JP2005326695A - 駆動制御装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 マークの切れ目や汚れや傷があっても安定した駆動制御を高精度に行うことができる駆動制御装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】 オフ・ディレイ回路70の遅延時間は、記録手段80と読取手段90の間の距離を無端走行体の移動速度で移動した場合にかかる時間以上として、制御手段30は、オフ・ディレイ回路70が出力した信号がマーク検出不可部分が存在していることに対応した信号の場合にも、連続部分が存在しているときとは異なる速度制御又は位置制御に変更する。
【選択図】 図10
【解決手段】 オフ・ディレイ回路70の遅延時間は、記録手段80と読取手段90の間の距離を無端走行体の移動速度で移動した場合にかかる時間以上として、制御手段30は、オフ・ディレイ回路70が出力した信号がマーク検出不可部分が存在していることに対応した信号の場合にも、連続部分が存在しているときとは異なる速度制御又は位置制御に変更する。
【選択図】 図10
Description
本発明は、駆動制御装置及び画像形成装置に関する。
画像形成用の像担持体(感光体ドラム、感光体ベルト、中間転写ベルト等)や用紙搬送ベルトなどの無端走行体を備えた画像形成装置において、無端走行体に対して転写材上の画像の位置合わせを高精度に行うために、無端走行体の移動量及び移動位置を正確に制御することが要求される。ところが、無端走行体を駆動する回転体の回転角速度が何らかの原因で変動すると、無端走行体の移動量及び移動位置も変動し、無端走行体に対する転写材上の画像の位置誤差を高精度に抑制することが難しかった。
これに対して、従来、無端走行体(像担持体)の移動速度変動による画像の位置誤差を高精度に抑制するために、感光体ドラム、転写ベルト、用紙搬送ベルト等の無端走行体における駆動用の回転体の回転軸にロータリーエンコーダを直結し、このエンコーダで検出した回転体の回転角速度に基づいて、回転体の駆動手段である駆動モータの回転角速度を制御する画像形成装置が知られている。この画像形成装置は、回転体の回転角速度を制御することにより、回転体により駆動される無端走行体の移動量(移動位置)を間接的に制御するものである(例えば、特許文献1参照)。
また、ベルト表面にマークを形成し、そのマークをセンサで検出して得られたパルス間隔からベルト表面速度を算出して制御にフィードバックする技術が提案されている(例えば、特許文献2、3及び4参照)。この方法によればベルト表面の挙動を直接観測できるため、移動量を直接制御することができる。
また、マークの検出によりベルトを駆動制御する技術において、ベルトに汚れや傷が付いて正しく検出できなくなる場合に対応するために、製造時に生じる場合のマークの切れ目を別マークとして別センサで検知し、マークの切れ目を検知した場合には別の制御方法に切り替えることで安定した制御を行うようにした技術も提案されている(例えば、特許文献5及び6参照)。
特許第3107259号公報
特開平6−263281号公報
特開平9−114348号公報
特開平11−24507号公報
特開2003−284371公報
特開2003−280484公報
これに対して、従来、無端走行体(像担持体)の移動速度変動による画像の位置誤差を高精度に抑制するために、感光体ドラム、転写ベルト、用紙搬送ベルト等の無端走行体における駆動用の回転体の回転軸にロータリーエンコーダを直結し、このエンコーダで検出した回転体の回転角速度に基づいて、回転体の駆動手段である駆動モータの回転角速度を制御する画像形成装置が知られている。この画像形成装置は、回転体の回転角速度を制御することにより、回転体により駆動される無端走行体の移動量(移動位置)を間接的に制御するものである(例えば、特許文献1参照)。
また、ベルト表面にマークを形成し、そのマークをセンサで検出して得られたパルス間隔からベルト表面速度を算出して制御にフィードバックする技術が提案されている(例えば、特許文献2、3及び4参照)。この方法によればベルト表面の挙動を直接観測できるため、移動量を直接制御することができる。
また、マークの検出によりベルトを駆動制御する技術において、ベルトに汚れや傷が付いて正しく検出できなくなる場合に対応するために、製造時に生じる場合のマークの切れ目を別マークとして別センサで検知し、マークの切れ目を検知した場合には別の制御方法に切り替えることで安定した制御を行うようにした技術も提案されている(例えば、特許文献5及び6参照)。
しかしながら、上述の従来例で示した技術の場合は、後述するようにベルト上のマークを検出する場合において問題が生じる。そして、その問題の他にも特許文献1、特許文献2及び特許文献3はそれぞれ固有の問題を内包している。
特許文献1の技術では、無端走行体の駆動軸により検出しているので無端走行体の速度検出が間接的であり、無端走行体を高精度に制御するのが困難であった。また、特許文献2の技術では、一回転の速度変動をメモリに蓄えて置き、その速度変動を次の周回も再現することによって色ずれを低減するとしているが、タンデム型の画像形成装置ではベルトの速度変動はそのまま色ずれを生じさせる原因となるので、ベルト速度を一定にする必要があり、効果的に色ずれ低減を実現することはできない。
また、特許文献3に開示の装置による駆動制御は、ロータリーエンコーダのような切れ目のない信号出力の場合には有効であるが、ベルト表面にマークを形成した場合、マークの切れ目があるとその部分で速度計測にエラーが生じ、動作が不安定になる問題がある。
上述の従来技術(特許文献1〜6)においては、ベルト表面へのマーク形成方法については示されていないが、ベルトの柔軟性・周長偏差などによって一定間隔のマークを切れ目なく全周にわたり加工することは非常に困難である。例えば、ベルト形成時の金型に凹凸の加工を施してベルト成形することを考えた場合、一般的にベルトの周長を制御するために金型から取り出した後のアニーリング行程で熱が均一に与えられないことや成形後のベルト内部ひずみによって収縮率が全体で不均一になるためできあがったマークは一定間隔にはならない。また、印刷や接着を考えた場合にもベルトの周長公差が0.2〜0.3%とすると周長500mmのベルトでは1mm以上の偏差があり、切れ目なくマークを形成することは非常に困難である。
特許文献1の技術では、無端走行体の駆動軸により検出しているので無端走行体の速度検出が間接的であり、無端走行体を高精度に制御するのが困難であった。また、特許文献2の技術では、一回転の速度変動をメモリに蓄えて置き、その速度変動を次の周回も再現することによって色ずれを低減するとしているが、タンデム型の画像形成装置ではベルトの速度変動はそのまま色ずれを生じさせる原因となるので、ベルト速度を一定にする必要があり、効果的に色ずれ低減を実現することはできない。
また、特許文献3に開示の装置による駆動制御は、ロータリーエンコーダのような切れ目のない信号出力の場合には有効であるが、ベルト表面にマークを形成した場合、マークの切れ目があるとその部分で速度計測にエラーが生じ、動作が不安定になる問題がある。
上述の従来技術(特許文献1〜6)においては、ベルト表面へのマーク形成方法については示されていないが、ベルトの柔軟性・周長偏差などによって一定間隔のマークを切れ目なく全周にわたり加工することは非常に困難である。例えば、ベルト形成時の金型に凹凸の加工を施してベルト成形することを考えた場合、一般的にベルトの周長を制御するために金型から取り出した後のアニーリング行程で熱が均一に与えられないことや成形後のベルト内部ひずみによって収縮率が全体で不均一になるためできあがったマークは一定間隔にはならない。また、印刷や接着を考えた場合にもベルトの周長公差が0.2〜0.3%とすると周長500mmのベルトでは1mm以上の偏差があり、切れ目なくマークを形成することは非常に困難である。
さらに、特許文献5及び6については、ベルトへの汚れや傷などは装置製造時ではなく、装置が使用されている途中で現れることが多く、また、ベルト上のマークのどの部分で現れるのかが分からず、汚れや傷などにより別マークの位置の特定が困難になるという問題が生じる。
この場合、マークの切れ目や汚れや傷のある部分でセンサから出力されるアナログの周期信号をローパスフィルタに通して、オフセットレベル変動を抽出し、オフセットレベル変動がしきい値以下になることを検出してエラー信号とする方法が考えられるが、オフセットレベル変動からエラー信号を出力する方法では、オフセットレベル変動が起こってからでないとエラー信号を出力できないため、変動が起こってからエラー信号が出力されるまでの間にオフセットレベル変動による計測誤差を含んだ2値化信号が出力されてしまう。これは、制御の精度に影響を与える。
そこで、本発明は、上述した実情を考慮してなされたもので、マークの切れ目や汚れや傷があっても安定した駆動制御を高精度に行うことができる駆動制御装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
この場合、マークの切れ目や汚れや傷のある部分でセンサから出力されるアナログの周期信号をローパスフィルタに通して、オフセットレベル変動を抽出し、オフセットレベル変動がしきい値以下になることを検出してエラー信号とする方法が考えられるが、オフセットレベル変動からエラー信号を出力する方法では、オフセットレベル変動が起こってからでないとエラー信号を出力できないため、変動が起こってからエラー信号が出力されるまでの間にオフセットレベル変動による計測誤差を含んだ2値化信号が出力されてしまう。これは、制御の精度に影響を与える。
そこで、本発明は、上述した実情を考慮してなされたもので、マークの切れ目や汚れや傷があっても安定した駆動制御を高精度に行うことができる駆動制御装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、回転駆動力によって周回する無端走行体の表面に周回時の走行方向に沿って所定間隔をもって設けた複数のマーク又は孔を前記無端走行体の駆動時に検出して連続的に変調されたアナログ交番信号を出力し、前記アナログ交番信号を2値化信号に変換して出力するマーク検出手段と、検出結果が前記複数のマーク又は孔の間隔として予め決められた範囲から外れる不連続部分や汚れや傷による欠陥部分などのマーク検出不可部分が前記マーク検出手段の検出領域に存在するか否かを前記アナログ交番信号の出力レベルの変化から検知してエラーを出力するマーク検出不可検知手段と、前記マーク検出手段の検出領域における検出結果が前記複数のマーク又は孔の間隔として予め決められた範囲に納まる連続部分が存在しているときには、前記マーク検出手段が出力する前記2値化信号に基づく制御信号を用いて速度制御又は位置制御を行い、前記マーク検出不可検知手段が前記マーク検出不可部分が存在していることを検知したときには、前記連続部分が存在しているときとは異なる速度制御又は位置制御に変更するように構成された速度・位置制御手段とを有し、前記無端走行体の駆動制御を行う駆動制御装置において、前記無端走行体の全周にわたり設けた記録媒体と、前記マーク検出不可検知手段の信号を前記記録媒体に記録する記録手段と、前記記録手段よりも前記無端走行体の走行方向の上流側に設けられて前記記録手段により前記記録媒体に記録された信号を読取り出力する読取手段と、前記マーク検出不可検知手段が前記マーク検出不可部分が存在していることを検知した場合に前記マーク検出不可検知手段が出力する信号の状態を「オン」、存在しない場合に出力する信号の状態を「オフ」とした時に、前記読取手段が出力する信号が入力されるオフ・ディレイ回路とを備え、前記オフ・ディレイ回路の遅延時間は、前記記録手段と前記読取手段の間の距離を前記無端走行体の移動速度で移動した場合にかかる時間以上として、前記速度・位置制御手段は、前記オフ・ディレイ回路が出力した信号が前記マーク検出不可部分が存在していることに対応した信号の場合にも、前記連続部分が存在しているときとは異なる速度制御又は位置制御に変更するように構成した駆動制御装置を最も主要な特徴とする。
また、請求項2に記載の発明では、前記記録媒体の書込み可能回数は一回であり、前記記録媒体に何も書き込まれていない初期状態を前記読取手段で読取った場合に出力される信号は、前記マーク検出不可検知手段が前記マーク検出不可部分が存在しない場合に出力する信号の状態である「オフ」信号に対応していて、また、前記記録手段は、前記マーク検出不可検知手段が前記マーク検出不可部分が存在することを検知した場合にのみ、検知したことに対応する「オン」信号を前記記録媒体に記録する駆動制御装置を主要な特徴とする。
また、請求項3に記載の発明では、前記記録媒体は複数回の書き換えが可能である駆動制御装置を主要な特徴とする。
また、請求項4に記載の発明では、前記記録手段は、前記記録媒体に情報を記録するタイミングや記録時間を制御する書込み制御手段を備え、予め設定された通りに又は書込みを指示する信号が入力された場合に、前記記録媒体に対して記録されている情報の書き込みを行う駆動制御装置を主要な特徴とする。
また、請求項5に記載の発明では、請求項1から4のいずれかに記載の駆動制御装置において、前記オフ・ディレイ回路の遅延時間は、前記無端走行体の移動速度に応じて自動調整可能若しくは設定を入力信号により調整可能である駆動制御装置を主要な特徴とする。
また、請求項6に記載の発明では、周回時の走行方向に沿って所定間隔をもって複数のマーク又は孔が設けられた無端走行体と、前記無端走行体が周回するための駆動力を伝達する駆動力伝達手段と、前記駆動力伝達手段の駆動制御を行う駆動制御手段とを備えた画像形成装置において、前記駆動制御手段は請求項1から5のいずれかに記載の駆動制御装置とした画像形成装置を主要な特徴とする。
また、請求項3に記載の発明では、前記記録媒体は複数回の書き換えが可能である駆動制御装置を主要な特徴とする。
また、請求項4に記載の発明では、前記記録手段は、前記記録媒体に情報を記録するタイミングや記録時間を制御する書込み制御手段を備え、予め設定された通りに又は書込みを指示する信号が入力された場合に、前記記録媒体に対して記録されている情報の書き込みを行う駆動制御装置を主要な特徴とする。
また、請求項5に記載の発明では、請求項1から4のいずれかに記載の駆動制御装置において、前記オフ・ディレイ回路の遅延時間は、前記無端走行体の移動速度に応じて自動調整可能若しくは設定を入力信号により調整可能である駆動制御装置を主要な特徴とする。
また、請求項6に記載の発明では、周回時の走行方向に沿って所定間隔をもって複数のマーク又は孔が設けられた無端走行体と、前記無端走行体が周回するための駆動力を伝達する駆動力伝達手段と、前記駆動力伝達手段の駆動制御を行う駆動制御手段とを備えた画像形成装置において、前記駆動制御手段は請求項1から5のいずれかに記載の駆動制御装置とした画像形成装置を主要な特徴とする。
本発明によれば、オフ・ディレイ回路の遅延時間は、記録手段と読取手段の間の距離を無端走行体の移動速度で移動した場合にかかる時間以上として、速度・位置制御手段は、オフ・ディレイ回路が出力した信号がマーク検出不可部分が存在していることに対応した信号の場合にも、連続部分が存在しているときとは異なる速度制御又は位置制御に変更するようになっているので、マークの切れ目や汚れや傷があっても安定した駆動制御を高精度に行うことができる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。図1は本発明に係る駆動制御装置を用いたタンデム型の画像形成装置の断面図である。特に、この図は転写された画像をさらに紙などのシートに転写する無端走行体である中間転写ベルト3周辺を示している。図に示すように、黒(K)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、そしてシアン(C)の各色ごとに画像を形成する作像ユニット1Y、1C、1M、1Kが並んで設置され、それらの各色ごとの画像を中間転写ベルト3上で重ね合わせるようになっている。この方式は、各色ごとの画像の正確な重ねあわせが困難だが、高速化が容易である。
各作像ユニット1K、1M、1Y、1Cは形成する画像の色が異なるだけで、内部構成は各作像ユニットとも共通である。よって、以下の説明では、作像ユニット1Kについて具体的に説明するが、他の作像ユニットについては、作像ユニット1Kにかかる構成要素のKに代えて、M、Y、Cなどの符号を付したもので図に表示するに留める。
中間転写ベルト3は、その一方が駆動回転させられる駆動ローラと、他方が従動回転させられる従動ローラであるローラ4、5によって回動可能に支持された無端ベルトからなり、これらローラ4、5の回転と共に、副走査方向(搬送方向)の向きに走行させられるようになっている。中間転写ベルト3上には作像ユニット1Kによって黒の画像が転写される。
作像ユニット1Kは、像担持体としての感光体ドラム7Kを中心にして、この感光体ドラム7Kの周囲に配置された帯電器、露光器、現像機、感光体クリーナなどから構成されている。露光器としては、レーザースキャナーが用いられ、レーザー光源からのレーザー光をポリゴンミラーで反射させ、fθレンズや偏向ミラー等を用いた光学系を介して露光光が出射される。
画像形成に際し、感光体ドラム7Kの周面は、暗中にて帯電器により一様に帯電された後、露光器からの黒画像に対応した露光光が出射され、本例ではレーザー光により露光され、静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像器において黒トナーにより可視像化され、感光体ドラム7K上に黒のトナー画像が形成される。
このトナー画像は、感光体ドラム7Kと中間転写ベルト3とが接する位置、所謂転写位置で転写器の働きにより中間転写ベルト3上に転写され、単色(黒)の画像が形成される。転写を終えた感光体ドラム7Kは、感光体ドラム7Kの周面に残留した不要なトナーが感光体クリーナにより除去され、次の画像形成に備えられる。このようにして、作像ユニット1Kで単色(黒)を転写されると、次の作像ユニット1Mにおいて前記作像ユニット1Kにおけると同様のプロセスにより感光体ドラム7M上に形成されたマゼンタのトナー画像が黒のトナー画像に重ねて転写される。
更に次の作像ユニット1Yでは、同様にして感光体ドラム7Y上に形成されたイエローのトナー画像が中間転写ベルト3上に既に形成されている黒及びマゼンタのトナー像に重ね転写される。同様にしてさらに、次の作像ユニット1Cでは、シアンのトナー像が重ね転写されて、フルカラーのカラー画像が得られる。こうしてフルカラーの重ね画像が形成された中間転写ベルト3上の画像はさらに用紙に転写され、定着器にて定着された後、排紙される。
各作像ユニット1K、1M、1Y、1Cは形成する画像の色が異なるだけで、内部構成は各作像ユニットとも共通である。よって、以下の説明では、作像ユニット1Kについて具体的に説明するが、他の作像ユニットについては、作像ユニット1Kにかかる構成要素のKに代えて、M、Y、Cなどの符号を付したもので図に表示するに留める。
中間転写ベルト3は、その一方が駆動回転させられる駆動ローラと、他方が従動回転させられる従動ローラであるローラ4、5によって回動可能に支持された無端ベルトからなり、これらローラ4、5の回転と共に、副走査方向(搬送方向)の向きに走行させられるようになっている。中間転写ベルト3上には作像ユニット1Kによって黒の画像が転写される。
作像ユニット1Kは、像担持体としての感光体ドラム7Kを中心にして、この感光体ドラム7Kの周囲に配置された帯電器、露光器、現像機、感光体クリーナなどから構成されている。露光器としては、レーザースキャナーが用いられ、レーザー光源からのレーザー光をポリゴンミラーで反射させ、fθレンズや偏向ミラー等を用いた光学系を介して露光光が出射される。
画像形成に際し、感光体ドラム7Kの周面は、暗中にて帯電器により一様に帯電された後、露光器からの黒画像に対応した露光光が出射され、本例ではレーザー光により露光され、静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像器において黒トナーにより可視像化され、感光体ドラム7K上に黒のトナー画像が形成される。
このトナー画像は、感光体ドラム7Kと中間転写ベルト3とが接する位置、所謂転写位置で転写器の働きにより中間転写ベルト3上に転写され、単色(黒)の画像が形成される。転写を終えた感光体ドラム7Kは、感光体ドラム7Kの周面に残留した不要なトナーが感光体クリーナにより除去され、次の画像形成に備えられる。このようにして、作像ユニット1Kで単色(黒)を転写されると、次の作像ユニット1Mにおいて前記作像ユニット1Kにおけると同様のプロセスにより感光体ドラム7M上に形成されたマゼンタのトナー画像が黒のトナー画像に重ねて転写される。
更に次の作像ユニット1Yでは、同様にして感光体ドラム7Y上に形成されたイエローのトナー画像が中間転写ベルト3上に既に形成されている黒及びマゼンタのトナー像に重ね転写される。同様にしてさらに、次の作像ユニット1Cでは、シアンのトナー像が重ね転写されて、フルカラーのカラー画像が得られる。こうしてフルカラーの重ね画像が形成された中間転写ベルト3上の画像はさらに用紙に転写され、定着器にて定着された後、排紙される。
かかる構成にあって、中間転写ベルト3の例えば幅方向片側には、図2、図3に示すようにマーク16が一定間隔に付され、このマーク16に対向するようにマークセンサ15が配置されている。このマークセンサ15は、マーク16を光電センサによって読み取り、走行速度に応じたセンサ信号を得るものであり、発光部である光源とこの光源からの光がマーク16によって反射あるいは透過され、この反射あるいは透過した光を光電変換し電気信号に変換する受光部とを有する。
図4はマーク16を検出するマークセンサ15の例を示す。ベルト3は通常不透明であるので、反射型のセンサを用いる場合について説明する。マークセンサ15としてはLEDなどの光源からの光をマーク16に照射し、マーク16からの反射光をフォトダイオードやフォトトランジスタなどのフォトディテクタで受光すると共に受光信号を光電変換し、その信号に対してしきい値を設定し、しきい値以上の場合はハイレベル、以下の場合はローレベルとすることによって2値化信号を生成する。これにより、マーク検出手段としての機能が実現される。
このとき、電子写真装置などの機器に組み込む場合においては、マークの欠損・汚れなどに対しても安定した検出信号を得る目的で、複数スリットを同時に読み取りマークを平均化する工夫がなされ精度の高いセンシングを可能とする。すなわち、図5に示すように中間転写ベルト200と受光器201間に複数のスリット202を配置してスリットパターンとマーク16と同時に読み取ることで、マークの平均化が行われる。
図4はマーク16を検出するマークセンサ15の例を示す。ベルト3は通常不透明であるので、反射型のセンサを用いる場合について説明する。マークセンサ15としてはLEDなどの光源からの光をマーク16に照射し、マーク16からの反射光をフォトダイオードやフォトトランジスタなどのフォトディテクタで受光すると共に受光信号を光電変換し、その信号に対してしきい値を設定し、しきい値以上の場合はハイレベル、以下の場合はローレベルとすることによって2値化信号を生成する。これにより、マーク検出手段としての機能が実現される。
このとき、電子写真装置などの機器に組み込む場合においては、マークの欠損・汚れなどに対しても安定した検出信号を得る目的で、複数スリットを同時に読み取りマークを平均化する工夫がなされ精度の高いセンシングを可能とする。すなわち、図5に示すように中間転写ベルト200と受光器201間に複数のスリット202を配置してスリットパターンとマーク16と同時に読み取ることで、マークの平均化が行われる。
図7はマーク検出不可部分(検出結果が前記複数のマーク又は孔の間隔として予め決められた範囲から外れる不連続部分や図3のような汚れや傷による欠陥部分)がマーク検出手段の検出領域に存在するか否かをアナログ交番信号の出力レベルの変化から検知してエラーを出力するマーク検出不可検知手段の回路構成例を示す。
マーク検出不可検知手段は図7に示すように、マークセンサ15からのセンサ信号、すなわちマーク16の有無により連続的に変調されたアナログ交番信号、を2値化してパルス信号を得る2値化回路20を有し、また、受光器から出力されるアナログ交番信号の信号周波数より十分低い周波数で遮断周波数が設定されたローパスフィルタ21と、このローパスフィルタ21を通したマークセンサ15のフィルタ通過信号のレベルによってマーク16の不連続部あるいは欠陥部分を検知し、エラー検知信号を出力するコンパレータ22によって構成される。
図3には、マークが途切れている部分と汚れの部分を示す。
図8には複数スリットを同時に読み取るセンサにて、マークの不連続部分を検出した信号(無端走行体の移動によるマーク又は孔の有無により連続的に変調されたアナログ交番信号)の例を示す。この図のように、マークの不連続部分を検出した際にはアナログ交番信号の出力レベルは大きく変化するので、この信号をローパスフィルタに通して、オフセットレベル変動を抽出し、該オフセットレベル変動がしきい値以下になる事を検出してエラー信号とする。
また、図8中に示した範囲、つまりオフセットレベル変動が起こってからエラー信号が出力されるまでの間のスケール信号を図9に示す。スケール信号は、アナログ交番信号中の無端走行体の移動によるマーク又は孔の有無により連続的に変調された信号成分のみをハイパスフィルタで抽出して、ヒステリシスを設けた比較電位とコンパレータで相対的な大小関係を比較することにより2値化信号に変換することで得られるが、図9に示すように、オフセットレベルが変動すると振幅も変動して、ヒステリシスの大きさは一定のため、相対的な大小関係が反転するタイミングがずれて計測誤差となってしまう。
ここで、本発明を実施するための最良の形態である画像形成装置における駆動制御装置の制御系について説明する。
マーク検出不可検知手段は図7に示すように、マークセンサ15からのセンサ信号、すなわちマーク16の有無により連続的に変調されたアナログ交番信号、を2値化してパルス信号を得る2値化回路20を有し、また、受光器から出力されるアナログ交番信号の信号周波数より十分低い周波数で遮断周波数が設定されたローパスフィルタ21と、このローパスフィルタ21を通したマークセンサ15のフィルタ通過信号のレベルによってマーク16の不連続部あるいは欠陥部分を検知し、エラー検知信号を出力するコンパレータ22によって構成される。
図3には、マークが途切れている部分と汚れの部分を示す。
図8には複数スリットを同時に読み取るセンサにて、マークの不連続部分を検出した信号(無端走行体の移動によるマーク又は孔の有無により連続的に変調されたアナログ交番信号)の例を示す。この図のように、マークの不連続部分を検出した際にはアナログ交番信号の出力レベルは大きく変化するので、この信号をローパスフィルタに通して、オフセットレベル変動を抽出し、該オフセットレベル変動がしきい値以下になる事を検出してエラー信号とする。
また、図8中に示した範囲、つまりオフセットレベル変動が起こってからエラー信号が出力されるまでの間のスケール信号を図9に示す。スケール信号は、アナログ交番信号中の無端走行体の移動によるマーク又は孔の有無により連続的に変調された信号成分のみをハイパスフィルタで抽出して、ヒステリシスを設けた比較電位とコンパレータで相対的な大小関係を比較することにより2値化信号に変換することで得られるが、図9に示すように、オフセットレベルが変動すると振幅も変動して、ヒステリシスの大きさは一定のため、相対的な大小関係が反転するタイミングがずれて計測誤差となってしまう。
ここで、本発明を実施するための最良の形態である画像形成装置における駆動制御装置の制御系について説明する。
図10は実施例1における駆動制御装置の制御系を示すブロック図である。図10に示すように、実施例1の駆動制御装置はマークセンサ15(マーク検出手段)、マーク検出不可検知手段60、制御手段(速度・位置制御手段)30、ダミー信号生成部40、信号弁別回路41、オフ・ディレイ回路70、記録手段80、読取手段90を備えている。
制御手段30はマーク検出不可検知手段60からの信号と読取手段90からの信号の両方を用いて速度制御又は位置制御を行えるようになっている。制御手段30としては、制御手段30の信号入力として2値化信号が入力され、制御のON/OFFが外部信号(ここではエラー検知信号)でコントロールできる制御装置であればよく、その構成・アルゴリズムについてはどのようなものであっても構わない。たとえばPLLコントローラの場合、継ぎ目で位相が不安定になるところを、継ぎ目検知回路による継ぎ目信号によって制御OFFとすることで制御動作を安定させることができ、高精度な位置決め動作が実現される。
ダミー信号生成部40は、マークセンサ15の信号をサンプリングして継ぎ目以外のセンサの出力信号の平均的な周波数の信号を生成する。ダミー信号発生部40は、マークセンサ15の信号をサンプリングして、平均的な信号を発生させる部分で、たとえば周波数カウンタとメモリと演算回路とパルス発振器によって構成できる。また、一層簡単には所望の速度で搬送されているときに生成されるパルスの周波数を得るパルス発振器をあらかじめ構成しても良いし、PLL制御を行う場合には基準クロックそのものを利用する事でもパルス信号を得ることができる。上記以外でも同様のパルスを出力できる構成であればいかなる構成でも構わない。
信号弁別回路41は、制御手段30に渡すパルス信号を2値化信号かダミー信号かを弁別する回路である。マーク検出不可検知手段60、オフ・ディレイ回路70等の出力信号により、ダミー信号と2値化回路の出力信号とを切り替えることで制御手段30に切れ目のない連続したパルス列を供給できるため安定した制御が可能になる。制御ON/OFFコントロールを持たない汎用で安価な制御手段を利用できるため低コスト化が実現できる。
制御手段30はマーク検出不可検知手段60からの信号と読取手段90からの信号の両方を用いて速度制御又は位置制御を行えるようになっている。制御手段30としては、制御手段30の信号入力として2値化信号が入力され、制御のON/OFFが外部信号(ここではエラー検知信号)でコントロールできる制御装置であればよく、その構成・アルゴリズムについてはどのようなものであっても構わない。たとえばPLLコントローラの場合、継ぎ目で位相が不安定になるところを、継ぎ目検知回路による継ぎ目信号によって制御OFFとすることで制御動作を安定させることができ、高精度な位置決め動作が実現される。
ダミー信号生成部40は、マークセンサ15の信号をサンプリングして継ぎ目以外のセンサの出力信号の平均的な周波数の信号を生成する。ダミー信号発生部40は、マークセンサ15の信号をサンプリングして、平均的な信号を発生させる部分で、たとえば周波数カウンタとメモリと演算回路とパルス発振器によって構成できる。また、一層簡単には所望の速度で搬送されているときに生成されるパルスの周波数を得るパルス発振器をあらかじめ構成しても良いし、PLL制御を行う場合には基準クロックそのものを利用する事でもパルス信号を得ることができる。上記以外でも同様のパルスを出力できる構成であればいかなる構成でも構わない。
信号弁別回路41は、制御手段30に渡すパルス信号を2値化信号かダミー信号かを弁別する回路である。マーク検出不可検知手段60、オフ・ディレイ回路70等の出力信号により、ダミー信号と2値化回路の出力信号とを切り替えることで制御手段30に切れ目のない連続したパルス列を供給できるため安定した制御が可能になる。制御ON/OFFコントロールを持たない汎用で安価な制御手段を利用できるため低コスト化が実現できる。
図11は、マーク検出手段と、無端走行体の全周にわたり設けられた記録媒体と、マーク検出不可検知手段の信号を記録媒体に記録する記録手段と、記録媒体に記録された信号を読取り出力する読取手段が設置されている状況の概略を示す図である。
マーク検出手段としては、例えば図4お呼び図5に示した反射型光学センサがあげられる。マーク検出不可検知手段60がエラー信号を出力する方法としては、図7で説明した方法があげられる。記録媒体としては、図2に示したベルトなどの無端走行体上に作成可能なものであればよく、検出媒体は光や磁気など特にこだわらず、記録手段80と読取手段90は検出媒体に対応したものであればよい。また、記録手段80と読取手段90の位置関係は、マーク検出不可部分の影響が計測に影響を与える前に検知するために図11に示すように、記録手段80よりも無端走行体の移動方向の上流側に読取手段90を設置する。
マーク検出手段としては、例えば図4お呼び図5に示した反射型光学センサがあげられる。マーク検出不可検知手段60がエラー信号を出力する方法としては、図7で説明した方法があげられる。記録媒体としては、図2に示したベルトなどの無端走行体上に作成可能なものであればよく、検出媒体は光や磁気など特にこだわらず、記録手段80と読取手段90は検出媒体に対応したものであればよい。また、記録手段80と読取手段90の位置関係は、マーク検出不可部分の影響が計測に影響を与える前に検知するために図11に示すように、記録手段80よりも無端走行体の移動方向の上流側に読取手段90を設置する。
図12には、マーク検出不可検知手段60の信号と、読取手段90が記録媒体に記録された信号を読取り出力した信号と、オフ・ディレイ回路70から出力される信号と、マーク検出不可検知手段60の信号とオフ・ディレイ回路70から出力される信号を重ね合わせた信号のタイミングチャートを示す。
図のように、読取手段90が出力する信号は、マーク検出不可検知手段60の信号より無端走行体の1周期分遅れる。そのため、現在の状況を反映するために、マーク検出不可検知手段60の信号も前記速度・位置制御手段の制御方法の切り換えに使用する。そして、読取手段90は記録手段よりも上流側に設置されるので、1周後に再びエラー部分を検知する際には見掛け上事前に検知したかのようにエラー部分に対応した信号を出力できる。
また、オフ・ディレイ回路70の遅延時間は、記録手段80と読取手段90の間の距離を無端走行体の移動速度で移動した場合にかかる時間以上とする。これは、マーク検出不可検知手段60の信号と読取手段90が出力する信号の2つの信号が確実に重なり合うようにするためである。
したがって、実施例1の駆動制御装置を備えた画像形成装置では、オフ・ディレイ回路70の遅延時間は、記録手段80と読取手段90の間の距離を無端走行体の移動速度で移動した場合にかかる時間以上として、制御手段30は、オフ・ディレイ回路70が出力した信号がマーク検出不可部分が存在していることに対応した信号の場合にも、連続部分が存在しているときとは異なる速度制御又は位置制御に変更するようになっているので、マークの切れ目や汚れや傷があっても安定した駆動制御を高精度に行うことができる。
図のように、読取手段90が出力する信号は、マーク検出不可検知手段60の信号より無端走行体の1周期分遅れる。そのため、現在の状況を反映するために、マーク検出不可検知手段60の信号も前記速度・位置制御手段の制御方法の切り換えに使用する。そして、読取手段90は記録手段よりも上流側に設置されるので、1周後に再びエラー部分を検知する際には見掛け上事前に検知したかのようにエラー部分に対応した信号を出力できる。
また、オフ・ディレイ回路70の遅延時間は、記録手段80と読取手段90の間の距離を無端走行体の移動速度で移動した場合にかかる時間以上とする。これは、マーク検出不可検知手段60の信号と読取手段90が出力する信号の2つの信号が確実に重なり合うようにするためである。
したがって、実施例1の駆動制御装置を備えた画像形成装置では、オフ・ディレイ回路70の遅延時間は、記録手段80と読取手段90の間の距離を無端走行体の移動速度で移動した場合にかかる時間以上として、制御手段30は、オフ・ディレイ回路70が出力した信号がマーク検出不可部分が存在していることに対応した信号の場合にも、連続部分が存在しているときとは異なる速度制御又は位置制御に変更するようになっているので、マークの切れ目や汚れや傷があっても安定した駆動制御を高精度に行うことができる。
実施例2は、基本的な構成は実施例1と同様だが、記録媒体に書込み可能回数が1回であるものを用いる場合である。記録媒体の書込み可能回数が一回である場合に、常にマーク検出不可検知手段60からの信号をマーク検出不可部分の存在の有無に関わらず記録すると、最初の1周分の状態しか記録媒体に記録できなくなってしまうので、記録媒体の書込み可能回数が一回であっても経時変化に対応できるように、記録媒体の初期状態ではマーク検出不可部分が存在しない場合に対応していて、且つ書込み可能な状態を維持して、マーク検出不可部分を検知した場合にのみ、それに対応する信号を記録媒体に書き込むようにして、新たにマーク検出不可部分が発生した場合に書き込まれるようにした。
したがって、実施例2の駆動制御装置を備えた画像形成装置では、記録媒体の書込み可能回数が一回であっても経時変化に対応することができる。常にマーク検出不可検知手段60からの信号をマーク検出不可部分の存在の有無に関わらず記録して、最初の1周分の状態しか記録媒体に記録できなくなってしまうということを防ぐことができる。
したがって、実施例2の駆動制御装置を備えた画像形成装置では、記録媒体の書込み可能回数が一回であっても経時変化に対応することができる。常にマーク検出不可検知手段60からの信号をマーク検出不可部分の存在の有無に関わらず記録して、最初の1周分の状態しか記録媒体に記録できなくなってしまうということを防ぐことができる。
実施例3は、基本的な構成は実施例1と同様だが、記録媒体に複数回の書き換えが可能であるものを用いる場合である。したがって、実施例3の駆動制御装置を備えた画像形成装置では、マーク検出不可部分の存在の有無に関わらず常にマーク検出不可検知手段からの信号を記録できる。
実施例4は、基本的な構成は実施例3と同様だが、記録媒体の書き換え可能回数の限度や、記録手段80による書込み動作分のエネルギー削減による省エネを考慮した。記録媒体が複数回の書き換えが可能であるとしても、書き換え可能回数には上限がある場合があるので、耐久性を向上するためには書込み動作の回数を必要最小限にする必要があり、また、書込み動作の回数を必要最小限にすれば省エネも見込まれることから、書込み制御手段100を備えて、記録手段80は予め設定された通りに、又は書込みを指示する信号が入力された場合にのみ書込みを行うようにしたものである(図13参照)。
したがって、実施例4の駆動制御装置を備えた画像形成装置では、記録媒体の書き換え可能回数の限度や、記録手段による書込み動作分のエネルギー削減による省エネを考慮して、記録手段80には記録媒体に情報を書き込む(記録する)タイミング(何時、どの位の時間等)を制御する書込み制御手段100を備えているので、予め設定された通りに、又は書込みを指示する信号が入力された場合に、前記記録媒体に信号を書き込む(記録されている情報の書き換えを行う)ことができ、記録媒体の耐久性の向上、必要以上の記録手段による書込み動作分のエネルギー削減による省エネが可能である。
したがって、実施例4の駆動制御装置を備えた画像形成装置では、記録媒体の書き換え可能回数の限度や、記録手段による書込み動作分のエネルギー削減による省エネを考慮して、記録手段80には記録媒体に情報を書き込む(記録する)タイミング(何時、どの位の時間等)を制御する書込み制御手段100を備えているので、予め設定された通りに、又は書込みを指示する信号が入力された場合に、前記記録媒体に信号を書き込む(記録されている情報の書き換えを行う)ことができ、記録媒体の耐久性の向上、必要以上の記録手段による書込み動作分のエネルギー削減による省エネが可能である。
実施例5は、実施例1から4のいずれかの駆動制御装置において、オフ・ディレイ回路70の遅延時間を、無端走行体の移動速度に応じて自動調整可能、もしくは設定を入力信号により調整可能として、無端走行体の幅広い移動速度の範囲に対応できるようにしたのである(図14参照)。したがって、実施例5の駆動制御装置を備えた画像形成装置では、無端走行体の幅広い移動速度の範囲に対応することができる。
1Y、1C、1M、1K 作像ユニット、3 中間転写ベルト、4、5 ローラ、7K、7M、7Y、7C 感光体ドラム、15 マークセンサ、16 マーク、20 2値化回路、21 ローパスフィルタ、22 コンパレータ、30 制御手段、40 ダミー信号生成部、41 信号弁別回路、60 マーク検出不可検知手段、70 オフ・ディレイ回路、80 記録手段、90 読取手段、100 書込み制御手段
Claims (6)
- 回転駆動力によって周回する無端走行体の表面に周回時の走行方向に沿って所定間隔をもって設けた複数のマーク又は孔を前記無端走行体の駆動時に検出して連続的に変調されたアナログ交番信号を出力し、前記アナログ交番信号を2値化信号に変換して出力するマーク検出手段と、検出結果が前記複数のマーク又は孔の間隔として予め決められた範囲から外れる不連続部分や汚れや傷による欠陥部分などのマーク検出不可部分が前記マーク検出手段の検出領域に存在するか否かを前記アナログ交番信号の出力レベルの変化から検知してエラーを出力するマーク検出不可検知手段と、前記マーク検出手段の検出領域における検出結果が前記複数のマーク又は孔の間隔として予め決められた範囲に納まる連続部分が存在しているときには、前記マーク検出手段が出力する前記2値化信号に基づく制御信号を用いて速度制御又は位置制御を行い、前記マーク検出不可検知手段が前記マーク検出不可部分が存在していることを検知したときには、前記連続部分が存在しているときとは異なる速度制御又は位置制御に変更するように構成された速度・位置制御手段とを有し、前記無端走行体の駆動制御を行う駆動制御装置において、
前記無端走行体の全周にわたり設けた記録媒体と、
前記マーク検出不可検知手段の信号を前記記録媒体に記録する記録手段と、
前記記録手段よりも前記無端走行体の走行方向の上流側に設けられて前記記録手段により前記記録媒体に記録された信号を読取り出力する読取手段と、
前記マーク検出不可検知手段が前記マーク検出不可部分が存在していることを検知した場合に前記マーク検出不可検知手段が出力する信号の状態を「オン」、存在しない場合に出力する信号の状態を「オフ」とした時に、前記読取手段が出力する信号が入力されるオフ・ディレイ回路とを備え、
前記オフ・ディレイ回路の遅延時間は、前記記録手段と前記読取手段の間の距離を前記無端走行体の移動速度で移動した場合にかかる時間以上として、前記速度・位置制御手段は、前記オフ・ディレイ回路が出力した信号が前記マーク検出不可部分が存在していることに対応した信号の場合にも、前記連続部分が存在しているときとは異なる速度制御又は位置制御に変更するように構成したことを特徴とする駆動制御装置。 - 請求項1記載の駆動制御装置において、
前記記録媒体の書込み可能回数は一回であり、前記記録媒体に何も書き込まれていない初期状態を前記読取手段で読取った場合に出力される信号は、前記マーク検出不可検知手段が前記マーク検出不可部分が存在しない場合に出力する信号の状態である「オフ」信号に対応していて、また、前記記録手段は、前記マーク検出不可検知手段が前記マーク検出不可部分が存在することを検知した場合にのみ、検知したことに対応する「オン」信号を前記記録媒体に記録することを特徴とする駆動制御装置。 - 請求項1記載の駆動制御装置において、
前記記録媒体は複数回の書き換えが可能であることを特徴とする駆動制御装置。 - 請求項3記載の駆動制御装置において、
前記記録手段は、前記記録媒体に情報を記録するタイミングや記録時間を制御する書込み制御手段を備え、予め設定された通りに又は書込みを指示する信号が入力された場合に、前記記録媒体に対して記録されている情報の書き込みを行うことを特徴とする駆動制御装置。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載の駆動制御装置において、
前記オフ・ディレイ回路の遅延時間は、前記無端走行体の移動速度に応じて自動調整可能若しくは設定を入力信号により調整可能であることを特徴とする駆動制御装置。 - 周回時の走行方向に沿って所定間隔をもって複数のマーク又は孔が設けられた無端走行体と、前記無端走行体が周回するための駆動力を伝達する駆動力伝達手段と、前記駆動力伝達手段の駆動制御を行う駆動制御手段とを備えた画像形成装置において、
前記駆動制御手段は請求項1乃至5のいずれかに記載の駆動制御装置としたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004145621A JP2005326695A (ja) | 2004-05-14 | 2004-05-14 | 駆動制御装置及び画像形成装置 |
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JP2008046241A (ja) * | 2006-08-11 | 2008-02-28 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2008287186A (ja) * | 2007-05-21 | 2008-11-27 | Canon Inc | 画像形成装置、及びその制御方法 |
-
2004
- 2004-05-14 JP JP2004145621A patent/JP2005326695A/ja active Pending
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