JP2005323633A - 吊りベルト式枕 - Google Patents

吊りベルト式枕 Download PDF

Info

Publication number
JP2005323633A
JP2005323633A JP2004141830A JP2004141830A JP2005323633A JP 2005323633 A JP2005323633 A JP 2005323633A JP 2004141830 A JP2004141830 A JP 2004141830A JP 2004141830 A JP2004141830 A JP 2004141830A JP 2005323633 A JP2005323633 A JP 2005323633A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
side frame
suspension
type pillow
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004141830A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunikazu Daba
邦和 駄場
Katsuhiro Manabe
克博 眞鍋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KODAWARI KAIGO YOHIN KK
RASUKU KK
Original Assignee
KODAWARI KAIGO YOHIN KK
RASUKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KODAWARI KAIGO YOHIN KK, RASUKU KK filed Critical KODAWARI KAIGO YOHIN KK
Priority to JP2004141830A priority Critical patent/JP2005323633A/ja
Publication of JP2005323633A publication Critical patent/JP2005323633A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Bedding Items (AREA)

Abstract

【課題】 首筋の緊張を緩和させた状態で、頭部を常に自然な位置に保持することよって、首筋をほとん ど無負荷の状態で安定させて、肩こりや、頭痛、手足のしびれ等を効率的に改善し、かつ、リラックスして就寝することができる吊りベルト式枕を提供する。
【解決手段】 この吊りベルト式枕10は、基台20と、この基台20の両側から立設された側枠30と、この側枠30に両端部を支持されて、U字状に吊り下げられたベルト40とを備え、ベルト40上面に頭部を載せる頭部載置部42が形成されている。また、ベルト40の両端部から頭部載置部42に至る高さAが200〜600mmとされ、ベルト40の両端部の吊り間隔Bが、300〜700mmとされている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、首筋の緊張状態を緩和させて、肩こりや、頭痛、手足のしびれ等を効率的に改善し、かつ、リラックスして就寝することができる吊りベルト式枕に関する。
人体の中でも、比較的重い頭部を支えている首回りの筋肉群(以下、首筋という)は、頭部の重みにより負荷が加わっており、首筋は常に緊張状態にある。従来から就寝時に用いられている枕は、頭部を保持することによって、首筋の緊張状態をある程度緩和している。
しかしながら、従来からの枕は、頭部の重みによって沈み込んでしまうことが多々あり、特にクッション材が柔らかすぎる場合には、その傾向が顕著であった。このような場合、首筋の緊張状態を緩和させることは、ほとんど期待できず、むしろ肩こりや頭痛等の原因となってしまっている。一方、クッション材が硬すぎる場合には、頭部の重みによって沈み込むことはないが寝心地が悪くなり、安眠できるとは言いがたかった。
そのため、就寝時の睡眠を快適にして、肩こりや頭痛、手足のしびれ等を防止するように、様々な形態の枕が考案されている。例えば、下記特許文献1には、架設枠にベルト状の布を掛け渡した構造の、ハンモック型枕が開示されている。
また、下記特許文献2には、枕本体の中央部に使用者の顔面の輪郭形状にほぼ相応した形状の孔を備え、少なくとも使用者の顔面周縁部を受ける枕本体の孔の周縁部が弾性材料で構成され、横方向には予定の範囲でほぼ水平に変位できるが縦方向には変位しないように枕本体を支持体に装着したことを特徴とする医療用枕が開示されている。
実開平1−159762号公報 特開平10―277102号公報
上記特許文献1のハンモック式枕は、頭部を冷やすことにより頭部の安静と安眠を図ることを目的としているが、架設枠に布からなるベルトがほぼ水平に近い状態で張設されているため、頭部を載せた状態でベルトはほとんど動かず、またホールド感も乏しい。このため、首筋の緊張状態を効果的に緩和させることは困難であると考えられる。
上記特許文献2の医療用枕は、うつ伏せ状態になって、枕本体に設けられた孔に顔面を載せることによって、ベルト(枕本体支持部材)上に頭部が配置されるものである。しかしながら、この枕は、眼の病気等の手術後に使用される特別な用途のものであり、通常の枕として利用することはできなかった。
したがって、本発明の目的は、首筋の緊張を緩和させた状態で、頭部を常に自然な位置に保持することよって、首筋をほとんど無負荷の状態で安定させて、肩こりや、頭痛、手足のしびれ等を効率的に改善し、かつ、リラックスして就寝することができる吊りベルト式枕を提供するものである。
上記目的を達成するため、本発明の吊りベルト式枕は、基台と、この基台の両側から立設された側枠と、この側枠に両端部を支持されて、U字状に吊り下げられたベルトとを備え、前記ベルト上面に頭部を載せる頭部載置部が形成されてなる吊りベルト式枕において、前記ベルトの両端部の吊り位置から頭部載置部に至る高さが200〜600mmとされ、前記ベルトの両端部の吊り間隔が、300〜700mmとされていることを特徴とする。
本発明によれば、基台の両側から立設した側枠にベルトの両端部を吊り下げ支持し、ベルトの両端部の吊り位置から頭部載置部に至る高さを200〜600mmとし、ベルトの両端部の吊り間隔を300〜700mmとしたことにより、ベルトの上に頭部を載せたときにベルトが揺動可能となっているため、頭部を常に自然な位置、すなわち首筋が弛緩した状態で落ち着く位置に保持して、首筋の緊張状態を緩和させることができる。また、ベルトが頭部の下面に沿って湾曲して包み込むように当たるため、ホールド感がよく、首筋を弛緩させても頭部を安定して保持することができる。このように、首筋の緊張状態を効率的に緩和できるので、肩こり、頭痛、手足のしびれ等を効果的に改善することができ、神経叢のまひ症状等の改善やリハビリ効果等も期待できる。また、血行促進、頚椎の矯正保持を図ることができ、身体機能の老化、活動性の低下等の予防・改善も期待でき、更に、寝心地がよくリラックスして就寝することができる。
本発明の好ましい態様によれば、前記ベルトの幅が、200〜300mmであることが好ましい。この態様によれば、頭部を安定してかつ揺動を妨げることなく保持することができ、本発明の効果を高めることができる。
本発明の好ましい態様によれば、前記ベルトの両端部は、面ファスナーによって、前記側枠に長さ調整可能に取付けられていることが好ましい。この態様によれば、ベルトの長さを調整して、吊り高さを使用者の好みに応じて変更することができる。
本発明の好ましい態様によれば、前記ベルトの頭部載置部にパッドが装着されていることが好ましい。この態様によれば、パッドを介して頭部をベルトの上に載せるので、ベルトの頭部載置部上に頭部を直接載せた場合に比べて、クッション性や通気性等を良好にすることができる。
本発明の好ましい態様によれば、前記ベルトは、無端状のベルトからなり、前記側枠上端部には、それぞれ回転可能なローラーが取付けられており、前記無端状のベルトが前記側枠の各ローラーに張設されてU字状に支持されていることが好ましい。この態様によれば、無端状のベルトが頭部の動きに合わせて回動するので、寝返り等をしやすくなる。
本発明の好ましい態様によれば、前記ベルトは、その両端部を支持する棒状部材と、この棒状部材を前記側枠に吊り下げ支持する紐状体とを介して、前記側枠に支持されていることが好ましい。この態様によれば、前記態様に比べて、ベルトがより自由に揺動するため、首筋の緊張状態を効果的に緩和させることができる。
本発明の好ましい態様によれば、前記側枠は、前記基台に対して挿脱可能に取付けられていることが好ましい。この態様によれば、側枠を基台から挿脱することにより、組立や分解が可能となるので、設置場所を変更したり、移動したりする際に持ち運びがしやすく、しかも収納する際の収納スペースをなるべく小さくすることができる。
本発明の好ましい態様によれば、前記側枠は、前記基台に対して回動し、折り畳み可能に取付けられており、かつ、前記基台に対して立設した状態を維持し、倒れを防止するストッパが設けられていることが好ましい。この態様によれば、ストッパを外して側枠を基台に対して回動させることにより折り畳むことができるので、設置場所を変更したり、移動したりする際の持ち運びが容易で、収納時の収納スペースも小さくすることができる。そして、折り畳んだときとは反対方向に側枠を回動させ、側枠が立設した状態で、ストッパを取付けるだけで元の状態に簡単に戻すことができる。
本発明の吊りベルト式枕によれば、ベルトによって頭部を吊り下げ支持し、しかもベルトの両端部の吊り位置から頭部載置部に至る高さを200〜600mmとし、ベルトの両端部の吊り間隔を300〜700mmとしたことにより、ベルトの上に頭部を載せたときにベルトを揺動可能として、頭部を常に自然な位置、すなわち首筋が弛緩した状態で落ち着く位置に保持して、首筋の緊張状態を緩和させることができる。また、ベルトが頭部の下面に沿って湾曲して包み込むように当たるため、ホールド感がよく、首筋を弛緩させても頭部を安定して保持することができる。これによって、肩こり、頭痛、手足のしびれ等を効果的に改善することができ、神経叢のまひ症状等の改善やリハビリ効果等も期待できる。また、血行促進、頚椎の矯正保持を図ることができ、身体機能の老化、活動性の低下等の予防・改善も期待でき、更に、寝心地がよくリラックスして就寝することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1〜3には、本発明の吊りベルト式枕の第1の実施形態が示されている。
図1に示されるように、この吊りベルト式枕10は、基台20と、側枠30と、ベルト40とを有している。
基台20は、角材をコ字状に連結してなる枠体21と、この枠体21の下面に釘、ネジ、接着剤等によって固定された板22とで構成されている。板22は、例えば布団等の上に載置したときに、布団が盛り上がってベルト40が着地してしまうのを防止する。また、枠体21の前端縁、すなわち首を挿入する部分には、角材を配置しないで首等が角材に当たるのを防止している。
側枠30は、基台20の両側の枠体21上に立設した一対の平行な支柱31,31と、これらの支柱31,31の上端部を連結する支持棒32とを有している。
上記の基台20、側枠30の材質としては、頭部の重みを支持することができれば特に限定されず、例えば、木、金属、プラスチック等の材料が好ましく用いられる。
ベルト40は、例えば布製で、その両端部と、該両端部から所定の距離だけ離れた箇所に、ベルト40の長手方向に対して直交する方向に伸びる帯状の面ファスナー41が設けられている。両端部から離れた位置に設けられる面ファスナー41は、所定間隔で複数個設けられており、両端部の面ファスナー41と接合するものを選択することによって、ベルト40の長さを調整することができるようになっている。そのため、ベルト40によって支持する高さを使用者の好みに応じて変えることができる。
そして、ベルト40の両端部を、側枠30の支持棒32,32の外周に周回させて、両端部の面ファスナー41と、それより内側に設けられた面ファスナー41とを接合することにより、支持棒32,32にベルト40を取付けることができ、ベルト40は、側枠30の支持棒32,32に支持されてU字状に吊り下げられる。
この場合、本発明では、図2に示すように、ベルト40の両端部から頭部載置部に至る高さAが200〜600mm、好ましくは400〜500mmに設定される。高さAが200mm未満では、ベルト40に頭部Hを載せたとき、ベルト40が揺動しにくく、首筋を弛緩させて支持する効果が乏しくなる。また、高さAが600mmを超えると、側枠31が両側に高く突き出るので、仰向けになって頭部をベルト40に載せたとき、側枠31による圧迫感が強くなる可能性がある。
また、ベルト40の両端部の吊り間隔Bは、300〜700mm、好ましくは400〜500mmに設定される。吊り間隔Bが300mm未満では、側枠30の間隔が狭くなって圧迫感が増すと共に、頭部Hが入りにくくなったり、側枠30に肩が当たったりする可能性があり、700mmを超えると、ベルト40が揺動しにくくなり、装置全体が大掛かりで製造コストが高くなってしまう。
更に、ベルトの幅は、200〜300mmであることが好ましい。200mm以下であると、頭部をベルト40に載せた場合に安定して保持することができず好ましくない。300mm以上であると、首の周囲にまとわりつく傾向があり、頭部を揺動可能に保持しにくくなる。また、基台20、側枠30が大型化するので、製造コストが増加してしまい好ましくない。
この吊りベルト式枕10によれば、ベルト40が側枠30の上端から吊り下げ支持されているので、頭部Hをベルト40の頭部載置部42に載せたときに、体の軸方向やそれと直交する方向に比較的自由に揺動する。このため、使用者の体位に合わせて、頭部を常に自然な位置、すなわち首筋が弛緩した状態で落ち着く位置に保持して、首筋の緊張状態を緩和させることができる。また、ベルト40が頭部Hの下面に沿って湾曲して包み込むように当たるため、ホールド感がよく、首筋を弛緩させても頭部を安定して保持することができる。これによって、首筋の緊張状態を効率的に緩和させることができるので、例えば、肩こり、頭痛、手足のしびれ等を効果的に改善することができる。また、首から脊髄に出て腕に伸びている神経叢のまひ症状等の、首の神経群に起因する症状に対しても、その症状の改善やリハビリ効果等を期待できる。更に、血行促進、頚椎の矯正保持を図ることができ、身体機能の老化、活動性の低下等の予防・改善も期待できる。加えて、寝心地がよくリラックスして就寝することができる。
また、図3に示されるように、ベルト40の頭部載置部42上には、パッド42aが載置されていてもよい。このパッド42aは、ウレタンフォーム等のクッション材を布等のカバーで包んで形成されており、図示しない面ファスナー等を介してベルト40と接合されている。このように、パッド42aを用いることにより、ベルト40の頭部載置部42上に頭部を直接載せた場合に比べてクッション感がもたらされ、寝返りをした場合においても、違和感が少なくなる。また、パッド42aと、ベルト40との間に図示しない樹脂板等を挟みこんでいてもよい。この場合、頭部の保持性が向上する。
図4には、本発明の吊りベルト式枕の第2の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には、同符合を付してその説明を省略することにする。
この吊りベルト式枕10aは、前記実施形態10と比べ、ベルト及びベルトを支持する部材が異なっている。すなわち、側枠30を構成する一対の支柱31,31の間に、図示しない支軸を介してローラー32が回転可能に支持されており、このローラー32に無端状のベルト40aが支持されている。すなわち、無端状のベルト40aは、両側の側枠30の各ローラー32に張設されてU字状に垂れ下がっており、その下端部に頭部載置部42が設けられている。
この実施形態によれば、寝返り等をした場合に、無端状のベルト40aが頭部Hの動きに合わせて回動するので、頭部Hを常に無理のない自然な位置に保持することができる。
図5には、本発明の吊りベルト式枕の第3の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には、同符合を付してその説明を省略することにする。
この吊りベルト式枕10bは、前記実施形態10と比べて、枠体及びベルトを吊り下げる支持部材が主に異なっている。この実施形態の場合、基台20は、板22のみで構成され、この基台20の両側から、コ字状のフレームからなる側枠30a,30aが立設されている。この側枠30aの上方の水平支持部32aの中央部には、棒状部材33に連結された紐状体34が支持されている。そして、棒状部材33にベルト40の両端部が巻きつけて面ファスナー41で固定することにより、ベルト40が吊り下げられている。
この実施形態によれば、前記実施形態に比べて、ベルト40が紐状体34を介して側枠30aに吊り下げ支持されているので、方向を問わず、より自由に揺動するので、首筋の緊張状態を効果的に緩和させることができる。
図6には、本発明の吊りベルト式枕の第4の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には、同符合を付してその説明を省略することにする。
この吊りベルト式枕10cは、前記実施形態10bとほぼ同じ構成をなしており、側枠30aの水平支持部32aから、一対のループバンド34a,34aによって棒状部材33の両端が支持されている点が異なっている。
この実施形態によれば、ベルト40の揺動性を第1実施形態のものより大きくできると共に、ベルト40の長さを短くしてコストを低減することができる。
図7には、本発明の吊りベルト式枕の第5の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には、同符合を付してその説明を省略することにする。
この吊りベルト式枕10dは、前記第1の実施形態に対して、側枠30が基台20から取外し可能とされている点が相違している。すなわち、基台20の4隅に角筒状のホルダ23が取付けられており、側枠30の支柱31の下端部を上記ホルダ23に差し込むことによって、側枠30を基台20に立設することができるようになっている。
この実施形態によれば、側枠30を基台20から挿脱可能となっているので、吊りベルト式枕10dの設置場所を変更したり、移動したりする際に持ち運びがしやすく、しかも収納する際の収納スペースをなるべく小さくすることができる。
図8には、本発明の吊りベルト式枕の第6の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には、同符合を付してその説明を省略することにする。
この吊りベルト式枕10eは、基台20の両側部に、側枠30の支柱31の下端部がボルト35によって回動可能に連結されている。側枠30の支持棒32には、前記と同様な態様でベルト40の両端部が取付けられる。また、一方の支柱31の中間長さ位置には、リンク状のストッパ50の一端50aが枢着されており、ストッパ50の他端50bは、例えばC字形状等をなしていて、基台20の前面中間位置に設けられたピン24に係止可能とされている。
したがって、この吊りベルト式枕10eは、側枠30を基台20に対して回動させて立設させ、上記ストッパ50を回動させて、その一端50aをピン24に係止させることにより、側枠30を立設した状態に固定することができる。
また、使用しないときには、図8中の想像線で示すように、上記ストッパ50のピン24に対する係合を外して、一方の側枠30を基台20の上面側に倒し、他方の側枠30を基台20の下面側に倒すことにより、コンパクトな形状に折り畳むことができる。このように、側枠30を折り畳むことによって、設置場所を変更したり、移動したりする際の持ち運びが容易で、収納時の収納スペースも小さくすることができる。また、側枠30を折り畳んだ状態から、使用状態に戻す際にも、簡単に元に戻すことができる。
図9には、上記第6実施形態におけるストッパの構造を変えた他の実施形態が示されている。すなわち、この実施形態では、基台20の4隅にブロック24が固着されており、側枠30の支柱31下端部と上記ブロック24を貫通して、ボルト状の支軸36が挿通され、ナット37で締め付けることにより、側枠30が回動可能に支持されている。また、支柱31及びブロック24の上記支軸36よりもやや上方位置には、ストッパピン38を挿通する孔が形成されている。したがって、側枠30を基台20に対して立設した状態にし、ストッパピン38を挿入することによって、側枠30を立設した状態に固定できるようになっている。
図1、2に示すような、吊りベルト式枕10を製造した。この場合、ベルト40はキルティング加工を施した布で、それ以外の各部材は、木材で製造した。
このベルト式枕10全体の大きさは、基台20の幅400mm、奥行き300mm、側枠30の高さ400mmであった。また、ベルト40の両端部の吊り位置から頭部載置部42に至る高さAは350mm、ベルト40の両端部の吊り間隔Bは350mm、ベルト40の幅は250mmであった(図2参照)。
以上のような吊りベルト式枕10を、10名のパネラーに5日間程度使用させ、その評価を行った。評価方法は、以下の通りである。
(i)使用後の首筋の状況について、a)痛み、b)しびれ、c)張り、d)こり、e)動きやすさについて、5段階(5…大変良好、4…ややよい、3…変化なし、2…やや悪い、1…非常に悪い)で評価し、その平均点で表した。
(ii)使用後の生活状況について、a)気分の爽快さ、b)睡眠状況について、上記と同じ5段階で評価し、その平均点で表した。
(iii)使いやすさについて、a)使い勝手、b)形、c)重さについて、上記と同じ5段階で評価し、その平均点で表した。
この結果を表1に示す。











Figure 2005323633
上記表1より、本発明の吊りベルト式枕によれば、首筋の緊張状態を緩和させることができ、首筋の痛み、こり等を効果的に改善でき、またリラックスして就寝できることが明らかとなった。
本発明によれば、首筋の緊張を緩和させて、肩こり、頭痛、手足のしびれ等を効率的に改善し、かつ、リラックスして就寝することができる吊りベルト式枕を提供できる。
本発明による吊りベルト式枕の第1の実施形態を示す斜視図である。 同吊りベルト式枕の使用状態を示す正面図である。 同吊りベルト式枕のベルトの頭部載置部上にパッド42を載置した場合の使用状態を示す正面図である。 本発明による吊りベルト式枕の第2の実施形態を示す断面図である。 本発明による吊りベルト式枕の第3の実施形態を示す斜視図である。 本発明による吊りベルト式枕の第4の実施形態を示す斜視図である。 本発明による吊りベルト式枕の第5の実施形態を示す分解斜視図である。 本発明による吊りベルト式枕の第6の実施形態を示す分解斜視図である。 同第6実施形態において、ストッパの構造を変えた他の実施形態を示す部分断面図である。
符号の説明
10 吊りベルト式枕
20 基台
30 側枠
32a ローラー
33 棒状部材
34,34a 紐状体
40 ベルト
40a 無端状のベルト
41 面ファスナー
42 頭部載置部
42a パッド
50 ストッパ

Claims (8)

  1. 基台と、この基台の両側から立設された側枠と、この側枠に両端部を支持されて、U字状に吊り下げられたベルトとを備え、前記ベルト上面に頭部を載せる頭部載置部が形成されてなる吊りベルト式枕において、
    前記ベルトの両端部の吊り位置から頭部載置部に至る高さが200〜600mmとされ、前記ベルトの両端部の吊り間隔が、300〜700mmとされていることを特徴とする吊りベルト式枕。
  2. 前記ベルトの幅が、200〜300mmである請求項1記載の吊りベルト式枕。
  3. 前記ベルトの両端部は、面ファスナーによって、前記側枠に長さ調整可能に取り付けられている請求項1又は2記載の吊りベルト式枕。
  4. 前記ベルトの頭部載置部にパッドが装着されている請求項1〜3のいずれか1つに記載の吊りベルト式枕。
  5. 前記ベルトは、無端状のベルトからなり、前記側枠上端部には、それぞれ回転可能なローラーが取り付けられており、前記無端状のベルトが前記側枠の各ローラーに張設されてU字状に支持されている請求項1〜4のいずれか1つに記載の吊りベルト式枕。
  6. 前記ベルトは、その両端部を支持する棒状部材と、この棒状部材を前記側枠に吊り下げ支持する紐状体とを介して、前記側枠に支持されている請求項1〜5のいずれか1つに記載の吊りベルト式枕。
  7. 前記側枠は、前記基台に対して挿脱可能に取り付けられている請求項1〜6のいずれか1つに記載の吊りベルト式枕。
  8. 前記側枠は、前記基台に対して回動し、折り畳み可能に取り付けられており、かつ、前記基台に対して立設した状態を維持し、倒れを防止するストッパが設けられている請求項1〜6のいずれか1つに記載の吊りベルト式枕。
JP2004141830A 2004-05-12 2004-05-12 吊りベルト式枕 Pending JP2005323633A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004141830A JP2005323633A (ja) 2004-05-12 2004-05-12 吊りベルト式枕

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004141830A JP2005323633A (ja) 2004-05-12 2004-05-12 吊りベルト式枕

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005323633A true JP2005323633A (ja) 2005-11-24

Family

ID=35470454

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004141830A Pending JP2005323633A (ja) 2004-05-12 2004-05-12 吊りベルト式枕

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005323633A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008229247A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Tairiku:Kk
JP2015173694A (ja) * 2014-03-13 2015-10-05 健一 八木 あごハンモック
JP2016165462A (ja) * 2015-03-04 2016-09-15 ひろみ 坂本 吊り枕
KR101834620B1 (ko) * 2015-12-10 2018-03-06 현재훈 두상 변형 예방용 베개
CN112450672A (zh) * 2020-11-16 2021-03-09 湖州高裕家居科技有限公司 一种高度可调节的枕头
US20220211164A1 (en) * 2021-01-04 2022-07-07 Evelyn Tejeda Headrest Suspension System
US11877661B2 (en) 2020-12-23 2024-01-23 Evelyn Tejeda Sling headrest

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008229247A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Tairiku:Kk
JP2015173694A (ja) * 2014-03-13 2015-10-05 健一 八木 あごハンモック
JP2016165462A (ja) * 2015-03-04 2016-09-15 ひろみ 坂本 吊り枕
WO2017150442A1 (ja) * 2015-03-04 2017-09-08 坂本ひろみ 吊り枕
US11202522B2 (en) 2015-03-04 2021-12-21 Hiromi Sakamoto Suspension pillow
KR101834620B1 (ko) * 2015-12-10 2018-03-06 현재훈 두상 변형 예방용 베개
CN112450672A (zh) * 2020-11-16 2021-03-09 湖州高裕家居科技有限公司 一种高度可调节的枕头
CN112450672B (zh) * 2020-11-16 2023-09-22 湖州高裕家居科技有限公司 一种高度可调节的枕头
US11877661B2 (en) 2020-12-23 2024-01-23 Evelyn Tejeda Sling headrest
US20220211164A1 (en) * 2021-01-04 2022-07-07 Evelyn Tejeda Headrest Suspension System
US11672324B2 (en) * 2021-01-04 2023-06-13 Evelyn Tejeda Headrest suspension system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7117553B2 (en) Apparatuses for infant support and development
US6457195B1 (en) Head and neck support
US8286285B2 (en) Orthopedic support pillow
JP7248672B2 (ja) 首の痛みのためのヘッドレストクッションアセンブリ
WO2017150442A1 (ja) 吊り枕
US10314402B2 (en) Apparatus for head and neck support
JPS605304B2 (ja) ベツド
US6443879B1 (en) Healthy machine enabling a human body to hang upside down
JP2005323633A (ja) 吊りベルト式枕
JP2006311893A (ja)
US20210307520A1 (en) Adaptable Mattress for Prone and Side Positions
KR200421758Y1 (ko) 거꾸로 운동기기
US11051635B2 (en) Pillow for treating and preventing plagiocephaly
US3462777A (en) Mattress
JP2005224555A (ja) 頭部と全ての頚椎を支えるまくら
US20220211164A1 (en) Headrest Suspension System
JP3219589U (ja) 形状・高さ調節可能安眠枕
JP5721088B1 (ja)
JP2009119005A (ja) 吊り枕
KR20170034621A (ko) 영아용 흔들침대
JP3120988U (ja) 方形状収納形脚台
US20090113634A1 (en) Support apparatus
KR200360219Y1 (ko) 베개
CN215899267U (zh) 一种靠睡支架
JP3087374U (ja) 全身の仰向けと横向きに対応する全身用の枕付マット状シーツ