JP2005326982A - 寝具の販売方法及び宿泊方法 - Google Patents

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Takamasa Kogure
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Abstract

【課題】 体型、腰痛等の有無、睡眠不良等の有無等、使用者の状態にあわせて、寝具使用予定者に適した寝具を設計し、販売前に前記顧客が宿泊施設において試用できる寝具の販売方法、及び、この寝具を利用する宿泊方法を提供する。
【解決手段】 販売ショップは、問診により顧客から身長、体重、睡眠及び寝具等に関する情報を入手する。これらの顧客情報1又は2はコンピュータに入力され、マットレスの標準推奨仕様1又は個別推奨仕様が抽出される。販売ショップは、顧客が予約した提携ホテルに対し寝具試用仕様を提示する。提携ホテルは、その寝具試用仕様に基づいて容易に仕様変更ができるマットレスを備えた客室を有しており、前記顧客の宿泊又は休憩日にあわせて予めマットレスを寝具試用仕様に調整しておく。前記顧客は寝具試用仕様に調整されたマットレスを試用し、寝心地を確認する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、マットレス等の寝具を販売する際に、寝具購入希望者(以下、顧客ともいう)の寝心地の感覚を適合させて設計された寝具を、販売前に前記顧客が宿泊施設において試用できる寝具の販売方法、及び、この寝具を使用する宿泊方法に関する。
顧客に適したマットレスをオーダーメイドで設計し、販売する場合は、その硬さを調整して顧客に適したマットレスを設計する。また、このマットレスは通常複数個に分割されており、頭部、肩部、背部、腰部、臀部及び足部等の各部位毎に適した硬さのマットレスを選択して、マットレス全体を設計する必要がある。
従来、顧客が外観的にも機能的にも自分の好みにあったものを選択するのに時間がかかるという問題点を解消するために、対象寝具の初期仕様及び顧客の特性データを情報処理装置に入力し、情報処理装置が前記初期仕様及び顧客特性データに基づいて対象寝具の推奨仕様を作成して出力し、この推奨仕様をベースに追加情報を情報処理装置に入出力して必要な仕様変更を行って、顧客に適した寝具の仕様を設定する顧客別仕様設定販売システムが開示されている(特許文献1:特開2002−259526)。
また、顧客がマットレス等の寝具に横たわったときの体圧分布をセンサにより測定し、この体圧分布に応じて体圧分散性を求めて、それが最適になるように、マットレスを選択する方法も提案されている。
特開2002−259526
しかしながら、上述の特許文献1に記載された技術では、前記追加情報が前記寝具で顧客が実際に確認した結果の情報ではないため、寝心地が良いか否かの正確性を欠く。つまり、顧客が実際に寝て寝心地を確認したものではないため、購入後に実際に寝た場合に、寝心地が悪いと感じる可能性がある。
また、体圧分布をセンサにより測定する方法においては、適切なものとして得られた体圧分布が必ずしも本人の感覚からして適切であるとは限らないという問題点がある。また、計測データをもとに顧客にとって寝心地が優れたマットレスを設計しようとするため、頭部、肩部等の各部位のデータがある一定の範囲に入るように設計するので、人によっては頭部の硬さを重視する場合、又は腰部の硬さを重視する場合のように、個別の部位を重視する場合があるにも拘わらず、これらの個別の意向が反映されたものとはならない。更に、計測器が高価であり、その運用が難しく、また操作者により精度のバラツキがあるという問題点もある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、体型、腰痛等の有無、睡眠不良等の有無等、使用者の状態にあわせて、顧客に適した寝具を設計し、顧客に寝心地を確認してもらった上で販売することができる寝具の販売方法、及び、この寝具を使用する宿泊方法を提供することを目的とする。
本発明に係る第1の寝具の販売方法は、寝具の販売ショップに、寝具購入希望者の睡眠状況、寝具及び身体的データからなる群から選択された1又は2以上の固有情報と寝具の標準推奨仕様との関係を示す第1データベースを備えたコンピュータを設置し、提携先の宿泊施設に前記販売ショップが販売する寝具を置き、前記第1データベースから寝具購入希望者の固有情報を基に寝具の標準推奨仕様を抽出し、前記寝具購入希望者は前記販売ショップが提携している宿泊施設に対し、宿泊を予約し、前記販売ショップに対して宿泊を予約した宿泊施設を通知し、前記販売ショップは通知された宿泊施設に対し、寝具購入希望者の前記標準推奨仕様を基にした寝具試用仕様を通知し、前記宿泊施設では前記寝具購入希望者が宿泊した際その寝具試用仕様の寝具に設定することを特徴とする。
この第1の寝具の販売方法において、前記推奨仕様を決めるための固有情報は、寝具購入希望者が販売ショップのwebサイトにアクセスするか、又は電話、郵便、電子メール若しくはファクシミリにより、販売ショップに通知される。
また、前記販売ショップの前記コンピュータは、更に、寝具購入希望者の寝心地に関する不満点とそれを解消するための個別推奨仕様との関係を示す第2データベースを具備し、また、前記販売ショップには、試用寝具が設けられており、寝具購入希望者が前記販売ショップに来店して、この販売ショップにて前記寝具試用仕様を決定するものであり、この寝具試用仕様の決定工程は、寝具購入希望者の前記固有情報を前記コンピュータに入力し前記コンピュータの前記第1データベースから前記寝具購入希望者に対して推奨される標準推奨仕様を抽出して出力する工程と、前記寝具購入希望者に前記標準推奨仕様の寝具上に寝てもらいその寝心地を問診する第1問診工程と、この問診結果に基づいて前記寝心地の不満点を解消するための個別推奨仕様を前記コンピュータの前記第2データベースから検索して出力する工程と、前記試用寝具を前記個別推奨仕様に設定し前記寝具購入希望者にこの試用寝具上に寝てもらいその寝心地を問診する第2問診工程とを有し、前記第1問診工程、前記個別推奨仕様の出力工程及び前記第2問診工程の一連の工程は1回又は複数回繰り返して前記寝具購入希望者に適した寝具試用仕様を決定することもできる。
更に、前記寝具購入希望者に適した寝具試用仕様の決定後に、前記試用仕様に設定された寝具上に寝た前記寝具購入希望者の体圧分布をセンサにより測定し、体圧分散性が、適正範囲に入っていることを確認する工程を有するようにすることができる。
更にまた、前記寝具購入希望者が前記寝具試用仕様の寝具に寝たときの寝心地の感想は、前記宿泊施設から、前記販売ショップにフィードバックされるようにすることができる。
更にまた、前記寝心地は、例えば、寝返りのしやすさ、正しい寝姿勢及び心地よさである。
更にまた、前記寝具は、例えば、頭部から足部に向けて複数個に分割されており、各分割寝具毎に弾力性を調整できる。この場合に、前記寝具は、7個に分割されていることが好ましい。
更にまた、前記販売ショップのコンピュータは第3のデータベースを有し、前記寝具購入希望者が前記宿泊施設における宿泊で寝心地を確認した後、その確認した寝具試用仕様をその寝具購入希望者の前記固有情報と関連づけて第3のデータベースに記憶しておき、別の寝具購入希望者であって寝心地を確認できない寝具購入希望者の寝具の仕様を決定する場合に、前記第3データベースにおいて、その固有情報が一致又は部分一致する寝具購入希望者が決定した寝具情報を検索し、検索された寝具情報が複数ある場合はその中の最も多いもの又は適宜数の寝具情報を、その寝心地を確認できない寝具購入希望者に対し推奨することもできる。
更にまた、寝具購入後の使用中に、腰痛又は不眠等の不都合が生じた場合に、その寝心地の不満点を前記コンピュータに入力して、前記第2のデータベースからそれを解消するための変更された個別推奨仕様を出力することもできる。
本発明に係る第2の寝具の販売方法は、寝具の販売ショップに、ボトムレイヤー上に配列された複数個の分割ミドルレイヤーと、これらの分割ミドルレイヤー上からその全体を嵌合するトップレイヤーと、このトップレイヤー上に設けられ圧力の面内分布を測定するセンサと、を有する試験寝具を置き、提携先の宿泊施設に試用寝具を置き、寝具購入希望者を寝かせて前記センサにより圧力分布を測定し、この測定結果に基づき前記寝具購入希望者の体圧分布と寝具の沈み込み形状からなる体圧分散性を求め、この体圧分散性が適正範囲でない場合に、前記分割ミドルレイヤーのうち1又は複数個の分割ミドルレイヤーを硬さが異なるものに変更して再度圧力分布を測定し、前記体圧分散性が適正範囲に入るまで繰り返し圧力分布を測定して適正な分割ミドルレイヤーの組み合わせを求めて前記寝具購入希望者に適した寝具試用仕様を決定し、前記寝具購入希望者は前記販売ショップが提携している宿泊施設に対し、宿泊を予約し、前記販売ショップに対して宿泊を予約した宿泊施設を通知し、前記販売ショップは通知された宿泊施設に対し、寝具購入希望者の寝具試用仕様を通知し、前記宿泊施設では前記寝具購入希望者が宿泊した際その寝具試用仕様の寝具に設定することを特徴とする。
本発明に係る第3の寝具の販売方法は、販売ショップに、表面に圧力の面内分布を測定するセンサが設けられた試験寝具を置き、提携先の宿泊施設に試用寝具を置き、前記試験寝具上に寝た寝具購入希望者の体圧分布をセンサにより測定し、この測定結果に基づき前記寝具購入希望者の体圧分布と寝具の沈み込み形状からなる体圧分散性を求めてこの体圧分散性が適正であるか否かを評価し、この体圧分散性が適正範囲に入るまで前記体圧分布の測定及び体圧分散性の評価を繰り返して前記寝具購入希望者に適した寝具試用仕様を決定し、前記寝具購入希望者は前記販売ショップが提携している宿泊施設に対し、宿泊を予約し、前記販売ショップに対して宿泊を予約した宿泊施設を通知し、前記販売ショップは通知された宿泊施設に対し、寝具購入希望者の寝具試用仕様を通知し、前記宿泊施設では前記寝具購入希望者が宿泊した際その寝具試用仕様の寝具に設定することを特徴とする。
また、本発明に係る宿泊方法は、上述の寝具の販売方法における前記宿泊施設は複数あり、前記寝具購入希望者は寝具購入後も前記複数の宿泊施設のいずれか1つの宿泊施設に対し、宿泊を予約し、前記販売ショップに対して宿泊を予約した宿泊施設を通知し、前記販売ショップは通知された宿泊施設に対し、寝具購入希望者の寝具試用仕様を通知し、前記宿泊施設では前記寝具購入希望者が宿泊した際その寝具試用仕様の寝具に設定することを特徴とする。
本発明によれば、寝具購入希望者は、寝具購入後も様々の場所に位置する提携ホテル等の宿泊施設において、その寝具購入希望者用に最適化された寝心地の良い寝具を使用することができるので、旅先又は出張先において日常と変わりのない快適な睡眠が得られる。
本発明に係る他の宿泊方法は、提携先の宿泊施設に寝具の販売ショップが販売する寝具を置き、前記販売ショップに、前記宿泊施設への宿泊希望者の睡眠状況、寝具及び身体的データからなる群から選択された1又は2以上の固有情報と寝具の標準推奨仕様との関係を示す第1データベースを備えたコンピュータを設置し、前記第1データベースから前記宿泊希望者の固有情報を基に寝具の標準推奨使用を抽出し、前記宿泊希望者は前記販売ショップが提携している宿泊施設に対し、宿泊を予約し、前記販売ショップに対して宿泊を予約した宿泊施設を通知し、前記販売ショップは通知された宿泊施設に対し、前記宿泊希望者の前記標準推奨仕様を基にした寝具試用仕様を通知し、前記宿泊施設では前記宿泊希望者が宿泊した際その寝具試用仕様の寝具に設定することを特徴とする。
この宿泊方法において、前記推奨仕様を決めるための固有情報は、寝具購入希望者が販売ショップのwebサイトにアクセスするか、又は電話、郵便、電子メール若しくはファクシミリにより、前記販売ショップに通知される。
本発明によれば、寝具を購入しなくても、提携ホテル等の宿泊施設において、最適化された寝心地の良い寝具を使用できる。
本発明によれば、販売ショップは、顧客に最寄りのホテル等の宿泊施設において、予め問診又は体圧分布測定によりカスタマイズされた寝具を試用してもらうことができる。顧客は、販売ショップが遠隔地にある場合でも、手軽に寝具の寝心地を確認できる。また、販売ショップは、寝具試用の場を安価に提供できる。ホテル等の宿泊施設は、利用客にカスタマイズされた寝心地の良い寝具(マットレス)を提供でき、利用客の増加につなげることができる。
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して具体的に説明する。先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は本発明の実施の形態に係る寝具の販売方法及び宿泊方法にて使用するコンピュータの構成を示す図であり、図2は本発明の実施の形態に係る寝具(マットレス)の販売方法及び宿泊方法の概要を示すブロック図である。
図1に示すように、入出力装置1と、中央演算装置(以下、CPU)2と、ソフトウエア及びデータを格納したハードディスク等の記憶装置3と、記憶装置3のデータを読み出し、演算処理時にCPU2によりアクセスされ、その演算結果を記憶装置3に格納するメモリ4と、表示装置5とから構成されている。そして、この記憶装置3には、第1データベース6としてのデータを格納している部分と、第2データベース7としてのデータを格納している部分とがある。
第1データベース6には、顧客の氏名、住所、年齢及び性別等のID情報のデータと、体重、身長等の身体的データと、現状の睡眠状況及び現在使用中の寝具等のデータ(顧客の固有情報)が、顧客の整理番号と共に、格納されている。更に、この第1データベースには、その顧客が新規の顧客でなく、既にマットレスを購入したことがある既存の顧客である場合は、前回までに購入したマットレスの情報も格納されている。更に、この第1データベースには、体重、身長、睡眠状況及び寝具等のデータ(顧客の固有情報)に応じて標準的に決まるマットレスの推奨データも格納されている。マットレスが一枚ものである場合は、その硬さ及び硬さ分布、材質、保温性等のデータが販売対象のマットレス毎に記憶されており、更に、身長、体重、睡眠状況及び寝具等の顧客の固有情報に応じて適切と考えられるマットレスが予め設定されている。また、マットレスが分割されたものである場合は、その硬さ、材質及び保温性等のデータが販売対象の分割マットレス毎に記憶されており、更に、体重、身長、睡眠状況及び寝具等のデータに応じて適切と考えられる分割マットレスの組み合わせ(下記表1乃至表3参照)が予め設定されている。なお、前記顧客の固有情報には、寝室の広さ、居住地、日当たり等の環境条件、及び職業、社会的地位等の社会的条件を含むようにしてもよい。
第2データベース7には、販売しようとするマットレスの情報が格納されている。このマットレスの情報は、一枚ものであるか、分割マットレスであるというような形状的な情報と、一枚マットレス又は分割マットレス(以下、単にマットレスという場合はこれらの双方を含む)の硬さ、硬さ分布、材質及び保温性等の物性的な情報とを含む。そして、第2データベースには、寝心地における不満を感じる点と、その不満点を解消するためにどの部分のマットレスをどのような特性のものに変更するかという修正方法との関連が記憶されている。
第3データベース8は、顧客に寝心地を確認してもらい、その顧客に適した寝具の仕様を決定した場合に、その仕様をその顧客の前記固有情報と関連づけて記憶しておくデータベースである。
また、図2に示すように、本実施形態に係る寝具(マットレス)の販売方法は、購入希望者(顧客)、販売ショップ及び提携ホテルから構成されている。販売ショップには、図1で説明した前記コンピュータ及び試用マットレス(図示せず)が設けられている。また、販売ショップは、顧客が遠隔地に住んでいる等の理由で来店できない場合、webサイトにアクセスするか、電話若しくはFax等により顧客から通知される顧客情報1と、この顧客情報1を基に前記コンピュータを使用して抽出された標準推奨仕様1を保持している。前記販売ショップは、更に、来店した顧客から問診により得られる顧客情報2と、この顧客情報を基に前記コンピュータを使用して抽出された標準推奨仕様2と、この標準推奨仕様2に従って設定された前記試用マットレスに顧客に寝てもらうことによって得られる寝心地結果と、この寝心地結果を基に前記コンピュータを使用して抽出された個別推奨仕様を保持している。ここで、前記寝心地結果は前記個別推奨仕様に従って設定された前記試用マットレスに顧客に寝てもらうことによって得られる寝心地結果に順次置き換えられ、この置き換えは寝心地結果が良好となるまで繰り返される。これらの前記標準推奨仕様1又は個別推奨仕様は、例えば、配列指示書をFax等で送信することにより、提携ホテルに寝具試用仕様として伝達される。更に、販売ショップは、顧客から電話等により伝達されるホテル予約情報を保持している。提携ホテルには、試用マットレス(図示せず)が設けられている。また、この提携ホテルは前記寝具試用仕様と、この寝具試用仕様に従って設定された前記試用マットレスに顧客に寝てもらうことによって得られる寝心地結果を保持している。この寝心地結果を基に、提携ホテルから販売ショップに発注又は感想フィードバックがなされる。
次に、本第1実施形態のマットレスの販売方法及び宿泊方法について説明する。先ず、その概要を図2及び図3を参照して説明し、次に、その詳細を、記憶装置3に格納されたソフトウエアの内容と共に、図4のフローチャートを参照して説明する。
図2に示すように、顧客が来店できない場合、販売ショップは、webサイトにアクセスするか、電話若しくはFax等により、顧客から顧客情報1を受け取る。顧客情報1は販売ショップにおいて前記コンピュータに入力され、コンピュータによりマットレスの標準推奨仕様1が抽出される。販売ショップは、顧客に対しマットレス試用のために利用できるホテル情報、顧客ID等のホテル試用情報を、例えば、電話により伝達する。顧客は、このホテル試用情報を基に、例えば、居住地に近い等の利便性の高い提携ホテルの宿泊又は休憩日を予約するとともに、予約ホテル名、予約日等のホテル予約情報を販売ショップに、例えば、電話により伝達する。販売ショップは、このホテル予約情報を基に寝具試用仕様を提携ホテルに伝達する。この寝具試用仕様の伝達は、例えば、Faxを試用して送信される。提携ホテルは、販売ショップから提示された寝具試用仕様に基づいて容易に仕様変更ができるマットレスを備えた客室を有しており、前記顧客の宿泊又は休憩日にあわせて予めマットレスを寝具試用仕様に調整しておく。前記顧客は宿泊又は休憩により寝具試用仕様に調整されたマットレスを試用し、その寝心地の感想と発注の意思をホテル側に伝える。ホテルは、それらの情報を販売ショップにフィードバックする。
図3はマットレスの販売方法の流れを示すフローチャートである。図3に示すように、顧客にとって、販売ショップへの来訪が可能であるかどうかを判断する(ステップS301)。販売ショップには、顧客情報に従いマットレスの推奨仕様を抽出・表示するコンピュータと、この推奨仕様に従って調整され寝心地を確認することができるマットレスが設置されている。顧客の来訪が可能である場合には、販売ショップは顧客から身長、体重、睡眠及び寝具等に関する情報を入手する(ステップS303)。これらの顧客情報は、販売ショップによりコンピュータに入力され、コンピュータによりマットレスの推奨仕様が抽出される(ステップS305)。販売ショップはこの推奨仕様に従ってマットレスの仕様を調整し、顧客に試用してもらう(ステップS306)。顧客は試用の結果より、マットレスの寝心地を判定する(ステップS307)。寝心地に何らかの問題があるという判定の場合には、その判定結果を踏まえて再度問診を行い(ステップS303)、マットレス仕様の変更と寝心地の確認の工程を繰り返す。ステップS307において、寝心地が良好であるという判定の場合には、そのマットレスの推奨仕様を、寝具試用仕様として顧客が希望する提携ホテルに提示する(ステップS308)。この寝具試用仕様の提示は、例えば、FAX、郵便又はインターネットを介した電子メール等により行う。
ステップS201において、顧客の来訪が困難である場合には、販売ショップは、例えば、電話、郵便、インターネットを介したWEBサイト及び電子メールを使用して、顧客情報を入手する(ステップS302)。これらの顧客情報は、販売ショップによりコンピュータに入力され、コンピュータによりマットレスの推奨仕様が抽出される(ステップS304)。このマットレスの推奨仕様は、寝具試用仕様として顧客が希望する提携ホテルに提示される(ステップS308)。
提携ホテルは、提示された寝具試用仕様に従って仕様を変更できるマットレスを予め備えている。提携ホテルは、顧客の宿泊日に合わせて予め推奨仕様に調整されたマットレスを準備する(ステップS309)。顧客は宿泊日を自由に選択でき、例えば、仕事での出張の日程に合わせてもよい。また、宿泊又は休憩費用は顧客が負担する。顧客は、宿泊によりマットレスを一晩又はそれ以上の長時間にわたって試用し(ステップS310)、その寝心地を確認する(ステップS311)。寝心地に何らかの問題があるという判定の場合には、ステップS301に戻り、その判定結果を踏まえて再度マットレスの推奨仕様の抽出を行い、マットレス仕様の変更と寝心地の確認の工程を繰り返す。寝心地が良好であるという判定の場合には、販売ショップは顧客と売買契約を締結する(ステップS312)。
次に、その詳細を、記憶装置3に格納されたソフトウエアの内容と共に、図4のフローチャートを参照して説明する。先ず、図4に示すように、システムを起動すると、表示装置5に初期画面が表示される(ステップS1)。この初期画面の一例を図8に示す。販売ショップは、この初期画面において、「各項目を入力してください」というメッセージに応えて、顧客から聞いた顧客情報として、その顧客の「氏名」、「住所」、「性別」、「身長」、「体重」、「年齢」を入力する。なお、このとき、顧客の睡眠及び寝具等に関する情報も入力する。
入力が完了した後(ステップS2)、画面の「OK」ボタンをマウスでクリックすると、CPU2は第1データベース6からその体重、身長、睡眠状況及び寝具等のデータをもとに、標準的に推奨されるマットレスを抽出し、推奨配列1を表示装置5に表示する(ステップS3)。この推奨配列1の画面を図9に示す。この推奨配列1の画面においては、「推奨配列1が算出されました。マットレスを推奨配列1に組み替えて寝心地を確認してください」というメッセージが出される。
ここで、顧客がショールームへ来ているかどうかを判定する(ステップS401)。顧客が遠隔地にいる等の理由により、販売ショップが、電話、郵便、インターネットを介したWEBサイト及び電子メールを使用して顧客情報を入手した場合には、ここで測定は終了する。この推奨配列1の情報は、FAX、郵便又はインターネットを介した電子メール等により顧客の希望する提携ホテルに提示される。また、顧客がショールームへ来ている場合には、販売ショップは、この推奨配列1に基づいてマットレスを組み替える。また、この推奨配列1の画面においては、「解説(なぜこの配列)?」ボタンがあるので、このボタンをマウスでクリックすると、図14に示す解説画面(最初の推奨配列算出方法について)が表示される(ステップS4)。そこで、顧客及び販売ショップは、推奨配列1の推奨根拠について確認することができる。
次に、この第1データベース6を検索して、その体重、身長、睡眠状況及び寝具等の顧客に固有のデータをもとに、標準的に推奨されるマットレスを抽出し、この推奨配列1(標準推奨配列)を表示装置5に表示する方法について説明する。
先ず、問診事項としては、以下に示すものがある。なお、この問診事項はその特徴的な項目に分類して示す。
(a)分割マットレスの配列のパターンに関係する項目
Q1:身長、Q2:体重(BMI)、Q12:いびきがひどい、Q16:尻が大きい(体を横から見て尻が後ろに突き出ている)、Q17:胸板が厚い(体を横から見て、背筋が後ろに突き出ている)
(b)マットレスを全体的に硬くする必要がある項目
Q3:腰痛、Q4:肩こり、Q5:寝付きが悪い、Q6:目覚めが悪い、Q7:夜中に目が覚める・ぐっすり眠れない、Q8:暑くて(汗をかいて)眠れない、Q10:硬い寝具が心地よい
(c)マットレスを全体的に軟らかくする必要がある項目
Q5:寝付きが悪い、Q9:寒くて眠れない・寒くて目が覚める、Q11:軟らかい寝具が心地良い、Q13:腰が曲がっている、Q15:床ずれ(褥瘡)ができたことがある、
(d)特殊項目
Q14:寝返りすることができない。
これらの問診によるチェック項目のうち、硬い寝具が心地よいに該当する場合は、マットレスを硬くする方向に作用する項目は、Q3+Q4+Q6+Q7+Q8+Q10+Q5(=Q(硬く))であり、マットレスを軟らかくする方向に作用する項目は、Q9+Q11+3×Q13+3×Q15(=Q(軟らかく))である。問診の結果、Q3,Q4,Q6・・・に該当する場合は各Qの代わりに1を代入し、該当しない場合は0を代入して上記式Q(硬く)及びQ(軟らかく)を計算する。その結果、Q(硬く)とQ(軟らかく)との大小関係を把握する。
また、問診によるチェック項目のうち、軟らかい寝具が心地よいに該当する場合及び硬くもなく軟らかくもない寝具が心地よいに該当する場合は、マットレスを硬くする方向に作用する項目は、Q3+Q4+Q6+Q7+Q8+Q10(=Q(硬く))であり、マットレスを軟らかくする方向に作用する項目は、Q9+Q11+3×Q13+3×Q15+Q5(=Q(軟らかく))である。問診の結果、Q3,Q4,Q6・・・に該当する場合は各Qの代わりに1を代入し、該当しない場合は0を代入して上記式Q(硬く)及びQ(軟らかく)を計算し、Q(硬く)とQ(軟らかく)との大小関係を把握する。このQ(硬く)とQ(軟らかく)との大小関係と、身長、BMIにより、推奨配列が決まる。
下記表1乃至表3に示すように、例えば、身長を156cmと170cmとで区切って3段階に分ける。夫々、BMIを24.2で区切って2段階に分ける。そして、各「身長」及び「BMI」の組み合わせにおいて、更に、Q(硬く)とQ(軟らかく)との大小関係と寝返りできないに該当するか否かとで、3種類に分類する。更に、尻が大きい(Q16)及び胸板が厚い(Q17)に該当する場合は頭部、肩部等の各部位を他の部位よりも軟らかくし、いびきがひどい(Q12)に該当する場合は、気道を確保するために頭部を肩部よりも軟らかくする。以上の推奨配列の決定基準をまとめて下記表1乃至3に示す。但し、Q16、Q17,Q12欄の1は該当する場合、0は該当しない場合である。また、推奨配列は頭部から順に足部にかけてのマットレスの硬さを示す。Hは硬い(Hard)マットレス、Mは中間(Medium)のマットレス、Sは軟らかい(Soft)マットレスを示す。
Figure 2005326982
Figure 2005326982
Figure 2005326982
そして、図14の画面を閉じ、図9の標準推奨配列1の画面で「OK」をマウスでクリックすると(ステップS5)、図10に示す推奨配列での寝心地確認画面が表示される(ステップS6)。そこで、図10の質問事項に対し、回答を入力する(ステップS8)。この図9に示す推奨配列での寝心地確認画面において、「解説(この確認事項の意味は?)」ボタンをマウスでクリックすると、図15に示す解説画面(寝心地確認の意味について)が表示される(ステップS7)。顧客に入眠時の姿勢でしばらく横になってもらい、その結果、寝心地が「とても眠れそうもない」ものである場合は、販売ショップはこのボタンをマウスでクリックする。そうすると、図12に示す「好みを重視したオーダーメイド操作画面」が表示される(ステップS9)。この画面において、頭部、肩部、腰部、臀部、上腿部、下腿部、踵部等に合わせて7分割された各分割マットレス毎に、その硬さを、「硬い(Hard)」、「中間(Medium)」、「軟らかい(Soft)」のいずれかに設定する。これにより、好みを重視した分割マットレスの組み合わせが決定される。質問事項に対する回答を入力後、図9の画面で「OK」ボタンをクリックすると、マットレスの適切度の判定がなされ(ステップS10)、チェック項目がない場合は、図13に示す測定終了画面が表示される(ステップS20)。チェック項目がある場合及びステップS9で好みを重視した組み合わせを決定した場合は、図6に示すステップS11に移り、マットレスの組み合わせの変更と寝心地の確認の工程を繰り返す。
このステップS11においては、図11に示す推奨配列2の画面が表示される。この推奨配列2は、図10の推奨配列での寝心地確認画面で、「肩が痛い」等のチェック項目にチェックがついている場合は、不都合な部分のマットレスを別のものに交換したものである。即ち、「肩が痛い」場合は、肩部のマットレスをより軟らかいものに交換したものである。この場合に、具体的にどの分割マットレスをどれに変更するかは、第2データベースを検索することにより行う。即ち、第2データベースに記憶されているチェック項目とマットレス情報との関係に基づいて、CPU2がチェック項目をもとにマットレス情報を検索し、これを表示装置5に表示させる。
次に、このチェックされた項目と、マットレスの配列の変更方法との関係について説明する。
チェック項目としては、図10に示すように、種々あるが、この中で、マットレスの配列パターンを変更することで対処する必要がある項目として、以下に示すものがある。
(a)肩が痛い。
(b)肩が沈み込み過ぎている(気道の圧迫がある)。
(c)腰・尻が痛い。
(d)尻が沈み込み(腰が反り)過ぎている。
一方、マットレスの全体的な硬さを変更することで対処する必要がある項目として、以下に示すものがある。
(A)硬くする項目:(e)動きにくい。(f)全体的に硬くしたい。
(B)軟らかくする項目:(g)腰が浮いていて疲れる。(h)全体的に軟らかくしたい。
このチェックされた項目と、配列変更方法との関係は以下のとおりである。但し、この(a)乃至(d)と、(e)乃至(h)との大小関係は、各項目にチェックがあった場合を「1」、チェックがない場合を「0」としたときのものである。
(A)パターン変更する場合
(1)(a)≦(b)及び(b)>0のときで、
(i)(c)≦(d)及び(d)>0のとき
身長を考慮し、肩部を硬くするか、尻部を硬くするか、頭部を軟らかくするか、腰部を軟らかくするか、肩部及び尻部以外の部分を軟らかくする等の対処を行う。これにより、相対的に肩部及び尻部が高くなる。
(ii)(c)>(d)のとき
身長を考慮し、尻部を軟らかくするか、頭部を硬くするか、上腿部を硬くするか、腰部を硬くする等の対処を行う。これにより、相対的に肩部が高くなり、尻部が低くなる。
(iii)(c)=(d)=0のとき
身長を考慮し、肩部を硬くするか、頭部を軟らかくするか、肩部からふくらはぎを硬くする。これにより、相対的に肩部を高くする。
(2)(a)>(b)のときで、
(i)(c)≦(d)及び(d)>0のとき
身長を考慮し、肩部を軟らかくするか、頭部を硬くするか、腰部を硬くするか、尻部を硬くする等の対処を行う。これにより、相対的に肩部が低く、尻部が高くなる。
(ii)(c)>(d)のとき
身長を考慮し、肩部を軟らかくするか、頭部を硬くするか、尻部を軟らかくするか、上腿部を硬くするか、腰部を硬くする等の対処を行う。これにより、相対的に肩部及び尻部が低くなる。
(iii)(c)=(d)=0のとき
身長を考慮し、肩部を軟らかくするか、頭部を硬くするか、肩部からふくらはぎを軟らかくする。これにより、相対的に肩部を低くする。
(3)(a)=(b)=0のときで、
(i)(c)≦(d)及び(d)>0のとき
身長を考慮し、尻部を硬くするか、腰部を軟らかくするか、上腿部を軟らかくする等の対処を行う。これにより、相対的に尻部が高くなる。
(ii)(c)>(d)のとき
身長を考慮し、尻部を軟らかくするか、腰部を硬くするか、上腿部を軟らかくする等の対処を行う。これにより、相対的に尻部が低くなる。
(B)パターン変更しない場合又はパターン変更だけでは過去に出た配列と同じになってしまう場合
(1)3×((e)+(f))>2×((g)+(h))のとき
過去に出た配列と同じにならないように、全体的に硬くする。
(2)3×((e)+(f))<2×((g)+(h))のとき
過去に出た配列と同じにならないように、全体的に軟らかくする。
なお、相対する項目にチェックがある場合は重み付けした総点数から判断し、全体的な硬さの変更よりも配列のパターン変更の方が重要度が高いと考えられ、優先処理する。「心地よさ」の確認で、違和感を感じる場合は、「入眠の速さ」に相当影響を与えると考えられるため、個人の好みにより優先処理する。また、チェック項目からの判断で過去に出た推奨配列しか決定できない場合は、局所最適に落ち込むことを避けるために、一旦好みを重視した組み合わせ操作によりマットレスを組変える。
一方、図10の確認画面で、「とても眠れそうもない」ボタンを選択した場合は、図12の好みを重視した組み合わせの操作画面で顧客自身が選択した組み合わせのマットレスが表示される。そして、図11の推奨配列2の画面を確認し(ステップS13)、「OK」ボタンをクリックすると、図10に示す推奨配列での寝心地確認画面が表示される(ステップS14)。
なお、図11の「確認(なぜこの配列?)」ボタンをクリックすると、図16に示す解説画面(寝心地確認後の推奨配列算出方法について)」が表示装置5に表示され、上述のチェック項目と配列変更方法との関係をどのように規定したかの理由が表示される(ステップS12)。
そして、顧客に対し、この新しい組み合わせのマットレス上にしばらく横になってもらい、寝心地を確認してもらう。販売ショップは、図10の寝心地確認画面において、質問事項に対する回答を入力する(ステップS16)。図10の画面で、「解説(この確認事項の意味は?)」ボタンをクリックすると、図15に示す「解説画面(寝心地確認の意味について)」が表示される(ステップS15)。一方、図10の画面で、「とれも眠れそうもない」ボタンをクリックした場合は、図12に示す「好みを重視した配列操作画面」が表示装置5に表示される(ステップS17)。
この「とても眠れそうもない」ボタンがクリックされず、質問事項に対する回答が入力された場合は、図10の画面で「OK」ボタンをクリックする。そうすると、図7に示すステップS18において、判定がなされ、チェック項目がない場合は、ステップS20において、測定終了画面(図13)が表示される。チェック項目がある場合は、既に算出された配列であるか否かが判断され(ステップS19)、既に算出された配列でない場合はステップS11に戻り、前述の動作が繰り返される。ステップS19において、既に算出された配列であると判断された場合は、ステップS17において、好みを重視した配列操作画面(図12)が表示され、顧客自身の感触で、各分割マットレスの硬さを選択する。
このように、マットレスの変更及び寝心地の確認の工程を繰り返し、図10の寝心地確認画面で顧客によるチェック項目がなくなった段階で、図13の測定終了画面が表示される(ステップS20)。そこで、「OK」ボタンをクリックすると、測定が終了する。なお、上記操作において、各画面の「戻る」又は「やり直し」をクリックすると、通常、その直前の操作を行うために、直前の画面が表示される。このようにして算出された推奨配列の情報は、顧客の希望する提携ホテルに提示される。
このようにして、ホテル等の宿泊施設において、顧客にそのマットレス上に一晩又はそれ以上の長時間睡眠をとってもらい、顧客の寝心地を確認してもらう。従って、顧客は、そのマットレスを使用して本当に快適な睡眠が得られるかどうかを購入前に確認することができる。実際に睡眠に利用した上で購入を決定できるため、クーリングオフ等による返品の可能性を低減することができる。これにより、顧客は返品に関する手間等を省くことができ、販売ショップはコストの削減することができる。
また、顧客は、販売ショップ直営のショールームが遠隔地にある場合でも、最寄の提携ホテル等の宿泊施設を使用して、手軽にマットレスの寝心地を確認することができる。最寄の提携ホテル等の宿泊施設は、例えば、出張先の提携ホテル、旅行先の提携旅館等でもよい。販売ショップは、直営のショールームを必ずしも提供する必要はなくなり、販売コストを削減することができる。
更に、ホテル等の宿泊施設は、利用客に寝心地の良いマットレスを利用してもらうことができ、新規顧客の開拓に繋がる。顧客は、様々の場所に位置する提携ホテル等の宿泊施設において、その顧客用に最適化された寝心地の良いマットレスを使用することができるので、旅先又は出張先において日常と変わりのない快適な睡眠が得られる。
更にまた、顧客が販売ショップ直営のショールームを利用できる場合は、マットレスを交換する都度、顧客にそのマットレス上にしばらく横になってもらい、顧客の寝心地感想を確認し、不都合な点があればその部分を解消できるマットレスに変更して新しい配列で再度寝心地を確認してもらう。従って、最終的に得られたマットレスの配列は、顧客が寝心地が最もよいと感じるものとなり、その配列は、身長及び体重が同一であっても、顧客によって異なるものとなる可能性が高い。即ち、本発明は、身長及び体重等の身体的データにより一律に最適マットレスを決めるのではなく、あくまで、マットレス使用者の感覚にあわせて最適マットレスを得ることができるシステムであり、その顧客の感触に基づく最適マットレスの選択が迅速に可能になるという効果を奏する。
最初の問診から推奨配列を決定する方法は、年齢、性別、体型的特徴及び問診の該当項目から配列のパターン及び硬さの最適と考えられる組み合わせを、第1のデータベースから抽出して表示画面5に提示する。また、寝心地確認後の問診においては、問診事項についての答え方の個人差及び実際にマットレス上に寝たときの感覚等、最初の問診では把握できないことについて、確認し、マットレス配列パターン及び硬さを調整し、より最適と考えられる配列を提示することができる。
上質な眠りに必要な機能は、寝返りしやすいこと、正しい寝姿勢を保てること、寝心地がよいことである。従って、図9に示す寝心地確認画面においては、これらの機能が満たされていることを確認できるような問診にすることが必要である。
体圧分布をセンサにより測定する従来方法においては、正しい寝姿勢を保てることを確認するために、体圧測定によりマットレスの沈み込み量を算出し、ランバー深さという指標から確認していた。これに対し、本発明においては、顧客に、仰臥位でしばらく横になってもらい、違和感がないかどうかで、寝心地を確認する。正しい寝姿勢を保てない場合は、しばらく寝ていれば必ず違和感として感じられるものであり、この実際に横になって人の感覚として正しい寝姿勢を判定する方法は、体圧測定による方法よりも正確な判定を行うことができる。
また、寝心地が良いことは、入眠時の姿勢で寝心地を確認し、すぐに眠れそうか否かを確認してもらい、とても眠れそうにない場合は一度好みを重視したカスタマイズを行う。なお、寝心地確認から推奨配列を決定する工程を多数繰り返した場合に、得られた推奨配列が既に寝心地を確認済みの推奨配列であることがある。この場合は、一度好みを重視した配列操作を行い、局所的に最適配列に陥ることを防止する。
上述の如くして、本実施形態においては、推奨配列の決定からその寝心地の確認までの工程を繰り返すことにより、最終的に、顧客が最も寝心地が優れていると感じるものを決定する。よって、顧客にとって最適な配列を迅速且つ容易に見つけることができる。
なお、本発明はマットレスに限らず、その他の寝具の選択にも適用することができる。また、マットレスは複数に分割された分割マットレスの組み合わせに限らず、1枚もののマットレスの最適化にも本発明を適用できる。
また、顧客に寝心地を確認してもらい、その顧客に適した寝具(マットレス)の仕様を決定した場合には、その仕様をその顧客の年齢、性別、体型的特徴、睡眠状況、使用中の寝具的及び入眠時の寝姿勢等の年齢的及び身体的データと関連づけて第3のデータベースに記憶しておき、別の顧客であって寝心地を確認できない顧客に寝具を販売する場合に、前記第3データベースにおいて、その年齢的及び身体的データが一致又は部分一致する顧客(寝心地確認済み)が購入した寝具情報を検索し、それを寝心地を確認できない顧客に対し推奨して販売することもできる。このとき、検索された寝具情報が複数ある場合は、その中の最も多いものを推奨しても良いし、又は検索された寝具の中の適宜数の寝具を推奨しても良い。
更に、寝具(マットレス)購入後、長時間使用した際に、身体的条件が変化したり、年齢が過ぎる等の原因により、腰痛又は不眠等の不都合が生じる場合がある。この場合には、インターネット、郵便又は電話等にてその寝心地の不満点を聴取し、この不満点を前記コンピュータに入力して、前記第2のデータベースを検索し、それを解消するための変更された個別推奨仕様を出力し、この仕様を変更した寝具を販売するように構成することもできる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図17は本発明の第2実施形態に係る寝具の販売方法における寝具試用仕様の決定手順を示す図(コンピュータの表示装置の画面)である。図18は体圧分散性の評価方法を示す図である。図19は試験マットレスの構成を示す分解図、図20はシート状センサを示す図である。図19に示すように、試験マットレス10はポリエステル繊維等からなるボトム層11上に、例えば7個のウレタンフォーム等からなる分割ミドルレイヤー12(12a乃至12g)がマットレス長手方向に配列されている。また、これらの分割ミドルレイヤー12及びボトム層11を囲むようにして、底なし箱状のトップ層13が嵌合されている。このトップ層13は上面とこの上面の4縁から下方に延びる4側面とから構成されるが、上面は中間層である分割ミドルレイヤー12と同様のウレタンフォーム等からなり、4側面はウレタンフォームであるが、その硬さは上面よりも硬い。トップ層13の4側面は7個の分割ミドルレイヤー12(12a乃至12g)を固定するものであるので、比較的強度が高く、硬い素材により構成されている。更に、このトップ層13上にシート状センサ14が載置されている。シート状センサ14は少なくとも肩部、腰部及び臀部の圧力分布を測定できる大きさを有し、分解能は例えば17mmである。そして、このシート状センサ14は1面の全てのドットを例えば50msecで測定することができるものである。
分割ミドルレイヤー12(12a乃至12g)については、硬さが、例えば、「硬い」、「普通」「軟らかい」という例えば3種類の材料を用意し、これらの硬さが異なる分割ミドルレイヤーについて、夫々、ボトムレイヤー上に分割ミドルレイヤーを載置し、更にトップレイヤーを嵌合した状態で、マットレス全体の圧力−たわみ特性を測定しておく。図21はこの圧力−たわみ特性の測定装置を示し、図22はこの測定試験で使用する加圧板を示し、図23はこれらの加圧板による圧力測定領域を示す図である。測定装置20の加圧ロッドの先端に図22に示す加圧板21(21a、21b、21c)を取付け、この加圧板21によりマットレス全体を加圧してそのたわみ量を測定する。加圧板21は例えば直径が200mmの加圧板21a(曲線φ200)と、直径が98mmの加圧板21b(曲線φ98)と、直径が30mmの加圧板21c(曲線φ30)とからなる。なお、φは曲率半径(mm)を示す。
そして、各加圧板21を使用して測定装置20によりマットレス全体を押圧した場合の圧力−たわみ曲線の一例を、図24及び図25に示す。そして、図23に示すように、シート状センサ14により測定された圧力分布において、外径が200mm、内径が98mmのリング状の領域(大径リング状領域)、外径が98mm、内径が30mmのリング状の領域(小径リング状領域)、直径が30mmの円形の領域(円形領域)とに区画し、P200を大径リング状領域の圧力、P98を小径リング状領域の圧力、P30を円形領域の圧力とすると、大径リング状領域の沈み込み量D200は図24及び図25に示すように、P200の位置における曲線φ200の値から求まる。
そして、最大沈み込み量は、中心部の円形領域が最も圧力が高く、小径リング状領域及び大径リング状領域の順に圧力が減少する場合の中心部の沈み込み量である。この最大沈み込み量を求める場合、図24に示すように、小径リング状領域のみの沈み込み量D98は大径リング状領域に対する小径リング状領域の相対的な圧力P98−P200(大径リング状領域に対する小径リング状領域の圧力の増分)に基づき、φ98の曲線を使用して求まる。また、円形領域のみの沈み込み量D30は小径リング状領域に対する相対的な圧力P30−P98(小径リング状領域に対する円形領域の圧力の増分)に基づき、φ30の曲線を使用して求まる。そして、最大沈み込み量Dmaxは、D200+D98+D30として求まる。
一方、最小沈み込み量は、中心部の円形領域が最も圧力が低く、小径リング状領域及び大径リング状領域の順に圧力が増大する場合の中心部の沈み込み量である。最小沈み込み量を求める場合、図25に示すように、大径リング状領域の沈み込み量D200に対し、P200−P98に基づく沈み込み量の減少分D98を曲線φ98から求め、P98−P30に基づく沈み込み量の減少分D30を曲線φ30から求めて、差し引くことにより求まる。従って、最小沈み込み量Dminは、D200−D98−D30として求まる。
そして、肩部及び臀部は、それが当たっている部分が最も深く沈み込むので(当たっている部分の中心部が最も圧力が高いので)、最大沈み込み量Dmaxを基準としてクッション性を評価する。一方、腰部は肩部と臀部の中間でそれに相当する部分は肩部及び臀部よりも圧力が小さく、沈み込み量が浅いので、最小沈み込み量Dminによりクッション性を評価する。
図18の体圧分布データは、シート状センサ14により測定された被験者の圧力の分布である。この圧力分布から、直径200mm、98mm、30mmの同心円でスキャンして図24及び図25に示す圧力−たわみ特性から最大沈み込み量Dmax及び最小沈み込み量Dminを求める。この体圧分布データは図示例では3分割されていて、上部の体圧分布データは肩部に相当する分割ミドルレイヤー12bから採取されたデータであり、中間部の体圧分布データは腰部に相当する分割ミドルレイヤー12cから採取されたデータであり、下部の体圧分布データは臀部に相当する分割ミドルレイヤー12dから採取されたデータである。そして、肩部については、上部データを同心円でスキャンして、例えば、その中の中心の円形領域(30mmφ)の圧力が最大となる位置で、圧力P200,P98,P30を測定し、最大沈み込み量を、上述のようにして図24に基づいて算出する。また、臀部については、下部データを同心円でスキャンして、例えば、その中の小径リング状領域(98mmφ−30mmφ)の最大圧力点で、圧力P200,P98,P30を測定し、最大沈み込み量を、上述のようにして図24に基づいて算出する。更に、腰部については、中間部データを同心円でスキャンして、例えば、その中の大径リング状領域(200mmφ−98mmφ)の最小圧力点で、圧力P200,P98,P30を測定し、最小沈み込み量を、上述のようにして図25に基づいて算出する。
図18の右側の図に示されているように、肩部の最大沈み込み量と臀部の最大沈み込み量とが一致している場合は、寝姿勢において、体の傾きは水平になる。一方、肩部の最大沈み込み量の方が臀部の最大沈み込み量より大きい場合は、寝姿勢において、体は頭部の方が下になって傾斜する。更に、肩部の最大沈み込み量の方が臀部の最大沈み込み量より小さい場合は、寝姿勢において、体は頭部の方が上になって傾斜する。
また、肩部の最大沈み込み量と臀部の最大沈み込み量とから、そのマットレスにおける肩部及び臀部の位置を求めてそれらを線分で結び、腰部の最小沈み込み量からマットレスにおける腰部の位置を求め、この腰部の位置から前記線分に対して垂線を引き、この垂線の長さをランバー深さとする。
次に、顧客の体格及び体型に応じて、マットレスをカスタマイズする手順について説明する。マットレスのショウルーム又は販売店等に顧客が来店した場合、図19の体圧測定用マットレスに仰向けに横たわってもらう。このとき、最初は、体圧分散されていないときの体圧分布を測定するために、最も硬いマットレスとして、1枚の硬いマットレスを敷き、体圧分散ができていない状態で体圧分布データを採取する。図17の左図はこの比較用の1枚の硬いマットレスを使用したときの体圧分布データである。なお、最初から、推薦される標準的な硬さの組み合わせで分割ミドルレイヤーを用意し、その体圧分布データを測定してもよい。
次に、「硬い」、「普通」及び「軟らかい」の標準的な組み合わせで分割ミドルレイヤー12を組み合わせ、即ち、分割ミドルレイヤー12を標準的な組み合わせのものに差し替え、再度顧客に横たわってもらう。この標準的な組み合わせは、例えば、全て「普通」でもよい。そして、再度体圧分布データを採取し、この体圧分布データから、上述のようにして、最大沈み込み量及び最小沈み込み量から、寝姿勢における体の傾きとランバー深さとを求める。図17の中間の図が、得られた体圧分布データである。なお、この標準的な組み合わせで得られたデータから、最適配列をコンピュータ上で予測することも可能である。
この体の傾きは、頭部の方が下になった場合及び頭部の方が上でも所定角度を超えて傾いた場合は体の傾きが異常であり、体が水平又は頭部が上で傾き角度が所定角度以下の場合は体の傾きが正常であると判断する。体が水平か、又は肩部の沈み込み量の方が臀部の沈み込み量より小さくて頭部が高い方が、寝ている間に、頭部に血が昇らず、気道の圧迫が抑制されるからである。この寝姿勢における体の傾きが正常であるか否かが図17に示すようにコンピュータの表示装置に表示される。
また、ランバー深さも画面上に表示される。ランバー深さは13乃至30mmとなることが好ましい。この範囲から外れると、寝姿勢に起因して腰痛等が発生する虞がある。
更に、表示装置の画面上には、最大圧力も表示される。この最大圧力は50mmHg以下であることが好ましい。これを超えると、長時間寝た場合に、皮膚等が耐えられなくなる虞がある。
なお、体圧分散性は、前述の如く、体圧分布と、マットレスの沈み込み形状とから評価される。体圧分布としては、例えば、前述の如く、体にかかる最大圧力が50mmHg以下である場合に良好と判断される。また、マットレスの沈み込み形状としては、例えば、前述の如く、肩部の沈み込み量が臀部の沈み込み量以下である場合、及びランバー深さは13乃至30mmである場合に、良好と判断される。更に、体とマットレスとの接触面積も適正な範囲がある。つまり、圧力が0である領域は非接触領域、圧力が0でない領域は接触領域であると判断されるが、この接触領域にも適正範囲がある。また、全身の骨格形状もマットレスの沈み込み形状の評価の対象となる。例えば、頭から踵までの全身を測定したときに、頭が低くなっている場合、腰及び肩部だけが沈み込んでいる場合、又は足と頭だけが沈み込んでいて腰が反り返っている場合等の寝姿勢においては、全身の骨格形状が異常になっていると判断される。更に、左右の沈み込み量の違い(左右のアンバランス)が例えば10mmを超えるような場合には、寝姿勢に異常があると判断される。更にまた、圧力分布においては、例えば、肩の骨のような突部がある部分で圧力分布が高くなる山形状がみられるが、この山の傾きが所定のしきい値以下であれば、骨だけではなく、肉の部分も加わって体を支えていることになる。以上のように、体圧分布及び沈み込み形状から、寝ているときの種々の状態を把握することができる。
なお、画面において、体圧分布データの右側に示された縦に延びる帯は、7分割された個々の分割ミドルレイヤーを表示しており、頭部側から2番目乃至4番目の肩部、腰部及び臀部の3個の分割ミドルレイヤーが選択され、その部分の体圧分布データが表示されていることが示されている。この選択された帯の位置を変えることにより、頭部又は上腿部等の別の位置の体圧分布が表示される。
このようにして、体圧分布データからランバー深さ、体の傾き及び最大圧力をチェックし、それらが適正範囲に入るものか否かが判定される。もし、いずれかの項目が適正範囲から外れる場合は、分割ミドルレイヤー12の硬さの配列を変更する。そして、ランバー深さ、体の傾き及び最大圧力が適正範囲に入るまで、分割ミドルレイヤーの交換及び体圧分布測定を繰り返す。なお、ランバー深さの調節は、例えば、臀部の最大沈み込み量を変更することにより、行うことができる。
図17の右側の図は、この適正範囲の状態から、顧客の好みに応じて、顧客の指定する部分の分割ミドルレイヤーを硬い方に又は軟らかい方に変更した後の体圧分布データである。この場合も、ランバー深さ、体の傾き及び最大圧力を求め、画面上に表示して、これらが適正範囲に入っていることを確認する。このようにしてカスタマイズされた寝具試用仕様の情報は、顧客の希望する提携ホテルに提示される。
以上のようにして、ホテル等の宿泊施設において、顧客に体圧分布をセンサにより測定して設計されたマットレス上に一晩又はそれ以上の長時間睡眠をとってもらい、顧客の寝心地を確認してもらう。従って、顧客は、そのマットレスを使用して本当に快適な睡眠が得られるかどうかを購入前に確認することができる。
以上のようにして、体圧分布データから体圧分散性が優れ、使用者の好みも考慮したマットレスを迅速に且つ簡便にカスタマイズすることができる。この場合に、体圧分布データを経時的にサンプリングし、このサンプリング期間中、使用者に寝返りを打ってもらうことにより、寝返り時の体圧分布データを採取することができる。そして、各サンプリングデータについて、体圧分散性を求め、異常に最大圧力が高い箇所等を見つけることにより、寝返りのしやすさ、つまり、動的寝心地を判断することができる。なお、サンプリング間隔は例えば2Hzであり、5秒間継続してサンプリングすることにより、10フレーム分の体圧分布データを得ることができる。
なお、上記第2実施形態はランバー深さ、体の傾き、最大圧力を基準に最適なマットレスを設計したが、本発明はこれに限らず、種々の基準を採用して最適マットレスを設計することができる。本発明の特徴は、マットレス使用者(顧客)の体格及び体型に応じて、体圧分布データを採取し、これに基づいてマットレスをカスタマイズすることを特徴とするものであり、本発明の特許請求の範囲内において、その構成を種々変更することができる。
例えば、分割ミドルレイヤーを使用せず、弾力性及び厚さ等が種々異なる複数種のマットレス(分割ではない)を用意し、体圧分散性を同様にして求めることにより、最適なマットレスを選択するようにしてもよい。この場合も、圧力分布の測定によりマットレス使用予定者の体圧分布とマットレスの沈み込み形状からなる体圧分散性を求め、この体圧分散性が適正範囲に入るまで、マットレスの交換と圧力分布の測定とを繰り返せばよい。
本第2実施形態においては、実際に睡眠に利用した上で購入を決定できるため、クーリングオフ等による返品の可能性を低減することができる。これにより、顧客は返品に関する手間等を省くことができ、販売ショップはコストの削減することができる。
また、ホテル等の宿泊施設は、利用客に寝心地の良いマットレスを利用してもらうことができ、新規顧客の開拓に繋がる。顧客は、様々の場所に位置する提携ホテル等の宿泊施設において、その顧客用に最適化された寝心地の良いマットレスを使用することができるので、旅先又は出張先において日常と変わりのない快適な睡眠が得られる。
本発明は、快適な睡眠を得るために、極めて有益である。
本発明の第1の実施形態に係る寝具の仕様決定方法に使用するコンピュータの構成を示す図である。 同じくその寝具の販売方法及び宿泊方法の概略を示すブロック図である。 同じくその寝具の販売方法の概略を示すフローチャート図である。 同じくその寝具の仕様決定方法を示すフローチャート図である。 同じく図2の次の工程を示すフローチャート図である。 同じく図3の次の工程を示すフローチャート図である。 同じく図4の次の工程を示すフローチャート図である。 初期画面を示す図である。 推奨配列1を示す画面である。 推奨配列における寝心地確認画面を示す。 推奨配列2を示す画面である。 好みを重視した配列の操作画面である。 測定終了画面である。 解説画面(最初の推奨配列抽出方法について)を示す図である。 解説画面(寝心地確認の意味について)を示す図である。 解説画面(寝心地確認後の推奨配列抽出方法について)を示す図である。 本発明の第2の実施形態において、顧客に応じて寝具試用仕様を決定する手順を示す表示装置の画面である。 体圧分布データから、最大及び最小沈み込み量を求め、ランバー深さを求める方法を示す図である。 本発明の第2の実施形態にて使用する測定用マットレスを示す図である。 シート状センサを示す図である。 圧力−たわみ特性の測定装置を示す図である。 同じくその加圧板を示す図である。 同じく圧力値P200,P98,P30の取り方を示す図である。 圧力−たわみ特性を示す曲線から、最大沈み込み量を求める方法を示すグラフ図である。 圧力−たわみ特性を示す曲線から、最小沈み込み量を求める方法を示すグラフ図である。
符号の説明
1:入出力装置
2:中央演算装置(CPU)
3:記憶装置
4:メモリ
5:表示装置
6:第1データベース
7:第2データベース
8:第3データベース
10:マットレス
11:ボトム層
12(12a乃至12g):分割ミドルレイヤー
13:トップ層
14:シート状センサ
20;測定装置
21(21a乃至21c);加圧板

Claims (15)

  1. 寝具の販売ショップに、寝具購入希望者の睡眠状況、寝具及び身体的データからなる群から選択された1又は2以上の固有情報と寝具の標準推奨仕様との関係を示す第1データベースを備えたコンピュータを設置し、提携先の宿泊施設に前記販売ショップが販売する寝具を置き、前記第1データベースから寝具購入希望者の固有情報を基に寝具の標準推奨仕様を抽出し、前記寝具購入希望者は前記販売ショップが提携している宿泊施設に対し、宿泊を予約し、前記販売ショップに対して宿泊を予約した宿泊施設を通知し、前記販売ショップは通知された宿泊施設に対し、寝具購入希望者の前記標準推奨仕様を基にした寝具試用仕様を通知し、前記宿泊施設では前記寝具購入希望者が宿泊した際その寝具試用仕様の寝具に設定することを特徴とする寝具の販売方法。
  2. 前記推奨仕様を決めるための固有情報は、寝具購入希望者が販売ショップのwebサイトにアクセスするか、又は電話、郵便、電子メール若しくはファクシミリにより、販売ショップに通知されることを特徴とする請求項1に記載の寝具の販売方法。
  3. 前記販売ショップの前記コンピュータは、更に、寝具購入希望者の寝心地に関する不満点とそれを解消するための個別推奨仕様との関係を示す第2データベースを具備し、また、前記販売ショップには、試用寝具が設けられており、寝具購入希望者が前記販売ショップに来店して、この販売ショップにて前記寝具試用仕様を決定するものであり、
    この寝具試用仕様の決定工程は、
    寝具購入希望者の前記固有情報を前記コンピュータに入力し前記コンピュータの前記第1データベースから前記寝具購入希望者に対して推奨される標準推奨仕様を抽出して出力する工程と、前記寝具購入希望者に前記標準推奨仕様の寝具上に寝てもらいその寝心地を問診する第1問診工程と、この問診結果に基づいて前記寝心地の不満点を解消するための個別推奨仕様を前記コンピュータの前記第2データベースから検索して出力する工程と、前記試用寝具を前記個別推奨仕様に設定し前記寝具購入希望者にこの試用寝具上に寝てもらいその寝心地を問診する第2問診工程とを有し、前記第1問診工程、前記個別推奨仕様の出力工程及び前記第2問診工程の一連の工程は1回又は複数回繰り返して前記寝具購入希望者に適した寝具試用仕様を決定することを特徴とする請求項1に記載の寝具の販売方法。
  4. 前記寝具購入希望者に適した寝具試用仕様の決定後に、前記試用仕様に設定された寝具上に寝た前記寝具購入希望者の体圧分布をセンサにより測定し、体圧分散性が、適正範囲に入っていることを確認する工程を有することを特徴とする請求項3に記載の寝具の販売方法。
  5. 前記寝具購入希望者が前記寝具試用仕様の寝具に寝たときの寝心地の感想は、前記宿泊施設から、前記販売ショップにフィードバックされることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の寝具の販売方法。
  6. 前記寝心地は、寝返りのしやすさ、正しい寝姿勢及び心地よさであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の寝具の販売方法。
  7. 前記寝具は、頭部から足部に向けて複数個に分割されており、各分割寝具毎に硬さを調整できることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の寝具の販売方法。
  8. 前記寝具は、7個に分割されていることを特徴とする請求項7に記載の寝具の販売方法。
  9. 前記販売ショップのコンピュータは第3のデータベースを有し、前記寝具購入希望者が前記宿泊施設における宿泊で寝心地を確認した後、その確認した寝具試用仕様をその寝具購入希望者の前記固有情報と関連づけて第3のデータベースに記憶しておき、別の寝具購入希望者であって寝心地を確認できない寝具購入希望者の寝具の仕様を決定する場合に、前記第3データベースにおいて、その固有情報が一致又は部分一致する寝具購入希望者が決定した寝具情報を検索し、検索された寝具情報が複数ある場合はその中の最も多いもの又は適宜数の寝具情報を、その寝心地を確認できない寝具購入希望者に対し推奨することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の寝具の販売方法。
  10. 寝具購入後の使用中に、腰痛又は不眠等の不都合が生じた場合に、その寝心地の不満点を前記コンピュータに入力して、前記第2のデータベースからそれを解消するための変更された個別推奨仕様を出力することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の寝具の販売方法。
  11. 寝具の販売ショップに、ボトムレイヤー上に配列された複数個の分割ミドルレイヤーと、これらの分割ミドルレイヤー上からその全体を嵌合するトップレイヤーと、このトップレイヤー上に設けられ圧力の面内分布を測定するセンサと、を有する試験寝具を置き、提携先の宿泊施設に試用寝具を置き、寝具購入希望者を寝かせて前記センサにより圧力分布を測定し、この測定結果に基づき前記寝具購入希望者の体圧分布と寝具の沈み込み形状からなる体圧分散性を求め、この体圧分散性が適正範囲でない場合に、前記分割ミドルレイヤーのうち1又は複数個の分割ミドルレイヤーを硬さが異なるものに変更して再度圧力分布を測定し、前記体圧分散性が適正範囲に入るまで繰り返し圧力分布を測定して適正な分割ミドルレイヤーの組み合わせを求めて前記寝具購入希望者に適した寝具試用仕様を決定し、前記寝具購入希望者は前記販売ショップが提携している宿泊施設に対し、宿泊を予約し、前記販売ショップに対して宿泊を予約した宿泊施設を通知し、前記販売ショップは通知された宿泊施設に対し、寝具購入希望者の寝具試用仕様を通知し、前記宿泊施設では前記寝具購入希望者が宿泊した際その寝具試用仕様の寝具に設定することを特徴とする寝具の販売方法。
  12. 販売ショップに、表面に圧力の面内分布を測定するセンサが設けられた試験寝具を置き、提携先の宿泊施設に試用寝具を置き、前記試験寝具上に寝た寝具購入希望者の体圧分布をセンサにより測定し、この測定結果に基づき前記寝具購入希望者の体圧分布と寝具の沈み込み形状からなる体圧分散性を求めてこの体圧分散性が適正であるか否かを評価し、この体圧分散性が適正範囲に入るまで前記体圧分布の測定及び体圧分散性の評価を繰り返して前記寝具購入希望者に適した寝具試用仕様を決定し、前記寝具購入希望者は前記販売ショップが提携している宿泊施設に対し、宿泊を予約し、前記販売ショップに対して宿泊を予約した宿泊施設を通知し、前記販売ショップは通知された宿泊施設に対し、寝具購入希望者の寝具試用仕様を通知し、前記宿泊施設では前記寝具購入希望者が宿泊した際その寝具試用仕様の寝具に設定することを特徴とする寝具の販売方法。
  13. 前記請求項1乃至12のいずれか1項に記載の寝具の販売方法における前記宿泊施設は複数あり、前記寝具購入希望者は寝具購入後も前記複数の宿泊施設のいずれか1つの宿泊施設に対し、宿泊を予約し、前記販売ショップに対して宿泊を予約した宿泊施設を通知し、前記販売ショップは通知された宿泊施設に対し、寝具購入希望者の寝具試用仕様を通知し、前記宿泊施設では前記寝具購入希望者が宿泊した際その寝具試用仕様の寝具に設定することを特徴とする宿泊方法。
  14. 提携先の宿泊施設に寝具の販売ショップが販売する寝具を置き、前記販売ショップに、前記宿泊施設への宿泊希望者の睡眠状況、寝具及び身体的データからなる群から選択された1又は2以上の固有情報と寝具の標準推奨仕様との関係を示す第1データベースを備えたコンピュータを設置し、前記第1データベースから前記宿泊希望者の固有情報を基に寝具の標準推奨使用を抽出し、前記宿泊希望者は前記販売ショップが提携している宿泊施設に対し、宿泊を予約し、前記販売ショップに対して宿泊を予約した宿泊施設を通知し、前記販売ショップは通知された宿泊施設に対し、前記宿泊希望者の前記標準推奨仕様を基にした寝具試用仕様を通知し、前記宿泊施設では前記宿泊希望者が宿泊した際その寝具試用仕様の寝具に設定することを特徴とする宿泊方法。
  15. 前記推奨仕様を決めるための固有情報は、宿泊希望者が前記販売ショップのwebサイトにアクセスするか、又は電話、郵便、電子メール若しくはファクシミリにより、前記販売ショップに通知されることを特徴とする請求項14に記載の宿泊方法。
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