JP2005328140A - 車両用通信システム及び車両用通信方法 - Google Patents

車両用通信システム及び車両用通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通信端末をリセットするタイミングを制御することにより通信利用機会を多くする車両用通信システム及び車両用通信方法を提供する。
【解決手段】符号多重方式の移動体通信システムで通信を行う通信端末1と通信端末1に接続された車載情報端末2とを有し、通信端末1は、符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われているか否かを検知する符号同期検知部70と、符号同期検知部70からの検知結果を車載情報端末へ送信する制御部60と、通信端末1をリセットするリセット部80とを備え、車載情報端末2は、符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われていない不明状態を示す検知結果を受信してからの経過時間を計測するタイマー20と、経過時間が所定時間になった時、リセット部80に通信端末1をリセットさせるためのリセット信号を通信端末1へ送信するリセット判断部10とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は車両用通信システム及び車両用通信方法に関し、特に、符号多重方式の移動体通信システムで通信を行う通信端末を用いた車両用通信システム及び車両用通信方法に関する。
携帯電話端末に代表される移動体通信システムにおいて、電波が届くエリアは「圏内」、電波が届かないエリアは「圏外」と定義されている。携帯電話端末が「圏内」にある時は携帯電話端末と基地局との間で通信が行われ、通話やデータ通信が可能であり、携帯電話端末が「圏外」にある時はそれが不可能であった。「圏内」及び「圏外」の状態は携帯電話端末で把握することができ、携帯電話端末から車載情報端末へ通知される。
従来から、移動体通信システムを利用した車両用通信システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1においては、電波の電界強度に基づいて「圏内」及び「圏外」などの通信状態を評価していた。
特開平10−105897号公報
しかしながら、移動体通信システムの一例であるCDMA(Code Division Multiple Access)方式携帯電話システムにおいては、電波の電界強度を基準にして、通信ができる「圏内」と、通信ができない「圏外」とを判断できないため、電波が届く「圏内」エリアであっても、符号復調ができず通信が不能になる場合がある。静止または歩行程度の低速移動中であれば、再び符号の同期をとって復調することが可能であるため、一瞬、通信が中断されるが、不能になることはない。
しかし、自動車などの高速に移動している物に携帯電話端末が搭載されている場合、受信レベルの変動も大きく、通信機が符号の同期をとるまで時間がかかるために、携帯電話端末が「不明」という状態を示して、通信不能となることが多くある。
本発明の第1の特徴は、符号多重方式の移動体通信システムで通信を行う通信端末と通信端末に接続された車載情報端末とを有する車両用通信システムであって、通信端末は、符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われているか否かを検知する符号同期検知手段と、符号同期検知手段からの検知結果を車載情報端末へ送信する制御手段と、通信端末をリセットするリセット手段とを備え、車載情報端末は、符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われていない不明状態を示す検知結果を受信してからの経過時間を計測する時間計測手段と、経過時間が所定時間になった時、リセット手段に通信端末をリセットさせるためのリセット信号を通信端末へ送信するリセット判断手段とを備えることを要旨とする。
本発明の第2の特徴は、符号多重方式の移動体通信システムで通信を行う通信端末と通信端末に接続された車載情報端末とを有する車両用通信システムであって、通信端末は、符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われているか否かを検知する符号同期検知手段と、符号同期検知手段からの検知結果を車載情報端末へ送信する制御手段と、通信端末をリセットするリセット手段とを備え、車載情報端末は、車両の現在位置を測定する自車位置測位手段と、符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われていない不明状態を示す検知結果を以前に受信したことがある車両の位置からなる不明エリアを記憶する不明エリアマップ記憶手段と、不明状態を示す検知結果を受信した時、車両が不明エリア内を走行している間に通信端末のリセットが完了するように、リセット手段に通信端末をリセットさせるためのリセット信号を通信端末へ送信するリセット判断手段とを備えることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、符号多重方式の移動体通信システムで通信を行う通信端末と通信端末に接続された車載情報端末とを有する車両用通信システムであって、通信端末は、符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われているか否かを検知する符号同期検知手段と、符号同期検知手段からの検知結果を車載情報端末へ送信する制御手段と、通信端末をリセットするリセット手段とを備え、車載情報端末は、車両の現在位置を測定する自車位置測位手段と、符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われていない不明状態を示す検知結果を以前に受信したことがある車両の位置からなる不明エリアを記憶する不明エリアマップ記憶手段と、不明状態を示す検知結果を受信した時、車両が不明エリアを抜け出てすぐに通信端末のリセットが完了するように、リセット手段に通信端末をリセットさせるためのリセット信号を通信端末へ送信するリセット判断手段とを備えることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、符号多重方式の移動体通信システムで通信を行う通信端末と通信端末に接続された車載情報端末とを用いた車両用通信方法であって、通信端末が、符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われているか否かを検知し、通信端末が、符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われているか否かの検知結果を車載情報端末へ送信し、車載情報端末が、符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われていない不明状態を示す検知結果を受信してからの経過時間を計測し、車載情報端末が、経過時間が所定時間になった時、通信端末をリセットするためのリセット信号を通信端末へ送信し、通信端末が、リセット信号に従ってリセットすることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、符号多重方式の移動体通信システムで通信を行う通信端末と通信端末に接続された車載情報端末とを用いた車両用通信方法であって、通信端末が、符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われているか否かを検知し、通信端末が、符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われているか否かの検知結果を車載情報端末へ送信し、車載情報端末が、符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われていない不明状態を示す検知結果を受信した時、車両の現在位置を測定し、車載情報端末が、不明状態を示す検知結果を以前に受信したことがある車両の位置からなる不明エリア及び車両の現在位置の情報を用いて、車両が不明エリア内を走行している間に通信端末のリセットが完了するように、通信端末をリセットするためのリセット信号を通信端末へ送信し、通信端末が、リセット信号に従ってリセットすることを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、符号多重方式の移動体通信システムで通信を行う通信端末と通信端末に接続された車載情報端末とを用いた車両用通信方法であって、通信端末が、符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われているか否かを検知し、通信端末が、符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われているか否かの検知結果を車載情報端末へ送信し、車載情報端末が、符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われていない不明状態を示す検知結果を受信した時、車両の現在位置を測定し、車載情報端末が、不明状態を示す検知結果を以前に受信したことがある車両の位置からなる不明エリア及び車両の現在位置の情報を用いて、車両が不明エリアを抜け出てすぐに通信端末のリセットが完了するように、通信端末をリセットするためのリセット信号を通信端末へ送信し、通信端末が、リセット信号に従ってリセットすることを要旨とする。
本発明によれば、通信端末をリセットするタイミングを制御することにより通信利用機会を多くする車両用通信システム及び車両用通信方法を提供することが出来る。
以下図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。図面の記載において同一あるいは類似の部分には同一あるいは類似な符号を付している。
(第1の実施の形態)
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係わる車両用通信システムは、符号多重方式の移動体通信システムで通信を行う通信端末1と通信端末1に接続された車載情報端末2とを有する車両用通信システムである。通信端末1は、車載情報端末2と同じ車両に搭載され、車両が走行しながら使用される。
符号多重方式の移動体通信システムで通信を行う通信端末1の一例として、CDMA(Code Division Multiple Access)方式の移動通信システムで通信が行える携帯電話端末がある。CDMA方式には、さらにcdmaOne方式、cdma2000方式(ARIB:電波産業会ではMC-CDMA(Multicarrier-Code Division Multiple Access)として規格化)、W-CDMA方式(ARIBではDS-CDMA(Direct Spread-Code Division Multiple Access)として規格化)がある。CDMA方式は、与えられた一定範囲の周波数帯をそのまま、あるいは複数の比較的広い帯域に分けて使う。この任意の広帯域無線を、隣接する複数の無線基地局や、複数の移動機で共有できるのが特徴である。同じ周波数を同じタイミングで利用するので通信容量(通信チャネル)を符号で分割する。したがって、通信を行うときは符号の同期をとってから通信を行う。
したがって、CDMA方式に代表される符号多重方式の移動体通信システムにおいては、電波の電界強度を基準にして、通信ができる「圏内」と、通信ができない「圏外」を判断できない。電波が届く「圏内」エリアであっても、符号の同期(符号復調)ができず通信が不能になる場合があるからである。しかし、静止又は歩行程度の低速移動中であれば、一度符号の同期が取れなくても、再び符号の同期をとって復調することが可能であるため、一瞬、通信が中断されるが、不能になることはない。なお、IMT2000の国際標準化グループ3GPP1では通信端末の状態を「圏内」、「圏外」、「不明」という3つの状態があるとしているが、「不明」に関する詳細な記述はない。
通信端末1は、符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われているか否かを検知する符号同期検知手段70(以後、「符号同期検知部」という)と、符号同期検知部70からの検知結果を車載情報端末2へ送信する制御手段60(以後、「制御部」という)と、通信端末1をリセットするリセット手段80(以後、「リセット部」という)とを備える。
車載情報端末2は、符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われていない「不明」状態を示す検知結果を受信してからの経過時間を計測する時間計測手段20(以後、「タイマー」という)と、経過時間が所定時間になった時、リセット部80に通信端末1をリセットさせるためのリセット信号を通信端末1へ送信するリセット判断手段10(以後、「リセット判断部」という)と、車両の速度を計測する車速検知手段30(以後、「車速検知部」という)とを備える。
符号同期検知部70は、符号で分けられた通信チャネルの同期がとれているかどうかを検知し、その状態を制御部60に出力する。制御部60は、符号同期検知部70から出力された通信チャネルの符号同期の状態を把握し、車載情報端末2に報告する。また、制御部60は、符号で分けられた通信チャネルの同期がとれるように、かつ、受信電力を適正にするように通信端末1を制御する。リセット部80は、制御部60又は車載情報端末2からリセット信号を受け取ると、このリセット信号に従って通信端末1をリセットする。具体的には、リセット部80は、通信端末1の電源供給を一旦停止し、再度、電源投入する。
なお、通信端末1から車載情報端末2へ報告される通信状態としては、「圏内」状態、「圏外」状態或いは「不明」状態の3通りある。受信レベルが通信できる状態にあり、かつ、符号同期がとれている場合は「圏内」状態、受信レベルが不十分で通信できない状態を「圏外」状態、受信レベルは通信できる状態にあるが、符号同期がとれていない場合は「不明」状態を報告する。
リセット判断部10は、タイマー20、車速検知部30に接続されており、これらからの情報を取得し、通信端末1をリセットするか否かを判断する。タイマー20は、車載情報端末2が通信端末1から「不明」状態の報告を受けてからの経過時間を計測し、これを時間情報として、リセット判断部10に出力する。車速検知部30は車両の速度を計測し、これを車速情報として、リセット判断部10に出力する。リセット判断部10は、タイマー20からの時間情報と、車速検知部30からの車速情報に基づいて、リセット信号を通信端末1へ送信する。
なお、リセット判断部10は、通信端末1から「不明」状態の報告を受けてからリセット信号を送信するまでの「所定時間」を次の判断基準に従って定める。車両が高速走行(80km/h以上)を行っている場合、所定時間は5秒と定め、車両が中速走行(20〜80km/h)を行っている場合、所定時間は8秒と定め、車両が停止又は低速走行(0〜20km/h)を行っている場合、所定時間は10秒と定める。このように、車両の速度が速い時の所定時間は、速度が遅い時及び車両が停止している時に比べて短いことが望ましい。また、この所定時間は、通信端末1をリセット(再起動)するために要する時間(例えば、15秒)よりも短く設定することが望ましい。
次に、図2を参照して、図1の車両用通信システムの動作手順について説明する。
(イ)先ずS100段階において、符号同期検知部70が符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われているか否かを検知し、検知結果を制御部60へ出力する。そして、制御部60は、この検知結果を車載情報端末2に報告する。車載情報端末2に報告する状態は、前述したように、「圏内」、「圏外」、或いは「不明」の3通りの状態である。また、状態が変化したらその都度、車載情報端末2に報告する。
(ロ)車載情報端末2は、符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われていない「不明」状態を示す検知結果を受けることを監視している。車載情報端末2が、この「不明」状態を示す検知結果を受信した場合(S100段階においてYES)、S110段階に進み、タイマー20が、この「不明」状態を示す検知結果を受信してからの経過時間を計測し始め、経過時間を時間情報として、リセット判断部10に出力する。
(ハ)S120段階において、車速検知部30が車両の速度を計測し、これを車速情報として、リセット判断部10に出力する。
(ニ)S130段階において、リセット判断部10は、タイマー20が計測する経過時間が所定時間になった時、S140段階に進む。ここで、リセット判断部10は、時間情報及び車速情報に基づいて所定時間を定める。具体的には、停止している又は車速が毎時20km未満である場合、所定時間を10秒と定め、車速が毎時20km以上毎時80km未満である場合、所定時間を8秒と定め、車速が毎時80km以上である場合、所定時間を5秒と定める。
(ホ)S140段階において、リセット判断部10は、経過時間が所定時間になった時、通信端末1をリセットするためのリセット信号を通信端末1へ送信し、リセット部80がリセット信号に従って通信端末1をリセットする。通信端末1をリセットすると、通信端末1の電源供給を一旦停止し、再度、電源投入するので、基地局との符号同期をとり直し、受信電力を適正にするので通信可能な状態になる。
以上、一般的に、通信端末1から符号同期が外れて通信不能になった「不明」状態を示す信号が出力されても、すぐに復帰することがある。そこで、第1の実施の形態では、「不明」状態を示す信号を受けても、すぐにリセットするのではなく、車速検知部30からの車速情報から定まる所定時間が経過した後に通信端末1をリセットするので、通信利用機会を多くすることができる。
また、停止または低速走行時は「不明」状態から復帰することが多く、高速走行時は「不明」状態から復帰することが少ないので、高速走行時はリセットするまでの所定時間を短くし、リセットを早く行うことで通信できない状態を少なくし、通信利用機会を多くすることができる。
なお、通信端末1がCDMA方式の携帯電話端末である場合、待ち受け中に「不明」状態が通知されたとき、発信及び受信ができないなどの通信の変化がある。通話中に「不明」状態が通知されたとき、通信が中断、携帯電話端末がフリーズ、車載情報端末がフリーズなどの通信の変化がある。
また、発明者らが行った実験から、車両が停止及び低速移動(歩行程度)中である時は「不明」になることが少ないことが分かった。また、車両の速度が毎時20〜30kmであっても「不明」になることが多く、「不明」が発生すると、約半数はリセットに必要な時間(15秒)以上復帰せず、またはリセットが必要であることが分かった。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、通信端末1のリセット判断部10が、タイマー20からの時間情報及び車速検知部30からの車速情報だけでなく、車両の現在位置の道路属性情報を更に加えて、通信端末1をリセットするかどうかを判断する車両用通信システムについて説明する。
図3に示すように、本発明の第2の実施の形態に係わる車両用通信システムは、第1の実施の形態と同様に、符号多重方式の移動体通信システムで通信を行う通信端末1と通信端末1に接続された車載情報端末2とを有する車両用通信システムである。通信端末1は、車載情報端末2と同じ車両に搭載され、車両が走行しながら使用される。
通信端末1は、符号同期検知部70と、制御部60と、リセット部80とを備える。図1の通信端末1と同じであり、詳細な説明を省略する。
車載情報端末2は、タイマー20と、リセット判断部10と、車速検知部30と、道路地図の情報を記憶する道路地図記憶手段40(以後、「道路地図記憶部」という)と、車両の現在位置を測定する自車位置測位手段50(以後、「自車位置測位部」という)と、自車位置測位部50に接続されたGPS(Global Positioning System)受信機51、ジャイロ52及び車速センサー53とを備える。なお、タイマー20、リセット判断部10及び車速検知部30は、図1のそれらと同じであり、詳細な説明を省略する。
道路地図記憶部40は、自車位置測位部50から現在位置を取得し、現在走行している道路が高架道路か、トンネルが連続するエリアの道路か、高層ビルが多いエリアの道路か、それ以外の道路かを判断し、これらを道路属性情報として、リセット判断部10に出力する。
GPS受信機51は、GPS衛星からの電波を受信し、各GPS衛星からの電波を受信するまでの時間差に基づいて自車の現在位置を計測する。GPS衛星からの電波が受信できないときはジャイロ52が自車の進行方向を検出する。車速センサー53は、自車の走行速度を検出する。ジャイロ52と車速センサー53の検出結果から自車位置測位部50は自車位置を計算する。
リセット判断部10は、タイマー20、車速検知部30、道路地図記憶部40、及び自車位置測位部50に接続されており、タイマー20から時間情報、車速検知部30から車速情報、道路地図記憶部40から道路属性情報を取得し、これらの情報に基づいて通信端末1をリセットするか否かを判断する。
なお、リセット判断部10は、通信端末1から「不明」状態の報告を受けてからリセット信号を送信するまでの所定時間を次の判断基準に従って定める。
先ず、現在走行している道路が高架道路か、トンネルが連続するエリアの道路か、高層ビルが多いエリアの道路(これらをまとめて「同期困難エリアの道路」という)を除く、それ以外の道路である場合、第1の実施の形態と同様にして、以下の基準に従う。即ち、車両が高速走行(80km/h以上)を行っている場合、所定時間は5秒と定め、車両が中速走行(20〜80km/h)を行っている場合、所定時間は8秒と定め、車両が停止又は低速走行(0〜20km/h)を行っている場合、所定時間は10秒と定める。このように、車両の速度が速い時の所定時間は、速度が遅い時及び車両が停止している時に比べて短いことが望ましい。また、この所定時間は、通信端末1をリセット(再起動)するために要する時間(例えば、15秒)よりも短く設定することが望ましい。
一方、現在走行している道路が同期困難エリアの道路である場合、所定時間は車両が走行する道路の属性に応じて変化させることが望ましい。即ち、走行環境により車速によるリセットまでの所定時間を補正することが望ましい。具体的には、現在走行している道路が高架道路である場合、上記の同期困難エリアの道路を除く他の道路について定める所定時間Tvから2秒引いた時間を所定時間とする。現在走行している道路がトンネルが連続するエリアの道路或いは高層ビルが多いエリアの道路である場合、上記の同期困難エリアの道路を除く他の道路について定める所定時間Tvから1秒引いた時間を所定時間とする。
次に、図4を参照して、図3の車両用通信システムの動作手順について説明する。
(イ)先ずS200段階は、図2のS100段階と同じであり、詳細な説明を省略する。車載情報端末2は、符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われていない「不明」状態を示す検知結果を受けることを監視している。車載情報端末2が、この「不明」状態を示す検知結果を受信した場合(S200段階においてYES)、S210段階に進み、タイマー20が、この「不明」状態を示す検知結果を受信してからの経過時間を計測し始め、経過時間を時間情報として、リセット判断部10に出力する。
(ロ)S220段階において、車速検知部30が車両の速度を計測し、これを車速情報として、リセット判断部10に出力する。
(ハ)S230段階において、道路地図記憶部40は、自車位置測位部50から現在位置を取得し、現在走行している道路が同期困難エリアの道路であるか否かを判断し、判断結果を道路属性情報として、リセット判断部10に出力する。
(ニ)S240段階において、リセット判断部10は、タイマー20が計測する経過時間が「所定時間」になった時、S250段階に進む。ここで、リセット判断部10は、時間情報、車速情報及び道路属性情報に基づいて所定時間を定める。即ち、リセット判断部10は、通信端末1から「不明」状態の報告を受けてからリセット信号を送信するまでの所定時間を定める上述した判断基準に従って定める。
(ホ)S250段階において、リセット判断部10は、経過時間が所定時間になった時、通信端末1をリセットするためのリセット信号を通信端末1へ送信し、リセット部80がリセット信号に従って通信端末1をリセットする。通信端末1をリセットすると、通信端末1の電源供給を一旦停止し、再度、電源投入するので、基地局との符号同期をとり直し、受信電力を適正にするので通信可能な状態になる。
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、現在走行している道路が高架道路か、トンネルが連続するエリアの道路か、高層ビルが多いエリアの道路(同期困難エリアの道路)であるときは、「不明」状態から復帰することが少ないので、リセットするまでの時間を短く補正して、リセットを早く行うことで通信できない状態を少なくし、通信利用機会を多くすることができる。
また、一般的に、通信端末1から符号同期が外れて通信不能になった「不明」状態を示す信号が出力されても、すぐに復帰することがある。そこで、第1の実施の形態と同様にして、「不明」状態を示す信号を受けても、すぐにリセットするのではなく、経過時間及び車速の情報から定まる所定時間が経過した後に通信端末1をリセットするので、通信利用機会を多くすることができる。
更に、停止または低速走行時は「不明」状態から復帰することが多く、高速走行時は「不明」状態から復帰することが少ないので、高速走行時はリセットするまでの時間を短くし、リセットを早く行うことで通信できない状態を少なくし、通信利用機会を多くすることができる。
(第3の実施の形態)
図5に示すように、第3の実施の形態では、図3の車載情報端末2において、「不明」状態となる位置を示す不明エリアを記憶する不明エリアマップ記憶手段41を更に備えることにより、車両が不明エリア内を走行している間に或いは車両が不明エリアを抜け出てすぐに、通信端末1のリセットが完了するように、リセット信号を通信端末1へ送信する車両用通信システムについて説明する。
図5に示すように、本発明の第3の実施の形態に係わる車両用通信システムは、第1の実施の形態と同様に、符号多重方式の移動体通信システムで通信を行う通信端末1と通信端末1に接続された車載情報端末2とを有する車両用通信システムである。通信端末1は、車載情報端末2と同じ車両に搭載され、車両が走行しながら使用される。
通信端末1は、符号同期検知部70と、制御部60と、リセット部80とを備える。図1の通信端末1と同じであり、詳細な説明を省略する。
車載情報端末2は、タイマー20と、リセット判断部10と、車速検知部30と、道路地図記憶部40と、自車位置測位部50と、自車位置測位部50に接続されたGPS受信機51、ジャイロ52及び車速センサー53と、「不明」状態を示す検知結果を以前に受信したことがある車両の位置からなる不明エリアを記憶する不明エリアマップ記憶手段41(以後、「不明エリアマップ記憶部」という)とを備える。なお、タイマー20、リセット判断部10、及び車速検知部30、道路地図記憶部40、自車位置測位部50、GPS受信機51、ジャイロ52及び車速センサー53は、図3のそれらと同じであり、詳細な説明を省略する。
不明エリアマップ記憶部41は道路地図記憶部40に接続され、道路地図記憶部40は現在位置が不明エリアかどうかを判断することが出来る。道路地図記憶部40は、自車位置測位部50から現在位置を取得し、現在走行している道路が高架道路か、トンネルが連続するエリアの道路か、高層ビルが多いエリアの道路か、それ以外の道路かを判断し、これらを道路属性情報として、リセット判断部10に出力する。
リセット判断部10は、タイマー20、車速検知部30、道路地図記憶部40、及び自車位置測位部50に接続されており、タイマー20から時間情報、車速検知部30から車速情報、道路地図記憶部40から道路属性情報を取得し、これらの情報に基づいて通信端末1をリセットするか否かを判断する。具体的には、リセット判断部10は、「不明」状態を示す検知結果を受信した時、車両が不明エリア内を走行している間に通信端末1のリセットが完了するように、リセット信号を通信端末1へ送信する。或いは、リセット判断部10は、「不明」状態を示す検知結果を受信した時、車両が不明エリアを抜け出てすぐに通信端末1のリセットが完了するように、リセット信号を通信端末1へ送信する。
次に、図6を参照して、図5の車両用通信システムの動作手順について説明する。
(イ)先ずS300段階は、図2のS100段階と同じであり、詳細な説明を省略する。車載情報端末2は、符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われていない「不明」状態を示す検知結果を受けることを監視している。車載情報端末2が、この「不明」状態を示す検知結果を受信した場合(S300段階においてYES)、S310段階に進み、タイマー20が、この「不明」状態を示す検知結果を受信してからの経過時間を計測し始め、経過時間を時間情報として、リセット判断部10に出力する。
(ロ)S320段階において、車速検知部30が車両の速度を計測し、これを車速情報として、リセット判断部10に出力する。
(ハ)S330段階において、道路地図記憶部40は、自車位置測位部50から現在の自車位置を取得し、現在走行している道路が不明エリアに含まれるか否かを判断し、不明エリアに含まれる場合、現在の自車位置から不明エリアを抜け出るまでの位置情報を不明エリア情報としてリセット判断部10に出力する。
(ニ)S340段階において、リセット判断部10は、時間情報、車速情報及び不明エリア情報に基づいて不明エリアを抜けるまでの時間を計算する。
(ホ)S350段階において、リセット判断部10は、不明エリアを抜けるまでの時間と、通信端末1をリセットするために要する時間とを比較し、通信端末1をリセットするかどうかを判断する。
(へ)不明エリアを抜けるまでの時間が、通信端末1をリセットするために要する時間以下である場合(S350段階においてNO)、図2のS130段階と同様な手順を実行する。即ち、リセット判断部10は、タイマー20が計測する経過時間が所定時間になった時、S360段階に進む。ここで、リセット判断部10は、時間情報及び車速情報に基づいて所定時間を定める。具体的には、停止している又は車速が毎時20km未満である場合、所定時間を10秒と定め、車速が毎時20km以上毎時80km未満である場合、所定時間を8秒と定め、車速が毎時80km以上である場合、所定時間を5秒と定める。
(ト)不明エリアを抜けるまでの時間が、通信端末1をリセットするために要する時間よりも長い場合(S350段階においてYES)、S360段階に進み、リセット判断部10は、所定時間の経過を待たずに、直ちに通信端末1をリセットするためのリセット信号を通信端末1へ送信し、リセット部80がリセット信号に従って通信端末1をリセットする。通信端末1をリセットすると、通信端末1の電源供給を一旦停止し、再度、電源投入するので、基地局との符号同期をとり直し、受信電力を適正にするので通信可能な状態になる。
なお、S360段階において、直ちにリセットを行うのでなく、車両が不明エリアを抜けた直後にリセットが完了するようなタイミングまでリセット開始を遅らせても構わない。
以上、説明したように第3の実施の形態は、通信端末1から符号同期が外れて通信不能になった「不明」状態を示す信号が送信されたとき、現在の自車位置、車速から不明エリアを抜け出るまでの時間を計算し、これと通信端末1のリセットに要する時間とを比較し、車両が不明エリア内を走行している間にリセットを完了するようにリセット信号の送信タイミングを制御することで、通信機会を多くすることができる。同様に、車両が不明エリアを抜けた直後にリセットが完了するようにリセット信号の送信タイミングを制御することで、通信機会を多くすることができる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は、第1乃至第3の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。例えば、第1乃至第3の実施の形態のいずれかを組み合わせて実施してもよい。即ち、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ限定されるものである。
本発明の第1の実施の形態に係わる車両用通信システムを示すブロック図である。 図1の車両用通信システムを用いた車両用通信方法を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係わる車両用通信システムを示すブロック図である。 図3の車両用通信システムを用いた車両用通信方法を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係わる車両用通信システムを示すブロック図である。 図5の車両用通信システムを用いた車両用通信方法を示すフローチャートである。
符号の説明
1…通信端末
2…車載情報端末
10…リセット判断手段(リセット判断部)
20…時間計測手段(タイマー)
30…車速検知手段(車速検知部)
40…道路地図記憶手段(道路地図記憶部)
41…不明エリアマップ記憶手段(不明エリアマップ記憶部)
50…自車位置測位手段(自車位置測位部)
51…GPS受信機
52…ジャイロ
53…車速センサー
60…制御手段(制御部)
70…符号同期検知手段(符号同期検知部)
80…リセット手段(リセット部)

Claims (12)

  1. 符号多重方式の移動体通信システムで通信を行う通信端末と前記通信端末に接続された車載情報端末とを有する車両用通信システムであって、
    前記通信端末は、
    符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われているか否かを検知する符号同期検知手段と、
    前記符号同期検知手段からの検知結果を前記車載情報端末へ送信する制御手段と、
    前記通信端末をリセットするリセット手段とを備え、
    前記車載情報端末は、
    前記符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われていない不明状態を示す前記検知結果を受信してからの経過時間を計測する時間計測手段と、
    前記経過時間が所定時間になった時、前記リセット手段に前記通信端末をリセットさせるためのリセット信号を前記通信端末へ送信するリセット判断手段とを備える
    ことを特徴とする車両用通信システム。
  2. 前記車載情報端末は、車両の速度を計測する車速検知手段を更に有し、
    前記車両の速度が速い時の前記所定時間は、前記速度が遅い時及び前記車両が停止している時に比べて短いことを特徴とする請求項1記載の車両用通信システム。
  3. 前記車載情報端末は、道路地図の情報を記憶する道路地図記憶手段と、車両の現在位置を測定する自車位置測位手段とを更に有し、
    前記所定時間は前記車両が走行する道路の属性に応じて変化することを特徴とする請求項1又は2記載の車両用通信システム。
  4. 前記車両が高架道路を走行している時の前記所定時間は、前記車両の速度が毎時20km以下である時及び前記車両が停止している時に比べて短いことを特徴とする請求項3記載の車両用通信システム。
  5. 前記車両がトンネルが連続する道路を走行している時の前記所定時間は、前記車両の速度が毎時20km以下である時及び前記車両が停止している時に比べて短いことを特徴とする請求項3記載の車両用通信システム。
  6. 前記車両が道路脇に高層ビルが多い道路を走行している時の前記所定時間は、前記車両の速度が毎時20km以下である時及び前記車両が停止している時に比べて短いことを特徴とする請求項3記載の車両用通信システム。
  7. 前記所定時間は、前記通信端末をリセットするために要する時間より短いことを特徴とする請求項1乃至6何れか1項記載の車両用通信システム。
  8. 符号多重方式の移動体通信システムで通信を行う通信端末と前記通信端末に接続された車載情報端末とを有する車両用通信システムであって、
    前記通信端末は、
    符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われているか否かを検知する符号同期検知手段と、
    前記符号同期検知手段からの検知結果を前記車載情報端末へ送信する制御手段と、
    前記通信端末をリセットするリセット手段とを備え、
    前記車載情報端末は、
    車両の現在位置を測定する自車位置測位手段と、
    前記符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われていない不明状態を示す前記検知結果を以前に受信したことがある前記車両の位置からなる不明エリアを記憶する不明エリアマップ記憶手段と、
    前記不明状態を示す前記検知結果を受信した時、前記車両が前記不明エリア内を走行している間に前記通信端末のリセットが完了するように、前記リセット手段に前記通信端末をリセットさせるためのリセット信号を前記通信端末へ送信するリセット判断手段とを備える
    ことを特徴とする車両用通信システム。
  9. 符号多重方式の移動体通信システムで通信を行う通信端末と前記通信端末に接続された車載情報端末とを有する車両用通信システムであって、
    前記通信端末は、
    符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われているか否かを検知する符号同期検知手段と、
    前記符号同期検知手段からの検知結果を前記車載情報端末へ送信する制御手段と、
    前記通信端末をリセットするリセット手段とを備え、
    前記車載情報端末は、
    車両の現在位置を測定する自車位置測位手段と、
    前記符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われていない不明状態を示す前記検知結果を以前に受信したことがある前記車両の位置からなる不明エリアを記憶する不明エリアマップ記憶手段と、
    前記不明状態を示す前記検知結果を受信した時、前記車両が前記不明エリアを抜け出てすぐに前記通信端末のリセットが完了するように、前記リセット手段に前記通信端末をリセットさせるためのリセット信号を前記通信端末へ送信するリセット判断手段とを備える
    ことを特徴とする車両用通信システム。
  10. 符号多重方式の移動体通信システムで通信を行う通信端末と前記通信端末に接続された車載情報端末とを用いた車両用通信方法であって、
    前記通信端末が、符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われているか否かを検知し、
    前記通信端末が、前記符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われているか否かの検知結果を前記車載情報端末へ送信し、
    前記車載情報端末が、前記符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われていない不明状態を示す前記検知結果を受信してからの経過時間を計測し、
    前記車載情報端末が、前記経過時間が所定時間になった時、前記通信端末をリセットするためのリセット信号を前記通信端末へ送信し、
    前記通信端末が、前記リセット信号に従ってリセットする
    ことを特徴とする車両用通信方法。
  11. 符号多重方式の移動体通信システムで通信を行う通信端末と前記通信端末に接続された車載情報端末とを用いた車両用通信方法であって、
    前記通信端末が、符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われているか否かを検知し、
    前記通信端末が、前記符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われているか否かの検知結果を前記車載情報端末へ送信し、
    前記車載情報端末が、前記符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われていない不明状態を示す前記検知結果を受信した時、車両の現在位置を測定し、
    前記車載情報端末が、前記不明状態を示す前記検知結果を以前に受信したことがある前記車両の位置からなる不明エリア及び前記車両の現在位置の情報を用いて、前記車両が前記不明エリア内を走行している間に前記通信端末のリセットが完了するように、前記通信端末をリセットするためのリセット信号を前記通信端末へ送信し、
    前記通信端末が、前記リセット信号に従ってリセットする
    ことを特徴とする車両用通信方法。
  12. 符号多重方式の移動体通信システムで通信を行う通信端末と前記通信端末に接続された車載情報端末とを用いた車両用通信方法であって、
    前記通信端末が、符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われているか否かを検知し、
    前記通信端末が、前記符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われているか否かの検知結果を前記車載情報端末へ送信し、
    前記車載情報端末が、前記符号で分けられた通信チャネルの同期が正常に行われていない不明状態を示す前記検知結果を受信した時、車両の現在位置を測定し、
    前記車載情報端末が、前記不明状態を示す前記検知結果を以前に受信したことがある前記車両の位置からなる不明エリア及び前記車両の現在位置の情報を用いて、前記車両が前記不明エリアを抜け出てすぐに前記通信端末のリセットが完了するように、前記通信端末をリセットするためのリセット信号を前記通信端末へ送信し、
    前記通信端末が、前記リセット信号に従ってリセットする
    ことを特徴とする車両用通信方法。
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