JP2021071375A - 磁場計測装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】デジタルFLL回路の特性にばらつきがある場合にも、磁場計測装置による磁束の計測性能の低下を抑制する。【解決手段】磁場計測装置は、磁場の強度に応じて超伝導量子干渉素子から出力される電圧を増幅する第1の増幅器と、アナログ信号を第1のデジタル値に変換するAD変換器と、前記AD変換器が出力する前記第1のデジタル値を積分する積分器と、前記積分器が出力する積分値を第2のデジタル値として受信して電圧に変換するDA変換器と、前記第1の増幅器の出力または前記DA変換器の出力を前記AD変換器の入力に接続する信号切替器と、前記DA変換器に入力される前記積分値を補正する補正値を記憶する記憶部と、を含むデジタルFLL回路を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、磁場計測装置に関する。
ジョセフソン接合を有する超伝導リングである超伝導量子干渉素子(SQUID:Superconducting QUantum Interference Device)を用いた生体磁場計測では、計測の特性が非線形である。このため、FLL(Flux Locked Loop)回路を使用して線形化を行い、磁場が測定される。以下では、超伝導量子干渉素子はSQUIDとも称する。
FLL回路には、アナログ回路のみで構成されるアナログFLL方式と、一旦デジタル化を行い、再度アナログ化する回路で構成されるデジタルFLL方式とがある。生体磁場計測は、通常、多チャネルが使われることが多いため、チャネル間でのばらつきの抑制、システムコストの低減、およびデータ処理の容易性という点と、半導体技術の進歩という点とからデジタルFLL方式が多く用いられてきている。
SQUIDとデジタルFLL回路とを備える磁場計測装置において、磁束量子の周期数をカウントする変化量カウンタと、測定すべき磁束に対する周波数をカウントする再生用カウンタとを用いて、コストを低減する手法が開示されている(特許文献1参照)。
また、SQUIDをそれぞれ含む複数のチャネルを有する磁場計測装置において、SQUIDに与えるACバイアスの発振周波数を決定する発振器を全チャネルに共通に設けることで、雑音となるチャープ信号を抑制する手法が開示されている(特許文献2参照)。
デジタルFLL回路の特性は、デジタルFLL回路に搭載されるAD変換器やDA変換器等の個々の回路特性に応じてばらつく場合がある。デジタルFLL回路の特性がばらつくと、SQUIDが計測する磁束が同じ場合にも、デジタルFLL回路により計測される磁場信号の値がばらつくおそれがあり、磁場計測装置による磁束の計測性能が低下するおそれがある。
開示の技術は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、デジタルFLL回路の特性にばらつきがある場合にも、磁場計測装置による磁束の計測性能の低下を抑制することを目的とする。
上記技術的課題を解決するため、本発明の一形態の磁場計測装置は、磁場の強度に応じて超伝導量子干渉素子から出力される電圧を増幅する第1の増幅器と、アナログ信号を第1のデジタル値に変換するAD変換器と、前記AD変換器が出力する前記第1のデジタル値を積分する積分器と、前記積分器が出力する積分値を第2のデジタル値として受信して電圧に変換するDA変換器と、前記第1の増幅器の出力または前記DA変換器の出力を前記AD変換器の入力に接続する信号切替器と、前記DA変換器に入力される前記積分値を補正する補正値を記憶する記憶部と、を含むデジタルFLL回路を有することを特徴とする。
デジタルFLL回路の特性にばらつきがある場合にも、磁場計測装置による磁束の計測性能の低下を抑制することができる。
本発明の第1の実施形態に係る磁場計測装置の一例を示すブロック図である。 図1の磁場計測装置において、補正モードによりオフセット値を決定する動作の一例を示すフロー図である。 本発明の第2の実施形態に係る磁場計測装置の一例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して実施の形態の説明を行う。なお、各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る磁場計測装置の一例を示すブロック図である。例えば、図1に示す磁場計測装置100(生体磁場計測装置)は、デジタルFLL方式を採用しており、脳磁計、脊磁計および心磁計に適用可能である。また、図1に示す磁場計測装置100は、神経磁場または筋肉磁場の計測に適用されてもよい。
Figure 2021071375
表1は、用途(計測対象)毎の生体磁場信号の計測における磁気感度(T)、信号帯域(Hz)およびチャネル数の一例を示している。表1に示すように、生体磁場の計測に必要となる磁気感度、信号帯域およびチャネル数は、脊磁計(MSG)、心磁計(MCG)、脳磁計(MEG)によりそれぞれ異なる。チャネル数は測定部位や形状に応じて異なり、今後、生体磁場信号の解析技術の進歩と共に、さらに増える傾向にある。
図1に示す磁場計測装置100は、チャネル毎に設けられるSQUID10(超伝導量子干渉素子)およびデジタルFLL回路30と、複数のデジタルFLL回路30に共通のデータ処理装置40とを有する。特に限定されないが、例えば、磁場計測装置100は、数十チャネルまたは数百チャネルを有する。
デジタルFLL回路30は、増幅器31、信号切替器32、AD(Analog-to-Digital)変換器33、デジタル積分器34、DA(Digital-to-Analog)変換器35、電圧電流変換器36、帰還コイル37および増幅器38を有する。デジタル積分器34は、設定値保持部34aおよびオフセット保持部34bを有する。例えば、設定値保持部34aおよびオフセット保持部34bは、揮発性であり、デジタルFLL回路30への電源の供給が停止された場合、保持している情報を失う。
増幅器31は、第1の増幅器の一例であり、増幅器38は、第2の増幅器の一例である。オフセット保持部34bは、DA変換器35に入力される積分値を補正するオフセット値を記憶する記憶部の一例である。オフセット値は、補正値の一例である。
データ処理装置40は、パーソナルコンピュータやサーバ等であり、CPU(Central Processing Unit)50、揮発メモリ60および不揮発メモリ70を有する。例えば、揮発メモリ60は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)であり、不揮発メモリ70は、フラッシュメモリである。CPU50は、処理部の一例である。
SQUID10は、ジョセフソン接合を有する超伝導リングを貫通する、生体から発生する磁場(磁束)を検出する高感度の磁気センサである。例えば、SQUID10は、超伝導リングの2箇所にジョセフソン接合を設けることで構成される。
SQUID10は、超伝導リングを貫く磁束の変化に対して周期的に変化する電圧を発生する。このため、超伝導リングにバイアス電流を流した状態で、超伝導リングの両端の電圧を計測することによって、超伝導リングを貫く磁束を求めることができる。以下では、SQUID10が発生する周期的な電圧変化の特性をΦ−V特性とも称する。
信号切替器32は、例えば、CPU50により制御され、通常計測モード中、増幅器31の出力をAD変換器33の入力に接続し、補正モード中、増幅器38の出力をAD変換器33の入力に接続する。これにより、デジタルFLL回路30は、通常計測モード中、SQUID10、増幅器31、信号切替器32、AD変換器33、デジタル積分器34、DA変換器35、電圧電流変換器36および帰還コイル37によるFLLループを形成する。通常計測モードは、SQUID10により生体磁場等を計測する動作モードである。
また、デジタルFLL回路30は、後述するオフセット値を求める補正モード中、増幅器38、信号切替器32、AD変換器33、デジタル積分器34、DA変換器35による補正用ループを形成する。すなわち、補正用ループは、FLLループをショートカットしたループであり、DA変換器35およびAD変換器33を含むループである。
このように、信号切替器32による切り替え制御によりFLLループをショートカットした補正用ループを構成することで、通常計測モードで使用するDA変換器35とAD変換器33とを使用して、オフセット値を求めることができる。したがって、実際のDA変換器35の回路特性のばらつきとAD変換器33の回路特性のばらつきとに対応して最適なオフセット値を求めることができる。
増幅器31は、通常計測モード中、SQUID10を貫く磁束によりSQUID10が磁場の強度に応じて発生する出力電圧を増幅し、増幅した出力電圧を信号切替器32を介してAD変換器33に出力する。また、増幅器31は、SQUID10のバイアス電流やオフセット電圧を調整する機能を有する。これにより、個体毎にばらつくSQUID10の特性を増幅器31により補正することができる。なお、SQUID10および増幅器31は、補正モード中、CPU50により制御されて動作を停止してもよい。
AD変換器33は、信号切替器32を介して受信するアナログ信号をデジタル信号(電圧値)に変換し、変換により生成したデジタル値をデジタル積分器34に出力する。AD変換器33は、通常計測モードでは、SQUID10から出力されて増幅器31により増幅された電圧をデジタル値に変換し、補正モードでは、増幅器38により増幅された電圧(オフセット値の調整用)をデジタル値に変換する。AD変換器33が出力するデジタル値は、第1のデジタル値の一例である。
デジタル積分器34は、通常計測モード中、Φ−V特性の各周期の起点であるロック点からのSQUID10の電圧(正確には増幅器31から出力される増幅された電圧)の変化分を積分する。そして、デジタル積分器34は、積分した電圧値である積分値に、オフセット保持部34bに格納されたオフセット値(正値または負値)を加えたデジタル値をDA変換器35に出力する。オフセット値は、デジタルFLL回路30の特性のばらつきに応じて、ばらつきを抑制するように設定されるため、チャネル間の特性のばらつきを低減することができる。
また、デジタル積分器34は、通常計測モード中、順次に積分した電圧値を磁場データとしてデータ処理装置40に出力する。例えば、各デジタルFLL回路30から磁場データを受信したCPU50は、受信した磁場データを揮発メモリ60に格納する。そして、CPU50は、揮発メモリ60に格納された磁場データを処理し、例えば、磁場の時間変化を示す波形(画像)を図示しない表示装置に表示する。
一方、デジタル積分器34は、補正モード中、積分値を算出せず、CPU50により設定値保持部34aに順次格納される設定値を示すデジタル値を、DA変換器35に出力する。CPU50により設定値保持部34aに順次格納される設定値は、通常計測モード中に使用するオフセット値を求めるために使用される。なお、設定値保持部34aは、デジタルFLL回路30内であれば、デジタル積分器34の外部に配置されてもよい。
デジタルFLL回路30毎に求められたオフセット値は、自デジタルFLL回路30のオフセット保持部34bに格納される。そして、オフセット値は、通常計測モードにおいて、デジタルFLL回路30に搭載されるAD変換器33やDA変換器35等の回路特性に応じて発生するデジタルFLL回路30の特性のばらつきを補正するために使用される。なお、オフセット保持部34bは、デジタルFLL回路30内であれば、デジタル積分器34の外部に配置されてもよい。
DA変換器35は、デジタル積分器34から出力されるデジタル値を電圧に変換し、変換した電圧を電圧電流変換器36および増幅器38に出力する。デジタル積分器34から出力され、DA変換器35に入力されるデジタル値は、第2のデジタル値の一例である。
電圧電流変換器36は、DA変換器35から受ける電圧を電流に変換し、変換した電流を帰還コイル37に出力する。なお、補正モード中、電圧電流変換器36への電圧の供給は停止されてもよい。
補正モード中、SQUID10、増幅器31の動作を停止し、電圧電流変換器36への電圧の供給を停止することで、磁場計測装置100の消費電力を削減することができる。上述したように、磁場計測装置100は、SQUID10およびデジタルFLL回路30を含むチャネルを、数十チャネルまたは数百チャネル有するため、回路動作を停止することによる消費電力の削減効果は大きい。
帰還コイル37は、電圧電流変換器36から受ける電流により磁束を発生し、発生した磁束を帰還磁束として、SQUID10にフィードバックする。すなわち、帰還コイル37は、電圧電流変換器36からの電流に基づいてSQUID10が受ける磁場を発生する。帰還コイル37による磁束のフィードバックにより、通常計測モード中にSQUID10が発生する電圧を、Φ−V特性のロック点付近(線形領域)に維持することができ、生体磁場信号を精度よく求めることができる。
増幅器38は、補正モード中、DA変換器35から受信する電圧を、例えば整数倍に増幅し、増幅した電圧を信号切替器32を介してAD変換器33に出力する。DA変換器35が出力する電圧を増幅器38により定数倍に増幅することで、DA変換器35が出力する元の電圧と、増幅器38が出力する電圧との対応を取りやすくすることができる。
例えば、増幅器38の利得は、DA変換器35の1LSB(Least Significant Bit;量子化単位)に相当する電圧に応じてAD変換器33に入力される電圧が、AD変換器33の1LSBに相当する電圧以上になるように決められる。換言すれば、増幅器38の利得は、DA変換器35のビット数DAnとAD変換器33のビット数ADnとの差(DAn−ADn)に基づいて、2の(DAn−ADn)乗以上になるように決められる。この実施形態では、増幅器38の利得は、128倍に設定される。
これにより、DA変換器35に入力されるデジタル値を"1"増加(または減少)させた場合に、AD変換器33から出力されるデジタル値を"1"以上増加(または減少)させることができる。この実施形態では、DA変換器35に入力されるデジタル値を"1"増加(または減少)させた場合に、AD変換器33から出力されるデジタル値を"8"増加(または減少)させることができる。
AD変換器33の1LSBに相当する電圧より十分に大きい変化量の電圧をAD変換器33に入力することができ、AD変換器33の量子化単位による誤差を最小限にして、AD変換器33からデジタル値を出力することができる。この結果、通常計測モードで使用するオフセット値を精度よく求めることができる。また、補正モードにおいて、例えば、DA変換器35に入力されるデジタル値を"1"ずつ増加(または減少)することで、AD変換器33の出力値を変化させて最適なオフセット値を簡易に求めることができる。
例えば、DA変換器35の入力のビット数DAnは20ビットであり、AD変換器33の出力のビット数ADnは16ビットである。DAn=20、ADn=16の場合、2の(DAn−ADn)乗は、"16"(整数倍)である。この場合、増幅器38の利得は、16倍以上の2のべき乗("16","32","64","128"など)に設定されることが好ましい。
DA変換器35の入力のビット数がAD変換器33の出力のビット数より多い場合、増幅器38を設けることで、オフセット値を求める際のAD変換器33の量子化単位による誤差を小さくすることができる。なお、増幅器38の利得を2のべき乗にすることで、例えば、AD変換器33から出力されるデジタル値(2進数)をべき乗分だけ右シフトすることで、DA変換器35から出力した増幅前のデジタル値を容易に算出することができる。すなわち、増幅器38の利得を2のべき乗にすることで、2のべき乗にしない場合に比べて、データ処理装置40によるデータ処理を容易にすることができる。
CPU50は、磁場計測装置100の全体の動作を制御する。また、CPU50は、補正モード中、デジタルFLL回路30毎にオフセット値を求めるために各デジタルFLL回路30を制御する。例えば、CPU50は、"0"を含む所定の範囲の設定値を設定値保持部34aに順次格納し、設定値保持部34aに格納した設定値をDA変換器35に順次入力する。
例えば、CPU50は、磁場計測装置100に含まれる全てのデジタルFLL回路30に共通の設定値を各設定値保持部34aに順次格納する。これにより、CPU50は、オフセット値をデジタルFLL回路30毎に求める補正モードの動作を、全てのデジタルFLL回路30で並列に実施することができ、オフセット値を求めるための時間を最小限にすることができる。
DA変換器35は、受信した設定値に応じた電圧を増幅器38に順次出力し、増幅器38は、設定値に応じた電圧を増幅し、AD変換器33は、増幅器38が増幅した電圧に応じたデジタル値を出力する。CPU50は、デジタル積分器34を介してAD変換器33から出力されるデジタル値を受信し、受信したデジタル値を揮発メモリ60に格納する。
そして、CPU50は、デジタルFLL回路30毎に、AD変換器33が出力するデジタル値の絶対値が最小となるときに設定値保持部34aが保持している設定値を、通常計測モードで使用するオフセット値として決定する。CPU50は、決定したオフセット値を不揮発メモリ70に書き込む。その後、CPU50は、磁場計測装置100の起動時に、不揮発メモリ70からデジタルFLL回路30毎のオフセット値を読み出し、読み出したオフセット値を、対応するデジタルFLL回路30のオフセット保持部34bにそれぞれ格納する。
これにより、磁場計測装置100は、補正モードにより得られた適切なオフセット値を使用して、通常計測モードにおいて生体磁場を精度よく計測することができる。換言すれば、デジタルFLL回路30の特性にばらつきがある場合にも、ばらつきをオフセット値により補正することができ、磁場計測装置100による磁束の計測性能の低下を抑制することができる。また、AD変換器33やDA変換器35の回路特性のばらつきに応じて、デジタルFLL回路30毎にオフセット値を求めることができるため、チャネル間の特性のばらつきを低減することができ、磁場計測装置100の計測性能を向上することができる。
図2は、図1の磁場計測装置100において、補正モードによりオフセット値を決定する動作の一例を示すフロー図である。図2に示す動作フローは、磁場計測装置100の動作モードが補正モードに移行されたことに基づいて開始される。例えば、補正モードへの移行は、磁場計測装置100を操作する操作者等が、データ処理装置40の表示装置に表示される画面に基づいて、マウスやキーボード等の入力装置を操作することで行われる。なお、補正モードは、磁場計測装置100が最初の通常計測モードに移行する前に移行される。
また、図2に示す動作フローは、揮発メモリ60に格納されたオフセット設定プログラムをCPU50が実行をすることで実現される。なお、図2に示す動作フローは、磁場計測装置100に搭載されるFPGA(Field-Programmable Gate Array)やASIC等のハードウェアにより実現されてもよい。
図2に示す動作フローは、磁場計測装置100に搭載される全てのデジタルFLL回路30で並列に実施される。このため、複数のデジタルFLL回路30のオフセット値を順次求める場合に比べて、オフセット値を求める動作に掛かる時間を短縮することができ、補正モードに移行している時間を最小限にすることができる。
まず、ステップS10において、CPU50は、信号切替器32を制御し、増幅器38の出力とAD変換器33の入力とを接続する。次に、ステップS12において、CPU50は、DA変換器35を制御し、DA変換器35の利得を、例えば128倍に設定する。
次に、ステップS14において、CPU50は、デジタル積分器34の設定値保持部34aに設定値として初期値を設定する。例えば、初期値は、"0"、設定値の最小値(負値)または設定値の最大値(正値)のいずれかである。なお、ステップS10,S12,S14を実施する順序は図2に示す順序に限定されず、任意の順序でよい。
次に、ステップS16において、CPU50は、デジタル積分器34を制御し、設定値保持部34aに設定した設定値をDA変換器35に入力させる。DA変換器35は、受信した設定値に対応する電圧を出力し、増幅器38は、DA変換器35が出力する電圧を、例えば、128倍に増幅する。AD変換器33は、増幅器38で増幅された電圧をデジタル値に変換してデジタル積分器34に出力する。
次に、ステップS18において、CPU50は、デジタル積分器34を介してAD変換器33から出力されるデジタル値を揮発メモリ60に記憶する。なお、AD変換器33から出力されるデジタル値は、CPU50の内蔵メモリやデータ処理装置40に接続されるハードディスク等に記憶されてもよく、不揮発メモリ70に記憶されてもよい。
次に、ステップS20において、CPU50は、所定数のデジタル値を記憶したか否かを判定し、所定数のデジタル値を記憶した場合、ステップS24を実施し、記憶したデジタル値が所定数に満たない場合、ステップS22を実施する。ここで、所定数は、"0"を挟んで所定の負値から所定の正値までの設定値の数である。
ステップS22において、CPU50は、設定値保持部34aの設定値を"+1"または"−1"に更新した後、ステップS16に戻る。例えば、CPU50は、ステップS14で設定値の初期値を負値とした場合、設定値を"+1"ずつ順次更新し、ステップS14で設定値の初期値を正値とした場合、設定値を"−1"ずつ順次更新する。DA変換器35の入力に、"0"を含む所定の範囲の複数の設定値を順次に与えることで、AD変換器33は、"0"または"0"に近い正値または負値のデジタル値を順次出力する。これにより、最小限の数の設定値を使用してデジタルFLL回路30の特性のばらつきに応じたオフセット値を求めることができる。
ステップS24において、CPU50は、揮発メモリ60に記憶した複数のデジタル値(AD変換器33の出力値)から最小値(絶対値)を検出する。そして、CPU50は、検出した最小値をAD変換器33が出力したときにDA変換器35に入力していた設定値をオフセット値とすることを決定する。絶対値での最小値を検出することで、AD変換器33が"0"を除く離散的なデジタル値を出力する場合にも、"0"に最も近いデジタル値を検出することができる。
次に、ステップS26において、CPU50は、ステップS24で決定したオフセット値を不揮発メモリ70に格納し、図2に示す動作を終了する。なお、磁場計測装置100にFPGAが搭載される場合、FPGAにプログラムする論理情報を記憶しておく不揮発性メモリにオフセット値が記憶されてもよい。
その後、磁場計測装置100の起動時に、CPU50は、デジタルFLL回路30毎に不揮発メモリ70に記憶されているオフセット値を、対応するデジタルFLL回路30のオフセット保持部34bにそれぞれ格納する。そして、図1で説明したように、通常計測モード中、デジタル積分器34は、積分した電圧値である積分値に、オフセット保持部34bに格納されたオフセット値を加えたデジタル値をDA変換器35に出力する。
ステップS24で決定したオフセット値を不揮発メモリ70に格納することで、オフセット保持部34bが揮発性の場合にも、オフセット値を失うことなく保持することができる。これにより、AD変換器33およびDA変換器35等の回路特性が、デジタルFLL回路30間(チャネル間)でばらつく場合にも、オフセット値により回路特性が等しく見えるように補正することができる。したがって、回路特性のばらつきが大きい場合に、最も低い性能のチャネルに全体の性能が律速されることを防止することができ、磁場計測装置100による磁場の計測性能を向上することができる。
なお、ステップS14において、設定値保持部34aに負値の初期値を設定値として設定し、ステップS22において、設定値を順次増加させてもよい。あるいは、ステップS14において、設定値保持部34aに正値の初期値を設定値として設定し、ステップS22において、設定値を順次減少させてもよい。そして、ステップS20において、AD変換器33から出力されるデジタル値の絶対値が最小値になったか否かを判定し、最小値になったと判定したときにステップS24に移行してもよい。これにより、最小値を判定した時点でステップS16〜ステップS22のループを抜けることができ、オフセット値を求める時間を短縮することができる。
以上、この実施形態では、DA変換器35に入力される積分値を補正するオフセット値を保持するオフセット保持部34bが、デジタルFLL回路30に設けられる。これにより、デジタルFLL回路30の特性にばらつきがある場合にも、ばらつきをオフセット値により補正することができ、磁場計測装置100による磁束の計測性能の低下を抑制することができる。換言すれば、通常計測モードにおいてデジタルFLL回路30により生体磁場等を計測する場合に、デジタルFLL回路30の特性のばらつきに依存せずに、高い精度で磁束を計測することができる。
複数のデジタルFLL回路30毎に最適なオフセット値を求めることができるため、AD変換器33およびDA変換器35等の回路特性が、チャネル間でばらつく場合にも、オフセット値により回路特性が等しくなるように補正することができる。したがって、回路特性のばらつきが大きい場合に、最も低い性能のチャネルに全体の性能が律速されることを防止することができ、磁場計測装置100による磁場の計測性能を向上することができる。
信号切替器32によりFLLループをショートカットしたループであって、通常計測モードで使用するDA変換器35とAD変換器33とを含む補正用ループを使用して、オフセット値を求めることができる。したがって、DA変換器35の回路特性のばらつきとAD変換器33の回路特性のばらつきとに対応して最適なオフセット値を求めることができる。
DA変換器35から出力される電圧を増幅してAD変換器33に供給する増幅器38を設けることで、AD変換器33の1LSBに相当する電圧より十分に大きい変化量の電圧をAD変換器33に入力することができる。この結果、AD変換器33の量子化単位による誤差を最小限にして、AD変換器33からデジタル値を出力することができ、通常計測モードで使用するオフセット値を精度よく求めることができる。特に、DA変換器35の入力のビット数がAD変換器33の出力のビット数より多い場合、増幅器38を設けることで、AD変換器33の量子化単位による誤差の影響を小さくすることができる。
DA変換器35の入力に、"0"を含む所定の範囲の複数の設定値を順次に与えることで、AD変換器33は、"0"または"0"に近い正値または負値のデジタル値を順次出力することができる。これにより、最小限の数の設定値を使用してデジタルFLL回路30の特性のばらつきに応じたオフセット値を求めることができる。AD変換器33から出力されるデジタル値の絶対値での最小値を検出することで、AD変換器33が"0"を除く離的なデジタル値を出力する場合にも、"0"に最も近いデジタル値を検出することができる。
オフセット値を不揮発メモリ70に格納することで、オフセット保持部34bが揮発性の場合にも、オフセット値を失うことなく保持することができ、通常計測モードにおいて、オフセット値を使用して高い精度で磁束を計測することができる。
オフセット値を求める動作を、磁場計測装置100に搭載される全てのデジタルFLL回路30で並列に実施することで、複数のデジタルFLL回路30のオフセット値を順次求める場合に比べて、オフセット値を求める動作に掛かる時間を短縮することができる。
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態に係る磁場計測装置の一例を示すブロック図である。図1と同様の要素については、同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。図3に示す磁場計測装置100A(生体磁場計測装置)は、チャネル毎に設けられるSQUID10およびデジタルFLL回路30Aと、複数のデジタルFLL回路30Aに共通のデータ処理装置40とを有する。
デジタルFLL回路30Aは、図1に示したデジタルFLL回路30から増幅器38を削除して構成される。このため、信号切替器32は、通常計測モード中、増幅器31の出力をAD変換器33の入力に接続し、補正モード中、DA変換器35の出力をAD変換器33の入力に接続する。
この実施形態においても、例えば、DA変換器35が入力するデジタル値のビット数DAnは20ビットであり、AD変換器33が出力するデジタル値のビット数ADnは16ビットであるとする。この場合、CPU50は、補正モードにおいて、"0"を含む所定の範囲のデジタル値であって、例えば、128毎の離散したデジタル値を設定値保持部34aに順次格納し、設定値保持部34aに格納した設定値をDA変換器35に順次入力する。なお、CPU50は、64毎の離散したデジタル値を設定値保持部34aに順次格納してもよい。
例えば、128毎の離散したデジタル値をDA変換器35に順次入力した場合、AD変換器33は、第1の実施形態と同様に、量子化単位のほぼ8倍に離散したデジタル値を出力する(128/2=8)。すなわち、CPU50は、補正モードにおいて、AD変換器33に順次入力される電圧に応じてAD変換器33が出力するデジタル値の変化量が、AD変換器33の量子化単位より大きくなるように、DA変換器35に入力するデジタル値の変化量を設定する。
この実施形態において、補正モードによりオフセット値を決定する動作フローは、図2のステップS12が削除され、図2のステップS22の動作が"設定値を+128または−128に更新する"に変更されることを除き、図2の動作フローと同様である。
これにより、図1に示した増幅器38をデジタルFLL回路30Aに設けることなく、上述した実施形態と同様の精度でオフセット値を求めることができる。なお、DA変換器35が入力するデジタル値のビット数が、AD変換器33が出力するデジタル値のビット数以下の場合、補正モードによりオフセット値を決定する動作フローは、図2のステップS12が削除されることを除き、図2の動作フローと同様である。
以上、第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、第2の実施形態では、増幅器38を設けることなくオフセット値を求めることができるため、デジタルFLL回路30Aの規模をデジタルFLL回路30に比べて小さくすることができる。この結果、オフセット値の調整機能を有する磁場計測装置100Aのコストを削減することができる。
なお、上述した実施形態では、デジタルFLL回路30(または30A)毎に求めて不揮発メモリ70に格納したオフセット値を、磁場計測装置100(または100A)の起動時に、不揮発メモリ70からオフセット保持部34bに転送する例を示した。しかしながら、オフセット保持部34bが不揮発性の要素で構成される場合、CPU50は、求めたオフセット値を不揮発メモリ70に格納することなく、オフセット保持部34bに直接格納してもよい。この場合、不揮発メモリ70からオフセット値を読み出すことなく磁場計測装置100(または100A)の起動処理を実施できるため、起動処理時間を短縮することができる。
また、上述した実施形態は、脳磁計、脊磁計および心磁計等の生体磁場計測装置に適用する例を説明したが、生体磁場計測装置以外の磁場計測装置に適用されてもよい。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
10 SQUID
30,30A デジタルFLL回路
31 増幅器
32 信号切替器
33 AD変換器
34 デジタル積分器
34a 設定値保持部
34b オフセット保持部
35 DA変換器
36 電圧電流変換器
37 帰還コイル
38 増幅器
40 データ処理装置
50 CPU
60 揮発メモリ
70 不揮発メモリ
100,100A 磁場計測装置
特許第4133934号 特開2005−296030号公報
増幅器38は、補正モード中、DA変換器35から受信する電圧を、例えば整数倍に増幅し、増幅した電圧を信号切替器32を介してAD変換器33に出力する。DA変換器35が出力する電圧を増幅器38により整数倍に増幅することで、DA変換器35が出力する元の電圧と、増幅器38が出力する電圧との対応を取りやすくすることができる。
まず、ステップS10において、CPU50は、信号切替器32を制御し、増幅器38の出力とAD変換器33の入力とを接続する。次に、ステップS12において、CPU50は、増幅器38を制御し、増幅器38の利得を、例えば128倍に設定することで、DA変換器35の出力を128倍に設定する

Claims (11)

  1. 磁場の強度に応じて超伝導量子干渉素子から出力される電圧を増幅する第1の増幅器と、
    アナログ信号を第1のデジタル値に変換するAD変換器と、
    前記AD変換器が出力する前記第1のデジタル値を積分する積分器と、
    前記積分器が出力する積分値を第2のデジタル値として受信して電圧に変換するDA変換器と、
    前記第1の増幅器の出力または前記DA変換器の出力を前記AD変換器の入力に接続する信号切替器と、
    前記DA変換器に入力される前記積分値を補正する補正値を記憶する記憶部と、を含むデジタルFLL回路を有することを特徴とする磁場計測装置。
  2. 前記デジタルFLL回路は、前記DA変換器が出力する電圧を増幅する第2の増幅器を有し、
    前記DA変換器の出力は、前記第2の増幅器を介して前記信号切替器に接続されることを特徴とする請求項1に記載の磁場計測装置。
  3. 前記第2の増幅器は、前記DA変換器が出力する電圧を整数倍することを特徴とする請求項2に記載の磁場計測装置。
  4. 前記第2のデジタル値を受信する前記DA変換器の入力のビット数は、前記第1のデジタル値を出力する前記AD変換器の出力のビット数より多いことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の磁場計測装置。
  5. 前記デジタルFLL回路は、
    前記DA変換器が出力する電圧を電流に変換する電圧電流変換器と、
    前記電圧電流変換器が出力する電流に基づいて前記超伝導量子干渉素子が受ける磁場を発生する帰還コイルと、を有し、
    前記信号切替器は、
    前記超伝導量子干渉素子から出力される電圧に基づいて磁場を計測する通常計測モードにおいて、前記第1の増幅器の出力を前記AD変換器の入力に接続し、
    前記補正値を求める補正モードにおいて、前記DA変換器の出力を前記AD変換器の入力に接続することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の磁場計測装置。
  6. 前記補正モードにおいて、前記DA変換器の入力に、"0"を含む所定の範囲の複数の前記第2のデジタル値を与え、前記信号切替器を介して受信する前記DA変換器の出力に応じて前記AD変換器から出力される複数の前記第1のデジタル値に基づいて、前記補正値を決定する処理部を有することを特徴とする請求項5に記載の磁場計測装置。
  7. 前記処理部は、複数の前記第1のデジタル値の最小値(絶対値)を前記AD変換器が出力したときに前記DA変換器に入力していた前記第2のデジタル値を前記補正値とすることを特徴とする請求項6に記載の磁場計測装置。
  8. 前記処理部は、前記AD変換器に順次入力される電圧に応じて前記AD変換器が出力する前記第1のデジタル値の変化量が、前記AD変換器の量子化単位より大きくなるように、前記第2のデジタル値の変化量を設定することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の磁場計測装置。
  9. 決定した前記補正値が格納される不揮発メモリを有し、
    前記記憶部は、揮発性であり、
    前記処理部は、前記不揮発メモリから前記補正値を読み出し、読み出した前記補正値を前記記憶部に格納し、
    前記積分器は、前記通常計測モードにおいて、前記記憶部に格納された前記補正値で前記積分値を補正した値を前記第2のデジタル値として前記DA変換器に出力することを特徴とする請求項6ないし請求項8のいずれか1項に記載の磁場計測装置。
  10. 前記記憶部は、不揮発性であり、
    前記処理部は、決定した前記補正値を前記記憶部に格納し、
    前記積分器は、前記通常計測モードにおいて、前記積分値を前記補正値で補正した値を前記第2のデジタル値として前記DA変換器に出力することを特徴とする請求項6ないし請求項8のいずれか1項に記載の磁場計測装置。
  11. 複数の前記デジタルFLL回路を有し、
    前記処理部は、前記補正モードにおいて、複数の前記デジタルFLL回路の前記DA変換器の入力に共通の前記第2のデジタル値を与え、複数の前記デジタルFLL回路毎に前記補正値を決定する動作を並列に実施することを特徴とする請求項6ないし請求項10のいずれか1項に記載の磁場計測装置。
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