JP2005323701A - 遊技機及び遊技用装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 煩雑な作業や操作を伴うことなく遊技用価値の貸出を受け、かつ貸し出された遊技用価値を遊技に使用することができる遊技機及び遊技用装置を提供すること。
【解決手段】 スロットマシン1が備える1枚BETスイッチ5またはMAXBETスイッチ6を操作することで、カードユニット100に対して該操作に基づき指示された賭数の設定に必要なメダルの貸出を指示し、これに基づきカードユニット100では、プリペイドカードから読み出された有価価値の残額の範囲内において指示されたメダルの貸出に必要な額を減算するとともに、貸出が指示された枚数のメダルの貸出を要求し、遊技機は該要求により貸し出したメダルを用いて賭数を設定する。
【選択図】 図11

Description

本発明は、パチンコ球やメダル等の遊技用価値を用いてゲームを行うことが可能な遊技機及び該遊技機と遊技用価値の貸出を行う貸出装置とからなる遊技用装置に関する。
この種の遊技用装置としては、遊技機側で貸出装置からの貸出要求信号を受けたときに、貸出要求信号により要求された数のメダルをクレジットに加算するか、実際に払い出すことにより貸し出すとともに、貸し出すべきメダルが残り3枚(1ゲームあたりの最大賭数)となった時点で貸出処理を終了し、残り3枚のメダルが最初のゲームに対する賭数の設定に用いられるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)
特開平11−221353号公報(第1頁、第6図)
前述した特許文献1に記載の遊技用装置において、貸し出されたメダルを実際に払い出す場合には、1回の貸出処理につき、最初のゲームについてのみ遊技者はメダルの投入をせずに賭数を設定できるものの、次のゲームからは払い出されたメダルを再度投入して賭数を設定しなければならず、非常に煩雑な作業を要するという問題があった。一方で、貸し出されたメダルをクレジットに加算した場合でも、遊技者は、常にクレジットの量を気にして貸出操作と賭数の設定操作とを使い分けなければならず非常に煩雑であった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、煩雑な作業や操作を伴うことなく遊技用価値の貸出を受け、かつ貸し出された遊技用価値を遊技に使用することができる遊技機及び遊技用装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の遊技機は、
記憶媒体に記憶された有価価値を用いて遊技に使用可能な遊技用価値の貸出を行うための貸出装置に対応して設けられ、前記遊技用価値を用いて1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされた遊技機であって、
遊技者の操作に応じて前記賭数の設定を指示する賭数設定操作手段と、
前記賭数設定操作手段が操作されたときに、前記貸出装置に対して該操作に基づき指示された賭数の設定に必要な遊技用価値の貸出を指示する貸出指示情報を前記貸出装置に送信する貸出指示情報送信手段と、
前記貸出指示情報の受信に応答して、前記記憶媒体に残存する有価価値の範囲内において該受信した貸出指示情報により貸出が指示された遊技用価値の貸出に必要な有価価値に相当する遊技用価値の貸出要求を送信する前記貸出装置から前記貸出要求を受信したときに該貸出要求により要求された遊技用価値を用いて賭数を設定する賭数設定手段と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、賭数設定操作手段を操作することで、貸出装置に対して該操作に基づき指示された賭数の設定に必要な遊技用価値の貸出を指示する貸出指示情報が送信され、これに応答して貸出装置から返信された貸出要求により要求された遊技用価値を用いて賭数が設定される。すなわち賭数設定操作手段を操作するのみで、当該操作に基づき指示された賭数の設定に必要な遊技用価値が記憶媒体に残存する有価価値を用いて貸し出され、該貸し出された遊技用価値を用いて賭数が設定されるまでの処理が実行されるので、遊技者は賭数の設定操作を行うのみで、賭数設定操作手段の操作に基づき指示された賭数の設定に必要な遊技用価値の貸出を受け、かつ貸し出された遊技用価値を遊技に使用することができる。
尚、所定数の賭数とは、少なくとも1以上の賭数であって、2以上の賭数が設定されることや最大賭数が設定されることでゲームが開始可能となるようにしても良い。
本発明の請求項2に記載の遊技機は、請求項1に記載の遊技機であって、
遊技者所有の遊技用価値を記憶する遊技用価値記憶手段と、
前記賭数設定操作手段が操作されたときに、該操作に基づき指示された賭数の設定に必要な遊技用価値が前記遊技用価値記憶手段に記憶されているか否かを判定する遊技用価値判定手段と、
を備え、
前記賭数設定手段は、前記遊技用価値判定手段が前記指示された賭数の設定に必要な遊技用価値が前記遊技用価値記憶手段に記憶されていると判定したときに、前記遊技用価値記憶手段に記憶されている遊技用価値を用いて前記指示された賭数を設定し、
前記貸出指示情報送信手段は、前記遊技用価値判定手段が前記指示された賭数の設定に必要な遊技用価値が前記遊技用価値記憶手段に記憶されていないと判定したときに、該指示された賭数の設定に必要な遊技用価値の貸出を指示する貸出指示情報を送信する、
ことを特徴とする。
この特徴によれば、遊技で獲得した遊技用価値が残存する場合には、該遊技用価値が優先して賭数の設定に用いられるので、余分に記憶媒体の有価価値が消費されることを防止できる。
尚、上記では、前記遊技用価値判定手段が前記指示された賭数の設定に必要な遊技用価値が前記遊技用価値記憶手段に記憶されていないと判定したときに、該指示された賭数の設定に必要な遊技用価値の貸出を指示する貸出指示情報を送信する構成としているが、例えば、前記遊技用価値判定手段が、前記指示された賭数の設定に必要な遊技用価値が前記遊技用価値記憶手段に記憶されていないと判定した場合でも、前記遊技用価値記憶手段に前記指示された賭数の設定に必要な遊技用価値未満の遊技用価値が記憶されている場合には、前記賭数設定手段は、該遊技用価値記憶手段に記憶されている遊技用価値を用いて賭数を設定し、前記貸出指示情報送信手段は、前記指示された賭数の設定に必要な遊技用価値から前記遊技用価値記憶手段に記憶されている遊技用価値を用いて設定可能な賭数を減算した賭数の設定に必要な遊技用価値の貸出を指示する貸出指示情報を送信するようにしても良く、このようにすれば、余分に記憶媒体の有価価値が消費されることを確実に防止できる。
本発明の請求項3に記載の遊技機は、請求項1または2に記載の遊技機であって、
前記貸出装置の記憶媒体に残存する有価価値に相当する前記遊技用価値の量を表示する残存有価価値表示手段を備えることを特徴とする。
この特徴によれば、記憶媒体に残存する有価価値が、該有価価値に相当する遊技用価値の量に換算して表示されるため、記憶媒体に残存する有価価値にてどの程度のゲームが実行可能か否かを容易に把握することができる。
本発明の請求項4に記載の遊技機は、請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機であって、
前記貸出装置と接続されているか否かを判定する接続判定手段と、
遊技者の操作に応じてゲームを開始させるゲーム開始手段と、
を備え、
前記ゲーム開始手段は、前記接続判定手段が前記貸出装置と接続されていると判定したか否かに関わらずゲームを開始させ、
前記賭数設定手段は、前記接続判定手段が前記貸出装置と接続されていると判定したことを条件に前記賭数を設定する、
ことを特徴とする。
この特徴によれば、貸出装置と遊技機が接続されていない状態であれば、新たにゲームを行うために賭数を設定することは不可能となるが、既に賭数の設定がなされている場合には、その分についてのゲームを行うことは可能となり、既に賭数の設定に遊技用価値が用いられているのにも関わらず、ゲームが開始できなくなってしまうことを防止できる。
尚、上記では、前記賭数設定手段は、前記接続判定手段が前記貸出装置と接続されていると判定したことを条件に前記賭数を設定する構成としているが、例えば、前記接続判定手段が前記貸出装置と接続されていると判定したことを条件に前記賭数設定操作手段の操作を有効に受け付けたり、前記貸出指示情報送信手段が、前記接続判定手段が前記貸出装置と接続されていると判定したことを条件に前記貸出指示情報を送信するようにしても良いし、前記貸出指示情報送信手段が、前記接続判定手段が前記貸出装置と接続されていると判定したことを条件に前記貸出指示情報を送信し、かつ前記賭数設定手段が、前記接続判定手段が前記貸出装置と接続されていると判定したことを条件に前記賭数を設定するようにしても良い。
本発明の請求項5に記載の遊技機は、請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機であって、
遊技の制御を行う遊技制御手段を備え、
該遊技制御手段は、前記貸出装置とのデータの授受を行うデータ通信手段を含む、
ことを特徴とする。
この特徴によれば、遊技制御手段が貸出装置とのデータの授受を行うので、遊技制御手段とは別個にデータ通信用の制御手段を備える必要がなく、遊技機の構成を簡素化することができる。
本発明の請求項6に記載の遊技機は、請求項1〜5のいずれかに記載の遊技機であって、
遊技者により投入された遊技媒体を用いて賭数を設定することが可能であり、
前記貸出指示情報送信手段が前記貸出指示情報を送信するときに、前記投入された遊技媒体の経路を賭数の設定に用いるために取り込むための取込経路から遊技者に返却するための返却経路に切り替える経路切替手段を備える、
ことを特徴とする。
この特徴によれば、賭数設定操作手段の操作に基づく貸出装置との情報のやりとりを行っている最中に投入されたメダルが取り込まれてしまうことを防止できる。
本発明の請求項7に記載の遊技用装置は、
請求項1〜6のいずれかに記載の遊技機と、
前記遊技機に対応して設けられ、記憶媒体に記憶された有価価値を用いて前記遊技用価値の貸出を行うための貸出装置と、
から構成される遊技用装置であって、
前記貸出装置は、前記遊技機から前記貸出指示情報を受信し、前記記憶媒体に有価価値が残存している場合に、該記憶媒体に残存する有価価値の範囲内において前記受信した貸出指示情報により貸出が指示された遊技用価値の貸出に必要な有価価値を減算するとともに、該減算した有価価値に相当する遊技用価値の貸出要求を前記遊技機に対して送信する貸出要求手段を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、遊技機が備える賭数設定操作手段を操作することで、貸出装置に対して該操作に基づき指示された賭数の設定に必要な遊技用価値の貸出を指示する貸出指示情報が送信され、これに基づき貸出装置では、記憶媒体に残存する有価価値の範囲内において貸出が指示された遊技用価値の貸出に必要な有価価値が減算されるとともに、該減算された有価価値に相当する遊技用価値の貸出要求が返信され、該貸出要求により要求された遊技用価値を用いて賭数が設定される。すなわち賭数設定操作手段を操作するのみで、当該操作に基づき指示された賭数の設定に必要な遊技用価値が記憶媒体に残存する有価価値の範囲内において貸し出され、該貸し出された遊技用価値を用いて賭数が設定されるまでの処理が実行されるので、遊技者は賭数の設定操作を行うのみで、賭数設定操作手段の操作に基づき指示された賭数の設定に必要な遊技用価値の貸出を受け、かつ貸し出された遊技用価値を遊技に使用することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明が適用された遊技用装置の実施例を図面を用いて説明すると、本実施例の遊技用装置は、図1に示すように、遊技機としてのスロットマシン1と、貸出装置としてのカードユニット100と、から構成されている。
スロットマシン1には、図1に示すように、外周に複数種の図柄が配列されたリール2L、2C、2R(以下、左リール、中リール、右リールともいう)が水平方向に並設されており、これらリール2L、2C、2Rに配列された図柄のうち連続する3つの図柄がスロットマシン1の前面に設けられた透視窓3から見えるように配置されている。
各リール2L、2C、2Rは、各々対応して設けられたリールモータ34L、34C、34R(図2参照)によって回転されることで、各リール2L、2C、2Rの図柄が透視窓3に連続的に変化しつつ表示されるとともに、各リール2L、2C、2Rの回転を停止させることで、透視窓3に3つの連続する図柄が表示結果として導出表示されるようになっている。
また、本実施例のスロットマシン1には、クレジット(遊技者所有の遊技用価値として記憶されているメダル数)が表示されるクレジット表示器10、カードユニット100に挿入された記憶媒体としてプリペイドカードから読み出された有価価値の残額が、該有価価値の残額により貸出可能なメダル数に換算して表示されるカード残数表示器11、メダルが投入可能なメダル投入部4、クレジットを用いて賭数を設定する際に操作される1枚BETスイッチ5及びMAXBETスイッチ6、カードユニット100に挿入されたプリペイドカードを返却させるためのカード返却スイッチ12、ゲームを開始する際に操作されるスタートスイッチ7、リール2L、2C、2Rの回転を各々停止する際に操作されるストップスイッチ8L、8C、8Rが設けられている。
カードユニット100には、図1に示すように、動作状況を示す動作LED101、挿入されたプリペイドカードから読み出された有価価値の残額が表示される残額表示器102、プリペイドカードが挿入中である旨を示すカード挿入中LED103、プリペイドカードを挿入するためのカード挿入口104が設けられている。
本実施例のスロットマシン1においてゲームを行う場合には、まず、メダルをメダル投入部4から投入するか、あるいはクレジット、プリペイドカードの有価価値を使用して賭数を設定する。クレジットやプリペイドカードの有価価値を使用するにはMAXBETスイッチ6、または1枚BETスイッチ5を操作すれば良い。所定数の賭数が設定されると、設定された賭数に応じて入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’(図1参照)が有効となり、スタートスイッチ7の操作が有効な状態、すなわち、ゲームが開始可能な状態となる。本実施例では賭数として最大賭数である3が設定された時点でゲームが開始可能な状態となる。尚、所定数の賭数とは、少なくとも1以上の賭数であれば良い。
ゲームが開始可能な状態でスタートスイッチ7を操作すると、各リール2L、2C、2Rが回転し、各リール2L、2C、2Rの図柄が連続的に変動する。この状態でいずれかのストップスイッチ8L、8C、8Rを操作すると、対応するリール2L、2C、2Rの回転が停止し、表示結果が導出表示される。
そして全てのリール2L、2C、2Rが停止されることで1ゲームが終了し、賭数に応じて有効化されたいずれかの入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’上に予め定められた図柄の組合せが各リール2L、2C、2Rの表示結果として停止した場合には入賞が発生し、その入賞に応じて定められた枚数のメダルが遊技者に対して付与され、クレジットに加算される。また、クレジットが上限数(本実施例では50)に達した場合には、メダルが直接メダル払出穴9(図1参照)から払い出されるようになっている。
図2は、スロットマシン1及びカードユニット100の構成を示すブロック図である。
スロットマシン1には、図2に示すように、遊技制御基板40、演出制御基板90が設けられており、遊技制御基板40によって主に遊技状態が制御され、演出制御基板90によって遊技状態に応じた演出が制御される。
遊技制御基板40には、前述した1枚BETスイッチ5、MAXBETスイッチ6、スタートスイッチ7、ストップスイッチ8L、8C、8Rが接続されているとともに、メダル投入部4から投入されたメダルを検出する投入メダルセンサ31、メダル払出穴9から払い出されるメダルを検出する払出センサ33、リール2L、2C、2Rの基準位置を検出するリールセンサ35が接続されており、これら接続されたスイッチ、センサの検出信号が入力されるようになっている。
また、遊技制御基板40には、前述したリールモータ34L、34C、34Rやクレジット表示器10が接続されているとともに、メダル払出穴9よりメダルを払い出すためのホッパーモータ32、メダル投入部4から投入されたメダルの流下経路を、ホッパーモータ32の駆動により払い出されるメダルが貯留されるホッパータンク(図示略)に導く取込経路またはメダル払出穴9に導く返却経路のいずれか一方に切り替えるための流路切替ソレノイド13が接続されており、これら電気部品は、遊技制御基板40に搭載された後述のメイン制御部41の制御に基づいて駆動されるようになっている。
遊技制御基板40には、所定の手順で演算を行うCPU、CPUの制御プログラムや各種データテーブル等を格納するROM、必要なデータの書き込み及び読み出しを行うRAMを備えるメイン制御部41、遊技制御基板40に接続されたスイッチ、センサから入力された検出信号が入力されるスイッチ回路42、リールモータ34L、34C、34Rの駆動制御を行うモータ回路43、クレジット表示器等の表示器の駆動制御を行う表示器駆動回路44、流路切替ソレノイド13の駆動制御を行うソレノイド駆動回路45等、が搭載されており、メイン制御部41は、遊技制御基板40に接続されたスイッチ、センサの検出信号を受けて、ゲームの進行に応じた各種の制御を行う。
演出制御基板90には、スロットマシン1の前面に配置された液晶表示器51(図1参照)、演出効果LED52、スピーカ53、54、リールランプ55が接続されており、これら電気部品は、演出制御基板90に搭載された後述のサブ制御部91による制御に基づいて駆動されるようになっている。
演出制御基板90には、メイン制御部41と同様のCPU、ROM、RAMを備えるサブ制御部91、演出制御基板90に接続された液晶表示器51の駆動制御を行う液晶駆動回路92、演出効果LED52の駆動制御を行うランプ駆動回路93、スピーカ53、54からの音声出力制御を行う音声出力回路94等、が搭載されており、サブ制御部91は、遊技制御基板40に搭載されたメイン制御部41から送信されるコマンドを受けて、演出を行うための各種の制御を行う。
また、遊技制御基板40は、中継端子板60を介してカードユニット100の後述する制御ユニット106と接続されており、遊技制御基板40に搭載されたメイン制御部41は、カードユニット100の制御ユニット106との信号の授受が可能とされている。
このように本実施例のスロットマシン1では、遊技制御基板40に搭載されたメイン制御部41が、カードユニット100の制御ユニット106との信号の授受を行う構成とされており、メイン制御部41とは別個にデータ通信用の制御手段(例えば、パチンコ遊技機に搭載された払出制御用のマイクロコンピュータ等)を備える必要がないので、遊技機の構成を簡素化することができ、製造コストを低減することができる。
カードユニット100は、図2に示すように、マイクロコンピュータを搭載した制御ユニット106を備える。制御ユニット106には、前述した動作LED101、カード残額表示器102、カード挿入中LED103が接続されているとともに、スロットマシン1に設けられた前述のカード残数表示器11が中継端子板60を介して接続されており、制御ユニット106が搭載するマイクロコンピュータの制御によりこれらLEDや表示器が駆動されるようになっている。また、制御ユニット106には、スロットマシン1に設けられた前述のカード返却スイッチ12も中継端子板60を介して接続されており、カード返却スイッチ12の検出信号が制御ユニット106に入力されるようになっている。
また、カードユニット100は、カード挿入口104から挿入されたプリペイドカードの記録情報の読み出し及び書き込みを行うカードリーダライタ105を備えており、カードリーダライタ105は、プリペイドカードから読み出された記録情報を制御ユニット106に対して出力するとともに、制御ユニット106からの指令に基づき挿入されているプリペイドカードの記録情報の更新等を行う。
図3に示すように、カードユニット100(制御ユニット106)は、スロットマシン1の遊技制御基板40(メイン制御部41)に対して、カードユニット100が正常に接続されている旨を示すカードユニット接続信号(VL)、カードユニット100からメダルの貸出指示がなされた旨を示すカードユニットREADY信号(MRDY)、メダルの貸出を要求する貸出要求信号(MRQ)を出力し、遊技制御基板40(メイン制御部41)は、カードユニット100(制御ユニット106)に対して、メダルの貸出を行うことが可能な状態を示すスロットマシンREADY信号(SRDY)、MRQに基づくメダルの貸出が正常に完了した旨を示す貸出完了信号(EXS)、1BET分(メダル1枚分)の貸出を指示する1BET貸出指示信号(1BET)、2BET分(メダル2枚分)の貸出を指示する2BET貸出指示信号(2BET)、3BET分(メダル3枚分)の貸出を指示する3BET貸出指示信号(3BET)、を出力する。また、前述のようにスロットマシン1に搭載されたカード残数表示器11及びカード返却スイッチ12はカードユニット100(制御ユニット106)に接続されており、カード残数表示器11は、制御ユニット106から出力される残数表示制御信号に基づき表示駆動されるとともに、カード返却スイッチ12の検出信号(返却操作検出信号)は、制御ユニット106に入力される。
次に、スロットマシン1の遊技制御基板40に搭載されたメイン制御部41がゲームの進行に伴い実行する各種制御内容を、図4のフローチャートに基づいて以下に説明していく。
まず、電源投入に伴いゲームスタートに備えるための初期処理を実行する。具体的には、各種装置の接続、及び作動状況、等の確認を行い、電源断前の遊技状態に復帰可能であれば復帰する処理を行う(Sa1)。
次いで、BET処理(Sa2)、内部抽選処理(Sa3)、リール回転処理(Sa4)、リール停止処理(Sa5)、入賞判定処理(Sa6)、払出処理(Sa7)を繰返し実行するループ処理に移行する。
Sa2のステップにおけるBET処理では、メダルやクレジット等を受付可能な状態で待機し、メダルやクレジット等の受付に応じて賭数を設定する処理を実行する。
Sa3のステップにおける内部抽選処理では、スタートスイッチ7の検出に伴い取得した乱数値と各入賞の当選確率を定めた内部当選確率テーブルとの比較結果に基づいて入賞の発生を許容するか否かを決定する処理を実行する。
Sa4のステップにおけるリール回転処理では、各リール2L、2C、2Rを回転させる処理を実行する。
Sa5のステップにおけるリール停止処理では、遊技者によるストップスイッチ8L、8C、8Rの操作が検出されるか、自動停止時間が経過したことに基づいてリール2L、2C、2Rの回転を停止させる処理を実行する。
Sa6のステップにおける入賞判定処理では、Sa5のステップにおいて全てのリール2L、2C、2Rの回転が停止されたと判定した時点で、各ベルト2L、2C、2Rに導出された表示結果に応じて入賞が発生したか否かを判定する処理を実行する。
Sa7のステップにおける払出処理では、Sa6のステップにおいて入賞の発生が判定された場合に、その入賞に応じて付与されたメダル数に基づきクレジットの加算並びにメダルの払出を行うための処理を実行する。
図5〜図8は、メイン制御部41がSa2のステップにおいて実行するBET処理の制御内容を示すフローチャートである。
BET処理では、まず今回のゲームがリプレイゲームであるかを確認し(Sb1)、リプレイゲームの場合には、スタートスイッチ7の検出待ちの状態となり(Sb2)、この状態でスタートスイッチ7が検出されると、ゲームが開始する。この際、賭数の値が設定されるBETカウンタには、前のゲームの賭数がそのまま設定されているので、前のゲームと同一の賭数にてゲームが開始する。
また、Sb1のステップにおいてリプレイゲームでない場合には、BETカウンタの値をクリアして(Sb3)、流路切替ソレノイド13を駆動して投入されたメダルの流下経路を返却経路から取込経路側に切り替える(Sb4)。次いで、VL:onが検出されているか否か、すなわちカードユニット100が正常に接続されているか否かを確認し(Sb5)、カードユニット100が正常に接続されている場合には、精算スイッチ10、投入メダルセンサ31、1枚BETスイッチ5、MAXBETスイッチ6の検出待ちの状態で待機する(Sb5〜Sb11)。
Sb6のステップにおいて、精算スイッチ10が検出された場合には、クレジットに記憶されている枚数のメダルを払い出す精算処理を実行し(Sb13)、Sb5のステップに戻る。この際、BETカウンタの値が0、すなわち賭数が設定されていなければ、Sb5〜Sb11の状態で待機し、BETカウンタの値が1または2、すなわち最大賭数未満の賭数が設定されていれば、精算スイッチ10、投入メダルセンサ31、1枚BETスイッチ5、MAXBETスイッチ6、スタートスイッチ7の検出待ちの状態で待機し(Sb5〜Sb12)、BETカウンタの値が3、すなわち最大賭数が設定されていれば、精算スイッチ10、投入メダルセンサ31、スタートスイッチ7の検出待ちの状態で待機する(Sb5〜Sb7、Sb12)。
Sb7のステップにおいて投入メダルセンサ31が検出された場合には、BETカウンタの値が3、すなわち最大賭数が設定されているか否かを確認し(Sb24)、BETカウンタの値が3未満であれば、BETカウンタの値に1を加算する(Sb25)。そして、加算後のBETカウンタの値が3であるか否かを確認し(Sb26)、BETカウンタの値が3であれば、更に、クレジットの値が50、すなわちクレジットが上限値に到達しているか否かを確認し(Sb27)、クレジットの値が50の場合、すなわち最大賭数が設定され、かつクレジットが上限値に到達している場合には、流路切替ソレノイド13の駆動を停止して投入されたメダルの流下経路を取込経路から返却経路に切り替えた後(Sb28)、Sb5のステップに戻る。また、Sb24のステップにおいてBETカウンタの値が3であれば、クレジットの値が50であるか否かを確認し(Sb29)、クレジットの値が50未満であれば、クレジットの値に1を加算する(Sb30)。そして加算後のクレジットの値が50であるか否かを確認し(Sb27)、クレジットの値が50の場合、すなわち最大賭数が設定され、かつクレジットが上限値に到達している場合には、流路切替ソレノイド13の駆動を停止して投入されたメダルの流下経路を取込経路から返却経路に切り替えた後(Sb28)、Sb5のステップに戻る。また、Sb29のステップにおいてクレジットの値が50であれば、Sb5のステップに戻る。すなわち最大賭数が設定され、かつクレジットが上限値に到達している状態でメダルの投入が検出された場合でも、その検出は無効とされる。
Sb9のステップにおいて1枚BETスイッチ5が検出された場合には、クレジットの値が0か否かを確認し(Sb31)、クレジットの値が0でない場合、すなわちクレジットが残存している場合には、クレジットの値から1を減算し(Sb32)、BETカウンタの値を1加算して(Sb33)、Sb5のステップに戻る。また、Sb31のステップにおいてクレジットの値が0の場合には、流路切替ソレノイド13の駆動を停止して投入されたメダルの流下経路を取込経路から返却経路に切り替えた後(Sb34)、1BET:onとしてメダル1枚分の貸出をカードユニット100に対して指示する(Sb35)。次いで、MRDY:onの検出待ちの状態で待機し(Sb36)、MRDY:onが検出されると、1BET:offとして(Sb37)、MRDY:offとなるまでMRQ:on、すなわちメダルの貸出要求待ちの状態で待機する(Sb38、Sb39)。そして、Sb39のステップにおいてMRQ:onが検出されると、EXS:onとした後(Sb40)、BETカウンタの値を1加算する(Sb41)。すなわちMRQ:onの検出により貸し出されたメダルを用いて賭数を設定する。そしてEXS:offとしてMRQ:onに基づくメダルの貸出が完了した旨を通知し(Sb42)、Sb38、Sb39の状態に戻る。また、Sb38のステップにおいてMRDY:offが検出されると、流路切替ソレノイド13を駆動して投入されたメダルの流下経路を返却経路から取込経路に切り替えた後(Sb43)、Sb5のステップに戻る。
Sb10のステップにおいてMAXBETスイッチ6が検出された場合には、クレジットの値が0か否かを確認し(Sb44)、クレジットの値が0でない場合、すなわちクレジットが残存している場合には、クレジットの値から1を減算し(Sb45)、BETカウンタの値を1加算する(Sb46)。そしてBETカウンタの値が3であるか否か、すなわち最大賭数が設定されたか否かを確認し(Sb47)、BETカウンタの値が3であればSb5のステップに戻り、BETカウンタの値が3未満であればSb44のステップに戻る。すなわちクレジットの値が0になるか、BETカウンタの値が3になるまでSb44〜Sb47の処理を繰り返し実行する。また、Sb44のステップにおいてクレジットの値が0の場合には、流路切替ソレノイド13の駆動を停止して投入されたメダルの流下経路を取込経路から返却経路に切り替えた後(Sb48)、BETカウンタの値を確認する(Sb49、Sb51)。そしてSb49、Sb51のステップにおいてBETカウンタの値が0の場合、すなわち最大で3枚のメダルを賭数に用いることが可能であれば3BET:onとしてメダル3枚分の貸出をカードユニット100に対して指示する(Sb50)。また、Sb49、Sb51のステップにおいてBETカウンタの値が1の場合、すなわち最大で2枚のメダルを賭数に用いることが可能であれば2BET:onとしてメダル2枚分の貸出をカードユニット100に対して指示する(Sb52)。また、Sb49、Sb51のステップにおいてBETカウンタの値が2の場合、すなわち1枚のみメダルを賭数に用いることが可能であれば1BET:onとしてメダル1枚分の貸出をカードユニット100に対して指示する(Sb53)。次いで、MRDY:onの検出待ちの状態で待機し(Sb54)、MRDY:onが検出されると、onの状態の1BET〜3BETをoffとして(Sb55)、MRDY:offとなるまでMRQ:on、すなわちメダルの貸出要求待ちの状態で待機する(Sb56、Sb57)。そして、Sb57のステップにおいてMRQ:onが検出されると、EXS:onとした後(Sb58)、BETカウンタの値を1加算する(Sb59)。すなわちMRQ:onの検出により貸し出されたメダルを用いて賭数を設定する。そしてEXS:offとしてMRQ:onに基づくメダルの貸出が完了した旨を通知し(Sb60)、Sb56、Sb57の状態に戻る。また、Sb56のステップにおいてMRDY:offが検出されると、流路切替ソレノイド13を駆動して投入されたメダルの流下経路を返却経路から取込経路に切り替えた後(Sb61)、Sb5のステップに戻る。
また、Sb12のステップにおいてスタートスイッチ7が検出された場合には、流路切替ソレノイド13が駆動しているか否かに関わらず、流路切替ソレノイド13の駆動を停止して投入されたメダルの流下経路を返却経路として(Sb14)、その時点でBETカウンタに設定されている賭数にてゲームが開始する。
また、Sb5のステップにおいてVL:onが検出されない場合、すなわちカードユニット100が正常に接続されていない場合には、流路切替ソレノイド13が駆動しているか否かに関わらず、流路切替ソレノイド13の駆動を停止して投入されたメダルの流下経路を返却経路として(Sb15)、BETカウンタの値が0であれば、精算スイッチ10、VL:onの検出待ちの状態で待機し(Sb16、Sb18、Sb20)、BETカウンタの値が0でなければ、すなわち賭数が設定されていれば、精算スイッチ10、スタートスイッチ7、VL:onの検出待ちの状態で待機する(Sb16、Sb18〜Sb20)。そして、Sb16のステップにおいて精算スイッチ10が検出された場合には、前述した精算処理を実行し(Sb17)、再びSb16、Sb18、Sb20の状態、またはSb16、Sb18〜Sb20の状態に戻る。また、Sb19のステップにおいてスタートスイッチ7が検出された場合には、その時点でBETカウンタに設定されている賭数にてゲームが開始する。また、Sb20のステップにおいてVL:onが検出された場合、すなわちカードユニット100との正常な接続が復帰した場合には、BETカウンタの値が3か否かを確認し(Sb21)、BETカウンタの値が3であれば、更にクレジットの値が50であるか否かを確認し(Sb22)、クレジットの値が50の場合、すなわち最大賭数が設定され、かつクレジットが上限値に到達している場合には、流路切替ソレノイド13の駆動が停止した状態を維持したまま、Sb5のステップに戻る。また、Sb21のステップにおいてBETカウンタの値が3未満か、またはSb22のクレジットの値が50未満であれば、流路切替ソレノイド13を駆動して投入されたメダルの流下経路を返却経路から取込経路に切り替えた後(Sb23)、Sb5のステップに戻る。
次に、カードユニット100の制御ユニット106に搭載されたマイクロコンピュータの制御内容を、図9及び図10のフローチャートに基づいて以下に説明していく。
まず、電源投入に伴い初期設定を実行する。具体的には、各種装置の接続、及び作動状況、等の確認を行い、電源断前の制御状態に復帰可能であれば復帰する処理を行う(Sc1)。
次いで、動作LEDを点灯して動作中である旨を報知し(Sc2)、プリペイドカードの挿入、またはスロットマシン1から出力される1〜3BET:on、すなわち貸出指示待ちの状態で待機する(Sc3、Sc4)。
Sc4のステップにおいて1〜3BETのうちのいずれかの信号のonが検出されると、MRDY:onとして貸出指示を正常に受信した旨は通知するが(Sc5)、プリペイドカードが挿入されていないので、onの状態となった1〜3BETのいずれかの信号がoffとなるのを待って(Sc6)、MRDY:offとしてスロットマシン1からの貸出指示に対する貸出要求が終了した旨を通知し(Sc7)、Sc3、Sc4の状態に戻る。
Sc3のステップにおいてプリペイドカードが挿入されると、カード挿入中LED103を点灯した後(Sc8)、挿入されたプリペイドカードから記録情報を読み出して(Sc9)、読み出した情報に基づいて挿入されたプリペイドカードが正常なカードであるか否かの認証を行う(Sc10)。そして、Sc10のステップにおいて正常なカードでないと判定された場合には、挿入されたプリペイドカードを返却するとともに(Sc20)、カード挿入中LED103を消灯した後(Sc21)、Sc3、Sc4の状態に戻る。
また、Sc10のステップにおいて挿入されたプリペイドカードが正常なカードであると判定された場合には、当該プリペイドカードから読み出された有価価値の残額がM(M=メダル1枚の貸出額)以上であるか否かを確認し(Sc11)、有価価値の残額がM未満であればSc20のステップに移行し、プリペイドカードを返却し、カード挿入中LED103を消灯した後、Sc3、Sc4の状態に戻る。
また、Sc11のステップにおいて有価価値の残額がM以上であれば、読み出された有価価値の残額を内部メモリに記憶し(Sc12)、記憶した有価価値の残額に基づいてカード残数表示器11の残数表示データを更新する(Sc13)。
次いで、カード返却スイッチ12、3BET:on、2BET:on、1BET:onの検出待ちの状態で待機する(Sc14〜Sc17)。
そして、Sc14のステップにおいてカード返却スイッチ12が検出された場合には、挿入中のプリペイドカードに記録されている有価価値の残額を内部メモリに記憶されている有価価値の残額に更新し(Sc18)、内部メモリに記憶されている有価価値の残額及びカード残数表示器11の残数表示データをクリアして(Sc19)、挿入中のプリペイドカードを返却し(Sc20)、カード挿入中LED103を消灯した後(Sc21)、Sc3、Sc4の状態に戻る。
また、Sc15のステップにおいて3BET:onが検出された場合、すなわちスロットマシン1からメダル3枚分の貸出が指示された場合には、有価価値の残額がM×3、すなわちメダル3枚分の貸出額以上であるか否かを確認し(Sc22)、有価価値の残額がM×3以上であれば、スロットマシン1への貸出要求を行う回数が設定される貸出数カウンタに3をセットする(Sc23)。また、Sc16のステップにおいて2BET:onが検出された場合、すなわちスロットマシン1からメダル2枚分の貸出が指示された場合、またはSc22のステップにおいて有価価値の残額がM×3未満の場合には、有価価値の残額がM×2、すなわちメダル2枚分の貸出額以上であるか否かを確認し(Sc24)、有価価値の残額がM×2以上であれば、貸出数カウンタに2をセットする(Sc25)。また、Sc17のステップにおいて1BET:onが検出された場合、すなわちスロットマシン1からメダル1枚分の貸出が指示された場合、またはSc20のステップにおいて有価価値の残額がM×2未満の場合には、貸出数カウンタに1をセットする(Sc26)。
次いで、MRDY:onとして貸出指示を正常に受信した旨をスロットマシン1に対して通知した後(Sc27)、MRQ:onとしてメダル1枚分の貸出を要求し(Sc28)、スロットマシン1からのEXS:onの検出待ちの状態で待機する(Sc29)。そしてEXS:onが検出されることで、スロットマシン1によるメダルの貸出要求の受信を確認し、MRQ:offとして(Sc30)、内部メモリに記憶されている有価価値の残額からMを減算するとともに、減算後の有価価値の残額に基づいてカード残数表示器11の残数表示データを更新し(Sc31)、EXS:offの検出待ちの状態で待機する(Sc32)。そしてEXS:off、すなわちスロットマシン1による貸出の完了を確認すると、貸出数カウンタの値を1減算して(Sc33)、減算後の貸出カウンタの値が0であるか否か、すなわち貸出要求を行う回数が残存するか否かを確認し(Sc34)、貸出数カウンタの値が0でなければ、Sc28のステップに戻り、再度スロットマシン1に対してメダル1枚分の貸出を要求し、貸出数カウンタの値が0であれば、MRDY:offとしてスロットマシン1からの貸出指示に対する貸出要求が終了した旨を通知する(Sc35)。そして内部メモリに記憶されている有価価値の残額がM以上であるか否かを確認し(Sc36)、有価価値の残額がM以上であれば、Sc14〜Sc17の状態に戻る。また、Sc36のステップにおいて有価価値の残額がM未満であれば、Sc18のステップに移行し、挿入中のプリペイドカードに記録されている有価価値の残額を内部メモリに記憶されている有価価値の残額に更新し、内部メモリに記憶されている有価価値の残額及びカード残数表示器11の残数表示データをクリアして、挿入中のプリペイドカードを返却し、カード挿入中LED103を消灯した後、Sc3、Sc4の状態に戻る。
次いで、メダルの貸出に伴うスロットマシン1及びカードユニット100の動作状況を図11に示すタイミングチャートに基づいて説明する。
有価価値が残存するプリペイドカードがカードユニット100に挿入されている状態で、遊技者により1枚BETスイッチ5またはMAXBETスイッチ6が操作され、この操作により指示された賭数を設定するのに必要なクレジットが残存しない場合には、図11(a)に示すように、スロットマシン1からカードユニット100に対して1〜3BET信号のいずれかがonとなり、1〜3枚のメダルの貸出が指示される(t1)。例えば、1枚BETスイッチ5が操作され、クレジットが残存しない場合、MAXBETスイッチ6が操作されてクレジットが2BET分残存する場合等、1BET分のメダルの貸出を要する場合には、1BET:onとして1枚分のメダルの貸出を要求する。また、MAXBETスイッチ6が操作されてクレジットが1BET分残存する場合等、2BET分の貸出を要する場合には、2BET:onとして2枚分のメダルの貸出を要求する。また、MAXBETスイッチ6が操作され、クレジットが残存せず、かつ既に設定されている賭数も0の場合、すなわち3BET分の貸出を要する場合には、3BET:onとして3枚分のメダルの貸出を要求する。
そして、カードユニット100が1〜3BET:onを受信すると、MRDY:onとして貸出指示を正常に受信した旨を通知するとともに、プリペイドカードから読み出された有価価値の残額にて貸出可能な範囲で貸出が要求されたメダル枚数を貸出数カウンタの値としてセットし(t2)、更に、カードユニット100はMRQ:onとしてメダル1枚分の貸出をスロットマシン1に対して要求する(t3)。スロットマシン1がMRDY:onを受信した状態でMRQ:onを受信すると、EXS:onとして貸出要求を正常に受信した旨をカードユニット100に対して通知し、1枚分のメダルを貸し出して賭数を設定し(t4)、賭数の設定の完了に伴いEXS:offとしてメダルの貸出が完了した旨をカードユニット100に対して通知する(t6)。一方、EXS:onを受信したカードユニット100では、MRQ:offとしてプリペイドカードから読み出された有価価値の残額をメダル1枚の貸出額分減算し(t5)、更にEXS:offを受信して貸出の完了を確認すると、貸出数カウンタの値から1を減算する(t6)。そして減算後の貸出数カウンタの値が残存する場合には、再度t2〜t6を繰返し、減算後の貸出数カウンタの値が0となった時点でカードユニット100はMRDY:offとして貸出指示に基づく貸出要求が終了した旨を通知する(t7)。
また、プリペイドカードがカードユニット100に挿入されていない状態において、1枚BETスイッチ5やMAXBETスイッチ6の操作に基づいてカードユニット100が1〜3BET:onを受信した場合には、図11(b)に示すように、MRDY:onとして貸出指示を正常に受信した旨を通知する(t2’)が、メダルを貸し出すための有価価値が存在しないので、1〜3BET:offが検出されるとメダルの貸出要求は行わずに、MRDY:offとして貸出指示に基づく貸出要求が終了した旨を通知する(t3’)。
以上説明したように、本実施例では、スロットマシン1が備える1枚BETスイッチ5またはMAXBETスイッチ6を操作することで、カードユニット100に対して該操作に基づき指示された賭数の設定に必要なメダルの貸出が指示され、これに基づきカードユニット100では、プリペイドカードから読み出された有価価値の残額の範囲内において指示されたメダルの貸出に必要な額が減算されるとともに、貸出が指示された枚数のメダルの貸出が要求され、該要求により貸し出されたメダルを用いて賭数が設定される。すなわち1枚BETスイッチ5またはMAXBETスイッチ6を操作するのみで、当該操作に基づき指示された賭数の設定に必要な枚数のメダルがプリペイドカードから読み出された有価価値の残額の範囲内において貸し出され、該貸し出されたメダルを用いて賭数が設定されるまでの処理が実行されるので、遊技者は1枚BETスイッチ5またはMAXBETスイッチ6の操作を行うのみで、1枚BETスイッチ5またはMAXBETスイッチ6の操作に基づき指示された賭数の設定に必要な枚数のメダルの貸出を受け、かつ貸し出されたメダルを遊技に使用することができる。
また、本実施例のスロットマシン1には、入賞の発生により付与されたメダル枚数をクレジットとして記憶することが可能とされており、1枚BETスイッチ5またはMAXBETスイッチ6が操作された際に、クレジットが残存する場合には、クレジットを優先して賭数の設定に用いるとともに、クレジットが残存しない場合や不足する場合にカードユニット100に対して貸出指示がなされるようになっており、余分にプリペイドカードから読み出された有価価値が消費されてしまうことを防止できる。
尚、本実施例では、MAXBETスイッチ6が操作された際に、MAXBETスイッチ6の操作に基づき指示された賭数を設定するのに必要なクレジットが残存しない場合でも、クレジットが残存していれば、残存するクレジットを賭数の設定に使用し、不足する場合にカードユニット100に対して不足分(MAXBETスイッチ6の操作に基づき指示された賭数から残存するクレジットを用いて設定可能な賭数を減算した賭数の設定に必要な枚数)の貸出指示を行うようになっており、このようにすることで、余分にプリペイドカードから読み出された有価価値が消費されてしまうことを確実に防止できることから好ましいが、MAXBETスイッチ6が操作された際に、MAXBETスイッチ6の操作に基づき指示された賭数を設定するのに必要なクレジットが残存しているか否かを判定し、指示された賭数を設定するのに必要なクレジットが残存していると判定されたときのみ、クレジットを用いて賭数を設定し、指示された賭数を設定するのに必要なクレジットが残存していると判定されなかったときには、指示された賭数を設定するのに必要な分の貸出指示がカードユニット100に対してなされるようにしても良く、この場合でも、余分にプリペイドカードから読み出された有価価値が消費されてしまうことを防止できる。
また、本実施例のスロットマシン1には、カードユニット100に挿入されたプリペイドカードから読み出された有価価値の残額が、該有価価値の残額により貸出可能なメダル数に換算して表示されるカード残数表示器11を備えているので、遊技者はプリペイドカードに残存する有価価値にてどの程度のゲームを実行することが可能であるかを容易に把握することができる。
また、本実施例のスロットマシン1は、カードユニット100が正常に接続されている旨を示すカードユニット接続信号(VL)に基づいてカードユニット100が正常に接続された状態であるか否かを判定し、カードユニット100が正常に接続された状態であることを条件に投入されたメダルの有効な検出及び1枚BETスイッチ5、MAXBETスイッチ6の検出が行われるようになっており、カードユニット100が接続されていない状態においては、賭数を設定することが不可能となり、新たに賭数を設定してゲームを行うことが不可能となるようになっている。しかしながら、ゲームの実行中に接続不良等により、カードユニット100との接続が切断される場合もあるが、既に賭数が設定されている状態であれば、カードユニット100が正常に接続されているか否かに関わらずスタートスイッチ7の操作は有効に検出され、既に設定されている賭数に基づくゲームについては開始することができるようになっているため、既に賭数の設定にメダルが用いられているのにも関わらず、ゲームが開始できなくなってしまうことを防止できる。
尚、本実施例では、カードユニット100が正常に接続された状態であることを条件に投入されたメダルの有効な検出及び1枚BETスイッチ5、MAXBETスイッチ6の検出を行うことで、カードユニット100が接続されていない状態において賭数を設定することが不可能となるようになっているが、例えば、カードユニット100が正常に接続された状態であることを条件に1〜3BET貸出指示信号の出力、すなわち貸出指示がなされるようにし、かつカードユニット100が正常に接続された状態であることを条件にクレジットを用いて賭数が設定されるようにしても良い。また、クレジットとしてメダルを記憶する機能を搭載しない遊技機にあっては、カードユニット100が正常に接続された状態であることを条件に1〜3BET貸出指示信号の出力、すなわち貸出指示がなされるようにしても良い。また、カードユニット100が正常に接続されているか否かに関わらず1〜3BET貸出指示信号の出力、すなわち貸出指示はなされるが、カードユニット100が正常に接続されていることを条件に、カードユニット100からの貸出要求に伴う賭数の設定を行わないようにしても良い。そして、これらの場合でも、新たに賭数を設定してゲームを行うことが不可能にできる。
また、本実施例のスロットマシン1では、1BETスイッチ5またはMAXBETスイッチ6が操作されたことに基づきカードユニット100に対して貸出指示がなされたときから、カードユニット100から当該貸出指示に基づく貸出要求の終了が通知されるまでの間、すなわちカードユニット100との信号のやりとりを行っている間、メダル投入部4から投入されたメダルの流下経路が取込経路から返却経路に切り替えられるようになっており、1BETスイッチ5またはMAXBETスイッチ6の操作に基づくカードユニット100との信号のやりとりを行っている最中に投入されたメダルが賭数の設定やクレジットの加算に用いられることなく内部に取り込まれてしまうことを防止できる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて説明してきたが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
例えば、前記実施例では、記憶媒体として有価価値が記憶されたプリペイドカードを受け付けて、受け付けたプリペイドカードから読み出された有価価値を用いてメダルの貸出を遊技機に行わせるカードユニット100を貸出装置として適用しているが、例えば、貨幣を受け付けて、受け付けた貨幣金額に基づく有価価値を装置内に設けられた記憶媒体(例えば、遊技者が取り出せないように内封された記録媒体やRAM等の貸出装置が内蔵するメモリ)に記憶し、この装置内の記憶媒体に記憶された有価価値を用いてメダルの貸出を遊技機に行わせる貸出装置を適用しても良い。
また、前記実施例では、スロットマシン1の遊技制御基板40に搭載されたメイン制御部41がカードユニット100の制御ユニット106との信号の授受を行っているが、例えば、メイン制御部41の他にメダルの払出制御やクレジットの加減算等を特化して行うサブ制御部を搭載し、サブ制御部がカードユニット100の制御ユニット106との信号の授受を行うようにしても良く、これによりメイン制御部41の制御負荷を分散させることができる。
また、前記実施例のスロットマシンは、メダルを投入して賭数を設定したりクレジットに加算することが可能とされているが、パチンコ球を用いて賭数を設定したりクレジットに加算することが可能なスロットマシンでも良い。また、クレジットのみを用いて遊技を行い、メダル等の遊技媒体が外部に払い出されることのない完全クレジット式のスロットマシンを適用しても良い。
また、前記実施例では、遊技機としてスロットマシンを適用しているが、賭数を設定してゲームを行う遊技機であれば、その種類に関わらず適用可能である。
前記実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
本発明の請求項1は、記憶媒体(プリペイドカード)に記憶された有価価値を用いて遊技に使用可能な遊技用価値(メダル)の貸出を行うための貸出装置(カードユニット100)に対応して設けられ、前記遊技用価値を用いて1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報(図柄)を変動表示可能な可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされた遊技機(スロットマシン1)であって、遊技者の操作に応じて前記賭数の設定を指示する賭数設定操作手段(1枚BETスイッチ5、MAXBETスイッチ6)と、前記賭数設定操作手段が操作されたときに、前記貸出装置に対して該操作に基づき指示された賭数の設定に必要な遊技用価値の貸出を指示する貸出指示情報(1〜3BET貸出指示信号)を前記貸出装置に送信する貸出指示情報送信手段(メイン制御部41)と、前記貸出指示情報の受信に応答して、前記記憶媒体に残存する有価価値の範囲内において該受信した貸出指示情報により貸出が指示された遊技用価値の貸出に必要な有価価値に相当する遊技用価値の貸出要求(MRQ:on)を送信する前記貸出装置から前記貸出要求を受信したときに該貸出要求により要求された遊技用価値を用いて賭数を設定する賭数設定手段(メイン制御部41)と、を備える。
本発明の請求項2は、遊技者所有の遊技用価値(メダル数)を記憶する遊技用価値記憶手段(クレジット)と、前記賭数設定操作手段(1枚BETスイッチ5、MAXBETスイッチ6)が操作されたときに、該操作に基づき指示された賭数の設定に必要な遊技用価値が前記遊技用価値記憶手段に記憶されているか否かを判定する遊技用価値判定手段(メイン制御部41)と、を備え、前記賭数設定手段(メイン制御部41)は、前記遊技用価値判定手段が前記指示された賭数の設定に必要な遊技用価値が前記遊技用価値記憶手段に記憶されていると判定したときに、前記遊技用価値記憶手段に記憶されている遊技用価値を用いて前記指示された賭数を設定し、前記貸出指示情報送信手段(メイン制御部41)は、前記遊技用価値判定手段が前記指示された賭数の設定に必要な遊技用価値が前記遊技用価値記憶手段に記憶されていないと判定したときに、該指示された賭数の設定に必要な遊技用価値の貸出を指示する貸出指示情報(1〜3BET貸出指示信号)を送信する。
本発明の請求項3は、前記貸出装置(カードユニット100)の記憶媒体(プリペイドカード)に残存する有価価値に相当する前記遊技用価値の量(残存する有価価値にて貸出可能なメダル数)を表示する残存有価価値表示手段(カード残数表示器11)を備える。
本発明の請求項4は、前記貸出装置(カードユニット100)と接続されているか否かを判定する接続判定手段(メイン制御部41)と、遊技者の操作(スタートスイッチ7の検出)に応じてゲームを開始させるゲーム開始手段(メイン制御部41)と、を備え、前記ゲーム開始手段は、前記接続判定手段が前記貸出装置と接続されていると判定したか否かに関わらずゲームを開始させ、前記賭数設定手段(メイン制御部41)は、前記接続判定手段が前記貸出装置と接続されていると判定したことを条件に前記賭数を設定する。
本発明の請求項5は、遊技の制御を行う遊技制御手段(メイン制御部41)を備え、該遊技制御手段は、前記貸出装置(カードユニット100)とのデータ(信号)の授受を行うデータ通信手段を含む。
本発明の請求項6は、遊技者により投入された遊技媒体(メダル)を用いて賭数を設定することが可能であり、前記貸出指示情報送信手段(メイン制御部41)が前記貸出指示情報(1〜3BET貸出指示信号)を送信するときに、前記投入された遊技媒体の経路を賭数の設定に用いるために取り込むための取込経路から遊技者に返却するための返却経路に切り替える経路切替手段(メイン制御部41、流路切替ソレノイド13)を備える。
本発明の請求項7は、請求項1〜6のいずれかに記載の遊技機(スロットマシン1)と、前記遊技機に対応して設けられ、記憶媒体(プリペイドカード)に記憶された有価価値を用いて前記遊技用価値(メダル)の貸出を行うための貸出装置(カードユニット100)と、から構成される遊技用装置であって、前記貸出装置は、前記遊技機から前記貸出指示情報(1〜3BET貸出指示信号)を受信し、前記記憶媒体に有価価値が残存している場合に、該記憶媒体に残存する有価価値の範囲内において前記受信した貸出指示情報により貸出が指示された遊技用価値の貸出に必要な有価価値を減算するとともに、該減算した有価価値に相当する遊技用価値の貸出要求(MRQ:on)を前記遊技機に対して送信する貸出要求手段(制御ユニット106)を備える。
本発明が適用された遊技用装置を構成するスロットマシン及びカードユニットの正面図である。 スロットマシン及びカードユニットの構成を示すブロック図である。 スロットマシンとカードユニットとの間でやりとりされる信号を示す図である。 スロットマシンの遊技制御基板が搭載するメイン制御部の制御内容を示すフローチャートである。 図4に示すBET処理の詳細な制御内容を示すフローチャートである。 図4に示すBET処理の詳細な制御内容を示すフローチャートである。 図4に示すBET処理の詳細な制御内容を示すフローチャートである。 図4に示すBET処理の詳細な制御内容を示すフローチャートである。 カードユニットの制御ユニットが搭載するマイクロコンピュータの制御内容を示すフローチャートである。 カードユニットの制御ユニットが搭載するマイクロコンピュータの制御内容を示すフローチャートである。 (a)(b)は、メダルの貸出に伴うスロットマシンとカードユニットの動作状況を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 スロットマシン、
2L、2C、2R リール
5 1枚BETスイッチ
6 MAXBETスイッチ
7 スタートスイッチ
11 カード残数表示器
13 流路切替ソレノイド
41 メイン制御部
100 カードユニット
106 制御ユニット

Claims (7)

  1. 記憶媒体に記憶された有価価値を用いて遊技に使用可能な遊技用価値の貸出を行うための貸出装置に対応して設けられ、前記遊技用価値を用いて1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされた遊技機であって、
    遊技者の操作に応じて前記賭数の設定を指示する賭数設定操作手段と、
    前記賭数設定操作手段が操作されたときに、前記貸出装置に対して該操作に基づき指示された賭数の設定に必要な遊技用価値の貸出を指示する貸出指示情報を前記貸出装置に送信する貸出指示情報送信手段と、
    前記貸出指示情報の受信に応答して、前記記憶媒体に残存する有価価値の範囲内において該受信した貸出指示情報により貸出が指示された遊技用価値の貸出に必要な有価価値に相当する遊技用価値の貸出要求を送信する前記貸出装置から前記貸出要求を受信したときに該貸出要求により要求された遊技用価値を用いて賭数を設定する賭数設定手段と、
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 遊技者所有の遊技用価値を記憶する遊技用価値記憶手段と、
    前記賭数設定操作手段が操作されたときに、該操作に基づき指示された賭数の設定に必要な遊技用価値が前記遊技用価値記憶手段に記憶されているか否かを判定する遊技用価値判定手段と、
    を備え、
    前記賭数設定手段は、前記遊技用価値判定手段が前記指示された賭数の設定に必要な遊技用価値が前記遊技用価値記憶手段に記憶されていると判定したときに、前記遊技用価値記憶手段に記憶されている遊技用価値を用いて前記指示された賭数を設定し、
    前記貸出指示情報送信手段は、前記遊技用価値判定手段が前記指示された賭数の設定に必要な遊技用価値が前記遊技用価値記憶手段に記憶されていないと判定したときに、該指示された賭数の設定に必要な遊技用価値の貸出を指示する貸出指示情報を送信する、
    請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記貸出装置の記憶媒体に残存する有価価値に相当する前記遊技用価値の量を表示する残存有価価値表示手段を備える請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記貸出装置と接続されているか否かを判定する接続判定手段と、
    遊技者の操作に応じてゲームを開始させるゲーム開始手段と、
    を備え、
    前記ゲーム開始手段は、前記接続判定手段が前記貸出装置と接続されていると判定したか否かに関わらずゲームを開始させ、
    前記賭数設定手段は、前記接続判定手段が前記貸出装置と接続されていると判定したことを条件に前記賭数を設定する、
    請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 遊技の制御を行う遊技制御手段を備え、
    該遊技制御手段は、前記貸出装置とのデータの授受を行うデータ通信手段を含む、
    請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 遊技者により投入された遊技媒体を用いて賭数を設定することが可能であり、
    前記貸出指示情報送信手段が前記貸出指示情報を送信するときに、前記投入された遊技媒体の経路を賭数の設定に用いるために取り込むための取込経路から遊技者に返却するための返却経路に切り替える経路切替手段を備える、
    請求項1〜5のいずれかに記載の遊技機。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の遊技機と、
    前記遊技機に対応して設けられ、記憶媒体に記憶された有価価値を用いて前記遊技用価値の貸出を行うための貸出装置と、
    から構成される遊技用装置であって、
    前記貸出装置は、前記遊技機から前記貸出指示情報を受信し、前記記憶媒体に有価価値が残存している場合に、該記憶媒体に残存する有価価値の範囲内において前記受信した貸出指示情報により貸出が指示された遊技用価値の貸出に必要な有価価値を減算するとともに、該減算した有価価値に相当する遊技用価値の貸出要求を前記遊技機に対して送信する貸出要求手段を備えることを特徴とする遊技用装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014158911A (ja) * 2014-03-13 2014-09-04 Universal Entertainment Corp 遊技システム、遊技機及び遊技媒体管理装置
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