を減算し、出力する。積分器213は、加算器212の出力信号を積分する。A/D変換器214は、その積分信号をアナログ形式からデジタル形式に変換し、信号Y2(z)を出力する。信号Y2(z)は、A/D変換器214のA/D変換による量子化誤差E2(z)を含む。D/A変換器215は、信号Y2(z)をデジタル形式からアナログ形式に変換し、加算器212にフィードバックする。
デジタル遅延器221は伝達関数H1(z)を持ち、デジタル微分器222は伝達関数H2(z)を持つ。加算器223は、デジタル遅延器221及びデジタル微分器222の出力信号を加算し、出力信号Y(z)を出力する。
信号Y1(z)及びY2(z)は、次式で表される。
Y1(z)=X(z)+(1−z-1)×E1(z)
Y2(z)=X2(z)+(1−z-1)×E2(z)
ここで、信号X2(z)は、次式で表される。
X2(z)=Y1(z)−E1(z)
信号Y(z)は、次式で表される。
Y(z)=H1(z)×Y1(z)+H2(z)×Y2(z)
図2の2次シグマデルタ変調器は、半導体回路で構成することは比較的容易であるが、超電導回路で構成することは困難であると考えられていた。特に、1段目変調器201の積分器203の出力信号X2(z)を2段目変調器211の加算器212に入力する回路を実現することが困難であった。以下、超電導回路で、図2の2次シグマデルタ変調器を実現する回路を説明する。
図1は、図2の2次ローパスシグマデルタ変調器を実現するための超電導2段(2次)ローパスシグマデルタ変調器の回路例を示す。入力電圧源101は、ノード111及びグランド間に接続され、入力信号X(z)を供給する。超電導インダクタ102及び103の直列接続回路は、ノード111及び112間に接続される。超電導インダクタ102及び103の直列接続は、第1の積分器を構成し、合計でインダクタンスL1を有する。ジョセフソン接合104は、ノード112及びグランド間に接続され、第1の比較器を構成する。サンプリングクロック信号SMPをノード112に供給すると、信号Y1(z)がノード112から出力される。上記の超電導回路は、例えばニオブの線で構成される。ジョセフソン接合は、例えばニオブ線のギャップにアルミニウム酸化膜を設けた接合である。
電圧源105は、ノード113及びグランド間に接続され、オフセット電圧を供給する。超電導インダクタ106は、ノード113及び114間に接続され、自己インダクタンスL2を有する。超電導インダクタ103及び106は、相互に磁気結合され、相互インダクタンスMを有する。超電導インダクタ106は、第2の積分器を構成する。ジョセフソン接合107は、ノード114及びグランド間に接続され、第2の比較器を構成する。サンプリングクロック信号SMPをノード114に供給すると、信号Y2(z)がノード114から出力される。
デジタル遅延器108は、図2のデジタル遅延器221に対応し、伝達関数H1(z)を持つ。デジタル微分器109は、図2のデジタル微分器222に対応し、伝達関数H2(z)を持つ。加算器110は、図2の加算器223に対応し、デジタル遅延器108及びデジタル微分器109の出力信号を加算し、出力信号Y(z)を出力する。
次に、超電導インダクタ102及び103(第1の積分器)及びジョセフソン接合104(第1の比較器)を含む1次シグマデルタ変調器の動作を説明する。入力電圧源101は、ノード111に入力信号X(z)を供給する。超電導インダクタ102及び103は第1の積分器を構成し、入力信号X(z)を積分した電流が超電導インダクタ102及び103を流れる。ジョセフソン接合104は、第1の比較器を構成し、ノード112に供給される電流が閾値より大きいときにはデジタル値「1」として電圧パルスを出力し、小さいときにはデジタル値「0」として電圧パルスを出力しない特性を有する。この電圧パルスを時間積分したものが単一磁束量子Φ0である。単一磁束量子Φ0は2.07fWbであり、2.07mV・psの電圧パルスに相当する。ジョセフソン接合104が単一磁束量子Φ0を出力すると、超電導インダクタ102及び103に流れる積分電流が1磁束量子分減少する。このようなフィードバックを行うことにより、シグマデルタ変調された信号Y1(z)が出力される。ジョセフソン接合104は、サンプリングクロック信号SMPに応じて、量子化によるA/D変換を行うことになる。出力信号Y1(z)は、デジタル値「1」又は「0」の時間列となる。
超電導インダクタ103及び106の磁気結合により、超電導インダクタ102及び103(第1の積分器)の出力信号を超電導インダクタ106(第2の積分器)の入力信号として伝達することができる。超電導インダクタ106(第2の積分器)及びジョセフソン接合107(第2の比較器)を含む1次シグマデルタ変調器の動作も、上記と同様である。
1段目1次シグマデルタ変調器の積分器の出力信号は、磁気結合によって2段目1次シグマデルタ変調器の積分器に入力される。1段目変調器の出力信号Y1(z)はデジタル遅延器108に入力され、2段目変調器の出力信号Y2(z)はデジタル微分器109に入力される。それらの出力が加算器110で加算されて、2段ローパスシグマデルタ変調器のデジタル出力信号Y(z)となる。
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態による超電導2段(2次)ローパスシグマデルタ変調器の回路例を示す。本実施形態も、第1の実施形態(図1)と同様に、図1の2次ローパスシグマデルタ変調器を実現するものである。
入力電流源301は、超電導インダクタ302に直列接続され、入力信号X(z)を供給する。ジョセフソン接合303は、ノード322及びグランド間に接続される。超電導インダクタ304及び305の直列接続回路は、ノード322及び321間に接続される。超電導インダクタ304及び305の直列接続回路は、合計で自己インダクタンスL1を有し、第1の積分器を構成する。超電導インダクタ302及び304は、相互に磁気結合され、相互インダクタンスM1を有する。これにより、入力電流源301の入力信号X(z)は、超電導インダクタ(積分器)304及び305に伝達入力される。ジョセフソン接合306は、ノード321及びグランド間に接続される。単一磁束量子インバータ回路307は、入力端子がノード321に接続され、出力端子がノード322に接続される。出力信号Y1(z)は、ノード321から出力される。ジョセフソン接合306は、第1の比較器を構成する。なお、サンプリングクロック信号SMPは、図1と同様に、ジョセフソン接合306及び単一磁束量子インバータ回路307に供給される。
ジョセフソン接合308は、ノード324及びグランド間に接続される。超電導インダクタ309は、第2の積分器を構成し、自己インダクタンスL2を有し、ノード324及び323間に接続される。超電導インダクタ305及び309は、相互に磁気結合され、相互インダクタンスM2を有する。これにより、超電導インダクタ(第1の積分器)304及び305の出力信号は、超電導インダクタ(第2の積分器)309に伝達入力される。ジョセフソン接合310は、ノード323及びグランド間に接続される。単一磁束量子インバータ回路311は、入力端子がノード323に接続され、出力端子がノード324に接続される。出力信号Y2(z)は、ノード323から出力される。ジョセフソン接合310は、第2の比較器を構成する。なお、サンプリングクロック信号SMPは、ジョセフソン接合310及び単一磁束量子インバータ回路311に供給される。
デジタル遅延器312は伝達関数H1(z)を持ち、デジタル微分器313は伝達関数H2(z)を持つ。加算器314は、デジタル遅延器312及びデジタル微分器313の出力信号を加算し、出力信号Y(z)を出力する。
次に、超電導インダクタ304及び305、ジョセフソン接合303,306及び単一磁束量子インバータ回路307を含む1次シグマデルタ変調器の動作を説明する。入力電流源301の入力信号X(z)は、超電導インダクタ302を介して超電導インダクタ304及び305に供給される。超電導インダクタ304及び305が第1の積分器を構成する。ジョセフソン接合303及び306は、双極フィードバックを実現するために相補的に動作する。例えば、入力信号X(z)が実質的に0を維持する場合、ジョセフソン接合306は単一磁束量子Φ0を出力せず0を出力すると、単一磁束量子インバータ回路307は、0の入力信号を論理反転して単一磁束量子Φ0を出力し、ジョセフソン接合303は、単一磁束量子Φ0を出力する。ジョセフソン接合306が単一磁束量子Φ0を出力する場合は、単一磁束量子インバータ回路307は、単一磁束量子Φ0の入力信号を論理反転して0を出力する。次に、ジョセフソン接合303が0を出力する。以上のように、ジョセフソン接合303及び306は、相補の関係を保ちながら、インダクタ304及び305の直列接続回路の両端の平均電圧をバランスさせる。
超電導インダクタ305及び309の磁気結合により、超電導インダクタ304及び305(第1の積分器)の出力信号を超電導インダクタ309(第2の積分器)の入力信号として伝達することができる。超電導インダクタ309、ジョセフソン接合308,310及び単一磁束量子インバータ回路311を含む1次シグマデルタ変調器の動作も、上記と同様である。
信号Y1(z)、Y2(z)、X2(z)及びY(z)は、次式で表される。
Y1(z)=X(z)/L1+(1−z-1)×E1(z)
Y2(z)=X2(z)/L2+(1−z-1)×E2(z)
X2(z)=Y1(z)−E1(z)
Y(z)=H1(z)×Y1(z)+H2(z)×Y2(z)
ここで、L1は超電導インダクタ304及び305の合計の自己インダクタンス、L2は超伝導インダクタ309の自己インダクタンスである。
デジタル遅延器312の伝達関数H1(z)は次式で表される。デジタル微分器313の伝達関数H2(z)は次式で表される。
H1(z)=z-1
H2(z)=(L2/M2)×(1−z-1
ここで、L2は超電導インダクタ309の自己インダクタンス、M2は超電導インダクタ305及び309の相互インダクタンスである。
すると、信号Y(z)は、次式で表される。
Y(z)=H1(z)×Y1(z)+H2(z)×Y2(z)
=(X(z)/L1)+(L2/M2)×(1−z-12×E2(z)
ここで、L1は超電導インダクタ304及び305の直列接続回路の総自己インダクタンスである。
注目すべき点は、1段目1次シグマデルタ変調器の量子化誤差E1(z)が相殺され、出力信号Y(z)では消去されている点である。これにより、SN比が高い2次シグマデルタ変調器を実現することができる。この出力信号Y(z)は(1−z-12の2次のノイズシェーピングを有し、図6及び図7の(1−z-1)の1次のノイズシェーピングよりもSN比が高い(図9参照)。また、本実施形態は、図9の理想的な2次シグマデルタ変調器のSN比グラフ903に近い特性を得ることができる。
(第3の実施形態)
図4は、本発明の第3の実施形態による超電導3段(3次)ローパスシグマデルタ変調器の回路例を示す。本実施形態は、第2の実施形態(図3)と基本的に同じであり、以下、異なる点を説明する。本実施形態は、第2の実施形態の1段目1次シグマデルタ変調器及び2段目1次シグマデルタ変調器に、3段目1次シグマデルタ変調器を追加したものである。
超電導インダクタ400は、超電導インダクタ309に直列に接続される。ジョセフソン接合401は、ノード412及びグランド間に接続される。超電導インダクタ402は、第3の積分器を構成し、自己インダクタンスL3を有し、ノード412及び411間に接続される。超電導インダクタ400及び402は、相互に磁気結合され、相互インダクタンスM3を有する。これにより、超電導インダクタ(第2の積分器)309及び400の直列接続回路の出力信号は、超電導インダクタ(第3の積分器)402に伝達入力される。ジョセフソン接合403は、ノード411及びグランド間に接続される。単一磁束量子インバータ回路404は、入力端子がノード411に接続され、出力端子がノード412に接続される。出力信号Y3(z)は、ノード411から出力される。ジョセフソン接合403は、第3の比較器を構成する。なお、サンプリングクロック信号SMPは、ジョセフソン接合403及び単一磁束量子インバータ回路404に供給される。以上の構成が、3段目1次シグマデルタ変調器である。
デジタル遅延器421は伝達関数H1(z)を持ち、デジタル微分器422は伝達関数H2(z)を持ち、デジタル微分器423は伝達関数H3(z)を持つ。加算器424は、デジタル遅延器421、デジタル微分器422及び423の出力信号を加算し、出力信号Y(z)を出力する。
伝達関数H1(z)、H2(z)及びH3(z)は次式で表される。
H1(z)=(M2/L2)×z-1
H2(z)=z-1×(1−z-1
H3(z)=(L3/M3)×(1−z-12
ここで、L2は超電導インダクタ309及び400の直列接続回路の総自己インダクタンス、M2は超電導インダクタ305及び309の相互インダクタンス、L3は超電導インダクタ402の自己インダクタンス、M3は超電導インダクタ400及び402の相互インダクタンスである。
すると、信号Y(z)は、次式で表される。
Y(z)=H1(z)×Y1(z)+H2(z)×Y2(z)+H3(z)×Y3(z)
=(M2/(L1×L2))×X(z)+(L3/M3)×(1−z-13×E3(z)
ここで、L1は超電導インダクタ304及び305の直列接続回路の総自己インダクタンス、E3(z)は3段目1次シグマデルタ変調器の量子化誤差である。
1段目1次シグマデルタ変調器の量子化誤差E1(z)及び2段目1次シグマデルタ変調器の量子化誤差E2(z)が相殺され、出力信号Y(z)では消去されている。この出力信号Y(z)は(1−z-13の3次のノイズシェーピングを有し、SN比が高い3次シグマデルタ変調器を実現することができる。
以上のように、超電導ローパスシグマデルタ変調器を3段構成とすることで3次ローパスシグマデルタ変調器を得ることができる。同様の手法によって、4次以上の超電導複数段ローパスシグマデルタ変調器を構成することができる。
(第4の実施形態)
図5は、本発明の第4の実施形態による超電導2段(2次)ローパスシグマデルタ変調器の回路例を示す。本実施形態は、第1の実施形態(図1)と基本的に同じであり、以下、異なる点を説明する。
低抵抗501は、図1の入力電圧源101の代わりに、ノード111及びグランド間に接続される。入力信号X(z)は、抵抗501に入力される。抵抗501は、入力信号X(z)を電流から電圧に変換する。
低抵抗502は、図1のオフセット電圧源105の代わりに、ノード113及びグランド間に接続される。オフセット信号FSは、抵抗502に入力される。抵抗502は、オフセット信号FSを電流から電圧に変換する。
以上のように、低抵抗501及び502を用いて電圧源を構成することができる。3次以上のシグマデルタ変調器を構成する場合も、同様に低抵抗を接続することができる。
以上説明したように、第1〜第4の実施形態によれば、高次超電導シグマデルタ変調器を実現するため、設計の難しいフィードバックドライバを必要としない複数段方式を実現するには、1段目積分器出力を磁気結合によって2段目積分器に入力するにように構成する。2次シグマデルタ変調器の場合、1段目変調器の量子化誤差(ノイズ)は、1段目変調器及び2段目変調器の出力をデジタル遅延器108及びデジタル微分器109に入力しその出力を加算することで相殺される。超電導シグマデルタ変調器は、高速信号処理を行うことが可能な単一磁束量子を情報の担体として用いる超電導単一磁束量子(SFQ)回路技術を使ったA/D変換回路のフロントエンド回路として使用することができる。
設計の難しいフィードバックドライバを使わずに2次以上のノイズシェーピングを得ることが出来るので、オーバーサンプリング比をそれほど大きくしなくても大きなSN比を得ることができる。さらに、図8のフィードバックドライバ802を持つダブルループ・ローパスシグマデルタ変調器を構成するには数百接合の回路規模を必要としたが、本実施形態の複数段型の場合、数十接合で2次ローパスシグマデルタ変調器を作ることができる。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の第1の実施形態による超電導2段(2次)ローパスシグマデルタ変調器の回路例を示す回路図である。 2段(2次)ローパスシグマデルタ変調器の原理の回路例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態による超電導2段(2次)ローパスシグマデルタ変調器の回路例を示す回路図である。 本発明の第3の実施形態による超電導3段(3次)ローパスシグマデルタ変調器の回路例を示す回路図である。 本発明の第4の実施形態による超電導2段(2次)ローパスシグマデルタ変調器の回路例を示す回路図である。 超電導シングルループ・シグマデルタ変調器を示す回路図である。 他の超電導シングルループ・シグマデルタ変調器を示す回路図である。 超電導ダブルループ・シグマデルタ変調器を示す回路図である。 ローパス・シグマデルタ変調器のSN比とサンプリング周波数の関係を表したグラフである。
符号の説明
101,105 電圧源
102,103,106 超電導インダクタ
104,107 ジョセフソン接合
108 デジタル遅延器
109 デジタル微分器
110 加算器
201,211 1次シグマデルタ変調器
202,212,223 加算器
203,213 積分器
204,214 A/D変換器
205,215 D/A変換器
221 デジタル遅延器
222 デジタル微分器

Claims (4)

  1. 第1の積分器及び第1の比較器を含み、シグマデルタ変調信号を出力する第1の超電導シグマデルタ変調器と、
    第2の積分器及び第2の比較器を含み、シグマデルタ変調信号を出力する第2の超電導シグマデルタ変調器と、
    前記第1の積分器の出力と前記第2の積分器の入力とを磁気結合するための磁気結合器と
    を有する超電導複数段シグマデルタ変調器。
  2. さらに、前記第1の超電導シグマデルタ変調器の出力信号を遅延させるためのデジタル遅延器と、
    前記第2の超電導シグマデルタ変調器の出力信号を微分するためのデジタル微分器と、
    前記デジタル遅延器の出力信号と前記デジタル微分器の出力信号を加算するための加算器と
    を有する請求項1記載の超電導複数段シグマデルタ変調器。
  3. 前記第1の比較器は、前記第1の積分器の超電導インダクタを間に挟んで直列に接続される第1及び第2のジョセフソン接合と、前記第1及び第2のジョセフソン接合の間に接続される第1の単一磁束量子インバータ回路とを含み、
    前記第2の比較器は、前記第2の積分器の超電導インダクタを間に挟んで直列に接続される第3及び第4のジョセフソン接合と、前記第3及び第4のジョセフソン接合の間に接続される第2の単一磁束量子インバータ回路とを含む請求項1記載の超電導複数段シグマデルタ変調器。
  4. 前記第1の積分器に接続され、入力電流を電圧に変換するための抵抗を有する請求項1記載の超電導複数段シグマデルタ変調器。

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