JP2005327559A - 冷陰極低圧放電管、冷陰極低圧放電管用電極マウント及び冷陰極低圧放電管用電極マウントの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 安定した品質の電極マウントを用いて冷陰極低圧放電管を製作し、その品質、特性を安定させる。
【解決手段】 2000℃以上の高融点材料で形成された電極3,3′の一端と、2000℃以上の高融点材料で形成された導入線4,4′の一端とを、1800℃以下の低融点材料5,5′で接合して一体化した電極マウント11,11′を、ガラス管1の両管端それぞれに封着して冷陰極低圧放電管10を製作する。
【選択図】 図2
【解決手段】 2000℃以上の高融点材料で形成された電極3,3′の一端と、2000℃以上の高融点材料で形成された導入線4,4′の一端とを、1800℃以下の低融点材料5,5′で接合して一体化した電極マウント11,11′を、ガラス管1の両管端それぞれに封着して冷陰極低圧放電管10を製作する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、例えば液晶パネルのバックライト光源として用いられる冷陰極低圧放電管、当該冷陰極低圧放電管の電極とした用いられる冷陰極低圧放電管用電極マウント及びその電極マウントの製造方法に関する。
近年需要が急増している液晶ディスプレイのバックライト光源として用いられる冷陰極低圧放電管は、図5に示す構造であり、ガラス管1の内面に発光体として蛍光体被膜2を形成し、ガラス管1の両管端の内部それぞれに電極3,3′を配置し、電極3,3′それぞれに導入線4,4′それぞれの一端を接合し、導入線4,4′それぞれの他端を両管端それぞれを通して外部に導出している。ここで、電極3と導入線4、また電極3′と導入線4′は同一構成のものであり、これらはあらかじめ電極マウント7,7′として一体化し、さらにビーズガラス6,6′も導入線4,4′の所定の位置に取り付けておく。そして冷陰極低圧放電管の製作に当たって、ガラス管1の両管端それぞれにビーズガラス6,6′を気密的に封着することによって図示のような構造にするのである。
この電極3,3′、導入線4,4′にはいずれも、例えばタングステン、金属炭化物、ニッケル、モリブデンのような金属を素材とする2000℃以上の高融点材料であり、電極マウント7,7′を製作する際には、電極と導入線とのどちらか融点の低い方の材料を加熱溶融させた状態で両者を接合する方法をとっていた。
ところが、このような方法で電極マウントを製作する場合、融点が高いために溶融状態の管理が難しく、不十分な溶融状態で接合することによって接合強度が低い電極マウントを製作してしまうことがあり、また過剰な溶融状態で接合することによって電極又は導入線に酸化が発生し、冷陰極低圧放電管として使用する時にランプ電圧を不要に上昇させることがある等、品質が安定しない問題点があった。
本発明は、上述した従来の技術的課題に鑑みてなされたもので、電極マウントの品質を安定させ、ひいては冷陰極低圧放電管の品質を安定させることができる電極マウントの製造方法、これによって製作された電極マウント、またこの電極マウントを用いて製作された冷陰極低圧放電管を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、ガラス管の内面に蛍光体被膜を形成し、前記ガラス管内に水銀及び希ガスを放電媒体として封入し、前記ガラス管の両管端内部に電極を配置し、前記電極それぞれに導入線それぞれの一端を接合し、導入線それぞれの他端を、前記両管端それぞれを通して外部に導出した冷陰極低圧放電管において、2000℃以上の高融点材料で形成した電極と導入線との間を1800℃以下の低融点材料で接合して一体化した電極マウントを用い、当該電極マウントを、前記ガラス管の両管端部それぞれに気密的に封着したことを特徴とするものである。
請求項2の発明の冷陰極低圧放電管用電極マウントの製造方法は、2000℃以上の高融点材料で所定形状に電極を形成し、2000℃以上の高融点材料で所定形状に導入線を形成し、前記電極の一端と導入線の一端とを、1800℃以下の低融点材料で接合して一体化することを特徴とするものである。
請求項3の発明の冷陰極低圧放電管用電極マウントは、2000℃以上の高融点材料で形成された電極の一端と、2000℃以上の高融点材料で形成された導入線の一端とを、1800℃以下の低融点材料で接合して一体化したことを特徴とするものである。
本発明の冷陰極低圧放電管によれば、電極部分に接合強度が安定した電極マウントを使用したことにより、安定したランプ特性が得られる。
また本発明の冷陰極低圧放電管用電極マウントの製造方法によれば、電極と導入線とを低融点材料の接合材料にて接合することにより、その接合部の強度を均質化することができ、電極マウントとしての品質を安定させることができ、ひいてはこれを冷陰極低圧放電管に組み込むことによって安定したランプ特性の冷陰極低圧放電管を製作することができる。
また本発明の冷陰極低圧放電管用電極マウントによれば、電極と導入線との接合部の強度が安定しており、これを冷陰極低圧放電管に組み込むことによって安定したランプ特性の冷陰極低圧放電管を製作することができる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。図1は本発明の1つの実施の形態の冷陰極低圧放電管10の構造を示し、図2は当該冷陰極低圧放電管10に用いる電極マウント11,11′の製造工程を示している。
本実施の形態の冷陰極低圧放電管10は、ガラス管1の内面に発光体として蛍光体被膜2を形成し、ガラス管1の両管端の内部それぞれに2000℃以上の高融点導電材で形成された電極3,3′を配置し、電極3,3′それぞれに2000℃以上の高融点導電材で形成された導入線4,4′それぞれの一端を1800℃以下の低融点接合材5,5′で接合し、導入線4,4′それぞれの他端を両管端それぞれを通して外部に導出して構成されている。電極3と導入線4、また電極3′と導入線4′は同一構成のものであり、これらは図2に示す工程によってあらかじめ電極マウント11,11′として一体化され、さらにビーズガラス6,6′も導入線4,4′の所定の位置に取り付けられたものを用い、冷陰極低圧放電管10の製作に当たって、ガラス管1の両管端それぞれにビーズガラス6,6′を気密的に封着することによって図示のような構造にしたものである。
電極3,3′、導入線4,4′はいずれも2000℃以上の高融点材料であり、これらを1800℃以下の低融点接合材5,5′によって接合して電極マウント11,11′を製作する工程は、図2に示すとおりである。
まず、同図(A)に示すように、タングステン、金属炭化物、ニッケル、モリブデンのような金属を素材とする2000℃以上の高融点材料の導入線4,4′の一端に、銀化合物、水銀化合物、銅化合物のような金属化合物を素材とする1800℃以下、かつ冷陰極低圧放電管10としての点灯使用によっても溶融する恐れのない温度以上の融点を持つ低融点接合材5,5′を、この低融点接合材5,5′を溶融状態にして接合する。次に、同図(B)に示すように、低融点接合材5,5′を溶融状態にして電極3,3′の端面に接合し、同図(C)に示すような電極マウント11,11′を得る。
なお、冷陰極低圧放電管10の製作に当たっては、この電極マウント11,11′に対して、その導入線4,4′の部分にビーズガラス6,6′を取り付け、これらをガラス管1の両端部それぞれに挿入し、ガラス材同士を加熱融着することによって気密的に封着する。
高融点金属製の電極と導入線とを低融点金属製の接合材で接合した本発明の実施例の電極マウントと、同一素材の電極と導入線とを接合した従来例の電極マウントに対して、接合部分の引張り強度を測定した。その結果は、図3に示すものであり、本発明の実施例品では9.5〜14.5kgfの強度を得られたのに対して、従来例品は3.2〜6.4kgfであり、本発明品では接合強度が増加したことを確認できた。
実施例1と同一の電極マウント、従来例の電極マウントをガラス管の両端それぞれに封着して製作したφ2mm×150mmの冷陰極低圧放電管にランプ電流7mAを流して点灯試験を行った結果、ランプ電圧特性は図4に示すものであり、従来例品では356〜370Vrmsであり、本発明の実施例品では347〜354Vrmsであった。これにより、本発明品のランプ電圧特性が安定しており、かつ接合部の抵抗値も低くなったことが確認できた。
1 ガラス管
2 蛍光体被膜
3,3′ 電極
4,4′ 導入線
5,5′ 低融点接合材
6,6′ ビーズガラス
10 冷陰極低圧放電管
11,11′ 電極マウント
2 蛍光体被膜
3,3′ 電極
4,4′ 導入線
5,5′ 低融点接合材
6,6′ ビーズガラス
10 冷陰極低圧放電管
11,11′ 電極マウント
Claims (3)
- ガラス管の内面に蛍光体被膜を形成し、前記ガラス管内に水銀及び希ガスを放電媒体として封入し、前記ガラス管の両管端内部に電極を配置し、前記電極それぞれに導入線それぞれの一端を接合し、導入線それぞれの他端を、前記両管端それぞれを通して外部に導出した冷陰極低圧放電管において、
2000℃以上の高融点材料で形成した電極と導入線との間を1800℃以下の低融点材料で接合して一体化した電極マウントを用い、
当該電極マウントを、前記ガラス管の両管端部それぞれに気密的に封着したことを特徴とする冷陰極低圧放電管。 - 2000℃以上の高融点材料で所定形状に電極を形成し、
2000℃以上の高融点材料で所定形状に導入線を形成し、
前記電極の一端と導入線の一端とを、1800℃以下の低融点材料で接合して一体化することを特徴とする冷陰極低圧放電管用電極マウントの製造方法。 - 2000℃以上の高融点材料で形成された電極の一端と、2000℃以上の高融点材料で形成された導入線の一端とを、1800℃以下の低融点材料で接合して一体化したことを特徴とする冷陰極低圧放電管用電極マウント。
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JP2004143820A JP2005327559A (ja) | 2004-05-13 | 2004-05-13 | 冷陰極低圧放電管、冷陰極低圧放電管用電極マウント及び冷陰極低圧放電管用電極マウントの製造方法 |
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