JP2005328017A - 導電性粒子の配列装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、導電性粒子を被配列体の配列位置に精度よく配列可能な配列装置を提供することを目的としている。
【解決手段】 本発明は、所定のパターンで導電性粒子を被配列体に配列する装置であって、前記パターンに対応し前記導電性粒子を挿通可能な第1貫通孔を有する第1マスクと、前記パターンに対応し前記導電性粒子を保持可能な第2貫通孔を有する第2マスクと、少なくとも一面において気体が流通可能な吸引手段とを備えた配列装置である。
【選択図】図1

Description

本発明は、半田ボールなど微細な導電性粒子を基板やウエハーなど被配列体の所定位置に配列するための装置に関するものである。
近年、携帯端末機器やノート型パソコンの高速化と高機能化及び小型軽量化と薄型化が進むにつれ、それらに内蔵される半導体部品や半導体部品を実装する基板(以下、電子部品と総称する。)には、小型薄型化と端子数の増加という相反する性能が要求されている。その要求に応じるものとして、エリアアレイ型に突起状の接続端子(以下バンプとも言う。)を形成したBGA(Ball Grid Array)型又はFC(Flip Chip)型の電子部品がある。
そのバンプは、一般に、半田ペーストもしくはフラックスなどの粘着性のある接続助剤をバンプの配列位置に塗布する接続助剤塗布工程と、接続助剤が塗布された配列位置に導電性粒子(例えば半田ボール)を配列する配列工程と、その導電性粒子を加熱し溶解してバンプを形成する加熱工程を経て形成される。
配列工程で導電性粒子を電極に配列する方法として、吸着方式とマスク配列方式が周知であり、前者の一例が下記特許文献1に開示されている。特許文献1には、気体導通部材と気体導通部材上に配され粒子が充填される開口部が設けられたマスクとを備えた吸着ヘッドにより、負圧を利用して該開口部に導電性粒子を吸着し被配列体まで搬送し、導電性粒子を配列することが記載されている。
また、後者の一例が下記特許文献2に開示されている。特許文献2には、導電性粒子の配列位置のパターンに対応した開口部を備えたマスクを電子部品に位置決めし、開口部に導電性粒子を充填し、導電性粒子を配列することが記載されている。さらに、特許文献2には、配列された導電性粒子を加圧して配列位置に密着させ、その後の工程でずれないようすることが記載されている。
特開2001−15898号公報(段落番号0005) 特開2000−49183号公報(段落番号0011〜0013)
最近ではバンプの数は膨大となり、その配列は高密度化、狭ピッチ化され、そのために導電性粒子も100μm以下というような小型のものが使用されるようになってきている。導電性粒子の小型化にともない、吸着方式では、吸着ヘッドの多数の微小な吸着孔に導電性粒子が一つづつ吸着されるように制御することは困難となり、例えば複数個が一つの吸着孔に吸着されたり、逆に吸着されない場合が生じる。また、吸着孔の狭ピッチ化にともない、図8(b)に示すように、吸着された複数の導電性粒子Bによって挟持され吸着孔の無いところに保持された余剰の導電性粒子B1が生じてしまう、いわゆるブリッジ現象が生じることがある。(図8(a)は正常に吸着された導電性粒子Bを示す図である。)これら余剰の導電性粒子B1が電子部品に配列された場合には、電子部品の回路を短絡させる原因となる。
一方、マスク配列方式では、導電性粒子より若干大きな開口部に導電性粒子を充填するので、該開口部の規制により、配列された導電性粒子の位置のバラツキは小さくなり、また余剰の導電性粒子が配列されることがないという利点がある。しかしながら、開口部の径は導電性粒子より若干大きい程度であるため、接続助剤(半田ペースト、フラックス)が開口部の内壁に付着する場合があり、そうすると、開口部に挿入された導電性粒子が開口部を通過する間にその付着した接続助剤に捕捉され、電極には配列されないという問題が生じる。特許文献2の記載のように開口部に挿入された状態で導電性粒子を加圧すると、加圧された導電性粒子により接続助剤が押し広げられ開口部に付着してしまうためこの問題はさらに顕著になる。
また、接続助剤がマスクに付着するとマスクが被配列体から離れ難くなってしまい、無理にマスクを剥がそうとすると、マスクが破損してしまうことがある。これらの問題は、例えば、電極だけに精度良く接続助剤を微量塗布するか、接続助剤が付着しないよう被配列体に対し所定の間隔を有するようにマスクを位置決めすれば解消するが、装置の構成が複雑になりコスト増となる。
本発明は、上記の問題などを鑑みてなされたものであり、導電性粒子を被配列体の配列位置に精度よく配列可能な配列装置を提供することを目的の一つとしている。さらに、本発明は、接続助剤の塗布量を高精度に管理しなくてもマスクを汚すことの少ない配列装置を提供することを目的の一つとしている。
本発明の一つの実施態様は、所定のパターンで導電性粒子を被配列体に配列する装置であって、前記パターンに対応し前記導電性粒子を挿通可能な第1貫通孔を有する第1マスクと、前記パターンに対応し前記導電性粒子を保持可能な第2貫通孔を有する第2マスクと、少なくとも一面において気体が流通可能な吸引手段とを備えた配列装置である。
かかる配列装置によれば、次の様に、導電性粒子は被配列体に配列される。吸引手段の一面に第2マスクを、第2貫通孔と第1貫通孔のパターンがほぼ一致するように第2マスクの上に第1マスクを位置合わせをし、第1マスクの第1貫通孔に導電性粒子を充填して第2マスクの第2貫通孔に位置決めし、吸引手段の一面から気体を流通させることにより導電性粒子を第2貫通孔に保持し、その後、第1マスクを第2マスクの上から外し、導電性粒子を保持した状態を保ちつつ吸引手段とともに第2マスクを被配列体へ位置合わせをし、気体の流通を止めることにより保持を解除し被配列体へ導電性粒子を配列する。
なお、導電性粒子を保持するためには、前記第2貫通孔の一方の開口径を前記導電性粒子の大きさ未満とすればよい。さらに、前記第2貫通孔の他方の開口径は、前記吸引手段の一面における気体の流通が良好に行えるように前記一方の開口径より大きいことが好ましい。
また、導電性粒子を保持するためには、前記第2マスクの厚さを前記導電性粒子の大きさ未満とし、前記第2貫通孔の内径を導電性粒子より大きくしてもよい。前記第2マスクの厚さを前記導電性粒子の大きさの1/2以下とすれば、第2貫通孔に保持された導電性粒子の頂部が十分に露出されるので好ましい。更に、前記第2貫通孔の一方の開口径は、前記吸引手段の一面における気体の流通が良好に行えるように他方の開口径より大きいことが好ましい。
前記吸引手段において通気性を有する多孔質体を用いれば吸引手段を比較的容易に構成できるので好ましい。
このように本発明に係る配列装置は、吸引手段の一面に第2マスクを、第2マスクの上に第1マスクを位置合わせをし、第1マスクの第1貫通孔に導電性粒子を充填して第2マスクの第2貫通孔に位置決めし、吸引手段の一面から気体を流通させることにより導電性粒子を第2貫通孔に保持し、その後、第1マスクを第2マスクの上から外し、導電性粒子を保持した状態を保ちつつ吸引手段とともに第2マスクを被配列体へ位置合わせをし、気体の流通を止めることにより保持を解除し被配列体へ導電性粒子を配列するものである。したがって、第1貫通孔の規制により一の第2貫通孔に複数の導電性粒子が保持されたり、保持された複数の導電性粒子により挟持されて生じる余剰の導電性粒子の発生することが少ない。その結果、所望の数の導電性粒子が第2マスクに所定のパターンで保持され、その後被配列体に配列される。
また、第1マスクが第2マスクの上から取外されると第2貫通孔に保持された導電性粒子は、その頂部がほぼ露出した状態となる。したがって、導電性粒子の頂部の周囲には接続助剤(半田ペースト、フラックス)が付着するような部材がないので、接続助剤が塗布された配列位置に導電性粒子を配列した場合でも第2マスクの表面やその第2貫通孔に接続助剤が付着することがない。
以下、本発明について、その実施の形態に基づき図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明に係る配列装置の構成を示す図である。図2は、図1の部分拡大図および第2マスクの変形例を示した図である。図3は、図1の配列装置の動作を示す図である。図4は、図1の配列装置の動作を示す別の図である。図5は、図1の配列装置の動作を示すさらに別の図である。図6、図1の配列装置の変形例を示す図である。図7は、図1の配列装置の別の変形例を示す図である。
なお、導電性粒子として半田ボールを、被配列体として基板を例にして以下説明するが、導電性粒子としては銅ボール、金ボール又は導電性の膜が形成されたボールなども対象となり、被配列体としては、半導体部品、ウエハーまたはパッケージなどの電子部品や電子部品に導電性粒子を配列するための部材なども対象となる。また、導電性粒子の形状は特に球状体に限定されない。
*第1実施態様
図1に示すように、本態様の配列装置1は、所定のパターンに半田ボールBを整列するボール整列部2と、半田ボールBをボール整列部2に供給するボール供給部3と、所定の姿勢で基板wを支持する基板支持部4と、ボール整列部2で整列された半田ボールBを基板wに対し位置決めする移動部5で構成されている。ここで、基板wの一面には、所定のパターンでバンプが設けられる配列位置にパッド状の電極w1が形成されている。個々の電極w1には、フラックスfが例えばスクリーン印刷法などで選択的に塗布されている。なお、フラックスfは基板wの一面の全面に塗布されていてもよい。
なお、上記ボール供給部2、基板支持部4及び移動部5は本発明の好適な態様である本態様の構成であり、本発明の実施にあたって必須の構成ではない。すなわち、半田ボールBは例えば手動でボール整列部2に供給されてもよいし適宜パーツフィーダなど周知の供給装置でボール整列部2に供給する構成としてもよい。基板支持部4、移動部5についても要望に合わせ周知の機械装置を適宜に選択し構成すればよい。
以下、ボール整列部2、ボール供給部3、基板支持部4および移動部5の順に本態様における詳細構造を説明する。
[ボール整列部]
ボール整列部2は、基板wの電極w1の配列パターンに対応し半田ボールBが挿通可能な第1貫通孔211を備えた第1マスク21と、第1貫通孔211と同様なパターンで形成され半田ボールBを保持可能な第2貫通孔221を備えた第2マスク22と、上面(一面)において気体が流通可能な吸引手段24とを有し、本態様においては、さらに、第1マスク21を水平に支持する支持部材25と、吸引手段24に接続した負圧発生手段である真空ポンプ17を具備している。
図2(a)に示すように、第1マスク21の第1貫通孔211は、基板wへの半田ボールBの配列ピッチと実質的に等しいピッチで複数形成されている。第1貫通孔211の直径d1は、半田ボールBを挿通可能なように半田ボールBの直径より大きく、好ましくは複数個の半田ボールBが充填されないように半田ボールBの直径の2倍以下とする。なお、第1貫通孔211の形状は図示に限定されることなく、例えば上開口部の縁辺を面取りし漏斗状にすれば半田ボールBをより円滑に第1貫通孔211に挿入できるので好ましい。
第1マスク21の厚さt1は、第1貫通孔211に充填された半田ボールBが飛び出さないように半田ボールBの半径以上とすることが好ましく、また、複数個の半田ボールBが充填されないように半田ボールBの直径の2倍未満とし、好ましくは1.6倍以下とする。
第2マスク22はの第2貫通孔221は、基板wへの半田ボールBの配列ピッチと実質的に等しいピッチで複数個形成されており、半田ボールBを保持可能なようにその直径d2は半田ボールBの直径未満となるように形成されている。
なお、上記第1貫通孔211と第2貫通孔221は理解が容易なように断面が円状の態様で説明しているが、その孔は種々の形態を採ることができ例えば断面が楕円状、矩形状あるいは異形状の孔を採用することができる。ただし、断面円状の孔は、例えばエッチング加工、ドリル加工或いはレーザ加工などで容易に得ることができるので工業生産上望ましい。
本態様の吸引手段24は、図1に示すように、上部開口した函状体であるホルダー242と、ホルダー242の上部開口に嵌着された吸引部材である多孔質体241とで構成されている。多孔質体241は、その上面がホルダー242の上面とほぼ一致するようにホルダー242に嵌着されている。ホルダー242の底部には可撓性のある配管26の一端が接続され、該配管26の他端には真空ポンプ27が接続されている。
多孔質体241は、例えば所定の粒度の粒子が所定の空孔率で焼結されたものであり、図2に示すように、その内部には空孔2411を有している。したがって、上記吸引手段24によれば、真空ポンプ27を作動させることにより大気に開放された多孔質体241の上面から周囲の気体(空気)が吸引される。
なお、吸引手段としては、図7に変形例として示す構成も採用することができる。図7(a)は、上記多孔質体241の代わりに多数の径小の貫通孔2411aが気体の流通方向に形成された吸引部材241aをホルダー242に組込んだ例である。図7(b)は、ビーズ状の微小な多数の球体2411bをホルダー242の内部に充填し吸引部材241bとした例である。この変形例でも上記と同様に、真空ポンプ27を作動させることにより大気に開放された吸引部材241a、241bの上面から周囲の気体(空気)が吸引される。
前記第2マスク22は、吸着手段24の上面に密設されている。ここで、第2マスク22は、図示するように吸引手段24の上面をほぼ包含する大きさを有しているのでホルダー242には内部空間2421が画成されることとなる。したがって、第2貫通孔221の上方開口が半田ボールBで塞がれると内部空間2421は密閉された状態となり、真空ポンプ27で負圧を維持することにより半田ボールBが吸引保持された状態を保つことが可能となる。
[ボール供給部]
ボール供給部3は、第1マスク21の上面に半田ボールBを供給するボール供給手段31と、供給された半田ボールBを第1マスク21の上で転滑動させ第1貫通孔211へ挿入する(この動作を振込みという。)ボール振込手段32とを備えている。
第1マスク21に供給する半田ボールBの数は、配列する半田ボールBの数より多く、振込動作を妨害しない程度に供給する必要がある。したがって、ボール供給手段31としては、パーツフィーダなど所定量の半田ボールBを供給可能な物を選択する。
ボール振込手段32としては、図示するように導電性材料からなるスキージブラシを採用することができる。該スキージブラシは、第1マスク21の上面にその先端部が接触するように位置決めされ、図示しない横動装置により第1マスク21の上方を横動する物である。したがって、第1マスク21の上面に供給された半田ボールBはスキージブラシの先端部で捕捉され、転滑動されて第1貫通孔211に挿入される。なお、ボール振込手段32としては、例えば平板状のゴムブレードやエアブレードなどを採用してもよい。また、ボール整列部2を全体に傾動させ供給された半田ボールBを振込むようにしてもよい。
[基板支持部]
基板支持部4は、水平な姿勢となるように基板wを支持する支持部材41と、その姿勢で基板wを固定する固定部材42からなる。ここで、基板wは、フラックスfが塗布された電極w1が下向きになるように支持固定されている。
[移動部]
移動部5は、吸着手段24とともに第2マスク22を第1マスク21と基板wの下方において水平方向に横動させる水平移動手段52と上下方向に昇降させる昇降手段51とから構成され、第1マスク21と基板wに対し第2マスク22を位置合わせする物である。
水平移動手段52および昇降手段51としては周知の直動装置を採用すればよい。例えば水平移動手段52は、図示するようにボールネジ523と、ボールネジ523を回転させるモーター522と、ボールネジ523により移動される移動台車521とを組合せて構成することができる。また、昇降手段51は、例えば空気式や油式のシリンダーなどで構成することができる。
かかる配列装置1の動作について図3〜5を参照しながら説明する。
図3(a)に示すように、水平方向においては第1貫通孔211と第2貫通孔221のパターンがほぼ一致するように、上下方向においては第1マスク21の下面に第2マスク22の上面が密接するように、第1マスク21に対し第2マスク22を位置合わせする。次に、半田ボールBを第1マスク21の上に供給するとともに真空ポンプ27を作動させる。
同図(b)に示すように、ボール振込手段32であるスキージブラシを横動させ、半田ボールBを第1貫通孔211に振込み、充填する。
同図(c)に示すように、第1貫通孔211に充填され位置決めされた半田ボールBは、多孔質体4の上面から吸引される空気で第2貫通孔221の上部開口に引込まれ、その上部開口を閉塞させる。その結果、吸引手段24の内部空間2421の負圧が高まり、半田ボールBは第2貫通孔221に吸引され、保持されることとなる。
図4(a)に示すように、半田ボールBを保持した状態を保ちつつ第2マスク22を下降させ、第2マスク22から第1マスク21を取り外す。この時、半田ボールBは、その露出した頂部が第2マスク22の上面から離間した状態で第2貫通孔221に保持されている。
同図(b)に示すように、水平方向において基板wの電極w1と第2貫通孔221のパターンがほぼ一致するように第2マスク22を水平移動させて基板wに対し位置合わせする。
同図(c)に示すように、第2マスク22を上昇させ、半田ボールBを電極w1に当接させる。このとき半田ボールBは、電極w1に塗布されたフラックスfを押しのけて電極w1に接触するが、上記したように半田ボールBはその頂部が第2マスク22の上面から離間しているので第2マスク22の上面にはフラックスfは付着しない。
図5(a)に示すように、真空ポンプ27を停止させて負圧を切り、第2マスク22を下降させる。半田ボールBは、フラックスfの粘性によって電極w1に保持され、第2貫通孔221から離脱し、電極w1に配列される。
同図(b)に示すように、第1貫通孔211と第2貫通孔221のパターンが一致するように第2マスク22を第1マスク21の下方へ水平移動させる。
同図(c)に示すように、スキージブラシを原位置へ復帰させ、第2マスク22を上昇させて第1マスク21に密着させる。
上記動作により半田ボールBが配列された基板wを基板支持部4から取り外し、新たな基板wを取付けて同じ動作を繰り返す。
なお、第2マスク22の態様は上記説明に限定されることなく、図2(b)〜(e)において変形例として示す態様も選択することができる。
図2(b)に示す第2マスク22aは、上方(一方)の開口径d2が半田ボールBの直径より小さく、下方(他方)の開口径d3が上方の開口径d2より大きい第2貫通孔221aを有する態様(変形例1)である。この態様の場合には、吸着手段24の側の開口面積が大きくなり吸引抵抗が減るので、より確実に半田ボールBを吸引保持することができるという利点がある。また、吸引部材として多孔質体241を採用する場合には、多孔質体241の空孔2411の大きさが保持用貫通孔31より大きく、空孔2411の同志の距離が第2貫通孔22のピッチより長い部分がある場合も生じ、その部分では半田ボール1が吸引保持されない可能性がある。しかしながら、上記のように第2貫通孔221の下方開口を大きくすればその問題が解消される利点がある。
図2(c)に示す第2マスク22bは、その厚さt4が半田ボールBの直径未満であり、半田ボールBの直径より大きい内径d4の第2貫通孔221bを有する態様(変形例2)である。この態様の場合には、半田ボールBは第2貫通孔221bに充填された状態で吸引され保持される。ここで、第2マスク22bの厚さは半田ボールBの直径未満であるので、第2貫通孔221bに充填された半田ボールBの頂部は第2マスク22bの上面から露出している。もって、上記と同様に、フラックスfが第2マスク22bに付着することなく半田ボールBを基板wに配列することができる。なお、第2貫通孔221bの内径d4を第1貫通孔211の内径より小さくすれば、半田ボールBの配列精度を確保し易いので望ましい。
変形例2において、図2(d)に示す第2マスク22cのように、第2マスク22cの厚みt5を半田ボールBの半径以下とする態様(変形例3)とすれば、フラックスfの付着をより確実に防止することができる。
さらに、変形例2,3において、図2(e)に示す第2マスク22dのように、第2貫通孔22dの上方の開口径d3に対し下方の開口径d2を大きくする態様(変形例4)とすれば変形例1の効果と同様な効果を得ることができる。また、変形例2〜4において、第2貫通孔221b〜221dの内径を半田ボールBの直径よりやや大きい程度の寸法とすれば、半田ボールBはより確実に第2貫通孔22b〜22dに保持され望ましい。
また、図6に示す様に、第1マスク21を下方に吸引する吸引手段6をホルダー24に組込めば、第1マスク21は第2マスク22により密着し、微小な半田ボールBを振込む際に第1マスク21と第2マスク22の隙間から半田ボールBが漏れる機会が少なくなるので好ましい。図6に例示する吸引手段6は、ホルダー24の底部に設けられた電磁石63と、電磁石63の励磁させる電源61と、電磁石63と電源61を接続した電源線62とを有し、電源61の入切により電磁石63を作動させる物である。この吸引手段6の場合には、第1マスク21を軟磁性材で、第2マスク3を非磁性材で形成することが望ましい。また、電磁石63に代えて永久磁石を採用しても同様の効果を得ることができる。。
本態様の配列装置1では、フラックスfが塗布された電極w1が下向きになるように基板wを固定し、電極w1に対して半田ボールBを下方から押し付けたが、フラックスfが塗布された電極w1が上向きになるように基板wを固定し、吸引手段24とともに第2マスク22を搬送する途中で上下逆転させ、電極w1に対して半田ボールBを上方から押し付けるようにしてもよい。その態様の配列装置について以下図9、10を参照して説明する。
*第2実施態様
図9に第2態様の配列装置1´の概略構成図を、図10にその配列装置1´の動作を示す。なお、図において上記した第1態様の配列装置1と同様な構成については同一符号を付しており、詳細な説明を省略する。
第2態様の配列装置1´は、所定のパターンに半田ボールBを整列するボール整列部2と、半田ボールBをボール整列部2に供給するボール供給部3と、フラックスfが塗布された電極w1が上方を向くように水平な姿勢で基板wを支持する基板支持部4と、半田ボールBを吸引保持した吸引手段24を上下・水平方向に位置決めする移動部5と、吸引手段24を反転させるとともに基板wに対し位置決めする位置決め部7とで構成されている。
この位置決め部7は、吸引手段24の側面を挟持しつつ回転可能な一対の把持部材71a、71bを有するとともに、紙面において水平・鉛直方向に移動可能なように図示しない移動部に配設されている。したがって、図10(c)に示すように、位置決め部7は、吸引手段24の側面を把持部材71で挟持して吸引手段24が天地逆になるように反転させ、吸着手段24の半田ボールBを吸着している面が下方を向くようにすることができる。
第2態様の配列装置1´の動作を説明する。
第1態様の配列装置1と同様に吸着手段24の第1貫通孔211に半田ボールBを充填し、第2貫通孔221で吸着して保持する。次に、図10(a)に示すように、移動部5によって吸着手段24を下方に移動させ、半田ボールBを保持した状態を保ちつつ第2マスク22を下降させ、第2マスク22から第1マスク21を取り外す。
図10(b)に示すように、半田ボールBを吸着保持した吸着手段24を所定の位置まで移動部5で移動させる。
図10(c)に示すように、吸着手段24を天地逆になるように反転し、基板wの上方において電極w1と第2貫通孔221のパターンがほぼ一致するように第2マスク22を基板wに位置合わせする。
次に、図10(d)に示すように、位置決め部7を下降させ、半田ボールBを電極w1に当接させる。その後、真空ポンプを停止させて負圧を切り、位置決め部7を上昇させる。半田ボールBは、フラックスfの粘性によって電極w1に保持され、第2貫通孔221から離脱し、電極w1に配列される。
本発明は、医薬品や粉体など非導電性の粒子を配列する用途にも利用することが可能である。
本発明に係る配列装置の構成を示す図である。 図1の部分拡大図および第2マスクの変形例を示した図である。 図1の配列装置の動作を示す図である。 図1の配列装置の動作を示す別の図である。 図1の配列装置の動作を示すさらに別の図である。 図1の配列装置の変形例を示す図である。 図1の配列装置の別の変形例を示す図である。 従来の技術の問題を説明する図である。 本発明の第2態様の配列装置の概略構成図である。 図9の配列装置の動作を説明する図である。
符号の説明
1 第1態様の配列装置
1´ 第2態様の配列装置
2 配列部 21 第1マスク 211 第1貫通孔
22 第2マスク 221 第2貫通孔
24 吸引手段 241 多孔質体 24 ホルダー 242
25 支持部材
26 配管
27 負圧発生手段
3 ボール供給部 31 ボール供給手段
32 ボール振込手段
4 基板支持部 41 支持部材
42 固定部材
5 移動部 51 昇降手段
52 水平移動手段 521 移動台車 522 モーター
523 ボールネジ
6 マスク吸引手段 61 電源
62 電源線
63 電磁石
7 位置決め部 61 把持部材
w 基板 w1 電極
f フラックス

Claims (7)

  1. 所定のパターンで導電性粒子を被配列体に配列する装置であって、前記パターンに対応し前記導電性粒子を挿通可能な第1貫通孔を有する第1マスクと、前記パターンに対応し前記導電性粒子を保持可能な第2貫通孔を有する第2マスクと、少なくとも一面において気体が流通可能な吸引手段とを備えた配列装置。
  2. 前記第2貫通孔の一方の開口径は、前記導電性粒子の大きさ未満である請求項1に記載の配列装置。
  3. 前記第2貫通孔の他方の開口径は、前記一方の開口径より大きい請求項2に記載の配列装置。
  4. 前記第2マスクの厚さは前記導電性粒子の大きさ未満であり、前記第2貫通孔の内径は導電性粒子より大きい請求項1に記載の配列装置。
  5. 前記第2マスクの厚さが前記導電性粒子の大きさの1/2以下である請求項4に記載の配列装置。
  6. 前記第2貫通孔の一方の開口径が他方の開口径より大きい請求項4又は5のいずれかに記載の配列装置。
  7. 前記吸引手段は、通気性のある多孔質体を有する請求項1乃至6のいずれかに記載の配列装置。
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