JP2005325890A - 円筒型液封入式防振装置 - Google Patents

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Akihiko Kato
明彦 加藤
Kazuhiro Ito
一弘 伊藤
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Abstract

【課題】軽量化できるとともに、ゴム状弾性体の耐久性を向上させることができる円筒型液封入式防振装置を提供する。
【解決手段】内筒2と、外筒4と、外筒4に内嵌する中間筒5と、中間筒5と内筒2の間に加硫成形されて中間筒5と内筒2を連結するゴム状弾性体6と、ゴム状弾性体6を室壁とする一対の液室7,8と、一対の液室7,8同士を連通させるオリフィス9とを設け、内筒2と中間筒5の間にゴム状弾性体6を加硫成形してから内筒2の一端面10を拡張加工してある。
【選択図】 図4

Description

本発明は、内筒と、外筒と、前記外筒に内嵌する中間筒と、前記中間筒と内筒の間に加硫成形されて中間筒と内筒を連結するゴム状弾性体と、前記ゴム状弾性体を室壁とする一対の液室と、前記一対の液室同士を連通させるオリフィスとを設けてある円筒型液封入式防振装置に関する。
上記の円筒型液封入式防振装置は、例えば、自動車の車輪を支持するサスペンションのアームの取付け孔に圧入される。また、車体側の第1支持部材に突設された軸部材が、内筒と、車体側の第2支持部材のボルト挿通孔とに挿通され、軸部材の先端側の雄ねじ部にナットが螺合され、内筒が軸方向で第1支持部材と第2支持部材によって挟持固定されるようになっている。そして、振動の入力で内筒と外筒が相対変位し、ゴム状弾性体が弾性変形して両液室の容積が変化する。これにより液体がオリフィスを通って流れ、その液体流動効果によって振動を吸収している。
この種の円筒型液封入式防振装置の内筒は、第1支持部材と第2支持部材に挟持されることから、内筒の端面の面積が小さいと、軸力を受ける端面の面圧が高くなる。そして支持部材が凹んでナットが緩みやすい。
そのために、従来、内筒を全長にわたって内外径が一定のストレート厚肉筒状に形成して前記一端面の面積を大きくしてあった。
しかしながら、上記従来の構造によれば内筒の肉厚が厚くなることから重量が増大するという問題があった。この問題を解消するために、中間筒と、一端面を拡張加工した内筒との間にゴム状弾性体を加硫成形する手段が考えられるが、この手段では、ゴム状弾性体の端面の自由長を十分確保することができない。すなわち、内筒の一端面が拡張加工されていると、拡張加工部以外の部分である縮径部では、内筒の軸方向の型抜きに対してアンダーカットの形状になる。そのために、ゴム状弾性体の一端面の面積が小さくなって、弾性変形に対する自由長を十分に確保できない。その結果、ゴム状弾性体の耐久性が低下するという新たな問題が生じていた。
本発明の目的は、軽量化できるとともに、ゴム状弾性体の耐久性を向上させることができる円筒型液封入式防振装置を提供する点にある。
本発明の特徴は、内筒と、外筒と、前記外筒に内嵌する中間筒と、前記中間筒と内筒の間に加硫成形されて中間筒と内筒を連結するゴム状弾性体と、前記ゴム状弾性体を室壁とする一対の液室と、前記一対の液室同士を連通させるオリフィスとを設けてある円筒型液封入式防振装置であって、
前記内筒と中間筒の間に前記ゴム状弾性体を加硫成形してから前記内筒の一端面を拡張加工してある点にある。
この構成によれば、前記内筒の一端面を拡張加工してあるから、内筒の一端面に作用する面圧を小さくすることができ、内筒に対する支持部材が内筒からの軸力で凹む不具合を回避することができる。そして、例えば内筒の全体を厚肉にすることで前記一端面の面積を大きくする手段に比べると内筒を軽くすることができる。
また、内筒と中間筒の間にゴム状弾性体を加硫成形してから内筒の一端面を拡張加工してあるから、例えば、内筒の一端面を拡張加工した後に、内筒と中間筒との間にゴム状弾性体を加硫成形する場合に生じる型抜の不都合が生じることがない。つまり、ゴム状弾性体の加硫成形工程の段階では、内筒の一端面がまだ拡張されていないから、型の厚さ(内外筒の径方向に対応する方向の型の厚さ)を内筒と中間筒との径方向における間隔とほぼ同一に設定することができ、その結果、前記一端面を大きく設定することができてゴム状弾性体の自由長を十分長く確保できる。
本発明において、前記内外筒と同芯状のリング状のオリフィス形成部材を設けるとともに、前記一対の液室を、前記内外筒の軸方向で前記オリフィス形成部材を挟んで位置する状態に配置してある構成にすることができる。
本発明によれば、軽量化できるとともに、ゴム状弾性体の耐久性を向上させることができる円筒型液封入式防振装置を提供することができた。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1,図2に円筒型液封入式防振装置Cを示してある。この円筒型液封入式防振装置Cは、自動車の車輪を支持するサスペンションのアーム30の取付け孔Hに圧入される。そして、車体側の第1支持部材1に突設された軸部材(図示せず)が、内筒2と車体側の第2支持部材3のボルト挿通孔とに挿通され、軸部材の先端側の雄ねじ部にナット(図示せず)が螺合される。これにより、内筒2が第1支持部材1と第2支持部材3によって挟持固定されるようになっている。
詳しくは円筒型液封入式防振装置Cを、前記内筒2と、外筒4と、外筒4に内嵌する中間筒5と、中間筒5と内筒2の間に加硫成形されて中間筒5と内筒2を連結するゴム状弾性体6と、ゴム状弾性体6を室壁とし、内外筒2,4の全周にわたる一対の円形リング状の液室7,8と、一対の液室7,8同士を連通させるオリフィス9とを設け、内外筒2,4の径方向の相対変位を所定の範囲内に抑える円形リング状のストッパゴム12を内筒2の一端部に外嵌して構成してある。
オリフィス9は、内外筒2,4と同芯状のリング状のオリフィス形成部材11と外筒4との間に縦溝状に1個だけ形成され、一対の液室7,8は、内外筒2,4の軸方向でオリフィス形成部材11を挟んで位置する状態に配置されている。
中間筒5の一端部26に径方向外方側に張出す第1フランジ13を形成し、外筒4の一端部18に形成した第2フランジ14に重ね合わせ、第2フランジ14で第1フランジ13を包み込むようにかしめ固定してある。第1フランジ13のフランジ面に、前記ゴム状弾性体6と連なり、内外筒2,4の軸方向でストッパ作用を奏するゴム壁15を加硫成形してある。
内筒2と中間筒5の間にゴム状弾性体6を加硫成形した後に、内筒2の一端面10(一端部16側の端面)を冷間塑性加工によって拡張加工してある。内筒2と外筒4は鉄やアルミニウム等の金属で形成される。内筒2は外筒4よりも厚肉で長い。そして、内筒2の軸方向の両端部が外筒4の両端部から突出している。次に、内筒2の一端面10の拡張加工方法について説明する。
この加工は、中間筒5との間にゴム状弾性体6を加硫成形された内筒2に対して行う。内筒2はストレート管で製品寸法よりも少し長く切断されている。上記の加工方法では内筒2の端部に対する押圧具17(図3参照)を用いる。押圧具17は押圧装置に取付けられ、押圧装置の駆動機構によって押圧及び回転させられる。
図3に示すように、中間筒5に外筒4を外嵌して一対の液室7,8を形成した状態の防振装置の中間体33を押圧装置のテーブルに縦姿勢になるように取付け固定する。そして、内筒2の上端面である一端面10に、押圧具17に設けた押圧部19を軽く圧接させるとともに、内筒2の一端部16内に、押圧具本体28の先端側に設けた凸部24を入り込ませる。この状態で、図4に示すように、押圧具17を内筒2の軸線O周りに円錐軌跡を描くように回転させながら押圧力を高めていく。これにより内筒2の一端面10を拡張加工する。
[別実施形態]
前記内筒2の一端面10に加えて内筒2の他端面27を拡張加工してあってもよい。
上記の実施形態では前記中間筒5に外筒4を外嵌して一対の液室7,8を形成した後で内筒2の一端面10を拡張加工したが、これに換えて、内筒2と中間筒5の間にゴム状弾性体6を加硫成形した後、中間筒5に外筒4を外嵌する前に前記内筒2の一端面10を拡張加工してもよい。
円筒型液封入式防振装置の平面図 図1のA−O−A断面図 内筒の一端面の拡張加工工程の前半を示す図 内筒の一端面の拡張加工工程の後半を示す図
符号の説明
2……内筒、4……外筒、5……中間筒、6……ゴム状弾性体、7,8……液室、9……オリフィス、10……内筒の一端面、11……オリフィス形成部材。

Claims (2)

  1. 内筒と、外筒と、前記外筒に内嵌する中間筒と、前記中間筒と内筒の間に加硫成形されて中間筒と内筒を連結するゴム状弾性体と、前記ゴム状弾性体を室壁とする一対の液室と、前記一対の液室同士を連通させるオリフィスとを設けてある円筒型液封入式防振装置であって、
    前記内筒と中間筒の間に前記ゴム状弾性体を加硫成形してから前記内筒の一端面を拡張加工してある円筒型液封入式防振装置。
  2. 前記内外筒と同芯状のリング状のオリフィス形成部材を設けるとともに、前記一対の液室を、前記内外筒の軸方向で前記オリフィス形成部材を挟んで位置する状態に配置してある請求項1記載の円筒型液封入式防振装置。
JP2004143393A 2004-05-13 2004-05-13 円筒型液封入式防振装置 Withdrawn JP2005325890A (ja)

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