JP2002078574A - 体圧分散マットレス提供方法 - Google Patents

体圧分散マットレス提供方法

Info

Publication number
JP2002078574A
JP2002078574A JP2000274407A JP2000274407A JP2002078574A JP 2002078574 A JP2002078574 A JP 2002078574A JP 2000274407 A JP2000274407 A JP 2000274407A JP 2000274407 A JP2000274407 A JP 2000274407A JP 2002078574 A JP2002078574 A JP 2002078574A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mattress
cushion
customer
data
cushion body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000274407A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3581087B2 (ja
Inventor
Keisuke Tanaka
啓介 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2000274407A priority Critical patent/JP3581087B2/ja
Publication of JP2002078574A publication Critical patent/JP2002078574A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3581087B2 publication Critical patent/JP3581087B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C31/00Details or accessories for chairs, beds, or the like, not provided for in other groups of this subclass, e.g. upholstery fasteners, mattress protectors, stretching devices for mattress nets
    • A47C31/12Means, e.g. measuring means for adapting chairs, beds or mattresses to the shape or weight of persons
    • A47C31/123Means, e.g. measuring means for adapting chairs, beds or mattresses to the shape or weight of persons for beds or mattresses

Landscapes

  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客に最適な特性のマットレスを提供できる
体圧分散マットレス提供方法 【解決手段】 コラム壁23によって仕切られた複数の
コラム22を有しており、粘弾性エラストマーゲルから
なるクッション体から各部クッション体19を組み合わ
せてなる体圧分散マットレス18に関して、ILDが異
なるクッション体から各部クッション体19の組み合わ
せの最適マットレスデータ13をコンピュータネットワ
ークを利用して提供する方法において、サービス者サイ
ト11で入力された顧客睡眠度データ15から、BMI
(ボディマス指数)を基準として、サービス者コンピュ
ータ2が最適マットレスデータ13を算出し、最適マッ
トレスデータ13が出力されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マットレス使用者
に最適化された体圧分散マットレスのインターネットを
利用した提供方法に関する。
【0002】
【従来の技術】快適な睡眠は人間の健康を維持するうえ
で重要な要素の一つである。快適な睡眠を享受するため
には就寝時の寝姿勢が特に重要である。つまり、リラッ
クスして立った状態において息を吐き出したときの背骨
の形状が就寝時に維持される場合、理想的な寝姿勢であ
るといえる(図20参照)。
【0003】ここで、標準的な寝姿勢である仰臥位(あ
お向け)で眠る場合には、体の後頭部・肩甲骨部・仙骨
部(腰)・踵骨部の四個所の骨突起部に大きな体圧がか
かる(図21参照)。このとき、床や固いマットレスな
どで眠る場合には体圧の分散が図られず、骨突起部はマ
ットレス等に沈み込むことができない。そして、肩甲骨
部から仙骨部の間の胴体部分はマットレス等で支持され
ていないため、背骨は胴体部分の荷重で曲がり、理想的
な寝姿勢を保つことができない。
【0004】つまり、一般的なスプリングマットレスで
理想的な寝姿勢を維持するためには骨突起部をマットレ
スへ深く沈みこませる必要がある。しかし、深く沈みこ
む部分はスプリングを圧縮させて多くの体重を支えるた
め、骨突起部の負荷が非常に大きい。そのため痛みや痺
れが発生して快適な睡眠が妨げられる。従って、就寝時
に理想的な寝姿勢を維持するためには、マットレスの体
圧分散機能が特に重要となる。
【0005】また、人間の体の一定箇所に一定時間一定
以上の圧力が加わり続ける状況(つまり、硬いマットレ
スの上で眠る場合など、就寝時において体圧の分散が図
られずに床面に骨突起部が接する場合)では、血管が圧
迫されて褥瘡(阻血性壊死)が発生する原因になる。例
えば、仙骨部の毛細血管圧は約30mmHg以下であ
り、仙骨部にかかる体圧が30mmHg以下であれば、
基本的に仙骨部に褥瘡は発生しない。しかし、固い床に
仰臥位(あお向け)で臥床すれば、大きな体圧(200
mmHg以上)が仙骨部にかかるため2時間で褥瘡が発
生しうる。
【0006】従って、褥瘡の防止の観点からはマットレ
スの体圧分散機能が重要となる。特に介護用途の場合に
は、体圧分散機能が十分でないと褥瘡防止のために寝返
りを頻繁にする労力が必要となるため、マットレスの体
圧分散機能が極めて重要な要素となる。
【0007】その一方で、マットレスの体圧分散機能を
追求しすぎると、臀部が沈み込みすぎてハンモックに寝
たときのように猫背の姿勢となり、理想的な寝姿勢の背
骨のラインを保つのがやはり困難である(図22参
照)。猫背の姿勢では横隔膜が圧迫されるため、通常の
呼吸が妨げられ、また寝返りがしにくいなどの理由によ
り、快適な睡眠が妨げられる。
【0008】すなわち、理想的な寝姿勢を保つためには
マットレスをただ柔らかくするだけでは足りず、例えば
踵骨部のような小さな凸部でも、その部分だけが最小の
面積で凹むことのできるような体型に順応したある程度
の硬さをも有することが要求される。
【0009】しかし、市販のマットレスは使用者の体型
の相違・寝姿勢等を考慮せず、人間の標準体型等を基準
として全面が均一のクッション体の製品が一般的であ
る。そのため顧客は好みのマットレスを購入するために
は、顧客は多数のベッドのカタログを取り寄せたり、多
数の寝具店や家具店に行っていろいろなベッドに実際に
寝てみるなどして好みのベッドを選ばなければならなか
った。
【0010】また、店員が顧客に最適なベッド選びに必
要な顧客の睡眠度アンケートを提示したり、専門的な相
談にのることも殆どなく、一方、顧客は店員に個人情報
を話すことへの羞恥心も強くある。そのため、顧客は科
学的知識のないまま、誰にも相談することなくベットを
購入しているというのが現状である。
【0011】こうした場合、ベッドのデザイン・豪華さ
や、店員の旨い話に惑わされたり、ちょっと座る程度の
寝心地のみを判断材料としてベッドを購入してしまい、
後で快適な睡眠がとれない状態となる場合も多い。つま
り、上述したベッドの購入方法は、十分に顧客の快適な
睡眠を得るのに必要な情報を検討して選んでいるわけで
はないので、必然的に顧客に合わないベッドとならざる
を得ない。
【0012】しかも、購入後に使用し続けることにより
顧客がベッドの不具合を感じたり、体格の変化などによ
る不具合が生じても、それをベッドそのものにより是正
することは殆どできない。例えばマットレス使用者が妊
娠し、6ヶ月で体型が著しく変化して出産後に体型が戻
る場合などの短期的な状況の変化に柔軟に対応すること
は困難である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
従来技術の持つ問題点を解消するものであり、その目的
は、顧客が睡眠に関する個人情報を羞恥心を持つことな
く提示でき、顧客睡眠度データに基づいて顧客(マット
レス使用者)に最適な体圧分散マットレスの提供方法を
提案するものである。
【0014】また他の目的は、マットレスの提供後の不
具合にも容易に対応できる体圧分散マットレスの提供方
法を提案するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】<第1の発明の体圧分散
マットレス提供方法>クッション体内壁(コラム壁)2
3によって仕切られた複数の柱状空間(コラム)22を
有しており、粘弾性エラストマーゲルからなるクッショ
ン体から各部クッション体19(肩部クッション体19
a、腰部クッション体19b、脚部クッション体19
c)を組み合わせてなる体圧分散マットレス18に関し
て、ILD(負荷重たわみ値)が異なるクッション体か
ら各部クッション体19の組み合わせの最適マットレス
データ13をコンピュータネットワークを利用して提供
する方法において、サービス者コンピュータ2内に開設
されるサービス者サイト11で入力された体格項目36
・ソフト項目37からなる顧客睡眠度データ15から、
マットレス使用者の体重と身長から算出されるBMI
(ボディマス指数)を基準として、サービス者コンピュ
ータ2が最適マットレスデータ13を算出し、最適マッ
トレスデータ13が出力されることを特徴とする。
【0016】このとき、ソフト項目37の寝姿勢が仰臥
位又は側臥位であって、かつ体格項目36から算出され
る尻周り長さに対する腰周り長さの割合が0.85未満
の場合には腰部クッション体19bがILDの低いクッ
ション体へ変更されるようにするのが好適である。また
ソフト項目37の寝姿勢が仰臥位又は側臥位であって、
かつ体格項目36から算出される尻周り長さに対する腰
周り長さの割合が1.0以上の場合には、腰部クッショ
ン体19bがILDの高いクッション体へ変更されるよ
うにするのが好適である。
【0017】このとき、ソフト項目37の寝姿勢が伏臥
位であって、かつ体格項目36から算出される尻周り長
さに対する腰周り長さの割合が0.85未満の場合に
は、腰部クッション体19bがILDの高いクッション
体へ変更されるようにするのが好適である。またソフト
項目37の寝姿勢が伏臥位であって、かつ体格項目36
から算出される尻周り長さに対する腰周り長さの割合が
1.0以上の場合には、腰部クッション体19bがIL
Dの低いクッション体へ変更されるようにするのが好適
である。
【0018】このとき、体格項目36から算出されるふ
くらはぎ周り長さに対する足首周り(くるぶし周り)長
さの割合が0.6未満の場合には、脚部クッション体1
9cがILDの低いクッション体へ変更されるようにす
るのが好適である。
【0019】このとき、ソフト項目37の寝姿勢が側臥
位であって、かつ体格項目36から算出される肩周り長
さに対する胸囲の割合が0.9未満の場合には、肩部ク
ッション体19aがILDの低いクッション体へ変更さ
れるようにするのが好適である。
【0020】<第2の発明の体圧分散マットレス提供方
法>第1の発明において、コンピュータネットワークに
よりサービス者コンピュータ2と接続された端末装置4
からサービス者サイト11において顧客睡眠度データ1
5が入力されると、サービス者コンピュータ2が最適マ
ットレスデータ13を算出し、最適マットレスデータ1
3が端末装置4の出力手段から出力されることを特徴と
する。
【0021】このとき、端末装置4が出力手段としてプ
リンターを備える場合には、サービス者サイト2へ「メ
ジャー印刷」を指示することにより、端末装置4のプリ
ンターからメジャー34が印刷されるようにしてもよ
い。
【0022】<第3の発明の体圧分散マットレス提供方
法>第1または第2の発明において、サービス者サイト
2において入力される顧客睡眠度データ15および顧客
個人データ14をサービス者コンピュータ2の記憶手段
8に登録(保存)することを特徴とする。
【0023】このとき、サービス者コンピュータ2と接
続された管理端末17により、サービス者コンピュータ
2の記憶手段8に登録された顧客睡眠度データ15およ
び顧客個人データ14を管理できるようにしてもよい。
【0024】さらに、顧客睡眠度データ15と顧客個人
データ14をサービス者コンピュータ2または管理端末
17に接続されたデータベース(外部記憶装置)16に
登録(保存)できるようにしてもよい。
【0025】
【発明の実施形態】本実施形態のマットレスの提供シス
テム1は、サービス者コンピュータ(サーバー)2、顧
客3の端末装置4およびマットレス製作部5から構成さ
れる。なお、本実施形態のマットレスの提供システム1
では、インターネットを利用する場合について説明する
が、コンピュータネットワークを利用するものであれ
ば、例えばLAN(ローカルエリアネットワーク)によ
る場合であってもよい。
【0026】サービス者コンピュータ(サーバ)2は、
通信手段6、サービス者サイト管理プログラム7、記憶
手段8、制御手段9を少なくとも有している。
【0027】サービス者コンピュータ(サーバー)2
は、通信手段6でインターネットをはじめとするコンピ
ュータネットワークに接続できるようになっている。通
信手段6は、無線および/または有線による公知の通信
手段で構成されている。またサービス者コンピュータ2
は、サービス者コンピュータ2内に開設されたサービス
者サイト(サービス者ホームページ)11をサービス者
サイト管理プログラム7により管理できるようになって
いる。
【0028】サービス者サイト管理プログラム7は、サ
ービス者サイト11で行なうことのできる健康睡眠度チ
ェックアンケート12の結果から最適マットレスデータ
13を作成し、端末装置4に出力するようになってい
る。またサービス者サイト11でされた顧客情報の管理
・更新(最適マットレスデータ13・顧客個人データ1
4・顧客睡眠度データ15)や、マットレスの受注をマ
ットレス製作部5に指示できるようになっている。
【0029】記憶手段8は、サービス者サイト管理プロ
グラム7を格納し、また顧客の氏名・住所等の顧客個人
データ14の登録部、顧客睡眠度データ15(健康睡眠
度チェックアンケート12の結果)の登録部、最適マッ
トレスデータ13の記憶部を有している。記憶手段8内
のデータ(最適マットレスデータ13・顧客個人データ
14・顧客睡眠度データ15)はデータベース16とし
て外部記憶装置に蓄積されるようにしてもよい。制御手
段9はCPU等から構成され、各部の制御・データの転
送・種々の演算・データの一時的な格納を行なう。
【0030】また、サービス者コンピュータ2に出力手
段(ディスプレイ・プリンターなど)や入力手段(キー
ボード・マウス・トラックボール・スキャナー・タッチ
パネル・マイクロフォンなど)を設けて、記憶手段8内
のデータを管理できるようにしてもよい。
【0031】さらに、サービス者コンピュータ2に管理
端末17を接続できるように設置することで記憶手段8
内のデータを管理(例えば、最適マットレスデータ13
・顧客個人データ14・顧客睡眠度データ15の表示・
更新や、顧客個人データからE−mailの発送するな
どの作業をする等)できるようにしてもよい。管理端末
17は、出力手段(ディスプレイ・プリンターなど)、
入力手段(キーボード・マウス・トラックボール・スキ
ャナー・タッチパネル・マイクロフォンなど)、制御手
段(CPU等から構成され、各部の制御・データの転送
・種々の演算・データの一時的な格納を行なう)および
コンピュータネットワークへ接続するための通信機能を
少なくとも有する。また、管理端末17にデータベース
16(外部記憶装置)を接続するようにしてもよい。
【0032】端末装置4は、通信機能を備えサービス者
サイト(サービス者ホームページ)11を閲覧すること
ができるすべての通信端末を含む概念である。従って、
市販のパーソナルコンピュータ・モバイルコンピュータ
の他、インターネット機能を有する携帯電話(ブラウザ
ーフォン)なども本明細書の端末装置4に含まれる。端
末装置4は、出力手段(ディスプレイ・プリンターな
ど)、入力手段(キーボード・マウス・スキャナー・タ
ッチパネル・マイクロフォンなど)、制御手段(CPU
等から構成され、各部の制御・データの転送・種々の演
算・データの一時的な格納を行なう)およびコンピュー
タネットワークへ接続するための通信機能を少なくとも
有する。
【0033】マットレス製作部5は、サービス者コンピ
ュータ2から出力または送信により提示されたデータに
基づいてマットレス18を製作する。マットレス製作部
5には、マットレス販売店に設置した端末装置4から出
力されたデータをもとにマットレス販売店でマットレス
18を組み立てる場合も含む。
【0034】ここで、マットレス18は、各部クッショ
ン体19、箱体(キャビティ)20、通気性カバー21
からなる。
【0035】各部クッション体19は、人の肩部(頭部
を含む)を支える肩部クッション体19a、腰部を支え
る腰部クッション体19b、脚部を支える脚部クッショ
ン体19cに3分割された構成となっており、各クッシ
ョン体19は交換可能な構造となっている。各部クッシ
ョン体19の形状を共通としたことで、多様なILDの
異なるクッション体を各部クッション体19のいずれに
も使用でき、マットレス18の生産コストを下げること
ができる。
【0036】なお、好適例として各部クッション体19
を、肩部クッション体19a、腰部クッション体19
b、脚部クッション体19cと三分割したのは次の理由
による。つまり、就寝時に後頭部・肩甲骨部・仙骨部
(腰)・踵骨部の四個所に大きな体圧がかかるが(図2
1参照)、後頭部については枕を使って後頭部を支持す
ることから、肩甲骨部・仙骨部(腰)・踵骨部をマット
レスで支持すれば足りるためである。もっとも、各部ク
ッション体をさらに細分化して四分割またはそれ以上に
分割することも可能である。
【0037】各部クッション体19は、トリブロック共
重合ポリマーと可塑材から構成される粘弾性エラストマ
ー(Visco Elastomer)のゲルからなる。粘弾性(Visco)
とは、圧力変形速度、再変形速度を意味する。また、エ
ラストマー性(Elastic)とは、圧力によって変形が起こ
り圧力から解放された場合、実質的にもとの形状に戻る
性質をいう。エラストマー(Elastomer)の成分は、A−
B−Aの三部構成からなるトリブロック共重合ポリマー
が好適である。ここで、Aは水晶体ポリマー(ポリスチ
レンや官能性ポリマーに限らず、モノアルカニラレン(m
onoalkeneylarene)ポリマーなど)からなる。そして、
Bはエラストマー性ポリマー(例えば、ポリエチレン、
ポリブチレン、ポリ(エチレン/ブチレン)、水素化ポ
リ(イソピレン)、水素化ポリ(ブタジェン)、水素化
ポリ(イソピレン+ブタジェン)、ポリ(エチレン/プ
ロピレン)、水素化ポリ(エチレン/ブチレン+エチレ
ン/プロピレン))からなる。また、可塑材としては、
パラフィン系白ミネラルオイル、市販の加工用オイル
(パラフイン、ナフサンオイルなど)、炭化水素系樹
脂、ロジン系樹脂、オイル合成品、樹脂合成品、その他
潤滑材、またはこれらの組み合わせたものがあげられ
る。
【0038】各部クッション体19は、図15及び図1
6に示すようにクッション体内壁(コラム壁)22によ
り仕切られた複数の柱状空間(コラム)23を有してい
る。柱状空間(コラム)22の断面は一辺が20mm〜
30mmの正方形であり、あるひとつのコラム22の各
辺に隣接するコラム22は、コラム壁23を隔てて一列
に並ぶようになっている。また、コラム22はクッショ
ン体の接地面(下面)に対して垂直に立ちあがり、下面
と上面が開口する直方体の空間となっている。なお、コ
ラム22の形状は上記に限定するものではなく、例えば
コラムの断面形状が円であってもよい。また、コラムの
断面を正六角形にして蜂の巣状に配列したり、コラム壁
の上部または下部に多数の切り込みや溝を設けるように
してもよい(図示を省略する)。
【0039】コラム壁23は、図17に示すようにマッ
トレス使用者の重量に連動してねじれ現象を起こし、体
とクッションとの接触面積を最大限にしてマットレス使
用者の体をクッションに深く沈みこませるようになって
いる。人間の体の突起部(骨突起部)の下に位置するコ
ラム壁23aは、部分的あるいは全体的にねじれをおこ
して骨突起部を支え、骨突起部に圧力が集中するのを防
ぐようになっている。ねじれたコラム壁23は形状変化
に対してほとんど抵抗を示さないので、骨突起部周辺の
圧力を和らげる。一方、骨突起部以外の下に位置するコ
ラム壁23bについては、コラム壁23を形成するクッ
ション体は圧縮するがコラム壁23はねじれないので、
人間の体が接触する広い面積で人間の体を保持するよう
になっている。つまり、コラム壁23に耐えうる荷重を
越える荷重が掛かった場合、コラム壁23は不安定とな
り、初期の柔らかさと弾性力を失うことなくねじれ(図
17のコラム壁23aの状態)、一つのコラム壁が耐え
ることを拒否した荷重はその周りのコラム壁が負担す
る。そしてコラム壁の荷重が除かれると弾性力により歪
みを残さず元の形状及び特性に復元する。
【0040】図18において、略三角形の横並びで表現
した部位はマットレス使用者の背骨を示し、その周りは
身体の肩から尻にかけての身体を示している。垂直方向
の大小の矢印はマットレスの各部位の身体に与える圧迫
力(身体の各部位にかかる荷重の大きさ、矢印が大きい
ほど荷重が大きい)を示している。本発明のマットレス
においては、身体の凸凹のすべてに同じようにフィット
して同じ荷重で受け止めるので(矢印が全部同じ)、身
体の荷重を局部に集中させず身体全体に均一に分散させ
ている(図18a)。一方、スプリング式のマットレス
においては、突出している身体の肩部、尻部、踵部で体
重の多くを支持することになるので(図18b参照)、
骨突起部などの局部に圧迫荷重が強くかかり、病人・要
介護者は特に褥瘡を起こし易くなる。
【0041】耐えうる荷重以上の荷重が掛かったコラム
壁はその荷重により押しつぶされ伸ばされてその厚さを
薄く変形させる。しかし、特に解放されたコラム壁の先
端部分は凸凹が生じないほどに伸びるので、クッション
体の表面が弱粘着性で柔軟性に富んでいることと相まっ
て皮膚に凸凹の後を作らない。
【0042】また、コラム壁23のねじれ・つぶれによ
りコラム22内の空気は入れ替わり、コラム22を通し
てマットレス18内の空気が循環するため、本発明のマ
ットレス18は通気性にも優れている。柱状空間(コラ
ム)22内部は、全体的に空気を始めとする熱容量が低
い気体で構成され、マットレス18の温度は一定に保た
れる。また、マットレス18が多くのコラム22を持つ
ことから、マットレス18は非常に軽量である。
【0043】各部クッション体19の硬さは、ILD
(Indentation Load Deflection:負荷重たわみ値)を
基準としている。ILDは荷重測定法の1つであり、本
明細書では、少なくとも直径8インチの円形プレートを
受けとめられるだけの面積を有し、かつ高さ1.7イン
チの試料(クッション体)に直径8インチの円形プレー
トで加重をかけ、40%圧縮した状態(高さが1.02
インチ)で停止させて、該停止時の円形プレート重量
(単位:ポンド)を測定したものを意味する。
【0044】例えば、本明細書においてILDが20と
は、高さ1.7インチのクッション体を1.02インチ
まで圧縮するのに20ポンドの重量を要することを意味
し、ILDが30とは、高さ1.7インチのクッション
体を1.02インチまで圧縮するのに30ポンドの重量
を要することを意味する。つまり、ポンドの値が大きい
ほどクッション体の硬度が高くなる。
【0045】ここで、ILDを決定する基準として、ク
ッション体を40%圧縮した状態を採用するのは、本発
明の粘弾性エラストマーのクッション体は圧縮率(縮み
率)が略30%から略50%の間で安定値を有するた
め、その中間の値である圧縮率(縮み率)40%を採用
したものである。図19は、30ポンドの荷重のとき圧
縮率(縮み率)が略30%から略50%の間で安定値を
有するクッション体の荷重の大きさと圧縮率(縮み率)
の関係を表したグラフである。
【0046】粘弾性エラストマーからなる各部クッショ
ン体19は、混合物の配合割合を変えたり、コラム壁の
厚さを変えたり、あるいは添加物を加えることにより、
硬さや弾性力を調節することができ、多様なILDのク
ッション体を作ることができる。なお、各部クッション
体19に用いられる硬さは、特に限定するものではない
がILDで16以上32未満の範囲が好適である。
【0047】箱体(キャビティ)20は、クッション体
保持枠24と床部25からなり、各部クッション体19
を組み入れることができるように上部が開口している。
クッション体保持枠24は固わた・ウレタンフォームな
どからなり、肩部クッション体19a、腰部クッション
体19b、脚部クッション体19cを一体にまとめるよ
うになっている。つまりクッション体保持枠24は、人
間の体が各部クッション体19に乗ったときに各部クッ
ション体19が外側に膨張してクッション体がずれるの
を防止する。床部25は固わた・ウレタンフォームなど
からなり、クッション体の体圧分散効果を補助するよう
になっている。なお、各部クッション体19、クッショ
ン体保持枠24および床部25が汚れるのを防止するた
め、マットレス18の外装体として伸縮性の通気性カバ
ー21を使用する。
【0048】本発明のマットレス提供システム1および
マットレス18は上記のように構成されており、そして
本発明のマットレス提供システム1は次のように作用す
る。顧客3が端末装置4からサービス者サイト11に接
続すると、端末装置4のディスプレーに、図3のスター
ト画面30が表示される。スタート画面30の「スター
ト」ボタンをクリックすると健康睡眠度チェックアンケ
ート12による睡眠度チェックを促すアンケート促進画
面31(図3)が表示される。
【0049】アンケート促進画面31の「チェックして
みる」ボタンをクリックするとアンケート注意事項画面
32が表示される(図3)。アンケート注意事項画面3
2の「メジャーを印刷する」ボタンをクリックすると図
5のメジャー印刷画面33が表示され、「印刷」ボタン
をクリックするとA4用紙に正確なメジャー34がプリ
ントアウトされる(図4)。印刷されたメジャー34
は、切取線35をはさみで切って粘着テープなどでつな
ぎ合わせ、体格の測定に使用する。
【0050】健康睡眠度チェックアンケート12の項目
及びチェック内容は体格項目36とソフト項目37から
なり、具体的には次のようになっている(図5参照)。
体格項目36(図5中a〜i)は、「a:身長」、
「b:体重」、「c:肩周り」、「d:胸囲(バス
ト)」、「e:腰周り(ウエスト)」、「f:尻周り
(ヒップ)」、「g:ふくらはぎ周り」、「h:足首周
り(くるぶし周り)」、「i:へその下長さ」からなっ
ている。ソフト項目37(図5中j〜w)は、「j:寝
姿勢」、「k:睡眠中の痛みやしびれ」、「l:睡眠中
の目覚め回数」、「m:睡眠中の汗」、「n:入眠必要
時間」、「o:朝の目覚め」、「p:現マットレスの硬
さ」、「q:現マットレスの使用年数」、「r:現健康
状態で気にしているところ」、「s:睡眠薬の使用」、
「t:日中眠くなることは」、「u:マットレスの硬さ
の好み」、「v:マットレスの使用人数」、「w:マッ
トレスは二人のコミュニケーション(sex等)のサポ
ートの役目もあります。このような使用方法の必要性
は」からなっている。
【0051】体格項目36とソフト項目37のデータ
は、最適マットレスデータ13の作成に用いられる他、
上記データをモニターすることで顧客の健康的な睡眠を
長期間に渡ってサポートできるというメリットがある。
また上記データは、最適なマットレスの開発や最適マッ
トレスデータ作成のためのソフトの充実をすすめるため
のデータとしても活用できる。
【0052】図4のアンケート注意事項画面32の「こ
のボタンを押すと質問がスタートします」ボタンをクリ
ックすると図6の体格項目チェック画面38が表示され
る。顧客は体格項目欄39に測定した値を入力する。
【0053】体格項目チェック画面38の「次のチェッ
クにいく」ボタンをクリックするとソフト項目チェック
画面40が表示される(図6)。質問(チェック)項目
は質問10〜質問23までの13項目がある。10〜2
3の番号ボタンをクリックするか、あるいはスクロール
ボタン(図示しない)をクリックして質問項目を表示す
る。そして、該当するチェック内容の番号を回答欄に入
力するか、あるいはチェック内容の該当する項目名をク
リックして回答欄に入力する。
【0054】顧客3が端末装置4にアンケートの回答
(顧客睡眠度データ15)をすべて入力し、図6のソフ
ト項目チェック画面40の「睡眠度健康チェック結果」
ボタンをクリックすると、サービス者コンピュータ2に
アンケート回答(顧客睡眠度データ15)が送信され
る。
【0055】顧客睡眠度データ15を受信したサービス
者コンピュータ2は、顧客睡眠度データ15をサービス
者サイト管理プログラム7により処理して、顧客(マッ
トレス使用者)に最適な各部クッション体19(肩部ク
ッション体19a(SP)、腰部クッション体19b
(HP)、脚部クッション体19c(LP))が選択さ
れた最適マットレスデータ13が作成される。
【0056】ここで、アンケート回答に基づいて最適マ
ットレスデータ13を作成する課程は次のようになって
いる。 <マットレス使用者の寝姿勢が仰臥位(あお向け)の場
合> (1)マットレス使用者の身長、体重、肩周り長さ、胸
囲(バスト)、腰周り長さ(ウエスト)、尻周り長さ
(ヒップ)、ふくらはぎ周り長さ、足首周り(くるぶし
周り)長さを測定する。そして、マットレス使用者の身
長、体重から、マットレス使用者のBMI(ボディマス
指数:Body Mass Index)を算出する。
【0057】
【数1】 そして算出されたBMIから表1に従って、肩部クッシ
ョン体(SP)、腰部クッション体(HP)、脚部クッ
ション体(LP)の基準値を求める。
【0058】
【表1】 ここで、表1の肩部クッション体(SP)、腰部クッシ
ョン体(HP)、脚部クッション体(LP)の数字とI
LDは表2のように対応する。
【0059】
【表2】 なお、BMIをマットレス選択における基準とするの
は、以下の理由による。例えば、マットレス使用者が痩
せている(皮下組織が薄い)ときには、皮下に骨隆起が
生じやすくなる。つまりマットレスが硬いと骨突起部で
血行障害が生じ、褥瘡が生じやすくなる。従って、その
分マットレスを柔らかくする必要が生じるからである。
【0060】(2)次に、マットレス使用者の腰周り長
さ(ウエスト)/尻周り長さ(ヒップ)の比を算出し、
表3に従って腰部クッション体(HP)の補正値を求め
る。
【0061】
【表3】 マットレス使用者の腰周り長さ(ウエスト)/尻周り長
さ(ヒップ)の値が1.0未満0.85以上のときは特
に表1の腰部クッション体を変更する必要はない。しか
し、ウエスト/ヒップの値が0.85未満から0.7以
上のときには表1の腰部クッション体の数値を1減少す
る補正を行なう。また、ウエスト/ヒップの値が0.7
未満のときには、表1の腰部クッション体の数値を2減
少する補正を行なう。マットレス使用者のウエストとヒ
ップの差が大きい場合には、腰とマットレスとの隙間が
できる。そこで、腰部クッション体を柔らかくして腰の
隙間をなくすことで体圧分散効果が更に高まる。
【0062】一方、マットレス使用者の腰周り長さ(ウ
エスト)/尻周り長さ(ヒップ)の値が1.0以上の場
合には、表1の腰部クッション体の数値を1増加する補
正を行なう。例えば妊娠後期の体型の場合では、腹部の
体重が腰部への負荷を増加させて腰部が沈みこむ状態が
生じうる。そこで、腰部クッション体を硬くすることに
よって腰部の沈みこみを少なくし、理想的な背骨のライ
ンを保つことが可能となる。
【0063】(3)また、マットレス使用者の足首周り
(くるぶし周り)長さ/ふくらはぎ周り長さの比を算出
し、表4に従って脚部クッション体(LP)の補正値を
求める。
【0064】
【表4】 マットレス使用者の足首周り(くるぶし周り)長さ/ふ
くらはぎ周り長さの比が0.6未満の場合には、アキレ
ス腱とマットレスとの隙間ができる。そこで、表1の脚
部クッション体の数値を1減少する補正を行ない脚部ク
ッション体を柔らかくする。この補正で、かかとをマッ
トレスに沈めて隙間をなくすことで体圧分散効果が更に
高まる。
【0065】(4)また、SEXの頻度により、表5に
従って腰部クッション体(HP)の補正値を求める。
【0066】
【表5】 SEXの頻度により、表1の腰部クッション体の数値を
1増加する補正を行ない腰部クッション体を少し硬くす
る。この補正でSEX時におけるひざ等の極端な沈みこ
みを防止して体位の安定を保ちやすくするためである。
【0067】(5)更に、マットレス使用者のマットレ
スの硬さの好みによっても、表6に従って、肩部クッシ
ョン体(SP)、腰部クッション体(HP)、脚部クッ
ション体(LP)の補正値を求める。
【0068】
【表6】 最終的にマットレス使用者の好みを取り入れることで、
マットレスとのフィット感を高めて、マットレス使用者
の精神的な満足を見出すことができる。なお、肩部クッ
ション体(SP)、腰部クッション体(HP)、脚部ク
ッション体(LP)は、好みに応じて各クッション体を
任意に変更するものであってもよい。例えば、肩部クッ
ション体(SP)は柔らかくして、脚部クッション体
(LP)を硬くするようにカスタマイズすることも可能
である。
【0069】(6)上記(1)で求まる各クッション体
の基準値を、(2)〜(5)で求まるクッション体の補
正値で修正して、最終的な各部クッション体の硬さを表
2で求める。
【0070】<マットレス使用者の寝姿勢が側臥位(横
向き)の場合>マットレス使用者の寝姿勢が側臥位(横
向き)のときは、上記の(1)〜(6)の課程に加え
て、次の(7)のように肩部クッション体(SP)を変
更する。
【0071】(7)まず、マットレス使用者の胸囲/肩
周り長さの比を算出し、表7に従って肩部クッション体
(SP)の補正値を求める。
【0072】
【表7】 マットレス使用者の胸囲/肩周り長さの値が0.9以上
のときは特に表1の肩部クッション体を変更する必要は
ない。しかし、胸囲/肩周り長さの値が0.9未満から
0.8以上のときには表1の肩部クッション体の数値を
1減少する補正を行なう。また、胸囲/肩周り長さの値
が0.8未満のときには、表1の肩部クッション体の数
値を2減少する補正を行なう。例えば、水泳選手のよう
に胸囲と肩周り長さの差が大きい場合であって、寝姿勢
が横向きの場合には肩を沈みこませることにより、理想
的な寝姿勢における背骨のラインを保つことができる。
【0073】<マットレス使用者の寝姿勢が伏臥位(う
つ伏せ)の場合>マットレス使用者の寝姿勢が伏臥位
(うつ伏せ)のときは、上記の(1)、(3)〜(6)
に加えて、上記(2)に替えて次の(8)のように腰部
クッション体(HP)を変更する。
【0074】(8)マットレス使用者のウエスト周り長
さ/ヒップ周り長さの比を算出し、表8に従って腰部ク
ッション体(HP)の補正値を変更する。
【0075】
【表8】 マットレス使用者の腰周り長さ(ウエスト)/尻周り長
さ(ヒップ)の値が1.0未満0.85以上のときは特
に表1の腰部クッション体を変更する必要はない。しか
し、ウエスト/ヒップの値が0.85未満から0.7以
上のときには表1の腰部クッション体の数値を1増加す
る補正を行なう。また、ウエスト/ヒップの値が0.7
未満のときには、表1の腰部クッション体の数値を2増
加する補正を行なう。寝姿勢がうつ伏せの場合には、あ
お向けの場合とは異なり尻など骨の突出部が比較的に少
ない。そのため、クッション体を少し硬くすることで背
骨がえび反ることを防止し、理想的な寝姿勢における背
骨のラインを保つことができる。
【0076】一方、マットレス使用者の腰周り長さ(ウ
エスト)/尻周り長さ(ヒップ)の値が1.0以上の場
合には、表1の腰部クッション体の数値を1減少する補
正を行なう。例えば妊娠後期の体型の場合には腰部クッ
ション体を柔らかくして、腹部をクッション体に沈みこ
ませることで体圧分散効果を高めることができる。
【0077】サービス者コンピュータ2は作成された最
適マットレスデータから、512通り(8×8×8)の
マットレスパターンの中から最適マットレスデータ13
を選択して端末装置4に送信する。そして端末装置4の
ディスプレーには、図7の最適マットレスデータ画面4
1が表示される。
【0078】最適マットレスデータ画面41の「会員登
録をする」ボタンをクリックすると図8の会員登録画面
42が表示される。会員登録画面42中の会員登録欄4
3に顧客が氏名・住所等の顧客個人データ14を記入し
てサービス者コンピュータ2に送信すると、サービス者
コンピュータ2の記憶手段8に登録顧客44として顧客
個人データ14が登録(保存)される。この会員登録は
マットレスの購入(発注)希望者については必須であ
り、図9のマットレス注文画面45で注文と合わせて登
録をする。
【0079】また会員登録を済ませた登録顧客44につ
いては、サービス者コンピュータ2の記憶手段8に、登
録顧客44の最適マットレスデータ13と登録顧客44
の顧客睡眠度データ15が自動的に登録(保存)され
る。
【0080】図6のソフト項目チェック画面40の「最
終チェックにいく」ボタンをクリックすると、図10の
見積もり画面46が表示される。一方、図6のソフト項
目チェック画面40の「睡眠ベッドを注文する」ボタン
をクリックすると、図9のマットレス注文画面45が表
示される。マットレス注文画面45でベッドのスタイル
をベッド選択ボタンにより選択して「注文する」ボタン
をクリックすると注文が完了する。料金の支払はクレジ
ットカードによる決済や銀行・コンビニでの振込みによ
り行なわれる。なお、図10の見積もり画面46にも
「マットレスを注文する」ボタンを設けると顧客の購入
意欲を促進できるので好適である。
【0081】端末装置4からの注文が送信されると、サ
ービス者コンピュータ2からマットレス製作部5(製造
部門等)に最適マットレスデータ13に基づくマットレ
スの製造と顧客への発送が指示される。
【0082】また、登録顧客44のアンケート回答(顧
客睡眠度データ15)の変更がある場合には、サービス
者コンピュータ2は、記憶手段8内の顧客睡眠度データ
15を修正すると共に、修正した顧客睡眠度データに基
づく最適マットレスデータ13を作成し顧客に提供す
る。修正された最適マットレスデータに基づいて、登録
顧客44から交換用マットレスの注文があった場合に
は、上記と同様にサービス者コンピュータ2からマット
レス製作部5(製造部門等)に交換用マットレスの製造
と顧客への発送が指示される。このとき、交換した使用
済みマットレスは返却してもらい再生使用することもで
きる。
【0083】なお、図6のソフト項目チェック画面40
の「美ーナス度チェックにいく」ボタンをクリックする
と、図11の美ーナス度チェック画面47が表示され
る。体格項目36やソフト項目37をもとに、年齢・性
別等により異なる標準的な体格との差異を表示して、自
らのプロポーション(あるいは健康度など)を知ること
ができる。これにより、例えばダイエットをしている人
の体型チェック場所として利用できるなど、顧客のサー
ビス者サイトへ関心を高めることができる。
【0084】また、マットレスの購入を希望しない人に
ついては、販売店で体験用マットレスを提供し、体感に
よる睡眠者データの修正にも応じて本注文に生かすこと
もできる。
【0085】
【発明の効果】<第1の体圧分散マットレス提供方法の
発明の効果>顧客からの睡眠度アンケートへの回答(ア
ンケート回答)に基づいて、客観的な見地から、最適マ
ットレスデータに基づく顧客にフィットしたマットレス
を提供できる点で顕著な効果を奏する。
【0086】また各部クッション体は交換可能であり、
以下のような諸事情にも部分的なクッション体の交換で
対応することができる点で特に有利である。 妊娠した場合には、6ヶ月で体型が著しく変化す
る。しかし本発明のマットレスでは、腰部クッション体
を硬いものに替えることにより、腰部の沈みこみを少な
くして腰部の負担を軽減し、理想的な寝姿勢を保つこと
ができる。また、出産後に体型が戻ったときには、もと
のクッション体に戻すことで、理想的な寝姿勢を保つこ
とができる。 例えば、右脚部にやけどを負い水ぶくれを破水させ
ないように治療する場合には、脚部クッション体を柔ら
かいクッション体に替えることにより、水ぶくれにかか
る体圧をより低くすることができる。これにより治療期
間が短縮でき、痕を残さないで治療することが可能とな
る。 万が一にマットレスや箱体が損傷した場合にも、部
分的にクッション体などを交換することで、マットレス
すべてを買い換えることなく、従前と同様の快適な睡眠
を享受できる。
【0087】なお、こうしたサポートや顧客からの睡眠
データの提供及び注文などはコンピュータネットワーク
(インターネット等)の通信システムを使用して行われ
るので、サービス者の負担が少ない点で顕著な効果を奏
する。
【0088】<第2の体圧分散マットレス提供方法の発
明の効果>顧客は直接に店員等に個人の睡眠についての
情報を話すのではなく、店に行くことなくパソコンなど
の端末装置からアンケートに回答するものである。その
ため、羞恥心なく気軽に本発明方法を利用できる。さら
に、顧客としては店に行かないので時間的な制約が少な
いものである。
【0089】また、アンケートに回答する中で自分の睡
眠に関する認識と知識を高めていくことができ、ディス
プレー画面上で健康睡眠に関する情報を楽しみながら行
うことができる。
【0090】このとき、顧客は手持ちのプリンターから
メジャーを簡単に取得できるので、メジャーが無くとも
体格の測定を行うことが可能となる。そのため顧客がア
ンケートに回答する意欲をより積極的に促進できる。
【0091】<第3の体圧分散マットレス提供方法の発
明の効果>マットレス販売元などのサービス者は、顧客
の睡眠に関するデータが蓄積できるので、一度マットレ
スを購入していただいた顧客を長期間に渡ってサポート
できるというメリットがある。
【0092】そして、サービス者は顧客の健康睡眠に関
する現ニーズ・潜在的ニーズなどを掌握することがで
き、最適なマットレスの開発や最適マットレスデータ作
成のためのソフトなどの充実をすすめることができる。
また、顧客のデータに応じて、睡眠に関する様々な情報
の提供・商品の紹介などを行うことができる。また、専
門家・医師などと連携しての相談などのサービスも行う
こともできる。
【0093】このときサービス者コンピュータとは別に
管理端末を設ける場合には、サービス者が高価なサーバ
ーを用意することなく、既存のプロパイダサーバー等を
利用して比較的安価に情報提供のためのシステムが構築
できる点で有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のマットレスの提供システム
を示す概念図である。
【図2】本発明の実施形態のマットレスの提供システム
のフローチャート図である。
【図3】本発明の実施形態のサービス者サイトと端末装
置を接続した場合に端末装置の画面に表示されるスター
ト画面図(上図)、アンケート促進画面図(中図)及び
アンケート注意事項画面図(下図)である。
【図4】図3の画面にリンクされたメジャー印刷画面図
である。
【図5】本発明の実施形態の顧客睡眠度アンケートの項
目を示す図である。
【図6】図5の画面にリンクされた体格項目アンケート
画面図(上図)及びソフト項目アンケート画面図(下
図)である。
【図7】図6の画面にリンクされた最適マットレスデー
タ画面図である。
【図8】図7の画面にリンクされた会員登録画面図であ
る。
【図9】図8の画面にリンクされた注文画面図である。
【図10】図9の画面にリンクされた見積もり画面図で
ある。
【図11】図10の画面にリンクされた美ーナス度チェ
ック画面図である。
【図12】外装体をはずした状態における本発明マット
レスの斜視図である。
【図13】図12のマットレスのA−A断面図である。
【図14】本発明で提供されるマットレスの使用時にお
ける縦断面図である。
【図15】本発明で提供されるマットレスに用いられる
各部クッション体の斜視図である。
【図16】各種クッション体を含むマットレスの断面図
である。
【図17】各部クッション体に荷重がかかった場合にお
ける各部クッション体の断面図である。
【図18】本発明で提供されるマットレスの各部位がマ
ットレス使用者の身体に与える圧迫力を示す図(a)
と、従来のスプリング式のマットレスの各部位がマット
レス使用者の身体に与える圧迫力を示す図(b)であ
る。
【図19】30ポンドの荷重のとき圧縮率(縮み率)が
略30%から略50%の間で安定値を有するクッション
体の荷重の大きさと圧縮率(縮み率)の関係を表したグ
ラフである。
【図20】マットレス使用者が仰臥位(あお向け)で横
たわった場合の理想的な背骨のラインを示した図であ
る。
【図21】マットレス使用者が硬いクッション体に仰臥
位(あお向け)で横たわった場合において体圧が集中す
る箇所を示した図である。
【図22】マットレス使用者が柔らかいクッション体に
仰臥位(あお向け)で横たわった場合の背骨のラインを
示した図である。
【符号の説明】
1 マットレス提供システム 2 サービス者コンピュータ 3 顧客 4 端末装置 5 マットレス製作部 6 通信手段 7 サービス者サイト管理プログラム 8 記憶手段 9 制御手段 11 サービス者サイト(サービス者ホームページ) 12 健康睡眠度チェックアンケート 13 最適マットレスデータ 14 顧客個人データ 15 顧客睡眠度データ(アンケート回答) 16 データベース(外部記憶装置) 17 管理端末 18 マットレス(体圧分散マットレス) 19 各部クッション体 19a 肩部クッション体 19b 腰部クッション体 19c 脚部クッション体 20 箱体(キャビティ) 21 通気性カバー 22 柱状空間(コラム) 23 クッション体内壁(コラム壁) 23a 骨突起部の下に位置するコラム壁 23b 骨突起部以外の下に位置するコラム壁 24 クッション体保持枠 25 床部 26 インターネット 27 マットレス(従来品) 28 マットレス使用者 28a マットレス使用者の背骨のライン 29 枕 30 スタート画面 31 アンケート促進画面 32 アンケート注意事項画面 33 メジャー印刷画面 34 メジャー 35 切取線 36 体格項目 37 ソフト項目 38 体格項目チェック画面 39 体格項目欄 40 ソフト項目チェック画面 41 最適マットレスデータ画面 42 会員登録画面 43 会員登録欄 44 登録顧客 45 マットレス注文画面 46 見積もり画面 47 美ーナス度チェック画面 51 サイト接続段階 52 アンケート回答段階 53 アンケート回答送信段階 54 最適マットレスデータ作成段階 55 マットレスデータ送信段階 56 会員登録段階 57 顧客睡眠度データ登録段階 58 受注段階 59 製造発送指示段階 60 顧客睡眠データ修正段階 61 交換用マットレス発送段階 62 使用済みマットレス回収・再生段階

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クッション体内壁によって仕切られた複
    数の柱状空間を有しており、粘弾性エラストマーゲルか
    らなるクッション体から各部クッション体(肩部クッシ
    ョン体、腰部クッション体、脚部クッション体等)を組
    み合わせてなる体圧分散マットレスに関して、ILD
    (負荷重たわみ値)が異なるクッション体から前記各部
    クッション体の組み合わせの最適マットレスデータをコ
    ンピュータネットワークを利用して顧客に提供する方法
    において、 サービス者コンピュータ内に開設されるサービス者サイ
    トで入力された体格項目・ソフト項目からなる顧客睡眠
    度データから、マットレス使用者の体重と身長から算出
    されるBMI(ボディマス指数)を基準として、サービ
    ス者コンピュータが前記最適マットレスデータを算出
    し、最適マットレスデータが出力されることを特徴とす
    る体圧分散マットレス提供方法。
  2. 【請求項2】 前記ソフト項目の寝姿勢が仰臥位又は側
    臥位であって、かつ前記体格項目から算出される尻周り
    長さに対する腰周り長さの割合が0.85未満の場合に
    は腰部クッション体がILDの低いクッション体へ変更
    され、尻周り長さに対する腰周り長さの割合が1.0以
    上の場合には、腰部クッション体がILDの高いクッシ
    ョン体へ変更されることを特徴とする請求項1記載の体
    圧分散マットレス提供方法。
  3. 【請求項3】 前記ソフト項目の寝姿勢が伏臥位であっ
    て、かつ前記体格項目から算出される尻周り長さに対す
    る腰周り長さの割合が0.85未満の場合には、腰部ク
    ッション体がILDの高いクッション体へ変更され、尻
    周り長さに対する腰周り長さの割合が1.0以上の場合
    には、腰部クッション体がILDの低いクッション体へ
    変更されることを特徴とする請求項9記載のマットレス
    選択方法。
  4. 【請求項4】 前記体格項目から算出されるふくらはぎ
    周り長さに対する足首周り(くるぶし周り)長さの割合
    が0.6未満の場合には、脚部クッション体がILDの
    低いクッション体へ変更されることを特徴とする請求項
    1記載の体圧分散マットレス提供方法。
  5. 【請求項5】 前記ソフト項目の寝姿勢が側臥位であっ
    て、かつ前記体格項目から算出される肩周り長さに対す
    る胸囲の割合が0.9未満の場合には、肩部クッション
    体がILDの低いクッション体へ変更されることを特徴
    とする請求項1記載の体圧分散マットレス提供方法。
  6. 【請求項6】 コンピュータネットワークにより前記サ
    ービス者コンピュータと接続された端末装置から前記サ
    ービス者サイトにおいて前記顧客睡眠度データが入力さ
    れると、サービス者コンピュータが前記最適マットレス
    データを算出し、最適マットレスデータが前記端末装置
    の出力手段から出力されることを特徴とする体圧分散マ
    ットレス提供方法。
  7. 【請求項7】 前記端末装置が出力手段としてプリンタ
    ーを備える場合において、前記サービス者サイトへ「メ
    ジャー印刷」を指示することにより、前記端末装置の前
    記プリンターからメジャー画が印刷されるようにしてな
    ることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の
    マットレスの提供方法。
  8. 【請求項8】 前記サービス者サイトにおいて入力され
    る前記顧客睡眠度データおよび顧客個人データ(顧客の
    氏名・住所等)を前記サービス者コンピュータの記憶手
    段に登録(保存)することを特徴とする請求項1から7
    のいずれかに記載の体圧分散マットレス提供方法。
  9. 【請求項9】 前記サービス者コンピュータと接続され
    た管理端末により、前記サービス者コンピュータの前記
    記憶手段に登録された前記顧客睡眠度データおよび前記
    顧客個人データを管理できるようにしたことを特徴とす
    る請求項8に記載の体圧分散マットレス提供方法。
  10. 【請求項10】 前記顧客睡眠度データと前記顧客個人
    データを前記サービス者コンピュータまたは前記管理端
    末に接続されたデータベース(外部記憶装置)に登録
    (保存)することを特徴とする請求項8又は9記載の体
    圧分散マットレス提供方法。
JP2000274407A 2000-09-11 2000-09-11 体圧分散マットレス提供方法 Expired - Fee Related JP3581087B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000274407A JP3581087B2 (ja) 2000-09-11 2000-09-11 体圧分散マットレス提供方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000274407A JP3581087B2 (ja) 2000-09-11 2000-09-11 体圧分散マットレス提供方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002078574A true JP2002078574A (ja) 2002-03-19
JP3581087B2 JP3581087B2 (ja) 2004-10-27

Family

ID=18760168

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000274407A Expired - Fee Related JP3581087B2 (ja) 2000-09-11 2000-09-11 体圧分散マットレス提供方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3581087B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006521173A (ja) * 2003-03-28 2006-09-21 シーリー テクノロジー エルエルシー ユニット化熱可塑性発泡構造体
JP2007125293A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Nishikawa Sangyo Kk 寝具選定方法
JP2007151817A (ja) * 2005-12-05 2007-06-21 Hiroshima Univ マットレス提供システム及びこのマットレス提供システムによるマットレス製造システム
USRE41809E1 (en) 2000-11-28 2010-10-05 Kingsdown, Inc. Automatic mattress selection system
US8549684B2 (en) 2008-03-25 2013-10-08 Stryker Corporation Gelastic material having variable or same hardness and balanced, independent buckling in a mattress system
JP2013212317A (ja) * 2012-04-04 2013-10-17 Shizuoka Prefecture マットレスの設計、製造方法
US8607387B2 (en) 2006-11-20 2013-12-17 Stryker Corporation Multi-walled gelastic mattress system
JP2019025193A (ja) * 2017-08-02 2019-02-21 株式会社エアウィーヴ 情報処理方法、マットレスの製造方法、情報処理システム、およびプログラム
CN113587981A (zh) * 2020-07-10 2021-11-02 雷士实业(香港)有限公司 人体卧姿数据采集方法及系统
CN113951674A (zh) * 2021-09-27 2022-01-21 杭州顾家寝具有限公司 一种智能床垫的控制方法、智能床垫、系统及存储介质

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100561935B1 (ko) * 2002-03-19 2006-03-20 주식회사 에이스침대 인체 특성에 따른 침대 매트리스 추출방법
KR102650512B1 (ko) 2017-01-03 2024-03-22 코웨이 주식회사 수면케어 매트리스

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE41809E1 (en) 2000-11-28 2010-10-05 Kingsdown, Inc. Automatic mattress selection system
JP2006521173A (ja) * 2003-03-28 2006-09-21 シーリー テクノロジー エルエルシー ユニット化熱可塑性発泡構造体
JP2007125293A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Nishikawa Sangyo Kk 寝具選定方法
JP2007151817A (ja) * 2005-12-05 2007-06-21 Hiroshima Univ マットレス提供システム及びこのマットレス提供システムによるマットレス製造システム
US8607387B2 (en) 2006-11-20 2013-12-17 Stryker Corporation Multi-walled gelastic mattress system
US8549684B2 (en) 2008-03-25 2013-10-08 Stryker Corporation Gelastic material having variable or same hardness and balanced, independent buckling in a mattress system
JP2013212317A (ja) * 2012-04-04 2013-10-17 Shizuoka Prefecture マットレスの設計、製造方法
JP2019025193A (ja) * 2017-08-02 2019-02-21 株式会社エアウィーヴ 情報処理方法、マットレスの製造方法、情報処理システム、およびプログラム
JP7008444B2 (ja) 2017-08-02 2022-01-25 株式会社エアウィーヴ 情報処理方法、マットレスの製造方法、情報処理システム、およびプログラム
CN113587981A (zh) * 2020-07-10 2021-11-02 雷士实业(香港)有限公司 人体卧姿数据采集方法及系统
CN113587981B (zh) * 2020-07-10 2024-02-23 雷士实业(香港)有限公司 人体卧姿数据采集方法及系统
CN113951674A (zh) * 2021-09-27 2022-01-21 杭州顾家寝具有限公司 一种智能床垫的控制方法、智能床垫、系统及存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP3581087B2 (ja) 2004-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Stephens et al. Understanding the association between pressure ulcers and sitting in adults what does it mean for me and my carers? Seating guidelines for people, carers and health & social care professionals
Jacobson et al. Effect of prescribed sleep surfaces on back pain and sleep quality in patients diagnosed with low back and shoulder pain
JP3581087B2 (ja) 体圧分散マットレス提供方法
Noro et al. Application of Zen sitting principles to microscopic surgery seating
US7065816B2 (en) Mattress
US7937238B2 (en) System and method for selecting a pillow and mattress
Wong et al. Sleeping mattress determinants and evaluation: A biomechanical review and critique
Jacobson et al. Subjective rating of perceived back pain, stiffness and sleep quality following introduction of medium-firm bedding systems
Stockton et al. Seating and pressure ulcers: clinical practice guideline
Lacoste et al. Stability of children with cerebral palsy in their wheelchair seating: perceptions of parents and therapists
Cardoso et al. Ergonomic evaluation of a new truck seat design: a field study
JP2005326982A (ja) 寝具の販売方法及び宿泊方法
JP2002078569A (ja) 体圧分散マットレス
Owen et al. Decreasing back stress in home care
WO2016134228A1 (en) Method of custom fitting a mattress
Budai et al. Manual wheelchair configuration and seating considerations in the spinal cord injury population
JP2009034502A (ja) 筋力測定を利用して得られるベッドマットレス並びにその選択及び適切な配置方法
Collins Sitting: pressure ulcer development
Liu et al. Comfort evaluation of a subject-specific seating interface formed by vibrating grains
Carver et al. Seating and wheeled mobility clinicians contribute to the wound care team
Chen et al. The quantitative effects of mattress and sleep postures on sleep quality
Smardzewski et al. Anthropo-technical models in testing mattress
US20230180942A1 (en) Posture Correcting Traction Sleeping Pillow
CN210493574U (zh) 一种少儿颈椎保健枕
JP2002259526A (ja) 寝具の顧客別仕様設定販売システム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040316

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040513

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040720

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040721

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3581087

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080730

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090730

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090730

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100730

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100730

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110730

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120730

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120730

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130730

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees