JP3219589U - 形状・高さ調節可能安眠枕 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造が簡単で、容易に高さを調節することでき、且つ、寝返りを打ったり横向きになって就寝者の姿勢が変化しても、高さ、形状が就寝者の姿態・姿勢に追従する形状・高さ調節可能安眠枕を提供する。
【解決手段】平板状基材11と、基材11の両側から起立する一対の起立部材12と、一対の起立部材12の一方から他方の起立部材12に張られた複数のベルト状弾性部材13a〜13hと、各ベルト状弾性部材13a〜13hの張力をそれぞれ調節する張力調節部14と、を備える。
【選択図】図1

Description

本考案は、使用者の後頭部形状及び頭部重さに応じて、形状・高さを容易に調節できる安眠枕に関する。
従来から様々な素材、形状の枕が使用されており、枕には適度な柔軟性及び通気性を有することが望まれる。古くは、竹や籐を編んだものがあり、その後は、布製の袋内にクッション材、例えば蕎麦殻、ポリウレタン・フォーム、木材チップ、羽毛等を充填したものが多用されている。近年では、健康ブームにより、安眠、血行促進、肩こり緩和等の目的のため、種々の枕が提案され、また、実用化されている。
しかしながら、頭頂部から後頭部、首、肩甲上部にかけてのラインは、人によって異なるため、万人に最適な形状の枕を大量生産することが困難であり、オーダーメードも行われている。
そこで、以下のように高さを調節することができる枕が種々提案されている。
例えば、3つの異なる直径の円筒状袋内に、杉及び/又は松のチップと、麦殻とを充填したものを並列に並べ、布で被覆した安眠枕が開示されている(特許文献1参照。)。
また、2枚の布を重ね、平行な縫い目によって得られる複数の細長い袋部に棒状のクッション材を挿入した高さ調節自在枕が開示されている(特許文献2参照。)。この枕は、曲げ伸ばしが自在であるので、2つ折りにしたり、ロール状に巻いたりすることにより、高さを調節することができる。
また、高さが同じ緩衝チューブを左右に1つずつ載置すると共に、高さが異なる2つの緩衝チューブを前後に載置して適宜高さを得る枕が開示されている(特許文献3参照。)。
また、頭部を載せる略平坦な枕部と、上面が湾曲した頸部載置台とを備えた枕が開示されている(特許文献4参照。)。この頸部載置台は、弾力性部材で構成されており、さらに楔型の切欠きを有するので、使用者の睡眠中の姿勢に応じて上面の傾きを適宜変更することができる。
さらに、台座部と、枕部と、支持杆及び可動管で構成され台座部及び枕部を接続する傾斜脚部とを備え、この脚部の可動管の上下動によって枕部の高さを調節する枕が開示されている(特許文献5参照。)。
一端側に湾曲部を有し、他端側にこれと同幅の平坦部を有する弾性心材において、湾曲部の凹部側の縁部に調節帯が縫い付けられた枕が開示されている(特許文献6参照。)。湾曲部の凹部側の縁部間を架橋する長さ調節帯の長さを調節することにより、湾曲部の曲率が変更され、枕全体の高さを調節することができる。
実開平7−161号公報 実開平7―1863号公報 実開平7−222663号公報 特開平9−84676号公報 実用新案登録第3028682号公報 実用新案登録第3049222号公報
特許文献1、3では、高さを変更する場合、直径が異なる筒状体又は緩衝チューブに交換するので、それらを予め製造しておく必要があるという問題がある。
また、特許文献2では、高さを自由に変更することができるが、複数の棒状クッションで頭部及び頸部を支えるので、部分的に枕と接し違和感を感じることがある。
特許文献4の枕は、構造が複雑であるので、製造コストが比較的高いという難点がある。
さらに、特許文献5の枕は、重心が高く、布団等の柔らかいものに対する安定性に欠ける。
特許文献6の枕は、弾性心材の湾曲部の曲率を変更することで高さが調節されるので、高く調節する必要がある人の場合、頭頂部付近のみが枕で支持され、後頭部付近は支持されないことが生じ、安定性に欠ける。
また、枕使用の際、就寝者の身体は仰臥、横臥或いは俯せなど、様々な状態をとり、決して一つの形・姿勢で行儀よく寝るということはない。したがって、就寝時に上記従来の枕の高さを調節し、身体と頭部の関係を最も快適な状態になるようにして眠りについても、寝返りを打ったり、上向きから横向きになったりした途端、折角の前記快適状態は解消されて頭部、頸部、肩部などに無理を生じ、安眠が阻害されるばかりでなく、寝ている間に逆に筋違いとか肩凝りの原因ともなる場合がある。
本考案は、係る事情に鑑みてなされたものであり、構造が簡単で、容易に高さを調節することでき、且つ、寝返りを打ったり上向きから横向きになったりして就寝者の姿勢が変化しても、高さ、形状が就寝者の姿態・姿勢に追従する枕を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するためになされた本考案に係る枕は、平板状基材と、前記平板状基材の両側から起立する一対の起立部材と、一方の前記起立部材のから他方の前記起立部材に張られた複数のベルト状弾性部材と、各前記ベルト状弾性部材の張力を調節する張力調節部と、を備える形状・高さ調節可能安眠枕である。
ベルト状弾性部材の張力を調節する張力調節部を備えているので、個人差に応じて枕の高さを調節することができる。また、就寝者の頭部は、複数のベルト状弾性部材で支えられているだけであるので、就寝者の姿勢が変化しても、高さ、形状が就寝者の姿態・姿勢に追従する。
図1は、実施形態1に係る枕の斜視図である。 図2は、実施形態1に係る枕の側方視図である。
本考案の実施形態を図面を参照して説明する。
(実施形態1)本実施形態の形状・高さ調節可能安眠枕1は、図1、図2に示すように、平板状基材11と、平板状基材11の両側から起立する左右一対の起立部材12と、一方の起立部材12のから他方の起立部材12に張られた複数のベルト状弾性部材13a〜13fと、ベルト状弾性部材13a〜13fの張力を調節する張力調節部14と、を備えている。なお、形状・高さ調節可能安眠枕1は、織物・編物製の枕カバーを備えているが、図1、図2は枕カバーを外した状態の枕を示している。また、形状・高さ調節可能安眠枕1の長手方向が左右方向と一致する。
平板状基材11を、繊維強化プラスチック(FRP)で構成すると、柔軟で、ベルト状弾性部材13とも馴染みやすいが、これに限定されるものではなく、ベークライトや軽合金製でも木製でもよい。
起立部材12は、例えば、プラスチック或いはベークライト製の略1/4楕円状平板である。なお、本実施形態の起立部材12は、略1/4楕円状平板であるが、矩形状平板でもよい。
ベルト状弾性部材13a〜13fは、天然ゴム製より人工ゴム(イソプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、ウレタンゴム、他)製が好ましい。また、人工ゴムシートよりも人工ゴム紐を編んでシート状にしたものが好ましい。後述する張力調整部14のための螺子が通る穴が広がり難いからである。
張力調節部14は、螺子14aと起立部材12の縁部にあけられた螺子穴14b1と縁部から遠ざかる位置にあけられた螺子穴14b2とからなる。図1、図2では、螺子14aが縁部の螺子穴14b1に螺合している。螺子14aを縁部から遠ざかる位置にあけられた螺子穴14b2に螺合するようにすれば、ベルト状弾性部材13の張力を増大させることができる。
枕の高さは、ベルト状弾性部材13の張力及び長さ並びにベルト状弾性部材13にかかる荷重(頭部の重さ、姿勢によって変化する)に依存する。
なお、平板状基材11と一対の起立部材12とが一体に成形された一体成型品であってもよいし、平板状基材11に対して別体としての一対の起立部材12を後付で固定したものであってもよい。
以下に、張力増大の実験結果の一例を示す。
枕1の幅(長手方向の長さ)Wが510mmで、螺子14aの螺子穴14b1、14b2が上下に15mm離間しているとき、上端のベルト状弾性部材13a以外を取り外して実験を行った。
ベルト状弾性部材13aが人工ゴム編物シートである自転車用ロープ(YOMODA製DA−02、厚さ:2mm、幅:10mm、長さ:510mm)の場合と、ベルト状弾性部材13aが自転車チューブから切り出された人工ゴムシート(ブチルゴム、厚さ:1.2mm、幅:19.5mm、長さ:510mm)の場合について実験を行った。
ベルト状弾性部材13aの中央付近に685gの荷重を加えたときの伸び代を測定した結果を表1に示す。伸び代は、荷重が加えられて伸びた状態のベルト状弾性部材13aの長さから荷重を加える前のベルト状弾性部材13aの長さを差し引いた値である。
Figure 0003219589
表1から以下のことがわかる。ベルト状弾性部材13aが自転車用ロープ(YOMODA製DA−02、厚さ:2mm、幅:10mm、長さ:510mm)の場合、螺子穴位置が左右共上の場合、伸び代が72mmであるのに対して、螺子穴位置が左右共下の場合、伸び代が69mmと短くなっており、螺子穴位置によってベルト状弾性部材13aの張力が調節されることがわかる。同様に、ベルト状弾性部材13aが人工ゴムシート(ブチルゴム、厚さ:1.2mm、幅:19.5mm、長さ:510mm)の場合、螺子穴位置が左右共上の場合、伸び代が40mmであるのに対して、螺子穴位置が左右共下の場合、伸び代が37mmと短くなっており、螺子穴位置によってベルト状弾性部材13aの張力が調節されることがわかる。
また、自転車用ロープは、人工ゴムシートより約2倍伸び代が大きいことがわかる。これから、大きく沈み込む(枕の高さが小になる)ことを好まない人の場合は、ベルト状弾性部材13aを人工ゴムシートにすればよいことがわかる。逆に、大きく沈み込む(枕の高さが小になる)ことを好む人の場合は、ベルト状弾性部材13aを人工ゴム編物シートである自転車用ロープにすればよい。
なお、伸び代は、ベルト状弾性部材13aの材質、厚さ、幅によっても変化するので、枕使用者の好みの高さになるように、設計することができる。
本実施形態のベルト状弾性部材13a〜13fは、人工ゴム編物シートで、幅10mm、厚さ2mm、長さ510mmであるが、伸び代がベルト状弾性部材13aの材質、厚さ、幅によっても変化するので、枕使用者の好みの高さになるように、設計すればよい。
また、本実施形態の張力調節部14の螺子穴は、ベルト状弾性部材13a〜13fが伸びる方向に並ぶ14b1、14b2の2個であるが、これに限らない。3個以上でもよい。
変形態様の形状・高さ調節可能安眠枕は、張力調節部が起立部材12の頂部とベルト状弾性部材13a〜13fの下面との間に介挿されるスペーサである。厚さの異なるスペーサを介挿することで、ベルト状弾性部材13a〜13fの張力を調節することができる。
別の変形態様の形状・高さ調節可能安眠枕は、張力調節部14の螺子14aをフックに変更し、螺子穴14b1を螺子穴と該螺子に螺合した螺子に変更して成る。フックを螺子に係合することにより容易にベルト状弾性部材13の張力を調節することができる。
(実施形態2)本実施形態の形状・高さ調節可能安眠枕は、実施形態1の形状・高さ調節可能安眠枕に保冷剤を付加したものである。すなわち、本実施形態の形状・高さ調節可能安眠枕は、実施形態1の形状・高さ調節可能安眠枕の平板状基材11の上に保冷剤を載置して成る。保冷剤は、袋詰めされた氷でもよいが、冷蔵庫で冷やされた保冷剤が好適である。
本実施形態の形状・高さ調節可能安眠枕は、保冷剤を備えているので、頭寒作用があり、安眠することができる。
保冷剤の代わりアロマオイルを含浸させた布などを載置してもよい。より一層安眠することができる。
上記のように、いくつかの実施形態が具体的に本明細書で説明されたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱すること無く、多数の変形を加えることができる。
1・・・・・・・形状・高さ調節可能枕
11・・・・・・平板状基材
12・・・・・・起立部材
13・・・・・・ベルト状弾性部材
14・・・・・・張力調節部

Claims (2)

  1. 平板状基材と、
    前記平板状基材の両側から起立する一対の起立部材と、
    一方の前記起立部材から他方の前記起立部材に張られた複数のベルト状弾性部材と、
    各前記ベルト状弾性部材の張力をそれぞれ調節する張力調節部と、を備える形状・高さ調節可能安眠枕。
  2. 前記ベルト状弾性部材と前記平板状基材との間に保冷剤を備える請求項1に記載の形状・高さ調節可能安眠枕。
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